JP2004214417A - 荷電粒子ビーム描画装置の縮小率測定方法、荷電粒子ビーム描画装置のステージ位相測定方法、荷電粒子ビーム描画装置の制御方法、及び荷電粒子ビーム描画装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置の縮小率測定方法、荷電粒子ビーム描画装置のステージ位相測定方法、荷電粒子ビーム描画装置の制御方法、及び荷電粒子ビーム描画装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子ビーム描画装置の対物レンズ系の縮小率を精度良く求める。
【解決手段】固定されたマスク6に設けられた開口部22を位置Aに移動させ、位置Aの開口部で成形された電子ビームの試料面上位置aを測定する。そして、次に開口部22を位置Bに移動させ、位置Bの開口部で成形された電子ビームの試料面上位置bを測定する。位置a−b間の距離と位置A−B間の距離との比から対物レンズ系の縮小率を求める。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は荷電粒子ビームを用いたリソグラフィ技術に係わり、特に荷電粒子ビーム描画装置の試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を測定する荷電粒子ビーム描画装置のステージ位相測定方法、マスクの試料面上への縮小率を測定する荷電粒子ビーム描画装置の縮小率測定方法、測定された位相及び縮小率に応じて制御を行う荷電粒子ビーム描画装置の制御方法、並びに荷電粒子ビーム描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の微細化に伴い、パターンの描画に荷電粒子ビーム描画装置が検討されている。
マスクパターンを試料上に縮小転写するために縮小レンズと対物レンズが用いられる。これらのレンズによりマスクパターンが縮小されるとともにパターンが磁場により回転するので試料面上に転写されるパターンの位相は、縮小率の偏向と同時に変化する。装置の設計は、回転と縮小の両方を考慮して行われ、目的の縮小率で目的の回転が行われるように設計される。しかしながら実際には装置の設計誤差、製作誤差により目的の縮小率と目的の回転が同時に存在する条件は得られない。縮小率とパターンの回転角度を測定する技術が、例えば特許文献1に開示されている。
【0003】
パターンの回転ずれについては、マスクを載せている回転ステージにより補正可能であるが、マスクステージXの移動方向とマスクステージYの移動方向を補正する手段が無いため、試料ステージ座標系に対してマスクステージ座標系の系位相はずれたままになる。
【0004】
マスクステージ座標系は組立誤差、設計誤差、レンズ系調整誤差のために試料ステージ座標系に対して誤差を持っていて、それを調整する手段は通常もたない。XYマスクステージの位相を調整するたにはXYマスクステージをもう一つのθステージに取り付けなければならないが、複雑な構成になるとともに電子光学鏡筒の空いている空間が少ないため実装が困難である。目的のマスクパターンをマスクステージでビーム近傍に移動する場合、この誤差がゼロであるならば、移動位置はパターン設計値で決定できるが、これらの誤差によってパターンの正確な位置がわからないために正確な移動ができないという問題が発生している。
【0005】
縮小率の測定方法については、マスクに設けた2つの開口部の設計距離Dと、その開口部で成形されたそれぞれのビーム試料面位置の距離dを用いて縮小率M=d/Dとして求めていた。しかし、開口部の製作誤差と、たわみなどのマスクの取り付け誤差が計算結果に影響を及ぼしてしまう。製作誤差が50nm、開口部の距離が500μmの場合、0.01%(50nm/500μm×100)の誤差が生じてしまう。この縮小率を用いて300μmのマスクパターンをスキャン描画すると300μmx0.01%=30nmという大きな描画寸法誤差あるいは位置誤差が発生してしまうという問題がある。
【0006】
さらに、縮小率の測定誤差の問題、試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を測定する方法が無いために、正確なパターンを試料に描画することが出来ないと言う問題がある。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−22349号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、荷電粒子ビーム描画装置の試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を測定する方法が提案されてなく、マスクステージを正確に動かすことが難しいという問題がある。
【0009】
また、荷電粒子ビーム描画装置の対物レンズ系の縮小率の誤差が大きく、描画寸法誤差あるいは位置誤差が発生するという問題がある。
【0010】
また、縮小率の測定誤差が大きく、且つ試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を測定する方法が無いために、正確な正確なパターンを試料に描画することが出来ないと言う問題がある。
【0011】
本発明の目的は、荷電粒子ビーム描画装置の試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を測定し、マスクステージを正確に動かし得る荷電粒子ビーム描画装置のステージ位相測定方法及び荷電粒子ビーム描画装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の別の目的は、荷電粒子ビーム描画装置の対物レンズ系の縮小率の誤差を減少させ、描画寸法誤差あるいは位置誤差の発生を抑制し得る荷電粒子ビーム描画装置の縮小率測定方法及び荷電粒子ビーム描画装置を提供することにある。
【0013】
又さらなる本発明の別の目的は、荷電粒子ビーム描画装置の試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相測定、荷電粒子ビーム描画装置の対物レンズ系の縮小率の測定誤差を減少させ、試料に正確なパターンを形成し得る荷電粒子ビームの制御方法及び荷電粒子ビーム描画装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために以下のように構成されている。
【0015】
(1)本発明の一例に係わる荷電粒子ビーム描画装置の縮小率測定方法は、荷電粒子ビーム描画装置のマスクステージに載置されたマスクの開口部が第1の開口位置に位置する状態で、前記マスクステージの第1のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、前記第1の開口位置に位置する開口部で成形され、対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第1の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、前記開口部の位置を前記第1の開口位置と異なる前記第2の開口位置に移動させ、前記マスクステージの第2のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、前記第2の開口位置にある前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して前記試料面上に照射された荷電粒子ビームの第2の照射位置を前記試料ステージ座標系で測定するステップと、前記第1及び第2のステージ位置、及び第1及び第2の照射位置から前記対物レンズ系の縮小率を算出するステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
さらに、上記荷電粒子ビーム描画装置の縮小率調整方法を用いて測定された縮小率に応じて、前記対物レンズ系の縮小率を調整する。
前記対物レンズ系の縮小率の算出は、前記第1及び第2のステージ位置から第1の開口位置と第2の開口位置との距離を求めるステップと、第1の照射位置と2の照射位置との距離を求めるステップと、二つの距離の比を求めるステップとを含む。
前記荷電粒子ビームの試料面上の照射位置は、マークスキャン方法で測定する。
【0017】
(2)本発明の一例に係わる荷電粒子ビーム描画装置のステージ位相測定方法は、荷電粒子ビーム描画装置のマスクステージに載置されたマスクで成形され、対物光学系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームのパターンの回転角度を測定するステップと、前記測定された回転角度に応じて前記マスクを回転させ前記パターンの回転を補正するステップと、前記補正後、前記マスクの開口部が第1の開口位置に位置する状態で、前記マスクステージの第1のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、前記第1の開口位置に位置する開口部で成形され、対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第1の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、前記開口部の位置を前記第1の開口位置と異なる前記第2の開口位置に移動させ、前記マスクステージの第2のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、前記第2の開口位置にある前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して前記試料面上に照射された荷電粒子ビームの第2の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、前記第1及び第2のステージ位置と前記第1及び第2の照射位置とから前記試料ステージ座標系と前記マスクステージ座標系との位相差を算出するステップとを特徴とする。
【0018】
上記荷電粒子ビーム描画装置のステージ位相測定方法を用いて測定された位相に基づいた補正により前記マスクステージステップを移動させる。
前記位相差の算出は、前記第1及び第2のステージ位置から前記マスクステージ座標系のX軸と第1及び第2の開口位置を結ぶ線分との位相差を求めるステップと、前記試料ステージ座標系のX軸と第1及び第2の照射位置を結ぶ線分との位相差を求めるステップと、求められた二つの位相から前記試料ステージ座標系に対する前記マスクステージ座標系の位相差を求めるステップとを含む。
前記荷電粒子ビームの試料面上の照射位置は、マークスキャン方法で測定する。
【0019】
(3)本発明の一例に係わる荷電粒子ビーム描画装置の制御方法は、荷電粒子ビーム描画装置のマスクステージに載置されたマスクの開口部が第1の開口位置に位置する状態で、前記マスクステージの第1のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、前記第1の開口位置に位置する開口部で成形され、対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第1の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、前記第1の開口位置にある前記開口部で成形され、対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第1の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、前記開口部の位置を前記第1の開口位置と異なる前記第2の開口位置に移動させ、前記マスクステージの第2のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、前記第2の開口位置に位置する前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して試前記料面上に照射された荷電粒子ビームの第2の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、第1及び第2のステージ位置及び第1及び第2の照射位置から前記対物レンズ系の縮小率を求めるステップと、求められた縮小率に応じて、対物レンズ系の縮小率を調整するステップと、前記縮小率の調整後、前記マスクで成形され、対物光学系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームのパターンの回転角度を測定するステップと、前記測定された回転角度に応じて前記マスクを回転させ前記パターンの回転を補正するステップと、前記補正後、前記マスクの開口部が第3の開口位置に位置する状態で、前記マスクステージの第3のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、第3の開口位置に位置する前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第3の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、前記開口部の位置を前記第3の開口位置と異なる前記第4の開口位置に移動させ、前記マスクステージの第4のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、前記第4の開口位置に位置する前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して前記試料面上に照射された荷電粒子ビームの第4の照射位置を前記試料ステージ座標系で測定するステップと、第3及び第4のステージ位置と第3及び第4の照射位置とから前記試料ステージ座標系と前記マスクステージ座標系との位相差を求めるステップと、前記位相差に基づいた補正により前記マスクステージステップを移動させるステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
対物レンズ系の縮小率の算出は、前記第1及び第2のステージ位置から第1の開口位置と第2の開口位置との距離求めるステップと、第1の照射位置と第2の照射位置との距離を求めるステップと、二つの距離の比を求めるステップとを含む。
前記位相を求めるステップは、前記第3及び第4のステージ位置から前記マスクステージ座標系のX軸と二つの開口位置を結ぶ線分との位相差を求めるステップと、前記試料ステージ座標系のX軸と二つの照射位置を結ぶ線分との位相差を求めるステップと、求められた二つの位相から前記試料ステージ座標系に対する前記マスクステージ座標系の位相差を求めるステップとを含む。
前記荷電粒子ビームの試料面上の照射位置は、マークスキャン方法で測定する。
【0021】
(4)本発明の一例に係わる荷電粒子ビーム描画装置は、荷電粒子ビームを照射する手段と、開口を有するマスクが載置され、該マスクをマスクステージ座標系のXY方向に移動させるXYマスクステージと、前記XYマスクステージの位置を前記マスクステージ座標系で測定する手段と、前記荷電粒子ビームを偏向し、マスク面上の前記荷電粒子ビームの位置を変える偏向器と、前記マスクで成形された荷電粒子ビームのパターンを縮小させて、試料に照射する対物レンズ系と、前記試料が載置され、該試料を試料ステージ座標系のXY方向に移動させる試料ステージと、前記荷電粒子ビームを偏向し、試料面上の前記荷電粒子ビームの位置を変える対物偏向器と、前記試料面上の前記荷電粒子ビームの照射位置を前記試料ステージ系で測定する手段と、前記XYマスクステージを駆動して前記マスクの開口部を異なる2カ所の開口位置に移動させ、それぞれの開口位置で測定されたXYマスクステージと、それぞれの前記開口位置の前記開口部で成形された荷電粒子ビームの試料面上の位置とから前記対物レンズ系の縮小率を測定する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0022】
前記マスクをマスクステージ座標系のXY面内で回転させるθマスクステージと、前記対物レンズ系での前記荷電粒子ビームのパターンの回転角度を測定する手段と、測定された回転角度に応じて前記θマスクステージを駆動する手段と、前記XYマスクステージを駆動して前記マスクの開口部を異なる2カ所の開口位置に移動させ、それぞれの開口位置で測定されたXYマスクステージの位置と、それぞれの前記開口位置の前記開口部で成形された荷電粒子ビームの試料面上の位置とから前記試料ステージ座標系と前記マスクステージ座標系との位相差を測定する手段と、測定された位相差に応じて前記XYマスクステージ及びθマスクステージを駆動する手段とをさらに具備してなる。
【0023】
(5)本発明の一例に係わる荷電粒子ビーム描画装置は、荷電粒子ビームを照射する手段と、開口を有するマスクが載置され、該マスクをマスクステージ座標系のXY方向に移動させるXYマスクステージと、前記マスクを前記マスクステージ座標系のXY面内で回転させるθマスクステージと、前記開口の位置を前記マスクステージ座標系で測定する手段と、前記荷電粒子ビームを偏向し、マスク面上の前記荷電粒子ビームの位置を変える偏向器と、前記マスクで成形された荷電粒子ビームのパターンを縮小させて、試料に照射する対物レンズ系と、前記試料が載置され、該試料を試料ステージ座標系のXY方向に移動させる試料ステージと、前記荷電粒子ビームを偏向し、試料面上の前記荷電粒子ビームの位置を変える対物偏向器と、前記試料面上の前記荷電粒子ビームの照射位置を前記試料ステージ系で測定する手段と、前記対物レンズ系での前記荷電粒子ビームのパターンの回転角度を測定する手段と、測定された回転角度に応じて、前記θマスクステージを駆動する手段と、前記XYマスクステージを駆動して前記マスクの開口部を異なる2カ所の開口位置に移動させ、それぞれの開口位置で測定されたXYマスクステージ位置と、それぞれの前記開口位置の前記開口部で成形された荷電粒子ビームの試料面上の位置とから前記試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を測定する手段と、測定された位相に応じて前記XYマスクステージ及びθマスクステージを駆動する手段とを具備してなることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態にかかわる電子ビーム描画装置を示す概略構成図である。電子銃1から放出されたビームは、照明レンズ2,投影レンズ19、縮小レンズ(対物レンズ系)8により結像されて、最後は対物レンズ(対物レンズ系)9の主面に結像される。第1成形アパーチャ4の像はマスク6上に結像され、縮小レンズ8と対物レンズ9で試料面に成形像が結像される。
【0026】
第1成形アパーチャ4には開口部21が設けられている。開口部21の寸法形状は、例えば一辺80μmの矩形である。電子銃1から放出された電子ビームはブランキング偏向器3によって偏向することができ、成形アパーチャ4上のビーム位置を変えることができる。
【0027】
図2に示すように、マスク6はθステージ20の上に取り付けられており、θステージ20はXステージ14とYステージ15に取り付けられていてマスク6を移動させることができる。Xステージ14とYステージ15により、マスク6はマスクステージ座標系でXY方向に移動する。Xステージ14とYステージ15の位置はレーザ位置測長器(レーザ干渉計)31によって位置管理されている。図2に示すように、マスク6には開口部22が設けられている。CPU34は、記憶媒体35に格納されたプログラムに基づいてレーザ位置測長器31の測定結果から開口部22の位置を求める。開口部22の寸法形状は、マスク6上での第1成形アパーチャ像寸法よりも小さい。開口部22の寸法形状は、例えば一辺40μmの矩形である。第1成形アパーチャ開口部21で成形された電子ビームは成形偏向器5によって偏向することができ、マスク6上のビーム位置を変えることができる。対物レンズ9を通過したビームは対物偏向器18によって偏向することができる。マーク台10はXY試料ステージ11に取り付けられていて、試料ステージ座標系でXY方向に移動することが可能である。XY試料ステージ11の位置は、レーザ位置測長器(レーザ干渉計)32によって位置管理される。図3に示すように、マーク台10に設けられた十字マーク17は下地24と異なるビーム反射をする材質で作られている。例えば下地24はシリコン、マーク17は金、タングステンなどの材質である。偏向器18によってマーク台10上のビーム位置を変えることができる。ビーム検出器23は、マーク台10からの反射電子、2次電子を検出する。
【0028】
そして、マーク17を光軸位置に移動し、対物偏向器18で電子ビームをマーク17上に走査し、ビーム検出器23で検出した信号をマーク信号処理器33に取り込んで算出したマークと電子ビーム間の距離と、レーザ位置測長器32のステージ位置測定値とから電子ビームの照射位置を検出する機能が設けられている。これは、CPU34が記憶媒体35に格納されたプログラムに基づいて行う。なお、図1において符号7は対物アパーチャ、符号12はレンズ結像系、符号13は成形像結像系である。
【0029】
次に本実施形態のマスクステージ位相測定方法と対物レンズ系の縮小率測定方法について図4,5を用いて説明する。マスクステージ位相測定と対物レンズ系の縮小率測定は、CPU34が記憶媒体35に格納されたプログラムに基づいて行う。また、測定結果に応じたX,Y,θマスクステージ14,15,20の制御は、CPU34が記憶媒体35に格納されたプログラムに基づいて行う。
【0030】
なお、マスクステージ位相を測定する場合、予め縮小レンズ8、対物レンズ9によるマスクパターンの回転角度θmpを測定する。測定結果に基づいてθステージ20を駆動し、マスクパターンが試料面上で回転していない状態にしておく。マスクパターンの回転角度θmpの測定方法は、例えば特開平7−22349号公報に記載されている。縮小率だけを求める場合には、回転角度θmpの測定は不要である。
【0031】
マスク6上の開口部22を成形偏向器で偏向可能な位置Aに移動させる。開口部22の位置Aは、レーザ測長器によってマスクステージ座標系でXマスクステージ14及びYマスクステージの位置が測定され、その測定結果から測定される。第1成形アパーチャ開口部21で成形された電子ビームを成形偏向器5で偏向してマスク上の開口部22に偏向する。電子ビームは開口部22を全部覆う図4(a)のような位置に偏向する。開口部22で成形された電子ビームは試料面上の図4(b)の位置aにくる。ビームの位置aはマークスキャン方法によって試料ステージ座標系で測定する。マークスキャン方法については、文献(S. Nishimura: Jpn. J. Appl. Phys. Vol. 36(1997) pp. 7517−7522: Evaluation of Shaping Gain Adjustment Accuracy Using Atomic Force Microscope in Variably Shaped Electron−Beam Writing Systems)または、特開平10−270337で述べられているような方法を用いる。
【0032】
次に、マスク6の開口部22を位置B(図4(a))に移動させる。Xマスクステージ14及びYマスクステージの位置をレーザ測長器によってマスクステージ座標系で測定し、その測定結果から位置Bが求められる。電子ビームを成形偏向器で位置Bの開口部22に偏向する。開口部22で成形されたビームは試料面上の位置b(図4(b))に照射される。ビームの位置bは上述同様マークスキャン方法によって試料ステージ座標系で測定する。なお、二つの位置に対する電子ビームを照射は、縮小レンズ8、対物レンズ9、対物偏向器18の設定を偏向しないで行う。
【0033】
ここで、マスク6上の開口部の位置Aと位置Bとの距離をLとし、それぞれの試料面上のビーム位置aと位置bの距離をlとすると、縮小率η=l/Lで表すことができる。
【0034】
また、位置Aと位置Bを結ぶ線分とマスクステージ座標系のXm軸との位相差をθ1とし、位置aと位置bを結ぶ線分と試料ステージ座標系のX軸との位相差をθ2とすると、試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相θがθ2−θ1で表すことができる(図5)。
【0035】
位相差θ1,θ2は、Xm軸,X軸を基準にして求めた。しかし、位相差θ1,θ2は、Ym軸,Y軸を基準にして求めてもよい。また、位相差θ1,θ2は、それぞれの座標系で傾きが同じ直線を基準にして求めても良い。また、上述した説明では、開口位置A,Bをそれぞれ求めるとした。開口部が開口位置A,Bにある状態で、Xマスクステージ14及びYマスクステージ15の位置をレーザ測長器によって測定するだけでも良い。それぞれの開口位置でのXマスクステージ14及びYマスクステージ15から二つの開口位置の位置関係を知ることが出来、位置関係から距離、位相差を求めることができる。
【0036】
Xマスクステージ14及びYマスクステージ15の位置は精度良く求めることが可能である。本実施形態の場合、レーザ測長器によるXマスクステージ14及びYマスクステージ15の位置測定から測定されるために、1nm以下の測定精度(最近実際に使用している測長器の精度)である。よって、位置Aと位置Bの距離Lの測定精度も1nm以下となる。距離Lが500μmの場合、従来方法の誤差50nmに対し、本発明では1nmの精度での測定が可能であるため、縮小率測定誤差は0.0002%(1nm/500μm×100)である。よって、マスク上で300μmのパターンを描画する場合、300μmx0.0002×0.01=0.6nmの線幅精度あるいは位置精度が可能となる。
【0037】
照射位置aと照射位置bの測定精度を1nm(最近の描画装置の測定精度)とし、距離を50μmとすると、位相の測定誤差は1/50000rad=0.02mradとなる。マスクステージの移動量を100mmとした場合、両端でのずれは、2μm(100mmx0.02/1000)と非常に小さい値となる。したがって、マスク6上のパターンの位置移動精度が2μmと優れた値になる。さらに、ずれた位相を補正してマスクステージを移動させることにより、マスクステージを移動させながら描画を行う場合に、成形偏向のYの全偏向範囲を有効にスキャン幅として活用できるようになる。
【0038】
次に、上述した縮小率測定、ステージ位相測定を組み合わせた、荷電粒子ビーム描画装置の制御方法について図6を用いて説明する。
上述した方法を用いて、縮小率ηを測定する(ステップS101)。次いで、測定された縮小率ηと目的の縮小率η0とを比較する(ステップS102)。η=η0ではない場合、目的の縮小率が得られるようにレンズ系を調整する(ステップS103)。測定された縮小率ηがη0になったら、次のステップS104に移行する。なお、求められた縮小率が、許容誤差以内になったら次のステップS104に移行しても良い。
【0039】
公知の手法を用いて、マスクで成形され対物レンズ系を通過した電子ビームのパターンの回転角度θmpを測定する(ステップS104)。回転角θmpの測定は、マスクステージ座標系と試料ステージ座標系との位相差に依存しない手法を用いる。回転角度θmpに応じてθステージ20を駆動し、パターンの回転を補正する(ステップS105)。
【0040】
次いで、前述した方法を用いてマスクステージ座標系に対する試料ステージ座標系の位相θを測定する(ステップS106)。
【0041】
マスクステージを移動させる際、位相θに応じて補正して移動させる(ステップS107)。マスクパターン座標系を(Xm,Ym)、マスクステージ座標(X,Y)とすると、以下の関係でマスクステージを動作させることによりマスクステージの動きを試料ステージの位相に一致させることができる。
【0042】
ΔX=ΔXm×cosθ+ΔYm×sinθ
ΔY=ΔYm×cosθ−ΔXm×sinθ
この関係でXYマスクステージを移動補正を行うことにより正確な位置にマスクを移動させることができる。そして、縮小率の調整、パターンの回転角度の補正、位相θに基づくマスクステージの移動補正を行うことにより、試料に正確なパターンを描画することができる。
【0043】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、電子ビーム描画装置を例にとり説明したが、イオンビーム描画装置に適用することもできる。また、ステージ位置はレーザ干渉計により測定したが、これに限らず、ステージ座標を高精度に定めることのできるものであればよい。
【0044】
また、電子ビームの照射位置の測定はマークスキャン方法に限らない。例えば、図7に示すように、スキャン範囲よりも小さい寸法のマークM上を電子ビームでスキャンして面画像の重心を求めてビーム位置を測定する方法がある。マークMの形状は図7に示すように任意の形状でよい。このマークMより大きな範囲Rをビームスキャンして面画像データを得る。その面画像データの重心を求めることによってビーム位置が得られる。その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、荷電粒子ビーム描画装置の試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を測定し、マスクステージを正確に動かすことができる。
また、荷電粒子ビーム描画装置の対物レンズ系の縮小率の誤差を減少させ、描画寸法誤差あるいは位置誤差の発生を抑制し得る。
また、荷電粒子ビーム描画装置の試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相測定、荷電粒子ビーム描画装置の対物レンズ系の縮小率の誤差を減少させ、試料に正確なパターンを形成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかわる電子ビーム描画装置を示す概略構成図。
【図2】図1に示す電子ビーム描画装置の一部を詳細に示す図。
【図3】図1に示す電子ビーム描画装置のマーク台の構成を示す平面図。
【図4】マスクステージ位相測定方法と対物レンズ系の縮小率測定方法の説明に用いる図。
【図5】試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を示す図。
【図6】荷電粒子ビーム描画装置の制御方法を示すフローチャート。
【図7】電子ビームの照射位置の測定方法の説明に用いる図。
【符号の説明】
1…電子銃,2…照明レンズ,3…ブランキング偏向器,4…成形アパーチャ,5…成形偏向器,6…マスク,7…対物アパーチャ,8…縮小レンズ,9…対物レンズ,10…マーク台,11…XY試料ステージ,12…レンズ結像系,13…成形像結像系,14…Xステージ,15…Yステージ,17…十字マーク,18…対物偏向器,19…投影レンズ,20…θステージ,21…開口部,22…開口部,23…ビーム検出器,31…レーザ位置測長器,32…レーザ位置測長器,33…マーク信号処理器,34…CPU
35…記憶媒体

Claims (8)

  1. 荷電粒子ビーム描画装置のマスクステージに載置されたマスクの開口部が第1の開口位置に位置する状態で、前記マスクステージの第1のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、
    前記第1の開口位置に位置する開口部で成形され、対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第1の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、
    前記開口部の位置を前記第1の開口位置と異なる前記第2の開口位置に移動させ、前記マスクステージの第2のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、
    前記第2の開口位置にある前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して前記試料面上に照射された荷電粒子ビームの第2の照射位置を前記試料ステージ座標系で測定するステップと、
    前記第1及び第2のステージ位置、及び第1及び第2の照射位置から前記対物レンズ系の縮小率を算出するステップとを含むことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の縮小率測定方法。
  2. 請求項1に記された荷電粒子ビーム描画装置の縮小率調整方法を用いて測定された縮小率に応じて、前記対物レンズ系の縮小率を調整することを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  3. 荷電粒子ビーム描画装置のマスクステージに載置されたマスクで成形され、対物光学系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームのパターンの回転角度を測定するステップと、
    前記測定された回転角度に応じて前記マスクを回転させ前記パターンの回転を補正するステップと、
    前記補正後、前記マスクの開口部が第1の開口位置に位置する状態で、前記マスクステージの第1のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、
    前記第1の開口位置に位置する開口部で成形され、対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第1の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、
    前記開口部の位置を前記第1の開口位置と異なる前記第2の開口位置に移動させ、前記マスクステージの第2のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、
    前記第2の開口位置にある前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して前記試料面上に照射された荷電粒子ビームの第2の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、
    前記第1及び第2のステージ位置と前記第1及び第2の照射位置とから前記試料ステージ座標系と前記マスクステージ座標系との位相差を算出するステップとを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置のステージ位相測定方法。
  4. 請求項3に記載された荷電粒子ビーム描画装置のステージ位相測定方法を用いて測定された位相に基づいた補正により前記マスクステージステップを移動させることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  5. 荷電粒子ビーム描画装置のマスクステージに載置されたマスクの開口部が第1の開口位置に位置する状態で、前記マスクステージの第1のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、
    前記第1の開口位置に位置する開口部で成形され、対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第1の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、
    前記第1の開口位置にある前記開口部で成形され、対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第1の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、
    前記開口部の位置を前記第1の開口位置と異なる前記第2の開口位置に移動させ、前記マスクステージの第2のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、
    前記第2の開口位置に位置する前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して試前記料面上に照射された荷電粒子ビームの第2の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、
    第1及び第2のステージ位置及び第1及び第2の照射位置から前記対物レンズ系の縮小率を求めるステップと、
    求められた縮小率に応じて、対物レンズ系の縮小率を調整するステップと、
    前記縮小率の調整後、前記マスクで成形され、対物光学系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームのパターンの回転角度を測定するステップと、
    前記測定された回転角度に応じて前記マスクを回転させ前記パターンの回転を補正するステップと、
    前記補正後、前記マスクの開口部が第3の開口位置に位置する状態で、前記マスクステージの第3のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、
    第3の開口位置に位置する前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して試料面上に照射された荷電粒子ビームの第3の照射位置を試料ステージ座標系で測定するステップと、
    前記開口部の位置を前記第3の開口位置と異なる前記第4の開口位置に移動させ、前記マスクステージの第4のステージ位置をマスクステージ座標系で測定するステップと、
    前記第4の開口位置に位置する前記開口部で成形され、前記対物レンズ系を介して前記試料面上に照射された荷電粒子ビームの第4の照射位置を前記試料ステージ座標系で測定するステップと、
    第3及び第4のステージ位置と第3及び第4の照射位置とから前記試料ステージ座標系と前記マスクステージ座標系との位相差を求めるステップと、
    前記位相差に基づいた補正により前記マスクステージステップを移動させるステップとを含むことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置の制御方法。
  6. 荷電粒子ビームを照射する手段と、
    開口を有するマスクが載置され、該マスクをマスクステージ座標系のXY方向に移動させるXYマスクステージと、
    前記XYマスクステージの位置を前記マスクステージ座標系で測定する手段と、
    前記荷電粒子ビームを偏向し、マスク面上の前記荷電粒子ビームの位置を変える偏向器と、
    前記マスクで成形された荷電粒子ビームのパターンを縮小させて、試料に照射する対物レンズ系と、
    前記試料が載置され、該試料を試料ステージ座標系のXY方向に移動させる試料ステージと、
    前記荷電粒子ビームを偏向し、試料面上の前記荷電粒子ビームの位置を変える対物偏向器と、
    前記試料面上の前記荷電粒子ビームの照射位置を前記試料ステージ系で測定する手段と、
    前記XYマスクステージを駆動して前記マスクの開口部を異なる2カ所の開口位置に移動させ、それぞれの開口位置で測定されたXYマスクステージと、それぞれの前記開口位置の前記開口部で成形された荷電粒子ビームの試料面上の位置とから前記対物レンズ系の縮小率を測定する手段とを具備してなることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  7. 前記マスクをマスクステージ座標系のXY面内で回転させるθマスクステージと、
    前記対物レンズ系での前記荷電粒子ビームのパターンの回転角度を測定する手段と、
    測定された回転角度に応じて前記θマスクステージを駆動する手段と、
    前記XYマスクステージを駆動して前記マスクの開口部を異なる2カ所の開口位置に移動させ、それぞれの開口位置で測定されたXYマスクステージの位置と、それぞれの前記開口位置の前記開口部で成形された荷電粒子ビームの試料面上の位置とから前記試料ステージ座標系と前記マスクステージ座標系との位相差を測定する手段と、
    測定された位相差に応じて前記XYマスクステージ及びθマスクステージを駆動する手段と
    をさらに具備してなることを特徴とする請求項6に記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  8. 荷電粒子ビームを照射する手段と、
    開口を有するマスクが載置され、該マスクをマスクステージ座標系のXY方向に移動させるXYマスクステージと、
    前記マスクを前記マスクステージ座標系のXY面内で回転させるθマスクステージと、
    前記開口の位置を前記マスクステージ座標系で測定する手段と、
    前記荷電粒子ビームを偏向し、マスク面上の前記荷電粒子ビームの位置を変える偏向器と、
    前記マスクで成形された荷電粒子ビームのパターンを縮小させて、試料に照射する対物レンズ系と、
    前記試料が載置され、該試料を試料ステージ座標系のXY方向に移動させる試料ステージと、
    前記荷電粒子ビームを偏向し、試料面上の前記荷電粒子ビームの位置を変える対物偏向器と、
    前記試料面上の前記荷電粒子ビームの照射位置を前記試料ステージ系で測定する手段と、
    前記対物レンズ系での前記荷電粒子ビームのパターンの回転角度を測定する手段と、
    測定された回転角度に応じて、前記θマスクステージを駆動する手段と、
    前記XYマスクステージを駆動して前記マスクの開口部を異なる2カ所の開口位置に移動させ、それぞれの開口位置で測定されたXYマスクステージ位置と、それぞれの前記開口位置の前記開口部で成形された荷電粒子ビームの試料面上の位置とから前記試料ステージ座標系に対するマスクステージ座標系の位相を測定する手段と、
    測定された位相に応じて前記XYマスクステージ及びθマスクステージを駆動する手段と
    を具備してなることを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
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