JP2004186636A - 荷電粒子線の入射角度測定方法および偏向制御方法 - Google Patents

荷電粒子線の入射角度測定方法および偏向制御方法 Download PDF

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薫 小池
Takayuki Sasaki
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Abstract

【課題】荷電粒子線の入射角度を高精度に測定できる荷電粒子線の入射角度測定方法と、露光におけるパターン位置精度や寸法精度を高くできる荷電粒子の偏向制御方法を提供する。
【解決手段】薄膜と、薄膜に所定の傾斜角度で形成された複数の開口部2とを有するマスク1の一方の面に荷電粒子線4を照射する工程と、開口部2を通過した荷電粒子線の電流量を、マスク1の他方の面側に配置された被照射面3で検出する工程と、検出された電流量が最大となる位置Iで、開口部の傾斜角度を荷電粒子線4の被照射面3に対する入射角度とみなす工程とを有する荷電粒子線の入射角度測定方法と、それにより測定された入射角度に基づき、荷電粒子線の偏向を制御する荷電粒子線の偏向制御方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リソグラフィにおける荷電粒子線の入射角度測定方法および偏向制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
次世代半導体リソグラフィ技術として、微細パターン形成に長所のある電子線露光技術が注目されている。特に、マスクを介してパターンを転写する転写型電子線露光装置によれば、パターニングのスループットを上げることが可能である。転写型電子線露光装置では、偏向器を用いて電子線をマスクに対して走査することにより、マスクパターンをレジストに転写する。
【0003】
転写型電子線露光装置に用いるマスクとして、マスクパターン領域に電子線通過用の開口部をもつステンシルマスクがある。ステンシルマスクを用いる露光では、電子線がマスクの表面に対し垂直に入射して開口部を通過し、被転写体であるウェハの表面に対しても垂直に入射するのが理想的である。このようにマスクおよびウェハの表面に対して電子線を垂直に入射させることにより、マスクパターンが歪まずに、そのままウェハ上に反映される。
【0004】
図9に、電子の加速電圧を例えば2kVとする転写型電子線露光装置の概略図を示す。このような露光装置を用いる低エネルギー電子線リソグラフィ技術は、LEEPLとして知られている(特許文献1および非特許文献1参照)。図9の露光装置111は、電子線112を生成する電子銃113の他、アパーチャー114、コンデンサレンズ115、1対のメインデフレクター116、117および1対の微調整用デフレクター118、119を有する。
【0005】
アパーチャー114は電子線112を制限する。コンデンサレンズ115は電子線112を平行なビームにする。メインデフレクター116、117および微調整用デフレクター118、119は偏向コイルであり、メインデフレクター116、117は電子線112がステンシルマスク120の表面に対して基本的に垂直に入射するように、電子線112を偏向させる。
【0006】
図9の電子線112a〜cは、ステンシルマスク120を走査する電子線112が、ステンシルマスク120上の各位置にほぼ垂直に入射する様子を示し、電子線112a〜cがステンシルマスク120に同時に入射することを示すものではない。
【0007】
微調整用デフレクター118、119は電子線112がステンシルマスク120の表面に対して垂直に、または垂直方向からわずかに傾いて入射するように、電子線112を偏向させる。電子線112の入射角は、ステンシルマスク120上に所定のパターンで形成された開口部121の位置等に応じて最適化する。電子線112の入射角は最大でも10mrad程度である。開口部121を通過する電子線により、ウェハ122上のレジスト123にパターンが転写される。
【0008】
【特許文献1】
特開平11−135423号公報(特許第2951947号)
【特許文献2】
特開平6−260401号公報(特許第3080502号)
【非特許文献1】
low energy electron−beam proximity projection lithography) (T. Utsumi, Journal of Vacuum Science and Technology B17 P.2897(1999) )
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、転写型電子線露光装置では電子線の進行方向が偏向器によって微調整され、ある一定範囲内の入射角度をもつ電子線がマスクの開口部に入射する。電子線露光では、マスクとウェハを位置合わせした後、偏向器によって電子線の進行方向を変化させながら、一定の大きさの領域(偏向領域)内にマスクパターンが転写される。
【0010】
その後、マスクに対してウェハを移動させ、ウェハ上の異なる位置に再度マスクパターンを露光する。このように、通常、ウェハ上に転写されるパターンは複数の偏向領域に分割され、偏向領域ごとにパターンが転写される。偏向領域内では開口部の位置に応じて、電子線の入射角度を変化させる。
【0011】
しかしながら、偏向器により子線を偏向させると、通常、電子線の偏向量は理想値からずれる。実際の偏向量と理想的な偏向量とのずれは偏向歪と呼ばれ、偏向領域内での偏向歪の分布には、偏向器ごとに固有の傾向が見られる。電子線露光においては、偏向歪の補正も含めて、電子線の進行方向の制御が行われる。したがって、偏向領域内での電子線の入射角度の分布を正確に把握しないと、偏向歪の影響を解消できない。
【0012】
また、通常、1枚のウェハ上には複数のチップが形成され、各チップに同一のマスクパターンが転写されるが、チップと偏向領域は必ずしも一致しない。各偏向領域内の偏向歪が共通していても、チップの分割位置と偏向領域の分割位置が異なれば、偏向歪の影響はチップ間でばらつくことになる。このように電子線の入射角度がばらつくことにより、2つの大きな問題が生じる。
【0013】
1点目の問題は、ウェハ上に転写されるパターン位置精度の悪化である。マスク上のある1つの開口部に着目すると、この開口部をウェハ上のある位置に転写するときの電子線の入射角度と、ウェハ上の別の位置に転写するときの電子線の入射角度とが異なった場合、ウェハ上に転写されるパターンの位置がばらつくことになる。
【0014】
また、マスク上の2つの開口部に着目すると、これらの開口部で電子線の入射角度が互いに異なった場合、マスク上での開口部の相対位置に対して、ウェハ上に転写されるパターンの相対位置にずれが生じる。このような相対位置のずれは、電子線の入射角度や、マスクとウェハの間隔に依存する。
【0015】
例えば、LEEPLの場合、マスクとウェハの間隔を30μm、電子線の入射角度を1mradとすると、ウェハ上に転写されるパターンの位置ずれは30nmとなる。開口部に対する入射角度のずれが大きいほど、また、マスクとウェハとの間隔が大きいほど、このような位置精度の悪化は顕著となる。
【0016】
この問題に対し、特許文献2では次のような方法で位置ずれを極小にすることが提案されている。この方法によれば、図2に示すように2次元格子状にピンホールが配置されたマスクを、電子線のキャリブレーションに用いる。図10に示すように、マスク131の開口部132を通過する電子線133を、ステージ134上で電流量検出器によって測定する。位置ずれが最小となる箇所で電流量が最大となるため、図10のI〜IIIではIIの位置で最大の電流量が測定される。したがって、電流量を指標として位置ずれを検出できる。
【0017】
電子線の入射角度のばらつきによって生じる2点目の問題は、ウェハ上に転写されるパターンの寸法精度の悪化である。マスク表面に対する電子線の入射角度が大きくなるほど、開口部を通過する電子線の電流量(エネルギー)は少なくなり、レジストパターンの寸法が小さくなる。例えば、マスク表面に対して垂直に電子線が入射する場合に比較して、マスク表面に対して斜めに電子線が入射した場合には、開口部を通過する電子線の電流量が少なくなる。
【0018】
特許文献2には、マスク表面に対して斜めに入射する電子線の成分を検出する方法が開示されている。しかしながら、この方法によれば、入射角度がmrad程度に小さい場合や、開口部が小さい場合に電流量の変化が少なくなるため、電流量の変化を正確に測定することが困難となる。
【0019】
開口部のアスペクト比(=マスクの厚み/開口径)を高くすれば、電流量の変化が大きくなるが、エッチングにより開口部を高精度に形成するのが困難となる。したがって、開口部のアスペクト比を高くすることは、マスク作製プロセスの観点から現実的ではない。
【0020】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、したがって本発明は、マスクに対する荷電粒子線の入射角度が小さい場合や、パターンの線幅が小さい場合にも、荷電粒子線の入射角度を高精度に測定できる荷電粒子線の入射角度測定方法を提供することを特徴とする。
また、本発明は、荷電粒子線の偏向を高精度に検出して制御することにより、露光におけるパターン位置精度や寸法精度を高くできる荷電粒子線の偏向制御方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の荷電粒子線の入射角度測定方法は、薄膜と、該薄膜を貫通する複数の開口部であって、前記薄膜の表面に対して垂直とならないように所定の傾斜角度を設けて形成された前記開口部とを有するマスクの一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、前記開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記マスクの他方の面側に前記マスクと平行に配置された被照射面で検出する工程と、検出された前記電流量が最大となる位置で、前記開口部の傾斜角度を荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程とを有することを特徴とする。
【0022】
あるいは、本発明の荷電粒子線の入射角度測定方法は、第1のマスクと第2のマスクを所定の間隔をあけて平行に配置する工程であって、前記第1のマスクとして第1の薄膜と、該第1の薄膜を貫通する複数の第1の開口部とを有するマスクを用い、前記第2のマスクとして第2の薄膜と、該第2の薄膜を貫通し、かつ少なくとも一部が前記第1の開口部と異なる位置に形成された複数の第2の開口部とを有するマスクを用いる工程と、前記第1のマスクの前記第2のマスクと対向しない一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、前記第1の開口部および第2の開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記第2のマスクの前記第1のマスクと対向しない一方の面側に前記第1および第2のマスクと平行に配置された被照射面で検出する工程と、検出された前記電流量が最大となる位置で、前記第1の開口部と前記第2の開口部を通過する直線が前記被照射面の法線となす角度を、荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程とを有することを特徴とする。
【0023】
あるいは、本発明の荷電粒子線の入射角度測定方法は、薄膜と、該薄膜を貫通する複数の開口部とを有するマスクの一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、前記開口部を通過した荷電粒子線により、前記マスクの他方の面側に前記マスクと平行に配置された感光面を露光する工程と、前記感光面を現像し、前記感光面に前記開口部のパターンを転写する工程と、転写されたパターンの位置または幅と前記マスクの前記開口部との位置関係から、荷電粒子線の前記感光面に対する入射角度を見積もる工程とを有することを特徴とする。
【0024】
これにより、入射角度が例えばmrad程度に小さい場合や、マスクの開口部が小さい場合にも、マスクの開口部を介して被照射面(感光面)に入射する荷電粒子線の入射角度を、開口部のアスペクト比を高くせずに正確に測定することが可能となる。
【0025】
上記の目的を達成するため、本発明の荷電粒子線の偏向制御方法は、薄膜と、該薄膜を貫通する複数の開口部であって、前記薄膜の表面に対して垂直とならないように所定の傾斜角度を設けて形成された前記開口部とを有するマスクの一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、前記開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記マスクの他方の面側に前記マスクと平行に配置された被照射面で検出する工程と、検出された前記電流量が最大となる位置で、前記開口部の傾斜角度を荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程と、前記入射角度に基づき、荷電粒子線の偏向方向を補正する工程とを有することを特徴とする。
【0026】
あるいは、本発明の荷電粒子線の偏向制御方法は、第1のマスクと第2のマスクを所定の間隔をあけて平行に配置する工程であって、前記第1のマスクとして第1の薄膜と、該第1の薄膜を貫通する複数の第1の開口部とを有するマスクを用い、前記第2のマスクとして第2の薄膜と、該第2の薄膜を貫通し、かつ少なくとも一部が前記第1の開口部と異なる位置に形成された複数の第2の開口部とを有するマスクを用いる工程と、前記第1のマスクの前記第2のマスクと対向しない一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、前記第1の開口部および第2の開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記第2のマスクの前記第1のマスクと対向しない一方の面側に前記第1および第2のマスクと平行に配置された被照射面で検出する工程と、検出された前記電流量が最大となる位置で、前記第1の開口部と前記第2の開口部を通過する直線が前記被照射面の法線となす角度を、荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程と、前記入射角度に基づき、荷電粒子線の偏向方向を補正する工程とを有することを特徴とする。
【0027】
あるいは、本発明の荷電粒子線の偏向制御方法は、薄膜と、該薄膜を貫通する複数の開口部とを有するマスクの一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、前記開口部を通過した荷電粒子線により、前記マスクの他方の面側に前記マスクと平行に配置された感光面を露光する工程と、前記感光面を現像し、前記感光面に前記開口部のパターンを転写する工程と、転写されたパターンの位置または幅と前記マスクの前記開口部との位置関係から、荷電粒子線の前記感光面に対する入射角度を見積もる工程と、前記入射角度に基づき、荷電粒子線の偏向方向を補正する工程とを有することを特徴とする。
これにより、荷電粒子線の偏向を高精度に検出して制御することが可能となり、露光におけるパターン位置精度や寸法精度を向上させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の荷電粒子線の入射角度測定方法および偏向制御方法の実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の実施形態では、電子線の入射角度測定方法および偏向制御方法を例として説明する。
【0029】
(実施形態1)
図1は、本実施形態の電子線の入射角度測定方法を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態で用いられるマスク1は、一定の角度で傾斜した開口部2を有する。本実施形態では、開口部2の中心軸2aとマスク表面の法線とがなす角度を、開口部の傾斜角度とする。
【0030】
図1に示すように、マスク1と近接させてステージ3を配置する。ステージ上には例えばファラデーカップを配置して、それらのファラデーカップを電流量検出器に接続しておく。マスク1の開口部2を透過した電子線4がステージ3に入射すると、入射した箇所で電流が生じ、この電流が電流量検出器で検出される。
【0031】
マスク1上を電子線4で走査したとき、電子線4の入射角度が傾斜角度に一致するか、または傾斜角度に最も近くなる位置で最大の電流量が検出される。図1のI〜IIIでは、Iの位置で最大の電流量が測定される。したがって、Iの位置での電子線の入射角度は開口部2の傾斜角度とみなすことができる。
【0032】
図2は、本実施形態に用いるマスクの一例を示す平面図である。図1のマスク1には、図2に示すように、例えばピンホール状の開口部2を2次元格子状に配置するが、これ以外のパターンで開口部2を形成してもよい。
【0033】
開口部が傾斜したマスクは、例えば以下のようにして製造できる。なお、薄膜(メンブレン)部分と開口部のみ図示し、メンブレンの支持部等については説明を省略する。開口部以外の支持部等は、マスク表面に対して垂直に開口部が形成される通常のステンシルマスクと同様に形成できる。
【0034】
まず、図3(a)に示すように、通常のマスクと同様に、ステンシルマスクの薄膜(メンブレン)11上に、開口部のパターンでレジスト12を形成する。次に、図3(b)に示すように、開口部の傾斜角度θでメンブレン11を傾斜させる。この状態で異方性エッチングを行うことにより、図3(c)に示すように、レジスト12をマスクとして開口部2が形成される。その後、レジスト12を除去することにより、開口部が所定の傾斜角度θで形成されたマスクが得られる。
【0035】
図4に示すように、開口部の傾斜角度がθであるマスクにおいて、メンブレンの厚みをt、開口部の実際の開口径をdとすると、マスク表面に対して垂直に入射して開口部を通過する電子線の径(ビームサイズ)dは、次式(1)で表される。
=d−t×tanθ ・・・(1)
【0036】
したがって、実際の開口径dよりもビームサイズdが小さくなり、見かけ上、開口部のアスペクト比を高くすることができる。マスク作製プロセスでは、開口部のアスペクト比を限界まで高くする必要がないため、高精度に開口部を形成できる。
【0037】
上記のような方法で、所定の傾斜角度を有する複数の開口部を、マスクに形成する。傾斜角度の異なるマスクを複数作製し、各マスクを用いて図1に示すように、ステージ3上の電流量が最大となる位置を検出する。これにより、電子線の入射角度の分布を高精度に測定できる。
【0038】
本実施形態の電子線の偏向制御方法によれば、上記の方法で測定された電子線の入射角度の分布に基づき、電子線の進行方向を制御する。LEEPLの場合、図9に示すメインデフレクター116、117および微調整用デフレクター118、119の制御に上記の測定結果をフィードバックさせ、電子線の進行方向を偏向させる。これにより、露光でのパターン位置精度や寸法精度を高くできる。
【0039】
(実施形態2)
図5は、本実施形態の電子線の測定方法を示す概略図である。図5に示すように、本実施形態では第1のマスク1aと第2のマスク1bの2枚のマスクを用いる。第1のマスク1aの開口部を第1の開口部2a、第2のマスク1bの開口部を第2の開口部2bとすると、これらの開口部2a、2bの位置は同じかわずかにずれている。本実施形態では、第1のマスク1aと第2のマスク1bを重ねたとき、ほぼ同じ位置にある第1の開口部2aと第2の開口部2bのそれぞれ中心を通る直線と、マスク表面の法線とがなす角度を、開口部の傾斜角度とする。
【0040】
図6は、本実施形態に用いるマスクの一例を示す平面図である。実線は第1のマスク1aに形成されるピンホール状の第1の開口部2aを示し、点線は第2のマスク1bに形成されるピンホール状の第2の開口部2bを示す。マスク1a、1bには開口部2a、2bがそれぞれ2次元格子状に配置される。
【0041】
図6の例では、中央の開口部でのみ第1のマスク1aの開口部2a(実線)と第2のマスク1bの開口部2b(点線)が重なる。マスクの中央から離れるほど、第1のマスク1aの開口部2aと第2のマスク1bの開口部2bとのずれ量が大きくなる。図6と異なるパターンで第1および第2の開口部2a、2bを形成することもできるが、パターンを変更した場合にも、マスク上の位置に応じて、第1の開口部2aと第2の開口部2bのずれ量を変化させる。
【0042】
図5に示すように、第1のマスク1aと第2のマスク1bを所定の間隔をあけて重ね合わせ、第2のマスク1bと近接させてステージ3を配置する。ステージ3上には例えばファラデーカップを配置して、それらのファラデーカップを電流量検出器に接続しておく。マスク1aの開口部2aとマスク1bの開口部2bを透過した電子線4がステージ3に入射すると、入射した箇所で電流が生じ、この電流が電流量検出器で検出される。
【0043】
マスク1上を電子線4で走査したとき、電子線4の入射角度が傾斜角度に一致するか、または傾斜角度に最も近くなる位置で最大の電流量が検出される。図5のI〜IIIでは、IIの位置で最大の電流量が測定される。したがって、IIの位置での電子線の入射角度は開口部2a、2bを通過する直線の傾斜角度とみなすことができる。
【0044】
本実施形態において、マスク1aとマスク1bの間隔を大きくすることは、1枚のマスクを厚くして開口部のアスペクト比を高くすることに相当する。すなわち、本実施形態によれば、2枚のマスクに形成される開口部のずれ量をマスクの作製時点で調節する以外に、電流測定時にマスク間隔を変化させることによっても、開口部を通過する電子線の径を変化させることができる。これにより、電子線の入射角度に応じた電流量の変化を検出することが容易となる。
【0045】
また、マスク1aとマスク1bの一方を、他方のマスクに平行に移動させることによっても、第1の開口部2aと第2の開口部2bのずれ量を変化させることができる。この場合の電子線の入射角度を測定してもよい。
あるいは、第1および第2のマスクのいずれとも開口部の位置が異なるマスクを作製し、このようなマスクを第1のマスクと第2のマスクの少なくとも一方と交換して、電子線の入射角度を測定してもよい。
【0046】
2枚のマスク1a、1bの開口部を通過した電子線の電流量をステージで測定し、電流量が最大となる位置で2つの開口部のずれ量を確認することにより、電子線の入射角度を高精度に見積もることができる。本実施形態によれば、実施形態1のような開口部が傾斜したマスクは不要であり、パターンやパターンのピッチが異なるマスクを通常のプロセスで作製すればよい。
【0047】
本実施形態の電子線の偏向制御方法によれば、上記の方法で測定された電子線の入射角度の分布に基づき、電子線の進行方向を制御する。これにより、実施形態1と同様に、露光でのパターン位置精度や寸法精度を高くできる。
【0048】
また、本実施形態によれば、2枚のマスクに形成される開口部の位置や、マスク間隔を変更するのみで、電子線の入射角度を正確に測定できるため、実際の半導体製造プロセスで行われる露光よりも電子線の最大入射角度を大きくして、すなわち偏向領域を大きくして、電子線の入射角度の分布を調べてもよい。これにより、偏向器に固有の偏向歪を正確に解析でき、偏向器にフィードバックをかけて電子線の進行方向を制御する上で有用である。
【0049】
(実施形態3)
上記の実施形態1および2によれば、マスクの開口部を通過した電子線を電子線露光装置内で電流量検出器により検出する。それに対し、本実施形態においては、マスクを介して実際に電子線露光を行い、レジストに転写されるパターンで線幅等を測定することにより、電子線の入射角度を評価する。
【0050】
マスクに形成するパターンは、図2に示すような2次元格子状のピンホールであっても、ラインパターン等の他のパターンであってもよく、特に限定されない。ウェハ上のレジストに転写されるパターンの位置および線幅から、そのパターンを走査した領域の入射角度を見積もることができる。
【0051】
例えば、図7に実線で示すように、X方向に延びるライン状のマスクパターンMXとY方向に延びるライン状のマスクパターンMYをマスクに形成する。このマスクを介してレジストに電子線露光を行ったとき、図7に点線で示すようなパターンPX、PYがレジストに転写されたとする。
【0052】
この場合、マスクパターンMYとパターンPYとのずれに比較して、マスクパターンMXとパターンPXとのずれの方が大きい。また、マスクパターンMYとパターンPYとの線幅差に比較して、マスクパターンMXとパターンPXとの線幅差の方が大きい。
【0053】
したがって、マスクパターンMYにおける電子線の入射ベクトルのX成分よりも、マスクパターンMXにおける電子線の入射ベクトルのY成分の方が大きいことがわかる。マスクパターンの線幅および位置を、転写されるパターンの線幅および位置とそれぞれ比較することにより、偏向領域内での電子線の入射角度の分布を見積もることができる。
【0054】
また、図8に実線で示すように、パターンが転写されるウェハに、予め、絶対的な基準となる下地パターンを形成してもよい。下地パターンはウェハ表面あるいはウェハ上に形成された層にエッチングを行うこと等によって形成できる。下地パターンはレジストを介して確認できるように形成する。下地パターンが形成されたウェハ上にレジストを塗布し、マスクパターンを転写する。
【0055】
図8に点線で示すようなパターンが転写された場合、下地パターンとの比較から、パターンは−X方向と−Y方向にずれることがわかる。また、−X方向へのずれに比較して、−Y方向へのずれの方が大きいことから、電子線の入射ベクトルのX成分よりもY成分の方が大きくなっていることがわかる。
【0056】
本実施形態の電子線の偏向制御方法によれば、上記の方法で評価された電子線の入射角度の分布に基づき、電子線の進行方向を制御する。これにより、実施形態1と同様に、露光でのパターン位置精度や寸法精度を高くできる。
【0057】
上記の本発明の実施形態の荷電粒子線の入射角度測定方法によれば、マスクに対する荷電粒子線の入射角度が小さい場合や、パターンの線幅が小さい場合にも、荷電粒子線の入射角度を高精度に測定できる。
また、本発明の実施形態の荷電粒子線の偏向制御方法によれば、高精度に測定された入射角度に基づき、電子線の偏向方向を正確に補正できる。
【0058】
本発明の荷電粒子線の入射角度測定方法および偏向制御方法の実施形態は、上記の説明に限定されない。例えば、上記の実施形態では低エネルギー電子線リソグラフィ技術であるLEEPLの例を説明しているが、電子の加速電圧を例えば50〜100kVとする高エネルギー電子線リソグラフィ技術での電子線の入射角度測定や偏向制御に本発明を適用したり、イオンビームの入射角度測定あるいは偏向制御に本発明を適用したりすることも可能である。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0059】
【発明の効果】
本発明の荷電粒子線の入射角度測定方法によれば、入射角度が小さい場合にも、入射角度を高精度に測定できる。
また、本発明の荷電粒子線の偏向制御方法によれば、荷電粒子線の進行方向を正確に補正して、露光におけるパターン位置精度や寸法精度を高くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態1に係る荷電粒子線の入射角度測定方法を示す概略図である。
【図2】図2は本発明の実施形態1に係る荷電粒子線の入射角度測定方法に用いるマスクの平面図である。
【図3】図3(a)〜(c)は本発明の実施形態1に係る荷電粒子線の入射角度測定方法に用いるマスクの作製方法を示す断面図である。
【図4】図4は本発明の実施形態1に係る荷電粒子線の入射角度測定方法を説明する図である。
【図5】図5は本発明の実施形態2に係る荷電粒子線の入射角度測定方法を示す概略図である。
【図6】図6は本発明の実施形態2に係る荷電粒子線の入射角度測定方法に用いるマスクの平面図である。
【図7】図7は本発明の実施形態3に係る荷電粒子線の入射角度測定方法を説明する図である。
【図8】図8は本発明の実施形態3に係る荷電粒子線の入射角度測定方法を説明する図である。
【図9】図9は転写型電子線露光装置の一例を示す概略図である。
【図10】図10は従来の荷電粒子線の位置ずれ検出方法を示す概略図である。
【符号の説明】
1…マスク、2…開口部、2a…開口部の中心軸、3…ステージ、4…電子線、11…メンブレン、12…レジスト、111…露光装置、112、112a、112b、112c…電子線、113…電子銃、114…アパーチャー、115…コンデンサレンズ、116、117…メインデフレクター、118、119…微調整用デフレクター、120…ステンシルマスク、121…開口部、122…ウェハ、123…レジスト、131…マスク、132…開口部、133…電子線、134…ステージ。

Claims (11)

  1. 薄膜と、該薄膜を貫通する複数の開口部であって、前記薄膜の表面に対して垂直とならないように所定の傾斜角度を設けて形成された前記開口部とを有するマスクの一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、
    前記開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記マスクの他方の面側に前記マスクと平行に配置された被照射面で検出する工程と、
    検出された前記電流量が最大となる位置で、前記開口部の傾斜角度を荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程とを有する
    荷電粒子線の入射角度測定方法。
  2. 前記マスクを開口部の傾斜角度が異なる他のマスクに交換する工程と、
    前記他のマスクの開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記被照射面で検出する工程と、
    検出された前記電流量が最大となる位置で、前記他のマスクの開口部の傾斜角度を荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程をさらに有する
    請求項1記載の荷電粒子線の入射角度測定方法。
  3. 第1のマスクと第2のマスクを所定の間隔をあけて平行に配置する工程であって、前記第1のマスクとして第1の薄膜と、該第1の薄膜を貫通する複数の第1の開口部とを有するマスクを用い、前記第2のマスクとして第2の薄膜と、該第2の薄膜を貫通し、かつ少なくとも一部が前記第1の開口部と異なる位置に形成された複数の第2の開口部とを有するマスクを用いる工程と、
    前記第1のマスクの前記第2のマスクと対向しない一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、
    前記第1の開口部および第2の開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記第2のマスクの前記第1のマスクと対向しない一方の面側に前記第1および第2のマスクと平行に配置された被照射面で検出する工程と、
    検出された前記電流量が最大となる位置で、前記第1の開口部と前記第2の開口部を通過する直線が前記被照射面の法線となす角度を、荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程とを有する
    荷電粒子線の入射角度測定方法。
  4. 前記第1のマスクと第2のマスクの一方を移動させる工程と、
    前記第1の開口部および第2の開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記被照射面で検出する工程と、
    検出された前記電流量が最大となる位置で、前記第1の開口部と前記第2の開口部を通過する直線が前記被照射面の法線となす角度を、荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程とをさらに有する
    請求項3記載の荷電粒子線の入射角度測定方法。
  5. 前記第1のマスクと第2のマスクの一方を移動させる工程は、前記第1のマスクと第2のマスクの間隔を変更する工程を含む
    請求項4記載の荷電粒子線の入射角度測定方法。
  6. 前記第1のマスクと第2のマスクの一方を移動させる工程は、他方のマスクに平行に前記一方のマスクを移動させる工程を含む
    請求項4記載の荷電粒子線の入射角度測定方法。
  7. 前記第1のマスクと第2のマスクの少なくとも一方を、開口部の位置が異なる他のマスクに交換する工程と、
    少なくとも一方のマスクが交換された2枚のマスクの開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記被照射面で検出する工程と、
    検出された前記電流量が最大となる位置で、前記2枚のマスクの開口部を通過する直線が前記被照射面の法線となす角度を、荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程とをさらに有する
    請求項3記載の荷電粒子線の入射角度測定方法。
  8. 薄膜と、該薄膜を貫通する複数の開口部とを有するマスクの一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、
    前記開口部を通過した荷電粒子線により、前記マスクの他方の面側に前記マスクと平行に配置された感光面を露光する工程と、
    前記感光面を現像し、前記感光面に前記開口部のパターンを転写する工程と、
    転写されたパターンの位置または幅と前記マスクの前記開口部との位置関係から、荷電粒子線の前記感光面に対する入射角度を見積もる工程とを有する
    荷電粒子線の入射角度測定方法。
  9. 薄膜と、該薄膜を貫通する複数の開口部であって、前記薄膜の表面に対して垂直とならないように所定の傾斜角度を設けて形成された前記開口部とを有するマスクの一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、
    前記開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記マスクの他方の面側に前記マスクと平行に配置された被照射面で検出する工程と、
    検出された前記電流量が最大となる位置で、前記開口部の傾斜角度を荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程と、
    前記入射角度に基づき、荷電粒子線の偏向方向を補正する工程とを有する
    荷電粒子線の偏向制御方法。
  10. 第1のマスクと第2のマスクを所定の間隔をあけて平行に配置する工程であって、前記第1のマスクとして第1の薄膜と、該第1の薄膜を貫通する複数の第1の開口部とを有するマスクを用い、前記第2のマスクとして第2の薄膜と、該第2の薄膜を貫通し、かつ少なくとも一部が前記第1の開口部と異なる位置に形成された複数の第2の開口部とを有するマスクを用いる工程と、
    前記第1のマスクの前記第2のマスクと対向しない一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、
    前記第1の開口部および第2の開口部を通過した荷電粒子線の電流量を、前記第2のマスクの前記第1のマスクと対向しない一方の面側に前記第1および第2のマスクと平行に配置された被照射面で検出する工程と、
    検出された前記電流量が最大となる位置で、前記第1の開口部と前記第2の開口部を通過する直線が前記被照射面の法線となす角度を、荷電粒子線の前記被照射面に対する入射角度とみなす工程と、
    前記入射角度に基づき、荷電粒子線の偏向方向を補正する工程とを有する
    荷電粒子線の偏向制御方法。
  11. 薄膜と、該薄膜を貫通する複数の開口部とを有するマスクの一方の面に荷電粒子線を照射する工程と、
    前記開口部を通過した荷電粒子線により、前記マスクの他方の面側に前記マスクと平行に配置された感光面を露光する工程と、
    前記感光面を現像し、前記感光面に前記開口部のパターンを転写する工程と、
    転写されたパターンの位置または幅と前記マスクの前記開口部との位置関係から、荷電粒子線の前記感光面に対する入射角度を見積もる工程と、
    前記入射角度に基づき、荷電粒子線の偏向方向を補正する工程とを有する
    荷電粒子線の偏向制御方法。
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