JP2004213690A - 印刷装置用ドライバプログラム及び印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ホストコンピュータから送信される画像データを各色毎に面順次に処理する印刷装置に、途中で印刷動作の中断をさせることなく、前記画像データの受信完了前に印刷動作を開始させることを可能にし、印刷時間の短縮と画像データを格納するメモリの小容量化を図ることのできる印刷装置用ドライバプログラム等を提供する。
【解決手段】ホストコンピュータ側に設けられる印刷装置用のドライバプログラムが、印刷装置への面順次の画像データの送信中に、データ送信が完了するまでの時間を予想し、当該時間が、印刷装置における印刷実行時間よりも小さくなれば、その時点で、印刷装置に印刷開始の起動命令を発信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数色の色情報を有する画像データを各色毎に面順次に処理する印刷装置のためのドライバプログラム等に関し、特に、アプリケーション等からの印刷要求があってから印刷が完了するまでの時間を短縮することのできる印刷装置用ドライバプログラム等に関する。
従来のカラー印刷装置におけるエンジン部の概略の構造図を図5に示す。図示された印刷装置は、感光ドラム11から用紙21に直接転写せずに、中間媒体17を介して用紙21へ転写を行い、また、印刷に用いられる4色、即ち、C(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)、K(Black)、のそれぞれについて、1色毎に、感光ドラム11への現像、中間媒体17への転写を行う4サイクル型の印刷装置である。かかる印刷装置では、以下のような手順で印刷が実行される。
図示していない印刷装置のコントローラ部が、印刷すべき画像データを受信するとエンジン部に起動命令を出し、それに応じて、エンジン部の感光ドラム11等が回転を開始する。そして、まず、印刷する面の1色目(例えばC)のデータがコントローラ部の処理を終え、エンジン部に送信され、そのデータに基づいて、レーザ光12による感光ドラム11上への潜像の形成がなされる。その後、感光ドラム11が回転して、ロータリー現像器22の各色の現像ローラ13により、その色のトナー(現像剤)による現像が行われる。そして、感光ドラム11と同期して回転する中間媒体17に、1次転写ローラ18の位置でその色の転写が行われる。その後、クリーナ14、除電装置15、及び帯電装置16により、感光ドラム11上の状態が整えられる。
以上説明した1色目のデータ送信から中間媒体17への転写の処理が、2色目以降についても連続して同様に繰り返され、4色分の中間媒体17への転写が実行される。
4色全ての中間媒体17への転写が完了すると、用紙トレイ20から供給される用紙21が、中間媒体17の回転に同期してフィードされ、2次転写ローラ19の位置で、用紙21への印刷が1回の転写で実行される。
このように、色毎に面順次に処理を実行する従来の印刷装置では、1面分の印刷が、感光ドラム11の連続回転などエンジン部の連続的な動作で実行されるようになっており、途中でその動作を止める設計とはなっていなかった。従って、コントローラ部は、かかるエンジンの印刷動作を中断させないために、印刷する面の全色分の画像データをホストコンピュータから全て受信した時点で、前記起動命令をエンジン部に発信していた。
また、通常の場合、ホストコンピュータからの画像データは、色情報がRGB(Red、Green、Blue)で表現され、バンド順次で送信されてくる場合が多い。従って、その場合には、上記印刷装置のコントローラ部では、それらの画像データをCMYKの面順次のデータに変換する必要があり、1面分の画像データを全て受信しないと印刷を開始できなかった。
特開2001−80168号公報
しかしながら、印刷装置はホストコンピュータからの画像データの受信中は、何も実行できず、その待ち時間が、印刷時間短縮の妨げとなっていた。また、印刷装置のコントローラ部には、前述のとおり、1面分全色の画像データを受信して格納するため、それ相応の容量のメモリが必要であった。
かかる課題は、印刷装置のコントローラ部が画像データの受信を完了する前に、印刷動作の開始、即ちエンジンの起動を行い、画像データの受信と印刷動作を平行して実行することにより改善される。例えば、その一つの方法として、特公平7−27291には、画像データの受信を完了する前に画像形成装置(エンジン部)の動作を開始し、その後、画像データの送信状態に合わせてホストコンピュータ側が、"ウエイト"条件を設定することにより、画像形成装置の動作を中断、待機させる制御を行う方法が開示されている。この方法では、画像データの受信が間に合わない場合でも、画像形成装置の処理を待たせておくことができ、画像データ受信完了前の印刷開始が可能となる。
しかし、この方法おいては、1面の印刷中にエンジンの動作が中断されることがあり、かかるエンジン動作の中断は、感光ドラムの状態などが不安定になりやすく、良好な印刷を実行する上で好ましくない。
そこで、本発明の目的は、ホストコンピュータから送信される画像データを各色毎に面順次に処理する印刷装置に、途中で印刷動作の中断をさせることなく、前記画像データの受信完了前に印刷動作を開始させることを可能にし、印刷時間の短縮と画像データを格納するメモリの小容量化を図ることのできる印刷装置用ドライバプログラム等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、ホストコンピュータ側に設けられる印刷装置用のドライバプログラムが、印刷装置への面順次の画像データの送信中に、データ送信が完了するまでの時間を予想し、当該時間が、印刷装置における印刷実行時間よりも小さくなれば、その時点で、印刷装置に印刷開始の起動命令を発信することである。従って、本発明によれば、印刷装置は、画像データの受信を完了する前に印刷動作を開始することができ、従来よりも印刷時間を短縮することができる。また、コントローラ部に、常に1面分全ての画像データを格納する必要がないため、メモリの小容量化が図れる。更に、画像データの受信を完了する前に印刷動作を開始しても、印刷動作が中断されることはなく、従来通り連続した動作により安定した印刷が実行できる。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、受信した複数色から成る画像データに基づいて、色毎に面順次で潜像が形成される感光ドラムと、前記感光ドラム上に形成された潜像を現像する現像器と、前記現像された画像を印刷媒体に転写する転写ユニットとを備え、前記潜像形成、現像、及び転写から成る印刷を実行する印刷装置に、前記画像データを色毎に面順次で送信する処理をコンピュータに実行させる印刷装置用ドライバプログラムが、前記画像データの送信を開始した後に、未だ送信していない残りの前記画像データの送信が完了するまでの予想送信完了時間が、前記印刷装置の感光ドラムに対する一色目の潜像形成が開始されてから前記感光ドラムに対する最終色の潜像形成が終了するまでの時間に基づく印刷実行時間よりも小さくなった時点で、前記印刷装置に対して前記画像データに対する印刷の実行を開始させる起動命令を発信する処理を前記コンピュータに実行させることである。
更に、上記の発明において、その一つの態様は、前記予想送信完了時間が前記印刷実行時間よりも小さくなったか否かの判断が、前記画像データの全データ量に対して所定の割合のデータ量を送信した時点で行われることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明のさらに別の側面は、受信した複数色から成る画像データに基づいて、色毎に面順次で潜像が形成される感光ドラムと、前記感光ドラム上に形成された潜像を現像する現像器と、前記現像された画像を印刷媒体に転写する転写ユニットとを備え、前記潜像形成、現像、及び転写から成る印刷を実行する印刷装置と、前記印刷装置に前記画像データを色毎に面順次で送信する処理をコンピュータに実行させるドライバプログラムとを有する印刷システムであって、前記ドライバプログラムが、前記画像データの送信を開始した後に、未だ送信していない残りの前記画像データの送信が完了するまでの予想送信完了時間が、前記印刷装置の感光ドラムに対する一色目の潜像形成が開始されてから前記感光ドラムに対する最終色の潜像形成が終了するまでの時間に基づく印刷実行時間よりも小さくなった時点で、前記印刷装置に対して前記画像データに対する印刷の実行を開始させる起動命令を発信する処理を前記コンピュータに実行させ、前記印刷装置が、前記起動命令を受信した場合には、前記画像データの受信が完了していなくても、前記印刷の実行を開始することである。
更に、上記の発明において、その一つの態様は、前記ドライバプログラムによる、前記予想送信完了時間が前記印刷実行時間よりも小さくなったか否かの判断が、前記画像データの全データ量に対して所定の割合のデータ量を送信した時点で行われることを特徴とする。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以上、本発明によれば、印刷装置は、画像データの受信を完了する前に印刷動作を開始することができ、従来よりも印刷時間を短縮することができる。また、コントローラ部に、常に1面分全ての画像データを格納する必要がないため、メモリの小容量化が図れる。更に、画像データの受信を完了する前に印刷動作を開始しても、印刷動作が中断されることはなく、従来通り連続した動作により安定した印刷が実行できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した印刷システムの実施の形態例に係る構成図である。図に示すように、本実施の形態例に係る印刷システム1は、カラーの印刷を実行する印刷装置3と、通信路Aを介して印刷のための画像データを送信するホストコンピュータ2にインストールされた当該印刷装置3用のドライバプログラム4によって構成される。
ドライバプログラム4は、ホストコンピュータ2と印刷装置3のインターフェースの役割を担うソフトウェアであり、文書作成ソフトウェアや図形作成ソフトウェアなどのアプリケーションから送信される印刷対象物のデータを印刷装置3用の画像データに変換して、印刷装置3へ送信する。通常、アプリケーションから送られる印刷対象物のデータは、オブジェクト(文字、イメージ、グラフィクスなど)単位のデータとなっているが、ドライバプログラム4は、それらから印刷するページ上のドット毎の色情報の羅列からなる画像データを生成する。そして、本実施の形態例に係るドライバプログラム4では、印刷装置3が1面分全ての画像データを受信する前に印刷動作を開始できるように、この画像データをCMYK形式で表現されたデータとして作成し、面順次で印刷装置3へ送信する。
印刷装置3は、図1に示す通り、従来の印刷装置と同様にコントローラ5とエンジン6を有し、コントローラ5には、画像メモリ7、CPU8、及び画像処理装置9がある。画像メモリ7は、ホストコンピュータ2から送信される前記画像データを一時的に記憶するメモリであり、その他にもコントローラ2で行う各種処理のためのプログラムが記憶される。また、CPU8は、コントローラ5内で行われる各種演算処理を実行する部分である。画像処理装置9は、エンジン6の印刷動作と同期して作動し、エンジン6での印刷に必要となる画像データを画像メモリ7から通信路Bを介して取り出し、解凍、色補正、2値化処理、パルス巾変調等の処理をパイプライン的に順次行って、処理後のデータを通信路Cを介してエンジン6へ送信する。なお、画像処理装置9で行われる処理は、当然であるが、エンジン6での処理に合わせて、CMYKの各色毎に面順次で実行される。
次に、エンジン6は、図5に基づいて説明した従来の4サイクル型のものであり、CMYKの各色毎に面順次で感光ドラム11への現像及び中間媒体17への転写を行う。そして、この動作は、中間媒体17が4回転することによる連続動作でなされる。中間媒体17への転写後は、用紙21への2次転写が行われ印刷が完了する。
以上説明したような構成と機能を有する本実施の形態例に係る印刷システム1は、ドライバプログラム4が、CMYK形式の画像データを面順次で印刷装置3へ送信すると共に、送信中に残りのデータの送信が完了するまでの時間を予想し、当該予想時間がエンジン6における印刷実行時間よりも小さい場合には、印刷開始の起動命令を発することにより、エンジン6における連続した印刷動作を中断することなく、画像データの送信完了前に印刷動作を開始させようとするものである。
図2は、本実施の形態例のドライバプログラム4における処理内容を示したフローチャートである。ドライバプログラム4は、アプリケーションからの印刷要求を受けると、前述の通り、送信されたデータから印刷装置3用の画像データを生成するが、その際に、色情報をRGB形式からCMYK形式へ変換する処理を行い、CMYK形式の画像データを生成する(図2のステップS1)。RGB形式のデータを送信すると、印刷装置3側でCMYK形式に変換して印刷を開始するために、全色の画像データが必要となり、本発明の目的を達成できないからである。
次に、生成した画像データが圧縮処理され(図2のステップS2)、送信する画像データのデータ量が把握される(図2のステップS3)。その後、印刷装置3への画像データの送信が、各色毎に面順次で開始される(図2のステップS4)。画像データの送信が開始されると、ドライバプログラム4は、送信した画像データの量をチェックし、まず、その量がステップS3で把握したデータ量、即ち送信すべき全体のデータ量の1/4に達した時点で(図2のステップS6)、それまでの送信速度を算出する(図2のステップS7)。前記算出には、送信開始からその時点までの時間、及び前記把握したデータ量が用いられる。
次に、上記算出された送信速度から、残りのデータ(この時点では全体の3/4のデータ)を送信するのに必要となる所要時間(以下、送信完了時間と呼ぶ)を予想する(図2のステップS8)。この予想では、例えば、残りのデータ量を前記送信速度で除して得られる時間を前記送信完了時間とするなどの方法を取ることができる。
次に、前記予想された送信完了時間と予め定められている印刷実行時間を比較し(図2のステップS9)、送信完了時間の方が小さい場合(図2のステップS9のYes)には、印刷装置3に対してエンジン6の起動命令を発信する(図2のステップS10)。ここで、印刷実行時間とは、印刷装置3のエンジン6がコントローラ5から起動命令を受けて印刷動作を開始した後、1面分の画像形成を終了するまでの時間を意味し、言い変えれば、一色目の感光ドラムへの書込開始から最終色の感光ドラムへの書込終了までの時間のことを言う。この間、中間媒体は4色分の印刷のために4回転する。感光ドラム11は、通常、定速回転であるため、この印刷実行時間は、定数となる。
上記の場合に、起動命令を発信するのは、これまでのデータの送信状況から、その時点でエンジン6の印刷動作を開始しても、その動作に間に合うように残りのデータが印刷装置3に送信されると予想されるからである。起動命令を発信した場合には、残りの画像データを送信して(図2のステップS13)、処理を終了する。
一方、送信完了時間の方が大きい場合(図2のステップS9のNo)には、この時点で起動命令を発信すると、印刷動作に画像データの送信が間に合わずに正しい印刷ができないと予想されるため、起動命令を発信せずに、残りのデータの送信を継続し、送信したデータ量が全体の2/4に達した時点で(図2のステップS11、S12、S6)、再度同様のチェック(図2のステップS7〜S9)を行う。その結果、送信完了時間の方が小さくなれば、前述の通り、起動命令を発信し、まだ、送信完了時間の方が大きければ、データ量の3/4までデータ送信を継続し、再度同様のチェックを行う。
この時点で、送信完了時間の方が小さくなれば、前述の通り、起動命令を発信して残りのデータを送信する(図2のステップS10、S13)。データ量の3/4まで送信した時点でも送信完了時間の方が大きければ、起動命令を発信せずに残りのデータを送信して処理を終了する(図2のステップS11、S12、S13)。
このように、画像データの送信中に所定のタイミングで送信速度を算出して、それに基づいて起動命令を発するため、ホストコンピュータ2と印刷装置3を繋ぐネットワーク(通信路A)の混雑やホストコンピュータ2の処理能力などによりデータの送信速度が変動した場合にも、概ね適正なタイミングで起動命令を発することができる。なお、上記の説明では、起動命令を発するか否かの判断を、データ量の1/4を送信する度に行うこととしたが、異なる割合のデータ量を送信する度に行うようにしてもよい。このように、送信する画像データの全データ量に対して所定の割合のデータ量を送信した時に前記判断をすることにより、送信する画像データのデータ量に関係なく、所定回数の前記判断がなされ、データ量が少ない場合にも、全データの送信前の起動開始が可能となる。また、送信したデータ量の割合に基づくタイミングではなく、所定時間間隔で上記判断をするようにしてもよい。
図3は、本実施の形態例に係る印刷装置3における処理のタイミングを示したタイムチャートである。図の(1)は、コントローラ5がホストコンピュータ2から送信される画像データを受信するタイミングを示しており、この例では、各色の1面分のデータがYMCKの順番で送信されている。図の(2)は、前述したドライバプログラム4から発信される起動命令の受信を表しており、この例では、画像データの1/4を送信した時点で前記起動命令が発せられたと考えられる。この起動命令は、コントローラ5で受信された後、直ちにエンジン6へも発せられ、それに応じてエンジン6の起動が開始される。
その後、エンジン6側から垂直同期信号であるVsync信号が発せられ、1色目の処理を開始してよい旨がコントローラ5側に伝えられる。このVsync受信のタイミングが図の(3)に示されている。コントローラ5では、この信号を受けて1色目のイエローYの画像データを通信路Bを介して画像メモリ7から画像処理装置9へ送信し、画像処理装置9ではそのデータに対して前述した処理を順次実行する(図の(4)及び(5))。
その後、図の(6)に示すように、水平同期信号Hsync信号がエンジン6側から発せられ、それに応答して、画像処理装置9から処理済のイエローYのデータが通信路Cを介してエンジン6へ送られる(図の(7))。エンジン6では、前述したように、送信されたデータに基づいて、イエローYに関し感光ドラム11上への潜像の形成、現像が行われる。
中間媒体17が1回転してイエローYに関する処理が終了すると、エンジン6は再びVsync信号を発し、次の色の処理開始をコントローラ5側に伝える。以下、同様の処理がマゼンタM、シアンC、ブラックKについて繰返し行われ、中間媒体17の4回転による連続した印刷動作が実行される。この例では、コントローラ5が全ての色の画像データを受信する前にエンジン6が起動を開始するが、図の(1)及び(4)からわかる通り、印刷のために画像処理装置9で各色のデータが必要となるタイミングで、各色の画像データは、既にコントローラ5(画像メモリ7)に受信、格納されており、連続して行われる画像処理装置9以降の処理にデータが間に合わない事態は発生しない。
以上説明したように、本実施の形態例に係るドライバプログラム4を有する印刷システム1を用いることにより、印刷装置3が画像データの受信を完了する前に印刷動作が開始され、しかも、従来通りの連続した印刷動作により印刷が実行される。従って、例えば、図3のTで示す時間分、従来よりも印刷動作が早く開始され、アプリケーションの印刷要求から印刷完了までの印刷時間を短縮することができる。また、メモリでは、画像処理装置9へ送信したデータを格納していた領域には、新たなデータを格納できるため、従来よりもメモリを効率良く使うことができ、メモリ容量を小さくすることが可能である。更に、エンジン6では、4色の画像について連続動作による印刷ができるので、従来通りの安定した印刷が確保される。
図4は、画像データの受信を開始した印刷装置3のコントローラ5が、エンジン6に起動命令を発するまでの処理の一例を示したフローチャートである。画像データの受信を開始(図4のステップS20)したコントローラ5は、図のステップS21、S22、及びS23に示す条件を随時チェックし、いずれかの条件を満たした場合に、エンジン6に対して起動命令を発信する(図4のステップS24)。
画像データ受信中にメモリ容量が不足になった場合(図4のステップS21のNo)には、直ちにエンジン6の起動を開始して、画像処理装置9にデータを送り受信のための領域を確保する。この場合には、エンジン6の印刷動作に画像データの受信が間に合わずに正常な印刷が実行されない場合もある。また、前述の通り、ドライバプログラム4から起動命令を受信した場合(図4のステップS22のYes)には、直ちにエンジン6へ起動命令を出す。また、画像データの受信が完了した場合(図4のステップS23のYes)には、その時点で起動命令を出す。この場合には、従来装置と同様のタイミングでエンジン6の起動が開始されることになる。
なお、以上説明した実施の形態例では、中間媒体上で、色重ねを行う装置について記述したが、感光体上で色重ねを行う装置やドラムに巻きつけた用紙上で色重ねを行う装置にも適用可能である。ドライバプログラム4が画像データの送信完了時間を予想し、それに基づいたタイミングでエンジン6が起動されるが、ホストコンピュータ2の処理能力や通信路Aの混雑状況があまり変動せず、データ送信速度がほぼ一定である環境においては、印刷装置3が一定量の画像データを受信した時点で常にエンジン6の起動を開始するようにして、画像データ受信完了前の起動開始を実現してもよい。
この方法の場合には、ドライバプログラム4側は送信完了時間を予想せず、例えば、画像データが全色で20バンドのデータである場合に、印刷装置3のコントローラ5が10バンドのデータを受信した時点で、常にエンジン6の起動命令を発信するようにするものである。この例では、全画像データの半分に当たる10バンド分のデータの受信を起動開始のタイミングとしたが、この固定のタイミングは、それぞれの環境に応じて、実験などにより、印刷動作にデータの受信が間に合う適切なタイミングが設定される。この固定のタイミングに起動を開始する方法においても、印刷時間の短縮を図ることができる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明を適用した印刷システムの実施の形態例に係る構成図である。 本実施の形態例のドライバプログラム4における処理内容を示したフローチャ ートである。 本実施の形態例に係る印刷装置3における処理のタイミングを示したタイムチ ャートである。 画像データの受信を開始した印刷装置3のコントローラ5が、エンジン6に起 動命令を発するまでの処理の一例を示したフローチャートである。 従来のカラー印刷装置におけるエンジン部の概略の構造図である。
符号の説明
1 印刷システム、 2 ホストコンピュータ、 3 印刷装置、 4 ドライバプログラム、 5 コントローラ、 6 エンジン、 7 画像メモリ、 8 CPU、 9 画像処理装置、 11 感光ドラム、 12 レーザ光、 13 各色の現像ローラ、 14 クリーナ、 15 除電装置、 16 帯電装置、 17 中間媒体、 18 1次転写ローラ、 19 2次転写ローラ、 20 用紙トレイ、 21 用紙、 22 ロータリー現像器

Claims (4)

  1. 受信した複数色から成る画像データに基づいて、色毎に面順次で潜像が形成される感光体と、前記感光体上に形成された潜像を現像する現像器と、前記現像された画像を印刷媒体に転写する転写ユニットとを備え、前記潜像形成、現像、及び転写から成る印刷を実行する印刷装置に、前記画像データを色毎に面順次で送信する処理をコンピュータに実行させる印刷装置用ドライバプログラムであって、
    前記画像データの送信を開始した後に、未だ送信していない残りの前記画像データの送信が完了するまでの予想送信完了時間が、前記印刷装置の感光体に対する一色目の潜像形成が開始されてから前記感光体に対する最終色の潜像形成が終了するまでの時間に基づく印刷実行時間よりも小さくなった時点で、前記印刷装置に対して前記画像データに対する印刷の実行を開始させる起動命令を発信する処理を前記コンピュータに実行させる
    ことを特徴とする印刷装置用ドライバプログラム。
  2. 請求項1において、
    前記予想送信完了時間が前記印刷実行時間よりも小さくなったか否かの判断が、前記画像データの全データ量に対して所定の割合のデータ量を送信した時点で行われる
    ことを特徴とする印刷装置用ドライバプログラム。
  3. 受信した複数色から成る画像データに基づいて、色毎に面順次で潜像が形成される感光体と、前記感光体上に形成された潜像を現像する現像器と、前記現像された画像を印刷媒体に転写する転写ユニットとを備え、前記潜像形成、現像、及び転写から成る印刷を実行する印刷装置と、前記印刷装置に前記画像データを色毎に面順次で送信する処理をコンピュータに実行させるドライバプログラムとを有する印刷システムであって、
    前記ドライバプログラムが、前記画像データの送信を開始した後に、未だ送信していない残りの前記画像データの送信が完了するまでの予想送信完了時間が、前記印刷装置の感光体に対する一色目の潜像形成が開始されてから前記感光体に対する最終色の潜像形成が終了するまでの時間に基づく印刷実行時間よりも小さくなった時点で、前記印刷装置に対して前記画像データに対する印刷の実行を開始させる起動命令を発信する処理を前記コンピュータに実行させ、
    前記印刷装置が、前記起動命令を受信した場合には、前記画像データの受信が完了していなくても、前記印刷の実行を開始する
    ことを特徴とする印刷システム。
  4. 請求項3において、
    前記ドライバプログラムによる、前記予想送信完了時間が前記印刷実行時間よりも小さくなったか否かの判断が、前記画像データの全データ量に対して所定の割合のデータ量を送信した時点で行われる
    ことを特徴とする印刷システム。


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