JP2004213652A - 管理装置,遠隔管理システム,およびカウンタ監視型遠隔管理方法 - Google Patents
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Abstract
【構成】 各被管理装置が出力した特定データ別出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて受け付ける出力カウンタ値受付部801と、出力カウンタ値受付部801が受け付けた出力カウンタ値を基に、出力カウンタ値管理部701の出力カウンタ値を、特定データごとにかつ顧客情報ごとに集計し、その集計結果を基に出力カウンタ値管理部701を更新する出力カウンタ値集計部802と、出力カウンタ値集計部802が更新した出力カウンタ値を基に所定のコマンド処理を実行するコマンド処理部803とを備える。
【選択図】 図8
Description
あるいは、被管理装置が通信機能を備えていない場合や、通信機能を備えていてもその機能が管理装置と通信するための機能を持っていない場合には、その被管理装置に管理装置と通信可能な通信機能を有する遠隔管理仲介装置(以下単に「仲介装置」ともいう)を接続し、管理装置が通信回線および仲介装置経由で被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムも提案されている。
一方、従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置が広告情報等の特定データを出力した場合、その特定データの出力数をカウントし、そのカウントに応じて所定の処理を行うという技術が活用されていた。このような技術が、特許文献2に開示されている。
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、管理装置が、画像形成装置等の各被管理装置を遠隔で一括管理する環境において、当該各被管理装置が出力した特定データの出力数である各カウンタ値を上記管理装置が集計することにより、その集計結果を基に各種の処理を実行できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明による管理装置は、ファイアウォール内部の各被管理装置をファイアウォール外部から遠隔で管理する管理装置であって、上記各被管理装置が各特定データを出力した出力数の特定データ別出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて管理する出力カウンタ値管理手段と、各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて受け付ける出力カウンタ値受付手段と、上記出力カウンタ値受付手段が受け付けた出力カウンタ値を基に、上記出力カウンタ値管理手段の出力カウンタ値を、特定データごとにかつ顧客情報ごとに集計し、その集計結果を基に上記出力カウンタ値管理手段を更新する出力カウンタ値集計手段と、上記出力カウンタ値集計手段が更新した出力カウンタ値を基に所定のコマンド処理を実行するコマンド処理手段とを設けたものである。
請求項5の発明による管理装置は、請求項1の管理装置において、上記顧客情報には、上記特定データを提供したデータ提供主のデータ提供主情報が含まれ、上記特定データと、該特定データに対応するデータ提供主情報とを受け付ける特定データ受付手段と、該特定データ受付手段が受け付けた特定データを上記被管理装置へ配信する特定データ配信手段とを設け、上記出力カウンタ値管理手段は、上記特定データ受付手段が受け付けた特定データの出力カウンタ値を、当該特定データに対応するデータ提供主情報ごとに管理するものである。
請求項7の発明による管理装置は、請求項5の管理装置において、上記コマンド処理手段が実行するコマンド処理が、上記特定データの出力を停止する指示の場合、上記特定データの出力を制限するために設定した出力カウンタ値の出力制限設定カウンタ値を格納した出力制限設定カウンタ値記憶手段を設け、上記コマンド処理手段に、上記出力カウンタ値管理手段を参照して、上記出力制限設定カウンタ値に達した特定データを検出し、上記特定データ配信手段が当該特定データを配信した上記被管理装置に対し、当該検出した特定データの出力の停止を指示する特定データ出力停止指示手段を備えたものである。
請求項12の発明による管理装置は、請求項1の管理装置において、上記各手段に、上記被管理装置との間で、XML形式で記述された情報に基づく処理を実現するXML処理手段を備えたものである。
請求項13の発明による管理装置は、請求項1の管理装置において、上記コマンド処理手段に、上記被管理装置との間でSOAPに基づく通信を実現するSOAP処理手段を備えたものである。
請求項18の発明によるカウンタ監視型遠隔管理方法は、請求項14のカウンタ監視型遠隔管理方法において、上記顧客情報には、上記特定データを提供したデータ提供主のデータ提供主情報が含まれ、上記管理装置は、上記特定データと該特定データに対応するデータ提供主情報とを受け付ける特定データ受付手段と、該特定データ受付手段が受け付けた特定データを上記被管理装置へ配信する特定データ配信手段とを動作するステップを有し、上記出力カウンタ値管理手段は、上記特定データ受付手段が受け付けた特定データの出力カウンタ値を、当該特定データに対応するデータ提供主情報ごとに管理するステップを有するものである。
請求項24の発明によるカウンタ監視型遠隔管理方法は、請求項23のカウンタ監視型遠隔管理方法において、上記顧客の属性情報を顧客の業種又は住所としたものである。
まず、この発明による通信装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例について説明する。
図1は、その遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。なお、通信機能を持ち、管理装置によって管理される通信装置(電子装置)を「被管理装置」と云う。
公衆回線103(又は専用回線)としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線を利用すればよい。
なお、仲介装置101と被管理装置10との接続は、ネットワークに限らず、RS−485規格等に準拠したシリアル接続や、SCSI(Small Computer System Interface)規格等に準拠したパラレル接続等によって行ってもよい。例えば、RS−485規格の場合には、仲介装置101に直列に複数台の被管理装置10を接続することができる。
例えば、図1に示す設置環境Aでは、管理装置102とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)による直接的なコネクションを確立できる仲介装置101aが被管理装置10aおよび10bを従える単純な階層構造になっているが、同図に示す設置環境Bでは、4台の被管理装置10を設置するため、1台の仲介装置101を設置しただけでは負荷が大きくなる。そのため、管理装置102とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる仲介装置101bが、被管理装置10cおよび10dだけでなく、他の仲介装置101cを従え、この仲介装置101cが被管理装置10eおよび10fを更に従えるという階層構造を形成している。この場合、被管理装置10eおよび10fを遠隔管理するために管理装置102から発せられた情報は、仲介装置101bとその下位のノードである仲介装置101cとを経由して、被管理装置10e又は10fに到達することになる。
図示はしていないが、仲介機能付被管理装置11の下位に更に被管理装置10と同等の被管理装置を接続することもできる。
なお、各設置環境A,B,Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール104(104a,104b,104c)を設置する。このファイアウォール104は、プロキシサーバによって構成する。
また、各被管理装置10,11に、ネットワーク経由でパーソナルコンピュータ等の端末装置や他の電子装置(外部装置)を接続することもできる。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した被管理装置10の制御管理を行うためのアプリケーションプログラムを実装している。そして、被管理装置10も含め、この遠隔管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションプログラムのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
(A)は、被管理装置10で管理装置102に対する要求が発生したケースである。このケースでは、被管理装置10が被管理装置側要求aを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った管理装置102がこの要求に対する応答aを返すというモデルになる。同図に示す仲介装置101は複数であるケースも想定できる(上記図1に示す設置環境B)。なお、(A)では、応答aだけでなく応答遅延通知a′を返信するケースが表記されている。これは、管理装置102を、仲介装置101を経由して被管理装置側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知を通知して一旦接続状態を切断し(通信可能状態を解除し)、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
(B)は、管理装置102で被管理装置10に対する要求が発生したケースである。このケースでは、管理装置102が管理装置側要求bを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った被管理装置10が、当該要求に対する応答bを返すというモデルになっている。なお、(B)のケースでも、応答を即座に返せないときに応答遅延通知b′を返すことは(A)のケースと同様である。
さらに、図1に示す仲介装置101の物理的構成について簡単に説明すると、当該仲介装置101は、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,ネットワークインタフェースカード(以下「NIC」と略称する)等によって構成されている。その構成についても、追って詳細に説明する。
画像形成装置100は、コピー,プリンタ,ファクシミリ,スキャナ等の機能および外部装置と通信を行う機能を備えたデジタル複合機であり、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているものである。また、仲介機能付画像形成装置110は、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせたものである。
図4は、画像形成装置100の物理的構成例を示すブロック図である。
この画像形成装置100は、CPU201,ASIC(Application Specific Integrated Circuit)202,SDRAM203,NVRAM204,NRS用メモリ205,PHY(物理メディアインタフェース)206,操作部207,HDD(ハードディスクドライブ)208,モデム211,PI(パーソナルインタフェース)212,FCU(ファックスコントロールユニット)213,USB(Universal Serial Bus)インタフェース214,IEEE1394インタフェース215,プロッタ/スキャナエンジン216,および周辺機217を備えている。これらのユニットは、それぞれがこの画像形成装置100におけるハードウェア資源である。なお、エンジンユニットであるプロッタ/スキャナエンジン216はそれぞれ、内部に異常等の事象を検出するためのセンサを備えている。
ASIC202は、CPUインタフェース,SDRAMインタフェース,ローカルバスインタフェース,PCIインタフェース,MAC(Media Access Controller)、HDDインタフェースなどからなる多機能デバイスボードであり、CPU201の制御対象となるデバイスの共有化を図り、アーキテクチャの面からアプリ(アプリケーションソフト)等の開発の高効率化を支援するものである。
SDRAM203は、OS(オペレーティングシステム)を含む各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU201がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このSDRAM203の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。
PHY206は、LAN等のネットワークを介して外部装置と通信を行うためのインタフェースであり、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11b規格(無線LAN対応),IEEE1394規格,IEEE802.3規格(イーサネット(登録商標)対応)に準拠したインタフェースをそれぞれ設け、複数の通信手段としている。
HDD208は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する不揮発性記憶手段(記録媒体)である。このHDD208に、上述したNVRAM204内のプログラムやそれ以外のデータを記憶しておくこともできる。また、このHDD208を、上述したサービスメモリやファームメモリとして使用することもできる。
PI212は、RS485規格に準拠したインタフェースを備え、図示しないラインアダプタを介して公衆回線に接続している。なお、このPI212を用いて画像形成装置100と仲介装置101とを接続することも可能である。
FCU213は、FAX(ファクス)装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機やデジタル複合機等の画像形成装置および管理装置102等の外部装置との通信を図示しない公衆回線経由で制御する。
プロッタ/スキャナエンジン216は、原稿の画像を読み取るスキャナエンジン(画像読取手段)と、そのスキャナエンジンによって読み取られた画像データ(例えば特定データを含むプリントデータ)あるいは外部装置から受信したテキストデータ(例えば特定データを含むプリントデータ)に基づいて用紙等の記録媒体上に画像形成(印刷)を行うプロッタエンジン(画像形成手段)とからなる。プロッタエンジンとしては、白黒レーザプリンタやカラーレーザプリンタを使用できる。
周辺機217は、原稿をスキャナエンジンの画像読取位置へ自動給送する自動原稿給送装置(ADF)や、プロッタエンジンで画像形成された用紙を仕分けするなどの後処理を行う後処理装置装置(例えばフィニッシャ)などに相当する。
図5は、画像形成装置100のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
この画像形成装置100のソフトウェア構成は、アプリケーションモジュール層,サービスモジュール層,汎用OS層からなる。そして、これらのソフトウェアを構成するプログラムはNVRAM204やNRS用メモリ205に記憶され、CPU201によって必要に応じて読み出されてSDRAM203に展開される。そしてそのCPU201は、これらのプログラムを必要に応じて実行し、装置の制御を行うことにより、各種機能を実現することができる。
OCS300は、操作部207を制御するモジュールである。
ECS301は、ハードウェアリソース等のエンジンユニットを制御するモジュールである。
MCS302は、メモリ制御をするモジュールであり、例えば、画像メモリの取得および開放、HDD208の利用等を行う。
NCS303は、ネットワークとアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムとの仲介処理を行わせるモジュールである。
FCS304は、ファクシミリ送受信、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷等を行うモジュールである。
SRM307は、システムの制御およびリソースの管理を行うモジュールである。
IMH308は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。
DCS316は、HDD208やSDRAM203に記憶している(する)画像ファイル等をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。
UCS317は、機器利用者(ユーザ)が登録した宛先情報や宛名情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
コピーアプリ309は、コピーサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ファクスアプリ310は、ファクスサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
プリンタアプリ311は、プリンタサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
スキャナアプリ312は、スキャナサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ウェブアプリ314は、ウェブサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
汎用OS320は、UNIX(登録商標),Linux(登録商標),Windows(登録商標)等のオペレーティングシステム(オペレーションシステム)を使用することができる。オペレーティングシステムは、サービスモジュール層やアプリケーションモジュール層のプログラムなどを実行させる処理を司る。ここで、UNIXやLinuxを用いれば、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。
図6は、NRS305の構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、NRS305は、SCS306とNCS303との間で処理を行っている。ウェブサーバ機能部500は、外部から受信した要求に関する応答処理を行う。ここでの要求は、例えば、構造化言語であるXML(Extensible Markup Language)形式で記載された、SOAP(Simple Object Access Protocol)によるSOAPリクエストであることが考えられる。ウェブクライアント機能部501は、外部への要求を発行する処理を行う。libsoap502は、SOAPを処理するライブラリであり、libxml503は、XML形式で記載されたデータを処理するライブラリである。また、libgwww504は、HTTPを処理するライブラリであり、libgw_ncs505は、NCS303との間の処理をするライブラリである。
図7は、管理装置102の物理的構成例を示すブロック図である。
この管理装置102は、モデム601,通信端末602,プロキシ(Proxy)サーバ603,操作者端末604,ファイルサーバ605,および制御装置606等からなる。
モデム601は、公衆回線103を介して機器利用者側(例えば画像形成装置を利用しているユーザ先)の仲介装置101又は画像形成装置110との通信を司るものであり、送受信するデータを変復調する。このモデム601と後述する通信端末602とにより、通信手段としての機能を果たす。
通信端末602は、モデム601による通信を制御するものである。
操作者端末604は、サービスセンタの管理者であるセンタオペレータが操作する端末装置(パーソナルコンピュータ等)であり、各種データの入力をセンタオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付けたり、センタオペレータに通知すべき情報をLCD又はCRT等の表示部に表示したりする。入力されるデータとしては、例えば、各ユーザ側の仲介装置101又は画像形成装置110と通信する際に使用するIPアドレスや発呼先電話番号等の顧客情報の他に、各ユーザ側の仲介装置101又は画像形成装置110へ送信すべきパラメータ(例えばリトライ時間,リトライ間隔,通信制限時間)やコマンドなどがある。
制御装置606は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置102全体を統括的に制御する。そのCPUが、上記プログラムに従って動作する(上記プログラムを必要に応じて実行する)と共に、モデム601,通信端末602,プロキシサーバ603,操作者端末604,又はファイルサーバ605を利用することにより、この発明による機能(出力カウンタ値管理手段,出力カウンタ値集計手段,コマンド処理手段,特定データ受付手段,特定データ配信手段,特定データ検出手段としての機能)を実現することができる。
図8は、管理装置102の機能構成例を示すブロック図である。
この管理装置102は、情報を記憶する記憶部700と、管理装置102と通信する通信部900と、これら各部の動作を制御する処理部800とを備えている。これらのうち、処理部800および通信部900としての機能は、図7のモデム601,通信端末602,プロキシサーバ603,操作者端末604,および制御装置606によって実現できる。
この出力カウンタ値管理部701は、各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて管理する。
ここでいう「各特定データの出力カウンタ値」は、各画像形成装置100が出力した各特定データの出力数である特定データ別出力カウンタ値である。
なお、画像形成装置100が、各特定データの出力カウンタ値を出力するしくみについては、画像形成装置100の説明のところで説明してある。
出力カウンタ値管理部701は、図9(A)に示すように、広告IDごとに、かつ顧客IDごとに、当該広告IDに対応する広告情報の出力カウンタ値を管理している。
ここで「広告ID」は、広告情報を識別するための情報である。
「顧客ID」は、顧客を識別するための情報であり、ここでは特にデータ出力者を識別するために用いている。
「出力カウンタ値」は、例えば「100」とか「200」といった値である。
ここでいう「顧客ID」は、顧客のうち、特に、特定データの提供主を識別するための情報である。その他の情報は、上述した図9(A)の場合と同様である。
図10は、顧客情報管理部702のデータべース構造である。
この顧客情報管理部702は、顧客ID,顧客名,顧客の業種,顧客の住所などの情報が相互に関連付けられている。業種,住所などは、顧客の属性情報である。
図11は、出力制限設定値記憶部703のデータ構造を示す図である。
この出力制限設定値記憶部703は、出力制限設定カウンタ値を格納している。
「出力制限設定カウンタ値」は、上述した特定データの出力を制限するために設定した出力カウンタ値の最大値である。図11では、出力制限設定カウンタ値を広告IDごとに格納する方式を採用している。
図12は、出力期限記憶部704のデータ構造を示す図である。
この出力期限記憶部704は、特定データの出力期限を格納している。図12では、出力期限を広告IDごとに格納する方式を採用している。
データ提供料算出条件記憶部705は、データ提供料算出条件を格納する。
ここで「データ提供料算出条件」は、上述した出力カウンタ値に基づくデータ提供料を算出するための条件である。例えば、出力カウンタ値ごとに加算されるデータ提供料などの情報がこの条件の中に含まれている。また、指定口座など、決済に必要な情報もこれに含まれている。
ここで「サービス利用料割引率算出条件」は、上述した出力カウンタ値に基づくサービス利用料の割引率を算出するための条件である。例えば、出力カウンタ値に基づき算出されるサービス利用料(コピーや管理費など)の割引率などの情報がこの条件の中に含まれている。また、指定口座など、決済に必要な情報もこれに含まれている。
なお、上述のデータ提供料算出条件やサービス利用料割引率算出条件は、例えば、プログラム関数やテーブルなどで構成されている。
この配信ゾーン情報記憶部707は、顧客が利用する画像形成装置100の識別情報を顧客ごとに格納する。図13の(A)では、顧客IDごとに、画像形成装置IDを格納する方式を採用している。
ここで「画像形成装置ID」は、画像形成装置100の識別情報である。
「顧客ID」は、顧客情報管理部702の顧客IDと同様である。
配信ゾーン情報記憶部707はまた、仲介装置101ごとに、仲介装置101の管理下の画像形成装置100を記憶する。図13の(B)では、仲介装置IDごとに、画像形成装置IDを格納する方式を採用している。
通信部900は、情報の送受信を行うためのものであり、図7によって説明したモデム601やプロキシサーバ603が該当する。
処理部800は、管理装置102全体の制御を行うものであり、図7によって説明した制御装置606が該当する。
この処理部800は、出力カウンタ値受付部801,出力カウンタ値集計部802,コマンド処理部803,特定データ受付部804,特定データ配信部805,および特定データ検出部806を備えている。これら各部の具体的な機能については、後述する動作の部分で説明する(図19,、図21,図23,図26)。
図14は、仲介装置101内の物理的構成例を示すブロック図である。
この仲介装置101は、CPU31,DRAM32,フラッシュROM33,カードメモリコントローラ34,カードメモリ35,画像形成装置I/F36,リアルタイムクロック回路(RTC)37,モデム38,NCU(網制御装置)39,NIC(Network Interface Card)40,41,および電源回路42によって構成されている。
フラッシュROM33は、ブートローダを記憶するプログラムメモリや、管理装置102および各画像形成装置100の一方から他方への送信データ、各画像形成装置100の中から1台を特定するそれぞれの機番情報(識別情報)、管理装置102等の通信先のIPアドレス、ダイヤルアップサーバ111(アクセスポイント)の電話番号であるコールバック先電話番号(発呼先識別情報)、回線接続が成功しなかった場合の再発呼時間(リトライ時間),再発呼間隔(リトライ間隔)、および管理装置102との連続通信を制限する通信制限時間などを記憶するデータベース(DB)として使用する不揮発性メモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。なお、このフラッシュROM33の代わりに、EEPROM等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。また、再発呼時間の代わりに、再発呼回数(リトライ回数)を記憶してもよい。
カードメモリ35は、SDメモリ等の記録媒体であり、OS,ドライバ,アプリケーション等の各種プログラムを記録している。
画像形成装置I/F36は、遠隔管理対象となる図示しない画像形成装置を接続する画像形成装置接続手段であり、RS485などの通信インタフェースに相当する。
リアルタイムクロック回路37は、年月日時分秒等の時刻情報を発生するものであり、CPU31がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
モデム38は、変復調手段であり、管理装置102へ公衆回線103経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線103に流せる形に変調する。また、管理装置102から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
NIC40,41は、LAN等のネットワーク上の遠隔管理対象となる各画像形成装置100,ファイアウォール104,又は図示しないパーソナルコンピュータ等を用いた管理用端末を含む他の電子装置との通信を制御したり、ファイアウォール104およびインタネット112を介して管理装置102を含む各種の外部装置と通信を制御するものである。よって、画像形成装置接続手段としての機能を実現できる。
電源回路42は、ACアダプタ43からのAC電源(商用電源)をDC電源に変換して仲介装置101内の上述した各部に供給するものである。
なお、カードメモリコントローラ34に、HDDや、脱着可能なMOディスク,CD−Rディスク,CD−RWディスク,DVD+Rディスク,DVD+WRディスク,DVD−Rディスク,DVD−RWディスク,DVD−RAMディスク等の他の記録媒体に対する各種データの読み書きを制御するコントローラを備えてもよい。
図15は、仲介装置101の機能構成例を示すブロック図である。
この仲介装置101は、情報を記憶する記憶部51と、外部装置と通信する通信部52と、これら各部の動作を制御する処理部53とを備えている。これらのうち、通信部52および処理部53としての機能は、図14のCPU31がDRAM32内の各種プログラムに従って動作することによって実現できる。
記憶部51は、データやプログラムを保持するためのものであり、図14によって説明したDRAM32,フラッシュROM33,カードメモリ35が該当する。この記憶部51は、物理的に単一であるか複数であるかを問わない。この記憶部51は、仲介側出力カウンタ値記憶部51a,および仲介側配信ゾーン情報記憶部51bを備えている。
仲介側出力カウンタ値記憶部51aは、図8によって説明した出力カウンタ値管理部701と同様に、各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて格納する。
この仲介側出力カウンタ値記憶部51aの構成は、出力カウンタ値管理部701の構成と同様である。
次に、仲介側配信ゾーン情報管理部51bについて、図16を用いて詳述する。
図16は、仲介側配信ゾーン情報管理部51bのデータ構造を示す図である。
この仲介側配信ゾーン情報記憶部51bは、顧客が利用する画像形成装置(被管理装置)の識別情報を記憶する。図16では、画像形成装置IDと顧客IDとを対応付けて格納する方式を採用している。画像形成装置IDと顧客IDはそれぞれ、上述した画像形成装置IDと顧客IDと同様である。
通信部52は、情報の送受信を行うためのものであり、NIC40,41や画像形成装置I/F36が該当する
処理部53は、仲介装置101全体の制御を行うものであり、図14によって説明したCPU31が該当する。
この処理部53は、仲介側出力カウンタ値受付部53aおよび出力カウンタ値転送部53bを備えている。これら各部の具体的な機能については、後述する動作の部分で説明する(図23)。
図17は、図3に示した管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100間で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。
NRS305は、仲介装置101から受信したSOAPメッセージに記述されている課金カウンタ取得要求をSCS306へ通知する(S604)。
SCS306は、NRS305から課金カウンタ取得要求の通知を受けると、NVRAM204(又はHDD208)に格納されている課金カウンタのデータを読み取る(S605)。そして、その読み取った課金カウンタのデータ(応答データ)をNRS305へ引き渡す(S606)。
仲介装置101は、NRS305から課金カウンタのデータのSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに基づいてそれを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット112経由で管理装置102へ送信する(S608)。
このように、上記通信シーケンスにより、データの送受信が行われる。
図18は、画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、OCS300は、操作部207上の図示しないユーザコールキーが押下された旨をSCS306へ通知する(S701)。
SCS306は、OCS300からユーザコールキーが押下された旨の通知を受けると、ユーザコール要求をNRS305へ通知する(S702)。
仲介装置101は、NRS305からユーザコール情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてそれを含むHTTPメッセージを生成し、インタネット112経由で管理装置102に対してユーザコールを行う。つまり、自己の識別子を付加したユーザコール情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット112経由で管理装置102へ通報する(S704)。この場合には、ファイアウォール104の内側から外側に向けての送信であるので、仲介装置101が自ら管理装置102に向けてセッションを張ってデータを送信することができる。
ここで、ステップS704の処理後のパターンを以下の(A)から(C)に分けて説明する。
仲介装置101は、管理装置102からコール結果を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてそのパケット上のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをネットワーク経由でユーザコールキーが押下された画像形成装置100のNRS305へ送信する(S706)。
SCS306は、コール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが成功したか失敗したかを示すメッセージを操作部207上の表示器(文字表示器)に表示する(S708)。
NRS305は、失敗した旨のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに記述されている失敗した旨のコール結果を解釈し、それをSCS306へ通知する(S710)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
次に(C)において、NRS305は、規定時間が経っても仲介装置101から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果をSCS306へ通知する(S712)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作部207上の文字表示器に表示する(S713)。
図19は、管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100の処理であって、広告情報を登録する処理を示すフローチャートである。ここでは、画像形成装置100の要求を受けて広告情報を登録する場面を想定するが、パーソナルコンピュータ等の端末装置の要求を受けて広告情報を登録するようにしてもよい。
次に、画像形成装置100は、仲介装置101からの通知を受けて、NVRAM204を参照して、登録済みの広告情報と広告関連情報とを仲介装置101経由で管理装置102へ送信する(ステップS12〜S14)。
すなわち、管理装置102の各部700,800,900は、画像形成装置100との間で、XML形式で記述された情報に基づく処理を実現するXML処理機能を備えている。これによると、タグの拡張性が向上するので、この画像形成装置遠隔管理システムにおけるサービスを向上させることが可能となる。また、管理装置102のコマンド処理部803は、画像形成装置100との間でSOAPに基づく通信を実現するSOAP処理機能を備えている。これによると、仲介装置101や画像形成装置100との間のリモート通信が実現できるので、この画像形成装置遠隔管理システムにおけるサービスを向上させることができる。
以上のようにして広告情報の登録処理が実行される。
図21は、管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100の処理であって、広告情報を配信する処理を示すフローチャートである。
まず管理装置102は、記憶部700上の新規な広告情報の配信先(仲介装置101)を登録(確認)しておく(ステップS21)。この確認方法としては、例えば、フラグを用いた方法がある。管理装置102は、記憶部700上の新規な広告情報を検知する(ステップS22)。
管理装置102の特定データ受付部804は、上述した広告情報と上述したデータ提供主情報(データ提供主IDなど)とを受け付けるに際し、顧客の属性情報を、広告情報と提供主識別情報とに対応づけて受け付けると、特定データ配信部805は、配信ゾーン情報記憶部707を参照して、特定データ受付部804が受け付けた属性情報にかかる顧客が利用する画像形成装置100の識別情報(画像形成装置IDなど)を読み出し、当該識別情報が割り当てられている画像形成装置100へ広告情報を配信する。ここではこの機能を「配信先指定機能」と呼ぶ。
そして最終的には、広告情報等が付加されたレスポンスを受信した仲介装置101は、画像形成装置100へ当該レスポンス(広告情報など)を配信する(ステップS27)。
図22に、上述した広告情報の配信コマンドの一例を示す。この図22では、広告情報と、この広告情報に付加された広告ID等の情報とが、SOAPに従ってXML形式で含まれている。
このようにして広告情報の配信処理が行われる。
まず画像形成装置100は、NVRAM204に格納した広告情報を外部に出力すると、当該広告情報の出力カウンタ値を計数する(ステップS31)。ここで広告情報は、例えば、通常の印刷内容(プリントデータ)とともに外部に印刷される。
画像形成装置100は、上述した広告情報を出力(印刷)すると、この広告情報の印刷ページ数に従って、NVRAM204の各種カウンタにおける当該広告情報の出力カウンタ値を計数(カウント)する。
なお、上述した「広告情報の出力」が表示である場合には、広告情報の表示回数に従って、NVRAM204の各種カウンタにおける当該広告情報の出力カウンタ値を計数することになる。
図24に、画像形成装置100が出力した広告情報の印刷例を示す。図24では、通常の印刷内容の下部に広告情報が印刷されている。ここでは広告情報として、新製品の案内が示されている。
画像形成装置100は、上述した各種カウンタにおける計数した各広告情報の出力カウンタ値を、当該仲介装置101へ送信する(ステップS32)。この場合、画像形成装置100は、上述した出力カウンタ値に顧客情報(顧客ID)を対応付けて送信する。
ここで、各広告情報の出力カウンタ値を送信するコマンドの一例を図25に示す。図25では、広告IDごとに、その広告IDに対応する出力カウンタ値(例えば「1056」)が記述されている。
そして最終的には、管理装置102が、仲介装置101からの定期通知(ポーリング)を受けて(ステップS33)、当該仲介装置101から、広告情報の出力カウンタ値を受信する(ステップS34〜S36)。
次に、出力カウンタ値集計部802は、出力カウンタ値受付部801が受け付けた出力カウンタ値を基に、出力カウンタ値管理部701の出力カウンタ値を、広告情報ごとにかつ顧客情報ごとに集計し、その集計の結果を基に、出力カウンタ値管理部701を更新する(ステップS35)。この更新は、例えば、広告情報ごとに分類された顧客別出力カウンタ値の更新であったり、データ提供主ごとに分類された広告情報別出力カウント値の更新である(図9を参照)。
このようにすると、管理装置102が画像形成装置100を遠隔管理する動作環境において、広告別,顧客別の各種出力カウンタ値に応じた決済等の各種コマンド処理が可能となる。
まずは、広告情報の出力を停止する指示に関するコマンド処理を説明する。
図26は、管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100の処理であって、広告情報の出力を停止する指示に関する処理を示すフローチャートである。
まず、管理装置102の出力カウンタ値集計部802は、ステップS35の処理と同様の手順で、出力カウンタ値管理部701を更新する(ステップS41)。更新後、コマンド処理部803は、出力カウンタ値管理部701を参照して、出力制限設定値記憶部703の出力制限設定カウンタ値に達した広告情報を検出し、検出した広告情報の出力を停止する指示を、特定データ配信部805が当該広告情報を配信した画像形成装置100に対して行う。具体的に説明する。
その結果、上述した配信先を検出した場合には、コマンド処理部803は、出力制限設定カウンタ値に達した広告情報を検出し、当該広告情報の出力を停止する指示をレスポンスとして上述した配信先へ送信する(ステップS44,S45)。
そして最終的には、配信先の仲介装置101を介して、上述した広告情報の出力を停止する指示を受信した画像形成装置100は、当該指示に従い、当該広告情報の出力を停止する(ステップS46)。
このようにして、出力カウンタ値を基に、各画像形成装置100側で広告情報の出力を停止させることが可能となる。
まずは、コマンド処理部803が実行するコマンド処理が、広告情報のデータ提供主に対する決済処理の場合について説明する。
この場合、コマンド処理部803は、データ提供料算出条件記憶部705を参照して、出力カウンタ値管理部701が格納した出力カウンタ値に基づくデータ提供料を算出し、当該データ提供料を用いて、当該出力カウンタ値に対応するデータ提供主情報にかかるデータ提供主に対する決済処理を実行する。ここではこの機能を「データ提供主用決済機能」と呼ぶ。
このようなデータ提供主用決済機能により、例えば、データ提供主が提供した広告情報の出力カウンタ値を基に、そのデータ提供主の広告料を請求することが可能となる。
このようなデータ出力者用決済機能により、例えば、データ出力者別の出力カウンタ値を基に、データ出力者に対して、サービス利用料(プリンタの管理費など)の割り引きサービスを行うことが可能となる。
すなわち、管理装置102の特定データ検出部806は、出力期限記憶部704を参照して、出力期限切れの広告情報を検出する。例えば、出力期限は、年月日まで指定することができる。
そしてその後、特定データ配信部805は、当該期限切れの広告情報を配信した画像形成装置100に対し、当該広告情報の出力の停止を指示する。ここではこの機能を「特定データ出力停止指示機能」と呼ぶ。これによると、例えば、宣伝に有効な広告情報のみを出力させることができる。
特定データ配信部805は、上述の広告情報を配信する際、当該広告情報とその配信先(仲介装置101および画像形成装置100)との対応付けを記憶部700の領域に格納し、この記憶部700上の対応付けを参照して、出力期限切れの広告情報に対応する配信先(仲介装置101および画像形成装置100)を検出する。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
Claims (24)
- ファイアウォール内部の各被管理装置をファイアウォール外部から遠隔で管理する管理装置であって、
前記各被管理装置が各特定データを出力した出力数の特定データ別出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて管理する出力カウンタ値管理手段と、
各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて受け付ける出力カウンタ値受付手段と、
前記出力カウンタ値受付手段が受け付けた出力カウンタ値を基に、前記出力カウンタ値管理手段の出力カウンタ値を、特定データごとにかつ顧客情報ごとに集計し、その集計結果を基に前記出力カウンタ値管理手段を更新する出力カウンタ値集計手段と、
前記出力カウンタ値集計手段が更新した出力カウンタ値を基に所定のコマンド処理を実行するコマンド処理手段と
を設けたことを特徴とする管理装置。 - 請求項1記載の管理装置と、該管理装置によって遠隔管理される被管理装置とを備えた遠隔管理システムにおいて、
前記管理装置からのコマンドをインタネット経由で前記被管理装置へ転送するファイアウォール内部の管理仲介装置を備え、
前記管理仲介装置に、
前記各被管理装置から、前記各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて受け付ける仲介側出力カウンタ値受付手段と、
該仲介側出力カウンタ値受付手段が受け付けた特定データ別出力カウンタ値を前記顧客情報と対応付けて格納する仲介側出力カウンタ値記憶手段と、
該仲介側出力カウンタ値記憶手段を参照して、前記各特定データの出力カウンタ値を前記顧客情報と対応付けて前記管理装置へ転送する出力カウンタ値転送手段と
を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。 - 各被管理装置と、該各被管理装置をファイアウォールの外部から遠隔で管理する管理装置と、該管理装置からのコマンドをインタネット経由で前記被管理装置へ転送するファイアウォール内部の管理仲介装置とを備えた遠隔管理システムにおいて、
前記管理仲介装置に、
前記各被管理装置から、前記各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて受け付ける仲介側出力カウンタ値受付手段と、
前記仲介側出力カウンタ値受付手段が受け付けた各特定データの出力カウンタ値を前記顧客情報と対応付けて格納する仲介側出力カウンタ値記憶手段と、
該仲介側出力カウンタ値記憶手段を参照して、前記特定データ別出力カウンタ値を前記顧客情報と対応付けて前記管理装置へ転送する出力カウンタ値転送手段と
を設けたことを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項2又は3記載の遠隔管理システムにおいて、
前記出力カウンタ値転送手段は、前記管理装置へのポーリングを開始したのち、前記出力カウンタ値を前記管理装置へ送信することを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項1記載の管理装置において、
前記顧客情報には、前記特定データを提供したデータ提供主のデータ提供主情報が含まれ、
前記特定データと、該特定データに対応するデータ提供主情報とを受け付ける特定データ受付手段と、
該特定データ受付手段が受け付けた特定データを前記被管理装置へ配信する特定データ配信手段とを設け、
前記出力カウンタ値管理手段は、前記特定データ受付手段が受け付けた特定データの出力カウンタ値を、当該特定データに対応するデータ提供主情報ごとに管理することを特徴とする管理装置。 - 請求項5記載の管理装置において、
前記特定データの出力期限を格納する出力期限記憶手段と、
該出力期限記憶手段を参照して、出力期限切れの特定データを検出する特定データ検出手段とを設け、
前記特定データ配信手段は、
前記出力期限切れの特定データを配信した被管理装置に対し、前記特定データ検出手段が検出した特定データの出力の停止を指示する特定データ出力停止指示手段を有することを特徴とする管理装置。 - 請求項5記載の管理装置において、
前記コマンド処理手段が実行するコマンド処理が、前記特定データの出力を停止する指示の場合、
前記特定データの出力を制限するために設定した出力カウンタ値の出力制限設定カウンタ値を格納した出力制限設定カウンタ値記憶手段を設け、
前記コマンド処理手段は、
前記出力カウンタ値管理手段を参照して、前記出力制限設定カウンタ値に達した特定データを検出し、前記特定データ配信手段が当該特定データを配信した前記被管理装置に対し、当該検出した特定データの出力の停止を指示する特定データ出力停止指示手段を有することを特徴とする管理装置。 - 請求項5記載の管理装置において、
前記コマンド処理手段が実行するコマンド処理が、前記データ提供主情報にかかるデータ提供主に対する決済処理の場合、さらに、
前記出力カウンタ値に基づくデータ提供料を算出するためのデータ提供料算出条件を格納するデータ提供料算出条件記憶手段を設け、
前記コマンド処理手段は、
前記データ提供料算出条件を参照して、前記出力カウンタ値管理手段が格納した出力カウンタ値に基づくデータ提供料を算出し、当該データ提供料を用いて、当該出力カウンタ値に対応するデータ提供主情報にかかるデータ提供主に対する決済処理を実行するデータ提供主用決済手段を有することを特徴とする管理装置。 - 請求項1記載の管理装置において、
前記コマンド処理手段が実行するコマンド処理が、前記顧客情報にかかるデータ出力者に対する決済処理の場合、さらに、
前記出力カウンタ値に基づくシステム利用料の割引率を算出するためのシステム利用料割引率算出条件を格納するシステム利用料割引率算出条件記憶手段を設け、
前記コマンド処理手段は、
前記システム利用料割引率算出条件を参照して、前記出力カウンタ値管理手段が格納した出力カウント値に基づくシステム利用料の割引率を算出し、当該割引率を用いて、当該出力カウンタ値に対応する顧客情報にかかるデータ出力者に対する決済処理を実行するデータ出力者用決済手段を有することを特徴とする管理装置。 - 請求項5記載の管理装置において、
前記顧客情報は、顧客の属性情報を含むものであり、
該顧客の属性情報にかかる顧客が利用する被管理装置の識別情報を顧客ごとに格納する配信ゾーン情報記憶手段を設け、
前記特定データ受付手段が、前記特定データと前記提供主情報とを受け付けるに際し、顧客の属性情報を、前記特定データと前記提供主識別情報とに対応付けて受け付けると、
前記特定データ配信手段は、
前記配信ゾーン情報記憶手段を参照して、前記特定データ受付手段が受け付けた属性情報にかかる顧客が利用する被管理装置の識別情報を読み出し、当該識別情報が割り当てられている被管理装置へ前記特定データを配信する配信先指定手段を有することを特徴とする管理装置。 - 前記顧客の属性情報は、顧客の業種又は住所であることを特徴とする請求項10記載の管理装置。
- 前記各手段は、前記被管理装置との間で、XML形式で記述された情報に基づく処理を実現するXML処理手段を有することを特徴とする請求項1記載の管理装置。
- 前記コマンド処理手段は、前記被管理装置との間でSOAPに基づく通信を実現するSOAP処理手段を有することを特徴とする請求項1記載の管理装置。
- ファイアウォール内部の各被管理装置をファイアウォール外部から遠隔で管理する管理装置におけるカウンタ監視型遠隔管理方法であって、
前記各被管理装置が各特定データを出力した出力数の特定データ別出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて管理する出力カウンタ値管理手段を備えていた場合に、
各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて受け付ける出力カウンタ値受付手段と、
前記出力カウンタ値受付手段が受け付けた出力カウンタ値を基に、前記出力カウンタ値管理手段の出力カウンタ値を、特定データごとにかつ顧客情報ごとに集計し、その集計結果を基に前記出力カウンタ値管理手段を更新する出力カウンタ値集計手段と、
前記出力カウンタ値集計手段が更新した出力カウンタ値を基に所定のコマンド処理を実行するコマンド処理手段と、
を動作するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 請求項14記載のカウンタ監視型遠隔管理方法において、
さらに、前記管理装置からのコマンドをインタネット経由で前記被管理装置へ転送するファイアウォール内部の管理仲介装置を備えた場合に、
前記管理仲介装置は、
前記各被管理装置から、前記各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて受け付ける仲介側出力カウンタ値受付手段と、
前記仲介側出力カウンタ値受付手段が受け付けた特定データ別出力カウンタ値を前記顧客情報と対応付けて格納する仲介側出力カウンタ値記憶手段と、
前記仲介側出力カウンタ値記憶手段を参照して、前記各特定データの出力カウンタ値を前記顧客情報と対応付けて前記管理装置へ転送する出力カウンタ値転送手段と、
を動作するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 各被管理装置と、該各被管理装置をファイアウォールの外部から遠隔で管理する管理装置と、該管理装置からのコマンドをインタネット経由で前記被管理装置へ転送するファイアウォール内部の管理仲介装置とを備えた遠隔管理システムにおけるカウンタ監視型遠隔管理方法であって、
前記管理仲介装置は、
前記各被管理装置から、前記各特定データの出力カウンタ値を顧客情報と対応付けて受け付ける仲介側出力カウンタ値受付手段と、
前記仲介側出力カウンタ値受付手段が受け付けた各特定データの出力カウンタ値を前記顧客情報と対応付けて格納する仲介側出力カウンタ値記憶手段と、
前記仲介側出力カウンタ値記憶手段を参照して、前記特定データ別出力カウンタ値を前記顧客情報と対応付けて前記管理装置へ転送する出力カウンタ値転送手段と、
を動作するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 請求項15又は16記載のカウンタ監視型遠隔管理方法において、
前記出力カウンタ値転送手段は、前記管理装置へのポーリングを開始したのち、前記出力カウンタ値を前記管理装置へ送信するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 請求項14記載のカウンタ監視型遠隔管理方法において、
前記顧客情報には、前記特定データを提供したデータ提供主のデータ提供主情報が含まれ、
前記管理装置は、
前記特定データと該特定データに対応するデータ提供主情報とを受け付ける特定データ受付手段と、
該特定データ受付手段が受け付けた特定データを前記被管理装置へ配信する特定データ配信手段とを動作するステップを有し、
前記出力カウンタ値管理手段は、前記特定データ受付手段が受け付けた特定データの出力カウンタ値を、当該特定データに対応するデータ提供主情報ごとに管理するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 請求項18記載のカウンタ監視型遠隔管理方法において、
前記管理装置は、
前記特定データの出力期限を格納する出力期限記憶手段を備え、
前記出力期限記憶手段を参照して、出力期限切れの特定データを検出する特定データ検出手段とを動作するステップを有し、
前記特定データ配信手段は、
前記出力期限切れの特定データを配信した被管理装置に対し、前記特定データ検出手段が検出した特定データの出力の停止を指示するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 請求項18記載のカウンタ監視型遠隔管理方法において、
前記コマンド処理手段が実行するコマンド処理が、前記特定データの出力を停止する指示の場合、
前記管理装置は、
前記特定データの出力を制限するために設定した出力カウンタ値の出力制限設定カウンタ値を格納した出力制限設定カウンタ値記憶手段を備え、
前記コマンド処理手段は、
前記出力カウンタ値管理手段を参照して、前記出力制限設定カウンタ値に達した特定データを検出し、前記特定データ配信手段が当該特定データを配信した前記被管理装置に対し、当該検出した特定データの出力の停止を指示するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 請求項18記載のカウンタ監視型遠隔管理方法において、
前記コマンド処理手段が実行するコマンド処理が、前記データ提供主情報にかかるデータ提供主に対する決済処理の場合、
前記管理装置は、さらに、
前記出力カウンタ値に基づくデータ提供料を算出するためのデータ提供料算出条件を格納するデータ提供料算出条件記憶手段を備え、
前記コマンド処理手段は、
前記データ提供料算出条件を参照して、前記出力カウンタ値管理手段が格納した出力カウンタ値に基づくデータ提供料を算出し、当該データ提供料を用いて、当該出力カウンタ値に対応するデータ提供主情報にかかるデータ提供主に対する決済処理を実行するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 請求項14乃至16のいずれか一項に記載のカウンタ監視型遠隔管理方法において、
前記コマンド処理手段が実行するコマンド処理が、前記顧客情報にかかるデータ出力者に対する決済処理の場合、
前記管理装置は、さらに、
前記出力カウンタ値に基づくシステム利用料の割引率を算出するためのシステム利用料割引率算出条件を格納するシステム利用料割引率算出条件記憶手段を備え、
前記コマンド処理手段は、
前記システム利用料割引率算出条件を参照して、前記出力カウンタ値管理手段が格納した出力カウント値に基づくシステム利用料の割引率を算出し、当該割引率を用いて、当該出力カウンタ値に対応する顧客情報にかかるデータ出力者に対する決済処理を実行するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 請求項18記載のカウンタ監視型遠隔管理方法において、
前記顧客情報には、顧客の属性情報を含むものであり、
前記管理装置は、
前記顧客の属性情報にかかる顧客が利用する被管理装置の識別情報を顧客ごとに格納する配信ゾーン情報記憶手段を備え、
前記特定データ受付手段が、前記特定データと前記提供主情報とを受け付けるに際し、顧客の属性情報を、前記特定データと前記提供主識別情報とに対応付けて受け付けると、
前記特定データ配信手段は、
前記配信ゾーン情報記憶手段を参照して、前記特定データ受付手段が受け付けた属性情報にかかる顧客が利用する被管理装置の識別情報を読み出し、当該識別情報が割り当てられている被管理装置へ前記特定データを配信するステップを有することを特徴とするカウンタ監視型遠隔管理方法。 - 前記顧客の属性情報は、顧客の業種又は住所であることを特徴とする請求項23記載のカウンタ監視型遠隔管理方法。
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US7634654B2 (en) | 2004-01-09 | 2009-12-15 | Ricoh Company, Ltd. | Method of nullifying digital certificate, apparatus for nullifying digital certificate, and system, program, and recoring medium for nullifying digital certificate |
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