JP2004213185A - 印刷制御方法及び印刷制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アプリケーションが一度の印刷処理で単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えない場合においても、バナー印刷を実現するための印刷制御方法を提供する。
【解決手段】操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択工程と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示工程と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示工程と、操作者が前記選択工程で前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示工程でバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成工程と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成工程(S705)と、操作者が前記バナー印刷終了指示工程でバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成工程を具備する。
【選択図】 図7
【解決手段】操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択工程と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示工程と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示工程と、操作者が前記選択工程で前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示工程でバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成工程と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成工程(S705)と、操作者が前記バナー印刷終了指示工程でバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成工程を具備する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタ等の各種印刷装置に対するプリントデータを生成する方法であって、特に複数ページを結合し、単一ページとしての長尺印刷(以降、バナー印刷と称する。)を行うための印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータの代表的なオペレーティングシステムである米国マイクロソフト社のWindows(マイクロソフト社の登録商標) OS下では、アプリケーションソフトウェアからの印刷処理において、汎用プリンタドライバというソフトウェアを用いるのが基本的である。
【0003】
アプリケーションソフトウェア(以降、アプリケーションと称する。),Windows(マイクロソフト社の登録商標) OS,プリンタドライバソフトウェア(以降、プリンタドライバと称する。)間のインターフェイスは、Windows(マイクロソフト社の登録商標) グラフィックス デバイス インターフェイス(以降GDIと記する)が制御を司る。その技術に関しては、米国マイクロソフト社より、「デバイス ドライバ開発キット(DDK)」にて公開されている。また、プリンタドライバと印刷装置の間にはスプーラなどの印刷関連技術も存在し、マイクロソフト社より公開されている。
【0004】
アプリケーションからの印刷は、アプリケーションで作成した単ページまたは複数ページのドキュメント(テキスト,グラフィックス,写真画像など印刷対象オブジェクト)に対するデータが、GDI経由でプリンタドライバに送られ、プリンタドライバはこのデータを、印刷装置が認識可能なページ記述言語(PDL)などのプリントデータに変換し、スプーラ経由で印刷装置に送り、印刷装置はプリントデータを解析し印刷する仕組みになっている。
【0005】
アプリケーションで作成するドキュメントの種類は、ワードプロセッサ系,イラストソフト系,グラフィックソフト系など、多種存在するアプリケーションに依存する。
【0006】
アプリケーションからの印刷対象範囲は、単ページであったり、連続不連続を問わず複数ページであったり、単ページであっても、そのページに含まれるオブジェクト全体なのか、指定領域のみなのかなどであったり、または、ドキュメントとしては単ページであるが、印刷領域をタイリングすることで、複数ページとして扱ったりなど種々あり、アプリケーションに依存する。
【0007】
また、プリンタドライバには、通常印刷,拡大/縮小印刷,バナー印刷など、種々の印刷方法を有するプリンタドライバが存在する。
【0008】
アプリケーション,GDI,プリンタドライバにおける印刷技術においては、印刷を行うドキュメントのサイズは、印刷装置またはプリンタドライバの処理解像度に依存し、所定の制限が存在する。例えば、この制限を超える垂れ幕や横断幕など、長尺サイズの印刷成果物を得たい場合のために、プリンタドライバのバナー印刷機能が利用される。
【0009】
このバナー印刷は、バナー紙またはロール紙と呼ばれる長尺紙を給紙した印刷装置に対して、アプリケーションは、単ページのドキュメントサイズが所定の制限(OSが扱えるデータの長さの制限)を超えないサイズにページ分割し、この分割された複数ページを一度の印刷処理で、GDI経由でプリンタドライバにデータを送り、プリンタドライバおよび印刷装置は複数ページを結合しページ間に隙間がでないように印刷するという印刷制御方法である。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−218890号公報
【特許文献2】
特開平10−297029号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のバナー印刷においては、プリンタドライバがバナー印刷の機能を有し、アプリケーションは、一度の印刷処理で連続した複数ページの印刷が可能でなければ、印刷技術制限を超える垂れ幕や横断幕など長尺サイズの印刷成果物を得ることはできなかった。つまり、バナー印刷は、アプリケーションが一度の印刷処理で、連続した複数ページの印刷を行うことを前提していた印刷制御方法である。すなわち、アプリケーションが一度の印刷処理で単一ページのドキュメントしか印刷できない場合(例えば、グラフックソフトやCADソフトに多い。)、かかるアプリケーションを用いて複数ページに対して連続した内容を作成することは可能であっても、印刷するときには複数のページに分割されて印刷される。したがって、かかる単一ページのみのドキュメントしか印刷できないアプリケーションで長尺物を作成するときには、分割されて印刷された複数のページの余白部分を切り取ってつなぎ合せる作業が必要となり、手間がかかるだけでなく、見栄えも悪かった。
【0012】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、アプリケーションが一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えない場合においても、バナー印刷を実現するための印刷制御方法及び印刷制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の発明に係る画像形成方法は、印刷装置によりバナー印刷をさせる印刷制御方法であって、操作者からバナー印刷開始の指示があったときに、プリントデータの初期化データ部を生成する工程と、アプリケーションから印刷が実行されたときにプリントデータの実データ部を生成する工程と、操作者からバナー印刷終了の指示があったときに、プリントデータのフッターデータ部を生成する工程と、を具備することを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項5記載の本発明に係る画像形成装置は、操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択手段と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示手段と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示手段と、操作者が前記選択手段により前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示手段によりバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成手段と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成手段と、操作者が前記バナー印刷終了指示手段によりバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項6記載の本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択機能と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示機能と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示機能と、操作者が前記選択機能を用いて前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示機能を用いてバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成機能と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成機能と、操作者が前記バナー印刷終了指示機能を用いてバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成機能と、を実現させるためのプログラムが記録されたことを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項7記載の本発明に係るプログラムは、操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択機能と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示機能と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示機能と、操作者が前記選択機能を用いて前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示機能を用いてバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成機能と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成機能と、操作者が前記バナー印刷終了指示機能を用いてバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
[実施形態の構成] 以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図8は、本発明の一実施の形態である印刷制御方法が適用されている、ホストコンピュータと印刷装置とから構成される印刷システムを示すブロック図である。図8に示す印刷システムは、ホストコンピュータ100と、印刷装置200とを備えている。ホストコンピュータ100において、CPU1は、HDD2(ハードディスクドライブ)に記憶された制御プログラムに基づき、システムバス3に接続される各デバイスを制御して、アプリケーション,プリンタドライバ等の起動を制御する。RAM4は、主としてCPU1のワークエリアを提供する。なお、RAM4上には、システムプログラムとしてのOS,デバイスドライバ(プリンタドライバを含む)等が常駐する。また、記憶装置としてのHDD2は、他の記憶媒体であってもよく、例えば記録媒体5のような、FDD(フレキシブルディスク),CD−ROM,MO等で構成されていてもよい。入力部6は、具体的にはマウス、キーボード等を含むユーザコマンド入力装置で、操作者からのコマンドを直接入力したり、あるいはユーザインタフェースで提供される各種のウインドウ上のアイコンやボタン等に対して指示したりするものである。表示部7は、CRTディスプレイ,液晶ディスプレイ等で、OS,アプリケーション,プリンタドライバ等のユーザインタフェースを表示する。通信部8は、IEEE1284のパラレルインタフェース、IEEE1394,USBといったシリアルインタフェース、LANなどのネットワークを介し、印刷装置に接続され、印刷装置とのデータの送受を行う。
【0018】
印刷装置200において、CPU11は、プログラムを提供するROM12に記憶された制御プログラムを実行して、システムバス13に接続される各デバイスとのアクセスを制御する。RAM14は、主としてCPU11のワークエリアを提供する。なお、RAM14の容量は、オプションRAM等により容易にその容量を拡張することも可能である。プログラムを提供するROM12は、CPU11が実行すべき制御プログラム,印刷用フォントデータ等が記憶されている。操作部15は、LEDや液晶ディスプレイ、および操作ボタン等を備え、操作者からの入力を受けつける。搬送部16は、印刷装置内部で印刷用紙の搬送を制御する。記録部17は、印刷用紙に印刷を実行する機構を制御する。通信部18は、IEEE1284のパラレルインタフェース、IEEE1394,USBといったシリアルインタフェース、LANなどのネットワークを介し、ホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータとのデータの送受を行う。
【0019】
本実施形態では、ホストコンピュータ上に、アプリケーション,Windows(マイクロソフト社の登録商標) OS,および、プリンタドライバの1機能として、本発明の印刷制御方法を実現した機能が実装されているものとし、以降にホストコンピュータ側の印刷制御動作を詳細に説明する。
【0020】
[実施形態の動作] 図1は、アプリケーションから印刷を実行した場合の、処理の流れを示した概要図である。アプリケーション21から印刷が実行されると、GDI22経由でドキュメントの印刷開始がプリンタドライバ23に通知される。ドキュメントは単ページであったり、複数ページであったりで、その構成はアプリケーション側に委ねられている。通常はドキュメントの印刷開始が通知された後、最初のページの印刷開始がGDI22経由でプリンタドライバ23に通知される。その後、印刷対象ページに含まれる印刷対象オブジェクトに関するデータがGDI22経由でプリンタドライバ23に送られてくる。そして、最初のページの印刷終了がGDI22I経由でプリンタドライバ23に通知される。複数ページで構成されるドキュメントの印刷時には、ページの印刷開始の通知,印刷対象ページに含まれる印刷対象オブジェクトに関するデータ,ページの印刷終了の通知が、ページ分、GDI22経由でプリンタドライバ23に送られてくる。そして最後にドキュメントの印刷終了がGDI22経由でプリンタドライバ23に通知される。ただし、この処理の流れは基本的なものであり、例えば、単ページで構成されるドキュメントの印刷の場合は、ページの開始通知はドキュメントの開始通知に含まれ、ページの終了通知はドキュメントの終了通知に含まれる場合もある。
【0021】
この印刷処理の流れにおいてプリンタドライバ23は、ドキュメントの印刷開始通知時または、ページの印刷開始通知時には、印刷装置に対する初期化データを生成するのが一般的である。初期化データとは、ドキュメントに関する情報(ドキュメント名称,ページサイズ,印刷解像度,印刷カラーモード,など)や、印刷装置の印刷条件情報(給紙方法,用紙サイズ,用紙種類,印刷品位,など)である。
【0022】
また、プリンタドライバ23は、印刷対象ページに含まれる印刷対象オブジェクトに関するデータが送られて来た場合は、印刷装置が認識可能なページ記述言語(PDL)などに変換した実データを生成する。
【0023】
更に、プリンタドライバ23は、ページの印刷終了の通知時または、ドキュメントの印刷終了通知時には、印刷装置に対する印刷処理完了の後始末的動作(用紙の排紙や用紙のカット動作,次新規ドキュメント印刷に備えるためのリセット処理など)を実行されるためのフッターデータを生成する。つまり、初期化データ,実データ,フッターデータにて、1ページ分のプリントデータが構成されるのが基本的である。プリンタドライバ23によって生成されたプリントデータは、スプーラ24を介して印刷装置に送られる。なお、図1に示す処理の流れは、マイクロソフト株式会社から提供されている公知の事項であるので、詳細な説明は省略する。
【0024】
図2は、従来技術のプリンタドライバが備える印刷方法の種類を示す、ユーザインタフェースの一部を示す図である。プリンタドライバの印刷方法の種類として、「通常印刷」,「拡大/縮小印刷」,「バナー印刷」などの機能が存在する。
【0025】
「通常印刷」は、ドキュメント1ページ分を、指定の用紙サイズ1枚に、オブジェクトの拡大縮小なしに、印刷する方法である。「通常印刷」という表現は、本発明の説明上用いている表現であって、実用上はこの表現の限りではない。
【0026】
「拡大/縮小印刷」は、ドキュメント1ページ分を、指定の用紙サイズ1枚に、オブジェクトの拡大縮小を行い、印刷する方法である。「拡大/縮小印刷」という表現は、本発明の説明上用いている表現であって、実用上はこの表現の限りではない。
【0027】
「バナー印刷」は、図3で示すようにドキュメント複数ページを、指定用紙サイズ × ページ数分相当の単一ページに結合して、印刷する方法である。「バナー印刷」という表現は、本発明の説明上用いている表現であって、実用上はこの表現の限りではない。
【0028】
図4は、バナー印刷時にプリンタドライバからスプーラに送られるプリントデータの概要図である。バナー印刷時のプリントデータは、ドキュメント印刷開始時に生成する初期化データ部と、ページ間の初期化データとフッターデータを生成せずに、複数ページのオブジェクトを結合した実データ部と、ドキュメント印刷終了時に生成するフッターデータ部を含んでいる。ページ間の初期化データとフッターデータを生成しないのは、個々のページにて印刷装置が排紙や用紙のカット処理を施さないようにして、実データの結合を実現するためである。また、個々のページとして処理した場合に、印刷装置によっては存在する印刷不可領域(マージン)がページ間の隙間になってしまうのを回避して、実データの結合を実現するためである。このプリントデータの概要は、本実施形態でも同じである。
【0029】
図6は、従来技術のバナー印刷におけるプリントデータ生成に関する流れ図である。この図6に示す処理は、プリンタドライバによって実行される。アプリケーションから印刷が実行されると、プリンタドライバによって、プリンタドライバ ユーザ インターフェース(以下、UIとも称する。)上の設定値を含んだデータが取得され、これに基づいてプリントデータ作成用に、メモリの確保や、各種フラグのセットがなされる(S601)。例えば、プリントデータの初期化データ部生成済みフラグをクリア(未生成である)状態にセットする。なお、UIは、アプリケーションから印刷を実行したときに表示される印刷画面でプリンタ名の横の「プロパティ」ボタン等をクリックすることにより開くことができる。また、コントロールパネルからプリンタホルダを開き、使用するプリンタドライバを選択してプロパティをクリックすることにより開くことができる。操作者は、プリンタドライバUIを用いてプリンタドライバに対して、用紙サイズや印刷レイアウト等の種々の設定を行なうことができる。
【0030】
次に、印刷の方法が、バナー印刷であるかが判定され(S602)、バナー印刷でない場合は、他の印刷方法によりプリントデータの生成がなされ(S609)、印刷が終了される。
【0031】
バナー印刷の場合は、ドキュメント全ページに対するプリントデータ生成がなされたかを判定し(S603)、全ページが終了していない場合は、プリントデータの初期化データ部はドキュメント印刷開始時に1回のみ生成すればよいので、プリントデータの初期化データ部生成済みフラグを判定し(S604)、未生成の場合は、プリンタデータの初期化データ部を生成し(S606)、プリントデータの初期化データ部生成済みフラグを生成済み状態にセットする(S607)。その後、ページに含まれている対象オブジェクトに対するプリントデータの実データ部の生成を行う(S605)。プリントデータの初期化データ部生成済みフラグが生成すみ状態の場合は、初期化データ部を生成することなく、プリントデータの実データ部の生成を行う。
【0032】
ドキュメント全ページのオブジェクトに対するプリントデータの実データ部の生成が終了すれば、フッターデータ部を最後に生成し(S608)、印刷が終了される。
【0033】
この従来技術のバナー印刷は、アプリケーションから一度の印刷処理で、複数ページのドキュメントが印刷されることを前提し、ドキュメントの印刷終了までに送られてくる、複数ページに含まれるオブジェクトを結合する印刷制御方法である。
【0034】
図5は、本発明の印刷制御方法を実現するためのプリンタドライバUIの一部を示す図である。本実施形態では、印刷方法の種類として、従来のバナー印刷の機能とは別個に、特殊バナー印刷の機能を備えている(図5(A))。操作者によって、「特殊バナー印刷」が選択されると、それとともに「バナー印刷開始」ボタンが操作可能状態となる(図5(B))。
【0035】
本実施形態の印刷制御方法を用いて、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えないアプリケーションで特殊バナー印刷を行なう場合、予め、そのアプリケーションで、長尺印刷用の原稿を、例えば5頁に分割して作成する。次に、バナー印刷を行なうときには、本実施形態のプリンタドライバのUI画面上で、特殊バナー印刷を選択し、更に「バナー印刷開始」ボタンをクリックする。次に、アプリケーションから順次、第1ページから第5ページまでの各ページごとに、合計5回の印刷を実行する。最後のページの印刷指示を終えた後、操作者はプリンタドライバのUI画面上で、バナー印刷終了のボタンをクリックする。プリンタドライバは、5ページに亘って分割されて作成された原稿をバナー印刷用のデータに加工して、スプーラを介して印刷装置に送る。これにより、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えないアプリケーションでも、バナー印刷を行なうことができる。
【0036】
プリンタドライバは、操作者がUI画面上のバナー印刷開始ボタンをクリックすると、これからバナー印刷が行なわれることを認識し、以後、送られているプリントデータをバナー印刷用のデータと認識する。また、操作者がUI画面上のバナー印刷終了ボタンをクリックすると、バナー印刷が終了したことを認識する。
【0037】
図9は、操作者が特殊バナー印刷を選択して「バナー印刷開始」ボタンを押下したときのプリンタドライバの処理を示す流れ図の一例である。UI画面上で特殊バナー印刷が選択され、「バナー印刷開始」ボタンが操作者に依って押下されれば、その時点でのUI設定(用紙サイズ,印刷方向,など)を基に(S901)、プリントデータの初期化データ部を生成する(S903)(初期化データ部生成工程・機能)。ただし、初期化データ部の生成タイミングはこの限りではなく、アプリケーションから第1ページ目となるドキュメントの印刷開始が通知された時点でも可能である。「バナー印刷開始」ボタン押下後、「バナー印刷取消」ボタン,「バナー印刷終了」ボタンを操作可能状態にし、それ以外の「バナー印刷開始」ボタンも含みUI設定コントロールは、操作不可状態にする(S902)。これは、初期化データ部を多重に生成しないためであり、また初期化データ部生成後にUI設定内容が変更されることで発生する、プリントデータとUI設定の相違による矛盾を防ぐためである。この矛盾というのは、例えば、アプリケーションからプリンタドライバに送られたプリントデータでは用紙サイズがA4であったのに、操作者がアプリケーションからの印刷指示を行なった後に、UIを用いて用紙サイズをA3に変更するような場合をいう。また、本実施形態では、単一ページのみのドキュメントしか印刷ができないアプリケーションからも特殊バナー印刷を行なうことができるが、この場合、アプリケーションからは各ページごとに印刷の実行を指示する。このときに、例えば第1ページ目と第2ページ目の設定内容が相違しないようにするためである。すなわち、第1ページの印刷指示を行なった後は、印刷の設定を変更できないようにするためである。なお、UI設定コントロールというのは、UI画面上で操作者が指示を与えるためのボックスやボタンのことをいう。例えば、図5に示す、「通常印刷」が表示されているコンボボックスや、その下に一覧表示されているリストボックスや、プッシュボタン等のことをいう。
【0038】
操作者は、プリンタドライバUIを閉じ、アプリケーションから、バナー印刷を構成するドキュメントの印刷を複数回、実行する。この印刷に対してプリンタドライバは、プリントデータの実データ部のみを生成する。これにより、一度の印刷で単一ページしか印刷できないアプリケーションにおいても、複数回に分けて印刷することで、複数のドキュメントに対するプリントデータの実データ部は単一として生成することが可能となる。
【0039】
図7は、本実施形態でアプリケーションから印刷が指示されたときにプリンタドライバが行なうプリントデータ生成の処理手順を示す流れ図である。なお、図7の処理では、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷できないアプリケーション(以下、第1アプリケーションとも称する。)だけでなく、一度の印刷処理で複数ページのドキュメントを印刷できるアプリケーション(以下、第2アプリケーションとも称する。)から特殊バナー印刷の指示があったときにも、対応できるようにしている。
【0040】
以下では、先ず第1アプリケーションから特殊バナー印刷を行なう場合について説明する。通常は、操作者が特殊バナー印刷を選択して「バナー印刷開始」ボタンをクリックし、図9の処理を終えた後、第1アプリケーションから第1ページ目(第1回)の印刷を実行する。第1アプリケーションから第1回目の印刷が実行されると、プリンタドライバによってプリンタドライバUI上の設定値を含んだデータが取得され、これに基づいてプリントデータ作成用に、メモリの確保や、各種フラグのセットがなされる(S701)。次に、印刷の方法が、特殊バナー印刷であるかが判定され(S702)、特殊バナー印刷でない場合は、他の印刷方法によりプリントデータの生成がなされ(S708)、印刷が終了される。
【0041】
特殊バナー印刷の場合は、ドキュメント全ページに対するプリントデータ生成がなされたかを判定する(S703)。本実施形態の特殊バナー印刷は、第1アプリケーションだけでなく、第2アプリケーションからの印刷指示がだされた場合にも、プリントデータの生成を可能とするため、全ページ終了かの判定を行う(S703)。今、第1アプリケーションから第1回目の印刷が実行されているので、1ページだけではあるが全ページは終了していないので、S704の処理に移行する。S704の処理では、プリントデータの初期化データ部はドキュメント印刷開始時に1回のみ生成すればよいので、初期化データ部生成済みフラグを判定し(S704)、未生成の場合は、プリンタデータの初期化データ部を生成し(S706)、初期化データ部生成済みフラグを生成済み状態にセットする(S707)。その後、そのページに含まれている対象オブジェクトに対するプリントデータ実データ部の生成を行なう(S705)(実データ部生成工程・機能)。初期化データ部生成済みフラグが生成済み状態の場合は、初期化データ部を生成することなく、プリントデータの実データ部の生成を行なう。プリントデータの初期化データ部生成処理(S706)と、初期化データ部生成済みフラグのセット処理(S707)は、図9の「バナー印刷開始」ボタンが操作者によって押下されていない場合を考慮した処理である。すなわち、操作者が特殊バナー印刷を選択してはいるが、「バナー印刷開始」ボタンを押さずに、操作者がアプリケーションから印刷を実行した場合にも、プリントデータの初期化データ部を生成して、特殊バナー印刷を行なうことができるようにするためである。なお、プリントデータの実データ生成済みフラグのセットは、アプリケーションから印刷が実行されたかを判定するためのものであって、後述する図10の「バナー印刷終了」ボタンが操作者によって押下されたときに用いられるものである。
【0042】
S705の処理でプリントデータの実データ部の生成が終了すれば、S703に戻り、今度は全ページ(今は、1ページ)の処理が終わっているので、S709の処理に移行してプリントデータの実データ部生成済みフラグのセットを行い、プリントデータのフッターデータ部を生成することなく、第1回目の図7の処理を終了する。
【0043】
以後、第1アプリケーションから第2回(第2ページ)以降の印刷が実行された場合、実行された回数(ページ数)分だけ、図7の処理が行なわれる。なお、第2回以降は各ページのプリントデータの実データ部のみが生成される。
【0044】
一方、第2アプリケーションから特殊バナー印刷が実行されたときも、第1アプリケーションと同様の処理がなされる。第1アプリケーションと処理が異なるのは、第2アプリケーションの場合、各アプリケーションから一回の印刷指示で、バナー印刷に必要な複数ページの印刷を設定して実行することができるので、図7の処理は一回行なわれるだけである。ただし、設定した複数ページ分だけS703の処理からS705の処理が繰り返される点が第1アプリケーションの処理とは異なる。
【0045】
第2アプリケーションの場合も、ドキュメントの全ページのオブジェクトに対するプリントデータの実データ部の生成が終了すれば、S709でプリントデータの実データ部生成済みフラグのセットを行い、プリントデータのフッターデータ部を生成することなく、図7の処理を終了する。
【0046】
その後、上述した何れのアプリケーションから特殊バナー印刷を実行した場合でも、操作者はプリンタドライバUIを開き「バナー印刷終了」ボタンを押下する。図10は、「バナー印刷終了」ボタンが押下された場合のプリンタドライバの処理を示す流れ図の一例である。操作者に依って「バナー印刷終了」ボタンが押下されれば、プリントデータの実データ部が生成されたか(アプリケーションから少なくとも1回の印刷が実行されたか)を判定する(S1001)。この判定を行なうのは、操作者の誤操作に対して警告を発するためである。すなわち、操作者が特殊バナー印刷を選択してはいるが、プリントデータの実データ部を作成する前に、誤ってプリンタドライバのUI画面上で、「バナー印刷終了」ボタンをクリックする場合がありうる。この場合、プリントデータの実データ部が作成されていないにもかかわらず、印刷装置に印刷の指示がだされることになる。このような誤操作による無駄な印刷指示を出さないようにするために、プリントデータの実データ部が生成されているか否かを判断する。プリントデータの実データ部が生成されていれば、プリントデータのフッターデータ部を生成する(S1002)(フッターデータ部生成工程・機能)。プリントデータの実データ部が生成されていなければ、プリントデータの実データ部が生成されていない旨の警告メッセージなどを表示し(S1005)、操作者にプリントデータのフッターデータ部の生成実行、または、生成キャンセルを促す(S1006)。生成実行の場合は、プリントデータのフッターデータ部を生成する(S1002)。生成キャンセルの場合は、「バナー印刷終了」ボタンが押下される直前の状態へ戻るべくバナー印刷終了の処理を終了する。プリントデータのフッターデータ部生成(S1002)後は、「バナー印刷開始」ボタンを含むUI設定コントロールを操作可能状態にするとともに、「バナー印刷終了」ボタン,「バナー印刷取消」ボタンを操作不可状態にする(S1003)。そして、プリントデータの初期化データ部生成済みフラグ、およびプリントデータの実データ部生成済みフラグをクリアし(S1004)、バナー印刷の処理を終了する。これにより、新たな特殊バナー印刷を開始することができる状態となる。
【0047】
「バナー印刷取消」ボタンは、アプリケーションからの印刷実行中に印刷キャンセルを行う場合など、現在行われているバナー印刷をキャンセルし、新たな特殊バナー印刷を開始することができる状態にするために操作者から押下される。
【0048】
[実施形態の効果] 上記の本実施形態によれば、プリントデータの初期化データ部及びフッターデータ部の生成を、実データ部の生成とは別個独立して行なうことにより、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷できないアプリケーションでも、バナー印刷を行なうことができる。
【0049】
また、上記の本実施形態によれば、操作者が特殊バナー印刷を選択したが、「バナー印刷開始」ボタンをクリックせずに、アプリケーションから印刷を実行したときにも、バナー印刷を行なうことができる。
【0050】
また、上記の本実施形態によれば、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷できないアプリケーションから特殊バナー印刷を行なうことができるだけでなく、バナー印刷機能を持ってはいないが、複数ページのドキュメントを印刷できるアプリケーションから特殊バナー印刷の指示があったときにも、特殊バナー印刷を行なうことができる。
【0051】
[他の実施形態] なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記の本実施形態において、プリントデータの初期化データ部を生成するタイミングや、「バナー印刷開始」ボタン,「バナー印刷終了」ボタン,「バナー印刷取消」ボタンが押下された場合のUI制御などは一例であって、この限りではない。プリントデータの初期化データ部とプリントデータのフッターデータ部の生成を、実データ部の生成とは、独立して生成可能にしたことが本発明の特徴部分である。
【0052】
また、上記の実施形態では、第1アプリケーション及び第2アプリケーションの何れのアプリケーションからも特殊バナー印刷を行なうことがでるように構成したが、第1アプリケーションからのみ特殊バナー印刷を行なうことができるようにしてもよい。
【0053】
また、ページ間のプリントデータの初期化データ部とフッターデータ部は、本来の初期化データ部とフッターデータ部でないことの認識が可能なデータを付加することで、これらのデータ部を生成しない処理の代用とすることも可能である。
【0054】
また、本発明は、コンピュータに上記の本実施形態の各機能を実現させるためのプログラムであってもよく、また上記の本実施形態の各機能を実現させるためのプログラムが記録された記憶媒体であってもよい。記録媒体としては、ハードディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性メモリカード等を用いることができる。さらに、通信回線を介してダウンロードすることによってプログラムを供給するようにしてもよい。また、記録媒体に記録されるプログラムを記述する工程は、時系列的に行われる工程だけでなく、並列的あるいは個別に実行される工程をも含むものである。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、プリントデータの実データ部の生成とは、独立して初期化データ部とフッターデータ部を生成することにより、アプリケーションが一度の印刷処理にて、単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えない場合においても、かかるアプリケーションから、バナー印刷を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アプリケーションから印刷を実行した場合の、処理の流れを示した概要図である。
【図2】従来技術のプリンタドライバUIの一部を示す図である。
【図3】バナー印刷での印刷成果物を説明するためのイメージ図である。
【図4】バナー印刷時にプリンタドライバからスプーラに送られるプリントデータの概要図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるプリンタドライバUIの一部を示す図である。
【図6】従来技術のバナー印刷におけるプリントデータ生成に関する流れ図である。
【図7】本実施形態でアプリケーションから印刷が指示されたときにプリンタドライバが行なうプリントデータ生成の処理手順を示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施の形態である印刷制御方法が適用されている、ホストコンピュータと印刷装置とから構成される印刷システムを示すブロック図である。
【図9】操作者が特殊バナー印刷を選択して「バナー印刷開始」ボタンを押下したときのプリンタドライバの処理を示す流れ図の一例である。
【図10】「バナー印刷終了」ボタンが押下された場合のプリンタドライバの処理を示す流れ図の一例を示す図である。
【符号の説明】
1: CPU、 2: HDD、 3: システムバス、
4: RAM、 5: 記録媒体、 6: 入力部、
7: 表示部、 8: 通信部、 11: CPU、 12: ROM、
13: システムバス、 14: RAM、 15: 操作部、
16: 搬送部、 17: 記録部、 18: 通信部、
21: アプリケーション、 22: GDI、 23: プリンタドライバ、24: スプーラ、 100: ホストコンピュータ、 200: 印刷装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタ等の各種印刷装置に対するプリントデータを生成する方法であって、特に複数ページを結合し、単一ページとしての長尺印刷(以降、バナー印刷と称する。)を行うための印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータの代表的なオペレーティングシステムである米国マイクロソフト社のWindows(マイクロソフト社の登録商標) OS下では、アプリケーションソフトウェアからの印刷処理において、汎用プリンタドライバというソフトウェアを用いるのが基本的である。
【0003】
アプリケーションソフトウェア(以降、アプリケーションと称する。),Windows(マイクロソフト社の登録商標) OS,プリンタドライバソフトウェア(以降、プリンタドライバと称する。)間のインターフェイスは、Windows(マイクロソフト社の登録商標) グラフィックス デバイス インターフェイス(以降GDIと記する)が制御を司る。その技術に関しては、米国マイクロソフト社より、「デバイス ドライバ開発キット(DDK)」にて公開されている。また、プリンタドライバと印刷装置の間にはスプーラなどの印刷関連技術も存在し、マイクロソフト社より公開されている。
【0004】
アプリケーションからの印刷は、アプリケーションで作成した単ページまたは複数ページのドキュメント(テキスト,グラフィックス,写真画像など印刷対象オブジェクト)に対するデータが、GDI経由でプリンタドライバに送られ、プリンタドライバはこのデータを、印刷装置が認識可能なページ記述言語(PDL)などのプリントデータに変換し、スプーラ経由で印刷装置に送り、印刷装置はプリントデータを解析し印刷する仕組みになっている。
【0005】
アプリケーションで作成するドキュメントの種類は、ワードプロセッサ系,イラストソフト系,グラフィックソフト系など、多種存在するアプリケーションに依存する。
【0006】
アプリケーションからの印刷対象範囲は、単ページであったり、連続不連続を問わず複数ページであったり、単ページであっても、そのページに含まれるオブジェクト全体なのか、指定領域のみなのかなどであったり、または、ドキュメントとしては単ページであるが、印刷領域をタイリングすることで、複数ページとして扱ったりなど種々あり、アプリケーションに依存する。
【0007】
また、プリンタドライバには、通常印刷,拡大/縮小印刷,バナー印刷など、種々の印刷方法を有するプリンタドライバが存在する。
【0008】
アプリケーション,GDI,プリンタドライバにおける印刷技術においては、印刷を行うドキュメントのサイズは、印刷装置またはプリンタドライバの処理解像度に依存し、所定の制限が存在する。例えば、この制限を超える垂れ幕や横断幕など、長尺サイズの印刷成果物を得たい場合のために、プリンタドライバのバナー印刷機能が利用される。
【0009】
このバナー印刷は、バナー紙またはロール紙と呼ばれる長尺紙を給紙した印刷装置に対して、アプリケーションは、単ページのドキュメントサイズが所定の制限(OSが扱えるデータの長さの制限)を超えないサイズにページ分割し、この分割された複数ページを一度の印刷処理で、GDI経由でプリンタドライバにデータを送り、プリンタドライバおよび印刷装置は複数ページを結合しページ間に隙間がでないように印刷するという印刷制御方法である。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−218890号公報
【特許文献2】
特開平10−297029号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のバナー印刷においては、プリンタドライバがバナー印刷の機能を有し、アプリケーションは、一度の印刷処理で連続した複数ページの印刷が可能でなければ、印刷技術制限を超える垂れ幕や横断幕など長尺サイズの印刷成果物を得ることはできなかった。つまり、バナー印刷は、アプリケーションが一度の印刷処理で、連続した複数ページの印刷を行うことを前提していた印刷制御方法である。すなわち、アプリケーションが一度の印刷処理で単一ページのドキュメントしか印刷できない場合(例えば、グラフックソフトやCADソフトに多い。)、かかるアプリケーションを用いて複数ページに対して連続した内容を作成することは可能であっても、印刷するときには複数のページに分割されて印刷される。したがって、かかる単一ページのみのドキュメントしか印刷できないアプリケーションで長尺物を作成するときには、分割されて印刷された複数のページの余白部分を切り取ってつなぎ合せる作業が必要となり、手間がかかるだけでなく、見栄えも悪かった。
【0012】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、アプリケーションが一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えない場合においても、バナー印刷を実現するための印刷制御方法及び印刷制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1記載の発明に係る画像形成方法は、印刷装置によりバナー印刷をさせる印刷制御方法であって、操作者からバナー印刷開始の指示があったときに、プリントデータの初期化データ部を生成する工程と、アプリケーションから印刷が実行されたときにプリントデータの実データ部を生成する工程と、操作者からバナー印刷終了の指示があったときに、プリントデータのフッターデータ部を生成する工程と、を具備することを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項5記載の本発明に係る画像形成装置は、操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択手段と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示手段と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示手段と、操作者が前記選択手段により前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示手段によりバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成手段と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成手段と、操作者が前記バナー印刷終了指示手段によりバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項6記載の本発明に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択機能と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示機能と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示機能と、操作者が前記選択機能を用いて前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示機能を用いてバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成機能と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成機能と、操作者が前記バナー印刷終了指示機能を用いてバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成機能と、を実現させるためのプログラムが記録されたことを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項7記載の本発明に係るプログラムは、操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択機能と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示機能と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示機能と、操作者が前記選択機能を用いて前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示機能を用いてバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成機能と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成機能と、操作者が前記バナー印刷終了指示機能を用いてバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
[実施形態の構成] 以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図8は、本発明の一実施の形態である印刷制御方法が適用されている、ホストコンピュータと印刷装置とから構成される印刷システムを示すブロック図である。図8に示す印刷システムは、ホストコンピュータ100と、印刷装置200とを備えている。ホストコンピュータ100において、CPU1は、HDD2(ハードディスクドライブ)に記憶された制御プログラムに基づき、システムバス3に接続される各デバイスを制御して、アプリケーション,プリンタドライバ等の起動を制御する。RAM4は、主としてCPU1のワークエリアを提供する。なお、RAM4上には、システムプログラムとしてのOS,デバイスドライバ(プリンタドライバを含む)等が常駐する。また、記憶装置としてのHDD2は、他の記憶媒体であってもよく、例えば記録媒体5のような、FDD(フレキシブルディスク),CD−ROM,MO等で構成されていてもよい。入力部6は、具体的にはマウス、キーボード等を含むユーザコマンド入力装置で、操作者からのコマンドを直接入力したり、あるいはユーザインタフェースで提供される各種のウインドウ上のアイコンやボタン等に対して指示したりするものである。表示部7は、CRTディスプレイ,液晶ディスプレイ等で、OS,アプリケーション,プリンタドライバ等のユーザインタフェースを表示する。通信部8は、IEEE1284のパラレルインタフェース、IEEE1394,USBといったシリアルインタフェース、LANなどのネットワークを介し、印刷装置に接続され、印刷装置とのデータの送受を行う。
【0018】
印刷装置200において、CPU11は、プログラムを提供するROM12に記憶された制御プログラムを実行して、システムバス13に接続される各デバイスとのアクセスを制御する。RAM14は、主としてCPU11のワークエリアを提供する。なお、RAM14の容量は、オプションRAM等により容易にその容量を拡張することも可能である。プログラムを提供するROM12は、CPU11が実行すべき制御プログラム,印刷用フォントデータ等が記憶されている。操作部15は、LEDや液晶ディスプレイ、および操作ボタン等を備え、操作者からの入力を受けつける。搬送部16は、印刷装置内部で印刷用紙の搬送を制御する。記録部17は、印刷用紙に印刷を実行する機構を制御する。通信部18は、IEEE1284のパラレルインタフェース、IEEE1394,USBといったシリアルインタフェース、LANなどのネットワークを介し、ホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータとのデータの送受を行う。
【0019】
本実施形態では、ホストコンピュータ上に、アプリケーション,Windows(マイクロソフト社の登録商標) OS,および、プリンタドライバの1機能として、本発明の印刷制御方法を実現した機能が実装されているものとし、以降にホストコンピュータ側の印刷制御動作を詳細に説明する。
【0020】
[実施形態の動作] 図1は、アプリケーションから印刷を実行した場合の、処理の流れを示した概要図である。アプリケーション21から印刷が実行されると、GDI22経由でドキュメントの印刷開始がプリンタドライバ23に通知される。ドキュメントは単ページであったり、複数ページであったりで、その構成はアプリケーション側に委ねられている。通常はドキュメントの印刷開始が通知された後、最初のページの印刷開始がGDI22経由でプリンタドライバ23に通知される。その後、印刷対象ページに含まれる印刷対象オブジェクトに関するデータがGDI22経由でプリンタドライバ23に送られてくる。そして、最初のページの印刷終了がGDI22I経由でプリンタドライバ23に通知される。複数ページで構成されるドキュメントの印刷時には、ページの印刷開始の通知,印刷対象ページに含まれる印刷対象オブジェクトに関するデータ,ページの印刷終了の通知が、ページ分、GDI22経由でプリンタドライバ23に送られてくる。そして最後にドキュメントの印刷終了がGDI22経由でプリンタドライバ23に通知される。ただし、この処理の流れは基本的なものであり、例えば、単ページで構成されるドキュメントの印刷の場合は、ページの開始通知はドキュメントの開始通知に含まれ、ページの終了通知はドキュメントの終了通知に含まれる場合もある。
【0021】
この印刷処理の流れにおいてプリンタドライバ23は、ドキュメントの印刷開始通知時または、ページの印刷開始通知時には、印刷装置に対する初期化データを生成するのが一般的である。初期化データとは、ドキュメントに関する情報(ドキュメント名称,ページサイズ,印刷解像度,印刷カラーモード,など)や、印刷装置の印刷条件情報(給紙方法,用紙サイズ,用紙種類,印刷品位,など)である。
【0022】
また、プリンタドライバ23は、印刷対象ページに含まれる印刷対象オブジェクトに関するデータが送られて来た場合は、印刷装置が認識可能なページ記述言語(PDL)などに変換した実データを生成する。
【0023】
更に、プリンタドライバ23は、ページの印刷終了の通知時または、ドキュメントの印刷終了通知時には、印刷装置に対する印刷処理完了の後始末的動作(用紙の排紙や用紙のカット動作,次新規ドキュメント印刷に備えるためのリセット処理など)を実行されるためのフッターデータを生成する。つまり、初期化データ,実データ,フッターデータにて、1ページ分のプリントデータが構成されるのが基本的である。プリンタドライバ23によって生成されたプリントデータは、スプーラ24を介して印刷装置に送られる。なお、図1に示す処理の流れは、マイクロソフト株式会社から提供されている公知の事項であるので、詳細な説明は省略する。
【0024】
図2は、従来技術のプリンタドライバが備える印刷方法の種類を示す、ユーザインタフェースの一部を示す図である。プリンタドライバの印刷方法の種類として、「通常印刷」,「拡大/縮小印刷」,「バナー印刷」などの機能が存在する。
【0025】
「通常印刷」は、ドキュメント1ページ分を、指定の用紙サイズ1枚に、オブジェクトの拡大縮小なしに、印刷する方法である。「通常印刷」という表現は、本発明の説明上用いている表現であって、実用上はこの表現の限りではない。
【0026】
「拡大/縮小印刷」は、ドキュメント1ページ分を、指定の用紙サイズ1枚に、オブジェクトの拡大縮小を行い、印刷する方法である。「拡大/縮小印刷」という表現は、本発明の説明上用いている表現であって、実用上はこの表現の限りではない。
【0027】
「バナー印刷」は、図3で示すようにドキュメント複数ページを、指定用紙サイズ × ページ数分相当の単一ページに結合して、印刷する方法である。「バナー印刷」という表現は、本発明の説明上用いている表現であって、実用上はこの表現の限りではない。
【0028】
図4は、バナー印刷時にプリンタドライバからスプーラに送られるプリントデータの概要図である。バナー印刷時のプリントデータは、ドキュメント印刷開始時に生成する初期化データ部と、ページ間の初期化データとフッターデータを生成せずに、複数ページのオブジェクトを結合した実データ部と、ドキュメント印刷終了時に生成するフッターデータ部を含んでいる。ページ間の初期化データとフッターデータを生成しないのは、個々のページにて印刷装置が排紙や用紙のカット処理を施さないようにして、実データの結合を実現するためである。また、個々のページとして処理した場合に、印刷装置によっては存在する印刷不可領域(マージン)がページ間の隙間になってしまうのを回避して、実データの結合を実現するためである。このプリントデータの概要は、本実施形態でも同じである。
【0029】
図6は、従来技術のバナー印刷におけるプリントデータ生成に関する流れ図である。この図6に示す処理は、プリンタドライバによって実行される。アプリケーションから印刷が実行されると、プリンタドライバによって、プリンタドライバ ユーザ インターフェース(以下、UIとも称する。)上の設定値を含んだデータが取得され、これに基づいてプリントデータ作成用に、メモリの確保や、各種フラグのセットがなされる(S601)。例えば、プリントデータの初期化データ部生成済みフラグをクリア(未生成である)状態にセットする。なお、UIは、アプリケーションから印刷を実行したときに表示される印刷画面でプリンタ名の横の「プロパティ」ボタン等をクリックすることにより開くことができる。また、コントロールパネルからプリンタホルダを開き、使用するプリンタドライバを選択してプロパティをクリックすることにより開くことができる。操作者は、プリンタドライバUIを用いてプリンタドライバに対して、用紙サイズや印刷レイアウト等の種々の設定を行なうことができる。
【0030】
次に、印刷の方法が、バナー印刷であるかが判定され(S602)、バナー印刷でない場合は、他の印刷方法によりプリントデータの生成がなされ(S609)、印刷が終了される。
【0031】
バナー印刷の場合は、ドキュメント全ページに対するプリントデータ生成がなされたかを判定し(S603)、全ページが終了していない場合は、プリントデータの初期化データ部はドキュメント印刷開始時に1回のみ生成すればよいので、プリントデータの初期化データ部生成済みフラグを判定し(S604)、未生成の場合は、プリンタデータの初期化データ部を生成し(S606)、プリントデータの初期化データ部生成済みフラグを生成済み状態にセットする(S607)。その後、ページに含まれている対象オブジェクトに対するプリントデータの実データ部の生成を行う(S605)。プリントデータの初期化データ部生成済みフラグが生成すみ状態の場合は、初期化データ部を生成することなく、プリントデータの実データ部の生成を行う。
【0032】
ドキュメント全ページのオブジェクトに対するプリントデータの実データ部の生成が終了すれば、フッターデータ部を最後に生成し(S608)、印刷が終了される。
【0033】
この従来技術のバナー印刷は、アプリケーションから一度の印刷処理で、複数ページのドキュメントが印刷されることを前提し、ドキュメントの印刷終了までに送られてくる、複数ページに含まれるオブジェクトを結合する印刷制御方法である。
【0034】
図5は、本発明の印刷制御方法を実現するためのプリンタドライバUIの一部を示す図である。本実施形態では、印刷方法の種類として、従来のバナー印刷の機能とは別個に、特殊バナー印刷の機能を備えている(図5(A))。操作者によって、「特殊バナー印刷」が選択されると、それとともに「バナー印刷開始」ボタンが操作可能状態となる(図5(B))。
【0035】
本実施形態の印刷制御方法を用いて、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えないアプリケーションで特殊バナー印刷を行なう場合、予め、そのアプリケーションで、長尺印刷用の原稿を、例えば5頁に分割して作成する。次に、バナー印刷を行なうときには、本実施形態のプリンタドライバのUI画面上で、特殊バナー印刷を選択し、更に「バナー印刷開始」ボタンをクリックする。次に、アプリケーションから順次、第1ページから第5ページまでの各ページごとに、合計5回の印刷を実行する。最後のページの印刷指示を終えた後、操作者はプリンタドライバのUI画面上で、バナー印刷終了のボタンをクリックする。プリンタドライバは、5ページに亘って分割されて作成された原稿をバナー印刷用のデータに加工して、スプーラを介して印刷装置に送る。これにより、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えないアプリケーションでも、バナー印刷を行なうことができる。
【0036】
プリンタドライバは、操作者がUI画面上のバナー印刷開始ボタンをクリックすると、これからバナー印刷が行なわれることを認識し、以後、送られているプリントデータをバナー印刷用のデータと認識する。また、操作者がUI画面上のバナー印刷終了ボタンをクリックすると、バナー印刷が終了したことを認識する。
【0037】
図9は、操作者が特殊バナー印刷を選択して「バナー印刷開始」ボタンを押下したときのプリンタドライバの処理を示す流れ図の一例である。UI画面上で特殊バナー印刷が選択され、「バナー印刷開始」ボタンが操作者に依って押下されれば、その時点でのUI設定(用紙サイズ,印刷方向,など)を基に(S901)、プリントデータの初期化データ部を生成する(S903)(初期化データ部生成工程・機能)。ただし、初期化データ部の生成タイミングはこの限りではなく、アプリケーションから第1ページ目となるドキュメントの印刷開始が通知された時点でも可能である。「バナー印刷開始」ボタン押下後、「バナー印刷取消」ボタン,「バナー印刷終了」ボタンを操作可能状態にし、それ以外の「バナー印刷開始」ボタンも含みUI設定コントロールは、操作不可状態にする(S902)。これは、初期化データ部を多重に生成しないためであり、また初期化データ部生成後にUI設定内容が変更されることで発生する、プリントデータとUI設定の相違による矛盾を防ぐためである。この矛盾というのは、例えば、アプリケーションからプリンタドライバに送られたプリントデータでは用紙サイズがA4であったのに、操作者がアプリケーションからの印刷指示を行なった後に、UIを用いて用紙サイズをA3に変更するような場合をいう。また、本実施形態では、単一ページのみのドキュメントしか印刷ができないアプリケーションからも特殊バナー印刷を行なうことができるが、この場合、アプリケーションからは各ページごとに印刷の実行を指示する。このときに、例えば第1ページ目と第2ページ目の設定内容が相違しないようにするためである。すなわち、第1ページの印刷指示を行なった後は、印刷の設定を変更できないようにするためである。なお、UI設定コントロールというのは、UI画面上で操作者が指示を与えるためのボックスやボタンのことをいう。例えば、図5に示す、「通常印刷」が表示されているコンボボックスや、その下に一覧表示されているリストボックスや、プッシュボタン等のことをいう。
【0038】
操作者は、プリンタドライバUIを閉じ、アプリケーションから、バナー印刷を構成するドキュメントの印刷を複数回、実行する。この印刷に対してプリンタドライバは、プリントデータの実データ部のみを生成する。これにより、一度の印刷で単一ページしか印刷できないアプリケーションにおいても、複数回に分けて印刷することで、複数のドキュメントに対するプリントデータの実データ部は単一として生成することが可能となる。
【0039】
図7は、本実施形態でアプリケーションから印刷が指示されたときにプリンタドライバが行なうプリントデータ生成の処理手順を示す流れ図である。なお、図7の処理では、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷できないアプリケーション(以下、第1アプリケーションとも称する。)だけでなく、一度の印刷処理で複数ページのドキュメントを印刷できるアプリケーション(以下、第2アプリケーションとも称する。)から特殊バナー印刷の指示があったときにも、対応できるようにしている。
【0040】
以下では、先ず第1アプリケーションから特殊バナー印刷を行なう場合について説明する。通常は、操作者が特殊バナー印刷を選択して「バナー印刷開始」ボタンをクリックし、図9の処理を終えた後、第1アプリケーションから第1ページ目(第1回)の印刷を実行する。第1アプリケーションから第1回目の印刷が実行されると、プリンタドライバによってプリンタドライバUI上の設定値を含んだデータが取得され、これに基づいてプリントデータ作成用に、メモリの確保や、各種フラグのセットがなされる(S701)。次に、印刷の方法が、特殊バナー印刷であるかが判定され(S702)、特殊バナー印刷でない場合は、他の印刷方法によりプリントデータの生成がなされ(S708)、印刷が終了される。
【0041】
特殊バナー印刷の場合は、ドキュメント全ページに対するプリントデータ生成がなされたかを判定する(S703)。本実施形態の特殊バナー印刷は、第1アプリケーションだけでなく、第2アプリケーションからの印刷指示がだされた場合にも、プリントデータの生成を可能とするため、全ページ終了かの判定を行う(S703)。今、第1アプリケーションから第1回目の印刷が実行されているので、1ページだけではあるが全ページは終了していないので、S704の処理に移行する。S704の処理では、プリントデータの初期化データ部はドキュメント印刷開始時に1回のみ生成すればよいので、初期化データ部生成済みフラグを判定し(S704)、未生成の場合は、プリンタデータの初期化データ部を生成し(S706)、初期化データ部生成済みフラグを生成済み状態にセットする(S707)。その後、そのページに含まれている対象オブジェクトに対するプリントデータ実データ部の生成を行なう(S705)(実データ部生成工程・機能)。初期化データ部生成済みフラグが生成済み状態の場合は、初期化データ部を生成することなく、プリントデータの実データ部の生成を行なう。プリントデータの初期化データ部生成処理(S706)と、初期化データ部生成済みフラグのセット処理(S707)は、図9の「バナー印刷開始」ボタンが操作者によって押下されていない場合を考慮した処理である。すなわち、操作者が特殊バナー印刷を選択してはいるが、「バナー印刷開始」ボタンを押さずに、操作者がアプリケーションから印刷を実行した場合にも、プリントデータの初期化データ部を生成して、特殊バナー印刷を行なうことができるようにするためである。なお、プリントデータの実データ生成済みフラグのセットは、アプリケーションから印刷が実行されたかを判定するためのものであって、後述する図10の「バナー印刷終了」ボタンが操作者によって押下されたときに用いられるものである。
【0042】
S705の処理でプリントデータの実データ部の生成が終了すれば、S703に戻り、今度は全ページ(今は、1ページ)の処理が終わっているので、S709の処理に移行してプリントデータの実データ部生成済みフラグのセットを行い、プリントデータのフッターデータ部を生成することなく、第1回目の図7の処理を終了する。
【0043】
以後、第1アプリケーションから第2回(第2ページ)以降の印刷が実行された場合、実行された回数(ページ数)分だけ、図7の処理が行なわれる。なお、第2回以降は各ページのプリントデータの実データ部のみが生成される。
【0044】
一方、第2アプリケーションから特殊バナー印刷が実行されたときも、第1アプリケーションと同様の処理がなされる。第1アプリケーションと処理が異なるのは、第2アプリケーションの場合、各アプリケーションから一回の印刷指示で、バナー印刷に必要な複数ページの印刷を設定して実行することができるので、図7の処理は一回行なわれるだけである。ただし、設定した複数ページ分だけS703の処理からS705の処理が繰り返される点が第1アプリケーションの処理とは異なる。
【0045】
第2アプリケーションの場合も、ドキュメントの全ページのオブジェクトに対するプリントデータの実データ部の生成が終了すれば、S709でプリントデータの実データ部生成済みフラグのセットを行い、プリントデータのフッターデータ部を生成することなく、図7の処理を終了する。
【0046】
その後、上述した何れのアプリケーションから特殊バナー印刷を実行した場合でも、操作者はプリンタドライバUIを開き「バナー印刷終了」ボタンを押下する。図10は、「バナー印刷終了」ボタンが押下された場合のプリンタドライバの処理を示す流れ図の一例である。操作者に依って「バナー印刷終了」ボタンが押下されれば、プリントデータの実データ部が生成されたか(アプリケーションから少なくとも1回の印刷が実行されたか)を判定する(S1001)。この判定を行なうのは、操作者の誤操作に対して警告を発するためである。すなわち、操作者が特殊バナー印刷を選択してはいるが、プリントデータの実データ部を作成する前に、誤ってプリンタドライバのUI画面上で、「バナー印刷終了」ボタンをクリックする場合がありうる。この場合、プリントデータの実データ部が作成されていないにもかかわらず、印刷装置に印刷の指示がだされることになる。このような誤操作による無駄な印刷指示を出さないようにするために、プリントデータの実データ部が生成されているか否かを判断する。プリントデータの実データ部が生成されていれば、プリントデータのフッターデータ部を生成する(S1002)(フッターデータ部生成工程・機能)。プリントデータの実データ部が生成されていなければ、プリントデータの実データ部が生成されていない旨の警告メッセージなどを表示し(S1005)、操作者にプリントデータのフッターデータ部の生成実行、または、生成キャンセルを促す(S1006)。生成実行の場合は、プリントデータのフッターデータ部を生成する(S1002)。生成キャンセルの場合は、「バナー印刷終了」ボタンが押下される直前の状態へ戻るべくバナー印刷終了の処理を終了する。プリントデータのフッターデータ部生成(S1002)後は、「バナー印刷開始」ボタンを含むUI設定コントロールを操作可能状態にするとともに、「バナー印刷終了」ボタン,「バナー印刷取消」ボタンを操作不可状態にする(S1003)。そして、プリントデータの初期化データ部生成済みフラグ、およびプリントデータの実データ部生成済みフラグをクリアし(S1004)、バナー印刷の処理を終了する。これにより、新たな特殊バナー印刷を開始することができる状態となる。
【0047】
「バナー印刷取消」ボタンは、アプリケーションからの印刷実行中に印刷キャンセルを行う場合など、現在行われているバナー印刷をキャンセルし、新たな特殊バナー印刷を開始することができる状態にするために操作者から押下される。
【0048】
[実施形態の効果] 上記の本実施形態によれば、プリントデータの初期化データ部及びフッターデータ部の生成を、実データ部の生成とは別個独立して行なうことにより、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷できないアプリケーションでも、バナー印刷を行なうことができる。
【0049】
また、上記の本実施形態によれば、操作者が特殊バナー印刷を選択したが、「バナー印刷開始」ボタンをクリックせずに、アプリケーションから印刷を実行したときにも、バナー印刷を行なうことができる。
【0050】
また、上記の本実施形態によれば、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷できないアプリケーションから特殊バナー印刷を行なうことができるだけでなく、バナー印刷機能を持ってはいないが、複数ページのドキュメントを印刷できるアプリケーションから特殊バナー印刷の指示があったときにも、特殊バナー印刷を行なうことができる。
【0051】
[他の実施形態] なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記の本実施形態において、プリントデータの初期化データ部を生成するタイミングや、「バナー印刷開始」ボタン,「バナー印刷終了」ボタン,「バナー印刷取消」ボタンが押下された場合のUI制御などは一例であって、この限りではない。プリントデータの初期化データ部とプリントデータのフッターデータ部の生成を、実データ部の生成とは、独立して生成可能にしたことが本発明の特徴部分である。
【0052】
また、上記の実施形態では、第1アプリケーション及び第2アプリケーションの何れのアプリケーションからも特殊バナー印刷を行なうことがでるように構成したが、第1アプリケーションからのみ特殊バナー印刷を行なうことができるようにしてもよい。
【0053】
また、ページ間のプリントデータの初期化データ部とフッターデータ部は、本来の初期化データ部とフッターデータ部でないことの認識が可能なデータを付加することで、これらのデータ部を生成しない処理の代用とすることも可能である。
【0054】
また、本発明は、コンピュータに上記の本実施形態の各機能を実現させるためのプログラムであってもよく、また上記の本実施形態の各機能を実現させるためのプログラムが記録された記憶媒体であってもよい。記録媒体としては、ハードディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性メモリカード等を用いることができる。さらに、通信回線を介してダウンロードすることによってプログラムを供給するようにしてもよい。また、記録媒体に記録されるプログラムを記述する工程は、時系列的に行われる工程だけでなく、並列的あるいは個別に実行される工程をも含むものである。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、プリントデータの実データ部の生成とは、独立して初期化データ部とフッターデータ部を生成することにより、アプリケーションが一度の印刷処理にて、単一ページのみのドキュメントしか印刷を行えない場合においても、かかるアプリケーションから、バナー印刷を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アプリケーションから印刷を実行した場合の、処理の流れを示した概要図である。
【図2】従来技術のプリンタドライバUIの一部を示す図である。
【図3】バナー印刷での印刷成果物を説明するためのイメージ図である。
【図4】バナー印刷時にプリンタドライバからスプーラに送られるプリントデータの概要図である。
【図5】本発明の一実施の形態であるプリンタドライバUIの一部を示す図である。
【図6】従来技術のバナー印刷におけるプリントデータ生成に関する流れ図である。
【図7】本実施形態でアプリケーションから印刷が指示されたときにプリンタドライバが行なうプリントデータ生成の処理手順を示す流れ図である。
【図8】本発明の一実施の形態である印刷制御方法が適用されている、ホストコンピュータと印刷装置とから構成される印刷システムを示すブロック図である。
【図9】操作者が特殊バナー印刷を選択して「バナー印刷開始」ボタンを押下したときのプリンタドライバの処理を示す流れ図の一例である。
【図10】「バナー印刷終了」ボタンが押下された場合のプリンタドライバの処理を示す流れ図の一例を示す図である。
【符号の説明】
1: CPU、 2: HDD、 3: システムバス、
4: RAM、 5: 記録媒体、 6: 入力部、
7: 表示部、 8: 通信部、 11: CPU、 12: ROM、
13: システムバス、 14: RAM、 15: 操作部、
16: 搬送部、 17: 記録部、 18: 通信部、
21: アプリケーション、 22: GDI、 23: プリンタドライバ、24: スプーラ、 100: ホストコンピュータ、 200: 印刷装置
Claims (7)
- 印刷装置によりバナー印刷をさせる印刷制御方法であって、操作者からバナー印刷開始の指示があったときに、プリントデータの初期化データ部を生成する工程と、アプリケーションから印刷が実行されたときにプリントデータの実データ部を生成する工程と、操作者からバナー印刷終了の指示があったときに、プリントデータのフッターデータ部を生成する工程と、を具備することを特徴とする印刷制御方法。
- 操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択工程と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示工程と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示工程と、操作者が前記選択工程で前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示工程でバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成工程と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成工程と、操作者が前記バナー印刷終了指示工程でバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成工程と、を具備することを特徴とする印刷制御方法。
- 操作者が前記選択工程で前記特殊バナー印刷を選択してはいるが、前記バナー印刷開始指示工程で前記バナー印刷の開始を指示することなく、アプリケーションから印刷を実行したときに第1回目又は第1ページ目の印刷を行なうときだけプリントデータの初期化データ部とプリントデータの実データ部を生成し、アプリケーションから第2回目又は第2ページ目以降の印刷を実行したときにはプリントデータの実データ部のみを生成する初期化・実データ生成工程と、を備えることを特徴とする請求項2記載の印刷制御方法。
- 前記アプリケーションは、一度の印刷処理で、単一ページのみのドキュメントしか印刷できないものであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の印刷制御方法。
- 操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択手段と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示手段と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示手段と、操作者が前記選択手段により前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示手段によりバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成手段と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成手段と、操作者が前記バナー印刷終了指示手段によりバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成手段と、を具備することを特徴とする印刷制御装置。
- 操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択機能と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示機能と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示機能と、操作者が前記選択機能を用いて前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示機能を用いてバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成機能と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成機能と、操作者が前記バナー印刷終了指示機能を用いてバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成機能と、を実現させるためのプログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
- 操作者が特殊バナー印刷を選択するための選択機能と、操作者がバナー印刷の開始を指示するためのバナー印刷開始指示機能と、操作者がバナー印刷の終了を指示するためのバナー印刷終了指示機能と、操作者が前記選択機能を用いて前記特殊バナー印刷を選択し且つ操作者が前記バナー印刷開始指示機能を用いてバナー印刷の開始を指示したときに前記プリントデータの初期化データ部を生成する初期化データ生成機能と、操作者がアプリケーションから印刷を実行したときにプリントデータの実データ部のみを生成する実データ生成機能と、操作者が前記バナー印刷終了指示機能を用いてバナー印刷の終了を指示したときにプリントデータのフッターデータ部を生成するフッターデータ生成機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002379800A JP2004213185A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 印刷制御方法及び印刷制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002379800A JP2004213185A (ja) | 2002-12-27 | 2002-12-27 | 印刷制御方法及び印刷制御装置 |
Publications (1)
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JP2004213185A true JP2004213185A (ja) | 2004-07-29 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004213185A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008162084A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置、画像処理システム、画像形成装置、画像形成システム、情報処理装置、情報処理システムおよび制御プログラム |
-
2002
- 2002-12-27 JP JP2002379800A patent/JP2004213185A/ja active Pending
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