JP2004213177A - 管理プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

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温 東儀
Kenichi Yamauchi
健一 山内
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Abstract

【課題】複数の部分プログラムが実行される環境において、これらの部分プログラムのうち所望の目的物(例えば所望の楽器)に対応する部分プログラムを利用者に容易に選定させる。
【解決手段】管理モジュールは、それぞれ異なる機能を提供する複数の機能モジュール(プラグインモジュールなど)の実行を管理するためのプログラムである。ハードディスク装置13には、当該管理モジュールの実行に際して選択の対象となる複数の楽器の各々と、複数の機能モジュールのうち1以上の機能モジュールとを対応付けるコンフィグレーションファイルが記憶されている。CPU10は、管理モジュールを実行することにより、利用者により選択された楽器に対応する1以上の機能モジュールをコンフィグレーションファイルに基づいて特定するとともに、特定した1以上の機能モジュールを実行する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各々が異なる機能を提供する複数の部分プログラムの実行を管理するための管理プログラム、およびこの管理プログラムを実行する情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータに代表される情報処理装置によって実行されるべきプログラムとして、それぞれ異なる多数の機能を提供するためのプログラムが従来から広く知られている。例えば、電子楽器の演奏に関するプログラムによれば、楽曲の楽譜を表示装置に表示させる機能や、楽音を表すデータを電子楽器から受信して各種の加工を施す機能といった多数の機能が提供される。この種のプログラムは、各々が異なる機能を提供する複数のモジュールに区分されるのが一般的である(例えば特許文献1参照)。このように区分することによって、各モジュールを個別にかつ並行して開発することが可能となり、その結果として開発コストを低減することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−166772号公報(段落0015)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多様な機能を提供するために多数のモジュールが用いられる場合、これらの機能のなかから所望の機能を選択する利用者の負担が増大するという問題が生じ得る。例えば、上述した電子楽器の演奏に関するプログラムが、ギターに関する機能を提供するモジュールとピアノに関する機能を提供するモジュールとを含んでおり、双方のモジュールの実行を指示するためのコマンドボタンが表示装置に表示される場合を想定する。この場合、たとえ利用者がギターに関する機能のみを所望していたとしても、ピアノに関する機能のコマンドボタンも併せて表示されるため、利用者は、いずれのコマンドボタンがギターに関する機能を指示するためのものであるのかを判断しなければならない。この問題は、プログラムによって提供される機能がより細分化されるほど顕著となる。
【0005】
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、複数の部分プログラムが実行される環境においても、これらの部分プログラムのうち所望の目的物(例えば所望の楽器)に対応する部分プログラムを利用者が容易に選定することができる管理プログラム、およびこの管理プログラムを実行する情報処理装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、それぞれ異なる機能を提供する複数の部分プログラムの実行を管理するための管理プログラムであって、コンピュータに、当該管理プログラムの実行に際して選択の対象とされる複数の目的物の各々と前記複数の部分プログラムのうち1以上の部分プログラムとを対応付けるコンフィグレーションファイルに基づいて、選択された当該目的物に対応する1以上の部分プログラムを特定する特定機能と、前記特定機能によって特定された1以上の部分プログラムを実行する実行機能とを実現させることを特徴としている。
【0007】
このプログラムによれば、選択された目的物に対応する1以上の部分プログラムが複数の部分プログラムのなかから特定され、この特定された部分プログラムが実行の対象とされる。したがって、利用者は、特定の目的物に関連する機能を提供する1以上の部分プログラムを、複数の部分プログラムのなかから選定する必要はない。例えば、複数の目的物の各々に対して、当該目的物に関する機能を提供する特定の部分プログラムのみを対応付けたコンフィグレーションファイルを用いれば、利用者によって選択された目的物に関連しない部分プログラムを実行対象から除外することができるから、利用者による部分プログラムの選択に要する負担を軽減することができる。なお、ここでは目的物の選択が利用者によってなされる場合を例示したが、この選択は必ずしも利用者によってなされる必要はない。
【0008】
本発明に係る管理プログラムは、各々が楽器の演奏に関わる機能を提供する複数の部分プログラムの実行を管理するためのプログラムとして採用することができる。この場合、管理プログラムは、それぞれ異なる複数の楽器の各々と、複数の部分プログラムのうち1以上の部分プログラムとを対応付けるコンフィグレーションファイルに基づいて、選択された楽器に対応する1以上の部分プログラムを特定する特定機能と、この特定機能によって特定された1以上の部分プログラムを実行する実行機能とをコンピュータに実現させる内容となる。楽器の種類は多様であるため、楽器の演奏については多数の機能が部分プログラムとして提供され得る。このような事情のもとにあっても、本発明に係る管理プログラムによれば利用者によって選択された楽器に対応する1以上の部分プログラムが特定されて実行されるから、利用者の負担を軽減するという本発明の効果は特に顕著となる。
【0009】
本発明に係るプログラムは、それぞれ態様が異なる複数の実行画像の各々と前記目的物とをさらに対応付けるコンフィグレーションファイルを用いたうえで、選択された目的物に対応する実行画像を前記コンフィグレーションファイルに基づいて特定する画像特定機能と、前記画像特定機能によって特定された実行画像を表示装置に表示させる表示機能とをさらにコンピュータに実現させる内容としてもよい。こうすれば、目的物に応じて実行画像の態様が変化するから、例えば目的物に調和した態様の実行画像をユーザインタフェースとして提供することができる。さらに、この構成を採用した場合には、前記複数の目的物の各々に対し、利用者が部分プログラムの実行を指示するための目標となる1以上の操作子画像を、前記実行画像を構成する部分として対応付けるコンフィグレーションファイルを用いたうえで、前記実行機能によって、前記1以上の指示子画像が指示されるたびに、前記特定機能によって特定された1以上の部分プログラムのうち当該指示子画像に対応する部分プログラムを実行する構成としてもよい。こうすれば、利用者は、操作子画像(コマンドボタン)を操作することによって、自分が選択した目的物に対応する部分プログラムの実行を指示することができるから、操作性を向上させることができる。さらに、選択された目的物に応じて各指示子画像の数や態様を異ならせれば、その目的物に対応する部分プログラムを利用者に視認させることができ、さらに操作性を向上させることができる。
【0010】
なお、ここでは実行画像を目的物に応じた態様とする構成を例示したが、この構成に代えて、またはこの構成とともに、部分プログラムの実行に際して使用されるコンテンツファイルの種類に応じて実行画像の態様を異ならせるようにしてもよい。すなわち、前記各部分プログラムの実行に際して使用される複数のコンテンツファイルの各々と、それぞれ態様が異なる複数の実行画像の各々とを対応付けるコンフィグレーションファイルを用いたうえで、前記実行機能によって実行される部分プログラムに対応する実行画像を前記コンフィグレーションファイルに基づいて特定する画像特定機能と、前記画像特定機能によって特定された実行画像を表示装置に表示させる表示機能とをコンピュータに実現させるようにしてもよい。こうすれば、実行対象となる部分プログラムの実行に際して使用されるコンテンツファイルに応じて、実行画像の表示態様をさらに多様化させることができる。
【0011】
また、本発明においては、前記実行機能によって、音出力装置から音を出力させる機能を提供する部分プログラムと表示装置に画像を表示させる機能を提供する部分プログラムとを実行するときに、音出力の進行と画像表示の進行とを同期させるようにしてもよい。例えば、音出力装置から楽曲の楽音を出力する機能を提供する部分プログラムと表示装置にその楽曲の楽譜を表示させる機能を提供する部分プログラムとが実行されるときに、楽音再生の進行と楽譜表示の進行とを同期させるようにしてもよい。こうすれば、利用者は、楽曲の楽音を聴取しながら、その楽曲の楽譜における進行状況を確認することができる。
【0012】
一方、本発明は、上述した管理プログラムに従って動作する情報処理装置としても特定され得る。すなわち、この情報処理装置は、それぞれ異なる機能を提供する複数の部分プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、部分プログラムの実行に際して選択の対象とされる複数の目的物の各々と前記複数の部分プログラムのうち1以上の部分プログラムとを対応付けるコンフィグレーションファイルを記憶するファイル記憶手段と、前記プログラム記憶手段に記憶された複数の部分プログラムのうち選択された目的物に対応する1以上の部分プログラムを、前記ファイル記憶手段に記憶されたコンフィグレーションファイルに基づいて特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された1以上の部分プログラムを実行する実行手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明は上述した管理プログラムによって使用されるコンフィグレーションファイルとしても特定される。すなわち、このコンフィグレーションファイルは、それぞれ異なる機能を提供する複数の部分プログラムの実行を管理するための管理プログラムをコンピュータが実行するときに使用するデータファイルであって、当該管理プログラムの実行に際して選択の対象とされる複数の目的物の各々と、前記複数の部分プログラムのうち当該目的物が選択されたときにコンピュータによって実行されるべき1以上の部分プログラムとを対応付けるデータ構造を有することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0015】
<A:実施形態の構成>
まず、本発明に係る管理プログラムを楽器の演奏のために使用する形態を説明する。図1は、本実施形態に係る管理プログラムを実行する情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。この装置1は、パーソナルコンピュータに代表される一般的なコンピュータと同様の構成を有する。すなわち、図1に示すCPU(Central Processing Unit)10は、この情報処理装置1の各部を中枢的に制御するためのマイクロプロセサであり、プログラムに従って演算処理や各部の制御を行なうことによって種々の機能を実現する。ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、ハードディスク装置(HDD)13、ディスクドライブ14、ネットワークインタフェース15、表示装置16、入力装置17、サウンドカード18およびMIDI(Musical InstrumentDigital Interface)インタフェース19は、それぞれバス20を介してCPU10に接続されている。このうちROM11はCPU10によって実行されるプログラムを記憶するための記憶装置であり、RAM12はCPU10によって作業領域として使用される記憶装置である。
【0016】
サウンドカード18は、楽音の波形を表すデジタルデータ(以下「音データ」という)の入出力を管理するための装置であり、A/D変換器181とD/A変換器182とミキサ183とを備えている。このサウンドカード18には電子楽器21とスピーカ23とが接続される。このうち電子楽器21は、ピアノなどの鍵盤楽器やギターなどの弦楽器、あるいはドラムなどの打楽器といった各種の楽器と同様の外形を有するとともに、利用者による演奏動作に応じて振動する振動子211と、この振動子211の振動に応じたアナログ信号を出力するピックアップ212とを備えている。電子楽器21として弦楽器を採用した場合には利用者によって弾かれる弦が振動子211に相当し、鍵盤楽器を採用した場合には利用者による打鍵動作に応じて振動する弦が振動子211に相当する。サウンドカード18のA/D変換器181は、この電子楽器21のピックアップ212から供給されたアナログ信号をデジタルデータたる音データに変換してCPU10に出力する。一方、D/A変換器182は、CPU10から供給される音データをアナログ信号に変換して出力する。ミキサ183は、D/A変換器182からの出力信号と電子楽器21からの出力信号とを適宜な混合比にてミキシングしたうえで増幅して出力する。スピーカ23は、サウンドカード18のミキサ183から出力された信号に応じた音を出力するための装置である。なお、スピーカ23に代えて、利用者の耳に装着可能なイヤホンやヘッドホンを用いてもよい。
【0017】
MIDIインタフェース19は、MIDI規格に準拠したデータ(以下「MIDIデータ」という)の入出力を管理するためのインタフェースである。MIDIインタフェース19にはMIDI楽器24が接続される。このMIDI楽器24は、電子楽器21と同様に鍵盤楽器、弦楽器および打楽器といった各種の楽器と同様の外形を有する一方、利用者による演奏動作に応じたMIDIデータを出力する。このMIDIデータは、MIDIインタフェース19を介してCPU10に供給される。
【0018】
表示装置16は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示パネルなどを備え、CPU10による制御のもとに各種の画像を表示する。入力装置17は、マウスなどのポインティングデバイスと、文字や記号を入力するためのキーボードとを備え、利用者による操作の内容を表す信号をCPU10に出力する。
【0019】
ハードディスク装置13は、CPU10によって実行されるプログラムやこのプログラムの実行に際して使用される各種のデータを記憶する装置である。ここで、図2は、ハードディスク装置13による記憶内容を模式的に示す図である。同図に示すように、ハードディスク装置13には、基本プログラム131と、プラグインモジュール群132と、コンテンツファイル群133と、部品画像ファイル群134と、コンフィグレーションファイル群135とが格納されている。
【0020】
このうち基本プログラム131は、表示装置16に対して画像を表示させる機能やサウンドカード18に音データを出力する機能といった基本的な機能を提供する。具体的には、基本プログラム131は、シーケンサモジュールとブラウザモジュールとを含んでいる。このうちシーケンサモジュールは、音データやMIDIデータを処理する機能を提供するためのプログラムである。すなわち、シーケンサモジュールは、電子楽器21から入力された音データやMIDI楽器24から入力されたMIDIデータをハードディスク装置13に記憶させる機能、およびハードディスク装置13に記憶された音データや、MIDIデータに対応する音データをサウンドカード18に対して順次に供給する機能などを提供する。一方、ブラウザモジュールは、ネットワーク30に収容されたサーバ装置31との間で通信を行なうための機能を提供する。
【0021】
さらに、基本プログラム131は管理モジュール(本発明における「管理プログラム」に相当する)を含んでいる。この管理モジュールは、上述したシーケンサモジュールおよびブラウザモジュール、ならびにプラグインモジュール群132に含まれる複数のプラグインモジュールの実行を管理するための機能を提供する。以下では、管理モジュールによる管理の対象となるモジュール(シーケンサモジュール、ブラウザモジュールおよび各プラグインモジュール)を、管理モジュールと区別するために、特に「機能モジュール」と表記する場合がある。本発明における「部分プログラム」は、この機能モジュールに相当するものである。
【0022】
プラグインモジュール群132は、各々が異なる機能を提供する複数のプラグインモジュールを含んでいる。各プラグインモジュールは、例えば、楽曲の楽譜など演奏に関する各種の画像を表示装置16に表示させる機能や、音データに対して各種の加工を施す機能を提供するためのプログラムであり、基本プログラム131単体によっては提供されない各種の機能を追加するために、情報処理装置1に対して適宜にインストールされる。
【0023】
これらのプラグインモジュールは、利用者による演奏の対象とされる楽器の種類ごとに用意されたもの(以下「固有プラグイン」という)と、すべての楽器にわたって共通に用意されたもの(以下「共通プラグイン」という)とに区分することができる。本実施形態においては、ギターの演奏に関わるプラグインモジュールとピアノの演奏に関わるプラグインモジュールとが固有プラグインとして用意された場合を想定する。例えば、専らギターの譜面として使用されるタブ譜(タブラチュアー)を表示装置16に表示させる機能がギター用の固有プラグインによって提供され、ピアノのうち押下すべき鍵を表示装置16に表示させる機能がピアノ用の固有プラグインによって提供される。一方、共通プラグインは、楽器の種類に依存しない機能を提供するためのモジュールである。例えば、楽器の種類に依存しない譜面である五線譜を表示装置16に表示させる機能や、演奏される楽曲に関わる画像(例えばオーケストラによる楽曲の演奏風景や当該楽曲の雰囲気に適した風景など)を表示装置16に表示させる機能が共通プラグインによって提供される。
【0024】
本実施形態においては、利用者が、情報処理装置1を用いて演奏を行なうべき楽器として、複数の楽器のうちいずれかを選択できるようになっている。この選択がなされると、CPU10は、管理モジュールに従って、複数の固有プラグインのうち選択された楽器に対応する固有プラグインを実行の対象として特定する。
【0025】
次に、コンテンツファイル群133は、機能モジュールの実行に際して使用される各種のデータを有する複数のコンテンツファイルを含んでいる。これらのコンテンツファイルは、基本プログラム131または共通プラグインの実行のために使用されるもの(共通コンテンツ)と、各固有プラグインの実行のために使用されるもの(ギター用コンテンツおよびピアノ用コンテンツ)とに区分することができる。このうちギター用のコンテンツとしては、例えばギター用の固有プラグインの実行に際して表示装置16に表示されるタブ譜の画像データを含むファイルなどがある。また、ピアノ用のコンテンツとしては、例えばピアノ用の固有プラグインの実行に際して表示装置16に表示される鍵盤の画像を表す画像データを含むファイルなどがある。一方、共通プラグインの実行のために使用されるコンテンツファイルとしては、この共通プラグインの実行に際して表示装置16に表示される五線譜の画像データを含むファイルや、楽曲に関わる画像を表す画像データを含むファイル、あるいは楽曲の演奏音を表す音データを含むファイルなどがある。
【0026】
一方、部品画像ファイル群134は複数の部品画像ファイルを含んでいる。これらの部品画像ファイルは、上述した基本プログラム131やプラグインモジュールの実行に伴なって表示装置16に表示されるべき画面(以下「演奏用画面」という)を構成する各部分の画像を表すデータである。すなわち、それぞれ異なる部品画像ファイルによって表される複数の部品の画像が組み合わされることによって演奏用画面が構成される。この演奏用画面は、利用者が楽器の演奏等に際して参照するための画面であり、図7に示すように、フレーム領域41、背景領域42、進行表示領域43、および複数のコマンドボタン5といった多数の部分から構成される。このうちフレーム領域41は、演奏用画面40の外枠を構成する領域であり、背景領域42はフレーム領域41に囲まれた領域である。また、進行表示領域43は、CPU10がプログラムに従って何らかの処理を実行している最中には経時的に変化する動画像が表示される一方、これ以外の状態においては静止画が表示されるようになっている。一方、複数のコマンドボタン5の各々は、機能モジュールによって提供される種々の機能のいずれかを利用者が選択するための操作子を表している。すなわち、利用者が入力装置17のマウスを操作してマウスポインタをいずれかのコマンドボタン5に重ねたうえでクリック操作を行なうと、そのコマンドボタン5に対応する機能が実行される。
【0027】
この演奏用画面40を構成する各部の態様(形状、色彩または模様など)は、演奏の対象として利用者に選択された楽器の種類に応じて異なるようになっている。また、上述したようにCPU10による実行の対象とされる固有プラグインは利用者によって選択された楽器に応じて特定されるようになっているから、演奏用画面40に含められるコマンドボタン5の数や種類も利用者によって選択された楽器に応じて異なることとなる(図7から図9参照)。このため、演奏用画面40を構成する複数の部分の各々について、それぞれ異なる態様の画像を表す複数の部品画像ファイルが用意されている。
【0028】
一方、図2に示すコンフィグレーションファイル群135は、利用者による選択の対象とされる楽器の種類ごとに用意された複数のコンフィグレーションファイルを含んでいる。各コンフィグレーションファイルは、当該ファイルの対象とする楽器が利用者によって選択されたときに表示装置16に表示されるべき演奏用画面40の態様と、その楽器が選択されたときに実行されるべき機能モジュールとを指定するためのファイルである。また、コンフィグレーションファイル群135には、各楽器に対応するコンフィグレーションファイルのほか、基本プログラム131の実行が開始された直後に(すなわち利用者によって楽器が選択される前に)表示装置16に表示されるベき演奏用画面(以下「初期画面」という)の態様と、このときに実行されるべき機能モジュールとを指定するためのデフォルト用コンフィグレーションファイルが含まれる。
【0029】
ここで、図3は、ギターについて用意されたコンフィグレーションファイルの内容を示す図である。同図に示すように、コンフィグレーションファイルは、表示態様テーブルとモジュールテーブルとを含んでいる。このうち表示態様テーブルは、ギターが選択されたときに表示装置16に表示されるべき演奏用画面40(より詳細には図8に示す演奏用画面40b)の態様を指定するためのテーブルであり、演奏用画面40を構成する複数の部分の各々と、ギターが選択されたときに当該部分の画像を表すために使用されるべき画像ファイルを特定する情報(ここではファイル名)とが対応付けられている。図3を例にとると、利用者によってギターが選択された場合には、演奏用画面40のうちフレーム領域41の画像として、ファイル名が「c¥system ¥part ¥frame001.bmp」である部品画像ファイルを使用すべきことが指定されていると判る。
【0030】
一方、モジュールテーブルは、ギターが選択されたときにCPU10によって実行されるべき1または複数の機能モジュールを指定するためのテーブルであり、ギターが選択されたときに演奏用画面40に含められる複数のコマンドボタン5の各々と、そのコマンドボタン5が利用者によって操作されたときに実行されるべき機能モジュールを特定するための情報(ここではファイル名)とが対応付けられている。図3を例にとると、ギターに対応する演奏用画面40のうち「コマンドボタン1」が操作された場合には、ファイル名が「c¥system ¥plug ¥guitar001.exe」である機能モジュール(固有プラグイン)を実行すべきことが指定されていると判る。
【0031】
次に、図1に示したディスクドライブ14は、記録媒体141に対してプログラムやデータの読み出しまたは書き込みを行なう。この記録媒体141は、例えばCD−ROM(Compact Disk − Read Only Memory)に代表される可搬型の記録媒体である。上述したプラグインモジュールやコンテンツファイルは、この記録媒体141に格納された状態で利用者に提供される。例えば、ギターに関する機能を拡張するためのパッケージ33は、図4に示すように、ギター用の固有プラグインと、この固有プラグインの実行に際して使用されるコンテンツファイルと、ギターが選択されたときの演奏用画面40の態様および実行対象となる機能モジュールを指定するコンフィグレーションファイルとが格納された記録媒体141の形態で提供される。そして、この記録媒体141を入手した利用者によって記録媒体141がディスクドライブ14に挿入されると、これに記録された要素が読み出されてハードディスク装置13に格納されるのである(図2参照)。
【0032】
図1に示したネットワークインタフェース15は、通信回線を介してインターネットなどのネットワーク30に接続されており、このネットワーク30に収容されたサーバ装置31との間で通信を行なう。図4に示したパッケージ33は、サーバ装置31からネットワーク30を介して情報処理装置1に提供されてハードディスク装置13に格納される場合もある。なお、固有プラグイン、コンテンツファイルおよびコンフィグレーションファイルの各々が単体で情報処理装置1に提供されるようにしてもよい。
【0033】
<B:実施形態の動作>
次に、本実施形態の動作を説明する。基本プログラム131の実行開始を指示するための操作が利用者によって入力装置17になされると、CPU10は、基本プログラム131の管理モジュールをハードディスク装置13からRAM12に読み込んだうえでこれを実行する。図5および図6は、管理モジュールに従った処理の流れを示すフローチャートである。このうち図5に示す処理は管理モジュールの実行を開始した直後に行なわれる処理である。図5に示す一連の処理が終了した後に、タイマ割込みの発生を契機として、図6に示す処理が一定時間ごとに実行されることとなる。
【0034】
管理モジュールの実行を開始した直後には、CPU10はまず、初期画面となる演奏用画面40を表示装置16に表示させるための処理を行なう。すなわち、CPU10は、各種フラグのリセットなどを含む初期設定を行なった後に(ステップS11)、デフォルト用コンフィグレーションファイルをハードディスク装置13から読み出す(ステップS12)。次いでCPU10は、このデフォルト用コンフィグレーションファイルに基づいて部品画像ファイルを読み出す(ステップS13)。具体的には、CPU10は、デフォルト用コンフィグレーションファイルに含まれる表示態様テーブルに基づいて、初期画面の各部分の画像を表すための用いられるべき部品画像ファイルを特定し、この特定した部品画像ファイルをハードディスク装置13から読み出す。次に、CPU10は、ステップS13において読み出した部品画像ファイルに基づいて、初期画面を表示装置16に表示させる(ステップS14)。具体的には、CPU10は、初期画面の各部分が表示されるべき座標を指定したうえで、各部品画像ファイルを表示装置16に供給する。この結果、図7に示す初期画面40aが表示装置16に表示される。
【0035】
以後、タイマ割込みの発生を契機として、図6に示す処理が実行される。すなわち、CPU10はまず、楽器を選択するための操作が入力装置17に対してなされたか否かを判定する(ステップS21)。いま、図7に示した初期画面40aが表示された段階であって未だ楽器の選択がなされていない場合を想定すると、CPU10は、ステップS21において「No」と判定したうえでステップS25に処理を移行させる。
【0036】
このステップS25において、CPU10は、現時点において表示されている初期画面40aのいずれかのコマンドボタン5が操作されたか否かを判定する。ここで操作がなされていないと判定した場合、CPU10は、ステップS26およびS27を経ることなく図6に示す一連の処理を終了させる。これに対し、いずれかのコマンドボタン5が操作されたと判定した場合、CPU10は、直前に読み出したコンフィグレーションファイル(ここでは図5のステップS12において読み出したデフォルト用コンフィグレーションファイル)に基づいて、操作されたコマンドボタン5に対応する機能モジュールを特定する(ステップS26)。続いてCPU10は、ここで特定した機能モジュールを実行する(ステップS27)。以下、図7に示した初期画面40aの各コマンドボタン5が操作されたときの具体的な動作を説明する。
【0037】
初期画面40aのうち録音ボタン501、再生ボタン502および停止ボタン503は、シーケンサモジュールの実行を指示するためのコマンドボタンである。このうち録音ボタン501が操作されると、CPU10は、シーケンサモジュールに従って、利用者によるその後の電子楽器21の演奏に伴なってサウンドカード18から入力される音データ、または利用者によるその後のMIDI楽器24の演奏に伴なってMIDIインタフェース19から入力されるMIDIデータを、演奏ファイルとしてハードディスク装置13に順次に格納する。一方、再生ボタン502が操作されたうえで再生対象となるファイルが選択されると、CPU10は、シーケンサモジュールに従って、録音により得られた演奏ファイルまたは演奏音の音データを含むコンテンツファイルをハードディスク装置13から読み出し、これらのファイルに含まれる音データをサウンドカード18に対して順次に出力する。なお、演奏ファイルにMIDIデータが含まれる場合、CPU10は、このMIDIデータに対応する音データを生成し、この音データをサウンドカード18に出力する。この結果、利用者による過去の演奏動作に応じた楽音や、コンテンツファイルに応じた楽曲の演奏音がスピーカ23から出力される。一方、停止ボタン503が操作されると、CPU10は、シーケンサモジュールに従って、それまでに行なわれていた録音動作または再生動作を停止する。
【0038】
また、ダウンロードボタン504は、基本プログラム131のブラウザモジュールの実行を指示するためのコマンドボタンである。すなわち、ダウンロードボタン504が操作されると、CPU10は、ブラウザモジュールに従って、コンテンツファイルやプラグインモジュール、コンフィグレーションファイルをサーバ装置31からダウンロードしてハードディスク装置13に格納する。
【0039】
一方、楽譜表示ボタン505は、共通プラグインによって提供される楽譜表示機能の実行を指示するためのコマンドボタンである。すなわち、楽譜表示ボタン505が操作されたうえで楽曲が選択されると、CPU10は、その楽曲に関する楽譜(五線譜)の画像を表すコンテンツファイルをハードディスク装置13から読み出して表示装置16に供給する。この結果、図7に示すように、演奏用画面40の背景領域42には、楽譜421と現在の演奏ポイントを示すポインタ422とが表示され、楽曲の進行に伴なってポインタ422が順次に移動する。利用者は、この楽譜421とポインタ422とを確認しながら電子楽器21の演奏を行なうことができる。また、画像表示ボタン506は、共通プラグインによって提供される画像表示機能の実行を指示するためのコマンドボタンである。すなわち、画像表示ボタン506が操作されたうえで画像が選択されると、CPU10は、選択された画像を表すコンテンツファイルをハードディスク装置13から読み出して表示装置16に供給する。
【0040】
一方、図6のステップS21において楽器を選択するための操作がなされたと判定すると、CPU10は演奏用画面40の態様を変更するための処理を行なう。すなわち、CPU10はまず、選択された楽器に対応するコンフィグレーションファイルをハードディスク装置13から読み出す(ステップS22)。次いで、CPU10は、このコンフィグレーションファイルに含まれる表示態様テーブルに基づいて、変更後の演奏用画面40を構成すべき部品画像ファイルをハードディスク装置13から読み出す(ステップS23)。そして、この部品画像ファイルを表示装置16に供給することにより、利用者によって選択された楽器に対応する演奏用画面40を表示装置16に表示させる(ステップS24)。この後、新たに表示された演奏用画面40のコマンドボタン5が操作されると、CPU10は、利用者によって選択された楽器のコンフィグレーションファイル中のモジュールテーブルに基づいて、そのコマンドボタン5に対応するモジュールを特定するとともに(ステップS26)、このモジュールの実行を開始する(ステップS27)。
【0041】
ここで、図8は、利用者によってギターが選択されたときに表示される演奏用画面40bの内容を示す図である。同図に示すように、この演奏用画面40bの各部は、図7に示した初期画面40aの各部とは態様が異なる。すなわち、演奏用画面40bのうちフレーム領域41や背景領域42は初期画面40aとは異なる色で表示され、進行表示領域43にはギターの絵柄が表示される。さらに、この演奏用画面40bには、図7に示したコマンドボタン5に加えて、ギター用の固有プラグインによって提供される機能を指示するためのタブ譜表示ボタン507、演奏動作表示ボタン508およびチューニングボタン509が含まれている。このうちタブ譜表示ボタン507が操作されたうえで楽曲が選択されると(ステップS25;Yes)、CPU10は、ギター用のコンテンツファイルのうち当該楽曲のタブ譜を表すファイルをハードディスク装置13から読み出して表示装置16に供給する(ステップS26およびステップS27)。これにより、図8に示すように、演奏用画面40bの背景領域42にはタブ譜423が表示される。ただし、図8においては、楽譜表示ボタン505が操作された後にタブ譜表示ボタン507が操作された場合を想定しているため、背景領域42を上下に二等分した領域のうち一方の領域に楽譜421が表示され、他方の領域にタブ譜423が表示された状態が示されている。
【0042】
一方、演奏動作表示ボタン508が操作されたうえで楽曲が選択されると、CPU10は、ギター用のコンテンツファイルのうち当該楽曲の演奏動作の動画像を表すファイルをハードディスク装置13から読み出して表示装置16に供給する(ステップS26およびステップS27)。これにより演奏用画面40bの背景領域42には演奏動作が動画像として表示される。利用者は、こうして表示されたタブ譜や演奏動作を確認しながら電子楽器21の演奏を行なうことができる。一方、チューニングボタン509は、利用者が電子楽器21のチューニング(音合わせ)を行なうためのボタンである。すなわち、このチューニングボタン509が操作されると、CPU10は、利用者によるその後の電子楽器21の演奏に伴なってサウンドカード18から入力された音データから楽音のピッチを特定するとともに、このピッチと予め定められた基準ピッチとの差を表示装置16に表示させる。利用者は電子楽器21を演奏しながらこの表示を確認することによって、電子楽器21のチューニングを行なうことができる。
【0043】
一方、図9は、利用者によってピアノが選択されたときに表示される演奏用画面40cの内容を示す図である。同図に示すように、この演奏用画面40cのうちフレーム領域41や背景領域42は初期画面40aやギターが選択されたときの演奏用画面40bとは異なる色で表示され、進行表示領域43にはピアノの鍵盤の絵柄が表示される。加えて、ピアノ用の演奏用画面40cには、図7に示したコマンドボタン5に加えて、ピアノ用プラグインモジュールによって提供される機能を指示するための演奏支援ボタン510および演奏動作表示ボタン508が含められる。一方、ピアノの演奏に際しては使用されないタブ譜を表示するためのタブ譜表示ボタン507や、チューニングを指示するためのチューニングボタン509は、ピアノ用の演奏用画面40cには含められない。
【0044】
ピアノ用の演奏用画面40cのうち演奏動作表示ボタン508が操作されたときの動作は、上述したギターの場合と同様である。一方、演奏支援ボタン510が操作されたうえで楽曲が選択されると、利用者によるピアノの演奏を支援するための画像が背景領域42に表示される。具体的には、図9に示すように、鍵盤424と、この鍵盤424を構成する鍵のうち現段階において押下すべき鍵を示すポインタ425とが表示される。ただし、図8においては、楽譜表示ボタン505が操作された後に演奏支援ボタン510が操作された場合を想定しているため、背景領域42を上下に二等分した領域のうち一方の領域に楽譜421が表示され、他方の領域に鍵盤424とポインタ425とが表示された状態が示されている。ポインタ425の位置は楽曲の進行に伴なって随時に変化する。利用者は、この表示によって、押下すべき鍵を確認しながら電子楽器21を演奏することができる。
【0045】
ところで、本実施形態においては、同一の楽曲に対応する複数の機能が並行して実行される場合がある。例えば、再生ボタン502が操作されて特定の楽曲の楽音が再生されるとともに、演奏動作表示ボタン508が操作されて当該楽曲の演奏動作が表示されるといった具合である。この場合、CPU10は、楽音再生と演奏動作表示とを同期させるようになっている。すなわち、CPU10は、スピーカ23から出力される楽音と表示装置16に表示される画像とが楽曲におけるほぼ同じ時点を表す楽音および画像となるように、楽音の再生と画像の表示とを進行させるのである。この結果、利用者は、楽曲の演奏動作を視認するとともにその楽曲の楽音を聴取することができるから、電子楽器21の練習の効率を向上させることができる。
【0046】
以上説明したように、本実施形態においては、複数のモジュールのうち利用者によって選択された楽器に対応するモジュールが実行対象として特定されるようになっている。したがって、プラグインモジュールの開発の便宜のためにプラグインモジュールの機能を細分化したとしても、利用者は、複数の機能のいずれが自分の演奏する楽器に関するものであるのかを判断する必要はない。さらに、本実施形態においては、演奏用画面40の態様が利用者によって選択された楽器に応じて異なるようになっている。したがって、利用者は、自分が演奏しようとする電子楽器21の種類に調和した態様の演奏用画面40を見ながら楽器の演奏を行なうことができる。
【0047】
<C:変形例>
以上説明した本発明の実施の形態はあくまでも例示である。したがって、この形態に対しては本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様としては、例えば以下のようなものが考えられる。
【0048】
<C−1:変形例1>
上記実施形態においては、利用者によって選択された楽器の種類に応じて演奏用画面40の態様を異ならせる構成としたが、この構成に代えて、またはこの構成とともに、機能モジュールの実行に際して使用されるコンテンツファイルの種類に応じて演奏用画面40の態様を変更するようにしてもよい。この構成は、例えば、図3に示した表示態様テーブルにおいてコンテンツファイルと部品画像ファイルとを対応付けることによって実現される。そして、図6に示したステップS26において機能モジュールを特定した後に、CPU10が、表示態様テーブルに基づいて、この機能モジュールの実行に際して使用されるコンテンツファイルに対応付けられた部品画像ファイルをハードディスク装置13から読み出して表示装置16に出力する構成とすればよい。この構成によれば、演奏用画面40の表示態様をより変化に富んだものとすることができる。
【0049】
<C−2:変形例2>
上記実施形態および変形例においては基本プログラム131の実行が開始された直後に初期画面40aが表示される構成を例示したが、利用者が楽器を選択したうえで基本プログラム131の実行を開始させることができるようにしてもよい。すなわち、例えば図5のステップS12に先立って利用者に楽器の選択を促し、ステップS12においては、ここで選択された楽器に対応するコンフィグレーションファイルを読み出す構成としてもよい。
【0050】
また、基本プログラム131の実行を開始するときに、特定の楽器に対応するコンフィグレーションファイルが自動的に(すなわち利用者による選択を要することなく)選択されてハードディスク装置13から読み出される構成としてもよい。すなわち、選択される楽器が登録された設定ファイルを利用者による指示に応じて予め作成しておき、図5のステップS12において、この設定ファイルに登録された楽器に対応するコンフィグレーションファイルが読み出される構成としてもよい。
【0051】
<C−3:変形例3>
演奏用画面40の変化の態様は上記実施形態に示したもの(図7から図9)に限られない。例えば、利用者によって選択された楽器の種類に応じて演奏用画面40の態様を異ならせる構成のもとでは、演奏用画面40の外形を、利用者によって選択された楽器の外形を模した形状としてもよい。
【0052】
<C−4:変形例4>
上記実施形態および各変形例においては、電子楽器21の演奏のために本発明を適用した場合を例示したが、本発明の適用範囲はこれに限られない。例えば、静止画を撮影するためのデジタルカメラや動画を撮影するためのビデオカメラといった各種の撮像装置を接続可能な情報処理装置1において、撮像装置から入力された画像データに対して処理を施すためのプログラムにも本発明を適用することができる。この場合、例えば利用者によって選択される撮像装置の種類に応じて、CPU10による実行の対象とされる機能モジュールを特定し、または表示装置16による表示の態様を異ならせればよい。
【0053】
このように、本発明における「目的物」は、楽器に限らず、撮像装置その他の物であってもよい。すなわち、本発明における「目的物」とは、情報処理装置によるプログラムの実行に際して選択の対象とされる事象であって、典型的には情報処理装置に対して何らかのデータを供給する機器であるということができる。したがって、表示装置に表示される画面についても、利用者が演奏に際して視認する画面には限られない。すなわち、本発明における「実行画像」とは、プログラムの実行に伴なって表示装置に表示される画面という意味である。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の部分プログラムが実行される環境においても、これらの部分プログラムのうち所望の目的物(例えば所望の楽器)に対応する部分プログラムを利用者が容易に選定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ハードディスク装置の記憶内容を示す図である。
【図3】コンフィグレーションファイルの具体的な内容を示す図である。
【図4】ギター用パッケージの内容を示す図である。
【図5】管理モジュールに従った処理の流れを表すフローチャートである。
【図6】管理モジュールに従った処理の流れを表すフローチャートである。
【図7】初期画面たる演奏用画面の内容を示す図である。
【図8】ギターが選択されたときの演奏用画面の内容を示す図である。
【図9】ピアノが選択されたときの演奏用画面の内容を示す図である。
【符号の説明】
1……情報処理装置、10……CPU、13……ハードディスク装置、16……表示装置、17……入力装置、21……電子楽器、23……スピーカ(音出力装置)、24……MIDI楽器、131……基本プログラム、40(40a,40b,40c)……演奏用画面(実行画像)、5……コマンドボタン(操作子画像)。

Claims (6)

  1. それぞれ異なる機能を提供する複数の部分プログラムの実行を管理するための管理プログラムであって、コンピュータに、
    当該管理プログラムの実行に際して選択の対象とされる複数の目的物の各々と前記複数の部分プログラムのうち1以上の部分プログラムとを対応付けるコンフィグレーションファイルに基づいて、選択された当該目的物に対応する1以上の部分プログラムを特定する特定機能と、
    前記特定機能によって特定された1以上の部分プログラムを実行する実行機能と
    を実現させるための管理プログラム。
  2. 前記コンフィグレーションファイルは、それぞれ態様が異なる複数の実行画像の各々と前記目的物とをさらに対応付けるものであり、
    選択された目的物に対応する実行画像を前記コンフィグレーションファイルに基づいて特定する画像特定機能と、
    前記画像特定機能によって特定された実行画像を表示装置に表示させる表示機能と
    をコンピュータにさらに実現させるための請求項1に記載の管理プログラム。
  3. 前記コンフィグレーションファイルは、前記複数の目的物の各々に対し、利用者が部分プログラムの実行を指示するための目標となる1以上の操作子画像を、前記実行画像を構成する部分として対応付けるものであり、
    前記実行機能は、前記1以上の指示子画像が指示されるたびに、前記特定機能によって特定された1以上の部分プログラムのうち当該指示子画像に対応する部分プログラムを実行する機能である
    ことを特徴とする請求項2に記載の管理プログラム。
  4. 前記コンフィグレーションファイルは、前記各部分プログラムの実行に際して使用される複数のコンテンツファイルの各々と、それぞれ態様が異なる複数の実行画像の各々とを対応付けるものであり、
    前記実行機能によって実行される部分プログラムに対応する実行画像を前記コンフィグレーションファイルに基づいて特定する画像特定機能と、
    前記画像特定機能によって特定された実行画像を表示装置に表示させる表示機能と
    をコンピュータにさらに実現させるための請求項1に記載の管理プログラム。
  5. 前記実行機能は、音出力装置から音を出力させる機能を提供する部分プログラムと表示装置に画像を表示させる機能を提供する部分プログラムとを実行するときに、音出力の進行と画像表示の進行とを同期させる機能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理プログラム。
  6. それぞれ異なる機能を提供する複数の部分プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
    部分プログラムの実行に際して選択の対象とされる複数の目的物の各々と前記複数の部分プログラムのうち1以上の部分プログラムとを対応付けるコンフィグレーションファイルを記憶するファイル記憶手段と、
    前記プログラム記憶手段に記憶された複数の部分プログラムのうち選択された目的物に対応する1以上の部分プログラムを、前記ファイル記憶手段に記憶されたコンフィグレーションファイルに基づいて特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された1以上の部分プログラムを実行する実行手段と
    を有する情報処理装置。
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