JP2004213121A - 画像処理システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】レストラン等のサービス提供者が迅速に顧客に対応できるようにして顧客サービスの向上を図るとともに、レストラン側の業務の円滑化及び簡略化を実現する。
【解決手段】画像処理装置10は、撮影装置40により撮影された顧客画像を、静止状態画像、注文時動作画像、注文時類似動作画像の各々と比較することにより、顧客が注文時の動作をしているか否かを判別する。注文時動作であると認識した場合には、注文用端末20及び厨房内モニタ30に注文が発生したことを報知する。また、顧客画像から顧客が食べている料理画像を抽出し、この料理画像の残量を測定して、測定した残量を残量閾値Xと比較する。残量が残量閾値X以下である場合には、注文用端末20及び厨房内モニタ30に顧客が食べ終わった旨を報知する。さらに、画像処理装置10は、テーブル番号に基づき、顧客が支払うべき合計金額を算出して、算出結果を表示及び印刷する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲食店等における業務の効率化を図る画像処理システム及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
飲食店等で顧客が接客係を呼び出す際には、顧客が声を出したりテーブルに設置された呼出用のボタンを押すのが一般的である。そして、接客係が顧客のテーブルまで行き、注文を受けたり用件を聞き、顧客が要求するサービスを提供する。
【0003】
従来、ゴルフ場の食堂等に設置される情報表示装置として、顧客のプレー開始時間を表示したり料理の注文を受け付ける情報表示装置が発明されている(例えば、特許文献1参照)。この発明によれば、係員が顧客のテーブルに赴くことなく自動的に注文を受け付けることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−340057号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、接客係がテーブルに到着するまで飲食店側では顧客の用件を知ることができなかった。また、コース料理が注文され、接客係が順番に料理を配膳する場合には、接客係がテーブルまで行って顧客の食べ進み具合を確認する必要があった。このため、接客係は店内を巡回しなければならず、煩雑であった。また、顧客は、接客係がやって来るまで用件を申し出ることができず、接客係に気付かれない場合には気分が害されることもあった。さらに、顧客が用件を接客係に伝えた後、接客係から厨房に用件が伝達されるため、用件が満たされるまでに時間がかかり、顧客にサービスが悪いという印象を与えることがあり、改善の余地があった。
【0006】
一方、上述した特許文献1の発明は、係員が顧客のテーブルに行かない限り注文以外の用件を知ることはできなかった。また、顧客が接客係に直接注文や用件を伝えたい場合も多く、必要な時にすぐに対応することが望まれていた。
【0007】
そこで、本発明の課題は、飲食店等のサービス提供者が迅速に顧客に対応できるようにして顧客サービスの向上を図るとともに、店側の業務の円滑化及び簡略化を実現する画像処理システム及び画像処理装置及びプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
顧客の画像を撮影する撮影装置、その撮影画像を処理する画像処理装置及び通信端末を備えた画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
注文時における人の特徴的な動作からなる注文時動作画像を記憶する記憶手段と、
前記撮影装置で現在撮影されている顧客の撮影画像と前記注文時動作画像とを比較する比較判別手段と、
この比較判別手段による比較判別の結果、前記撮影装置で現在撮影されている顧客の撮影画像と前記注文時動作画像とが一致する場合に、当該顧客による注文が発生したことを前記通信端末に報知する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
この請求項1に記載の発明によれば、飲食店等においてサービス提供者が顧客の要望に迅速に対応することが可能となる。このため、顧客サービスの向上を図ることができる。また、サービス提供者側において、業務の効率化を実現できる。
【0010】
また、請求項4に記載の発明は、
顧客の画像を撮影する撮影装置、その撮影画像を処理する画像処理装置及び通信端末を備えた画像処理システムであって、
前記画像処理装置は、
各種料理の量の閾値を記憶する記憶手段と、
前記撮影装置により撮影され入力された画像から料理の画像を抽出する抽出手段と、
この抽出手段により抽出された料理の画像に基づき当該料理の残量を測定する測定手段と、
この測定手段により測定された料理の残量が前記閾値以下であるか否かを判別する比較判別手段と、
この比較判別手段による比較判別の結果、前記料理の残量が前記閾値以下である場合に、前記顧客の食べ終わりが近いことを前記通信端末に報知する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0011】
この請求項4に記載の発明によれば、飲食店等においてサービス提供者が顧客の要望に迅速に対応することが可能となる。このため、顧客サービスの向上を図ることができる。また、サービス提供者側において、業務の効率化を実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した画像処理システム100の全体構成を示す図である。図1に示すように、画像処理システム100は、画像処理装置10、注文用端末20、厨房内モニタ30、撮影装置40、により構成される。画像処理システム100は、主としてレストラン等の飲食店において構築される。
【0013】
画像処理装置10は、撮影装置40により撮影された画像を処理する装置であり、例えば、電子式キャッシュレジスタ(ECR;Electronic Cash Register;以下、ECRという。)等が適用可能である。画像処理装置10は、ケーブルCを介して撮影装置40に接続される。また、通信ネットワークを介して注文用端末20及び厨房内モニタ30に接続されている。画像処理装置10は、撮影装置40により撮影された顧客や料理の画像を処理することにより、顧客の状態(例えば、食べ終わりや注文等)を監視しており、顧客の状態に変化があった場合に注文用端末20及び厨房内モニタ30に文字や画像を送信して変化の発生を報知する。
【0014】
注文用端末20は、無線通信機能を備えた携帯可能な通信端末であり、レストラン等で接客係等により携帯される。注文用端末20は、通信ネットワークを介して画像処理装置10に注文内容を転送する。また、接客係の呼び出しメッセージや商品(例えば、料理等)の在庫情報、厨房やレジや他の接客係からのメッセージ等を、通信ネットワークを介して画像処理装置10から受信し、受信したデータを表示画面に表示する。
【0015】
厨房内モニタ30は、無線通信機能を備えた通信端末であり、レストラン等の厨房内に設置される。厨房内モニタ30は、店内の各テーブルの顧客を撮影した画像を通信ネットワークを介して画像処理装置10から受信し、受信したデータを表示画面に表示する。また、顧客の状態の変化を示すデータ、すなわち注文の発生や食べ終わりを示すデータを画像処理装置10から受信した場合に、表示画面に表示されたテーブルを他のテーブルとは異なった方法で表示(例えば、変化があったテーブルを点滅表示)したり、変化の内容を示すメッセージを表示する等して、厨房係に顧客の状態に変化があったことを報知する。
【0016】
撮影装置40は、カメラ1a〜na及びカメラ1b〜nbにより構成され、各カメラは、ケーブルCを介して画像処理装置10に接続される。カメラ1a〜na及びカメラ1b〜nbは、レストラン等の店内に設置される撮影装置である。店内の各テーブルにはテーブルを識別するためのテーブル番号Nが与えられ、1つのテーブルにつき2台のカメラが設置される。例えば、図1に示すように、テーブル番号「1」のテーブルには、カメラ1a及びカメラ1bが設置されている。さらに、各テーブルに設置された2台のカメラを識別するためのカメラ番号が付与されており、例えば、図1のテーブル番号「1」に設置された2台のカメラ1a及び1bのカメラ番号は「1C」である。
【0017】
ここで、撮影装置40の各カメラの代表として、カメラna,nbについて説明する。
カメラnaは、テーブル番号Nのテーブルをその上斜め方向から撮影し、顧客や料理の画像を立体的に撮影する。カメラnbは、配膳された料理の座標位置を特定するために、テーブル番号Nのテーブルを真上から撮影する。そして、カメラna及びnbは、撮影により得られたて画像をケーブルCを介して画像処理装置10に送信する。
【0018】
次に、図1を参照して画像処理装置10の機能的構成を説明する。
図1に示すように、画像処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、入力部12、表示部13、カメラ接続部14、通信部15、RAM(Random Access Memory)16、記憶部17、印刷部18、により構成され、各部は相互にデータの送受信が可能なようにバス19により接続されている。
【0019】
CPU11は、記憶部17に格納された基本動作制御プログラムの他、本発明に係る顧客状態報知処理プログラム、動作状態判別処理プログラム、精算処理プログラムとの協働により、画像処理装置10の処理動作を統括的に制御し、顧客状態報知処理(図12及び図13参照)、動作状態判別処理(図14参照)、精算処理(図17参照)、の各処理を実現する。
【0020】
入力部12は、カーソルキーや数字キー、各種機能キーを備えて構成され、押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。なお、入力部12は、必要に応じてマウス、タッチパネル等のポインティングデバイスを含むこととしてもよい。
【0021】
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、CPU11により実行される各処理において処理中のデータや処理結果のデータ等を画面上に表示する。
【0022】
カメラ接続部14は、画像処理装置10にケーブルCを介して撮影装置40を接続するためのインターフェイスである。
【0023】
通信部15は、ネットワークインターフェイスカード、モデム、ターミナルアダプタなどにより構成され、通信ネットワーク上の外部機器と各種情報の送受信を行う。通信部15は、通信ネットワークを介して図1の注文用端末20及び厨房内モニタ30と接続する。
【0024】
RAM16は、CPU11により実行される各種プログラムやこれらの各種プログラムによって処理されたデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM16は、後述する顧客データテーブル161を格納する。
【0025】
図2に顧客データテーブル161の一例を示す。このテーブルは、撮影装置40により撮影されて得られた画像を管理するためのテーブルである。同図に示すように、顧客データテーブル161には、テーブル番号毎に、顧客を1人ずつ識別するための顧客番号と、各顧客を撮影した画像(以下、顧客画像という。)のファイル名と、この顧客画像が静止状態の画像(以下、静止状態画像という。)であるか否かをON/OFFで示す静止状態画像フラグと、各顧客が食事している料理の盛付時の画像(以下、盛付時料理画像という。)のファイル名とが対応付けて記憶されている。
【0026】
例えば、図2において、テーブル1の顧客番号101の顧客については、顧客画像(ファイル名「imageA」)が撮影済みであり、この顧客画像は静止状態画像であり、顧客はチャーハンと餃子を食べている。一方、テーブル2の顧客番号111の顧客は、顧客画像が撮影されておらず、盛付時料理画像がないため、席についてから間もないと考えられる。
【0027】
記憶部17は、プログラムやデータ等が予め記憶されている、ROMやハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶媒体(図示せず)を有している。この記憶媒体は記憶装置14に固定的に設けたものに限らず、例えばメモリーカードのような着脱自在に装着できるものであっても良い。この記憶媒体には、画像処理装置10を制御するための基本動作プログラム、本発明に係る顧客状態報知処理プログラム、動作状態判別処理プログラム、精算処理プログラム等が記憶されている。
【0028】
また、記憶部17には、図1に示すように、後述する静止状態画像ファイル171、盛付時料理画像ファイル172、注文時動作画像ファイル173、注文時類似動作画像ファイル174、顧客画像ファイル175、PLU(Price Look-Up table)ファイル176が格納されている。この他に、記憶部17には、顧客が食事を終了したか否かを判別するための料理の残量を示す閾値(以下、残量閾値という。)Xが記憶されている。残量閾値Xとしては、料理を撮影した画像の画素数や、盛付時料理画像と顧客が食事中の料理画像の画素数比率等を設定することができる。
【0029】
印刷部18は、ドットインパクト方式、熱転写方式、レーザ方式、インクジェット方式等の各種印刷方式により紙等の印刷記録媒体に印刷を行う。印刷部18は、CPU11からの指示に応じて、精算処理において算出された合計金額等を印刷出力する。
【0030】
以下、図1の記憶部17に格納された各種ファイルについて説明する。
静止状態画像ファイル171は、顧客が静止した状態を撮影した画像を格納するファイルである。図3に静止状態画像ファイル171の一例を示す。同図に示すように、静止状態画像ファイル171には、例えば、「imageAA(手を膝に置いた画像)」、「imageAB(手をテーブルに置いた画像)」、「imageAC(肘を立てた画像)」等が格納されている。この静止状態画像ファイル171は、後述する顧客状態報知処理において、顧客画像に基づき顧客が静止状態であるか否かを判別する際に使用される。
【0031】
盛付時料理画像ファイル172は、各種料理の盛付時の料理を撮影した画像を格納するファイルである。図4に盛付時料理画像ファイル172の一例を示す。同図に示すように、盛付時料理画像ファイル172には、例えば、「imageCH(チャーハン画像)」、「imageGZ(餃子画像)」、「imageRM(ラーメン画像)」等が格納されている。この盛付時料理画像ファイル172は、後述する顧客状態報知処理において、顧客画像から料理画像を抽出したり料理を特定する際に使用される。
【0032】
注文時動作画像ファイル173は、顧客が注文時に行う代表的な動作を撮影した画像を格納するファイルである。図5に注文時動作画像ファイル173の一例を示す。同図に示すように、注文時動作画像ファイル173には、例えば、「imageCA(右手を挙げた画像)」、「imageCB(左手を挙げた画像)」、「imageCC(手招きの画像)」等が格納されている。この注文時動作画像ファイル173は、後述する動作状態判別処理において、注文の動作を認識する際に使用される。
【0033】
注文時類似動作画像ファイル174は、顧客の注文時の動作と類似するものの注文動作とは異なる動作を撮影した画像を格納するファイルである。図6に注文時類似動作画像ファイル174の一例を示す。同図に示すように、注文時類似動作画像ファイル174には、例えば、「imageDA(あくびの画像)」、「imageDB(額をかく画像)」、「imageDC(額で熱を測る画像)」等が予め格納されている。この注文時類似動作画像ファイル174は、後述する動作状態判別処理において、注文の動作と類似した紛らわしい動作を、注文の動作であると誤認することを防ぐために使用される。
【0034】
顧客画像ファイル175は、撮影装置40により撮影された顧客画像を格納するファイルである。すなわち、この顧客画像ファイル175には、顧客データテーブル161(図2参照)に記録された「顧客画像ファイル名」に対応する画像が格納されている。
【0035】
PLUファイル176は、売上を管理するためのファイルである。図7にPLUファイル176の一例を示す。同図に示すように、PLUファイル176には、このレストランで提供している料理を識別するためのPLU番号、料理画像ファイル名、日本国内共通の商品コードであるJAN(Japan Article Number)コード、単価、売上累計数量が対応付けて記憶されている。
例えば、図7に示すように、PLU番号「1」の料理は、料理画像ファイル名「imageCH」の料理であり、盛付時料理画像ファイル172(図4参照)に示したように、これはチャーハンの画像である。チャーハンのJANコードは、「4XXXXX1」であり、単価は「800」円、売上累計数量は「38」である。このPLUファイル176は、後述する精算処理において、レストラン側が顧客に請求する料金を算出する際に使用される。
【0036】
ここで、図8〜図11に、上記説明した静止状態画像ファイル171、盛付時料理画像ファイル172、注文時動作画像ファイル173、注文時類似動作画像ファイル174の各ファイルに格納された画像例を示す。
【0037】
図8は、図3の静止状態画像ファイル171に格納された静止状態画像の一例を示す図であり、「imageAA(顧客が手をテーブルに置いた画像)」である。図9は、図4の盛付時料理画像ファイル172に格納された盛付時料理画像の一例を示す図であり、「imageSK(ステーキ画像)」である。図10は、図5の注文時動作画像ファイル173に格納された注文時動作画像の一例を示す図であり、「imageCB(左手を挙げた画像)」である。図11は、図6の注文時類似動作画像ファイル174に格納された注文時類似画像の一例を示す図であり、「imageDD(頭に手を載せた画像)」である。
後述する顧客状態報知画像及び動作状態判別処理において、上記のような予め記憶部17に格納された画像と、実際に顧客を撮影した顧客画像とが比較され、この比較結果に応じた情報が注文用端末20や厨房内モニタ30に転送される。
【0038】
次に、図12〜図14及び図17のフローチャートを参照して、画像処理装置10の動作を説明する。ここで、以下のフローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは、読取可能なプログラムコードの形態で記憶媒体に格納されており、CPU11はこのプログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、CPU11は伝送媒体を介して伝送されてきたプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記憶部17の他、例えばインターネット等のネットワークを介して外部のファイルサーバ等から供給されたプログラムやデータを利用して本実施の形態に特有の動作を実行することもできる。
【0039】
まず、図12及び図13を参照して、画像処理装置10により実行される顧客状態報知処理について説明する。この処理の前提として、撮影装置40が有するカメラのうち、注目するカメラ番号をXとする。
図12に示すように、顧客状態報知処理において、注目するカメラ番号Xの値が最大のカメラ番号Nを超える場合に(ステップS1;YES)、Xが「1」に設定され(ステップS2)、ステップS3に移行する。一方、カメラ番号Xの値がN以下である場合は(ステップS1;NO)、そのままステップS3に移行する。
【0040】
次に、テーブル番号Xのテーブルに着席した顧客全員がカメラ番号Xのカメラにより撮影され、撮影された顧客画像が受信される(ステップS3)。次いで、テーブル番号Xのテーブルについた顧客の人数分のレコード領域がRAM16内に確保されているか否かが判別される(ステップS4)。このとき、人数分のレコード領域が確保されている場合には(ステップS4;YES)、ステップS7に移行する。一方、人数分のレコード領域が確保されていない場合には(ステップS4;NO)、顧客画像に基づいてテーブルXの顧客の人数が判別される(ステップS5)。
【0041】
次に、判別された人数分のレコード領域がRAM16内に確保され、ステップS5において得られた顧客画像が記憶部17内の顧客画像ファイル176に記録される。また、この顧客画像にファイル名が付与されて顧客データテーブル161に記録されるとともに、顧客画像が静止状態画像であるか否かが判別され、判別結果に応じて静止状態画像のフラグがON又はOFFに設定される(ステップS6)。次いで、ステップS7に移行する。
【0042】
ステップS7において、テーブル番号Xの全顧客の静止状態画像が撮影済みであると判別された場合に(ステップS7;YES)、テーブル番号Xの全顧客の顧客画像がカメラ番号Xのカメラから受信され(ステップS11)、後述する動作状態判別処理が実行される(ステップS12)。次に、テーブル番号Xにおいて顧客の注文時動作の有無が判別され(ステップS13)、注文時動作がないと判別された場合には(ステップS13;NO)、ステップS15に移行する。一方、注文時動作があったと判別された場合には(ステップS13;YES)、テーブル番号Xで注文が発生したことが注文用端末20及び厨房内モニタ30に報知され(ステップS14)、ステップS15へ移行する。
そして、テーブル番号Xに1が加算されたテーブル番号のテーブルが次に注目するテーブルに設定され(ステップS15)、ステップS1に戻る。
【0043】
一方、上述したステップS7において、テーブル番号Xのテーブルの全顧客の静止状態画像が撮影済みではないと判別された場合には(ステップS7;NO)、静止状態画像が撮影されていない顧客がカメラ番号Xのカメラによって撮影され、撮影された顧客画像が受信される(ステップS8)。次に、撮影された顧客画像と類似の顧客画像が記憶部17の顧客画像ファイル175に記録済みであるか否かが判別される(ステップS9)。類似した画像が記録済みであると判別された場合には(ステップS9;YES)、図13のステップS20((A)として図示)に移行する。
【0044】
一方、類似した画像が記録済みではないと判別された場合には(ステップS9;NO)、新たに撮影された顧客画像が顧客画像ファイル175に記録され、この顧客画像にファイル名が付与されて顧客データテーブル161に記録される。また、顧客画像が静止状態画像であるか否かに応じて、顧客データテーブル161の静止画像フラグがON又はOFFに設定される(ステップS10)。そして、ステップS20(A)へと移行する。
【0045】
ステップS20(A)に移行した場合に、顧客画像ファイル175に格納された顧客画像から料理画像が抽出される(ステップS20)。次に、抽出された料理画像が既に顧客データテーブル161に記録済みであるか否かが判別される(ステップS21)。記録済みではないと判別された場合には(ステップS21;NO)、抽出した料理画像が、この料理に一番近い顧客の顧客画像と対応付けて顧客データテーブル161に記録される。また、抽出した料理画像の料理の数量が、PLUファイル176に加算して記録され(ステップS22)、ステップS15((B)として図示)に移行する。
【0046】
上記ステップS21において、抽出した料理画像が顧客データテーブル161に記録済みであると判別された場合には(ステップS21;YES)、この料理の残量が測定された後(ステップS23)、測定された残量が記憶部17に記憶された残量閾値X以下であるか否かが判別される(ステップS24)。測定された残量が残量閾値X以下ではないと判別された場合は(ステップS24;NO)、(b)に移行する。一方、残量閾値X以下であると判別された場合には(ステップS24;YES)、テーブル番号Xにおいて食べ終わりの料理があることを注文用端末20及び厨房内モニタ30に報知して(ステップS25)、ステップS15(B)に移行する。
【0047】
次に、図14を参照して、図12及び図13の顧客状態報知処理において実行される動作状態判別処理について説明する。
図14に示すように、動作状態判別処理において、記憶部17内の注文時類似動作画像ファイル174が参照され、撮影された顧客画像が注文時類似動作画像と比較される(ステップS31)。顧客画像と一致する注文時類似画像が存在すると判別された場合には(ステップS32;YES)、動作状態判別処理が終了する。
【0048】
一方、顧客画像と一致する注文時類似画像が存在しないと判別された場合には(ステップS32;NO)、注文時動作画像ファイル173が参照され、撮影された顧客画像が注文時動作画像と比較される(ステップS33)。顧客画像と一致する注文時動作画像が存在しないと判別された場合には(ステップS34;NO)、動作状態判別処理が終了し、一致する注文時動作画像が存在すると判別された場合には(ステップS34;YES)、注文時動作であると認識され、認識結果がRAM16内に保持され(ステップS35)、本処理が終了する。
【0049】
次に、図15を参照して、画像処理装置10により実行される精算処理について説明する。
図15に示すように、精算処理において、テーブル番号が入力され(ステップS41)、顧客データテーブル161が参照されて、入力されたテーブル番号と対応する料理画像ファイル名が読み出される(ステップS42)。次に、読み出された料理画像ファイル名に基づいて、PLUファイル176の売上累計数量が加算され、データが更新される(ステップS43)。
【0050】
続いて、PLUファイルが参照されて顧客により注文された各料理の単価が読み出され、顧客が支払うべき合計金額が算出される(ステップS44)。次に、算出された合計金額が表示部13に表示され、印刷部18によりレシートに合計金額が印字されて出力される(ステップS45)。このようにして精算が済んだテーブル番号のデータが顧客データテーブル161からクリアされ(ステップS46)、精算処理が終了する。
【0051】
以上説明したように、画像処理装置10は、撮影装置40により撮影された顧客画像を、静止状態画像、注文時動作画像、注文時類似動作画像の各々と比較することにより、顧客が注文時の動作をしているか否かを判別する。注文時動作であると認識した場合には、注文用端末20及び厨房内モニタ30に注文が発生したことを報知する。また、顧客画像から顧客が食べている料理画像を抽出し、この料理画像の残量を測定して、測定した残量を残量閾値Xと比較する。残量が残量閾値X以下である場合には、注文用端末20及び厨房内モニタ30に顧客が食べ終わった旨を報知する。さらに、画像処理装置10は、テーブル番号に基づき、顧客が支払うべき合計金額を算出して、算出結果を表示及び印刷する。
【0052】
したがって、飲食店等において、注文の発生や食事の終了といった顧客の状態を店側で常に把握することができ、適切なサービスを提供することができる。すなわち、飲食店等のサービス提供者が顧客の要望に迅速に対応することが可能となり、顧客サービスの向上を図ることができる。また、接客係が常にテーブル付近を巡回して顧客の様子に注意を払う作業が軽減される上、画像処理装置10にテーブル番号を入力するだけで自動的に支払料金の精算を行うことができるため、店側の業務の効率化を実現できる。
【0053】
なお、上記実施の形態においては、画像処理装置10の一例としてECRを例示したが、これに限らず、専用の画像処理装置10として専用の装置を設置してもよいし、上記画像処理装置10の機能を、POS(Point Of Sales)端末や飲食店に設置される管理用コンピュータ等に搭載することも可能である。
【0054】
また、上記実施の形態の図1において、画像処理装置10と撮影装置40の間を有線接続、画像処理装置10と注文用端末20及び厨房内モニタ30を無線接続とする例を説明したが、各装置又は端末間の接続方法は有線、無線の何れでもよい。
【0055】
この他、画像処理システム100を構成する各装置又は端末の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0056】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、飲食店等においてサービス提供者が顧客の要望に迅速に対応することが可能となる。このため、顧客サービスの向上を図ることができる。また、サービス提供者側において、業務の効率化を実現できる。
【0057】
請求項4に記載の発明によれば、飲食店等においてサービス提供者が顧客の要望に迅速に対応することが可能となる。このため、顧客サービスの向上を図ることができる。また、サービス提供者側において、業務の効率化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態による画像処理システムの全体構成を示す図である。
【図2】顧客データテーブルの一例を示す図である。
【図3】静止状態画像ファイルの一例を示す図である。
【図4】盛付時料理画像ファイルの一例を示す図である。
【図5】注文時動作画像ファイルの一例を示す図である。
【図6】注文時類似動作画像ファイルの一例を示す図である。
【図7】PLUファイルの一例を示す図である。
【図8】静止状態画像の一例を示す図である。
【図9】盛付時料理画像の一例を示す図である。
【図10】注文時動作画像の一例を示す図である。
【図11】注文時類似動作画像の一例を示す図である。
【図12】顧客状態報知処理を示すフローチャートである。
【図13】顧客状態報知処理を示すフローチャートである。
【図14】動作状態判別処理を示すフローチャートである。
【図15】精算処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像処理装置
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 カメラ接続部
15 通信部
16 RAM
17 記憶部
18 印刷部
19 バス
20 注文用端末
30 厨房内モニタ
40 撮影装置
100 画像処理システム
161 顧客データテーブル
171 静止状態画像ファイル
172 盛付時料理画像ファイル
173 注文時動作画像ファイル
174 注文時類似動作画像ファイル
175 顧客画像ファイル
176 PLUファイル
C ケーブル
T 残量閾値

Claims (6)

  1. 顧客の画像を撮影する撮影装置、その撮影画像を処理する画像処理装置及び通信端末を備えた画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    注文時における人の特徴的な動作からなる注文時動作画像を記憶する記憶手段と、
    前記撮影装置で現在撮影されている顧客の撮影画像と前記注文時動作画像とを比較する比較判別手段と、
    この比較判別手段による比較判別の結果、前記撮影装置で現在撮影されている顧客の撮影画像と前記注文時動作画像とが一致する場合に、当該顧客による注文が発生したことを前記通信端末に報知する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記制御手段は、前記比較判別手段による比較判別の結果、前記撮影装置で現在撮影されている顧客の撮影画像と前記注文時動作画像とが不一致である場合に、前記通信端末に対する注文発生の報知を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記記憶手段は、人の非注文時における動作の画像であって前記注文時動作画像に類似した類似画像を記憶し、
    前記比較判別手段は、前記撮影装置で現在撮影されている顧客の撮影画像と前記類似画像とを比較し、
    前記制御手段は、前記比較判別手段による比較判別の結果、前記撮影装置から現在入力中の顧客の撮影画像と前記類似画像とが一致する場合に、前記通信端末に対する注文発生の報知を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 顧客の画像を撮影する撮影装置、その撮影画像を処理する画像処理装置及び通信端末を備えた画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    各種料理の量の閾値を記憶する記憶手段と、
    前記撮影装置により撮影され入力された画像から料理の画像を抽出する抽出手段と、
    この抽出手段により抽出された料理の画像に基づき当該料理の残量を測定する測定手段と、
    この測定手段により測定された料理の残量が前記閾値以下であるか否かを判別する比較判別手段と、
    この比較判別手段による比較判別の結果、前記料理の残量が前記閾値以下である場合に、前記顧客の食べ終わりが近いことを前記通信端末に報知する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  5. 前記記憶手段は、各種料理の単価情報及び前記顧客による注文履歴情報を記憶し、
    前記単価情報及び前記注文履歴情報に基づき、前記顧客の支払料金を算出する精算手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像処理システム。
  6. コンピュータに対して、
    注文時における人の特徴的な動作からなる注文時動作画像を記憶する機能と、
    撮影装置で現在撮影されている顧客の撮影画像と前記注文時動作画像とを比較する機能と、
    前記比較の結果、前記撮影装置で現在撮影されている顧客の撮影画像と前記注文時動作画像とが一致する場合に、当該顧客による注文が発生したことを通信端末に報知する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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