JP2004209781A - 印刷制御方法および印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】稼働中の印刷装置の性能に低下が生じてもその時点でより高性能な印刷装置に印刷を代行させることにより印刷に要する時間を低減する。
【解決手段】複数の印刷装置10とコンピュータ(情報処理装置)5がネットワーク7により相互に接続された印刷システムにおいて、印刷ジョブを実行中の印刷装置において性能の低下が検出されたとき、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置が存在すれば、残りの印刷ジョブを当該他の印刷装置に送信して印刷の代行を依頼する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介して接続された複数の印刷装置および情報処理装置から構成された印刷システムにおける印刷制御方法および印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の印刷装置からなる印刷システムでは、情報処理装置から出力指示を発行することにより適切な印刷装置を選択して印刷を行うことを可能としたものがある。
【0003】
ここで、選択は管理下の印刷装置の中から、要求されたデータの印刷に要する時間を基に行われる方法が知られている。印刷に要する時間は個々の印刷装置が有する性能情報から求めることが可能である。
【0004】
また、現在印刷中の装置が用紙切れになったなど印刷を継続することが不可能な場合には、その印刷を他の印刷装置に代行させる方法が存在している。これによって印刷が途切れてしまうことなく所望の印刷を継続することが可能である。
【0005】
また、印刷装置の中には、その装置が備えた性能を一定に保てないような装置も存在する。この一例としては、電子写真印刷装置に組み込まれるトナー定着器の昇温に起因するものがある。何らかの要因によって高くなった定着器温度を降下させるために印刷処理が中断されると生産性(スループット)が低下する。
【0006】
印刷装置の生産性は若干の低下であれば差し支えないが、ときには1/5程度にまで抑えられる場合もあり、印刷時間に大きな影響を及ぼす可能性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
印刷性能が低下した場合、印刷継続が不可能となったわけでなく印刷自体可能なため、前述した代行の条件とは合致せず、同じ印刷装置において印刷は続行される。しかし、生産性低下の度合いが大きくなると実際に印刷に要する時間が長くなってユーザはその分多くの時間待たねばならない。
【0008】
ユーザがその異変に気付き、印刷先を他の印刷装置に切り替えようとすることも考えられるが、それにあたっては、現在印刷中のジョブを中断する操作に加えて未出力の文書を再度投入するといった操作をせねばならない。このためユーザに煩雑な操作を強い、操作性が著しく悪化する。
【0009】
そこで本発明では、上記問題を克服するため、稼働中の印刷装置の性能に低下が生じてもその時点でより高性能な印刷装置に印刷を代行させることにより印刷に要する時間を低減することができる印刷制御方法および印刷装置を提供することを目的とする。
【0010】
本発明による他の目的は、印刷の代行に際し、ユーザにさらなる操作を要求することはなく、単一装置で印刷する場合に比べてほぼ同等の良好な操作性を保つことができる印刷制御方法および印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による印刷制御方法は、少なくとも1台の情報処理装置と複数の印刷装置とがネットワークを介して接続されたシステムにおける印刷制御方法であって、情報処理装置から印刷ジョブを受けた印刷装置において、印刷ジョブの実行中に自己の印刷性能を監視するステップと、ある印刷装置において印刷ジョブの実行中に印刷性能が低下したとき、その時点での他の印刷装置の印刷性能および印刷可否状態を確認するステップと、前記印刷性能が低下した印刷装置において、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置の存在が検出されたとき、残りの印刷ジョブを当該他の印刷装置に送信して印刷の代行を依頼するステップとを備えたことを特徴とする。
【0012】
すなわち、本システムにおける印刷装置は、印刷ジョブの実行中に印刷性能が低下したとき、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置の存在が検出されたとき、自己の印刷が実行可能であるとしても、残りの印刷ジョブを当該他の印刷装置に送信して印刷の代行を依頼する。
【0013】
前記印刷ジョブが複数ページの文書を複数部印刷するものである場合であって、部単位の印刷出力が指定されている場合、印刷中の「部」の印刷完了まで待って部単位の境界で前記印刷の代行を依頼するようにしてもよい。同様に、前記印刷ジョブが複数ページの文書を複数部印刷するものである場合であって、同ページのグループ単位の印刷出力が指定されている場合、印刷中の「グループ」の印刷完了まで待ってグループ単位の境界で前記印刷の代行を依頼するようにしてもよい。これにより、きりのよい箇所で印刷ジョブを分割出力することができる。
【0014】
前記印刷性能が低下した印刷装置において、他の印刷装置に印刷の代行を依頼したとき、当該他の印刷装置の識別情報を印刷または表示により出力するステップをさらに備えてもよい。ユーザはこの識別情報の印刷または表示によって、自己の指示した印刷ジョブの出力がなされる印刷装置が途中から変わったことを認識することができる。
【0015】
前記印刷性能が低下した印刷装置において、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置の存在が検出されたとしても、残りの印刷ジョブの処理量が所定量以下である場合には印刷の代行の依頼を抑止するステップをさらに備えてもよい。残りの印刷ジョブの処理量が小さければ、代行印刷の効果が少ないからである。
【0016】
本発明による印刷装置は、ネットワークに接続される印刷装置であって、現在の自己の性能情報を保持する性能情報テーブルと、現在の自己の印刷可否に関する情報を保持する状態情報テーブルと、自己の印刷の代行を行う候補となる印刷装置の識別情報を保持する印刷装置情報テーブルと、ネットワークに接続された他の印刷装置からの性能情報および状態情報の要求に対して前記性能情報テーブルおよび状態情報テーブルを参照し、現在の自己の性能情報および状態情報を送信する手段と、情報処理装置から指示された印刷ジョブの実行中に自己の印刷性能を監視し、印刷ジョブの実行中に印刷性能が低下したとき、その時点での印刷装置の印刷性能および印刷可否状態を要求して確認し、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置の存在が検出されたとき、残りの印刷ジョブを当該他の印刷装置に送信して印刷の代行を依頼する印刷装置選定手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
各印刷装置は、現在の自己の性能情報を保持する性能情報テーブルと、現在の自己の印刷可否に関する情報を保持する状態情報テーブルとを備え、他の印刷装置からの要求に応じて前記性能情報テーブルおよび状態情報テーブルを参照し、現在の自己の性能情報および状態情報を送信する。また、印刷ジョブの実行中に印刷性能が低下したとき、その時点での印刷装置の印刷性能および印刷可否状態を要求して確認し、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置の存在が検出されたとき、残りの印刷ジョブを当該他の印刷装置に送信して印刷の代行を依頼する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面により詳細に説明する。
【0019】
図1に、本実施の形態における複数の印刷装置10とコンピュータ(情報処理装置)5がネットワーク7により相互に接続された印刷システムの構成を示す。ここでのネットワーク7はEthernet(登録商標)を例とするが、これに限るものではない。コンピュータ5および印刷装置10は、ネットワーク7を通じて相互にデータのやり取りを自由に行うことができる。各印刷装置10は、大略、システムコントローラ11およびプリンタエンジン12からなる。
【0020】
図2は印刷装置10内のシステムコントローラ11の内部構成を示すブロック図である。
【0021】
CPU111は、システムコントローラ11全体を制御するためのプロセッサである。CPU111は、ネットワーク7との通信を行うためのネットワークインターフェース112、データを記憶するための外部記憶装置の一例としてのハードディスク113、各種プログラムやデータを格納しCPU111の処理に利用される内部記憶装置としてのメモリ114、プリンタエンジン12との通信を行うためのプリンタエンジンインターフェース115と接続されている。
【0022】
図3は印刷装置10内のプリンタエンジン12の内部構成を示すブロック図である。
【0023】
CPU121は、プリンタエンジン12全体を制御するためのプロセッサである。CPU121は、システムコントローラインターフェース122を介してシステムコントローラ11と接続され、高圧部123、定着部124、ピックアップソレノイド125、メインモータ126、サーミスタ127と接続され、実際の印刷動作を実行する。高圧部123は、感光ドラム(図示せず)を用いて潜像を形成する際に必要とされる各種高電圧を発生する部位である。定着部124は、感光ドラム上の潜像に対応するトナー像が転写された用紙上にトナー像を定着させる部位である。ピックアップソレノイド125は、給紙カセット内の用紙を1枚ずつ用紙搬送路へ給紙するための部位である。メインモータ126は、感光ドラムの回転や用紙搬送路での用紙搬送を行うための動力を発生する部位である。サーミスタ127は定着部124の温度を監視するための温度センサとして機能する。
【0024】
なお、本実施の形態ではレーザプリンタのような印刷装置を例としているが、本発明は特に特定の印刷方式に限定されるものではなく、インクジェットプリンタ等の他の印刷方式の印刷装置にも適用可能である。当然ながら、他の印刷方式ではプリンタエンジン12の構成は図3の構成とは異なる。
【0025】
図4に、本実施の形態において用いる印刷装置性能情報テーブル30の構成例を示す。この印刷装置性能情報テーブル30は、個々の印刷装置10が保持するデータテーブルであり、自己の印刷装置のスループット(ppm:pages per minute)31および解像度(dpi:dots per inch)32等、性能を表すパラメータを格納している。解像度は初期的に規定されるが、スループットは経時的に変化しうる。これらのパラメータは、ネットワーク7を介して印刷装置10間でやり取りされる。
【0026】
図5は、本実施の形態において用いる印刷装置状態情報テーブル40の構成例を示す。この印刷装置状態情報テーブル40は、個々の印刷装置10が保持するデータテーブルであり、自己の印刷装置の現在の印刷可否状態41および用紙有無状態42等、現在の状態を表すパラメータを格納している。これらのパラメータは経時的に変化し、ネットワーク7を介して印刷装置10間でやり取りされる。
【0027】
図6に、本実施の形態において用いる代行IPアドレステーブル50の構成例を示す。このテーブルは、印刷装置の識別情報であるIPアドレスを保持する印刷装置情報テーブルを構成する。この代行IPアドレステーブル50も個々の印刷装置に保持されるデータテーブルであり、ネットワークの構築時または印刷装置のネットワークへの追加、削除時に自動または手作業により生成することができる。このテーブルは、印刷装置毎に、ID番号51、IPアドレス52および印刷装置名称(印刷装置の識別情報)53の各項目を保持する。ID番号51は自他の印刷装置の識別に用いられ、この例ではID番号1が自己の印刷装置であり、他のID番号が自印刷装置の処理を代行しうる他の印刷装置を示している。IPアドレス52は他の印刷装置との通信の宛先に用いられる。名称53は、ユーザによる印刷装置の識別を容易にするための印刷装置の識別情報である。
【0028】
図7は、本実施の形態における印刷システムの動作を表すシーケンス図である。これは、ある印刷装置における印刷ジョブ実行中に、所定の要因により、代行印刷が生じる場合を例としている。便宜上、2台の印刷装置10(印刷装置10Aと印刷装置10Bとする)と、コンピュータ5からなるシステムについて考える。
【0029】
はじめにコンピュータ5から印刷装置10Aに印刷ジョブが送出されたとする(S71)。この印刷ジョブを印刷装置10Aは自己のシステムコントローラ11Aで受信し、自己のプリンタエンジン12Aに対して1ページ毎に印刷指示を発行する(S72,S73,S74)。印刷開始後3ページ目でプリンタエンジン12Aが定着部の過昇温を検出したとする。このとき、プリンタエンジン12Aは、当該検出の結果、スループットが低下したことを、システムコントローラ11Aにスループット変化として通知する(S75)。このスループット低下は、定着部の温度が適正な温度に低下するまで印刷処理が中断されることに伴うものである。
【0030】
スループット低下の通知を受けたシステムコントローラ11Aは、後述する印刷装置選定処理(図8)における状態要求(S76)および性能要求(S78)を実行して、印刷装置10Bからその性能情報および状態情報(印刷可否状態41および用紙有無状態42)を取得する(S77,S79)。システムコントローラ11Aは、これらの情報に基づいて、自己の残りの印刷処理を代行させる印刷装置として印刷装置10Bを選択し、印刷ジョブ(印刷済みデータを除く)を印刷装置10Bに送出する(S80)。
【0031】
印刷装置10Bは、この印刷ジョブを自己のシステムコントローラ11Bで受信し、自己のプリンタエンジン12Bでページ毎の印刷処理を継続する(S81,S82)。印刷装置10Bは、印刷ジョブ(印刷済みデータを除く)を処理し終えると、コンピュータ5に印刷完了を通知する(S85)。
【0032】
なお、システムコントローラ11Aは、印刷ジョブを他の印刷装置に代行させると決定したとき、残りの印刷ジョブを実行する印刷装置が印刷装置10Bである旨の情報(便宜上、代行情報という)を印刷情報として出力するために、プリンタエンジン12Aに対して印刷指示を出力する(S83)。これに代えて、または、これに加えて、システムコントローラ11Aは、代行情報を表示情報としてコンピュータ5に送信してもよい(S84)。このような代行情報の例としては、「印刷中のジョブは途中から”プリンタ2”に出力されます。」等のメッセージである。このようなメッセージにしたがって、ユーザは自己の指示した印刷ジョブの一部が、当初指示した印刷装置と別の印刷装置で処理されたこと、および、その印刷済みページの出力先を適正に認識して、全出力ページを適正に回収することが可能となる。
【0033】
図8に、本実施の形態における印刷装置選定処理のフローチャートを示す。
【0034】
本処理は、印刷ジョブを実行中に所定の要因で自己の印刷ジョブをネットワーク上の他の適切な印刷装置に代行させようとする印刷装置において実行される処理であり、以下のステップから成る。
【0035】
まず、IDワーク変数であるidを初期値とし(S11)、そこから自己の保持する代行IPアドレステーブル50のIDの最大登録数MAX_IDまで以下のループ処理を実行する(S12)。
【0036】
ループ処理内ではまずidが指し示すIPアドレスに対して、印刷装置状態要求をネットワーク上に送出し(S13)、状態情報(印刷可否状態41および用紙有無状態42)を受信する(S14)。同様に、そのIPアドレスに対して、印刷装置性能要求をネットワーク上に送出し(S15)、性能情報を受信する(S16)。
【0037】
このようにして、他の印刷装置から状態データ、性能データを受信すると、それぞれ、配列変数Ppm[id]、Ready[id]に格納する(S17)。Ready[id]の値は、印刷可否状態41が「可」かつ用紙有無状態42が「有」の場合のみ「1(選択可)」とする。 印刷装置性能情報テーブル30の解像度32が自己の解像度と同じまたはそれ以上の解像度を有することを選択可の条件として追加判断してもよい。
【0038】
次に、性能ワーク変数であるmaxを初期値0、IDワーク変数idを初期値1とし(S17)、そこからIDの最大登録数まで以下のループ処理を実行する。
【0039】
ループ処理ではまず、変数maxを0に、変数idを1にそれぞれ初期化する(S18)。そこで、idがMAX_IDを超えるまで、以下のループ処理を実行する。このループ処理ではまず、Ready[id]に基づいて、現在のidで指定される印刷装置が「選択可」であるか否かを判定する(S20)。選択可でなければ、idに1加算して(S23)、ステップS19へ戻る。選択可であれば、Ppm[id]と現在のmaxの値を比較し(S21)、Ppm[id]≦maxならばidを1加算して(S23)、ステップS19へ戻る。Ppm[id]>maxならば、変数maxにPpm[id]を代入し、変数NextIDにidを代入する(S22)。これは、選択可である印刷装置の中で現在最もスループットの大きいものを検出し、代行先の候補を更新する処理である。ついで、ステップS23でidを1加算して、ステップS19に戻る。
【0040】
このようにして、すべてのidをチェックした後、印刷ジョブを代行するに相応しい印刷装置として、変数NextIDにそのIDが格納された状態となる。
【0041】
図9に、各印刷装置のプリンタエンジン12で実行される、定着部のサーミスタ温度を監視するための温度監視処理のフローチャートを示す。この処理は印刷ジョブの実行中に周期的(例えば100ms毎)に実行される。本実施の形態では、定着部の温度異常をスループットの変動要因の一つとして、温度監視処理を説明する。
【0042】
処理開始時にまず現在のサーミスタ温度Temperatureと、予め規定された過昇温度OVER_TEMPERATUREとを比較する(S31)。Temperature≦OVER_TEMPERATUREならば、現在のスループットモードを表す変数Thruputに、最大スループットモードを示すNORMALを代入する(S32)。Temperature>OVER_TEMPERATUREならば変数Thruputに、低スループットモードを表すDOWNを代入する(S33)。
【0043】
ついで、スループットモードが変化したか否かをチェックし(S34)、変化した場合のみ、現在のスループットモードを自己のシステムコントローラに対して通知する(S35)。スループットモードの変化は、NORMALからDOWNの変化のみならず、逆の変化も含む。システムコントローラはこの通知を受けて、印刷装置性能情報テーブル30の内容を更新する。
【0044】
図10により、各印刷装置のシステムコントローラ11で、所定の印刷単位(ここでは1頁)の印刷終了毎に実行される印刷終了処理を説明する。
【0045】
まず、自己の印刷装置性能情報テーブル30(図4)を参照して、現在の性能を調べる(S41)。性能OKであれば、全出力が終了したかをチェックして(S46)、終了していなければ、自己のプリンタエンジンに対して1ページ分の印刷要求を行い(S47)、今回の処理を終了する。全出力が終了すれば、そのまま今回の処理を終了する。
【0046】
ステップS41で性能OKでなければ、図8で説明した印刷装置選定処理S42を実行する(S42)。この結果、変数NextIDが1、すなわち選択可状態で最大のスループットを有する印刷装置が自己である場合には(S43,Yes)、上述したステップS46へ移行する。変数NextIDが1以外の数値であれば、そのNextIDが指し示す印刷装置に残りのジョブを送信し、印刷の代行を依頼する(S44)。これに伴い、代行先の情報を印刷および/または表示により出力する(S45)。
【0047】
なお、ステップS41での性能判定は、スループットモードがNORMALからDOWNに変化したときのみ性能NGとする方法と、スループットモードがDOWNにあるときを性能NGとする方法とがありうる。前者の場合は、スループットモードが低下したという変化を契機として印刷装置選定処理S42へ移行するのに対し、後者の場合はスループットモードがDOWNである場合に1単位の印刷要求の終了後毎に次の印刷処理の前に印刷装置選定処理を行うものである。すなわち、前者の場合は印刷ジョブの実行開始後にスループットが低下したとき1度だけ印刷装置選定処理を行うのに対し、後者ではスループットが低下している間は、逐次、印刷装置選定処理を行うものである。装置において、いずれか一方を固定的に採用してもよいし、両者のいずれかをユーザが選択できるようにしてもよい。
【0048】
ステップS43の「NextID=1?」の判定ステップを設けた理由は、性能低下後もなお自己の印刷装置の性能が他の印刷装置に比べて低くない場合、あるいは、ネットワーク上に選択可能な他の印刷装置が存在しない場合、等に対処するためである。
【0049】
ところで、印刷装置の使用方法として、複数ページ(例えばP1,P2,P3)の印刷文書を複数部出力する場合、部単位に出力する場合(P1,P2,P3;P1,P2,P3;…)と、同ページのグループ単位に出力する場合(P1,P1,…;P2,P2,…;P3,P3,…)とがある。
【0050】
このような場合、部の途中やグループの途中で印刷装置が変わると、中途半端な箇所で印刷文書が別々のプリンタに分断されて出力されるので不便である。
【0051】
そこで、図11に部単位の出力を行う場合の「部」印刷終了処理を示す。この処理は、各印刷装置のシステムコントローラ11で、所定の印刷単位(ここでは1部)の印刷終了毎に実行される印刷終了処理を説明する。
【0052】
まず、自己の印刷装置性能情報テーブル30(図4)を参照して、現在の性能を調べる(S51)。性能OKであれば、残部数を1減じて(S56)、残部数が正かどうかをチェックする(S57)。残部数が0であれば、そのまま今回の処理を終了する。残部数があれば、次の部の印刷要求を行い(S58)、今回の処理を終了する。
【0053】
ステップS51において性能OKでなければ、図8で説明した印刷装置選定処理S42を実行する(S52)。この結果、変数NextIDが1、すなわち選択可状態で最大のスループットを有する印刷装置が自己である場合には(S53,Yes)、上述したステップS56へ移行する。変数NextIDが1以外の数値であれば、そのNextIDが指し示す印刷装置に残りのジョブを送信し、印刷の代行を依頼する(S54)。これに伴い、代行先の情報を印刷および/または表示により出力する(S55)。
【0054】
図12に、グループ単位の出力を行う場合の「グループ」印刷終了処理を示す。この処理は、各印刷装置のシステムコントローラ11で、所定の印刷単位(ここでは1グループ)の印刷終了毎に実行される印刷終了処理を説明する。
【0055】
まず、自己の印刷装置性能情報テーブル30(図4)を参照して、現在の性能を調べる(S61)。性能OKであれば、ページNo.を1減じて(S66)、ページNo.がページ数未満かどうかをチェックする(S67)。ページ数に達すれば、そのまま今回の処理を終了する。ページ数未満であれば(すなわち残りのページがあれば)、次のページNo.の印刷要求を行い(S68)、今回の処理を終了する。
【0056】
ステップS61において性能OKでなければ、図8で説明した印刷装置選定処理S42を実行する(S62)。この結果、変数NextIDが1、すなわち選択可状態で最大のスループットを有する印刷装置が自己である場合には(S63,Yes)、上述したステップS66へ移行する。変数NextIDが1以外の数値であれば、そのNextIDが指し示す印刷装置に残りのジョブを送信し、印刷の代行を依頼する(S64)。これに伴い、代行先の情報を印刷および/または表示により出力する(S65)。
【0057】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。例えば、代行印刷の条件が満たされたとしても、代行印刷を依頼する残りの印刷ページ数や部数、グループ数などの処理量が所定の量以下である場合には代行依頼を抑止するようにしてもよい。これは、代行依頼する処理の負荷があまり大きくない場合には代行印刷の効果が少ないと考えられるからである。
【0058】
【発明の効果】
以上のように、稼働中の印刷装置の性能に低下が生じても他に比して高性能な印刷装置に印刷を代行させることができ、印刷に要する時間は最小限に抑えられる。
【0059】
また、印刷の代行に際し、ユーザにさらなる操作を要求することはなく、単一装置で印刷する場合に比べてほぼ同等の良好な操作性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のシステムの印刷装置内のシステムコントローラの内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1のシステムの印刷装置内のプリンタエンジンの内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態において用いる印刷装置性能情報テーブルの構成例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態において用いる印刷装置状態情報テーブルの構成例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態において用いる代行IPアドレステーブルの構成例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における印刷システムの動作を表すシーケンス図である。
【図8】本発明の実施の形態における印刷装置選定処理のフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態における温度監視処理のフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における印刷終了処理のフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における部単位の出力を行う場合の「部」印刷終了処理のフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態におけるグループ単位の出力を行う場合の「グループ」印刷終了処理のフローチャートである。
【符号の説明】
5…コンピュータ
7…ネットワーク
10,10A,10B…印刷装置
11,11A,11B…システムコントローラ
12,12A,12B…プリンタエンジン
30…印刷装置性能情報テーブル
40…印刷装置状態情報テーブル
41…印刷可否状態
42…用紙有無状態
50…代行IPアドレステーブル(印刷装置情報テーブル)
112…ネットワークインターフェース
113…ハードディスク
114…メモリ
115…プリンタエンジンインターフェース
122…システムコントローラインターフェース
123…高圧部
124…定着部
125…ピックアップソレノイド
126…メインモータ
127…サーミスタ

Claims (9)

  1. 少なくとも1台の情報処理装置と複数の印刷装置とがネットワークを介して接続されたシステムにおける印刷制御方法であって、
    情報処理装置から印刷ジョブを受けた印刷装置において、印刷ジョブの実行中に自己の印刷性能を監視するステップと、
    ある印刷装置において印刷ジョブの実行中に印刷性能が低下したとき、その時点での他の印刷装置の印刷性能および印刷可否状態を確認するステップと、
    前記印刷性能が低下した印刷装置において、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置の存在が検出されたとき、残りの印刷ジョブを当該他の印刷装置に送信して印刷の代行を依頼するステップと
    を備えたことを特徴とする印刷制御方法。
  2. 前記印刷ジョブが複数ページの文書を複数部印刷するものである場合であって、部単位の印刷出力が指定されている場合、印刷中の「部」の印刷完了まで待って部単位の境界で前記印刷の代行を依頼することを特徴とする請求項1記載の印刷制御方法。
  3. 前記印刷ジョブが複数ページの文書を複数部印刷するものである場合であって、同ページのグループ単位の印刷出力が指定されている場合、印刷中の「グループ」の印刷完了まで待ってグループ単位の境界で前記印刷の代行を依頼することを特徴とする請求項1記載の印刷制御方法。
  4. 前記印刷性能が低下した印刷装置において、他の印刷装置に印刷の代行を依頼したとき、当該他の印刷装置の識別情報を印刷または表示により出力するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1、2または3記載の印刷制御方法。
  5. 前記印刷性能が低下した印刷装置において、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置の存在が検出されたとしても、残りの印刷ジョブの処理量が所定量以下である場合には印刷の代行の依頼を抑止するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の印刷制御方法。
  6. ネットワークに接続される印刷装置であって、
    現在の自己の性能情報を保持する性能情報テーブルと、
    現在の自己の印刷可否に関する情報を保持する状態情報テーブルと、
    自己の印刷の代行を行う候補となる印刷装置の識別情報を保持する印刷装置情報テーブルと、
    ネットワークに接続された他の印刷装置からの性能情報および状態情報の要求に対して前記性能情報テーブルおよび状態情報テーブルを参照し、現在の自己の性能情報および状態情報を送信する手段と、
    情報処理装置から指示された印刷ジョブの実行中に自己の印刷性能を監視し、印刷ジョブの実行中に印刷性能が低下したとき、その時点での自己の印刷の代行を行う候補となる印刷装置の印刷性能および印刷可否状態を要求して確認し、より高い印刷性能を有しかつ印刷可状態にある他の印刷装置の存在が検出されたとき、残りの印刷ジョブを当該他の印刷装置に送信して印刷の代行を依頼する印刷装置選定手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  7. 前記印刷装置選定手段は、前記印刷ジョブが複数ページの文書を複数部印刷するものである場合であって、部単位の印刷出力が指定されている場合、印刷中の「部」の印刷完了まで待って部単位の境界で前記印刷の代行を依頼することを特徴とする請求項6記載の印刷装置。
  8. 前記印刷装置選定手段は、前記印刷ジョブが複数ページの文書を複数部印刷するものである場合であって、同ページのグループ単位の印刷出力が指定されている場合、印刷中の「グループ」の印刷完了まで待ってグループ単位の境界で前記印刷の代行を依頼することを特徴とする請求項6記載の印刷装置。
  9. 前記印刷装置選定手段は、他の印刷装置に印刷の代行を依頼したとき、当該他の印刷装置の識別情報を印刷または表示により出力する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6、7または8記載の印刷装置。
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