JP2004209283A - 電子内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】細長の挿入部先端部に配設された固体撮像素子と、前記挿入部の後端に形成された操作部と、前記挿入部の先端に照明光を供給するための光源装置及び前記固体撮像素子が出力する信号の処理を行なうプロセッサの少なくとも一つが接続されるコネクタ部と前記操作部とを接続し、前記固体撮像素子に接続される信号ケーブルを内部に挿通するユニバーサルコード部と、このユニバーサルコードの端部近傍に設けられ、前記信号ケーブルを挿通するノイズ低減器とを具備する。
【選択図】図1
Description
図1ないし図11は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態を備えた内視鏡装置の全体構成を示し、図2は本発明の第1の実施の形態を備えた電子内視鏡の外観を示し、図3は電子内視鏡の電気系の構成を示し、図4は操作部とユニバーサルコード部の接続部でのSIDケーブルの挿通の様子を示し、図5は電子内視鏡の挿入部の先端側を示し、図6は撮像ユニットの構造を示し、図7はスコープコネクタ部の構造を示し、図8は仕切筒の形状を示し、図9はSIDケーブルの構造を示し、図10はSIDケーブルに第3のシールドを被せる様子を示し、図11はSIDケーブルをループにしてノイズ低減器を通した様子を示す。
図1に示すように挿入部7、操作部8、ユニバーサルコード部9内には照明光を伝送するライトガイド束18が挿通され、このライトガイド束18の後端はスコープコネクタ部10に至り、光源装置3内部のランプから供給される照明光を伝送し、先端部12の照明窓72に固定された先端面から前方に出射し、患部などの被写体を照明する。
この第1の実施の形態では図3に示すように電磁妨害対策機構を構成していることが特徴の1つとなっている。なお、図3ではスコープコネクタ部10の構成(図1参照)を省略している。
スイッチ部17の各スイッチ17aからの電気信号は、スイッチ用信号線38内のスイッチ用芯線38aを経て、ビデオプロセッサ5内の第2の患者回路33に接続されている。
スイッチ用信号線38は、スイッチ部17のスイッチを操作することで、光源装置3、ビデオプロセッサ5への信号を伝送するためのものである。
従って、スイッチ部17に対しての電磁妨害対策機構により、ノイズの画像への影響を解消或いは軽減でき、不要輻射ノイズも低減化できる効果がある。
そして、前記挿入部7と操作部8との接続部、操作部8とスイッチ部17との接続部、スイッチ部17とユニバーサルコード部9との接続部及びユニバーサルコード部9とスコープコネクタ部10との接続部は、それぞれ導電面同志を接触させて電気的な導通を確保した構造になっている。
電子内視鏡2は金属部材を骨格としている。例えば図4の様に、2つの部品の接続、具体的には固定部材42とユニバーサルコード口金39がビスにより係止されている様に接続部の部分の大半はこの様な構造になっている。
しかし、従来例の表面処理は、非導電性であることから接続部において非導通となり、不要輻射ノイズ等が増加する。
また、ケーシング8aは金属部材又は非金属部材で内面がCRO処理等してユニバーサルコード口金39と電気的に導通している。また、ユニバーサルコード部9の例えば内面には導電性部材がコートされ、ユニバーサルコード口金39と電気的に導通している。従って、操作部8とユニバーサルコード部9とはその外装部材が接続部としてのユニバーサルコード口金39で互いに電気的に導通している。
また、グリッド部22の内面も導電性部材がコートされ、挿入部7の基端部の接続部で挿入部7の内面にコートされた導電性部材と電気的に導通している。
図7に示すようにスコープコネクタ部5は非導電性部材である樹脂部材をモールド成形して形成した外装部品としてコネクタケース68を備えている。このコネクタケース68は光源装置側に開口する第2開口部69、ユニバーサルコード側に開口する第3開口部70及び第2開口部69と第3開口部70を結ぶ軸線に対して直交する位置で開口する第1開口部52が設けられている。
この第3のシールド26は図示していないスコープコネクタ部10の近傍の部位に図示していない導電性を有する材料で形成された枠に固定されたノイズ低減器11にループを形成させるように挿入する。シールド26は前記枠、第2固定ビス61を介してベース57と導通させる。また、このベース57は、ユニバーサルコード部9の内壁の導電性部材とも導通している。つまり、図3に示すように第3のシールド26はスコープ外装導電部材40と導通している。
まず、例えば図11(C)に示すように、第3のシールド26から露出するSIDケーブル20を、フェライトコアなどで構成されたノイズ低減器11内へ挿通しノイズ低減器11周囲にループを形成し、再度SIDケーブル20をノイズ低減器11に挿通させた場合を説明する。なお、内視鏡先端側78は左側であり、右側の電気コネクタ側51′(ビデオプロセッサ側)とは相互に信号の入出力を行っている。
固体撮像素子(SID)と複数の信号ケーブルから成るSIDケーブルと、そのSIDケーブルに施した電磁妨害対策手段とを有する撮像装置において、
a.硬質性パイプ外表面上に電磁妨害対策手段を被覆する工程と、
b.硬質性パイプ内に係止ワイヤを挿通するとともに、係止ワイヤ前方の係止部にSIDケーブルを係止する工程と、
c.SIDケーブルを硬質性パイプ内に引き込んだ後、硬質性パイプのみ抜きとる工程とを経ることによりSIDケーブル外表面上に電磁妨害対策手段を被着した電磁妨害対策手段装着方法。
上述のように内視鏡先端の固体撮像素子とビデオプロセッサとを接続するためのSIDケーブルを介して伝送される電気信号は高周波信号になっている。このため、電気信号を伝送するSIDケーブルからはノイズが輻射され易い状態になっている。
図13(A)に示す硬質を有する硬質性パイプ、その具体例として例えば金属製のパイプ47はSIDケーブル20の外径より太い内径であり、第3のシールド26の内径より細い外径をもっている。
図13(D)は上記作業によりパイプ47内へ引き込まれたケーブル引っ掛け部49及びSIDケーブル20を示す。
図15(A)は図4の符号Aにおける削れを回避する手段を示し、図15(B)は図15(A)中のC矢視図を示す。操作部8内の操作部支持体41に対して中空構造の固定部材42を直立に係止してる。この固定部材42の中空部分80にユニバーサルコード部9のユニバーサルコード口金39を係止する。
SIDケーブル20は、湾曲部手元側においては、図9のごとく同軸線30を円形に配列させて構成されている。
また、第2のシールド29はそのシールド端29aが湾曲部13を経て内視鏡先端71側に位置しているため、湾曲部13が湾曲した時、第2のシールド29は操作部8側へ引っ張りを受け、操作部8側へ引き込まれるため、断線する可能性がある。
まず、引き回しを考慮してSIDケーブル20の先端側を図16のようにする。
さらに、湾曲の際に操作部8側に引き込まれて断線しない様に、第2のシールド29を湾曲部13よりビデオプロセッサ5側の後端以後に位置する様な部分でカットして第2のシールドカット部95を形成する。
従って、断線防止、作業性向上、硬質長短縮の効果を有する。
図20は、第2の光源装置74に接続されているライトガイド束75を操作部8の鉗子口25に挿入し、先端開口部24bから突出して照明を行う内視鏡システム1′を示す。
従って、このような構成によれば、挿入部7の細径化が可能になる効果がある。なお、挿入部7内のライトガイド束の外径よりもライトガイド束75の外径を大きくするとより挿入部7の細径化を実現できる。
なお、上述した各実施の形態等を部分的に組み合わせたり、一部を抽出するなどして構成した実施の形態等も本発明に属する。
1.挿入部先端部に固体撮像素子を内蔵した電子内視鏡において、 前記内視鏡に配設される複数の金属部材同士を等電位に接続すると共に、前記固体撮像素子からの電気信号を伝送する信号ケーブルに設ける電磁妨害対策手段を前記金属部材に接続し、前記金属部材と等電位にしたことを特徴とする電子内視鏡。
硬質性パイプ外表面上に電磁妨害対策手段を被覆する工程と、
硬質性パイプ内に係止ワイヤを挿通するとともに、係止ワイヤ前方の係止部にSIDケーブルを係止する工程と、
SIDケーブルを硬質性パイプ内に引き込んだ後、硬質性パイプのみ抜きとる工程とを経ることによりSIDケーブル外表面上に電磁妨害対策手段を被着した電磁妨害対策手段装着方法。
2…電子内視鏡
3…光源装置
4…スコープケーブル
5…ビデオプロセッサ
6…モニタ
7…挿入部
8…操作部
9…ユニバーサルコード部
10…スコープコネクタ部
11…ノイズ低減器
12…先端部
13…湾曲部
17…スイッチ部
18…ライトガイド
19…対物レンズ
20…SIDケーブル
21…SID
25…鉗子口
26…第3のシールド
27…芯線
28…第1のシールド
29…第2のシールド
30…同軸線
31…第1の患者回路
32…第1の患者回路のGND
33…第2の患者回路
34…第2の患者回路のGND
37…スイッチ信号線
40…スコープ外装導電性部材
86…撮像ユニット
代理人 弁理士 伊藤 進
Claims (1)
- 細長の挿入部先端部に配設された固体撮像素子と、
前記挿入部の後端に形成された操作部と、
前記挿入部の先端に照明光を供給するための光源装置及び前記固体撮像素子が出力する信号の処理を行なうプロセッサの少なくとも一つが接続されるコネクタ部と前記操作部とを接続し、前記固体撮像素子に接続される信号ケーブルを内部に挿通するユニバーサルコード部と、
このユニバーサルコードの端部近傍に設けられ、前記信号ケーブルを挿通するノイズ低減器と、
を具備したことを特徴とする電子内視鏡。
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