JP2004209043A - 超音波処置装置 - Google Patents

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敏彦 橋口
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Abstract

【課題】いつでも短時間で容易に隈なく洗滌可能な超音波処置装置を実現する。
【解決手段】超音波処置装置は、超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する処置部(超音波プローブ)と、この処置部に対峙して回動自在に支持され、この処置部との間で生体組織を把持するジョー51と、このジョー51に揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部54とを具備する超音波処置具を有して構成される。超音波処置具は、前記ジョー51と前記把持部54との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間65を形成している。また、把持部54は、把持部本体66を補強し、剛性を確保するための金属製の補強部材67を設けて構成され、補強部材67は枢支ピン61aが挿通する軸孔の外周面側に空間維持部としてボス部69が形成されている。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体組織を把持して生体組織の切開、切除、或いは凝固等の超音波処置を施す超音波処置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、超音波処置装置は、生体組織に対して切開、切除、或いは凝固等の超音波処置を施すものである。
このような超音波処置装置は、例えば、手元側の操作部に超音波振動子が配設されると共に、この超音波振動子で発生した超音波振動を伝達して、生体組織を処置するための超音波プローブが先端側に配設されている。
【0003】
また、超音波処置装置は、超音波プローブに対峙して回動自在に支持されるジョーが配設されている。そして、超音波処置装置は、超音波プローブに対してジョーを開閉操作する可動ハンドルが操作部に配設されると共に、ジョーに可動ハンドルからの操作力を伝達するための操作ロッドが軸方向に進退可能に挿入されている。
【0004】
そして、超音波処置装置は、可動ハンドルの操作に伴い、操作ロッドが軸方向に進退し、この操作ロッドの進退動作に連動してジョーを超音波プローブに対して閉操作するのに伴い超音波プローブとジョーとの間で生体組織を把持するようになっている。
続いて、この状態で、超音波処置装置は、超音波振動子からの超音波振動を超音波プローブに伝達することにより、把持された生体組織に対して切開、切除、或いは凝固等の超音波処置を施すようになっている。
【0005】
ここで、従来の超音波処置装置は、例えば、特開2000−33092号公報に記載されているように超音波プローブが生体組織に均一に当接されるようにジョーに設けた把持部を揺動可能に構成したものが提案されている。
上記特開2000−33092号公報に記載の超音波処置装置は、把持部の揺動支点を長手方向の中央に配置し、ジョーと把持部との間に多少隙間を形成して把持部がこの範囲内で自由に揺動できるように構成している。
【0006】
このため、上記特開2000−33092号公報に記載の超音波処置装置は、超音波プローブがジョーに対して、多少芯ずれを起こしてもずれたプローブに合わせて隙間の範囲内に把持部が揺動して超音波プローブの芯出しが自動的にできるようになっている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−33092号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開2000−33092号公報に記載の超音波処置装置は、超音波プローブの芯出しができるようにジョーと把持部との間に多少隙間を形成しているが、ジョー及び把持部での洗滌性は特に考慮されていない。
このため、上記特開2000−33092号公報に記載の超音波処置装置は、洗滌すべき部分(空間)に洗滌ブラシの毛先を入りこませるのに手間がかかって洗滌に時間がかかり、煩雑である。また、上記特開2000−33092号公報に記載の超音波処置装置は、ジョーと把持部との間の隙間に浸入した血液体液等が固まった場合、これらの除去に手間がかかり、取り扱いが面倒である。
【0009】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、いつでも短時間で容易に隈なく洗滌可能な超音波処置装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の超音波処置装置は、超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、を具備し、前記ジョーと前記把持部との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間を形成したことを特徴としている。
また、本発明の請求項2に記載の超音波処置装置は、超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、前記超音波振動子を制御駆動するための駆動回路と、を具備し、前記ジョーと前記把持部との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間を形成したことを特徴としている。
また、本発明の請求項3は、請求項1又は2に記載の超音波処置装置において、前記ジョーと前記把持部との間に形成した空間を維持するために、前記ジョーと前記把持部との間に空間維持部を設けたことを特徴としている。
この構成により、いつでも短時間で容易に隈なく洗滌可能な超音波処置装置を実現する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図12は、本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の超音波処置装置を示す全体構成図、図2は図1の装置本体の構成を示す回路ブロック図、図3は図1の超音波処置具の分解状態を示す側面図、図4は図1の超音波処置具全体の組立状態を示す側面図、図5は処置部の詳細構成を示す上面図、図6は図5の断面図、図7は把持部の詳細構成を示す斜視図、図8は図5のA−A断面図、図9は図7の把持部の第1の変形例を示す斜視図、図10は図9のB平面断面図、図11は図7の把持部の第2の変形例を示す斜視図、図12は図11のC平面断面図である。
【0012】
図1に示すように、本実施の形態の超音波処置装置1は、装置本体1Aに超音波処置具2及びフットスイッチ3がそれぞれ接続されている。
また、超音波処置具2は、細長いシース状の挿入部外套管4の先端部に処置部5、基端部に手元側の操作部6がそれぞれ配設されている。ここで、操作部6は、超音波振動を発生する図示しない超音波振動子が内蔵され、処置部5を操作する操作ハンドル8とが設けられている。
更に、挿入部外套管4は、この内部に超音波振動子からの超音波振動を処置部5に伝達する振動伝達部材9が配設されている。この振動伝達部材9の先端部は、挿入部外套管4の先端から外部側に露出される。
【0013】
また、装置本体1Aは、この前面に操作盤12が設けられている。この操作盤12は、電源スイッチ13と、操作表示パネル14と、超音波処置具接続部15とが設けられている。ここで、超音波処置具2の操作部6は、ハンドピースコード16の一端が連結されている。そして、このハンドピースコード16の他端部に配設されたハンドピースプラグ17は、装置本体1Aの超音波処置具接続部15に着脱可能に接続されるようになっている。
【0014】
また、装置本体1Aの操作表示パネル14は、超音波処置を行う際の通常運転時の超音波出力の大きさを設定する設定スイッチ18と、この設定スイッチ18で設定される超音波出力の大きさをデジタル表示する表示部19とが設けられている。この設定スイッチ18は、超音波出力の大きさを変更(増減)する出力増加スイッチ18aと、出力低減スイッチ18bとが設けられている。
更に、装置本体1Aは、図2に示すように超音波処置具2内の超音波振動子に電気エネルギを供給するための駆動回路20が内蔵されている。
【0015】
この駆動回路20は、超音波周波数の交流信号を発生する発振回路21と、超音波出力の大きさを指示する信号を生成するD/Aコンバータ22と、このD/Aコンバータ22からの信号に基づいて発振回路21の交流信号の大きさを制御するVCA回路23と、VCA回路23の出力を増幅して超音波処置具2内の超音波振動子を駆動する電力を生成するパワーアンプ24と、駆動回路20の出力ラインを入切するリレー25と、超音波処置装置1の動作を制御する制御回路26と、フットスイッチ3からの操作信号を制御回路26及びリレー25に伝達するインターフェース(I/F)回路27とが設けられている。
【0016】
また、制御回路26は、フットスイッチ3の操作による超音波処置の開始時に超音波処置具2内の超音波振動子からの超音波出力を設定スイッチ18による設定出力値よりも大きくし、超音波処置開始後、予め設定された所定の設定時間が経過した時点で、超音波振動子からの超音波出力が設定出力値になるように制御する運転状態切換え手段が内蔵されている。尚、駆動回路20のリレー25は、超音波処置具接続部15とパワーアンプ24との間に介設されている。
【0017】
超音波処置具2は、図3及び図4に示すように、3つのユニットに分解可能である。即ち、ハンドルユニット31と、プローブユニット32と、振動子ユニット33とから構成される。これらの3つのユニット31〜33は、図4で示す状態に組み立てられる。
【0018】
振動子ユニット33は、ハンドルユニット31に着脱可能に連結されるハンドピース34が設けられている。このハンドピース34は、円筒状カバー34a内に超音波振動を発生するための超音波振動子(不図示)が内蔵されている。
この超音波振動子は、先端側に振幅拡大を行なうホーン(不図示)が連結され、このホーンの先端側がプローブユニット32の基端側に取り付けられる。
【0019】
また、円筒状カバー34aは、この先端部にハンドルユニット31の後述する操作部本体6aの振動子接続部6bに着脱可能に連結されるユニット連結部34bが設けられている。このユニット連結部34bの外周面は、リングの一部を切り離したC字型の形状をしている係合リング39(所謂Cリング)が装着されている。尚、係合リング39は、この断面形状が外周を円弧とする略半月状の断面形状に形成されている。
【0020】
また、円筒状カバー34aの後端部は、端部にハンドピースプラグ17を設けたハンドピースコード16が接続されている。
また、プローブユニット32は、振動子ユニット33における図示しないホーンの先端側に着脱可能に連結される細長い略棒状の振動伝達部材9が設けられている。
【0021】
この振動伝達部材9の基端部は、ホーンのプローブ取付部36aに連結される取付けねじ41aが形成されている。そして、この取付けねじ41aは、振動子ユニット13におけるプローブ取付部36aのねじ穴部にねじ込み固定されている。これにより、プローブユニット32と、振動子ユニット33とは、一体的に組み付けられている。
【0022】
更に、振動伝達部材9は、基端側から伝達される超音波振動の定在波の節の位置(複数個所)にフランジ状の支持体41bが設けられている。この支持体41bは、弾性部材でリング状に形成されている。
また、本実施の形態の振動伝達部材9は、基端部側から2つ目の節の前方に第2段階の振幅拡大を行なう基端側ホーン41cが配設されている。更に、この基端側ホーン41cの先端部側は、超音波振動の伝達を行う中間部41d、最終的な振幅拡大を行う先端側ホーン41e、処置部41f(超音波プローブ)が順次配設されている。ここで、振動伝達部材9の最先端部に配置された処置部41fは、略円形の断面形状に形成されている。
【0023】
また、ハンドルユニット31は、細長い挿入シース部31aと、この挿入シース部31aの先端部に配設された先端作用部31bと、挿入シース部31aの基端部に配設された操作部6とから構成される。ここで、ハンドルユニット31の操作部6は、略円筒状の操作部本体6aが設けられている。そして、この操作部本体6aの基端部は、振動子接続部6bが形成されている。
【0024】
また、操作部本体6aは、この外周面に固定ハンドル42と、操作手段を構成する回動可能な可動ハンドル43とが設けられ、固定ハンドル42及び可動ハンドル43によって操作ハンドル8(図1参照)が構成される。
また、操作部本体6aは、図示しない高周波電源装置が接続される高周波接続用の電極ピン44が設けられている。
【0025】
また、固定ハンドル42の上側部分は、円筒状の操作部本体6aと一体成形されている。更に、固定ハンドル42の操作端部は、親指以外の指の複数のものを選択的に差し込める指掛け孔42aが設けられ、可動ハンドル43の操作端部は、同じ手の親指を掛ける指掛け孔43aが設けられている。
【0026】
また、可動ハンドル43の上端部側は、二股状の連結部43bが形成されている。これらの二股状の連結部43bは、操作部本体6aの両側に配置されている。更に、各連結部43bの上端部は、ハンドル枢支軸45が内方向に向けて突設されている。これらのハンドル枢支軸45は、挿入部外套管4の軸線より上側位置の支点で操作部本体6aに連結されている。これにより、可動ハンドル43は、ハンドル枢支軸45によって回動可能に枢支されている。尚、ハンドル枢支軸45は、高周波絶縁用の絶縁キャップが取り付けられている。
【0027】
更に、可動ハンドル43の各連結部43bは、ハンドル枢支軸45の下側に作動軸47が設けられている。この作動軸47は、挿入部外套管4内を挿通する操作ロッド50(図5参照:操作力伝達部材)に進退力を伝達するためのものである。そして、操作ロッド50は、軸方向に進退する動作によって、処置部41fに対して後述のジョー51に開閉操作を行わせる。即ち、可動ハンドル43と作動軸47とは、操作手段を構成している。尚、作動軸47は、挿入部外套管4の略軸線上に配置されている。
【0028】
本実施の形態では、超音波処置具2は、ハンドルを握って可動ハンドル43を閉操作すると、作動軸47が前側に移動することで、操作ロッド50を前側に押し出し、処置部41fに対してジョー51が閉じるように構成されている。
【0029】
また、挿入シース部31aは、上述したように、挿入部外套管4が設けられ、この挿入部外套管4の基端部は、回転ノブ48と共に、操作部本体6aの先端部にこの操作部本体6aの中心線の軸回り方向に回転可能に取付けられている。ここで、挿入部外套管4は、図示しない金属管の外周面に絶縁チューブ49が装着されて形成されている。この絶縁チューブ49は、挿入部外套管4の外周面全体を基端部までの大部分被覆する状態に設けられる。
【0030】
また、ハンドルユニット31は、先端作用部31bに生体組織を把持するための片開き型のジョー51が回動自在に取り付けられている。このジョー51には、後述するように操作ロッド50を連結する。
挿入部外套管4は、この先端部にジョー51を保持するジョー保持部52が設けられている。このジョー保持部52は、略管状の保持部材本体52aの先端部が絶縁カバー53で被覆され、高周波電流に対する絶縁が行われている。更に、ジョー51には、生体組織(臓器)を把持する把持部本体54が後述の揺動支点61で揺動可能に取り付けられている。
【0031】
また、挿入部外套管4には、プローブユニット32の振動伝達部材9が挿通されている。また、この挿入部外套管4には、振動伝達部材9に併設されて、操作ロッド50が進退自在に挿通されている。尚、操作ロッド50は、挿入部外套管4内に隙間を残して配置されている。
【0032】
次に、処置部5の詳細構成を説明する。
図5及び図6に示すようにジョー51は、その取付け部が挿入部外套管4の保持部材本体52aの先端に形成されたスロット52bに挿入され、枢支軸60を介して保持部材本体52aに回動可能に取り付けられている。尚、図5及び図6では、絶縁カバー53が取り外されている状態を示している。
【0033】
保持部材本体52aの十分な強度を確保するため、スロット52bは、保持部材本体52aを上下に貫通することなく保持部材本体52aの上側でのみ開口している。即ち、スロット52bが形成された保持部材本体52aは、断面形状がU字型に形成されている。
【0034】
ジョー51には、先端側に把持部54が揺動可能に配置されている。具体的には、ジョー51は、把持部54を挟み込むようにして一体的に連結し、枢支ピン61aにより揺動支点61で把持部54を揺動可能に取り付けている。
【0035】
ジョー51は、その基端部に操作ロッド50の先端連結部50aが連結されている。具体的には、操作ロッド50は、ジョー51の基端側に形成されたスロット62内にその先端連結部50aが挿入される。その状態で、挿入部外套管4の保持部材本体52aに形成された係合孔63と、先端連結部50aに形成された軸孔50bとに枢支ピン64が挿通される。このことにより、操作ロッド50とジョー51とは、枢支軸60の上側で回動可能に連結される。従って、操作ロッド50が進退すると、ジョー51は、枢支軸60を中心に回動(開閉)する。
【0036】
また、ジョー51と把持部54との間には、把持部54が自由に揺動でき、且つこれらジョー51と把持部54との間の相対する面を洗滌可能とする所定の空間65を形成している。
本実施の形態では、ジョー51と把持部54との間の空間65に間隙を維持するための後述する空間維持部を設けて構成している。
【0037】
そして、ジョー51の閉操作時は、プローブユニット32の処置部41fに対してジョー51の把持部54を押し付けることにより、処置部41fとジョー51の把持部54との間で生体組織を把持するようになっている。
そして、把持された生体組織は、高速で振動する処置部41fとの摩擦熱によって凝固或いは切開等の超音波処置を施されるようになっている。尚、ジョー51は、生体組織の剥離にも使用される。
【0038】
次に、把持部54の詳細構成を説明する。
図7に示すように把持部54は、略鋸歯状の歯部55が形成されている把持部本体66と、この把持部本体66の上部側面を覆って把持部本体66を補強し、剛性を確保するための金属製の補強部材67とで構成されている。そして、把持部本体66及び補強部材67は、枢支ピン61aが挿通する軸孔が形成されており、枢支ピン61aにより一体的に構成されるようになっている。
把持部本体66は、例えばPTFE(テフロン:デュポン社商標名)等の低摩擦材料で形成されている。
【0039】
また、補強部材67は、ジョー51との相対する側面全周に、体液や血液等が固着するのを防止するために低摩擦性の面となるように固着防止コーティングとしてフッ素コーティング68が施されている。一方、ジョー51もまた、把持部54との相対する側面全周に、フッ素コーティング68が施されている(図5参照)。尚、このフッ素コーティング68は、補強部材67とジョー51とのどちらか一方に施されていても良い。このことにより、超音波処置具2は、ジョー51と把持部54との間の空間65に入り込んだ体液や血液等が固まっても、把持部54の揺動により固まった物質を除去し易い。
【0040】
また、把持部本体66と振動伝達部材9の処置部41fとは、広い面積で接触し、間に挟んだ生体組織を広く緩やかに温度上昇させることが可能であり、効果的な凝固を実現できる。ここで、把持部本体66の把持面と振動伝達部材9の処置部41fとの間は、円弧状の曲面同士で接触していることにより自然に中心を一致させる効果が発生する。これにより、超音波処置具2は、処置部41fの偏心や傾斜をキャンセルすることができる。
【0041】
また、補強部材67は、枢支ピン61aが挿通する軸孔の外周面側に空間維持部としてボス部69が形成されている。
このことにより、把持部54は、図8に示すようにジョー51との間の空間65の間隙を維持して、図示しない洗滌ブラシの毛先が入り易く十分に洗滌可能なように構成されている。
【0042】
また、補強部材67は、把持部54の長手軸方向において、把持部本体66の全面に亘って設けられている。このことにより、把持部54は、把持した生体組織に対して把持部本体66の前後両端部が浮き上がって中心付近でのみ把持している状態を防止して把持部本体66が全面で当接することが可能となり、生体組織に対して有効に処置部41fに押し付けることができる。従って、超音波処置具2は、生体組織にかかる圧力を低減しつつ把持力を適切に維持でき、切開優位に傾くことなく、生体組織を凝固することが可能である。
【0043】
このように構成される超音波処置装置1は、生体組織に対して切開、切除、或いは凝固等の超音波処置を行う。
術者は、ハンドルユニット31の固定ハンドル42を握り、可動ハンドル43を操作する。すると、この可動ハンドル43のハンドル操作により、挿入シース部31a内で操作ロッド50が進退し、先端作用部31bのジョー51を開閉する。
【0044】
ここで、術者は、ハンドルを握って可動ハンドル43を閉操作する。この場合、図1中で作動軸47は、左側方向に移動する。そして、この作動軸47の動きは、操作ロッド50に伝達されて先端作用部31bのジョー51を閉じる方向に作用する。そして、ジョー51は、プローブユニット32の処置部41fに対し、把持部本体66を押し付けることで、処置部41fとの間で生体組織を把持するようになっている。
【0045】
そして、術者は、フットスイッチを踏み込み、把持した生体組織に対して超音波処置を行う。そして、把持された生体組織は、高速で振動する処置部41fとの摩擦熱によって超音波処置を施される。
【0046】
このとき、上述したように超音波処置具2は、補強部材67及びジョー51の側面全周にフッ素コーティングが施されているので、ジョー51と把持部54との間の空間65に入り込んだ体液や血液等が固まっても、把持部54の揺動により固まった物質を排除し易く、動作不良に陥り難い。
【0047】
この後、超音波処置装置1は、超音波処置具2を洗滌される。このとき、超音波処置具2は、ボス部69により把持部54とジョー51との間の空間65の間隙を維持できるので、洗滌ブラシの毛先が入り易く速やかに洗滌可能である。
従って、本実施の形態の超音波処置装置1は、超音波処置具2をいつでも短時間で容易に隈なく洗滌可能である。
【0048】
尚、超音波処置具は、図9及び図10に示すように構成しても良い。
図9及び図10に示すように超音波処置具は、把持部54Bを設けて構成される。
【0049】
把持部54Bは、把持部本体66bの側面に補強部材67bを設けて構成される。補強部材67bは、上記第1の実施の形態で説明したのと同様に枢支ピン61aが挿通する軸孔の外周面側にボス部69bが形成されている。
これにより、把持部54Bを設けた超音波処置具は、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ることが可能である。
【0050】
また、超音波処置具は、図11及び図12に示すように構成しても良い。
図11及び図12に示すように超音波処置具は、把持部54Cを設けて構成される。
【0051】
把持部54Cは、把持部本体66cの側部にU字状の補強部材67cを設けてて構成される。そして、把持部本体66cは、枢支ピン61aが挿通する軸孔の外周面にボス部69が形成されている。
これにより、把持部54Cを設けた超音波処置具は、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ることが可能である。
【0052】
(第2の実施の形態)
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る超音波処置装置の超音波処置具を示す断面図である。
【0053】
上記第1の実施の形態は、空間維持部として把持部54にボス部69を設けて構成しているが、本第2の実施の形態は、空間維持部として揺動支点61(枢支ピン61a)にワッシャを設けて構成する。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態とほぼ同様なので説明を省略し、同じ構成は、同じ符号を付して説明する。
【0054】
図13に示すように本第2の実施の形態の超音波処置装置は、空間維持部として揺動支点61(枢支ピン61a)にワッシャ80を設けて超音波処置具2Bが構成される。即ち、超音波処置具2Bは、ジョー51と把持部54Dとの間の、枢支ピン61aが挿通する軸孔部分にワッシャ80を挟み込んで構成される。
【0055】
尚、把持部54Dは、上記第1の実施の形態で説明した把持部54Cに対してボス部69を形成しない以外は、ほぼ同様な構成である。
尚、図示しないが上記第1の実施の形態で説明した把持部54,54Bにおいても同様にボス部69を形成することなく、ワッシャ80を挟み込むように構成しても良い。
【0056】
これにより、本第2の実施の形態の超音波処置具2Bは、上記第1の実施の形態と同様な効果を得ることに加え、ワッシャ80を用いることのみで済むのでより簡易に構成できる。
【0057】
尚、上記第1,第2の実施の形態で説明した把持部は、把持部本体の縦長部分に、図14及び図15に示すように補強部材を設けて構成しても良い。
図14は把持部本体の縦長部分に補強部材を設けた把持部の断面図であり、図15は図14の把持部の変形例を示す断面図である。
【0058】
図14に示すように把持部54Eは、補強部材67eの他に把持部本体66eの縦長部分に補強部材67eeを埋設して構成される。
また、図15に示すように把持部54Fは、把持部本体66fの内部に補強部材67fを内蔵して構成される。
【0059】
これら把持部54E及び把持部54Fのように構成することで、把持部本体が縦長に形成されている把持部は、垂直方向により強固に補強され、生体組織に対して有効に処置部41fに押し付けることができ、生体組織にかかる圧力を低減しつつ把持力を適切に維持できる。
【0060】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【0061】
[付記]
(付記項1) 超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、
を具備し、
前記ジョーと前記把持部との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間を形成したことを特徴とする超音波処置装置。
【0062】
(付記項2) 超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、
前記超音波振動子を制御駆動するための駆動回路と、
を具備し、
前記ジョーと前記把持部との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間を形成したことを特徴とする超音波処置装置。
【0063】
(付記項3) 前記ジョーと前記把持部との間に形成した空間を維持するために、前記ジョーと前記把持部との間に空間維持部を設けたことを特徴とする付記項1又は2に記載の超音波処置装置。
【0064】
(付記項4) 前記ジョーと前記把持部との相対する面の少なくとも1つを、体液や血液等が固着するのを防止するために低摩擦性の面としたことを特徴とする付記項1又は2に記載の超音波処置装置。
【0065】
(付記項5) 前記把持部は、把持部本体と、この把持部本体を補強するための補強部材とで構成されることを特徴とする付記項1又は2に記載の超音波処置装置。
【0066】
(付記項6) 前記把持部は、前記ジョーに対して揺動軸である枢支ピンが挿通される軸孔を形成され、
前記空間維持部は、前記軸孔の外周面側に形成されたボス部であることを特徴とする付記項3に記載の超音波処置装置。
【0067】
(付記項7) 前記把持部は、前記ジョーに対して揺動軸である枢支ピンが挿通される軸孔を形成され、
前記空間維持部は、前記軸孔部分にワッシャを挟み込んで構成することを特徴とする付記項3に記載の超音波処置装置。
【0068】
(付記項8) 前記低摩擦性の面は、固着防止コーティングを施すことで構成したことを特徴とする付記項4に記載の超音波処置装置。
【0069】
(付記項9) 前記補強部材は、前記把持部の長手軸方向において、前記把持部本体の全面に亘って設けられることを特徴とする付記項5に記載の超音波処置装置。
【0070】
(付記項10) 前記固着防止コーティングは、フッ素コーティングであることを特徴とする付記項8に記載の超音波処置装置。
【0071】
(付記項11) 前記補強部材は、前記把持部本体の側部に設けられることを特徴とする付記項9に記載の超音波処置装置。
【0072】
(付記項12) 超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、
を具備し、
前記ジョーと前記把持部との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間を形成してこの空間を維持するために、前記ジョーと前記把持部との間に空間維持部を設けたことを特徴とする超音波処置装置。
【0073】
(付記項13) 超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、
前記超音波振動子を制御駆動するための駆動回路と、
を具備し、
前記ジョーと前記把持部との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間を形成してこの空間を維持するために、前記ジョーと前記把持部との間に空間維持部を設けたことを特徴とする超音波処置装置。
【0074】
(付記項14) 超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、
を具備し、
前記ジョーと前記把持部との相対する面の少なくとも1つを、体液や血液等が固着するのを防止するために低摩擦性の面としたことを特徴とする超音波処置装置。
【0075】
(付記項15) 超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、
前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、
前記超音波振動子を制御駆動するための駆動回路と、
を具備し、
前記ジョーと前記把持部との相対する面の少なくとも1つを、体液や血液等が固着するのを防止するために低摩擦性の面としたことを特徴とする超音波処置装置。
【0076】
(付記項16) 前記低摩擦性の面は、固着防止コーティングを施すことで構成したことを特徴とする付記項14又は15に記載の超音波処置装置。
【0077】
(付記項17) 前記固着防止コーティングは、フッ素コーティングであることを特徴とする付記項16に記載の超音波処置装置。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、いつでも短時間で容易に隈なく洗滌可能な超音波処置装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の超音波処置装置を示す全体構成図
【図2】図1の装置本体の構成を示す回路ブロック図
【図3】図1の超音波処置具の分解状態を示す側面図
【図4】図1の超音波処置具全体の組立状態を示す側面図
【図5】処置部の詳細構成を示す上面図
【図6】図5の断面図
【図7】把持部の詳細構成を示す斜視図
【図8】図5のA−A断面図
【図9】図7の把持部の第1の変形例を示す斜視図
【図10】図9のB平面断面図
【図11】図7の把持部の第2の変形例を示す斜視図
【図12】図11のC平面断面図
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る超音波処置装置の超音波処置具を示す断面図
【図14】把持部本体の縦長部分に補強部材を設けた把持部の断面図
【図15】図14の把持部の変形例を示す断面図
【符号の説明】
1…超音波処置装置
1A…装置本体
2…超音波処置具
3…フットスイッチ
4…挿入部外套管
5…処置部
6…操作部
9…振動伝達部材
31…ハンドルユニット
32…プローブユニット
33…振動子ユニット
41f…処置部(超音波プローブ)
50…操作ロッド
51…ジョー
52…ジョー保持部
52a…保持部本体
54…把持部
55…歯部
61…揺動支点
61a…枢支ピン
65…空間
66…把持部本体
67…補強部材
68…フッ素コーティング
69…ボス部

Claims (3)

  1. 超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、
    前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
    前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、
    を具備し、
    前記ジョーと前記把持部との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間を形成したことを特徴とする超音波処置装置。
  2. 超音波振動子で発生した超音波振動を伝達し、生体組織を処置する超音波プローブと、
    前記超音波プローブに対峙して回動自在に支持され、この超音波プローブとの間で生体組織を把持するジョーと、
    前記ジョーに揺動可能に設け、生体組織に当接される把持部と、
    前記超音波振動子を制御駆動するための駆動回路と、
    を具備し、
    前記ジョーと前記把持部との間に、これら相対する面を洗滌可能な所定の空間を形成したことを特徴とする超音波処置装置。
  3. 前記ジョーと前記把持部との間に形成した空間を維持するために、前記ジョーと前記把持部との間に空間維持部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波処置装置。
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