JP2004208974A - 詰め物体 - Google Patents
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Abstract
【課題】動き易い粒状物体を側地内に充填しても平坦性を保持でき、初期の使用状態から体圧分散が可能となり、へたりにくく長期使用でき、人体の汗の放湿性が高く、製造コストも安価な詰め物体を提供する。
【解決手段】側地(8)内に粒状物体を充填した詰め物体(1)は、仕切り(2)又は小袋によって小室(3)に分かれており、小室(3)はさらに人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切り(4)によって小室(5,6)に分かれている。平行または斜めの仕切りを形成すると、仕切りの上下に粒状物質が存在することになり、仕切りを挟んで摩擦抵抗が大きくなり、粒状物質の動きは抑制され、大きな移動はなくなる。その結果、人体からの荷重が偏って掛かったり、部分的に掛かっても、大きくへこむことはなく、平坦性を保持できる。
【選択図】 図1
【解決手段】側地(8)内に粒状物体を充填した詰め物体(1)は、仕切り(2)又は小袋によって小室(3)に分かれており、小室(3)はさらに人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切り(4)によって小室(5,6)に分かれている。平行または斜めの仕切りを形成すると、仕切りの上下に粒状物質が存在することになり、仕切りを挟んで摩擦抵抗が大きくなり、粒状物質の動きは抑制され、大きな移動はなくなる。その結果、人体からの荷重が偏って掛かったり、部分的に掛かっても、大きくへこむことはなく、平坦性を保持できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、敷布団、ベッドパッド、敷きマット、クッション及び枕等に有用な中綿詰物体に関する。
【0002】
【従来の技術】
敷布団、ベッドパッド、敷きマット、クッション等の詰物体は、従来、木綿や合成繊維等の原綿をカード機により開繊し、繊維ウェブとした後、所定の形状に折り畳んで中綿体を形成し、この中綿体を側地の開口部から側地内に充填し、前記側地開口部を縫製することによって製造していた。しかしながら、従来の詰物体は、充填する綿の量が多く重い上、床つき感(実際に着用したときに人体の重量で沈むこと)があり、長期間使用すると中綿体がヘタリ易く、そのうえ、そのままの状態で洗濯ができないという問題があった。これを改良するため、開繊した短繊維を圧力空気を用いて側地内に成形しつつ吹き込み、その後側地開口部を閉じた後、側地とともに厚さ方向を縫製する方法が提案されている(特許文献1)。また、別の方法として、詰綿として低融点繊維を用いて融着させた固綿を用いることが提案されている(特許文献2〜4)。
【0003】
とくに敷ふとんにおける中綿詰物体においては、厚みのある中綿を構成しようとすると下記のような問題点があった。
(1)少なくとも2〜3枚の積層された中綿を側地内に充填する必要があり、作業効率が悪く、コストが高かった。
(2)中綿の入った側地を綿切れ、綿ズレが起きないようにキルティング(とじ)が必要であった。このため凸凹になり、平坦性を保てず、寝心地感を損ねていた。
(3)キルティング(とじ)には厚物専用のミシンが必要であり、導入においては場所を有し、設備投資のコストも高額であった。
(4)とじミシンは2.25kg/m2で厚み50mmが限界でそれ以上の厚みのある中綿をとじるのは技術的に困難であった。
(5)厚みのある敷布団ほど重量があって、取り扱いが困難になる。
(6)従来の方法で作られた中綿詰物は、へたり易く、長期使用には耐えられないという問題があった。
(7)従来の方法で作られた中綿詰物は、人体の汗を吸収して湿気を帯び易く、寝心地感を損ね、黴やダニが発生するおそれもあり、衛生的にも好ましくなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−290160号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平5−137857号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平6−245850号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平11−342280号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の問題を解決するため、空間の多い粒状物体を充填することも行われている。枕を例に挙げると、そば殻をはじめとして、樹脂製ビーズ、木材チップ、樹脂製パイプのカット品、炭、穀物豆、石及び植物の種など様々なものが充填されて使用されている。
【0009】
しかし、前記粒状物体は動き易く、平坦性を保てないという問題がある。例えば枕の場合、程よい軟らかさを得るように充填した場合は、使用中に中央部のみがへこんで沈み込んでしまう。これは、粒状物体が両端部に移動して中央部から無くなるためである。そのため、床付き感が出たり、首や肩を痛めてしまう問題が生ずる。
【0010】
本発明は、前記従来の問題を解決するため、動き易い粒状物体を充填しても、平坦性を保持できる詰め物体を提供することを目的とする。本発明の別の目的は、初期の使用状態から一人一人の体型に馴染んで体圧分散し易く、へたりにくく、軽く、長期使用でき、人体の汗の放湿性が高く、製造コストも安価な詰め物体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の詰め物体は、側地内に粒状物体を充填した詰め物体であって、前記詰め物体は仕切り又は小袋によって小室に分かれており、前記仕切り又は小袋は人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切りを含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、側地が仕切りによって小室に分かれているか、又は小袋によって分かれており、その仕切り又は小袋は人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切りを含む。前記において、敷布団のような広い面積の詰め物体の場合は、人体と接する面と平行の仕切りは、垂直方向の仕切りとの組み合わせになる。このようにしないと、小室は形成されない。人体と接する面と斜めの仕切りの場合は、斜めの仕切りのみで小室を形成できる。もちろん垂直方向の仕切りと斜めの仕切りとを組み合わせても差し支えない。小袋の場合は、平行または斜めの仕切りのみでもかまわない。仕切りの好ましい角度は、人体と接する面又は床面と接する面(以下「水平面」という。)からの角度をθとしたとき、0°≦θ≦70°が好ましく、より好ましくは0°≦θ≦60°、とくに好ましくは0°≦θ≦50°である。前記において、θ=0°は水平を示す。またθは絶対値を示す。したがって、±の両方を含む。また前記において、「実質的に平行」とは、詰め物を充填した時に生ずる凸凹等の変形を含むことをいう。
【0013】
本発明において、動き易い粒状物体を充填しても平坦性を保持できる詰め物体を実現できる理由は次のとおりである。すなわち、粒状物質は本質的に動き易いが、平行または斜めの仕切りを形成すると、仕切りの上下に粒状物質が存在することになり、仕切りを挟んで摩擦抵抗が大きくなる。したがって、粒状物質の動きは抑制され、大きな移動はなくなる。その結果、人体からの荷重が偏って掛かったり、部分的に掛かっても、大きくへこむことはなく、平坦性を保持できる。
【0014】
本発明においては、前記粒状物体はどのようなものでも使用できるが、一例を挙げると、樹脂発泡体、樹脂製ビーズ、木材チップ、竹チップ、樹脂製パイプのカット品、粒状繊維体、炭、大豆や小豆などの穀物豆、そば殻、自然石等の石、ヘチマの種や梅干しの種等の植物の種等が好ましい。これらは単独で使用しても良いし、適宜混合したり、別々の小室に任意に選択して充填しても良い。
【0015】
また、前記側地は、一般の寝具に使用される布であればどのようなものでも良い。敷布団の下に敷くマットレスの場合は、通気性のある生地、例えばメッシュ布帛であることが好ましい。通気性及び放湿性が高いからである。メッシュ布帛としては、メッシュ織物、メッシュ編み物、ネットなどを使用できる。メッシュの大きさはどのようなものでも良いが、好ましくは2.54cmあたり、5〜100のメッシュ数があるものが好ましい。
【0016】
前記小室の断面は、水平または斜めの仕切りを入れる前は、矩形(正方形、長方形、台形を含む)、円形(真円形、楕円形、長円形を含む)など、どのような形状であっても良い。前記小室のサイズは、断面方向から見た最大幅が3〜70cmの範囲であり、高さが2〜20cmの範囲であることが好ましい。
【0017】
また、前記詰め物体は、敷布団、ベッドパッド、敷きマット、クッション又は枕等に適用できる。
【0018】
また、前記詰め物体が、繊維ウェブ層と一体化されていても良い。この場合、繊維ウェブ層が人体と接する側に配置され、粒状物体を充填した詰め物体が人体側から見て外側に配置されることが好ましい。
【0019】
【実施例】
以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
【0020】
(沈み込み試験方法)
下記の3つの測定方法で測定した。
(1)測定A:ボーリング競技で用いるボーリング球による沈み込み試験
平らにした詰め物体の上に、直径21.5cm、重さ16ポンド(7.2kg)のボーリング球を乗せ、人体の身長を測る方法により、沈み込み後の高さを測定した。測定前の詰め物体の厚さはいずれも5cmであり、ボーリング球の初期の高さは26.5cmである。沈み込み後の床面からの高さが例えば25cmであれば、沈み込み深さは1.5cmであるので、詰め物体の沈み込み後の高さは3.5cmとなる。図7を用いて説明すると、測定前の詰め物体の厚さAは5cm、詰め物体の沈み込み後の高さBは3.5cm、残存率[(B/A)×100]は70%となる。このように、詰め物体の沈み込み後の高さと残存率を求めた。
(2)測定B:エアーシリンダーによる荷重試験
デジタル表示可能なエアーシリンダーを使用して、45kgの荷重を30秒間加えつづけた後の床面からの高さを測定した。エアーシリンダーの押え板(詰め物体と接触する部分)の広さは、縦22cm、横40cmである。沈み込み後の高さの求め方は測定Aと同一である。
(3)測定C:エアーシリンダーによる繰り返し荷重試験
測定Bと同一のエアーシリンダーを使用して、45kgの荷重を1秒間押さえる操作を100階繰り返した後の床面からの高さを測定した。沈み込み後の高さの求め方は測定Aと同一である。
【0021】
(実施例1)
図1は小室に水平方向の仕切りを入れた詰め物体の斜視図である。詰め物体1の側地8は、垂直仕切り2によって小室3に分かれており、この小室3は人体と接する面と平行に形成されている平行仕切り4によってさらに小室5と6に分かれている。そして、小室5と6にそれぞれ粒状物体が充填されている。詰め物体1は、敷布団の下に敷くマットレスとして、縦190cm、横95cm、厚さ5cmの大きさとした。小室5と6の大きさは、それぞれ幅5cm、高さ2.5cmとした。また、側地と仕切りの布は、ポリエステル、繊度:75デニール、24本のマルチフィラメント糸を材料とするトリコット編物(縦横ともに1インチ(2.54cm)間のメッシュ数:8)を用いた。
【0022】
図2は小室5と6の部分の拡大断面図である。粒状物体7は、ポリスチレン発泡体で、直径5mm、高さ5mmの円柱体である。
【0023】
この粒状物体7を各小室38個にそれぞれ35gづつ、合計1330g充填した。側地と仕切りを合わせた全体の製品重量は1990gであった。
【0024】
得られた製品の沈み込み後の高さの測定値は、後にまとめて示す。
【0025】
(実施例2)
図3は斜め方向の仕切りによって小室を形成した詰め物体の斜視図である。詰め物体10の側地8は、斜めの仕切り13によって小室14と15に分かれている。12は仕切り13の縫製線である。そして、小室14と15にそれぞれ粒状物体が充填されている。詰め物体1は、敷布団の下に敷くマットレスとして、縦195cm、横95cm、厚さ5cmの大きさとした。図4は小室14と15の部分の拡大断面図である。小室14と15の大きさは、それぞれ底面または頂面の長さ10cm、高さ5cmとした。粒状物体7を小室14には35g、小室15には17.5gを入れて、合計1330g充填した。側地と仕切りを合わせた全体の製品重量は2070gであった。
【0026】
前記以外は、実施例1と同様とした。得られた製品の沈み込み後の高さの測定値は、後にまとめて示す。
【0027】
(比較例1)
図5は垂直方向の仕切りによって小室を形成した詰め物体の斜視図である。詰め物体20は、側地は垂直仕切り22によって小室23に分かれ、各小室23にそれぞれ粒状物体が充填されている。図6は小室23の部分の拡大断面図である。小室23の大きさは、それぞれ幅10cm、高さ5cmとした。粒状物体7を各小室19個にそれぞれ70gづつ、合計1330g充填した。側地と仕切りを合わせた全体の製品重量は1660gであった。
【0028】
前記以外は、実施例1と同様とした。得られた製品の沈み込み後の高さの測定値は、後にまとめて示す。
【0029】
(比較例2)
図示を省略するが、比較例1における垂直方向の仕切りの下図を2倍にし、小室の大きさは、それぞれ幅5cm、高さ5cmとした。粒状物体を各小室38個にそれぞれ35gづつ、合計1330g充填した。側地と仕切りを合わせた全体の製品重量は1870gであった。
【0030】
前記以外は、実施例1と同様とした。
【0031】
実施例1,2及び比較例1,2で得られた製品の沈み込み後の高さの測定値をまとめると、次の表1のとおりとなった。
【0032】
【表1】
【0033】
(備考)図7に示す測定前の詰め物体の高さAは5cmであり、各欄の上段は測定後の高さBを示し、下段は測定前の高さを100%としたときの残存率[(B/A)×100]を示す。
【0034】
(実施例4)
実施例1の詰め物体の厚さを4cmとした以外は同様にして詰め物体を形成した。全体の重量は2040gであった。これを経糸:コットン100%、40番手、経糸密度120本/25.5mm、緯糸:コットン100%、40番手、緯糸密度110本/25.5mm、目付184g/m2の側地の下面に入れ、上面には羊毛繊維からなる厚さ4cmのウェブを積層した。全体の大きさは、縦200cm、横100cm、厚さ8cmであり、中綿総重量は5.4kgとした。
【0035】
得られたマットレス一体型敷布団の斜視図を図8に示す。マットレス一体型敷布団30は、側地31の中に羊毛繊維ウェブ32と粒状物体33が2層に積層されている。このマットレス一体型敷布団を、実際に睡眠して1月間試験したところ、平坦性と弾発性があり、床つき感もなく、寝心地は良好であった。吸水性、吸湿性、保温性、軽量性等の機能性を付与でき、へたりにくく、健康布団として機能的に優れていた。
【0036】
(実施例5)
図9に示すように実施例4のマットレス一体型敷布団の羊毛繊維ウェブの層を縦に3つの部分に区分けする仕切り41,42を形成した以外は実施例4と同様に形成した。このマットレス一体型敷布団40を、実際に睡眠して1月間試験したところ、実施例4と同様に平坦性と弾発性があり、床つき感もなく、寝心地は良好であった。吸水性、吸湿性、保温性、軽量性等の機能性を付与でき、へたりにくく、健康布団として機能的に優れていた。
【0037】
(実施例6)
図10A〜Cに本発明の一実施例の枕の例を示す。図10Aは平面図、図10Bは図10AのI−I線断面図、図10Cは図10AのII−II線断面図である。
図10Aで示すように、枕50は、通常天井を向いて寝る際に首部から後頭部を乗せる部分51,52と、それよりもやや高い奥の部分53と、横向きに寝る際の側頭部を乗せる部分54,55から形成されている。枕50の全体の大きさは、縦35cm、横50cmである。首部を乗せる部分51の高さは2.5cm、後頭部を乗せる中央の部分は2cm、高い奥の部分53の高さは3cm、側頭部を乗せる部分54,55の高さは4cmとした。
【0038】
各部分は図10Bに示すように独立の袋で形成され、後頭部を乗せる部分52は、仕切り56により、上層部52aと下層部52bに分離されている。同様に側頭部を乗せる部分54は、仕切り57により、上層部54aと下層部54bに分離されている。側頭部を乗せる部分55も仕切り58により、上層部55aと下層部55bに分離されている。図10Bに示すように後頭部を乗せる部分51は、仕切り59により、上層部51aと下層部51bに分離され、奥の部分53も仕切り60により、上層部53aと下層部53bに分離されている。各袋内には蕎麦殻を入れ、枕袋の中に図10A〜Cのように配置した。
【0039】
この枕を使用して、1月間使用したが、蕎麦殻の移動はほとんど無く、平坦性が保たれ、安眠できた。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、仕切り又は小袋によって小室に分かれており、前記仕切り又は小袋は人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切りを含むことにより、動き易い粒状物体を充填しても平坦性を保持できる詰め物体を提供できる。また、初期の使用状態から一人一人の体型に馴染んで体圧分散し易く、へたりにくく、軽く、長期使用でき、人体の汗の放湿性が高く、製造コストも安価な詰め物体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における水平方向の仕切りを入れた詰め物体の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1における小室の部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例2における斜め方向の仕切りによって小室を形成した詰め物体の斜視図である。
【図4】本発明の実施例2における小室の部分の拡大断面図である。
【図5】比較例1における垂直方向の仕切りによって小室を形成した詰め物体の斜視図である。
【図6】比較例1における小室の部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の実施例、比較例におけるボーリング競技で用いるボーリング球による沈み込み試験を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例4で得られたマットレス一体型敷布団の斜視図である。
【図9】本発明の実施例5で得られたマットレス一体型敷布団の斜視図である。
【図10】本発明の実施例6の枕の例であり、Aは平面図、BAのI−I線断面図、CはAのII−II線断面図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,40 詰め物体
2,22,41,42 垂直仕切り
3,5,6,14,15,33 小室
4 平行仕切り
7 粒状物体
8,31 側地
12 縫製線
13 斜めの仕切り
19 ボーリング球
32 繊維ウェブ層
50 枕
【発明の属する技術分野】
本発明は、敷布団、ベッドパッド、敷きマット、クッション及び枕等に有用な中綿詰物体に関する。
【0002】
【従来の技術】
敷布団、ベッドパッド、敷きマット、クッション等の詰物体は、従来、木綿や合成繊維等の原綿をカード機により開繊し、繊維ウェブとした後、所定の形状に折り畳んで中綿体を形成し、この中綿体を側地の開口部から側地内に充填し、前記側地開口部を縫製することによって製造していた。しかしながら、従来の詰物体は、充填する綿の量が多く重い上、床つき感(実際に着用したときに人体の重量で沈むこと)があり、長期間使用すると中綿体がヘタリ易く、そのうえ、そのままの状態で洗濯ができないという問題があった。これを改良するため、開繊した短繊維を圧力空気を用いて側地内に成形しつつ吹き込み、その後側地開口部を閉じた後、側地とともに厚さ方向を縫製する方法が提案されている(特許文献1)。また、別の方法として、詰綿として低融点繊維を用いて融着させた固綿を用いることが提案されている(特許文献2〜4)。
【0003】
とくに敷ふとんにおける中綿詰物体においては、厚みのある中綿を構成しようとすると下記のような問題点があった。
(1)少なくとも2〜3枚の積層された中綿を側地内に充填する必要があり、作業効率が悪く、コストが高かった。
(2)中綿の入った側地を綿切れ、綿ズレが起きないようにキルティング(とじ)が必要であった。このため凸凹になり、平坦性を保てず、寝心地感を損ねていた。
(3)キルティング(とじ)には厚物専用のミシンが必要であり、導入においては場所を有し、設備投資のコストも高額であった。
(4)とじミシンは2.25kg/m2で厚み50mmが限界でそれ以上の厚みのある中綿をとじるのは技術的に困難であった。
(5)厚みのある敷布団ほど重量があって、取り扱いが困難になる。
(6)従来の方法で作られた中綿詰物は、へたり易く、長期使用には耐えられないという問題があった。
(7)従来の方法で作られた中綿詰物は、人体の汗を吸収して湿気を帯び易く、寝心地感を損ね、黴やダニが発生するおそれもあり、衛生的にも好ましくなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−290160号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平5−137857号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平6−245850号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平11−342280号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の問題を解決するため、空間の多い粒状物体を充填することも行われている。枕を例に挙げると、そば殻をはじめとして、樹脂製ビーズ、木材チップ、樹脂製パイプのカット品、炭、穀物豆、石及び植物の種など様々なものが充填されて使用されている。
【0009】
しかし、前記粒状物体は動き易く、平坦性を保てないという問題がある。例えば枕の場合、程よい軟らかさを得るように充填した場合は、使用中に中央部のみがへこんで沈み込んでしまう。これは、粒状物体が両端部に移動して中央部から無くなるためである。そのため、床付き感が出たり、首や肩を痛めてしまう問題が生ずる。
【0010】
本発明は、前記従来の問題を解決するため、動き易い粒状物体を充填しても、平坦性を保持できる詰め物体を提供することを目的とする。本発明の別の目的は、初期の使用状態から一人一人の体型に馴染んで体圧分散し易く、へたりにくく、軽く、長期使用でき、人体の汗の放湿性が高く、製造コストも安価な詰め物体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の詰め物体は、側地内に粒状物体を充填した詰め物体であって、前記詰め物体は仕切り又は小袋によって小室に分かれており、前記仕切り又は小袋は人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切りを含むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、側地が仕切りによって小室に分かれているか、又は小袋によって分かれており、その仕切り又は小袋は人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切りを含む。前記において、敷布団のような広い面積の詰め物体の場合は、人体と接する面と平行の仕切りは、垂直方向の仕切りとの組み合わせになる。このようにしないと、小室は形成されない。人体と接する面と斜めの仕切りの場合は、斜めの仕切りのみで小室を形成できる。もちろん垂直方向の仕切りと斜めの仕切りとを組み合わせても差し支えない。小袋の場合は、平行または斜めの仕切りのみでもかまわない。仕切りの好ましい角度は、人体と接する面又は床面と接する面(以下「水平面」という。)からの角度をθとしたとき、0°≦θ≦70°が好ましく、より好ましくは0°≦θ≦60°、とくに好ましくは0°≦θ≦50°である。前記において、θ=0°は水平を示す。またθは絶対値を示す。したがって、±の両方を含む。また前記において、「実質的に平行」とは、詰め物を充填した時に生ずる凸凹等の変形を含むことをいう。
【0013】
本発明において、動き易い粒状物体を充填しても平坦性を保持できる詰め物体を実現できる理由は次のとおりである。すなわち、粒状物質は本質的に動き易いが、平行または斜めの仕切りを形成すると、仕切りの上下に粒状物質が存在することになり、仕切りを挟んで摩擦抵抗が大きくなる。したがって、粒状物質の動きは抑制され、大きな移動はなくなる。その結果、人体からの荷重が偏って掛かったり、部分的に掛かっても、大きくへこむことはなく、平坦性を保持できる。
【0014】
本発明においては、前記粒状物体はどのようなものでも使用できるが、一例を挙げると、樹脂発泡体、樹脂製ビーズ、木材チップ、竹チップ、樹脂製パイプのカット品、粒状繊維体、炭、大豆や小豆などの穀物豆、そば殻、自然石等の石、ヘチマの種や梅干しの種等の植物の種等が好ましい。これらは単独で使用しても良いし、適宜混合したり、別々の小室に任意に選択して充填しても良い。
【0015】
また、前記側地は、一般の寝具に使用される布であればどのようなものでも良い。敷布団の下に敷くマットレスの場合は、通気性のある生地、例えばメッシュ布帛であることが好ましい。通気性及び放湿性が高いからである。メッシュ布帛としては、メッシュ織物、メッシュ編み物、ネットなどを使用できる。メッシュの大きさはどのようなものでも良いが、好ましくは2.54cmあたり、5〜100のメッシュ数があるものが好ましい。
【0016】
前記小室の断面は、水平または斜めの仕切りを入れる前は、矩形(正方形、長方形、台形を含む)、円形(真円形、楕円形、長円形を含む)など、どのような形状であっても良い。前記小室のサイズは、断面方向から見た最大幅が3〜70cmの範囲であり、高さが2〜20cmの範囲であることが好ましい。
【0017】
また、前記詰め物体は、敷布団、ベッドパッド、敷きマット、クッション又は枕等に適用できる。
【0018】
また、前記詰め物体が、繊維ウェブ層と一体化されていても良い。この場合、繊維ウェブ層が人体と接する側に配置され、粒状物体を充填した詰め物体が人体側から見て外側に配置されることが好ましい。
【0019】
【実施例】
以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
【0020】
(沈み込み試験方法)
下記の3つの測定方法で測定した。
(1)測定A:ボーリング競技で用いるボーリング球による沈み込み試験
平らにした詰め物体の上に、直径21.5cm、重さ16ポンド(7.2kg)のボーリング球を乗せ、人体の身長を測る方法により、沈み込み後の高さを測定した。測定前の詰め物体の厚さはいずれも5cmであり、ボーリング球の初期の高さは26.5cmである。沈み込み後の床面からの高さが例えば25cmであれば、沈み込み深さは1.5cmであるので、詰め物体の沈み込み後の高さは3.5cmとなる。図7を用いて説明すると、測定前の詰め物体の厚さAは5cm、詰め物体の沈み込み後の高さBは3.5cm、残存率[(B/A)×100]は70%となる。このように、詰め物体の沈み込み後の高さと残存率を求めた。
(2)測定B:エアーシリンダーによる荷重試験
デジタル表示可能なエアーシリンダーを使用して、45kgの荷重を30秒間加えつづけた後の床面からの高さを測定した。エアーシリンダーの押え板(詰め物体と接触する部分)の広さは、縦22cm、横40cmである。沈み込み後の高さの求め方は測定Aと同一である。
(3)測定C:エアーシリンダーによる繰り返し荷重試験
測定Bと同一のエアーシリンダーを使用して、45kgの荷重を1秒間押さえる操作を100階繰り返した後の床面からの高さを測定した。沈み込み後の高さの求め方は測定Aと同一である。
【0021】
(実施例1)
図1は小室に水平方向の仕切りを入れた詰め物体の斜視図である。詰め物体1の側地8は、垂直仕切り2によって小室3に分かれており、この小室3は人体と接する面と平行に形成されている平行仕切り4によってさらに小室5と6に分かれている。そして、小室5と6にそれぞれ粒状物体が充填されている。詰め物体1は、敷布団の下に敷くマットレスとして、縦190cm、横95cm、厚さ5cmの大きさとした。小室5と6の大きさは、それぞれ幅5cm、高さ2.5cmとした。また、側地と仕切りの布は、ポリエステル、繊度:75デニール、24本のマルチフィラメント糸を材料とするトリコット編物(縦横ともに1インチ(2.54cm)間のメッシュ数:8)を用いた。
【0022】
図2は小室5と6の部分の拡大断面図である。粒状物体7は、ポリスチレン発泡体で、直径5mm、高さ5mmの円柱体である。
【0023】
この粒状物体7を各小室38個にそれぞれ35gづつ、合計1330g充填した。側地と仕切りを合わせた全体の製品重量は1990gであった。
【0024】
得られた製品の沈み込み後の高さの測定値は、後にまとめて示す。
【0025】
(実施例2)
図3は斜め方向の仕切りによって小室を形成した詰め物体の斜視図である。詰め物体10の側地8は、斜めの仕切り13によって小室14と15に分かれている。12は仕切り13の縫製線である。そして、小室14と15にそれぞれ粒状物体が充填されている。詰め物体1は、敷布団の下に敷くマットレスとして、縦195cm、横95cm、厚さ5cmの大きさとした。図4は小室14と15の部分の拡大断面図である。小室14と15の大きさは、それぞれ底面または頂面の長さ10cm、高さ5cmとした。粒状物体7を小室14には35g、小室15には17.5gを入れて、合計1330g充填した。側地と仕切りを合わせた全体の製品重量は2070gであった。
【0026】
前記以外は、実施例1と同様とした。得られた製品の沈み込み後の高さの測定値は、後にまとめて示す。
【0027】
(比較例1)
図5は垂直方向の仕切りによって小室を形成した詰め物体の斜視図である。詰め物体20は、側地は垂直仕切り22によって小室23に分かれ、各小室23にそれぞれ粒状物体が充填されている。図6は小室23の部分の拡大断面図である。小室23の大きさは、それぞれ幅10cm、高さ5cmとした。粒状物体7を各小室19個にそれぞれ70gづつ、合計1330g充填した。側地と仕切りを合わせた全体の製品重量は1660gであった。
【0028】
前記以外は、実施例1と同様とした。得られた製品の沈み込み後の高さの測定値は、後にまとめて示す。
【0029】
(比較例2)
図示を省略するが、比較例1における垂直方向の仕切りの下図を2倍にし、小室の大きさは、それぞれ幅5cm、高さ5cmとした。粒状物体を各小室38個にそれぞれ35gづつ、合計1330g充填した。側地と仕切りを合わせた全体の製品重量は1870gであった。
【0030】
前記以外は、実施例1と同様とした。
【0031】
実施例1,2及び比較例1,2で得られた製品の沈み込み後の高さの測定値をまとめると、次の表1のとおりとなった。
【0032】
【表1】
【0033】
(備考)図7に示す測定前の詰め物体の高さAは5cmであり、各欄の上段は測定後の高さBを示し、下段は測定前の高さを100%としたときの残存率[(B/A)×100]を示す。
【0034】
(実施例4)
実施例1の詰め物体の厚さを4cmとした以外は同様にして詰め物体を形成した。全体の重量は2040gであった。これを経糸:コットン100%、40番手、経糸密度120本/25.5mm、緯糸:コットン100%、40番手、緯糸密度110本/25.5mm、目付184g/m2の側地の下面に入れ、上面には羊毛繊維からなる厚さ4cmのウェブを積層した。全体の大きさは、縦200cm、横100cm、厚さ8cmであり、中綿総重量は5.4kgとした。
【0035】
得られたマットレス一体型敷布団の斜視図を図8に示す。マットレス一体型敷布団30は、側地31の中に羊毛繊維ウェブ32と粒状物体33が2層に積層されている。このマットレス一体型敷布団を、実際に睡眠して1月間試験したところ、平坦性と弾発性があり、床つき感もなく、寝心地は良好であった。吸水性、吸湿性、保温性、軽量性等の機能性を付与でき、へたりにくく、健康布団として機能的に優れていた。
【0036】
(実施例5)
図9に示すように実施例4のマットレス一体型敷布団の羊毛繊維ウェブの層を縦に3つの部分に区分けする仕切り41,42を形成した以外は実施例4と同様に形成した。このマットレス一体型敷布団40を、実際に睡眠して1月間試験したところ、実施例4と同様に平坦性と弾発性があり、床つき感もなく、寝心地は良好であった。吸水性、吸湿性、保温性、軽量性等の機能性を付与でき、へたりにくく、健康布団として機能的に優れていた。
【0037】
(実施例6)
図10A〜Cに本発明の一実施例の枕の例を示す。図10Aは平面図、図10Bは図10AのI−I線断面図、図10Cは図10AのII−II線断面図である。
図10Aで示すように、枕50は、通常天井を向いて寝る際に首部から後頭部を乗せる部分51,52と、それよりもやや高い奥の部分53と、横向きに寝る際の側頭部を乗せる部分54,55から形成されている。枕50の全体の大きさは、縦35cm、横50cmである。首部を乗せる部分51の高さは2.5cm、後頭部を乗せる中央の部分は2cm、高い奥の部分53の高さは3cm、側頭部を乗せる部分54,55の高さは4cmとした。
【0038】
各部分は図10Bに示すように独立の袋で形成され、後頭部を乗せる部分52は、仕切り56により、上層部52aと下層部52bに分離されている。同様に側頭部を乗せる部分54は、仕切り57により、上層部54aと下層部54bに分離されている。側頭部を乗せる部分55も仕切り58により、上層部55aと下層部55bに分離されている。図10Bに示すように後頭部を乗せる部分51は、仕切り59により、上層部51aと下層部51bに分離され、奥の部分53も仕切り60により、上層部53aと下層部53bに分離されている。各袋内には蕎麦殻を入れ、枕袋の中に図10A〜Cのように配置した。
【0039】
この枕を使用して、1月間使用したが、蕎麦殻の移動はほとんど無く、平坦性が保たれ、安眠できた。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、仕切り又は小袋によって小室に分かれており、前記仕切り又は小袋は人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切りを含むことにより、動き易い粒状物体を充填しても平坦性を保持できる詰め物体を提供できる。また、初期の使用状態から一人一人の体型に馴染んで体圧分散し易く、へたりにくく、軽く、長期使用でき、人体の汗の放湿性が高く、製造コストも安価な詰め物体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における水平方向の仕切りを入れた詰め物体の斜視図である。
【図2】本発明の実施例1における小室の部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例2における斜め方向の仕切りによって小室を形成した詰め物体の斜視図である。
【図4】本発明の実施例2における小室の部分の拡大断面図である。
【図5】比較例1における垂直方向の仕切りによって小室を形成した詰め物体の斜視図である。
【図6】比較例1における小室の部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の実施例、比較例におけるボーリング競技で用いるボーリング球による沈み込み試験を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例4で得られたマットレス一体型敷布団の斜視図である。
【図9】本発明の実施例5で得られたマットレス一体型敷布団の斜視図である。
【図10】本発明の実施例6の枕の例であり、Aは平面図、BAのI−I線断面図、CはAのII−II線断面図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,40 詰め物体
2,22,41,42 垂直仕切り
3,5,6,14,15,33 小室
4 平行仕切り
7 粒状物体
8,31 側地
12 縫製線
13 斜めの仕切り
19 ボーリング球
32 繊維ウェブ層
50 枕
Claims (6)
- 側地内に粒状物体を充填した詰め物体であって、前記詰め物体は仕切り又は小袋によって小室に分かれており、前記仕切り又は小袋は人体と接する面と実質的に平行または斜めの仕切りを含むことを特徴とする詰め物体。
- 前記粒状物体が、樹脂発泡体、樹脂製ビーズ、木材チップ、竹チップ、樹脂製パイプのカット品、粒状繊維体、炭、穀物豆、そば殻、石及び植物の種から選ばれる少なくとも一つである請求項1に記載の詰め物体。
- 前記側地が、通気性のある生地である請求項1に記載の詰め物体。
- 前記小室又は小袋のサイズが、断面方向から見た最大幅が3〜70cmの範囲であり、高さが2〜20cmの範囲である請求項1に記載の詰め物体。
- 前記詰め物体が、敷布団、ベッドパッド、敷きマット、クッション又は枕である請求項1に記載の詰め物体。
- 前記詰め物体が、繊維ウェブ層と積層されている請求項1〜5のいずれかに記載の詰め物体。
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