JP2004207512A - クリック感触付電気部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のクリック感触付電気部品において、クリック部材3は、金属板からなる摺動板部5と、この摺動板部5を保持する支持板部4からなり、摺動板部5は、係脱部材9の先端部が摺動する摺動部5aと、係脱部材9の摺動軌跡S上に位置した状態で、摺動部5aの両端部に設けられた一対の屈曲部5bとを有し、複数個の摺動板部5は、隣り合う摺動板部5の屈曲部5b同士を対向させた状態で、所定の間隔をおいて支持板部4の一面側で保持され、係脱部材9が屈曲部4b間で形成される凹部に嵌入するようにしたため、係脱部材9は、屈曲部4bで引っ掛かりが無く、長寿命のものが得られると共に、移動のスムーズなものが得られる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はスライド型や回転型のスイッチ、或いは可変抵抗器等に適用して好適なクリック感触付電気部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のクリック感触付電気部品の図面を説明すると、図16は従来のクリック感触付電気部品の要部断面図、図17は従来のクリック感触付電気部品の分解斜視図、図18は従来のクリック感触付電気部品に係るコード板の平面図である。
【0003】
次に、従来のクリック感触付電気部品の構成を図16〜図18に基づいて説明すると、軸受け体51の中心部には、操作軸52が回転可能に取り付けられると共に、コード板53が操作軸52と共回りするように配置されている。
【0004】
このコード板53は、金属板からなり、円形状に配置された複数個の接点部54と、金属板からなり、接点部54の外側で円形状に配置された複数個の櫛歯部55と、接点部54と櫛歯部55を保持する絶縁材の支持部56とで構成されている。
【0005】
そして、櫛歯部55は、金属板を打ち抜きすることによって形成され、櫛歯部55間に設けられた切り欠き部55aによって凹部が形成されて、この切り欠き部55aと櫛歯部55とでクリック部Kが構成されている。
【0006】
合成樹脂の成型品からなる基台57には、接点部54上を摺動する摺動子片58と、クリック部Kに対して係脱を行うクリックばね59とが埋設されて取り付けられている。
【0007】
そして、この基台57は、軸受け体51の後面に載置された状態で、取付板60によって軸受け体51に取り付けられ、操作軸52を回転すると、コード板53が回転し、その結果、クリックばね59がクリック部Kに係脱して、操作軸52の回転にクリック感触を持たせると共に、摺動子片58が接点部54に接離して、接点の切換を行うようになっている。(例えば、特許文献1参照)
【0008】
【特許文献1】
特許第3037806号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来のクリック感触付電気部品は、クリックばね59がクリック部Kである切り欠き部55aと櫛歯部55に係脱を行うため、クリックばね59が櫛歯部55の切り欠き部55aに位置するエッジ部に引っ掛かり、クリックばね59の摩耗が著しく、大きなクリック動作であり、長寿命のものが得られないという問題がある。
また、クリックばね59がエッジ部に引っ掛かると、スムーズな移動ができないばかりか、櫛歯部55は先端部が自由端となっているため、クリックばね59の係脱時、櫛歯部55が押されて弾性変形するので、所望のクリック力が得られないという問題がある。
また、クリック動作時、大きな音を発生するという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は長寿命で、クリック音が小さく、移動のスムーズなクリック感触付電気部品を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、凹凸状のクリック部を有するクリック部材と、前記クリック部に対して係脱を行う係脱部材とを備え、前記クリック部材は、金属板からなる摺動板部と、この摺動板部を保持する支持板部からなり、前記摺動板部は、前記係脱部材の先端部が摺動する摺動部と、前記係脱部材の摺動軌跡上に位置した状態で、前記摺動部の両端部に設けられた一対の屈曲部とを有し、複数個の前記摺動板部は、隣り合う前記摺動板部の前記屈曲部同士を対向させた状態で、所定の間隔をおいて配置されると共に、複数個の前記摺動板部が前記支持板部の一面側で保持されて、前記クリック部が形成され、前記係脱部材が前記摺動部上を摺動すると共に、隣り合う前記摺動板部の前記屈曲部間で形成される凹部に嵌入するようにした構成とした。
【0012】
また、第2の解決手段として、前記支持板部は、合成樹脂の成型品からなり、複数個の前記摺動板部が前記支持板部に埋設されて取り付けられた構成とした。また、第3の解決手段として、前記摺動板部の前記摺動部と前記屈曲部の内面が前記支持板部で支持された構成とした。
【0013】
また、第4の解決手段として、前記屈曲部の先端部が前記支持板部に埋設された構成とした。
また、第5の解決手段として、前記屈曲部は、前記摺動部に対して傾斜して形成された構成とした。
また、第6の解決手段として、前記摺動部の表面が凸状の曲面で形成された構成とした。
【0014】
また、第7の解決手段として、複数個の前記摺動板部は、互いに連結部で繋がれた1枚の金属板で形成された構成とした。
また、第8の解決手段として、前記連結部は、一対の前記屈曲部間に位置する前記摺動部の一端側、或いは両端側に設けられて、複数個の前記摺動板部が互いに連結された構成とした。
【0015】
また、第9の解決手段として、前記係脱部材は、凸部を設けた板バネで構成され、前記凸部が前記クリック部に係脱するようにした構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のクリック感触付電気部品の図面を説明すると、図1は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係る要部断面図、図2は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部と係脱部材の関係を示す要部拡大断面図である。
【0017】
また、図3は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係るクリック部材の平面図、図4は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係るクリック部材の下面図、図5は図3の5−5線における断面図、図6は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係るクリック部材の要部拡大断面図である。
【0018】
また、図7は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第1工程を示す平面図、図8は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第1工程を示す下面図、図9は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第1工程を示す要部拡大断面である。
【0019】
また、図10は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第2工程を示す平面図、図11は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第2工程を示す下面図、図12は図10の12−12線における断面図、図13は本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第2工程を示す要部拡大断面である。
【0020】
また、図14は本発明のクリック感触付電気部品の第2実施例に係るクリック部材の要部拡大断面図、図15は本発明のクリック感触付電気部品の第3実施例に係るクリック部材の要部拡大断面図である。
【0021】
次に、本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例の構成について、回転型可変抵抗器に適用した場合を例にして、図1〜図6に基づいて説明すると、合成樹脂の成型品からなる箱形のケース1は、中央部に孔1aを有する底壁1bと、底壁1bの外周部から直角方向に延びる筒状の側壁1cと、底壁1bと側壁1cとで囲まれた凹部からなる収納部1dを有する。
【0022】
バネ性ある金属板からなる複数の接触片2は、ケース1に埋設して取り付けられ、収納部1d内に突出する接触部2aと、ケース1外に突出する端子2bを有している。
そして、ここでは図示しないが、ケース1の底壁1bがプリント基板上に載置された状態で、端子2がプリント基板に設けられた導電パターンに半田付けされるようになっている。
【0023】
略円板状のクリック部材3は、特に図3〜図6に示すように、合成樹脂の成型品からなる支持板部4と、この支持板部4に保持された複数個の摺動板部5で構成されている。
【0024】
そして、支持板部4は、円板状の板状部4aと、板状部4aの中央部から両側に突出する軸部4bと、軸部4bの中心部に設けられ、操作軸(図示せず)を挿入するための孔4cを有する。
【0025】
また、複数個の摺動板部5は、金属板から打ち抜きされて形成され、各摺動板部5は、表面が凸状の曲面で形成された台形状の摺動部5aと、摺動部5aの両端部から直角に折り曲げられて形成された一対の屈曲部5bを有する。
【0026】
また、複数個のそれぞれの摺動板部5は、所定の間隔をおいて円形状に配置され、摺動部5aの表面と屈曲部5bの一部が露出した状態で、支持板部4の板状部4aの一面側に埋設、保持された状態で、支持板部4に取り付けられている。
【0027】
そして、複数個の摺動板部5が取り付けられた際、隣り合う摺動板部5の屈曲部5b同士は互いに対応すると共に、図6に示すように、摺動部5aと屈曲部5bの内面が支持板部4によって支持(内面に合成樹脂が接触した状態)され、且つ、屈曲部5bの先端部が支持板部4に埋設された状態となっている。
【0028】
このような構成によって、摺動板部5間には、凹部が形成されると共に、摺動部5aで凸部が形成され、その結果、凹凸状をなしたクリック部Kが構成されている。
【0029】
また、複数個の摺動板部5は、一対の屈曲部5b間に位置する摺動部5aの外側の一端側には、互いを連結するリング状の連結部6が設けられると共に、一対の屈曲部5b間に位置する摺動部5aの内側の他端側には、互いを連結するリング状の連結部7が設けられて、複数個の摺動板部5が一体化されている。
【0030】
そして、複数個の摺動板部5は、連結部6,7によって連結されることによって、その支持強度が増されると共に、この連結部6,7は、支持板部4の板状部4aに埋設された状態となっており、この埋設によって、摺動板部5の支持強度が一層大きくなっている。
【0031】
なお、この連結部は、連結部6,或いは7の何れか一方のみで形成しても良い。
このようにして形成されたクリック部材3は、ケース1の収納部1dに収納されると共に、軸部4bが孔1aに挿入されて、回転可能に軸支されている。
なお、摺動板部5には、図示しないが、グリス等の潤滑剤が塗布されている。
【0032】
円板状の絶縁基板8の一面には、ここでは図示しないが、抵抗体と、導電材からなる集電体が形成されており、この絶縁基板8は、収納部1d内に位置した状態で、クリック部材3の一面側で保持され、クリック部材3と共に回転するようになっている。
【0033】
そして、絶縁基板8が取り付けられた際、抵抗体と集電体のそれぞれに接触片2の接触部2aが摺動するようになって、端子2bから可変される抵抗値を取り出すようになっている。
【0034】
金属板等の板バネからなる係脱部材9は、略円環状を呈しており、バネ部9aと、このバネ部9aに設けられた凸部9bを有し、この係脱部材9は、収納部1d内に収納され、凸部9bがクリック部Kに対して係脱可能となっている。
【0035】
金属板等からなる蓋体10は、ケース1の開放部を塞ぐ板状部10aと、クリック部材3の軸部4bを保持する筒部10bを有し、蓋体10がケース1の開放部を塞ぐように、ケース1に取り付けられると共に、蓋体10が取り付けられると、係脱部材9のバネ部9aを押圧して、凸部9bがクリック部Kに弾圧されるようになっている。
また、板状部10bには、図示を省略するが、バーリングによって円筒状の一対の突起が設けられ、係脱部材9に設けた孔に突起が挿入され、クリック部材3を蓋体10にガタ無く保持する。
【0036】
そして、操作軸(図示せず)を介してクリック部材3が回転すると、前述したように、絶縁基板8が回転され、接触片2から可変された抵抗値が引き出されるようになる。
【0037】
また、クリック部材3が回転すると、係脱部材9の凸部9bがクリック部Kに対して係脱を行って、クリック感触を持って回転するようになっている。
そして、このクリック部材3が回転すると、凸部9bは、図3の二点鎖線で示す摺動軌跡S上を摺動しながら移動すると共に、凸部9bは、摺動部5aと、摺動部5aから折り曲げられた屈曲部5bに接触しながら摺動するため、凸部9bの移動が滑らかで、スムーズな移動ができる。
また、摺動部5aは、凸部9bの頂点部分が摺動する箇所を指し、屈曲部6bは、クリック部材3のクリック位置において、凸部9bの頂点部分を挟んだ側部が接する箇所を指す。
【0038】
即ち、摺動板部5に設けられた一対の屈曲部5bは、摺動軌跡S上に位置した状態で形成されたものとなっている。
【0039】
なお、上記実施例では、回転型の電気部品で説明したが、スライド型の電気部品に適用しも良い。
また、係脱部材は、板バネからなるもので説明したが、板バネ以外の部材で係脱部材を構成しても良い。
また、クリック部材3を蓋体10に取り付ける等して非可動とし、係脱部材9を支持部材4に取り付ける等して可動としても良い。
【0040】
次に、本発明におけるクリック部材の製造方法を図7〜図13に基づいて説明すると、先ず、第1工程として、フープ材からなる金属板21が打ち抜き加工と折り曲げ加工されて、図7〜図9に示すように、所定の間隔をおいて円形状に配置され、一対の屈曲部5bを有する複数個の摺動板部5と、摺動板部5の内方を連結する連結部7と、摺動板部5の外方を連結する連結部6が形成されると共に、連結部6が桟部22によって金属板21に繋がれた状態からなる半製品が形成される。
【0041】
次に、第2工程として、図10〜図13に示すように、摺動部5aの表面と屈曲部5bの一部を露出した状態で、摺動板部5と連結部6,7を埋設するように、合成樹脂の成型加工を行って支持板部4を形成する。
【0042】
そして、最後の工程で、支持板部4の外周に沿って桟部22を切断して、金属板21から切り離すと、図3〜図6に示すようなクリック部材3が形成されるようになっている。
なお、本実施例においては、係脱部材を金属で形成し、且つ、摺動部5aも金属で形成しているので、合成樹脂で形成するのに比べて、耐熱特性等が優れている。
【0043】
また、図14は本発明のクリック感触付電気部品の第2実施例を示し、この第2実施例の構成を説明すると、摺動板部5に設けられた一対の屈曲部5bが摺動部5aに対して傾斜して形成されたものである。
【0044】
その他の構成は、前記第1実施例と同様であるので、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
この第2実施例においては、屈曲部5bが傾斜しているため、係脱部材9の移動が一層滑らかで、スムーズな移動ができると共に、形成加工時、成型金型による傾斜した屈曲部5bの押さえ(支持が)確実で、容易となり、精度の良いものが得られる。
【0045】
また、図15は本発明のクリック感触付電気部品の第3実施例を示し、この第3実施例の構成を説明すると、摺動板部5に設けられた一対の屈曲部5bの長さを短くしたものである。
【0046】
その他の構成は、前記第1実施例と同様であるので、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
この第3実施例においては、摺動板部5間の間隔を小さくして、クリック数を多くしたものである。
【0047】
【発明の効果】
本発明のクリック感触付電気部品は、凹凸状のクリック部を有するクリック部材と、クリック部に対して係脱を行う係脱部材とを備え、クリック部材は、金属板からなる摺動板部と、この摺動板部を保持する支持板部からなり、摺動板部は、係脱部材の先端部が摺動する摺動部と、係脱部材の摺動軌跡上に位置した状態で、摺動部の両端部に設けられた一対の屈曲部とを有し、複数個の摺動板部は、隣り合う摺動板部の屈曲部同士を対向させた状態で、所定の間隔をおいて配置されると共に、複数個の摺動板部が支持板部の一面側で保持されて、クリック部が形成され、係脱部材が摺動部上を摺動すると共に、隣り合う摺動板部の屈曲部間で形成される凹部に嵌入するようにした構成とした。
このような構成によって、係脱部材は、摺動板部の屈曲部に摺動するようになって、従来のようなエッジ部の引っ掛かりが無く、長寿命のものが得られる。
また、係脱部材の屈曲部への移動が滑らかになって、移動のスムーズなものが得られ、また、支持部材によって摺動板部方向への移動が抑えられ、更には、振動が減衰され易くなり、クリック音を抑えることができる。
【0048】
また、支持板部は、合成樹脂の成型品からなり、複数個の摺動板部が支持板部に埋設されて取り付けられたため、その製造が簡単で、生産性が良く、安価なものが得られる。
【0049】
また、摺動板部の摺動部と屈曲部の内面が支持板部で支持されたため、摺動部と屈曲部の支持が確実となって、摺動部と屈曲部への係脱部材の摺動動作が良好で、係脱部材の安定した摺動動作を行うことができ、クリック音を抑えることができる。
【0050】
また、屈曲部の先端部が支持板部に埋設されたため、摺動板部の取付が確実にであると共に、屈曲部の支持が確実となり、係脱部材の安定した摺動動作を行うことができる。
また、クリック音を抑えることができる。
【0051】
また、屈曲部は、摺動部に対して傾斜して形成されたため、係脱部材の移動がよりスムーズに行うことができると共に、形成加工時、成型金型による傾斜した屈曲部の押さえ(支持が)確実で、容易となり、精度の良いものが得られる。
更には、屈曲部の先端の上面は、樹脂に覆われることとなり、剥がれることなく、より確実に保持できると共に、クリック音も抑えることができる。
【0052】
また、摺動部の表面が凸状の曲面で形成されたため、摺動部を平坦面にした場合には、クリック部で急激に作動力が変わるが、摺動部が曲面の場合には、徐々に作動力が変化するので、クリック部の操作の違和感がない。
また、係脱部材の側面と当接する摺動板部との角度を緩やかにできるので、クリック音を小さくできる。
【0053】
また、複数個の摺動板部は、互いに連結部で繋がれた1枚の金属板で形成されたため、摺動板部の取付が簡単で、生産性が良く、安価なものが得られる。
【0054】
また、連結部は、一対の屈曲部間に位置する摺動部の一端側、或いは両端側に設けられて、複数個の摺動板部が互いに連結されたため、摺動部の支持が確実となり、係脱部材の安定した摺動動作を行うことができる。
【0055】
また、係脱部材は、凸部を設けた板バネで構成され、凸部がクリック部に係脱するようにしたため、係脱部材が簡単に製造できると共に、特に、係脱部材が板バネで構成されたものにおいて、長寿命のものが得られて、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係る要部断面図。
【図2】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部と係脱部材の関係を示す要部拡大断面図。
【図3】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係るクリック部材の平面図。
【図4】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係るクリック部材の下面図。
【図5】図3の5−5線における断面図。
【図6】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係るクリック部材の要部拡大断面図。
【図7】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第1工程を示す平面図。
【図8】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第1工程を示す下面図。
【図9】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第1工程を示す要部拡大断面。
【図10】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第2工程を示す平面図。
【図11】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第2工程を示す下面図。
【図12】図10の12−12線における断面図。
【図13】本発明のクリック感触付電気部品の第1実施例に係り、クリック部材の製造方法の第2工程を示す要部拡大断面。
【図14】本発明のクリック感触付電気部品の第2実施例に係るクリック部材の要部拡大断面図。
【図15】本発明のクリック感触付電気部品の第3実施例に係るクリック部材の要部拡大断面図。
【図16】従来のクリック感触付電気部品の要部断面図。
【図17】従来のクリック感触付電気部品の分解斜視図。
【図18】従来のクリック感触付電気部品に係るコード板の平面図。
【符号の説明】
1 ケース
1a 孔
1b 底壁
1c 側壁
1d 収納部
2 接触片
2a 接触部
2b 端子
3 クリック部材
4 支持板部
4a 板状部
4b 軸部
4c 孔
5 摺動板部
5a 摺動部
5b 屈曲部
K クリック部
6 連結部
7 連結部
8 絶縁基板
9 係脱部材
9a バネ部
9b 凸部
10 蓋体
10a 板状部
10b 筒部
S 摺動軌跡
21 金属板
22 桟部
Claims (9)
- 凹凸状のクリック部を有するクリック部材と、前記クリック部に対して係脱を行う係脱部材とを備え、前記クリック部材は、金属板からなる摺動板部と、この摺動板部を保持する支持板部からなり、前記摺動板部は、前記係脱部材の先端部が摺動する摺動部と、前記係脱部材の摺動軌跡上に位置した状態で、前記摺動部の両端部に設けられた一対の屈曲部とを有し、複数個の前記摺動板部は、隣り合う前記摺動板部の前記屈曲部同士を対向させた状態で、所定の間隔をおいて配置されると共に、複数個の前記摺動板部が前記支持板部の一面側で保持されて、前記クリック部が形成され、前記係脱部材が前記摺動部上を摺動すると共に、隣り合う前記摺動板部の前記屈曲部間で形成される凹部に嵌入するようにしたことを特徴とするクリック感触付電気部品。
- 前記支持板部は、合成樹脂の成型品からなり、複数個の前記摺動板部が前記支持板部に埋設されて取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のクリック感触付電気部品。
- 前記摺動板部の前記摺動部と前記屈曲部の内面が前記支持板部で支持されたことを特徴とする請求項2記載のクリック感触付電気部品。
- 前記屈曲部の先端部が前記支持板部に埋設されたことを特徴とする請求項3記載のクリック感触付電気部品。
- 前記屈曲部は、前記摺動部に対して傾斜して形成されたことを特徴とする請求項3、又は4記載のクリック感触付電気部品。
- 前記摺動部の表面が凸状の曲面で形成されたことを特徴とする請求項2から5の何れかに記載のクリック感触付電気部品。
- 複数個の前記摺動板部は、互いに連結部で繋がれた1枚の金属板で形成されたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のクリック感触付電気部品。
- 前記連結部は、一対の前記屈曲部間に位置する前記摺動部の一端側、或いは両端側に設けられて、複数個の前記摺動板部が互いに連結されたことを特徴とする請求項7記載のクリック感触付電気部品。
- 前記係脱部材は、凸部を設けた板バネで構成され、前記凸部が前記クリック部に係脱するようにしたことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載のクリック感触付電気部品。
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