JP2004207068A - 誘電体バリア放電型低圧放電ランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】管状ガラスランプ容器の両端部に配設された外部電極にランプ軸方向に細長い形状の開口部を設けることによって有効発光長を長くする。
【解決手段】誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11において、管状ガラスランプ容器20の両端部の外表面に外部電極22,27を配設し、この外部電極にランプ軸方向に細長い開口部100,101を設けることにより、ランプ管のほぼ全長から発光するようにし、有効発光長を従来のものよりも長くする。また、外部電極の配設部分の内側の管状ガラスランプ容器20の内壁面に蛍光体層70を設けず、光透過性の保護膜80だけを設けることにより、蛍光体層への水銀吸着による水銀消耗が無く、ランプが長寿命化する。
【選択図】 図1
【解決手段】誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11において、管状ガラスランプ容器20の両端部の外表面に外部電極22,27を配設し、この外部電極にランプ軸方向に細長い開口部100,101を設けることにより、ランプ管のほぼ全長から発光するようにし、有効発光長を従来のものよりも長くする。また、外部電極の配設部分の内側の管状ガラスランプ容器20の内壁面に蛍光体層70を設けず、光透過性の保護膜80だけを設けることにより、蛍光体層への水銀吸着による水銀消耗が無く、ランプが長寿命化する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は誘電体バリア放電型低圧放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
管状ガラスランプ容器の外表面に電極を備える、いわゆる誘電体バリア放電型低圧放電ランプとして、例えば実開昭61−126559号公報に記載されたものが知られている。この既知のランプは、以下の方法で容易に実現できる構造である。
【0003】
図7のランプ軸方向断面図、図8の電極部円周方向断面図において、10は誘電体バリア放電型低圧放電ランプであり、20は両端が封止された管状ガラスランプ容器である。この管状ガラスランプ容器20の内部には、希ガスもしくは水銀と希ガスの混合ガス等のイオン化可能な充填剤60が封入される。
【0004】
管状ガラスランプ容器20の内壁面には、必要に応じて蛍光体層70が形成される。管状ガラスランプ容器20の両端部外面には、外部電極21,26が配設されている。この外部電極21,26は、電流導体層として例えばアルミ箔および導電性粘着剤からなる金属テープを巻着することによって形成する。
【0005】
【特許文献1】
実開昭61−126559号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の従来の誘電体バリア放電型低圧放電ランプでは、管状ガラスランプ容器20内に電極が配置されていないために電極の消耗が起こらず、寿命が長いという特長がある。しかし、管状ガラスランプ容器20の両端部の外部電極21,26を配設している部分は非発光部分であるため、有効発光長が短くなる問題点があった。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、管状ガラスランプ容器の両端部に配設された外部電極にランプ軸方向に細長い形状の開口部を設けることによって有効発光長を長くできる誘電体バリア放電型低圧放電ランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の誘電体バリア放電型低圧放電ランプは、管状ガラスランプ容器にその両端部の外面を覆うように外部電極を配設し、前記外部電極の少なくとも一方に、前記管状ガラスランプ容器内からの光を透過させるランプ軸方向に細長い開口部を設けたものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記開口部は、前記外部電極に占める割合がランプ軸方向中央部に近い方では大きく、ランプ管端に近い方では小さくなる形状にしたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記管状ガラスランプ容器の内壁面における前記外部電極の非配設部分の内側に当たる部分に、光透過性の保護膜とその内側の蛍光体層とを形成したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項3の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記管状ガラスランプ容器の内壁面における前記外部電極の配設部分の内側に当たる部分に、光透過性の保護膜を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項1〜4の発明の誘電体バリア放電型低圧放電ランプでは、管状ガラスランプ容器の両端部の外表面に外部電極を配設し、この外部電極にランプ軸方向に細長い開口部を設けることにより、外部電極の存在しないランプ中央部ではガラスランプ容器の全体から発光し、またランプ管端では外部電極の開口部から発光し、ランプ管のほぼ全長から発光することになって有効発光長が従来のものと比べて長くなる。また、外部電極の配設部分の内側の管状ガラスランプ容器の内壁面に蛍光体層を設けず、光透過性の保護膜だけを設けることにより、蛍光体層への水銀吸着による水銀消耗が無く、ランプが長寿命化する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1〜図3は本発明の1つの実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11の構成を示している。本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11では、管状ガラスランプ容器20にその両端部の外面を覆うように外部電極22,27を配設し、この外部電極22,27それぞれに、管状ガラスランプ容器20内からの光を透過させるランプ軸方向に細長い開口部100,101を設けている。
【0014】
管状ガラスランプ容器20の内壁部には、半透明の光透過性保護膜80をほぼ全面に渡った設け、外部電極22,27に対向する両端部を残して保護膜80のさらに内側に蛍光体層70を形成している。管状ガラスランプ容器20の内部の放電空間には従来同様に充填剤60を封入している。
【0015】
外部電極22,27は従来と同様、例えば、アルミ箔に導電性粘着剤を付着させた金属テープで構成する。
【0016】
本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11は、図4に示すように例えばバックライト装置のような照明装置90の電源電極91,95に装着し、電源電極91,95を通じて各ランプ11の外部電極22,27間に高周波高電圧を印加することによって放電点灯させる。
【0017】
本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11では、この発光において、外部電極22,27の存在しないランプ中央部ではガラスランプ容器の全体から発光し、またランプ管端では外部電極22,27の開口部100,101から発光し、ランプ管のほぼ全長から発光することになって有効発光長が従来のものと比べて長くなる。また、外部電極の配設部分の内側の管状ガラスランプ容器の内壁面に蛍光体層を設けず、光透過性の保護膜だけを設けることにより、蛍光体層への水銀吸着による水銀消耗が無く、ランプが長寿命化する。
【0018】
なお、外部電極22,27に設ける開口部100,101の形状は特に限定されることはなく、例えば、図5に示したように細長い三角形状にすることにより、外部電極22,27に占める開口割合がランプ軸方向中央部に近い方では大きく、ランプ管端に近い方では小さくなる形状にしてもよい。あるいは、図6に示したように、細長い半楕円形にすることもできる。
【0019】
【実施例】
本発明の実施例の特性を、比較例と比較して説明する。
【0020】
[本発明実施例]
<管状ガラスランプ容器>
材質:ホウ珪酸ガラス。
【0021】
寸法:外径2.6mm、内径2.0mm、全長350mm。
【0022】
<金属テープ>
アルミニウム箔+導電性粘着剤。
【0023】
寸法:厚み0.05mm、配設部の長さ20mm。
【0024】
開口部:管状ガラスランプ容器円周方向180°。
【0025】
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体、厚み:20μm。
【0026】
<封入物>
封入ガス:ネオンとアルゴンの混合ガス(組成比:ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%)。
【0027】
封入圧:60Torr。
【0028】
水銀:封入量3mg。
【0029】
[比較例]
<管状ガラスランプ容器>
材質:ホウ珪酸ガラス。
【0030】
寸法:外径2.6mm、内径2.0mm、全長350mm。
【0031】
<金属テープ>
アルミニウム箔+導電性粘着剤。
【0032】
寸法:厚み0.05mm、配設部の長さ20mm。
【0033】
開口部は設けず、ランプ容器の端部全周に巻着。
【0034】
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体、厚み:20μm。
【0035】
<封入物>
封入ガス:ネオンとアルゴンの混合ガス(組成比:ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%)。
【0036】
封入圧:60Torr。
【0037】
水銀:封入量3mg。
【0038】
本発明実施例と比較例の誘電体バリア放電型低圧放電ランプについて、有効発光長を比較したところ、比較例では外部電極部分が非発光部であったが、外部電極に開口部を設けた本発明実施例では、有効発光長が長いことが確認できた。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、管状ガラスランプ容器の両端部の外表面に外部電極を配設し、この外部電極にランプ軸方向に細長い開口部を設けたので、外部電極の存在しないランプ中央部ではガラスランプ容器の全体から発光し、またランプ管端では外部電極の開口部から発光し、ランプ管のほぼ全長から発光することになって有効発光長が従来のものと比べて長くできる。また、外部電極の配設部分の内側の管状ガラスランプ容器の内壁面に蛍光体層を設けず、光透過性の保護膜だけを設ければ、蛍光体層への水銀吸着による水銀消耗が無く、ランプを長寿命化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のランプ軸方向の断面図。
【図2】図1におけるII−II線断面図。
【図3】上記実施の形態の正面図。
【図4】上記実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプを装着した照明装置の斜視図。
【図5】本発明の他の実施の形態の斜視図。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態の斜視図。
【図7】従来例のランプ軸方向の断面図。
【図8】図7におけるVIII-VIII線断面図。
【符号の説明】
11 誘電体バリア放電型低圧放電ランプ
20 管状ガラスランプ容器
22,27 外部電極
60 充填剤
70 蛍光体層
80 保護膜
100,101 開口部
【発明の属する技術分野】
本発明は誘電体バリア放電型低圧放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
管状ガラスランプ容器の外表面に電極を備える、いわゆる誘電体バリア放電型低圧放電ランプとして、例えば実開昭61−126559号公報に記載されたものが知られている。この既知のランプは、以下の方法で容易に実現できる構造である。
【0003】
図7のランプ軸方向断面図、図8の電極部円周方向断面図において、10は誘電体バリア放電型低圧放電ランプであり、20は両端が封止された管状ガラスランプ容器である。この管状ガラスランプ容器20の内部には、希ガスもしくは水銀と希ガスの混合ガス等のイオン化可能な充填剤60が封入される。
【0004】
管状ガラスランプ容器20の内壁面には、必要に応じて蛍光体層70が形成される。管状ガラスランプ容器20の両端部外面には、外部電極21,26が配設されている。この外部電極21,26は、電流導体層として例えばアルミ箔および導電性粘着剤からなる金属テープを巻着することによって形成する。
【0005】
【特許文献1】
実開昭61−126559号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の従来の誘電体バリア放電型低圧放電ランプでは、管状ガラスランプ容器20内に電極が配置されていないために電極の消耗が起こらず、寿命が長いという特長がある。しかし、管状ガラスランプ容器20の両端部の外部電極21,26を配設している部分は非発光部分であるため、有効発光長が短くなる問題点があった。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、管状ガラスランプ容器の両端部に配設された外部電極にランプ軸方向に細長い形状の開口部を設けることによって有効発光長を長くできる誘電体バリア放電型低圧放電ランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の誘電体バリア放電型低圧放電ランプは、管状ガラスランプ容器にその両端部の外面を覆うように外部電極を配設し、前記外部電極の少なくとも一方に、前記管状ガラスランプ容器内からの光を透過させるランプ軸方向に細長い開口部を設けたものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記開口部は、前記外部電極に占める割合がランプ軸方向中央部に近い方では大きく、ランプ管端に近い方では小さくなる形状にしたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記管状ガラスランプ容器の内壁面における前記外部電極の非配設部分の内側に当たる部分に、光透過性の保護膜とその内側の蛍光体層とを形成したことを特徴とするものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項3の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記管状ガラスランプ容器の内壁面における前記外部電極の配設部分の内側に当たる部分に、光透過性の保護膜を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項1〜4の発明の誘電体バリア放電型低圧放電ランプでは、管状ガラスランプ容器の両端部の外表面に外部電極を配設し、この外部電極にランプ軸方向に細長い開口部を設けることにより、外部電極の存在しないランプ中央部ではガラスランプ容器の全体から発光し、またランプ管端では外部電極の開口部から発光し、ランプ管のほぼ全長から発光することになって有効発光長が従来のものと比べて長くなる。また、外部電極の配設部分の内側の管状ガラスランプ容器の内壁面に蛍光体層を設けず、光透過性の保護膜だけを設けることにより、蛍光体層への水銀吸着による水銀消耗が無く、ランプが長寿命化する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1〜図3は本発明の1つの実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11の構成を示している。本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11では、管状ガラスランプ容器20にその両端部の外面を覆うように外部電極22,27を配設し、この外部電極22,27それぞれに、管状ガラスランプ容器20内からの光を透過させるランプ軸方向に細長い開口部100,101を設けている。
【0014】
管状ガラスランプ容器20の内壁部には、半透明の光透過性保護膜80をほぼ全面に渡った設け、外部電極22,27に対向する両端部を残して保護膜80のさらに内側に蛍光体層70を形成している。管状ガラスランプ容器20の内部の放電空間には従来同様に充填剤60を封入している。
【0015】
外部電極22,27は従来と同様、例えば、アルミ箔に導電性粘着剤を付着させた金属テープで構成する。
【0016】
本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11は、図4に示すように例えばバックライト装置のような照明装置90の電源電極91,95に装着し、電源電極91,95を通じて各ランプ11の外部電極22,27間に高周波高電圧を印加することによって放電点灯させる。
【0017】
本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ11では、この発光において、外部電極22,27の存在しないランプ中央部ではガラスランプ容器の全体から発光し、またランプ管端では外部電極22,27の開口部100,101から発光し、ランプ管のほぼ全長から発光することになって有効発光長が従来のものと比べて長くなる。また、外部電極の配設部分の内側の管状ガラスランプ容器の内壁面に蛍光体層を設けず、光透過性の保護膜だけを設けることにより、蛍光体層への水銀吸着による水銀消耗が無く、ランプが長寿命化する。
【0018】
なお、外部電極22,27に設ける開口部100,101の形状は特に限定されることはなく、例えば、図5に示したように細長い三角形状にすることにより、外部電極22,27に占める開口割合がランプ軸方向中央部に近い方では大きく、ランプ管端に近い方では小さくなる形状にしてもよい。あるいは、図6に示したように、細長い半楕円形にすることもできる。
【0019】
【実施例】
本発明の実施例の特性を、比較例と比較して説明する。
【0020】
[本発明実施例]
<管状ガラスランプ容器>
材質:ホウ珪酸ガラス。
【0021】
寸法:外径2.6mm、内径2.0mm、全長350mm。
【0022】
<金属テープ>
アルミニウム箔+導電性粘着剤。
【0023】
寸法:厚み0.05mm、配設部の長さ20mm。
【0024】
開口部:管状ガラスランプ容器円周方向180°。
【0025】
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体、厚み:20μm。
【0026】
<封入物>
封入ガス:ネオンとアルゴンの混合ガス(組成比:ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%)。
【0027】
封入圧:60Torr。
【0028】
水銀:封入量3mg。
【0029】
[比較例]
<管状ガラスランプ容器>
材質:ホウ珪酸ガラス。
【0030】
寸法:外径2.6mm、内径2.0mm、全長350mm。
【0031】
<金属テープ>
アルミニウム箔+導電性粘着剤。
【0032】
寸法:厚み0.05mm、配設部の長さ20mm。
【0033】
開口部は設けず、ランプ容器の端部全周に巻着。
【0034】
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体、厚み:20μm。
【0035】
<封入物>
封入ガス:ネオンとアルゴンの混合ガス(組成比:ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%)。
【0036】
封入圧:60Torr。
【0037】
水銀:封入量3mg。
【0038】
本発明実施例と比較例の誘電体バリア放電型低圧放電ランプについて、有効発光長を比較したところ、比較例では外部電極部分が非発光部であったが、外部電極に開口部を設けた本発明実施例では、有効発光長が長いことが確認できた。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、管状ガラスランプ容器の両端部の外表面に外部電極を配設し、この外部電極にランプ軸方向に細長い開口部を設けたので、外部電極の存在しないランプ中央部ではガラスランプ容器の全体から発光し、またランプ管端では外部電極の開口部から発光し、ランプ管のほぼ全長から発光することになって有効発光長が従来のものと比べて長くできる。また、外部電極の配設部分の内側の管状ガラスランプ容器の内壁面に蛍光体層を設けず、光透過性の保護膜だけを設ければ、蛍光体層への水銀吸着による水銀消耗が無く、ランプを長寿命化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のランプ軸方向の断面図。
【図2】図1におけるII−II線断面図。
【図3】上記実施の形態の正面図。
【図4】上記実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプを装着した照明装置の斜視図。
【図5】本発明の他の実施の形態の斜視図。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態の斜視図。
【図7】従来例のランプ軸方向の断面図。
【図8】図7におけるVIII-VIII線断面図。
【符号の説明】
11 誘電体バリア放電型低圧放電ランプ
20 管状ガラスランプ容器
22,27 外部電極
60 充填剤
70 蛍光体層
80 保護膜
100,101 開口部
Claims (4)
- 管状ガラスランプ容器にその両端部の外面を覆うように外部電極を配設し、
前記外部電極の少なくとも一方に、前記管状ガラスランプ容器内からの光を透過させるランプ軸方向に細長い開口部を設けて成る誘電体バリア放電型低圧放電ランプ。 - 前記開口部は、前記外部電極に占める割合がランプ軸方向中央部に近い方では大きく、ランプ管端に近い方では小さくなる形状にしたことを特徴とする請求項1に記載の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ。
- 前記管状ガラスランプ容器の内壁面における前記外部電極の非配設部分の内側に当たる部分に、光透過性の保護膜とその内側の蛍光体層とを形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ。
- 前記管状ガラスランプ容器の内壁面における前記外部電極の配設部分の内側に当たる部分に、光透過性の保護膜のみを設けたことを特徴とする請求項3に記載の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002375428A JP2004207068A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 誘電体バリア放電型低圧放電ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002375428A JP2004207068A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 誘電体バリア放電型低圧放電ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004207068A true JP2004207068A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32813185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002375428A Pending JP2004207068A (ja) | 2002-12-25 | 2002-12-25 | 誘電体バリア放電型低圧放電ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004207068A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007035585A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 外部電極型蛍光ランプ及びバックライトユニット |
-
2002
- 2002-12-25 JP JP2002375428A patent/JP2004207068A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007035585A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 外部電極型蛍光ランプ及びバックライトユニット |
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