JP2004206604A - アンケートシステム、サービス提供システム、及びプログラム - Google Patents

アンケートシステム、サービス提供システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】アンケートを通して有用な情報をより得られるようにするための技術を提供する。
【解決手段】サービス提供システム101を構成するサーバー110は、通信ネットワーク102を介して接続される端末装置103のユーザーに有償のサービスを提供すると、その内容を示すデータを売上管理DB112にストアすることにより、そのユーザーが利用したサービスの履歴をそれに保存する。そのユーザーを対象にアンケートを実施する場合には、その履歴を参照して質問事項の設問を行い、アンケートを実施する。そのアンケートに協力したユーザーには、履歴を参照して決定した特典を供与する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを介して提供されるサービスをそれと接続可能な端末装置のユーザーがより快適に利用できるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報インフラストラクチャとして通信ネットワークが急速に発展している。様々な通信ネットワークを結ぶグローバルな情報インストラクチャであるインターネット上には、情報の発信(配信)や商品の販売などといった各種サービスの提供を目的としたサイトが多数、開設されている。それにより、現在では、インターネットはサービス提供のための手段として幅広く利用されている。サービス提供システムは、サイトでのサービス提供用に構築されるものである。
【0003】
より多くの人に繰り返し利用してもらえるようにするには、快適に利用できる環境を実現させることも重要である。このため、インターネット上に開設されたサイトの大部分では、より快適な環境を実現できるように、利用者の意見を得るための仕組みが用意されている。
【0004】
その仕組みの一つによって実施されるものに、質問事項に対する回答を求めるアンケートがある。そのアンケートは、利用者に協力を依頼する形で実施するのが普通である。アンケートシステムは、利用者、即ちインターネット等の通信ネットワークと接続された端末装置のユーザーを対象にアンケートを行うものである。
【0005】
そのアンケートでは、設問(質問事項)数が多くなると、回答するのが面倒であるとの印象を相手に与えてしまい、回答が得られなくなる可能性が高くなる。回答できない設問では得たい情報が得られなくなり、回答するのが面倒な印象を与える設問では、やはり回答が得られない可能性が高くなる。このようなことから、アンケートの質問事項には、協力を依頼している関係上、その内容や数には制約が存在するのが実情である。それにより、より少ない設問数でより有用な情報が得られるようにすることが求められている。
【0006】
より少ない設問数でより有用な情報が得られるようにするには、人に合った質問事項を設問しなければならない。このことから、最近では、会員登録時に入力した個人情報に着目して会員のなかからアンケートを実施する会員を抽出し、抽出した会員を対象にそのアンケートを実施することも行われている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−358268号公報
【特許文献2】
特開2002−342650号公報
【特許文献3】
特開2002−342552号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
登録された個人情報に着目してアンケートを実施する会員を抽出する従来のアンケートシステムでは、それを実施する会員に応じて設問を変えられるため、単に画一的な設問でアンケートを実施する場合と比較して、有用な情報をより高い確率で得ることが可能である。しかし、登録された個人情報からでは、一般的な分け方でしか会員を分けることができない。このため、会員に合った適切な設問で必ずしもアンケートを実施できないという問題点があった。それにより、有用な情報を得られる確率の向上は期待できるほど大きなものでなかった。
【0009】
ところで、アンケートでは、それに対する回答がより得られるように、回答した人にサービスや品物、或いは蓄積可能なポイントなどを特典として供与することが広く行われている。しかし、特典を供与するようにしても、その特典がアンケートの対象となる人にとって魅力がなければ、アンケートに対する回答が増える見込みは低いということになる。このことから、より多くの回答が得られるようにするには、言い換えれば有用な情報をより得られるようにするには、アンケートの設問と同様に、特典も人に合った適切なものとすることが重要であると考えられる。
【0010】
本発明の課題は、アンケートを通して有用な情報をより得られるようにするための技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1、及び第2の態様のアンケートシステムは共に、通信ネットワークを介して接続されるサービス提供システムが提供のサービスを利用した端末装置のユーザーを対象にアンケートを行うことを前提とし、それぞれ以下の手段を具備する。
【0012】
第1の態様のアンケートシステムは、端末装置のユーザーが利用した、サービス提供システムが提供のサービスの履歴を取得する履歴取得手段と、履歴取得手段が取得したサービスの履歴を基に質問事項を決定し、該決定した質問事項への回答を端末装置のユーザーに対して求めるアンケートを実施するアンケート手段と、を具備する。
【0013】
第2の態様のアンケートシステムは、上記第1の態様における構成に加えて、アンケート手段により提示した質問事項に対する端末装置のユーザーの回答を基に、該ユーザーに供与すべき特典を自動的に決定する特典決定手段、を更に具備する。
【0014】
本発明のサービス提供システムは、通信ネットワークを介して接続される端末装置のユーザーを対象にサービスを提供することを前提とし、端末装置のユーザーが利用したサービスの履歴を取得する履歴取得手段と、履歴取得手段が取得したサービスの履歴を基に、端末装置のユーザーに供与する特典を自動的に決定する特典決定手段と、を具備する。
【0015】
本発明の第1、及び第2の態様のプログラムは、ぞれぞれ上記第1の態様のアンケートシステム、及び上記サービス提供システムを実現させるために、その構築に用いられるデータ処理装置に求められる機能を実現させる。
本発明では、端末装置のユーザーが利用したサービスの履歴を基に、そのユーザーへの質問事項を決定し、その決定した質問事項への回答を求めるアンケートを実施する。
【0016】
サービスの履歴は、アンケートへの協力を求めるユーザーの考え方や価値観、或いはその能力などの特徴を表すものである。このことから、その履歴を参照することにより、そのユーザーに合った質問事項を決定することが可能となる。その結果、協力が得やすく、且つそのユーザーからより有用な情報が得られるようなアンケートを実施することが可能となる。
【0017】
また、特典を供与するような場合には、ユーザーに合った、或いはそのユーザーにとって望ましい特典を高い確率で自動的に特定することが可能となる。
上述したようなことは何れも、アンケートの協力者が増えるように作用する。このことから、結果として、アンケートを通して有用な情報はより得られるようになる。有用な情報がより得られることによって、ユーザーがサービスをより快適に利用できるように環境を整備することも容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態によるサービス提供システムを有するネットワークシステムの構成を示す図である。
【0019】
そのサービス提供システム(以下「提供システム」)101は、楽器演奏の学習に係わるサービスを提供するものである。ネットワークシステムは、図1に示すように、その提供システム101を通信ネットワーク102と接続することにより、そのネットワーク102を介して端末装置103を接続できるように構築されている。
【0020】
上記通信ネットワーク102は、例えばインターネットや公衆網などをまとめて表したものである。端末装置103は、提供システム101が楽器演奏の学習に係わるサービスを提供することから、電子楽器104を接続可能なものか、或いは通信機能を搭載した電子楽器104である。電子楽器104を接続可能なものであった場合には、例えばパーソナル・コンピュータ、或いはPDA(Personal Digital Assistants )であり、例えば電話網、或いはケーブルテレビ網などの公衆網、及びインターネットとの接続サービスを行っているISP(InternetService Provider )を介してそのインターネットと接続される。ここでは、端末装置103は電子楽器104が接続可能なものであるとの前提で説明することとする。なお、通信ネットワーク102は、それら以外のもの、或いは別の組み合わせのものであっても良い。
【0021】
提供システム101は、サーバー110を用いて構築されている。そのサーバー110は、会員登録した端末装置103のユーザーを対象に有償を含むサービスを提供する。ここでは混乱を避けるために、便宜的にサーバー110は1台であるとする。
【0022】
その有償のサービスを提供した場合の決済を行うために、専用線などの通信ネットワークを介して外部決済会社105が接続されている。その決済会社105とは、例えばキャッシュカードを用いて行われたショッピングの情報を対応する金融機関に中継したり、或いは金融機関が提供するサービスを代行するといったサービスを提供するセンタである。
【0023】
サーバー110は、会員データベース(DB)111、売上管理DB112、及び回答DB113を含む各種DBを管理する。それらDB111〜113を含むDBは、特には図示していないが、例えばそれに搭載、或いは接続されたハードディスク装置等の記憶装置上に構築されている。
【0024】
本実施の形態では、端末装置103のユーザー(会員)に対し、教材を販売する販売サービス、質問等に対して回答する形でアドバイスするアドバイスサービス、及び教材を用いて行った練習結果を評価する採点サービス、などを提供する。それらのサービスのうちの幾つかは、専用のソフトウェアにより利用できるようにさせている。そのソフトウェアは、端末装置103のユーザーが広くサービスを受けられるように、サーバー110からダウンロードできるようにさせている。以降、そのソフトウェアについては「SYS1」、そのSYS1に搭載されたアドバイスサービス、及び採点サービス提供用の各機能については「SYS2」「SYS3」とそれぞれ呼ぶことにする。
【0025】
サーバー110が管理する売上管理DB112は、会員に提供した有償のサービスを管理するためのものである。回答DB113は、アンケートに対する会員の回答を管理するためのものである。会員の個人情報保存用の会員DB111には、会員毎に、IDやパスワード、登録日時等の他に、図18に示す画面上で入力されたデータが個人情報として保存される。
【0026】
図2は、サーバー110が実行するプログラムの機能構成を示す図である。
そのサーバー110は、提供システム101がインターネットと接続されていることから、ソフトウェアであるWebサーバー200を実行する。そのサーバー200は、例えばハードディスク装置に格納されている。そのサーバー200には、図2に示すように、会員登録や登録された会員の抹消等を行うための会員登録部201、会員が所望の教材を販売するための教材販売部202、アドバイスの要求を受け付けるためのSYS2受付部203、要求されたアドバイスに対する回答を提示するためのSYS2結果提示部204、採点サービスの要求を受け付けるためのSYS3受付部205、及び会員に対してアンケートを実施するためのアンケート部206が搭載されている。
【0027】
上記教材販売部202は、別売りの教材の販売を行う。その教材は、図3に示すように、教材の特性や楽曲の曲名などのデータからなる教材情報と、それぞれが異なる楽曲の演奏内容を示す複数の曲データと、から構成されている。それにより、1つの教材を購入すると、複数楽曲の練習を行えるようになっている。図中「SUP1」は、SYS1に添付する形で配布される、販売の対象にならない教材を表し、図中「SUPx」は、教材販売部202が販売の対象とする別売りの教材を表している。
【0028】
SYS2受付部203は、会員からの質問を受け付け、例えばその質問に対して回答する形でアドバイスを行う立場の人(以降「講師」と呼ぶ)にそのアドバイスを求めるものである。SYS3結果提示部204は、その講師から送られたアドバイスを保存し、会員からの要求により提示する。
【0029】
端末装置103にインストールされたSYS1に搭載の採点サービス提供用の機能であるSYS3の起動には、サーバー110から送信される鍵を必要とさせている。このため、SYS3受付部205は、会員からの要求により、鍵を有償で端末装置103に送信するようになっている。
【0030】
各部202〜205によって提供する販売サービス、アドバイスサービス、及び採点サービスは、通常、有償(有料)で提供するオプションサービスである。それらのサービスを提供した場合に、売上管理DB112は更新される。その一方では、サーバー110は外部決済会社105に対し、その代金を会員から徴収するための決済要求を行い、その決済会社105からは、その要求により行った決済の完了通知を受け取る。
【0031】
売上管理DB112の更新は、例えば提供したサービスの種類、その提供(利用)日時、会員のID、及び代金などのデータをストアすることで行われる。それにより、会員に提供したサービスの履歴はそのDB112に保存される。
アンケート部206は、各部202〜205により会員に提供したサービスの履歴を参照して、会員に提示する質問事項を決定しアンケートを実施する。その履歴を参照した場合、会員が受けたサービスに着目して、的を絞った質問事項を設問することができる。つまり、会員が回答できない質問事項は排除しつつ、そのサービスをより良くするうえで有用な情報が得られる質問事項を設問することができる。このため、回答が容易な印象を与えるアンケートを実施することができ、有用な情報は高い確率で得られることとなる。回答が容易であるとの印象を与えることにより、アンケート自体もより多く実施できることになる。
【0032】
上記履歴を参照すると、サービス別に、会員の利用状況を把握することができる。このため、本実施の形態では、アンケートの回答がより多くなるように、有償のサービスのなかで回答者が所望している、或いは今後、利用すると考えられる可能性が高いサービスを選択し、それを特典として無償で提供するようにしている。そのようなサービスをより確実に選択できるように、アンケートの回答も考慮している。
【0033】
上記のような特典をユーザー(会員)に供与するのを決定すると、サーバー110は、例えば特には図示しない特典管理用のDB(以降、「特典管理DB」と呼ぶ)に、その特典で受けられるサービスの種類、及び会員のIDなどのデータをストアする。それにより、サービスの提供を会員が要求した場合、サーバー110は、その会員のIDをキーにして特典管理DBからレコードを抽出し、抽出したレコードにストアされているデータを参照することにより、特典として供与したサービスを会員に対して無償で提供できるようにさせている。
【0034】
提供システム101を構成するサーバー110は、上述した各部202〜206を搭載のWebサーバー200を実行することにより動作する。次に、図4〜図17に示す各種フローチャート、及び図18〜図23に示す各種説明図を参照して、そのサーバー110、及びそれが提供のサービスを利用する会員であるユーザーが使用する端末装置103の各動作について詳細に説明する。
【0035】
図4は、端末装置103をサーバー110と接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである。端末装置103とサーバー110間で行われる通信に着目して、端末装置103、及びサーバー110が実行する処理を抜粋してその流れの例を示したものである。始めに、図4を参照して、端末装置103をサーバー110と接続させた場合に、それらがそれぞれ実行する処理、及びその流れについて詳細に説明する。
【0036】
なお、図4〜図7に示すフローチャートは、例えば、端末装置103に搭載されたCPUはハードディスク装置等に格納されたSYS1を含むプログラムを、サーバー110に搭載されたCPUはハードディスク装置等に格納されたWebサーバー200をそれぞれ実行することで実現される。端末装置103とサーバー110の接続(リンクの確立)、即ち通信の開設は、例えばダイヤルアップ接続により端末装置103をISPと接続させた後、提供システム101のURL(Uniform Resource Locator)を指定してそれとの接続を指示することで行われる。
【0037】
それらの間にリンクが確立すると、特には図示していないが、サーバー110はメニュー画面を端末装置103に送信する。そのメニュー画面には、要求するサービスを選択するための各種アイコン(ボタン)が配置されている。その画面を表示装置上に表示させた後に端末装置103は、そのアイコンとして配置された会員登録を要求するための「登録」アイコンがクリック(オン)されたか否か判定する(ステップST1)。それをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなって、次に会員登録を要求するための登録要求信号をサーバー110に送信する(ステップST2)。そうでない場合には、判定はNOとなり、他のアイコンがクリックされたか否か判定するための処理に移行する。ここではステップST1〜ステップST9に移行する途中の過程は特に重要ではないことから省略している。以降も同様に、特に重要でない過程についての説明は省略する。
【0038】
上記登録要求信号を受信したサーバー110は、図18に示す登録フォーマット画面(例えばHTMLデータ等のマークアップ言語で記述されたデータである。他の画面についても同様)を端末装置103に送信する(ステップSS1)。その画面には、図18に示すように、個人情報入力用の各種ボックスやラジオボタン、及び「登録」「キャンセル」の各アイコン(ボタン)が配置されている。都道府県名や所有する楽器の種類、楽譜を読めるか否か、といったことは、プルダウンボタンをクリックして表示される項目のなかから選択させるようになっている。
【0039】
端末装置103は、サーバー110からその画面を受信すると、それを表示装置上に表示させる(ステップST3)。次に移行するステップST4では、その画面上にデータを入力したか否か判定する。ユーザーがキーボードやマウスなどの入力装置を操作してデータ入力を行った場合、判定はYESとなり、ステップST5でその操作により入力が指示されたデータを画面上に表示させた後、ステップST6に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、次にそのステップST6の処理を実行する。
【0040】
ステップST6では、その画面上の「登録」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなり、画面上に入力されたデータを登録すべき登録データとしてサーバー110に送信する(ステップST7)。そうでない場合には、判定はNOとなってステップST4に戻り、データ入力を行える状態を維持させる。なお、ここでは便宜的に、「キャンセル」アイコンをクリックした場合に係わる処理は省略している。
【0041】
登録データを受信したサーバー110は、それに現在日時などを付加して会員DB111にストアする(ステップSS2)。次に新たな会員に対してID/パスワードを発行する(ステップSS3)。その後は、発行したID/パスワードを会員DB111にストアするとともに、それらをSYS1と併せて端末装置103に送信する(ステップSS4)。図中「SW1」は、教材(図3参照)が付加されたSYS1を表している。
【0042】
それらをサーバー110から受信した端末装置103は、ID/パスワードは表示装置上に表示させ、SW1はハードディスク装置等にストアする(ステップST8)。その後に、SW1を構成するSYS1による制御を有効とさせるSYS1処理を実行する(ステップST9)。それ以降に実行する処理の説明は省略する。
【0043】
図5〜図7は、上記ステップST9として実行されるSYS1処理のフローチャートである。次に図5〜図7を参照して、そのSYS1処理について詳細に説明する。
そのSYS1処理では、ユーザーの指示に応じて、サーバー110へのアクセスを行うようになっている。このことから、ここでは理解を容易とする意味からも、サーバー110が実行する処理を併せて示してある。
【0044】
先ず、ステップST11では、SYS1が存在しているか否か判定する。それがハードディスク装置等に格納されていた場合、判定はYESとなってステップST12に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0045】
ステップST12では、SYS1の起動が指示されたか否か判定する。ユーザーが入力装置を操作してその起動を指示した場合、判定はYESとなり、それを起動させた後にステップST13に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。SYS1を起動させたことにより、ステップST13以降はSYS1による制御で処理が行われる。
【0046】
ステップST13では、現在、存在する教材のなかから練習に用いる教材をユーザーに選択させるための教材選択画面を表示装置上に表示させる。その画面は、例えば教材を示すデータ(教材情報中から抽出したデータなど)のリストや新たな教材の購入を指示するための「教材購入」アイコンなどが配置されたものである。続くステップST14では、教材が選択されたか否か判定する。リスト上のデータをユーザーがクリックしたような場合、判定はYESとなってステップST16に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップST15に移行する。
【0047】
ステップST15では、「教材購入」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなって図7のステップST27に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップST14に戻る。それにより、ユーザーが教材を選択するか、或いは教材の購入を指示するのを待つ。
【0048】
教材には、図3に示すように、複数の楽曲の曲データが含まれている。このことから、ステップST16では、ユーザーが選択した教材中から教材情報を抽出し、それに曲データが含まれている楽曲名の一覧を表示させる。次のステップST17では、そのなかからユーザーが楽曲を選択したか否か判定する。一覧のなかの何れかの楽曲名をユーザーがクリックしたような場合、判定はYESとなってステップST19に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなってステップST18に移行する。
【0049】
ステップST18では、楽曲名の一覧と併せて表示した「戻り」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなって上記ステップST13に戻り、教材選択画面を再度、表示させる。一方、そうでない場合には、判定はNOとなってステップST17に戻る。それにより、ユーザーが楽曲名を選択するか、或いは前の状態に戻ることを指示するのを待つ。
【0050】
ステップST19では、ユーザーが選択した楽曲を練習させるための処理を行う。その処理としては、例えば楽曲の楽譜を表示させたり、ユーザーが練習(演奏)を行うことで電子楽器104から入力するMIDIデータにそれを受信したタイミングを示す時間(タイム)データを付加しスタンダードMIDIファイル(SMF)の形で保存するといったことを状況に応じて行う。このとき、表示装置上には、練習の開始や終了、及び一時停止、など、練習を行ううえで必要な指示のための各種練習用のアイコンの他に、練習の対象とする楽曲の再選択やアドバイスサービス、及び採点サービスなどを要求するための各種アイコンも表示される。以降、楽曲の再選択、アドバイスサービス、及び採点サービスをそれぞれ要求するためのアイコンについては、「楽曲変更」「アドバイス」「採点」アイコンと呼ぶことにする。「アドバイス」アイコンは、SYS1に搭載されたSYS2の起動を指示するためのものである。
【0051】
ステップST19の次に実行するステップST20では、「楽曲変更」アイコンがオンされたか否か判定する。ユーザーがそれをクリックした場合、判定はYESとなり、上記ステップST16に戻って楽曲名の一覧を再度、表示させる。そうでない場合には、判定はNOとなってステップST21に移行する。
【0052】
ステップST21では、「アドバイス」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST22に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップST23に移行する。
【0053】
ステップST23では、「採点」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST24に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップST19に戻り、同一の楽曲の練習を行える状態を維持する。
【0054】
ステップST24では、採点サービス提供用のSYS3処理を実行する。その実行後は図6のステップST26に移行して、そのSYS3処理で採点の申し込みが行われたか否か判定する。その申し込みをユーザーが行った場合、判定はYESとなって図5のステップST19に戻る。そうでない場合には、判定はNOとなり、教材に含まれる楽曲名の一覧を再度、表示させた後、図5のステップST17に戻る。それにより、楽曲の再選択をユーザーに行わせる。
【0055】
図5のステップST21の判定がYESとなって移行するステップST22では、SYS2を起動させるSYS2処理を実行する。そのSYS2処理では、アドバイスを申し込む場合、質問の他に、楽曲名を入力させるようにしている。このことから、それに続く図6のステップST25では、そのSYS2処理でアドバイスを申し込む際に入力された楽曲名が現在、練習の対象となっている楽曲のそれと一致していないか否か、つまりユーザーが質問したのは練習している楽曲とは別の楽曲に係わるものか否か判定する。ユーザーが別の楽曲に係わる質問をしていた場合、判定はYESとなり、ユーザーは楽曲の変更を望んでいるとして、教材に含まれる楽曲名の一覧を再度、表示させた後、図5のステップST17に戻る。それにより、楽曲の再選択をユーザーに行わせる。一方、そうでない場合には、即ちユーザーがアドバイスを申し込んでいないか、或いは楽曲名が一致していた場合には、判定はNOとなって図5のステップST19に戻る。
【0056】
図5のステップST15の判定がYESとなって移行する図7のステップST27以降では、教材の購入に係わる処理が行われる。
先ず、ステップST27では、例えばID、パスワードの入力用ボックスや「送信」アイコン等が配置された販売サービス要求用の画面を表示させ、その「送信」アイコンがクリックされるのを待って、ボックスに入力されているID、パスワードを付加した、そのサービスを要求するための教材購入要求信号をサーバー110に送信する。特に詳細な説明は省略するが、ID、パスワードをSYS1に登録させていた場合には、その画面を表示させることなく、ID、パスワードを付加した教材購入要求信号をサーバー110に送信する。以降は、ID、パスワードは登録されていることを前提に説明を行うこととする。
【0057】
サーバー110は、その要求信号を受信すると、それに付加されているID、パスワードを用いた認証を行い、その認証によって会員であることが確認できると、販売可能な教材のなかから所望の教材を選択させるための教材販売ページ(画面)を端末装置103に送信する(図7のステップSS11)。そのページには、例えば教材のリストや、そのリスト上で選択状態となっている教材の購入を要求するための「決定」アイコン等が配置されている。
【0058】
そのページを受信した端末装置103は、それを表示装置上に表示させる(ステップST28)。表示させた後は、入力装置(キーボード、或いはマウス等)への操作に応じてリスト上で選択状態とする教材を選択する(ステップST29)。その後に移行するステップST30では、「決定」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST31に移行し、選択状態となっている教材の購入を要求するための選択教材要求信号をサーバー110に送信する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップST29に戻る。それにより、ユーザーが「決定」アイコンをクリックするまでの間、購入する教材の選択を行える状態を維持させる。
【0059】
サーバー110は、上記選択教材要求信号を受信すると、それによって購入が要求された教材の代金を徴収するための決済処理を実行する(ステップSS12)。その決済処理は、ユーザーが教材を無料で購入できる特典を持っているか否か判定した結果に応じて行われる。その特典を持っていない場合にのみ、例えば代金を徴収するために外部決済会社105を対象にした処理が行われる。それを実行した後は、そのような決済に係わるデータを売上管理DB112にストアする(ステップSS13)。ストアするデータとは、上述したように、例えば教材の種類(提供したサービスの種類)、購入日時(サービスの受付日時)、会員のID、及び代金などである。特典を持っていた場合には、例えば代金のみを0に変更してデータをストアする。そのようなデータを状況に応じてストアした後、要求された教材を端末装置103に送信する(ステップSS14)。
【0060】
そのようにしてサーバー110が送信する教材を受信した端末装置103は、それをハードディスク装置等にストアする(ステップST32)。その後は図5のステップST13に戻り、教材選択画面を再度、表示させる。
次に上記SYS1処理内でステップST22、及びST24として実行される各サブルーチン処理について、図8〜図13に示すそれらのフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0061】
図8〜図11は、上記ステップST22として実行されるSYS2処理のフローチャートである。SYS1処理内で実行されるサブルーチン処理では、始めに図8〜図11を参照して、SYS2処理について詳細に説明する。そのSYS2処理は、起動させたSYS2の制御により、アドバイスサービスをユーザーに提供するために実行される処理である。
【0062】
初心者などは要領をえない質問をすることが多いのが実情である。そのような質問でも質問者が望んでいるような回答を返さなければ、その質問者には悪い印象を与えてしまうことになる。これは、有償のサービスでは非常に望ましくない。このことから、そのようなことを回避するために、本実施の形態ではアドバイスサービスの対象となる楽曲に制限を設けている。楽曲に制限を設けたのは、初心者のような演奏技術の未熟な人が或る程度の演奏技術が求められる楽曲の演奏(練習)を行う可能性は低いと考えられるためである。
【0063】
アドバイスサービスでは、アドバイスの申し込みと、その申し込みにより行われたアドバイスの閲覧と、に分けてサービスを提供するようになっている。SYS2処理では、特には図示していないが、SYS2を起動させて制御を移した後、それらの何れかのサービスを選択するためのアイコンを配置した画面を表示装置上に表示させるようになっている。ここでは、アドバイス申し込み用のアイコンを「アドバイス申し込み」アイコン、アドバイス閲覧用のアイコンを「アドバイス利用」アイコンと呼ぶことにする。
【0064】
先ず、ステップST41では、現在、選択されている楽曲が、アドバイスサービスの対象となるものか否か判定する。その楽曲が対象でなかった場合、判定はNOとなって図10のステップST56に移行し、そうでない場合には、判定はYESとなってステップST42に移行する。
【0065】
ステップST42では、「アドバイス申し込み」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST43に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって図10のステップST56に移行する。
【0066】
ステップST43では、質問やその対象とする曲名等の各種入力用ボックス、及び「送信」「キャンセル」等の各種アイコンが配置されているアドバイス申込画面を表示装置上に表示させる。続くステップST44では、ユーザーの入力装置に対する操作に応じてデータ入力を行い、入力したデータを表示させる。その入力は、「送信」「キャンセル」の何れかのアイコンがクリックされるまでの間、継続して行い、それらのうちの「送信」アイコンをユーザーがクリックすると、ステップST45に移行して、ユーザーが入力した曲名や質問文にID、パスワードを付加してサーバー110に送信する。ここでは、「キャンセル」アイコンがクリックされた場合に係わる処理についての説明は省略する。
【0067】
それらのデータを受信したサーバー110は、ユーザーが入力した内容を確認させるために、曲名や質問文、更には「申し込みする」「キャンセル」の2つのアイコン等を配置した申し込み内容画面を作成して端末装置103に送信する(ステップSS41)。
【0068】
端末装置103は、その申し込み内容画面を受信するのを待って表示装置上に表示させる(ステップST46)。それを表示させた後はステップST47に移行して、「申し込みする」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなって図9のステップST48に移行し、ユーザーが内容を確認、即ちアドバイスの申し込みを指示した旨を示す申し込み要求信号をサーバー110に送信する。そうでない場合には、ここでは「キャンセル」アイコンがオンされた場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0069】
サーバー110は、端末装置103から申し込み要求信号を受信すると、そのユーザー(アドバイスの申込者)は無料でアドバイスを受けられる特典を持っているか否か判定する(図9のステップSS42)。その特典を持っているユーザーがアドバイスを申し込んだ場合、判定はYESとなって、それを利用するか否か確認するための特典利用画面を端末装置103に送信する(ステップSS43)。そうでない場合には、判定はNOとなってステップSS47に移行する。
【0070】
上述したように、申込者に供与されている特典は特典管理DBを参照して判定(特定)される。特典利用画面は、例えば無料でアドバイスを受けられることを通知するメッセージや「利用する」「利用しない」の2つのアイコンが配置されているものである。
【0071】
その特典利用画面を受信した端末装置103は、それを表示装置上に表示させる(ステップST49)。続くステップST50では、「利用する」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合には、判定はYESとなってステップST51に移行する。そうでない場合には、即ちユーザーが「利用しない」アイコンをクリックした場合には、判定はNOとなってステップST54に移行し、特典を利用しない旨を通知するための特典不利用信号をサーバー110に送信する。
【0072】
サーバー110は、その特典不利用信号を受信すると、アドバイスの代金を徴収するための決済処理を実行する(ステップSS47)。その決済処理の実行後は、その決済に係わるデータを売上管理DB112にストアし(ステップSS48)、申し込みを受け付けたことを通知するための受付確認信号を端末装置103に送信する(ステップSS49)。その送信後に、申込者が入力した曲名や質問文などを回答者が使用する端末装置に送信し、それに対するアドバイス(回答文)の作成を依頼する。その依頼によって回答者から送信されるアドバイスをハードディスク装置等にストアする(以上ステップSS50)。このとき、ストアするデータは、例えば申込者の会員ID、アドバイス(申込者が入力の曲名や質問文を含む)、及び日時などである。それ以降に実行する処理についての説明は省略する。
【0073】
一方、サーバー110から受付確認信号を受信した端末装置103は、申し込みを受け付けたことをユーザー(申込者)に通知するための受付確認画面を一定時間、表示装置上に表示させる(ステップST55)。一連の処理はその後に終了する。
【0074】
本実施の形態では、アドバイスを無償で受けられる特典を供与した場合、サーバー110はその特典を受ける際に入力すべきパスワードを発行して供与者が使用する端末装置103に送信し、特典管理DBにはそのパスワードも他のデータと併せてストアするようになっている。このことから、上記ステップST50の判定がYESとなって移行するステップST51では、そのパスワード入力用の画面を表示させてパスワードの入力を促す。それを入力した後、「送信」アイコンをユーザーがクリックすると、ステップST52に移行して、ユーザーが入力したパスワードをサーバー110に送信する。
【0075】
そのパスワードを受信したサーバー110は、上記ステップSS42の判定処理を行った際に抽出したレコードにそのパスワードがストアされているか否か確認することにより、それが正しいか否か判定する。抽出したレコードの何れかにそのパスワードがストアされていた場合、判定はYESとなり、次にステップSS45でアドバイスサービス提供に係るデータ(代金は0である)を売上管理DB112にストアした後、上述のステップSS49に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、入力したパスワードが正しくないことを通知するための警告画面を端末装置103に送信する(ステップSS46)。
【0076】
端末装置103は、その警告画面を受信すると、それを一定時間、表示装置上に表示させる(ステップST53)。その後は上記ステップST49に戻り、特典利用画面を再度、表示させる。それにより、特典を利用するか否かユーザーに再度、選択させる。
【0077】
このようにして、図8のステップST41〜図9のステップST55では、アドバイスの申し込みに係る処理が実行される。図8のステップST41の判定がNOとなって移行する図10のステップST56以降では、その申し込みによって得られたアドバイスの閲覧に係る処理が実行される。
【0078】
先ず、ステップST56では、アドバイス閲覧用の「アドバイス利用」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST57に移行し、そうでない場合には、即ち例えば「戻る」アイコンへのクリックなどによって直前の状態に戻るのが指示された場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理が終了する。
【0079】
ステップST57では、新たに作成されたアドバイスの受け取りを要求するための「アドバイス受け取り」アイコンや既に受け取ったアドバイスの閲覧を要求するための「閲覧」アイコン等が配置された画面を表示させ、その「アドバイス受け取り」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップ58に移行し、登録されたID、パスワードを付加した、アドバイスの受け取りを要求するための受信要求信号をサーバー110に送信する。そうでない場合には、即ち「閲覧」アイコンをユーザーがクリックした場合には、判定はNOとなって図11のステップST63に移行する。
【0080】
上記受信要求信号を受信したサーバー110は、それに付加されたIDをキーにして、ハードディスク装置等にストアしているアドバイスを対象にした検索を行うことにより、端末装置103のユーザー宛のアドバイスを抽出し、抽出したアドバイス毎に、それを示すデータの一覧を配置したアドバイス一覧表示画面を作成して端末装置103に送信する(図10のステップSS51)。そのデータとは、例えば曲名やアドバイスの申し込みを受け付けた日時などの申し込んだアドバイス特定用のデータである。一覧の他には、「選択」「キャンセル」等の各種アイコンが配置されている。
【0081】
端末装置103は、サーバー110からアドバイス一覧表示画面を受信すると、それを表示装置上に表示させる(ステップST59)。続くステップST60では、ユーザーの入力装置への操作に応じて、一覧のなかから所望のライン(アドバイス)を選択状態にする。その操作によって「選択」アイコンのクリックが行われると、ステップST61に移行して、選択状態となっているラインのデータを付加した、そのデータによって特定されるアドバイスの送信を要求するためのアドバイス要求信号をサーバー110に送信する。
【0082】
サーバー110は、その要求信号を受信すると、上記ステップSS51で抽出したアドバイスのなかから、その信号に付加されたデータによって特定されるアドバイスを抽出し、端末装置103に送信する(ステップSS52)。
そのアドバイスを受信した端末装置103は、それをハードディスク装置等にストアする(ステップST62)。一連の処理はその後に終了する。
【0083】
上記ステップST57の判定がNOとなって移行する図11のステップST63では、練習用に選択されている楽曲が、アドバイスサービスの対象となるものか否か判定する。その楽曲が対象でなかった場合、判定はNOとなり、ここで一連の処理が終了する。そうでない場合には、判定はYESとなってステップST64に移行する。
【0084】
ステップST64では、ストアされているアドバイスが存在するか否か判定する。閲覧可能なアドバイスが存在しない場合、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はYESとなってステップST65に移行する。
【0085】
ステップST65では、閲覧を要求するための「履歴参照する」アイコンや「キャンセル」アイコン等が配置された画面を表示装置上に表示させ、「履歴参照する」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックしなかった場合、即ち「キャンセル」アイコンをユーザーがクリックした場合、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はYESとなってステップST66に移行する。
【0086】
ステップST66では、ストアされている各アドバイスから抽出したデータの一覧や、「選択」「キャンセル」アイコン等の各種アイコンを配置した画面を作成して表示装置上に表示させる。続くステップST67では、ユーザーの入力装置への操作に応じて、一覧のなかから所望のライン(アドバイス)を選択状態にする。その操作によって「選択」アイコンのクリックが行われると、ステップST68に移行して、選択状態となっているラインに対応するアドバイスや「戻る」アイコン等を配置した画面を作成して表示装置上に表示させる。その表示後は、ユーザーが「戻る」アイコンをクリックするのを待って上記ステップST65に戻る。それにより、ユーザーが他のアドバイスの閲覧を所望しているか否か確認を行う。
【0087】
図12、図13は、図5〜図7に示すSYS1処理内でステップST24として実行されるSYS3処理のフローチャートである。次に図12、図13を参照して、そのSYS3処理について詳細に説明する。そのSYS3処理は、ユーザーが練習した結果を採点する採点サービスをユーザーに提供するために実行される処理である。上述したように、その練習結果は、図5のステップST19の処理の実行時にSMFの形で保存される。採点を行うSYS3の起動には、そのサービスの提供を申し込むことでサーバー110が送信する鍵が必要である。
【0088】
先ず、ステップST71では、採点サービス提供を申し込むための「採点申し込み」アイコンや採点の実行、即ちSYS3の起動を指示するための「採点する」アイコン等を配置した画面を表示装置上に表示させ、その「採点申し込み」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST72に移行し、ID、パスワード、練習対象として選択されている楽曲の曲名等を付加した、採点サービス提供を要求するための採点申込信号をサーバー110に送信する。そうでない場合には、即ちそのアイコンをユーザーがクリックしなかった場合には、判定はNOとなって図13のステップST78に移行する。
【0089】
サーバー110は、採点申込信号を受信すると、それに付加されたID、パスワードを用いてサービスの申込者が会員か否か確認するための認証を行い、その認証によって会員であることが確認できた場合に、サービスの提供を申し込むか否か申込者に確認するための申込画面を端末装置103に送信する(ステップSS71)。その申込画面には、「申し込み」「キャンセル」等の各種アイコンが配置されている。
【0090】
端末装置103は、サーバー110から申込画面を受信すると、それを表示装置上に表示させる(ステップST73)。次に「申し込み」アイコンがオンされたか否か判定する(ステップST74)。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST75に移行し、その旨を示す申込要求信号をサーバー110に送信する。そうでない場合には、即ち「キャンセル」アイコンをユーザーがクリックしたような場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理は終了する。
【0091】
申込要求信号を受信したサーバー110は、提供する採点サービスの代金を徴収するための決済処理を実行する(ステップSS72)。続くステップSS73では、そのサービス提供に係るデータを売上管理DB112にストアする。その後は、ステップSS74に移行して、起動用の鍵(キー)、それが有効となる楽曲の曲名などを端末装置103に送信する。
【0092】
鍵や曲名を受信した端末装置103は、SYS1に搭載されている鍵解読プログラムを起動させ、その鍵がサーバー110から送信されたものか否か確認する。その鍵がサーバー110から送信されたものであることを確認した後に移行するステップST77では、SYS3の起動制限機能を解除し、例えば「採点する」「キャンセル」等の各種アイコンを配置した画面を表示装置上に表示させ、採点が行える状態であることを通知する。図13のステップST78には、その解除後に移行する。
【0093】
そのステップST78では、「採点する」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST79に移行する。そうでない場合には、即ち「キャンセル」アイコンをユーザーがクリックしたような場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理が終了する。
【0094】
ステップST79では、起動制限機能が解除されているか否か判定する。それが解除されている場合、判定はYESとなってステップST80に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。それにより、図12のステップST71の判定がNOとなって移行した場合、練習対象として選択されている楽曲用の鍵をサーバー110から受信していなければ「採点する」アイコンへのクリックは無効とさせる。
【0095】
ステップST80では、SYS3を起動させて、SMFの形で保存されている練習結果を対象にした採点を行い、その結果を表示させる採点処理を実行する。その後に移行するステップST81では、練習対象の楽曲の変更、或いは採点サービスの終了をユーザーが指示したか否か判定する。それらのうちの何れかをユーザーが指示した場合、判定はYESとなり、ここで一連の処理を終了する。そうでない場合には、即ちそれらのうちの何れもユーザーが指示していない場合には、判定はNOとなって上記ステップST80に戻る。それにより、採点サービスを提供できる状態を維持する。
【0096】
このように、ユーザーが有償のサービスを受けると、それが特典であるか否かに係わらず、そのサービス内容を示すデータが売上管理DB112にストアされる。それにより、サービスの履歴がDB112に保存されることになる。
以降は、DB112に保存されているサービスの履歴を参照して行われるアンケートの実施に係わるサーバー110の動作について、図14〜図17に示す各種フローチャートを参照して詳細に説明する。
【0097】
図14、図15は、アンケートの実施のためにサーバー110が実行する処理の流れを示すフローチャートである。アンケートの実施のためにサーバー110が実行する処理を抜粋してその流れの例を示したものである。ここでは、アンケートを実施する対象が端末装置103のユーザーであることから、1台の端末装置103が実行する処理も併せて示してある。始めに図14、図15を参照して、アンケートの実施のために行われるそれらの動作について詳細に説明する。
【0098】
本実施の形態では、予め定められた時期にアンケートを案内する図19に示すようなメール(以降「案内メール」と呼ぶ)を端末装置103のユーザー(会員)宛に送信することにより、そのメールに記載のリンクボタン化したURLにアクセスしたユーザーに対してアンケートを実施するようになっている。このことから、サーバー110は、その案内メールを送信(発送)する時期となったか否か判定する。その時期として定めた条件が満たされていた場合、判定はYESとなってステップSS102に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってその他の処理を実行する。
【0099】
ステップSS102では、案内メールを送信する会員の個人情報を会員DB111から読み出し、その個人情報を用いて案内メールを作成する。続くステップSS103では、作成したメールを送信する。なお、案内メールの作成は、オリジナルの本文をコピーし、そのコピーの相手の氏名を個人情報中の氏名にし、送信先アドレスを個人情報中のメールアドレスにすることで行われる。
【0100】
端末装置103は、サーバー110から送信された案内メールを、例えばISPに接続させた場合に受信し(ステップST101)、それを表示装置上に表示させる(ステップST102)。ユーザーがそれに記載されたURLをクリックするなどしてそれへのアクセスを指示すると、端末装置103は、そのURLにアクセスを行い(ステップST103)、そのアクセスによって表示される画面上に配置されたアンケートに協力することを通知用のアイコンをクリックすると、その旨を示すアンケート送付要求信号をサーバー110に送信する(ステップST104)。
【0101】
サーバー110は、その要求信号を受信すると、それに付加された会員特定用の情報をキーにして会員DB111の検索を行うことにより、アンケートに協力する会員を特定する(ステップSS104)。その特定後は、特定した会員に提供したサービスの履歴を参照してアンケートの問題(質問事項)を生成(決定)するアンケート問題生成処理を実行する(ステップSS105)。その生成処理を実行することにより生成したアンケートを端末装置103に送信する(図15のステップSS106)。
【0102】
図20〜図23は、それぞれアンケート例を示す図である。図20は、別売りの教材を購入しただけの会員(購入者)向けのものである。以降、同様に図21はアドバイスサービスのみを利用した会員向け、図22は採点サービスのみを利用した会員向け、図23は購入サービス、アドバイスサービス、及び採点サービスの何れのオプションサービスも利用していないオプションサービス未利用の会員向けのものである。それらアンケートに配置された「送信」アイコンはアンケートの回答の送信を指示するためのアイコンであり、「キャンセル」アイコンはアンケートの中止を指示するためのアイコンである。質問事項に対する回答入力用のボックスに配置されたプルダウンボタンは、予め用意されている回答の候補のなかから回答を選択させるためのものである。
【0103】
例えば図20に示す教材購入者向けのアンケートでは、「購入した教材に満足していますか」「難易度はいかかですか」「採点システム(有料)を利用しようと思った事がありますか」「希望する教材のジャンルは」及び「希望の楽曲があれば曲名をお書きください」が質問事項として設問されている。それらの質問事項は何れも、回答者が教材の購入者であることを考慮して、回答は容易に行えるものとなっている。このため、アンケートの質問事項を見てキャンセルするような可能性は低減され、より多くの人が回答するようになる。その結果、有用な情報がより多く得られることとなる。これは図21〜図23に示す他のアンケートでも同様である。
【0104】
端末装置103は、サーバー110からアンケートを受信すると、それを表示装置上に表示させる(図15のステップST105)。続くステップST106では、回答の入力が行われたか否か判定する。ユーザーが入力装置を操作して回答入力用のボックスにデータを入力した場合、判定はYESとなり、ステップST107でそのデータを表示させた後、ステップST108に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって次にそのステップST108に移行する。
【0105】
ステップST108では、「送信」アイコンがオンされたか否か判定する。そのアイコンをユーザーがクリックした場合、判定はYESとなってステップST109に移行し、ユーザーが入力した回答をサーバー110に送信する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップST106に戻る。それにより、ユーザーが「送信」アイコンをクリックするまでの間、回答の入力を行える状態を維持させる。
【0106】
サーバー110は、端末装置103から回答を受信すると、その回答が適切なものか否か判定する。回答が必須の質問事項の回答が全て存在し、且つ回答範囲を予め決定している質問事項の回答ではその回答が全て回答範囲であったような場合、回答は適切なものであるとして判定はYESとなり、ステップSS108に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップSS106に戻り、再度アンケートを端末装置103に送信する。それにより、アンケートは適切な回答が得られるように実施する。
【0107】
ステップSS108では、端末装置108から受信した回答を回答DB113にストアする。次に移行するステップSS109では、アンケートへの回答にしたことの報酬の形で供与する特典を決定する特典決定処理を実行する。その決定処理を実行することで決定した特典は、続くステップSS110で端末装置103に送信する。
【0108】
端末装置103は、サーバー110から特典を受信すると、その特典に応じた処理を実行する(ステップST110)。その処理とは、特典が別売り教材の無償提供であれば、そのような特典が供与されたことを通知するメッセージを表示装置上に表示させることであり、特典がアドバイスサービスの無償提供であれば、そのサービスを利用する際に入力すべきパスワードを含め、そのような特典が供与されたことを通知するメッセージを表示させることである。特典が採点サービスの無償提供であれば、そのような特典が供与されたことを通知するメッセージの表示や、サーバー110から受信した鍵によりSYS3を起動可能な状態に設定するようなことである。端末装置103がそれ以降に実行する処理についての説明は省略する。
【0109】
次に、図16に示すフローチャートを参照して、上記ステップSS105として実行されるアンケート問題生成処理について詳細に説明する。その生成処理は、ステップSS104で特定したアンケートに協力する会員(アンケートの回答者)が利用したサービスの履歴(売上管理DB112)を参照してアンケートの問題(質問事項)を生成するものである。
【0110】
先ず、ステップ1601では、回答者(会員)のIDをキーにして売上管理DB112の検索を行うことにより、そのIDがストアされているレコードを抽出し、抽出したレコードを参照して、その回答者が別売りの教材を購入していたか否か判定する。その回答者が別売り教材の購入者であった場合、判定はYESとなり、次にステップ1602で教材の購入者用の問題(図20参照)を生成した後、ステップ1603に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって次にそのステップ1603を実行する。
【0111】
ステップ1603では、回答者がアドバイスサービス(SYS2により提供される)を利用していたか否か判定する。その回答者がアドバイスサービスの利用者であった場合、判定はYESとなり、次にステップ1604でアドバイスサービス利用者用の問題(図21参照)を生成した後、ステップ1605に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって次にそのステップ1605を実行する。
【0112】
ステップ1605では、回答者が採点サービス(SYS3により提供)を利用していたか否か判定する。その回答者が採点サービスの利用者であった場合、判定はYESとなり、次にステップ1606で採点サービス利用者用の問題(図22参照)を生成した後、ステップ1607に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって次にそのステップ1607を実行する。
【0113】
ステップ1607では、回答者が有償のサービス(オプションサービス)を利用していないか否か判定する。その回答者がオプションサービスの未利用者であった場合、判定はYESとなり、次にステップ1608でオプションサービス未利用者用の問題(図23参照)を生成し、それまで生成した問題に対する回答を求めるアンケートを生成した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなり、それまで生成した問題に対する回答を求めるアンケートを生成した後、一連の処理を終了する。
【0114】
このように、本実施の形態では、回答者が利用していたサービス毎に、そのサービス用の問題(質問事項)を生成し、サービス単位で生成した問題をまとめるようにしてアンケートを生成するようになっている。サービス別の問題の生成では、そのサービスにのみ着目するのではなく、サービスを利用している利用状況(頻度や回数、など)や回答者の個人情報、或いは他に利用しているサービスの種類などに着目しても良い。
【0115】
図17は、図15のステップSS109として実行される特典決定処理のフローチャートである。次に図17を参照して、その決定処理について詳細に説明する。
サービスの利用の仕方は会員によって異なる。しかし、それまでに利用したことのないサービスを利用してみたいという気持ちは少なからず持っていると思われる。このことから、本実施の形態では、基本的に、アンケートの回答者が未利用のサービスの無償提供を特典として供与するようにしている。
【0116】
そのような特典を供与すると、それが供与された人にとっては未利用のサービスを無償で利用できるために、それを気軽に確認することができる。その確認によって好印象を持った人は、そのサービスを今後も利用してもらうことが期待できる。このため、そのような特典の供与は、サービスを提供する側にとっても利点が得られることになる。
【0117】
先ず、ステップ1701では、回答者(会員)のIDをキーにして売上管理DB112の検索を行うことにより、そのIDがストアされているレコードを抽出し、抽出したレコードを参照して、その回答者が別売りの教材を購入していたか否か判定する。その回答者が別売り教材の購入者であった場合、判定はYESとなってステップ1702に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1708に移行する。
【0118】
ステップ1702では、回答者が採点サービスの利用者か否か判定する。その回答者が採点サービスを利用していた場合、判定はYESとなってステップ1704に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1703に移行し、回答者が購入した教材に含まれる楽曲用の採点サービスの無料提供を特典として決定して、その利用鍵、即ちSYS3の起動制限機能を解除するための鍵を用意する。一連の処理はその後に終了する。
【0119】
ステップ1704では、回答者がアドバイスサービスの利用者か否か判定する。その回答者がアドバイスサービスを利用していた場合、判定はYESとなってステップ1706に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1705に移行し、アドバイスサービスの無償提供を特典として決定して、そのサービスを利用する際に入力を求めるパスワードを用意する。一連の処理はその後に終了する。
【0120】
ステップ1706では、回答者が利用していない他の有償の提供可能なサービスが存在するか否か判定する。そのようなサービスが存在していた場合、判定はYESとなり、次のステップ1707でそのようなサービスのなかから無償提供するサービスを選択した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ1705に移行する。それにより、アドバイスサービスを特典として無償提供する。
【0121】
上記ステップ1701の判定がNOとなって移行するステップ1708では、回答者が採点サービスの利用者か否か判定する。その回答者が採点サービスを利用していた場合、判定はYESとなってステップ1709に移行し、別売りの教材の無償提供を特典として決定した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ1703に移行し、採点サービスの無償提供を特典として決定する。
【0122】
なお、本実施の形態では、アンケートの回答者が利用したサービスの履歴にのみ着目して特典を自動的に決定しているが、その特典の決定にアンケートの回答を考慮しても良い。その回答を考慮した場合には、回答者に対して適切な特典をより高い確率で供与できるようになる。
【0123】
その回答の考慮は、例えば図24に示すような特典決定処理を実行することで行うことができる。以下、図24を参照して、その決定処理について詳細に説明する。
先ず、ステップ2401では、回答者(会員)のIDをキーにして売上管理DB112の検索を行うことにより、そのIDがストアされているレコードを抽出し、抽出したレコードを参照して、その回答者が別売りの教材を購入していないか否か判定する。その回答者が別売り教材の購入者であった場合、判定はNOとなってステップ2408に移行する。そうでない場合には、判定はYESとなってステップ2402に移行する。
【0124】
ステップ2402では、回答者が採点サービスの利用者か否か判定する。その回答者が採点サービスを利用していた場合、判定はYESとなってステップ2403に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ2405に移行する。
【0125】
ステップ2403への移行は、回答者が別売りの教材を購入していない採点サービスの利用者であったことを意味する。そのような回答者は、図22に示す質問事項に回答している。このことから、ステップ2403では、その質問事項への回答を分析して、回答者が別売りの教材を購入する要望が高いか否か判定する。その要望が高いと分析した場合、判定はYESとなってステップ2404に移行し、別売りの教材の無償提供を特典として決定した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ2406に移行する。
【0126】
採点サービス利用者向けには、図22に示すように、「採点システムを利用した感想は」「料金についてどう思いますか」「利用方法はわかりやすかったですか」「これからもこのシステムを利用したいと思いますか」の質問事項が設問される。
【0127】
例えば採点サービスを利用した感想が良いほど、料金が高いと思っていないほど、及びシステムをこれからも利用しようと思うほど、採点サービスを今後も利用する可能性は高いと言える。そのような回答が多いほど、その可能性は高くなると言える。その採点サービスは常に同じ楽曲の練習結果に利用する可能性は低い。その採点サービスを対象となる楽曲を変えて複数回、利用していれば、別の楽曲で採点サービスを利用しようとする可能性が高いと言える。このようなことから、その採点サービスを今後も利用する可能性やその利用状況を考慮して、教材への要望が高いか否か判定している。
【0128】
上記ステップ2402の判定がNOとなって実現するステップ2405への移行は、回答者が別売りの教材を購入していない採点サービスの未利用者であったことを意味する。そのような回答者は、図21、或いは図23に示す質問事項に回答している。このことから、ステップ2405では、その質問事項への回答を分析して、回答者が採点サービスへの期待が高いか否か判定する。その期待が高いと分析した場合、判定はYESとなってステップ2406に移行し、採点サービスの無償提供を特典として決定した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ2407に移行する。
【0129】
ステップ2407では、別売り教材への期待が高いか否か判定する。その期待が高いと分析した場合、判定はYESとなって上記ステップ2404に移行し、教材の無償提供を特典として決定する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ2406に移行し、採点サービスの無償提供を特典として決定する。
【0130】
アドバイスサービス利用者向けには、図21に示すように、「返却された回答に満足していますか」「料金についてどう思いますか」「利用方法はわかりやすかったですか」「その他お気づきの点があればお書き下さい」の質問事項が設問される。オプションサービス未利用者向けには、図23に示すように、「このソフトウェアを利用した感想は」「採点システム(有料)を利用しようと思ったことがありますか」「別売り教材(有料)を利用しようと思った事がありますか」「利用方法はわかりやすかったですか」「これからもこのソフトウェアを利用したいと思いますか」の質問事項が設問される。
【0131】
回答者がアドバイスサービス利用者向けアンケートに回答していた場合、返却された回答に満足しているほど、料金が高いと思っていないほど、アドバイスサービスに対する印象が良く、それをこれからも利用する可能性が高いと言える。その一方では、その印象の良さにより、他のサービスを利用する気持ちになる可能性が高いと言える。このようなことから、アドバイスサービスに対する印象から、採点サービスに対する期待の高さを判定し、その期待の低さを教材への期待の高さとして判定している。
【0132】
回答者がオプションサービス利用者向けアンケートに回答していた場合には、、採点システムを利用しようと思う気持ちが強いほど、採点サービスに対する期待が高いと言える。このことから、アンケートの回答から直接的に採点サービスに対する期待の高さを判定している。教材に対する期待は、教材を利用しようと思った事が多いほど、高いと判定している。
【0133】
上記ステップ2401の判定がNOとなって移行するステップ2408では、回答者が採点サービスの利用者か否か判定する。回答者がその採点サービスを利用していなかった場合、判定はNOとなってステップ2414に移行し、そうでない場合には、判定はYESとなってステップ2409に移行する。
【0134】
ステップ2409では、回答者がアドバイスサービスの利用者か否か判定する。回答者がアドバイスサービスを利用していなかった場合、判定はNOとなってステップ2412に移行する。そうでない場合には、判定はYESとなってステップ2410に移行する。
【0135】
ステップ2410への移行は、回答者が上述のオプションサービスを全て利用していたことを意味する。このことから、ステップ2410では、それ以外に提供可能な有償のサービスが存在するか否か判定する。そのようなサービスが存在する場合、判定はYESとなってステップ2111に移行し、そのサービスの提供を特典として決定した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。
【0136】
一方、ステップ2412への移行は、回答者がアドバイスサービスを除く他のオプションサービスを利用していたことを意味する。即ち図20、及び図22に示す質問事項に回答していたことを意味する。このことから、ステップ2412では、回答を分析して、そのアドバイスサービスに対する期待が高いか否か判定する。その期待が高いと分析した場合、判定はYESとなり、ステップ2413でそのサービスの無償提供を特典として決定した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ2410に移行する。
【0137】
購入した教材に対する満足度が高いほど、難易度が高いと感じるほど、アドバイスを求める可能性が高いと考えられる。これは、好みでない楽曲の練習を行う可能性は低く、難易度が低いと感じられる楽曲の練習にアドバイスを求めることは考えにくいためである。このため、それらに対応する質問事項への回答に主に着目してアドバイスサービスへの期待の高さを判定している。
【0138】
上記ステップ2408の判定がNOとなることで実現するステップ2414への移行は、回答者がアドバイスサービスのみを利用しているか、或いはそのアドバイスサービスを含むオプションサービスを利用していないことを意味する。即ち図21、或いは図23に示す質問事項にのみ回答していたことを意味する。このことから、ステップ2414では、回答を分析して、採点サービスへの期待が高いか否か判定する。その期待が高いと分析した場合、判定はYESとなって上記ステップ2406に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ2412に移行する。
【0139】
回答者が図23に示す質問事項に回答していた場合、例えば採点システムを利用しようと思ったことの程度から、その採点システムに対する期待の高さを判定する。回答者が図21に示す質問事項に回答していた場合には、上記ステップ2405と同様にして、それに対する期待の高さを判定している。
【0140】
上述の特典決定処理を含め、本実施の形態では、アンケートに協力した回答者に供与する特典を自動的に決定しているが、一つの特典を決定するのではなく、複数の特典を決定して、そのなかから回答者に所望なものを選択させるようにしても良い。サービスの履歴では、有償のサービスのみを参照する形となっているが、有償か否かに係わらず、サービスの履歴を参照するようにしても良い。
【0141】
本実施の形態によるアンケートシステムは、サービス提供システム101のサブシステムであるアンケートシステムに本発明を適用させたものであるが、本発明は、依託されてアンケートを実施するようなサービス提供システム101とは別に構築されているものに対して適用させても良い。そのサービス提供システム101では、会員が利用したサービスの履歴を、その会員が利用したサービスに対して供与する特典を決定するために用いるようにしても良い。例えばサービスを利用することで蓄積されるポイント数で交換できる特典を絞り込むのに用いることもできる。
【0142】
上述したようなサービス提供システム101(サーバー110)の動作、或いはその変形例の動作を実現させるようなプログラムは、CD−ROM、DVD、或いは光磁気ディスク等の記録媒体に記録させて配布しても良い。或いは、公衆網等で用いられる伝送媒体を介して、そのプログラムの一部、若しくは全部を配信するようにしても良い。そのようにした場合には、ユーザーはプログラムを取得してコンピュータなどのデータ処理装置にロードすることにより、そのデータ処理装置を用いて本発明を適用させたサービス提供システム、或いはアンケートシステムを構築することができる。このことから、記録媒体は、プログラムを配信する装置がアクセスできるものであっても良い。
【0143】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明は、端末装置のユーザーが利用したサービスの履歴を基に、そのユーザーへの質問事項を決定し、その決定した質問事項への回答を求めるアンケートを実施する。
【0144】
サービスの履歴は、アンケートへの協力を求めるユーザーの考え方や価値観、或いはその能力などの特徴を表すものである。このことから、その履歴を参照することにより、そのユーザーに合った質問事項を決定することができる。その結果、協力が得やすく、且つそのユーザーからより有用な情報が得られるようなアンケートを実施することができる。
【0145】
また、特典を供与するような場合には、ユーザーに合った、或いはそのユーザーにとって望ましい特典を高い確率で自動的に特定することができる。
上述したようなことは何れも、アンケートの協力者がより増えるように作用する。このため、アンケートを通して有用な情報はより得られることとなる。その結果、ユーザーがサービスをより快適に利用できるように環境を整備することも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるサービス提供システムを有するネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】サーバーが実行するプログラムの機能構成を示す図である。
【図3】教材の構成を説明する図である。
【図4】端末装置をサーバーと接続させた場合に、それらが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】SYS1処理のフローチャートである。
【図6】SYS1処理のフローチャートである(続き1)。
【図7】SYS1処理のフローチャートである(続き2)。
【図8】SYS2処理のフローチャートである。
【図9】SYS2処理のフローチャートである(続き1)。
【図10】SYS2処理のフローチャートである(続き2)。
【図11】SYS2処理のフローチャートである(続き3)。
【図12】SYS3処理のフローチャートである。
【図13】SYS3処理のフローチャートである(続き)。
【図14】アンケートの実施のためにサーバーが実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】アンケートの実施のためにサーバーが実行する処理の流れを示すフローチャートである(続き)。
【図16】アンケート問題生成処理のフローチャートである。
【図17】特典決定処理のフローチャートである。
【図18】登録フォーマット画面を示す図である。
【図19】アンケートを案内するメール例を示す図である。
【図20】別売り教材購入者向けアンケート例を示す図である。
【図21】アドバイス利用者向けアンケート例を示す図である。
【図22】採点システム利用者向けアンケート例を示す図である。
【図23】オプション未利用者向けアンケート例を示す図である。
【図24】特典決定処理のフローチャートである(他の実施の形態)。
【符号の説明】
101 サービス提供システム
102 通信ネットワーク
103 端末装置
104 電子楽器
110 サーバー
111 会員DB
112 売上管理DB
113 回答DB
200 Webサーバー
202 教材販売部
203 SYS2受付部
204 SYS2結果提示部
205 SYS3受付部
206 アンケート部

Claims (5)

  1. 通信ネットワークを介して接続されるサービス提供システムが提供のサービスを利用した端末装置のユーザーを対象にアンケートを行うシステムであって、
    前記端末装置のユーザーが利用した、前記サービス提供システムが提供のサービスの履歴を取得する履歴取得手段と、
    前記履歴取得手段が取得したサービスの履歴を基に質問事項を決定し、該決定した質問事項への回答を前記端末装置のユーザーに対して求めるアンケートを実施するアンケート手段と、
    を具備することを特徴とするアンケートシステム。
  2. 前記アンケート手段により提示した質問事項に対する前記端末装置のユーザーの回答を基に、該ユーザーに供与すべき特典を自動的に決定する特典決定手段、
    を更に具備することを特徴とする請求項1記載のアンケートシステム。
  3. 通信ネットワークを介して接続される端末装置のユーザーを対象にサービスを提供するシステムであって、
    前記端末装置のユーザーが利用したサービスの履歴を取得する履歴取得手段と、
    前記履歴取得手段が取得したサービスの履歴を基に、前記端末装置のユーザーに供与する特典を自動的に決定する特典決定手段と、
    を具備することを特徴とするサービス提供システム。
  4. 通信ネットワークを介して接続されるサービス提供システムが提供のサービスを利用した端末装置のユーザーを対象にアンケートを行うシステムの構築に用いられるデータ処理装置に実行させるプログラムであって、
    前記端末装置のユーザーが利用した、前記サービス提供システムが提供のサービスの履歴を取得する機能と、
    前記取得する機能により取得したサービスの履歴を基に質問事項を決定し、該決定した質問事項への回答を前記端末装置のユーザーに対して求めるアンケートを実施する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  5. 通信ネットワークを介して接続される端末装置のユーザーを対象にサービスを提供するシステムの構築に用いられるデータ処理装置に実行させるプログラムであって、
    前記端末装置のユーザーが利用したサービスの履歴を取得する機能と、
    前記取得する機能により取得したサービスの履歴を基に、前記端末装置のユーザーに供与する特典を自動的に決定する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006072427A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Nec Corp 会員マーケティングシステム及びその方法及びそのプログラム

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