JP2004205915A - 写真処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レディセンサによるエンドパーフォレーションの読取作業に失敗した場合でも、カートリッジからのAPSフィルムの引き出しをストップして、フィルムの破損を極力少なくすることが出来る画像処理装置を提供する。
【解決手段】搬送装置により搬送されるAPSフィルムのエンドパーフォレーションを検出するためのレディセンサと、前記搬送装置により搬送されるAPSフィルムに記録されたリーダー側情報掲載部及びトレーラー側情報掲載部を読み取るDXセンサと、レディセンサがエンドパーフォレーションを読み取ったか、若しくはDXセンサで読み取られたリーダー側情報掲載部とトレーラー側情報掲載部の駒画像数の情報が一致した場合に、搬送されるAPSフィルムがエンドであると判断して、前記搬送装置によるフィルムの引き出しを停止させるメインコントローラとを備えた。
【選択図】 図3
【解決手段】搬送装置により搬送されるAPSフィルムのエンドパーフォレーションを検出するためのレディセンサと、前記搬送装置により搬送されるAPSフィルムに記録されたリーダー側情報掲載部及びトレーラー側情報掲載部を読み取るDXセンサと、レディセンサがエンドパーフォレーションを読み取ったか、若しくはDXセンサで読み取られたリーダー側情報掲載部とトレーラー側情報掲載部の駒画像数の情報が一致した場合に、搬送されるAPSフィルムがエンドであると判断して、前記搬送装置によるフィルムの引き出しを停止させるメインコントローラとを備えた。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像処理済みフィルムをカートリッジから引き出しながらフィルムに付されている駒画像などの各種情報を読み取って、画像処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アドバンストフォトシステム用のAPSフィルムが開発されているが、このAPSフィルムは、通常、カートリッジ内に巻き取られた状態で収容されている。そしてこのAPSフィルムの基端部には、フィルムの基端部であることを示すエンドパーフォレーションが形成されており、またAPSフィルムの先端部と基端部には、駒画像の数量の情報等が記録されたバーコードからなるリーダー側情報記録部及びトレーラー側情報記録部が付されている。
【0003】
ところで以上のAPSフィルムに撮影された駒画像を例えばプリント処理するための画像処理装置には、APSフィルムの駒画像をスキャニングする際に用いるフィルムキャリアユニットが搭載され、このフィルムキャリアユニットを用いてAPSフィルムのスキャニングを行なう際には、フィルムキャリアユニットの搬送装置によりAPSフィルムをカートリッジから最終の駒画像まで引き出しながら所謂プレスキャンを行なった後、最終駒画像まで引き出したフィルムを搬送装置によりカートリッジ内に巻き取りながら、本スキャンを行なうようにしている。
【0004】
そして従来では、搬送装置により引き出されるAPSフィルムが最終の駒画像まで引き出されたか否かは、センサによりAPSフィルムに形成されたエンドパーフォレーションを読み取ることで判断している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の検出方法では、センサがエンドパーフォレーションの読み取りに失敗した場合には、搬送装置によりAPSフィルムがカートリッジから最終の駒画像まで引き出されているにもかかわらず、APSフィルムが最終の駒画像まで引き出されたのを判断することが出来なくなって、ともすると最終の駒画像まで引き出されたAPSフィルムが搬送装置により更に引き出し方向に引っ張られて、APSフィルムが破損するなどの不具合が生じる。
【0006】
本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、センサによるエンドパーフォレーションの読み取りに失敗した場合でも、フィルムの引き出しをストップして、フィルムの破損を極力少なくすることの出来る画像処理装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、フィルムの基端部を示すエンドパーフォレーションと、フィルムの先端部側に付された駒画像の数量を記録するリーダー側情報記録部と、フィルムの基端部側に付された駒画像の数量を記録するトレーラー側情報記録部とが備えられたフィルムを使用し、搬送装置により前記フィルムをカートリッジから引き出しながら、フィルムの駒画像を順次読み取って画像処理するようにした画像処理装置において、前記搬送装置により搬送されるフィルムのエンドパーフォレーションを検出するためのエンドパーフォレーション読取手段と、前記搬送装置により搬送されるフィルムに記録されたリーダー側情報記録部及びトレーラー側情報記録部を読み取る情報データ読取手段と、エンドパーフォレーション読取手段がエンドパーフォレーションを読み取ったか、若しくは情報データ読取手段で読み取られたリーダー側情報記録部とトレーラー側情報記録部の駒画像数の情報が一致した場合に、前記搬送装置によるフィルムの引き出しを停止させる制御手段とが備えられていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、画像処理装置の一例である写真処理装置を示したものであって、この写真処理装置は、
現像済フィルムをセットして搬送するための搬送装置が搭載されたフィルムキャリアユニット1、このフィルムキャリアユニット1にセットされた現像済フィルムの駒画像を読み取るためのスキャナ21、MOなどの記録メディアに記録した画像データを読み取るための読み取り装置22、スキャナ21または読み取り装置22で読み取った画像データに主として各種の画像処理を施すための画像処理部23を搭載した画像処理機2と、
画像処理機2で処理された画像データにより、プリント用紙の一例である印画紙Pに画像を焼き付けるためのプリンター3と、
プリンター3で画像が焼き付けられた印画紙を現像するためのプロセッサ4と、プロセッサ4で現像処理されて仕上がったプリントを仕分けるための仕分け機5とが備えられている。
【0009】
フィルムキャリアユニット1は、フィルムを挟持するように上下二分割される構成となっており、このフィルムキャリアユニット1内には、図2にも示すように、APSフィルムFと135フィルムに対応した2つのフィルム搬送路10a・10bが形成されており、これらフィルム搬送路10a・10bの途中には、光源からの光を通過させるスキャニングゲート11a・11bが形成されている。
そして各搬送経路10a・10bには、APSフィルムF若しくは135フィルムを搬送するための複数の搬送ローラ120a・120bを備えた搬送装置12a・12bが設けられ、この搬送装置12a・12bを介してAPSフィルムF若しくは135フィルムを搬送しながら、駒画像のスキャニングが行なえるようにしている。
【0010】
APSフィルムFのフィルム搬送路10aの始端側には、APSフィルムFが装填されたカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部13が設けられ、フィルム搬送路10aの終端側には、カートリッジCから引き出されたAPSフィルムFを巻き取るための巻取り部14が設けられている。
【0011】
また、APSフィルムFのフィルム搬送路10aの途中でスキャニングゲート11aよりも上流側には、APSフィルムFの先端の検出並びにAPSフィルムFの基端部に設けられたエンドパーフォレーションEPの検出のためのレディセンサー15と、APSフィルムFに付されたバーコードBを読み取る読取手段としてのDXセンサー16が設けられ、更にAPSフィルムFのフィルム搬送路10aの途中でスキャニングゲート11aよりも下流側には、APSフィルムFの駒画像D毎に設けられているパーフォレーションPFを検出するためのパーフォレーションセンサ17が設けられている。
【0012】
尚、前述のバーコードBは、図4にも示すように、APSフィルムFの先端部側に付された駒画像の数量などを記録するリーダー側情報記録部B1と、APSフィルムFの基端部、即ちカートリッジCへの巻取り端側に付された駒画像の数量などを記録するトレーラー側情報記録部B2と、駒画像D毎に記録されている駒画像情報記録部B3とから構成されており、リーダー側情報記録部B1とトレーラー側情報記録部B2は、同一の内容が記録されている。
【0013】
画像処理機2に搭載されているスキャナ21は、現像済フィルムをフィルムキャリアユニット1にセットすることにより、光源ユニット20からの光を、ゲート11a・11bを介してフィルムに照射して、フィルムの各駒画像Dを順次読み取って画像処理部23に出力するようにしている。
【0014】
また画像処理部23では、スキャナ21または読み取り装置22で読み取られた画像データに各種画像処理を施すようにしている。
【0015】
画像処理部23は、画像処理ソフトウエア等がインストールされたコンピュータから成るメインコントローラ24と、メインコントローラ24に各種情報を入力するためのキーボード25a及びマウス25bと、各種情報を表示するためのモニター26とから構成されている。
【0016】
そしてスキャナ21若しくは読み取り装置22により読み取られた画像データは、所定の処理プログラムとキーボード25aまたはマウス25bにより入力されるプリントサイズなどの各種情報に基づいてメインコントローラ24により適宜処理された後、順次プリントデータとしてプリンター3に搭載したサブコントローラ30に出力するようにしている。
【0017】
またメインコントローラ24のプログラム上には、フィルムキャリアユニット制御機能27が構築され、このフィルムキャリアユニット制御機能27では、エンドパーフォレーション読取手段としてのレディセンサ15及び情報データ読取手段としてのDXセンサ16の読取結果に基づき、少なくとも、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取ったか、若しくはDXセンサ16で読み取られるリーダー側情報記録部B1とトレーラー側情報記録部B2の駒画像数の情報が一致した場合に、搬送されるAPSフィルムFが最終の駒画像まで引き出されてエンドであると判断して、フィルムキャリアユニット1の搬送装置12aによるAPSフィルムFの引き出しを停止させた後、本スキャン作業に移るべくフィルムをカートリッジに巻き戻すようにしている。
【0018】
以上のフィルムキャリアユニット制御機能27では、APSフィルムFのプレスキャン開始に伴い、まずレディセンサ15によりフィルムFの先端を検出した後、DXセンサ16によりリーダ側情報記録部B1を読み取ると、この読み取りデータをフィルムキャリアユニット制御機能27で解析し、その解析による駒画像数に基づいて、パーフォレーションセンサ17によりパーフォレーションPFを読み取りながら、DXセンサーが順次駒画像情報記録部B3を順次読み取るのであって、パーフォレーションセンサ17が、解析された駒画像数の最終駒画像の1つ手前の駒画像に対応するパーフォレーションPFを読み取った時点で、DXセンサ16によるトレーラー側情報記録部B2の読み取りデータのデータ解析がフィルムキャリアユニット制御機能27で開始されるようにしている。
【0019】
プリンター3は、画像処理機2の画像処理部23で作成されたプリントデータを印画紙Pに焼き付けるためのものであり、画像処理部23から出力されたプリントデータなどを入力するためのサブコントローラ30と、ロール状に巻かれた印画紙を充填した2台のペーパーマガジン31a・31bと、ペーパーマガジン31a・31bから送り出される印画紙Pを搬送するための搬送機構32と、搬送機構32で搬送される印画紙Pにサブコントローラ30を介して画像データを露光するための露光機構33とが搭載されている。
【0020】
そしてプリンター3では、メインコントローラ24から出力されるプリントデータがサブコントローラ30に入力されるに伴い、このサブコントローラ30で、入力されるプリントデータに基づいて露光用データが生成されて、露光機構33に出力されるようにしている。
【0021】
尚、露光機構33の方式としては、PLZTシャッター方式やレーザービーム方式、液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式等が知られており、仕様に応じて任意の方式を採択することが出来る。
【0022】
プロセッサ4は、プリンター3で画像が焼き付け処理された印画紙Pを現像処理するための現像処理機構41と、現像処理機構41で現像処理された印画紙を乾燥するための乾燥処理機構42と、乾燥処理された印画紙Pを排出するためのプリント排出機構43と、このプリント排出機構43から排出された印画紙Pを後記する仕分け部5に向けて搬送するための搬送コンベヤ(図示せず)とを備えて成り、搬送コンベヤの下流側に仕分け部5を配置し、搬送コンベヤにより搬送されて来た印画紙Pを仕分け部5により例えばオーダー毎に仕分けするようにしている。
【0023】
以上の構成からなる写真処理装置により、駒画像Dの数が25駒であるAPSフィルムFを用いて、駒画像Dのスキャニング作業を行なう場合を図5に示すフローチャートに従って説明する。
【0024】
(1)まずDXセンサ16が読み取ったリーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数が実際の駒数(25駒)と等しい場合(ステップ101)において、
プレスキャン作業に伴い、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取った時(ステップ102)には、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止され、続いてAPSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ103)される。
【0025】
一方、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取れなかった場合(ステップ104)において、DXセンサ16が読み取ったトレーラー側情報記録部B2のデータより解析した画像の駒数が、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数と一致した時(ステップ105)には、フィルムキャリアユニット制御機能27による搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて、本スキャンが開始(ステップ106)される。
【0026】
これに対し、トレーラー側情報記録部B2のデータより解析した画像の駒数が、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数と一致しない時(ステップ107)には、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止されると共に、モニター26にエラー発生が表示(ステップ108)される。
【0027】
(2)次にDXセンサ16が読み取ったリーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数が実際の駒数(25駒)よりも大きいと誤認した場合、例えば誤って40駒と解析した場合(ステップ109)において、
プレスキャン作業に伴い、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取った時(ステップ110)には、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ111)される。
【0028】
一方、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取れなかった場合(ステップ112)には、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数(40駒)まで続けてAPSフィルムが搬送されようとするが、実際のフィルム(25駒)は短いので、25駒目以降においてパーフォレーションセンサ17がパーフォレーションPFの読み取りが行なえなくなり、その時点で、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止されると共に、モニター26にエラー発生が表示(ステップ113)される。
【0029】
(3)更にDXセンサ16が読み取ったリーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数が実際の駒数(25駒)よりも小さい例えば15駒と解析した場合(ステップ114)において、
15駒目の画像のプレスキャン作業が終ると、トレーラー側情報記録部B2のデータの解析が開始され、DXセンサ16がトレーラー側情報記録部B2を読み取るに伴い、この読み取りデーにより解析した画像の駒数が、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数と一致した時(ステップ115)には、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ116)される。
【0030】
15駒目の画像のプレスキャン作業終了後、DXセンサ16が読み取ったトレーラー側情報記録部B2のデータが解析できなかったか、若しくは解析した画像の駒数が、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数と一致しない時(ステップ117)場合において、
レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取った時(ステップ118)には、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ119)される。
【0031】
これに対してレディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取れなかった時(ステップ120)には、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止されると共に、モニター26にエラー発生が表示(ステップ121)される。
【0032】
(4)また更にDXセンサ16が読み取ったリーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数が解析できなかったか、若しくは解析された駒数が異常であった場合、即ち実際のAPSフィルムには存在しない15駒、25駒、40駒以外の数が誤って解析されてしまった場合(ステップ122)において、
レディセンサ15にてエンドパーフォレーションEPの監視が行なわれ、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取った時点(ステップ123)では、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ124)される。
【0033】
一方、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取れない場合(ステップ125)には、パーフォレーションセンサ17がパーフォレーションPFの読み取りが行なえなくなった時点で、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止されると共に、モニター26にエラー発生が表示(ステップ126)される。
【0034】
斯くして以上の写真処理装置では、レディセンサ15によるエンドパーフォレーションEPの読取に失敗した場合でも、DXセンサ16によるバーコードBの読み取り結果に基づいて、フィルムキャリアユニット制御機能27により搬送装置12aが制御されて、最終駒画像まで引き出されているAPSフィルムFがそれ以上カートリッジCから引き出されるのが防止されるので、フィルムが不用意に破損するような不具合を解消することが出来るのである。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、搬送装置により搬送されるフィルムのエンドパーフォレーションを検出するためのエンドパーフォレーション読取手段と、前記搬送装置により搬送されるフィルムに記録されたリーダー側情報記録部及びトレーラー側情報記録部を読み取る情報データ読取手段と、エンドパーフォレーション読取手段がエンドパーフォレーションを読み取ったか、若しくは情報データ読取手段で読み取られたリーダー側情報記録部とトレーラー側情報記録部の情報が一致した場合に、前記搬送装置によるフィルムの引き出しを停止させる制御手段とが備えられたことにより、エンドパーフォレーション読取手段によるエンドパーフォレーションの読取に失敗した場合でも、情報データ読取手段で読み取られたリーダー側情報記録部とトレーラー側情報記録部の情報が一致した場合には、制御手段による搬送装置の制御により、カートリッジからのフィルムの引き出しを停止させることが出来、フィルムの破損を極力少なくすると共に、本スキャンを開始することが出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる写真処理装置の説明図。
【図2】フィルムキャリアユニトの説明図。
【図3】本発明にかかる写真処理装置の制御系統の構成図。
【図4】APSフィルムの説明図。
【図5】同、写真処理装置の作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 フィルムキャリアユニット
12a 搬送装置
15 レディセンサ(エンドパーフォレーション読取手段)
16 DXセンサ(情報データ読取手段)
2 画像処理機
24 メインコントローラ(制御手段)
3 プリンタ
F APSフィルム
C カートリッジ
EP エンドパーフォレーション
B バーコード
B1 リーダー側情報記録部
B2 トレーラー側情報記録部
B3 駒画像情報記録部
D 駒画像
FP パーフォレーション
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像処理済みフィルムをカートリッジから引き出しながらフィルムに付されている駒画像などの各種情報を読み取って、画像処理する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、アドバンストフォトシステム用のAPSフィルムが開発されているが、このAPSフィルムは、通常、カートリッジ内に巻き取られた状態で収容されている。そしてこのAPSフィルムの基端部には、フィルムの基端部であることを示すエンドパーフォレーションが形成されており、またAPSフィルムの先端部と基端部には、駒画像の数量の情報等が記録されたバーコードからなるリーダー側情報記録部及びトレーラー側情報記録部が付されている。
【0003】
ところで以上のAPSフィルムに撮影された駒画像を例えばプリント処理するための画像処理装置には、APSフィルムの駒画像をスキャニングする際に用いるフィルムキャリアユニットが搭載され、このフィルムキャリアユニットを用いてAPSフィルムのスキャニングを行なう際には、フィルムキャリアユニットの搬送装置によりAPSフィルムをカートリッジから最終の駒画像まで引き出しながら所謂プレスキャンを行なった後、最終駒画像まで引き出したフィルムを搬送装置によりカートリッジ内に巻き取りながら、本スキャンを行なうようにしている。
【0004】
そして従来では、搬送装置により引き出されるAPSフィルムが最終の駒画像まで引き出されたか否かは、センサによりAPSフィルムに形成されたエンドパーフォレーションを読み取ることで判断している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の検出方法では、センサがエンドパーフォレーションの読み取りに失敗した場合には、搬送装置によりAPSフィルムがカートリッジから最終の駒画像まで引き出されているにもかかわらず、APSフィルムが最終の駒画像まで引き出されたのを判断することが出来なくなって、ともすると最終の駒画像まで引き出されたAPSフィルムが搬送装置により更に引き出し方向に引っ張られて、APSフィルムが破損するなどの不具合が生じる。
【0006】
本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、センサによるエンドパーフォレーションの読み取りに失敗した場合でも、フィルムの引き出しをストップして、フィルムの破損を極力少なくすることの出来る画像処理装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために請求項1に記載の発明は、フィルムの基端部を示すエンドパーフォレーションと、フィルムの先端部側に付された駒画像の数量を記録するリーダー側情報記録部と、フィルムの基端部側に付された駒画像の数量を記録するトレーラー側情報記録部とが備えられたフィルムを使用し、搬送装置により前記フィルムをカートリッジから引き出しながら、フィルムの駒画像を順次読み取って画像処理するようにした画像処理装置において、前記搬送装置により搬送されるフィルムのエンドパーフォレーションを検出するためのエンドパーフォレーション読取手段と、前記搬送装置により搬送されるフィルムに記録されたリーダー側情報記録部及びトレーラー側情報記録部を読み取る情報データ読取手段と、エンドパーフォレーション読取手段がエンドパーフォレーションを読み取ったか、若しくは情報データ読取手段で読み取られたリーダー側情報記録部とトレーラー側情報記録部の駒画像数の情報が一致した場合に、前記搬送装置によるフィルムの引き出しを停止させる制御手段とが備えられていることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、画像処理装置の一例である写真処理装置を示したものであって、この写真処理装置は、
現像済フィルムをセットして搬送するための搬送装置が搭載されたフィルムキャリアユニット1、このフィルムキャリアユニット1にセットされた現像済フィルムの駒画像を読み取るためのスキャナ21、MOなどの記録メディアに記録した画像データを読み取るための読み取り装置22、スキャナ21または読み取り装置22で読み取った画像データに主として各種の画像処理を施すための画像処理部23を搭載した画像処理機2と、
画像処理機2で処理された画像データにより、プリント用紙の一例である印画紙Pに画像を焼き付けるためのプリンター3と、
プリンター3で画像が焼き付けられた印画紙を現像するためのプロセッサ4と、プロセッサ4で現像処理されて仕上がったプリントを仕分けるための仕分け機5とが備えられている。
【0009】
フィルムキャリアユニット1は、フィルムを挟持するように上下二分割される構成となっており、このフィルムキャリアユニット1内には、図2にも示すように、APSフィルムFと135フィルムに対応した2つのフィルム搬送路10a・10bが形成されており、これらフィルム搬送路10a・10bの途中には、光源からの光を通過させるスキャニングゲート11a・11bが形成されている。
そして各搬送経路10a・10bには、APSフィルムF若しくは135フィルムを搬送するための複数の搬送ローラ120a・120bを備えた搬送装置12a・12bが設けられ、この搬送装置12a・12bを介してAPSフィルムF若しくは135フィルムを搬送しながら、駒画像のスキャニングが行なえるようにしている。
【0010】
APSフィルムFのフィルム搬送路10aの始端側には、APSフィルムFが装填されたカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部13が設けられ、フィルム搬送路10aの終端側には、カートリッジCから引き出されたAPSフィルムFを巻き取るための巻取り部14が設けられている。
【0011】
また、APSフィルムFのフィルム搬送路10aの途中でスキャニングゲート11aよりも上流側には、APSフィルムFの先端の検出並びにAPSフィルムFの基端部に設けられたエンドパーフォレーションEPの検出のためのレディセンサー15と、APSフィルムFに付されたバーコードBを読み取る読取手段としてのDXセンサー16が設けられ、更にAPSフィルムFのフィルム搬送路10aの途中でスキャニングゲート11aよりも下流側には、APSフィルムFの駒画像D毎に設けられているパーフォレーションPFを検出するためのパーフォレーションセンサ17が設けられている。
【0012】
尚、前述のバーコードBは、図4にも示すように、APSフィルムFの先端部側に付された駒画像の数量などを記録するリーダー側情報記録部B1と、APSフィルムFの基端部、即ちカートリッジCへの巻取り端側に付された駒画像の数量などを記録するトレーラー側情報記録部B2と、駒画像D毎に記録されている駒画像情報記録部B3とから構成されており、リーダー側情報記録部B1とトレーラー側情報記録部B2は、同一の内容が記録されている。
【0013】
画像処理機2に搭載されているスキャナ21は、現像済フィルムをフィルムキャリアユニット1にセットすることにより、光源ユニット20からの光を、ゲート11a・11bを介してフィルムに照射して、フィルムの各駒画像Dを順次読み取って画像処理部23に出力するようにしている。
【0014】
また画像処理部23では、スキャナ21または読み取り装置22で読み取られた画像データに各種画像処理を施すようにしている。
【0015】
画像処理部23は、画像処理ソフトウエア等がインストールされたコンピュータから成るメインコントローラ24と、メインコントローラ24に各種情報を入力するためのキーボード25a及びマウス25bと、各種情報を表示するためのモニター26とから構成されている。
【0016】
そしてスキャナ21若しくは読み取り装置22により読み取られた画像データは、所定の処理プログラムとキーボード25aまたはマウス25bにより入力されるプリントサイズなどの各種情報に基づいてメインコントローラ24により適宜処理された後、順次プリントデータとしてプリンター3に搭載したサブコントローラ30に出力するようにしている。
【0017】
またメインコントローラ24のプログラム上には、フィルムキャリアユニット制御機能27が構築され、このフィルムキャリアユニット制御機能27では、エンドパーフォレーション読取手段としてのレディセンサ15及び情報データ読取手段としてのDXセンサ16の読取結果に基づき、少なくとも、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取ったか、若しくはDXセンサ16で読み取られるリーダー側情報記録部B1とトレーラー側情報記録部B2の駒画像数の情報が一致した場合に、搬送されるAPSフィルムFが最終の駒画像まで引き出されてエンドであると判断して、フィルムキャリアユニット1の搬送装置12aによるAPSフィルムFの引き出しを停止させた後、本スキャン作業に移るべくフィルムをカートリッジに巻き戻すようにしている。
【0018】
以上のフィルムキャリアユニット制御機能27では、APSフィルムFのプレスキャン開始に伴い、まずレディセンサ15によりフィルムFの先端を検出した後、DXセンサ16によりリーダ側情報記録部B1を読み取ると、この読み取りデータをフィルムキャリアユニット制御機能27で解析し、その解析による駒画像数に基づいて、パーフォレーションセンサ17によりパーフォレーションPFを読み取りながら、DXセンサーが順次駒画像情報記録部B3を順次読み取るのであって、パーフォレーションセンサ17が、解析された駒画像数の最終駒画像の1つ手前の駒画像に対応するパーフォレーションPFを読み取った時点で、DXセンサ16によるトレーラー側情報記録部B2の読み取りデータのデータ解析がフィルムキャリアユニット制御機能27で開始されるようにしている。
【0019】
プリンター3は、画像処理機2の画像処理部23で作成されたプリントデータを印画紙Pに焼き付けるためのものであり、画像処理部23から出力されたプリントデータなどを入力するためのサブコントローラ30と、ロール状に巻かれた印画紙を充填した2台のペーパーマガジン31a・31bと、ペーパーマガジン31a・31bから送り出される印画紙Pを搬送するための搬送機構32と、搬送機構32で搬送される印画紙Pにサブコントローラ30を介して画像データを露光するための露光機構33とが搭載されている。
【0020】
そしてプリンター3では、メインコントローラ24から出力されるプリントデータがサブコントローラ30に入力されるに伴い、このサブコントローラ30で、入力されるプリントデータに基づいて露光用データが生成されて、露光機構33に出力されるようにしている。
【0021】
尚、露光機構33の方式としては、PLZTシャッター方式やレーザービーム方式、液晶シャッター方式、蛍光ビーム方式等が知られており、仕様に応じて任意の方式を採択することが出来る。
【0022】
プロセッサ4は、プリンター3で画像が焼き付け処理された印画紙Pを現像処理するための現像処理機構41と、現像処理機構41で現像処理された印画紙を乾燥するための乾燥処理機構42と、乾燥処理された印画紙Pを排出するためのプリント排出機構43と、このプリント排出機構43から排出された印画紙Pを後記する仕分け部5に向けて搬送するための搬送コンベヤ(図示せず)とを備えて成り、搬送コンベヤの下流側に仕分け部5を配置し、搬送コンベヤにより搬送されて来た印画紙Pを仕分け部5により例えばオーダー毎に仕分けするようにしている。
【0023】
以上の構成からなる写真処理装置により、駒画像Dの数が25駒であるAPSフィルムFを用いて、駒画像Dのスキャニング作業を行なう場合を図5に示すフローチャートに従って説明する。
【0024】
(1)まずDXセンサ16が読み取ったリーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数が実際の駒数(25駒)と等しい場合(ステップ101)において、
プレスキャン作業に伴い、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取った時(ステップ102)には、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止され、続いてAPSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ103)される。
【0025】
一方、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取れなかった場合(ステップ104)において、DXセンサ16が読み取ったトレーラー側情報記録部B2のデータより解析した画像の駒数が、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数と一致した時(ステップ105)には、フィルムキャリアユニット制御機能27による搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて、本スキャンが開始(ステップ106)される。
【0026】
これに対し、トレーラー側情報記録部B2のデータより解析した画像の駒数が、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数と一致しない時(ステップ107)には、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止されると共に、モニター26にエラー発生が表示(ステップ108)される。
【0027】
(2)次にDXセンサ16が読み取ったリーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数が実際の駒数(25駒)よりも大きいと誤認した場合、例えば誤って40駒と解析した場合(ステップ109)において、
プレスキャン作業に伴い、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取った時(ステップ110)には、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ111)される。
【0028】
一方、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取れなかった場合(ステップ112)には、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数(40駒)まで続けてAPSフィルムが搬送されようとするが、実際のフィルム(25駒)は短いので、25駒目以降においてパーフォレーションセンサ17がパーフォレーションPFの読み取りが行なえなくなり、その時点で、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止されると共に、モニター26にエラー発生が表示(ステップ113)される。
【0029】
(3)更にDXセンサ16が読み取ったリーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数が実際の駒数(25駒)よりも小さい例えば15駒と解析した場合(ステップ114)において、
15駒目の画像のプレスキャン作業が終ると、トレーラー側情報記録部B2のデータの解析が開始され、DXセンサ16がトレーラー側情報記録部B2を読み取るに伴い、この読み取りデーにより解析した画像の駒数が、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数と一致した時(ステップ115)には、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ116)される。
【0030】
15駒目の画像のプレスキャン作業終了後、DXセンサ16が読み取ったトレーラー側情報記録部B2のデータが解析できなかったか、若しくは解析した画像の駒数が、リーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数と一致しない時(ステップ117)場合において、
レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取った時(ステップ118)には、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ119)される。
【0031】
これに対してレディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取れなかった時(ステップ120)には、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止されると共に、モニター26にエラー発生が表示(ステップ121)される。
【0032】
(4)また更にDXセンサ16が読み取ったリーダー側情報記録部B1のデータより解析した画像の駒数が解析できなかったか、若しくは解析された駒数が異常であった場合、即ち実際のAPSフィルムには存在しない15駒、25駒、40駒以外の数が誤って解析されてしまった場合(ステップ122)において、
レディセンサ15にてエンドパーフォレーションEPの監視が行なわれ、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取った時点(ステップ123)では、フィルムキャリアユニット制御機能27によるフィルムキャリアユニット1の搬送装置12aの制御により、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止された後、APSフィルムFがカートリッジCに巻き戻されて本スキャンが開始(ステップ124)される。
【0033】
一方、レディセンサ15がエンドパーフォレーションEPを読み取れない場合(ステップ125)には、パーフォレーションセンサ17がパーフォレーションPFの読み取りが行なえなくなった時点で、カートリッジCからのAPSフィルムFの引き出しが停止されると共に、モニター26にエラー発生が表示(ステップ126)される。
【0034】
斯くして以上の写真処理装置では、レディセンサ15によるエンドパーフォレーションEPの読取に失敗した場合でも、DXセンサ16によるバーコードBの読み取り結果に基づいて、フィルムキャリアユニット制御機能27により搬送装置12aが制御されて、最終駒画像まで引き出されているAPSフィルムFがそれ以上カートリッジCから引き出されるのが防止されるので、フィルムが不用意に破損するような不具合を解消することが出来るのである。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、搬送装置により搬送されるフィルムのエンドパーフォレーションを検出するためのエンドパーフォレーション読取手段と、前記搬送装置により搬送されるフィルムに記録されたリーダー側情報記録部及びトレーラー側情報記録部を読み取る情報データ読取手段と、エンドパーフォレーション読取手段がエンドパーフォレーションを読み取ったか、若しくは情報データ読取手段で読み取られたリーダー側情報記録部とトレーラー側情報記録部の情報が一致した場合に、前記搬送装置によるフィルムの引き出しを停止させる制御手段とが備えられたことにより、エンドパーフォレーション読取手段によるエンドパーフォレーションの読取に失敗した場合でも、情報データ読取手段で読み取られたリーダー側情報記録部とトレーラー側情報記録部の情報が一致した場合には、制御手段による搬送装置の制御により、カートリッジからのフィルムの引き出しを停止させることが出来、フィルムの破損を極力少なくすると共に、本スキャンを開始することが出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる写真処理装置の説明図。
【図2】フィルムキャリアユニトの説明図。
【図3】本発明にかかる写真処理装置の制御系統の構成図。
【図4】APSフィルムの説明図。
【図5】同、写真処理装置の作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 フィルムキャリアユニット
12a 搬送装置
15 レディセンサ(エンドパーフォレーション読取手段)
16 DXセンサ(情報データ読取手段)
2 画像処理機
24 メインコントローラ(制御手段)
3 プリンタ
F APSフィルム
C カートリッジ
EP エンドパーフォレーション
B バーコード
B1 リーダー側情報記録部
B2 トレーラー側情報記録部
B3 駒画像情報記録部
D 駒画像
FP パーフォレーション
Claims (1)
- フィルムの基端部を示すエンドパーフォレーションと、フィルムの先端部側に付された駒画像の数量を記録するリーダー側情報記録部と、フィルムの基端部側に付された駒画像の数量を記録するトレーラー側情報記録部とが備えられたフィルムを使用し、搬送装置により前記フィルムをカートリッジから引き出しながら、フィルムの駒画像を順次読み取って画像処理するようにした画像処理装置において、
前記搬送装置により搬送されるフィルムのエンドパーフォレーションを検出するためのエンドパーフォレーション読取手段と、
前記搬送装置により搬送されるフィルムに記録されたリーダー側情報記録部及びトレーラー側情報記録部を読み取る情報データ読取手段と、
エンドパーフォレーション読取手段がエンドパーフォレーションを読み取ったか、若しくは情報データ読取手段で読み取られたリーダー側情報記録部とトレーラー側情報記録部の駒画像数の情報が一致した場合に、前記搬送装置によるフィルムの引き出しを停止させる制御手段とが備えられていることを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002376611A JP2004205915A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 写真処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002376611A JP2004205915A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 写真処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004205915A true JP2004205915A (ja) | 2004-07-22 |
Family
ID=32814029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002376611A Withdrawn JP2004205915A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 写真処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004205915A (ja) |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002376611A patent/JP2004205915A/ja not_active Withdrawn
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