JP2006058397A - 写真フィルム処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 写真フィルムのセット向きなどを誤って装填した場合でも、再処理を容易に可能する。
【解決手段】 フィルムキャリア12とフィルムカッティングインサータ16との間に連結搬送部14を設ける。連結搬送部14を、リザーバ22と分岐排出部23とから構成する。リザーバ22で写真フィルム28を少なくとも1本分以上貯留する。リザーバ22で写真フィルム1本分が貯留されるため、次のフィルムカッティングインサータ16では、1本分の画像コマ位置データに基づきフィルムピース78への切断が可能になる。また、写真フィルム28の表裏装填誤りなどがあった場合には、切断処理することなく、分岐排出部23を介して排出することができ、再処理が容易に行える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、写真フィルムを1本ずつフィルムキャリアに供給して写真プリント等を作成する写真フィルム処理装置に関するものである。
写真フィルムの画像処理をデジタルで行う写真フィルム処理装置には、画像が記録された写真フィルムを所定の読取速度で搬送しつつ、この写真フィルムの画像をCCDラインセンサからなるスキャナによって読み取り、この読み取りによって得られた画像データを用いて記録材料への画像の記録、ディスプレイへの画像の表示等を行うものがある(特許文献1,2参照)。
このような写真フィルム処理装置の画像読取部では、搬送ローラ対により写真フィルムを読取搬送路に沿って一方向へ搬送しつつ、ラインスキャナにより比較的にラフな解像度で写真フィルムの画像を読み取るプレスキャニングを行い、写真フィルムに記録された画像のサイズやダイナミックレンジ等を確認した後、写真フィルムの搬送方向を反転して写真フィルムを逆方向へ搬送しつつ、プレスキャニングにより得られたデータに基づいて高解像度で写真フィルムの画像を読み取るファインスキャニングを行うという、いわゆる往復走査を行っている。ファインスキャニング完了後の写真フィルムは、読取搬送路に接続されたフィルム搬出路に沿って装置外部やフィルム受入部へ搬出される。
フィルム搬出路へ搬送された写真フィルムは、例えば、フィルムカッタで6コマまたは4コマ等の所定長さに切断される。この切断されてなるフィルムピースは、フィルム収容袋が連続するシート(フィルムシート)にインサータにより順次収納されていく(特許文献3,4参照)。
上記のように写真フィルムから画像を読み取るスキャナと、画像を読み取った写真フィルムをフィルムピースに切断するフィルムカッティングインサータとを連結した写真フィルム処理装置では、いずれか一方でトラブルが発生すると、他方の処理も停止してしまうという問題がある。そこで、特許文献4ではスキャナとフィルムカッティングインサートとの間にループを形成し、両者の処理速度差を吸収するとともに、いずれか一方でトラブルが生じた場合でも、写真フィルム単位で処理を停止することができるようにしている。
特開平11−133519号公報 特開平5−188483号公報 特開平5−72705号公報 特開平11−295870号公報
ところで、写真フィルムをフィルムキャリア等にセットする場合に、表裏を誤って逆にして挿入したり、先端から入れるところを逆に後端から入れたり、異なるフィルム種類を入れたりしてしまうことがあった。この場合には、再読み取りを行う必要から、再度フィルムをフィルムキャリアにセットして正規位置で装填し直すことが行われる。しかしながら、上記の写真フィルム処理装置では、これら誤装填の問題を考慮していないため、誤装填があった場合の再処理に手間取ってしまうという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、写真フィルムの誤装填があった場合でも簡単に対応して効率のよい処理が行えるようにした写真フィルム処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の写真フィルム処理装置は、写真フィルムに記録された画像を光学的に処理する第1処理部と、写真フィルムを所定の長さに切断するカッタ部を含む第2処理部と、これら第1処理部と第2処理部とを連結して写真フィルムを搬送する連結搬送部と、この連結搬送部に設けられ、第1処理部からの写真フィルムを分岐させて排出する分岐排出部とを有することを特徴とする。なお、前記第1処理部と分岐排出部との間に、写真フィルムを1本分貯留可能なリザーバを有することが好ましい。また、前記第2処理部と分岐排出部との間に、写真フィルムを1本分貯留可能なリザーバを有することが好ましい。
本発明によれば、写真フィルムに記録された画像を読み取ったり焼付露光したりして光学的に処理する第1処理部と、写真フィルムを所定の長さに切断するカッタ部を含む第2処理部との間に設けた連結搬送部に、第1処理部からの写真フィルムを分岐させて排出する分岐排出部を有するから、第2処理部での異常発生時や、写真フィルムの表裏を逆にセットしてしまったもの、挿入方向を誤ってしまったもの、フィルム種類が違うもの等の画像読取及びフィルム切断処理を行うことができない写真フィルムを切断することなく排出することができる。
第1処理部と分岐排出部との間に、写真フィルムを1本分貯留可能なリザーバを有することにより、花火のシーンなどのエッジが不明瞭な画像コマが連続する写真フィルムの場合に、1本分の画像コマ検出情報を用いてフィルムを切断するか否かなどの処理が可能になる。しかも、2段階のループ構造などを採用する必要がなく、装置サイズの小型化が図れる。
分岐排出部と第2処理部との間に、写真フィルムを1本分貯留可能なリザーバを有することにより、第2処理部に異常が発生して処理が停止した場合でも、次の画像読取中の写真フィルムは分岐排出部を介して排出することで、画像読取処理が中断することがなくなる。
図1に示すように、写真フィルム処理装置としての画像入力機10は、オートフィルムローダ11、フィルムキャリア12、画像読取部13、連結搬送部14、フィルムカッティングインサータ16、及び画像処理部17を備えている。また、画像出力機18は、レーザプリンタ部19及びプロセサ部20を備えている。
連結搬送部14には搬送ローラ対21及びガイドプレートが適宜間隔で配置されているが、図面の煩雑化を避けるために一部のみを図示している。この連結搬送部14には、リザーバ22及び分岐排出部23が設けられている。
オートフィルムローダ11は、フィルムホルダ、給送ローラ、及び搬送ローラ対を備えている。フィルムホルダには、現像済みの写真フィルムが積層されて束とされたフィルタ束が装填される。給送ローラは、フィルムホルダ内の写真フィルムを1本ずつ分離して搬送ローラ対に送る。搬送ローラ対はフィルムホルダから分離された写真フィルムをフィルムキャリア12に送る。また、オートフィルムローダ11とフィルムキャリア12との間には、手差しにより写真フィルムをフィルムキャリア12にフィルム挿入口が設けられている。なお、符号25は写真フィルム28(図2参照)の搬送路を示している。
図2に示すように、写真フィルム28の先端部28aにはチェックラベル31がプリント処理の前に貼り付けられている。このチェックラベル31には、各注文を識別するための注文識別番号32およびこの注文識別番号32をバーコード化したバーコード33が記録されている。このチェックラベル31は同一番号のものが、プリント注文の際に写真フィルム28が入れられていたDP袋(図示せず)にも貼り付けられ、これらの照合に用いられる。
図1に示すように、前記画像処理部17はパーソナルコンピュータから構成されており、キーボード17a、マウス17b、ディスプレイ17cを備えており、注文情報の入力手段および記憶手段を兼ねている。そして、キーボード17a、マウス17bなどをオペレータが操作してDP袋に記入された注文情報が入力可能になっている。入力された注文情報は、画像処理部17内のメモリ17dに注文識別番号とともに記憶される。
図3は注文情報の一覧表の一例であり、この注文情報一覧表38には、注文識別番号、フィルム種、印画紙の面種、プリントサイズ、縁の有無、枚数、受け渡し時刻、受け渡し方法、インデックスプリントの有無、CDの有無、顧客情報の項目毎に必要に応じて入力される。注文識別番号としては、例えば4桁の数字が用いられる。なお、注文識別情報としては、数字に限定されるものではなくアルファベットなどの他の文字との組み合わせでもよく、また桁数も4桁に限らず、適宜増減してよい。フィルム種類としてはネガフィルムを示す「N」や、リバーサルフィルムを示す「R」などが用いられる。印画紙の面種では、光沢(グロッシー)、絹目などが用いられる。プリントサイズでは、「L」,「2L」,「ハーフL」,「パノラマ」などが用いられる。縁の有無では「縁有り」,「縁無し」が用いられる。枚数は「各1枚」,「各2枚」などが用いられる。受け渡し時刻では、注文時に指定した受け渡し日時が書き込まれる。受け渡し方法では、店頭渡し、郵送、宅配便などが選択される。インデックスの有無にはインデックスプリントの有無が書き込まれる。また、CDの有無ではCDRへの書込みの有無が選択される。また、顧客情報の項目では、顧客の電話番号などが書き込まれる。なお、注文情報として、図示しないオートデート機構によってプリント日または日時を入力してもよい。
注文情報のうち、プリントサイズ、プリント枚数、ペーパー面種、インデックスプリントの有無については、画像出力機18におけるプリント処理の際に用いられ、対応するプリントサイズ、枚数で、指定されたカラー印画紙(カラーへーパー)の面種(光沢または絹目)の印画紙に対してプリントが行われる。また、インデックスプリント有りの場合には、写真フィルム28に記録された全コマを一覧に表示したインデックスプリントが作成される。また、データCDの作成が有りの場合には、スキャン終了後に指定された記録媒体例えばCDRに画像データが書き込まれる。なお、CDRに代えて、その他のDVDRやICカードなどに画像データを書き込むようにしてもよい。
オートフィルムローダ11とフィルムキャリア12との間にはバーコードリーダ34が配置されている。バーコードリーダ34はチェックラベル31のバーコード33を読み取り、このバーコード読み取り信号をシステムコントローラ40に送る。バーコードリーダ34は、コンビニエンスストアのレジなどで使用されるバーコードリーダと同じものが用いられるが、検出方式や用いる光源などは適宜変更してよい。システムコントローラ40は、バーコード読み取り信号に基づき注文識別番号32から画像処理部17のメモリ17d内の対応する注文情報を読み取り、この読み取った注文情報に基づき各部を制御して注文情報に対応したプリント処理を行う。バーコード33が読み取られた写真フィルム28はフィルムキャリア12に送られる。
フィルムキャリア12には読み取り開口12aが形成されており、この読み取り開口12aを通過するようにフィルム通路42が形成されている。読み取り開口13aにはキャリアマスク43が設けられており、このキャリアマスク43は画像読み取り時に写真フィルム28を押えて写真フィルム28の平面性を確保する。
キャリアマスク43の上流側でフィルム通路42には、先端センサ45、画面センサ46、図示しないパーフォセンサ及びバーコードリーダが設けられている。先端センサ45は写真フィルム28の先端を検出し、この先端検出信号をシステムコントローラ40に送る。パーフォセンサは写真フィルムのパーフォレーションを検出する。バーコードリーダは写真フィルムの側縁部に記録されたDXコードやコマ番号バーコードを読み取る。
画面センサ46は、写真フィルムの各画像コマ位置を特定するためのものである。この 画面センサ46は、写真フィルム28の画像記録エリア内にフィルム幅方向で離間して配置された例えば4個の透過型受光センサから構成されており、この受光センサの信号はシステムコントローラ40に送られる。システムコントローラ40では、コマ位置判定部41によって、フィルム長手方向における各受光センサの濃度変動に基づき各画像コマのエッジ位置を抽出する。
図4は、エッジ位置の抽出及び判定アルゴニズムの一例を示している。まず、エッジが明確なコマについて、エッジ位置を確定する。そして、この確定したエッジ位置データに基づき確定コマについてのコマ位置データの平均を算出する。次に、この確定コマの平均データに基づき、未確定コマについてエッジ位置候補を抽出する。そして、エッジ位置候補と確定エッジとの距離を算出する。次に、算出距離と前記平均との差を算出する。そして、差の最も小さいエッジ位置を選択して、これを確定エッジ位置として登録する。また、確定したエッジ位置に基づき画像コマの他方のエッジ位置を算出し登録する。これを未確定の全画像コマに対して行う。なお、エッジ位置の抽出及び判定アルゴニズムは上記のものに限定されることなく他のエッジ位置の抽出方法及び判定アルゴニズムを用いてもよい。
システムコントローラ40では、コマ位置判定部41により、各画像コマの位置を写真フィルム28の先端からの送り量を基準にして特定する。なお、各画像コマの位置の特定は先端からの送り量に代えて、先端から対象コマのエッジ近くまでのパーフォレーションの数量と、このエッジ近くのパーフォレーションからエッジまでのフィルム送り量とから特定してもよい。この場合には、フィルム送りの累積誤差が少なくなるので、各コマ位置を精度よく特定することができる。また、パーフォレーションを基準にする代わりに、画像コマ位置に近いコマ番号バーコードやDXバーコードなどを基準にし、この基準にしたバーコードからのフィルム送り量により各コマのエッジ位置を特定してもよい。
画像読取部13は光源50及びスキャナ51から構成されている。光源50は、読み取り開口12aにセットされた各画像コマを照明する。スキャナ51は、撮像レンズ51aと、この撮像レンズ51aの結像位置に配置されるR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)測光用のエリアCCDセンサ51bとを備えており、このエリアCCDセンサ51bによって写真フィルム28の各画像コマの画像を読み取る。このスキャナ51からのR、G、B3色の画像データは、それぞれ画像処理部17へ出力される。
画像処理部17は、前述したように注文情報の入力および記憶を行う他に、スキャナ51からの画像データに対して濃度補正や色補正等の各種画像処理を行って、記録用画像データとしてレーザプリンタ部19へ出力する。また画像処理部17は、画像処理を行った画像データを画像ファイルとして外部へ出力する。例えば、メモリカードやCDR、DVDR等の記憶媒体やHDD等の外部記憶装置に出力したり、通信回線を介して他の情報処理機器へ送信したりする。
レーザプリンタ部19はR、G、Bのレーザ光をそれぞれ出射するレーザ光源を備えており、画像処理部17から入力された記録用画像データに応じて変調したレーザ光を印画紙に照射して、走査露光によって印画紙に画像(潜像)を形成する。プロセサ部20は、レーザプリンタ部19によって走査露光された印画紙に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これにより、印画紙上に形成された潜像が現像されて可視像とされる。また、レーザプリンタ部19では、インデックスプリントが指定された場合には、写真フィルムの各画像コマを一覧に表示したインデックスプリントを作成する。
フィルムキャリア12を出た写真フィルム28は、連結搬送部14を介してフィルムカッティングインサータ16に送られる。連結搬送部14はフィルムキャリア12とフィルムカッティングインサータ16とを接続するためのものであり、リザーバ22及び分岐排出部23を備えている。リザーバ22は、2個の搬送ローラ対60,61の間にループ空間62を形成するように構成されており、入口側の搬送ローラ対60には可動ガイド63が設けられている。ループ空間62は少なくとも写真フィルム1本分のフィルム貯留量を有する。可動ガイド63は、入口側の搬送ローラ対60の下部駆動ローラ60aと同軸で回転自在に取り付けられており、水平状態となって写真フィルム28の先端を出口側搬送ローラ対61に案内する案内位置(二点鎖線表示)と、略垂直状態となってループ空間から退避する退避位置(実線表示)との間で変位する。
分岐排出部23は、分岐ガイド65と搬送ローラ対66とフィルム貯留部67とから構成されている。分岐ガイド65はリザーバ22出口側の搬送ローラ対61の下部駆動ローラ61aと同軸で回転自在に取り付けられており、水平状態となって写真フィルム28の先端部28aをフィルムキャリア12に案内する通常位置と、斜め上方に傾斜するように回転し、分岐搬送ローラ対66に写真フィルム28の先端部28aを案内する分岐位置との間で変位する。フィルム貯留部67は円筒状に形成されており、分岐された写真フィルム28をロール状に収納する。なお、フィルム貯留部67は写真フィルム28を一時的に貯留することができるものであればよく、図示例のものに限られない。
フィルムカッティングインサータ16には、先端センサ70及び画面センサ71が設けられており、これらセンサ70,71からの信号はシステムコントローラ40に送られる。画面センサ71は、割り込み処理がなされて、オートフィルムローダ11、フィルムキャリア12、リザーバ22を介することなく、直接にフィルムカッティングインサータ16のフィルム入口に写真フィルム28が挿入される場合に、各画像コマ位置を特定するためのものである。先端センサ70及び画面センサ71は、上記フィルムキャリア12に設けた先端センサ45及び画面センサ46とほぼ同様に構成されており、これらセンサ70,71の出力はシステムコントローラ40のコマ位置判定部41に送られ、このコマ位置判定部41によって写真フィルム28の先端及び画面エッジ位置を検出する。
フィルムカッティングインサータ16は、カッタ75とフィルムシート搬送部76とインサートローラ対77とを備えている。カッタ75は、写真フィルム28を例えば6個の画像コマ単位で切断し、フィルムピース78にする。このとき、画面センサ46の1件分の全コマ位置検出結果に基づきコマ位置が特定されて、このコマ位置に基づき6コマ毎のカット位置が特定され切断される。
フィルムシート搬送部76は、図示しないシート搬送ローラ対によりフィルムシートロール80からフィルムシート81を引き出して、インサートローラ対77にフィルムシート81のフィルム収納部81aを位置決めする。フィルムシートロール80は、フィルムシート81をロール状に巻き取ったものであり、フィルムシート81には多数のフィルム収納部81aが並べて形成されている。このフィルム収納部81aにインサートローラ対77によりフィルムピース78が挿入されると、フィルムシート81がフィルムシート搬送部76によってフィルム収納部の幅だけ送られる。これにより、次の未挿入のフィルム収納部81aがフィルム装填位置にセットされる。以下、同様にして写真フィルム28の切断と挿入とが行われる。また、1本分の写真フィルム28が切断されてフィルムシート81に挿入されると、各写真フィルム28が挿入されたフィルム収納部81aの境界部分で、フィルムシート81が図示しないカッタにより切り離される。
次に、上記実施形態の作用を説明する。まず、写真フィルム28を受け付けるときに、注文者の名前、連絡先電話番号や注文内容がDP袋に書き込まれ、この書き込まれたDP袋内に受け付けた写真フィルム28が入れられる。次に、受け付け処理されたDP袋および図2に示すように写真フィルム28の先端部28aに注文識別番号32およびそのバーコード33が記録されたチェックラベル31が貼り付けられる。この後、貼り付けられたチェックラベル31の注文識別情報と、DP袋に書き込まれたプリント注文情報とが、画像処理部17のキーボード17aおよびマウス17bを介して、オペレータの操作によって入力される。画像処理部17では、注文識別情報毎に注文情報をメモリ17dに書き込む。受け付け処理後の写真フィルム28は周知のフィルム現像機によって現像処理される。
現像処理後の写真フィルム28は現像処理順にあるいはランダムに重ねられて、オートフィルムローダ11にセットされる。このとき、従来のように、同一注文内容のものを1まとまりにまとめるような前処理としての仕分けが不要になり、プリント処理が簡単になる。
オートフィルムローダ11では、給送ローラによってフィルム束から写真フィルム28を1本ずつ送り出す。この写真フィルム28は、搬送ローラ対によりフィルムキャリア12に向けて搬送される。この搬送時に、バーコードセンサ34により、写真フィルム28の先端部28aに貼られたチェックラベル31のバーコード33が読み取られる。このバーコード読み取り信号はシステムコントローラ40に送られる。システムコントローラ40では、バーコード33による注文識別番号に基づき対応するプリント注文内容を画像処理部17のメモリ17dから検索し、プリント注文内容に基づきプリント処理やCDRに画像データの書込み処理を行う。
なお、バーコード33の読み取りを失敗した場合には、写真フィルム28が戻されて、この戻し中または再送り中にバーコードセンサ34でバーコード33の再読み取りが行われる。この2回のバーコード読み取りにも失敗した場合にはアラームが発せられ、オペレータによる読み取りが行われる。この場合には、オペレータによりバーコード33が読み取れる位置で写真フィルム28の送りが停止され、この状態でキー入力可能な状態になる。オペレータは、チェックラベル31の注文識別番号を読み取り、これをキー入力する。キー入力された注文識別情報は画像処理部17のディスプレイ17cに表示され、これでよければ確定キーが操作されることで、注文識別情報の入力が終了し、写真フィルム28の送りが再開される。
表裏を逆にしてセットされた写真フィルムの場合にはチェックラベルがバーコードリーダとは反対側になるため、読み取り不能になる。この表裏を逆にして装填された写真フィルムに対して画像読取部で読み取った画像データは、表裏が反転した画像データとなっている。また、先後端を逆にしてセットされた写真フィルムの場合には、チェックテープが先端部にないことから、写真フィルムの先端部が通過するときにはバーコードを読み取ることができず、この場合もバーコード読取失敗となる。さらには、ネガフィルム中に誤ってリバーサルフィルムが混入していた場合にも、この写真フィルムを他の写真フィルムと同じ読取条件で読み取ることはできない。このような装填不良の場合には、本実施形態では、分岐排出部23でフィルム貯留部67に強制的に排出し、再度正規位置で装填することで画像の読み取り、プリントを行う。このような装填不良の判断は、チェックラベル31の読み取り失敗や読み取り後の注文情報の内容に応じて自動的に判断している。なお、このような自動的な判断に代えて、装填不良アラームを発してオペレータに確認させた後に分岐排出部23により、これらの装填不良の写真フィルム28を排出してもよい。
先端センサ45及び第1画面センサ46の出力信号に基づきシステムコントローラ40では、コマ位置判定部41によって、フィルム長手方向における各受光センサの濃度変動に基づき各画像コマのエッジ位置を抽出し、このエッジ位置を写真フィルム28の先端からのフィルム送り量によって特定する。このエッジ位置データはシステムコントローラ40のメモリに記憶される。
写真フィルム28の先端が可動ガイド63を通過し、更に下流側の搬送ローラ対61を通過すると、可動ガイド63がガイド位置から退避位置に変位する。この可動ガイド63の退避によって、写真フィルム28はループ空間62内に収納される。フィルムキャリア12では先端センサ45によるフィルム先端検出信号を基準にしたフィルム送り量によって、各コマが読み取り開口13aに順次セットされて、フィルムスキャナ12による各画像コマの読み取りが行われる。
画像が読み取られた写真フィルム28は連結搬送部14を介してフィルムカッティングインサータ16に送られて、画面センサ46による各画像コマの位置データに基づき6コマ毎に切断されて、フィルムシート81に挿入される。この6コマ毎の切断は、画面センサ46による写真フィルム28の1本分の画像コマ位置を特定した後に、この画像コマ位置データに基づき行われるため、各画像コマの間で6コマ毎に写真フィルム28が切断される。
なお、リザーバ22に写真フィルム28がほぼ1本分の長さで貯留されるため、フィルムキャリア12での画像読み取り処理と、フィルムカッティングインサータ16でのフィルム切断処理とを写真フィルム単位で分離することができる。したがって、花火などのシーンのようにエッジが不明瞭な画像コマが連続した場合に、1本分の画像コマ位置情報に基づきエッジが不明瞭な画像コマ位置を特定することができる。また、フィルムカッティングインサータ16で切断処理が中断した場合に、現在読み取り中の写真フィルム28を分岐排出部23によって排出することができる。
各画像コマの画像読み取り後は、この各画像コマの画像データに基づき画像出力機18によりプリント写真が作成される。このプリント写真の作成は、予めチェックラベル31の注文識別情報に基づき特定された注文内容に沿って行われる。例えば、レーザプリンタ部19において、プリントサイズおよびプリント枚数に応じて、カラーペーパーが切断され、プリント枚数に応じた走査露光が行われる。このとき、現在セットされているカラーペーパーが注文内容の面種に適合しているか否かが判定される。そして、適合していない場合には、適合する面種のプリント注文処理が行われた後に、ペーパー交換のアラームが出されて、所定の面種のカラーペーパーがセットされた後に、面種の異なるプリント処理が行われる。
また、インデックスプリントが指定されている場合には、各画像コマが一覧に表示されたインデックス画像が作成されて、このインデックス画像がレーザプリンタ部19で走査露光される。また、CD書込みが指定されている場合には、画像処理部17でCDRに写真フィルム28の各画像コマが書き込まれる。
なお、上記実施形態では、リザーバ22に写真フィルム1本分を貯留し、画像読み取りが終了した後に、フィルムカッティングインサータ16で各フィルムピース78に切断したが、この他にリザーバ22に写真フィルム28をループ状に貯留することなく送って、画像読み取りと写真フィルム28の切断とをほぼ同時に行うようにしてもよい。この場合には、写真フィルム28を1本分貯留して読み取りと切断とを分離して処理する分離処理モードと、写真フィルム28をリザーバ22に貯留することなく、画像読み取りと切断とを連続的に処理する連続処理モードを用意しておき、これらを選択可能にするとよい。
上記実施形態では、リザーバ22の出口側搬送ローラ対61に分岐ガイド65を設けたが、図5に示すように、リザーバ22の下流側に位置する別の搬送ローラ対85に分岐ガイド86を設けてもよい。なお、以下の説明では、上記実施形態と同一構成部材には同一符号が付してあり、重複した説明を省略している。また、リザーバ22に対して下流側に分岐排出部23を設ける代わりに、図6に示すように、リザーバ22の上流側に設けた搬送ローラ対87に分岐排出部23を設けてもよい。さらに、図7に示すように、リザーバ22の上流側搬送ローラ対60の可動ガイド63を分岐ガイド兼用としてもよい。この場合には、分岐ガイド65を回動して斜め上方に傾斜するようにして、写真フィルム28をフィルム貯留部67に向けて分岐させる。
上記実施形態では、第1処理部としての画像読取部13で画像を読み取るようにしたが、この他に第1処理部で写真フィルムの投影光に基づき印画紙に画像を焼付露光するタイプの写真フィルム処理装置に本発明を実施することができる。また、画像読み取り後または焼付露光後の写真フィルム28をフィルムカッティングインサータ16でフィルムピースに切断し、この切断したフィルムピースをフィルムシートに挿入したが、単にフィルムピースに切断する場合にも本発明を実施することができる。
本発明の写真フィルム処理装置を実施した画像入力機を示す概略図である。 写真フィルムの先端部に貼り付けられたチェックラベルを示す平面図である。 注文情報一覧表の一例を示す説明図である。 各画像コマのエッジ位置の抽出及び判定アルゴニズムの一例を示すフローチャートである。 分岐排出部をリザーバの下流に配置した他の実施形態を示す概略図である。 分岐排出部をリザーバの上流に配置した他の実施形態を示す概略図である。 分岐排出部をリザーバの上流に配置した他の実施形態を示す概略図である。
符号の説明
10 画像入力機
11 オートフィルムローダ
12 フィルムキャリア
13 画像読み取り部
14 連結搬送部
16 フィルムカッティングインサータ
17 画像処理部
18 画像出力機
22 リザーバ
23 分岐排出部
31 チェックラベル
32 注文識別番号
33 バーコード
28 写真フィルム
34 バーコードリーダ
40 システムコントローラ
41 コマ位置判定部
45 先端センサ
46 画面センサ
51 スキャナ
77 インサートローラ対
78 フィルムピース
81 フィルムシート

Claims (3)

  1. 写真フィルムに記録された画像を光学的に処理する第1処理部と、写真フィルムを所定の長さに切断するカッタ部を含む第2処理部と、これら第1処理部と第2処理部とを連結して写真フィルムを搬送する連結搬送部と、この連結搬送部に設けられ、第1処理部からの写真フィルムを分岐させて排出する分岐排出部とを有することを特徴とする写真フィルム処理装置。
  2. 前記第1処理部と分岐排出部との間に、写真フィルムを1本分貯留可能なリザーバを有することを特徴とする請求項1記載の写真フィルム処理装置。
  3. 前記分岐排出部と第2処理部との間に、写真フィルムを1本分貯留可能なリザーバを有することを特徴とする請求項1または2記載の写真フィルム処理装置。
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