JP2004204498A - 局部洗浄装置 - Google Patents

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Takahisa Saito
隆久 齋藤
Kazutsugu Hayashi
和嗣 林
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】ノズルの流体素子の空気穴に供給する空気を可変にすることができるを提供する。
【解決手段】洗浄ノズル1を有すると共に該洗浄ノズル1の下流側に温水を人体の局部へ向けて発振可能に噴出する流体素子2を設けた局部洗浄装置である。流体素子2を、洗浄ノズル1から流出する温水が流入する流入口24及び流入した温水を人体局部へ向けて噴出する大気開放した噴出口22と、前記流入口24と噴出口22とを接続する主経路23と、主経路23の下流側から分流して再び主経路23の上流側に合流する該主経路23の両側にそれぞれ形成される二個のフィードバック流路25(25a,25b)とで構成した。流体素子2の主経路23に空気穴27を形成すると共に、空気穴27を空気経路40の一端に接続すると共に他端を空気供給手段に接続した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体局部を洗浄するための局部洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、人体局部を洗浄するための局部洗浄装置が用いられている。これは、図2に示すようなもので、局部洗浄を行う機構を有する装置本体Hと、該装置本体Hに回動自在に設けらる便座Bおよび便蓋B1と、装置本体Hに設けられる操作部6と、局部洗浄を行うために温水を噴出するノズル1と、使用者の有無を赤外線にて検知する人感センサ7ーとで構成される。
【0003】
この従来の局部洗浄装置の水の流れについて説明する。図13に示すように、水道31に水経路32の上流端部が接続され、この水経路32の上流側から順に、水経路32の開閉を行う給水弁33、給水弁33から流れてくる水を加温して貯えるためのヒーター(図示せず)を内蔵した温水タンク34、水経路32内に温水を流すための水ポンプ35、温水を人体局部に噴出するためのノズル1及びノズル1の下流端部に流体素子2が設けてある。
【0004】
流体素子2には、主経路と、二つのフィードバック流路と、主経路に設けた空気穴とを備えている。主経路の入口から流入した温水は、主経路下流の噴出口に向かって流れるのであるが、ある時点において一方の左右のフィードバック流路に付着した状態で流れ、次に他方のフィードバック流路に付着した状態で流れ付着方向が交互に変更されて発振状態となって噴出口から噴出される。また、主経路に空気穴を設けたことで、主経路を水が流れると空気穴から空気を吸入して水に空気が混入され、これによって水の流速が増して衝撃圧力が大きくなり、人体局部にマッサージ効果等を良く与えることができて使用者の満足度の向上が図れる。
【0005】
しかしながら、このようなものにあっては、空気穴からの空気の取り込み量を変えることが出来ないため、発振の巾つまり洗浄面積を変えることが出来なかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−20563号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ノズルの流体素子の空気穴に供給する空気を可変にすることができる局部洗浄装置を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る局部洗浄装置は、洗浄ノズル1を有すると共に該洗浄ノズル1の下流側に温水を人体の局部へ向けて発振可能に噴出する流体素子2を設けた局部洗浄装置であって、前記流体素子2を、洗浄ノズル1から流出する温水が流入する流入口24及び流入した温水を人体局部へ向けて噴出する大気開放した噴出口22と、前記流入口24と噴出口22とを接続する主経路23と、主経路23の下流側から分流して再び主経路23の上流側に合流する該主経路23の両側にそれぞれ形成される二個のフィードバック流路25(25a,25b)とで構成し、流体素子2の主経路23に空気穴27を形成すると共に、空気穴27を空気経路40の一端に接続すると共に他端を空気供給手段に接続して成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、流体素子2にて発振する水の幅を変化させて洗浄面積を増減することができ、使用者が洗浄部位を任意に調節することができるとともに、マッサージ効果等を与えることが可能となる。
【0009】
また、空気供給手段にて供給する空気量を増加させるとともに水の流量を減少させる制御手段5を設けることが好ましい。このような構成とすることで、水の衝撃圧力を発振の幅に関係なく一定に保つことが可能となる。
【0010】
また、空気供給手段にて供給する空気量を増加させるとともに水の流量を増加させる制御手段5を設けることが好ましい。このような構成とすることで、空気量の増加による水勢の増大のうえに、流量増大による水勢の増大も加わって、浣腸及び排便促進等の一層の効果を与えられる。
【0011】
また、空気供給手段による空気供給量を間欠的に変化させる制御手段5を設けることが好ましい。このような構成とすることで、使用者へマッサージ効果を与えることができる。
【0012】
また、水の流量を検知する水流量検知手段36を設けると共に、該水流量検知手段36にて検知した水流量に基づいて空気供給手段による空気供給量を変化させることが好ましい。このような構成とすることで、水道の流量のバラツキや水路でのバラツキ等による水流量のバラツキによって衝撃圧力がばらつくのを抑えることができる。
【0013】
また、空気経路40に開閉弁42を設けることが好ましい。このような構成とすることで、開閉弁42を閉じて空気供給量をなくすことで水勢を小さく抑え、刺激(衝撃)を与えるべきでない痔や下痢等の患者にも優しい洗浄を行うことができる。
【0014】
また、使用者が任意に洗浄面積を調節するための操作部6および該操作部6からの信号に基づいて洗浄面積を制御する制御手段5を設けることが好ましい。このような構成とすることで、使用者が任意に汚物の付着した部分の洗浄面積を変化させたりすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。局部洗浄装置は、図2に示すように、装置本体Hと便座B及び便蓋B1とで主体が構成される。装置本体Hは、便器の上開口の後部に載置固定され、その前側に上下に回動自在となるように便座Bを軸支してあり、この便座Bを便器の上開口の周縁部に載置して人体が着座される。なお、便座Bとしては、内部にヒーターを設けた暖房便座であってもよい。
【0016】
装置本体Hは、図3に示すように、その水経路32の上流端部が水道31に接続される。水経路32には上流側から順に、水経路32の開閉を行う給水弁33、給水弁33から流れてくる水を加温して貯えるためのヒーター(図示せず)を内蔵した温水タンク34、水経路32内に温水を流すための水ポンプ35、水経路32の水流量を計測する流量センサー36、そして下流側の端部には温水を人体局部に噴出するためのノズル1及びノズル1の下流端部に流体素子2が配設される。
【0017】
更に、上述した水経路32とは別の空気経路40が設けられる。空気経路40は、その下流側の端部が上述した水経路32の下流側の端部に配設されるノズル1(詳しくは後述する流体素子2)に接続されるもので、空気経路40の上流側の端部に空気供給手段としてのエアポンプ41が設けられるとともに、空気経路40の途中に該空気経路40を開閉する電磁弁42が設けてある。
【0018】
また、装置本体Hには、上述した機器、即ち温水タンク34や水ポンプ35、エアポンプ41、電磁弁42等の機器を制御するための制御部5と、この制御部5に制御信号を送信するための操作部6が設けてある。
【0019】
またノズル1は、お尻洗浄ノズル1aと、ビデ洗浄ノズル1bと、便器洗浄ノズル1cと、ノズル洗浄ノズル1d等からなるもので、後述する。
【0020】
このような局部洗浄装置の基本的な動作について説明する。
【0021】
使用者は、便座Bに着座して排便等の用を足した後、操作部6を操作してお尻浄ノズル1aを突出させるともにお尻洗浄ノズル1aから温水を噴出させる。これは、操作部6からの操作信号によって、制御部5が水ポンプ35を駆動して温水タンク34の温水をお尻洗浄ノズル1aに搬送すると、お尻洗浄ノズル1aが前方に突出するように形成してあり、これによって肛門の洗浄が行われる。
【0022】
ノズル1は、図4に示すように、お尻を洗浄するお尻洗浄ノズル1aと、ビデ洗浄ノズル1bと、便器を洗浄する便器洗浄ノズル1cと、これらお尻洗浄ノズル1aとビデ洗浄ノズル1bと便器洗浄ノズル1cを洗浄するノズル洗浄ノズル1dの4個のノズルから構成され、これらは切替え弁10(本実施形態ではロータリー切替え弁)にて水路の切り替えを行ってそれぞれ使用される。
【0023】
お尻洗浄ノズル1aとビデ洗浄ノズル1bは、それぞれ使用時に装置本体Hより前方に突出させるもので、図8に示すお尻洗浄スイッチ61又はビデ洗浄スイッチ62を操作させことで行う。お尻洗浄ノズル1aとビデ洗浄ノズル1bはそれぞれ、内部が水の流路となるシリンダ部11と可動部12とで主体が構成され、装置本体Hに固定されるシリンダ部11に前方に突没自在となるように可動部12を挿入してある。シリンダ部11の前方側の端部と可動部12の後方側の端部とにフランジ部11a,12aがそれぞれ設けてあり、このフランジ部11a,12a間にばね13を介在させて可動部12がシリンダ部11に対して後方にばね付勢してある(図5(a)参照)。これにより、お尻洗浄ノズル1a(又はビデ洗浄ノズル1b)の使用時に、水ポンプ35にてお尻洗浄ノズル1a(又はビデ洗浄ノズル1b)に温水を搬送した際にその水圧にて可動部12のフランジ部12aがばね13のばね力に抗して前方に押され、お尻洗浄ノズル1a(又はビデ洗浄ノズル1b)の可動部12が前方に伸びることとなる(図5(b)参照)。そして、使用後に温水の搬送を停止すると、ばね13の復元力によって可動部12は再び後方に没入される(図5(a)参照)。なお、ノズル1(1a,1b)の伸縮にはこのような水圧の利用に代えてモータ等を使用してもよい。
【0024】
また、図8に示す水勢調節スイッチ63にて水勢を切り換えることができるとともに、湯温調節スイッチ64にて水温を変更することができる。
【0025】
このようなお尻洗浄ノズル1aには、下流側の端部に流体素子2を設けるとともに、この流体素子2に空気経路40を接続して空気を供給可能とするもので、以下に説明する。
【0026】
流体素子2には、図1に示すように、上流側に略L字状をした導入水路20が形成してある。この略L字状をした導入水路20の一方の辺の端部がお尻洗浄ノズル1aの流路の下流側の端部と接続されて給水口21となっており、他方の辺の途中から略垂直に主経路23が形成してある。
【0027】
主経路23は、上流側の端部が上記導入水路20に接続されるとともに、下流側の端部は大気へ開放される噴出口22となっている。この主経路23には、途中の下流側で側方に分流して再び上流側にて合流するフィードバック流路25(25a,25b)が両側にそれぞれ形成してある。主経路23のフィードバック流路25へ分流する部分よりも下流側には、末広がりのテーパ部26が形成されている。また、主経路23のフィードバック流路25の合流する部分には、外部と連通する空気穴27が形成される。また、前記主経路23の空気穴27(即ちフィードバック流路25の合流部分)より下流側の径dは上流側の径dより大径に形成してある。
【0028】
本発明においては、この空気穴27に空気経路40を接続してエアポンプ41にて空気を強制的に供給するのであるが、説明するにあたってまず強制的に空気を供給しない場合について説明する。
【0029】
お尻洗浄ノズル1aからの水は導入水路20を介して主経路23に流入し、噴出口22に向かって流れるものである。このとき、噴出口22へ向けて流れる水の一部はフィードバック流路25に流入して上流側の合流部分にて合流する。主経路23の合流部分(即ち空気穴27が形成された部分)より下流側は上流側より大径となるように形成しているため、主経路23の合流部分より下流側においては、ある時点においてコアンダ効果によってどちらか一方の内側壁面(即ち左右のフィードバック流路25のうちのどちらか一方のフィードバック流路(25a又は25b)側の内側壁面)に付着した状態で水が流れ、付着した側に曲がった状態で噴出口22から噴出されることになる。この時、水が付着している側のフィードバック流路(25a又は25b)は流れる水が多くなって閉塞され、反対側のフィードバック流路(25b又は25a)の圧力よりも高くなる。すると、主経路23を流れる水は反対側の低圧のフィードバック流路(25b又は25a)側の内側壁面に付着するようになって今度は反対側に曲がった状態で噴出されることとなり、このように付着方向が交互に変更されて発振状態となるものである。
【0030】
また、主経路23に空気穴27を設けたことで、主経路23を水が流れると空気穴27から空気を吸入して水に空気が混入され、これによって水の流速が増して衝撃圧力が大きくなり、人体局部にマッサージ効果等を良く与えることができて使用者の満足度の向上が図れる。
【0031】
しかしながら、強制的に空気を水に混入しない場合、混入される空気は主経路23を流れる水による負圧にて外部から吸引されるのみで、空気の混入量の調節が行えない。そこで、本発明のように空気経路40及び、空気供給手段としてのエアポンプ41と電磁弁42を設けて、混入する空気量を調節自在とするものである。
【0032】
水に混入される空気は、その量が多くなればなる程、噴出される水の流速は大きくなるが、水中の空気の占有率が大きくなって左右に振れにくくなり、発振の幅が小さくなって洗浄面積が小さくなる。逆に、水に混入される空気量が少なくなると、噴出される水の流速は小さくなるとともに、発振の幅が大きくなって洗浄面積が大きくなる。また、空気が混入されない場合には、水の流速が小さいものの発振の幅も小さくなる。
【0033】
また、使用者が任意に洗浄面積を調節するための操作部6を設け、該操作部6からの信号に基づいて洗浄面積を制御する制御部5が装置本体Hに設けある。これは、図8に示すように、ダイヤル67を操作して洗浄面積を調節するもので、これにより、洗浄面積を小さくする(発振幅を小さくする)場合には、水に混入される空気の量が多くなるよう制御し、洗浄面積を大きくする場合には、水に混入される空気の量が少なくなるように制御部5にて制御する。洗浄面積の調節は、図8に示すように操作部6のダイヤル67によって行う。また、操作部6には、他に5段階の水勢切り替えスイッチ63、3段階の湯温切り替えスイッチ64があり、また後述する「ソフト洗浄」スイッチ65、「洗浄面積リズム洗浄」スイッチ66がある。
【0034】
このように、空気穴27から水に混入される空気量が増減すると、水の流速及び発振の幅(即ち洗浄面積)が変化するため、様々な動作モードが考えられる。
【0035】
基本的な動作モードとして、空気供給手段にて空気穴27から流体素子2内に供給する空気量を増加させるとともに、水経路32を流れる水の流量を減少させるように制御部5にて制御するモードがある(図9(b)参照)。これは、水の流量を検知する水流量検知手段36を設け、該水流量検知手段36にて検知した水経路32を流れる水流量に基づいて空気供給手段による空気供給量を変化させる。このときの供給する空気量と洗浄面積の関係は図9(a)に示すように、空気量が多いほど洗浄面積(即ち発振の幅)が小さくなるものである。このように制御することで、噴出口22から噴出される水の衝撃圧力をほぼ一定に保つことが可能となる。
【0036】
また、他の基本的な動作モードとして、図示はしないが、空気供給手段にて空気穴27から流体素子2内に供給する空気量を増加させるとともに、水経路32を流れる水の流量を増加させるように制御部5にて制御するモードがある。このように制御することで、空気供給手段にて空気穴27から流体素子2内に供給する空気量の増加にともなう水の衝撃圧力の増加に加えて、水の流量の増加によっても水の衝撃圧力が更に増加することとなって、より一層水の衝撃圧力が増加して、便秘の使用者に浣腸や排便を促進させる効果を与えることができる。
【0037】
また、空気供給手段にて空気穴27から流体素子2内に供給する空気量を減少させるとともに、水経路32を流れる水の流量を減少させるように制御部5にて制御してもよい。このように制御することで、空気供給手段にて空気穴27から流体素子2内に供給する空気量の減少にともなう水の衝撃圧力の減少に加えて、水の流量の減少によっても水の衝撃圧力が更に減少することとなって、より一層水の衝撃圧力が減少して、痔や下痢等を起こしている使用者にも優しくなって満足度を向上させることができる。
【0038】
他の洗浄モードについて説明する。
【0039】
まず、ソフト洗浄について説明する。これは、図8に示す操作部6にある「ソフト洗浄」スイッチ65を操作して行う。ソフト洗浄は、図12の時間0〜tの部分に示されるように、電磁弁42を閉じることで空気穴27からの空気の供給をなくし、水の流速を最も小さくするものである。これにより、水の衝撃圧力を小さくすることができて、ソフトな洗浄とすることができる。
【0040】
次に、洗浄面積リズム洗浄について説明する。これは、図8に示す操作部6にある「洗浄面積リズム洗浄」スイッチ66を操作して行う。洗浄面積リズム洗浄は、図12の時間t〜tの部分に示されるように、電磁弁42を開いた状態でエアポンプ41からの空気供給量を増減するように制御手段5にて制御するもので、これによって空気供給量が減少すると洗浄面積(発振の幅)が増大し(図12の時間t〜t,t〜tの部分)、空気供給量が増大すると洗浄面積(発振の幅)が減少する(図12の時間t〜tの部分)。これにより、自動で洗浄面積が増減してマッサージ効果を得ることができる。また、空気供給量の増大に伴って水流を減少させてもよく、この場合、水の衝撃圧力を一定に保つことが可能となる。
【0041】
なお図12には、種々のモードを行った場合のタイムチャートを示してある。図12(a)には衝撃圧力を、図12(b)には洗浄面積(発振の幅)を示す。時間t〜tの部分はソフト洗浄で、時間t〜tの部分は通常洗浄(即ち空気供給量を少なくした場合の洗浄)で、時間t〜tの部分は洗浄面積可変洗浄で、時間t〜tの部分は洗浄面積リズム洗浄である。
【0042】
また、図11に示すように、制御手段によって空気供給手段による空気供給量を間欠的に変化させてもよい。これは、空気供給量の増大・減少に伴って流量を減少・増大させて(図11(a)(b)参照)、洗浄面積及び衝撃圧力を一定に保つものである(図11(c)参照)。このように、洗浄面積を間欠的に変化させることで使用者へのマッサージ効果を与え、便意を促すことができる。
【0043】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、洗浄ノズルを有すると共に該洗浄ノズルの下流側に温水を人体の局部へ向けて発振可能に噴出する流体素子を設けた局部洗浄装置であって、前記流体素子を、洗浄ノズルから流出する温水が流入する流入口及び流入した温水を人体局部へ向けて噴出する大気開放した噴出口と、前記流入口と噴出口とを接続する主経路と、主経路の下流側から分流して再び主経路の上流側に合流する該主経路の両側にそれぞれ形成される二個のフィードバック流路とで構成し、流体素子の主経路に空気穴を形成すると共に、空気穴を空気経路の一端に接続すると共に他端を空気供給手段に接続したので、流体素子にて発振する水の幅を変化させて洗浄面積を増減することができ、使用者が洗浄部位を任意に調節することができるとともに、マッサージ効果等を与えることが可能となる。
【0044】
また請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、空気供給手段にて供給する空気量を増加させるとともに水の流量を減少させる制御手段を設けたので、水の衝撃圧力を発振の幅に関係なく一定に保つことが可能となる。
【0045】
また請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、空気供給手段にて供給する空気量を増加させるとともに水の流量を増加させる制御手段を設けたので、空気量の増加による水勢の増大のうえに、流量増大による水勢の増大も加わって、浣腸及び排便促進等の一層の効果を与えられる。
【0046】
また請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1乃至3記載の発明の効果に加えて、空気供給手段による空気供給量を間欠的に変化させる制御手段を設けたので、使用者へマッサージ効果を与えることができる。
【0047】
また請求項5記載の発明にあっては、上記請求項1乃至4記載の発明の効果に加えて、水の流量を検知する水流量検知手段を設けると共に、該水流量検知手段にて検知した水流量に基づいて空気供給手段による空気供給量を変化させたので、水道の流量のバラツキや水路でのバラツキ等による水流量のバラツキによって衝撃圧力がばらつくのを抑えることができる。
【0048】
また請求項6記載の発明にあっては、上記請求項1乃至5記載の発明の効果に加えて、空気経路に開閉弁を設けたので、開閉弁を閉じて空気供給量をなくすことで水勢を小さく抑え、刺激(衝撃)を与えるべきでない痔や下痢等の患者にも優しい洗浄を行うことができる。
【0049】
また請求項7記載の発明にあっては、上記請求項1乃至6記載の発明の効果に加えて、使用者が任意に洗浄面積を調節するための操作部および該操作部からの信号に基づいて洗浄面積を制御する制御部を設けたので、使用者が任意に汚物の付着した部分の洗浄面積を変化させたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の局部洗浄装置における流体素子の断面図である。
【図2】同上の局部洗浄装置の全体斜視図である。
【図3】同上の水の経路の説明図である。
【図4】同上の洗浄ノズルの斜視図である。
【図5】同上のお尻洗浄ノズル及びビデ洗浄ノズルの伸縮を説明する図であり、(a)は縮時の断面図であり、(b)は伸時の断面図である。
【図6】同上のお尻洗浄ノズルの説明図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側面図であり、(c)は側断面図である。
【図7】同上の制御部の説明図である。
【図8】同上の操作部の説明図である。
【図9】水勢を一定に保つ場合において、(a)は空気供給手段による空気の供給量と洗浄面積との関係を示す図であり、(b)は空気供給手段による空気の供給量と水流量との関係を示す図である。
【図10】同上の場合において、(a)は空気供給手段による空気の供給量のタイムチャートであり、(b)は水流量のタイムチャートであり、(c)は洗浄面積のタイムチャートである。
【図11】同上で流量センサーを用いた場合において、(a)は水流量のタイムチャートであり、(b)は空気供給手段による空気の供給量のタイムチャートであり、(c)は洗浄面積および衝撃圧力のタイムチャートである。
【図12】ソフト洗浄、洗浄面積可変洗浄、洗浄面積リズム洗浄を行う場合において、(a)は衝撃圧力のタイムチャートであり、(b)は洗浄面積のタイムチャートである。
【図13】従来の局部洗浄装置の水の経路の説明図である。
【符号の説明】
1 洗浄ノズル
2 流体素子
22 噴出口
23 主経路
24 流入口
25 フィードバック流路
27 空気穴
40 空気経路

Claims (7)

  1. 洗浄ノズルを有すると共に該洗浄ノズルの下流側に温水を人体の局部へ向けて発振可能に噴出する流体素子を設けた局部洗浄装置であって、前記流体素子を、洗浄ノズルから流出する温水が流入する流入口及び流入した温水を人体局部へ向けて噴出する大気開放した噴出口と、前記流入口と噴出口とを接続する主経路と、主経路の下流側から分流して再び主経路の上流側に合流する該主経路の両側にそれぞれ形成される二個のフィードバック流路とで構成し、流体素子の主経路に空気穴を形成すると共に、空気穴を空気経路の一端に接続すると共に他端を空気供給手段に接続して成ることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 空気供給手段にて供給する空気量を増加させるとともに水の流量を減少させる制御手段を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の局部洗浄装置。
  3. 空気供給手段にて供給する空気量を増加させるとともに水の流量を増加させる制御手段を設けて成ることを特徴とする請求項1記載の局部洗浄装置。
  4. 空気供給手段による空気供給量を間欠的に変化させる制御手段を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の局部洗浄装置。
  5. 水の流量を検知する水流量検知手段を設けると共に、該水流量検知手段にて検知した水流量に基づいて空気供給手段による空気供給量を変化させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の局部洗浄装置。
  6. 空気経路に開閉弁を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至5記載の局部洗浄装置。
  7. 使用者が任意に洗浄面積を調節するための操作部および該操作部からの信号に基づいて洗浄面積を制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至6記載の局部洗浄装置。
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