JP2004204020A - 液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

液晶組成物および液晶表示素子 Download PDF

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Abstract

【課題】反射型または半透過型のAM−LCD用のネマチック液晶組成物であって、長期間経過後も高い電圧保持率を維持し、しきい値電圧が低く、ネマチック相温度範囲が広い液晶組成物を提供すること。
【解決手段】第1成分として式(1−1)または式(1−2)で表される化合物の少なくとも1つ、第2成分として式(2−1)または式(2−2)で表される化合物の少なくとも1つ、第3成分として式(3)で表される化合物の少なくとも1つ、および第4成分として式(4)で表される化合物の少なくとも1つを含有する液晶組成物。これらの式において、R、Rはアルキル、Rはアルキルまたはアルケニル、Rはアルキル、アルケニル、アルコキシまたはCF、XはHまたはフF、YはF、OCFHまたはOCF、ZおよびZは−C−または単結合、nは0または1である。
Figure 2004204020

【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネマチック相および正の誘電率異方性を有する液晶組成物、並びにこの液晶組成物を含有する液晶表示素子に関する。さらに詳しくは、反射型または半透過型のアクティブ・マトリックス表示素子に使用できる液晶組成物、およびこの液晶組成物を含有する液晶表示素子に関する。
【0002】
本発明の明細書においては、「液晶組成物」および「液晶表示素子」をそれぞれ「組成物」および「素子」と表記することがある。液晶組成物の主成分は液晶性化合物である。これはネマチック相、スメクチック相などの液晶相を有する化合物、および液晶相を有しないが組成物の成分として有用な化合物の総称である。液晶表示素子は、液晶表示パネルおよび液晶表示モジュールの総称である。光学異方性などを数値を用いて説明する際には、実施例に示した測定法による値を用いた。
【0003】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2000−144135号公報
液晶表示素子において、液晶の動作モードに基づいた分類は、PC(phase change)、TN(twisted nematic)、STN(super twisted nematic)、ECB(electrically controlled birefringence)、OCB(optically compensatedbend)、IPS(in-plane switching)、VA(vertical alignment)などである。素子の駆動方式に基づいた分類は、PM(passive matrix)とAM(active matrix)である。PMはスタティック(static)とマルチプレックス(multiplex)などに分類され、AMはTFT(thin film transistor)、MIM(metal insulator metal)などに分類される。TFTの分類は非晶質シリコン(amorphous silicon)および多結晶シリコン(polycrystal silicon)であり、後者は製造工程によって高温型と低温型とに分類される。光源に基づいた分類は、自然光を利用する反射型、バックライトを利用する透過型、自然光とバックライトの両方を利用する半透過型である。
【0004】
低温で製造した多結晶シリコンを有するTFT素子は、非晶質シリコンを有するTFT素子に比べて、極めて大きな周波数で駆動される。したがって、この素子には誘電率異方性に関して周波数依存性が小さな組成物が好ましい。低温で小さな周波数依存性を有する組成物がさらに好ましい。
【0005】
これらの素子は適切な特性を有する液晶組成物を含有する。AM素子に使う組成物には、AM素子の一般的特性を向上させるため、下記の表1にまとめられた一般的特性が必要である。この一般的特性を、市販されているAM素子に基づいてさらに説明する。ネマチック相の温度範囲は、素子の使用できる温度範囲に関連する。ネマチック相の好ましい上限温度は80℃以上であり、ネマチック相の好ましい下限温度は−30℃以下である。素子で動画を表示するためには短い応答時間が好ましい。したがって、組成物における小さな粘度が好ましい。低温における小さな粘度は、より好ましい。
【0006】
Figure 2004204020
【0007】
素子を設計する際に、組成物の光学異方性(Δn)と素子のセルギャップ(d)の積(Δn・d)を一定の値にする。この値は素子の種類によって異なる。透過型のAM素子におけるΔn・dは約0.45μmである。透過型のAM素子におけるセルギャップは、応答時間と製造技術とを考慮して4.0〜5.5μmである。したがって、透過型のAM素子には0.08〜0.12の光学異方性を有する組成物が適している。一方、反射型および半透過型のAM素子におけるΔn・dは約0.25μmである。反射型および半透過型のAM素子におけるセルギャップは、応答時間と製造技術とを考慮して2.0〜4.0μmである。したがって、反射型および半透過型のAM素子には0.06〜0.075の光学異方性を有する組成物が適している。
【0008】
組成物における低いしきい値電圧は、素子における小さな消費電力と大きなコントラスト比に寄与する。したがって、低いしきい値電圧が好ましい。初期に大きな比抵抗を有する組成物も好ましい。長時間使用したあとでも大きな比抵抗を有する組成物が好ましい。これらの比抵抗は、素子の電圧保持率(VHR)に関係する。組成物における大きな比抵抗は、素子における大きな電圧保持率と大きなコントラスト比に寄与する。
【0009】
近年、反射型または半透過型のAM素子が携帯電話、PDAに使用されるようになった。このAM素子に使用するための液晶組成物が、特許文献1などに開示されている。この公報に開示された液晶組成物は、小さなしきい値電圧および小さな光学異方性を有する。この組成物は、これらの利点を有するが、ネマチック相の下限温度が高い。この組成物を含有するAM素子は、長時間使用した後に、電圧保持率が低下することがある。そこで、AM素子の電圧保持率を低下させないような組成物が望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の課題は、組成物に必要な一般的特性を有し、ネマチック相の広い温度範囲、小さな光学異方性、正の誘電率異方性、および低いしきい値電圧を有する組成物を提供することである。本発明の第2の課題は、AM素子に必要な一般的特性、広い使用温度範囲、小さな消費電力、大きなコントラスト比、および大きな電圧保持率を有する、反射型または半透過型のAM素子を提供することである。大きな電圧保持率を有するという表現は、AM素子が初期に大きな電圧保持率を有し、そして長時間使用した後でも大きな電圧保持率を有することを意味する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を有する。
[1]第1成分として式(1−1)および式(1−2)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物、第2成分として式(2−1)および式(2−2)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物、第3成分として式(3)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物、並びに第4成分として式(4)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する液晶組成物。
Figure 2004204020
これらの式において、RおよびRは独立してアルキルであり;Rはアルキルまたはアルケニルであり;Rはアルキル、アルケニル、アルコキシまたは−CFであり;Xは水素またはフッ素であり;Yはフッ素、−OCFHまたは−OCFであり;ZおよびZは独立して−C−または単結合であり;そして、nは0または1である。
[2]液晶組成物の全重量に基づいて、第1成分の割合が10〜60重量%であり、第2成分の割合が10〜80重量%であり、第3成分の割合が5〜40重量%であり、そして第4成分の割合が5〜20重量%である、[1]項に記載の液晶組成物。
[3]第5成分として式(5)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、[1]または[2]項に記載の液晶組成物。
Figure 2004204020
式(5)において、Rはアルキルである。
[4]液晶組成物の全重量に基づいて、第5成分の割合が1〜20重量%である、[3]項に記載の液晶組成物。
[5][1]〜[4]のいずれか1項に記載の液晶組成物を含有する液晶表示素子。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明における用語の使い方は次の通りである。本発明の液晶組成物および本発明の液晶表示素子を、それぞれ「組成物」および「素子」と略すことがある。液晶表示素子は液晶表示パネルおよび液晶表示モジュールの総称である。液晶組成物の主成分は液晶性化合物である。これはネマチック相、スメクチック相などの液晶相を有する化合物および液晶相を有さないが組成物の成分として有用な化合物の総称である。化合物の略記法を例示する。「化合物(1−1)」は、「式(1−1)で表わされる化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物」を意味する。「化合物(1−1)および(1−2)」は、「式(1−1)および式(1−2)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物」を意味する。「化合物(1−1)および化合物(1−2)」は、「式(1−1)で表わされる化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物、および式(1−2)で表わされる化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物」を意味する。
【0013】
本発明において、第1のタイプの組成物は少なくとも4つの成分を含有する。この組成物は第5の成分をさらに含有してもよい。これらの組成物はその他の化合物をさらに含有してもよい。その他の化合物は、第1成分、第2成分、第3成分、第4成分、および第5成分とは異なる。その他の化合物は液晶性化合物や添加物などである。組成物の特性を調整するなどの目的でその他の液晶性化合物を添加してもよい。添加物を用いて組成物の特性を調整してもよい。液晶のらせん構造を誘起してねじれ角を与える目的で、光学活性な化合物を添加してもよい。GH(Guest host)モードの素子に使うために二色性色素を添加してもよい。
【0014】
第2のタイプの組成物は、実質的に4つの成分のみからなるか、または実質的に5つの成分のみからなる。「実質的に」は、これらの組成物がこれらの成分とは異なる液晶性化合物を含有しないことを意味する。「実質的に」は、この組成物が組成物の成分である化合物に含まれていた不純物、光学活性な化合物、色素などの化合物をさらに含有してもよいことも意味する。
【0015】
これらの組成物を次の順で説明する。最初に、組成物の成分である化合物の主要な特性、および化合物を組成物に添加したとき、組成物に生じる主要な効果を説明する。2番目に、成分である化合物の好ましい割合およびその理由について説明する。3番目に、成分である化合物の具体的な例を示す。最後に、これらの化合物の合成法を述べる。
【0016】
第1成分は化合物(1−1)および(1−2)である。第2成分は化合物(2−1)および(2−2)である。第3成分は化合物(3)である。第4成分は化合物(4)である。本発明の組成物は、化合物(5)をさらに含有してもよい。この組成物は、必要に応じてその他の化合物をさらに含有してもよい。なお、本発明においては、複数の式において同一の記号(例えば、R)を用いた。その記号によって表される具体的な基は、複数の式において同一であってもよいし、異なってもよい。例えば、化合物(1−1)のRがエチルであり、化合物(1−2)のRがエチルであるケースがあってよい。化合物(1−1)のRがエチルであり、化合物(1−2)のRがプロピルであるケースもあってよい。他の記号についても同様である。
【0017】
組成物の成分である化合物において、好ましいRは、炭素数1〜10のアルキルである。好ましいRは、炭素数1〜10のアルキルまたは炭素数2〜10のアルケニルである。好ましいRは、炭素数1〜10のアルキル、炭素数2〜10のアルケニル、炭素数1〜10のアルコキシ、または−CFである。好ましいRは、炭素数1〜10のアルキルである。これらのアルキル、アルケニルまたはアルコキシは、直鎖の基であってもよく、分岐された基であってもよい。化学式中の1,4−シクロへキシレンに関する立体配置は、シスよりもトランスが好ましい。
【0018】
好ましいアルキルは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチルまたはオクチルである。さらに好ましいアルキルは、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、またはヘプチルである。
【0019】
好ましいアルケニルは、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、または5−ヘキセニルである。さらに好ましいアルケニルは、ビニル、1−プロペニル、3−ブテニル、または3−ペンテニルである。
【0020】
好ましいアルコキシは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、またはヘプチルオキシである。さらに好ましいアルコキシは、メトキシまたはエトキシである。
【0021】
本発明の組成物の成分である化合物の主要な特性を表2にまとめた。表2の記号において、Lは大きいまたは高い、Mは中程度の、そしてSが小さいまたは低い、を意味する。0(ゼロ)は誘電率異方性がほぼゼロであることを意味する。記号L、M、およびSは、化合物における相対的な評価である。以下の説明において、上限温度はネマチック相の上限温度を意味し、下限温度はネマチック相の下限温度を意味する。
【0022】
Figure 2004204020
【0023】
化合物を組成物に添加するとき、組成物に生じた主要な効果は次のとおりである。高い上限温度を有する化合物は、組成物における上限温度を上げる。小さな粘度を有する化合物は、組成物における粘度を下げる。小さな光学異方性を有する化合物は、組成物における光学異方性を小さくする。大きな誘電率異方性を有する化合物は、組成物におけるしきい値電圧を下げる。大きな比抵抗を有する化合物は、組成物における電圧保持率を上げる。「比抵抗が大きい」は、組成物が初期に大きな比抵抗を有し、そして長時間使用したあとでも組成物が大きな比抵抗を有することを意味する。「電圧保持率が大きい」は、素子が初期に大きな電圧保持率を有し、そして長時間使用したあとでも素子が大きな電圧保持率を有することを意味する。
【0024】
次に、組成物の成分である化合物の好ましい割合およびその理由は、次の通りである。割合は、組成物の全重量に基づいた重量百分率である。第1成分の好ましい割合は、しきい値電圧を下げるために10%以上であり、そして光学異方性を小さくするために60%以下である。さらに好ましい割合は15〜55%である。第2成分の好ましい割合は、粘度を下げるために10%以上であり、そして光学異方性を小さくするために80%以下である。さらに好ましい割合は20〜70%である。第3成分の好ましい割合は、光学異方性を小さくするために5%以上であり、そしての下限温度を下げるために40%以下である。さらに好ましい割合は5〜30%である。第4成分の好ましい割合は、上限温度を上げるために5%以上であり、そして下限温度を下げるために20%以下である。さらに好ましい割合は5〜10%である。第5成分をさらに添加する場合、その好ましい割合は、しきい値電圧を下げるために20%以下、または1〜20%である。さらに好ましい割合は1〜15%である。
【0025】
次に、本発明の組成物の成分である化合物の好ましい例を示す。化合物(1−1)の好ましい例は、化合物(1−1−1)〜化合物(1−1−4)である。化合物(1−2)の好ましい例は、化合物(1−2−1)〜化合物(1−2−4)である。化合物(2−1)の好ましい例は、化合物(2−1−1)〜化合物(2−1−7)である。化合物(2−2)の好ましい例は、化合物(2−2−1)〜化合物(2−2−3)である。化合物(3)の好ましい例は、化合物(3−1)〜化合物(3−5)である。化合物(4)の好ましい例は、化合物(4−1)および化合物(4−2)である。化合物(5)の好ましい例は、前記の式(5)で表される化合物と同じである。式(1−1−1)〜式(4−2)において、RおよびRは独立してアルキルであり、R21およびR22は独立してアルケニルである。アルキルの好ましい例およびアルケニルの好ましい例は、それぞれ前記の通りである。化学式中の1,4−シクロへキシレンに関する立体配置は、上記と同様にシスよりもトランスが好ましい。
【0026】
Figure 2004204020
【0027】
Figure 2004204020
【0028】
Figure 2004204020
【0029】
Figure 2004204020
【0030】
Figure 2004204020
【0031】
Figure 2004204020
【0032】
組成物の成分である化合物は、既知の方法によって合成する。例を以下に示す。化合物(1−1−1)および化合物(1−2−1)は、特開平9−278698号公報に記載の合成法を利用することにより得ることができる。化合物(2−1−5)は、特開平2−233626号公報に記載の合成法を利用することにより得ることができる。化合物(3−1)は、特開昭59−70624号公報に記載の合成法を利用することにより得ることができる。化合物(4−1)は、特開昭54−106454号公報に記載の合成法を利用することにより得ることができる。化合物(5−1)は、特開昭56−135445号公報に記載の合成法を利用することにより得ることができる。組成物は公知の方法によって調製される。例えば、成分である化合物を混合し、加熱によって互いに溶解させる。
【0033】
本発明の組成物は、0.060〜0.075の光学異方性を有するので、AM素子に適している。成分である化合物の割合を制御することによって、またはその他の液晶性化合物を添加することによって、0.070〜0.180の光学異方性を有する組成物、さらには0.060〜0.200の光学異方性を有する組成物を調製してもよい。従ってこの組成物は、AM素子だけでなくPM素子にも使用することが可能である。この組成物は、PC、TN、STN、ECB、OCB、IPS、VAなどのモードを有する素子に使用できる。これらの素子が反射型、透過型または半透過型であってもよい。この組成物をマイクロカプセル化して作製したNCAP(nematic curvilinear aligned phase)素子や、組成物中に三次元の網目状高分子を形成させたPD(polymer dispersed)素子、例えばPN(polymer network)素子にも使用できる。
【0034】
【実施例】
以下に、実施例により本発明を詳細に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されない。実施例および比較例に示した成分の割合は、すべて重量%である。実施例および比較例における化合物は、表3に示した定義に基づき記号で表した。実施例において、この記号に続けて記載した括弧付きの番号は、好ましい化合物を表す式の番号に対応する。そして(−)は、その他の成分であることを示す。実施例および比較例においては、最初に組成物の成分を示し、その後にその組成物の特性値を示した。
【0035】
Figure 2004204020
【0036】
組成物の特性を示す記号および測定法を以下に示す。
<ネマチック相の上限温度(NI;℃)>
偏光顕微鏡を備えた融点測定装置のホットプレートに試料を置き、1℃/分の速度で加熱した。試料の一部がネマチック相から等方性液体に変化したときの温度を測定した。
<ネマチック相の下限温度(T;℃)>
ネマチック相を有する試料を0℃、−10℃、−20℃、−30℃、および−40℃のフリーザー中に10日間保管したあと、液晶相を観察した。例えば、試料が−20℃ではネマチック相のままであり、−30℃では結晶またはスメクチック相に変化したとき、Tを<−20℃と記載した。
<光学異方性(Δn;25℃で測定)>
波長が589nmの光によりアッベ屈折計を用いて測定した。
<粘度(η;25℃で測定;mPa・s)>
E型粘度計を用いた。
<誘電率異方性(Δε;25℃で測定)>
2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が9μm、ツイスト角が80度の液晶セルに試料を入れる。このセルに10Vを印加して、液晶分子の長軸方向における誘電率(ε‖)を測定する。0.5Vを印加して、液晶分子の短軸方向における誘電率(ε⊥)を測定する。誘電率異方性の値は、Δε=ε‖−ε⊥、の式から計算される。
<しきい値電圧(Vth;25℃で測定;V)>
2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が(0.5/Δn)μmであり、ツイスト角が80度であるノーマリーホワイトモード(normally white mode)のTN素子に試料を入れた。このTN素子に周波数が32Hzである矩形波を印加した。印加電圧を上昇させ、素子を通過する光の透過率が90%になったときの電圧の値を測定した。この方法によって、比較例と実施例に記載した組成物のしきい値電圧を測定した。測定値が得られたという事実から、これらの組成物における誘電率異方性が正であることが分かった。
<電圧保持率(VHR;%)>
日本電子機械工業会規格(Standard of Electric Industries Association ofJapan)EIAJ ED−2521Aに記載された、液晶組成物および配向膜を有する素子の電圧保持率を測定する方法に従った。測定に用いたTN素子はポリイミド配向膜を有し、そしてセルギャップは6μmであった。25℃のTN素子に印加した電圧の波形を陰極線オシロスコープで観測し、単位周期において電圧曲線と横軸との間の面積を求めた。この面積を、TN素子を取り除いて測定した電圧の波形から同様にして求めた面積と比較して、電圧保持率を算出した。この測定値をVHR−1と記載した。
一方、TN素子を100℃で250時間加熱した。これを25℃に戻したあと、同様な方法で電圧保持率を測定した。加熱後の測定値をVHR−2と記載した。この加熱テストは、素子を長時間使用するテストの代わりに行った。
【0037】
実施例1
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 10%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 8%
5−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 7%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
5−HHB(F,F)−F (2−1−5) 3%
2−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 5%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 7%
2−HHB(F)−OCF3 (2−2−1) 5%
3−HHB(F)−OCF3 (2−2−1) 5%
3−HH−4 (3−1) 5%
5−HH−V (3−2) 18%
3−HHEBH−2 (4−2) 3%
3−HHEBH−3 (4−2) 2%
3−HHEBH−4 (4−2) 2%
NI=90.3℃;T<−30℃;Δn=0.065;η=19.2mPa・s;Vth=1.41V;VHR−1=98.8%;VHR−2=97.2%.
【0038】
実施例2
5−HZB(F)−OCF3 (1−1−3) 4%
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 7%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 6%
5−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
2−HHZB(F)−F (1−2−2) 6%
3−HHZB(F)−F (1−2−2) 6%
2−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 3%
3−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 5%
5−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 5%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 5%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
2−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 5%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 12%
3−HH−4 (3−1) 6%
3−HHEBH−2 (4−2) 5%
3−HHEBH−3 (4−2) 5%
NI=91.3℃;T<−30℃;Δn=0.069;η=23.6mPa・s;Vth=1.28V;VHR−1=98.5%;VHR−2=97.1%.
【0039】
実施例3
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 7%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 8%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 5%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 8%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 12%
4−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 8%
5−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 12%
2−HHB(F)−F (2−1−1) 5%
3−HHB(F)−F (2−1−1) 10%
5−HHB(F)−F (2−1−1) 6%
3−HH−4 (3−1) 5%
3−HHEBH−2 (4−2) 5%
3−HHEBH−3 (4−2) 4%
NI=93.7℃;T<−30℃;Δn=0.074;η=24.3mPa・s;Vth=1.43V;VHR−1=98.9%;VHR−2=97.5%.
【0040】
実施例4
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 6%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 4%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 10%
4−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
5−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 7%
2−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 5%
3−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 5%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 4%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
2−HHB(F)−F (2−1−1) 3%
3−HHB(F)−F (2−1−1) 5%
5−HH−V (3−2) 25%
4−HH−V (3−2) 5%
3−HHEH−3 (4−1) 3%
3−HHEH−4 (4−1) 3%
NI=85.9℃;T<−30℃;Δn=0.064;η=18.0mPa・s;Vth=1.48V;VHR−1=98.5%;VHR−2=97.3%.
【0041】
実施例5
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 6%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 4%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 10%
4−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
5−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 7%
2−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 5%
3−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 5%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 4%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
V−HHB(F)−F (2−1−2) 8%
5−HH−V (3−2) 25%
4−HH−V (3−2) 5%
3−HHEH−3 (4−1) 3%
3−HHEH−4 (4−1) 3%
NI=86.3℃;T<−30℃;Δn=0.066;η=18.2mPa・s;Vth=1.50V;VHR−1=98.6%;VHR−2=97.1%.
【0042】
実施例6
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 7%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 8%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 5%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 5%
3−HH2B(F,F)−F (2−1−7) 3%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−7) 12%
4−H2HB(F,F)−F (2−1−7) 8%
5−H2HB(F,F)−F (2−1−7) 12%
V−HHB(F)−F (2−1−2) 8%
3−HHB(F)−F (2−1−1) 10%
2−HH2B(F)−F (2−1−4) 3%
3−HH−4 (3−1) 5%
3−HHEBH−2 (4−2) 5%
3−HHEBH−3 (4−2) 4%
NI=92.1℃;T<−30℃;Δn=0.072;η=24.0mPa・s;Vth=1.41V;VHR−1=98.5%;VHR−2=97.2%.
【0043】
実施例7
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 10%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 8%
5−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 7%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
5−HHB(F,F)−F (2−1−5) 3%
2−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 3%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 9%
3−HHB−OCF3 (2−2−2) 3%
3−HH2B−OCF3 (2−2−3) 3%
3−HHB(F)−OCF3 (2−2−1) 4%
3−HH−4 (3−1) 5%
5−HH−V (3−2) 18%
3−HHEBH−2 (4−2) 3%
3−HHEBH−3 (4−2) 2%
3−HHEBH−4 (4−2) 2%
NI=93.2℃;T<−30℃;Δn=0.069;η=22.1mPa・s;Vth=1.46V;VHR−1=98.9%;VHR−2=97.5%.
【0044】
実施例8
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 6%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 4%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 10%
4−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
5−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 7%
2−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 5%
3−HHZB(F)−OCF3 (1−2−3) 5%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 4%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
2−HHB(F)−F (2−1−1) 3%
3−HHB(F)−F (2−1−1) 5%
5−HH−V (3−2) 25%
V−HH−V (3−3) 5%
3−HHEH−3 (4−1) 3%
3−HHEH−4 (4−1) 3%
NI=85.1℃;T<−30℃;Δn=0.068;η=19.2mPa・s;Vth=1.49V;VHR−1=98.5%;VHR−2=97.2%.
【0045】
実施例9
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 10%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 8%
5−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 7%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
5−HHB(F,F)−F (2−1−5) 3%
2−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 5%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 7%
2−HHB(F)−OCF3 (2−2−1) 5%
3−HHB(F)−OCF3 (2−2−1) 5%
5−HH−O1 (3−4) 5%
5−HH−V (3−2) 16%
3−HHEBH−2 (4−2) 3%
3−HHEBH−3 (4−2) 2%
3−HHEBH−4 (4−2) 2%
1O1−HH−3 (−) 2%
NI=89.3℃;T<−30℃;Δn=0.067;η=20.5mPa・s;Vth=1.43V;VHR−1=98.7%;VHR−2=97.1%.
【0046】
実施例10
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 7%
5−HZB(F)−F (1−1−2) 6%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 8%
3−HHZB(F)−F (1−2−2) 5%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
4−HHB(F,F)−F (2−1−5) 3%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 12%
4−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 8%
5−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 12%
3−HH−4 (3−1) 5%
3−HHEBH−2 (4−2) 5%
3−HHEBH−3 (4−2) 4%
3−HHEB−F (5) 5%
5−HHEB−F (5) 5%
NI=85.6℃;T<−30℃;Δn=0.068;η=21.6mPa・s;Vth=1.47V;VHR−1=98.7%;VHR−2=97.2%.
【0047】
実施例11
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 6%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 8%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
4−HHB(F,F)−F (2−1−5) 3%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 12%
4−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 8%
5−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 12%
2−HHB(F)−F (2−1−1) 4%
2−H2HB(F)−F (2−1−3) 3%
5−HH−V (3−2) 5%
3−HH−4 (3−1) 3%
3−HHEBH−2 (4−2) 3%
3−HHEBH−3 (4−2) 2%
3−HHEB−F (5) 7%
5−HHEB−F (5) 7%
1O1−HH−3 (−) 2%
NI=90.0℃;T<−30℃;Δn=0.074;η=22.3mPa・s;Vth=1.50V;VHR−1=98.8%;VHR−2=97.3%.
【0048】
実施例12
5−HZB(F)−OCF2H (1−1−4) 4%
5−HZB(F,F)−F (1−1−1) 7%
2−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
3−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 6%
5−HHZB(F,F)−F (1−2−1) 5%
2−HHZB(F)−F (1−2−2) 6%
3−HHZB(F)−F (1−2−2) 6%
2−HHZB(F)−OCF2H (1−2−4) 3%
3−HHZB(F)−OCF2H (1−2−4) 5%
5−HHZB(F)−OCF2H (1−2−4) 5%
2−HHB(F,F)−F (2−1−5) 5%
3−HHB(F,F)−F (2−1−5) 10%
2−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 5%
3−H2HB(F,F)−F (2−1−6) 12%
3−HH−4 (3−1) 3%
5−HH−CF3 (3−5) 3%
3−HHEBH−2 (4−2) 5%
3−HHEBH−3 (4−2) 5%
NI=91.0℃;T<−30℃;Δn=0.068;η=23.9mPa・s;Vth=1.29V;VHR−1=98.2%;VHR−2=97.3%.
【0049】
比較例1
特開2000−144135号公報に開示された組成物の中から、最も小さな光学異方性、および高い上限温度を有する実施例16を選んだ。この組成物およびその特性は下記の通りである。この組成物において、下限温度は高く、しきい値電圧は高い。そして、この組成物が含有された素子の加熱後の電圧保持率は小さい。
3−HH−EMe 30%
5−HH−EMe 15%
3−HH−O1 20%
3−HHEB(F,F)−F 9%
4−HHEB(F,F)−F 3%
5−HHEB(F,F)−F 3%
3−HGB(F,F)−F 4%
5−HGB(F,F)−F 4%
3−HHEB−F 6%
5−HHEB−F 6%
NI=79.2℃;T<−20℃;Δn=0.058;η=17.7mPa・s;Vth=2.47V;VHR−1=98.3%;VHR−2=91.9%.
【0050】
比較例2
特開2000−144135号公報に開示された組成物の中から、最も小さなしきい値電圧を有する実施例13を選んだ。この組成物およびその特性は下記の通りである。この組成物において、上限温度は低く、下限温度は高く、粘度は大きい。そして、この組成物が含有された素子の加熱後の電圧保持率は小さい。
3−HH−4 6%
3−HHEB(F,F)−F 10%
4−HHEB(F,F)−F 3%
5−HHEB(F,F)−F 3%
3−HGB(F,F)−F 5%
4−HGB(F,F)−F 5%
5−HGB(F,F)−F 5%
4−GHB(F,F)−F 12%
5−GHB(F,F)−F 20%
7−HB(F,F)−F 4%
3−H2HB(F,F)−F 10%
4−H2HB(F,F)−F 7%
3−HHEB−F 5%
5−HHEB−F 5%
NI=71.0℃;T<−20℃;Δn=0.065;η=38.3mPa・s;Vth=0.90V;VHR−1=98.2%;VHR−2=90.1%.
【0051】
【発明の効果】
本発明の組成物は、組成物に必要な一般的特性、広いネマチック相の温度範囲、小さな光学異方性、および低いしきい値電圧を有している。この組成物を含有する素子は、AM素子に必要な一般的特性、および大きな電圧保持率を有している。この組成物は、反射型または反透過型のAM素子に特に適している。

Claims (5)

  1. 第1成分として式(1−1)および式(1−2)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物、第2成分として式(2−1)および式(2−2)のそれぞれで表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物、第3成分として式(3)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物、並びに第4成分として式(4)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する液晶組成物。
    Figure 2004204020
    これらの式において、RおよびRは独立してアルキルであり;Rはアルキルまたはアルケニルであり;Rはアルキル、アルケニル、アルコキシ、または−CFであり;Xは水素またはフッ素であり;Yはフッ素、−OCFHまたは−OCFであり;ZおよびZは独立して−C−または単結合であり;そして、nは0または1である。
  2. 液晶組成物の全重量に基づいて、第1成分の割合が10〜60重量%であり、第2成分の割合が10〜80重量%であり、第3成分の割合が5〜40重量%であり、そして第4成分の割合が5〜20重量%である、請求項1に記載の液晶組成物。
  3. 第5成分として式(5)で表される化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物をさらに含有する、請求項1または2に記載の液晶組成物。
    Figure 2004204020
    式(5)において、Rはアルキルである。
  4. 液晶組成物の全重量に基づいて、第5成分の割合が1〜20重量%である、請求項3に記載の液晶組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶組成物を含有する液晶表示素子。
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