JP2004201399A - 支持具および支持ユニット - Google Patents

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博之 古畑
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Abstract

【課題】ケーブルや棒状の被収納物を支持し、また収納するための作業工程を減らすことができる支持具および支持ユニットを提供する。
【解決手段】弾性体で形成された収納体1と、収納体1に貫通されて開けられ、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から、この棒状体の押圧をする収納穴2と、収納穴2に沿って収納体1の表面に設けられ、棒状体を収納穴2に挿入するための案内溝3とを備える。これによって、ケーブルや棒状の被収納物を支持する場合、案内溝3に被収納物を挿入すれば、被収納物が収納穴2に入るので、被収納物を支持するための作業工程を減らすことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ケーブルまたは棒状の被収納物を支持し、また収納するための支持具および支持ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケーブルまたは棒状の被収納物(棒状体)を支持するために、作業者が次のようにしている。この棒状体がケーブルであるとき、支持具として例えばモールのようなものを作業者が使用する。モールは上部と下部とに分かれる。そして、作業者は、モールの下部を室内の床や壁に取り付け、この後、モールの上部を下部から外して、この下部にケーブルを置き、外した上部を下部に再び被せる。
【0003】
一方、棒状体がケーブルである場合、ケーブルを集めて収納しようとするとき、通常、作業者がケーブルを束ねる。この後、作業者は束ねたケーブルをバンドなどで縛っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ケーブルや棒状の被収納物を支持する従来の支持具、例えばモールのようなものは、ケーブルを支持するために、支持具の取り付けや取り外しの作業が必要になる。また、ケーブルを収納する場合、ケーブルを束ねて縛るという作業が必要になる。つまり、ケーブルや棒状の被収納物を支持または収納する場合、支持または収納するために必要な作業工程が多くなってしまう。
【0005】
この発明は、前記の課題を解決し、ケーブルや棒状の被収納物を支持し、また収納するための作業工程を減らすことができる支持具および支持ユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、弾性体で形成された収納体と、前記収納体に貫通されて開けられ、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から、この棒状体の押圧をする収納穴と、前記収納穴に沿って前記収納体の表面に設けられ、棒状体を前記収納穴に挿入するための案内溝とを備えることを特徴とする支持具である。
請求項2の発明は、各前記収納穴が互いに同じ向きになるように請求項1記載の支持具を1列に並べた配列体を備えることを特徴とする支持具である。
請求項3の発明は、弾性体で形成された収納体と、前記収納体に貫通されて開けられ、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から、この棒状体の押圧をする複数の収納穴と、前記収納穴に沿って前記収納体の表面に設けられ、棒状体を前記各収納穴に挿入するための複数の案内溝とを備え、前記収納穴を互いに平行に配列したことを特徴とする支持具である。
請求項4の発明は、板状の基部と、前記基部の表面に設けられた請求項2または請求項3に記載の複数の支持具とを備え、前記各支持具の各収納穴が互いに向かい合うように、前記基部の表面に前記支持具を配列したことを特徴とする支持ユニットである。
請求項5の発明は、表面が一巡するように、この表面で囲まれた箱体と、前記箱体の表面に設けられた請求項2または請求項3に記載の複数の支持具とを備え、前記支持具の各収納穴が互いに向かい合うように、かつ、前記箱体の表面を巡るように、前記各支持具を前記箱体の表面に配列したことを特徴とする支持ユニットである。
請求項6の発明は、弾性体で形成された板状の板部を備え、前記板部は、凹凸を繋ぎ合わせた断面形状によって、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から棒状体の押圧をする収納穴と、棒状体を前記収納穴に挿入するための案内溝とを形成したことを特徴とする支持具である。
請求項7の発明は、弾性体で形成された板状の板部を備え、前記板部は、凹凸を繰り返す断面形状によって、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から棒状体の押圧をする複数の収納穴と、棒状体を前記収納穴に挿入するための複数の案内溝とを形成したことを特徴とする支持具である。
請求項8の発明は、板状の台部と、前記台部の平面状の表面に設けられた請求項1に記載の支持具と、前記支持具を覆う蓋部とを備え、前記蓋部には、前記支持具を挿入するための覆い溝が設けられ、前記覆い溝は、前記支持具の案内溝に対して交差する方向から、この支持具を押圧することを特徴とする支持ユニットである。
請求項9の発明は、板状の台部と、前記台部の平面状の表面にあらかじめ設定された配線経路の端に、それぞれ設けられた請求項1に記載の支持具と、前記配線経路が交差する部分にそれぞれ設けられ、棒状体の配線方向を決めるガイドと、前記支持具を覆う蓋部とを備え、前記蓋部には、前記支持具、前記ガイド、および前記支持具と前記ガイドとによって配置された棒状体を挿入するための覆い溝が設けられ、前記覆い溝は、前記支持具の案内溝に対して交差する方向から、この支持具を押圧することを特徴とする支持ユニットである。
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。
【0008】
[実施の形態1]
この実施の形態による支持具を図1に示す。この支持具は、棒状体として例えばケーブルを収納する。ケーブルとしては、電源用やパソコン用のものがある。
この支持具は直方体形状の収納体1を備えている。収納体1は、シリコンゴムなどのような弾性体で作られている。図2に示すように、収納体1の一方の端面1Aと対向する他方の端面は傾斜面1Bである。
【0009】
端面1Aから傾斜面1Bに向かって、かつ、収納体1の内部には、収納穴2が開けられている。収納穴2は、図3に示すように、幅Lが前記のケーブルの径より狭くなっている。収納穴2の断面形状は、収納体1の表面である上面1Cに向かって、上部が先細りになるような逆U字状に形成されている。
【0010】
一方、収納体1の上面1Cには、収納穴2に沿うようにV字状の案内溝3が設けられている。案内溝3の底部は、逆U字状の収納穴2の先端と連結されている。これによって、収納体1には、案内溝3の中心Cの両側に、分割部分1、1が形成される。収納体1が弾性体で作られているので、分割部分1、1は収納体1の底部分1に対して、内側、外側にたわむ。
【0011】
この実施の形態による支持具は前記の構造である。この支持具は次のようにして用いられる。ケーブル301を支持具で支持するために、図4に示すように、ケーブル301を案内溝3から収納穴2に向かって押し下げる。これによって、分割部分1、1が矢印A1、A2の方向つまり外側に開く。そして、ケーブル301が収納穴2内部に入る。このとき、ケーブル301の径が収納穴2の幅Lに比べて狭いので、分割部分1、1は、ケーブル301を矢印A3、A4の方向つまり内側に押圧する。
【0012】
こうして、支持具にケーブル301を挿入するだけで、つまり、1回の作業でケーブル301を支持することができる。同時に、支持具によってケーブル301を押圧しながら支持することができる。この結果、ケーブル301は支持具に固定される。また、支持具には傾斜面1Bが設けられているので、ケーブル301を支持具から外すときに、ケーブル301を傾斜面1B側から押し上げる。これによって、ケーブル301を支持具から簡単に外すことができる。つまり、この支持具によって1回の作業でケーブル301を外すことができる。
【0013】
[実施の形態2]
この実施の形態による支持具では、図5に示すように、収納体1の傾斜面1Bと対向する端面が傾斜面1Dである。これによって、支持具に挿入されたケーブルを、傾斜面1Bまたは傾斜面1Dのどちらからでも、簡単に取り外すことができる。また、図6に示すように、収納体1の端面1Aと対向する端面を、この端面1Aと平行な端面1Eとしてもよい。
【0014】
[実施の形態3]
この実施の形態による支持具では、図7に示すように、案内溝3に連結して収納体1に開けられている収納穴2Aの断面形状が、ケーブルの径より狭い円形である。この断面形状の収納穴によって、挿入されたケーブルを動かないように確実に支持することができる。また、図7に示す案内溝3の他にも、図8〜図12に示すように、各種の断面形状をした案内溝3A〜3Eを用いることが可能である。
【0015】
[実施の形態4]
この実施の形態による支持具を図13に示す。この支持具は、実施の形態1と同じように棒状体として例えばケーブルを支持する。この支持具は、直方体形状の収納体11を備えている。収納体11は、シリコンゴムなどのような弾性体で作られている。
【0016】
収納体11に収納穴12が開けられている。収納体11の断面形状は、U字状に形成されている。U字状の収納体11の両端は、円筒形状に加工されている。
これによって、2つの円筒で挟まれた案内溝13が形成される。
【0017】
この構造の支持具によれば、実施の形態1と同じように、ケーブルを挿入するだけで、つまり、1回の作業でケーブルを支持することができる。同時に、支持具によってケーブルを押圧しながら支持することができる。また、ケーブルを支持具から簡単に外すことができる。つまり、この支持具によって1回の作業でケーブルを外すことができる。
【0018】
[実施の形態5]
この実施の形態による支持ユニットを図14に示す。この支持ユニットは、棒状体としてケーブル301を床に配線するために用いられる。この支持ユニットは、実施の形態1〜4の中の1つの支持具21を複数用いている。ケーブル301を配線するために、支持具21を床に隔たって取り付ける。取り付けの際には、図15に示すように、収納穴21Aから床に対してネジ22によって、支持具21を床に固定する。
【0019】
この実施の形態によれば、ケーブル301を支持具21に押し込むだけで、ケーブル301を床に配線することができ、配線のための作業時間を短くすることができる。
【0020】
[実施の形態6]
この実施の形態による支持ユニットを図16に示す。この支持ユニットは、棒状体としてケーブル301を収納する。この支持ユニットは、台板31と支持具32とで構成されている。
【0021】
台板31は板状のものであり、支持ユニットの基部である。台板31として、プラスチックの板などがある。支持具32は、実施の形態1〜4の中の1つである。支持具32は、収納穴が互いに平行になるように、一列に並べられている。
これによって、支持具の配列体33が形成される。さらに、この配列体33の各収納穴が向かい合うように、台板31の両縁に配列体がそれぞれ配置されている。
【0022】
この構成の支持ユニットを用いて、ケーブル301を収納する場合、台板31の一端側に配置されている支持具32から順にケーブル301を支持していく。
これによって、ケーブル301が台板31の表面上に並べられて収納され、ケーブル301が絡まることを防ぐことができる。
【0023】
[実施の形態7]
この実施の形態による支持ユニットを図17に示す。この支持ユニットは、棒状体としてケーブル301を収納する。この支持ユニットは、箱部分41と支持具42とで構成されている。箱部分41は、合成樹脂等で作られた箱体である。
支持具42は、実施の形態1〜4の中の1つである。支持具42は実施の形態6と同じ配列体43を形成する。そして、この配列体43が、箱部分41の壁面に、かつ、収納穴がすべて同じ方向になるように、箱部分41に配置されている。
図17では、箱部分41の互いに向かい合う上面および下面の両縁に配列体43が配置されている。つまり、配列体43は、箱部分41の表面を一巡するように配列されている。
【0024】
この構成の支持ユニットを用いて、ケーブル301を収納する場合、例えば上面の一端に配置されている支持具42から順にケーブル301を支持していく。
これによって、ケーブル301が箱部分41の壁面に沿って巻きつけられ、ケーブル301が絡まることを防ぐことができる。
【0025】
なお、この実施の形態で用いた箱部分41の代わりに、図18に示すように、円柱状の筒部分44を用いてもよい。この場合には、配列体43の配列方向が筒部分44の周方向と交差するように、4つの配列体43が配置されている。この支持ユニットでも、ケーブル301が筒部分44の周囲に巻きつけられ、ケーブル301が絡まることを防ぐことができる。
【0026】
[実施の形態8]
この実施の形態による支持具を図19に示す。この支持具は、実施の形態1〜4の収納体を連結したような形状である。この支持具は、直方体形状の収納体51を備えている。収納体51は、シリコンゴムなどのような弾性体で作られている。収納体51の一方の端面51Aと対向する他方の端面は、実施の形態1と同じように傾斜面51Bである。
【0027】
端面51Aから傾斜面51Bに向かって、かつ、収納体51の内部には、複数の収納穴52が開けられている。収納穴52は、互いに平行になるように収納体51に配列されている。各収納穴52の形状は実施の形態1と同じように逆U字状である。
【0028】
一方、収納体51の上面51Cには、各収納穴52に沿うようにV字状の案内溝53がそれぞれ設けられている。案内溝53の底部は、逆U字状の収納穴52の先端とそれぞれ連結されている。
【0029】
この構造の支持具は、実施の形態6および実施の形態7で用いられた配列体の代わりとして使用される。
【0030】
[実施の形態9]
実施の形態9による支持具を図20に示す。この支持具は実施の形態8の変形例である。実施の形態9による支持具は、コードを床や壁などに配線するときに用いられる。この支持具は、断面形状が円弧状である棒状の収納体61で作られている。収納体61は、シリコンゴムなどのような弾性体で作られている。
【0031】
収納体61の一方の端面61Aから他方の端面61Bに向かって、かつ、収納体61の内部には、複数の収納穴62が開けられている。収納穴62は、互いに平行になるように収納体61に配列されている。
【0032】
収納体61の上面61Cには、各収納穴62に沿うように案内溝63がそれぞれ設けられている。案内溝63は収納穴62とそれぞれ連結されている。
【0033】
この形状の支持具を床や壁などに取り付け、収納穴62にケーブルを収納することができる。これによって、ケーブルを整理して床や壁などに配線することができる。しかも、この支持具によれば、収納体61の断面形状が円弧状であるので、人の歩行等を妨げることを防ぐことができる。
【0034】
なお、この実施の形態で用いた収納体61の代わりに、図21に示すように、断面形状が三角形をした収納体64を用いてもよい。図21の支持具は、部屋などの例えば壁と床とのコーナに設置されて用いられる。このとき、収納体64の断面形状が三角形であるので、コーナによく適合する。
【0035】
[実施の形態10]
この実施の形態10による支持具を図22に示す。この支持具は、弾性のある合成樹脂製の板部71で作られている。そして、板部71は、断面が次の形状になるように加工されている。つまり、板部71は、凹凸を組み合わせた断面形状をしている。この実施の形態では、板部71は、S字状と、このS字と対称の逆S字とを繋ぎ合わせた断面形状をしている。板部71が前記の断面形状に加工されると、楕円形状の収納穴72と、湾曲した案内溝73とが同時に形成される。
このとき、楕円形状の収納穴72の短径がケーブルの径に比べて狭くなるように、板部71が加工されている。
【0036】
この実施の形態による支持具は次のようにして用いられる。図23に示すように、ケーブル301を支持具で支持するために、ケーブル301を案内溝73から収納穴72に向かって押し下げる。板部71は、合成樹脂製であり、弾性を持つので、案内溝73を形成する部分が矢印A1、A2の方向つまり外側に開く。
そして、ケーブル301は、収納穴72内部に入る。このとき、ケーブル301の径が収納穴2の短径に比べて狭いので、収納穴72は、ケーブル301を矢印A3、A4の方向つまり内側に押圧し、ケーブル301を固定する。
【0037】
この実施の形態によれば、一枚の合成樹脂製の板によって、支持具を作り出すことができる。
【0038】
[実施の形態11]
この実施の形態による支持具を図24に示す。この支持具は、実施の形態8に対応するものである。この支持具は、実施の形態10と同じように弾性のある合成樹脂製の板部81で作られている。そして、板部81は、断面が次の形状になるように加工されている。つまり、板部81は、凹凸を交互に繰り返して組み合わせた断面形状をしている。この実施の形態では、板部81は、S字状と、このS字と対称の逆S字とを交互に繰り返して組み合わせた断面形状をしている。板部81が前記の断面形状に加工されると、楕円形状の複数の収納穴82と、湾曲した複数の案内溝83とが同時に形成される。このとき、楕円形状の収納穴82の短径がケーブルの径に比べて狭くなるように、板部81が加工されている。
【0039】
この構造の支持具によれば、実施の形態10と同じように、ケーブル301を支持することができる。さらに、この支持具によれば、案内溝83と、この隣の案内溝83との間にも、ケーブル301を支持することができる。
【0040】
[実施の形態12]
この実施の形態による支持ユニットを図25に示す。この支持ユニットは、実施の形態1〜3の収納体を次のように用いている。つまり、この支持ユニットは直方体の形状をした台部91を備え、台部91の表面には収納体92が設けられている。収納体92の内部には、収納穴92Aが開けられている。収納穴92Aの断面形状は、収納体92の上面に向かって、上部が狭くなるような台形である。
【0041】
一方、収納体92の上面には、収納穴92Aに沿うようにV字状の案内溝92Bが設けられている。案内溝92Bの底部は、収納穴92Aの先端と連結されている。これによって、収納体92には、案内溝92Bの両側に、分割部分92C、92Dが形成される。さらに、分割部分92C、92Dの外側側面に、断面形状が三角形の凸部が設けられている。収納体92が弾性体で作られているので、分割部分92C、92Dは案内溝92Bに対して、内側、外側にたわむ。
【0042】
台部91には蓋部93が被さる。台部91と向かい合う蓋部93の表面には、断面形状が長方形の覆い溝93Aが形成されている。覆い溝93Aの幅は次のような広さである。蓋部93が台部91に被さったとき、分割部分92C、92Dが、図26に示すように、矢印A11、A12に動くように、つまり、分割部分92C、92Dが互いに接近するように、覆い溝93Aの幅が決められている。
【0043】
この実施の形態による支持ユニットは次のようにして用いられる。ケーブル301(図26)を支持ユニットで支持するために、ケーブル301を案内溝92Bから収納穴92Aに向かって押し下げる。この後、収納体92を覆い溝93Aに挿入するように、蓋部93を台部91に被せる。これによって、収納体92の分割部分92C、92Dが互いに接近するようにたわむので、分割部分92C、92Dがケーブル301を押圧して支持する。この結果、ケーブル301が収納体92に固定される。
【0044】
この実施の形態によれば、蓋部93の覆い溝93Aによって収納体92の分割部分92C、92Dを押すので、ケーブル301を確実に支持することができる。
【0045】
[実施の形態13]
この実施の形態による支持ユニットを図27に示す。この支持ユニットは、部屋の床等に設置されて、配線を縦横に配線するために用いられる。この支持ユニットは、板状の台部101を備える。台部101には、図28に示すように、配線経路101、101が、あらかじめ設定されている。ケーブルは、これらの配線経路101、101に沿って縦横に配線される。
【0046】
配線経路101、101の端と、台部101の4つの縁とが交差する部分には、収納体101Aが配置されている。収納体101Aは実施の形態12と同じである。また、配線経路101と配線経路101とが交差する部分には、十字状に溝を備えるガイド101Bが形成されている。ガイド101Bは、ケーブルの配線方向を決めるためのものである。
【0047】
台部101には、蓋部102が被さる。台部101の配線経路101、101と向かい合う蓋部102の表面には、断面形状が長方形の覆い溝102A、102Bが形成されている。覆い溝102A、102Bの幅は次のような広さである。図29に示すように、蓋部102が台部101に被さったとき、収納体101Aがケーブルを押圧するように、覆い溝102A、102Bの幅が決められている。
【0048】
この実施の形態による支持ユニットは次のようにして用いられる。ケーブルを支持ユニットで支持するために、ケーブルを収納体101Aに押し下げる。この後、覆い溝102A、102Bに収納体101Aを挿入するように、蓋部102を台部101に被せる。このとき、ケーブルは、一列に並んだガイド101Bによって、直線状に配置してもよく、また、ガイド101Bで直角に曲げてもよい。
【0049】
以上、この発明の実施の形態1〜13を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。
【0050】
たとえば、発明の実施の形態1〜13では、ケーブルを支持する場合について述べたが、支持するものは棒状であれば、どのようなもの(掃除用具等)でも可能である。また、各実施の形態では、ケーブルを1本支持したが、支持するケーブルは、複数でもよい。また、ケーブルとしては、導体を2本平行にして絶縁体で被覆した平型ケーブルでもよい。この場合には、ケーブルを収納する収納穴を楕円形にして、ケーブルを収納し易くしてもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明の支持具および支持ユニットによれば、ケーブルや棒状の被収納物を支持する場合、案内溝に被収納物を挿入すれば、被収納物が収納穴に入るので、被収納物を支持するための作業工程を減らすことができる。また、蓋部を用いれば、被収納物を外側から押圧するので、被収納物の支持を確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による支持具を示す斜視図である。
【図2】図1の支持具の側面を示す側面図である。
【図3】図1のI−I断面を示す断面図である。
【図4】図1の支持具を用いたケーブルの取り付け、取り外しを説明するための説明図である。
【図5】この発明の実施の形態2による支持具の側面を示す側面図である。
【図6】この発明の実施の形態2による支持具の変形例の側面を示す側面図である。
【図7】この発明の実施の形態3による支持具の断面を示す断面図である。
【図8】この発明の実施の形態3による支持具の変形例の断面を示す断面図である。
【図9】この発明の実施の形態3による支持具の変形例の断面を示す断面図である。
【図10】この発明の実施の形態3による支持具の変形例の断面を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態3による支持具の変形例の断面を示す断面図である。
【図12】この発明の実施の形態3による支持具の変形例の断面を示す断面図である。
【図13】この発明の実施の形態4による支持具を示す斜視図である。
【図14】この発明の実施の形態5による支持ユニットを示す正面図である。
【図15】実施の形態5による支持具の取り付けを説明するための説明図である。
【図16】この発明の実施の形態6による支持ユニットを示す正面図である。
【図17】この発明の実施の形態7による支持ユニットを示す斜視図である。
【図18】この発明の実施の形態7による支持ユニットの変形例を示す斜視図である。
【図19】この発明の実施の形態8による支持具を示す斜視図である。
【図20】この発明の実施の形態9による支持具を示す斜視図である。
【図21】この発明の実施の形態9による支持具の変形例を示す斜視図である。
【図22】この発明の実施の形態10による支持具を示す斜視図である。
【図23】図22の支持具を用いたケーブルの取り付け、取り外しを説明するための説明図である。
【図24】この発明の実施の形態11による支持具を示す斜視図である。
【図25】この発明の実施の形態12による支持ユニットを示す斜視図である。
【図26】図25の支持ユニットを用いたケーブルの取り付け、取り外しを説明するための説明図である。
【図27】この発明の実施の形態13による支持ユニットを示す斜視図である。
【図28】図27の台部の平面を示す平面図である。
【図29】図27の蓋部の平面を示す平面図である。
【符号の説明】
1 収納体
1A、1E 端面
1B、1D 傾斜面
1C 上面
、1 分割部分
底部分
2、2A 収納穴
3、3A〜3E 案内溝
11 収納体
12 収納穴
13 案内溝
21 支持具
21A 収納穴
22 ネジ
31 台板
32 支持具
33 配列体
41 箱部分
42 支持具
43 配列体
44 筒部分
51 収納体
51A 端面
51B 傾斜面
51C 上面
52 収納穴
53 案内溝
61、64 収納体
61A、61B 端面
61C 上面
62 収納穴
63 案内溝
71 板部
72 収納穴
73 案内溝
81 板部
82 収納穴
83 案内溝
91 台部
92 収納体
92A 収納穴
92B 案内溝
92C、92D 分割部分
93 蓋部
93A 覆い溝
101 台部
101、101 配線経路
101A 収納体
101B ガイド
102 蓋部
102A、102B 覆い溝

Claims (9)

  1. 弾性体で形成された収納体と、
    前記収納体に貫通されて開けられ、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から、この棒状体の押圧をする収納穴と、
    前記収納穴に沿って前記収納体の表面に設けられ、棒状体を前記収納穴に挿入するための案内溝とを備えることを特徴とする支持具。
  2. 各前記収納穴が互いに同じ向きになるように請求項1記載の支持具を1列に並べた配列体を備えることを特徴とする支持具。
  3. 弾性体で形成された収納体と、
    前記収納体に貫通されて開けられ、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から、この棒状体の押圧をする複数の収納穴と、
    前記収納穴に沿って前記収納体の表面に設けられ、棒状体を前記各収納穴に挿入するための複数の案内溝とを備え、
    前記収納穴を互いに平行に配列したことを特徴とする支持具。
  4. 板状の基部と、
    前記基部の表面に設けられた請求項2または請求項3に記載の複数の支持具とを備え、
    前記各支持具の各収納穴が互いに向かい合うように、前記基部の表面に前記支持具を配列したことを特徴とする支持ユニット。
  5. 表面が一巡するように、この表面で囲まれた箱体と、
    前記箱体の表面に設けられた請求項2または請求項3に記載の複数の支持具とを備え、
    前記支持具の各収納穴が互いに向かい合うように、かつ、前記箱体の表面を巡るように、前記各支持具を前記箱体の表面に配列したことを特徴とする支持ユニット。
  6. 弾性体で形成された板状の板部を備え、
    前記板部は、凹凸を繋ぎ合わせた断面形状によって、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から棒状体の押圧をする収納穴と、棒状体を前記収納穴に挿入するための案内溝とを形成したことを特徴とする支持具。
  7. 弾性体で形成された板状の板部を備え、
    前記板部は、凹凸を繰り返す断面形状によって、棒状体を支持すると共に、この棒状体の周壁の両方向から棒状体の押圧をする複数の収納穴と、棒状体を前記収納穴に挿入するための複数の案内溝とを形成したことを特徴とする支持具。
  8. 板状の台部と、
    前記台部の平面状の表面に設けられた請求項1に記載の支持具と、
    前記支持具を覆う蓋部とを備え、
    前記蓋部には、前記支持具を挿入するための覆い溝が設けられ、前記覆い溝は、前記支持具の案内溝に対して交差する方向から、この支持具を押圧することを特徴とする支持ユニット。
  9. 板状の台部と、
    前記台部の平面状の表面にあらかじめ設定された配線経路の端に、それぞれ設けられた請求項1に記載の支持具と、
    前記配線経路が交差する部分にそれぞれ設けられ、棒状体の配線方向を決めるガイドと、
    前記支持具を覆う蓋部とを備え、
    前記蓋部には、前記支持具、前記ガイド、および前記支持具と前記ガイドとによって配置された棒状体を挿入するための覆い溝が設けられ、前記覆い溝は、前記支持具の案内溝に対して交差する方向から、この支持具を押圧することを特徴とする支持ユニット。
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