JP2004201009A - スイッチングハブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リングの片回り側に接続されるポート及び逆回り側に接続されるポートのうち、片側ポート102から定期的に制御フレームを送信し、この制御フレームを逆側ポート103で監視し、前記逆側ポート103に制御フレームが到達しているあいだは、該逆側ポート103でユーザフレームを中継しない状態108を維持し、前記逆側ポート103に制御フレームが到達しなくなったとき、該逆側ポート103でユーザフレームを中継する状態に遷移する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リング型ネットワークにおいて通信経路の冗長を解決するスイッチングハブに係り、特に、経路切り替えを高速化し、ネットワーク同士の連結を簡易にし、CPUへの負荷を軽減するスイッチングハブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク構成に通信経路の冗長性を持たせるために、ループ状にネットワークを構築することがしばしばある。ループ状に構築したネットワークは、ブロードキャストフレームによるフレームの発振が発生することがあり、これを防ぐために物理的なループを論理的に切断するためのさまざまな手法が考案されている。
【0003】
非特許文献1に記載されたスパニングツリープロトコル(STP)では、ポートのフレーム転送状態をブロッキング状態にすることにより、ループ状に接続された経路の一点を論理的に切り離し、ツリー構造を形成して発振の問題を解決している。STPでは、スイッチングハブ間でBPDUと呼ばれる制御フレームを定期的に交換することにより、ツリー構造の形成を実現している。
【0004】
具体的には、制御フレームの内容(パラメータ)がネットワークの状態により変ることになる。制御フレームの内容のうち主なものを列記する。
1)ツリーの根(ルート)を表す識別番号(ID)。このIDは、ルートになっているスイッチングハブのMACアドレスから生成する。
2)ルートスイッチングハブから当該スイッチングハブまでの経路コスト。この経路コストはSTPアルゴリズムで使用する。
3)ポート番号。即ち、当該スイッチングハブから当該制御フレームを送信するポートの番号。
4)その他のアルゴリズムで使用するパラメータ
age time;制御フレームを破棄するまでの時間
hello time;制御フレームを送信する間隔
forward delay;ポートの状態遷移を遅延させる時間
上記のような内容が種々のネットワーク状態やネットワーク構成によって生じるため、STPの制御フレームは無限と言えるほど多様なバリエーションを有する。
【0005】
【非特許文献1】
IEEE 802.1D,1998Edition,P58〜P109
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術は、構成がどんな複雑なネットワークにおいても、ループを論理的に切断することでブロードキャストフレームによるフレームの発振を回避し、安定した動作をすることが期待できる。しかしながら、STP等のプロトコルは、複雑であり、単純なリング型ネットワークであっても障害の発生または復旧時に安定してネットワークが動作するまでに数十秒を要したり、或いは既存のネットワークに新たなネットワークを接続するときに、既存のネットワークを構成しているスイッチングハブの設定の大幅な変更を必要とすることがあるなどの問題がある。
【0007】
また、複雑なプロトコルを解釈するために、制御フレームを受信したスイッチングハブ内でCPUが複雑な処理を行う必要がある。即ち、制御フレームを受信したときの解釈処理は、前記したように制御フレームが無限と言えるほど多様なバリエーションを有するため、非常に繁雑になる。このような処理をハードウェアで実行するのは困難であるため、ソフトウェアで処理しているのである。しかし、ソフトウェアで処理を行っているために、なんらかの障害によりCPUに対する負荷が高くなったときにプロトコルが正常に作動しないことがある。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、経路切り替えを高速化し、ネットワーク同士の連結を簡易にし、CPUへの負荷を軽減するスイッチングハブを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、リング型ネットワークの一部を構成するスイッチングハブにおいて、該ネットワークの伝送路(以下、リングという)の片回り側に接続されるポート及び逆回り側に接続されるポートのうち、一方のポートから定期的に制御フレームを送信し、この制御フレームを他方のポート(以下、逆側ポートという)で監視し、前記逆側ポートに制御フレームが到達しているあいだは、該逆側ポートでユーザフレームを中継しない状態を維持し、前記逆側ポートに制御フレームが到達しなくなったとき、該逆側ポートでユーザフレームを中継する状態に遷移するものである。
【0010】
前記逆側ポートに制御フレームが到達しているあいだは、該逆側ポートから定期的に別の制御フレームを送信し、前記逆側ポートに制御フレームが到達しなくなったら前記別の制御フレームの送信を停止してもよい。
【0011】
前記逆側ポートに制御フレームが到達しているあいだは、受信したフレームからアドレスを学習し、前記逆側ポートに制御フレームが到達しなくなったとき、及び前記逆側ポートに制御フレームが到達しない状態から到達したとき、それまで学習したアドレスをクリアしてもよい。
【0012】
前記リング型ネットワークの一部を構成する他のスイッチングハブ(以下、中間ハブという)では、前記制御フレームを送信するスイッチングハブ(以下、制御ハブという)から送信される制御フレームを監視し、制御フレームが到達しているあいだは、受信したフレームからアドレスを学習し、制御フレームが到達しなくなったとき、及び制御フレームが到達しない状態から到達したとき、それまで学習したアドレスをクリアしてもよい。
【0013】
前記中間ハブでは、前記リングの片回り側及び逆回り側に接続される2つのポートで制御ハブから送信される制御フレームを監視し、一方のポートに制御フレームが到達しなくなったとき、他方のポートから障害発生を示す制御フレーム (以下、障害フレームという)を送信してもよい。
【0014】
前記中間ハブでは、他の中間ハブから送信される障害フレームを監視し、障害フレームが到達したとき、それまで学習したアドレスをクリアしてもよい。
【0015】
前記制御ハブでは、前記中間ハブから送信される障害フレームを監視し、障害フレームが到達したとき、前記逆側ポートでユーザフレームを中継しない状態から前記逆側ポートでユーザフレームを中継する状態に遷移してもよい。
【0016】
前記リングに接続されたポートがリンクダウンの状態からリンクアップしたとき、該ポートでは制御フレームだけを中継してユーザフレームは中継しない状態に遷移し、一定時間経過後、該ポートでも全てのフレームを中継する状態に遷移してもよい。
【0017】
制御フレームだけを中継してユーザフレームは中継しない前記状態にあって、前記別の制御フレームが到達するようになったとき、直ちに全てのフレームを中継する状態に遷移してもよい。
【0018】
ポートに到達する制御フレームの個数を計数するカウンタ回路を備え、このカウンタ回路の計数値を定期的に読み出すことにより、制御フレームの到達を検知してもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0020】
本発明では、複数台のスイッチングハブからなるリング型ネットワークを1台のスイッチングハブで管理し、そのスイッチングハブのリングを構成する2つのポート、即ち、リングの片回り側に接続されるポート及び逆回り側に接続されるポートのうち、一方のポート(以下、片側ポートという)から定期的に制御フレームを送信し、この制御フレームを逆側ポートで監視し、その逆側ポートに制御フレームが到達している場合は、その逆側ポートをユーザフレームをブロッキングする状態にし、制御フレームが一定時間到達していない場合には、その逆側ポートをユーザフレームをフォワーディングする状態にする。
【0021】
なお、スイッチングハブは、フレームを中継する機能、受信したフレームからアドレスを学習してアドレス学習情報としてフィルタリングデータベース(FDB)に保持する機能、このアドレス学習情報に基づいて転送ポートを決定するフィルタリング機能など、従来から知られている機能は全て有するものとする。
【0022】
また、本発明に係るスイッチングハブには、制御フレームの個数を計数するカウンタ回路をポート毎に設けてある。このカウンタ回路により、ポートに到達したフレームが制御フレームであるかどうか識別し、制御フレームが到達したというイベントをカウントすることができる。一方、スイッチングハブが実行するソフトウェアでは、カウンタ回路の計数値を定期的に読み出して、1回前に読み出した計数値と比較することにより、1回前の読み出しタイミングと今回の読み出しタイミングとの間に、制御フレームが到達したというイベントがあったかどうかを検知することができる。
【0023】
図1に、リング型ネットワークを管理するスイッチングハブ(以下、制御ハブという)を示す。制御ハブ101のポート102,103が同じリングを構成する2つのポートであるとする。制御ハブ101は、片側ポート102から制御フレーム104を定期的に送信する。制御フレーム104は、図示しないリングを通り逆側ポート103に制御フレーム106として受信される。逆側ポート103では、この制御フレーム106を受信後に破棄する。逆側ポート103で制御フレーム106を定期的に受信している間は、逆側ポート103をユーザフレームをブロッキングする状態108にすると共に、逆側ポート103から別の制御フレーム107を定期的に送信する。逆側ポート103で制御フレーム106を一定時間受信しないとき、逆側ポート103をユーザフレームをフォワーディングする状態にすると共に、逆側ポート103からの別の制御フレーム107の送信を停止する。別の制御フレーム107は、リングを通り片側ポート102に制御フレーム105として受信される。片側ポート102では、この制御フレーム105を破棄する。
【0024】
制御ハブ101は、ポート102,103がネットワークの障害によりリンクダウンしている状態から、障害が復旧してリンクアップしたとき、一定時間のリスニングモードに入る。リスニングモードは、制御フレームだけを中継し、その他のユーザフレームは受信後に破棄する(中継しない・ブロッキングする)モードである。一定時間のリスニングモードを終了後、ユーザフレームをフォワーディングする(中継する)状態に遷移する。
【0025】
図2、図3のスイッチングハブは、制御ハブ101の持つ2つの機能(片側ポートに関する機能と逆側ポートに関する機能)を2つのスイッチングハブに分けて持たせたものである。図2の制御ハブ201においては、ポート202がリングを構成するポートで、片側ポートに設定してある。制御ハブ201は、この片側ポート202から制御フレーム203を定期的に送信すると共に、片側ポート202で受信される制御フレーム204を受信後に破棄する。
【0026】
図3の制御ハブ301においては、ポート302がリングを構成するポートでで、逆側ポートに設定してある。制御ハブ301は、この逆側ポート302で定期的に制御フレーム303を受信しているときには逆側ポート302をユーザフレームをブロッキングする状態305とすると共に、逆側ポート302から別の制御フレーム304を定期的に送信する。逆側ポート302で制御フレーム303を一定時間受信しないときは、逆側ポート302をユーザフレームをフォワーディングする状態に切り替えると共に、別の制御フレーム304の送信を停止する。
【0027】
制御ハブ201,301は、ポート202,302がネットワークの障害によりリンクダウンしている状態から、障害が復旧してリンクアップしたとき、一定時間のリスニングモードに入る。一定時間のリスニングモードを終了後、ユーザフレームをフォワーディングする状態に遷移する。
【0028】
図4に、リング型ネットワークを構成する他のスイッチングハブ、即ち、制御ハブ以外の中間ハブを示す。中間ハブ401のポート402,403が同じリングを構成する2つのポートであるとする。これらのポート(以下、中間ポートという)では、制御ハブから送信される制御フレームを監視すると共に、中継する。即ち、中間ポート402で制御フレーム405を受信して、中間ポート403から制御フレーム407として送信する。また、中間ポート403で制御フレーム406を受信して、中間ポート402から制御フレーム404として送信する。
【0029】
中間ハブ401は、制御フレーム405,406の到達状態(受信するか否か)を監視し、一定時間到達しないとき、または到達しない状態から到達したときに、持っているアドレス学習情報をクリアする。中間ポート402,403がネットワークの障害によりリンクダウンしている状態から、障害が復旧してリンクアップしたとき、一定時間のリスニングモードに入る。一定時間のリスニングモードを終了後、ユーザフレームをフォワーディングする状態に遷移する。
【0030】
これらの機能を備えたスイッチングハブ101,401は、ポート毎に、ハードウェアにより制御フレームのみをカウントするカウンタ回路(図示せず)を備え、制御フレームが到達するたびに個数を1つ数える。スイッチングハブ101,401内のCPUが実行するソフトウェアの中でカウンタ回路の内容を定期的に読み出し、今回読んだ値と前回に読んだ値との差分をとり、差がなければ到達していない、差があれば到達しているという判断で、制御フレームの到達性を検知する。
【0031】
カウンタ回路において到達する各種のフレームのうち本発明の制御フレームのみをカウントするために、カウンタ回路には制御フレームを識別するハードウェアが設けられる。一方、制御フレームにも、前記識別用ハードウェアによって識別可能な情報を格納しておく。制御フレームの識別情報は、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、イーサタイプ(Ether Type)などの欄に格納するとよい。
【0032】
MACアドレスは、世界的にユニークなアドレスであって、製造メーカを表す記号列をMACアドレス中の所定の場所に含んでいる。そこで、ハードウェアは、フレーム内のMACアドレスのこの場所から本発明を実施する製造メーカの記号列を認識することができる。さらに、スイッチングハブのMACアドレスとして、MACアドレス中の別の特定の場所に本発明を実施しているかどうかを示す情報(α)を設定しておくことにより、ハードウェアは、フレーム内のMACアドレスのこの場所にαがあるかどうかで本発明を実施しているかどうかを認識することができる。また、イーサタイプも世界的にユニークな値が製造メーカ毎に割り当てられているので、ハードウェアは、フレーム内のイーサタイプの値から本発明を実施する製造メーカのイーサタイプを認識することができる。さらに、本発明の制御フレームにはイーサタイプの欄の直後の欄に前記αを格納するものとしておけば、ハードウェアは、フレーム内のこの欄にαがあるかどうかで制御フレームかどうかを認識することができる。
【0033】
以上の構成により、フレーム内の限られた特定の場所に本発明の制御フレームを識別する情報が格納されるので、到達したフレームが本発明の制御フレームであるかどうかを簡単なハードウェアで識別し、カウントすることができる。
【0034】
次に、リング型ネットワークにおける本発明のスイッチングハブの動作を説明する。図5において、リング型ネットワークを構成している本発明のスイッチングハブ501〜506のうち、スイッチングハブ501を制御ハブとし、他のスイッチングハブ502〜506を中間ハブとする。もちろん、スイッチングハブの台数は6台に限定されず、台数に制限はない。
【0035】
制御ハブ501の片側ポートから定期的に送信される制御フレーム507は、中間ハブ502〜506に順次中継され、制御ハブ501に受信される。制御ハブ501は、制御フレーム507を定期的に受信している間はリング上に障害がないと判断し、制御フレーム507を受信している逆側ポートでユーザフレームをブロッキングする状態509に遷移している。この状態では、逆側ポートから別の制御フレーム508を送信する。
【0036】
図6は、図5のリング型ネットワークに障害が発生したことを示している。リング上で障害608が発生すると、制御ハブ601が送信した制御フレーム607は中間ハブ603から中間ハブ604へ中継できず、制御ハブ601へ到達しなくなる。制御ハブ601は、一定時間制御フレーム607を受信しないので、それまで制御フレーム607を受信していた逆側ポートを、ユーザフレームをブロッキングする状態からフォワーディングする状態609にして、定期的に送信していた別の制御フレームの送信を停止する。さらに、制御ハブ601は、持っているMACアドレスとポートに関する学習情報をクリアする。中間ハブ602,605,606は、図5で流れていた制御フレーム507,508に相当する制御フレームを受信しないことを検知するので、持っているMACアドレスとポートに関する学習情報をクリアする。
【0037】
図6の障害から復旧して図5の正常状態に戻る時、制御ハブ501は、制御フレーム507を受信すると、制御フレーム507を受信した逆側ポートを、ユーザフレームをフォワーディングする状態からブロッキングする状態509にして、定期的に別の制御フレーム508を送信し、持っているMACアドレスとポートに関する学習情報をクリアする。中間ハブ502〜506は、制御フレーム507,508を受信することにより、リング型ネットワークの障害が復旧したことを検知し、持っているMACアドレスとポートに関する学習情報をクリアする。
【0038】
図6で障害が発生していた中間ハブ603と中間ハブ604が、図5のように障害が復旧して中間ハブ503,504となるとき、障害が復旧した中間ポートは、リンクアップ直後はリスニングモードに入り、一定時間経過後、ユーザフレームを中継するフォワーディング状態に遷移する。
【0039】
リング型ネットワークを構成するスイッチングハブは、前述のように制御フレームを監視して制御フレームの変化を検知し、持っているMACアドレスとポートに関する学習情報をクリアする機能を有することが望ましい。例えば、図5の中間ハブ505から中間ハブ502へ送信されるべきフレームは、中間ハブ504,503を中継して転送される。図6の障害が起きたときは中間ハブ605から中間ハブ602へ送信されるべきフレームは、中間ハブ606、制御ハブ601を中継して転送されなければならないが、障害発生前のMACアドレスとポートに関する学習情報がクリアされないと、中間ハブ602へ送信されるフレームが中間ハブ604へ向けて送信されるため、学習情報がタイムアウトしてクリアされるまでの間、通信が停止してしまう。その点、本発明では、制御フレームに変化があったときには、MACアドレスとポートに関する学習情報をクリアするので、これより新たな情報が学習されるまでは、中間ハブ605から中間ハブ602へ送信されるべきフレームは、中間ハブ605の全てのポートへ転送され、中間ハブ604にも中間ハブ606にも送信され、中間ハブ606、制御ハブ601でも同様に全ポートへの転送が行われ、中間ハブ602への中継が達成される。
【0040】
図6の中間ハブ604,603で、障害が発生したポートのリンクダウンを検出後、直ちに障害が起きていないポートから障害が発生したことを示す制御フレーム(障害フレーム)を送信することにより、制御ハブ601がより素早く障害発生を検知でき、ユーザフレームをブロッキングしていた逆側ポートを迅速にフォワーディング状態にできる。また、障害が復旧したとき、直ちに障害が復旧した中間ポートと反対側の中間ポートとから障害が復旧したことを示す制御フレームを送信することにより、制御ハブ601がより素早く障害復旧を検知でき、ユーザフレームをフォワーディングしていた逆側ポートを迅速にブロッキング状態にできる。
【0041】
次に、複数のリング型ネットワークがある実施形態を説明する。
【0042】
図7に、1つのスイッチングハブで管理される2つのリング型ネットワークを示す。制御ハブ709は、それぞれのリング型ネットワークを管理するポート (片側ポート及び逆側ポート)をそれぞれ設定することにより、リング型ネットワークを同時に管理している。制御フレーム712,713,714,715を送信するポートは、それぞれリングを経由して受信した制御フレームを受信後に破棄する。中間ハブ710,711,701,702,703を含むリング型ネットワークでは、制御ハブ709の逆側ポートにおいて制御フレーム712を受信することにより、ブロッキング状態716となり、中間ハブ704,705,706,707,708を含むリング型ネットワークでは、制御ハブ709の逆側ポートにおいて制御フレーム714を受信することにより、ブロッキング状態717となる。
【0043】
図8に、1つの中間ハブを共通に使用している2つのリング型ネットワークを示す。制御ハブ801は、中間ハブ802,803,809,810,811からなる上のリング型ネットワークを管理し、制御ハブ806は、中間ハブ807,808,809,804,805からなる下のリング型ネットワークを管理することにより、それぞれ前述したように制御フレームの送受信によりフレームの発振及び障害を回避する。中間ハブ809は、上のリングを構成する2つのポートと下のリングを構成する2つのポートとをそれぞれ設定し、制御フレーム812,813,814,815を各々同一リング内だけで中継し、リングを跨いだ制御フレームの中継は行わない。それぞれのリング型ネットワークにおいて制御ハブ801,806の逆側ポートにおいてブロッキング状態816,817となる。
【0044】
図9に、リングの連結部を二重化してより冗長な構成としたリング型ネットワークを示す。スイッチングハブ(制御ハブ)901は、スイッチングハブ(中間ハブ)902,903,904,908,909,910からなる上のリング型ネットワークを管理し、上のリングで片回りに制御フレーム911を送信し、逆回りに制御フレーム912を送信し、ブロッキング状態915をとっている。ここで、スイッチングハブ901〜904間、スイッチングハブ904と908間、スイッチングハブ908〜910間、スイッチングハブ910と901間において障害が発生した場合には、ユーザフレームをブロッキングしている状態915の逆側ポートをフォワーディング状態にして障害を回避する。
【0045】
スイッチングハブ904は、本発明によるリング管理機能(制御ハブが持つ機能)を分割したスイッチングハブ(図2参照)で、スイッチングハブ(中間ハブ)905,906,907及びスイッチングハブ908からなる下のリング型ネットワークにおいて、下のリングの片回りに制御フレーム913を送信し、逆回りで受信した制御フレーム914を受信後に破棄する。スイッチングハブ908は、リング管理機能を分割した残りのスイッチングハブ(図3参照)で、下のリング型ネットワークにおいて、片回りで受信した制御フレーム913を受信後に破棄すると共に、逆回りで制御フレーム914を送信する。よって、スイッチングハブ908の逆側ポートでは、ブロッキング状態916をとっている。
【0046】
下のリング型ネットワークにおいてリング管理機能を分割したスイッチングハブ904,908は、上のリング型ネットワークにおいては、制御フレーム911,912の中継を行う中間ハブとなっている。スイッチングハブ904,908は、スイッチングハブ904と908間で障害が発生した場合には、ブロッキング状態916をとっているスイッチングハブ908の逆側ポートをフォワーディング状態にして障害を回避する。
【0047】
図10に、リングの連結部を二重化する別の形態を示す。スイッチングハブ (制御ハブ)1001は、スイッチングハブ(中間ハブ)1002,1003,1004,1010,1011からなる上のリング型ネットワークを管理し、上のリングで片回りに制御フレーム1012を送信し、逆回りに制御フレーム1013を送信し、ブロッキング状態1016をとっている。ここで、スイッチングハブ1001〜1004間、スイッチングハブ1004と1010間、スイッチングハブ1010と1011間、スイッチングハブ1011と1001間において障害が発生した場合には、ユーザフレームをブロッキングしている状態1016の逆側ポートをフォワーディング状態にして障害を回避する。
【0048】
スイッチングハブ1005は、リング管理機能を分割したスイッチングハブ (図2参照)で、スイッチングハブ(中間ハブ)1006,1007,1008及びスイッチングハブ1009からなる下のリング型ネットワークにおいて、下のリングの片回りに制御フレーム1014を送信し、逆回りで受信した制御フレーム1015を受信後に破棄する。スイッチングハブ1009は、リング管理機能を分割した残りのスイッチングハブ(図3参照)で、下のリング型ネットワークにおいて、片回りで受信した制御フレーム1014を受信後に破棄すると共に、逆回りで制御フレーム1015を送信する。よって、スイッチングハブ1009の逆側ポートでは、ブロッキング状態1017をとっている。
【0049】
スイッチングハブ1005,1009は、スイッチングハブ1005〜1007〜1009間で障害が発生した場合には、スイッチングハブ1005が片側ポートにおいて制御フレーム1014の送信を停止することにより、ユーザフレームをブロッキングしている状態1017の逆側ポートをフォワーディング状態にして、スイッチングハブ1004を介してスイッチングハブ1005へ至る経路を確保することにより、障害を回避することができる。
【0050】
以上、種々の実施形態の説明からわかるように、本発明によれば以下のような優れた効果を期待できる。
【0051】
(1)リング型ネットワークを構成するスイッチングハブの台数に制限なく、物理的にリング上に接続したネットワークを論理的に素早く切断する管理が1台のスイッチングハブで可能で、リング型ネットワーク上の障害の発生と復旧を素早く検知し、従来技術に比べ、より高速に冗長経路への切り替えができる。例えば、図1〜図4のスイッチングハブから送信される制御フレームを1秒未満の間隔で送信し、その制御フレームの到達を確認するために行うカウンタの読み込みを1秒間に1回の頻度で行えば、冗長経路への切り替えをネットワークのフレーム転送遅延時間+1〜2秒の範囲で行うことができる。
【0052】
(2)図7〜図10に示したように、複数のリング型ネットワーク同士を連結した様々な構成が可能であり、既存ネットワークへの拡張が容易である。
【0053】
(3)制御フレームをスイッチングハブ内蔵のソフトウェアが直接受信処理をしないので、ネットワークのループによるフレームのストームが起きても、スイッチングハブ内蔵のソフトウェア(CPU)への負荷は変らずに、スイッチングハブは安定して動作する。
【0054】
【発明の効果】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0055】
(1)定期的に送信する制御フレームが到着するか否かでユーザフレーム中継の可否を決定するので、経路切り替えを高速化することができる。
【0056】
(2)1つのリング型ネットワークに1つずつ片側ポートと逆側ポートを設定するだけなので、ネットワークを構成しているスイッチングハブの設定を大幅に変更することなく、簡易にネットワーク同士を連結させることができる。
【0057】
(3)制御フレームの到達をハードウェアで監視しているので、CPUへの負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチングハブの制御ハブを示した図である。
【図2】本発明のスイッチングハブの片側ポートの機能を示した図である。
【図3】本発明のスイッチングハブの逆側ポートの機能を示した図である。
【図4】本発明のスイッチングハブの中間ハブを示した図である。
【図5】本発明のスイッチングハブを用いたリング型ネットワークの構成図である。
【図6】本発明のスイッチングハブを用いたリング型ネットワークの構成図である。
【図7】本発明のスイッチングハブを用いたリング型ネットワークを連結したネットワークの構成図である。
【図8】本発明のスイッチングハブを用いたリング型ネットワークを連結したネットワークの構成図である。
【図9】本発明のスイッチングハブを用いたリング型ネットワークを連結したネットワークの構成図である。
【図10】本発明のスイッチングハブを用いたリング型ネットワークを連結したネットワークの構成図である。
【符号の説明】
101,201,301,501,601 スイッチングハブ(制御ハブ)
102,202 ポート(片側ポート)
103,302 ポート(逆側ポート)
401,502〜506,602〜606 スイッチングハブ(中間ハブ)
402,403 ポート(中間ポート)
Claims (10)
- リング型ネットワークの一部を構成するスイッチングハブにおいて、該ネットワークの伝送路(以下、リングという)の片回り側に接続されるポート及び逆回り側に接続されるポートのうち、一方のポートから定期的に制御フレームを送信し、この制御フレームを他方のポート(以下、逆側ポートという)で監視し、前記逆側ポートに制御フレームが到達しているあいだは、該逆側ポートでユーザフレームを中継しない状態を維持し、前記逆側ポートに制御フレームが到達しなくなったとき、該逆側ポートでユーザフレームを中継する状態に遷移することを特徴とするスイッチングハブ。
- 前記逆側ポートに制御フレームが到達しているあいだは、該逆側ポートから定期的に別の制御フレームを送信し、前記逆側ポートに制御フレームが到達しなくなったら前記別の制御フレームの送信を停止することを特徴とする請求項1記載のスイッチングハブ。
- 前記逆側ポートに制御フレームが到達しているあいだは、受信したフレームからアドレスを学習し、前記逆側ポートに制御フレームが到達しなくなったとき、及び前記逆側ポートに制御フレームが到達しない状態から到達したとき、それまで学習したアドレスをクリアすることを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチングハブ。
- 前記リング型ネットワークの一部を構成する他のスイッチングハブ(以下、中間ハブという)では、前記制御フレームを送信するスイッチングハブ(以下、制御ハブという)から送信される制御フレームを監視し、制御フレームが到達しているあいだは、受信したフレームからアドレスを学習し、制御フレームが到達しなくなったとき、及び制御フレームが到達しない状態から到達したとき、それまで学習したアドレスをクリアすることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のスイッチングハブ。
- 前記中間ハブでは、前記リングの片回り側及び逆回り側に接続される2つのポートで制御ハブから送信される制御フレームを監視し、一方のポートに制御フレームが到達しなくなったとき、他方のポートから障害発生を示す制御フレーム(以下、障害フレームという)を送信することを特徴とする請求項4記載のスイッチングハブ。
- 前記中間ハブでは、他の中間ハブから送信される障害フレームを監視し、障害フレームが到達したとき、それまで学習したアドレスをクリアすることを特徴とする請求項5記載のスイッチングハブ。
- 前記制御ハブでは、前記中間ハブから送信される障害フレームを監視し、障害フレームが到達したとき、前記逆側ポートでユーザフレームを中継しない状態から前記逆側ポートでユーザフレームを中継する状態に遷移することを特徴とする請求項5又は6いずれか記載のスイッチングハブ。
- 前記リングに接続されたポートがリンクダウンの状態からリンクアップしたとき、該ポートでは制御フレームだけを中継してユーザフレームは中継しない状態に遷移し、一定時間経過後、該ポートでも全てのフレームを中継する状態に遷移することを特徴とする請求項1〜7いずれか記載のスイッチングハブ。
- 制御フレームだけを中継してユーザフレームは中継しない前記状態にあって、前記別の制御フレームが到達するようになったとき、直ちに全てのフレームを中継する状態に遷移することを特徴とする請求項8記載のスイッチングハブ。
- ポートに到達する制御フレームの個数を計数するカウンタ回路を備え、このカウンタ回路の計数値を定期的に読み出すことにより、制御フレームの到達を検知することを特徴とする請求項1〜9いずれか記載のスイッチングハブ。
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