JP2004200045A - 電子レンジ - Google Patents
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Abstract
【課題】製品性能を視覚的にアピール可能なデモモード動作を実行できるようにすること。
【解決手段】回転アンテナ8は、加熱室2内の底部に板状の仕切り部材7により仕切られたアンテナ収納室内に配置される。仕切り部材7は、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成されると共に、回転アンテナ8の少なくとも一部を加熱室2側から目視可能な形態に形成される。キースイッチ群5内の複数のスイッチが同時押しされたときにデモモードへ移行し、この移行状態でドア3が開放されたときには、回転アンテナ8が回転される(加熱室2内にマイクロ波を供給するマグネトロンは駆動停止されている)。
【選択図】 図1
【解決手段】回転アンテナ8は、加熱室2内の底部に板状の仕切り部材7により仕切られたアンテナ収納室内に配置される。仕切り部材7は、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成されると共に、回転アンテナ8の少なくとも一部を加熱室2側から目視可能な形態に形成される。キースイッチ群5内の複数のスイッチが同時押しされたときにデモモードへ移行し、この移行状態でドア3が開放されたときには、回転アンテナ8が回転される(加熱室2内にマイクロ波を供給するマグネトロンは駆動停止されている)。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売店などでの店頭で販売促進用などのデモモード動作を実行可能に構成された電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯機や電子レンジなどの家電製品にあっては、販売店の店頭において種々のデモンストレーションやシミュレーションを伴うデモモード動作を実行することにより、その販売促進を図るようにしている。特に、電子レンジに設定される販売促進用デモモードの例としては、加熱室内に収納された被加熱物の温度を検知するための赤外線センサを設けると共に、デモモードに入った状態で赤外線センサによる測定温度を表示部に表示させることにより、デモンストレーションの説得力向上を図るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−205765号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の電子レンジによるデモモードでは、単純に被加熱物の温度を表示するだけであって、電子レンジの製品性能(加熱性能、加熱に関する特殊機能(例えばスポット加熱)など)を説明可能なデモンストレーションとは言い難く、このため十分な販促効果を期待できないという問題点がある。電子レンジの製品性能を説明するために、加熱手段であるマグネトロンを実際に動作させることも考えられるが、デモモードの中にマグネトロンの動作ステップを組み込むことは、電源の確保やデモモード時間についての制約などから実現が困難であり、採用されていない。このため、顧客に対する電子レンジの製品性能のアピールについては、カタログやポップ広告での表示に頼らざるを得ず、顧客への説得力が不十分になるという事情があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製品性能を視覚的にアピール可能なデモモード動作を実行できるようになる電子レンジを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記目的達成するために、店頭販売促進用などのデモモード動作を実行可能に構成された電子レンジにおいて、被加熱部を収納する加熱室及びこの加熱室を開閉するドアを備えたレンジ本体と、前記加熱室内にマイクロ波を供給する加熱手段と、少なくとも前記ドアが開放された状態で外部から目視可能な位置に前記マイクロ波を反射して撹拌するために配置された回転アンテナと、前記ドアの開閉を検知する開閉検知手段と、前記デモモード動作が前記開閉検知手段により前記ドアの開放が検知された状態で行われるときに前記加熱手段を駆動停止した状態で前記回転アンテナを回転させる制御手段とを備えた構成としたものである。
【0007】
この構成によれば、制御手段は、デモモード動作中に開閉検知手段が検知状態となったとき(デモモード中に加熱室のためのドアが開放されたとき)、若しくは開閉検知手段が検知状態にあるときにデモモード動作が開始されたとき(ドアが開放された状態でデモモードが開始されたとき)に、加熱手段を駆動停止した状態で回転アンテナを回転させるようになる。この場合、回転アンテナは、少なくとも上記ドアが開放された状態で外部から目視可能な位置に設けられている。このため、店頭などでのデモモード動作時には、顧客に対し回転アンテナが回転していることを視覚的にアピールできるようになり、電子レンジの製品性能(特には、回転アンテナによるマイクロ波の反射・拡散作用に伴う効果)について顧客へ説明する際に、その説得力を高める上で有益になる。勿論、ドア開放時には加熱手段が駆動停止されているから、マイクロ波に対しての安全性を確保できる。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記目的を達成するために、店頭販売促進用などのデモモード動作を実行可能に構成された電子レンジにおいて、被加熱部を収納する加熱室及びこの加熱室を開閉するドアを備えたレンジ本体と、前記加熱室内にマイクロ波を供給する加熱手段と、前記レンジ本体内における外部から目視可能な位置に前記マイクロ波を反射して撹拌するために配置された回転アンテナと、外部操作可能に設けられた操作手段と、前記デモモード動作中において前記加熱手段を駆動停止した状態に保持すると共に、この状態で前記操作手段が操作されたときに前記回転アンテナを回転させる制御手段とを備えた構成としたものである。
【0009】
この構成によれば、制御手段は、デモモード動作中において加熱手段を駆動停止状態に保持すると共に、この状態から操作手段が操作されたときには、回転アンテナを回転させるようになる。この場合、回転アンテナは、レンジ本体内における外部から目視可能な位置に設けられている。このため、店頭などでのデモモード動作時には、顧客に対し回転アンテナが回転していることを視覚的にアピールできるようになり、電子レンジの製品性能(特には、回転アンテナによるマイクロ波の反射・拡散作用に伴う効果)について顧客へ説明する際に、その説得力を高める上で有益になる。また、この場合には、デモモード動作時にわざわざドアを開ける必要がなくなる。
【0010】
また、請求項3記載の発明のように、前記回転アンテナを、前記加熱室の底部または壁部に形成されたアンテナ収納室内に配置し、このアンテナ収納室と加熱室との間に、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成され、且つ前記回転アンテナの少なくとも一部を加熱室側から目視可能な形態に形成された仕切り部材を配置する構成としても良い。
この構成によれば、回転アンテナに手指などが触れる事態が仕切り部材により阻止されるから、デモモード動作時の安全性が高まる。また、その仕切り部材は、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成されているから、マイクロ波加熱の障害なる恐れがなくなる。さらに、このような仕切り部材が配置された状態でも回転アンテナの回転状態を加熱室側(つまり、外部側)から目視できるから、デモモード動作時に回転アンテナの回転状態を視覚的にアピールするという所期の目的を確実に達成できる。
【0011】
請求項4記載の発明のように、前記加熱室内に収納された物体の温度を非接触検知する温度検知手段を備えた上で、前記制御手段を、前記回転アンテナの回転制御時において、前記温度検知手段が前記物体の温度を検知した状態にある期間中には回転アンテナを所定位置で周期的に一時停止させる制御を行う構成とすることもできる。
この構成によれば、加熱室内に被加熱物と見立てた物体が収納されたときには、回転アンテナが所定位置で周期的に一時停止する状態、つまり所謂スポット加熱の実行状態をデモンストレーションできるようになり、電子レンジの製品性能(特には、スポット加熱)を顧客へ説明する際に、その説得力の向上を実現できるようになる。
【0012】
請求項5記載の発明のように、前記デモモード動作中において前記回転アンテナが回転状態にある旨を表示する表示手段を設ける構成としても良い。
この構成によれば、回転アンテナが回転している状態が表示手段においても表示されることになるから、デモモード時において回転アンテナが回転していることをより明確にアピールできるようになり、分かりやすいデモンストレーションを行い得るようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、電子レンジの概略的な外観を示す図1において、キャビネット1(レンジ本体に相当)は前面が開口した矩形箱状をなすものであり、その内部に前面が開口した矩形容器状の加熱室2が形成されていると共に、前面部に加熱室2の開口部を開閉するための下開きタイプのドア3が回動可能に装着されている。
【0014】
キャビネット1内には、加熱室2に側方から隣接した位置に機械室(図示せず)が形成されており、この機械室内には、後述する電源装置及びマグネトロンなどが収納されている。キャビネット1における機械室の前面側位置には操作パネル4が設けられている。この操作パネル4には、具体的に符号を付して説明しないが、調理開始用のスタートスイッチ、複数種類の調理メニューに対応した自動調理スイッチ、調理時間を設定するための時間スイッチなどを備えたキースイッチ群5(操作手段に相当)が配設されていると共に、調理情報や時間情報などを表示するための例えば液晶ディスプレイパネルより成る表示器6(表示手段に相当)が配設されている。
【0015】
加熱室2内の底部には、板状の仕切り部材7により仕切られたアンテナ収納室(符号なし)が形成されており、このアンテナ収納室内には、加熱室2内に照射されたマイクロ波を反射して撹拌するための回転アンテナ8が配置されている。この回転アンテナ8は、例えば図2に示すような平面形状に形成されたもので、その回転停止状態で、反射マイクロ波を所定位置へ集中させる比較的大面積のフィン部8aが設けられており、これによりスポット加熱を実行できる形状に構成されている。尚、この回転アンテナ8の少なくとも表面には、その視認性を高めるためのカラーコーティングが施されている。
【0016】
この場合、上記仕切り部材7は、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成されると共に、回転アンテナ8の少なくとも一部を加熱室2側から目視可能な形態に形成される。具体的には、例えば、マイクロ波透過材料である透明或いは半透明ガラスにより形成することにより回転アンテナ8の全体を目視可能な構成としたり、マイクロ波透過材料であるセラミックスにより形成すると共に、その全体或いは一部に透孔群を形成することにより回転アンテナ8の一部を目視可能な構成としたりすることが考えられる。
【0017】
図3には、電子レンジの配線図が概略的に示されており、以下これについて説明する。
図3において、マグネトロン9(加熱手段に相当)のための駆動ユニット10は、昇圧トランス、共振コンデンサ、インバータ回路などを含んで構成された周知構成のもので、電源ライン11a及び11b間から給電されるようになっている。一方の電源ライン11aは、ドア3の開放時にオフし且つ閉鎖時にオンするドアスイッチ12(開閉検知手段に相当)及びヒューズ13を介して交流電源14の一端側に接続され、他方の電源ライン11bは、電源投入用のリレースイッチ15aを介して交流電源14の他端側に接続されている。尚、この交流電源14の他端側と電源ライン11aとの間には、ドアスイッチ12に連動してこれと逆のモード(ドアスイッチ12のオン時にオフ、ドアスイッチ12のオフ時にオン)で開閉されるショートスイッチ16が設けられており、以てドアスイッチ12の溶着対策が図られている。
【0018】
また、交流電源14の両端には、庫内灯17及びリレースイッチ18aの直列回路、前記回転アンテナ8駆動用のモータ19及びリレースイッチ20aの直列回路がそれぞれ前記ヒューズ13を介した状態で接続されている。さらに、交流電源14の両端には、降圧トランス21の一次側がヒューズ13を介した状態で接続されている。
【0019】
この降圧トランス21の二次側には、制御ユニット22の電源装置23が接続されている。この電源装置23は、整流・平滑回路及び安定化電源回路などを含んで成るもので、制御ユニット22に所定電圧の直流電源出力を供給する構成となっている。制御ユニット22内には、マイクロコンピュータ24(制御手段に相当)及びドア開閉検知回路25の他に、後述する図4に示すような回路要素が設けられている。尚、上記ドア開閉検知回路25は、一対の入力端子がショートスイッチ16の両端に接続されており、ドアスイッチ12のオフ時(つまりドア3が開放時)に開放検知信号を発生してマイクロコンピュータ24に与える構成となっている。
【0020】
図4には、制御ユニット22に及びこれに関連した部分の電気的構成が機能ブロックの組合せにより示されている。この図4において、制御ユニット22内には、前述した電源装置23、マイクロコンピュータ24、ドア開閉検知回路25の他に、温度検知回路26、位置検知回路27、駆動回路28が設けられている。
【0021】
温度検知回路26は、加熱室2内に収納された物体の温度を非接触検知するように設けられた温度センサ29(温度検知手段に相当)の出力をデジタル値の温度信号に変換してマイクロコンピュータ24に与える構成となっている。尚、温度センサとしては、例えば赤外線センサを用いることができる。
【0022】
位置検知回路27は、回転アンテナ8の回転位置を検知するためのもので、その位置検知信号をマイクロコンピュータ24に与える構成となっている。尚、この位置検知信号は、スポット加熱のために回転アンテナ8を所定位置に停止させるときに使用される信号である。
【0023】
駆動回路28は、前記リレースイッチ15a、18a及び20aをそれぞれ内蔵したリレー15、18及び20を含んで構成されており、各リレー15、18及び20はマイクロコンピュータ24からの指令により動作される。
従って、リレー15の動作に応じてリレースイッチ15aがオンされたときには、ドアスイッチ12がオンした状態(ドア3が閉鎖された状態)にあることを前提に駆動ユニット10に給電されるようになり、これに応じてマグネトロン9が駆動される。また、リレー18の動作に応じてリレースイッチ18aがオンされたときには、ドアスイッチ12の状態とは無関係に庫内灯17が点灯されることになる。さらに、リレー20の動作に応じてリレースイッチ20aがオンされたときには、ドアスイッチ12の状態とは無関係にモータ19が駆動されることになる。
尚、マイクロコンピュータ24は、キースイッチ群5から出力される操作信号を受けるようになっていると共に、表示器6の表示動作を制御する構成となっている。
【0024】
図5及び図6のフローチャートには、マイクロコンピュータ24による制御内容のうち本発明の要旨に関係した部分が示されており、以下これについて説明する。 図5に示す制御ルーチンおいては、まず、デモモードへの移行操作が行われたか否かを判断する(ステップA1)。このような移行操作は、例えば、キースイッチ群5内の複数のスイッチを同時押しすることにより行われるもので、その操作が行われていない状態では次処理を実行した後に再びステップA1を実行する。
【0025】
これに対して、デモモードへの移行操作が行われたときには、表示器6に「デモモード」中にあることを表示し(ステップA2)、デモ時間タイマをスタートさせる(ステップA3)。尚、このデモ時間タイマのタイムアップ時間は、予め適宜な時間に設定できるものである。
【0026】
デモ時間タイマをスタートさせた後には、ドア3の開閉状態を判断する(ステップA4)。ドア3が閉鎖された状態にあったときには、キースイッチ群5において所定のキー操作が行われたか否かを判断する(ステップA5)。このキー操作は、ドア3が閉鎖されている状態において回転アンテナ8を回転させるというデモンストレーションを開始させるための操作であり、例えば、キースイッチ群5内の複数のスイッチを同時押しすることにより行われる。
【0027】
デモ時間タイマのスタート後においてドア3が開放された状態にあるとき、並びにドア3の閉鎖状態でキースイッチ群5において所定のキー操作が行われたときには、回転アンテナ8が停止中か否かを判断する(ステップA6)。この時点で回転アンテナ8が停止していた場合には、リレー20を動作させてモータ19に通電することにより回転アンテナ8を駆動開始するステップA7、表示器6に回転アンテナ8が「回転中」にあることを表示するステップA8を順次実行した後に、デモ時間タイマがタイムアップしたか否かを判断する(ステップA9)。また、回転アンテナ8が停止中であった場合には、上記ステップA7、A8をジャンプしてステップA9へ移行する。
【0028】
一方、デモ時間タイマのスタート後において、ドア3の閉鎖状態でキースイッチ群5における所定のキー操作が行われていなかった場合(ステップA5で「NO」)には、回転アンテナ8が駆動中か否かを判断する(ステップA10)。この時点で回転アンテナ8が駆動していた場合には、リレー20を動作停止させてモータ19を断電することにより回転アンテナ8を駆動停止するステップA11、表示器6に回転アンテナ8が「停止中」にあることを表示するステップA12を順次実行した後に、デモ時間タイマがタイムアップしたか否かを判断する前記ステップA9へ移行する。また、回転アンテナ8が駆動中であった場合には、上記ステップA11、A12をジャンプしてステップA9へ移行する。
【0029】
尚、図5中には示さなかったが、ドア3が開放されたとき、並びにドア3の閉鎖状態で回転アンテナ8が回転開始されたときには、リレー18を動作させて庫内灯17を点灯する制御が行われる構成となっている。
【0030】
デモ時間タイマがタイムアップしていない状態では、デモモードの解除操作が行われたか否かを判断する(ステップA13)。このような解除操作は、例えば、キースイッチ群5内の複数のスイッチを同時押しすることにより行われるもので、その操作が行われていない状態では前記ステップA4へ戻る。
【0031】
これに対して、デモ時間タイマがタイムアップした場合並びにデモモードの解除操作が行われたときには、回転アンテナ8が駆動中か否かを判断する(ステップA14)。この時点で回転アンテナ8が駆動していた場合には、リレー20を動作停止させてモータ19を断電することにより回転アンテナ8を駆動停止するステップA15、表示器6の表示内容を初期化するステップA16を順次実行した後に、次処理を実行する。また、回転アンテナ8が駆動中であった場合には、上記ステップA15をジャンプしてステップA16以降の処理を実行する。
【0032】
尚、図5中には示さなかったが、デモモードが行われていない状態時にドア3が閉鎖されたとき、並びにデモ時間タイマのタイムアップ若しくはデモモード解除操作に応じて回転アンテナ8の回転が停止されたときには、リレー18を動作停止させて庫内灯17を消灯する制御が行われる構成となっている。
【0033】
上記図5のような処理によれば、デモモードへの移行操作が行われたときには、ドア3の開放または所定のキー操作に応じて回転アンテナ8が回転開始される共に、この状態からドア3が閉鎖されたときには回転アンテナ8の回転が停止されるというデモンストレーションが行われるものであり、このようなデモンストレーションは、デモ時間タイマに設定された時間が経過するまで、若しくはデモモードの解除操作が行われるまで継続される。また、回転アンテナ8が回転された状態にあるときには、その旨が表示器6において表示されるものである。
【0034】
図6には、温度センサ29による温度検知出力に基づいて行われる割り込み処理ルーチンの内容が示されており、以下これについて説明する。
この割り込み処理ルーチンは、デモモードの実行中若しくはデモモードの開始前に、加熱室2内に収納された物体の温度(例えば、湯や水を入れたコップのように加熱室2内の温度と異なる温度の物体)を温度センサ29が検知したときに開始されるものであり、最初に回転アンテナ8が駆動中であるか否かを判断する(ステップB1)。
【0035】
回転アンテナ8が回転停止していた場合には、デモモード開始条件が成立するまで若しくは温度センサ29による検知温度が初期状態に復帰するまで待機する(ステップB2、B3)。ここで、デモモード開始条件は、前述したデモンストレーションを開始させるための操作、つまり、ドア3の開放操作や所定のキー操作(前記ステップA5の説明で述べたようなキースイッチ群5内の複数のスイッチの同時押し操作)が行われたときに成立するものである。
【0036】
そして、温度センサ29による検知温度が初期状態に復帰したとき(加熱室2内に収納された物品が取り除かれたとき)には、そのままリターンするが、デモモード開始条件が成立したときには、回転アンテナ8を駆動開始させる(ステップB4)。尚、図6中には示さなかったが、ステップB4の実行に応じた回転アンテナ8の駆動開始後にはデモ時間タイマがスタートされるようになっている。
【0037】
このように回転アンテナ8を駆動開始させた後、並びに当該アンテナ8が既に回転中であった場合(ステップB1で「YES」)には、回転アンテナ8を予め設定された回転位置で停止させ(ステップB5)、表示器6にスポット加熱中である旨の表示を行う(ステップB6)。
【0038】
この後には、一定時間が経過するまで、デモモードの解除条件が成立するまで、若しくは温度センサ29による検知温度が初期状態に復帰するまで待機する(ステップB7、B8、B9)。その待機状態で一定時間が経過したときには、回転アンテナ8を駆動し(ステップB10)、これにより回転アンテナ8を所定回数だけ回転させた後に再び予め設定された回転位置で停止させ(ステップB11)、この後に上述した待機状態に戻る。
【0039】
また、上記待機状態から、デモモードの解除条件が成立したとき並びに温度センサ29による検知温度が初期状態に復帰したときには、表示器6の表示内容を初期化するステップB12を実行した後にリターンする。ここで、デモモード解除条件は、デモ時間タイマのタイムアップやキースイッチ群5内の複数のスイッチの同時押し操作による解除操作が行われたときに成立するものである。
【0040】
つまり、図6に示した処理ルーチンでは、デモモード中において加熱室2内にその内部温度と異なる物体が収納されたとき、並びにデモモード開始前の段階で加熱室2内に上記のような物体が収納された状態からデモモード開始条件が成立したときには、回転アンテナ8を所定位置で周期的に一時停止させるというスポット加熱状態を示すためのデモンストレーションが行われるものである。このようなデモンストレーションは、所定のデモモード解除条件が成立したときに終了される。
【0041】
以上要するに、上記した本実施例によれば、以下に述べるような作用・効果を奏するものである。即ち、デモモード中に加熱室2のためのドア3が開放されたとき、若しくはドア3が閉鎖された状態でキースイッチ群5において所定のキー操作が行われたときに、マグネトロン9を駆動停止した状態で回転アンテナ8を回転させるというデモンストレーションが行われる。この場合、回転アンテナ8は、少なくともドア3が開放された状態で外部から目視可能な位置に設けられている。このため、店頭などでのデモモード動作時には、顧客に対し回転アンテナ8が回転していることを視覚的にアピールできるようになり、電子レンジの製品性能(特には、回転アンテナ8によるマイクロ波の反射・拡散作用に伴う効果)について顧客へ説明する際に、その説得力を高める上で有益になる。勿論、ドア3の開放時にはマグネトロン9が駆動停止されているから、マイクロ波に対しての安全性を確保できる。特に、ドア3の閉鎖状態でも、回転アンテナ8の回転を伴うデモモード動作を開始可能な構成となっているから、デモモード動作時にわざわざドア3を開ける必要がなくなる。
【0042】
また、回転アンテナ8を、加熱室2の底部に形成されたアンテナ収納室(符号なし)と加熱室2との間に仕切り部材7を配置する構成としたから、回転アンテナ8に手指などが触れる事態を当該仕切り部材7により阻止できるようになり、デモモード動作時の安全性が高まる。また、その仕切り部材7は、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成されているから、マイクロ波加熱の障害なる恐れがなくなる。さらに、このような仕切り部材7が配置された状態でも回転アンテナ8の回転状態を加熱室2側(つまり、外部側)から目視できる構成となっているから、デモモード動作時に回転アンテナ8の回転状態を視覚的にアピールするという所期の目的を確実に達成できる。
【0043】
さらに、加熱室2内に被加熱物と見立てた物体が収納されたときには、回転アンテナ8が所定位置で周期的に一時停止する状態、つまり所謂スポット加熱の実行状態をデモンストレーションできる構成となっているから、電子レンジの製品性能(特には、スポット加熱)を顧客へ説明する際に、その説得力の向上を実現できるようになる。
【0044】
デモモード動作中において回転アンテナ8が回転している状態を表示器6において表示する構成となっているから、デモモード時において回転アンテナ8が回転していることをより明確にアピールできるようになり、分かりやすいデモンストレーションを行い得るようになる。
【0045】
(他の実施の形態)
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
回転アンテナ8のためのアンテナ収納室を加熱室2の底部に形成する構成としたが、その加熱室2の奥壁部、側壁部、天井壁部の少なくとも1箇所に形成する構成としても良い。温度センサとして、加熱室2の底壁部全体の温度を検知する感熱素子(例えば赤外線センサ)を設ける構成としても良い。
【0046】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、マイクロ波の反射・撹拌のための回転アンテナを備えた電子レンジにおいて、デモモード動作が、加熱室のためのドアの開放が検知された状態で行われるときに、加熱室内にマイクロ波を供給するための加熱手段を駆動停止した状態で、外部から目視可能に配置された回転アンテナを回転させる制御手段を設ける構成、或いは、デモモード動作中において操作手段が操作されたときに加熱手段を駆動停止した状態で、外部から目視可能に配置された回転アンテナを回転させる制御手段を設ける構成としたから、製品性能を視覚的にアピール可能なデモモード動作を実行できるという有益な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の概略的斜視図
【図2】回転アンテナの平面図
【図3】配線図
【図4】電気的構成を示す機能ブロック図
【図5】マイクロコンピュータによる制御内容を示すフローチャートその1
【図6】マイクロコンピュータによる制御内容を示すフローチャートその2
【符号の説明】
1はキャビネット(レンジ本体)、2は加熱室、3はドア、5はキースイッチ群(操作手段)、6は表示器(表示手段)、7は仕切り部材、8は回転アンテナ、9はマグネトロン(加熱手段)、12はドアスイッチ、24はマイクロコンピュータ(制御手段)、29は温度センサ(温度検知手段)を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売店などでの店頭で販売促進用などのデモモード動作を実行可能に構成された電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯機や電子レンジなどの家電製品にあっては、販売店の店頭において種々のデモンストレーションやシミュレーションを伴うデモモード動作を実行することにより、その販売促進を図るようにしている。特に、電子レンジに設定される販売促進用デモモードの例としては、加熱室内に収納された被加熱物の温度を検知するための赤外線センサを設けると共に、デモモードに入った状態で赤外線センサによる測定温度を表示部に表示させることにより、デモンストレーションの説得力向上を図るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−205765号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の電子レンジによるデモモードでは、単純に被加熱物の温度を表示するだけであって、電子レンジの製品性能(加熱性能、加熱に関する特殊機能(例えばスポット加熱)など)を説明可能なデモンストレーションとは言い難く、このため十分な販促効果を期待できないという問題点がある。電子レンジの製品性能を説明するために、加熱手段であるマグネトロンを実際に動作させることも考えられるが、デモモードの中にマグネトロンの動作ステップを組み込むことは、電源の確保やデモモード時間についての制約などから実現が困難であり、採用されていない。このため、顧客に対する電子レンジの製品性能のアピールについては、カタログやポップ広告での表示に頼らざるを得ず、顧客への説得力が不十分になるという事情があった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、製品性能を視覚的にアピール可能なデモモード動作を実行できるようになる電子レンジを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記目的達成するために、店頭販売促進用などのデモモード動作を実行可能に構成された電子レンジにおいて、被加熱部を収納する加熱室及びこの加熱室を開閉するドアを備えたレンジ本体と、前記加熱室内にマイクロ波を供給する加熱手段と、少なくとも前記ドアが開放された状態で外部から目視可能な位置に前記マイクロ波を反射して撹拌するために配置された回転アンテナと、前記ドアの開閉を検知する開閉検知手段と、前記デモモード動作が前記開閉検知手段により前記ドアの開放が検知された状態で行われるときに前記加熱手段を駆動停止した状態で前記回転アンテナを回転させる制御手段とを備えた構成としたものである。
【0007】
この構成によれば、制御手段は、デモモード動作中に開閉検知手段が検知状態となったとき(デモモード中に加熱室のためのドアが開放されたとき)、若しくは開閉検知手段が検知状態にあるときにデモモード動作が開始されたとき(ドアが開放された状態でデモモードが開始されたとき)に、加熱手段を駆動停止した状態で回転アンテナを回転させるようになる。この場合、回転アンテナは、少なくとも上記ドアが開放された状態で外部から目視可能な位置に設けられている。このため、店頭などでのデモモード動作時には、顧客に対し回転アンテナが回転していることを視覚的にアピールできるようになり、電子レンジの製品性能(特には、回転アンテナによるマイクロ波の反射・拡散作用に伴う効果)について顧客へ説明する際に、その説得力を高める上で有益になる。勿論、ドア開放時には加熱手段が駆動停止されているから、マイクロ波に対しての安全性を確保できる。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記目的を達成するために、店頭販売促進用などのデモモード動作を実行可能に構成された電子レンジにおいて、被加熱部を収納する加熱室及びこの加熱室を開閉するドアを備えたレンジ本体と、前記加熱室内にマイクロ波を供給する加熱手段と、前記レンジ本体内における外部から目視可能な位置に前記マイクロ波を反射して撹拌するために配置された回転アンテナと、外部操作可能に設けられた操作手段と、前記デモモード動作中において前記加熱手段を駆動停止した状態に保持すると共に、この状態で前記操作手段が操作されたときに前記回転アンテナを回転させる制御手段とを備えた構成としたものである。
【0009】
この構成によれば、制御手段は、デモモード動作中において加熱手段を駆動停止状態に保持すると共に、この状態から操作手段が操作されたときには、回転アンテナを回転させるようになる。この場合、回転アンテナは、レンジ本体内における外部から目視可能な位置に設けられている。このため、店頭などでのデモモード動作時には、顧客に対し回転アンテナが回転していることを視覚的にアピールできるようになり、電子レンジの製品性能(特には、回転アンテナによるマイクロ波の反射・拡散作用に伴う効果)について顧客へ説明する際に、その説得力を高める上で有益になる。また、この場合には、デモモード動作時にわざわざドアを開ける必要がなくなる。
【0010】
また、請求項3記載の発明のように、前記回転アンテナを、前記加熱室の底部または壁部に形成されたアンテナ収納室内に配置し、このアンテナ収納室と加熱室との間に、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成され、且つ前記回転アンテナの少なくとも一部を加熱室側から目視可能な形態に形成された仕切り部材を配置する構成としても良い。
この構成によれば、回転アンテナに手指などが触れる事態が仕切り部材により阻止されるから、デモモード動作時の安全性が高まる。また、その仕切り部材は、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成されているから、マイクロ波加熱の障害なる恐れがなくなる。さらに、このような仕切り部材が配置された状態でも回転アンテナの回転状態を加熱室側(つまり、外部側)から目視できるから、デモモード動作時に回転アンテナの回転状態を視覚的にアピールするという所期の目的を確実に達成できる。
【0011】
請求項4記載の発明のように、前記加熱室内に収納された物体の温度を非接触検知する温度検知手段を備えた上で、前記制御手段を、前記回転アンテナの回転制御時において、前記温度検知手段が前記物体の温度を検知した状態にある期間中には回転アンテナを所定位置で周期的に一時停止させる制御を行う構成とすることもできる。
この構成によれば、加熱室内に被加熱物と見立てた物体が収納されたときには、回転アンテナが所定位置で周期的に一時停止する状態、つまり所謂スポット加熱の実行状態をデモンストレーションできるようになり、電子レンジの製品性能(特には、スポット加熱)を顧客へ説明する際に、その説得力の向上を実現できるようになる。
【0012】
請求項5記載の発明のように、前記デモモード動作中において前記回転アンテナが回転状態にある旨を表示する表示手段を設ける構成としても良い。
この構成によれば、回転アンテナが回転している状態が表示手段においても表示されることになるから、デモモード時において回転アンテナが回転していることをより明確にアピールできるようになり、分かりやすいデモンストレーションを行い得るようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、電子レンジの概略的な外観を示す図1において、キャビネット1(レンジ本体に相当)は前面が開口した矩形箱状をなすものであり、その内部に前面が開口した矩形容器状の加熱室2が形成されていると共に、前面部に加熱室2の開口部を開閉するための下開きタイプのドア3が回動可能に装着されている。
【0014】
キャビネット1内には、加熱室2に側方から隣接した位置に機械室(図示せず)が形成されており、この機械室内には、後述する電源装置及びマグネトロンなどが収納されている。キャビネット1における機械室の前面側位置には操作パネル4が設けられている。この操作パネル4には、具体的に符号を付して説明しないが、調理開始用のスタートスイッチ、複数種類の調理メニューに対応した自動調理スイッチ、調理時間を設定するための時間スイッチなどを備えたキースイッチ群5(操作手段に相当)が配設されていると共に、調理情報や時間情報などを表示するための例えば液晶ディスプレイパネルより成る表示器6(表示手段に相当)が配設されている。
【0015】
加熱室2内の底部には、板状の仕切り部材7により仕切られたアンテナ収納室(符号なし)が形成されており、このアンテナ収納室内には、加熱室2内に照射されたマイクロ波を反射して撹拌するための回転アンテナ8が配置されている。この回転アンテナ8は、例えば図2に示すような平面形状に形成されたもので、その回転停止状態で、反射マイクロ波を所定位置へ集中させる比較的大面積のフィン部8aが設けられており、これによりスポット加熱を実行できる形状に構成されている。尚、この回転アンテナ8の少なくとも表面には、その視認性を高めるためのカラーコーティングが施されている。
【0016】
この場合、上記仕切り部材7は、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成されると共に、回転アンテナ8の少なくとも一部を加熱室2側から目視可能な形態に形成される。具体的には、例えば、マイクロ波透過材料である透明或いは半透明ガラスにより形成することにより回転アンテナ8の全体を目視可能な構成としたり、マイクロ波透過材料であるセラミックスにより形成すると共に、その全体或いは一部に透孔群を形成することにより回転アンテナ8の一部を目視可能な構成としたりすることが考えられる。
【0017】
図3には、電子レンジの配線図が概略的に示されており、以下これについて説明する。
図3において、マグネトロン9(加熱手段に相当)のための駆動ユニット10は、昇圧トランス、共振コンデンサ、インバータ回路などを含んで構成された周知構成のもので、電源ライン11a及び11b間から給電されるようになっている。一方の電源ライン11aは、ドア3の開放時にオフし且つ閉鎖時にオンするドアスイッチ12(開閉検知手段に相当)及びヒューズ13を介して交流電源14の一端側に接続され、他方の電源ライン11bは、電源投入用のリレースイッチ15aを介して交流電源14の他端側に接続されている。尚、この交流電源14の他端側と電源ライン11aとの間には、ドアスイッチ12に連動してこれと逆のモード(ドアスイッチ12のオン時にオフ、ドアスイッチ12のオフ時にオン)で開閉されるショートスイッチ16が設けられており、以てドアスイッチ12の溶着対策が図られている。
【0018】
また、交流電源14の両端には、庫内灯17及びリレースイッチ18aの直列回路、前記回転アンテナ8駆動用のモータ19及びリレースイッチ20aの直列回路がそれぞれ前記ヒューズ13を介した状態で接続されている。さらに、交流電源14の両端には、降圧トランス21の一次側がヒューズ13を介した状態で接続されている。
【0019】
この降圧トランス21の二次側には、制御ユニット22の電源装置23が接続されている。この電源装置23は、整流・平滑回路及び安定化電源回路などを含んで成るもので、制御ユニット22に所定電圧の直流電源出力を供給する構成となっている。制御ユニット22内には、マイクロコンピュータ24(制御手段に相当)及びドア開閉検知回路25の他に、後述する図4に示すような回路要素が設けられている。尚、上記ドア開閉検知回路25は、一対の入力端子がショートスイッチ16の両端に接続されており、ドアスイッチ12のオフ時(つまりドア3が開放時)に開放検知信号を発生してマイクロコンピュータ24に与える構成となっている。
【0020】
図4には、制御ユニット22に及びこれに関連した部分の電気的構成が機能ブロックの組合せにより示されている。この図4において、制御ユニット22内には、前述した電源装置23、マイクロコンピュータ24、ドア開閉検知回路25の他に、温度検知回路26、位置検知回路27、駆動回路28が設けられている。
【0021】
温度検知回路26は、加熱室2内に収納された物体の温度を非接触検知するように設けられた温度センサ29(温度検知手段に相当)の出力をデジタル値の温度信号に変換してマイクロコンピュータ24に与える構成となっている。尚、温度センサとしては、例えば赤外線センサを用いることができる。
【0022】
位置検知回路27は、回転アンテナ8の回転位置を検知するためのもので、その位置検知信号をマイクロコンピュータ24に与える構成となっている。尚、この位置検知信号は、スポット加熱のために回転アンテナ8を所定位置に停止させるときに使用される信号である。
【0023】
駆動回路28は、前記リレースイッチ15a、18a及び20aをそれぞれ内蔵したリレー15、18及び20を含んで構成されており、各リレー15、18及び20はマイクロコンピュータ24からの指令により動作される。
従って、リレー15の動作に応じてリレースイッチ15aがオンされたときには、ドアスイッチ12がオンした状態(ドア3が閉鎖された状態)にあることを前提に駆動ユニット10に給電されるようになり、これに応じてマグネトロン9が駆動される。また、リレー18の動作に応じてリレースイッチ18aがオンされたときには、ドアスイッチ12の状態とは無関係に庫内灯17が点灯されることになる。さらに、リレー20の動作に応じてリレースイッチ20aがオンされたときには、ドアスイッチ12の状態とは無関係にモータ19が駆動されることになる。
尚、マイクロコンピュータ24は、キースイッチ群5から出力される操作信号を受けるようになっていると共に、表示器6の表示動作を制御する構成となっている。
【0024】
図5及び図6のフローチャートには、マイクロコンピュータ24による制御内容のうち本発明の要旨に関係した部分が示されており、以下これについて説明する。 図5に示す制御ルーチンおいては、まず、デモモードへの移行操作が行われたか否かを判断する(ステップA1)。このような移行操作は、例えば、キースイッチ群5内の複数のスイッチを同時押しすることにより行われるもので、その操作が行われていない状態では次処理を実行した後に再びステップA1を実行する。
【0025】
これに対して、デモモードへの移行操作が行われたときには、表示器6に「デモモード」中にあることを表示し(ステップA2)、デモ時間タイマをスタートさせる(ステップA3)。尚、このデモ時間タイマのタイムアップ時間は、予め適宜な時間に設定できるものである。
【0026】
デモ時間タイマをスタートさせた後には、ドア3の開閉状態を判断する(ステップA4)。ドア3が閉鎖された状態にあったときには、キースイッチ群5において所定のキー操作が行われたか否かを判断する(ステップA5)。このキー操作は、ドア3が閉鎖されている状態において回転アンテナ8を回転させるというデモンストレーションを開始させるための操作であり、例えば、キースイッチ群5内の複数のスイッチを同時押しすることにより行われる。
【0027】
デモ時間タイマのスタート後においてドア3が開放された状態にあるとき、並びにドア3の閉鎖状態でキースイッチ群5において所定のキー操作が行われたときには、回転アンテナ8が停止中か否かを判断する(ステップA6)。この時点で回転アンテナ8が停止していた場合には、リレー20を動作させてモータ19に通電することにより回転アンテナ8を駆動開始するステップA7、表示器6に回転アンテナ8が「回転中」にあることを表示するステップA8を順次実行した後に、デモ時間タイマがタイムアップしたか否かを判断する(ステップA9)。また、回転アンテナ8が停止中であった場合には、上記ステップA7、A8をジャンプしてステップA9へ移行する。
【0028】
一方、デモ時間タイマのスタート後において、ドア3の閉鎖状態でキースイッチ群5における所定のキー操作が行われていなかった場合(ステップA5で「NO」)には、回転アンテナ8が駆動中か否かを判断する(ステップA10)。この時点で回転アンテナ8が駆動していた場合には、リレー20を動作停止させてモータ19を断電することにより回転アンテナ8を駆動停止するステップA11、表示器6に回転アンテナ8が「停止中」にあることを表示するステップA12を順次実行した後に、デモ時間タイマがタイムアップしたか否かを判断する前記ステップA9へ移行する。また、回転アンテナ8が駆動中であった場合には、上記ステップA11、A12をジャンプしてステップA9へ移行する。
【0029】
尚、図5中には示さなかったが、ドア3が開放されたとき、並びにドア3の閉鎖状態で回転アンテナ8が回転開始されたときには、リレー18を動作させて庫内灯17を点灯する制御が行われる構成となっている。
【0030】
デモ時間タイマがタイムアップしていない状態では、デモモードの解除操作が行われたか否かを判断する(ステップA13)。このような解除操作は、例えば、キースイッチ群5内の複数のスイッチを同時押しすることにより行われるもので、その操作が行われていない状態では前記ステップA4へ戻る。
【0031】
これに対して、デモ時間タイマがタイムアップした場合並びにデモモードの解除操作が行われたときには、回転アンテナ8が駆動中か否かを判断する(ステップA14)。この時点で回転アンテナ8が駆動していた場合には、リレー20を動作停止させてモータ19を断電することにより回転アンテナ8を駆動停止するステップA15、表示器6の表示内容を初期化するステップA16を順次実行した後に、次処理を実行する。また、回転アンテナ8が駆動中であった場合には、上記ステップA15をジャンプしてステップA16以降の処理を実行する。
【0032】
尚、図5中には示さなかったが、デモモードが行われていない状態時にドア3が閉鎖されたとき、並びにデモ時間タイマのタイムアップ若しくはデモモード解除操作に応じて回転アンテナ8の回転が停止されたときには、リレー18を動作停止させて庫内灯17を消灯する制御が行われる構成となっている。
【0033】
上記図5のような処理によれば、デモモードへの移行操作が行われたときには、ドア3の開放または所定のキー操作に応じて回転アンテナ8が回転開始される共に、この状態からドア3が閉鎖されたときには回転アンテナ8の回転が停止されるというデモンストレーションが行われるものであり、このようなデモンストレーションは、デモ時間タイマに設定された時間が経過するまで、若しくはデモモードの解除操作が行われるまで継続される。また、回転アンテナ8が回転された状態にあるときには、その旨が表示器6において表示されるものである。
【0034】
図6には、温度センサ29による温度検知出力に基づいて行われる割り込み処理ルーチンの内容が示されており、以下これについて説明する。
この割り込み処理ルーチンは、デモモードの実行中若しくはデモモードの開始前に、加熱室2内に収納された物体の温度(例えば、湯や水を入れたコップのように加熱室2内の温度と異なる温度の物体)を温度センサ29が検知したときに開始されるものであり、最初に回転アンテナ8が駆動中であるか否かを判断する(ステップB1)。
【0035】
回転アンテナ8が回転停止していた場合には、デモモード開始条件が成立するまで若しくは温度センサ29による検知温度が初期状態に復帰するまで待機する(ステップB2、B3)。ここで、デモモード開始条件は、前述したデモンストレーションを開始させるための操作、つまり、ドア3の開放操作や所定のキー操作(前記ステップA5の説明で述べたようなキースイッチ群5内の複数のスイッチの同時押し操作)が行われたときに成立するものである。
【0036】
そして、温度センサ29による検知温度が初期状態に復帰したとき(加熱室2内に収納された物品が取り除かれたとき)には、そのままリターンするが、デモモード開始条件が成立したときには、回転アンテナ8を駆動開始させる(ステップB4)。尚、図6中には示さなかったが、ステップB4の実行に応じた回転アンテナ8の駆動開始後にはデモ時間タイマがスタートされるようになっている。
【0037】
このように回転アンテナ8を駆動開始させた後、並びに当該アンテナ8が既に回転中であった場合(ステップB1で「YES」)には、回転アンテナ8を予め設定された回転位置で停止させ(ステップB5)、表示器6にスポット加熱中である旨の表示を行う(ステップB6)。
【0038】
この後には、一定時間が経過するまで、デモモードの解除条件が成立するまで、若しくは温度センサ29による検知温度が初期状態に復帰するまで待機する(ステップB7、B8、B9)。その待機状態で一定時間が経過したときには、回転アンテナ8を駆動し(ステップB10)、これにより回転アンテナ8を所定回数だけ回転させた後に再び予め設定された回転位置で停止させ(ステップB11)、この後に上述した待機状態に戻る。
【0039】
また、上記待機状態から、デモモードの解除条件が成立したとき並びに温度センサ29による検知温度が初期状態に復帰したときには、表示器6の表示内容を初期化するステップB12を実行した後にリターンする。ここで、デモモード解除条件は、デモ時間タイマのタイムアップやキースイッチ群5内の複数のスイッチの同時押し操作による解除操作が行われたときに成立するものである。
【0040】
つまり、図6に示した処理ルーチンでは、デモモード中において加熱室2内にその内部温度と異なる物体が収納されたとき、並びにデモモード開始前の段階で加熱室2内に上記のような物体が収納された状態からデモモード開始条件が成立したときには、回転アンテナ8を所定位置で周期的に一時停止させるというスポット加熱状態を示すためのデモンストレーションが行われるものである。このようなデモンストレーションは、所定のデモモード解除条件が成立したときに終了される。
【0041】
以上要するに、上記した本実施例によれば、以下に述べるような作用・効果を奏するものである。即ち、デモモード中に加熱室2のためのドア3が開放されたとき、若しくはドア3が閉鎖された状態でキースイッチ群5において所定のキー操作が行われたときに、マグネトロン9を駆動停止した状態で回転アンテナ8を回転させるというデモンストレーションが行われる。この場合、回転アンテナ8は、少なくともドア3が開放された状態で外部から目視可能な位置に設けられている。このため、店頭などでのデモモード動作時には、顧客に対し回転アンテナ8が回転していることを視覚的にアピールできるようになり、電子レンジの製品性能(特には、回転アンテナ8によるマイクロ波の反射・拡散作用に伴う効果)について顧客へ説明する際に、その説得力を高める上で有益になる。勿論、ドア3の開放時にはマグネトロン9が駆動停止されているから、マイクロ波に対しての安全性を確保できる。特に、ドア3の閉鎖状態でも、回転アンテナ8の回転を伴うデモモード動作を開始可能な構成となっているから、デモモード動作時にわざわざドア3を開ける必要がなくなる。
【0042】
また、回転アンテナ8を、加熱室2の底部に形成されたアンテナ収納室(符号なし)と加熱室2との間に仕切り部材7を配置する構成としたから、回転アンテナ8に手指などが触れる事態を当該仕切り部材7により阻止できるようになり、デモモード動作時の安全性が高まる。また、その仕切り部材7は、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成されているから、マイクロ波加熱の障害なる恐れがなくなる。さらに、このような仕切り部材7が配置された状態でも回転アンテナ8の回転状態を加熱室2側(つまり、外部側)から目視できる構成となっているから、デモモード動作時に回転アンテナ8の回転状態を視覚的にアピールするという所期の目的を確実に達成できる。
【0043】
さらに、加熱室2内に被加熱物と見立てた物体が収納されたときには、回転アンテナ8が所定位置で周期的に一時停止する状態、つまり所謂スポット加熱の実行状態をデモンストレーションできる構成となっているから、電子レンジの製品性能(特には、スポット加熱)を顧客へ説明する際に、その説得力の向上を実現できるようになる。
【0044】
デモモード動作中において回転アンテナ8が回転している状態を表示器6において表示する構成となっているから、デモモード時において回転アンテナ8が回転していることをより明確にアピールできるようになり、分かりやすいデモンストレーションを行い得るようになる。
【0045】
(他の実施の形態)
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、以下に述べるような変形或いは拡大が可能である。
回転アンテナ8のためのアンテナ収納室を加熱室2の底部に形成する構成としたが、その加熱室2の奥壁部、側壁部、天井壁部の少なくとも1箇所に形成する構成としても良い。温度センサとして、加熱室2の底壁部全体の温度を検知する感熱素子(例えば赤外線センサ)を設ける構成としても良い。
【0046】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、マイクロ波の反射・撹拌のための回転アンテナを備えた電子レンジにおいて、デモモード動作が、加熱室のためのドアの開放が検知された状態で行われるときに、加熱室内にマイクロ波を供給するための加熱手段を駆動停止した状態で、外部から目視可能に配置された回転アンテナを回転させる制御手段を設ける構成、或いは、デモモード動作中において操作手段が操作されたときに加熱手段を駆動停止した状態で、外部から目視可能に配置された回転アンテナを回転させる制御手段を設ける構成としたから、製品性能を視覚的にアピール可能なデモモード動作を実行できるという有益な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の概略的斜視図
【図2】回転アンテナの平面図
【図3】配線図
【図4】電気的構成を示す機能ブロック図
【図5】マイクロコンピュータによる制御内容を示すフローチャートその1
【図6】マイクロコンピュータによる制御内容を示すフローチャートその2
【符号の説明】
1はキャビネット(レンジ本体)、2は加熱室、3はドア、5はキースイッチ群(操作手段)、6は表示器(表示手段)、7は仕切り部材、8は回転アンテナ、9はマグネトロン(加熱手段)、12はドアスイッチ、24はマイクロコンピュータ(制御手段)、29は温度センサ(温度検知手段)を示す。
Claims (5)
- 店頭販売促進用などのデモモード動作を実行可能に構成された電子レンジにおいて、
被加熱部を収納する加熱室及びこの加熱室を開閉するドアを備えたレンジ本体と、
前記加熱室内にマイクロ波を供給する加熱手段と、
少なくとも前記ドアが開放された状態で外部から目視可能な位置に前記マイクロ波を反射して撹拌するために配置された回転アンテナと、
前記ドアの開閉を検知する開閉検知手段と、
前記デモモード動作が前記開閉検知手段により前記ドアの開放が検知された状態で行われるときに前記加熱手段を駆動停止した状態で前記回転アンテナを回転させる制御手段とを備えたことを特徴とする電子レンジ。 - 店頭販売促進用などのデモモード動作を実行可能に構成された電子レンジにおいて、
被加熱部を収納する加熱室及びこの加熱室を開閉するドアを備えたレンジ本体と、
前記加熱室内にマイクロ波を供給する加熱手段と、
前記レンジ本体内における外部から目視可能な位置に前記マイクロ波を反射して撹拌するために配置された回転アンテナと、
外部操作可能に設けられた操作手段と、
前記デモモード動作中において前記加熱手段を駆動停止した状態に保持すると共に、この状態で前記操作手段が操作されたときに前記回転アンテナを回転させる制御手段とを備えたことを特徴とする電子レンジ。 - 前記回転アンテナを、前記加熱室の底部または壁部に形成されたアンテナ収納室内に配置し、
このアンテナ収納室と加熱室との間に、マイクロ波を吸収しにくい材質により形成され、且つ前記回転アンテナの少なくとも一部を加熱室側から目視可能な形態に形成された仕切り部材を配置したことを特徴とする請求項1または2記載の電子レンジ。 - 前記加熱室内に収納された物体の温度を非接触検知する温度検知手段を備え、
前記制御手段は、前記回転アンテナの回転制御時において、前記温度検知手段が前記物体の温度を検知した状態にある期間中には回転アンテナを所定位置で周期的に一時停止させる制御を行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の電子レンジ。 - 前記デモモード動作中において前記回転アンテナが回転状態にある旨を表示する表示手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の電子レンジ。
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JP2002368113A JP2004200045A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 電子レンジ |
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JP2002368113A JP2004200045A (ja) | 2002-12-19 | 2002-12-19 | 電子レンジ |
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JP (1) | JP2004200045A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012114369A1 (ja) * | 2011-02-22 | 2012-08-30 | 三菱電機株式会社 | 高周波加熱装置 |
WO2019201616A1 (de) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | BSH Hausgeräte GmbH | Mikrowellen-drehantenne für ein haushalts-mikrowellengerät sowie haushalts-mikrowellengerät |
-
2002
- 2002-12-19 JP JP2002368113A patent/JP2004200045A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012114369A1 (ja) * | 2011-02-22 | 2012-08-30 | 三菱電機株式会社 | 高周波加熱装置 |
WO2019201616A1 (de) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | BSH Hausgeräte GmbH | Mikrowellen-drehantenne für ein haushalts-mikrowellengerät sowie haushalts-mikrowellengerät |
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