JP2004199110A - 金券回収処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品の商品販売者が、消費者から受け取った金券について、何時でも簡単に精算処理を行うことができる金券回収処理装置を提供する。
【解決手段】金券を挿入するための金券挿入部と、前記金券挿入部に挿入された金券を金券収納部に搬送する金券搬送手段と、金券毎の金額を判別する券種判別機能を有する金額識別手段と、前記金額識別手段で金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する算出手段と、商品販売者を特定するＩＤ情報が記憶された商品販売者用カードを挿入するカード挿入部と、前記カード挿入部に挿入された商品販売者用カードのＩＤ情報を読み取るカード読取手段と、前記カード読取手段で読み取ったＩＤ情報と、前記算出手段で算出された総金額とを関係付けて記憶する記憶手段と、表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図１
【解決手段】金券を挿入するための金券挿入部と、前記金券挿入部に挿入された金券を金券収納部に搬送する金券搬送手段と、金券毎の金額を判別する券種判別機能を有する金額識別手段と、前記金額識別手段で金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する算出手段と、商品販売者を特定するＩＤ情報が記憶された商品販売者用カードを挿入するカード挿入部と、前記カード挿入部に挿入された商品販売者用カードのＩＤ情報を読み取るカード読取手段と、前記カード読取手段で読み取ったＩＤ情報と、前記算出手段で算出された総金額とを関係付けて記憶する記憶手段と、表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品販売者が消費者から受け取った金券について精算処理を行う場合に使用する金券回収処理装置に関する。
【０００２】
従来、商品の商品販売者が、商品を消費者に販売した際に現金の代わり金券を受け取る場合がある。
これらの使用された金券の回収処理の手間を省くために、金券の発行元と商品販売者との間でオンラインによる照合処理を行うシステムが既に知られている。（例えば、参考文献１）
しかしながら、商店街などにある商店では、消費者からこれらの商品券を入手する機会が少ないので、高いコストをかけて金券回収処理システムを導入してもそのメリットもあまりない。
このために、商品券を受け取った場合には、金券を発行元に送付するなどして現金化しなければならず、手続きの処理が面倒であるという問題がある。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１０−３４０３６８
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品の商品販売者が、消費者から受け取った金券について、何時でも簡単に精算処理を行うことができる金券回収処理装置を提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の金券回収処理装置は、金券により商品等の売買を行う商品販売者が、消費者から受け取った金券に対する現金精算処理を行うための金券回収処理装置であって、金券を挿入するための金券挿入部と、前記金券挿入部に挿入された金券を金券収納部に搬送する金券搬送手段と、金券毎の金額を判別する券種判別機能を有する金額識別手段と、前記金額識別手段で金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する算出手段と、商品販売者を特定するＩＤ情報が記憶された商品販売者用カードを挿入するカード挿入部と、前記カード挿入部に挿入された商品販売者用カードのＩＤ情報を読み取るカード読取手段と、前記カード読取手段で読み取ったＩＤ情報と、前記算出手段で算出された総金額とを関係付けて記憶する記憶手段と、表示手段と、通信手段とを備えたことを特徴とする。
【０００６】
また、本発明の金券回収処理装置は、金券により商品等の売買を行う商品販売者が、消費者から受け取った金券に対する現金精算処理を行うための金券回収処理装置であって、金券を挿入するための金券挿入部と、前記金券挿入部に挿入された金券を金券収納部に搬送する金券搬送手段と、金券に表示されている券番号を読み取る券番号読取手段と、前記券番号読取手段で読み取った券番号に基づいて、金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する算出手段と、商品販売者を特定するＩＤ情報が記憶された商品販売者用カードを挿入するカード挿入部と、前記カード挿入部に挿入された商品販売者用カードのＩＤ情報を読み取るカード読取手段と、前記カード情報読取手段で読み取ったＩＤ情報と、前記算出手段で算出された総金額とを関係付けて記憶する記憶手段と、表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００７】
また、本発明の金券回収処理装置は、前記金券の真偽判定を行うための金券特性読取手段を有することを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の外観の斜視図、図２は、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の断面図、図３は、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置のシステムブロック図、図４は、金券の平面図、図５は、ＩＣカードの平面図、図６は、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【０００９】
まず、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置１は、図１及び図２に示すように、操作手順を表示したり、指示画面上をタッチすることで操作指示などを行うディスプレイからなる表示手段２と、金券７を装置内に挿入するための金券挿入部３と、金券挿入部３から挿入された金券７を収納する金券収納部４と、ＩＣカードからなる商品販売者用カード６を挿入するためのカード挿入部５とが備えられている。
金券収納部４は、外部へ金券を取り出して回収できるようにするために引出し可能にスライド式になっている。
【００１０】
金券７には、例えば図３に示すように、１枚毎に固有の券番号９が表示されている。
また、同一金額の金券の表面には、同一の模様や絵柄によるデザイン表示１０が施されているが、金券の券種金額が異なるとその券種毎に異なるデザイン表示１０が施されている。
そして、これらの券番号９またはデザイン表示１０を読み取ることで、読み取った情報に基づいて、金券回収処理装置１の金券挿入部３から挿入された金券７の金額を判別できるようにしている。
【００１１】
商品販売者用カード６は、例えば図４に示すようにＩＣカードからなり、ＣＰＵ及びメモリを有するＩＣと外部接続端子を有するＩＣモジュール１１がカード基材に埋設されている。
この商品販売者用カード６のメモリには、商品販売者２５を特定することが可能なＩＤ情報が記憶されている。
【００１２】
次に、金券回収処理装置１のシステム構成を図５に基づいて説明する。
金券回収処理装置１には、表示手段２、入力手段１２、金券搬送手段１４、カード搬送手段１５、カード読取手段１６、金券識別手段１７、券番号読取手段１８、記憶手段１９、算出手段２０、制御手段２１、通信手段２２、金券特性読取手段２６が備えられている。
【００１３】
表示手段２及び入力手段１２は、ディスプレイからなりディスプレイ画面に操作手順や説明を表示したり、また指示画面上をタッチすることで操作指示情報の入力が行える。
金券搬送手段１４は、金券の精算処理を行う商品販売者１３が、持参した金券を金券挿入部３にセットした後に、これを装置内に搬送するものであり、またカード搬送手段１５も同様に、商品販売者１３が持参した商品販売者用カード６をカード挿入部５から挿入した後に、装置内に搬送するものである。
【００１４】
また、カード読取手段１６は、カード搬送手段１５で搬送されている商品販売者用カード６のメモリに記憶されているＩＤ情報を読み取る。
金券識別手段１７は、金券７の表面に表示されているデザイン表示１０の画像イメージを読み取って、予め登録されている金券の金種毎のデザイン表示の画像イメージと照合して、回収された金券の金額を認識する機能を有している。
また、券番号読取手段１８は、金券搬送手段１４で搬送されている金券７に表示されている券番号９を読み取るものである。
【００１５】
記憶手段１９には、予め金券の券種毎に異なるデザイン表示の画像イメージと、その券種の金額が関係付けられて登録されていると共に、金券の券番号に対応してその金券の金額が関係付けられて登録されている。
これにより、金額識別手段１７による金券のデザイン表示に基づいた金額の特定処理や、券番号読取手段１８で読み取った券番号からの金額の特定処理を行うことが可能となる。
【００１６】
また、算出手段２０には、前記金額識別手段で金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する機能、及び、または券番号読取手段で読み取った券番号に基づいて、金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する機能を有する。
金券識別手段１７と券番号読取手段１８は、少なくとの一方の手段を設ければよいが、回収された金券から間違いなくその総金額を算出するには、金券識別手段１７と券番号読取手段１８の両方の手段を設けることで二重の確認処理を行うようにしてもよい。
また、通信手段２２により精算処理を行った入金金額情報を、通信網２３を介してホストコンピュータ２４に送信することができるようにしてある。
【００１７】
また、金券特性読取手段２６は、金券７に付されている真偽判定を行うための種々の特性を読み取る手段であり、これらの金券特性としては、例えば画像デザイン、ホログラム、蛍光インキ、などがあり、金券特性読取手段２６で読み取られた金券特性情報は、通信手段２２により通信網を介してホストコンピュータ２４に送信し、予め真偽判定用データベースに登録されている照合用のデータと照合させて、金券が偽造品でないか否かの判定が行われる。
【００１８】
次に、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の処理手順を、図６のフローチャートに基づいて説明する。
まず、商品券７の精算処理を行う商品販売者２５は、精算処理を行う金券７と商品販売者用カード６を金券回収処理装置１の設置場所に持参した後に、まずカード挿入部５に商品販売者用カード６を挿入する。（ステップＳ１）
カード挿入部５に挿入された商品販売者用カード６は、カード搬送手段１５により装置内に搬送させながら、カード読取手段１６により、ＩＣカードからなる商品販売者用カード６のメモリに記憶されているＩＤ情報が読み取られ、金券回収処理装置１の記憶手段１９に記憶される。（ステップＳ２）
【００１９】
次に、その商品販売者は、持参した金券７を金券回収処理装置１の金券挿入部３に挿入してセットする。（ステップＳ３）
金券挿入部３に挿入された金券７は、金券搬送手段１４により金券収納部４へ搬送されながら、その搬送の途中で、金額識別手段１７により金券のデザイン表示を読み取ってその金券の金額を識別すると共に、券番号読取手段１８により金券７に表示された券番号を読み取り、算出手段２０により、金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する。（ステップＳ４）
【００２０】
次に、制御手段２１で、算出手段２０により算出された金券の総金額と、カード読取手段１６により商品販売者用カード６から読み取ったＩＤ情報とを関連付けて記憶手段１９に記憶させる。（ステップＳ５）
そして、更に記憶手段１９に記憶させたＩＤ情報と、このＩＤ情報に関連付けられた総金額の精算情報を、通信手段２２により通信網を介してホストコンピュータ２４に送信させる。（ステップＳ６）
【００２１】
また、本発明の金券回収処理装置は、決済方法の１つとして、金券発行回収装置１に現金を収納しておくことで、その場で回収した金券に応じた現金を商品販売者に渡すようにしてもよい。
また、所謂、キオスク端末としての機能を金券発行回収装置に付加させることで、各種の情報提供が行えるようにしてもよい。
【００２２】
【発明の効果】
以上のように、本発明の金券回収処理装置は、商品券の精算処理を行いたい商品販売者がいつでも都合のよい時に、入手した商品券と商品販売者用カードにより自分で金券回収処理装置を操作して簡単に金券の精算処理を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の外観の斜視図である。
【図２】本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の断面図である。
【図３】本発明の実施形態に係る金券回収処理装置のシステムブロック図である。
【図４】金券の平面図である。
【図５】ＩＣカードの平面図である。
【図６】本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ 金券回収処理装置
２ 表示手段
３ 金券挿入部
４ 金券収納部
５ カード挿入部
６ 商品販売者用カード
７ 金券
９ 券番号
１０ デザイン表示
１１ ＩＣモジュール
１２ 入力手段
１４ 金券搬送手段
１５ カード搬送手段
１６ カード読取手段
１７ 金券識別手段
１８ 券番号読取手段
１９ 記憶手段
２０ 算出手段
２１ 制御手段
２２ 通信手段
２３ 通信網
２４ ホストコンピュータ
２５ 商品販売者
２６ 金券特性読取手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品販売者が消費者から受け取った金券について精算処理を行う場合に使用する金券回収処理装置に関する。
【０００２】
従来、商品の商品販売者が、商品を消費者に販売した際に現金の代わり金券を受け取る場合がある。
これらの使用された金券の回収処理の手間を省くために、金券の発行元と商品販売者との間でオンラインによる照合処理を行うシステムが既に知られている。（例えば、参考文献１）
しかしながら、商店街などにある商店では、消費者からこれらの商品券を入手する機会が少ないので、高いコストをかけて金券回収処理システムを導入してもそのメリットもあまりない。
このために、商品券を受け取った場合には、金券を発行元に送付するなどして現金化しなければならず、手続きの処理が面倒であるという問題がある。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１０−３４０３６８
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品の商品販売者が、消費者から受け取った金券について、何時でも簡単に精算処理を行うことができる金券回収処理装置を提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の金券回収処理装置は、金券により商品等の売買を行う商品販売者が、消費者から受け取った金券に対する現金精算処理を行うための金券回収処理装置であって、金券を挿入するための金券挿入部と、前記金券挿入部に挿入された金券を金券収納部に搬送する金券搬送手段と、金券毎の金額を判別する券種判別機能を有する金額識別手段と、前記金額識別手段で金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する算出手段と、商品販売者を特定するＩＤ情報が記憶された商品販売者用カードを挿入するカード挿入部と、前記カード挿入部に挿入された商品販売者用カードのＩＤ情報を読み取るカード読取手段と、前記カード読取手段で読み取ったＩＤ情報と、前記算出手段で算出された総金額とを関係付けて記憶する記憶手段と、表示手段と、通信手段とを備えたことを特徴とする。
【０００６】
また、本発明の金券回収処理装置は、金券により商品等の売買を行う商品販売者が、消費者から受け取った金券に対する現金精算処理を行うための金券回収処理装置であって、金券を挿入するための金券挿入部と、前記金券挿入部に挿入された金券を金券収納部に搬送する金券搬送手段と、金券に表示されている券番号を読み取る券番号読取手段と、前記券番号読取手段で読み取った券番号に基づいて、金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する算出手段と、商品販売者を特定するＩＤ情報が記憶された商品販売者用カードを挿入するカード挿入部と、前記カード挿入部に挿入された商品販売者用カードのＩＤ情報を読み取るカード読取手段と、前記カード情報読取手段で読み取ったＩＤ情報と、前記算出手段で算出された総金額とを関係付けて記憶する記憶手段と、表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００７】
また、本発明の金券回収処理装置は、前記金券の真偽判定を行うための金券特性読取手段を有することを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の外観の斜視図、図２は、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の断面図、図３は、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置のシステムブロック図、図４は、金券の平面図、図５は、ＩＣカードの平面図、図６は、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【０００９】
まず、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置１は、図１及び図２に示すように、操作手順を表示したり、指示画面上をタッチすることで操作指示などを行うディスプレイからなる表示手段２と、金券７を装置内に挿入するための金券挿入部３と、金券挿入部３から挿入された金券７を収納する金券収納部４と、ＩＣカードからなる商品販売者用カード６を挿入するためのカード挿入部５とが備えられている。
金券収納部４は、外部へ金券を取り出して回収できるようにするために引出し可能にスライド式になっている。
【００１０】
金券７には、例えば図３に示すように、１枚毎に固有の券番号９が表示されている。
また、同一金額の金券の表面には、同一の模様や絵柄によるデザイン表示１０が施されているが、金券の券種金額が異なるとその券種毎に異なるデザイン表示１０が施されている。
そして、これらの券番号９またはデザイン表示１０を読み取ることで、読み取った情報に基づいて、金券回収処理装置１の金券挿入部３から挿入された金券７の金額を判別できるようにしている。
【００１１】
商品販売者用カード６は、例えば図４に示すようにＩＣカードからなり、ＣＰＵ及びメモリを有するＩＣと外部接続端子を有するＩＣモジュール１１がカード基材に埋設されている。
この商品販売者用カード６のメモリには、商品販売者２５を特定することが可能なＩＤ情報が記憶されている。
【００１２】
次に、金券回収処理装置１のシステム構成を図５に基づいて説明する。
金券回収処理装置１には、表示手段２、入力手段１２、金券搬送手段１４、カード搬送手段１５、カード読取手段１６、金券識別手段１７、券番号読取手段１８、記憶手段１９、算出手段２０、制御手段２１、通信手段２２、金券特性読取手段２６が備えられている。
【００１３】
表示手段２及び入力手段１２は、ディスプレイからなりディスプレイ画面に操作手順や説明を表示したり、また指示画面上をタッチすることで操作指示情報の入力が行える。
金券搬送手段１４は、金券の精算処理を行う商品販売者１３が、持参した金券を金券挿入部３にセットした後に、これを装置内に搬送するものであり、またカード搬送手段１５も同様に、商品販売者１３が持参した商品販売者用カード６をカード挿入部５から挿入した後に、装置内に搬送するものである。
【００１４】
また、カード読取手段１６は、カード搬送手段１５で搬送されている商品販売者用カード６のメモリに記憶されているＩＤ情報を読み取る。
金券識別手段１７は、金券７の表面に表示されているデザイン表示１０の画像イメージを読み取って、予め登録されている金券の金種毎のデザイン表示の画像イメージと照合して、回収された金券の金額を認識する機能を有している。
また、券番号読取手段１８は、金券搬送手段１４で搬送されている金券７に表示されている券番号９を読み取るものである。
【００１５】
記憶手段１９には、予め金券の券種毎に異なるデザイン表示の画像イメージと、その券種の金額が関係付けられて登録されていると共に、金券の券番号に対応してその金券の金額が関係付けられて登録されている。
これにより、金額識別手段１７による金券のデザイン表示に基づいた金額の特定処理や、券番号読取手段１８で読み取った券番号からの金額の特定処理を行うことが可能となる。
【００１６】
また、算出手段２０には、前記金額識別手段で金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する機能、及び、または券番号読取手段で読み取った券番号に基づいて、金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する機能を有する。
金券識別手段１７と券番号読取手段１８は、少なくとの一方の手段を設ければよいが、回収された金券から間違いなくその総金額を算出するには、金券識別手段１７と券番号読取手段１８の両方の手段を設けることで二重の確認処理を行うようにしてもよい。
また、通信手段２２により精算処理を行った入金金額情報を、通信網２３を介してホストコンピュータ２４に送信することができるようにしてある。
【００１７】
また、金券特性読取手段２６は、金券７に付されている真偽判定を行うための種々の特性を読み取る手段であり、これらの金券特性としては、例えば画像デザイン、ホログラム、蛍光インキ、などがあり、金券特性読取手段２６で読み取られた金券特性情報は、通信手段２２により通信網を介してホストコンピュータ２４に送信し、予め真偽判定用データベースに登録されている照合用のデータと照合させて、金券が偽造品でないか否かの判定が行われる。
【００１８】
次に、本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の処理手順を、図６のフローチャートに基づいて説明する。
まず、商品券７の精算処理を行う商品販売者２５は、精算処理を行う金券７と商品販売者用カード６を金券回収処理装置１の設置場所に持参した後に、まずカード挿入部５に商品販売者用カード６を挿入する。（ステップＳ１）
カード挿入部５に挿入された商品販売者用カード６は、カード搬送手段１５により装置内に搬送させながら、カード読取手段１６により、ＩＣカードからなる商品販売者用カード６のメモリに記憶されているＩＤ情報が読み取られ、金券回収処理装置１の記憶手段１９に記憶される。（ステップＳ２）
【００１９】
次に、その商品販売者は、持参した金券７を金券回収処理装置１の金券挿入部３に挿入してセットする。（ステップＳ３）
金券挿入部３に挿入された金券７は、金券搬送手段１４により金券収納部４へ搬送されながら、その搬送の途中で、金額識別手段１７により金券のデザイン表示を読み取ってその金券の金額を識別すると共に、券番号読取手段１８により金券７に表示された券番号を読み取り、算出手段２０により、金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する。（ステップＳ４）
【００２０】
次に、制御手段２１で、算出手段２０により算出された金券の総金額と、カード読取手段１６により商品販売者用カード６から読み取ったＩＤ情報とを関連付けて記憶手段１９に記憶させる。（ステップＳ５）
そして、更に記憶手段１９に記憶させたＩＤ情報と、このＩＤ情報に関連付けられた総金額の精算情報を、通信手段２２により通信網を介してホストコンピュータ２４に送信させる。（ステップＳ６）
【００２１】
また、本発明の金券回収処理装置は、決済方法の１つとして、金券発行回収装置１に現金を収納しておくことで、その場で回収した金券に応じた現金を商品販売者に渡すようにしてもよい。
また、所謂、キオスク端末としての機能を金券発行回収装置に付加させることで、各種の情報提供が行えるようにしてもよい。
【００２２】
【発明の効果】
以上のように、本発明の金券回収処理装置は、商品券の精算処理を行いたい商品販売者がいつでも都合のよい時に、入手した商品券と商品販売者用カードにより自分で金券回収処理装置を操作して簡単に金券の精算処理を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の外観の斜視図である。
【図２】本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の断面図である。
【図３】本発明の実施形態に係る金券回収処理装置のシステムブロック図である。
【図４】金券の平面図である。
【図５】ＩＣカードの平面図である。
【図６】本発明の実施形態に係る金券回収処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ 金券回収処理装置
２ 表示手段
３ 金券挿入部
４ 金券収納部
５ カード挿入部
６ 商品販売者用カード
７ 金券
９ 券番号
１０ デザイン表示
１１ ＩＣモジュール
１２ 入力手段
１４ 金券搬送手段
１５ カード搬送手段
１６ カード読取手段
１７ 金券識別手段
１８ 券番号読取手段
１９ 記憶手段
２０ 算出手段
２１ 制御手段
２２ 通信手段
２３ 通信網
２４ ホストコンピュータ
２５ 商品販売者
２６ 金券特性読取手段
Claims (3)
- 金券により商品等の売買を行う商品販売者が、消費者から受け取った金券に対する現金精算処理を行うための金券回収処理装置であって、
金券を挿入するための金券挿入部と、前記金券挿入部に挿入された金券を金券収納部に搬送する金券搬送手段と、金券毎の金額を判別する券種判別機能を有する金額識別手段と、前記金額識別手段で金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する算出手段と、商品販売者を特定するＩＤ情報が記憶された商品販売者用カードを挿入するカード挿入部と、前記カード挿入部に挿入された商品販売者用カードのＩＤ情報を読み取るカード読取手段と、前記カード読取手段で読み取ったＩＤ情報と、前記算出手段で算出された総金額とを関係付けて記憶する記憶手段と、表示手段と、を備えたことを特徴とする金券回収処理装置。 - 金券により商品等の売買を行う商品販売者が、消費者から受け取った金券に対する現金精算処理を行うための金券回収処理装置であって、
金券を挿入するための金券挿入部と、前記金券挿入部に挿入された金券を金券収納部に搬送する金券搬送手段と、金券に表示されている券番号を読み取る券番号読取手段と、前記券番号読取手段で読み取った券番号に基づいて、金券収納部に搬送される金券の総金額を算出する算出手段と、商品販売者を特定するＩＤ情報が記憶された商品販売者用カードを挿入するカード挿入部と、前記カード挿入部に挿入された商品販売者用カードのＩＤ情報を読み取るカード読取手段と、前記カード情報読取手段で読み取ったＩＤ情報と、前記算出手段で算出された総金額とを関係付けて記憶する記憶手段と、表示手段と、通信手段とを備えたことを特徴とする金券回収処理装置。 - 前記金券の真偽判定を行うための金券特性読取手段を有することを特徴とする請求項１または２項に記載の金券回収処理装置。
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Applications Claiming Priority (1)
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