JP2004198738A - コンテンツ再生装置、及びプログラム - Google Patents

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祐一 初見
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Abstract

【課題】コンテンツに関連する他のコンテンツを、そのコンテンツの内容に近づける形で再生するための技術を提供する。
【解決手段】CDドライブ711にセットされたCDの収録曲に対応するカラオケデータは補助記憶部702にストアされる。ユーザーが使用するマイクから出力された音声信号は入力端子706から入力される。制御部701は、CDの収録曲、及びそれに対応するカラオケデータを並行して再生させる場合、楽音発生部709、及びCDドライブ711がそれぞれミキサ712に入力するオーディオデータにより再生される演奏の音量レベルを、入力端子706に入力された音声信号のレベルに応じて調整する。それにより、ユーザーが歌をうたっているときにはカラオケデータの演奏を、その歌をうたっていないときにはCDの演奏を聞かせる。
【選択図】図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやMD、或いはDVD等の可搬性の記録媒体に記録されたコンテンツを再生するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
音楽や映像(映画やドラマ、など)などの分野では新しいコンテンツが続々と制作されている。音楽分野のコンテンツである曲は、映画やドラマなどはもとより、最近ではゲーム用ソフトウェアでも不可欠な存在であることから、特に多く作られている。コンテンツの多くはCDやMD、或いはDVDなどの可搬性の記録媒体に格納されて販売される。
【0003】
曲の歌をうたうカラオケ(本来は「歌はからっぽなオーケストラ」の意)は現在、娯楽として多くの人に楽しまれている。このため、歌の伴奏となるオーケストラの演奏だけの曲(カラオケ)も多く作られている。有名なアーティストの新曲では、そのカラオケはそれのリリース直後に取得できるようになっているのが普通となっている。なお、アーティストが演奏している曲自体については、そのことを明確にするために、以降「原曲」と呼ぶことにする。カラオケは、原曲に関連する他のコンテンツにあたる。
【0004】
曲のカラオケは、これまではカセットテープやレーザーディスクなどの可搬性の記録媒体に記録されていた。しかし、近年では、情報インフラストラクチャとして通信ネットワークが急速に発展していることから、その通信ネットワークを介してカラオケを配信することが多く行われている。それにより、通信ネットワークと接続可能な端末装置のユーザーは、場所や時間に係わらずカラオケを行えるようになっている。コンテンツ再生装置とは、記録媒体に記録されたコンテンツ、或いは通信ネットワークを介して配信されるコンテンツを再生できる装置のことである。
【0005】
通信ネットワークを介して配信されるようなカラオケは、その音質がCDなどの記録媒体に記録されている曲と比較して低いのが普通である。また、カラオケを制作する人の感性がそれに反映されるために、アーティストが独自の音楽表現を加えている曲とは演奏内容に多少の違いがあるのが普通である。このようなことから、人によっては、カラオケの演奏に対して違和感を感じることがあるという問題点があった。
【0006】
カラオケのために選曲する曲は、アーティストが演奏、或いは歌っている曲である原曲を聴いているのが殆どである。このため、違和感を感じさせないようにするには、カラオケを行う際の演奏内容をその原曲に近づけることが必要であると考えられる。つまり、コンテンツを再生しているときの内容に、それに関連する他のコンテンツを再生しているときの内容を近づけるようにする工夫が必要であると考えられる。
【0007】
【特許文献1】
特公平4−37437号公報
本発明の課題は、コンテンツに関連する他のコンテンツを、そのコンテンツの内容に近づける形で再生するための技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1、及び第2の態様のコンテンツ再生装置は、共に、可搬性の記録媒体にアクセスする記憶装置を搭載、或いは接続可能なことを前提とし、それぞれ以下の手段を具備する。
【0009】
第1の態様のコンテンツ再生装置は、記憶装置が記録媒体から読み出したコンテンツを再生する第1の再生手段と、記憶装置がアクセス可能な記録媒体に記録されたコンテンツに対応する他のコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、コンテンツ取得手段が取得した他のコンテンツを再生する第2の再生手段と、第1の再生手段におけるコンテンツの再生位置、及び第2の再生手段における該コンテンツに対応する他のコンテンツの再生位置をそれぞれ並行に進行させつつ、該第1、及び第2の再生手段に再生させる該コンテンツ、及び該他のコンテンツの再生状態の調節を自動的に行う再生状態制御手段と、を具備する。
【0010】
なお、上記記録媒体に記録されたコンテンツは曲であり、コンテンツ取得手段が取得する該コンテンツに対応する他のコンテンツは該曲のカラオケである、ことが望ましい。
第2の態様のコンテンツ再生装置は、ユーザーが信号を入力するための入力手段、を更に具備し、再生状態制御手段は、入力手段が入力する信号に基づいて、第1、及び第2の再生手段に再生させるコンテンツ、及び他のコンテンツの再生状態の調節を自動的に行う。
【0011】
なお、上記入力手段は、信号としてユーザーの音声信号を入力する、ことが望ましい。
本発明のプログラムは、上記第1の態様のコンテンツ再生装置が具備する手段を実現させるための機能を搭載している。
【0012】
本発明では、記録媒体から読み出したコンテンツ、及び取得したそのコンテンツに対応する他のコンテンツを並行して再生する場合に、それらの再生位置をそれぞれ並行に進行させつつ、それらの再生状態の調節を自動的に行う。
その調整を行うことにより、他のコンテンツは、それと関連するコンテンツの内容を付加するか、或いはそれに置き換えた形で再生される。それにより、関連するコンテンツの内容に近づける形で再生させられるようになる。置き換えを行った場合には、他のコンテンツ、及びそれと関連するコンテンツのそれぞれの内容のなかで所望の部分だけを時間軸上に並べることが可能となる。その調節をユーザーが入力する信号に基づいて行う場合には、ユーザーはそれを制御することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態によるコンテンツ再生装置を有するネットワークシステムの構成を示す図である。
【0014】
そのネットワークシステムは、図1に示すように、本実施の形態によるコンテンツ再生装置101、及び音楽分野のコンテンツの配信サービスを提供するコンテンツ配信システムを構成するサーバー102を通信ネットワーク103により接続することで構築されている。それにより、そのコンテンツ再生装置(以下「再生装置」と略記)101は、通信ネットワーク103を介して配信されるコンテンツを再生できる、その通信ネットワーク103と接続可能な端末装置として実現されている。
【0015】
上記通信ネットワーク103は、例えばインターネットを含むものである。再生装置101は、例えばパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」)、PDA(Personal Digital Assistants )、或いは通信機能を搭載した電子楽器であり、例えば電話網、或いはケーブルテレビ網などの公衆網、及びインターネットとの接続サービスを行っているISP(Internet Service Provider )、或いは交換機などを介してそのインターネットと接続される。サーバー102は、例えば専用線などを介してインターネットと接続されている。なお、通信ネットワーク102は、インターネットを含まないものであっても良い。
【0016】
サーバー(コンテンツ配信システム)201は、コンテンツとして、曲のカラオケを配信の対象としている。カラオケの構成要素はリズム、コード進行、及びメロディに分け、カラオケのデータとしてそれらを配信している。そのように分けているのは、リズムはコード進行やメロディとは異なり、複数の曲で用いることができるためである。つまり、より小さいデータ量でより多くの曲に対応できるためである。以降、リズム、コード進行、及びメロディの再生用データをそれぞれ「リズムパターンデータ」「コード進行データ」及び「メロディデータ」と呼ぶことにする。
【0017】
コンテンツ配信システム201は、カラオケをコンテンツとして再生装置101に配信できるように、CDデータベース(DB)111、歌詞DB112、メロディ・コード進行DB113、リズムパターンDB114、及びリズムパターンマッチングテーブル115を管理している。それらDB111〜114、及びテーブル115は、以下のようなものである。図2〜図6にそれぞれ示す説明図を参照して詳細に説明する。ここでは便宜的に、それらはサーバー102が管理、即ち例えばそれに搭載、或いは接続されたハードディスク装置などの記憶装置上にそれらが保存されていることとする。
【0018】
上記再生装置101としては、CDにアクセスする装置(以下「CDドライブ」と呼ぶ)を搭載、或いは接続可能なものを想定している。CDDB111は、そのCDに収録された曲を特定できるように用意したものである。図2に示すように、CDDB111には、図中「CD(1)」等と表記のCDエリアがCD毎に確保され、各CDエリアには、対応するCDに記録された内容を示すデータとして、それを一意に特定できる番号(以降「CD番号」と呼ぶ)、そのタイトル(名称)、収録曲の各曲名が格納される。曲名は、曲番と対応付けて格納されている。図中「(1)」等はその曲番を表している。CD番号は、周知のように、Qチャネルに記述されるデータである。
【0019】
歌詞DB112は、曲の歌詞を管理するために用意したものである。それには、図3に示すように、曲毎に図中「歌詞(1)」等と表記の歌詞エリアが確保され、各歌詞エリアには、歌詞に対して割り当てた歌詞番号、曲名、及びその歌詞を示す歌詞データが格納される。
【0020】
メロディ・コード進行DB113は、曲毎に異なるメロディデータ、コード進行データを管理するために用意したものである。そのDB113には、図4に示すように、曲毎に図中「メロディ(1)」等と表記のメロディエリアが確保され、各メロディエリアには、メロディに対して割り当てたメロディ番号、曲名、メロディデータ、及びコード進行データが格納される。
【0021】
リズムパターンDB114は、リズムパターンデータを管理するために用意したものである。図5に示すように、パターンデータ毎に図中「パターン(1)」等と表記のパターンエリアが確保され、各パターンエリアには、パターンデータ、及びそれに割り当てた番号であるパターン番号が格納される。
【0022】
パターンデータは、周知のように、それを再生すべきタイミングに着目して分類することができる。通常、曲の先頭で再生される、いわゆるイントロダクション(以降「イントロ」と略記)用、曲の最後で再生されるエンディング用、随時、挿入される形で再生されるフィルイン用、及びそれら以外で繰り返し再生されるノーマル用、に分類することができる。それらを再生していく順序は曲毎に異なっている。リズムパターンマッチングテーブル115は、曲毎に必要なパターンデータ、及びそれを再生していくべき順序を特定するために用意したものである。
【0023】
そのテーブル115には、図6に示すように、曲毎に図中「曲(1)」等と表記の曲エリアが確保され、各曲エリアには、対応する曲の曲名、及びその曲で再生すべきパターンデータのパターン番号を再生していくべき順序で並べた形の組み合わせテーブルが格納される。図中パターン番号の後に付した「(1)」等はそのパターン番号が割り当てられたパターンデータを再生すべき順番を表している。
【0024】
上記メロディデータ、コード進行データ、及びリズムパターンデータのデータの種類は、特に限定するものではないが、例えばそれらはスタンダードMIDIファイル(SMF)の形で格納されているデータである。コード進行データは、例えばエクスクルーシブコマンドで作成されたものである。それにより、それらのデータの再生は、演奏上のイベントの内容を示すイベントデータ(MIDIデータ等)に付加された形の時間(タイム)データで示されるタイミングでそのイベントデータを順次、処理していくことで行われる。
【0025】
サーバー102は、再生装置101からカラオケの配信が要求されると、その要求時にユーザーが指定した曲名に対応する歌詞データは歌詞DB112、メロディデータやコード進行データはメロディ・コード進行DB113から抽出し、それに対応するリズムパターンデータは、リズムパターンマッチングテーブル115を参照してリズムパターンDB114から抽出する。それら各DB112〜114から抽出したデータは、テーブル115の対応する組み合わせテーブルと併せて再生装置101に送信する。送信したデータが対応する曲を特定できるように、その曲名、及び曲番などを付している。以降、それらをまとめて「カラオケデータ」と呼ぶことにする。
【0026】
図7は、そのようなカラオケデータがコンテンツとしてサーバー102から送信される再生装置101の構成図である。
その再生装置101は、図7に示すように、装置101全体の制御を行う制御部701と、例えばハードディスク装置、或いはフラッシュメモリである補助記憶部702と、例えばLCDである表示部703と、各種スイッチを備えたスイッチ部704と、例えばROMやRAMからなるメモリ部705と、不図示のマイクが接続される音声信号入力用の入力端子706と、その端子706から入力した音声信号のA/D変換を行うA/D変換器707と、その変換器707が出力するデジタル化された音声信号を制御部701に送るインターフェース部708と、制御部701の指示に従って楽音のオーディオデータ(波形データ)を生成する楽音発生部709と、例えばそれに接続された通信ネットワークに対応したモデム(通常のモデム、ケーブルモデム、或いはDSLモデム、など)であるネットワークインターフェース部710と、搭載されたCDにアクセスするCDドライブ711と、楽音発生部709、及びCDドライブ511からそれぞれ出力されるデジタルのオーディオデータをミックスするミキサ(MIX)712と、そのミキサ712が出力するオーディオデータをD/A変換するD/A変換器713と、その変換器713が出力するアナログのオーディオ信号の増幅を行う増幅器714と、その増幅後のオーディオ信号を音声に変換して放音するスピーカー715と、各部701〜705、及び709〜711を互いに接続するバス716と、を備えて構成されている。
【0027】
CDドライブ711は、曲が記録(収録)されたCDにアクセスする。その曲として記録されているオーディオデータは、周知のように変調されている。このことから、CDドライブ711は、CDから読み出したそのデータを復調して再生用のデジタルのオーディオデータを生成し、生成したそのデータをミキサ712に出力することによりその再生を行う。サブコーディングとして記録されたP、Q、R、S、T、U、V、及びWの各チャネルのデータ(TOC(Table Of Contents )データを含む)は、バス716を介して制御部701に送出する。そのCDドライブ711自体は外付けであっても良い。
【0028】
メモリ部705を構成するROMには、制御部701が実行するプログラムや各種制御データなどが格納されている。制御部701は、電源がオンされると、メモリ部705を構成するROMからプログラムを読み出して実行することにより、装置101全体の制御を行う。
【0029】
補助記憶部702は、サーバー102からダウンロードしたカラオケデータの保存に主に用いられる。制御部701は、そのカラオケデータを例えばファイル形式で保存する。保存しているカラオケデータを管理するために、データベース化している。
【0030】
制御部701は、補助記憶部702に保存されているカラオケデータは、そのカラオケデータを構成する各データ毎に、イベントデータに付加された形の時間(タイム)データで示されるタイミングでそのイベントデータを順次、処理、即ち楽音発生部709にそのイベントデータ、或いはそれに対応するコマンドを送出していくことで再生を行う。リズムパターンデータの再生は、組み合わせテーブルに沿って再生の対象を順次、切り替えながら行う。
【0031】
スイッチ部704は、各種スイッチの他に、例えばそれらを走査してその状態を検出する検出回路を備えている。スイッチとしては、特には図示していないが、カーソルキー、テンキー、エンター(ENTER)キー、キースイッチ、テンポスイッチ、スタートスイッチ、ストップスイッチ、CD演奏モードスイッチ、カラオケ伴奏モードスイッチ、CDカラオケ伴奏モードスイッチ、及び通信モードスイッチなどが設けられている。
【0032】
それらのスイッチのなかで、キースイッチ、及びテンポスイッチには、設定値を上下させられるように、その値を上げるのを指示するためのアップスイッチ、及びその値を下げるのを指示するためのダウンスイッチの2種類が存在する。通信モードスイッチは、サーバー102からカラオケデータをダウンロードできる通信モードをユーザーが設定できるように用意したものである。
【0033】
再生装置101は、CDと、サーバー102からダウンロードしたカラオケデータの2種類を再生することができる。通信モードスイッチの他に設けられた3つのモードスイッチは、そのようなことから再生の対象をユーザーに選択させるために用意したものである。具体的には、CD演奏モードスイッチは、再生の対象をCDのみとするCD演奏モードを設定するためのものであり、カラオケ伴奏モードスイッチはその対象をカラオケデータのみとするカラオケ伴奏モードを設定するためのものである。CDカラオケ伴奏モードスイッチは、それら両方を対象とするCDカラオケ伴奏モードを設定するためのものである。以降、それらのモードを総称して「演奏モード」と呼ぶことにする。
【0034】
制御部701は、CDカラオケ伴奏モードが設定された場合、ユーザーが曲の再生を指示すると、CDに収録されたその曲の他に、その曲のカラオケデータを再生の対象にして、それらの再生を同時に開始させる。それ以降は、それらの再生を並行に行わせることにより、再生位置をそれぞれ進行させる。
【0035】
そのカラオケデータには、それに対応する曲を特定できるように、曲名、曲番が付加されている。このことから、再生の対象とするカラオケデータは、CDの収録曲のなかで再生の対象となる収録曲に応じて選択している。それにより、曲の選択はCDの収録曲を対象に行わせるようにしている。
【0036】
上述したように、カラオケデータを再生することで生成されるオーディオデータは楽音発生部709から出力されてミキサ712に入力され、CDの収録曲を再生することで生成されるオーディオデータはCDドライブ711から出力されてミキサ712に入力される。制御部701は、ミキサ712により、それらから出力されるオーディオデータのレベル、つまりユーザーに聞こえる音量レベルを状況に応じて調整する。
【0037】
その状況に応じた調整は、図8に示すように、曲のイントロ(図中「intro」と表記)部分、エンディング(Ending)部分、及び間奏部分といった歌をうたわない部分ではCDによる演奏が聞け、それ以外の部分、即ち歌をうたうべき部分ではカラオケデータによる演奏が聞けるように行っている。つまり、CDは、それに収録された原曲でアーティストが歌をうたっている部分を避けて再生し、カラオケデータはその逆に、アーティストが歌をうたっていない部分を避けて再生するような形で調整を行っている。
【0038】
そのように調節を行うと、歌をうたっていないときには、実質的にCDの収録曲だけが再生されている状態となるので、ユーザーはCDの収録曲を伴奏にする形でカラオケを行っている雰囲気を味わうことができる。歌をうたっているときには、実質的にカラオケデータだけが再生されている状態となるので、その歌がアーティストの歌と重なるようなことは回避され、通常のカラオケのときと同じようにユーザーは歌をうたうことができる。たとえカラオケデータによる伴奏がCDのそれよりも音質が低くとも、ユーザー自身が歌をうたっているために、鑑賞しているような場合と比較して、そのことに気付きにくくなったり、或いは気にならなくなる。
【0039】
このようなことから、カラオケデータを再生していても、事実上、ユーザーにとってはCDの演奏を伴奏として通常のカラオケを行っているような形となる。このため、たとえ原曲の演奏とカラオケデータによる演奏との間に比較的に大きな違いがあったとしても、その違いによる違和感は少なくとも大幅に緩和される。その結果、ユーザーがより快適にカラオケを楽しめる環境が実現されることとなる。
【0040】
本実施の形態では、音量レベルを調節することにより表面上、CDとカラオケデータの再生を切り替えるようにして、それらの再生は継続して行っている。これは、CDドライブ711では、指定した再生位置から直ちに再生を開始させることができないためである。つまり、CDを間欠的に再生させた場合、実際に再生を開始するタイミングが再生を開始させるべきタイミングとずれてしまうことが生じるためである。それらの再生を常に継続させた場合には、そのようなタイミングのずれの発生は確実に回避させることができる。当然のことながら、そのようなタイミングのずれが発生しないか、或いは実用上、無視できる場合には、CD(或いは他の可搬性の記録媒体)を間欠的に再生させても良い。
【0041】
カラオケを行うユーザーは、通常、歌をうたうべき部分でうたい、歌をうたうべきでない部分ではうたわない。それは、カラオケで使うマイクの信号レベルは、歌をうたうべき部分で大きくなり、そうでない部分では小さくなることを意味する。本実施の形態では、そのことに着目して、入力端子706、A/D変換器707、及びインターフェース部706を介して入力されるマイクの信号レベルを示すデータを制御部701に監視させ、その監視結果に応じて図8に示すような調整を行うようにさせている。そのように信号レベルを監視した場合には、ユーザーは自分の意志でアーティストの歌を聞きたいときに聞くことができる。
【0042】
次に、上述したような形でCDとカラオケデータの再生を行える再生装置101の動作について、図9〜図22に示す各種フローチャートを参照して詳細に説明する。
図9は、再生装置101が実行する全体処理のフローチャートである。始めに図9を参照して、その全体処理について詳細に説明する。その全体処理は、再生装置101の制御部701が、メモリ部705を構成するROMに格納されたプログラムを読み出して実行することで実現される。
【0043】
電源がオンされた再生装置101は、先ず、ステップ901で装置101を予め定めた状態に設定するイニシャライズを行う。続くステップ702では、演奏モードが設定されているか否か判定する。ユーザーが通信モードスイッチを操作して通信モードを設定していたような場合、判定はNOとなってステップ903に移行し、通信モードで装置101を動作させるための通信モード処理を実行した後、上記ステップ902に戻る。一方、そうでない場合には、即ち演奏モードが設定されている場合には、判定はYESとなってステップ904に移行し、演奏モードで装置101を動作させるための演奏モード処理を実行した後、上記ステップ902に戻る。
【0044】
以降は、上記全体処理内で実行されるサブルーチン処理について詳細に説明する。
図10〜図12は、上記ステップ903として実行される通信モード処理のフローチャートである。全体処理内で実行されるサブルーチン処理では、始めに図10〜図12を参照して、通信モード処理について詳細に説明する。
【0045】
通信モードを設定すると、通信ネットワーク103を介して接続される他の装置との間で通信を行うことができる。このことから、ここでは理解を容易とするために、サーバー102と接続する場合を例にとって、そのサーバー102が実行する処理、及びその流れも併せて示してある。それにより、通信モード処理の説明は、サーバー102の動作と関連させて行うこととする。
【0046】
通信モード処理内では、スイッチ部704を構成する検出回路に各スイッチを走査させてその結果を受け取り、その結果を解析することにより状態が変化したスイッチ、その変化の内容を特定する処理が行われる。その処理を行うことにより、ユーザーの指示に従って装置101を動作させるようになっている。しかし、その処理はサーバー102の動作とは無関係に行われることから、それの詳細な説明は便宜的に省略することする。そのサーバー102の動作は、例えばそれに搭載されたCPUが、ハードディスク装置等に記録されたプログラムを実行することで実現される。
【0047】
再生装置101は、先ず、ステップST1でサーバー102との接続を行う。その接続は、例えばネットワークインターフェース部710がモデムであった場合には、そのインターフェース部710にISPとの接続を指示した後、サーバー102に対応するURLを送信させることで行われる。
【0048】
サーバー102は、会員登録した人を対象にサービスを提供している。このため、そのURLを受信したサーバー102は、再生装置101のユーザーが会員か否か確認するための認証画面(例えばHTMLデータなどのマークアップ言語で記述されたデータである。他の画面も同様)を再生装置101に送信する(ステップSS1)。その認証画面は、例えば会員に割り当てた会員ID、及びパスワードの入力用のボックスや、「送信」「キャンセル」などのアイコン(ボタン)が配置されているものである。
【0049】
再生装置101は、サーバー102から認証画面を受信すると、それを表示部703上に表示させる(ステップST2)。続くステップST3では、ユーザーのスイッチ部704への操作に応じてIDやパスワードの入力を行い、その後の「送信」アイコンへのクリックを待って、ユーザーが入力したID、パスワードをサーバー102に送信する(ステップST3)。このとき、ユーザーが操作の対象となるスイッチとは、テンキーやカーソルキー、及びエンタースイッチなどである。クリックは、カーソルキーを操作してカーソルの表示位置を目的とする位置に移動させた後、エンタースイッチを操作することで行われる。
【0050】
ID、パスワードを受信したサーバー102は、それをキーにして、IDやパスワードを含む会員の個人情報をストアした会員DBの検索を行うことにより、その組み合わせを持つ会員が存在するか否か確認する認証を行う(ステップSS2)。その認証により、再生装置101のユーザーが会員であることを確認すると、次にメニュー(MENU)画面を再生装置101に送信する(ステップSS3)。そのメニュー画面には、カラオケデータ要求用の項目として、CDドライブ711にセットされたCDに収録されている曲のカラオケデータの有無の確認を要求するための「曲検索」項目が配置されている。
【0051】
メニュー画面を受信した再生装置101は、それを表示部703上に表示させる(ステップST4)。表示させたメニュー画面上の「曲検索」項目をユーザーがクリックすると、CDの収録曲に対応するカラオケデータの有無の確認を要求するための曲検索要求信号をサーバー102に送信する(ステップST5)。
【0052】
その要求信号を受信すると、サーバー102は再生装置101に対し、CDドライブ711にセットされたCDの識別データの送信を要求するためのCD識別データ要求信号を送信する(ステップSS4)。その信号で要求する識別データとは、CDに記録されたCD番号である。
【0053】
再生装置101は、その要求信号を受信すると、CDドライブ711に指示して、それにセットされたCDに記録されているCD番号を読み出させ、読み出させたCD番号をCD識別データとしてネットワークインターフェース部710を介してサーバー102に送信する(ステップST6)。
【0054】
CD識別データを受信したサーバー102は、それをキーにしてCDDB111(図2参照)の検索を行うことにより、それをストアしたCDエリアを抽出する(ステップSS5)。そのCDエリアを抽出すると、次に、そのエリアにストアされている曲名を読み出し、そのリストを配置した楽曲リスト画面を作成する(図11のステップSS6)。その作成後は、それを再生装置101に送信する(ステップSS7)。
【0055】
その楽曲リスト画面を受信した再生装置101は、それを表示部703上に表示させる(図11のステップST7)。それを表示させた後は、リスト上の曲名をスイッチ部704へのユーザーの操作に応じて選択する(ステップST8)。その選択は、例えばユーザーがカーソルキーを操作してカーソルを所望の曲名の位置に移動させた後、エンタースイッチを操作して行うものである。そのようにしてユーザーが曲名を選択すると、次に、それに対応するカラオケデータが既に存在するか否か判定する(ステップST9)。上述したように、カラオケデータは補助記憶部702に保存することから、ユーザーが選択した曲名に対応するカラオケデータがそれに保存されていた場合、判定はYESとなって上記ステップST7に戻り、楽曲リスト画面を再度、表示させる。そうでない場合には、判定はNOとなってステップST10に移行し、ユーザーが選択した曲名に対応するカラオケデータの送信(ダウンロード)を要求するための楽曲検索要求信号をサーバー102に送信する。その要求信号には、例えばユーザーが選択した曲名がデータとして付加されている。
【0056】
サーバー102は、その要求信号を受信すると、それに付加されている曲名をキーにしてリズムパターンマッチングテーブル115(図6参照)の検索を行い、それがストアされている曲エリアを抽出し、その曲エリアにストアされているパターン番号を読み出す(ステップSS8)。次に、テーブル115から読み出したパターン番号をキーにしてリズムパターンDB114の検索を行い、それがストアされているパターンエリアを抽出する(ステップSS9)。その後は図12のステップSS10に移行する。
【0057】
そのステップSS10では、楽曲検索要求信号中の曲名をキーにして歌詞DB112(図3参照)の検索を行い、それをストアしている歌詞エリアを抽出する。続くステップSS11では、その曲名をキーにして、メロディ・コード進行DB113(図4参照)の検索を行い、それをストアしているメロディエリアを抽出する。その後に移行するステップSS12では、図11のステップSS8〜図12のステップSS11の処理を実行することで抽出した各エリアから、パターンデータ、コード進行データ、メロディデータ、歌詞データ、及び組み合わせテーブルを読み出し、それらをカラオケデータとして再生装置101に送信する。それらのデータ以外には、カラオケデータがどの曲に対応しているか再生装置101が特定できるように、例えば曲名、曲番、及びCD番号を併せて送信している。それにより、再生装置101は、図11のステップST9の処理の実行では、ユーザーが選択した曲名を持つカラオケデータが補助記憶部702にストアされている場合に、その曲名のカラオケデータが既に存在している、即ちYESと判定する。
【0058】
上述したようにしてサーバー102から送信されたカラオケデータを受信した再生装置101は、それを補助記憶部702にストアする(図12のステップST11)。次のステップST12では、モードの切り替えが指示されたか否か判定する。モードは対応するモードスイッチを操作して設定することから、ユーザーが通信モードスイッチ以外のモードスイッチを操作した場合、判定はYESとなってステップST13に移行し、ネットワークインターフェース部710に指示して通信ネットワーク103との接続を切断させた後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなり、図10のステップST4に戻ってメニュー画面の再表示を行う。
【0059】
このようにして、本実施の形態では、再生装置101はCDドライブ711にセットされたCDの収録曲に対応するカラオケデータをサーバー102からダウンロードしている。当然のことながら、そのような制約を設けることなく、ユーザーが所望のカラオケデータをダウンロードできるようにしても良い。
【0060】
図13は、図9に示す全体処理内でステップ903として実行される演奏モード処理のフローチャートである。次に図13を参照して、その演奏モード処理について詳細に説明する。
先ず、ステップ1301では、スイッチ部704を構成する検出回路に各スイッチを走査させてその結果を受け取り、その結果を解析することにより状態が変化したスイッチ、その変化の内容を特定した後、CD演奏モードスイッチ(SW)がオンされたか否か判定する。そのスイッチをユーザーが操作した場合、判定はYESとなり、次にステップ1302で変数PLAYFに0を代入した後、ステップ1307に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1303に移行する。その変数PLAYFは、演奏モードに分類されたモードのなかで設定中のモードを管理するために用意したものであり、それに代入された値の0は、CD演奏モードが設定中であることを表している。
【0061】
ステップ1303では、カラオケ伴奏モードスイッチ(SW)がオンされたか否か判定する。ユーザーがそのスイッチを操作した場合、判定はYESとなり、次にステップ1304で変数PLAYFに、カラオケ伴奏モードが設定中であることを示す値の1を代入した後、ステップ1307に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1305に移行する。
【0062】
ステップ1305では、CDカラオケ伴奏モードスイッチ(SW)がオンされたか否か判定する。ユーザーがそのスイッチを操作した場合、判定はYESとなり、次にステップ1306で変数PLAYFに、CDカラオケ伴奏モードが設定中であることを示す値の2を代入した後、ステップ1307に移行する。そうでない場合には、即ちユーザーがそれらのモードスイッチの何れも操作していない場合には、判定はNOとなり、他のステップの処理を実行することなくそのステップ1307に移行する。
【0063】
ステップ1307では、変数PLAYFに代入されている値を判定する。それに0が代入されていた場合、その旨が判定されてステップ1308に移行し、CD演奏モードで装置101を動作させるためのCD演奏処理を実行した後、ステップ1311に移行する。それに1が代入されていた場合には、その旨が判定されてステップ1309に移行し、カラオケ伴奏モードで装置101を動作させるためのカラオケ伴奏処理を実行した後、ステップ1311に移行する。それに2が代入されていた場合には、その旨が判定されてステップ1310に移行し、CDカラオケ伴奏モードで装置101を動作させるためのCDカラオケ伴奏処理を実行した後、ステップ1311に移行する。
【0064】
ステップ1311では、通信モードへの設定の切り替えが指示されたか否か判定する。ユーザーが通信モードスイッチを操作した場合、判定はYESとなり、ここで一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなって上記ステップ1301に戻る。それにより、ユーザーが通信モードへの設定の切り替えを指示するまでの間、ステップ1301〜1311で形成される処理ループが繰り返し実行される。
【0065】
次に、上記演奏モード処理内でステップ1308〜1310として実行される各サブルーチン処理について、図14〜図22に示す各種フローチャートを参照して詳細に説明する。
図14は、上記ステップ1308として実行されるCD演奏処理のフローチャートである。演奏モード処理内で実行されるサブルーチン処理では、始めに図14を参照して、CD演奏処理について詳細に説明する。CD演奏モードの設定時に再生の対象となるのはCDドライブ711にセットされたCDだけである。その設定時には、スタートスイッチ(SW)にはCDの再生開始を指示する機能が割り当てられ、ストップスイッチ(SW)にはその停止(終了)を指示する機能が割り当てられる。
【0066】
先ず、ステップ1401では、スタートスイッチがオンされたか否か判定する。そのスイッチをユーザーが操作した場合、判定はYESとなってステップ1402に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1406に移行する。
【0067】
ステップ1402では、CDの再生を管理するための変数CDSTFに、それが再生中であることを示す値の1を代入する。続くステップ1403では、CDドライブ711に指示してCDの再生を開始させる。その後はステップ1404に移行して、変数CDSTFの値が1か否か判定する。それに1が代入されていた場合、判定はYESとなってステップ1405に移行し、継続されるCDの再生に対応するための再生処理を実行した後、一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなり、ここで一連の処理を終了する。その再生処理を実行することにより、表示部703に表示されるCDで再生中の収録曲の曲番号や、その収録曲での再生時間などが随時、更新されることになる。
【0068】
上記ステップ1401の判定がNOとなって移行するステップ1406では、ストップスイッチがオンされたか否か判定する。そのスイッチをユーザーが操作した場合、判定はYESとなり、次に変数CDSTFにCDが再生中でないことを示す値の0を代入し(ステップ1407)、更にCDドライブ711にCDの再生の終了を指示した(ステップ1408)後、上記ステップ1404に移行する。そうでない場合には、他のステップの処理を実行することなく、そのステップ1404に移行する。
【0069】
CD演奏モードでは、CDの収録曲のなかで再生を望む曲の曲番号の指定や、一時停止などの指示を行うことができる。しかし、そのようなことは本発明にとって特に重要なことではないため、ここでは説明を省略している。これは、後述するカラオケ伴奏処理、及びCDカラオケ伴奏処理においても同様である。
【0070】
図15〜図18は、上記演奏モード処理内でステップ1309として実行されるカラオケ伴奏処理のフローチャートである。次に図15〜図18を参照して、その伴奏処理について詳細に説明する。カラオケ伴奏モードの設定時に再生の対象となるのはカラオケデータだけである。
【0071】
先ず、ステップ1501では、スイッチ部704を構成する検出回路に各スイッチを走査させてその結果を受け取り、その結果を解析することにより状態が変化したスイッチ、その変化の内容を特定した後、スタートスイッチがオンされたか否か判定する。そのスイッチをユーザーが操作した場合、判定はYESとなってステップ1502に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1509に移行する。
【0072】
ステップ1502では、カラオケデータの再生を管理するための変数KSTFに、それが再生中であることを示す値の1を代入する。続くステップ1503では、再生の対象とするカラオケデータを構成する組み合わせテーブル(図6参照)を抽出して、例えばメモリ部705を構成するRAMにストアすることにより、その初期化を行う。次に移行するステップ1504では、その組み合わせテーブルに従い、再生の対象となるリズムパターンデータを選択する。その次のステップ1505では、選択したパターンデータの読み出しを開始する。その後はステップ1506に移行する。
【0073】
ステップ1506では、カラオケデータを構成するコード進行データの読み出しを開始する。次のステップ1507では、それを構成するメロディデータの読み出しを開始する。その次のステップ1508では、それを構成する歌詞データを表示部703に表示させる。図16のステップ1512には、その歌詞データを表示部703に表示させた後に移行する。
【0074】
このようにして、ユーザーがスタートスイッチを操作すると、ステップ1502〜1508の処理が実行されることにより、再生の対象となるカラオケデータを構成するパターンデータ、コード進行データ、及びメロディデータの読み出しが開始、即ちそれらを構成するイベントデータを順次、処理していくうえでの準備が行われ、それを構成する歌詞データは表示部703上に表示される。それらデータの読み出しの開始では、その先頭に位置する時間データが読み出されて、それぞれ用意された変数に代入される。
【0075】
図16のステップ1512では、変数KSTFの値が1か否か判定する。カラオケデータを再生中であった場合、それには1が代入されていることから、判定はYESとなってステップ1513に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1519に移行する。
【0076】
ステップ1513では、上記時間データで表せる最小時間である単位時間Tが経過したか否か判定する。カラオケデータの再生を開始した後、或いは前回、単位時間Tが経過した後、その単位時間Tが経過していた場合、判定はYESとなってステップ1514に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなって図18のステップ1531に移行する。
【0077】
ステップ1514では、パターンデータの切換タイミングか否か判定する。現在、再生の対象としているパターンデータの再生が終了したような場合、判定はYESとなってステップ1515に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなって図17のステップ1520に移行する。
【0078】
ステップ1515では、組み合わせテーブルを参照して、次に再生すべきパターンデータを示すパターン番号を特定(選択)する。その後に移行するステップ1516では、組み合わせテーブルに次に再生すべきパターンデータを示すパターン番号がなかったか否か判定する。そのテーブルの最後に位置するパターン番号が示すパターンデータの再生が終了した場合、その次に位置するパターン番号は存在しないことから、判定はYESとなり、楽音発生部709に発音中の全ての楽音の消音を指示し(ステップ1517)、更に変数KSTFにカラオケデータを再生中でないことを示す値の0を代入(ステップ1518)した後、ステップ1519に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって図17のステップ1520に移行する。
【0079】
ステップ1519では、モードの切り替えが指示されたか否か判定する。ユーザーがカラオケ伴奏モードスイッチ以外のモードスイッチを操作した場合、判定はYESとなり、ここで一連の処理を終了する。そうでない場合には、判定はNOとなって図15のステップ1501に戻る。それにより、カラオケ伴奏モードで装置101が動作する状態を継続させる。
【0080】
上記ステップ1514、或いは1516の判定がNOとなって移行する図17のステップ1520では、コード進行データを構成するデータの読み出しタイミングか否か判定する。そのコード進行データ用の変数に代入した時間データによって指定されるタイミングとなった場合、判定はYESとなり、ステップ1521でその時間データの次に位置するイベントデータを読み出し、その次に位置する時間データをその変数に代入した後、ステップ1522に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってそのステップ1522に移行する。
【0081】
ステップ1521で読み出されたイベントデータは処理すべきタイミングとなったとして処理される。そのように、読み出しタイミングとなった場合、処理すべきイベントデータを読み出し、その次に位置する時間データは対応する変数に代入することにより、そのイベントデータの次に位置するイベントデータをそれに付加された時間データによって指定されるタイミングで処理するための準備が行われる。ステップ1522〜1525では、対象をパターンデータ、メロディデータにそれぞれ代えて、同様の処理が行われる。
【0082】
ステップ1524の判定がNOになるか、或いはステップ1525の処理を実行すると、次にステップ1526に移行する。そのステップ1526では、歌詞表示切替タイミングとなったか否か判定する。そのタイミングとなった場合、判定はYESとなり、次にステップ1527で歌詞データの表示を切り替えた後、ステップ1528に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってそのステップ1528に移行する。
【0083】
歌詞データは、特に詳細な説明は省略するが、カラオケデータの再生の進行に応じて表示させるべき部分を特定できるように、再生時間(再生を開始してから経過した時間)と歌詞データのなかで表示の対象となる部分の対応関係が定められている。このことから、その再生時間に対応する表示の対象が変化した場合に、ステップ1526の判定がYESとなる。
【0084】
ステップ1528では、ステップ1521、及び1523でイベントデータを読み出した場合、読み出したイベントデータから、そのイベントデータによって発音が指示される楽音、或いはリズムを構成する音(リズム音)を示す伴奏データを作成する。続くステップ1529では、直前のステップ1528で伴奏データを作成したか、或いはステップ1525でイベントデータを読み出した場合、それらのなかで楽音を示すデータのみを対象に、その楽音の音高を変数KEYに代入されている現在、設定中のキー(調)を示す値に応じて変換する。その次に移行するステップ1530では、変換後の伴奏データ、或いはメロディデータのイベントデータから、楽音発生部709に送出すべきコマンドを生成して送出することにより、カラオケデータによる楽音、リズム音を発音させる発音処理を実行する。その後は図18のステップ1531に移行する。
【0085】
ステップ1531では、キートランスポーズが指示されたか否か判定する。ユーザーがキースイッチを構成するアップスイッチ、或いはダウンスイッチを操作した場合、判定はYESとなり、ステップ1532でユーザーが操作したスイッチに応じて変数KEYの値を変更した後、ステップ1533に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってそのステップ1533に移行する。変数KEYに代入される値は、例えば基準となるキーからの音程の差を半音単位で示す整数である。
【0086】
ステップ1533では、テンポの変更が指示されたか否か判定する。ユーザーがテンポスイッチを構成するアップスイッチ、或いはダウンスイッチを操作した場合、判定はYESとなってステップ1534に移行し、単位時間Tをユーザーが操作したスイッチに応じて変更する。その後は図15のステップ1501に戻る。一方、そうでない場合には、判定はNOとなり、他のステップの処理を実行することなく、そのステップ1501に戻る。
【0087】
単位時間Tを長くした場合、時間データが示す時間はそれに応じて長くなり、その時間Tを短くした場合には、時間データが示す時間はそれに応じて短くなる。このため、単位時間Tを変更することに伴い、テンポが変更される。
図15のステップ1501の判定がNOとなって移行するステップ1509では、ストップスイッチがオンされたか否か判定する。そのスイッチをユーザーが操作した場合、判定はYESとなり、次にステップ1510で楽音発生部709に発音中の全ての楽音の消音を指示し、更にステップ1511で変数KSTFに0を代入した後、図16のステップ1512に移行する。そうでない場合には、他のステップの処理を実行することなく、そのステップ1512に移行する。
【0088】
図19〜図22は、上記演奏モード処理内でステップ1310として実行されるCDカラオケ伴奏処理のフローチャートである。次に図19〜図22を参照して、その伴奏処理について詳細に説明する。CDカラオケ伴奏モードの設定時に再生の対象となるのはCD(の収録曲)、及びそれに対応するカラオケデータである。
【0089】
図19に示す部分のフローチャートでは、ステップ1901〜1908、及び1911〜1913の処理内容は図15に示すフローチャートにおけるステップ1501〜1508、及び1509〜1511のそれと基本的に同じである。このため、図19ではステップ1909、1910についてのみ説明する。
【0090】
ステップ1908で歌詞データを表示部703に表示させた後に移行するステップ1909では、変数α、CDFにそれぞれ1を代入する。その次に移行するステップ1910では、CDドライブ711に指示してCDの再生を開始させる処理を実行する。その実行後に図20のステップ1914に移行する。
【0091】
本実施の形態では、ユーザーに違和感を感じさせることなく、図8に示すようなCDとカラオケデータの再生における音量レベルの切り替えを行うために、CDの演奏だけが聞こえる状態(カラオケデータの演奏だけが聞こえる状態)からカラオケデータの演奏だけが聞こえる状態(CDの演奏だけが聞こえる状態)への移行には或る程度の時間をかけるようにしている。つまり、一方の音量レベルを徐々に下げつつ(フェードアウトさせつつ)、他方の音量レベルを徐々に上げる(フェードインさせる)ようにしている。変数αはそれを行うために用意している。別の変数CDFは、そのようにして行う移行前の状態(移行後の状態)を管理するために用意している。それに代入される1の値はCDの演奏だけが聞こえる状態(以降、「CD単演奏状態」と呼ぶ)を示し、0の値はカラオケデータの演奏だけが聞こえる状態(以降「カラオケデータ単演奏状態」と呼ぶ)を示している。一方の状態から他方の状態への移行の管理には変数FADEFを用いている。その移行中のときには1、そうでないときには0が代入される。
【0092】
図20のステップ1914では、変数KSTFの値が1か否か判定する。カラオケデータ、及びCDを再生中であった場合、それには1が代入されていることから、判定はYESとなってステップ1715に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1928に移行する。
【0093】
ステップ1715では、単位時間Tが経過したか否か判定する。カラオケデータ、及びCDの再生を開始した後、或いは前回、単位時間Tが経過した後、その単位時間Tが経過していた場合、判定はYESとなってステップ1916に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなって図22のステップ1941に移行する。
【0094】
ステップ1916では、変数FADEFの値が1か否か判定する。上述したように、状態を移行させている場合、それには1が代入されていることから、判定はYESとなってステップ1917に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1923に移行する。
【0095】
ステップ1917では、変数CDFの値が1か否か否か判定する。上述したように、CD単演奏状態からカラオケデータ単演奏状態へ移行させている場合、それには1が代入されていることから、判定はYESとなり、次にステップ1918で変数αに現在値から所定値βを引いた値を代入した後、ステップ1919に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1921に移行する。
【0096】
上記所定値βは、一方の状態から他方への状態の移行を適切に、つまりユーザーに違和感を与えないように行うために定めた値である。ここでは、所定値βは、それで1を除算した場合に小数点以下の余りが生じない値としている。即ち1=β×n(nは整数)の関係を満たす値としている。
【0097】
ステップ1919では、変数αの値が0か否か判定する。後述するように、CD単演奏状態からカラオケデータ単演奏状態への移行が終了した場合、変数αの値は0になることから、判定はYESとなり、次にステップ1920で変数FADEFに0を代入し、変数CDFの値を反転、即ちそれまでの値が1であれば0、それまでの値が0であれば1を代入した後、ステップ1923に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって次にそのステップ1923の処理を実行する。
【0098】
一方、上記ステップ1917の判定がNOとなって移行するステップ1921では、変数αに現在値から所定値βを足した値を代入する。次に実行するステップ1922では、変数αの値が1か否か判定する。後述するように、カラオケデータ単演奏状態からCD単演奏状態への移行が終了した場合、変数αの値は1になることから、判定はYESとなり、次にステップ1920の処理を同様に実行する。そうでない場合には、判定はNOとなって次にステップ1923の処理を実行する。
【0099】
このようにして、一方の状態から他方の状態に移行中では、その移行後の状態に応じて変数αの値を徐々に小さく、或いは大きくさせる。その変数αの値を用いてフェードイン、及びフェードアウトを行う。
ステップ1923〜1928で実行される処理の内容は、図16におけるステップ1514〜1519のそれと基本的に同じである。ステップ1928の判定がNOとなって移行する図21のステップ1929、及びその後に実行されるステップ1930〜1940の各処理の内容は、若干の相違はあるが、全体としては図17におけるステップ1520〜1530のそれと基本的には同じである。このため、ステップ1923〜1928、図21のステップ1929〜1940の処理の説明は省略する。ステップ1940の処理を実行した後は図22のステップ1941に移行する。
【0100】
ステップ1941では、テンポの変更が指示されたか否か判定する。ユーザーがテンポスイッチを構成するアップスイッチ、或いはダウンスイッチを操作した場合、判定はYESとなってステップ1942に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1944に移行する。
【0101】
ステップ1942では、単位時間Tをユーザーが操作したスイッチに応じて変更する。続くステップ1943では、その変更後の単位時間Tに合わせて音程を変えることなくCDの再生を進行させるために、CDドライブ711からミキサ712に出力するオーディオデータを対象にしたタイムストレッチ処理を実行する。ステップ1944にはその後に移行する。そのタイムストレッチ処理は、例えば制御部701がCDドライブ711のコントローラに対し、データの転送速度の変更を指示することで行われる。
【0102】
ステップ1944では、キートランスポーズが指示されたか否か判定する。ユーザーがキースイッチを構成するアップスイッチ、或いはダウンスイッチを操作した場合、判定はYESとなってステップ1945に移行し、そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1947に移行する。
【0103】
ステップ1945では、ユーザーが操作したスイッチに応じて変数KEYの値を変更する。次のステップ1946では、その変更後の変数KEYの値に応じた音程でCDを再生させるために、CDドライブ711からミキサ712に出力するオーディオデータを対象にした周波数変換処理を実行する。ステップ1947にはその後に移行する。その周波数変換処理は、例えばミキサ712に、或いはその前段にデジタルフィルタを用意している場合には、制御部701が変数KEYの値に応じた係数をそのフィルタに対して設定することで行われる。
【0104】
ステップ1947では、音声入力が開始したか否か判定する。入力端子706を介して入力するマイクからの音声信号のレベルを示すデータは、その音声信号がA/D変換器707に入力されることにより、A/D変換器707、インターフェース部708、及びバス716を介して制御部701に送出される。このことから、制御部701に送出されたデータが示すレベルが所定のレベル以上となったような場合、音声入力が開始したとして判定はYESとなり、ステップ1948に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってステップ1951に移行する。
【0105】
ステップ1948では、変数FADEFに1を代入する。次のステップ1948では、カラオケの伴奏(ここではCDの演奏、及びカラオケデータの演奏、である)の音量レベルを決定する。その決定は、変数αの値を用いて、CDの演奏の音量レベルは(1−α)倍、カラオケデータの演奏の音量レベルはα倍とすることで行う。それにより、そのときの状況に応じてそれらの音量レベルを調節する。
【0106】
ステップ1949に続くステップ1950では、決定した音量レベルでそれらを発音させるように設定を行う。その設定は、例えば制御部701がミキサ712に対し、楽音発生部709、及びCDドライブ711からそれぞれ入力するオーディオデータに掛ける係数を設定することで行う。そのようにして設定を行った後は図19のステップ1901に戻る。
【0107】
上記ステップ1947の判定がNOとなって移行するステップ1951では、音声入力が停止したか否か判定する。制御部701にインターフェース部708から送出されたデータが示す音声信号のレベルが所定のレベル以下となったような場合、音声入力が停止したとして判定はYESとなり、上述のステップ1948に移行する。そうでない場合には、判定はNOとなって上述ステップ1949に移行する。
【0108】
本実施の形態では、特には図示していないが、音声入力開始(音声入力停止)と判定した後、音声信号のレベルがそのように判定できるレベルを予め定めた時間、継続しなかった場合、変数FADEFには0を代入している。それにより、一時的な音声信号レベルの変化等により不適切な音量レベルの調整、即ち一方の演奏のフェードイン、他方の演奏のフェードアウトを行うようなことを回避させている。
【0109】
なお、本実施の形態では、サーバー102がダウンロードするカラオケデータにそれが対応する曲を特定するためのデータを付加することにより、CDの収録曲に対応するカラオケデータはサーバー102が指定する形となっているが、それらの対応関係はユーザーに指定させるようにしても良い。そのようにした場合には、ユーザーは複数のメーカーが提供しているカラオケデータのなかで所望のものをCDの収録曲と対応付けることができることから、ユーザーにとっては利点が得られる。
【0110】
そのカラオケデータは、通信ネットワーク103を介してダウンロードするようになっているが、通信ネットワーク103を介して取得しなくとも良い。CDやMD、DVD等の記録媒体に記録されているものを読み出すことで取得するようにしても良い。このことから明らかなように、通信ネットワーク103と接続できる機能は必須ではない。
【0111】
CDとカラオケデータの各演奏の音量レベルの調整は、ユーザーによる音声入力に着目して行っているが、その調整は自動的に行うようにしても良い。自動的な調整は、データが示す演奏内容を解析することで行っても良く、その調整を行うべきタイミングを示すデータを参照して行っても良い。歌詞データは、歌と対応づけられていることから、参照するデータとして採用することもできる。
【0112】
本実施の形態では、並行して再生するコンテンツは原曲とそのカラオケとなっているが、コンテンツの組み合わせはそのようなものに限定されるわけではない。その原曲はCDに収録されたものであるが、記録媒体はCDに限定されるわけではなく、他の可搬性の記録媒体であっても良い。
【0113】
上述したような再生装置101の動作、或いはその変形例の動作を実現させるようなプログラムは、CD−ROM、DVD、或いは光磁気ディスク等の記録媒体に記録させて配布しても良い。或いは、公衆網等で用いられる伝送媒体を介して、そのプログラムの一部、若しくは全部を配信するようにしても良い。そのようにした場合には、ユーザーはプログラムを取得してコンピュータなどのデータ処理装置にロードすることにより、そのデータ処理装置に本発明を適用させることができる。このことから、記録媒体は、プログラムを配信する装置がアクセスできるものであっても良い。
【0114】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明は、記録媒体から読み出したコンテンツ、及び取得したそのコンテンツに対応する他のコンテンツを並行して再生する場合に、それらの再生位置をそれぞれ並行に進行させつつ、それらの再生状態の調節を自動的に行う。
【0115】
その調整を行うことにより、他のコンテンツは、それと関連するコンテンツの内容を付加するか、或いはそれに置き換えた形で再生される。このため、関連するコンテンツの内容に近づける形で再生させることができる。置き換えを行った場合には、他のコンテンツ、及びそれと関連するコンテンツのそれぞれの内容のなかで所望の部分だけを時間軸上に並べることができる。その調節をユーザーが入力する信号に基づいて行う場合には、ユーザーはそれを制御することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるコンテンツ再生装置を有するネットワークシステムの構成を示す図である。
【図2】CDDBの構成を説明する図である。
【図3】歌詞DBの構成を説明する図である。
【図4】メロディ・コード進行DBの構成を説明する図である。
【図5】リズムパターンDBの構成を説明する図である。
【図6】リズムパターンマッチングテーブルの構成を説明する図である。
【図7】本実施の形態によるコンテンツ再生装置の構成図である。
【図8】CDとカラオケデータの再生方法を説明する図である。
【図9】全体処理のフローチャートである。
【図10】通信モード処理のフローチャートである。
【図11】通信モード処理のフローチャートである(続き1)。
【図12】通信モード処理のフローチャートである(続き2)。
【図13】演奏モード処理のフローチャートである。
【図14】CD演奏処理のフローチャートである。
【図15】カラオケ伴奏処理のフローチャートである。
【図16】カラオケ伴奏処理のフローチャートである(続き1)。
【図17】カラオケ伴奏処理のフローチャートである(続き2)。
【図18】カラオケ伴奏処理のフローチャートである(続き3)。
【図19】CDカラオケ伴奏処理のフローチャートである。
【図20】CDカラオケ伴奏処理のフローチャートである(続き1)。
【図21】CDカラオケ伴奏処理のフローチャートである(続き2)。
【図22】CDカラオケ伴奏処理のフローチャートである(続き3)。
【符号の説明】
101 コンテンツ再生装置
102 サーバー
701 制御部
702 補助記憶部
703 表示部
704 スイッチ部
705 メモリ部
706 入力端子
707 A/D変換器
708 インターフェース部
709 楽音発生部
710 ネットワークインターフェース部
711 CDドライブ
712 ミキサ
713 D/A変換器
714 増幅器
715 スピーカー
716 バス

Claims (5)

  1. 可搬性の記録媒体にアクセスする記憶装置を搭載、或いは接続可能なコンテンツ再生装置において、
    前記記憶装置が前記記録媒体から読み出したコンテンツを再生する第1の再生手段と、
    前記記憶装置がアクセス可能な記録媒体に記録されたコンテンツに対応する他のコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段が取得した他のコンテンツを再生する第2の再生手段と、
    前記第1の再生手段におけるコンテンツの再生位置、及び前記第2の再生手段における該コンテンツに対応する他のコンテンツの再生位置をそれぞれ並行に進行させつつ、該第1、及び第2の再生手段に再生させる該コンテンツ、及び該他のコンテンツの再生状態の調節を自動的に行う再生状態制御手段と、
    を具備することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 前記記録媒体に記録されたコンテンツは曲であり、前記コンテンツ取得手段が取得する該コンテンツに対応する他のコンテンツは該曲のカラオケである、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ再生装置。
  3. ユーザーが信号を入力するための入力手段、を更に具備し、
    前記再生状態制御手段は、前記入力手段が入力する信号に基づいて、前記第1、及び第2の再生手段に再生させる前記コンテンツ、及び前記他のコンテンツの再生状態の調節を自動的に行う、
    ことを特徴とする請求項1、または2記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記入力手段は、前記信号としてユーザーの音声信号を入力する、
    ことを特徴とする請求項3記載のコンテンツ再生装置。
  5. 可搬性の記録媒体にアクセスする記憶装置を搭載、或いは接続可能なコンテンツ再生装置に実行させるプログラムであって、
    前記記憶装置が前記記録媒体から読み出したコンテンツを再生する第1の再生機能と、
    前記記憶装置がアクセス可能な記録媒体に記録されたコンテンツに対応する他のコンテンツを取得するコンテンツ取得機能と、
    前記コンテンツ取得機能により取得した他のコンテンツを再生する第2の再生機能と、
    前記第1の再生機能におけるコンテンツの再生位置、及び前記第2の再生機能における該コンテンツに対応する他のコンテンツの再生位置をそれぞれ並行に進行させつつ、該第1、及び第2の再生機能により再生させる該コンテンツ、及び該他のコンテンツの再生状態の調節を自動的に行う再生状態制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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JPWO2006041229A1 (ja) * 2004-10-15 2008-05-22 新世代株式会社 音楽コンテンツ配信システム

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