JP2004197875A - 鞘管工法における管接続用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規単管内にバイパス用のホースを挿通して新規単管を鞘管内に敷設する場合、簡単な工法で接続される管同士の芯出しが行え、しかも管内に十分な広さの安全空間を持つことの出来る施工を可能とすることを課題とする。
【解決手段】既設管路等を鞘管21として、新規単管10を搬入し順次接合して新規管路3を敷設していく鞘管工法において、新規単管10を鞘管21内に同軸状に維持する治具であって、鞘管21内面に当接される長尺ブロック体の一方側が鞘管21内面と新規管路3の端面10a外周との隙間に、新規管路3の端面側10aから新規管路3の管軸奥方へ向け介挿されるスペーサ用テーパ部23とされ、他方側が新規管路3の端面側10aから管軸に沿って反方向へ延出するガイド用テーパ部24とされてなるものであ。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鞘管工法における管接続用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
管路が老朽化するなどして新規管路に敷設替えする場合の工法として、既設管内に新規管を搬入し既設管内に新管を付設していく鞘管工法が知られている(非特許文献1)。
【0003】
ところで、この工法は、既設管路内で新規管の芯出しを行いつつ新規管を接続していくが、そのために例えば図6に示すような芯出し装置が使用される。
図6において、芯出し装置1は、本体部2が、新規に敷設されていく新規管路3の管軸方向に距離をおいた一対の枠状体4、4どうしが管軸方向のビーム5によって連結されることで、フレーム構造をなすように構成されている。
【0004】
本体部2における下部のビーム5には、それぞれ管軸方向の車輪6、6が設けられている。
本体部2における上部には枠状体4、4の上部に水平方向に支持竿部7が設けられている。そして支持竿部7は、その一端部8が本体部2から水平方向に延出している。すなわち、支持竿部7の一端部8は、心出し装置1の枠状体4を新規管路3の受口9の近傍に位置させたときに水平方向に延出して、この新規管路3に接近した新規単管10の内部に挿入されるように構成されている。
【0005】
支持竿部7の先端には、新規単管10の支持部11が設けられており、運搬台車12によって運ばれてきた新規単管10は、この支持部11に支持され、新規管路3の受口9へとガイドされ、接続される(特許文献1)。
【0006】
ところで、このような鞘管工法を不断水状態で施工する方法として、図7に示すように老朽管など既設管路13の上流部分に、更新すべき管路の長さのホース15を連結した栓(図示せず)を嵌合し、上流部分の水を栓で堰き止めると共にホース15で下流へとバイパスさせ、一方新規管路3内および新規単管10へはこのホース15を内部に挿通させて既設管路13内を移動させ、順次接合して新規管路3を形成する不断水工法が提案されている。
【0007】
【非特許文献1】
久保田鉄工株式会社、昭和60年度発行「ダクタイル管施工ハンドブック」第335頁
【0008】
【特許文献1】
特開2002-115777号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような工法を図6で示した芯出し装置1を用いて実施しようとすると、新規管路3内に挿通されるホース15が邪魔になって芯出し装置1の本体部2の設置が困難となり、また、本体部2にホース15の挿通される空間部(図示省略)などを設けて施工出来るようにしても、今度はホース15と本体部2で管内が遮断された状態になるので、破断漏水事故が発生したときなど本体部2より新規管路3の奥方で作業していた作業員の避難が困難かできなくなるという問題が考えられる。
【0010】
この発明は、上記問題点を解消し、新規単管内にバイパス用のホースを挿通して新規単管を老朽管内に敷設する場合、簡単な工法で接続される管同士の芯出しが行え、しかも管内に十分な広さの安全空間を持つことの出来る施工を可能とすることを課題としてなされたものである
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため請求項1の発明は、既設管路等を鞘管として、該鞘管内に新規単管を搬入し順次接合して新規管路を敷設していく鞘管工法において、前記新規単管を鞘管内に同軸状に維持する治具であって、前記鞘管内面に当接される長尺ブロック体の一方側が鞘管内面と新規管路の端面外周との隙間に、該新規管路の端面側から新規管路の管軸奥方へ向け介挿されるスペーサ用テーパ部とされ、他方側が該新規管路の端面側から管軸に沿って前記と反方向へ延出するガイド用テーパ部とされてなるものである。
【0012】
即ち、この管接続用治具によれば、老朽管内における管接続には、まず既に接続した管路部分にスペーサ用テーパ部を挿入し、そのように固定した管接続用治具のガイド用テーパ部にこれから接続する新規単管の管端部を載せて既設管路の管受口へとガイドしていく。
【0013】
これにより、管内に複雑な構造の芯出し装置を配置しなくても容易に同一軸に沿って新規管路を老朽管内に敷設していくことが出来るのである。
請求項2の発明は、請求項1の鞘管工法における管接続用治具におけるスペーサ用テーパ部の頂点部が、ガイド用テーパ部の頂点部より、接続される新規単管の管壁肉厚と同等分だけ高くされ、前記二つの頂点間に段差が設けられてなるものである。
【0014】
従って、この治具によれば、段差部分で新規単管の挿入高さが既設管の受口に案内されるので接続が容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態である鞘管工法における管接続用治具について説明する。
【0016】
図1はこの発明の実施の形態である鞘管工法における管接続用治具の正面図、図2は図1の左側面図、図3は図1の右側面図である。
図1において、管接続用治具20は、老朽管路などを鞘管21として、この鞘管21内に新規単管10を搬入し順次接合して行く場合、この鞘管21内面に当接される長尺ブロック体22の一方側が鞘管21内面と新規管路3の端面10a外周との隙間hに、管軸奥方へ向け介挿されるスペーサ用テーパ部23とされ、他方側が新規管路3の端面10a側から管軸に沿って前記と反方向へ延出するガイド用テーパ部24とされて構成されている。
【0017】
なお、上記スペーサ用テーパ部23とガイド用テーパ部24の頂部間には新規単管10の管端部の肉厚に相当する段部25を設けるのが好ましい。
また、長尺ブロック体22は、新規単管10の重量を支え得る強度とされていれば特に限定されないが、例えばFW管、合成樹脂管等の廃材を粉砕混合し、これらを原料として加熱プレスなどによって成形したものであっても良い。
【0018】
次に、鞘管工法における管接続用治具の使用方法を説明する。
まず、老朽管路などの鞘管21内にバイパス水路用のホース15を挿通配置し、新規単管10をマンホール(図示せず)から鞘管21内に搬入し、次いでホース15を一時断水し、このホース15を新規単管10内に挿通する。
【0019】
そして、新規単管10の軸方向両端部分にローラ26を取り付け、ホース15内の通水を再開し、新規単管10を更新管路へと移動させていく。
そして、既に設置された新規管路3の端面10aと鞘管21内面との間にスペーサ用テーパ部23を介挿し、新規管路3を鞘管21に対し同軸に調整すると同時に、ガイド用テーパ部24を鞘管の管軸方向に沿うように配置する。
【0020】
なお、この管接続用治具20は、図5に示すように管の下面2個所あるいは3個所にわたって介挿する(図示例は2個所)。
また、既に設置された新規管路3は、頂部から側部にかけては、スペーサブロク27…を介挿することによって、鞘管21内に同軸に固定されている。
【0021】
新たに搬入された新規単管10は、図4に示すように、既設の新規管路3の端部10aに近づきガイド用テーパ部24に達すれば、接続側の車輪26を外し新規単管10の端部10bをガイド用テーパ部24上に載せ、テーパ部24に沿ってせり上げつつ軸方向へ移動させる。
【0022】
既設管路3に対し接続すべき新規単管10が近づけばこの新規単管10は既設管路3に対し同軸となるように案内され、そのまま軸方向へ移動させることで接続される。
【0023】
そして、このようにして順次、管接続用治具20ならびにスペーサブロック27で新規管路3を鞘管21と同軸に固定すると共に、ガイド用テーパ部24を利用して新規単管10を接続し新規管路3を敷設した後は、鞘管21内面と新規管路3外面との間に必要に応じてグラウトなどを注入するのである。
【0024】
従って、鞘管21内に搬入される新規単管10は、内部に芯出し装置を組み込むことなく管接続用治具20によって同軸状態に整列され、また管内にバイパス用のホース15が挿通されていても芯出し装置により管内が遮断されることがないので、危急時の安全が確保される。
【0025】
また、管接続用治具20は、プラスチック廃材等を利用して成形できるので、廃物利用ならびに、そのまま使い捨てにすることもでき、経済的な使用が可能となる等の効果を有する。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、鞘管内に新規単管を搬入し接続していく場合、新規管路内に芯出し装置を組み込むことなく同軸状態に整列させることができ、管内にバイパス用のホースが挿通されていても芯出し装置により管内が遮断されるといったことがないので、危急時の安全が確保される。
【0027】
また、管接続用治具は、プラスチック廃材等を利用して成形できるので、廃物利用ならびに、そのまま使い捨てにすることもでき、経済的な使用が可能となる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】鞘管工法における管接続用治具の側面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】使用状態を示す側断面図である。
【図5】図4のA-A線断面図である。
【図6】従来工法を説明する断面図である。
【図7】従来工法において、バイパス用ホースを敷設した状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
3 新規管路
10 新規単管
20 管接続用治具
21 老朽管路などの鞘管
22 長尺ブロック体
23 スペーサ用テーパ部
24 ガイド用テーパ部

Claims (2)

  1. 既設管路等を鞘管として、該鞘管内に新規単管を搬入し順次接合して新規管路を敷設していく鞘管工法において、前記新規単管を鞘管内に同軸状に維持する治具であって、前記鞘管内面に当接される長尺ブロック体の一方側が鞘管内面と新規管路の端面外周との隙間に、該新規管路の端面側から新規管路の管軸奥方へ向け介挿されるスペーサ用テーパ部とされ、他方側が該新規管路の端面側から管軸に沿って前記と反方向へ延出するガイド用テーパ部とされてなる鞘管工法における管接続用治具。
  2. 請求項1の鞘管工法における管接続用治具におけるスペーサ用テーパ部の頂点部が、ガイド用テーパ部の頂点部より、接続される新規管路の管壁肉厚と同等分だけ高くされ、前記二つの頂点間に段差が設けられてなる鞘管工法における管接続用治具。
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