JP2004197836A - 遊星歯車減速装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊星歯車減速装置1は、モータ2の出力軸3に固定された第1の太陽歯車4に連繋する第1のキャリアユニット5と、この第1のキャリアユニット5に連繋する第2のキャリアユニット7と、これら第1のキャリアユニット5及び第2のキャリアユニット7をキャリアユニット収容スペース8内に収容するギヤハウジング10と、を備えている。そして、ギヤハウジング10の先端側の位置決め面26がモータ2側の突き当て面25に突き当たるまで、モータ2側から延びる筒状部材23がギヤハウジング10の外周に嵌合される。また、筒状部材23の先端に形成された舌片32が、ギヤハウジング10の外周に形成されたかしめ用切り欠き部(凹部)31に折り曲げられて固定される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、小形モータ等の駆動手段の回転を減速して被駆動手段に伝達する遊星歯車減速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、遊星歯車減速装置は、小形モータの出力軸に連繋され、その小形モータの回転を減速して、その減速した回転を被駆動手段としてのポンプ,パソコン,各種OA機器,精密機械等の駆動部分に伝達するようになっている。
【0003】
このような遊星歯車減速装置は、小型モータに組み付けられて、ギヤードモータとして極めて狭い空間内に装着されて使用されることが多い。したがって、この小型モータに組み付けられて使用されるような遊星歯車減速装置は、可能な限り小型で且つ軽量であることが好ましい。
【0004】
例えば、特許文献1に開示された小型モータ用遊星歯車減速装置は、3組のキャリアユニットを同軸上に一列に配置し、モータの回転を多段に減速して、その減速した回転数で被駆動手段を駆動するようになっており、遊星歯車に噛み合う内歯車がハウジングケースの内周に形成され、そのハウジングがモータ側にねじで固定されるようになっている。
【0005】
しかし、この特許文献1に開示されたように、ハウジングをねじでモータ側に固定する構成であると、モータ側及び遊星歯車減速装置側にねじ止めを可能にする部材の厚さや外径寸法が必要になる。その結果、ねじ止めという固定方法が、モータと遊星歯車減速装置のより一層の小型化を図る上での障害となっていた。
【0006】
そこで、例えば、特許文献2に開示された技術を応用し、ハウジングの一端をモータのアウターケースにかしめ固定することにより、ハウジング側とモータ側とのねじ止めを不要にし、モータ及び遊星歯車減速装置のより一層の小型化を図ることが考えられる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−173733号公報(段落番号0018及び図1参照)
【特許文献2】
実公平6−15518号公報(第2頁左欄(第3欄)及び第1図、第2図参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2に開示された技術を、特許文献1に開示された遊星歯車減速装置のハウジングとモータとの組み付けに適用しても、ハウジングとモータの軸線方向の位置決め手段がないため、かしめ位置が軸線方向に沿ってずれやすく、キャリアユニットを収容するためのスペースを正確な寸法で確保することが困難である。その結果、ハウジング内のキャリアユニットを収容するスペースが小さすぎる場合には、相対回動する部材間(例えば、隣接するキャリアユニット同士)での接触圧力が大きくなりすぎ、ハウジング内のキャリアユニットを収容するスペースが大きすぎる場合には、各キャリアユニットにがたつきを生じることになるため、円滑な動力伝達が困難になる虞がある。
【0009】
そこで、本発明は、内歯車が形成されたハウジングとモータとの取付構造を工夫することにより、小型・軽量で且つ円滑な動力伝達が可能になる遊星歯車減速装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、を備えた遊星歯車減速装置に関するものである。そして、前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当たるまで、前記駆動手段側から延びる筒状部材が前記ギヤハウジングの外周に嵌合される。また、前記筒状部材の先端に形成された舌片が、前記ギヤハウジングの外周に形成された凹部に折り曲げられて固定される。そして、前記ギヤハウジングの前記キャリアユニット収容スペースの外周側を前記筒状部材で覆うようになっている。
【0011】
請求項2の発明は、駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、を備えた遊星歯車減速装置に関するものである。そして、前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当たるまで、前記ギヤハウジングの先端側の係合筒部が前記駆動手段側の外周に嵌合される。また、前記ギヤハウジングの前記係合筒部の先端に形成された舌片が、前記駆動手段側の外周に形成された凹部に変形させられて固定される。
【0012】
請求項3の発明は、駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、を備えた遊星歯車減速装置に関するものである。そして、前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当たるまで、前記ギヤハウジングの先端側の係合筒部が前記駆動手段側の外周に嵌合されると共に、前記駆動手段側の外周端部に形成された回り止め用切り欠きに、前記ギヤハウジングの前記係合筒部の内周面側に形成された回り止め用突起が係合される。また、前記ギヤハウジングの前記係合筒部の先端が、前記駆動手段側の外周に形成された環状溝に変形させられて固定されるようになっている。
【0013】
請求項4の発明は、駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、を備えた遊星歯車減速装置に関するものである。そして、前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当たるまで、前記ギヤハウジングの先端側の係合筒部が前記駆動手段側の外周に嵌合されると共に、前記ギヤハウジングの前記位置決め面と前記駆動手段側の前記突き当て面のいずれか一方に形成された回り止め用突起が、前記ギヤハウジングの前記位置決め面と前記駆動手段側の前記突き当て面のいずれか他方に形成された回り止め用凹部に係合される。また、前記ギヤハウジングの前記係合筒部の先端が、前記駆動手段側の外周に形成された環状溝に変形させられて固定されるようになっている。
【0014】
請求項5の発明は、駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、を備えた遊星歯車減速装置に関するものである。そして、前記ギヤハウジングの外周には筒状部材が相対回動不能な状態で嵌合される。また、前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当てられた状態において、前記筒状部材の先端側が前記駆動手段側の外周に嵌合されると共に、前記筒状部材の先端に形成された舌片が前記駆動手段側の外周に形成された凹部に折り曲げられて固定されるようになっている。
【0015】
請求項6の発明は、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明に関する遊星歯車減速装置に関するものである。そして、前記キャリアの側面には、前記遊星歯車を回動可能に支持する軸が形成されている。また、この軸が、前記遊星歯車の軸穴に係合する先端側の第1軸部と、前記遊星歯車の一方の側面に摺接する端面を備えた根本側の第2軸部とからなっている。このうち、前記第2軸部が、前記第1軸部よりも太く、且つ、前記太陽歯車に干渉しない太さに形成されている。そして、前記第2軸部よりも内周側には、前記太陽歯車の軸線方向への移動を許容するスペースが形成されている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0017】
[第1の実施の形態]
図1〜図3は、本実施の形態に係る遊星歯車減速装置1を示すものである。
【0018】
(遊星歯車減速装置の概略構成)
これらの図に示すように、本実施の形態の遊星歯車減速装置1は、大別すると、モータ(駆動手段)2の出力軸3に第1の太陽歯車4を介して接続される第1のキャリアユニット5と、この第1のキャリアユニット5と被駆動手段(図示せず)とを駆動軸6を介して連繋する第2のキャリアユニット7と、これら第1のキャリアユニット5及び第2のキャリアユニット7をキャリアユニット収容スペース8内に収容するギヤハウジング10と、を備えている。以下、本実施の形態に係る遊星歯車減速装置1の詳細を順次説明する。
【0019】
(第1のキャリアユニット)
第1のキャリアユニット5は、モータ2の出力軸3に固定された第1の太陽歯車4及びギヤハウジング10の内歯車11に噛み合う複数の遊星歯車12と、この複数の遊星歯車12を回動可能に支持する第1のキャリア13と、を備えている。このうち、第1のキャリア13は、モータ2側の側面(一方の側面)に遊星歯車12を回動可能に支持する軸15が形成されている。この軸15は、遊星歯車12の軸穴16に嵌合する第1軸部15aと、この第1軸部15aよりも太い軸径の第2軸部15bとからなっている。そして、第2軸部15bの端面が遊星歯車12の側面に摺接するようになっている。また、第2軸部15bの外周面は、第1の太陽歯車4が軸方向に沿って移動しても、第1の太陽歯車4に干渉しない寸法に形成され、第1の太陽歯車4の移動を許容するようになっている。また、第1のキャリア13は、モータ2側と反対側の側面(他方の側面)の中心に第2の太陽歯車17が形成されている。尚、この第1のキャリアユニット5を構成する複数の遊星歯車12と第1のキャリア13は、プラスチックで形成されており、特に遊星歯車12が摩擦抵抗が小さいプラスチックで形成されている。
【0020】
(第2のキャリアユニット)
第2のキャリアユニット7は、第1のキャリア13に形成された第2の太陽歯車17及びギヤハウジング10の内歯車11に噛み合う複数の遊星歯車12と、この複数の遊星歯車12を回動可能に支持する第2のキャリア18と、を備えている。このうち、第2のキャリア18は、第1のキャリア13側の側面(一方の側面)に遊星歯車12を回動可能に支持する軸20が形成されている。この軸20は、遊星歯車12の軸穴16に嵌合するようになっており、第1のキャリア13の第1軸部15aに対応する部分である。そして、この第2のキャリアユニット7において、遊星歯車12の一方の側面(図1の左側の側面)が第2のキャリア18の一方の側面に摺接し、遊星歯車12の他方の側面(図1の右側の側面)が第1のキャリア13の他方の側面に摺接するようになっている。
【0021】
また、第2のキャリア18の他方の側面(第1のキャリア13と反対側の側面)の中心部には、第1のキャリア13の第2の太陽歯車17の外径寸法とほぼ同径のボス21が形成されている。そして、この第2のキャリア18の回転中心と同心の駆動軸6が、ボス21の中心部に形成されている。この第2のキャリア18の他方の側面側から突出する駆動軸6は、ギヤハウジング10の中心を貫通して延びており、ギヤハウジング10から外部に突出する先端部分の外周が部分的に切り欠かれており、このギヤハウジングから外部に突出する先端部分が被駆動手段(図示せず)に一体回動可能な状態で係合される。ここで、第2の太陽歯車17,第2のキャリアユニット7及び駆動軸6が、第1のキャリア13と図外の被駆動手段とを連繋する連繋手段として機能する。
【0022】
尚、この第2のキャリアユニット7を構成する第2のキャリア18,複数の遊星歯車12及び駆動軸6は、共にプラスチックで形成されている。このうち、複数の遊星歯車12は、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12と同一のものであり、摩擦抵抗が小さいプラスチックで形成されている。これにより、部品の共通化が図られ、製品コストの低廉化を図ることが可能になる。
【0023】
(ギヤハウジング)
ギヤハウジング10は、第1のキャリア13や第2のキャリア18のようなプラスチックで形成されている。そして、このギヤハウジング10において、軸直角断面形状が円形の大径部22は、モータ2の外周から軸線方向に沿って(図1の右側方向に向かって)延びる筒状部材23の内周側に嵌合されるようになっており、その内周側に第1のキャリアユニット5及び第2のキャリアユニット7を収容するキャリアユニット収容スペース8が形成されている。このキャリアユニット収容スペース8の内周壁には、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12及び第2のキャリアユニット7の遊星歯車12に噛み合う内歯車11が形成されている。そして、ギヤハウジング10の大径部22のモータ2側の先端には、モータ2側(フロントハウジング24)の突き当て面25に突き当てられる位置決め面26がキャリアユニット収容スペース8の開口端に沿って形成されている。
【0024】
また、ギヤハウジング10の大径部22の側面(モータ2側とは反対側の側面)には、大径部22よりも小径の軸支持部27が軸線(L)方向に沿って形成されている。そして、この軸支持部27の外周側には、ギヤハウジング10を他の取付部材に取り付けるためのねじ28が形成されている。
【0025】
また、ギヤハウジング10は、その中心部にキャリアユニット収容スペース8と外部とを連通する軸穴30が形成されており、この軸穴30に駆動軸6を回動可能に嵌合するようになっている。
【0026】
また、ギヤハウジング10の大径部22のモータ2側と反対側に位置するコーナー部には、周方向対称位置にかしめ用切り欠き部31が一対形成されている。このギヤハウジング10のかしめ用切り欠き部31は、ほぼ45°の傾斜面31aと、この傾斜面31aの両側に立ち上がる側壁面31b,31bとからなっており、モータ2側から延びる筒状部材23の先端の略矩形形状の舌片32が折り曲げられて係合するようになっている。尚、筒状部材23は、金属で円筒状に形成されており、その先端に形成された舌片32がかしめ用切り欠き部31にかしめ固定されるようになっている。
【0027】
また、ギヤハウジング10のボス収容穴33の側面と第2のキャリア18のボス21との間にスラストワッシャ34が介装されている。そして、第2のキャリア18に作用するスラスト力をスラストワッシャ34で受けると共に、第2のキャリア18の他方の側面とギヤハウジング10のキャリアユニット収容スペース8の側壁8aとの間に僅かな隙間が生じるように、スラストワッシャ34で第2のキャリア18のボス31をモータ2側に弾性付勢するようになっている。そして、遊星歯車減速装置1は、動力伝達時に、第1のキャリア13と第2のキャリア18とが相対回動すると、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12がモータ2のフロントハウジング24と第1のキャリア13の第2軸部15bの端面とに摺接し、第2のキャリアユニット7の遊星歯車12が第1のキャリア13の他方の側面と第2のキャリア18の一方の側面に摺接する。ここで、遊星歯車12は、前述のように摩擦抵抗の小さなプラスチックで形成されている。そのため、本実施の形態の遊星歯車減速装置1は、第1のキャリアユニット5とモータ2のフロントハウジング34との間や、第1のキャリアユニット5と第2のキャリアユニット7との間に、摩擦抵抗を低減するようなシート等の別部材を介装しなくても、摩擦抵抗に伴うエネルギーロスを少なくして、円滑に動力伝達することが可能になる。
【0028】
(遊星歯車減速装置とモータとの組み付け状態)
遊星歯車減速装置1のギヤハウジング10の大径部22を、舌片32を折り曲げる前の状態の筒状部材23に嵌合し(図3(a)参照)、遊星歯車減速装置1の全体を筒状部材23の内方(B方向)へ押し込む(図3(a)〜(b)参照)。ここで、筒状部材23の内径寸法とギヤハウジング10の大径部22の外径寸法が高精度で加工されており、モータ2の出力軸3の回転中心と遊星歯車減速装置1の第1及び第2のキャリア13,18の回転中心との芯合わせが高精度で行われるようになっている。
【0029】
次いで、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12と第1の太陽歯車4を噛み合わせ、この遊星歯車12と第1の太陽歯車4が噛み合った状態で、さらに遊星歯車減速装置1を筒状部材23の内方(B方向)へ押し込み(図3(b)参照)、ギヤハウジング10の大径部22の位置決め面26をモータ2側の突き当て面25に突き当てる(図3(c)参照)。これにより、モータ2側と遊星歯車減速装置1側との軸線(L)に沿った方向の位置決めが行われることになる。
【0030】
次いで、筒状部材23の舌片32の位置と大径部22のかしめ用切り欠き部31の位置を合わせ、筒状部材23の舌片32を径方向内(図3(c)の矢印C方向)側に折り曲げ、かしめ用切り欠き部31の傾斜面31aを舌片32で押圧するようにかしめ固定する。これにより、筒状部材23とギヤハウジング10との回動方向へのずれ動きが舌片32と側壁面31bとの係合により確実に阻止され、筒状部材23とギヤハウジング10との軸線(L)方向へのずれ動きが舌片32と傾斜面31aの係合により確実に阻止される(図3(c)参照)。
【0031】
ここで、図1及び図3(c)に示すように、かしめ用切り欠き部31は、内歯車11の直上(外周)に位置しておらず、内歯車に対して軸線方向にずれた位置にあるため、舌片32をかしめ用切り欠き部31にかしめ固定する際に作用するかしめ力が直接的に内歯車11や第1及び第2キャリアユニット13,18に作用することがなく、舌片32をかしめ用切り欠き部31にかしめ固定する力によって各歯車11,12,4の噛み合いに悪影響を与える歪みを生じさせるようなことがない。しかも、折り曲げられた舌片32が傾斜面31aを押すようになっているため、モータ2側と遊星歯車減速装置1側との軸線(L)方向へのずれ動き、及びモータ2側と遊星歯車減速装置1側との半径方向へのずれ動きを効果的に防止でき、モータ2側と遊星歯車減速装置1側とが確実に固定される。
【0032】
尚、本実施の形態は、図1及び図3(c)に示すように、筒状部材23がギヤハウジング10の外周を覆うように構成されているため、ギヤハウジング10の内部の第1のキャリアユニット5及び第2のキャリアユニット7に外力の作用に起因する歪みが生じるを防止でき、円滑な動力伝達が可能になる。
【0033】
(遊星歯車減速装置の作動状態)
本実施の形態の遊星歯車減速装置1は、第1の太陽歯車4と第2の太陽歯車17の歯数が共にZ1で、遊星歯車12が全て同一歯数(Z2)の歯車で、内歯車11の歯数がZ3であり、モータ2の出力軸3の回転数がNであるとすると、駆動軸6の回転数Rが以下のようになり、
【数1】
駆動軸6が所望の減速された回転数で回転する。
【0034】
(本実施の形態の効果)
以上のように、本実施の形態によれば、モータ2側から延びる筒状部材22にギヤハウジング10の大径部22を嵌合することにより、モータ2側の出力軸3の回転中心とギヤハウジング10側の駆動軸6の回転中心との芯合わせが行われ、また、ギヤハウジング10の先端の位置決め面26をモータ2側の突き当て面25に突き当てることにより、モータ2側に対するギヤハウジング10側の軸線(L)方向位置の位置決めが行われ、モータ2側に遊星歯車減速装置1を高精度に組み付けることができる。その結果、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12及び第2のキャリアユニット7の遊星歯車12に作用する摺動抵抗が必要以上に大きくなるようなことがなく、円滑な動力伝達が可能になる。
【0035】
また、本実施の形態は、モータ2側から延びる筒状部材23の舌片32をギヤハウジング10側のかしめ用切り欠き部31にかしめ固定され、これによりモータ2側と遊星歯車減速装置1側とが一体化されるため、ねじで固定されるような場合に比較して、全体を小型化することが可能になる。
【0036】
また、本実施の形態の第1のキャリアユニット5において、遊星歯車12を支持する軸15は、第1の太陽歯車4の軸線(L)方向へのずれ動きを許容する長さに形成されるが、遊星歯車12の軸穴16に嵌合しない根本側の第2軸部15bが第1の太陽歯車4に干渉しない程度に太く形成されているため、例えば、特許文献1に開示されたような同一太さの軸に比較して、曲げ強度やねじり強度等の機械的強度が大きくなっている。したがって、本実施の形態によれば、遊星歯車12の軸15の破損に伴う動力伝達の不具合が生じ難く、遊星歯車減速装置1のより一層の小型化が可能になる。
【0037】
尚、本実施の形態において、筒状部材23を金属で形成し、その舌片32をギヤハウジング10のかしめ用切り欠き部31にかしめ固定する態様を例示したが、これに限られず、筒状部材23をプラスチックで形成し、プラスチックの舌片32を熱等で変形させて、プラスチックの舌片32をギヤハウジング10のかしめ用切り欠き部31に固定するようにしてもよい。
【0038】
また、本実施の形態において、ギヤハウジング10の2箇所に形成したかしめ用切り欠き部31に、筒状部材23の舌片32をそれぞれかしめ固定する態様を例示したが、これに限られず、ギヤハウジング10に1箇所又は3箇所以上のかしめ用切り欠き部31を形成し、これに対応する舌片32を筒状部材23に形成し、ギヤハウジング10と筒状部材23とを周方向の1箇所又は3箇所以上の位置でかしめ固定するようにしてもよい。
【0039】
また、本実施の形態において、ギヤハウジング10に形成するかしめ用切り欠き部31の傾斜面31aの傾斜角度をほぼ45°にする構成を例示したが、これに限られず、傾斜面31aの傾斜角度は適宜最適な角度に変更することができる。例えば、舌片32の折り曲げ量をより大きくできるような傾斜面31aの傾斜角度にし、ギヤハウジング10の位置決め面26をフロントハウジング24の突き当て面25により強く押し付けるようにしてもよい。
【0040】
[第2の実施の形態]
図4〜図7は、本発明の第2の実施の形態を示すものであり、遊星歯車減速装置1をモータ2側に固定する構造の他の実施形態を示すものである。
【0041】
これらの図に示すように、ギヤハウジング10のキャリアユニット収容スペース8の開口端には、モータ2のフロントハウジング24の突き当て面25に突き当てられる位置決め面26が形成されると共に、この位置決め面26の外周側から円筒状に突き出る係合筒部40が形成され、係合筒部40の周方向対称位置に一対の舌片41が突出形成されている。
【0042】
一方、モータ2のフロントハウジング24の先端側外周端には、ギヤハウジング10の係合筒部40に嵌合される環状の小径部42が形成されると共に、ギヤハウジング10の係合筒部40に突設された一対の舌片41に係合する凹部43が小径部42の表面よりも凹むように一対形成されている。
【0043】
本実施の形態の遊星歯車減速装置1は、ギヤハウジング10の係合筒部40をモータ2の小径部42に嵌合し、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12をモータ2側の第1の太陽歯車4に噛み合わせた状態で、位置決め面26がモータ2側の突き当て面25に突き当たるまでギヤハウジング10をモータ2側へ押し込んだ後、舌片41を径方向内方へ変形させることにより、舌片41を凹部43内に確実に係合させる。この変形した舌片41と凹部43との係合により、ギヤハウジング10がモータ2に対して相対回動不能に、且つギヤハウジング10がモータ2の軸線(L)方向に移動不能に固定される。
【0044】
このような構成の本実施の形態は、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態の遊星歯車減速装置1は、ギヤハウジング10の係合筒部40をモータ2の小径部42に係合するようになっているため、第1の実施の形態のような筒状部材23が必要なくなり、大径部22の外径寸法を大きくすることができ、キャリアユニット収容スペース8の内径寸法を大きくすることができる。その結果、第1のキャリアユニット5及び第2のキャリアユニット7の設計が容易になる。
【0045】
尚、本実施の形態は、一対の舌片41を一対の凹部43に変形させた状態で係合する態様を例示したが、これに限られず、舌片41と凹部43の係合箇所を1箇所又は3箇所以上設けるようにしてもよい。
【0046】
[第3の実施の形態]
図8〜図11は、本発明の第3の実施の形態を示すものであり、遊星歯車減速装置1をモータ2側に固定する構造の他の実施形態を示すものである。
【0047】
これらの図に示すように、ギヤハウジング10のキャリアユニット収容スペース8の開口端には、モータ2のフロントハウジング24の突き当て面25に突き当てられる位置決め面26が形成されると共に、この位置決め面26の外周側から円筒状に突き出る係合筒部45が形成され、係合筒部45の内周側の周方向対称位置に回り止め用突起46が一対形成されている。
【0048】
一方、モータ2のフロントハウジング24の先端外周には、ギヤハウジング10の係合筒部45に嵌合される小径部47が形成されると共に、この小径部47に隣接して環状溝48が形成されている。そして、小径部47は、周方向対称位置を平行に切り欠いたような、一対の回り止め用切り欠き50が形成されている。また、環状溝48は、小径部47よりも径方向内方に凹んでおり、その溝深さが回り止め用切り欠き50よりも径方向外方へ出っ張らないような寸法に形成されている。
【0049】
本実施の形態の遊星歯車減速装置は、ギヤハウジング10の回り止め用突起46がモータ2側の小径部47の回り止め用切り欠き50に係合するように、ギヤハウジング10の係合筒部45をモータ2側の小径部47に嵌合し、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12をモータ2側の第1の太陽歯車4に噛み合わせた状態で、ギヤハウジング10の位置決め面26がモータ2側の突き当て面25に突き当たるまで、ギヤハウジング10をモータ2側へ押し込む。その後、係合筒部45の先端を環状に径方向内方へ変形させることにより、係合筒部45の先端の変形部分51と環状溝48とを確実に係合させる。この変形した係合筒部45と環状溝48との係合により、ギヤハウジング10がモータ2の軸線(L)方向に移動不能に固定される。また、ギヤハウジング10の回り止め用突起46とモータ2の小径部47の回り止め用切り欠き50の係合により、ギヤハウジング10とモータ2とが相対回動不能に固定される。
【0050】
このような構成の本実施の形態は、前述の第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】
尚、本実施の形態は、一対の回り止め用突起46と一対の回り止め用切り欠き50の係合により、ギヤハウジング10とモータ2のフロントハウジング24との相対回動を阻止するようになっているが、これに限られず、回り止め用突起46と回り止め用切り欠き50との係合箇所を1箇所又は3箇所以上設けるようにしてもよい。
【0052】
[第4の実施の形態]
図12〜図15は、本発明の第4の実施の形態を示すものであり、遊星歯車減速装置1をモータ2側に固定する構造の他の実施形態を示すものである。
【0053】
これらの図に示すように、ギヤハウジング10のキャリアユニット収容スペース8の開口端には、モータ2のフロントハウジング24の突き当て面25に突き当てられる位置決め面26が形成されると共に、この位置決め面26の外周側から円筒状に突き出る係合筒部53が形成され、位置決め面26の周方向対称位置に回り止め用突起54が一対形成されている。
【0054】
一方、モータ2のフロントハウジング24の先端外周には、ギヤハウジング10の係合筒部53に嵌合される小径部55が形成されると共に、この小径部55に隣接して環状溝56が形成されている。そして、モータ2のフロントハウジング24の突き当て面25には、ギヤハウジング10の回り止め用突起54に係合する穴(回り止め凹部)57が回り止め用突起54に対応するように一対形成されている。また、環状溝56は、小径部55よりも径方向内方に凹むように形成されている。尚、突き当て面25に形成される一対の穴57,57は、回り止め用突起54の長さよりも深く形成されている。
【0055】
本実施の形態の遊星歯車減速装置1は、ギヤハウジング10の係合筒部53をモータ2の小径部55に嵌合し、位置決め面26の回り止め用突起54が突き当て面25の穴57に係合するように、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12をモータ2側の第1の太陽歯車4に噛み合わせた状態で、ギヤハウジング10の位置決め面26がモータ2側の突き当て面25に突き当たるまで、ギヤハウジング10をモータ2側へ押し込む。その後、係合筒部53の先端を径方向内方へ環状に変形させることにより、係合筒部53の先端の変形部分58と環状溝56とを確実に係合させる。この係合筒部53の変形部分58と環状溝56との係合により、ギヤハウジング10がモータ2の軸線(L)方向に移動不能に固定される。また、ギヤハウジング10の回り止め用突起54とモータ2の突き当て面25の穴57との係合により、ギヤハウジング10とモータ2とが相対回動不能に固定される。
【0056】
このような構成の本実施の形態は、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0057】
尚、回り止め用突起54を突き当て面25に形成し、この回り止め用突起54に係合する穴57を位置決め面26に形成するようにしてもよい。
【0058】
また、本実施の形態は、回り止め用突起54と穴57の係合箇所を2箇所設ける態様を例示したが、これに限られず、回り止め用突起54と穴57の係合箇所を1箇所又は3箇所以上設けるようにしてもよい。
【0059】
[第5の実施の形態]
図16〜図21は、本発明の第5の実施の形態を示すものであり、遊星歯車減速装置1をモータ2側に固定する構造の他の実施形態を示すものである。
【0060】
これらの図に示すように、ギヤハウジング10のキャリアユニット収容スペース8の開口端には、モータ2のフロントハウジング24の突き当て面25に突き当てられる位置決め面26が形成されている。また、このギヤハウジング10の大径部22のモータ2側と反対側の側面60には、金属製筒状部材61のフック62を係合する回り止め用溝63が周方向の対称位置に一対形成されている。
【0061】
一方、モータ2のフロントハウジング24の先端側外周には、金属製筒状部材61の先端が嵌合される小径部64が形成されると共に、この小径部64に回り止め用凹部65が金属製筒状部材61の先端から突出する一対の舌片66,66に対応するように形成されている。
【0062】
金属製筒状部材61は、ギヤハウジング10の大径部22とモータ2の小径部64に跨って嵌合される筒状部67と、この筒状部67の一端側の周方向対称位置に一対形成されたフック62,62と、筒状部67の他端側(先端側)の周方向対称位置に一対形成された舌片66,66と、を備えている。
【0063】
本実施の形態の遊星歯車減速装置1は、先ず、金属製筒状部材61をギヤハウジング10の大径部22にフック62が回り止め用溝63に係合するように嵌合し、金属製筒状部材61をギヤハウジング10に相対回動不能な状態で一体化する。次いで、金属製筒状部材61の先端側をモータ2の小径部64に嵌合し、第1のキャリアユニット5の遊星歯車12をモータ2側の第1の太陽歯車4に噛み合わせた状態で、位置決め面26がモータ2側の突き当て面25に突き当たるまでギヤハウジング10及び金属製筒状部材61をモータ2側へ押し込む。その後、金属製筒状部材61の舌片66,66を回り止め用凹部65,65の傾斜面65a,65aに密着するように径方向内方へ変形させることにより、舌片66,66を回り止め用凹部65,65内に確実にかしめ固定する。この金属製筒状部材61の舌片66,66を回り止め用凹部65,65にかしめ固定することにより、金属製筒状部材61及びギヤハウジング10がモータ2に対して相対回動不能に、且つ金属製筒状部材61及びギヤハウジング10がモータ2の軸線(L)方向に移動不能に固定される。
【0064】
このような構成の本実施の形態は、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0065】
尚、金属製筒状部材61を樹脂製筒状部材とし、樹脂製筒状部材の舌片66,66を変形させて回り止め用凹部65,65と係合させ、樹脂製筒状部材によってモータ2と遊星歯車減速装置1とを一体化するようにしてもよい。
【0066】
また、本実施の形態において、フック62と回り止め用溝63の係合箇所を2箇所設け、回り止め用凹部65と舌片66との係合箇所を2箇所設ける態様を例示したが、これに限られず、フック62と回り止め用溝63の係合箇所、及び回り止め用凹部65と舌片66との係合箇所を1箇所又は3箇所以上設けるようにしてもよい。
【0067】
[その他の実施の形態]
上述の各実施の形態は、ギヤハウジング10のキャリアユニット収容スペース8内に第1のキャリアユニット5と第2のキャリアユニット7とを収容する構成を例示しているが、これに限られず、図22に示すように、キャリアユニット70を一組だけ収容し、その一組のキャリアユニット70のキャリア71の駆動軸72を被駆動手段(図示せず)に接続するようにしてもよい。また、3組以上のキャリアユニットをギヤハウジング10のキャリアユニット収容スペース8内に収容し、モータ2の出力軸3の回転を3段階以上に減速して出力するようにしてもよい。尚、図22の態様において、駆動軸72がキャリア71と被駆動手段を連繋する連繋手段として機能する。
【0068】
また、上述の各実施の形態は、ギヤハウジング10,第1のキャリア13,第2のキャリア18及び遊星歯車12をプラスチックで形成する態様を例示したが、本発明はこれに限られず、ギヤハウジング10,第1のキャリア13,第2のキャリア18及び遊星歯車12を焼結合金等の金属で形成するようにしてもよい。但し、軽量化,低価格下及び作動音の静粛化を重視する場合には、上述の各実施の形態のように、ギヤハウジング10等をプラスチックで形成するのが好ましい。
【0069】
また、上述の各実施の形態の遊星歯車減速装置1は、遊星歯車12を第1のキャリアユニット5と第2のキャリアユニット7で同一のものを使用するようになっているが、第1のキャリアユニット5と第2のキャリアユニット7で異なる歯数の遊星歯車12を使用し、それに対応して、第1の太陽歯車4と第2の太陽歯車17の歯数を異なる歯数とし、また各遊星歯車12に噛み合う内歯車11の歯数を異なる歯数にしてもよい。
【0070】
また、本発明の遊星歯車減速装置1は、例えば、外径寸法が20mm程度の小型のモータ2に組み付けられる場合に好適であるが、外径寸法が20mm以上のモータ2に組み付けられる場合にも適用できる。
【0071】
【発明の効果】
本発明は、ギヤハウジングの先端の位置決め面を駆動手段側の突き当て面に突き当てて固定することにより、モータ側に対するギヤハウジング側の軸方向位置の位置決めが行われ、モータ側に遊星歯車減速装置を高精度に組み付けることができる。その結果、第1のキャリアユニットの遊星歯車及び第2のキャリアユニットの遊星歯車に作用する摺動抵抗が必要以上に大きくなるようなことがなく、円滑な動力伝達が可能になる。
【0072】
また、本発明は、遊星歯車減速装置とモータ側とをねじで一体化するようになっておらず、かしめ固定等の部材の塑性変形を利用して遊星歯車減速装置とモータ側とを一体化するようになっているため、遊星歯車減速装置とモータ側とをねじで一体化する場合に比較して、全体をより一層小型化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータとの組み付け状態を示す縦断面図(図2のA−A線に沿って切断して示す断面図)である。
【図2】図1のH方向から見た遊星歯車減速装置の側面図である。
【図3】遊星歯車減速装置とモータとの組み付け状態を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータとの組み付け状態を示す部分断面図である。
【図5】図4のD方向から見た図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る遊星歯車減速装置をモータ側に固定するための構造を説明する図であり、説明上不要な部分を省略して示す遊星歯車減速装置の図である。図6(a)が遊星歯車減速装置の正面図であり、図6(b)が図6(a)の右側から見た遊星歯車減速装置の側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る遊星歯車減速装置をモータ側に固定するための構造を説明する図であり、説明上不要な部分を省略して示すモータの図である。図7(a)がモータの左側面図であり、図7(b)がモータの正面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータの組み付け状態を示す部分断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータの組み付け状態を示す外観図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る遊星歯車減速装置をモータ側に固定するための構造を説明する図であり、説明上不要な部分を省略して示す遊星歯車減速装置の図である。図10(a)が遊星歯車減速装置の正面図であり、図10(b)が図10(a)の右側から見た遊星歯車減速装置の側面図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る遊星歯車減速装置をモータ側に固定するための構造を説明する図であり、説明上不要な部分を省略して示すモータの図である。図11(a)がモータの左側面図であり、図11(b)がモータの正面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータの組み付け状態を示す部分断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータの組み付け状態を示す外観図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る遊星歯車減速装置をモータ側に固定するための構造を説明する図であり、説明上不要な部分を省略して示す遊星歯車減速装置の図である。図14(a)が遊星歯車減速装置の正面図であり、図14(b)が図14(a)の右側から見た遊星歯車減速装置の側面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る遊星歯車減速装置をモータ側に固定するための構造を説明する図であり、説明上不要な部分を省略して示すモータの図である。図15(a)がモータの左側面図であり、図15(b)がモータの正面図である。
【図16】本発明の第5の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータの組み付け状態を示す部分断面図である。
【図17】図16のE方向から見た側面図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータの組み付け状態を示す外観図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態に係る遊星歯車減速装置をモータ側に固定するための構造を説明する図であり、説明上不要な部分を省略して示す遊星歯車減速装置の図である。図19(a)が遊星歯車減速装置の正面図であり、図19(b)が図19(a)の左側から見た遊星歯車減速装置の側面図である。
【図20】本発明の第5の実施の形態に係る遊星歯車減速装置をモータ側に固定するための構造を説明する図であり、説明上不要な部分を省略して示すモータの図である。図20(a)がモータの左側面図であり、図20(b)がモータの正面図である。
【図21】本発明の第5の実施の形態に係る筒状部材を説明する図である。図21(a)が筒状部材の正面図であり、図21(b)が図21(a)の右側から見た図であり、図21(c)が筒状部材の外観斜視図である。
【図22】本発明のその他の実施の形態に係る遊星歯車減速装置とモータの組み付け状態を説明する部分断面図である。
【符号の説明】
1……遊星歯車減速装置、2……モータ(駆動手段)、3……出力軸、4……第1の太陽歯車、8……キャリアユニット収容スペース、10……ギヤハウジング、11……内歯車、12……遊星歯車、13……第1のキャリア、15……軸、15a……第1軸部、15b……第2軸部、23,61……筒状部材、25……突き当て面、26……位置決め面、23……軸受け面、31……かしめ用切り欠き部(凹部)、32,41,66……舌片、40,45,53……係合筒部、43……凹部、46,54……回り止め用突起、48,56……環状溝、50……回り止め用切り欠き、57……穴(回り止め用凹部)、65……凹部(回り止め用凹部)、71……キャリア、72……駆動軸(連繋手段)
Claims (6)
- 駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、
この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、
この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、
前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、
前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、
を備えた遊星歯車減速装置であって、
前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当たるまで、前記駆動手段側から延びる筒状部材が前記ギヤハウジングの外周に嵌合され、
前記筒状部材の先端に形成された舌片が、前記ギヤハウジングの外周に形成された凹部に折り曲げられて固定され、
前記ギヤハウジングの前記キャリアユニット収容スペースの外周側を前記筒状部材で覆うようにしたことを特徴とする遊星歯車減速装置。 - 駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、
この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、
この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、
前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、
前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、
を備えた遊星歯車減速装置であって、
前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当たるまで、前記ギヤハウジングの先端側の係合筒部が前記駆動手段側の外周に嵌合され、
前記ギヤハウジングの前記係合筒部の先端に形成された舌片が、前記駆動手段側の外周に形成された凹部に変形させられて固定されることを特徴とする遊星歯車減速装置。 - 駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、
この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、
この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、
前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、
前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、
を備えた遊星歯車減速装置であって、
前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当たるまで、前記ギヤハウジングの先端側の係合筒部が前記駆動手段側の外周に嵌合されると共に、
前記駆動手段側の外周端部に形成された回り止め用切り欠きに、前記ギヤハウジングの前記係合筒部の内周面側に形成された回り止め用突起が係合され、
前記ギヤハウジングの前記係合筒部の先端が、前記駆動手段側の外周に形成された環状溝に変形させられて固定されることを特徴とする遊星歯車減速装置。 - 駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、
この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、
この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、
前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、
前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、
を備えた遊星歯車減速装置であって、
前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当たるまで、前記ギヤハウジングの先端側の係合筒部が前記駆動手段側の外周に嵌合されると共に、
前記ギヤハウジングの前記位置決め面と前記駆動手段側の前記突き当て面のいずれか一方に形成された回り止め用突起が、前記ギヤハウジングの前記位置決め面と前記駆動手段側の前記突き当て面のいずれか他方に形成された回り止め用凹部に係合され、
前記ギヤハウジングの前記係合筒部の先端が、前記駆動手段側の外周に形成された環状溝に変形させられて固定されたことを特徴とする遊星歯車減速装置。 - 駆動手段の出力軸に固定された太陽歯車と、
この太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、
この遊星歯車を回転可能に支持するキャリアと、
前記遊星歯車に噛み合う内歯車が形成され、前記遊星歯車及び前記キャリアをキャリアユニット収容スペース内に収容するギヤハウジングと、
前記キャリアと被駆動手段とを連繋する連繋手段と、
を備えた遊星歯車減速装置であって、
前記ギヤハウジングの外周には筒状部材が相対回動不能な状態で嵌合され、
前記ギヤハウジングの先端側の位置決め面が前記駆動手段側の突き当て面に突き当てられた状態において、前記筒状部材の先端側が前記駆動手段側の外周に嵌合されると共に、前記筒状部材の先端に形成された舌片が前記駆動手段側の外周に形成された凹部に折り曲げられて固定されることを特徴とする遊星歯車減速装置。 - 前記キャリアの側面には、前記遊星歯車を回動可能に支持する軸が形成され、
この軸が、前記遊星歯車の軸穴に係合する先端側の第1軸部と、前記遊星歯車の一方の側面に摺接する端面を備えた根本側の第2軸部とからなり、
前記第2軸部が、前記第1軸部よりも太く、且つ、前記太陽歯車に干渉しない太さに形成され、
前記第2軸部よりも内周側には、前記太陽歯車の軸線方向への移動を許容するスペースが形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊星歯車減速装置。
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