JP2004197339A - タイル施工面及びタイルの施工方法 - Google Patents

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Seiji Shinkai
誠司 新開
Yukito Muraguchi
幸人 村口
Yoshihiko Muraoka
佳彦 村岡
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Abstract

【課題】被施工面にタイルを効率良く施工することができるとともに、タイルが被施工面に確実に保持され、かつ優れた美感を呈するタイル施工面及びタイルの施工方法を提供する。
【解決手段】タイル2には一対の側面に表面2aと直交しない被係止面2bが形成され、目地部材3には被係止面2bと弾性力によって当接する係止面5aが形成されている。被施工面1に固定された2本の目地部材3の間に、複数のタイル2を横方向から挿入して、順次スライドさせることにより、被施工面1にタイルを固定する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタイル施工面及びタイルの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特許文献1及び特許文献2にタイル施工面及びタイルの施工方法が開示されている。これらのタイル施工面及びタイルの施工方法は、長尺部を有し、壁や床等の被施工面に固定される目地部材と、互いに平行な一対の側面が長尺部によって保持されるタイルとからなり、被施工面にタイルを施工したもの及びその施工方法である。
【0003】
これらのタイル施工面及びタイルの施工方法によれば、タイルが目地部材により保持されるため、モルタル等の接着剤や両面テープを用いることなく被施工面にタイルを施工することができる。そのため、これらのタイル施工面及びタイルの施工方法によれば、被施工面にタイルを効率良く施工することができる。これにより、その日の気分等に応じ、デザインの異なるタイルを個々に施工したり、取り替えたりすることもできる。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−140359号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平11−124978号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1記載のタイル施工面及びタイルの施工方法では、目地部材がアルミニウム合金等の剛体からなっているため、施工時にタイルの表面が削れたり破損したりし易い。また、目地部材がタイルの寸法誤差を吸収することができず、タイルに密着し難い。そのため、タイル施工面の美感を損ねる虞がある。また、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、目地部材がタイルを弾性によって保持することができず、タイル施工面にガタツキや異音を生じてしまう。
【0007】
この点、上記特許文献2記載のタイル施工面及びタイルの施工方法では、目地部材の一部が弾性体で形成されており、施工時にタイルの表面が削れたり破損したりする虞は少ない。また、弾性体がタイルの寸法誤差を吸収し、タイルに密着する。そのため、優れた美感のタイル施工面が得られる。また、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、目地部材がタイルを弾性によって保持し、タイル施工面のガタツキや異音を防止することができる。
【0008】
しかしながら、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、タイルの一対の側面がタイルの表面と直交しているため、タイルと目地部材との接触面積が小さくなっている。この接触面積が小さいことにより、タイルと目地部材との間の摩擦力も小さくなり、タイルが被施工面に保持される力が弱くなる。そのため、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、未だタイルが移動しやすく、ガタツキや異音の防止効果が十分でない。
【0009】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、被施工面にタイルを効率良く施工することができるとともに、優れた美感を呈し、かつタイルが被施工面に確実に保持されるタイル施工面及びタイルの施工方法を提供することを解決すべき課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のタイル施工面は、少なくとも長尺部を有し、被施工面に固定される目地部材と、少なくとも互いに平行な一対の側面が該長尺部によって保持されるタイルとからなり、該被施工面に該タイルを施工してなるタイル施工面において、
【0011】
前記タイルには、前記一対の側面に表面と直交しない被係止面が形成され、前記目地部材の前記長尺部には、該被係止面と弾性力によって当接する係止面が形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明のタイル施工面では、被施工面に固定される目地部材の長尺部によって、互いに平行な一対のタイルの側面が保持されているため、接着剤や両面テープを用いることなく被施工面にタイルを施工することができる。そのため、このタイル施工面によれば、被施工面にタイルを効率良く施工することができる。これにより、その日の気分等に応じ、デザインの異なるタイルを個々に施工したり、取り替えたりすることもできる。
【0013】
また、このタイル施工面では、目地部材の長尺部にタイルの被係止面と弾性力によって当接する係止面が形成されているため、施工時にタイルの表面が削れたり破損したりする虞は少ない。また、目地部材が弾性によってタイルの寸法誤差を吸収し、タイルに密着する。そのため、優れた美感のタイル施工面が得られる。また、このタイル施工面では、目地部材がタイルを弾性によって保持し、タイル施工面のガタツキや異音を防止することができる。
【0014】
さらに、このタイル施工面では、タイルの一対の側面に表面と直交しない被係止面が形成されているため、タイルの表面と被係止面とが直交している場合に比べ、タイルと目地部材との接触面積が大きくなっている。この接触面積が大きいことにより、タイルと目地部材との間の摩擦力も大きくなり、タイルが被施工面に保持される力が強くなる。そのため、このタイル施工面では、タイルがより移動し難くなり、ガタツキや異音をより一層防止することができる。
【0015】
したがって、本発明のタイル施工面によれば、被施工面にタイルを効率良く施工することができるとともに、優れた美感を呈し、かつタイルが被施工面に確実に保持される。
【0016】
本発明において、被施工面に目地部材を固定するには、くぎ、ねじ、接着剤、両面テープ、磁石等を使用することができる。また、目地部材の係止面を粗面にすれば、タイルと目地部材との間の摩擦力もより大きくなり、タイルが被施工面に保持される力がより強くなる。
【0017】
タイルの一対の側面に形成された被係止面は表面と直交しない。このような側面は、厚さ方向の断面形状で台形形状、鼓形状、I形状等とされ得る。このような側面に形成された被係止面は裏面から表面への厚さ方向に向かって近づく方向に延びていることが好ましい。これにより、タイルが被施工面から外れ難くなり、タイルが被施工面により確実に保持される。
【0018】
また、目地部材は、剛性を有する剛体部と、剛性部と一体に形成され、弾性を有して係止面を形成する弾性部とからなることが好ましい。弾性部の係止面は、タイルの寸法誤差を吸収し、タイルに密着するとともに、タイルを弾性によって保持し、タイル施工面のガタツキや異音を防止する。また、剛体部により、目地部材が被施工面にしっかりと固定される。そのため、タイルが被施工面により確実に保持され、かつより優れた美感を呈することができる。なお、剛体部の材料としては、金属、プラスチック、木材、セラミック等を採用することができる。
【0019】
目地部材の剛体部は長尺部内で連続していることが好ましい。これにより、目地部材が撓み難く、施工性が向上するとともに、タイルを被施工面により確実に保持することができる。
【0020】
目地部材は長尺状であることができる。この場合、隣り合う2本の目地部材の間に複数のタイルを長尺方向から挿入して、順次スライドさせることにより、被施工面にタイルを効率良く施工することができる。この際、各タイル間に目地部材を介在させてもよく、各タイル間に目地部材を介在させなくてもよい。各タイル間に目地部材を介在させない場合、タイルの他の側面は互いに噛み合っていることが好ましい。これにより、タイルが移動したり脱落したりすることを防止できる。
【0021】
また、目地部材は十字形状をなす十字部を有することもできる。この場合、十字部によって4枚のタイルの角部を保持することができる。この際、剛体部は十字部内で連続していることが好ましい。これにより、目地部材が撓み難く、施工性が向上するとともに、タイルを被施工面により確実に保持することができる。
【0022】
目地部材は格子状であることもできる。この場合、格子間に各タイルを保持することができる。この際、剛体部は格子状に連続していることが好ましい。これにより、目地部材が撓み難く、施工性が向上するとともに、タイルを被施工面により確実に保持することができる。
【0023】
本発明のタイルの施工方法は、上記のいずれかのタイル施工面を施工することを特徴とする。このタイルの施工方法によれば、被施工面にタイルを効率良く施工することができるとともに、優れた美感を呈し、かつタイルが被施工面に確実に保持される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態1〜3を図面を参照しつつ説明する。
【0025】
(実施形態1)
実施形態1のタイル施工面及びタイルの施工方法では、図1に示すように、被施工面1に固定される長尺状の目地部材3と、上下で隣り合う2本の目地部材3の間に挿入された複数枚のタイル2とが用いられる。
【0026】
タイル2は、図2に示すように、厚さ方向の断面形状が鼓形状をなし、一対の側面には表面2aと直交しない被係止面2bが形成されている。被係止面2bは裏面から表面2aへの厚さ方向に向かって近づく方向に延びている。また、他の側面は互いに噛み合うようになっている。
【0027】
目地部材3は、図2及び図3に示すように、長尺方向に直交する断面形状が中央がくびれた形状になっている。この目地部材3はアルミニウム合金等の金属からなる断面四角形の剛体部4と、断面が中央がくびれた形状をなすゴムからなる弾性部5とからなる。目地部材3自体により長尺部を形成している。剛体部4は長尺部としての目地部材3内で連続している。剛体部4には、所定の間隔をもって、ねじにより目地部材3を被施工面1に固定するためのねじ孔4aが開けられている。弾性部5は剛体部4とともに押出成形又は射出成形により一体化されている。弾性部5の剛体部4とは逆側の面には、タイル2の被係止面2bと弾性力によって当接する係止面5aが形成されている。この係止面5aの表面は粗面化されている。タイル2の表面2aは目地部材3の表面より高くなっている。
【0028】
次に、被施工面1にタイル2を施工する方法について説明する。まず、図4に示すように、被施工面1に水平及び垂直で2本の目地部材3をねじにより固定する。そして、図5に示すように、水平に固定した目地部材3の係止面5aにタイル2の被係止面2bを当接させて、位置決め用のタイル2を保持する。この状態において、図6に示すように、新たな水平の目地部材3の係止面5aにタイル2の被係止面2bを当接させ、その目地部材3をねじにより被施工面1に固定する。これにより、2本の水平な目地部材3が平行に固定されるとともに、位置決め用のタイル2が固定される。そして、図7に示すように、2本の目地部材3の間に順次複数枚のタイル2を長尺方向から挿入し、順次スライドさせることにより、被施工面1に各タイル2を固定する。この際、各タイル2の間に目地部材3を介在させてもよい。そして、さらに新たな位置決め用のタイル2により新たな水平の目地部材3を被施工面1に固定し、タイル2を次々と固定する。こうして、同様の作業を繰り返すことにより、被施工面1に各タイル2を施工することができ、タイル施工面が完成する。
【0029】
実施形態1のタイル施工面及びタイルの施工方法では、被施工面1に固定される目地部材3によって、タイル2の互いに平行な上下で一対の側面が保持されているため、接着剤や両面テープを用いることなく被施工面1にタイル2を施工することができる。そのため、このタイル施工面及びタイルの施工方法によれば、被施工面1にタイル2を効率良く施工することができる。こうして施工したタイル施工面において、一方の目地部材3の係止面5aにタイル2の一つの被係止面2bを当接させた後、タイル2の表面2aを被施工面1に押圧することにより、タイル2を2本の目地部材3の間に嵌め込むこともできる。このため、その日の気分等に応じ、デザインの異なるタイル2を個々に施工したり、取り替えたりすることもできる。
【0030】
また、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、目地部材3にタイル2の被係止面2bと弾性力によって当接する係止面5aが形成されているため、施工時にタイルの表面2aが削れたり破損したりする虞は少ない。また、目地部材3が弾性によってタイル2の寸法誤差を吸収し、タイル2に密着する。そのため、優れた美感のタイル施工面が得られる。さらに、目地部材3がタイル2を弾性によって保持し、タイル施工面のガタツキや異音を防止することができる。また、目地部材3の係止面5aは粗面化されており、タイル2と目地部材3との間の摩擦力もより大きくなり、タイル2が被施工面1に保持される力がより強くなる。
【0031】
さらに、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、タイル2の一対の側面に表面2aと直交しない被係止面2bが形成されているため、タイル2の表面2aと被係止面2bとが直交している場合に比べ、タイル2と目地部材3との接触面積が大きくなっている。この接触面積が大きいことにより、タイル2と目地部材3との間の摩擦力も大きくなり、タイル2が被施工面1に保持される力が強くなる。そのため、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、タイル2がより移動し難くなり、ガタツキや異音をより一層防止することができる。
【0032】
特に、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、タイル2の被係止面2bは表面2aと直交することなく、裏面から表面2aへの厚さ方向に向かって近づく方向に延びているため、タイル2が目地部材3から外れ難くなっている。また、タイル2の他の側面が互いに噛み合っているため、タイル2が移動したり脱落したりすることを防止できる。
【0033】
さらに、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、目地部材3の弾性部5の係止面5aは、タイル2の寸法誤差を吸収し、タイル2に密着するとともに、タイル2を弾性によって保持し、タイル施工面のガタツキや異音を防止する。また、剛体部4により、目地部材3が被施工面1にしっかりと固定される。そのため、タイル2が被施工面1により確実に保持され、かつより優れた美感を呈することができる。さらに、この剛体部4は目地部材3内で連続しているため、目地部材3が撓み難く、施工性が向上するとともに、タイル2を被施工面1により確実に保持することができる。また、目地部材3自体が長尺状であるため、隣り合う2本の目地部材3の間に複数のタイル2を長尺方向から挿入して、順次スライドさせることにより、被施工面1にタイル2を効率良く施工することができる。
【0034】
したがって、実施形態1のタイル施工面及びタイルの施工方法によれば、被施工面1にタイル2を効率良く施工することができるとともに、優れた美感を呈し、かつタイル2が被施工面1に確実に保持される。
【0035】
なお、このタイル施工面及びタイルの施工方法では、ねじを使用して被施工面1に目地部材3を固定したが、ねじ以外にくぎ、接着剤、両面テープ、磁石等を使用することもできる。また、目地部材3の剛体部4の材料として、アルミニウム合金以外の金属、プラスチック、木材、セラミック等を採用することができる。さらに、目地部材3の弾性部5の材料として、軟質の樹脂等を採用することもできる。
【0036】
また、実施形態1のタイル施工面及びタイルの施工方法では、例えば、図8〜図11に示すように、被施工面1に固定される様々な形状の長尺状の目地部材13、23、33、43と、隣り合う2本の目地部材13、23、33、43の間に挿入された複数のタイル12、22、32、42とを採用することができる。
【0037】
図8に示す目地部材13は、長尺方向に直交する断面形状が厚さ方向に向かって遠ざかる形状になっている。この目地部材13はアルミニウム合金等の金属からなる断面四角形の剛体部14と、断面が厚さ方向に向かって遠ざかる形状をなすゴムからなる弾性部15とからなる。タイル12の一対の側面は、厚さ方向の断面形状が裏面から表面12aへの厚さ方向に向かって近づく被係止面12bとされている。弾性部15の剛体部14とは逆側の面には、タイル12の被係止面12bと弾性力によって当接する係止面15aが形成されている。他の構成は実施形態1と同様である。
【0038】
図9に示す目地部材23は、長尺方向に直交する断面形状が中央が膨らんだ形状になっている。この目地部材23はアルミニウム合金等の金属からなる断面四角形の剛体部24と、断面が中央が膨らんだ形状をなすゴムからなる弾性部25とからなる。タイル22は、厚さ方向の断面形状が中央がくびれた形状をなし、一対の側面には表面22aと直交しない被係止面22bが形成されている。被係止面22bは裏面から表面22aへの厚さ方向に向かって近づく方向に延びている。弾性部25の剛体部24とは逆側の面には、タイル22の被係止面22bと弾性力によって当接する係止面25aが形成されている。他の構成は実施形態1と同様である。
【0039】
図10に示す目地部材33は図8の目地部材13の厚みを半分にしたものである。この目地部材33はアルミニウム合金等の金属からなる断面四角形の剛体部34と、断面が厚さ方向に向かって遠ざかる形状をなすゴムからなる弾性部35とからなる。タイル32は、図9のタイル22と同様のものであり、一対の側面には表面32aと直交しない被係止面32bが形成されている。被係止面32bは裏面から表面32aへの厚さ方向に向かって近づく方向に延びている。弾性部35の剛体部34とは逆側の面には、タイル32の被係止面32bと弾性力によって当接する係止面35aが形成されている。他の構成は実施形態1と同様である。
【0040】
図11に示す目地部材43は図9の目地部材13の厚みをタイル42と同一にしたものである。この目地部材43はアルミニウム合金等の金属からなる断面四角形の剛体部44と、断面が厚さ方向に向かって遠ざかる形状をなすゴムからなる弾性部45とからなる。タイル42は、図9のタイル22と同様のものであり、一対の側面には表面42aと直交しない被係止面42bが形成されている。被係止面42bは裏面から表面42aへの厚さ方向に向かって近づく方向に延びている。弾性部45の剛体部44とは逆側の面には、タイル42の被係止面42bと弾性力によって当接する係止面45aが形成されている。他の構成は実施形態1と同様である。
【0041】
これら目地部材13、23、33、43及びタイル12、22、32、42であっても、本発明の効果を奏することができる。
【0042】
(実施形態2)
実施形態2のタイル施工面及びタイルの施工方法では、図12に示すように、被施工面1に固定される長尺状の目地部材13と十字形状の目地部材53とタイル52とが用いられる。
【0043】
図13に示すように、タイル52の全ての側面は、厚さ方向の断面形状が裏面から表面52aへの厚さ方向に向かって近づく被係止面52bとされている。
【0044】
目地部材53は、図14に示すように、平面視で十字形状になっており、図13に示すように、長尺方向に直交する断面形状が厚さ方向に向かって遠ざかる形状になっている。この目地部材53はアルミニウム合金等の金属からなる断面四角形の剛体部54と、断面が厚さ方向に向かって遠ざかる形状をなすゴムからなる弾性部55とからなる。目地部材53自体により十字部を形成している。剛体部54は十字部としての目地部材53内で連続している。剛体部54の中央には、ねじにより目地部材53を被施工面1に固定するためのねじ孔54aが開けられている。弾性部55は剛体部54とともに押出成形又は射出成形により一体化されている。弾性部55の剛体部54とは逆側の面には、タイル52の被係止面52bと弾性力によって当接する係止面55aが形成されている。この係止面55aの表面は粗面化されている。タイル52の表面52aは目地部材53の表面より高くなっている。
【0045】
次に、被施工面1にタイル2を施工する方法について説明する。まず、図15に示すように、被施工面1に水平及び垂直で2本の目地部材13(図8参照)をねじにより固定する。そして、図16に示すように、水平に固定した目地部材13の係止面15aにタイル52の被係止面52bを当接させて、位置決め用のタイル52を保持する。この状態において、図17に示すように、目地部材53の係止面55aにタイル52の被係止面52bを当接させ、この目地部材53をねじにより被施工面1に固定する。これにより、目地部材53が所定の位置に固定されるとともに、位置決め用のタイル52が固定される。同様に、タイル52を保持しつつ目地部材53の係止面55aにタイル52の被係止面52bを当接させ、その目地部材53をねじにより被施工面1に固定する。こうして、同様の作業を繰り返すことにより、被施工面1にタイル52を施工することができ、タイル施工面が完成する。
【0046】
実施形態2のタイル施工面及びタイルの施工方法では、目地部材53を用いてタイル52を1枚づつ施工することができるため、接着剤や両面テープを用いることなく被施工面1にタイル52を施工することができる。そのため、このタイル施工面及びタイルの施工方法によれば、被施工面1にタイル52を効率良く施工することができる。こうして施工したタイル施工面において、他の目地部材53の係止面55aにタイル52の一つの被係止面52bを当接させた後、タイル52の表面52aを被施工面1に押圧することにより、タイル52を4個の目地部材53の間に嵌め込むこともできる。このため、その日の気分等に応じ、デザインの異なるタイル52を個々に施工したり、取り替えたりすることもできる。また、目地部材53の剛体部54は目地部材53内で連続しているため、目地部材53が撓み難く、施工性が向上するとともに、タイル52を被施工面1により確実に保持することができる。その他の作用、効果は実施形態1と同様である。
【0047】
(実施形態3)
実施形態3のタイル施工面及びタイルの施工方法では、図18に示すように、目地部材63が格子状をなしている。この目地部材63は、図8に示す長尺状の目地部材13と図12に示す十字形状の目地部材53とが一体となったものである。
【0048】
図19に示すように、タイル62の全ての側面は、厚さ方向の断面形状が裏面から表面62aへの厚さ方向に向かって近づく被係止面62bとされている。
【0049】
目地部材63は、長尺方向に直交する断面形状が厚さ方向に向かって遠ざかる形状になっている。この目地部材63はアルミニウム合金等の金属からなる断面四角形の剛体部64と、断面が厚さ方向に向かって遠ざかる形状をなすゴムからなる弾性部65とからなる。剛体部64は格子状に連続しており、所定の間隔をもって、ねじにより目地部材63を被施工面1に固定するためのねじ孔64aが開けられている。弾性部65は剛体部64とともに押出成形又は射出成形により一体化されている。弾性部65の剛体部64とは逆側の面には、タイル62の被係止面62bと弾性力によって当接する係止面65aが形成されている。この係止面65aの表面は粗面化されている。タイル62の表面62aは目地部材63の表面より高くなっている。
【0050】
次に、被施工面1にタイル2を施工する方法について説明する。まず、被施工面1に格子状の目地部材63をねじにより固定する。そして、図19に示すように、目地部材63の係止面65aにタイル62の一つの被係止面62bを当接させた後、タイル62の表面62aを被施工面1に押圧することにより、タイル62を目地部材63にはめ込むことができる。
【0051】
実施形態3のタイル施工面及びタイルの施工方法によっても、実施形態2と同様の作用、効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係り、タイル施工面の正面図である。
【図2】実施形態1に係り、図1のII−II矢視断面図である。
【図3】実施形態1に係り、目地部材の正面図である。
【図4】実施形態1に係り、タイル施工面の組付図である。
【図5】実施形態1に係り、タイル施工面の組付図である。
【図6】実施形態1に係り、タイル施工面の組付図である。
【図7】実施形態1に係り、タイル施工面の組付図である。
【図8】実施形態1の変形例に係り、タイル施工面の断面図である。
【図9】実施形態1の変形例に係り、タイル施工面の断面図である。
【図10】実施形態1の変形例に係り、タイル施工面の断面図である。
【図11】実施形態1の変形例に係り、タイル施工面の断面図である。
【図12】実施形態2に係り、タイル施工面の正面図である。
【図13】実施形態2に係り、図12のXIII−XIII矢視断面図である。
【図14】実施形態2に係り、目地部材の正面図である。
【図15】実施形態2に係り、タイル施工面の組付図である。
【図16】実施形態2に係り、タイル施工面の組付図である。
【図17】実施形態2に係り、タイル施工面の組付図である。
【図18】実施形態3に係り、タイル施工面の正面図である。
【図19】実施形態3に係り、図18のXIX−XIX矢視断面図である。
【符号の説明】
1…被施工面
2、12、22、32、42、52、62…タイル
2a、12a、22a、32a、42a、52a、62a…表面
2b、12b、22b、32b、42b、52b、62b…被係止面
3、13、23、33、43、53、63…目地部材(3、13、23、33、43…長尺部、53…十字部)
4、14、24、34、44、54、64…剛体部
5、15、25、35、45、55、65…弾性部
5a、15a、25a、35a、45a、55a、65a…係止面

Claims (11)

  1. 少なくとも長尺部を有し、被施工面に固定される目地部材と、少なくとも互いに平行な一対の側面が該長尺部によって保持されるタイルとからなり、該被施工面に該タイルを施工してなるタイル施工面において、
    前記タイルには、前記一対の側面に表面と直交しない被係止面が形成され、前記目地部材の前記長尺部には、該被係止面と弾性力によって当接する係止面が形成されていることを特徴とするタイル施工面。
  2. 前記被係止面は裏面から表面への厚さ方向に向かって近づく方向に延びていることを特徴とする請求項1記載のタイル施工面。
  3. 前記目地部材は、剛性を有する剛体部と、該剛性部と一体に形成され、弾性を有して前記係止面を形成する弾性部とからなることを特徴とする請求項1又は2記載のタイル施工面。
  4. 前記剛体部は前記長尺部内で連続していることを特徴とする請求項3記載のタイル施工面。
  5. 前記目地部材は長尺状であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のタイル施工面。
  6. 前記タイルの他の側面は互いに噛み合っていることを特徴とする請求項5記載のタイル施工面。
  7. 前記目地部材は十字形状をなす十字部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のタイル施工面。
  8. 前記剛体部は前記十字部内で連続していることを特徴とする請求項7記載のタイル施工面。
  9. 前記目地部材は格子状であることを特徴とする請求項7又は8記載のタイル施工面。
  10. 前記剛体部は格子状に連続していることを特徴とする請求項9記載のタイル施工面。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項記載のタイル施工面を施工することを特徴とするタイルの施工方法。
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