JP2013176427A - フック - Google Patents

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Abstract

【課題】 引っ掛ける対象の壁状対象物の頂端部の厚みの如何に拘わらず、引っ掛けることができ、しかも、背後に突出物が存在しないようにし得るフックを提供する。
【解決手段】 フック1を、ワイヤ部材2とアタッチメント3とで構成する。ワイヤ部材2を、被支持物であるミストヘッド4を支持する支持部21、上向き延出部22、横向き延出部23及び係止部24で構成する。アタッチメント3を、Lの字状のアタッチメント本体31と、その内面に形成された係止溝32,32,…で構成する。係止部24を所定の係止溝32に係止させた後、浴槽フランジ5の頂端部51を跨った状態で、頂端部51の一側面52と他側面53とを挟持させて引っ掛ける。そして、支持部21にミストヘッド4を支持させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、壁状対象物の頂端部に引っ掛けて取り付けるためのフックに関し、特に頂端部の幅が異なってもその幅に応じて取り付け可能である上に、頂端部の幅に応じて調整したとしても頂端部の奥方へ突出することのないようにし得るフックに係る。
従来、乳幼児を座らせた状態で湯につけるための入浴補助具を浴槽のふちに引っ掛けるようにしたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。このものでは、浴槽の内側に乳幼児を座らせる椅子部分がラックに支持された状態で一側に配置され、このラックの上端から浴槽の外部に延びて浴槽のふちに引っ掛けるための引っ掛け部が他側に配置されている。又、シャワーヘッドを浴室の壁面に設置するための掛け具も提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開平7−187号公報 特開平7−216948号公報
ところで、フックを壁状対象物の頂端部に対し上から被せ頂端部を厚み方向(幅方向)の両側から挟み込んだ状態にして引っ掛ける場合、その壁状対象物の頂端部の厚み(幅)は画一ではなく種々の寸法を有しているため、厚みが種々に異なる頂端部に対しも同じフックで引っ掛け得るフックの開発が要請されている。そして、例えば図10に示すようなものが考えられている。
図10(a),(b)に示すものは、いずれも、支持対象物(図示せず)を支持するための被支持部が形成された第1の部材101,111と、この第1の部材101,111に対し互いの間隔を変更可能に取り付けられる第2の部材102,115とで構成したものである。図10(a)に示すものは、壁状対象物の一側面103に沿って配置された第1の部材101の被支持部の上端から延出部104が頂端部105の上を幅方向の他側に延ばされる一方、Lの字状の第2の部材102の一片部106を壁状対象物の他側面107に当てて配置し、前記延出部104を第2の部材102の他片部108に差し込んで蝶ネジ109で締め付けて上下から挟み付けることで、第1の部材101と第2の部材102とを互いに固定するようにしている。図10(b)に示すものは、壁状対象物の一側面103に沿って配置された第1の部材111の被支持部の上端から延出部112が頂端部の上を幅方向の他側に延ばされた後に、下向きに屈曲された係止部113とされている。そして、その係止部113を挿入させるための複数のスリット114,114,…が前記幅方向の各位置に形成された第2の部材115を壁状対象物の他側面107に当てた状態で、対応する位置のスリット114に前記係止部113を上から圧入し、第1の部材111と第2の部材115とを互いに固定するようにしている。
しかしながら、図10(a),(b)のいずれも場合も、引っ掛け対象の頂端部の厚み(幅)が異なったとしても、その幅に応じて変更可能ではあるものの、図10(a)のものでは延出部104の先端が壁状対象部の他側面107の側に突出し、図10(b)のものでも係止部113や、この係止部113が装入された第2の部材115が同様に他側面107の側に突出することになる。特に、壁状対象物が浴槽壁であり、頂端部が浴槽フランジ(浴槽のふち)である場合には、突出物の存在は入浴者にとって不都合なものとなる上に、浴室内が煩雑なものとなるという問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、引っ掛ける対象の壁状対象物の頂端部の厚みの如何に拘わらず、引っ掛けることができ、しかも、背後に突出物が存在しないようにし得るフックを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、壁状対象物の頂端部に跨った状態で引っ掛けるためのフックを対象にして次の特定事項を備えることとした。すなわち、前記壁状対象物の頂端部を挟んで一側面に当接可能な上向き延出部を有する第1の部材と、前記壁状対象物の頂端部を挟んで他側面に当接可能な第2の部材とを備え、前記第1の部材と第2の部材とが、前記壁状対象物の頂端部を前記一側面及び他側面から挟持可能でかつその挟持幅を変更可能に互いに接続されてなることとした(請求項1)。
本発明の場合、フックを壁状対象物の頂端部に跨った状態で引っ掛ければ、そのフックを構成する第1の部材と第2の部材とで壁状対象物の頂端部を挟持した状態にすることが可能となる一方、その第1の部材と第2の部材とが挟持幅を変更可能に互いに接続されているため、厚みの異なる頂端部に対しても前記の如く挟持した状態で引っ掛けることが可能となる。
本発明における第1の部材として、前記上向き延出部の上端から前記壁状対象物の頂端部の上を他側面の側に向けて延びる横向き延出部と、この横向き延出部から前記挟持幅方向と直交する方向に延びる円形断面の棒状の係止部とを備えたものとし、前記第2の部材として、前記壁状対象物の頂端部を挟んで他側面に当接可能な一辺部と、この一辺部の一端から略直角に屈曲する他辺部と、少なくともこの他辺部において前記挟持幅方向と直交する方向に延びて前記係止部を着脱可能に係止するための複数の係止溝とを備えたものとし、前記複数の係止溝が前記挟持幅方向に対し所定間隔を隔てて配置されているようにすることができる(請求項2)。このようにすることにより、第1の部材の係止部を第2の部材の係止溝に係止することで、前記上向き延出部と前記一辺部とで壁状対象物の頂端部を挟持した状態で、第1の部材と第2の部材とを互いに接続することが可能となる。その一方、ある係止溝に係止された状態の係止部を外して他の係止溝に係止することで、挟持幅を変更することが可能になり、このため、第1の部材と第2の部材とを挟持幅の変更可能に接続する具体構成を特定し得ることになる。
本発明の第2の部材として、前記一辺部及び他辺部の一方が他方よりも長く設定されて長辺部及び短辺部によりLの字状に屈曲した形状を有するものとし、かつ、それら長辺部及び短辺部のそれぞれに前記複数の係止溝が形成されたものとすることができる(請求項3)。このようにすることにより、長辺部を壁状対象物の頂端部の他側面に当接させた状態で、短辺部に形成された複数の係止溝のいずれかに第1の部材の係止部を係止させた場合と、これとは逆に長辺部と短辺部との配置を入れ替えて、短辺部を壁状対象物の頂端部の他側面に当接させた状態で、長辺部に形成された複数の係止溝のいずれかに第1の部材の係止部を係止させた場合とでは、単に隣接する他の係止溝に係止部を移動することによる挟持幅の変更度合に比して、挟持幅の変更度合をより大きくし得ることになる。これにより、より広い厚み範囲の壁状対象物の頂端部をフックの引っ掛け対象にし得ることとなる。
又、前記の各係止溝を、第2の部材の内面の側に形成することができる(請求項4)。このようにすることにより、壁状対象物の頂端部や他側面に当接することになる前記内面に複数の係止溝が開口することになり、前記頂端部の他側面に対する摩擦係数の増加に伴い第2の部材の密着性も増大することになる。
さらに、前記の係止溝を、前記第2の部材の表面に開口して前記係止部が入り込むことになる導入部と、この導入部の奥方位置に配置されて前記係止部を保持するための保持部と、この防止部及び前記導入部の間に前記保持部に保持された状態の係止部を前記導入部側へ抜け止めするためのストッパ部とを備えたものとして形成することができる(請求項5)。このようにすることにより、第1の部材の係止部を第2の部材の係止溝の導入部から押し入れてストッパ部を乗り越えさせて保持部に至らせれば、係止部はストッパ部により抜け止めされて係止部を保持部から外れ難くさせることが可能となる。これにより、第1の部材と第2の部材とを互いに強固に接続させて一体化させ得ることになる。
そして、前記の係止溝として、相隣接する2つの係止溝を7.0mm〜10mmピッチに配置することができる(請求項6)。このようにすることにより、浴槽フランジを壁状対象物としてフックを引っ掛ける場合に、種々の厚み範囲の浴槽フランジの頂端部に対し挟持幅を変更して引っ掛け可能な最適なフックとし得る。
以上、説明したように、本発明のフックによれば、フックを壁状対象物の頂端部に跨った状態で引っ掛ければ、そのフックを構成する第1の部材と第2の部材とで壁状対象物の頂端部を挟持した状態にすることができる一方、その第1の部材と第2の部材とで挟持幅が変更可能であるため、厚みの異なる頂端部に対しても頂端部を挟持した状態で引っ掛けることができるようになる。
特に、請求項2によれば、第1の部材の係止部を第2の部材の係止溝に係止することで、上向き延出部と一辺部とで壁状対象物の頂端部を挟持した状態で、第1の部材と第2の部材とを互いに接続することができる一方、ある係止溝に係止された状態の係止部を外して他の係止溝に係止することで、挟持幅を変更することができるようになり、これにより、第1の部材と第2の部材とを挟持幅の変更可能に接続する具体構成を特定することができる。
請求項3によれば、第2の部材として、長辺部及び短辺部によりLの字状に屈曲した形状を有するものとし、かつ、それら長辺部及び短辺部のそれぞれに複数の係止溝が形成されたものとすることで、長辺部と短辺部との配置を入れ替えれば、長辺部又は短辺部のいずれかにおいて単に隣接する他の係止溝に係止部を移動させる場合よりも、挟持幅の変更度合をより大きくすることができる。これにより、より広い厚み範囲の種々の壁状対象物の頂端部を引っ掛け対象にして、フックを使用することができるようになる。
請求項4によれば、各係止溝を、第2の部材の内面の側に形成することで、壁状対象物の頂端部や他側面に当接することになる内面に複数の係止溝が開口することになり、頂端部の他側面に対する摩擦係数の増加に伴い第2の部材の密着性を増大させることができるようになる。
請求項5によれば、第1の部材の係止部を第2の部材の係止溝の導入部から押し入れてストッパ部を乗り越えさせて保持部に至らせれば、係止部はストッパ部により抜け止めされるため、係止部を保持部から外れ難くさせることができる。これにより、第1の部材と第2の部材とを互いに強固に接続させて一体化させることができる。
請求項6によれば、係止溝として、相隣接する2つの係止溝を7.0mm〜10mmピッチに配置することで、浴槽フランジを壁状対象物としてフックを引っ掛ける場合に、種々の厚み範囲の浴槽フランジの頂端部に対し挟持幅を変更して引っ掛け可能なフックとして最適なものとすることができる。
本発明の実施形態に係るフックの分解斜視図である。 浴槽フランジにフックを引っ掛けた状態を斜視図で示す説明図である。 図3(a)はフックに支持させるミストヘッドの平面図であり、図3(b)はフックの平面図である。 フックの側面図及びその部分拡大断面図に係る説明図である。 浴槽フランジにフックを引っ掛けてミストヘッドを支持させるまでの作業を示す側面説明図である。 浴槽フランジにフックを引っ掛けた状態を浴槽の外側から見上げた斜視図で示す説明図である。 幅広の浴槽フランジに引っ掛ける場合のフックを示す側面図である。 ミストヘッド及びミストヘッドを支持させたフックをタオルハンガーに引っ掛けた状態を、タオルハンガーの途中で切断して示す側断面説明図である。 他の形態として、係止溝がアタッチメントの外面に形成された例を示す側面図である。 図10(a)は本発明の課題を説明するための対比例のフックの側面説明図であり、図10(b)は同様に他の対比例のフックの側面説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るフックの分解斜視図である。以下、フックの実施形態として、浴槽を構成する壁のふち(浴槽フランジ)に対し後述の如き特殊なミストヘッドを浴槽の内側に支持させるために使用する場合について説明する。つまり、壁状対象物が前記の浴槽フランジであり、被支持物がミストヘッドである場合を対象にして、以下説明する。なお、用途としてはミストヘッド等の浴室用具を支持させて浴室内で用いる場合の他に、浴室用具以外の被支持物を支持させるために、住宅の居室内のいずれかの壁状対象物に引っ掛けたり、窓を開けた状態の窓枠に引っ掛けたりして用いるようにしてもよい。
図1に示すように、フック1は、第1の部材としてのワイヤ部材2と、第2の部材としてのアタッチメント3とにより構成されている。ワイヤ部材2は、ワイヤ素材を用いて所定形状に屈曲形成されたものであり、前記のミストヘッドを支持するために前側に突出された支持部21と、この支持部21の上端から連続して上向きに延びる上向き延出部22と、上向き延出部22から後側に屈曲して横向きに伸びる横向き延出部23と、この横向き延出部23の後端に配置された係止部24とからなるものである。アタッチメント3は、所定幅を備え側面視でLの字状に屈曲形成されたアタッチメント本体31と、アタッチメント本体31の内面側において互いに平行に並んで形成された複数条の係止溝32,32,…とを備えたものである。
支持部21は、この支持部21に支持させる被支持物の形状に応じて屈曲形成されるものである。このような形状としては、通常は、被支持物を上から載置又は差し込みすれば、その被支持物がそれ以上落ちないように自重を支えかつ前方に傾いて転落等しないように保持するように、被支持物の下側の周囲に沿うような形状に屈曲形成されていればよい。本実施形態で例示したミストヘッド4(図2参照)を被支持物とする場合の支持部21としては、そのミストヘッド4の主として底部側を両側外方から挟み込むような形状に屈曲形成すればよい。具体的には、ミストヘッド4は円錐形又は台錐形のミストヘッド本体41と、このミストヘッド本体41の先端側から2方向に突出するように接続された円盤形状のヘッド部42,42とからなり、支持部21はミストヘッド本体41を横向きに倒した状態(図2に加え図3も参照)の底部側を両側外方から挟み込むように各側に上下2段の突出腕211,212を有するように形成されている。そして、両側の下段の突出腕212,212の間隔が上段の突出腕211,211の間隔よりも狭くされており、この両側の突出腕211,212、211,212間にミストヘッド本体41を上から差し込むことで、それ以上落ちないように支持されることになる。
上向き延出部22は両側の上段の突出腕211,211の基部から屈曲して上向きに延びる一対のワイヤ素材部分で構成され、横向き延出部23も上向き延出部22の上端から略直角に屈曲して横向きに延びる一対のワイヤ素材部分で構成されている。そして、横向き延出部23を構成する一対のワイヤ素材部分の先端を互いに結ぶワイヤ素材部分により係止部24が構成されている。ここで、本発明のフック1を構成する第1の部材としては、以上のワイヤ部材2に限らず、少なくとも係止部24が円形断面の丸棒状のもの(例えばワイヤ素材)により形成されていれば、他の部分(支持部21,上向き延出部22,横向き延出部23)はワイヤ素材により形成されている必要はなく、これら他の部分21,22,23は板素材又は合成樹脂成形品により形成してもよい。
アタッチメント3は、例えば硬度90程度のシリコン又はウレタン等の合成樹脂を用いて樹脂成形により形成されたものである。アタッチメント本体31は、引っ掛け対象の浴槽フランジ5(図2参照)の角部に対応するように略直角に屈曲された長辺部311と、短辺部312とからLの字状に形成されている。そして、図4に示すように、長辺部311の内面313及び短辺部312の内面314には、それぞれ2以上の係止溝32,32,…が形成されている。各係止溝32は、各内面313,314に開口して各外面315,316の側に延びる導入部321と、導入部321の延長方向からオフセットされた位置に配置された保持部322と、この保持部322に向けて導入部321の奥端を連通させるように斜め横向きに折れ曲がることで抜け止めの役割を果たすストッパ部323とから構成されている。保持部322はワイヤ部材の係止部24の直径dと同等径か僅かに大きい直径を有し、導入部321の開口幅m1及びストッパ部323の通路幅m2は共に係止部24の直径dより狭い寸法に設定されている。なお、ストッパ部323の通路幅m2を、開口幅m1よりも僅かに狭くするようにしてもよい。以上により、係止部24を導入部321からアタッチメント3の素材の有する弾性を利用して押し入れ、さらに奥方に押し込むことでストッパ部323を乗り越えて保持部322内に装入させることで、ワイヤ部材2及びアタッチメント3は、係止部24の中心軸Xの回りに互いに回転可能な状態で、互いに連結されて一体化されることになる。このアタッチメント3の長辺部311の内面313と、ワイヤ部材2の上向き延出部22との間の間隔がフック1により引っ掛ける対象に対する挟持幅Y1となる。
ここで、アタッチメント3の具体的な寸法例をあげると、浴槽フランジ5の幅が50〜110mmの範囲を対象にした場合、長辺部311の長さを80mm、短辺部の長さを60mm、短辺部311及び短辺部312の厚みを10mmにし、係止溝32の保持部322の直径を3.6mm、導入部321の開口幅を3.0mmにし、相隣接する係止溝32,32間を7.0mm〜10mmピッチに配置すればよい。
以上のフック1を用いて浴槽フランジ5に対し引っ掛けてミストヘッドを支持した状態にするには、図5に示すように、まず、ワイヤ部材2の係止部24をアタッチメント3の短辺部312の所定の係止溝32内に押し入れることで、ワイヤ部材2とアタッチメント3とを互いに連結してフック1を組み付ける。この際に、引っ掛ける対象の浴槽フランジ5の厚み(幅)と同等の挟持幅Y1(図4参照)になるように係止部24を押し入れる係止溝32を選択する。次に、フック1を浴槽フランジ5に対し上から引っ掛ける。具体的には、アタッチメント3の長辺部311と、ワイヤ部材2の上向き延出部22との間に浴槽フランジ5の頂端部51が入り込むようにフック1を上から被せ、アタッチメント3の短辺部312の内面314やワイヤ部材2の横向き延出部23が浴槽フランジ5の頂端部51に当接させる。この状態(図2も併せて参照)では、ワイヤ部材2の上向き延出部22が浴槽フランジ5の内側面52に当接する一方、アタッチメント3の長辺部311の内面313が浴槽フランジ5の外側面53に当接し、アタッチメント3の内面313と、ワイヤ部材2の上向き延出部22とで浴槽フランジ5を挟み込んだ状態で、フック1が浴槽フランジ5に引っ掛けられた状態となる。そして、ワイヤ部材2の支持部21に対し上から横倒し状態にしたミストヘッド4のミストヘッド本体41を差し入れて、ミストヘッド4を支持部21に支持させた状態にする。これにより、ミストヘッド4がフック1を介して浴槽フランジ5の内面側に支持された状態になる(図6も併せて参照)。
以上のフック1の場合、フック1の前側に支持対象であるミストヘッド4を支持した状態で、引っ掛け対象の浴槽フランジ5に対しその頂端部51に跨った状態で引っ掛けて仮固定することができる。その際、フック1の後側、つまり浴槽フランジ5の外側にはアタッチメント3の長辺部311の外面315が臨んで存在するだけで、浴槽の外方に向けての突出物の存在を無くすことができる。又、浴槽フランジ5の外側面に当接するアタッチメント3の長辺部311の内面313には複数の係止溝32,32,…が形成されているため、その形成素材の摩擦も加わって、浴槽フランジ5の外側面52に対し密着してフック1の引っ掛け力を増強する役割を果たすことになる。さらに、ワイヤ部材2の係止部24がアタッチメント3の各係止溝32内においてストッパ部323により抜け止めされた状態で保持部322で保持されているため、ワイヤ部材2とアタッチメント3との結合力をより確実なものとすることができる。
そして、浴槽フランジ5とは異なる幅の浴槽フランジ等に対し引っ掛けたい場合には、ワイヤ部材2の係止部24をアタッチメント3の係止溝32からその素材の弾性復元力に抗して引き抜くことで外し、新しい引っ掛け対象の幅に対応した位置の係止溝32を選択し、その係止溝32に対し、再度、押し入れればよい。これを用いて新しい引っ掛け対象の浴槽フランジ等に前述と同様の作業により引っ掛ければよい。その際、短辺部312の係止溝32,32,…では、前記の新しい引っ掛け対象の幅に対応した挟持幅にすることが不能な場合には、図7に示すように、それまでの長辺部311及び短辺部312の位置関係を逆転させ、長辺部311が浴槽フランジ5の頂端部51と相対向することになるようにし、この長辺部311の係止溝32,32,…の内から対応するものを選択してワイヤ部材2の係止部24を係止させるようにすればよい。このようにすることで、フック1の挟持幅を図4の場合のY1から図7の場合には最大でY2に拡大させることができるようになる。
さらに、本フック1を用いれば、そのミストヘッド4やフック1を使用しないときには、図8に例示するように、ミストヘッド4を支持させた状態のままでフック1をタオルハンガー6に引っ掛けて仮置きしておくことができ、使い勝手の良いものとなる。すなわち、アタッチメント3をタオルハンガー6の横杆61と壁7との間から下に通し、ワイヤ部材2の上向き延出部22と横向き延出部23との境界の屈曲部位を前記横杆61の上に引っ掛けるようにすればよい。
<他の形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態ではアタッチメント3の各内面313,314の側に係止溝32,32,…が形成された場合を示したが、これに限らず、例えば図9に示すように、係止溝32,32,…をアタッチメント3のアタッチメント本体31の外面315,316の側に形成するようにしてもよい。又、アタッチメント3として、長辺部311と短辺部312とでLの字状に屈曲したものを示したが、これに限らず、互いに同じ長さの一辺部と他辺部とでLの字状に屈曲したものに構成してもよい。複数の係止溝32,32,…を長辺部311及び短辺部312のいずれか一方のみに、あるいは、前記の一辺部及び他辺部のいずれか一方のみに、形成するようにしてもよい。この場合でも挟持幅の変更調整は可能となる。
1 フック
2 ワイヤ部材(第1の部材)
3 アタッチメント(第2の部材)
5 浴槽フランジ(壁状対象物)
22 上向き延出部
23 横向き延出部
24 係止部
32 係止溝
311 長辺部
312 短辺部
313,314 内面
321 導入部
322 保持部
323 ストッパ部
Y1,Y2 挟持幅

Claims (6)

  1. 壁状対象物の頂端部に跨った状態で引っ掛けるためのフックであって、
    前記壁状対象物の頂端部を挟んで一側面に当接可能な上向き延出部を有する第1の部材と、前記壁状対象物の頂端部を挟んで他側面に当接可能な第2の部材とを備え、
    前記第1の部材と第2の部材とは、前記壁状対象物の頂端部を前記一側面及び他側面から挟持可能でかつその挟持幅を変更可能に互いに接続されている
    ことを特徴とするフック。
  2. 請求項1に記載のフックであって、
    前記第1の部材は、前記上向き延出部の上端から前記壁状対象物の頂端部の上を他側面の側に向けて延びる横向き延出部と、この横向き延出部の先端位置から前記挟持幅方向と直交する方向に延びる円形断面の棒状の係止部とを備え、
    前記第2の部材は、前記壁状対象物の頂端部を挟んで他側面に当接可能な一辺部と、この一辺部の一端から略直角に屈曲する他辺部と、少なくともこの他辺部において前記挟持幅方向と直交する方向に延びて前記係止部を着脱可能に係止するための複数の係止溝とを備え、
    前記複数の係止溝が前記挟持幅方向に対し所定間隔を隔てて配置されている、フック。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のフックであって、
    前記第2の部材は、前記一辺部及び他辺部の一方が他方よりも長く設定されて長辺部及び短辺部によりLの字状に屈曲した形状を有し、かつ、それら長辺部及び短辺部のそれぞれに前記複数の係止溝が形成されている、フック。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のフックであって、
    前記各係止溝が第2の部材の内面の側に形成されている、フック
  5. 請求項2〜請求項4のいずれかに記載のフックであって、
    前記係止溝は、前記第2の部材の表面に開口して前記係止部が入り込むことになる導入部と、この導入部の奥方位置に配置されて前記係止部を保持するための保持部と、この防止部及び前記導入部の間に前記保持部に保持された状態の係止部を前記導入部側へ抜け止めするためのストッパ部とを備えて形成されている、フック。
  6. 請求項2〜請求項5のいずれかに記載のフックであって、
    前記係止溝として、相隣接する2つの係止溝が7.0mm〜10mmピッチに配置されている、フック。
JP2012041543A 2012-02-28 2012-02-28 フック Expired - Fee Related JP5915259B2 (ja)

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