JP2004196453A - ベルトコンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】特別且つ大がかりな装置を必要とすることなくベルトの上に溜まった水を効果的に排水することが可能なベルトコンベアの提供。
【解決手段】搬送用のベルト2と、架台7と、ベルト2をその下方からベルトの横断面の中央部が凹陥状となるように支持するキャリアローラ3と、架台7に傾倒可能に取り付けられた可動支持フレーム8と、可動支持フレーム8を傾倒するための変位ローラ下降装置たる駆動機構9とを備えており、可動支持フレーム8の上端にキャリアローラの少なくとも一部3がを回転可能に取り付けられており、可動支持フレーム8が傾倒することにより、上記一部のキャリアローラ3が下方に変位してベルト2の支持を解放するように構成されている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はベルトコンベアに関する。さらに詳しくは、その長手方向に移動させられるベルトを備え、このベルト上に積載された対象物を搬送するためのベルトコンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】
屋外に設置されたベルトコンベアはそのベルトの上に雨水が溜まることがある。とくに、ベルトがトラフやキャリアローラによってその横断面の中央部が凹陥状となるように支持されるベルトコンベアではなおさらである。石炭、粘土、石灰石、石膏等、被搬送物によってはこの雨水を吸収することが不都合なものがある。また、ベルトが搬送方向に向けて上方に傾斜しているベルトコンベアであれば、このベルト上に雨水が溜まっていると被搬送物がベルト上で滑ってしまい、効率よく搬送されないおそれもある。
【0003】
かかる問題を解消するためにベルト上の水を排出する水切り装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。この水切り装置は、ベルトをその上方から下方に向けて押圧するための水切りローラを備えている。水切りローラがベルトを押圧するときには、ベルトの長手方向に配列された多数セットのキャリアローラをベルトの進行方向の上流側および下流側に移動させて水切りローラの下降路近傍から待避させられる。そして、水切りローラによって押圧されたベルトの近傍は下方に押し下げられ、このベルトの両側辺から水がこぼれ出るというものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−202428号公報(段落[0016]、図2および図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この水切り装置ではベルトをその下から支持する多数のキャリアローラをベルトの上流側および下流側に移動させるための装置が必要であり、もちろん、多くのキャリアローラも移動可能に構成する必要がある。さらに、昇降可能な水切りローラを備える必要もある。総じて大がかりな装置となり、設備コストが高くなり、メンテナンス対象も増加する。
【0006】
本発明はかかる課題を解消するためになされたものであり、特別且つ大がかりな装置を必要とすることなくベルトおよびその上に溜まった水の自重を利用すること等によりベルト上の水を効果的に排水することが可能なベルトコンベアを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のベルトコンベアは、
架台と、搬送用のベルトと、このベルトをその下方から、ベルトの横断面の中央部が凹陥状となるように支持するキャリアローラと、上記キャリアローラのうちの少なくとも一部である変位ローラを下方に変位させるための変位ローラ下降装置とを備えている。
【0008】
かかるベルトコンベアによれば、変位させられるキャリアローラ、すなわち変位ローラがが下方に変位させられることにより、ベルトのその部分の下方支持が実質的に解放されるため、ベルトはその幅方向に水平となり、また、ベルトの張力が小さいときにはそれだけベルトは下方に下がる。したがって、ベルトを稼働させたときにベルト上に溜まった水はその部分から排出されることになる。
【0009】
上記変位ローラに隣接して、変位ローラが下方に変位したときにベルトの横断面の中央部を相対的に下方から上方に押すための中央押圧部が配設されてなるベルトコンベアが好ましい。ベルトの幅方向の中央部を下方から押し上げることによってベルト上の水がベルトの両側辺から流出しやすくなるので、排水がさらに効果的になされるからである。
【0010】
そして、上記変位ローラ下降装置が、上記変位ローラが回転可能に取り付けられる可動支持フレームと、変位ローラが下方に変位するように上記可動支持フレームを駆動する駆動機構とを有してなるベルトコンベアが好ましい。キャリアローラ(変位ローラ)はそれを支持する部材が存在するので、この部材を可動として動かすことにより変位ローラを下降させるのが構造の簡素化が容易となるからである。この可動支持フレームの変位機構は、たとえば、可動支持フレームを架台に対して上下動するように案内レールや昇降装置を設けたり、後述するように、可動支持フレームを架台に対して傾倒しうるように取り付けることによって達成できる。
【0011】
上記可動支持フレームの中間部が上記架台に枢支され、且つ、この枢支点を中心に回動可能に構成されており、上記駆動機構が、可動支持フレームの上記枢支点を挟んで変位ローラの取付部と反対側に位置する駆動部を押し引きするように構成されてなるベルトコンベアが好ましい。可動支持フレームの駆動部を押し引きすることによってその枢支点の反対側の変位ローラが回動するので、簡易な構造によって変位ローラの上下変位を実現することができるからである。
【0012】
上記可動支持フレームがベルトの移動方向に沿って間隔をおいて複数個取り付けられており、上記駆動機構が、可動支持フレームの駆動部同士を連結する連結部材と、この連結部を押し引きする駆動装置とを備えてなるベルトコンベアが好ましい。ベルトの移動方向に沿う複数の変位ローラを下降させることにより、ベルトの長手方向の広い範囲についてその幅方向を水平としたりベルトを下方に下げることができるので、排水が迅速且つ効率的になされるからである。
【0013】
上記中央押圧部が可動支持フレームにおける変位ローラ取付部の下方に突設されており、可動支持フレームが変位ローラを下方に変位させるように傾倒するに伴って上記中央押圧部が上方に変位するように構成されてなるベルトコンベアが好ましい。変位ローラの変位と連動して積極的に中央押圧部を上方に変位させてベルトの中央部を押し上げることができ、しかもかかる作用を簡易な構成によって奏することができるからである。
【0014】
また、上記中央押圧部をベルトの幅方向に延びるローラから構成することができる。この場合、ベルトを進行させながらでもスムーズに排水することができる。
【0015】
または、上記中央押圧部を、ベルトの横断面の中央部に対応する範囲でベルトの幅方向に延びるローラから構成することもできる。この場合、ベルトの幅方向の両側辺部が中央部より下がるので効果的な排水が可能となる。
【0016】
上記中央押圧部を構成するローラとして、その長手方向の両端部から中央に向けて外径が漸増した形状のものとすることができる。この場合も、ベルトの幅方向の両側辺部が中央部より下がるので効果的な排水が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照しながら本発明のベルトコンベアの実施形態を説明する。
【0018】
図1は本発明のベルトコンベアの一実施形態の主要部を示す正面図である。図2は図1のベルトコンベア上の水を排水するときの状態を示す要部正面図である。図3は図1および図2におけるキャリアローラとベルトの状態を示す側面図である。
【0019】
図1〜3に示すベルトコンベア1は無端ベルト2のフォワード側を下から支持する複数のキャリアローラ3を備えている。また、ベルト2にはその上流端と下流端とのエンドプーリ(図示しない)やテンションプーリ(図示しない)によって張力が加えられている。図中、符号2aで示すのはリターン側のベルトである。キャリアローラ3は図3に示すように一個の中ローラ4とその両側に上方に傾斜して配置された一対のサイドローラ5とから構成されている。これらのローラ4、5によってベルト2は図示のごとくその幅方向の中央部が凹陥状となるように下から支持される。各ローラ4、5は支持部材6の上端に回転可能に取り付けられている。この支持部材6はベルト2の両側に上下方向に延びるように架台7に取り付けられている。複数の支持部材6はベルト2の長手方向に所定間隔をおいて配置されている。図中の矢印Fはフォワード側ベルト2の進行方向を示している。
【0020】
複数の支持部材6の一部(本実施形態では二つ)は架台7に回動可能に枢支されている。この回動可能な支持部材を可動支持フレーム8と呼び、可動支持フレーム8以外の支持部材6を固定支持部材6と呼ぶ。可動支持フレーム8は固定支持部材6とは架台7への取付方法、および、下端部の構造が異なる。固定支持部材6は架台7に固定されているが、可動支持フレーム8は直立状態からベルト2の長手方向に傾倒可能に架台7に枢支されている。また、可動支持フレーム8の下端には可動支持フレーム8を傾倒させるための駆動機構9が連結されている。可動支持フレーム8の上端に取り付けられているキャリアローラ3が変位ローラといえる。また、上記可動支持フレーム8と駆動機構9とは変位ローラ下降装置と呼べる。
【0021】
駆動機構9は、可動支持フレーム8の下端同士を回動可能に連結する連結棒10と、この連結棒10の端部にそのロッド11aの先端が連結された駆動シリンダ11とを備えている。連結棒10が回動可能に連結される可動支持フレーム8の部分が可動支持フレーム8の駆動部といえる。駆動シリンダ11は保持台12に揺動可能に取り付けられている。そして、駆動シリンダ11がロッド11aを伸長することにより可動支持フレーム8が直立状態となってキャリアローラ3がベルト2を下から支持する(図1)。また、駆動シリンダ11がロッド11aを縮短することによって可動支持フレーム8が枢支点Pを支点として傾倒し(図2)、その結果キャリアローラ3は下降してベルト2の支持を解放する。これにより、図3に二点鎖線で示すように、ベルト2の両側辺部はサイドローラ5の支持が無くなるのでベルト2は張力によってその幅方向の形状が凹陥状から水平の状態に変化する。また、ベルト2のこの部分はその自重や水の重さによってその上流側や下流側の部分に比べて下方に下がる。そして、ベルト上の水はベルト2の両側辺から下方にこぼれる。このようにして水切り(排水)がなされる。この構成によれば、水やベルトの自重によって水切りがなされるので、水切り機構(排水機構)の構成が簡素化される。
【0022】
なお、駆動機構は駆動シリンダに限ることはなく、他の公知の駆動装置を用いてもよい。また、可動支持フレーム8は図2に示すように図中左へ傾倒するようにされているが、これに限定されることはない。たとえば、ベルトの進行方向が図中右から左であれば右方向にのみ傾倒するようにしてもよい。これは、可動支持フレーム8もベルトの進行に伴う横方向の荷重を支持する必要があるからである。
【0023】
架台7には、可動支持フレーム8に対してその傾倒方向とは反対の側の位置であって直立状態の可動支持フレーム8に近接した位置にストッパ13が固定されている。このストッパ13はいわゆるL字鋼等から形成されており、架台7の上面に固定されている。ストッパ13は、駆動シリンダが可動支持フレーム8をその傾倒状態から直立状態に戻したとき、可動支持フレーム8に当接することによって直立位置に位置決めするものである。ストッパ13はさらに、ベルト2の稼働中にベルト2によって可動支持フレーム8に作用するベルト進行方向の荷重を支持する作用も奏する。
【0024】
上記実施形態では二つの可動支持フレーム8を連続して配置しているが、可動支持フレーム8の個数は限定されない。可動支持フレームは必要に応じて一つであってもよい。ベルトの張力が大きい場合には可動ローラを多くすることによりベルト2が下がりやすくなるので、そのときには三つ以上の可動支持フレーム8を設けてもよい。さらに、ベルトコンベア1全体の中に可動支持フレームを一カ所にのみ連続して集めて配置するのではなく、必要であれば固定支持部材6の間に複数箇所に分けて配置し、ベルトの長手方向における複数箇所から排水するようにしてもよい。しかし、ベルトを進行させながら排水する場合にはベルト上の水が可動支持フレーム8の位置まで搬送されるため、可動支持フレーム8の設置部位は一カ所でよく、この方が低コストとなるので好ましい。
【0025】
また、上記実施形態では可動支持フレーム8を傾倒することによって変位ローラを下方に移動させる構成であるが、かかる構成には限定されない。たとえば、可動支持フレームを上下方向に向けた駆動シリンダ等によって上下動可能に構成し、架台7にはこの可動支持フレームの上下動を案内するガイドレールを取り付けたものであってもよい。かかる構成により、可動支持フレームを下降させて変位ローラのベルト支持を解放することができる。このとき、変位ローラがベルトを支持する位置まで可動支持フレームを上昇させたうえでこの可動支持フレームをその位置に保持するように、その下方に係脱可能なストッパを設けてもよい。
【0026】
図4〜図8には他の実施形態にかかるベルトコンベア21が示されている。図4はベルトコンベア21の主要部を示す正面図である。図5はベルトコンベア21上の水を排水するときの状態を示す要部正面図である。図6は図4のIV−IV線矢視図であり、図7は図5のIIV−IIV線断面図である。
【0027】
このベルトコンベア21は、そのベルト2が幅方向の中央部が凹陥状となるようにキャリアローラ23によって下から支持されているが(図6参照)、後述するように上記可動支持フレーム8(図1から図3)とは異なる構造の可動支持フレーム22を備えている。このキャリアローラ23も前述のキャリアローラ3(図3)と同様に、一個の中ローラ30とその両側に上方に傾斜して配置された一対のサイドローラ31とから構成されている(図6および図7参照)。
【0028】
図4および図5に示すように、このベルトコンベア21には四つの可動支持フレーム22が備えられているが、もちろん、この個数に限定されない。可動支持フレーム22は図1のもの8と同様に架台25に傾倒可能に枢支されており、固定支持部材24は架台25に固定されている。また、可動支持フレーム22は駆動シリンダ11を用いた駆動機構26によって傾倒させられる。
【0029】
駆動機構26は、可動支持フレーム22の下端同士を回動可能に連結する連結棒27と、この連結棒27の端部にそのロッド11aの先端が連結された駆動シリンダ11とからなる。そして、駆動シリンダ11がロッド11aを伸長することにより可動支持フレーム22が直立状態となってキャリアローラ23がベルト2を下から支持する(図4および図6)。また、駆動シリンダ11がロッド11aを縮短することによって可動支持フレーム22が枢支点Pを支点として傾倒し(図5)、その結果キャリアローラ3は下降してベルト2の支持を解放する(図7)。以上の点は図1の可動支持フレーム8および駆動機構9と同様の構成である。
【0030】
しかし、駆動シリンダ11は架台25に取り付けられているが、とくに揺動可能に取り付ける必要はない。なぜなら、可動支持フレーム22の下端には連結棒27と連結するために、その長手方向に長孔28が形成されており、各長孔28に連結棒の連結ピン29が係合した構造を採用しているからである。この構造により、駆動シリンダ11のロッド11aを伸縮したときに、可動支持フレーム22は傾倒するが、連結棒27は上下動する必要はなく連結ピン29が長孔28内を移動するだけとなる。したがって、駆動シリンダ11は揺動可能に取り付ける必要はない。上記連結ピン29が係合する長孔28が可動支持フレーム22の駆動部といえる。もちろん、図1および図2に示す構造の駆動機構9を用いてもよい。さらに、図1および図2の駆動機構としてこの図4および図5に示す構造26を採用してもよい。
【0031】
このベルトコンベア21の可動支持フレーム22は図1および図2の可動支持フレーム8と構造が異なっている。図8も併せて参照すれば明らかなように、この可動支持フレーム22は、中ローラ30および一対のサイドローラ31の他に、ベルト2の幅方向の中央部を下から押圧する中央押圧ローラ32が取り付けられている。この可動支持フレーム22は、ベルト2の両側にそれぞれ配置されて架台25に枢支された縦枠部材33と、縦枠部材33の枢支点Pより上方に両縦枠部材33に渡された支持梁34と、この支持梁34に上方に向けて突設された一対の第一ブラケット35とを有している。両第一ブラケット35間に中ローラ30が回転自在に取り付けられており、各第一ブラケット35と各縦枠部材33の上端との間にサイドローラ31が回転自在に取り付けられている。そして、上記支持梁34に、中ローラ30とサイドローラ31とが形成する面にほぼ垂直な方向に一対の第二ブラケット36が突設されている。この第二ブラケット36は、支持梁34における、可動支持フレーム22の傾倒方向とは反対側(図4中の右側)の面に突設されている。そして、一対の第二ブラケット36間に上記中央押圧ローラ32が回転自在に取り付けられている。中央押圧ローラ32の長さは上記中ローラ30の長さとほぼ同じにされている。
【0032】
かかる構成の可動支持フレーム22が、変位ローラ23が下降するように傾倒したときには、上記中央押圧ローラ32は逆に上方に変位することになる(図5および図7参照)。その結果、変位ローラ23の支持が解放されて幅方向水平になり且つ重力によって下降してきたベルト2は、この中央押圧ローラ32によってその中央部が上方に向けて押圧される。したがって、ベルト2のこの部分の幅方向を見れば、中央よりも両側辺部が少なくとも低くなるので、ベルト上の水は効果的に両側辺から排水されることになる。なお、図4および図5中の符号37は、駆動シリンダのロッド11aに取り付けられた保護用のべローズである。
【0033】
本実施形態では中央押圧ローラ32は中ローラ30とほぼ同じ長さにされているが、かかる構成に限定されない。たとえば、平面視で両サイドローラ31の端部間距離、すなわち、ベルトの幅寸法程度にしてもよい。この場合、中央押圧ローラ32の両端部から中央に向けて外径が漸増する形状、つまり、クラウンが施された形状、太鼓胴状の形状にするのが好ましい。こうすることにより、中央押圧ローラ32によって押圧されたベルト2は、幅方向の中央よりも両側辺部が低くなるので、ベルト上の水は効果的に両側辺から排水されることになる。
【0034】
本実施形態では、中央押圧ローラ32は中ローラ30とサイドローラ31とが形成する面にほぼ垂直、つまり、図示の形態では可動支持フレーム22の縦枠部材33に垂直に突設しているが、特に垂直には限定されない。垂直から少々傾斜していてもよい。要するに、可動支持フレーム22が傾倒して変位ローラがベルトの支持を解放したときに中央押圧ローラがベルトの中央部を押し上げるように構成されておればよい。
【0035】
また、傾倒可能に構成された上記可動支持フレーム22に代えて、前述したような上下方向に敷設されたガイドレール上を駆動シリンダ等によって上下動可能に構成した可動支持フレームを採用してもよい。この場合、この昇降可能な可動支持フレームに隣接して中央押圧部材を架台に固設しておけばよい。そして、この中央押圧部材の上端は上昇位置にある中ローラとほぼ同じ高さ位置に設定しておく。そうすれば、可動支持フレームを下降させて変位ローラによるベルト支持を解放しても、この中央押圧部材の上端がベルトの幅方向中央部を相対的に押し上げることになる。
【0036】
【発明の効果】
本発明のベルトコンベアによれば、特別且つ大がかりな装置を必要とすることなくベルトおよびその上に溜まった水の自重を利用すること等によりベルト上の水を効果的に排水することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルトコンベアの一実施形態の主要部を示す正面図である。
【図2】図1のベルトコンベア上の水を排水するときの状態を示す要部正面図である。
【図3】図1および図2におけるキャリアローラとベルトの状態を示す側面図である。
【図4】本発明のベルトコンベアの他の実施形態の主要部を示す正面図である。
【図5】図4のベルトコンベア上の水を排水するときの状態を示す要部正面図である。
【図6】図4のIV−IV線矢視図である。
【図7】図5のIIV−IIV線断面図である。
【図8】図4のベルトコンベアにおける可動支持フレームを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア
2 ベルト
3 キャリアローラ
4 中ローラ
5 サイドローラ
6 支持部材
7 架台
8 可動支持フレーム
9 駆動機構
10 連結棒
11 駆動シリンダ
12 保持台
13 ストッパ
21 ベルトコンベア
22 可動支持フレーム
23 キャリアローラ
24 固定支持部材
25 架台
26 駆動機構
27 連結棒
28 長孔
29 連結ピン
30 中ローラ
31 サイドローラ
32 中央押圧ローラ
33 縦枠部材
34 支持梁
35 第一ブラケット
36 第二ブラケット
37 べローズ
P 枢支点

Claims (9)

  1. 架台と、
    搬送用のベルトと、
    該ベルトをその下方から、ベルトの横断面の中央部が凹陥状となるように支持するキャリアローラと、
    上記キャリアローラのうちの少なくとも一部である変位ローラを下方に変位させるための変位ローラ下降装置とを備えてなるベルトコンベア。
  2. 上記変位ローラに隣接して、変位ローラが下方に変位したときにベルトの横断面の中央部を相対的に下方から上方に押すための中央押圧部が配設されてなる請求項1記載のベルトコンベア。
  3. 上記変位ローラ下降装置が、上記変位ローラが回転可能に取り付けられる可動支持フレームと、変位ローラが下方に変位するように上記可動支持フレームを駆動する駆動機構とを有してなる請求項1または2記載のベルトコンベア。
  4. 上記可動支持フレームの中間部が上記架台に枢支され、且つ、該枢支点を中心に回動可能に構成されており、
    上記駆動機構が、可動支持フレームの上記枢支点を挟んで変位ローラの取付部と反対側に位置する駆動部を押し引きするように構成されてなる請求項3記載のベルトコンベア。
  5. 上記可動支持フレームがベルトの移動方向に沿って間隔をおいて複数個取り付けられており、
    上記駆動機構が、可動支持フレームの駆動部同士を連結する連結部材と、該連結部を押し引きする駆動装置とを備えてなる請求項4記載のベルトコンベア。
  6. 上記中央押圧部が可動支持フレームにおける変位ローラ取付部の下方に突設されており、
    可動支持フレームが変位ローラを下方に変位させるように傾倒するに伴って上記中央押圧部が上方に変位するように構成されてなる請求項4記載のベルトコンベア。
  7. 上記中央押圧部がベルトの幅方向に延びるローラから構成されてなる請求項2記載のベルトコンベア。
  8. 上記中央押圧部が、ベルトの横断面の中央部に対応する範囲でベルトの幅方向に延びるローラから構成されてなる請求項2記載のベルトコンベア。
  9. 上記中央押圧部を構成するローラが、その長手方向の両端部から中央に向けて外径が漸増するように構成されてなる請求項7記載のベルトコンベア。
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