JP2004195937A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】記録媒体をプラテンに載せ、プラテンの移動で副走査しながら記録を行うに際し、記録媒体の厚みに関わらず、記録媒体と記録手段との距離を一定に維持するとともに、記録媒体のセットや記録媒体の取り出しを容易化する。
【構成】副走査移動するプラテン301の位置によって記録媒体200に記録を行う記録位置と記録媒体を着脱するためのセット位置とを設け、記録位置には、記録媒体の厚みに関わらず記録手段と記録媒体との距離を一定に保つ紙間維持手段305、311を設け、セット位置には、プラテンの記録媒体の紙面と交差する方向の位置を規制しながらプラテンの移動を案内する案内手段301b、310aを設ける。
【選択図】図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェット記録装置に関し、特に、記録媒体をプラテンに載せ、該プラテンの移動で副走査しながら記録手段から該記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭やオフィスで用いられる記録装置としてはパーソナルコンピュータに接続して使用されるプリンタや、ワードプロセッサのプリンタ部、ファクシミリ、複写機などがある。これらの記録装置に用いられる記録方式として電子写真方式やインクジェット記録方式などが採用されている。
吐出口から吐出される微小なインク液滴を記録媒体に付着させることで記録物(印刷物等)を得るインクジェット記録方式の記録装置(インクジェット記録装置)は、電子写真方式等の他の記録方式に比べて装置が安価であり、小型化が容易であり、普通紙への事務文書の記録から専用紙や布等の記録媒体への写真画像の記録まで幅広い記録物を手軽に得ることができることから、広く普及している。また、小型化に有利な点を生かして携帯型のインクジェット記録装置も提案されている。
【0003】
このようなインクジェット記録装置においては、記録媒体としての記録用紙上に最適な画像を形成するために、記録用紙の記録面とインクジェット記録ヘッドの吐出口面との距離を一定に保つことが要請される。記録用紙の記録面と吐出口面との距離が少な過ぎると記録ヘッドが記録用紙に接触して記録面が汚損されたり、記録ヘッドが損傷を受けるなどの不都合が発生する可能性がある。逆に記録用紙の記録面と吐出口面との距離が大き過ぎるとインク滴の着弾精度が低下し、画像品位の低下を招くという不都合が発生しやすくなる。
中でも、帳票やノート、メモ用紙、アルバムなどのように記録用紙を積載して一体となしている記録媒体をそのまま用いて記録する場合は、使用される記録媒体全体の厚みが大幅に変化することから、記録用紙の記録面と記録ヘッドの吐出口面との間の距離を一定に管理することが非常に困難になる。
【0004】
通常の1枚の薄い紙を記録媒体として記録を行うインクジェット記録装置においては、記録用紙を搬送ローラ対により挟んで搬送を行うことができる。しかしながら、記録媒体の厚みが大きい場合や、複数枚の綴じられた記録用紙に記録するときのように全体の記録媒体の厚みが大きく変化する場合には、記録用紙をローラ対で挟むことができず、搬送ローラを用いる構成を採ることはできない。
そこで、積み重ねられた用紙を台に載せて記録を行い、記録を行った用紙を剥離することで次の用紙に記録を行うように構成された記録装置が、例えば特開平9−058073号に開示されている。しかしながら、この提案においては、記録ヘッドと記録用紙を積載する台との距離が一定であり、記録媒体全体の厚みが大きく変化すると記録ヘッドの吐出口面と記録用紙の記録面との距離が大きく変化することになり、インクジェット記録装置においては対応することができない。
【0005】
また、記録媒体の厚さに関係なく記録面と記録ヘッドとの距離を一定にするために記録面をガイドする構成が特開平9−234916号に開示されている。ところが、搬送ローラ対で挟んで搬送する記録装置では、記録された記録用紙を記録後に装置本体外へ排出する構成になっている。記録用紙を台に載せたままで記録された用紙のみを使用者が剥離する場合、記録面を規制したままでは用紙を取り出すことができず、といって記録面の規制を外すと記録用紙の位置が不安定になり、操作が難しくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、記録媒体をプラテンに載せ、該プラテンを記録手段に対して平行移動させることで副走査を行うインクジェット記録装置において、記録媒体の厚みに関わらず、記録媒体の記録面と記録手段の吐出口面との距離を一定に保つことができ、かつ、記録前の記録媒体のセットや記録後の記録媒体の取り出しを容易に行うことができるインクジェット記録装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、記録媒体をプラテンに載せ、該プラテンの移動で副走査しながら記録手段から該記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、前記プラテンの副走査方向の位置によって記録媒体に記録を行う記録位置と記録媒体を着脱するためのセット位置とを設け、前記記録位置には、記録媒体の厚みに関わらず前記記録手段の吐出口面と前記記録媒体の上面との距離を一定に保つ紙間維持手段を設け、前記セット位置には、前記プラテンの前記記録媒体の紙面と交差する方向の位置を規制しながら該プラテンの副走査方向の移動を案内する案内手段を設けることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
図1は本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の外観を示す模式的斜視図である。図1に示すインクジェット記録装置は自動車の外観を模した記録装置になっているが、これは製品形態の一例であり、本発明はこの形態に何ら限定されるものではない。
図1に示す記録装置100の外観は次のように構成されている。図1において、101は記録装置全体を覆うメインケース、102は記録用紙等の記録媒体を覆うペーパーカバー、103はインクタンクカバーである。このインクタンクカバー103を開けることで、インクタンクや記録ヘッドの交換を適宜に行うことができる。
【0009】
104は自動車のライト形状を模した電源スイッチボタン、105は記録装置100の電源の入切(オン・オフ)を示す電源ランプ、106はペーパーカバー102を開くために電源スイッチボタン104の反対側のライト形状を模して設けられたペーパーカバーボタン(カバーオープンボタン)、107はタイヤを模した足部材である。そして、前記足部材107は、樹脂製の円形部材(タイヤ状部材)107aの下部にのみ小さなゴム部材107bを取り付けた構造になっている。
本説明においては自動車形状としての前側を「前」とし、前方に向かって右側を「右」として方向を示す。また、同形状もしくは対称形状の部品が複数ある場合には、それらの部品が装着された方向としての「前」「後」「右」「左」を部品名の添字として使用することとする。
【0010】
図2は図1のインクジェット記録装置においてペーパーカバーを開いたときの状態を示す模式的斜視図である。ペーパーカバー102を開いた状態を示す図2において、該ペーパーカバー102は左右一対のカバーリンク108a、108bにより支持されており、さらにこのカバーリンク108a、108bは不図示のばねによりペーパーカバー102が開くように付勢されている。そこで、ペーパーカバーボタン106を押してペーパーカバー102の受け部102aを掛け止めしていたカバーオープンボタン(ペーパーカバーボタン)106のフック106aを外すと、ペーパーカバー102が開く。
【0011】
図3は本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の内部構造を示す模式的斜視図であり、図4は図3のインクジェット記録装置の内部構造を別の方向から見て示す模式的斜視図であり、図5は図3のインクジェット記録装置の副走査機構の構造を示す模式的斜視図である。これらの図面は、図1及び図2で説明した外側を覆う部品を省略して示すものである。
【0012】
図3〜図5において、200は記録媒体であり、この記録媒体200としては、同一大きさに裁断した記録用紙を複数枚重ね、奥側の端部を再剥離可能な糊(のり)で止めたものが使用されている。このような再剥離可能な糊で貼り合わせた複数枚の記録用紙から成る記録媒体は、端部を通常の糊で綴じてある記録媒体より付着している糊の面積が広く、記録面の平面性に優れている。301は記録媒体200を積載するプラテンである。前記記録媒体200は、その最下層の記録用紙の裏側に付けられた糊を用いてプラテン301上へ再剥離可能な状態で固定されている。
記録命令を受けると、記録用紙(記録媒体)200は、装置本体内へ引き込まれるときに記録され、記録が終了すると移動方向を反転されて元の位置(図2及び図3の位置)に戻ってくる。この位置はペーパーカバー102を開けることにより記録媒体200にアクセスできる位置にあり、記録媒体200がこの位置にあるときをアクセスポジションとする。
【0013】
本実施例に係るインクジェット記録装置は、記録用紙がローラ対に挟まれて一方向に搬送される通常のインクジェット記録装置とは異なり、記録用紙がプラテンに載せられて往復移動(副走査方向の移動)を行うように構成されている。
そして、記録媒体200が装置本体内に引き込まれる往動作の際に(往路で)記録が行われる。その理由は、復路で記録を行うと、記録直後に記録媒体200がアクセスポジションに出てきてしまい、記録濃度や記録モードによってはインクが定着していない場合があり、記録面の取り扱いに余分の注意が必要になるからである。つまり、往路で記録を行うと、元に戻る復路の時間を利用して記録インクの定着が可能になるからである。
【0014】
図3は記録装置を左斜め前方から見た斜視図であり、図4は記録装置を右斜め前方から見た斜視図であり、次に、これらの図を用いて記録装置の内部機構の概略の構成について説明する。
本実施例に係る記録装置は、記録手段としての記録ヘッド401の両矢印A方向の直線往復移動である主走査と記録媒体200としての記録用紙の両矢印B方向の直線往復移動である副走査とを直交させて組み合わせた、いわゆるシリアルタイプの記録装置である。図3及び図4において、400は記録手段401としての記録ヘッドの往復移動を行うための主走査ユニットであり、300は記録媒体200としての記録用紙の副走査移動を行うための副走査ユニットである。
【0015】
さらに、500は記録信号に基づいて記録ヘッド401やモータなどの駆動・制御を行うための電気回路基板ユニットである。そして、501は電源コネクタ、502はインターフェイスコネクタ、503は電源スイッチ、504は電源ランプ用のLEDである。
また、記録装置100の内部構造は、底板シャーシ110に電気回路基板ユニット500と副走査ユニット300を載せて固定し、該副走査ユニット300に主走査ユニット400を取り付けることにより、全体が構成されている。これに前述のメインケース101などの外観部品を組み合わせることにより、本実施例に係る記録装置が構成されている。
【0016】
ここで、前記主走査ユニット400について説明する。図3及び図4において、401が記録手段としてのインクジェット記録ヘッドであり、その下側の面にインク滴を吐出するための複数の吐出口から成る吐出口列が設けられている。記録ヘッド401はキャリア402に搭載されており、該記録ヘッド401には交換式のインクタンク403が載せられている。キャリア402は平行に設置されたガイド軸404及びガイドレール405によって平行移動可能に案内支持されている。ガイドレール405は金属の薄板で作られたキャリアシャーシ406の一部を折り曲げて形成されている。
【0017】
前記記録手段としての記録ヘッド401は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたものである。また、前記記録ヘッド401は、前記電気熱変換体により印加される熱エネルギーによってインク内に膜沸騰を生じさせ、その時に生じる気泡の成長、収縮による圧力変化を利用して吐出口よりインクを吐出させ、記録(プリント、印刷)を行うものである。
【0018】
図20は、記録ヘッド401のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図20において、記録用紙等の記録媒体(被記録材)と所定の隙間(例えば、約0.2〜約2.0ミリ程度) をおいて対面する吐出口面81には、所定のピッチで複数の吐出口82から成る吐出口列が形成され、共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。記録ヘッド401は、前記複数の吐出口82が主走査方向(記録ヘッド401の移動方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で、キャリア402に搭載されている。こうして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82からインクを吐出させる記録ヘッド(記録手段)401が構成されている。
【0019】
主走査ユニット400は、キャリアシャーシ406上に構成されている。キャリア402の駆動はキャリアモータ407によって不図示のベルトを介して行われ、キャリアモータ407の正逆回転によりキャリア402が往復移動する。これらの構成及び動作はシリアルタイプの記録装置(インクジェット記録装置)において一般的に行われている周知事項である。
ただし、この主走査ユニット400に変えて、記録媒体200の全幅または一部をカバーする長さのラインタイプのインクジェット記録手段を使用し、プラテン301の副走査のみで記録するライン方式のインクジェット記録装置を採用しても良い。
【0020】
次に、前記副走査ユニット300について説明する。この副走査ユニット300の構成及び動作は前述の主走査ユニット400に比べて複雑であるので、ここではサブユニットの概略構成を説明し、詳細な構成及び動作については別の図面を用いて後で説明する。
図3〜図5において、副走査ユニット300の大枠は、装置前方に向かって左側のシャーシ左302と右側のシャーシ右303とにより構成されている。記録媒体200を載せたプラテン301はプラテンばね305を介してプラテンキャリア304により支持されている。プラテンキャリア304は、シャーシ右303に設置されたプラテン軸306とシャーシ左302に形成されたプラテンガイドレール302a(図5、図16〜図18)とにより平行移動可能に案内支持されている。図5において、プラテンキャリア304の駆動は、シャーシ右303に固定されたプラテンモータ308により、プラテンギア307及びラックギア304aから成るラックアンドピニオン伝動機構を介して行われる。
【0021】
本実施例に係るインクジェット記録装置は、図4に示す矢印A方向の主走査と矢印B方向の副走査とによって記録を行うものである。すなわち、インクジェット記録装置100は、両矢印A方向の記録手段401の往復直線移動である主走査と、両矢印A方向と直交する両矢印B方向の記録媒体200の直線移動である副走査とを適宜組み合わせることにより、記録媒体200への記録を行うものである。
また、本実施例に係る記録装置の特徴の一つは、通常の記録装置のように副走査をオートシートフィーダから排紙部材への一方向への移動によって行うのではなく、主走査のような往復移動によって副走査を行う点にある。
【0022】
さらに、本実施例においては、複数枚の記録用紙を積層したものを記録媒体200として使用することから、記録用紙の残り枚数により積層高さ(積載高さ)が大幅に変化することになる。通常のインクジェット記録装置では、1枚ずつ供給される記録用紙に記録され、記録に適した記録用紙(1枚)の厚みは約0.05mm〜約2.0mm程度である。ところが、厚さ0.1mmの記録用紙を100枚積層すると積載(積層)高さは約10mm程度になり、使い始めの10mmから最後の1枚の0.1mmまで厚さが大きく変化する。従って、このような積載高さの変化に対応するために特別な仕組みが必要である。
【0023】
上記のような積載高さの変化に対応するために、記録の際には記録用紙をばねで上方に付勢支持した上で記録ヘッドと所定の距離を設けて設置されたガイド部材(後述のペーパーガイド311に相当)に押し付ける構成が採用される。
このような構成においては、使用者が記録用紙に触れる際、つまり記録用紙をプラテンに載せたり、記録後の記録用紙をプラテン上から取り外したりする際には、上記ガイド部材を記録用紙の上に位置させるわけにはいかない。また、記録用紙をばねで上下方向に付勢支持したままでは、該記録用紙を押すと動いてしまうことから、該記録用紙に触れることが難しくなる。そこで、記録動作中でないときには記録用紙(記録媒体)の上下位置を規制する必要がある。
従って、記録用紙の副走査動作の間で、記録用紙を上下方向にばね付勢する状態(本実施例では記録位置)と記録用紙の上下位置を規制する状態(本実施例ではセット位置)との2つの状態を適宜に橋渡しする仕組みが必要である。本実施例に係るインクジェット記録装置の構成は、このような着眼に基づいて完成されたものである。
【0024】
図3〜図5において、310はプラテン301の上下位置を一定に維持するためのプラテンガイドである。つまり、このプラテンガイド310は、使用者が記録用紙にアクセスするときのプラテン301の上下移動を規制(阻止)するためのものである。図4及び図5において、320は記録媒体200の上下位置規制方法(規制位置)の変更を橋渡しするための上下動ユニットであり、この上下動ユニット320は上下動歯車321とリンク機構(図5)とを組み合わせて構成されている。なお、前記リンク機構は、図4では主走査ユニット400の下に隠れているために図示されていない。
【0025】
図4において、340は前記上下動ユニット320を駆動するためのチャージユニットであり、360は該チャージユニット340を駆動するためのプッシュユニットであり、380は該プッシュユニット360を制御するためのラッチユニットである。これらの4つのユニット320、340、360、380をユニットを組み合わせることにより記録媒体200の上下動が行われる。本実施例に係るインクジェット記録装置の副走査ユニット300は、前記4つのユニット320、340、360、380を具備するものである。
【0026】
記録媒体200をプラテン301に装着したり、記録済みの記録用紙を剥がしたりするためのセット位置(図2及び図3に示すようなアクセスポジション)においては、該プラテン301はプラテンガイド310によって上下方向に移動しないように一定の高さ位置に保持されている。そのため、このセット位置では、プラテン301上に記録媒体200をセットするために該プラテン301を上から押しても動くことはなく、また、記録された最上層の記録用紙を剥がす際に記録媒体200を上方に引っ張っても浮き上がることはない。
【0027】
図6は図5中の吐出回復機構を示す模式的斜視図であり、図7は図6の吐出回復機構を図6とは別の方向から見て示す模式的斜視図である。
図8は本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の副走査ユニットのチャージユニット、プッシュユニット及びラッチユニット(リリースユニット)を示す斜視図であり、図9は図8の副走査ユニットにおいてプラテンの往路移動によってチャージユニットがチャージされたときの状態を示す斜視図であり、図10は図9の状態における副走査ユニットのチャージユニット、プッシュユニット及びラッチユニット(リリースユニット)を裏面側(内側)から見て示す斜視図であり、図11は図9の状態からプラテンがさらに往方向に移動することによりリリースされたチャージユニットによって上下動ユニットが駆動されて上昇したときの状態を示す斜視図であり、図12は図11の状態における副走査ユニットのチャージスライダ、プッシュユニット及びラッチユニット(リリースユニット)を裏面側(内側)から見て示す斜視図であり、図13は図11の状態からプラテンがさらに往方向に(本実施例では記録装置の後部に向けて)移動して記録可能な位置に到達したときの上下動ユニット、チャージユニット、プッシュユニット及びラッチユニット(リリースユニット)を示す斜視図である。
【0028】
次に、図5〜図13を用いて、本実施例に係るインクジェット記録装置の副走査ユニット300の構成及び動作を詳しく説明する。なお、図5においては、副走査ユニット300の概略構成が示されており、シャーシ右303などの部品が図示されていないことから必要な構成部品が宙に浮いているように示されているが、これはシャーシなどの向う側に隠れてしまう構成部品を明示するために採られた手法である。
図4及び図5において、積層された複数枚の記録用紙から成る記録媒体200はプラテン301上に剥離可能ではあるが固着状態で搭載されている。また、このプラテン301は、プラテンキャリア303に対して、副走査方向には一体として移動するが、上下方向には相対的に移動できるように搭載されている。この場合、プラテン301はプラテンキャリア303との間に装着されたプラテンばね305により常に上方へばね付勢されている。311は記録の際に記録媒体200の上面位置(高さ位置)を規制するためのガイド部材としてのペーパーガイドである。この前記ペーパーガイド311は、上記プラテンばね305とともに、記録ヘッド401の吐出口面81と記録媒体200の上面との距離(紙間)を所定値に維持するための紙間維持手段を構成するものである。
【0029】
前記プラテンキャリア304は、平行に設置されたプラテン軸306とプラテンガイドレール302aによって平行移動可能に案内支持されている。また、前記プラテンキャリア304は、その下面にラック(直線状の歯形を有する部材)304aが形成されており、シャーシ右303に取り付けられたプラテンモータ308によりプラテンギア307を介して矢印B方向(図3)に往復駆動することができる。
前記プラテンガイド310は前記シャーシ302、303に固定されており、該プラテンガイド310の両側には、プラテン301の両側に形成されたつば部(張り出し部)301b(図15〜図17)を上下から挟み込んで上下方向移動を阻止しながら水平方向移動を案内するための溝状の案内部(ガイド部、溝)310a(図15〜図17)が形成されている。従って、プラテン301がプラテンガイド310の位置(アクセスポジションを含む位置)にあるときには、記録媒体200は使用者が触って動くことはない。
【0030】
図5において、ペーパーガイド311は記録媒体200の上面の周辺の3辺に当接する形状になっている。これは場合によっては左右の2辺でも良い。ここで4辺でない理由は、プラテンキャリア304の往路進行方向前側には当接部(ガイド部材)が設けられておらず広く空いているためである。そこで、複数枚の記録用紙から成る記録用紙群(記録媒体)200がガイド部材としてのペーパーガイド311に当接した状態では、該ペーパーガイド311の連動腕311a(図16)がプラテン301の連動口301a(図16)に入り込んで該連動口301aの手前側の壁に当接することで、ガイド部材(ペーパーガイド)311とプラテン301とは上下方向の間隔を記録媒体(記録用紙群)200の厚さに応じて変化させながら副走査方向には一体に移動する。そのため、記録媒体200がペーパーガイド311に当接する際には、前記連動腕311aは前記連動口301aに対して隙間をもって入り込み、それから副走査方向に隙間の分だけずれてから当接することになる。このずれる際に記録用紙200の進行方向前側の辺がペーパーガイド311に引っ掛からないようにするために、この辺には押さえ部が設けられていない。
【0031】
図18は上記ペーパーガイド311の代わりに使用可能なペーパーガイドの変形例を示す模式的斜視図である。すなわち、上記ペーパーガイド311の代わりに、図18に示すような副走査方向に延びる2本のそり形状をした部材を記録装置に固定する構成を採ってもよい。図18において、固定ペーパーガイド左313と固定ペーパーガイド右314は、それらの下面で記録媒体200の上面の主走査方向両側の記録範囲外の部位を押さえ、記録媒体200の上面と記録ヘッド401の吐出口面との間の隙間が適切な距離になるように記録装置に固定されている。このような構成では、プラテン301に積載された記録媒体200は、2本の固定ペーパーガイド313、314に対してすべりながら副走査動作を行うことになる。このような構成によれば、図5の構成に比べて記録媒体200のペーパーガイドで押さえられていない縁が若干変形しやすくなるものの、記録装置の構成の簡単化を図ることができる。
【0032】
図5において、記録用紙200を糊で綴じられた辺を奥側にしてプラテン301上に積載すれば、ガイド部材がなくても、該記録用紙の記録面(紙面、表面)の浮きや撓みを抑制することができる。また、糊で綴じた側を奥側にすることで、記録後に使用者が1枚の記録された記録用紙を剥ぎ取る(取り去る)動作を容易にすることもできる。
また、ペーパーガイド311は、キャリアシャーシ406(図3、図4)の下面に折り曲げられたペーパーガイドそり406aに突き当たるようになっている。また、前記ペーパーガイド311は、上下方向と直交する方向にはペーパーガイドガイド312によりガイド(案内)されて副走査方向に往復移動可能に案内支持されている。前記ペーパーガイドガイド312もキャリアシャーシ406(図3、図4)の下面に取り付けられている。
【0033】
以上の構成により、記録動作を行うときには記録媒体200によりペーパーガイド311をキャリアシャーシ406に突き当たるまで押し上げることができ、それによって、記録動作時においては、記録用紙群から成る記録媒体200の厚さ(積載高さ)の如何によらず、該記録媒体200の上面と記録ヘッド401の吐出口面との間の隙間(紙間)を一定に保つことができる。こうして紙間維持手段が構成されている。また、ペーパーガイド311は、ペーパーガイドばね313により常にプラテン進入方向にばね付勢されている。
【0034】
ここで重要なのは、プラテン301を支持する状態が異なる記録位置とセット位置(アクセスポジション)との2つの位置の間で該プラテン301を如何にして滑らかに(円滑に)移行させるかであり、この異なる位置の間でプラテン301を円滑に移行させるための構成が重要になる。この2つの状態の間に十分に長い距離を設けることができれば、ゆるやかな斜面を持ったガイドレールを設けるなどして円滑な移行を実現することも可能であるが、それでは、記録装置全体が無駄に大型化してしまうことになる。そこで、本実施例においては、プラテン301の短い移動距離の間に該プラテン301を上下方向に所定距離にわたって移動させることができる手段が設けられている。そのための手段が前述の上下動ユニット320であり、この上下動ユニット320を駆動制御するための手段
(構成)が前述のチャージユニット340、プッシュユニット360及びラッチユニット(リリースユニット)380である。
【0035】
図5において、本実施例では、上下動ユニット320は4節リンク機構を用いてプラテン301を上下させるように構成されている。図5に示す上下動ユニット320において、321が上下動歯車であり、322が上下動駆動軸であり、323が上下動リンク右後であり、324が上下動リンク左後であり、325が上下動従動軸であり、326が上下動リンク右前であり、327が上下動リンク左前であり、328が上下押しリンク右であり、329が上下押しリンク左である。ここで、上下動歯車321は、上下動駆動軸322、上下動リンク右後323及び上下動リンク左後324と一体となって回動する。上下押しリンク右328及び上下押しリンク左329の位置は、プラテン301の両側に設けられた前記つば部(張り出し部)301bの上面を押すことができる位置に選定されている。
【0036】
前述の上下動駆動軸322、上下動リンク右後323、上下動リンク左後324、上下動従動軸325、上下動リンク右前326、上下動リンク左前327、上下押しリンク右328及び上下押しリンク左329を組み合わせることにより、4節リンクが構成されている。上下動駆動軸322と上下動従動軸325はシャーシ左302及びシャーシ右303に軸支されている。この2つの軸322、325の軸間距離は、上下押しリンク右328及び上下押しリンク左329に設けられたピン孔の間隔と同一であり、また、4つのリンク部材の軸間隔も同一である。このような4節リンクの構成(図5)によれば、上下動駆動軸322を回動させることにより上下押しリンク右328及び上下押しリンク左329を水平姿勢のまま上下動させることができる。つまり、上下押しリンク右328及び上下押しリンク左329は水平を保ったまま高さが変わることになる。
【0037】
そこで、プラテン301が副走査移動する際に記録位置とセット位置(記録用紙の着脱を行う位置、アクセスポジション)との中間の適切な位置にあるときに上下動歯車321を回動駆動すれば、該プラテン301を押し下げたり、押し下げを解除することで該プラテンを上昇させることができる。これによって、プラテンばね305及びペーパーガイド311による記録用紙上面位置規制モードと左右の上下押しリンク328、329及びプラテン301のつば部301bによるプラテン位置上下位置規制モードとを切り換えることができる。
【0038】
前記上下動ユニット320の動作を説明する前に、ここで図5中に示す吐出回復機構600について説明する。この吐出回復機構600は記録ヘッド401の吐出口からのインク吐出性能を維持回復することにより記録品位の低下を防止するための手段であり、インクジェット記録装置においては重要な機構である。
図5において、吐出回復機構600は、プラテンキャリア304上に設けられている。図5中の699は吐出回復機構600による回復操作によって吐出口から排出されたインクを吸収し保持するための排インク吸収体である。
【0039】
図6及び図7は上記吐出回復機構600のみを取り出して示す斜視図である。図6及び図7において、601は記録ヘッド401の吐出口を覆うためのキャップであり、602は記録ヘッド401の吐出口面(吐出口が形成された面)を拭き取り清掃(ワイピング)するためのワイパーブレードであり、これらはゴム状弾性材や熱可塑性エラストマーなどの柔らかい弾性部材で形成されている。キャップ601及びワイパー602はシリンダ603に一体に形成された伸び出し部分(ホルダ部分)に取り付けられている。シリンダ603にはキャップばね604が装着されており、該シリンダ603は該キャップばね604によりキャップ601を記録ヘッド401の吐出口面に押し付ける方向に付勢されている。
【0040】
前記シリンダ603の横には同軸関係でポンプ歯車605が設けられており、該ポンプ歯車605は回復モータ606により駆動される。これら一連の部品は回復シャーシ608上に設けられており、該回復シャーシ608はプラテンキャリア304(図5)に固定されている。つまり、吐出回復機構600はプラテンキャリア304と一体に副走査方向に往復移動するように構成されている。
また、シリンダ603の内部には記録ヘッド401内のインクを吸引するための負圧発生手段(吸引ポンプ)が構成されており、キャップチューブ609によりキャップ601とシリンダ603が接続されている。
記録動作中においてはキャップ601は開放状態のままであるので、以下のプラテン301の動作説明においては吐出回復機構600についての説明は省略する。
【0041】
図8及び図9は上下動歯車321を駆動するための構成を示す斜視図であり、該構成はシャーシ左302に取り付けられている。
図8及び図9において、チャージユニット340は上下動歯車321を駆動するためのばね力を貯えたり放出したりするユニットである。プッシュユニット360はチャージユニット340にばね力を貯えるためのユニットである。また、前記プッシュユニット360は、プラテンキャリア304に一体に構成されており、前記ばね力を貯えるための駆動源としてプラテンキャリア304の動きを用いるものである。さらに、ラッチユニット(リリースユニット)380は、前記プッシュユニット360の動作を制御するためのものである。
【0042】
前記チャージユニット340は次のように構成されている。チャージ軸341が副走査方向と平行に配置され、チャージアングル(取付け部材)前342とチャージアングル(取付け部材)後343とを用いてシャーシ左302に固定されている。チャージ軸341には門形のチャージラック344とチャージスライダ345が摺動可能に取り付けられていて、チャージスライダ345とチャージラック344との間にチャージばね前346とチャージばね後347とが前記チャージ軸341を通るように装着されている。
【0043】
また、内側から見た図10に示すように、上下動歯車321の裏側にはラックロック爪348とラックロックばね349が設けられている。ラックロック爪348はシャーシ左302に形成された孔(凹部)に引っかけるように取り付けられていて、シャーシ左302から離れる方向には回動可能に支持されている。ラックロックばね349はラックロック爪348をチャージラック344に押し付けるように装着されている。また、図10に示すように、プラテンキャリア304に設けられたロック解除ピン364は前記ラックロック爪348を前記ラックロックばね349の力に抗してチャージラック344から引き離すように作動する。
【0044】
図8〜図10において、前記プッシュユニット360は次のように構成されている。プッシュユニット360は、プラテンキャリア304の一部として一体に設けられたプッシュホルダ361と、該プッシュホルダ361に上部で上方に突き当たっいるプッシャー362と、プッシャー362をプッシュホルダ361に押し付けるためのプッシュばね363とを備えている。以後の説明では、プッシュホルダ361を示す際にプラテンキャリア304全体を示す必要がない場合には、プッシュホルダ361のみを示してプラテンキャリア304全体の表示は省略することにする。
【0045】
前記リリースユニット(ラッチユニット)38は次のように構成されている。リリース軸381が副走査方向と平行に配置され、該リリース軸381はリリースホルダ382によってシャーシ左302に取り付けられている。リリース軸381にはプッシュリリーサー前383とプッシュリリーサー後384が回動可能に支持(装着)されている。各プッシュリリーサー383、384の間には、これらのプッシュリリーサーの腕部分が互いに近づく方向に各プッシュリリーサー383、384をばね付勢するようにリリースばね385が取り付けられている。そして、2つのプッシュリリーサー383、384は、前記リリースホルダ382に突き当たって止まっている。これら2つのプッシュリリーサー383、384の内側にはピン(リリースピン383a、384a)が設けられており、これらのピンは前記プッシャー362に設けられたカム面とかみ合って該プッシャー362を下に引き下ろす働きをするものである。
【0046】
次に、前記プラテンキャリア304の往復移動において、駆動源としての前記上下動ユニット320が駆動制御される状態について説明する。
プラテンキャリア304が記録装置の後方へ向けて移動(往路移動)すると、やがてプラテンキャリア304と一体に動くプッシャー362がチャージスライダ345に突き当たり、チャージばね後347を押し縮めながら該チャージスライダ345を押し込んでいく(図9)。このとき、チャージラック344は、内側(裏側)に設けられたラックロック爪348(図10)が引っかかっているので、移動しない。プラテンキャリア304がさらに移動(往路移動)すると、前記ラックロック爪348は、該プラテンキャリア304に設けられたロック解除ピン364によりチャージラック344から離れるように動く。
【0047】
そのため、チャージラック344の固定(ロック)が外れ(解除され)、該チャージラック344はチャージばね後347のばね力(復元力)により後方へ移動する(図11)。このチャージラック344の移動により、チャージラック344のラックと噛み合った上下動歯車321が反時計方向に回転し、上下動リンク(上下動ユニット320の4節リンク機構)が上位置(上昇位置)へ移動する(図11)。
このとき(図11の状態のとき)、プラテン301がちょうど前記上下動リンクの真下に位置するように設定しておけば、該プラテン301はプラテンばね305により記録媒体200の上面がペーパーガイド311の下面に突き当たるまで上方へ移動(上昇)する。このとき、プラテンキャリア304の駆動をロック解除位置で一旦止めるように構成しても良いが、そのまま一定速度で動かし続けてもよい。この場合、一定速度で動かし続けることにより記録動作の無駄時間を減らすことができる。また、ペーパーガイド311の記録媒体200への当接部は記録用紙200が進入してくる側には設けられていないので、斜めに当接しても稜線が引っかかるようなことはない。
【0048】
プラテンキャリア304が記録装置の後方へ向けてさらに移動(往路移動)すると、プッシュリリーサー後384のリリースピン384aがプッシャー362のトップカム面362aにかみ合ってプッシャー362を引き下げる(図12)。すると、プッシャー362がチャージスライダ345から外れ、該チャースライダ345はチャージばね後347のばね力(復元力)によりチャージラック344の中央部分に戻される。プッシャー362はそのままプラテンキャリア304といっしょに記録装置後方へ向けて移動する(図13)。これでプラテン301の副走査方向の往路動作(装置後方へ向かう移動)は終了する。
【0049】
図14は図13の状態からプラテンが移動方向を反転させて復方向(戻り方向)に移動することでチャージユニットがチャージされたときの状態を示す斜視図である。
次に、プラテン301の復路動作(装置前方へ向かう移動)について説明する。復路動作においても、ばねのチャージやロック解除などの動作は、前後方向が反転するだけで実質的に同じである。ただし、復路動作は、前述の往路動作と比べ、チャージユニット340の動作が逆向きになることで上下動歯車321が逆方向(図14中で時計回り方向)に回転することにより、上下動ユニット320の上下動リンク(上下動ユニット320の4節リンク機構)が下位置(下降位置)へ移動し、上下押しリンク右328及び上下押しリンク左329がプラテン301の両側のつば部301bを押し下げる動きを行う点が異なっている。
【0050】
図14に示すように、プラテンキャリア304が往路と逆向きに移動するとチャージスライダ345が逆向きに(記録装置前方へ向けて)移動し、チャージばね前346が押し縮められる。ここでも、チャージラック344は、背面でラックロック爪348(図10)により止められている(ロックされている)ので移動しない。プラテンキャリア304上のロック解除ピン364がラックロック爪348を押し開く位置までプラテンキャリア304が移動すると、チャージラック344がチャージばね前346の力によって記録装置の前方へ向けて移動し、上下動歯車321を図14中で時計回り方向に回転させる。
【0051】
このとき、プッシュリリーサー後384のピン384aがプッシャー362のサイドカム面362bを上がるため、該プッシュリリーサー後384は、リリースばね385の力に抗して回転してカム面に達しない状態になるので、プッシャー362を引き下ろす働きをしない。これは前述のプラテン301の往路(記録装置の後方へ向けての移動)においても同様であり、往路の場合は、プッシュリリーサー前383のピン383aがプッシャー362のサイドカム面362bを上がるため、該プッシュリリーサー前383は、リリースばね385の力に抗して回転してカム面に達しない状態になるので、プッシャー362を引き下ろす働きをしない。つまり、プッシャー362の制御に必要のない状態では、プッシュリリーサーは往路及び復路とも動作しないようになっている。
以上のように構成することにより、ロック解除ピン364がラックロック爪348を解除する位置(同一位置)において、上下動ユニット320が動作することになる。つまり、記録媒体200がある特定の位置にくると、往路では上下動ユニット320がプラテン301を上へ上昇させるように作動し、復路では押し下げるように作動することになる。
【0052】
図15はプラテン301が往方向に移動してプラテンガイド310から離脱した直後に上下動ユニット320により未だ同じ高さに保持されている状態を示す斜視図であり、図16は図15の状態から上下動ユニット320が作動を開始してプラテン301が上昇し始めたときの状態を主走査ユニット400とともに示す斜視図であり、図17は図16の状態からプラテン301が記録可能な位置まで上昇したときの状態を示す斜視図である。
【0053】
次に、主として図15〜図17を参照しながら記録装置全体の動作について説明する。
使用者はカバーオープンボタン106を押してペーパーカバー102を開き、記録媒体200をプラテン301上の所定の位置にセットする(図2)。インタフェイスコネクタ502(図3)に接続されたコンピュータもしくはそれに類する情報処理装置から記録を行う旨の指示を行う。記録開始信号及び記録データが送られてくると、回復モータ606の駆動によりキャップ601が記録ヘッド401から離れる(図6、図7)。次にプラテンモータ308が作動してプラテン301をプラテンガイド310から引き出してインクジェット記録ヘッド401と対面する位置へ移動させる(図15)。プラテン301は図2及び図3に示すようなアクセスポジションではプラテンガイド310によって上下位置を規制されている。
【0054】
プラテン301がプラテンガイド310から徐々に出ていっても、該プラテンガイド310の出口近傍には左右一対の上下押しリンク328、329が該プラテンガイド310の上下位置規制面(図示の例では水平溝)と同じ高さ位置に待機しているので、プラテン301は水平姿勢のまま出てくる。プラテン301がプラテンガイド310から完全に外れるところまで出てきた位置に、プラテンキャリア304のロック解除ピン364がラックロック爪348を引く位置、すなわちチャージラック344を移動可能にする位置が設定されている。そこで、上下動ユニット320が作動し、プラテンキャリア304の移動に応じてチャージラック344が移動し、上下動歯車32を回動させることにより4節リンク機構(図5)を上昇させる。これに伴って、プラテン301は水平を保ったままプラテンばね305の力により徐々に上方へ移動する。
【0055】
前記プラテン301が上方へ移動すると、該プラテン301は記録媒体200の最上面がペーパーガイド311の下面に突き当たったところで停止する。ペーパーガイド311はキャリアシャーシ406を下方に折り曲げて形成されたそり部406a(図17)に突き当たって摺動している。また、プラテン301はプラテンキャリア304に対して上下方向に移動可能でかつ上方に付勢されている。そのため、記録媒体200の厚さに関係なく、記録用紙の最上面を常に同じ高さ位置に設定することができ、記録ヘッド401の吐出口面と該記録用紙の最上面との間隔(隙間、紙間距離)を均一に保つことができる。記録媒体200の厚さの変化に対応するために上下動ユニット320のストロークは十分な長さに選定されている。
【0056】
ペーパーガイド311には下方へ伸びた連動腕311a(図16、図17)が設けられており、該連動腕311aはプラテン301に形成された連動口301a(図16)の前側(記録装置の前方側)の壁に突き当たる。さらに、ペーパーガイド311はペーパーガイドばね313(図15)により常に前方へ付勢されている。そこで、記録開始に伴ってプラテン301がさらに往路移動(副走査)すると、ペーパーガイド311は記録用紙といっしょに移動する。
記録が終了すると、プラテンモータ308を逆回転させて、プラテンキャリア304を逆向きに(記録装置の前方に向かって)移動させる。プラテンキャリア304が記録位置(記録ヘッド401の位置)を通過した後、プラテン301は上下動ユニット320の作動によってプラテンガイド310のガイド部(案内部)310aの高さまで押し下げられ、該プラテンガイド310に入り込んでアクセスポジション(図2、図3)に戻り、一連の記録動作が完了する。
記録終了後、使用者は、記録媒体200の最上層の記録された用紙を剥ぎ取れば良い。
【0057】
図19は本発明を適用したインクジェット記録装置の第2実施例の要部の概略構成を示す説明図である。
図19において、記録ヘッド401から記録媒体200の上面までの距離を測定するための光反射センサである距離センサ801が記録ヘッド401に設けられている。この距離センサ801は図19に示すように記録ヘッド401と一体でも良く、また、記録ヘッドを搭載したキャリア402(図3、図4)上に設けても良い。また、距離センサ801としては、光反射センサに限定されることなく、例えば超音波を用いるセンサなど、他の方式のものを使用しても良い。
プラテンキャリア304上にはプラテンアクチュエータ802が設けられており、プラテン301は該プラテンアクチュエータ802により上下方向位置を変更できるように支持されている。該プラテンアクチュエータ802としては、ステッピングモータが好適であるが、電磁ソレノイドなど、他の形態の一般的なアクチュエータを使用しても良い。
【0058】
図19に示すインクジェット記録装置の概略の動作は以下の通りである。すなわち、先ず、記録動作の前に、プラテンアクチュエータ802を駆動して記録媒体200を記録ヘッド401から上下方向に十分遠ざけた後、記録媒体200を記録ヘッド401と対向する位置まで移動させる。そして、距離センサ801によって記録媒体200の表面と記録ヘッド401との距離を測定し、その情報に基づいてプラテンアクチュエータ802を再度駆動し、記録媒体200の厚さに関係なく該記録媒体の記録面(最上面)と記録ヘッド401の吐出口面との距離(隙間)が一定となるようにセットする。それからプラテンキャリア304を所定の位置まで副走査方向に移動させた後、記録動作を開始する。
図19の構成によれば、記録媒体200の表面にガイド部材等が接触しないので、表面が軟らかく傷つきやすい記録媒体を使用する場合や、スポンジ等のように押さえると大きく変形するような記録媒体を使用する場合でも、容易に記録を行うことが可能である。
【0059】
以上説明した各実施例においては、以下に列挙するような本発明の実施態様が記載されている。
実施態様1:記録媒体をプラテンに載せ、該プラテンの移動で副走査しながら記録手段から該記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、前記プラテンの副走査方向の位置によって記録媒体に記録を行う記録位置と記録媒体を着脱するためのセット位置とを設け、前記記録位置には、記録媒体の厚みに関わらず前記記録手段の吐出口面と前記記録媒体の上面との距離を一定に保つ紙間維持手段を設け、前記セット位置には、前記プラテンの前記記録媒体の紙面と交差する方向の位置を規制しながら該プラテンの副走査方向の移動を案内する案内手段を設けることを特徴とするインクジェット記録装置。
このような構成によれば、記録媒体をプラテンに載せ、該プラテンを記録手段に対して平行移動させることで副走査を行いながら記録するに際し、記録媒体の厚みに関わらず、記録媒体の記録面と記録手段の吐出口面との距離を一定に保つことができ、かつ、記録前の記録媒体のセットや記録後の記録媒体の取り出しを容易に行うことができるインクジェット記録装置が提供される。
【0060】
実施態様2:前記紙間維持手段は、記録手段の吐出口面から一定距離の位置に配置されたガイド部材に対して記録媒体を弾性力で当接させる手段であることを特徴とする実施態様1に記載のインクジェット記録装置。
実施態様3:前記案内手段は、記録手段の吐出口面から一定距離の位置に形成された溝にプラテンの一部を係合させる手段であることを特徴とする実施態様1又は実施態様2に記載のインクジェット記録装置。
実施態様4:前記記録位置と前記セット位置との切り換えを前記プラテンの移動によって行うことを特徴とする実施態様1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
【0061】
実施態様5:前記記録媒体は、同じサイズの記録用紙を複数枚重ねてその一部を綴じた記録用紙群であることを特徴とする実施態様1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
実施態様6:前記記録用紙群は再剥離可能な糊で貼り合わせて綴じられていることを特徴とする実施態様5に記載のインクジェット記録装置。
実施態様7:前記記録用紙群の最下層の記録用紙の裏面を再剥離可能な糊で前記プラテンに固着することを特徴とする実施態様5又は6に記載のインクジェット記録装置。
【0062】
実施態様8:同じ大きさの記録用紙を複数枚重ねてその一端部を綴じた記録用紙群をプラテンに載せ、記録手段の吐出口面から一定距離の位置に平行に配置されたガイド部材に対して記録用紙群の最上面を弾性力で当接させ、前記プラテンの移動で副走査しながら前記記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、前記ガイド部材は記録用紙の上面の周辺の2辺又は3辺に当接し、記録用紙が該ガイド部材に当接して移動しているときの移動方向前側の辺にはガイド部材が存在しないことを特徴とするインクジェット記録装置。
【0063】
実施態様9:前記記録用紙の前記ガイド部材が存在しない辺が該記録用紙を綴じる辺であることを特徴とする実施態様8に記載のインクジェット記録装置。
実施態様10:記録用紙が該ガイド部材に当接して移動しているときの移動方向前側は、記録時の進行方向前側と同じであることを特徴とする実施態様8又は9に記載のインクジェット記録装置。
実施態様11:前記記録用紙群を前記プラテンに載せるとき、該記録用紙群の綴じた辺を使用者から見て奥側とすることを特徴とする実施態様8〜10のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
実施態様12:前記紙間維持手段は、記録手段と記録用紙の最上面との距離を測定する測定手段と、該測定手段の測定結果に基づいて記録用紙と記録手段との距離を調節する紙間調節手段との組み合わせであることを特徴とする実施態様1に記載のインクジェット記録装置。
【0064】
なお、以上の実施例では、記録手段としての記録ヘッド401を主走査方向に移動させながら記録するシリアル型のインクジェット記録装置を例に挙げて説明したが、本発明は、記録媒体の全幅または一部をカバーする長さのラインタイプのインクジェットヘッドを用いてプラテン301の副走査のみで記録するライン方式のインクジェット記録装置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
また、本発明は、記録ヘッドの数にも関わりなく自由に実施できるものであり、1個の記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置の他、異なる色のインクを使用する複数の記録ヘッドを用いるカラー記録用のインクジェット記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度のインクを使用する複数の記録ヘッドを用いる階調記録用のインクジェット記録装置、さらには、これらを組み合わせたインクジェット記録装置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0065】
さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。
なお、本発明は、インクジェット記録装置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いるインクジェット記録ヘッドを使用するものにも適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式のインクジェット記録ヘッドを使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録(プリント)の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0066】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記録媒体をプラテンに載せ、該プラテンの移動で副走査しながら記録手段から該記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、前記プラテンの副走査方向の位置によって記録媒体に記録を行う記録位置と記録媒体を着脱するためのセット位置とを設け、前記記録位置には、記録媒体の厚みに関わらず前記記録手段の吐出口面と前記記録媒体の上面との距離を一定に保つ紙間維持手段を設け、前記セット位置には、前記プラテンの前記記録媒体の紙面と交差する方向の位置を規制しながら該プラテンの副走査方向の移動を案内する案内手段を設ける構成としたので、
記録媒体をプラテンに載せ、該プラテンを記録手段に対して平行移動させることで副走査を行いながら記録するに際し、記録媒体の厚みに関わらず、記録媒体の記録面と記録手段の吐出口面との距離を一定に保つことができ、かつ、記録前の記録媒体のセットや記録後の記録媒体の取り出しを容易に行うことができるインクジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の外観を示す模式的斜視図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置においてペーパーカバーを開いたときの状態を示す模式的斜視図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の内部構造を示す模式的斜視図である。
【図4】図3のインクジェット記録装置の内部構造を別の方向から見て示す模式的斜視図である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の副走査機構の構造を示す模式的斜視図である。
【図6】本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の吐出回復機構を示す模式的斜視図である。
【図7】図6の吐出回復機構を図6とは別の方向から見て示す模式的斜視図である。
【図8】本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の副走査ユニットのチャージユニット、プッシュユニット及びラッチユニット(リリースユニット)を示す斜視図である。
【図9】図8の副走査ユニットにおいてプラテンの往路移動によってチャージユニットがチャージされたときの状態を示す斜視図である。
【図10】図9の状態における副走査ユニットのチャージユニット、プッシュユニット及びラッチユニット(リリースユニット)を裏面側(内側)から見て示す斜視図である。
【図11】図9の状態からプラテンがさらに往方向に移動することによりリリースされたチャージユニットによって上下動ユニットが駆動されて上昇したときの状態を示す斜視図である。
【図12】図11の状態における副走査ユニットのチャージスライダ、プッシュユニット及びラッチユニット(リリースユニット)を裏面側(内側)から見て示す斜視図である。
【図13】図11の状態からプラテンがさらに往方向に移動して記録可能な位置に到達したときの上下動ユニット、チャージユニット、プッシュユニット及びラッチユニット(リリースユニット)を示す斜視図である。
【図14】図13の状態からプラテンが復方向(戻り方向)に移動することでチャージユニットがチャージされたときの状態を示す斜視図である。
【図15】プラテンが往方向に移動してプラテンガイドから離脱した直後に上下動ユニットにより未だ同じ高さに保持されている状態を示す斜視図である。
【図16】図15の状態から上下動ユニットが作動を開始してプラテンが上昇し始めたときの状態を主走査ユニットとともに示す斜視図である。
【図17】図16の状態からプラテンが記録可能な位置まで上昇したときの状態を示す斜視図である。
【図18】図5中のペーパーガイドの代わりに使用可能なペーパーガイドの変形例を示す模式的斜視図である。
【図19】本発明を適用したインクジェット記録装置の第2実施例の要部の概略構成を示す説明図である。
【図20】図3中の記録手段のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
【符号の説明】
81 吐出口面
82 吐出口
85 電気熱変換体
100 インクジェット記録装置
200 記録媒体(記録用紙、記録用紙群)
300 副走査ユニット
301 プラテン
301a 連動口
301b つば部
302 シャーシ左
302a プラテンガイドレール
303 シャーシ右
304 プラテンキャリア
305 プラテンばね
306 プラテン軸
307 プラテンギア
308 プラテンモータ
310 プラテンガイド
310a 案内部(ガイド部)
311 ガイド部材(ペーパーガイド)
311a 連動腕
313 ペーパーガイドばね
314 固定ペーパーガイド左
315 固定ペーパーガイド右
320 上下動ユニット
321 上下動歯車
322 上下動駆動軸
328 上下押しリンク右
329 上下押しリンク左
340 チャージユニット
341 チャージ軸
344 チャージラック
345 チャージスライダ
346 チャージばね前
347 チャージばね後
348 ラックロック爪
360 プッシュユニット
361 プッシュホルダ
362 プッシャー
363 プッシュばね
364 ロック解除ピン
380 ラッチユニット(リリースユニット)
381 リリース軸
382 リリースホルダ
383 プッシュリリーサー前
384 プッシュリリーサー後
384a リリースピン
385 リリースばね
400 主走査ユニット
401 記録手段(記録ヘッド)
402 キャリア
403 インクタンク
404 ガイド軸
406 キャリアシャーシ
406a そり部
407 キャリアモータ
600 吐出回復機構
601 キャップ
602 ワイパー(ブレード)
606 回復モータ
801 測定手段(距離センサ)
802 紙間調節手段(プラテンアクチュエータ)

Claims (1)

  1. 記録媒体をプラテンに載せ、該プラテンの移動で副走査しながら記録手段から該記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記プラテンの副走査方向の位置によって記録媒体に記録を行う記録位置と記録媒体を着脱するためのセット位置とを設け、
    前記記録位置には、記録媒体の厚みに関わらず前記記録手段の吐出口面と前記記録媒体の上面との距離を一定に保つ紙間維持手段を設け、
    前記セット位置には、前記プラテンの前記記録媒体の紙面と交差する方向の位置を規制しながら該プラテンの副走査方向の移動を案内する案内手段を設けることを特徴とするインクジェット記録装置。
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