JP2004195768A - 筆記具 - Google Patents

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JP2004195768A
JP2004195768A JP2002366107A JP2002366107A JP2004195768A JP 2004195768 A JP2004195768 A JP 2004195768A JP 2002366107 A JP2002366107 A JP 2002366107A JP 2002366107 A JP2002366107 A JP 2002366107A JP 2004195768 A JP2004195768 A JP 2004195768A
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JP2002366107A
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Masashi Shinya
雅司 新屋
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Tombow Pencil Co Ltd
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Tombow Pencil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】筆記状態での筆記体の損傷を防止し、フックの利便性を増すとともにその損傷を防止することも可能な筆記具を提供する。
【解決手段】チップ9にリフィル11を取付け、それをノック体15に一体的に移動するように取付け、バネ25でチップを格納する方向に付勢する。ノック体にフック27を一体的に設け、このフックの中間部31を弾性変形可能に構成する。そしてフックの先端部33と軸本体の外周上に互いに係合可能な突起41、43を設ける。従ってチップに作用する衝撃、過度の力はこの中間部により吸収される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は筆記具に関する。さらに詳細に言えば、ボールペンのチップ等、筆記体へ過度に作用する力を吸収することの出来る筆記具に関する。さらには、筆記体を軸本体から突出させた状態のままでポケットに格納し、クリップをポケット縁部に挟着させたときに、自動的に筆記体が軸本体内へ格納される筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばボールペンで、軸本体後端部に配置されたノック体を押すことにより、ペン先を軸本体先端から突出した状態に保持して筆記し、再度ノック体を押すことによりペン先を引っ込めるタイプのものが有る。このものでは、ペン先が突出状態に保持されるので、その状態のときにペンを落としたりすると、ペン先を損傷してしまうことがある。
また、ペンをポケットなどに格納する際にポケット縁部を軸本体との間に挟持するクリップが設けられているが、多くはプラスチックなどの成形されているために、過度に曲げた場合に破損してしまう場合がある。このクリップを固定部と可動部に分割し、両者の間に蝶番を配し、バネ部材を用いて常時は可動部を固定部と180度の位置にあるように構成したものがある。
【0003】
【特許文献1】
登録新案登録第3012443号登録実用新案公報(第3−5頁、図1、2)
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に記載されたものでは、フックの可動部が固定部に対して蝶番によって回動できるようになっているが、ペン先の損傷防止の機能は備えていない。
【0004】
本願発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものである。すなわち、本願発明の課題は、筆記状態での筆記体の損傷を防止すると共に、フックの利便性を増し、且つその損傷を防止することも可能な筆記具を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の筆記具においては、筆記体に一体移動可能に連結されたノック体にフックを一体的に形成し、このフックに、その長手方向の中間部に弾性変形可能な中間部を設け、フックの先端部と軸本体の外周上には、フックが軸本体の先端側所定の位置まで移動したときに互いに係合し、フックが軸本体の後端側へ移動するのを阻止し、該係合を外すことにより、フックの軸本体の後端側への移動を許容する係止手段を設けた。従って、筆記体先端に作用する衝撃あるいは過度な力を中間部が弾性変形することにより吸収することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の具体的実施の形態を、ボールペンを例として、図面を参照して説明するが、本願発明の範囲がそれに限定されるものではない。
【0007】
図1は本願発明の実施の形態に係るボールペン1の断面図である。図において符合3は中空の軸本体であり、略円筒状の本体5と、本実施の形態では、図中左側となるその先端側に取付けられた、別体に成形され、先端に向かって漸次径が小さくなる先端カバー7とで構成されている。
【0008】
軸本体3内には、後端側にリフィル11が取付けられた、筆記体としてのチップ9が配置され、後述のノック体15を操作することにより、その先端がカバー体7先端の孔8から出入りするようになっている。そしてリフィル11の後端部12は、軸本体3の後端部に配置されたノック体15の先端側から所定の深さに形成された取付け孔23に挿入固定されている。
【0009】
ノック体15は、軸本体3の本体5の貫通孔6の径より大きい外径を有する本体部17と、本体部17から後方へ延びるノック部19と、本体部17から軸本体3の本体5の貫通孔6内へ延びているガイド部21とを備え、取付け孔23はこのガイド部21に形成されている。従ってチップ9とノック体15とは一体的に移動する。符合25は圧縮バネで、カバー体7の先端側の平らな内面7aと、リフィル11の長手方向中間位置に形成された径の大きい膨出部13との間に配設され、チップ9、リフィル11、ノック体15の組立体を図中右方向へ付勢している。
【0010】
ノック体15のガイド部21には所定の位置に径方向外方へ突出するガイド突起24が形成され、これが軸本体3の本体5に形成された軸方向へ所定の長さで延びるガイド孔5aに嵌り、ノック体15の回転を阻止すると共に、軸方向の移動を案内し、且つ所定の範囲に制限している。
【0011】
ノック体15には、フック27が一体に設けられている。フック27はノック体15の本体部17から軸本体3に沿ってその先端側へ、軸本体3の円周方向でガイド孔5aに対応する位置で、軸方向所定の長さで延びている。
【0012】
フック27は、ノック体15の本体17から延びる基部29と、先端の先端部33とそれらの中間の中間部31からなっている。そして基部29と先端部33とはノック体15と同じプラスチック材料で形成されているが、中間部31は弾性の有るエラストマーで成形されている。
【0013】
このフック27を備えたノック体15はいわゆる2色成形で作ることが出来るが、製法はそれに限定されるものではなく、別体に成形したものを接着するなどしても良い。本実施の形態では図2に示されるように、中間部31はその両端部に先端側が広がった突起31a、31bが形成され、この突起31a、31bがそれぞれ基部29、先端部33に対応して形成された切欠き31a、33aに嵌り、結合を確実なものとしている。この構成に代わって他の実施の形態では、例えば図3に示されるように、中間部37をコイルバネで形成し、その両端部を、基部35、先端部39にそれぞれ形成された突起35a、39aに嵌めて固定しても良い。
【0014】
フック27の先端部33の軸本体3に面する側と、軸本体3の本体5の外周面には、図示のように互いに係合可能な突起41、43がそれぞれ設けられている。
【0015】
図1に示されているのは、ノック15を押してチップ9の先端を軸本体3の先端から突出させた状態で、この時フック側27側の突起41は軸本体3の後端側から移動して軸本体3側の突起43を乗り越えてその左側に位置している。この時、前述のバネ25の作用によりノック体15は図中右側へ向かって付勢されているが、突起41が突起43に当接し、図中右側への移動を阻止され、チップ9が突出した状態を維持している。
【0016】
この状態で例えば指先でフック27の先端を持上げると、フック27側の突起41が軸本体3側の突起43との係合から外れ、バネ25の力によって右側へ移動する。そしてガイド突起24がガイド孔5aの図中右側端部に当たってその位置に保持されることとなる。この状態においてチップ9の先端は軸本体3の中へ入り込んでいる。再度ノック体15を押せば、フック27の突起41が軸本体3の突起43を乗り越えて移動し、前述したようにその位置で保持され、筆記することが出来る。
【0017】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明の筆記具においては、チップと一体的に移動するノック体にフックを一体に形成し、該フックの長手方向での中間部を弾性材料で構成するなどして弾性変形可能にしたので、チップ先端を軸本体から出した状態で、誤って落とした場合にも、チップ先端に作用する衝撃がこの弾性変形可能な中間部により吸収され、チップの損傷が防止できる。
【0018】
また、使用する人によりチップ先端に作用する筆記圧が異なり、かなり高い筆記圧で使用する人もいる。その場合にその高い筆記圧によりチップが損傷してしまう可能性があるが、この場合にも本発明によれば過度な筆記圧は中間部により吸収され、損傷が防止される。
【0019】
さらに、中間部が弾性変形可能であるので、チップを出した状態のままこの筆記具をポケットに仕舞い、フックをポケット縁部に挟もうとすると、係止手段が外れ、チップが軸本体内に格納される。従って、衣服を汚すこともない。
【0020】
さらには、フックに過度の力が作用しても中間部が弾性変形するので、フック自体が破損してしまうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施の形態に係るボールペンの断面図である。
【図2】フックの構成を示す部分平面図である。
【図3】他の実施の形態に係るフックの構成を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1 ボールペン(筆記具)
3 軸本体
9 チップ(筆記体)
11 リフィル
15 ノック体
25 バネ
27 フック
29 基部
31 中間部
33 先端部
41 フック側突起
43 軸本体側突起

Claims (4)

  1. 軸本体と、前記軸本体内に該軸本体の軸方向に移動可能に収受された筆記体と、前記軸本体の後端側に取付けられ、前記筆記体に一体移動可能に連結されたノック体と、該ノック体に一体的に形成され、前記軸本体に沿って前記ノック体から前記軸本体の先端側に向かって延びるフックと、前記筆記体を前記軸本体の後端側へ付勢する付勢部材とを備え、前記フックは、その長手方向の中間部に弾性変形可能な中間部を備え、前記フックの先端部と前記軸本体の外周上には、前記フックが前記軸本体の先端側所定の位置まで移動したときに互いに係合し、前記フックが前記軸本体の後端側へ移動するのを阻止し、該係合を外すことにより、前記フックの前記軸本体の後端側への移動を許容する係止手段が設けられていることを特徴とする、筆記具。
  2. 請求項1記載の筆記具において、前記フックの中間部は、エラストマーで形成されていることを特徴とする、筆記具。
  3. 請求項1記載の筆記具において、前記筆記具の中間部はコイルバネで形成されていることを特徴とする、筆記具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1に記載の筆記具において、前記係止手段は、前記フックの先端部に形成された突起と、前記軸本体の外周上に形成された突起とで構成されていることを特徴とする、筆記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022027349A (ja) * 2020-07-29 2022-02-10 紘一 早坂 クリップの取付構造

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