JP2004195072A - 調理用グリル - Google Patents

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Kazuko Kuwabara
和子 桑原
Shinichi Hagiwara
伸一 萩原
Takeshi Takeda
剛 竹田
Kanji Kawarabayashi
幹治 河原林
Hideaki Yokoyama
秀明 横山
Toshishige Momose
敏成 百瀬
Kyoji Kameda
恭治 亀田
Hikomori Muranaka
彦司 村中
Naho Ueda
奈穂 上田
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Abstract

【課題】比較的簡単な構成でもって、被調理物のくっつき、剥がれを確実に防止することができる調理用グリルを提供すること。
【解決手段】被調理物20を焼き調理するためのグリル庫8と、被調理物20を載せるためのグリル焼網18と、グリル焼網18上の被調理物20に焼き調理を施すためのグリル用バーナ16と、を備えた調理用グリル。グリル焼網の予熱温度状態を検知するための温度検知センサ44が設けられている。更に、予熱温度状態を報知するための予熱報知手段が設けられ、予熱温度状態に達すると、この予熱報知手段が作動して予熱温度状態であることを報知する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被調理物を焼き調理する調理用グリルに関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭などで用いられるグリル付きガスコンロは、調理鍋などを加熱するための調理用コンロと、魚などを焼き調理するための調理用グリルとを備えている(例えば、特許文献1参照)。このガスコンロ内には、焼き調理(グリル調理)用のグリル庫が設けられ、グリル庫内の上部に加熱手段としてのグリル用バーナが設けられている。ガスコンロにはグリル開閉扉が取り外し可能に設けられ、このグリル開閉扉にグリル焼網の取出側端部が取り付けられている。グリル開閉扉を手前側に引いてグリル焼網を引き出し、このグリル焼網上に被調理物を載せた後にグリル開閉扉を押し込んで閉じると、グリル焼網がグリルバーナの下方に位置し、グリルバーナを燃焼させることによって、グリル焼網上の被調理物に対し焼き調理(グリル調理)を行うことができる。
【0003】
このような調理用グリルにおいては、被調理物として魚、肉などを焼いた際にグリル焼網に身の一部がくっついたり、剥がれたりし易くなる。これは、動物性たんぱく質食品を焼くと、主にたんぱく質のミオゲンが熱により反応し易いものに変わり、これが金属と結びついてグリル焼網にくっつくようになるためである。このようになった場合、被調理物の形が崩れて外観が悪くなる。また、くっついた身などをグリル焼網から取り除かなければならず、調理後のお手入れが煩雑となる。
【0004】
このようなことから、身のくっつき、剥がれを防止してお手入れ性を改善するために、予めグリル焼網にサラダ油を塗布し、或いはグリル焼網を予熱する方法が知られている。また、一般的に行われているように、グリル焼網にフッ素コート加工を施し、グリル焼網への身のくっつきを防止するようにしたものも知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平8-68511号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、サラダ油の塗布と予熱とを併用する方法では、焼き調理毎にグリル焼網にサラダ油を塗布しなければならず、その塗布作業が煩雑となる。また、グリル焼網の予熱は経験と勘とで行っているので、グリル焼網を所要の通りに予熱するのが難しく、予熱不良の場合、グリル焼網に身がくっつくようになる。
【0007】
また、フッ素コート加工を施す方法では、長期間使用するとフッ素コートに傷が付いたり、その一部が剥がれりするようになり、このフッ素コート層が剥がれた場合、被調理物の身などがくっつき易くなる。
【0008】
本発明の目的は、比較的簡単な構成でもって、被調理物のくっつき、剥がれを確実に防止することができる調理用グリルを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の調理用グリルは、被調理物を焼き調理するためのグリル庫と、被調理物を載せるためのグリル焼網と、前記グリル焼網上の被調理物に焼き調理を施すための加熱手段と、を備えた調理用グリルであって、
前記グリル焼網の予熱状態を感知するための予熱感知手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】
この調理用グリルでは、予熱感知手段が設けられているので、この予熱感知手段によって、グリル焼網の予熱状態を感知することができる。グリル焼網が所要の通りに予熱されたことを予熱感知手段が感知した段階で、グリル焼網に被調理物を載せて焼き調理(グリル調理)を行うと、被調理物のたんぱく質が瞬間的に変質し、このような瞬間的変質によってくっつき力をなくすことができる。従って、焼き調理時において被調理物の身のくっつきが発生し難く、被調理物に対して所望の焼き調理を施すことができる。
【0011】
本発明の請求項2記載の調理用グリルは、予熱状態を報知するための予熱報知手段が更に設けられ、前記予熱感知手段が前記グリル焼網の予熱状態を感知すると、前記予熱報知手段は予熱を報知することを特徴とする。
【0012】
この調理用グリルでは、グリル焼網が所定の予熱温度に達すると、予熱報知手段が予熱を報知するので、調理者はグリル焼網が予熱状態に達した(例えば、予熱温度に達した)ことを知ることができ、このような状態でグリル焼網に被調理物を載せて焼き調理することによって、被調理物のたんぱく質が瞬間的に変質し、グリル焼網への身のくっつき、剥がれを確実に防止することができる。
【0013】
本発明の請求項3記載の調理用グリルは、前記予熱感知手段は、前記グリル焼網の温度を検知する温度検知センサから構成され、前記温度センサの検出部が前記グリル焼網に接触するように設けられていることを特徴とする。
【0014】
この調理用グリルでは、予熱感知手段が温度検知センサから構成されているので、温度検知センサの検知温度に基づいて、グリル焼網が予熱状態に達したことを容易に感知することができる。また、温度検知センサの検知部がグリル焼網に接触するように構成されているので、この温度検知センサによって、グリル焼網の温度を正確に検知することができる。
【0015】
本発明の請求項4記載の調理用グリルは、前記温度検知センサは前記グリル庫内の異常温度を検知する異常温度検知センサとしても機能することを特徴とする。
【0016】
この調理用グリルでは、温度検知センサが異常温度検知センサとしても機能するので、グリル庫内の温度が異常温度まで上昇すると、温度検知センサがこの異常温度を検知してグリル庫内の温度が異常上昇したことを感知する。
【0017】
本発明の請求項5記載の調理用グリルは、前記グリル焼網の予熱を行う予熱調理モード及び前記グリル焼網の予熱を行わない通常調理モードに設定可能な調理モード設定手段が設けられており、前記調理モード設定手段により前記予熱調理モードを設定すると、前記グリル焼網の予熱終了後所定設定時間経過後に、前記加熱手段が強制的に作動終了し、前記調理モード設定手段により前記通常調理モードを設定すると、前記加熱手段の作動開始後所定設定時間経過後に、前記加熱手段が強制的に作動終了することを特徴とする。
【0018】
この調理用グリルでは、予熱調理モードと通常調理モードに設定可能である。そして、予熱調理モードを設定した場合、グリル焼網の予熱終了後(例えば、焼き調理を開始するためにグリル開閉扉を開放する、又は被調理物に対する焼き調理を行うためにグリル開閉扉を閉じる、或いは予熱を終了させるリセットボタンを操作するなどした後)所定時間(例えば、15分程度)経過後に加熱手段が強制的に作動終了するので、被調理物に対して長時間焼き調理が行われることがなく、グリル庫の安全性を確保することができる。また、通常調理モードを設定した場合、焼き調理を行うための加熱手段の作動後(加熱手段が例えばグリルバーナから構成される場合、このグリルバーナの燃焼後)所定時間(上述したと同様に、15分程度)経過後に加熱手段が強制的に作動終了するので、通常調理モードにおいてもグリル庫の安全性を確保することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従う調理用グリルの一実施形態について説明する。図1は、一実施形態の調理用グリルを備えたガスコンロを一例を示す斜視図であり、図2は、図1のガスコンロを示す断面図であり、図3は、図1のガスコンロのグリル庫に装備された温度検知センサ及びその近傍を示す部分断面図であり、図4は、図1のガスコンロのグリル庫に関する制御系を簡略的に示すブロック図であり、図5は、図1のガスコンロにおいて予熱調理モードによる調理の流れを示すフローチャートであり、図6は、図1のガスコンロにおいて通常調理モードによる調理の流れを示すフローチャートである。
【0020】
図1及び図2において、図示のガスコンロは直方体状のコンロ本体2を備え、このコンロ本体2の上部に一対の調理用バーナ4,6が設けられ、これら調理用バーナ4,6間のコンロ本体2内にグリル庫8が設けられている。コンロ本体2の上面後部には排気口10が設けられ、この排気口10に排気ガラリ12が着脱自在に装着されている。グリル庫8は排気通路14を通して排気口12に連通しており、グリル庫8にて発生する調理煙(燃焼排ガス、水蒸気、臭い等を含む)は排気通路14を通して排気ガラリ12から外部に排出される。
【0021】
グリル庫8内の上部には、焼き調理(グリル調理)する際に用いるグリル用バーナ16(焼き調理するための加熱手段を構成する)が配設されている。また、グリル庫8内にはグリル焼網18が取り外し可能に取り付けられる。魚、肉などの被調理物20は、このグリル焼網18に載せて焼き調理が施される。
【0022】
コンロ本体2の前面の幅方向(図1において左右方向、図2において紙面に垂直な方向)略中央部には、グリル庫8に対応して、グリル開閉扉22が設けられ、このグリル開閉扉22の内側部にグリル焼網18の取出側端部24が取り付けられている。このように構成されているので、グリル開閉扉22を矢印26(図2参照)で示す手前方向に引き出すと、このグリル開閉扉22を開放させてグリル庫8の前面側を開放することができ、この状態から更に矢印26で示す方向に引き出すと、グリル開閉扉22及びグリル焼網18をコンロ本体2(グリル庫8)から取り外すことができる。また、グリル焼網18の先端側をグリル庫8内に挿入してグリル開閉扉22を図2に示す挿入位置まで押し込むことによって、グリル開閉扉22及びグリル焼網18をコンロ本体2に着脱自在に取り付けることができる。この取付け状態では、図2に示すように、グリル庫8の前面側が閉じられ、グリル焼網18はグリル用バーナ16の下方に位置し、グリル用バーナ16の燃焼によって、グリル焼網18上の被調理物20に対して焼き調理を行うことができる。
【0023】
コンロ本体2の前面には、調理点火・消火ボタン32,34、グリル点火・消火ボタン36及び調理モード設定ボタン38(調理モード設定手段を構成する)が設けられている。調理点火・消火ボタン32(又は34)は、調理用バーナ4(又は6)の点火、消火を行うためのものであり、一度押圧操作すると点火燃焼し、再度押圧操作すると消火し、押圧する毎に点火、消火を繰り返す。グリル点火・消火ボタン36は、グリル用バーナ16の点火、消火を行うためのものであり、一度押圧操作すると点火燃焼し、再度押圧操作すると消火し、押圧する毎に点火、消火を繰り返す。また、調理モード設定ボタン38は、焼き調理(グリル調理)の調理モードを設定するためのものであり、一度押圧すると予熱調理モードが設定され、再度押圧すると通常調理モードが設定され、押圧する毎に予熱調理モード及び通常調理モードが繰り返し設定される。
【0024】
この形態では、調理モード設定ボタン38の横に予熱調理モードランプ40が設けられ、調理モード設定ボタン38を操作して予熱調理モードを設定すると、この予熱調理モードランプ40が点灯し、このように点灯することによって、調理者に予熱調理モードであることを知らせる。この予熱調理モードでは、後述するように、グリル用バーナ16によってグリル焼網18の予熱が行われ、この予熱後に被調理物20に対する焼き調理が行われる。一方、調理モード設定ボタン38を操作して通常調理モードを設定すると、グリル焼網18に対する予熱は行われず、被調理物20に対する焼き調理が行われる。
【0025】
このガスコンロでは、グリル焼網18の予熱状態を感知するための予熱感知手段42が設けられている。図3をも参照して、この実施形態では、予熱感知手段42が温度検知センサ44から構成され、温度検知センサ44はグリル焼網18の温度を検知する。焼き調理時に生じる油(例えば、魚、肉などの被調理物20から生じる油)からの汚れ、グリル用バーナ16の燃焼による輻射熱から保護するために、この温度検知センサ44を保護カバー58で覆うのが好ましく、この保護カバー58は、例えばステンレス鋼、鉄などの金属材料から形成される。保護カバー58は下側が開放されたカップ状部材から構成され、この保護カバー46内に温度検知センサ44が収容されている。温度検知センサ44は保護パイプ50の一端部に取り付けられ、この保護パイプ50の他端部近傍は支持軸52により回動自在に支持され、温度検知センサ44からのリード線(図示せず)は、この保護パイプ50を通してグリル開閉扉22まで延びている。保護パイプ50の他端部(支持軸52より他端側)とグリル開閉扉22との間には、偏倚手段としてのコイルばね54が介在され、このコイルばね54は保護パイプ50を支持軸52を中心として図2において反時計方向に、即ち保護パイプ50の先端側を矢印56(図3参照)で示す方向に弾性的に偏倚する。従って、図3に示すように、保護パイプ50の先端側が上方に持ち上げられ、温度検知センサ44の温度検知部が保護カバー58(その上壁部60)を介してグリル焼網18の網部62に弾性的に圧接される。このように圧接状態に保持されるので、グリル焼網18からの熱が保護カバー58を介して温度検知センサ44の温度検知部に確実に伝達され、グリル焼網18の温度状態を正確に感知することができる。
【0026】
図4をも参照して、このガスコンロは、例えばマイクロプロセッサから構成される制御手段64を備え、この制御手段64によって制御される。図示の制御手段64は、作動制御手段66、予熱判定手段68、予熱信号生成手段70、異常判定手段72及び異常信号生成手段74を含み、この制御手段64に関連して、予熱報知手段80及び異常報知手段82が設けられている。作動制御手段66はグリル用バーナ16、予熱報知手段80、異常報知手段82などを作動制御し、予熱判定手段68は温度検知センサ44からの検知温度に基づいてグリル焼網18が予熱温度、例えば350℃に達したことを判定し、予熱信号生成手段70は予熱判定手段68が予熱温度状態に達したことを判定すると予熱信号を生成する。また、異常判定手段74は温度検知センサ44からの検知温度に基づいてグリル庫8内が異常温度、例えば400℃に達したことを判定し、異常信号生成手段74は異常判定手段72が異常温度状態に達したことを判定すると異常信号を生成する。
【0027】
制御手段64は、更に、タイマ手段76及びメモリ78を含み、タイマ手段76はグリル用バーナ16を強制的に燃焼終了させる所定設定時間、例えば15分を計時し、メモリ78には、予熱温度(例えば350℃)、異常温度(例えば、400℃)及び所定設定時間(例えば15分)が記憶される。
【0028】
予熱報知手段80は報知ランプ(及び/又は報知ブザー)から構成され、報知ランプ(及び/又は報知ブザー)が例えば間欠的に点灯する(及び/又は間欠的に作動する)ことによって予熱温度状態であることを知らせる。また、異常報知手段82は、例えば、予熱報知手段80としても機能する報知ランプ(及び/又は報知ブザー)から構成され、報知ランプ(及び/又は報知ブザー)が連続的に点灯する(及び/又は連続的に作動する)ことによって異常温度状態であることを知らせる。この異常報知手段82は、予熱報知手段80とは別個の報知ランプ(及び/又は報知ブザー)から構成するようにしてもよい。
【0029】
この実施形態では、更に、グリル開閉扉22に関連して、予熱報知リセットスイッチ84が設けられている。グリル開閉扉22を矢印26で示す手前側に引くと、予熱報知リセットスイッチ84がこれを検知し、この予熱報知リセットスイッチ84からの検知信号に基づいて予熱報知手段80の予熱報知が終了する。尚、グリル開閉扉22に関連して設けることに代えて、この予熱報知リセットスイッチ84をコンロ本体2の前面に設け、調理者がこの予熱報知リセットスイッチ84を手動操作して予熱報知手段82の作動を停止するようにしてもよい。また、異常報知手段82については、例えば、グリル点火・消火ボタン36を消火操作してグリル用バーナ16の燃焼が終了したときに異常報知を終了するようにすることができる。
【0030】
次に、主として図2、図4、図5及び図6を参照して、上述したグリル庫8を用いた焼き調理について説明する。グリル庫8を用いて焼き調理を行う場合、まず、調理モードの設定を行う(ステップS1)。調理モード設定ボタン38を操作して予熱調理モードを設定すると、ステップS2からステップS3に進むが、通常調理モードを設定すると、ステップS2及びステップS4を経てステップS21に進む。
【0031】
予熱調理モードを設定してステップS4に進むと、グリル点火・消火ボタン36を点火操作してグリル用バーナ16を燃焼させ(ステップS5)、この燃焼火炎によってグリル焼網18を加熱して予熱する。そして、このような予熱によってグリル焼網18が予熱温度(例えば、350℃)に達すると、予熱温度状態になる。即ち、グリル焼網18が予熱温度に達すると、温度検知センサ44からの検知温度に基づいて予熱判定手段68が予熱温度状態と判定し、予熱信号生成手段70が予熱信号を生成する。かくすると、この予熱信号に基づいて予熱報知手段80が作動し、調理者にグリル焼網18が予熱温度状態であることを知らせる(ステップS8)。
【0032】
このように予熱が行われると、次いで、グリル庫8を用いて被調理物20の焼き調理が行われる。グリル開閉扉22を矢印26で示す手前側に引いてグリル庫8を開放する(ステップS9)と、予熱報知リセットスイッチ84がこれを検知し、このリセットスイッチ84からの検知信号に基づいて予熱報知手段80の作動が停止し、予熱報知が終了し(ステップS10)、この予熱報知終了によって焼き調理が開始されたとしてタイマ手段76が計時を開始する(ステップS11)。
【0033】
そして、このようにして引き出したグリル焼網18に魚などの被調理物20を載せ、グリル開閉扉22を押して被調理物20をグリル庫8内に入れ(ステップS12)、被調理物20に対する焼き調理を行う。このようにして被調理物20に対する焼き調理が行われ、焼き調理が終了すると、ステップS13からステップS14に進み、グリル点火・消火ボタン36を消火操作し、これによって、グリル用バーナ16の燃焼が終了し(ステップS15)、被調理物20に対する焼き調理が終了する。尚、焼き調理中にタイマ手段76が所定設定時間を計時すると、ステップS16からステップS15に移り、作動制御手段66はグリル用バーナ16の燃焼を強制的に終了し、このように燃焼を強制終了させることによって、焼き調理の安全性を確保することができる。
【0034】
一方、通常調理モードを設定すると、通常の焼き調理が行われる。即ち、グリル開閉扉22を開放してグリル焼網18上に被調理物20を載せ、グリル開閉扉22を押して被調理物20をグリル庫8内に入れる(ステップS21)。そして、グリル点火・消火ボタン36を点火操作し(ステップS22)、グリル用バーナ16を燃焼させて被調理物20に対する焼き調理を行う(ステップS23)。このように焼き調理が行われると、タイマ手段76が作動して計時を開始する(ステップS24)。
【0035】
このようにして被調理物20に対する焼き調理が行われ、焼き調理が終了すると、ステップS25からステップS26に進み、グリル点火・消火ボタン36を消火操作し、これによって、グリル用バーナ16の燃焼が終了し(ステップS27)、被調理物20に対する焼き調理が終了する。尚、この通常調理モードにおいても、焼き調理中にタイマ手段76が所定設定時間を計時すると、ステップS28からステップS27に移り、作動制御手段66はグリル用バーナ16の燃焼を強制的に終了する。
【0036】
以上、本発明に従う調理用グリルの一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0037】
例えば、図示の実施形態では、特に設けていないが、保護カバー46がグリル焼網18に接触していないときにこれを検知して調理者に知らせる報知機構を設け、グリル焼網18の温度の検知ミスを防ぐようにしてもよい。
【0038】
また、例えば、図示の実施形態では、焼き調理を行うための加熱手段としてグリル用バーナを用いたものに適用して説明したが、このような構成に限定されず、加熱手段としてグリル用電気ヒータを用いたものにも同様に適用することができる。
【0039】
また、例えば、図示の実施形態では、グリル付きコンロに適用して説明したが、焼き調理するための専用のグリルにも同様に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の調理用グリルによれば、予熱感知手段が設けられているので、この予熱感知手段によって、グリル焼網の予熱状態を感知することができ、グリル焼網を所要の通りに予熱して被調理物の焼き調理を行うことによって、被調理物のたんぱく質を瞬間的に変質させ、身のくっつき、剥がれなどを防止することができる。
【0041】
本発明の請求項2記載の調理用グリルによれば、グリル焼網が所定の予熱温度に達すると、予熱報知手段が予熱を報知するので、調理者はグリル焼網が予熱温度状態に達したことを知ることができる。
【0042】
本発明の請求項3記載の調理用グリルによれば、温度検知センサの検知部がグリル焼網に接触するように構成されているので、この温度検知センサによって、グリル焼網の温度を正確に検知することができる。
【0043】
本発明の請求項4記載の調理用グリルによれば、温度検知センサが異常温度検知センサとしても機能するので、予熱温度を検知する温度センサを利用してグリル庫の異常温度も検知することができる。
【0044】
本発明の請求項5記載の調理用グリルによれば、予熱調理モード及び通常調理モードにそれぞれ応じて加熱手段を強制終了する時期が変更されるので、調理モードに応じた安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う調理用グリルの一実施形態を備えたガスコンロを一例を示す斜視図である。
【図2】図1のガスコンロを示す断面図である。
【図3】図1のガスコンロのグリル庫に装備された温度検知センサ及びその近傍を示す部分断面図である。
【図4】図1のガスコンロのグリル庫に関する制御系を簡略的に示すブロック図である。
【図5】図1のガスコンロにおいて予熱調理モードによる調理の流れを示すフローチャートである。
【図6】図1のガスコンロにおいて通常調理モードによる調理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 コンロ本体
8 グリル庫
16 グリル用バーナ
18 グリル焼網
20 被調理物
22 グリル開閉扉
36 グリル点火・消火ボタン
38 調理モード設定ボタン
40 予熱調理モードランプ
42 予熱感知手段
44 温度検知センサ
58 保護カバー
64 制御手段
68 予熱判定手段
70 予熱信号生成手段
72 異常判定手段
74 異常信号生成手段
80 予熱報知手段
82 異常報知手段

Claims (5)

  1. 被調理物を焼き調理するためのグリル庫と、被調理物を載せるためのグリル焼網と、前記グリル焼網上の被調理物に焼き調理を施すための加熱手段と、を備えた調理用グリルであって、
    前記グリル焼網の予熱状態を感知するための予熱感知手段が設けられていることを特徴とする調理用グリル。
  2. 予熱状態を報知するための予熱報知手段が更に設けられ、前記予熱感知手段が前記グリル焼網の予熱状態を感知すると、前記予熱報知手段は予熱を報知する請求項1記載の調理用グリル。
  3. 前記予熱感知手段は、前記グリル焼網の温度を検知する温度検知センサから構成され、前記温度センサの検出部が前記グリル焼網に接触するように設けられている請求項1又は2記載の調理用グリル。
  4. 前記温度検知センサは前記グリル庫内の異常温度を検知する異常温度検知センサとしても機能する請求項3記載の調理用グリル。
  5. 前記グリル焼網の予熱を行う予熱調理モード及び前記グリル焼網の予熱を行わない通常調理モードに設定可能な調理モード設定手段が設けられており、前記調理モード設定手段により前記予熱調理モードを設定すると、前記グリル焼網の予熱終了後所定設定時間経過後に、前記加熱手段が強制的に作動終了し、前記調理モード設定手段により前記通常調理モードを設定すると、前記加熱手段の作動開始後所定設定時間経過後に、前記加熱手段が強制的に作動終了する請求項1〜4のいずれかに記載の調理用グリル。
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