JP2004194788A - 遊技盤への部品搭載方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品を機械で遊技盤に搭載して作業効率の向上を図る。
【解決手段】制御装置6に内蔵されたコンピューターがそれの記憶部に格納された遊技盤12の機種に対応する加工データ7から部品8を1個ずつ遊技盤12に搭載する位置と順序とを抽出し、それらの位置と順序とにしたがい部品搭載機構3、遊技盤搭載機構4、部品搬送機構5を駆動することによって、部品搭載機構3におけるパレット17の上から1個の部品8を部品搬送機構5で取り出して遊技盤搭載機構4における遊技盤12に搭載する場合、部品8における位置決め凸部9と遊技盤12における位置決め凹部13とを嵌め込むことで部品8を遊技盤12に位置決め搭載する。
【選択図】 図1
【解決手段】制御装置6に内蔵されたコンピューターがそれの記憶部に格納された遊技盤12の機種に対応する加工データ7から部品8を1個ずつ遊技盤12に搭載する位置と順序とを抽出し、それらの位置と順序とにしたがい部品搭載機構3、遊技盤搭載機構4、部品搬送機構5を駆動することによって、部品搭載機構3におけるパレット17の上から1個の部品8を部品搬送機構5で取り出して遊技盤搭載機構4における遊技盤12に搭載する場合、部品8における位置決め凸部9と遊技盤12における位置決め凹部13とを嵌め込むことで部品8を遊技盤12に位置決め搭載する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機を製造する工程において、遊技盤に部品を取り付けるために、遊技盤に部品を供給する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技盤への部品搭載方法は、作業者が入賞部品(役物)や表示灯部品などの部品を遊技盤に搭載した後、作業者が電動ドライバーを使用して木ねじような止ねじを締結することで、部品を遊技盤に取り付けている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−206970号公報(第7頁、段落番号0055)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技盤の取り付ける部品はその種類が多いことから作業者が手作業で遊技盤に搭載していたのでは、搭載位置の間違いや搭載位置のずれなどが発生しやすいため、その作業効率が悪いという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、部品を機械で遊技盤に搭載し、搭載位置の間違いや搭載位置のずれを防止することによって、作業効率を向上することができる遊技盤への部品搭載方法および装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技盤への部品搭載方法にあっては、部品供給部における部品に形成された取付孔にピックアップ体を上方から挿入し、ピックアップ体で部品を部品供給部から部品供給部の側方に配置された遊技盤に形成された位置決め凹部と部品に形成された位置決め凸部を嵌め込んで遊技盤に遊技部品を位置決め搭載することによって、部品を機械で遊技盤に搭載し、搭載位置の間違いや搭載位置のずれを防止することによって、作業効率を向上することができる。本発明に係る遊技盤への部品搭載装置にあっては、遊技盤に取り付けるべき複数の部品を整列配置させた部品搭載機構と、部品の取り付けられるべき遊技盤を搭載する遊技盤搭載機構と、部品搭載機構から部品を1個ずつ取り出して遊技盤搭載機構における遊技盤の部品取付位置に搬送するとともに部品における位置決め凸部と遊技盤における位置決め凹部とを嵌め込むことで部品を遊技盤に搭載する部品搬送機構とを備えたことによって、複数の部品が部品搭載機構に整列配置されていることから、部品搬送機構が部品搭載機構から部品を正確に取り出すことができ、部品を機械で遊技盤に搭載し、搭載位置の間違いや搭載位置のずれを防止することによって、作業効率を向上することができる。また、本発明に係る遊技盤への部品搭載装置にあっては、部品搬送機構が部品に形成された複数の取付孔を利用して部品をピックアップするピックアップ体を備えれば、部品を部品搭載機構から遊技盤搭載機構に搬送する過程において、ピックアップ体で部品の表面を傷めることがないのて、品質信頼性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1−図3は一実施形態であって、図1は遊技盤12への部品搭載装置1を模式的に示し、図2および図3は遊技盤12への部品搭載方法を示す。
【0008】
図1を参照し、遊技盤12への部品搭載装置1について説明する。遊技盤12への部品搭載装置1は土台である装置本体2に部品搭載機構3、遊技盤搭載機構4、部品搬送機構5、制御装置6を備え、そして、制御装置6に内蔵されたコンピューターがそれの記憶部に格納された遊技盤12の機種に対応する加工データ7から部品8を1個ずつ遊技盤12に搭載する位置と順序とを抽出し、それらの位置と順序とにしたがい部品搭載機構3、遊技盤搭載機構4、部品搬送機構5を駆動することによって、部品搭載機構3におけるパレット17の上から1個の部品8を部品搬送機構5で取り出して遊技盤搭載機構4における遊技盤12に搭載する。
【0009】
部品8は裏面から突出した複数の位置決め凸部9、上下に貫通した複数の取付孔10を備える。遊技盤12は一表面を意匠盤面として形成した板状であって、意匠盤面から内部に窪む複数の位置決め凹部13、意匠盤面から内部に窪む複数の取付下穴14、上下に貫通する逃孔15を備える。位置決め凸部9と位置決め凹部13とは互いに上下方向で位置が対応し、位置決め凸部9と位置決め凹部13とは互い嵌め合わされることで、取付孔10と取付下穴14とが互いに上下方向で同軸状となるように位置が対応する。取付下穴14は部品8を木ねじのような固着具で取り付ける場合における固着具が遊技盤12に挿入される案内を担うものである。
【0010】
部品搭載機構3のパレット搭載台21はXY駆動機構22で前後左右方向に水平移動する。パレット搭載台21には遊技盤12に取り付けるべき複数の部品8を例えば格子状に整列配置させたパレット17が位置決め搭載される。遊技盤搭載機構4の遊技盤搭載台31はXY駆動機構32で前後左右方向に水平移動する。遊技盤搭載台31には部品8を取り付けるべき遊技盤12が位置決め搭載される。
【0011】
部品搬送機構5の機構基体41はX駆動機構42で左右方向であるX1方向に水平移動するとともにZ駆動機構43で上下方向であるZ方向に垂直移動する。、機構基体41にはステップモータのような回転駆動源44が取り付けられ、回転駆動源44のモータ軸のような回転出力体45にはピックアップ基体46が取り付けられ、ピックアップ基体46にはピックアップ駆動機構47が取り付けられ、ピックアップ駆動機構47には複数のピックアップ体48を備える。本実施形態では複数のピックアップ体48と対応する数のピックアップ駆動機構47を備え、各々のピックアップ駆動機構47で複数のピックアップ体48を個別に動かす構造を例示する。
【0012】
ピックアップ駆動機構47はステップモータのようなピップアップ動作駆動源49およびボルトナット機構50を備える。ピックアップ動作駆動源49はピックアップ基体46に取り付けられる。ボルトナット機構50はピックアップ動作駆動源49で回転するねじ棒51、ねじ棒51に装着されたナットである移動体52を備え、移動体52の下部がピックアップ基体46に形成された直線的なガイド孔53に挿入された状態において、ねじ棒51がピックアップ動作駆動源49で回転駆動するのに伴い、移動体52がガイド孔53で直線的に案内されつつ互いに近づいたり離れたりする。
【0013】
移動体52のガイド孔53を貫通した下部にはピックアップ体48が個別に結合されており、移動体52が互いに近づいたり離れたりすることで、複数のピックアップ体48がそれぞれによる横方向の対向間隔を広げられたり狭められたりする。ピックアップ体48の下方の先端部は遊技盤12に取り付けるべき部品8の取付孔10に挿入された場合に取付孔10との間に隙間を形成し得る細さになっているとともにパレット17から取り出した部品8を落下させない形態に形成される。この部品8を落下させない形態は、例えばピックアップ体48の先端部に外側に突出する突起を有し、この突起が部品8の上方から取付孔10を貫通して部品8の取付孔10周りを下から受止めることで可能となる。
【0014】
図2および図3を参照し、本実施形態の遊技盤12への部品搭載方法について説明する。制御装置6が電力供給で起動し、複数の部品8を整列配置させたパレット17がパレット搭載台21に位置決め搭載され、遊技盤12が意匠盤面を上に向けて遊技盤搭載台31に位置決め搭載された状態において、制御装置6が遊技盤種別信号と加工開始信号とによる加工データ7から当該遊技盤12の機種に対応する部品8を搭載する位置と順序とを抽出し、それらの位置と順序とにしたがい部品搭載機構3、遊技盤搭載機構4、部品搬送機構5を駆動する。
【0015】
その場合、先ず、ステップ101に示すように、部品搬送機構5の機構基体41が図1のX駆動機構42で部品搭載機構3における該当する部品8の真上に停止した後に、Z駆動機構43で下降する。この場合、複数のピックアップ体48が該当する部品8における複数の取付孔10と同軸状となるように上下方向で位置が対応している。次に、ステップ102に示すように、上記機構基体41の下降に伴い、複数のピックアップ体48が該当する部品8の複数の取付孔10に挿入すると、Z駆動機構43の下降動作が停止し、機構基体41の下降が停止する。その後、ピックアップ動作駆動源49が一方向に回転駆動するのに伴い、複数のピックアップ体48が互いに離れる方向に横移動して部品8における取付孔10の内面に接触する。このピックアップ体48の接触圧がピックアップ体48から部品8の落下しない程度になると、上記ピックアップ動作駆動源49における一方向への回転駆動が停止する。
【0016】
引き続き、ステップ103に示すように、機構基体41がZ駆動機構43で上昇するのに伴い、複数のピックアップ体48が部品8をパレット17より持ち上げる。つまり、ピックアップ体48が部品8をパレット17から取り出す。その後、Z駆動機構43による機構基体41の上昇が停止する。その後、ステップ104に示すように、機構基体41が図1のX駆動機構42で横移動して遊技盤搭載機構4における遊技盤12の該当する部品取付位置の真上に停止し後に、Z駆動機構43で下降する。
【0017】
この下降に伴い、ステップ105に示すように、ピックアップ体48で支持されている部品8における複数の位置決め凸部9が遊技盤12の該当する部品取付位置における複数の位置決め凹部13に個別に嵌め込まれる。その後、ピックアップ動作駆動源49が他方向に回転駆動するのに伴い、複数のピックアップ体48が互いに近づく方向に横移動して部品8における取付孔10と同軸状となるように上下方向で位置が対応すると、上記ピックアップ動作駆動源49の他方向への回転駆動が停止する。これによって、複数のピックアップ体48による部品8の支持が解除され、位置決め凸部9と位置決め凹部13とによる嵌め合いで部品8が遊技盤12の部品取付位置に位置決め搭載され、部品8の取付孔10と遊技盤12の取付下穴14とが互いに上下方向で同軸状に対応している。最後に、ステップ106に示すように、機構基体41がZ駆動機構43で遊技盤搭載機構4から上昇して停止した後に、図1のX駆動機構42で横移動して部品搭載機構3における次に該当する部品8の真上に停止する。
【0018】
一方、機構基体41がステップ103における部品搭載機構3からステップ106における遊技盤搭載機構4を経由して部品搭載機構3の真上に再び停止するまでの間において、部品搭載機構3ではパレット搭載台21がXY駆動機構22で遊技盤12に次に搭載する部品8が再び停止する部品搭載機構3の真下に位置するように移動して停止する。また、機構基体41がステップ106における遊技盤搭載機構4からステップ103における部品搭載機構3を経由して遊技盤搭載機構4の真上に再び停止するまでの間において、遊技盤搭載機構4では遊技盤搭載台31がXY駆動機構32で次に部品8を搭載する遊技盤12の部品取付位置が再び停止する遊技盤搭載機構4の真下に位置するように移動して停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の遊技盤への部品搭載装置を示す模式図。
【図2】同実施形態の遊技盤への部品搭載方法を示す工程図。
【図3】同実施形態の遊技盤への部品搭載方法を示す工程図。
【符号の説明】
1 遊技盤への部品搭載装置
2 装置本体
3 部品搭載機構
4 遊技盤搭載機構
5 部品搬送機構
8 部品
9 位置決め凸部
10 取付孔
12 遊技盤
13 位置決め凹部
14 取付下穴
48 ピックアップ体
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機を製造する工程において、遊技盤に部品を取り付けるために、遊技盤に部品を供給する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技盤への部品搭載方法は、作業者が入賞部品(役物)や表示灯部品などの部品を遊技盤に搭載した後、作業者が電動ドライバーを使用して木ねじような止ねじを締結することで、部品を遊技盤に取り付けている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−206970号公報(第7頁、段落番号0055)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技盤の取り付ける部品はその種類が多いことから作業者が手作業で遊技盤に搭載していたのでは、搭載位置の間違いや搭載位置のずれなどが発生しやすいため、その作業効率が悪いという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、部品を機械で遊技盤に搭載し、搭載位置の間違いや搭載位置のずれを防止することによって、作業効率を向上することができる遊技盤への部品搭載方法および装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技盤への部品搭載方法にあっては、部品供給部における部品に形成された取付孔にピックアップ体を上方から挿入し、ピックアップ体で部品を部品供給部から部品供給部の側方に配置された遊技盤に形成された位置決め凹部と部品に形成された位置決め凸部を嵌め込んで遊技盤に遊技部品を位置決め搭載することによって、部品を機械で遊技盤に搭載し、搭載位置の間違いや搭載位置のずれを防止することによって、作業効率を向上することができる。本発明に係る遊技盤への部品搭載装置にあっては、遊技盤に取り付けるべき複数の部品を整列配置させた部品搭載機構と、部品の取り付けられるべき遊技盤を搭載する遊技盤搭載機構と、部品搭載機構から部品を1個ずつ取り出して遊技盤搭載機構における遊技盤の部品取付位置に搬送するとともに部品における位置決め凸部と遊技盤における位置決め凹部とを嵌め込むことで部品を遊技盤に搭載する部品搬送機構とを備えたことによって、複数の部品が部品搭載機構に整列配置されていることから、部品搬送機構が部品搭載機構から部品を正確に取り出すことができ、部品を機械で遊技盤に搭載し、搭載位置の間違いや搭載位置のずれを防止することによって、作業効率を向上することができる。また、本発明に係る遊技盤への部品搭載装置にあっては、部品搬送機構が部品に形成された複数の取付孔を利用して部品をピックアップするピックアップ体を備えれば、部品を部品搭載機構から遊技盤搭載機構に搬送する過程において、ピックアップ体で部品の表面を傷めることがないのて、品質信頼性を向上することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1−図3は一実施形態であって、図1は遊技盤12への部品搭載装置1を模式的に示し、図2および図3は遊技盤12への部品搭載方法を示す。
【0008】
図1を参照し、遊技盤12への部品搭載装置1について説明する。遊技盤12への部品搭載装置1は土台である装置本体2に部品搭載機構3、遊技盤搭載機構4、部品搬送機構5、制御装置6を備え、そして、制御装置6に内蔵されたコンピューターがそれの記憶部に格納された遊技盤12の機種に対応する加工データ7から部品8を1個ずつ遊技盤12に搭載する位置と順序とを抽出し、それらの位置と順序とにしたがい部品搭載機構3、遊技盤搭載機構4、部品搬送機構5を駆動することによって、部品搭載機構3におけるパレット17の上から1個の部品8を部品搬送機構5で取り出して遊技盤搭載機構4における遊技盤12に搭載する。
【0009】
部品8は裏面から突出した複数の位置決め凸部9、上下に貫通した複数の取付孔10を備える。遊技盤12は一表面を意匠盤面として形成した板状であって、意匠盤面から内部に窪む複数の位置決め凹部13、意匠盤面から内部に窪む複数の取付下穴14、上下に貫通する逃孔15を備える。位置決め凸部9と位置決め凹部13とは互いに上下方向で位置が対応し、位置決め凸部9と位置決め凹部13とは互い嵌め合わされることで、取付孔10と取付下穴14とが互いに上下方向で同軸状となるように位置が対応する。取付下穴14は部品8を木ねじのような固着具で取り付ける場合における固着具が遊技盤12に挿入される案内を担うものである。
【0010】
部品搭載機構3のパレット搭載台21はXY駆動機構22で前後左右方向に水平移動する。パレット搭載台21には遊技盤12に取り付けるべき複数の部品8を例えば格子状に整列配置させたパレット17が位置決め搭載される。遊技盤搭載機構4の遊技盤搭載台31はXY駆動機構32で前後左右方向に水平移動する。遊技盤搭載台31には部品8を取り付けるべき遊技盤12が位置決め搭載される。
【0011】
部品搬送機構5の機構基体41はX駆動機構42で左右方向であるX1方向に水平移動するとともにZ駆動機構43で上下方向であるZ方向に垂直移動する。、機構基体41にはステップモータのような回転駆動源44が取り付けられ、回転駆動源44のモータ軸のような回転出力体45にはピックアップ基体46が取り付けられ、ピックアップ基体46にはピックアップ駆動機構47が取り付けられ、ピックアップ駆動機構47には複数のピックアップ体48を備える。本実施形態では複数のピックアップ体48と対応する数のピックアップ駆動機構47を備え、各々のピックアップ駆動機構47で複数のピックアップ体48を個別に動かす構造を例示する。
【0012】
ピックアップ駆動機構47はステップモータのようなピップアップ動作駆動源49およびボルトナット機構50を備える。ピックアップ動作駆動源49はピックアップ基体46に取り付けられる。ボルトナット機構50はピックアップ動作駆動源49で回転するねじ棒51、ねじ棒51に装着されたナットである移動体52を備え、移動体52の下部がピックアップ基体46に形成された直線的なガイド孔53に挿入された状態において、ねじ棒51がピックアップ動作駆動源49で回転駆動するのに伴い、移動体52がガイド孔53で直線的に案内されつつ互いに近づいたり離れたりする。
【0013】
移動体52のガイド孔53を貫通した下部にはピックアップ体48が個別に結合されており、移動体52が互いに近づいたり離れたりすることで、複数のピックアップ体48がそれぞれによる横方向の対向間隔を広げられたり狭められたりする。ピックアップ体48の下方の先端部は遊技盤12に取り付けるべき部品8の取付孔10に挿入された場合に取付孔10との間に隙間を形成し得る細さになっているとともにパレット17から取り出した部品8を落下させない形態に形成される。この部品8を落下させない形態は、例えばピックアップ体48の先端部に外側に突出する突起を有し、この突起が部品8の上方から取付孔10を貫通して部品8の取付孔10周りを下から受止めることで可能となる。
【0014】
図2および図3を参照し、本実施形態の遊技盤12への部品搭載方法について説明する。制御装置6が電力供給で起動し、複数の部品8を整列配置させたパレット17がパレット搭載台21に位置決め搭載され、遊技盤12が意匠盤面を上に向けて遊技盤搭載台31に位置決め搭載された状態において、制御装置6が遊技盤種別信号と加工開始信号とによる加工データ7から当該遊技盤12の機種に対応する部品8を搭載する位置と順序とを抽出し、それらの位置と順序とにしたがい部品搭載機構3、遊技盤搭載機構4、部品搬送機構5を駆動する。
【0015】
その場合、先ず、ステップ101に示すように、部品搬送機構5の機構基体41が図1のX駆動機構42で部品搭載機構3における該当する部品8の真上に停止した後に、Z駆動機構43で下降する。この場合、複数のピックアップ体48が該当する部品8における複数の取付孔10と同軸状となるように上下方向で位置が対応している。次に、ステップ102に示すように、上記機構基体41の下降に伴い、複数のピックアップ体48が該当する部品8の複数の取付孔10に挿入すると、Z駆動機構43の下降動作が停止し、機構基体41の下降が停止する。その後、ピックアップ動作駆動源49が一方向に回転駆動するのに伴い、複数のピックアップ体48が互いに離れる方向に横移動して部品8における取付孔10の内面に接触する。このピックアップ体48の接触圧がピックアップ体48から部品8の落下しない程度になると、上記ピックアップ動作駆動源49における一方向への回転駆動が停止する。
【0016】
引き続き、ステップ103に示すように、機構基体41がZ駆動機構43で上昇するのに伴い、複数のピックアップ体48が部品8をパレット17より持ち上げる。つまり、ピックアップ体48が部品8をパレット17から取り出す。その後、Z駆動機構43による機構基体41の上昇が停止する。その後、ステップ104に示すように、機構基体41が図1のX駆動機構42で横移動して遊技盤搭載機構4における遊技盤12の該当する部品取付位置の真上に停止し後に、Z駆動機構43で下降する。
【0017】
この下降に伴い、ステップ105に示すように、ピックアップ体48で支持されている部品8における複数の位置決め凸部9が遊技盤12の該当する部品取付位置における複数の位置決め凹部13に個別に嵌め込まれる。その後、ピックアップ動作駆動源49が他方向に回転駆動するのに伴い、複数のピックアップ体48が互いに近づく方向に横移動して部品8における取付孔10と同軸状となるように上下方向で位置が対応すると、上記ピックアップ動作駆動源49の他方向への回転駆動が停止する。これによって、複数のピックアップ体48による部品8の支持が解除され、位置決め凸部9と位置決め凹部13とによる嵌め合いで部品8が遊技盤12の部品取付位置に位置決め搭載され、部品8の取付孔10と遊技盤12の取付下穴14とが互いに上下方向で同軸状に対応している。最後に、ステップ106に示すように、機構基体41がZ駆動機構43で遊技盤搭載機構4から上昇して停止した後に、図1のX駆動機構42で横移動して部品搭載機構3における次に該当する部品8の真上に停止する。
【0018】
一方、機構基体41がステップ103における部品搭載機構3からステップ106における遊技盤搭載機構4を経由して部品搭載機構3の真上に再び停止するまでの間において、部品搭載機構3ではパレット搭載台21がXY駆動機構22で遊技盤12に次に搭載する部品8が再び停止する部品搭載機構3の真下に位置するように移動して停止する。また、機構基体41がステップ106における遊技盤搭載機構4からステップ103における部品搭載機構3を経由して遊技盤搭載機構4の真上に再び停止するまでの間において、遊技盤搭載機構4では遊技盤搭載台31がXY駆動機構32で次に部品8を搭載する遊技盤12の部品取付位置が再び停止する遊技盤搭載機構4の真下に位置するように移動して停止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の遊技盤への部品搭載装置を示す模式図。
【図2】同実施形態の遊技盤への部品搭載方法を示す工程図。
【図3】同実施形態の遊技盤への部品搭載方法を示す工程図。
【符号の説明】
1 遊技盤への部品搭載装置
2 装置本体
3 部品搭載機構
4 遊技盤搭載機構
5 部品搬送機構
8 部品
9 位置決め凸部
10 取付孔
12 遊技盤
13 位置決め凹部
14 取付下穴
48 ピックアップ体
Claims (3)
- 部品供給部における部品に形成された取付孔にピックアップ体を上方から挿入し、ピックアップ体で部品を部品供給部から部品供給部の側方に配置された遊技盤に形成された位置決め凹部と部品に形成された位置決め凸部を嵌め込んで遊技盤に遊技部品を位置決め搭載する遊技盤への部品搭載方法。
- 遊技盤に取り付けるべき複数の部品を整列配置させた部品搭載機構と、部品の取り付けられるべき遊技盤を搭載する遊技盤搭載機構と、部品搭載機構から部品を1個ずつ取り出して遊技盤搭載機構における遊技盤の部品取付位置に搬送するとともに部品における位置決め凸部と遊技盤における位置決め凹部とを嵌め込むことで部品を遊技盤に搭載する部品搬送機構とを備えたことを特徴とする遊技盤への部品搭載装置。
- 部品搬送機構が部品に形成された複数の取付孔を利用して部品をピックアップするピックアップ体を備えたことを特徴とする請求項2記載の遊技盤への部品搭載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002365057A JP2004194788A (ja) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | 遊技盤への部品搭載方法および装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002365057A JP2004194788A (ja) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | 遊技盤への部品搭載方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004194788A true JP2004194788A (ja) | 2004-07-15 |
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ID=32762715
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002365057A Pending JP2004194788A (ja) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | 遊技盤への部品搭載方法および装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004194788A (ja) |
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2002
- 2002-12-17 JP JP2002365057A patent/JP2004194788A/ja active Pending
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