JP2004194106A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2004194106A JP2002361274A JP2002361274A JP2004194106A JP 2004194106 A JP2004194106 A JP 2004194106A JP 2002361274 A JP2002361274 A JP 2002361274A JP 2002361274 A JP2002361274 A JP 2002361274A JP 2004194106 A JP2004194106 A JP 2004194106A
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Tomoya Yamashita
智也 山下
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Abstract

【課題】夜景を背景にして被写体を長秒時露光して撮影している際に、上記被写体がぶれた場合においても、上記被写体及び背景の両方を良好に撮影できるようにする。
【解決手段】夜景をバックに人物等の被写体を撮影する際に、照明手段から放射された光を用いた1回目の露光と、長秒時にわたる2回目及び3回目の露光とを行い、上記3回目の露光が終了した後で画像合成を行う際に、それぞれの露光を行って得た画像の境界領域について所定の処理を行うようにして、3回の露光を行っている間に被写体が動いた場合においても、複数枚の画像を合成した画像の境界領域に異常が発生することを良好に回避できるようにして、夜景を背景として撮影する際に被写体が多少動いた場合においても画像ぶれが発生するのを確実に防止できるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置に関し、特に、撮影対象を照明するストロボと、所定時間露光することによって画像情報を出力する撮像素子と、上記撮像素子により生成した画像に所定の処理を施す処理機能とを備えた撮像装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、夜景をバックに人物等の被写体を夜間撮影する際には、例えば、特許文献1に記載されているように、まず被写体に対してフラッシュ光を放射して撮影を行い、次に夜景に対してはフラッシュを使わず長秒時露光を行うことを可能にした多重露光カメラが開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、バルブモード時において、露光開始から露光終了までの経過時間を表示するカメラが開示されている。また、特許文献3には、情報伝達手段と発光手段や発音手段により、視覚や聴覚による表示が可能なカメラ装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平4-215633号公報
【特許文献2】
特開昭60-122844号公報
【特許文献3】
特開2000-039658号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、長秒時の撮影を行う場合には、結局のところ被写体自体ができる限り動かないようにしなければ、綺麗な画像を撮影することを可能にするという保証はなかった。被写体が長秒時の露光中に動かずにいるようなことは実際上には不可能に近く、どうしても被写体がぶれた画像になってしまいかねない問題があった。
【0006】
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたもので、夜景を背景にして被写体を長秒時露光して撮影している際に、上記被写体がぶれた場合においても、上記被写体及び背景の両方を良好に撮影できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、撮影対象からの光を光電変換して画像情報を生成する撮像素子と、上記撮影対象を照明する照明手段とを備えた撮像装置であって、上記照明手段で上記撮影対象を照明して所定時間露光して上記撮像素子から得られる第1の画像情報と、上記照明手段による照明を行わずに所定時間露光して上記撮像素子から得られる第2の画像情報とから特定領域の情報を抽出する特定領域抽出手段と、上記特定領域抽出手段によって抽出された特定領域の情報に基づいて、上記第1の画像の主被写体領域と、上記第2の画像における少なくとも1つ以上の背景領域とで撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、上記撮影画像生成手段が上記撮影画像を生成する際に、上記主被写体領域と上記背景領域との境界領域に所定の処理を施すための境界領域制御手段とを有することを特徴としている。
【0008】
本発明は上記技術手段よりなるので、夜景を背景にして人物等の被写体を撮影する際に、照明手段から放射された光を用いた1回目の露光と、長秒時の2回目の露光と、3回目の露光とを行う。そして、上記3回目の露光を終了した後で画像合成を行う際に、上記被写体と上記背景との境界領域に所定の処理を行うことにより、上記露光中に被写体が動いた場合においても、複数枚の画像を合成した際に画像の境界領域に異常が起こることを回避できるようにして、上記被写体のぶれが撮影画像に発生しないようにすることを可能とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照しながら本発明の撮像装置の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に関わる電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。
図1において、1は撮影レンズ、2は絞り機能を具備するシャッタ、3はCCD等により光学像を電気信号に変換する撮像素子、4はガンマ補正等の公知のカメラ信号処理を行うプロセス回路、5はプロセス回路4のアナログ信号をデジタル信号化するA/D変換器、6は適応離散コサイン変換(ADT)等により画像データの圧縮を行う画像圧縮回路、7は上記画像圧縮回路6により圧縮を施した画像データと上記画像圧縮回路6をバイパスした画像データ(圧縮を行っていない)との伝送を切り換える切り替えスイッチである。
【0010】
8は外部音声入力用のマイク、9は上記マイク8より出力される音声信号のノイズを低減するノイズ低減回路、10は上記ノイズ低減回路9のアナログ出力をデジタル信号化するA/D変換器、11は適応差分PCM(DPCM)等によりデータ圧縮する音声圧縮回路、12は音声圧縮回路11により圧縮を施した音声データと上記音声圧縮回路11をバイパスした音声データとの伝送を切り換える切換スイッチである。
【0011】
13はバッファメモリである。上記バッファメモリ13は、画像データ(映像信号)及び又は音声データ(音声信号)を一時記憶し、後述するメモリ制御回路39により上記信号を所望の速度で読み出し可能なメモリである。
【0012】
14はA/D変換器5及び10、画像圧縮回路6、音声圧縮回路11、切換スイッチ7及び12、バッファメモリ13を制御するメモリ制御回路である。画像データを圧縮する場合は圧縮回路6により、圧縮画像データを圧縮しない場合はA/D変換器5から出力される画像データが、メモリ制御回路14の制御下でバッファメモリ13に書き込まれる。
【0013】
音声データを圧縮する場合は圧縮回路11により圧縮音声データが、圧縮しない場合はA/D変換器10から出力される音声データが、メモリ制御回路14の制御下でバッファメモリ13に書き込まれる。
【0014】
15はメモリカード16、ハードディスク17或は外部機器とのインターフェース(I/F)、18はメモリカード16、或はハードディスク17とカメラ本体との電気的接続を行うカメラ本体側のコネクタである。
【0015】
メモリカード16の記録領域には、管理データ領域19と情報データ領域20とがあり、ここに記憶される情報はメモリカード側のインターフェース21及びコネクタ22を介して外部から読み書きが行われる。
【0016】
また、ライトプロテクト(書き込み禁止)23の情報も、インターフェース21及びコネクタ22を介して外部に読み出し可能である。上記インターフェース21は、CPU、MPU等の制御回路、ROM、EEPROM等の不揮発性メモリ、及びRAM等により構成され、所定のプログラムに基づいてメモリカード16の制御を行う。
【0017】
一方、ハードディスク17の記憶領域には、管理データ領域24と情報データ領域25とがあり、ここに記憶される情報はインターフェース26及びコネクタ27を介して外部から読み書きが行われる。上記インターフェース26は、CPU、MPU等の制御回路、ROM、EEPROM等の不揮発性メモリ、及びRAM等により構成され、所定のプログラムに基づいてハードディスク17の制御を行う。
【0018】
28はシャッタ2を駆動するシャッタ駆動回路、29は撮影レンズ1内のフォーカシングレンズを駆動するレンズ駆動回路、30は被写体までの距離を測定する測距回路、31は被写体の明るさを測定する測光回路、32はフラッシュ、33は温度検出回路であり、記録媒体の温度、凍結や露結の有無を検出する。
【0019】
34は電源の状態検出及び制御を行う電源制御回路、35は電源部であり、電池、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り換えるスイッチ等により構成されており、上記電源制御回路34によって制御される。
【0020】
また、電源制御回路34は電池装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路39の指示に基づいて電源部35を制御している。
【0021】
36はカメラ動作状態(撮影枚数等)等を表示する表示装置、37はシステム制御回路39の撮影動作用定数、変数等を記憶する制御用メモリである。
38は後述するシステム制御回路39の各種の動作指示の入力をするためのスイッチ群である。スイッチ群38には例えば、メインスイッチ40、レリーズボタン41の第1ストロークで閉成され、測距回路30及び測光回路31により測距及び測光を指示する測距測光スイッチ42、レリーズボタン41の第2ストロークで閉成される。
【0022】
撮影画像のメモリカード16或はハードディスク17への記録を指示する記録スイッチ43、1枚または1組の撮影を行うシングル(S)モード、連続して複数枚の又は複数組の撮影を行う連続(C)モード、及びセルフタイマ撮影モードを選択するモードスイッチ44、画像の記録枚数、フレーム記録/フィールド記録の区別、アスペクト比、画素構成、圧縮方式、圧縮率等の画像記録方式を選択する画像モードスイッチ45(図中では一つのスイッチとして書かれているが、複数のスイッチにより構成されている)、消去モードを選択する消去モードスイッチ46、消去の実行を指示する消去スイッチ47、音声記録のオン/オフを指定する音声記録のメインスイッチ48、及び音声の記録の実行を指示する音声記録実行スイッチ49等がある。
【0023】
39はスイッチ群31の指示、カメラ本体に装着されている記録媒体の種類及び該記録媒体の状態(残り記憶容量等)検出、そのほか上述したカメラ本体の検出装置に応じてカメラ全体の制御を行うシステム制御回路である。例えば、測距回路30の測定結果に従いレンズ駆動回路29により撮影レンズ1のフォーカシングレンズを駆動して撮影レンズ1を合焦状態に制御する。
【0024】
更に、システム制御回路39は測光回路31の測光結果により最適露光量になるようにシャッタ駆動回路28によりシャッタ2の開放時間を決定する等の制御を行う。更に、本実施の形態の特徴的な制御を後で詳しく説明する。50は外部機器と接続を行うコネクタである。
【0025】
上述のように構成された本実施の形態の電子スチルカメラでは、特定領域の抽出処理、特定領域情報と複数枚の画像とから1枚の画像を生成する画像生成処理、及び所定の領域境界処理を上記システム制御回路39が制御するようにしている。
【0026】
以下に、モードスイッチ44を選択して夜景モードにおける撮影(画像記録)行う様子の詳細を、図2及び図3のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
システム制御回路39は、メモリ37に記憶される被写体までの距離データを読み出し、レンズ駆動回路29により撮影レンズ1のフォーカシングレンズを駆動して、被写体に焦点を合わせる(ステップS21)。
【0027】
また、メモリ37に記憶される測光データに従い、シャッタ駆動回路28によりシャッタ2を開放して撮像素子3を露光する(ステップS22及びステップS23)。
【0028】
次に、フラッシュフラグによりフラッシュ32が必要か否かを判断する(ステップS24)。この判断の結果、フラッシュ32が必要な場合にはフラッシュ32を発光させる(ステップS25)。
【0029】
フラッシュ32を発光させた場合は、発光終了と同時にシャッタ2を閉成して露光を終了する(ステップS26、ステップS27)。次に、撮像素子3から電荷信号を読み出し、プロセス回路4、A/D変換器5、スイッチ7を介して、1枚目の撮影画像の画素値を取り出す(ステップS28)。
【0030】
本実施の形態においては、所定の閾値を設け、ストロボ光の当たる被写体及びその付近は画素値が比較的高いと考える。また、撮影画像の各画素が閾値以上の値であれば被写体領域、またストロボ光の届かない背景などは画素値が低いと考えられるので、閾値以下の値であれば背景領域として、特定領域を抽出する(ステップS29)。
【0031】
次に、上記被写体領域の周囲に特定の画素の幅を持たせた判定領域を形成する(ステップS30)。この判定領域は、1回目の露光で得られた被写体領域画像と、3回目の露光で得られた背景領域画像とを合成して、1枚の撮影画像を生成する際に、境界領域に画像異常が生じないようにするための制御で用いる領域である。
【0032】
これらの3回の露光は連続して行なわれるために、画像サイズや撮影位置が異なるということはない。このため、求められた判定領域情報は3回の露光によって得られる画像情報の全てにおいて共通だと考えられる。上記した被写体領域や背景領域の特定領域に関しても、同様であるといえる。
【0033】
領域の異常とは、長秒時の露光により被写体が動くため、1回目の露光で得られた被写体領域の外にまで、3回目の露光では被写体がはみ出てしまうことが考えられ、1回目の露光で得られた被写体領域の画像を、3回目の露光で得られた画像の被写体領域にそのまま合成することで発生する。
【0034】
図4が、1回目の露光を行った際に得られる画像の例であるが、ストロボ光が届く手前の白色の領域100が被写体領域、ストロボ光が届かない灰色の領域101が背景領域となる。そして、判定領域102を適用した図が、図5になる。
【0035】
撮像素子3から電荷信号の読み出し終了時に、シャッタ2を開放して再び撮像素子3を、t1秒間露光する(ステップS31、ステップS32)。そして、撮像素子3の露光終了を待ち(ステップS33)、シャッタ2を閉成して(ステップS34)、撮像素子3から電荷を読み出し(ステップS35)、プロセス回路4、A/D変換器5、スイッチ7を介して、2枚目の撮影画像のデータを取り出す(ステップS36)。そして、2回目露光の画像に判定領域情報を適用させる(ステップS37)。
【0036】
図6が2回目露光による画像の例になる。更に、図7が2回目露光による画像情報に判定領域103を適用させたものになる。2回目露光による画像情報は主に、1回目の露光による画像情報と3回目の露光による画像情報を合成する際の領域境界処理に使用する。
【0037】
次に、撮像素子3から電荷信号読み出し終了時に、シャッタ2を開放して再び撮像素子3を、t1よりも長秒時のt2秒間露光する(ステップS38、ステップS39)。撮像素子3の露光終了を待ち(ステップS40)、シャッタ2を閉成して(ステップS41)、撮像素子3から電荷を読み出し(ステップS42)、プロセス回路4、A/D変換器5、スイッチ7を介して、3枚目の撮影画像のデータを取り出す(ステップS43)。そして、3回目露光の画像情報に判定領域情報を適用させる(ステップS44)。図8が3回目露光による画像の例になる。更に、図9が3回目露光による画像に判定領域104を適用させたものになる。
【0038】
次に、1回目の露光による画像情報と、3回目の露光による画像情報を合成する際に境界領域における画像異常の発生を防ぐための境界領域処理を行う(ステップS45)。
【0039】
2回目、3回目の露光で得られた画像の上記判定領域104内における各画素の画素値が、上記画素から所定の距離内にある被写体領域の画素値に所定の誤差を含めた画素値の範囲内にあるかないかを判定する。被写体領域の画素値は、1回目の露光で得られた画像を用いる。
【0040】
例えば、図内においては、図11、12の座標位置(x1、y1)における画素値が、図10における同様の座標位置(x1、y1)からの所定距離r1内にある被写体領域内の画素値に所定の誤差を含めた画素値の範囲内にあるかないかを判定するのを、判定領域全域において実行する。
【0041】
つまり、これは、長秒時撮影において被写体40の動きによる上記の画像異常を回避する手段であり、3回目の露光で得られた画像に1回目の露光で得られた画像を合成する際に、被写体領域の外にも被写体が写ったように見える画像の異常を回避するためである。
【0042】
そして、2回目・3回目の露光で得られた画像の上記判定領域内における画素(x1、y1)の画素値P2、P3が、いずれも1回目の露光で得られた画像の上記画素の位置(x1、y1)から所定の距離内r1内にある被写体領域の画素値P1に所定の誤差Cを含めた画素範囲内P1−C≦P2≦P1+C、P1−C≦P3≦P1+Cにある場合は、つまり被写体ブレが発生している画素だと考えられるので、3回目の露光で得られた画像の(x1、y1)における画素値P3は1回目の露光で得られた画像の同位置の画素値P1に置き換えられる。
【0043】
3回目の露光で得られた画像の上記判定領域内における画素(x1、y1)の画素値P3だけが、1回目の露光で得られた画素の前期画素の位置(x1、y1)から所定の距離内r1内にある被写体領域の画素値P1に所定の誤差を含めた画素範囲内P1−C≦P3≦P1+Cにある場合は、つまり被写体ブレが発生している画素だと考えられるので、3回目の露光で得られた画像の(x1、y1)における画素値P3は2回目の露光で得られた画素の同位置の画素値P2に置き換えられる。画素P2は、背景が綺麗に撮影できていると考えられるからである。
【0044】
2回目の露光で得られた画像の上記判定領域内における画素(x1、y1)の画素値P2だけが、1回目の露光で得られた画素の前期画素の位置(x1、y1)から所定の距離r1内にある被写体領域の画素値P1に所定の誤差を含めた画素範囲内P1−C≦P2≦P1+Cにある場合は、3回目の露光で得られた画像の(x1、y1)における画素値P3の置き換えはしない。画素P3は背景が綺麗に撮影できていると考えられるからである。
【0045】
このようにして、3回目の露光で得られた画像の上記判定領域内における全画素の判定が終了した画像の背景領域部分と、1回目の露光で得られた画像の被写体領域部分を合成することで、1枚の撮影画像が完成する(ステップS46)。
【0046】
それをバッファメモリ13に書き込み、撮影動作を終了する(ステップS47)。以上説明した処理が、図2及び図3おける撮影(画像記録)の動作処理である。
【0047】
(本発明の他の実施の形態)
本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0048】
また、上述した実施の形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0049】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0050】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態で説明した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施の形態で示した機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれることは言うまでもない。
【0051】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0052】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
〔実施態様1〕 撮影対象からの光を光電変換して画像情報を生成する撮像素子と、上記撮影対象を照明する照明手段とを備えた撮像装置であって、上記照明手段で上記撮影対象を照明して所定時間露光して上記撮像素子から得られる第1の画像情報と、上記照明手段による照明を行わずに所定時間露光して上記撮像素子から得られる第2の画像情報とから特定領域の情報を抽出する特定領域抽出手段と、上記特定領域抽出手段によって抽出された特定領域の情報に基づいて、上記第1の画像の主被写体領域と、上記第2の画像における少なくとも1つ以上の背景領域とで撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、上記撮影画像生成手段が上記撮影画像を生成する際に、上記主被写体領域と上記背景領域との境界領域に所定の処理を施すための境界領域制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【0053】
〔実施態様2〕 上記特定領域抽出手段は、撮影画像における画素値を判定し、上記照明手段から放射された光が当たる主被写体及びその付近は画素値が比較的高いと考えて主被写体領域と判定するとともに、上記照明手段から放射された光が届かないことにより画素値が低い領域を背景領域と判定して、上記特定領域の情報を抽出することを特徴とする実施態様1に記載の撮像装置。
【0054】
〔実施態様3〕 撮影対象からの光を光電変換して画像情報を生成する撮像素子と、上記撮影対象を照明する照明手段とを備えた撮像装置を用いて行う撮像方法であって、上記照明手段で上記撮影対象を照明して所定時間露光して上記撮像素子から得られる第1の画像情報と、上記照明手段による照明を行わずに所定時間露光して上記撮像素子から得られる第2の画像情報とから特定領域の情報を抽出する特定領域抽出処理と、上記特定領域抽出処理によって抽出された特定領域の情報に基づいて、上記第1の画像の主被写体領域と、上記第2の画像における少なくとも1つ以上の背景領域とで撮影画像を生成する撮影画像生成処理と、上記撮影画像生成処理において上記撮影画像を生成する際に、上記主被写体領域と上記背景領域との境界領域に所定の処理を施すための境界領域制御処理とを行うことを特徴とする撮像方法。
【0055】
〔実施態様4〕 上記特定領域抽出処理においては、撮影画像における画素値を判定し、上記照明手段から放射された光が当たる主被写体及びその付近は画素値が比較的高いと考えて主被写体領域と判定するとともに、上記照明手段から放射された光が届かないことにより画素値が低い領域を背景領域と判定して、特定領域の情報を抽出することを特徴とする実施態様3に記載の撮像方法。
【0056】
〔実施態様5〕 撮影対象からの光を光電変換して画像情報を生成する撮像素子と、上記撮影対象を照明する照明手段とを備えた撮像装置を用いて行う撮像方法を実行するためのプログラムであって、上記照明手段で上記撮影対象を照明して所定時間露光して上記撮像素子から得られる第1の画像情報と、上記照明手段による照明を行わずに所定時間露光して上記撮像素子から得られる第2の画像情報とから特定領域の情報を抽出する特定領域抽出処理と、上記特定領域抽出処理によって抽出された特定領域の情報に基づいて、上記第1の画像の主被写体領域と、上記第2の画像における少なくとも1つ以上の背景領域とで撮影画像を生成する撮影画像生成処理と、上記撮影画像生成処理において上記撮影画像を生成する際に、上記主被写体領域と上記背景領域との境界領域に所定の処理を施すための境界領域制御処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【0057】
〔実施態様6〕 上記コンピュータプログラムを読み取り可能に記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
【0058】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、夜景をバックに人物等の被写体を撮影する際に、照明手段から放射された光を用いた1回目の露光と、長秒時にわたる2回目及び3回目の露光とを行い、上記3回目の露光が終了した後で画像合成を行う際に、それぞれの露光を行って得た画像の境界領域について所定の処理を行うようにしたので、上記3回の露光を行っている間に被写体が動いた場合においても、複数枚の画像を合成した画像の境界領域に異常が発生することを良好に回避することができ、夜景を背景として被写体を撮影する際に上記被写体が多少動いた場合においても画像ぶれが発生するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、本発明に関わる電子スチルカメラのブロック図である。
【図2】本実施の形態に関わる撮影手順を説明するフローチャートである。
【図3】本実施の形態に関わる撮影手順を説明するフローチャートである。
【図4】1回目の露光で得られる被写体領域と、背景領域を示した例を示す図である。
【図5】1回目の露光で得られる画像に判定領域を加味した例を示す図である。
【図6】2回目の露光で得られる画像を示した例を示す図である。
【図7】2回目の露光で得られる画像に判定領域を加味した例を示した図である。
【図8】3回目の露光で得られる画像を示した例を示した図である。
【図9】3回目の露光で得られる画像に判定領域を加味した例を示した図である。
【図10】1回目の露光で得られた画像に、領域境界処理をする際の位置とその範囲を示した例を示した図である。
【図11】2回目の露光で得られた画像に、領域境界処理をする際の位置を示した例を示した図である。
【図12】3回目の露光で得られた画像に、領域境界処理をする際の位置を示した例を示した図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ
2 シャッタ
3 撮像素子
4 プロセス回路
5 A/D変換器
6 画像圧縮回路
7 切り替えスイッチ
8 マイク
9 ノイズ低減回路
10 A/D変換器
11 音声圧縮回路
12 切り替えスイッチ
13 バッファメモリ
14 メモリ制御回路
15 メモリカード
16 インターフェース(I/F)
17 ハードディスク
18 コネクタ
19 管理データ領域
20 情報データ領域
21 インターフェース(I/F)
22 コネクタ
23 ライトプロテクト
24 管理データ領域
25 情報データ領域
26 インターフェース(I/F)
27 コネクタ
28 シャッタ駆動回路
29 レンズ駆動回路
30 測距回路
31 測光回路
32 フラッシュ
33 温度検出回路
34 電源制御回路
35 電源部
36 表示装置
37 制御用メモリ
38 スイッチ群
39 システム制御回路
40 メインスイッチ
41 レリーズボタン
42 測距測光スイッチ
43 記録スイッチ
44 モードスイッチ
45 画像モードスイッチ
46 消去モードスイッチ
47 消去スイッチ
48 音声記録メインスイッチ
49 音声記録実行スイッチ
50 コネクタ

Claims (1)

  1. 撮影対象からの光を光電変換して画像情報を生成する撮像素子と、上記撮影対象を照明する照明手段とを備えた撮像装置であって、
    上記照明手段で上記撮影対象を照明して所定時間露光して上記撮像素子から得られる第1の画像情報と、上記照明手段による照明を行わずに所定時間露光して上記撮像素子から得られる第2の画像情報とから特定領域の情報を抽出する特定領域抽出手段と、
    上記特定領域抽出手段によって抽出された特定領域の情報に基づいて、上記第1の画像の主被写体領域と、上記第2の画像における少なくとも1つ以上の背景領域とで撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、
    上記撮影画像生成手段が上記撮影画像を生成する際に、上記主被写体領域と上記背景領域との境界領域に所定の処理を施すための境界領域制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
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