JP2004192407A - ラベル印字フォーマット設定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ラベル印字用紙に対応したラベル印字フォーマットを、プリンタ側、又は、サーバーの記憶領域を過大にすることなく、また、容易に提供する。
【解決手段】フォーマット設定装置9が、コンテンツ提供装置1に対して、ラベル印字用紙の管理番号と、印字領域フォーマットと、テンプレートファイル、又は、背景画像ファイルの選択を行うことによって、コンテンツ提供装置1から送られるデータから作成した印字データをプリンタ15へ送信して、ラベル印字用紙に印字を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】フォーマット設定装置9が、コンテンツ提供装置1に対して、ラベル印字用紙の管理番号と、印字領域フォーマットと、テンプレートファイル、又は、背景画像ファイルの選択を行うことによって、コンテンツ提供装置1から送られるデータから作成した印字データをプリンタ15へ送信して、ラベル印字用紙に印字を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD、MD、カセットなどに貼付するシール等のラベル印字用紙に印字するためのラベル印字フォーマットの設定を行うラベル印字フォーマット設定システムに関し、特に、多種多様のラベル印字用紙に柔軟に対応してラベル印字フォーマットの設定を行うことのできるラベル印字フォーマット設定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
CD、MD、カセット等に貼付するシール等のラベル印字用紙は、記録紙の寸法、印字領域の位置、寸法、形状など、多種多様である。そのため、プリンタによってこれらのラベル印字用紙に印字データを印字するには、ラベル印字用紙に応じたラベル印字フォーマットを用意し、それらを設定する必要がある。
【0003】
以下、従来のラベル印字用紙のラベル印字フォーマット設定について説明する。
【0004】
図18は従来のラベル印字フォーマット設定システムを示すブロック図である。
【0005】
図18において、ラベル印字フォーマット設定システムは、サーバー101、制御装置105、及びプリンタ113からなり、これらはネットワーク114により相互に接続されている。
【0006】
サーバー101は、通信制御部102、印字領域フォーマット検索制御部103、及び印字領域フォーマットデータベース104を有する。制御装置105は、通信制御部106、データ記憶部107、印字データ作成制御部108、入力制御部109、及びディスプレイ制御部110を有する。また、制御装置105の入力制御部109には、キーボード111が接続されており、制御装置105のディスプレイ制御部110には、CRTディスプレイ112が接続されている。
【0007】
以上のように構成された従来のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、以下その動作について説明する。
【0008】
図19は、従来の技術の制御装置の印字時の処理を示すフローチャートである。
【0009】
まず、入力制御部109を介して、キーボード111より、制御装置105に印字領域フォーマットファイルの検索の要求があると(S201)、制御装置105は、キーボード111より指定された印字領域フォーマットファイル名をデータ記憶部107から検索する(S202)。
【0010】
ここで、印字領域フォーマットファイルがデータ記憶部107にある場合は(S203)、後述のS207の処理へ進む。
【0011】
一方、指定された印字領域フォーマットファイル名がデータ記憶部107にない場合は(S203)、通信制御部106は、サーバー101へ印字領域フォーマットデータの要求を行う。制御装置105から印字領域フォーマットデータの要求をうけたサーバー101は、印字領域フォーマット検索制御部103により、印字領域フォーマットデータベース104の中から、要求された印字領域フォーマットファイル名を検索する。そして、検索し取得した印字領域フォーマットデータを制御装置105へ送信する(S204)。
【0012】
このとき、サーバー101から取得した印字領域フォーマットデータを登録する場合には(S205)、通信制御部106は、印字領域フォーマットデータをデータ記憶部107へ登録する(S206)。
【0013】
続いて、通信制御部106は、CRTディスプレイ112にテキストデータの入力画面を表示してユーザに印字するテキストデータの入力を促し、キーボード111からユーザにより入力され印字するテキストデータを取得する(S207)。
【0014】
次に、印字データ作成制御部108は、印字データの作成を行い(S208)、通信制御部106を介して、印字データをプリンタ113へ送信し(S209)、制御装置105は処理を終了する(S210)。そして、印字データを送られたプリンタ113は印字を行う。
【0015】
ここで、印字領域フォーマットデータについて説明する。
【0016】
図20は、従来の技術のラベル印字用紙の印字領域を示す図である。
【0017】
図20において、ラベル印字用紙115には、矩形状の印字領域116,117,118が設けられている。以下、印字領域116,117,118を、それぞれ、印字領域m1、印字領域m2、印字領域m3という。
【0018】
印字領域m1は、左下隅の頂点の座標が(x1,y1)であり、幅がw1、高さがh1である。印字領域m2は、左下隅の頂点の座標が(x2,y2)であり、幅がw2、高さがh2である。印字領域m3は、左下隅の頂点の座標が(x3,y3)であり、幅がw3、高さがh3である。尚、ここでは、座標の基準点(原点)は、ラベル印字用紙115の左下隅の頂点とされているものとする。
【0019】
図21は、従来の技術の印字領域フォーマットデータを表す図である。
【0020】
図21において、印字領域フォーマットデータは、ラベル印字フォーマット識別番号、各印字領域のラベル印字用紙上の領域の始点の位置(例えば、領域の左下隅の頂点の座標)、及び横幅と縦幅のデータの組から構成されている。例えば、図20の印字領域m1は、図21において示すように、始点(x1、y1)、横幅w1、縦幅h1で定義される。
【0021】
印字データ作成制御部108は、上述のような印字領域フォーマットデータに基づいてラベル印字用紙の印字領域にテキストデータが配置された印字データの作成を行う。(例えば特許文献1,2を参照)
【0022】
【特許文献1】
特開平5−233660号公報(図1)
【特許文献2】
特開平11−126140号公報(図1)
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のラベル印字フォーマット設定システムでは、ラベル印字用紙の種類に対応する印字領域フォーマットが用意されておらず、新規の印字領域フォーマットを使用する必要がある場合においては、制御装置のアプリケーションで作成する必要がある。そのため、ユーザにとっては手間がかかるという欠点がある。また、多様なラベル印字用紙の印字に対応するには、多量のラベル印字フォーマットを用意する必要があるいう問題点を有していた。
【0024】
そこで、本発明は上記従来の問題点を解決するもので、多種多様のラベル印字用紙に柔軟に対応したラベル印字フォーマットを、サーバーの記憶領域を過大にすることなく、容易に設定することができるラベル印字フォーマット設定システムを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るラベル印字フォーマット設定システムは、種類に応じて管理番号が付与されたラベル印字用紙にプリンタが印字するためのラベル印字フォーマットの設定を行うラベル印字フォーマット設定システムであって、ラベル印字用紙の管理番号に対応して用意された各種の印字領域フォーマットファイルが格納された印字領域フォーマットファイル記憶手段、ラベル印字用紙の管理番号及び印字領域フォーマットファイルに対応して用意された各種のテンプレートファイルが格納されたテンプレートファイル記憶手段、並びに各種の画像ファイルが格納された画像ファイル記憶手段を備え、要求に応じてこれらの記憶手段に格納されたファイルを提供するコンテンツ提供装置と、前記プリンタに接続されているとともに、前記コンテンツ提供装置にネットワークを介して接続されたフォーマット設定装置と、を備え、前記フォーマット設定装置は、ユーザにより指定され若しくは選択されたラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、前記コンテンツ提供装置より取得する選択取得手段と、前記選択取得手段により取得された印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを合成することにより、ラベル印字フォーマットを生成し、前記プリンタが印字するためのラベル印字フォーマットとして設定するフォーマット設定手段と、を備えた構成としたものである。
【0026】
これにより、多種多様のラベル印字用紙に柔軟に対応したラベル印字フォーマットを、サーバーの記憶領域を過大にすることなく、容易に設定することができるラベル印字フォーマット設定システムを実現することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に係るラベル印字フォーマット設定システムは、種類に応じて管理番号が付与されたラベル印字用紙にプリンタが印字するためのラベル印字フォーマットの設定を行うラベル印字フォーマット設定システムであって、ラベル印字用紙の管理番号に対応して用意された各種の印字領域フォーマットファイルが格納された印字領域フォーマットファイル記憶手段、ラベル印字用紙の管理番号及び印字領域フォーマットファイルに対応して用意された各種のテンプレートファイルが格納されたテンプレートファイル記憶手段、並びに各種の画像ファイルが格納された画像ファイル記憶手段を備え、要求に応じてこれらの記憶手段に格納されたファイルを提供するコンテンツ提供装置と、プリンタに接続されているとともに、コンテンツ提供装置にネットワークを介して接続されたフォーマット設定装置と、を備え、フォーマット設定装置は、ユーザにより指定され若しくは選択されたラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、コンテンツ提供装置より取得する選択取得手段と、選択取得手段により取得された印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを合成することにより、ラベル印字フォーマットを生成し、プリンタが印字するためのラベル印字フォーマットとして設定するフォーマット設定手段と、を備えていることを特徴とする。
【0028】
この構成により、ラベル印字用紙の印字領域の位置、寸法、形状など、多種多様なラベル印字用紙の種類に合わせて、印字領域フォーマット、テンプレート、印字領域に印字する画像を別個に選んで組み合わせによってラベル印字フォーマットを生成し、設定することができる。従って、ユーザは印字領域フォーマットファイル、及び、ラベル印字用紙の管理番号と印字領域フォーマットに対応するテンプレートファイル、及び画像ファイルを選択するだけで容易にラベル印字フォーマットを設定することができるようになる。また、多種多様なラベル印字用紙の種類に合わせて、印字領域フォーマット、テンプレート、印字領域に印字する画像の組み合わせを変えれば、ラベル印字用紙の種類に柔軟に対応してラベル印字フォーマットを設定することができるため、印字側のフォーマット設定装置、又は、プリンタのデータ記憶部の容量を軽減することができる。
【0029】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、テンプレートファイルは、ラベル印字用紙に印字するテキストデータが記述されるテキスト記述領域を有しており、ユーザにより入力されるテキストデータを選択取得手段が取得したテンプレートファイルのテキスト記述領域に挿入するテキスト挿入手段を備え、フォーマット設定手段は、テキストデータの挿入されたテンプレートファイル、印字領域フォーマットファイル、及び画像ファイルを合成することにより、テキストデータが挿入されたラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする。
【0030】
この構成により、テキストデータの入力を容易にする作用を有する。
【0031】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、フォーマット設定装置又はプリンタは、ユーザが独自に作成した印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルを格納するユーザファイル記憶手段を備えていることを特徴とする。
【0032】
この構成により、ユーザが独自に作成した印字領域フォーマット、テンプレート、又は、画像ファイルを容易に使用できるという作用が得られる。
【0033】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、コンテンツ提供装置は、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像を生成し、フォーマット設定装置に送信する概略画像提供手段を備え、フォーマット設定装置は、表示装置と、概略画像提供手段から送信される印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像の一覧を表示装置に表示し、ユーザの選択を促す選択表示手段と、を備え、選択取得手段は、ユーザにより指定され、若しくは、選択表示手段により表示された概略画像の一覧の中からユーザにより選択された、ラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、コンテンツ提供装置より取得することを特徴とする。
【0034】
この構成により、コンテンツ提供装置が提供する印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの選択を容易にするという作用が得られる。
【0035】
本発明の請求項5に係るラベル印字フォーマット設定システムは、種類に応じて管理番号が付与されたラベル印字用紙に印字するためのラベル印字フォーマットの生成を行うラベル印字フォーマット設定システムであって、ラベル印字用紙の管理番号に対応して用意された各種の印字領域フォーマットファイルが格納された印字領域フォーマットファイル記憶手段、ラベル印字用紙の管理番号及び印字領域フォーマットファイルに対応して用意された各種のテンプレートファイルが格納されたテンプレートファイル記憶手段、並びに各種の画像ファイルが格納された画像ファイル記憶手段を備え、要求に応じてこれらの記憶手段に格納されたファイルを提供するコンテンツ提供装置と、プリンタに接続されているとともに、コンテンツ提供装置にネットワークを介して接続されたフォーマット設定装置と、を備え、コンテンツ提供装置は、フォーマット設定装置により指定される所定の印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを合成することにより、ラベル印字フォーマットを生成するフォーマット生成手段と、フォーマット生成手段が生成するラベル印字フォーマットをフォーマット設定装置に送信するフォーマット送信手段と、を備え、フォーマット設定装置は、ユーザにより指定され若しくは選択されたラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、コンテンツ提供装置に対して指定する選択指示手段と、フォーマット送信手段により送信されるラベル印字フォーマットを取得して、プリンタが印字するためのラベル印字フォーマットとして設定するフォーマット設定手段と、を備えていることを特徴とする。
【0036】
この構成により、印字側のフォーマット設定装置、又は、プリンタの処理を軽減する作用を有する。
【0037】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、テンプレートファイルは、ラベル印字用紙に印字するテキストデータが記述されるテキスト記述領域を有しており、フォーマット設定装置は、ユーザにより入力される、ラベル印字用紙に印字するテキストデータをコンテンツ提供装置に送信するテキストデータ送信手段を備えており、フォーマット生成手段は、テキストデータ送信手段から送信されるテキストデータを、テンプレートファイルのテキスト記述領域に挿入するとともに、当該テキストデータの挿入されたテンプレートファイル、印字領域フォーマットファイル、及び画像ファイルを合成することにより、テキストデータが挿入されたラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする。
【0038】
この構成により、テキストデータの入力を容易にする作用を有する。
【0039】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、フォーマット設定装置は、接続されたプリンタを特定するプリンタ特定コードをコンテンツ提供手段に送信するプリンタ特定コード送信手段を備え、コンテンツ提供装置は、各種プリンタの設定データが格納されたプリンタ設定データ記憶手段と、プリンタ特定コード送信手段により送信されるプリンタ特定コードに対応するプリンタの設定データを、プリンタ設定データ記憶手段から取得するプリンタ設定データ取得手段と、を備えており、フォーマット生成手段は、プリンタ設定データ取得手段が取得したプリンタの設定データを参照することにより、当該プリンタの印字仕様に適合したラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする。
【0040】
この構成により、プリンタに対応した印字データを作成し、印字側のフォーマット設定装置、又は、プリンタのデータ記憶部の容量を軽減する作用を有する。
【0041】
ここで、「プリンタの印字仕様」とは、プリンタが印字する際の左右上下の印字マージン、プリンタの解像度、色数等の印字品質等の仕様をいう。
【0042】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、フォーマット送信手段は、ラベル印字フォーマットとともにプリンタの設定データをフォーマット設定装置に送信することを特徴とする。
【0043】
この構成により、ユーザのプリンタへの設定作業を軽減する作用を有する。
【0044】
請求項9に記載の発明は、請求項5乃至8の何れか一に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、フォーマット設定装置又はプリンタは、ユーザが独自に作成した印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルを格納するユーザファイル記憶手段を備えていることを特徴とする。
【0045】
この構成により、ユーザが独自に作成した印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は、画像ファイルを容易に使用できる作用を有する。
【0046】
請求項10に記載の発明は、請求項5乃至9の何れか一に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、コンテンツ提供装置は、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像を生成し、フォーマット設定装置に送信する概略画像提供手段を備え、フォーマット設定装置は、表示装置と、概略画像提供手段から送信される印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像の一覧を表示装置に表示し、ユーザの選択を促す選択表示手段と、を備え、選択指示手段は、ユーザにより指定され、若しくは、選択表示手段により表示された概略画像の一覧の中からユーザにより選択された、ラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、コンテンツ提供装置に対して指定することを特徴とする。
【0047】
この構成により、コンテンツ提供装置が提供する印字領域フォーマット、テンプレートファイル、又は、画像ファイルの選択を容易にする作用を有する。
【0048】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0049】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムのブロック図である。
【0050】
図1において、本実施の形態に係るレベル印字フォーマット設定システムは、コンテンツ提供装置1とフォーマット設定装置9とがネットワーク16により接続された構成からなる。
【0051】
コンテンツ提供装置1は、通信制御部2、印字領域フォーマット検索制御部3、印字領域フォーマットデータベース4、テンプレートファイル検索制御部5、テンプレートファイルデータベース6、背景画像ファイル検索制御部7、及び背景画像ファイルデータベース8を有する。
【0052】
フォーマット設定装置9は、通信制御部10、データ記憶部11、及び印字データ作成制御部12を有する。また、フォーマット設定装置9は、ローカルネットワーク17により、ディスプレイ13、入力端末14、及びプリンタ15とに接続されている。
【0053】
ここで、本発明の構成と、本実施の形態におけるシステムの各部の構成との対応関係は、以下の通りである。
【0054】
まず、印字領域フォーマットファイル記憶手段、テンプレートファイル記憶手段、及び画像ファイル記憶手段は、それぞれ、印字領域フォーマットデータベース4、テンプレートファイルデータベース6、及び背景画像ファイルデータベース8により実現されている。また、選択取得手段は、通信制御部10により実現されている。また、フォーマット設定手段及びテキスト挿入手段は、印字データ作成制御部12により実現されている。また、ユーザファイル記憶手段は、データ記憶部11により実現されている。また、概略画像提供手段は、テンプレートファイル検索制御部5、背景画像ファイル検索制御部7、及び通信制御部2が協働することにより実現されている。また、表示手段は、ディスプレイ13により実現されている。また、選択表示手段は、通信制御部10、ディスプレイ13、及び入力端末14が協働することにより実現されている。
【0055】
以上のように構成された本実施の形態に係るラベル印字フォーマット設定システムについて、以下その動作を説明する。
【0056】
図2は本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの動作手順を示すフローチャートである。
【0057】
図2において、入力端末14からフォーマット設定装置9にラベル印字フォーマット設定の要求があると(S1)、フォーマット設定装置9は、印字領域フォーマットファイルの取得を行う(S2,S3)。
【0058】
ここで、フォーマット設定装置9の印字領域フォーマットファイルの取得動作について補足説明する。
【0059】
図3は本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの印字領域フォーマットファイルの取得手順を示すフローチャートである。
【0060】
図3において、ユーザにより、入力端末14から印字領域ファーマットファイルの印字を行うラベル印字用紙に対応する管理番号がフォーマット設定装置9に入力されると(S101)、通信手段10は、それをコンテンツ提供装置1へ送信し、印字領域フォーマットファイルを要求する(S102)。
【0061】
コンテンツ提供装置1は、ラベル印字用紙の管理番号を受信すると(S103)、印字領域フォーマット検索制御部3により、印字領域フォーマットデータベース4から、ラベル印字用紙の管理番号に対応する印字領域フォーマットファイルを検索する(S104)。そして、検索した印字領域フォーマットファイルのデータを、通信制御部2を介して、フォーマット設定装置9へ送信する(S105)。
【0062】
フォーマット設定装置9は、通信制御部10を介して、印字領域フォーマットファイルのデータを受信し、そのデータをデータ記憶部11へ格納する(S106)。
【0063】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は印字領域フォーマットファイルを取得する。
【0064】
尚、本実施の形態における印字領域フォーマットファイルの構成についても補足説明しておく。
【0065】
図4はラベル印字用紙の印字領域を示す概略図、図5は印字領域フォーマットファイルの内容を示す図である。
【0066】
図4において、ラベル印字用紙18には、円環状の印字領域19及び矩形状の印字領域20,21が設けられている。以下、これらの印字領域19、20、21を、それぞれ、印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3と称す。
【0067】
印字領域M1は、半径がR1、中心座標が(X1、Y1)の外周円と、半径がR2、中心座標が(X1、Y1)の内周円とで囲まれた円環状の印字領域である。この場合、円環の中心を「始点」、中心座標を「始点座標」とよぶ。尚、本実施の形態においては、座標の原点は、ラベル印字用紙18の左下の頂点22とする。
【0068】
印字領域M2は、左下頂点の座標が(X2、Y2)、横幅がW1、縦幅がH1の長方形の印字領域である。この場合、長方形領域の左下頂点を「始点」、左下頂点の座標を「始点座標」と呼ぶ。
【0069】
また、印字領域M3は、始点座標が(X3、Y3)、横幅がW2、縦幅がH2の長方形の印字領域である。
【0070】
これらの印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3の部分が、実際にラベルをして使われる、いわゆる、シール部分である。
【0071】
図5において、印字領域フォーマットファイルには、印字領域ファイル管理番号と印字領域フォーマットデータの組がリストとして格納されている。印字領域フォーマットデータは、例えば、図4のラベル印字用紙18の場合であれば、印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3のそれぞれの形状(円環、長方形等)を表すコード、寸法のデータ(内半径、外半径、横幅、縦幅等)、及び始点座標のデータが格納されている。
【0072】
印字領域フォーマットファイルの構成は以上の通りであり、再び図2のフローチャートの説明に戻る。
【0073】
ステップS2,S3において、フォーマット設定装置9が印字領域フォーマットデータをデータ記憶部11に格納すると、次に、通信制御部10は、テンプレートファイルの取得を行う(S4)。
【0074】
ここで、フォーマット設定装置9のテンプレートファイルの取得動作について補足説明する。
【0075】
図6は本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムのテンプレートファイルの取得手順を示すフローチャートである。
【0076】
図6において、フォーマット設定装置9がテンプレートファイルのリストの要求を行うと(S107)、コンテンツ提供装置1は、テンプレートファイルのリストの要求を受信し(S108)、テンプレートファイル検索制御部5により、テンプレートファイルデータベース6から、ステップS103において受信したラベル印字用紙の管理番号に対応するテンプレートファイルのリストを検索し取得する(S109)。そして、通信制御部2は、これをフォーマット設定装置9へ送信する(S110)。
【0077】
フォーマット設定装置9はテンプレートファイルのリストを受信すると(S111)、通信制御部10は、出力端末であるディスプレイ13にテンプレートファイルのリストを表示し、ユーザによりテンプレートファイルが選択されるのを待つ。入力端末14より、ユーザがテンプレートファイルの選択を行うと(S112)、通信制御部10は、選択されたテンプレートファイルの管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S113)。
【0078】
尚、ステップS110において、テンプレートファイル検索制御部5は、各テンプレートファイルの内容を示す概略画像を作成し、通信制御部2は、テンプレートファイルのリストデータとともに、この概略画像のデータを送る。そして、通信制御部10は、この概略画像をディスプレイ13に表示する。これによって、ユーザは各テンプレートファイルの内容を容易に認識することができるため、ステップS112においてテンプレートファイルの選択を容易に行うことができる。
【0079】
コンテンツ提供装置1は、ステップS113において通信制御部10から送信されたテンプレートファイルの管理番号を受信すると(S114)、テンプレートファイル検索制御部5により、当該テンプレートファイルの管理番号に対応するテンプレートファイルのデータを、テンプレートファイルデータベース6から検索・取得し(S115)、フォーマット設定装置9へ送信する(S116)。
【0080】
そして、フォーマット設定装置9がテンプレートファイルのデータを受信する(S117)ことにより、テンプレートファイルの取得を終了する。
【0081】
以上の動作により、フォーマット設定装置9はテンプレートファイルを取得する。
【0082】
尚、ここで本実施の形態におけるテンプレートファイルの構成についても補足説明しておく。
【0083】
図7はラベル印字用紙内のテンプレート領域を示す概略図、図8はテンプレートファイルの内容を示す図である。
【0084】
図7において、ラベル印字用紙18には、印字領域19,20,21(それぞれ、印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3)が設けられており、これらは、図4で説明したものと同様である。
【0085】
印字領域19には、矩形状のテンプレート23,24が設けられており、印字領域20には、矩形状のテンプレート25が設けられており、印字領域21には、矩形状のテンプレート26が設けられている。以下、テンプレート23,24,25,26を、それぞれ、テンプレートT1,テンプレートT2,テンプレートT3,テンプレートT4という。
【0086】
テンプレートT1は、始点座標が(X11、Y11)、横幅がW11、縦幅がH11、属性がZ1の長方形であり、長方形の中がテキスト印字領域である。
【0087】
尚、ここで「属性」とは、各テンプレートがどの印字領域に属するかを示すものである。例えば、テンプレートT1は印字領域M1に属しているので、属性Z1は印字領域M1の属性コードとなる。
【0088】
また、テンプレートの「始点」とは、そのテンプレートが矩形状の場合であれば左下頂点、テンプレートが円形の場合には中心点といったように代表点として決められる点をいう。また、テンプレートの始点座標は、そのテンプレートが属する印字領域の始点を原点とする位置座標である。
【0089】
テンプレートT2は、始点座標が(X12、Y12)、横幅がW12、縦幅がH12、属性がZ2の長方形であり、長方形の中がテキスト印字領域である。
【0090】
テンプレートT3は、始点座標が(X13、Y13)、横幅がW13、縦幅がH13、属性がZ3の長方形であり、長方形の中がテキスト印字領域である。
【0091】
テンプレートT4は、始点座標が(X14、Y14)、横幅がW14、縦幅がH14、属性がZ4の長方形であり、長方形の中がテキスト印字領域である。また、テンプレートT4内には罫線27(以下、「罫線K1」という。)が引かれており、罫線K1は、始点座標が(X15、Y15)、横幅がW15、線幅がH15である。
【0092】
図8において、テンプレートファイル内には、テンプレートファイル管理番号とテンプレートファイルデータの組がリストとして格納されている。テンプレートファイルデータは、各テンプレート(テンプレートT1,テンプレートT2、テンプレートT3、テンプレートT4等)のそれぞれに対応する、そのテンプレートの形状(円環、長方形等)を表すコード、寸法、属性、及び、罫線などの簡易図形データの組により構成されている。
【0093】
また、任意のテンプレートファイルは、複数の印字領域で共用して使用可能である。即ち、各テンプレートファイルは、複数の印字領域フォーマットファイルと組み合わせて使用することができる。さらに、テンプレートファイル内の各データ、例えば、テンプレートT1〜T4のデータを別個のファイルとすることにより、ファイルの共用化が図られる。
【0094】
テンプレートファイルの構成は以上の通りであり、再び図2のフローチャートの説明に戻る。
【0095】
フォーマット設定装置9の通信制御部10は、ステップS4において通信制御部2から送信されたテンプレートファイルのデータをデータ記憶部11に格納すると(S5)、次に、背景画像ファイルの取得を行う(S6)。
【0096】
ここで、フォーマット設定装置9による背景画像ファイルの取得動作について補足説明する。
【0097】
図9は、本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの背景画像ファイルの取得手順を示すフローチャートである。
【0098】
図9において、フォーマット設定装置9が背景画像ファイルのリストの要求を行うと(S118)、コンテンツ提供装置1は、背景画像ファイルのリストの要求を受信し(S119)、背景画像ファイル検索制御部7により、背景画像ファイルデータベース8から、ステップS103で受信したラベル印字用紙の管理番号に対応する背景画像ファイルの管理番号のリストを検索し取得する(S120)。そして、通信制御部2は、これをフォーマット設定装置9へ送信する(S121)。
【0099】
フォーマット設定装置9は、背景画像ファイルのリストを受信すると(S122)、出力端末であるディスプレイ13に背景画像ファイルのリストを表示し、ユーザによる背景画像ファイルの選択を待つ。
【0100】
そして、ユーザにより入力端末14を用いて背景画像ファイルの選択がなされると(S123)、通信制御部10は、選択された背景画像ファイルの管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S124)。
【0101】
尚、ステップS121において、背景画像ファイル検索制御部7は、各背景画像ファイルの内容を示す概略画像を作成し、通信制御部2は、背景画像ファイルのリストデータとともに、この背景画像ファイルの概略画像のデータを送る。そして、通信制御部10は、この概略画像をディスプレイ13に表示する。これによって、ユーザは各背景ファイルの内容を容易に認識することができるため、ステップS123の背景画像ファイルの選択を容易に行うことができる。
【0102】
コンテンツ提供装置1は、ステップS124において通信制御部10から送信された背景画像ファイルの管理番号を受信すると(S125)、背景画像ファイル検索制御部7により、背景画像ファイルの管理番号に対応する背景画像ファイルのデータを背景画像ファイルデータベース6から検索し取得する(S126)。そして、通信制御部2は、取得した背景画像ファイルのデータをフォーマット設定装置9へ送信する(S127)。
【0103】
そして、フォーマット設定装置9が背景画像ファイルのデータを受信する(S128)ことにより、背景画像ファイルの取得を終了する。
【0104】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は背景画像ファイルを取得する。
【0105】
尚、本実施の形態における背景画像ファイルの構成についても補足説明しておく。
【0106】
図10はラベル印字用紙内の背景画像領域を示す概略図、図11は背景画像ファイルの内容を示す図である。
【0107】
図10において、ラベル印字用紙18には、印字領域19,20,21(それぞれ、印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3)が設けられている。これらは、図4と同様である。また、印字領域19にはテンプレート23,24(それぞれ、テンプレートT1,T2)、印字領域20にはテンプレート25(テンプレートT3)、印字領域21にはテンプレート26(テンプレートT4)及び罫線27(罫線K1)が設けられている。これらは、図7と同様である。
【0108】
また、印字領域19には、円環状の背景画像28(以下、「背景画像J1」という。)が配置されている。この背景画像J1は、中心座標が(X21、Y21)で、外周半径がR21、内周半径がR22の2つの円により囲まれた円環状の画像であり、環内は空白データである。尚、この場合、円環の中心を「始点」、中心座標を「始点座標」とよぶ。
【0109】
尚、この場合の位置座標の原点は、その背景画像の属する印字領域の始点とする。すなわち、例えば、背景画像J1の始点座標(X21、Y21)の原点は、背景画像J1の属する印字領域19の始点座標(X1,Y1)である。ここでは、背景画像J1の始点座標(X21、Y21)は印字領域19の始点(X1、Y1)に重なっているので、(X21、Y21)=(0,0)となる。
【0110】
図11において、背景画像ファイル内には、背景画像の管理番号と背景画像ファイルデータの組がリストとして格納されている。背景画像ファイルデータは、例えば、図10の場合であれば、背景画像J1の形状(円環、長方形等)を表すコード、範囲、属性、及び、画像データが格納されている。
【0111】
ここで、「属性」とは、各背景画像がどの印字領域に属するかを示すものである。例えば、背景画像J1は印字領域19に属しているので、属性Z21は印字領域19の属性コードとなる。
【0112】
尚、図10、図11では、背景画像が1個である場合を例として説明したが、背景画像は複数あってもよい。また、任意の背景画像ファイルは、複数の印字領域、すなわち、印字領域フォーマットファイルで共通して使用することが可能であるため、ファイルの共用化が図れる。
【0113】
背景画像ファイルの構成は以上の通りであり、再び図2のフローチャートの説明に戻る。
【0114】
フォーマット設定装置9の通信制御部10は、ステップS6において通信制御部2から送信された背景画像のデータをデータ記憶部11に格納すると(S7)、ユーザに対して、ステップS4で取得した各テンプレートへのテキストの入力を促す入力画面をディスプレイ13に表示し、入力端末14からのユーザによるテキストの入力を待つ(S8)。そして、各テンプレートへのテキストの入力が終了すると、フォーマット設定装置9は、印字データ作成制御部12により、ステップS2で取得した印字領域フォーマットデータと、ステップS4で取得したテンプレートファイルデータと、ステップS6で取得した背景画像ファイルデータと、ステップS8で入力したテキストデータを合成して、ラベル印字フォーマットを作成する(S9)。そして、通信制御部10を介して、ローカルネットワーク17に接続されたプリンタ15に、当該ラベル印字フォーマットを送信し、処理を終了する。ラベル印字フォーマットを受信したプリンタ15は、ラベル印字用紙に印字を行う。
【0115】
ところで、本実施の形態においては、ユーザが独自に定義した各印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び、背景画像ファイルを、ユーザ定義ファイルとして、フォーマット設定装置9のデータ記憶部11に格納することも可能である。また、当該ユーザ定義ファイルをプリンタ15に格納してもよい。
【0116】
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの一実施例を示すブロック図である。
【0117】
図12において、本実施の形態に係るラベル印字フォーマット設定システムは、コンテンツ提供装置1とフォーマット設定装置9とがネットワーク16により接続された構成からなる。
【0118】
コンテンツ提供装置1は、通信制御部2、印字領域フォーマット検索制御部3、印字領域フォーマットデータベース4、テンプレートファイル検索制御部5、テンプレートファイルデータベース6、背景画像ファイル検索制御部7、及び背景画像ファイルデータベース8を有し、また、フォーマット設定装置9は、通信制御部10及びデータ記憶部11を有するが、これは実施の形態1と同様である。また、フォーマット設定装置9は、ローカルネットワーク17により、ディスプレイ13、入力端末14、及びプリンタ15とに接続されている構成も実施の形態1と同様である。
【0119】
本実施の形態においては、コンテンツ提供装置1は、印字データ作成制御部29、データ記憶部30、プリンタ設定ファイル検索制御部31、及びプリンタ設定ファイルデータベース32を有する。
【0120】
ここで、本発明の構成と、本実施の形態におけるシステムの各部の構成との対応関係は、以下の通りである。
【0121】
まず、印字領域フォーマットファイル記憶手段、テンプレートファイル記憶手段、及び画像ファイル記憶手段、プリンタ設定データ記憶手段は、それぞれ、印字領域フォーマットデータベース4、テンプレートファイルデータベース6、背景画像ファイルデータベース8、及びプリンタ設定ファイルデータベース32により実現されている。また、フォーマット生成手段は、印字データ作成制御部29により実現されている。また、フォーマット送信手段は、通信制御部2により実現されている。また、選択指示手段、フォーマット設定手段、テキストデータ送信手段、プリンタ特定コード送信手段は、通信制御部10により実現されている。また、プリンタ設定データ取得手段は、プリンタ設定ファイル検索制御部31により実現されている。また、ユーザファイル記憶手段は、データ記憶部11により実現されている。また、概略画像提供手段は、テンプレートファイル検索制御部5、背景画像ファイル検索制御部7、及び通信制御部2が協働することにより実現されている。また、表示手段は、ディスプレイ13により実現されている。また、選択表示手段は、通信制御部10、ディスプレイ13、及び入力端末14が協働することにより実現されている。
【0122】
以上のように構成された本実施の形態に係るラベル印字フォーマット設定システムにおいて、以下その動作を説明する。
【0123】
図13は、本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの動作手順を示すフローチャートである。
【0124】
図13において、入力端末14からフォーマット設定装置9にラベル印字フォーマット設定の要求があると(S12)、フォーマット設定装置9は印字領域フォーマットファイルの選択を行う(S13)。
【0125】
ここで、フォーマット設定装置9の印字領域フォーマットファイルの選択動作について補足説明する。
【0126】
図14は、本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの印字領域フォーマットファイルの選択手順を示すフローチャートである。
【0127】
図14において、入力端末14からのラベル印字用紙の管理番号が入力されると(S130)、フォーマット設定装置9はラベル印字用紙の管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S131)。
【0128】
コンテンツ提供装置1は、ラベル印字用紙の管理番号を受信すると(S132)、印字領域フォーマット検索部3により、印字領域フォーマットデータベース4からラベル印字用紙の管理番号に対応した印字領域フォーマットファイルを検索し、そのデータをデータ記憶部30に格納する(S133)。そして、印字領域フォーマットファイルの検索終了をフォーマット設定装置9へ送信する(S134)。
【0129】
フォーマット設定装置9は、印字領域フォーマットファイルの検索終了の通知を受信して(S135)、S13の印字領域フォーマットファイルの選択処理を終了する。
【0130】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は印字領域フォーマットファイルを選択する。
【0131】
再び図13のフローチャートの説明に戻る。
【0132】
フォーマット設定装置9は、ステップS13において、印字領域フォーマットファイルを選択すると、次に、テンプレートファイルの選択を行う(S14)。
【0133】
ここで、フォーマット設定装置9のテンプレートファイルの選択動作について補足説明する。
【0134】
図15は本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムのテンプレートファイルの選択手順を示すフローチャートである。
【0135】
図15において、入力端末14よりテンプレートファイルのリストの要求がなされると(S136)、コンテンツ提供装置1は、当該要求を受信し(S137)、テンプレートファイル検索制御部5は、テンプレートファイルデータベース6から、ステップS132で受信した印字領域フォーマットファイルの管理番号に対応したテンプレートファイルを検索し、テンプレートファイルのリストを取得する(S138)。そして、通信制御部2は、テンプレートファイル検索制御部5が取得したテンプレートファイルのリストをフォーマット設定装置9へ送信する(S139)。
【0136】
フォーマット設定装置9はテンプレートファイルのリストを受信すると(S140)、出力端末であるディスプレイ13にテンプレートファイルのリストを表示し、ユーザによるテンプレートファイルの選択を待つ。
【0137】
入力端末14より、テンプレートファイルの選択がなされると(S141)、通信制御部10は、選択されたテンプレートファイルの管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S142)。
【0138】
尚、ステップS139において、テンプレートファイル検索制御部5は、各テンプレートファイルの内容を示す概略画像を作成し、通信制御部2は、テンプレートファイルのリストデータとともに、このテンプレートファイルの概略画像のデータを送る。そして、通信制御部10は、この概略画像をディスプレイ13に表示する。これによって、ユーザは各テンプレートファイルの内容を容易に認識することができるため、ステップS141においてテンプレートファイルの選択を容易に行うことができる。
【0139】
コンテンツ提供装置1は、ステップS142において通信制御部10から送信されたテンプレートファイルの管理番号を受信すると(S143)、テンプレートファイル検索制御部5により、当該テンプレートファイルの管理番号に対応するテンプレートファイルをテンプレートファイルデータベース6から検索して取得し、そのデータをデータ記憶部30へ格納する(S144)。さらに、通信制御部2は、テンプレートファイルの検索終了をフォーマット設定装置9へ通知する(S145)。
【0140】
そして、フォーマット設定装置9がテンプレートファイルの検索終了を受信する(S146)ことにより、テンプレートファイルの選択を終了する。
【0141】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は印字領域フォーマットファイルを選択する。
【0142】
そこで、再び図13のフローチャートの説明に戻る。
【0143】
フォーマット設定装置9は、ステップS14においてテンプレートファイルの選択を終了すると、次に、背景画像ファイルの選択を行う(S15)。
【0144】
ここで、フォーマット設定装置9による背景画像ファイルの選択動作について補足説明する。
【0145】
図16は本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの背景画像ファイルの選択手順を示すフローチャートである。
【0146】
図16において、入力端末14より背景画像ファイルのリストの要求がなされると(S147)、コンテンツ提供装置1は要求を受信し(S148)、背景画像ファイル検索制御部7により、背景画像ファイルデータベース8から、ステップS132で受信した印字領域フォーマットファイルの管理番号に対応した背景画像ファイルの検索を行い、背景画像ファイルのリストを取得する(S149)。そして、通信制御部2は、当該背景画像ファイルのリストをフォーマット設定装置9へ送信する(S150)。
【0147】
フォーマット設定装置9は背景画像ファイルのリストを受信すると(S151)、出力端末であるディスプレイ13に背景画像ファイルのリストを表示し、ユーザによる背景画像ファイルの選択を待つ。
【0148】
そして、ユーザにより入力端末14を用いて、背景画像ファイルの選択がなされると(S152)、通信制御部10は、選択された背景画像ファイルの管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S153)。
【0149】
尚、ステップS150において、背景画像ファイル検索制御部7は、各背景画像ファイルの内容を示す概略画像を作成し、通信制御部2は、背景画像ファイルのリストデータとともに、この背景画像ファイルの概略画像のデータを送る。そして、通信制御部10は、この概略画像をディスプレイ13に表示する。これによって、ユーザは各背景ファイルの内容を容易に認識することができるため、ステップS152の背景画像ファイルの選択を容易に行うことができる。
【0150】
コンテンツ提供装置1は、ステップS153において通信制御部10から送信された背景画像ファイルの管理番号を受信すると(S154)、背景画像ファイル検索制御部7により、背景画像ファイルの管理番号に対応する背景画像ファイルを背景画像ファイルデータベース8から検索して、そのデータをデータ記憶部30へ格納する(S155)。さらに、通信制御部2は、背景画像ファイルの検索終了をフォーマット設定装置9へ通知する(S156)。
【0151】
そして、フォーマット設定装置9が背景画像ファイルの検索終了を受信する(S157)ことにより、背景画像ファイルの選択を終了する。
【0152】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は背景画像ファイルを選択する。
【0153】
そこで、再び図13のフローチャートの説明に戻る。
【0154】
フォーマット設定装置9は、ステップS15において背景画像ファイルの選択を行うと、ユーザに対して、ステップS4で取得した各テンプレートへのテキストの入力を促す入力画面をディスプレイ13に表示し、入力端末14からのユーザによるテキストの入力待つ。そして、各テンプレートへのテキストの入力が終了すると、フォーマット設定装置9は入力されたテキストデータをコンテンツ提供装置1へ送信する(S16)。そして、コンテンツ提供装置1は、当該テキストデータを受信すると、データ記憶部30へ格納する。
【0155】
続いて、フォーマット設定装置9は、プリンタの選択を行う(S17)。
【0156】
ここで、フォーマット設定装置9によるプリンタの選択動作について補足説明する。
【0157】
図17は本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムのプリンタの選択手順を示すフローチャートである。
【0158】
図17において、入力端末14よりプリンタ名の選択が行われると(S158)、フォーマット設定装置9は選択したプリンタ名をコンテンツ提供装置1へ送信する(S159)。
【0159】
コンテンツ提供装置1は、当該プリンタ名を受信すると(S160)、プリンタ設定ファイル検索制御部31により、プリンタ設定ファイルデータベース32からプリンタ設定ファイルを検索し、そのデータをデータ記憶部30へ格納する(S161)。そして、プリンタ設定ファイルの検索終了通知をフォーマット設定装置9へ送信する(S162)。
【0160】
フォーマット設定装置9は、プリンタ設定ファイルの検索終了通知を受信後(S163)、入力端末14を介して、ユーザより印字実行が選択されると、通新装置9はコンテンツ提供装置1に印字データの要求を行う(S18)。
【0161】
印字データの要求を受けたコンテンツ提供装置1は、印字データ作成制御部31により、データ記憶部30に格納された印字領域フォーマットデータと、テンプレートデータと、背景画像ファイルと、プリンタ設定ファイルとから印字データを作成する。そして、通信制御部2は、そのデータをフォーマット設定装置9へ送信する。
【0162】
ここで、作成される印字データには、ラベル印字用紙の管理番号、及び、プリンタ設定ファイルから得られる左右上下の印字マージン、印字品質、印字速度などのプリンタ設定データが含まれる。
【0163】
印字データを受信したフォーマット設定装置9は、通信制御部10を介して、ローカルネットワーク17に接続したプリンタ15へ印字データを転送し(S19)、処理を終了する(S20)。そして、印字データを受信したプリンタ15は印字を行う。
【0164】
ところで、ユーザが独自に定義した各印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び、背景画像ファイルは、ユーザ定義ファイルとして、フォーマット設定装置9のデータ記憶部11、又は、プリンタ15に格納することも可能であるが、この場合、コンテンツ提供装置1内のファイルを選択するかわりにユーザ定義ファイルがコンテンツ提供装置1へ送られる。
【0165】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に係る発明によれば、管理番号により管理された印字領域フォーマットファイルと、各印字領域フォーマットファイルに対応した共用のテンプレートファイル、及び背景画像ファイルを、コンテンツ提供装置が供給し、それらを合成してラベル印字フォーマットを生成することにより、多種多様なラベル印字用紙に柔軟に対応したラベル印字フォーマットを、サーバー、プリンタ、又はコンテンツ提供装置の記憶領域の容量を過大にすることなく、容易に設定することができるラベル印字フォーマット設定システムを提供することが可能となる。
【0166】
請求項2に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が供給する印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルと、テンプレートファイルに設けられたテキスト記述領域にユーザが入力したテキストデータを合成することにより、容易にテキストを入力することができ、また、多様なラベル印字フォーマットを使用することができるという有利な効果が得られる。
【0167】
請求項3に係る発明によれば、ユーザが独自に作った印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルを保存することにより、ユーザ独自のファイルを繰り返し使うことができ、さらに多様なラベル印字フォーマットを使用することができるという有利な効果が得られる。
【0168】
請求項4に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルの概略画像を供給することにより、ユーザが各ファイルの概略が簡単に判るので、各ファイルの選択が容易で効率的であるとともに、ファイル容量が小さいので、短い時間で概略画像データの取得ができるという有利な効果が得られる。
【0169】
また、請求項5に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が、ラベル印字フォーマットを管理番号により管理された印字領域フォーマットと、各印字領域フォーマットに対応した共用のテンプレートファイル、及び、背景画像ファイルを供給し、かつ、印字データの作成を行うことによって、ラベル印字フォーマットの設定を容易にするとともにフォーマット設定装置の処理を軽減できる。
【0170】
請求項6に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が供給する印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルと、テンプレートファイルに設けられたテキスト記述領域にユーザが入力したテキストデータを合成することにより、容易にテキストを入力することができ、また、多様なラベル印字フォーマットを使用することができるという有利な効果が得られる。
【0171】
請求項7に係る発明によれば、コンテンツ提供装置がプリンタ設定ファイルを参照して、印字データを作成することにより、ラベル印字用紙に適合した印字データを供給することができ、良質な印字結果が得られるという有利な効果が得られる。
【0172】
請求項8に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が作成する印字データと共に、プリンタ設定データを供給することにより、ラベル印字用紙に最適なプリンタの設定が容易にできると共に、良質な印字結果が得られるという有利な効果が得られる。
【0173】
請求項9に係る発明によれば、ユーザが独自に作った印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルを保存することにより、ユーザ独自のファイルを繰り返し使うことができ、さらに多様なラベル印字フォーマットを使用することができるという有利な効果が得られる。
【0174】
請求項10に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルの概略画像を供給することにより、ユーザが各ファイルの概略が簡単に判るので、各ファイルの選択が容易で効率的であると共に、ファイル容量が小さいので、短い時間で概略画像のデータが取得できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムを示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの動作手順を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの印字領域フォーマットファイルの取得手順を示すフローチャート
【図4】ラベル印字用紙の印字領域を示す概略図
【図5】印字領域フォーマットファイルの内容を示す図
【図6】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムのテンプレートファイルの取得手順を示すフローチャート
【図7】ラベル印字用紙内のテンプレート領域を示す概略図
【図8】テンプレートファイルの内容を示す図
【図9】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの背景画像ファイルの取得手順を示すフローチャート
【図10】ラベル印字用紙内の背景画像領域を示す概略図
【図11】背景画像ファイルの内容を示す図
【図12】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの一実施例を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの動作手順を示すフローチャート
【図14】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの印字領域フォーマットファイルの選択手順を示すフローチャート
【図15】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムのテンプレートファイルの選択手順を示すフローチャート
【図16】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの背景画像ファイルの選択手順を示すフローチャート
【図17】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムのプリンタの選択手順を示すフローチャート
【図18】従来のラベル印字フォーマット設定システムを示すブロック図
【図19】従来の技術の制御装置の印字時の処理を示すフローチャート
【図20】従来の技術のラベル印字用紙の印字領域を示す図
【図21】従来の技術の印字領域フォーマットデータを表す図
【符号の説明】
1 コンテンツ提供装置
2、10、102、106 通信制御部
3、103 印字領域フォーマット検索制御部
4、104 印字領域フォーマットデータベース
5 テンプレートファイル検索制御部
6 テンプレートファイルデータベース
7 背景画像ファイル検索制御部
8 背景画像ファイルデータベース
9 フォーマット設定装置
11、30、107 データ記憶部
12、29、108 印字データ作成制御部
13 ディスプレイ
14 入力端末
15、113 プリンタ
16、114 ネットワーク
17 ローカルネットワーク
18 ラベル印字用紙
19 印字領域M1
20 印字領域M2
21 印字領域M3
22 頂点
23 テンプレートT1
24 テンプレートT2
25 テンプレートT3
26 テンプレートT4
27 罫線K1
28 背景画像J1
31 プリンタ設定ファイル検索制御部
32 プリンタ設定ファイルデータベース
101 サーバー
105 制御装置
109 入力制御部
110 ディスプレイ制御部
111 キーボード
112 CRTディスプレイ
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD、MD、カセットなどに貼付するシール等のラベル印字用紙に印字するためのラベル印字フォーマットの設定を行うラベル印字フォーマット設定システムに関し、特に、多種多様のラベル印字用紙に柔軟に対応してラベル印字フォーマットの設定を行うことのできるラベル印字フォーマット設定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
CD、MD、カセット等に貼付するシール等のラベル印字用紙は、記録紙の寸法、印字領域の位置、寸法、形状など、多種多様である。そのため、プリンタによってこれらのラベル印字用紙に印字データを印字するには、ラベル印字用紙に応じたラベル印字フォーマットを用意し、それらを設定する必要がある。
【0003】
以下、従来のラベル印字用紙のラベル印字フォーマット設定について説明する。
【0004】
図18は従来のラベル印字フォーマット設定システムを示すブロック図である。
【0005】
図18において、ラベル印字フォーマット設定システムは、サーバー101、制御装置105、及びプリンタ113からなり、これらはネットワーク114により相互に接続されている。
【0006】
サーバー101は、通信制御部102、印字領域フォーマット検索制御部103、及び印字領域フォーマットデータベース104を有する。制御装置105は、通信制御部106、データ記憶部107、印字データ作成制御部108、入力制御部109、及びディスプレイ制御部110を有する。また、制御装置105の入力制御部109には、キーボード111が接続されており、制御装置105のディスプレイ制御部110には、CRTディスプレイ112が接続されている。
【0007】
以上のように構成された従来のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、以下その動作について説明する。
【0008】
図19は、従来の技術の制御装置の印字時の処理を示すフローチャートである。
【0009】
まず、入力制御部109を介して、キーボード111より、制御装置105に印字領域フォーマットファイルの検索の要求があると(S201)、制御装置105は、キーボード111より指定された印字領域フォーマットファイル名をデータ記憶部107から検索する(S202)。
【0010】
ここで、印字領域フォーマットファイルがデータ記憶部107にある場合は(S203)、後述のS207の処理へ進む。
【0011】
一方、指定された印字領域フォーマットファイル名がデータ記憶部107にない場合は(S203)、通信制御部106は、サーバー101へ印字領域フォーマットデータの要求を行う。制御装置105から印字領域フォーマットデータの要求をうけたサーバー101は、印字領域フォーマット検索制御部103により、印字領域フォーマットデータベース104の中から、要求された印字領域フォーマットファイル名を検索する。そして、検索し取得した印字領域フォーマットデータを制御装置105へ送信する(S204)。
【0012】
このとき、サーバー101から取得した印字領域フォーマットデータを登録する場合には(S205)、通信制御部106は、印字領域フォーマットデータをデータ記憶部107へ登録する(S206)。
【0013】
続いて、通信制御部106は、CRTディスプレイ112にテキストデータの入力画面を表示してユーザに印字するテキストデータの入力を促し、キーボード111からユーザにより入力され印字するテキストデータを取得する(S207)。
【0014】
次に、印字データ作成制御部108は、印字データの作成を行い(S208)、通信制御部106を介して、印字データをプリンタ113へ送信し(S209)、制御装置105は処理を終了する(S210)。そして、印字データを送られたプリンタ113は印字を行う。
【0015】
ここで、印字領域フォーマットデータについて説明する。
【0016】
図20は、従来の技術のラベル印字用紙の印字領域を示す図である。
【0017】
図20において、ラベル印字用紙115には、矩形状の印字領域116,117,118が設けられている。以下、印字領域116,117,118を、それぞれ、印字領域m1、印字領域m2、印字領域m3という。
【0018】
印字領域m1は、左下隅の頂点の座標が(x1,y1)であり、幅がw1、高さがh1である。印字領域m2は、左下隅の頂点の座標が(x2,y2)であり、幅がw2、高さがh2である。印字領域m3は、左下隅の頂点の座標が(x3,y3)であり、幅がw3、高さがh3である。尚、ここでは、座標の基準点(原点)は、ラベル印字用紙115の左下隅の頂点とされているものとする。
【0019】
図21は、従来の技術の印字領域フォーマットデータを表す図である。
【0020】
図21において、印字領域フォーマットデータは、ラベル印字フォーマット識別番号、各印字領域のラベル印字用紙上の領域の始点の位置(例えば、領域の左下隅の頂点の座標)、及び横幅と縦幅のデータの組から構成されている。例えば、図20の印字領域m1は、図21において示すように、始点(x1、y1)、横幅w1、縦幅h1で定義される。
【0021】
印字データ作成制御部108は、上述のような印字領域フォーマットデータに基づいてラベル印字用紙の印字領域にテキストデータが配置された印字データの作成を行う。(例えば特許文献1,2を参照)
【0022】
【特許文献1】
特開平5−233660号公報(図1)
【特許文献2】
特開平11−126140号公報(図1)
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のラベル印字フォーマット設定システムでは、ラベル印字用紙の種類に対応する印字領域フォーマットが用意されておらず、新規の印字領域フォーマットを使用する必要がある場合においては、制御装置のアプリケーションで作成する必要がある。そのため、ユーザにとっては手間がかかるという欠点がある。また、多様なラベル印字用紙の印字に対応するには、多量のラベル印字フォーマットを用意する必要があるいう問題点を有していた。
【0024】
そこで、本発明は上記従来の問題点を解決するもので、多種多様のラベル印字用紙に柔軟に対応したラベル印字フォーマットを、サーバーの記憶領域を過大にすることなく、容易に設定することができるラベル印字フォーマット設定システムを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るラベル印字フォーマット設定システムは、種類に応じて管理番号が付与されたラベル印字用紙にプリンタが印字するためのラベル印字フォーマットの設定を行うラベル印字フォーマット設定システムであって、ラベル印字用紙の管理番号に対応して用意された各種の印字領域フォーマットファイルが格納された印字領域フォーマットファイル記憶手段、ラベル印字用紙の管理番号及び印字領域フォーマットファイルに対応して用意された各種のテンプレートファイルが格納されたテンプレートファイル記憶手段、並びに各種の画像ファイルが格納された画像ファイル記憶手段を備え、要求に応じてこれらの記憶手段に格納されたファイルを提供するコンテンツ提供装置と、前記プリンタに接続されているとともに、前記コンテンツ提供装置にネットワークを介して接続されたフォーマット設定装置と、を備え、前記フォーマット設定装置は、ユーザにより指定され若しくは選択されたラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、前記コンテンツ提供装置より取得する選択取得手段と、前記選択取得手段により取得された印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを合成することにより、ラベル印字フォーマットを生成し、前記プリンタが印字するためのラベル印字フォーマットとして設定するフォーマット設定手段と、を備えた構成としたものである。
【0026】
これにより、多種多様のラベル印字用紙に柔軟に対応したラベル印字フォーマットを、サーバーの記憶領域を過大にすることなく、容易に設定することができるラベル印字フォーマット設定システムを実現することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に係るラベル印字フォーマット設定システムは、種類に応じて管理番号が付与されたラベル印字用紙にプリンタが印字するためのラベル印字フォーマットの設定を行うラベル印字フォーマット設定システムであって、ラベル印字用紙の管理番号に対応して用意された各種の印字領域フォーマットファイルが格納された印字領域フォーマットファイル記憶手段、ラベル印字用紙の管理番号及び印字領域フォーマットファイルに対応して用意された各種のテンプレートファイルが格納されたテンプレートファイル記憶手段、並びに各種の画像ファイルが格納された画像ファイル記憶手段を備え、要求に応じてこれらの記憶手段に格納されたファイルを提供するコンテンツ提供装置と、プリンタに接続されているとともに、コンテンツ提供装置にネットワークを介して接続されたフォーマット設定装置と、を備え、フォーマット設定装置は、ユーザにより指定され若しくは選択されたラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、コンテンツ提供装置より取得する選択取得手段と、選択取得手段により取得された印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを合成することにより、ラベル印字フォーマットを生成し、プリンタが印字するためのラベル印字フォーマットとして設定するフォーマット設定手段と、を備えていることを特徴とする。
【0028】
この構成により、ラベル印字用紙の印字領域の位置、寸法、形状など、多種多様なラベル印字用紙の種類に合わせて、印字領域フォーマット、テンプレート、印字領域に印字する画像を別個に選んで組み合わせによってラベル印字フォーマットを生成し、設定することができる。従って、ユーザは印字領域フォーマットファイル、及び、ラベル印字用紙の管理番号と印字領域フォーマットに対応するテンプレートファイル、及び画像ファイルを選択するだけで容易にラベル印字フォーマットを設定することができるようになる。また、多種多様なラベル印字用紙の種類に合わせて、印字領域フォーマット、テンプレート、印字領域に印字する画像の組み合わせを変えれば、ラベル印字用紙の種類に柔軟に対応してラベル印字フォーマットを設定することができるため、印字側のフォーマット設定装置、又は、プリンタのデータ記憶部の容量を軽減することができる。
【0029】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、テンプレートファイルは、ラベル印字用紙に印字するテキストデータが記述されるテキスト記述領域を有しており、ユーザにより入力されるテキストデータを選択取得手段が取得したテンプレートファイルのテキスト記述領域に挿入するテキスト挿入手段を備え、フォーマット設定手段は、テキストデータの挿入されたテンプレートファイル、印字領域フォーマットファイル、及び画像ファイルを合成することにより、テキストデータが挿入されたラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする。
【0030】
この構成により、テキストデータの入力を容易にする作用を有する。
【0031】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、フォーマット設定装置又はプリンタは、ユーザが独自に作成した印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルを格納するユーザファイル記憶手段を備えていることを特徴とする。
【0032】
この構成により、ユーザが独自に作成した印字領域フォーマット、テンプレート、又は、画像ファイルを容易に使用できるという作用が得られる。
【0033】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、コンテンツ提供装置は、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像を生成し、フォーマット設定装置に送信する概略画像提供手段を備え、フォーマット設定装置は、表示装置と、概略画像提供手段から送信される印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像の一覧を表示装置に表示し、ユーザの選択を促す選択表示手段と、を備え、選択取得手段は、ユーザにより指定され、若しくは、選択表示手段により表示された概略画像の一覧の中からユーザにより選択された、ラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、コンテンツ提供装置より取得することを特徴とする。
【0034】
この構成により、コンテンツ提供装置が提供する印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの選択を容易にするという作用が得られる。
【0035】
本発明の請求項5に係るラベル印字フォーマット設定システムは、種類に応じて管理番号が付与されたラベル印字用紙に印字するためのラベル印字フォーマットの生成を行うラベル印字フォーマット設定システムであって、ラベル印字用紙の管理番号に対応して用意された各種の印字領域フォーマットファイルが格納された印字領域フォーマットファイル記憶手段、ラベル印字用紙の管理番号及び印字領域フォーマットファイルに対応して用意された各種のテンプレートファイルが格納されたテンプレートファイル記憶手段、並びに各種の画像ファイルが格納された画像ファイル記憶手段を備え、要求に応じてこれらの記憶手段に格納されたファイルを提供するコンテンツ提供装置と、プリンタに接続されているとともに、コンテンツ提供装置にネットワークを介して接続されたフォーマット設定装置と、を備え、コンテンツ提供装置は、フォーマット設定装置により指定される所定の印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを合成することにより、ラベル印字フォーマットを生成するフォーマット生成手段と、フォーマット生成手段が生成するラベル印字フォーマットをフォーマット設定装置に送信するフォーマット送信手段と、を備え、フォーマット設定装置は、ユーザにより指定され若しくは選択されたラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、コンテンツ提供装置に対して指定する選択指示手段と、フォーマット送信手段により送信されるラベル印字フォーマットを取得して、プリンタが印字するためのラベル印字フォーマットとして設定するフォーマット設定手段と、を備えていることを特徴とする。
【0036】
この構成により、印字側のフォーマット設定装置、又は、プリンタの処理を軽減する作用を有する。
【0037】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、テンプレートファイルは、ラベル印字用紙に印字するテキストデータが記述されるテキスト記述領域を有しており、フォーマット設定装置は、ユーザにより入力される、ラベル印字用紙に印字するテキストデータをコンテンツ提供装置に送信するテキストデータ送信手段を備えており、フォーマット生成手段は、テキストデータ送信手段から送信されるテキストデータを、テンプレートファイルのテキスト記述領域に挿入するとともに、当該テキストデータの挿入されたテンプレートファイル、印字領域フォーマットファイル、及び画像ファイルを合成することにより、テキストデータが挿入されたラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする。
【0038】
この構成により、テキストデータの入力を容易にする作用を有する。
【0039】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、フォーマット設定装置は、接続されたプリンタを特定するプリンタ特定コードをコンテンツ提供手段に送信するプリンタ特定コード送信手段を備え、コンテンツ提供装置は、各種プリンタの設定データが格納されたプリンタ設定データ記憶手段と、プリンタ特定コード送信手段により送信されるプリンタ特定コードに対応するプリンタの設定データを、プリンタ設定データ記憶手段から取得するプリンタ設定データ取得手段と、を備えており、フォーマット生成手段は、プリンタ設定データ取得手段が取得したプリンタの設定データを参照することにより、当該プリンタの印字仕様に適合したラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする。
【0040】
この構成により、プリンタに対応した印字データを作成し、印字側のフォーマット設定装置、又は、プリンタのデータ記憶部の容量を軽減する作用を有する。
【0041】
ここで、「プリンタの印字仕様」とは、プリンタが印字する際の左右上下の印字マージン、プリンタの解像度、色数等の印字品質等の仕様をいう。
【0042】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、フォーマット送信手段は、ラベル印字フォーマットとともにプリンタの設定データをフォーマット設定装置に送信することを特徴とする。
【0043】
この構成により、ユーザのプリンタへの設定作業を軽減する作用を有する。
【0044】
請求項9に記載の発明は、請求項5乃至8の何れか一に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、フォーマット設定装置又はプリンタは、ユーザが独自に作成した印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルを格納するユーザファイル記憶手段を備えていることを特徴とする。
【0045】
この構成により、ユーザが独自に作成した印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は、画像ファイルを容易に使用できる作用を有する。
【0046】
請求項10に記載の発明は、請求項5乃至9の何れか一に記載のラベル印字フォーマット設定システムにおいて、コンテンツ提供装置は、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像を生成し、フォーマット設定装置に送信する概略画像提供手段を備え、フォーマット設定装置は、表示装置と、概略画像提供手段から送信される印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像の一覧を表示装置に表示し、ユーザの選択を促す選択表示手段と、を備え、選択指示手段は、ユーザにより指定され、若しくは、選択表示手段により表示された概略画像の一覧の中からユーザにより選択された、ラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、コンテンツ提供装置に対して指定することを特徴とする。
【0047】
この構成により、コンテンツ提供装置が提供する印字領域フォーマット、テンプレートファイル、又は、画像ファイルの選択を容易にする作用を有する。
【0048】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0049】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムのブロック図である。
【0050】
図1において、本実施の形態に係るレベル印字フォーマット設定システムは、コンテンツ提供装置1とフォーマット設定装置9とがネットワーク16により接続された構成からなる。
【0051】
コンテンツ提供装置1は、通信制御部2、印字領域フォーマット検索制御部3、印字領域フォーマットデータベース4、テンプレートファイル検索制御部5、テンプレートファイルデータベース6、背景画像ファイル検索制御部7、及び背景画像ファイルデータベース8を有する。
【0052】
フォーマット設定装置9は、通信制御部10、データ記憶部11、及び印字データ作成制御部12を有する。また、フォーマット設定装置9は、ローカルネットワーク17により、ディスプレイ13、入力端末14、及びプリンタ15とに接続されている。
【0053】
ここで、本発明の構成と、本実施の形態におけるシステムの各部の構成との対応関係は、以下の通りである。
【0054】
まず、印字領域フォーマットファイル記憶手段、テンプレートファイル記憶手段、及び画像ファイル記憶手段は、それぞれ、印字領域フォーマットデータベース4、テンプレートファイルデータベース6、及び背景画像ファイルデータベース8により実現されている。また、選択取得手段は、通信制御部10により実現されている。また、フォーマット設定手段及びテキスト挿入手段は、印字データ作成制御部12により実現されている。また、ユーザファイル記憶手段は、データ記憶部11により実現されている。また、概略画像提供手段は、テンプレートファイル検索制御部5、背景画像ファイル検索制御部7、及び通信制御部2が協働することにより実現されている。また、表示手段は、ディスプレイ13により実現されている。また、選択表示手段は、通信制御部10、ディスプレイ13、及び入力端末14が協働することにより実現されている。
【0055】
以上のように構成された本実施の形態に係るラベル印字フォーマット設定システムについて、以下その動作を説明する。
【0056】
図2は本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの動作手順を示すフローチャートである。
【0057】
図2において、入力端末14からフォーマット設定装置9にラベル印字フォーマット設定の要求があると(S1)、フォーマット設定装置9は、印字領域フォーマットファイルの取得を行う(S2,S3)。
【0058】
ここで、フォーマット設定装置9の印字領域フォーマットファイルの取得動作について補足説明する。
【0059】
図3は本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの印字領域フォーマットファイルの取得手順を示すフローチャートである。
【0060】
図3において、ユーザにより、入力端末14から印字領域ファーマットファイルの印字を行うラベル印字用紙に対応する管理番号がフォーマット設定装置9に入力されると(S101)、通信手段10は、それをコンテンツ提供装置1へ送信し、印字領域フォーマットファイルを要求する(S102)。
【0061】
コンテンツ提供装置1は、ラベル印字用紙の管理番号を受信すると(S103)、印字領域フォーマット検索制御部3により、印字領域フォーマットデータベース4から、ラベル印字用紙の管理番号に対応する印字領域フォーマットファイルを検索する(S104)。そして、検索した印字領域フォーマットファイルのデータを、通信制御部2を介して、フォーマット設定装置9へ送信する(S105)。
【0062】
フォーマット設定装置9は、通信制御部10を介して、印字領域フォーマットファイルのデータを受信し、そのデータをデータ記憶部11へ格納する(S106)。
【0063】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は印字領域フォーマットファイルを取得する。
【0064】
尚、本実施の形態における印字領域フォーマットファイルの構成についても補足説明しておく。
【0065】
図4はラベル印字用紙の印字領域を示す概略図、図5は印字領域フォーマットファイルの内容を示す図である。
【0066】
図4において、ラベル印字用紙18には、円環状の印字領域19及び矩形状の印字領域20,21が設けられている。以下、これらの印字領域19、20、21を、それぞれ、印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3と称す。
【0067】
印字領域M1は、半径がR1、中心座標が(X1、Y1)の外周円と、半径がR2、中心座標が(X1、Y1)の内周円とで囲まれた円環状の印字領域である。この場合、円環の中心を「始点」、中心座標を「始点座標」とよぶ。尚、本実施の形態においては、座標の原点は、ラベル印字用紙18の左下の頂点22とする。
【0068】
印字領域M2は、左下頂点の座標が(X2、Y2)、横幅がW1、縦幅がH1の長方形の印字領域である。この場合、長方形領域の左下頂点を「始点」、左下頂点の座標を「始点座標」と呼ぶ。
【0069】
また、印字領域M3は、始点座標が(X3、Y3)、横幅がW2、縦幅がH2の長方形の印字領域である。
【0070】
これらの印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3の部分が、実際にラベルをして使われる、いわゆる、シール部分である。
【0071】
図5において、印字領域フォーマットファイルには、印字領域ファイル管理番号と印字領域フォーマットデータの組がリストとして格納されている。印字領域フォーマットデータは、例えば、図4のラベル印字用紙18の場合であれば、印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3のそれぞれの形状(円環、長方形等)を表すコード、寸法のデータ(内半径、外半径、横幅、縦幅等)、及び始点座標のデータが格納されている。
【0072】
印字領域フォーマットファイルの構成は以上の通りであり、再び図2のフローチャートの説明に戻る。
【0073】
ステップS2,S3において、フォーマット設定装置9が印字領域フォーマットデータをデータ記憶部11に格納すると、次に、通信制御部10は、テンプレートファイルの取得を行う(S4)。
【0074】
ここで、フォーマット設定装置9のテンプレートファイルの取得動作について補足説明する。
【0075】
図6は本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムのテンプレートファイルの取得手順を示すフローチャートである。
【0076】
図6において、フォーマット設定装置9がテンプレートファイルのリストの要求を行うと(S107)、コンテンツ提供装置1は、テンプレートファイルのリストの要求を受信し(S108)、テンプレートファイル検索制御部5により、テンプレートファイルデータベース6から、ステップS103において受信したラベル印字用紙の管理番号に対応するテンプレートファイルのリストを検索し取得する(S109)。そして、通信制御部2は、これをフォーマット設定装置9へ送信する(S110)。
【0077】
フォーマット設定装置9はテンプレートファイルのリストを受信すると(S111)、通信制御部10は、出力端末であるディスプレイ13にテンプレートファイルのリストを表示し、ユーザによりテンプレートファイルが選択されるのを待つ。入力端末14より、ユーザがテンプレートファイルの選択を行うと(S112)、通信制御部10は、選択されたテンプレートファイルの管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S113)。
【0078】
尚、ステップS110において、テンプレートファイル検索制御部5は、各テンプレートファイルの内容を示す概略画像を作成し、通信制御部2は、テンプレートファイルのリストデータとともに、この概略画像のデータを送る。そして、通信制御部10は、この概略画像をディスプレイ13に表示する。これによって、ユーザは各テンプレートファイルの内容を容易に認識することができるため、ステップS112においてテンプレートファイルの選択を容易に行うことができる。
【0079】
コンテンツ提供装置1は、ステップS113において通信制御部10から送信されたテンプレートファイルの管理番号を受信すると(S114)、テンプレートファイル検索制御部5により、当該テンプレートファイルの管理番号に対応するテンプレートファイルのデータを、テンプレートファイルデータベース6から検索・取得し(S115)、フォーマット設定装置9へ送信する(S116)。
【0080】
そして、フォーマット設定装置9がテンプレートファイルのデータを受信する(S117)ことにより、テンプレートファイルの取得を終了する。
【0081】
以上の動作により、フォーマット設定装置9はテンプレートファイルを取得する。
【0082】
尚、ここで本実施の形態におけるテンプレートファイルの構成についても補足説明しておく。
【0083】
図7はラベル印字用紙内のテンプレート領域を示す概略図、図8はテンプレートファイルの内容を示す図である。
【0084】
図7において、ラベル印字用紙18には、印字領域19,20,21(それぞれ、印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3)が設けられており、これらは、図4で説明したものと同様である。
【0085】
印字領域19には、矩形状のテンプレート23,24が設けられており、印字領域20には、矩形状のテンプレート25が設けられており、印字領域21には、矩形状のテンプレート26が設けられている。以下、テンプレート23,24,25,26を、それぞれ、テンプレートT1,テンプレートT2,テンプレートT3,テンプレートT4という。
【0086】
テンプレートT1は、始点座標が(X11、Y11)、横幅がW11、縦幅がH11、属性がZ1の長方形であり、長方形の中がテキスト印字領域である。
【0087】
尚、ここで「属性」とは、各テンプレートがどの印字領域に属するかを示すものである。例えば、テンプレートT1は印字領域M1に属しているので、属性Z1は印字領域M1の属性コードとなる。
【0088】
また、テンプレートの「始点」とは、そのテンプレートが矩形状の場合であれば左下頂点、テンプレートが円形の場合には中心点といったように代表点として決められる点をいう。また、テンプレートの始点座標は、そのテンプレートが属する印字領域の始点を原点とする位置座標である。
【0089】
テンプレートT2は、始点座標が(X12、Y12)、横幅がW12、縦幅がH12、属性がZ2の長方形であり、長方形の中がテキスト印字領域である。
【0090】
テンプレートT3は、始点座標が(X13、Y13)、横幅がW13、縦幅がH13、属性がZ3の長方形であり、長方形の中がテキスト印字領域である。
【0091】
テンプレートT4は、始点座標が(X14、Y14)、横幅がW14、縦幅がH14、属性がZ4の長方形であり、長方形の中がテキスト印字領域である。また、テンプレートT4内には罫線27(以下、「罫線K1」という。)が引かれており、罫線K1は、始点座標が(X15、Y15)、横幅がW15、線幅がH15である。
【0092】
図8において、テンプレートファイル内には、テンプレートファイル管理番号とテンプレートファイルデータの組がリストとして格納されている。テンプレートファイルデータは、各テンプレート(テンプレートT1,テンプレートT2、テンプレートT3、テンプレートT4等)のそれぞれに対応する、そのテンプレートの形状(円環、長方形等)を表すコード、寸法、属性、及び、罫線などの簡易図形データの組により構成されている。
【0093】
また、任意のテンプレートファイルは、複数の印字領域で共用して使用可能である。即ち、各テンプレートファイルは、複数の印字領域フォーマットファイルと組み合わせて使用することができる。さらに、テンプレートファイル内の各データ、例えば、テンプレートT1〜T4のデータを別個のファイルとすることにより、ファイルの共用化が図られる。
【0094】
テンプレートファイルの構成は以上の通りであり、再び図2のフローチャートの説明に戻る。
【0095】
フォーマット設定装置9の通信制御部10は、ステップS4において通信制御部2から送信されたテンプレートファイルのデータをデータ記憶部11に格納すると(S5)、次に、背景画像ファイルの取得を行う(S6)。
【0096】
ここで、フォーマット設定装置9による背景画像ファイルの取得動作について補足説明する。
【0097】
図9は、本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの背景画像ファイルの取得手順を示すフローチャートである。
【0098】
図9において、フォーマット設定装置9が背景画像ファイルのリストの要求を行うと(S118)、コンテンツ提供装置1は、背景画像ファイルのリストの要求を受信し(S119)、背景画像ファイル検索制御部7により、背景画像ファイルデータベース8から、ステップS103で受信したラベル印字用紙の管理番号に対応する背景画像ファイルの管理番号のリストを検索し取得する(S120)。そして、通信制御部2は、これをフォーマット設定装置9へ送信する(S121)。
【0099】
フォーマット設定装置9は、背景画像ファイルのリストを受信すると(S122)、出力端末であるディスプレイ13に背景画像ファイルのリストを表示し、ユーザによる背景画像ファイルの選択を待つ。
【0100】
そして、ユーザにより入力端末14を用いて背景画像ファイルの選択がなされると(S123)、通信制御部10は、選択された背景画像ファイルの管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S124)。
【0101】
尚、ステップS121において、背景画像ファイル検索制御部7は、各背景画像ファイルの内容を示す概略画像を作成し、通信制御部2は、背景画像ファイルのリストデータとともに、この背景画像ファイルの概略画像のデータを送る。そして、通信制御部10は、この概略画像をディスプレイ13に表示する。これによって、ユーザは各背景ファイルの内容を容易に認識することができるため、ステップS123の背景画像ファイルの選択を容易に行うことができる。
【0102】
コンテンツ提供装置1は、ステップS124において通信制御部10から送信された背景画像ファイルの管理番号を受信すると(S125)、背景画像ファイル検索制御部7により、背景画像ファイルの管理番号に対応する背景画像ファイルのデータを背景画像ファイルデータベース6から検索し取得する(S126)。そして、通信制御部2は、取得した背景画像ファイルのデータをフォーマット設定装置9へ送信する(S127)。
【0103】
そして、フォーマット設定装置9が背景画像ファイルのデータを受信する(S128)ことにより、背景画像ファイルの取得を終了する。
【0104】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は背景画像ファイルを取得する。
【0105】
尚、本実施の形態における背景画像ファイルの構成についても補足説明しておく。
【0106】
図10はラベル印字用紙内の背景画像領域を示す概略図、図11は背景画像ファイルの内容を示す図である。
【0107】
図10において、ラベル印字用紙18には、印字領域19,20,21(それぞれ、印字領域M1、印字領域M2、印字領域M3)が設けられている。これらは、図4と同様である。また、印字領域19にはテンプレート23,24(それぞれ、テンプレートT1,T2)、印字領域20にはテンプレート25(テンプレートT3)、印字領域21にはテンプレート26(テンプレートT4)及び罫線27(罫線K1)が設けられている。これらは、図7と同様である。
【0108】
また、印字領域19には、円環状の背景画像28(以下、「背景画像J1」という。)が配置されている。この背景画像J1は、中心座標が(X21、Y21)で、外周半径がR21、内周半径がR22の2つの円により囲まれた円環状の画像であり、環内は空白データである。尚、この場合、円環の中心を「始点」、中心座標を「始点座標」とよぶ。
【0109】
尚、この場合の位置座標の原点は、その背景画像の属する印字領域の始点とする。すなわち、例えば、背景画像J1の始点座標(X21、Y21)の原点は、背景画像J1の属する印字領域19の始点座標(X1,Y1)である。ここでは、背景画像J1の始点座標(X21、Y21)は印字領域19の始点(X1、Y1)に重なっているので、(X21、Y21)=(0,0)となる。
【0110】
図11において、背景画像ファイル内には、背景画像の管理番号と背景画像ファイルデータの組がリストとして格納されている。背景画像ファイルデータは、例えば、図10の場合であれば、背景画像J1の形状(円環、長方形等)を表すコード、範囲、属性、及び、画像データが格納されている。
【0111】
ここで、「属性」とは、各背景画像がどの印字領域に属するかを示すものである。例えば、背景画像J1は印字領域19に属しているので、属性Z21は印字領域19の属性コードとなる。
【0112】
尚、図10、図11では、背景画像が1個である場合を例として説明したが、背景画像は複数あってもよい。また、任意の背景画像ファイルは、複数の印字領域、すなわち、印字領域フォーマットファイルで共通して使用することが可能であるため、ファイルの共用化が図れる。
【0113】
背景画像ファイルの構成は以上の通りであり、再び図2のフローチャートの説明に戻る。
【0114】
フォーマット設定装置9の通信制御部10は、ステップS6において通信制御部2から送信された背景画像のデータをデータ記憶部11に格納すると(S7)、ユーザに対して、ステップS4で取得した各テンプレートへのテキストの入力を促す入力画面をディスプレイ13に表示し、入力端末14からのユーザによるテキストの入力を待つ(S8)。そして、各テンプレートへのテキストの入力が終了すると、フォーマット設定装置9は、印字データ作成制御部12により、ステップS2で取得した印字領域フォーマットデータと、ステップS4で取得したテンプレートファイルデータと、ステップS6で取得した背景画像ファイルデータと、ステップS8で入力したテキストデータを合成して、ラベル印字フォーマットを作成する(S9)。そして、通信制御部10を介して、ローカルネットワーク17に接続されたプリンタ15に、当該ラベル印字フォーマットを送信し、処理を終了する。ラベル印字フォーマットを受信したプリンタ15は、ラベル印字用紙に印字を行う。
【0115】
ところで、本実施の形態においては、ユーザが独自に定義した各印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び、背景画像ファイルを、ユーザ定義ファイルとして、フォーマット設定装置9のデータ記憶部11に格納することも可能である。また、当該ユーザ定義ファイルをプリンタ15に格納してもよい。
【0116】
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの一実施例を示すブロック図である。
【0117】
図12において、本実施の形態に係るラベル印字フォーマット設定システムは、コンテンツ提供装置1とフォーマット設定装置9とがネットワーク16により接続された構成からなる。
【0118】
コンテンツ提供装置1は、通信制御部2、印字領域フォーマット検索制御部3、印字領域フォーマットデータベース4、テンプレートファイル検索制御部5、テンプレートファイルデータベース6、背景画像ファイル検索制御部7、及び背景画像ファイルデータベース8を有し、また、フォーマット設定装置9は、通信制御部10及びデータ記憶部11を有するが、これは実施の形態1と同様である。また、フォーマット設定装置9は、ローカルネットワーク17により、ディスプレイ13、入力端末14、及びプリンタ15とに接続されている構成も実施の形態1と同様である。
【0119】
本実施の形態においては、コンテンツ提供装置1は、印字データ作成制御部29、データ記憶部30、プリンタ設定ファイル検索制御部31、及びプリンタ設定ファイルデータベース32を有する。
【0120】
ここで、本発明の構成と、本実施の形態におけるシステムの各部の構成との対応関係は、以下の通りである。
【0121】
まず、印字領域フォーマットファイル記憶手段、テンプレートファイル記憶手段、及び画像ファイル記憶手段、プリンタ設定データ記憶手段は、それぞれ、印字領域フォーマットデータベース4、テンプレートファイルデータベース6、背景画像ファイルデータベース8、及びプリンタ設定ファイルデータベース32により実現されている。また、フォーマット生成手段は、印字データ作成制御部29により実現されている。また、フォーマット送信手段は、通信制御部2により実現されている。また、選択指示手段、フォーマット設定手段、テキストデータ送信手段、プリンタ特定コード送信手段は、通信制御部10により実現されている。また、プリンタ設定データ取得手段は、プリンタ設定ファイル検索制御部31により実現されている。また、ユーザファイル記憶手段は、データ記憶部11により実現されている。また、概略画像提供手段は、テンプレートファイル検索制御部5、背景画像ファイル検索制御部7、及び通信制御部2が協働することにより実現されている。また、表示手段は、ディスプレイ13により実現されている。また、選択表示手段は、通信制御部10、ディスプレイ13、及び入力端末14が協働することにより実現されている。
【0122】
以上のように構成された本実施の形態に係るラベル印字フォーマット設定システムにおいて、以下その動作を説明する。
【0123】
図13は、本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの動作手順を示すフローチャートである。
【0124】
図13において、入力端末14からフォーマット設定装置9にラベル印字フォーマット設定の要求があると(S12)、フォーマット設定装置9は印字領域フォーマットファイルの選択を行う(S13)。
【0125】
ここで、フォーマット設定装置9の印字領域フォーマットファイルの選択動作について補足説明する。
【0126】
図14は、本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの印字領域フォーマットファイルの選択手順を示すフローチャートである。
【0127】
図14において、入力端末14からのラベル印字用紙の管理番号が入力されると(S130)、フォーマット設定装置9はラベル印字用紙の管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S131)。
【0128】
コンテンツ提供装置1は、ラベル印字用紙の管理番号を受信すると(S132)、印字領域フォーマット検索部3により、印字領域フォーマットデータベース4からラベル印字用紙の管理番号に対応した印字領域フォーマットファイルを検索し、そのデータをデータ記憶部30に格納する(S133)。そして、印字領域フォーマットファイルの検索終了をフォーマット設定装置9へ送信する(S134)。
【0129】
フォーマット設定装置9は、印字領域フォーマットファイルの検索終了の通知を受信して(S135)、S13の印字領域フォーマットファイルの選択処理を終了する。
【0130】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は印字領域フォーマットファイルを選択する。
【0131】
再び図13のフローチャートの説明に戻る。
【0132】
フォーマット設定装置9は、ステップS13において、印字領域フォーマットファイルを選択すると、次に、テンプレートファイルの選択を行う(S14)。
【0133】
ここで、フォーマット設定装置9のテンプレートファイルの選択動作について補足説明する。
【0134】
図15は本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムのテンプレートファイルの選択手順を示すフローチャートである。
【0135】
図15において、入力端末14よりテンプレートファイルのリストの要求がなされると(S136)、コンテンツ提供装置1は、当該要求を受信し(S137)、テンプレートファイル検索制御部5は、テンプレートファイルデータベース6から、ステップS132で受信した印字領域フォーマットファイルの管理番号に対応したテンプレートファイルを検索し、テンプレートファイルのリストを取得する(S138)。そして、通信制御部2は、テンプレートファイル検索制御部5が取得したテンプレートファイルのリストをフォーマット設定装置9へ送信する(S139)。
【0136】
フォーマット設定装置9はテンプレートファイルのリストを受信すると(S140)、出力端末であるディスプレイ13にテンプレートファイルのリストを表示し、ユーザによるテンプレートファイルの選択を待つ。
【0137】
入力端末14より、テンプレートファイルの選択がなされると(S141)、通信制御部10は、選択されたテンプレートファイルの管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S142)。
【0138】
尚、ステップS139において、テンプレートファイル検索制御部5は、各テンプレートファイルの内容を示す概略画像を作成し、通信制御部2は、テンプレートファイルのリストデータとともに、このテンプレートファイルの概略画像のデータを送る。そして、通信制御部10は、この概略画像をディスプレイ13に表示する。これによって、ユーザは各テンプレートファイルの内容を容易に認識することができるため、ステップS141においてテンプレートファイルの選択を容易に行うことができる。
【0139】
コンテンツ提供装置1は、ステップS142において通信制御部10から送信されたテンプレートファイルの管理番号を受信すると(S143)、テンプレートファイル検索制御部5により、当該テンプレートファイルの管理番号に対応するテンプレートファイルをテンプレートファイルデータベース6から検索して取得し、そのデータをデータ記憶部30へ格納する(S144)。さらに、通信制御部2は、テンプレートファイルの検索終了をフォーマット設定装置9へ通知する(S145)。
【0140】
そして、フォーマット設定装置9がテンプレートファイルの検索終了を受信する(S146)ことにより、テンプレートファイルの選択を終了する。
【0141】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は印字領域フォーマットファイルを選択する。
【0142】
そこで、再び図13のフローチャートの説明に戻る。
【0143】
フォーマット設定装置9は、ステップS14においてテンプレートファイルの選択を終了すると、次に、背景画像ファイルの選択を行う(S15)。
【0144】
ここで、フォーマット設定装置9による背景画像ファイルの選択動作について補足説明する。
【0145】
図16は本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの背景画像ファイルの選択手順を示すフローチャートである。
【0146】
図16において、入力端末14より背景画像ファイルのリストの要求がなされると(S147)、コンテンツ提供装置1は要求を受信し(S148)、背景画像ファイル検索制御部7により、背景画像ファイルデータベース8から、ステップS132で受信した印字領域フォーマットファイルの管理番号に対応した背景画像ファイルの検索を行い、背景画像ファイルのリストを取得する(S149)。そして、通信制御部2は、当該背景画像ファイルのリストをフォーマット設定装置9へ送信する(S150)。
【0147】
フォーマット設定装置9は背景画像ファイルのリストを受信すると(S151)、出力端末であるディスプレイ13に背景画像ファイルのリストを表示し、ユーザによる背景画像ファイルの選択を待つ。
【0148】
そして、ユーザにより入力端末14を用いて、背景画像ファイルの選択がなされると(S152)、通信制御部10は、選択された背景画像ファイルの管理番号をコンテンツ提供装置1へ送信する(S153)。
【0149】
尚、ステップS150において、背景画像ファイル検索制御部7は、各背景画像ファイルの内容を示す概略画像を作成し、通信制御部2は、背景画像ファイルのリストデータとともに、この背景画像ファイルの概略画像のデータを送る。そして、通信制御部10は、この概略画像をディスプレイ13に表示する。これによって、ユーザは各背景ファイルの内容を容易に認識することができるため、ステップS152の背景画像ファイルの選択を容易に行うことができる。
【0150】
コンテンツ提供装置1は、ステップS153において通信制御部10から送信された背景画像ファイルの管理番号を受信すると(S154)、背景画像ファイル検索制御部7により、背景画像ファイルの管理番号に対応する背景画像ファイルを背景画像ファイルデータベース8から検索して、そのデータをデータ記憶部30へ格納する(S155)。さらに、通信制御部2は、背景画像ファイルの検索終了をフォーマット設定装置9へ通知する(S156)。
【0151】
そして、フォーマット設定装置9が背景画像ファイルの検索終了を受信する(S157)ことにより、背景画像ファイルの選択を終了する。
【0152】
以上の動作により、フォーマット設定装置9は背景画像ファイルを選択する。
【0153】
そこで、再び図13のフローチャートの説明に戻る。
【0154】
フォーマット設定装置9は、ステップS15において背景画像ファイルの選択を行うと、ユーザに対して、ステップS4で取得した各テンプレートへのテキストの入力を促す入力画面をディスプレイ13に表示し、入力端末14からのユーザによるテキストの入力待つ。そして、各テンプレートへのテキストの入力が終了すると、フォーマット設定装置9は入力されたテキストデータをコンテンツ提供装置1へ送信する(S16)。そして、コンテンツ提供装置1は、当該テキストデータを受信すると、データ記憶部30へ格納する。
【0155】
続いて、フォーマット設定装置9は、プリンタの選択を行う(S17)。
【0156】
ここで、フォーマット設定装置9によるプリンタの選択動作について補足説明する。
【0157】
図17は本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムのプリンタの選択手順を示すフローチャートである。
【0158】
図17において、入力端末14よりプリンタ名の選択が行われると(S158)、フォーマット設定装置9は選択したプリンタ名をコンテンツ提供装置1へ送信する(S159)。
【0159】
コンテンツ提供装置1は、当該プリンタ名を受信すると(S160)、プリンタ設定ファイル検索制御部31により、プリンタ設定ファイルデータベース32からプリンタ設定ファイルを検索し、そのデータをデータ記憶部30へ格納する(S161)。そして、プリンタ設定ファイルの検索終了通知をフォーマット設定装置9へ送信する(S162)。
【0160】
フォーマット設定装置9は、プリンタ設定ファイルの検索終了通知を受信後(S163)、入力端末14を介して、ユーザより印字実行が選択されると、通新装置9はコンテンツ提供装置1に印字データの要求を行う(S18)。
【0161】
印字データの要求を受けたコンテンツ提供装置1は、印字データ作成制御部31により、データ記憶部30に格納された印字領域フォーマットデータと、テンプレートデータと、背景画像ファイルと、プリンタ設定ファイルとから印字データを作成する。そして、通信制御部2は、そのデータをフォーマット設定装置9へ送信する。
【0162】
ここで、作成される印字データには、ラベル印字用紙の管理番号、及び、プリンタ設定ファイルから得られる左右上下の印字マージン、印字品質、印字速度などのプリンタ設定データが含まれる。
【0163】
印字データを受信したフォーマット設定装置9は、通信制御部10を介して、ローカルネットワーク17に接続したプリンタ15へ印字データを転送し(S19)、処理を終了する(S20)。そして、印字データを受信したプリンタ15は印字を行う。
【0164】
ところで、ユーザが独自に定義した各印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び、背景画像ファイルは、ユーザ定義ファイルとして、フォーマット設定装置9のデータ記憶部11、又は、プリンタ15に格納することも可能であるが、この場合、コンテンツ提供装置1内のファイルを選択するかわりにユーザ定義ファイルがコンテンツ提供装置1へ送られる。
【0165】
【発明の効果】
以上のように、請求項1に係る発明によれば、管理番号により管理された印字領域フォーマットファイルと、各印字領域フォーマットファイルに対応した共用のテンプレートファイル、及び背景画像ファイルを、コンテンツ提供装置が供給し、それらを合成してラベル印字フォーマットを生成することにより、多種多様なラベル印字用紙に柔軟に対応したラベル印字フォーマットを、サーバー、プリンタ、又はコンテンツ提供装置の記憶領域の容量を過大にすることなく、容易に設定することができるラベル印字フォーマット設定システムを提供することが可能となる。
【0166】
請求項2に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が供給する印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルと、テンプレートファイルに設けられたテキスト記述領域にユーザが入力したテキストデータを合成することにより、容易にテキストを入力することができ、また、多様なラベル印字フォーマットを使用することができるという有利な効果が得られる。
【0167】
請求項3に係る発明によれば、ユーザが独自に作った印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルを保存することにより、ユーザ独自のファイルを繰り返し使うことができ、さらに多様なラベル印字フォーマットを使用することができるという有利な効果が得られる。
【0168】
請求項4に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルの概略画像を供給することにより、ユーザが各ファイルの概略が簡単に判るので、各ファイルの選択が容易で効率的であるとともに、ファイル容量が小さいので、短い時間で概略画像データの取得ができるという有利な効果が得られる。
【0169】
また、請求項5に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が、ラベル印字フォーマットを管理番号により管理された印字領域フォーマットと、各印字領域フォーマットに対応した共用のテンプレートファイル、及び、背景画像ファイルを供給し、かつ、印字データの作成を行うことによって、ラベル印字フォーマットの設定を容易にするとともにフォーマット設定装置の処理を軽減できる。
【0170】
請求項6に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が供給する印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルと、テンプレートファイルに設けられたテキスト記述領域にユーザが入力したテキストデータを合成することにより、容易にテキストを入力することができ、また、多様なラベル印字フォーマットを使用することができるという有利な効果が得られる。
【0171】
請求項7に係る発明によれば、コンテンツ提供装置がプリンタ設定ファイルを参照して、印字データを作成することにより、ラベル印字用紙に適合した印字データを供給することができ、良質な印字結果が得られるという有利な効果が得られる。
【0172】
請求項8に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が作成する印字データと共に、プリンタ設定データを供給することにより、ラベル印字用紙に最適なプリンタの設定が容易にできると共に、良質な印字結果が得られるという有利な効果が得られる。
【0173】
請求項9に係る発明によれば、ユーザが独自に作った印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルを保存することにより、ユーザ独自のファイルを繰り返し使うことができ、さらに多様なラベル印字フォーマットを使用することができるという有利な効果が得られる。
【0174】
請求項10に係る発明によれば、コンテンツ提供装置が印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、背景画像ファイルの概略画像を供給することにより、ユーザが各ファイルの概略が簡単に判るので、各ファイルの選択が容易で効率的であると共に、ファイル容量が小さいので、短い時間で概略画像のデータが取得できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムを示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの動作手順を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの印字領域フォーマットファイルの取得手順を示すフローチャート
【図4】ラベル印字用紙の印字領域を示す概略図
【図5】印字領域フォーマットファイルの内容を示す図
【図6】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムのテンプレートファイルの取得手順を示すフローチャート
【図7】ラベル印字用紙内のテンプレート領域を示す概略図
【図8】テンプレートファイルの内容を示す図
【図9】本発明の実施の形態1に係るラベル印字フォーマット設定システムの背景画像ファイルの取得手順を示すフローチャート
【図10】ラベル印字用紙内の背景画像領域を示す概略図
【図11】背景画像ファイルの内容を示す図
【図12】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの一実施例を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの動作手順を示すフローチャート
【図14】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの印字領域フォーマットファイルの選択手順を示すフローチャート
【図15】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムのテンプレートファイルの選択手順を示すフローチャート
【図16】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムの背景画像ファイルの選択手順を示すフローチャート
【図17】本発明の実施の形態2に係るラベル印字フォーマット設定システムのプリンタの選択手順を示すフローチャート
【図18】従来のラベル印字フォーマット設定システムを示すブロック図
【図19】従来の技術の制御装置の印字時の処理を示すフローチャート
【図20】従来の技術のラベル印字用紙の印字領域を示す図
【図21】従来の技術の印字領域フォーマットデータを表す図
【符号の説明】
1 コンテンツ提供装置
2、10、102、106 通信制御部
3、103 印字領域フォーマット検索制御部
4、104 印字領域フォーマットデータベース
5 テンプレートファイル検索制御部
6 テンプレートファイルデータベース
7 背景画像ファイル検索制御部
8 背景画像ファイルデータベース
9 フォーマット設定装置
11、30、107 データ記憶部
12、29、108 印字データ作成制御部
13 ディスプレイ
14 入力端末
15、113 プリンタ
16、114 ネットワーク
17 ローカルネットワーク
18 ラベル印字用紙
19 印字領域M1
20 印字領域M2
21 印字領域M3
22 頂点
23 テンプレートT1
24 テンプレートT2
25 テンプレートT3
26 テンプレートT4
27 罫線K1
28 背景画像J1
31 プリンタ設定ファイル検索制御部
32 プリンタ設定ファイルデータベース
101 サーバー
105 制御装置
109 入力制御部
110 ディスプレイ制御部
111 キーボード
112 CRTディスプレイ
Claims (10)
- 種類に応じて管理番号が付与されたラベル印字用紙にプリンタが印字するためのラベル印字フォーマットの設定を行うラベル印字フォーマット設定システムであって、
ラベル印字用紙の管理番号に対応して用意された各種の印字領域フォーマットファイルが格納された印字領域フォーマットファイル記憶手段、ラベル印字用紙の管理番号及び印字領域フォーマットファイルに対応して用意された各種のテンプレートファイルが格納されたテンプレートファイル記憶手段、並びに各種の画像ファイルが格納された画像ファイル記憶手段を備え、要求に応じてこれらの記憶手段に格納されたファイルを提供するコンテンツ提供装置と、
前記プリンタに接続されているとともに、前記コンテンツ提供装置にネットワークを介して接続されたフォーマット設定装置と、
を備え、
前記フォーマット設定装置は、
ユーザにより指定され若しくは選択されたラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、前記コンテンツ提供装置より取得する選択取得手段と、
前記選択取得手段により取得された印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを合成することにより、ラベル印字フォーマットを生成し、前記プリンタが印字するためのラベル印字フォーマットとして設定するフォーマット設定手段と、
を備えていることを特徴とするラベル印字フォーマット設定システム。 - 前記テンプレートファイルは、ラベル印字用紙に印字するテキストデータが記述されるテキスト記述領域を有しており、
ユーザにより入力されるテキストデータを前記選択取得手段が取得したテンプレートファイルのテキスト記述領域に挿入するテキスト挿入手段を備え、
前記フォーマット設定手段は、前記テキストデータの挿入されたテンプレートファイル、印字領域フォーマットファイル、及び画像ファイルを合成することにより、前記テキストデータが挿入されたラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする請求項1記載のラベル印字フォーマット設定システム。 - 前記フォーマット設定装置又は前記プリンタは、
ユーザが独自に作成した印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルを格納するユーザファイル記憶手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のラベル印字フォーマット設定システム。 - 前記コンテンツ提供装置は、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像を生成し、前記フォーマット設定装置に送信する概略画像提供手段を備え、
前記フォーマット設定装置は、
表示装置と、
前記概略画像提供手段から送信される印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像の一覧を前記表示装置に表示し、ユーザの選択を促す選択表示手段と、
を備え、
前記選択取得手段は、ユーザにより指定され、若しくは、前記選択表示手段により表示された概略画像の一覧の中からユーザにより選択された、ラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、前記コンテンツ提供装置より取得することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一記載のラベル印字フォーマット設定システム。 - 種類に応じて管理番号が付与されたラベル印字用紙に印字するためのラベル印字フォーマットの生成を行うラベル印字フォーマット設定システムであって、
ラベル印字用紙の管理番号に対応して用意された各種の印字領域フォーマットファイルが格納された印字領域フォーマットファイル記憶手段、ラベル印字用紙の管理番号及び印字領域フォーマットファイルに対応して用意された各種のテンプレートファイルが格納されたテンプレートファイル記憶手段、並びに各種の画像ファイルが格納された画像ファイル記憶手段を備え、要求に応じてこれらの記憶手段に格納されたファイルを提供するコンテンツ提供装置と、
前記プリンタに接続されているとともに、前記コンテンツ提供装置にネットワークを介して接続されたフォーマット設定装置と、
を備え、
前記コンテンツ提供装置は、
前記フォーマット設定装置により指定される所定の印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを合成することにより、ラベル印字フォーマットを生成するフォーマット生成手段と、
前記フォーマット生成手段が生成するラベル印字フォーマットを前記フォーマット設定装置に送信するフォーマット送信手段と、
を備え、
前記フォーマット設定装置は、
ユーザにより指定され若しくは選択されたラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、前記コンテンツ提供装置に対して指定する選択指示手段と、
前記フォーマット送信手段により送信される前記ラベル印字フォーマットを取得して、前記プリンタが印字するためのラベル印字フォーマットとして設定するフォーマット設定手段と、
を備えていることを特徴とするラベル印字フォーマット設定システム。 - 前記テンプレートファイルは、ラベル印字用紙に印字するテキストデータが記述されるテキスト記述領域を有しており、
前記フォーマット設定装置は、ユーザにより入力される、ラベル印字用紙に印字するテキストデータを前記コンテンツ提供装置に送信するテキストデータ送信手段を備えており、
前記フォーマット生成手段は、前記テキストデータ送信手段から送信されるテキストデータを、前記テンプレートファイルのテキスト記述領域に挿入するとともに、当該テキストデータの挿入されたテンプレートファイル、印字領域フォーマットファイル、及び画像ファイルを合成することにより、前記テキストデータが挿入されたラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする請求項5記載のラベル印字フォーマット設定システム。 - 前記フォーマット設定装置は、接続されたプリンタを特定するプリンタ特定コードを前記コンテンツ提供手段に送信するプリンタ特定コード送信手段を備え、
前記コンテンツ提供装置は、
各種プリンタの設定データが格納されたプリンタ設定データ記憶手段と、
前記プリンタ特定コード送信手段により送信されるプリンタ特定コードに対応するプリンタの設定データを、前記プリンタ設定データ記憶手段から取得するプリンタ設定データ取得手段と、
を備えており、
前記前記フォーマット生成手段は、前記プリンタ設定データ取得手段が取得したプリンタの設定データを参照することにより、当該プリンタの印字仕様に適合したラベル印字フォーマットの生成を行うことを特徴とする請求項6記載のラベル印字フォーマット設定システム。 - 前記フォーマット送信手段は、前記ラベル印字フォーマットとともに前記プリンタの設定データを前記フォーマット設定装置に送信することを特徴とする請求項7記載のラベル印字フォーマット設定システム。
- 前記フォーマット設定装置又は前記プリンタは、
ユーザが独自に作成した印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルを格納するユーザファイル記憶手段を備えていることを特徴とする請求項5乃至8の何れか一に記載のラベル印字フォーマット設定システム。 - 前記コンテンツ提供装置は、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像を生成し、前記フォーマット設定装置に送信する概略画像提供手段を備え、
前記フォーマット設定装置は、
表示装置と、
前記概略画像提供手段から送信される印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、又は画像ファイルの内容を示す概略画像の一覧を前記表示装置に表示し、ユーザの選択を促す選択表示手段と、
を備え、
前記選択指示手段は、ユーザにより指定され、若しくは、前記選択表示手段により表示された概略画像の一覧の中からユーザにより選択された、ラベル印字用紙の管理番号、印字領域フォーマットファイル、テンプレートファイル、及び画像ファイルを、前記コンテンツ提供装置に対して指定することを特徴とする請求項5乃至9の何れか一に記載のラベル印字フォーマット設定システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002360540A JP2004192407A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | ラベル印字フォーマット設定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002360540A JP2004192407A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | ラベル印字フォーマット設定システム |
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-
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