JP2004192177A - Sim用リーダライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】SIMの装着が簡単にでき、安定した非接触交信をすることができるSIM用リーダライタを提供する。
【解決手段】本発明のSIM用リーダライタ1は、SIM2を挿抜可能に装着するSIM用リーダライタであって、ホルダー部10の一端側に外部機器用コネクタ部3を有し、他端側にSIM挿抜口15を有する形態において、▲1▼SIM挿抜口前部に、SIMを挿入する際にSIMを一時的に載置でき、挿抜口下縁面と同一平面を形成する段部5を設けたこと、▲2▼SIMを外部の非接触交信装置に載置した際に、SIM用リーダライタ1を平面状態で当該非接触交信装置に接触させることができるように、リーダライタの下面に携帯用チェーン類4を納められる凹溝6mや切り欠き、あるいは屈曲または斜行する取り付け穴14を形成したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SIMやUIMカードを着脱可能に装着し、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と表示する場合もある。)等の外部機器にUSBコネクタ等により接続できると共に、それ自体が必要により非接触通信用アンテナを有し、リーダライタとして機能できる通信装置またはアダプタに関する。
したがって、本発明の属する技術分野は、このようなリーダライタの製造や利用の分野に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、携帯電話機には小型(親指サイズ)のSIMやUIM、USIMと呼ばれるセキュリティIDモジュールが組み込まれてきている。日本でも最新の携帯電話機には組み込まれて既に実用化されている。
UIM(User Identity Module) は、携帯電話会社が発行する契約者情報を記録した小型のICカードであって、本来は、携帯電話機に組み込んで利用者の識別に使用する。
これは同様の機能を持つSIM(Subscriber Identity Module)から機能拡張が行われたもので、契約者情報以外に電話帳などのプライベート情報やクレジット決済用の個人識別情報などを暗号化して登録することが可能となっている。
【0003】
一方従来から、射出成型等で樹脂成型するキーホルダー型のIDモジュールが有るが、このものはICカードを一体に組み込んで成型するので、従来のICカードのような方式で製造したり発行処理ができない問題があった。
そこで、本願出願人は、先に非接触ID部分を携帯電話機等に利用するSIM形状とし、SIM自体に接触および非接触交信のデュアルインターフェイスを備えさせると共に、SIM自体あるいはSIMを装着するSIMホルダーにアンテナを形成することで、非接触IDモジュールとして利用できることを着想し、特許文献1の出願を行っている。
【0004】
また、最近では、ISO7816−2、ISO7816−3で規定される接触型と、提案中のUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)とのデュアルインターフェースICカードが開発されている(特許文献2)。
USBインターフェースを持つICカードは、パソコンなどのUSB対応の機器との接続を容易にし、社員証カードなどでネットワークアクセス用IDカードとして注目されはじめている。
【0005】
またさらに、近年、e−Tokenと呼ばれるICチップを内蔵したネットワークアクセス用IDモジュールが使用されている。USBインターフェースを持ちPCのUSBコネクタに差し込みプラグアンドプレイ、すなわち煩わしい操作を必要とせずに、外部接続機器をPCに認識させる機能を持ち、ネットワークセキュリティを確保したシステムに使用されている。
ドングルと呼ばれることもあり、携帯電話機のストラップやキーホルダーとともに持ち歩ける利便性がある。
このような利便性に着目して、本願出願人は、USBと非接触型、およびISOで規定される接触型の3種のインターフェースを備えるICカードホルダーについて提案している(特許文献3)。
【0006】
図5は、上記先行出願(特許文献3)に係るSIMホルダーを示す図であって、図5(A)は表面側斜視図、図5(B)は裏面側斜視図である。
図5(A)のように、SIMホルダー1は、SIM2をSIM挿抜口15から挿入して着脱可能に収納することができる。SIMホルダー1内には端子板12とアンテナコイル11が設けられている。
アンテナコイル11は端子板12を介してSIM2のICチップの非接触インターフェイス部に接続するようにされている。これにより、SIM2はアンテナコイル11により外部機器との非接触交信が可能となる。
【0007】
多くの場合、SIMホルダー1は、ケースを上下に分離する上蓋部18と下側ケース部19をプラスチック材料で成型してから、端子板12やそれを実装するプリント基板を装着し、係合ピンと係合穴により上蓋部18と下側ケース部19を組み合わせて一体にすることが行われる。
アンテナコイル11は、この上蓋部18や下側ケース部19の内周面に形成したり、実装するプリント基板の外周に形成することができる。
また、キーホルダー用途の目的を達成することと、SIM2の不用意な脱落を防止するために、携帯用チェーン類を通す取り付け穴14が設けられている。
携帯用チェーン類には、図1に図示するような鎖紐4や布や皮製の紐類やストラップ等がある。
【0008】
SIMホルダー1の裏面側は、図5(B)のようになっている。
端子板12の背面には10個のコンタクトピン13が突出していて、SIM2の接触端子板22との良好な接触状態が確保される。SIM2の接触端子板22とコンタクトピン13が各10個あるのは、従来の8端子の他にUSB用の端子を有するからであるが、SIMホルダー内にUSB変換ICを有する場合は8端子であってもよい。
下側ケース部19は透明なプラスチック樹脂で成型するのが好ましく、透明であることにより挿入したSIM2の顔写真加工等により利用者を肉眼で識別することができる。
【0009】
【特許文献1】特願2002−284825号
【特許文献2】特表2002−525720号公報
【特許文献3】特願2002−300072号
【0010】
なお、SIMホルダーは、PCのUSBポートに接続してICカードのデータをPCと交信する機能を有するので、超小型ICカード用リーダライタの働きを行うことになる。従って、以降および特許請求の範囲においては、SIMホルダーに換えて、「SIM用リーダライタ」という表現をしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のようなSIM用リーダライタにSIMを挿入する際は、歩行中や乗り物内で行うことも多く手元が安定しない。薄いSIMを小さなSIM挿抜口に確実に入れるのは、やや困難な作業であり、SIMを落としてしまったり挿入に手間取る問題がある。
また、前記のようにSIM用リーダライタの挿抜口前には携帯用チェーン類を通す取り付け穴があって、SIM挿入後は当該チェーン類を通してSIMの脱落を防止している。このSIM用リーダライタを外部機器に接触させて非接触で読み取りする場合は、外部機器との間を密着することが好ましいが、携帯用チェーン類があるため、密着が妨げられ不安定となる問題がある。
そこで、本願発明者等はSIM用リーダライタの外形形状を改良することにより、上記課題を解決できることを見出し本発明の完成に至ったものである。
【0012】
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、SIMを挿抜可能に装着するSIM用リーダライタであって、ホルダー部の一端側に外部機器用コネクタ部を有し、他端側にSIM挿抜口を有する形態において、SIM挿抜口前部に、SIMを挿入する際にSIMを一時的に載置でき、挿抜口下側面と同一平面を形成する段部を設けたことを特徴とするSIM用リーダライタ、にある。
【0013】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、SIMを挿抜可能に装着するSIM用リーダライタであって、ホルダー部の一端側に外部機器用コネクタ部を有し、他端側にSIM挿抜口と携帯用チェーン類を通す取り付け穴を有する形態において、SIM用リーダライタを平面状態で外部の非接触交信装置に接触させることができるように、リーダライタの底面に当該携帯用チェーン類を納められる幅と深さの凹溝または切り欠きを形成したことを特徴とするSIM用リーダライタ、にある。
【0014】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第3は、SIMを挿抜可能に装着するSIM用リーダライタであって、ホルダー部の一端側に外部機器用コネクタ部を有し、他端側にSIM挿抜口と携帯用チェーン類を通す取り付け穴を有する形態において、SIM用リーダライタを平面状態で外部の非接触交信装置に接触させることができるように、前記取り付け穴をホルダー部表面からホルダー部側面に抜けるような屈曲または斜行した穴としたことを特徴とするSIM用リーダライタ、にある。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のSIM用リーダライタについて図面を参照して説明する。本発明のSIM用リーダライタの機能は前述した、図5に図示したものと同様であるので、以下は、本発明の構成に係る外形部分について説明する。
なお、上記図5では、SIMをSIMホルダーに挿入した際に顔写真の見える側を裏面側、接触端子板の見える側を表面側と呼んでいるが、本願では、顔写真の見える側を表にして見ることが多いと考え、これを上面側としている。
本来、本発明のSIM用リーダライタ程度の厚みであれば、表裏どちらの面を外部機器装置に接触させても交信に支障がなく構わないのであるが、接触させる側を定めておけば無駄に考えることを無くすことができる。
【0016】
図1は、本発明のSIM用リーダライタの例を示し、図1(A)は、SIM用リーダライタ1の上面側平面図、図1(B)は、同上面側平面図であるSIM用リーダライタ1からSIM2を抜き取った状態を示す図、図1(C)は、SIM2の接触端子板側を示す図、図1(D)は、SIM用リーダライタ1の背面側図、図1(E)は、図1(A)におけるA−A線断面図、図2は、本発明のSIM用リーダライタの他の実施形態を示す図、図3は、凹溝や切り欠き、屈曲または斜行した取り付け穴を形成した場合の効果を示す図、図4は、SIM用リーダライタに使用するSIMの例を示す図、である。
【0017】
図1(A)のように、SIM用リーダライタ1はホルダー部10がほぼ矩形状に近い平板状に形成されている。SIM用リーダライタ1の上蓋部は、透明な樹脂で成型されることが多く、挿入してあるSIM2の顔写真加工7やネームプリント8が見えるようになっている。
なお、ホルダー部10は図1(E)のように、上蓋部18と下側ケース部19からなる分であって、SIM用リーダライタ1のコネクタ部を除いた部分を言うものとする。
【0018】
コネクタ部3は、内部に回路を有する外面金属の平板部材であって、PC、携帯電話機、デジタルカメラ等のコネクタ部に差し込みする部分である。PCのコネクタ部は現状では、USBコネクタ部が多いので、以下、USBコネクタ部と記載するが、携帯電話機やデジタルカメラ等にも接続可能なものである。
ホルダー部10のUSBコネクタ部3と反対側の他端には、Yで示す矢印の先端部分にSIM2を挿入するSIM挿抜口15があって、その前部にはSIM挿抜口15の下側縁(SIMを挿入する際にSIMの接触端子板が接する側の縁)と同一平面からなる段部5が設けられている。
段部5の幅Hは、2mmから10mm程度もあれば十分である。段部5は水平にSIMを挿入できるように補助する部分であって、この段部5が本発明のSIM用リーダライタの特徴の1である。
【0019】
段部5に隣接して携帯用チェーン類4を通す取り付け穴14が、SIM用リーダライタ1の上蓋部と下側ケース部を貫通するように形成されている。当該取り付け穴14は、多くの場合ホルダー部10を上下に鉛直に貫通する穴として形成されるが、後述するように屈曲または斜行する穴であっても良い。
SIM2をSIM挿抜口15から挿入した後は、携帯用チェーン類4を通すことでSIM2と端子板の係合が万が一緩んだ場合でも、SIM2が不用意に脱落しないようにできる。
逆にSIM2を抜き取る場合は、携帯用チェーン類4を除去すると共に、SIM取り出し補助スリット16にボールペンの先端等を差し込んで、SIM2を軽く押圧するとSIM2が押し出されるようになっている。
【0020】
図1(B)は、SIMを抜き取った状態であるが、SIM2の接触端子板とコンタクトを取るための端子板12が見える。端子板12には、8個〜10個のコンタクトピン13が設けられていて、これによりSIM2の機能をリーダライタ内の回路に接続するようにされている。
SIM用リーダライタ1の下側ケース部19や回路基板には、SIM用リーダライタ1のケース状ホルダー部10の内周にほぼ沿うようにアンテナコイル11が形成されていて、やはり当該コンタクトピン13に接続している。アンテナコイル11は外部機器との間で非接触交信を行うためのものである。
図1(C)は、抜き取ったSIM2の接触端子板22側面を示している。端子の数は8端子または10端子のものを使用するが、図1(C)では8端子となっている。切り欠き23は、SIMを挿入する際に逆面を挿入しないようにするためのものである。
【0021】
図1(D)は、SIM用リーダライタの背面側を示す図であるが、携帯用チェーン類4は除去した状態を示している。背面側には下側ケース部19が現われるが、SIM内を透視する必要がないので不透明なプラスチックで成型されることが多い。
携帯用チェーン類取り付け穴14に連通するように凹溝6mまたは切り欠きを掘削し、あるいは屈曲または斜行した取り付け穴を設けているのが、本発明のSIM用リーダライタの特徴の2である。
この凹溝6mまたは切り欠きは携帯用チェーン類4が通る程度の幅と深さ(通常は3〜4mm程度以上)にする。なお、図1(D)は、凹溝6mがSIM用リーダライタ1の長辺側に連通するように図示しているが、この方向はどの向きであっても良い。
【0022】
図1(E)は、図1(A)におけるA−A線断面図である。段部5はSIM挿抜口15の下面縁と同一平面になるように作られているので、SIMを挿入する際は、この段部に一時的に載置するか接触してあてがい、その後、SIM挿抜口15に向けて押し込めば簡単にSIMを装着することができる。
【0023】
次に図2を参照して、本発明のSIM用リーダライタの他の実施形態について説明する。
図2(A)、図2(B)は、図1(D)における下側ケース部の凹溝を広く形成した例を示す。この場合は、凹溝というよりは切り欠き状なので、切り欠き6kとする。図2(A)は、携帯用チェーン類取り付け穴14から約90度の角度でコーナー部に向かって下側ケース部に切り欠き6kを形成した例である。
図2(B)は、同じく180度に近い角度で、切り欠き6kを形成している。これらの場合は、切り欠き6kが大きい角度で形成されているので、凹溝の場合のように携帯用チェーン類を溝内に納めるような手間がかからない。
【0024】
図2(C)以下は、ホルダー部の側面図である。図2(C)は、下側ケース部19の少なくとも取り付け穴14部分に底面に斜めの角度(45度程度)で、切り欠き6kを設けた例、図2(D)は、同じく断面が曲面になるように切り欠き6kを設けた例である。以上の例は、請求項2記載の発明の実施形態になる。
図2(E)は、携帯用チェーン類取り付け穴14を屈曲した形状にして取り付け穴の開口14dがホルダー部の側面(または穴の一部が側面)になるようにし、かつ切り欠き6kを設けた例、図2(F)は、携帯用チェーン類取り付け穴14を底面に対して斜行させ、かつ側面に開口14dを形成した例である。
図2(E)の場合は、請求項2と請求項3記載の発明を併用した実施形態となり、図2(F)の場合は、請求項3記載の発明の実施形態となる。
【0025】
図3は、凹溝や切り欠き、屈曲または斜行した取り付け穴を形成した場合の効果を示す図である。
図3(A)のように、凹溝や切り欠き等が無い場合は、携帯用チェーン類4が下側ケース部19と外部機器30の間に挟まり、外部機器30に対して、SIM用リーダライタ1をぴったりと平面状に置くことができない。
一方、切り欠き6kを設けた場合は、携帯用チェーン類4が意識しなくても下側ケース部19と外部機器30の間に納まるので、SIM用リーダライタ1をぴったりと平面状に置くことができる。取り付け穴14を屈曲させる場合または斜行させる場合も同様である。
図示してないが、外部機器30内にも、アンテナが配置されていて、当該アンテナとSIM用リーダライタのアンテナが平行状態になる場合が通信効率が高くなる。
【0026】
以上のように、凹溝6mまたは切り欠き6k、あるいは屈曲または斜行する取り付け穴14があることにより、凹溝や切り欠き内に携帯用チェーン類を納めることができ、SIM用リーダライタ1を外部機器上に平面状態で接触させて載置し安定した非接触交信状態を保つことができる。
【0027】
SIM用リーダライタ1の上蓋部18は透明あるいは不透明樹脂で成形し、さらに着色しても良い。透明であれば、SIMの顔写真加工7やネームプリント8等を視認でき、不透明であれば回路基板を隠せる。下側ケース部19は不透明樹脂で成型することが多い。
SIM用リーダライタ1の外形形状は、幅20〜25mm×全長50〜70mm程度、厚み15mm程度以内に形成されていれば、小型であって携帯に便利となる。取り付け穴14に携帯用チェーン類4を通すと、SIMの脱落を防止すると共に首やカバンなどに下げて携帯することができる。
【0028】
SIM用リーダライタを成型するプラスチック材料としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、等を使用できる。
【0029】
上記のように、本発明のSIM用リーダライタについて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものでなく、本発明を逸脱しない範囲で自由に設計できる。例えば、ホルダー部10の平面形状が矩形状である必要はなく長楕円形状や円形状にしても良く、携帯用チェーン類取り付け穴14の位置なども任意に設定できるものである。
【0030】
本発明に使用するSIMについて補足して説明することとする。
本発明に使用するSIMは、前述したSIMやUIMカードであって、接触・非接触とUSB接触の機能を備えるICチップを使用することできる。
従来のSIMは、接触式であって携帯端末の端子間と端子板を介して接触交信のみしているが、本発明に使用するSIMは接触交信だけに限られない。
【0031】
また、本発明に使用するSIMは、本来の契約者情報やクレジット決済用の個人識別情報などの他に、プリペイドカード機能や交通機関用途等を兼ねる場合には、それらの識別コードや前払い金額、有効期間や区間等の情報を別途に備えることができる。ただし、これらを備えることに限定されるものではない。
あるいは、携帯電話機用途のSIMと兼用する場合には、前記のように、契約者情報や電話帳などのプライベイト情報、クレジット決済用の個人識別情報などを暗号化して登録することもできるものとする。
【0032】
図4は、本発明のSIM用リーダライタに使用するSIMの例を示す図である。図4(A)は10端子の場合、図4(B)は8端子の場合、図4(C)は共通の顔写真側を示している。
ICチップが前述の3種機能を有する場合、図4(A)のように10端子が必要であるが、SIM用リーダライタがUSB変換するためのインターフェース変換ICを有する場合は、接触と非接触の機能のみを有する図4(B)のような8端子のSIMも使用可能である。
SIMの接触端子板22と反対側面には、顔写真加工7やネームプリント8、あるいは番号プリント9を設けることができる。
【0033】
本発明に使用するSIMは、図4のように、基板20に接触端子板22を有し、接触端子板背面にはモジュール化したICチップを搭載している。
SIM2は、さらに基板内に埋設されていて接触端子板22のICチップに接続するアンテナコイル21を有していても良い。SIM用リーダライタがアンテナコイルを有すれば非接触交信できるが、SIM2にもアンテナコイルがあれば、通信能力を拡大できるからである。
【0034】
SIM2は、一般的には長辺L1が、25mm程度、短辺L2が15mm程度に形成されている。厚みは1.0mm以内で、通常は0.76mmの均一な薄板状のものである。SIM2の基板20も一般のSIM用リーダライタと同様にプラスチック材料から構成されている。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明のSIM用リーダライタは、SIM挿抜口前部に、SIMを挿入する際にSIMを一時的に載置するか、あてがうことができる段部を設けているので、SIMの挿入がきわめて容易である。
また、本発明のSIM用リーダライタは、下面に携帯用チェーン類を納められる深さの凹溝や切り欠きを設け、あるいは屈曲したまたは斜行した取り付け穴を形成しているので、SIMを外部機器である非接触交信装置に載置した際にSIM用リーダライタを平面状態で当該非接触交信装置に接触させることができ、外部機器との安定した交信状態を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSIM用リーダライタの例を示す図である。
【図2】本発明のSIM用リーダライタの他の実施形態を示す図である。
【図3】凹溝や切り欠き、屈曲または斜行した取り付け穴を形成した場合の効果を示す図である。
【図4】SIM用リーダライタに使用するSIMの例を示す図である。
【図5】先行出願に係るSIMホルダーを示す図である。
【符号の説明】
1 SIM用リーダライタ、SIMホルダー
2 SIM
3 コネクタ部
4 携帯用チェーン類、鎖紐、ストラップ
5 段部
6m 凹溝
6k 切り欠き
7 顔写真加工
8 ネームプリント
10 ホルダー部
11 アンテナコイル
12 端子板
13 コンタクトピン
14 取り付け穴
15 SIM挿抜口
16 SIM取り出し補助スリット
18 上蓋部
19 下側ケース部
20 基板
21 アンテナコイル
22 接触端子板
23 切り欠き
30 外部機器

Claims (5)

  1. SIMを挿抜可能に装着するSIM用リーダライタであって、ホルダー部の一端側に外部機器用コネクタ部を有し、他端側にSIM挿抜口を有する形態において、SIM挿抜口前部に、SIMを挿入する際にSIMを一時的に載置でき、挿抜口下側面と同一平面を形成する段部を設けたことを特徴とするSIM用リーダライタ。
  2. SIMを挿抜可能に装着するSIM用リーダライタであって、ホルダー部の一端側に外部機器用コネクタ部を有し、他端側にSIM挿抜口と携帯用チェーン類を通す取り付け穴を有する形態において、SIM用リーダライタを平面状態で外部の非接触交信装置に接触させることができるように、リーダライタの底面に当該携帯用チェーン類を納められる幅と深さの凹溝または切り欠きを形成したことを特徴とするSIM用リーダライタ。
  3. SIMを挿抜可能に装着するSIM用リーダライタであって、ホルダー部の一端側に外部機器用コネクタ部を有し、他端側にSIM挿抜口と携帯用チェーン類を通す取り付け穴を有する形態において、SIM用リーダライタを平面状態で外部の非接触交信装置に接触させることができるように、前記取り付け穴をホルダー部表面からホルダー部側面に抜けるような屈曲または斜行した穴としたことを特徴とするSIM用リーダライタ。
  4. ホルダー部の外形平面形状が略矩形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の項に記載のSIM用リーダライタ。
  5. 外部機器用コネクタ部がUSBコネクタ部であってパーソナルコンピュータに接続するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の項に記載のSIM用リーダライタ。
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