JP2004213162A - 携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信simリーダライタ等と携帯電話機用simリーダライタ - Google Patents

携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信simリーダライタ等と携帯電話機用simリーダライタ Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話機及びパーソナルコンピュータ等に接続できる非接触通信SIMリーダライタや携帯電話機用SIMリーダライタ等を提供する。
【解決手段】本発明の非接触通信用SIMリーダライタ10は、SIM2を着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用アンテナコイル112または非接触通信用赤外線通信手段を有するSIM装着部11と、パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部12と、携帯電話機接続用のコネクタ部13と、を有することを特徴とする。
また、SIMリーダライタ10は、操作する者の指紋を読み取る指紋読み取り手段を備えるようにすることもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SIMやUIMを着脱可能に装着し、携帯電話機またはパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と表記する場合もある。)等にコネクタにより接続できる携帯電話機用等アダプタまたはSIMリーダライタに関する。
また、ある場合には、SIMリーダライタ自体が非接触通信用アンテナまたは赤外線通信手段を有し、SIMリーダライタとして機能できる非接触通信装置またはアダプタにも関する。
したがって、本発明の属する技術分野は、このような携帯電話機用SIMリーダライタや非接触通信SIMリーダライタの製造や利用の分野に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、携帯電話機には小型のSIMやUIM、USIMと呼ばれるセキュリティIDモジュールが組み込まれてきている。日本でも最新の携帯電話機には組み込まれて既に実用化されている。
UIM(User Identity Module) は、携帯電話会社が発行する契約者情報を記録した小型のICカードであって、携帯電話機に組み込んで利用者の識別に使用する。これは同様の機能を持つSIM(Subscriber Identity Module)から機能拡張が行われたもので、契約者情報以外に電話帳などのプライベート情報やクレジット決済用の個人識別情報などを暗号化して登録することが可能となっている。SIMをベースにしていることからUSIM(Universal SIM ) と呼ばれることもある。SIMはGSM携帯電話サービスの利用を目的としているが、UIMは、例えば、アメリカのcdma2000携帯電話機に差し込んで国際ローミングサービスを受けるといった使用方法が考えられている。
【0003】
携帯電話機は最も携帯率が高いモバイル製品であり、上記のようにSIMやUIMが挿入できるタイプが存在するが、そのSIMやUIMはプラグインされるため、取り外ししない限り既存の接触およびまたは非接触ICカードの通信インフラでは使用できない。
すなわち、GSMシステムでは、SIMカードを携帯電話機に挿入することで使用可能な状態となり、始めてネットワークへアクセスする(通話可能)ことができるようになっている。携帯電話機は、SIMカードが挿入されたものを移動局(MS;Mobile Station) と、SIMカードが挿入されていないものを移動装置(ME;Mobile Equipment) と定義されるように明確に区別されている。
【0004】
また、普段持ち歩いている携帯電話機がSIMやUIM対応であれば、ICカードであるSIMのバランスリーダー代わりにも使用できるが、その場合は、通常電池等の下にあるSIMやUIMのスロットに差し込まなければならず、その挿入作業は大変煩雑である。
【0005】
そのため、携帯性があるにも係わらず、実際にはバランスリーダー代わりに使用されることがない。そこで、既存の接触およびまたは非接触ICカードの通信インフラで使用でき、携帯電話機を簡単にバランスリーダーとして使用できる装置が必要にる。
【0006】
ICカード用のアダプタに関連する先行技術としては、特許文献1、特許文献2、特許文献3等がある。
特許文献1は、札入れサイズのICカードをICカードリーダ・ライタコネクタを使用して携帯電話機に接続するものである。しかし、当該リーダ・ライタコネクタはSIMサイズのICカードではないため、大型化する問題がある。
特許文献2は、SIMを保持し電池パックを着脱できる携帯端末に関するが、簡易なアダプタとしての機能を有していない。
また、特許文献3は、SIMを装着する移動無線通信装置等について記載していて、SIMが移動無線通信装置において、どのように機能して使用されるかを理解するのに有用である。
【0007】
【特許文献1】特開2002−150229号公報
【特許文献2】特開2002−152354号公報
【特許文献3】特許第3283848号公報
【0008】
一方近年、SIMを内蔵し、かつUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)コネクタ部を有してパーソナルコンピュータに接続できるSIMホルダーが提案されていて(特許文献4、特許文献5)、実用化もされている。
図9は、そのようなSIMホルダーの例を示す図、図10は、他のSIMホルダーの例を示す図である。
図9のSIMホルダー30は、ケーシング31内に、SIM2を着脱可能に装着し、USBコネクタ部32をパーソナルコンピュータ(PC)に接続して使用するものである。SIM2内には、PCにアクセスする者の認証データ等が含まれていて、認証されない者のアクセスを阻止することができる。
図9の場合は、アンテナコイルは無く、非接触通信機能を有していない。
【0009】
図10のSIMホルダー40は、ホルダー自体に非接触通信機能用アンテナコイル43を有している。非接触通信機能用アンテナコイル43の両端部は図示しない端子板を介してSIM2に接続するようにされている。
USBコネクタ部42をパーソナルコンピュータ(PC)に接続して使用できると共に、SIM2内のICチップが非接触通信機能部を有していて、外部電子機器との非接触交信を可能とするものである。
図9も図10の場合も、SIM2はSIMホルダーからその一部分が露出しているが、SIMの全体がホルダー内に収容される形態のものもある。
【0010】
【特許文献4】特願2002−284825号
【特許文献5】特願2002−300072号
【0011】
なお、SIMホルダーは、PCのUSBポートに接続してICカードのデータをPCと交信する機能を有するので、超小型ICカード用リーダライタの働きを行うことになる。従って、以降および特許請求の範囲においては、SIMホルダーに換えて、「SIMリーダライタ」という表現をしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記のいずれの先行技術も、SIM(以下及び特許請求の範囲において、SIMとはUIMやUSIMを包含する小型のICカードを意味するものとする。)をリーダライタに装着した状態でPC以外の携帯電話機等の外部電子機器に直接接続できる形態を提案していない。
すなわち、リーダライタ内からSIMを引き抜いて、電話機に挿入するような煩雑な作業なしに携帯電話機を使用することはできない。
そこで、上記リーダライタに携帯電話機自体が備えるインターフェイスを持たせることで、極めて簡単に携帯電話機とSIMを接続でき携帯電話機を簡単にバランスリーダーとして使用でき、かつUSB用コネクタとしても利用できる、非接触通信SIMリーダライタを完成すべく研究して本発明の完成に至ったものである。
【0013】
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第1は、SIMを着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用アンテナコイルを有するSIM装着部と、パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタ、にある。
【0014】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第2は、SIMを着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用赤外線通信手段を有するSIM装着部と、パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタ、にある。
【0015】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第3は、SIMを着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用アンテナコイルを有するSIM装着部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機用非接触通信SIMリーダライタ、にある。
【0016】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第4は、SIMを着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用赤外線通信手段を有するSIM装着部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機用非接触通信SIMリーダライタ、にある。
【0017】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第5は、SIMを着脱可能に装着し、携帯電話機との間で接触端子板を介して交信できるSIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続すSIM装着部と、パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用SIMリーダライタ、にある。
【0018】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第6は、SIMを着脱可能に装着し、携帯電話機との間で接触端子板を介して交信できるSIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続すSIM装着部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機用SIMリーダライタ、にある。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、既存の接触および非接触ICカードの通信インフラで使用でき、携帯電話機を簡単にバランスリーダーとして使用できる携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタ(以下、「非接触通信SIMリーダライタ」と略して記載する。)に関する。また、携帯電話機とSIMサイズのICカードとの汎用的な通信アダプタとしても使用できる特徴もある。
【0020】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の非接触通信SIMリーダライタ、図2は、同第2実施形態の非接触通信SIMリーダライタ、図3は、第3実施形態の非接触通信SIMリーダライタ、図4は、第4実施形態の非接触通信SIMリーダライタ、を示す図である。
また、図5は、指紋読み取り手段を備えた非接触通信SIMリーダライタを示す図、図6は、指紋センサ装置の例を示す図、図7は、非接触通信SIMリーダライタの他の変形例を示す図、図8は、非接触通信SIMリーダライタに使用するSIMを示す図、である。
【0021】
第1実施形態の非接触通信SIMリーダライタ10は、図1のようにSIM2を着脱自在に収納するSIM装着部11と、USBコネクタ部12、携帯電話機用コネクタ部13とを有している。SIM装着部11は、プラスチック等の材料でケース状に形成されるものであるが、その内部にSIM2の接触端子板とコンタクトを取るための端子板111とアンテナコイル112とを有している。
図1においては、端子板111は背面が図示されていて、SIM2は図示の端子板111の下側に挿入されて、端子板111から突出しているコンタクトピン(不図示)と接触することになる。
アンテナコイル112の両端部は端子板111を介してSIMの非接通信触機能部に接続するようにされている。通常、C4とC8のRFU(Reserved for Future Use) 端子とアンテナコイル112が接続されることが多いが、これに限定されるものではない。
【0022】
図1(A)の非接触通信SIMリーダライタ10は、PC用USBコネクタ部12と携帯電話機用コネクタ部13とが、SIM装着部11の長辺方向を延長するようにその両端部の短辺に取り付けされているが、図1(B)の非接触通信SIMリーダライタ10では、PC用USBコネクタ部12と携帯電話機用コネクタ部13とが、SIM装着部11の短辺方向の両端部の長辺に取り付けされている。後者の場合は、全体として、SIM装着部11とコネクタ部が交差した十字状の形状になる。
【0023】
図1(A)の場合も図1(B)の場合も機能的には同一であるが、図1(A)の場合は、リーダライタに対してSIM2を挿入する場合に、横方向から挿入することになるのに対し、図1(B)の場合は、SIM2を縦(長手)方向にして挿入することになる。
もっとも、いずれの場合も挿入口から差し込んで挿入する形態ではなく、SIM装着部11に覆い蓋を設けて、当該蓋を開いて、SIM2を嵌め込んで装着する形態とすることも自由である。これについてはさらに後述する。
【0024】
第2実施形態の非接触通信SIMリーダライタ20は、図2のように、SIM2を着脱自在に収納するSIM装着部21と、USBコネクタ部22、携帯電話機用コネクタ部23とを有し、SIM装着部21には、SIM2の接触端子板とコンタクトを取るための端子板211と非接触通信用の赤外線通信手段212を有している。
後述するように、赤外線通信手段212は受光素子と発光素子および赤外線通信用I/F、フィルターを有し、端子板211を介してSIMの非接触機能部に接続するようにされている。
【0025】
図2(A)の非接触通信SIMリーダライタ20は、PC用USBコネクタ部22と携帯電話機用コネクタ部23とが、SIM装着部21の長辺方向を延長するようにその両端部の短辺に取り付けされ、図2(B)の非接触通信SIMリーダライタ20では、PC用USBコネクタ部22と携帯電話機用コネクタ部23とが、SIM装着部21の短辺方向の両端部の長辺に取り付けされている。
これらの実施形態はのは、第1実施形態の場合と同様である。
SIM装着部21に覆い蓋を設け、当該蓋を開いて、SIM2を装着する形態とすることができるのも第1実施形態の場合と同様である。
【0026】
非接触通信SIMリーダライタ10,20のUSBコネクタ部12への出力は、SIM接続用のコンタクト端子板111,211から図示しないI/F変換ICを介して出力される。I/F変換ICは、ISO7816のインターフェースをUSBインターフェースに変換するICである。ただし、SIMが備えるICチップが、特公表2002−525720号公報に記載されるようなUSB機能を備えるものである場合は、このI/F変換ICを備える必要はない。
PC用USBコネクタ部12,22には、GND(接地)とVbus、USB(D+)、USB(D−)が接続するようにされる。
USB用コネクタ部12,22は外面金属板のメス型ピンになっている。
【0027】
通常、SIM2へのアクセスおよび制御は携帯電話機側から行われるので、携帯電話機に接続するために、特に非接触通信SIMリーダライタ10,20が電気的特性を備える必要はない。携帯電話機用コネクタ13,23のピンは最低5ピン必要であり、8ピンでもそれ以上でもよい。5ピンの場合の端子は、GND(接地)、Vcc(回路電圧)、CLK(クロック信号)、RST(リセット信号)、I/O(データ入出力)となる。
携帯電話機用コネクタ部13,23もUSB用コネクタ部12,22と同様な形態にできるが、図示のものに限らず、オス型ピン状のものであっても良い。
【0028】
非接触通信SIMリーダライタ10,20は、PCに接続している場合に、同時に携帯電話機に接続して動作することはできないので、一方に接続した場合には、他方の接続が自動的に遮断されるようなモード切り換えスイッチを備えている必要がある。このような切り換えスイッチはコネクタ部と連動するものを使用することができる。
SIMリーダライタ10,20の駆動電源は携帯電話機またはPCから得られるが、電池を内蔵していても良い。
【0029】
前記のように、本発明の第2実施形態である非接触通信SIMリーダライタ20は、アンテナコイルに代えて、赤外線通信手段212を備えている。
赤外線通信手段212は、赤外線発光部と受光部、およびフィルタ等から成り、これと同様の構成で受発光部を備える外部電子機器との間でデータ送受信ができるようにされている。
SIM2の電子情報は、信号処理回路によって読み出され、その処理された信号は赤外線通信手段の発光部によって光電変換されて、外部電子機器に送信される。他方、外部電子機器からの信号は、受光部が受光して光電変換し、信号処理回路を経て、SIM2の非接触通信機能部に供給される。
フィルタは赤外線以外の可視光線等を遮断するものである。
【0030】
第3実施形態の非接触通信SIMリーダライタ15は、図3のように、USBコネクタ部を備えず、携帯電話機用コネクタ部13のみを備える。端子板111とアンテナコイル112を有し、外部機器と非接触交信できるのは、第1実施形態の場合と同様である。
このような構成により非接触通信SIMリーダライタ15を携帯電話機のコネクタ部に差し込みするだけで、SIMの機能を果たし、SIMを携帯電話機の内部に組み込みする煩わしさから免れることができる。
【0031】
第4実施形態の非接触通信SIMリーダライタ25は、図4のように、USBコネクタ部を備えず、携帯電話機用コネクタ部23のみを備える。端子板211と赤外線通信手段212を有し、外部機器と非接触交信できるのは、第2実施形態の場合と同様である。
このような構成により非接触通信SIMリーダライタ25を携帯電話機のコネクタ部に差し込みするだけで、SIMの機能を果たし、SIMを携帯電話機の内部に組み込みする煩わしさから免れることができる。
【0032】
携帯電話機用SIMリーダライタは、非接触通信機能部を備えない場合であっても良い。請求項9記載の発明では非接触通信機能を備えず、SIM装着部とパーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と携帯電話機用コネクタ部を備えることを要件としている。このような構成であれば、SIMリーダライタを携帯電話機のコネクタ部に差し込みするだけで、SIMの機能を果たし、SIMを携帯電話機の内部に組み込みする煩わしさから免れることができる。また、PCに接続した場合に、本人認証をすることができる。
請求項10記載の発明では非接触通信機能を備えず、SIM装着部と携帯電話機用コネクタ部のみを備えることを要件としている。このような構成であっても、SIMリーダライタを携帯電話機のコネクタ部に差し込みするだけで、SIMの機能を果たし、SIMを携帯電話機の内部に組み込みする煩わしさから免れることができる。
【0033】
本発明の非接触通信SIMリーダライタは、図5のように、操作者の指紋を読み取る指紋読み取り手段113を備えることが好ましい。当該リーダライタを扱う特定の者の指紋情報(バイオメトリックデータ)をSIM2または非接触通信SIMリーダライタ10,20に記憶させ、指紋読み取り手段により読み取ったデータがSIMまたは非接触通信SIMリーダライタによって認証されない限り、非接触通信SIMリーダライタが動作しないようにするためである。
したがって、指紋の読み取りは少なくとも、非接触通信SIMリーダライタの操作開始時にされることが必要であり、任意の時間間隔で読み取りがされ、逐次認証データが取得されることがさらに好ましい。
【0034】
指紋読み取り手段113には、CCD光学式センサや電気的センサを使用するものがある。CCD光学式センサの場合は、小型化することが難しく、非接触通信SIMリーダライタのような装置には採用が困難である。
指紋による凹凸を電気信号として検出するセンサとして、指紋による凹凸を電気信号に変換するセンサ回路を多数敷きつめ、指を接触させることにより指紋を読み取るものがある。
図6は、そのような指紋センサ装置の例を示す平面図である。指紋センサ装置113sは、大きさ数μmのセンサ回路を縦横にマトリックス状に配列したもので、指の接触面の静電容量を測定し、指紋の凹凸を検出することができる。
図示のものは概念的な回路図であって、実際のものは縦横に、それぞれ数千の単位で回路が配列している。この回路をマトリックス走査することにより指紋情報が得られる。
指紋センサ装置は、特開2000-242771 号公報にも記載されるように、集積回路化されたものが開発されている。
【0035】
次に、検出された指紋データからパラメータを演算する。パラメータとは指紋の特徴部分やリレーションであり、例えば、指紋の線の切れている部分(端点)とか分岐点、あるいは指紋の線の曲率、特徴点と特徴点を結ぶ線を横切る隆線の数をリレーションとしてとらえることである。
このようにして得られたパラメータを、SIM2または非接触通信SIMリーダライタ10,20の指紋メモリに登録されている指紋情報と照合して、非接触SIMリーダライタを操作する者が資格のある者か否かの検証を行う。
パラメータの演算や照合回路もSIM2や非接触通信SIMリーダライタ10,20,15,25に備えることができるが、SIMリーダライタの場合は、認証データが外部装置により検知される危険性があるので、SIM内で照合するようにするのが安全である。
指紋メモリは、人間の手指10本程度の指紋の登録は容易に行うことができ、複数人の登録も可能である。市販品によっても短時間に照合結果が得られるようになってきている。
【0036】
図7は、非接触通信SIMリーダライタの他の変形例を示す図である。
第1実施形態ないし第4実施形態等にも採用できる形態である。この例では、SIM2をSIM装着部11の凹部内に嵌め込むようにして装着した後、覆い蓋6を被せて固定する。覆い蓋6には、ストラップやチェーン類を通す取り付け穴6hが設けられていて、これにストラップやチェーン等を通して、首に下げたり、鞄に付けたりすることができる。
このような取り付け穴6hは、図7図示のものに限らず、図1、図2、図3、図4の各図に図示の非接触通信SIMリーダライタ10,20,15,25に取り付け得ること、覆い蓋6に限らずSIM装着部11自体に取り付け得ること、は自明のことである。
【0037】
非接触通信SIMリーダライタの製造は、USBコネクタ部や携帯電話機用コネクタ部を組み込み一体成型したプラスチック樹脂成型体に、端子板111,211を取り付け上蓋部を固定するような方法で製造できる。
アンテナコイル112は端子板111の周囲や成型体の内周面に形成される。赤外線通信手段212や指紋読み取り手段113は、上蓋部に組み込みするものである。
【0038】
次に、非接触SIMリーダライタに使用するSIMについて説明する。
本発明に使用するSIM(IDモジュール)2は、本来の契約者情報やクレジット決済用の個人識別情報などの他に、プリペイドカード機能や交通機関用途等を兼ねる場合には、それらの識別コードや前払い金額、有効期間や区間等の情報を別途に備えることができるが、それに限定されるものではない。
あるいは、携帯電話機用途のSIMと兼用する場合には、前記のように、契約者情報や電話帳などのプライベート情報、クレジット決済用の個人識別情報などを暗号化して登録することもできるものとする。
【0039】
本発明に使用するSIMは、図8のように、基板2bに接触端子板4を有し、接触端子板4の背面にはモジュール化したICチップ1を搭載している。
ICチップ1は、非接触通信をする場合は接触と非接触の両用機能を有するものであり、さらにUSB機能を備えるものであっても良い。
SIM2は、さらに基板内に埋設されていて接触端子板4のICチップに接続するアンテナコイル5を有していても良い。非接触通信SIMリーダライタ10の場合は、アンテナコイルを有するのが必須であるが、SIM2にもアンテナコイルがあれば、通信能力が拡大できるからである。
【0040】
SIM2は、一般的には長辺が、25mm程度、短辺が15mm程度に形成されている。厚みは1.0mm以内で、通常は0.76mmの均一な薄板状のものである。矩形状SIMの一端隅角部に切り欠き2kを有するのは、SIMを非接触通信SIMリーダライタに装着する際に、逆面を挿入しないようにするためのものである。
SIM2の基板2bも一般のICカードと同様にプラスチック材料から構成されている。
【0041】
以上のように、本発明の非接触通信SIMリーダライタ、携帯電話機用SIMリーダライタ等について説明したが、本発明品は、携帯電話機とPCの組合せに限定されず利用できることは、当業者に自明のことであり、パーソナルコンピュータと同様な機能を備える装置、例えば、携帯電話機とPOSレジスタ、携帯電話機とデジタルカメラ等との関係においても適用できるものであることは明らかである。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明の携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタは、アンテナまたは赤外線通信手段による非接触通信機能を有するので、外部電子機器と非接触で交信でき、SIMのデータを送信し、また、SIMへのデータを受信することができる。
また、携帯電話機を通信端末として、PCを経由することなく、非接触通信SIMリーダライタ内のSIMと通信回線経由でオンライン認証を行ったり、SIM内のデータの更新などを行うことも可能となる。
【0043】
また、本発明の携帯電話機用非接触通信SIMリーダライタは、アンテナまたは赤外線通信手段による非接触通信機能を有するので、携帯電話機と交信でき、SIMのデータを非接触で外部機器に送受信することができる。さらに、SIMを携帯電話機に組み込みする煩わしい動作を必要としないで、SIMを利用できる利点がある。
本発明の携帯電話機用SIMリーダライタ等は、SIMを携帯電話機に組み込みする煩わしい動作を必要としないで、SIMを利用できる利点がある。
さらに、いずれの発明もSIMの持つ耐タンパ機能や暗号機能を利用することで、携帯電話機あるいはPC、あるいはPOSレジスタ等とのセキュリティーを保ったデータ交換を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の非接触通信SIMリーダライタを示す図である。
【図2】第2実施形態の非接触通信SIMリーダライタを示す図である。
【図3】第3実施形態の非接触通信SIMリーダライタを示す図である。
【図4】第4実施形態の非接触通信SIMリーダライタを示す図である。
【図5】指紋読み取り手段を備えた非接触通信SIMリーダライタを示す図である。
【図6】指紋センサ装置の例を示す平面図である。
【図7】非接触通信SIMリーダライタの他の変形例を示す図である。
【図8】非接触通信SIMリーダライタに使用するSIMを示す図であ る。
【図9】SIMホルダーの例を示す図である。
【図10】他のSIMホルダーの例を示す図である。
【符号の説明】
1 ICチップ
2 SIM
4 接触端子板
5 アンテナコイル
6 覆い蓋
10,15,20,25 非接触通信SIMリーダライタ
11,21 SIM装着部
12,22 USBコネクタ部
13,23 携帯電話機用コネクタ部
30,40 SIMホルダー
31,41 ケーシング
32,42 USBコネクタ部
43 アンテナコイル
111,211 端子板
112 アンテナコイル
212 赤外線通信手段
113 指紋読み取り手段

Claims (12)

  1. SIMを着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用アンテナコイルを有するSIM装着部と、パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタ。
  2. SIMを着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用赤外線通信手段を有するSIM装着部と、パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタ。
  3. SIMを着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用アンテナコイルを有するSIM装着部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機用非接触通信SIMリーダライタ。
  4. SIMを着脱可能に装着し、SIMへのデータを非接触で受信し、またSIMのデータを非接触で送信できる非接触通信用SIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続する非接触通信用赤外線通信手段を有するSIM装着部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機用非接触通信SIMリーダライタ。
  5. 操作者の指紋を読み取る指紋読み取り手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタ。
  6. パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と携帯電話機用コネクタ部が、SIM装着部の長辺方向の両端部に位置することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタ。
  7. パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と携帯電話機用コネクタ部が、SIM装着部の短辺方向の両端部に位置することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用非接触通信SIMリーダライタ。
  8. 操作者の指紋を読み取る指紋読み取り手段を備えることを特徴とする請求項3または請求項4記載の携帯電話機用非接触通信SIMリーダライタ。
  9. SIMを着脱可能に装着し、携帯電話機との間で接触端子板を介して交信できるSIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続すSIM装着部と、パーソナルコンピュータ用USBコネクタ部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用SIMリーダライタ。
  10. SIMを着脱可能に装着し、携帯電話機との間で接触端子板を介して交信できるSIMリーダライタであって、SIMの接触端子板と接続すSIM装着部と、携帯電話機用コネクタ部と、を有することを特徴とする携帯電話機用SIMリーダライタ。
  11. 操作者の指紋を読み取る指紋読み取り手段を備えることを特徴とする請求項9記載の携帯電話機及びパーソナルコンピュータ用SIMリーダライタ。
  12. 操作者の指紋を読み取る指紋読み取り手段を備えることを特徴とする請求項10記載の携帯電話機用SIMリーダライタ。
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