JP2006227678A - 2ウェイicカード用リーダライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 接触・非接触両用インターフェースを備えるSIMを装着でき、非接触ICカードとしての機能とICカード用リーダライタとしての機能を備える2ウェイICカード用リーダライタを提供する。
【解決手段】 本発明の2ウェイICカード用リーダライタ1は、USBコネクタ50を有し、接触と非接触インターフェースとを備えるSIM2を着脱可能に装着するICカード用リーダライタであって、当該リーダライタは、さらに、(1)非接触用小型リーダ/ライタ・モジュール20と、(2)制御用ICチップ3と、(3)非接触交信のためのアンテナコイル11と、必要により(4)液晶ディスプレイ4とを有し、スイッチ40の切り替え操作により、ICカードとしての機能と非接触ICカード用リーダライタとしての機能と、双方の機能を互換して用いられることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、USB用コネクタを有し、接触と非接触の両用インターフェースを備えるSIM(小型ICカード)を着脱可能に装着すると共に、非接触用小型リーダ/ライタ・モジュールを備えるため、非接触ICカードとしての機能と、非接触ICカード用のリーダ/ライタとしての機能と、を有する2ウェイICカード用リーダライタに関する。
このようなICカード用リーダライタは、第1にパーソナルコンピュータ(PC)等のアクセス権限認証用途に使用でき、第2に施設、交通機関等の非接触ゲート管理や非接触ショッピング等の決済取引に適用でき、第3に非接触用小型リーダ/ライタ・モジュールにより非接触ICカードや非接触ICタグの情報を読み取りすることができる。
また、さらに、液晶ディスプレイを備える場合は各種情報を表示させることができるので、そのような情報表示が求められる媒体、例えば、各種取引の記録表示のために、定期券や乗車券等の交通機関用途に、各種施設入場券等に好適に用いられるものである。
近年、ISO7816−2、ISO7816−3で規定する接触と、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)接触とのデュアルインターフェースのICカードが開発されている(特許文献1)。USBインターフェースを持つICカードは、パソコンなどのUSB対応機器との接続を容易にし、社員証カードなどでネットワークアクセス用IDカードとして注目されはじめている。
一方、e−Tokenと呼ばれるICチップを内蔵したネットワークアクセス用IDモジュールが使用されている。USB接触インターフェースを持ち、パソコンのUSBポートに差し込みプラグアンドプレイ、すなわち煩わしい操作を必要とせずに、ネットワークセキュリティを確保したシステムに使用されている。ドングルと呼ばれることもあり、携帯電話のストラップやキーホルダーとともに持ち歩ける利便性がある。
他方、携帯電話には小型のSIMやUIM、USIMカードと呼ばれるセキュリティIDモジュールが組み込まれてきている。日本でも最新の携帯電話には組み込まれて既に実用化されている。
UIM(User Identity Module)は、携帯電話会社が発行する契約者情報を記録した小型のICカードであって、携帯電話機に組み込んで利用者の識別に使用する。
これは同様の機能を持つSIM(Subscriber Identity Module)から機能拡張が行われたもので、契約者情報以外に電話帳などのプライベート情報やクレジット決済用の個人識別情報などを暗号化して登録することが可能となっている。 SIMをベースにしていることからUSIM(Universal SIM)と呼ばれることもある。SIMはGSM携帯電話サービスの利用を目的とするが、UIMは、例えば、アメリカのcdma2000携帯電話機に差し込んで国際ローミングサービスを受けるといった使用方法が考えられている。
いずれにしても、このようなSIMまたはUIMは既存技術が有るので製造や発行処理が容易である。
前述のキーホルダー型IDモジュールや特許文献1の携帯物品は、非接触通信機能を持たないので、改札ゲートやドアゲートを非接触で開閉する等の用途に兼用できないという使い勝手の悪さがある。
そこで、本願出願人は、先に、ISO7816で規定される接触と、ISO14443非接触のインターフェースを備えるUSBコネクタ付きSIMホルダーについて、特許文献2において提案している。また、ISO7816で規定される接触と、ISO14443非接触、USB接触の3種のインターフェースを備えるICモジュール、SIMホルダー、SIM等について、特許文献3において提案している。さらに、接触と非接触インターフェースを備えるSIMを着脱可能に装着し、かつ液晶ディスプレイを備えるSIMリーダライタや携帯機器について、特許文献4、特許文献5において提案している。
特表2002−525720号公報 特開2004−118771号公報 特開2004−133843号公報 特開2004−264916号公報 特願2004−026216号
上記、特許文献3や特許文献4のSIMホルダー、あるいはSIMリーダライタは液晶ディスプレイを備えるので接触端子を備えるSIMの情報を表示させることはできる。
しかし、札入れサイズ(ID−1型)の非接触ICカードを装着できないので、ICチップが保持する情報内容を直接表示はできない。携帯機器が非接触用リーダ/ライタ・モジュールを備えれば、PC等がない屋外においても、自分が保有する札入れサイズ非接触ICカードの情報を読み取りできて便利である。
また、近年、非接触ICタグが街中や生活の場で多用されるようになり、そのICタグが保持する情報内容を読み取りし簡単に表示して知りたい場合が多くなってきている。
上記の特許文献4は、「SIMリーダライタ」と表記されていても、実際は外部機器によって、自己が保持するSIMの情報内容を読み取りされ、書き込みされる機能であって、相対する相手側の非接触ICカードや非接触ICタグの情報を読み取りしたり書き込みする機能は備えていない。すなわち、小型ICカードである「SIM」は面積が小さく有効なアンテナを形成できないので、「SIMリーダライタ」側にアンテナを持たせ全体として非接触ICカードの機能を持たせ、さらに液晶表示等の拡張機能を保有させたものに過ぎない。
そこで近年、小サイズモジュール化してきた非接触ICカード用小型リーダ/ライタ・モジュールを携帯機器に搭載することで、非接触ICカードとしての機能と非接触ICカードリーダ/ライタとしての機能を一体に具備させることを研究して本発明の完成に至ったものである。
上記課題を解決する本発明の要旨の第1は、USB用コネクタを有し、接触と非接触インターフェースとを備えるSIMを着脱可能に装着するICカード用リーダライタであって、当該リーダライタは、さらに、(1)非接触用小型リーダ/ライタ・モジュールと、(2)制御用ICチップと、(3)非接触交信のためのアンテナコイルと、(4)液晶ディスプレイと、を有し、スイッチの切り替え操作により、非接触ICカードとしての機能と非接触ICカード用リーダライタとしての機能と、双方の機能を互換して用いられることを特徴とする2ウェイICカード用リーダライタ、にある。
上記課題を解決する本発明の要旨の第2は、USB用コネクタを有し、接触と非接触インターフェースとを備えるSIMを着脱可能に装着するICカード用リーダライタであって、当該リーダライタは、さらに、(1)非接触用小型リーダ/ライタ・モジュールと、(2)制御用ICチップと、(3)非接触交信のためのアンテナコイルと、を有し、スイッチの切り替え操作により、非接触ICカードとしての機能と非接触ICカード用リーダライタとしての機能と、双方の機能を互換して用いられることを特徴とする2ウェイICカード用リーダライタ、にある。
(1)本発明の2ウェイICカード用リーダライタ(以下、「2Wayリーダライタ」とも略記する。)は、USBインターフェースとしてPC等のアクセス権限認証に使用できるほか、ISO/IEC14443またはISO/IEC15693非接触通信機能を備えるので、電子チケット、電子マネー決済等の各種非接触取引用途に使用できる。
(2)本発明の2Wayリーダライタ(請求項1)は、札入れサイズの非接触ICカードの情報内容、あるいは非接触ICタグの情報内容を読み取りして、その内容を直ちに液晶ディスプレイに表示させることができる。
(3)本発明の2Wayリーダライタ(請求項1)は、SIMのメモリに保持する情報内容を液晶ディスプレイに表示することができるので、情報内容をパーソナルコンピュータや専用端末のディスプレイで確認したりプリンタに出力して確認するような手間を省略できる。
(4)本発明の2Wayリーダライタは、PC等から電子バリューを転送することができ、当該電子バリューをアンテナを使って、非接触方式で利用できる。
(5)本発明の2Wayリーダライタ(請求項2)は、札入れサイズの非接触ICカードの情報内容、あるいは非接触ICタグの情報内容を読み取りして、その内容をPC等のディスプレイに表示させることができる。
(6)本発明の2Wayリーダライタ(請求項2)は、SIMのメモリに保持する情報内容をPC等のディスプレイに表示させることができる。
本発明の2Wayリーダライタについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の2Wayリーダライタの概念を説明する図、図2は、2Wayリーダライタの非接触ICカード機能を行う部分を示すブロック図、図3は、2Wayリーダライタの非接触用小型リーダ/ライタ・モジュール部を示すブロック図、図4は、2Wayリーダライタの外形の例を示す図、図5は、2Wayリーダライタの断面図、である。
図1のように、本発明の2Wayリーダライタ1は、全体として非接触ICカードの機能を行う部分(以下、「非接触ICカード機能部」と表現する。)10と非接触用小型リーダ/ライタ・モジュール部20とが、1つのUSBコネクタ50に対して、スイッチ40により切り替え可能に接続した構成になっている。
非接触ICカード機能部10は、接触・非接触両用型SIM2を着脱可能に装着する構造を有し、アンテナコイル11を有している。さらに、制御用ICチップ3と液晶ディスプレイ4を有し、視覚的な情報表示が可能である(請求項1の場合)。液晶ディスプレイを持たない場合(請求項2の場合)であっても、PC等に接続して表示が可能である。
非接触ICカード機能部10は、電子チケット、電子マネー決済、定期券等の各種非接触取引用途に使用でき、USBコネクタ50によりPC等に接続した場合はアクセス権限認証用途に使用できる。
非接触用小型リーダ/ライタ・モジュール部20は、他の非接触ICカードや非接触ICタグの読み取り用途として使用でき、PC等に接続すれば当該他の非接触ICカード等に対してデータの書き込みをすることもできる。
非接触用小型リーダ/ライタ・モジュール部20は、回路部20kとループ状等のアンテナ22とからなる。リーダ/ライタ・モジュール部20は非接触ICカード機能部10の液晶ディスプレイ4を使用することができる。ただし、非接触ICカード機能部10の制御用ICチップ3はISO7816ドライバを用いるので、適宜なインターフェース変換回路30を介して接続することが必要となる。
2Wayリーダライタの非接触ICカード機能部は、図2のブロック構成となる。
図2のように、非接触ICカード機能部10は、SIM2を装着した状態でSIM2が保持する各種アプリケーションを実行できる。アプリケーションには電子マネー201、電子チケット202等を搭載できる。制御用ICチップ3は、CPUとメモリを有すると共に、ISO7816ドライバ31と液晶ディスプレイ4を駆動する液晶ドライバ32を有している。ただし、これらの全てが一体にICチップ化されているもには限らない。
SIM2の信号は、リーダライタ(R/W)端子板12とリレー8を介して制御用ICチップ3に送信され、USBコネクタ50からの信号は、USB/ISO7816変換IC5とリレー8を介して制御用ICチップ3に送信される。
リーダライタ(R/W)端子板12は、SIM2が備える接触端子板の8個の端子と接続する構造を有している。接触端子板はISOで規定するC1〜C8の8端子からなるものである。この場合、予備端子となっているC4端子とC8端子が、2Wayリーダライタ1のケーシング内のアンテナコイル11に接続するようにされている。アンテナコイル11は、ISO/IEC14443TypeA,BまたはISO/IEC15693に準拠した非接触通信を行うためのものである。
2Wayリーダライタ1は、液晶ディスプレイ4や制御用ICチップ3等の駆動電源としてバッテリ(二次電池)7を備えることが好ましい。バッテリ7には薄型のリチウムイオン電池を好ましく使用できる。充電部は図示してないがバッテリ7は当然に充電可能とする。USBバスパワーにより充電されるものであってもよい。スイッチボタン41は電源のオン−オフ、スイッチボタン42は、表示選択や動作決定のために用いられる。
2Wayリーダライタ1は、USBコネクタ50がパーソナルコンピュータ(PC)のUSBポートに挿入されている場合は、バッテリ7は接続されないようになっている。
したがって、この場合は、スイッチボタン41をオンしても制御用ICチップ3のCPUは動作せず液晶ディスプレイ4も表示されない。液晶ディスプレイ4は、PCに接続していない場合であって、スイッチボタン41をオンした場合にのみ表示される。
電源ボタンオン時には、リレー8はCPUとリーダライタ端子板12を接続する。USBコネクタ50がUSBポートに挿入されているUSB駆動時は、リレー8は制御用ICチップ3のCPUとUSBポートを接続する。
また、アンテナコイル11によりISO14443またはISO15693通信中に電源ボタンがオフされたり、USBコネクタがUSBポートに挿入された場合には、ハードウェアリセットがかかり、SIMはATR(Answer To Reset)を返す。すなわち、非接触通信は強制的に中断されるようになっている。
2Wayリーダライタ1の非接触用小型リーダ/ライタ・モジュール部(以下、「リーダ/ライタ・モジュール」とも略記する。)20は各種の構成からなるが、例えば、図3のようなブロック構成にできる。リーダ/ライタ・モジュール部20は、RF回路21とループ状等のアンテナ22、通信制御回路23、外部インタフェース回路24、PLL25、メモリ26を有し、必要により暗号処理回路27をさらに有する。電源部28は各回路に電力を供給するが、バッテリ7と共用するものであってよい。
RF回路21は、受信した電波を復調する復調部や増幅部、送信する電波を変調する変調部等からなる。外部インターフェース回路24は、RS232C/RS422やUSB規格により入力される信号をリーダ/ライタ・モジュールに適合するように変換を行う部分である。通信制御回路23は受送信の切り替えや通信速度の制御をするようにされている。PLL(フェイズ・ロックド・ループ)25は入力信号や基準周波数と、出力信号の周波数を一致させる電子回路のことで、正確に同期した周波数の信号を発信する役割を行う。暗号処理回路27は所定の暗号プロトコルに従い、通信文を暗号化する回路であるが、暗号文を使用しない場合は特に必要はない。
リーダ/ライタ・モジュール20は回路部分に対し、平面状アンテナ部分が分離しているものと一体型のものがある。アンテナは平面な基板に形成されていて、基板内にはループ状等のアンテナパターンが形成されているが、その形状は機種によって種々である。
近年、リーダ/ライタ・モジュールが小型化し、平面サイズが、43mm×43mm、40mm×44mm、40mm×20mm等のサイズになっている。厚みは、10mm〜14mm程度である。神鋼電機株式会社の最新のリーダ/ライタ用モジュールは、7.0×7.0mm(容積0.12cc)の形状とされている。いずれも携帯機器に装着可能なサイズである。
非接触ICカードも非接触ICタグも、通信周波数は13.56MHzのものが現在多く用いられているが、2.4GHz帯のものもある。外国での使用周波数との相違や将来的な周波数割り当て変更も考えられ確定的なものとは限らない。
ISO/IEC14443TypeAは近接型非接触ICカードであるが、ISO/IEC15693は近傍型非接触ICカードであり近接型よりも通信距離が長くなる。
リーダ/ライタ・モジュールはISO/IEC15693に準拠したものも多くなってきている。ホスト間入出力インターフェースは、RS−232CやCMOSインターフェース、USB1.1等のものが多い。リーダ/ライタ・モジュール20により書き込みする場合は、データをPC等の外部機器より取得する必要があるので、2Wayリーダライタは、単独で非接触ICカードに対する書き込みを目的とするものではない。
2Wayリーダライタ1は、電源をオンすると通信距離範囲内にあるICカード2に対して、コマンドを定期的に送出する。ICカード2は、2Wayリーダライタ1からのコマンドをキャッチするとレスポンスを送信する。これにより、ICカード2と2Wayリーダライタ1間でトランザクションが開始される。その後、2Wayリーダライタ1は必要に応じて相互認証のコマンドや情報のリード/ライトなどを行うコマンドを送信し、ICカードは受信したコマンドにより処理を行う。
2Wayリーダライタ1は、ICカード2から読み取りしたデータをメモリに蓄積し、スイッチボタンからの指示によりデータ内容を液晶ディスプレイに表示する。
図4は、2Wayリーダライタ1の外形の例を示す図である。
2Wayリーダライタ1はどのような外形であっても構わないが、表面に液晶ディスプレイ4を有し、左端部にUSBコネクタ50、右端部にSIM2の挿入口15を設けることができる。USBコネクタ50の挿入方向とSIM2の挿入方向が反対側にあるのが部材の構成上、好ましいと考えられる。USBコネクタ50は凸状に突出するものにかぎらず、USBケーブルを受け入れる凹状のものであってもよい。また、USBコネクタ50部分にスイッチ40を有し、液晶ディスプレイ4と挿入口15の間にスイッチボタン41,42を設けるようにできる。電源投入確認のためのLED表示14を設けてもよい。
全体の大きさを、幅35〜40mm、長さ60〜70mm、厚み15〜20mmにできれば、携帯し易い外形となる。
液晶ディスプレイ4は、SIM2のICチップが保持する情報をスイッチボタン42の操作により順次表示するようにされている。
表示内容は、SIM2の搭載するアプリケーションソフトによって異なるが、例えば、電子マネー201の場合は残高、支払い明細等であり、電子チケット202の場合は、利用日付けや会場、開演時間、指定座席等の表示であり、定期券用途の場合は、通用区間や通用期間、使用者名等の表示となる。このようにSIM2は複数アプリケーションを搭載できることが好ましい。
液晶ディスプレイ4は、モノクロであってもよく、ドットマトリクスタイプの反射型カラー液晶表示も採用でき図形表示も可能である。液晶ディスプレイ4の厚みは、1.0mm〜1.5mm程度となる。表示面積は、幅20〜30mmから長さ50〜60mm程度のものにできる。なお、液晶ディスプレイに限らず、有機ELや電子ペーパーなど、薄型で消費電力の少ない表示装置を代替して利用することができる。
2Wayリーダライタ1の液晶ディスプレイ4の背面には、電源充電のための機構部等を設けることができる。下側ケース部19内には、アンテナコイル11やリーダ/ライタ・モジュール20を設置する。外部機器または非接触ICカードと交信する場合は、下面側を接触させるのが好ましいからである。下側ケース部19の一部を透明窓等として、SIM2の顔写真やネームプリントを視認できるよにうしてもよい。
多くの場合、このような携帯機器は、上蓋部18と下側ケース部19とを分割して成型し、配線基板等を組み込んだ後に組み合わせて一体にすることが多い。したがって、上蓋部18と下側ケース部19を開閉式または分解可能型とし、バッテリ7や他の部品の交換を容易にするのが好ましい。
図5は、2Wayリーダライタの断面図である。図4のA−A線断面に相当するが、SIM2が装着されている状態を示している。SIM2と液晶ディスプレイ4との間には、リーダライタ端子板12があって、端子板12から突出する8個のコンタクトピン(不図示)によりSIM2の接触端子板2tとの接触が確保される。
リーダライタ端子板12は配線基板を兼ねるようにしても良い。アンテナコイル11は、下側ケース部19の内面等に配線され、その末端はリーダライタ端子板12のC4とC8端子に接続するようにされている。ICモジュールのC4とC8端子はRFU(Reserved for Future Use)にされているが、当該端子を利用してICチップの非接触通信機能部に接続するものである。
アンテナコイル11のループ内部に小型リーダ/ライタ・モジュール20を納めるようにできる。
前記の図2において、USBコネクタ50への配線は省略されているが、SIM2からは、C5(GND)、C1(Vcc)、C2(RST)、C7(I/O)が、USB/ISO7816変換IC5に導かれることになる。
前述した特許文献1には、USB機能を有するICチップが記載され、USB(D+)がC4端子を、USB(D−)がC8端子を利用する例が記載されているが、本発明の2Wayリーダライタ1は、USB/ISO7816変換IC5を使用するので、従来機能のデュアルICモジュールを使用できる。
また、アンテナコイル11の端子には、C4とC8端子を利用するので、8端子以上の特設端子板を有する端子をSIM2やリーダライタに使用しない利点がある。
2ウェイICカード用リーダライタ1に使用するSIM2は、接触と非接触インターフェースを備えるSIMである。接触とは、ISO7816−2、ISO7816−3で規定する接触であり、非接触とは、ISO14443またはISO15693で規定する非接触を意味する。したがって、SIM2には、接触と非接触のデュアルインターフェースICモジュールが装着される。
SIM2の外形は、図4に図示されるが、長辺25mm、短辺15mm、厚み0.76mmの薄板状のものである。1の角部に切り欠き2kを有するのは、携帯電話機等に装着した場合の位置合わせの整合のためである。
SIM2の表面には接触端子板2tを有するが、裏面には利用者の顔写真や氏名の表示、番号プリント等をすることができる。
本発明の2ウェイICカード用リーダライタの使用方法について説明する。
本発明の2Wayリーダライタは、USBインターフェースとしてPC等のアクセス権限認証に使用できるほか、ISO/IEC14443またはISO/IEC15693非接触通信機能を備えるので、電子チケット、電子マネー決済等の各種非接触取引用途に使用できる。すなわち、本発明の2Wayリーダライタは、PC等から電子バリューを転送することができ、当該電子バリューをアンテナを使って、非接触方式で利用できる。
前記のように、PCに接続している際は、非接触通信機能は遮断されるが、非接続時には、非接触インターフェースを使いコンビニやレストランでの支払いや交通機関の改札や施設の入退室管理に利用することができる。
一方、PCに直接接続でき、周辺機器として別途のリーダライタを必要としないで非接触ICカードに対して、リードライトできる利点がある。
また、液晶ディスプレイ4を有する場合は、札入れサイズの非接触ICカードの情報内容、あるいは非接触ICタグの情報内容を読み取りして、その内容を直ちに液晶ディスプレイに表示させることができ、SIM2のメモリに保持する情報内容を液晶ディスプレイに表示することもできる。
液晶ディスプレイを有しない場合であっても、札入れサイズの非接触ICカードの情報内容、あるいは非接触ICタグの情報内容を読み取りして、その内容をPC等のディスプレイに表示させることができ、SIMのメモリに保持する情報内容をPC等のディスプレイに表示させることができる。
以上のように、本発明の2Wayリーダライタについて説明したが、本発明品のアクセス権限認証としての使用は、PCとの組合せに限定されず、パーソナルコンピュータと同様な機能を備える装置、例えば、POSレジスタ、あるいはデジタルカメラ等との関係においても適用できるものであることは、当業者には自明のことである。
本発明の2Wayリーダライタの概念を説明する図である。 2Wayリーダライタの非接触ICカード機能を行う部分を示すブロック図である。 2Wayリーダライタの非接触用小型リーダ/ライタ・モジュール部を示すブロック図である。 2Wayリーダライタの外形の例を示す図である。 2Wayリーダライタの断面図である。
符号の説明
1 2ウェイICカード用リーダライタ、2Wayリーダライタ
2 SIM
2t 接触端子板
3 制御用ICチップ
4 液晶ディスプレイ
5 USB/ISO7816変換IC
7 バッテリ(二次電池)
8 リレー
10 非接触ICカード機能部
11 アンテナコイル
12 リーダライタ(R/W)端子板
14 LED表示
15 挿入口
18 上蓋部
19 下側ケース部
20 非接触用小型リーダ/ライタ・モジュール部、リーダ/ライタ・モジュール
21 RF回路
22 アンテナ
23 通信制御回路
24 外部インタフェース回路
25 PLL
26 メモリ
27 暗号処理回路
28 電源部
30 インターフェース変換回路
31 ISO7816ドライバ
32 液晶ドライバ
40 スイッチ
41,42 スイッチボタン
50 USBコネクタ

Claims (3)

  1. USB用コネクタを有し、接触と非接触インターフェースとを備えるSIMを着脱可能に装着するICカード用リーダライタであって、当該リーダライタは、さらに、(1)非接触用小型リーダ/ライタ・モジュールと、(2)制御用ICチップと、
    (3)非接触交信のためのアンテナコイルと、(4)液晶ディスプレイと、を有し、スイッチの切り替え操作により、非接触ICカードとしての機能と非接触ICカード用リーダライタとしての機能と、双方の機能を互換して用いられることを特徴とする2ウェイICカード用リーダライタ。
  2. USB用コネクタを有し、接触と非接触インターフェースとを備えるSIMを着脱可能に装着するICカード用リーダライタであって、当該リーダライタは、さらに、(1)非接触用小型リーダ/ライタ・モジュールと、(2)制御用ICチップと、
    (3)非接触交信のためのアンテナコイルと、を有し、スイッチの切り替え操作により、非接触ICカードとしての機能と非接触ICカード用リーダライタとしての機能と、双方の機能を互換して用いられることを特徴とする2ウェイICカード用リーダライタ。
  3. バッテリを備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の2ウェイICカード用リーダライタ。
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