JP2004191611A - 光学シート及びこれを用いたバックライトユニット - Google Patents

光学シート及びこれを用いたバックライトユニット Download PDF

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Abstract

【課題】集光、拡散、変角等の光学的機能が格段に高い光学シート及びこれを用いて正面方向の高輝度化、輝度の均一化、視野角の適正化、薄型化等の品質の向上が促進されるバックライトユニットの提供を目的とするものである。
【解決手段】本発明の光学シート1は、表面に複数のマイクロレンズ4からなるマイクロレンズアレイ3を備えており、このマイクロレンズ4が長軸6を法線方向に向けた楕円面5の部分的形状を有している。マイクロレンズ4の高さ比(H/R)は3/4以上1以下、扁平比(R/R)は1.05以上1.7以下、長軸半径(R)は10μm以上1000μm以下、マイクロレンズ4の充填率は40%以上、マイクロレンズ4の表面粗さ(Ra)は10μm以下、マイクロレンズアレイ3を構成する素材の屈折率は1.3以上1.8以下が好ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集光、拡散、法線方向側への屈折等の諸機能を有し、特に液晶表示装置のバックライトユニットに好適な光学シート、及び、これを用いたバックライトユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、液晶層を背面から照らすバックライト方式が普及し、液晶層の下面側にエッジライト型(サイドライト型)、直下型等のバックライトユニットが装備されている。かかるエッジライト型のバックライトユニット20は、一般的には図4(a)に示すように、光源としての棒状のランプ21と、このランプ21に端部が沿うように配置される方形板状の導光板22と、この導光板22の表面側に積層される複数枚の光学シート23とを装備している。この光学シート23は、屈折、拡散等の特定の光学的機能を有するものであり、具体的には(1)導光板22の表面側に配設され、主に光拡散機能や集光機能を有するビーズ塗工シート24、(2)ビーズ塗工シート24の表面側に配設され、法線方向側への屈折機能を有するプリズムシート25などが該当する。
【0003】
このバックライトユニット20の機能を説明すると、まず、ランプ21より導光板22に入射した光線は、導光板22裏面の反射ドット又は反射シート(図示されず)及び各側面で反射され、導光板22表面から出射される。導光板22から出射した光線はビーズ塗工シート24に入射し、拡散され、表面より出射される。その後、ビーズ塗工シート24から出射された光線は、プリズムシート25に入射し、表面に形成されたプリズム部25aによって、略真上方向にピークを示す分布の光線として出射される。このように、ランプ21から出射された光線が、光学シート23によって拡散され、略真上方向にピークを示すように屈折され、さらに上方の図示していない液晶層全面を照明するものである。
【0004】
また図示していないが、上述の導光板22の導光特性や光学シート23の光学的機能などを考慮し、ビーズ塗工シートやプリズムシートなどの光学シート23をさらに多く配設したバックライトユニットもある。
【0005】
上記従来のビーズ塗工シート24としては、一般的には図4(b)に示すように、透明な合成樹脂製の基材層26と、この基材層26の表面に積層されかつ光拡散性を有する光学層27とを備えている(例えば特開2000−89007公報等参照)。この光学層27は、一般的にはバインダー28中に樹脂ビーズ29を有している。この樹脂ビーズ29の存在によってビーズ塗工シート24の表面にレンズ状の微細凹凸が形成される。ビーズ塗工シート24は、このレンズ状の微細凹凸や樹脂ビーズ29の界面での屈折により拡散、集光、法線方向側への屈折(変角)等の光学的機能が奏される。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−89007公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のビーズ塗工シート24は、樹脂ビーズ29表面にバインダー28が覆うため、樹脂ビーズ29が十分に突出し難く、意図する形状のマイクロレンズの形成が困難である。そのため、ビーズ塗工シート24は、集光、拡散、変角等の光学的機能の向上には一定の限界がある。従って、従来のバックライトユニット20では、高価でかつ取扱いが困難であるにも関わらず、1枚又は2枚のプリズムシート25を備える必要がある。
【0008】
本発明はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、集光、拡散、変角等の光学的機能が格段に高い光学シート及びこれを用いて正面方向の高輝度化、輝度の均一化、視野角の適正化、薄型化等の品質の向上が促進されるバックライトユニットの提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた発明は、表面に複数のマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイを備え、このマイクロレンズが長軸を法線方向に向けた楕円面の部分的形状を有している光学シートである。
【0010】
当該光学シートは、表面にマイクロレンズアレイを備え、このマイクロレンズアレイを構成するマイクロレンズが長軸を法線方向に向けた楕円面の部分的形状を有していることから、このマイクロレンズの球面収差が低減される。従って、当該光学シートは、マイクロレンズの球面収差による光線のロスが低減され、透過光線に対する正面側への集光機能、拡散機能、法線方向側への変角機能等の光学的機能が高められる。
【0011】
当該光学シートにおいて、マイクロレンズの高さ(H)の楕円面の長軸半径(R)に対する高さ比(H/R)としては3/4以上1以下、長軸半径(R)の短軸半径(R)に対する扁平比(R/R)としては1.05以上1.7以下が好ましい。高さ比(H/R)及び扁平比(R/R)を上記範囲とすることで、マイクロレンズの球面収差が格段に低減され、集光等の光学的機能が格段に向上する。
【0012】
また、上記マイクロレンズの楕円面における長軸半径(R)としては10μm以上1000μm以下、上記マイクロレンズの充填率としては40%以上、上記マイクロレンズの表面粗さ(Ra)としては10μm以下、上記マイクロレンズアレイを構成する素材の屈折率としては1.3以上1.8以下が好ましい。長軸半径(R)、マイクロレンズの充填率、マイクロレンズの表面粗さ(Ra)及びマイクロレンズ素材の屈折率を上記範囲とすることで、集光、拡散等の光学的機能がさらに高められる。
【0013】
上記マイクロレンズの楕円面における2短軸を略同一長さとするとよい。このようにマイクロレンズの2短軸を略同一長さとすることで、当該光学シートは集光等の光学的機能が等方的に奏される。
【0014】
上記マイクロレンズアレイにおけるマイクロレンズの配設パターンとしては正三角形格子パターン又はランダムパターンが好ましい。この正三角形格子パターンはマイクロレンズをより密に配設することができるため、当該光学シートのレンズ充填率が容易に高められ、集光、拡散等の光学的機能が格段に向上される。また、ランダムパターンでマイクロレンズを配設することで、当該光学シートを他の光学部材と重ね合わせた際にモアレの発生が低減される。
【0015】
上記マイクロレンズアレイを構成する素材としては放射線硬化型樹脂又は熱可塑性樹脂を用いるとよい。かかる放射線硬化型樹脂又は熱可塑性樹脂によれば、上記形状のマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイを容易かつ確実に形成することができる。
【0016】
当該光学シートは、裏面にバインダー中にビーズが分散したスティッキング防止層を備えるとよい。このように裏面にスティッキング防止層を備えることで、当該光学シートと裏面側に配設される導光板、プリズムシート等とのスティッキングが防止される。
【0017】
従って、ランプから発せられる光線を分散させて表面側に導く液晶表示装置用のバックライトユニットにおいて、集光、拡散、変角等の光学的機能が高い当該光学シートを備えると、エネルギー効率が向上し、正面方向の高輝度化、輝度の均一化、視野角の適正化等により品質が高められ、さらに光学シート枚数の低減による薄型化が促進される。
【0018】
ここで、「マイクロレンズ」とは、凸レンズ及び凹レンズを含む概念である。「マイクロレンズの高さ」とは、マイクロレンズが凸レンズの場合にはマイクロレンズの基底面から最頂部までの垂直距離、マイクロレンズが凹レンズの場合にはマイクロレンズの開口面から最底部までの垂直距離を意味する。「充填率」とは、当該光学シートの表面投影形状における単位面積当たりのマイクロレンズの占有比率を意味する。「正三角形格子パターン」とは、表面を同一形状の正三角形に区分し、その正三角形の各頂点にマイクロレンズを配設するパターンを意味する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しつつ本発明の実施の形態を詳説する。図1(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る光学シートを示す模式的部分平面図及び模式的部分断面図、図2は図1の光学シートを備えるバックライトユニットを示す模式的断面図、図3は図1の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的部分断面図である。
【0020】
図1の光学シート1は、基材層2と、この基材層2の表面に有するマイクロレンズアレイ3とを備えている。
【0021】
基材層2は、光線を透過させる必要があるので透明、特に無色透明の合成樹脂から形成されている。かかる基材層2に用いられる合成樹脂としては、特に限定されるものではなく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリオレフィン、セルロースアセテート、耐候性塩化ビニル、放射線硬化型樹脂等が挙げられる。中でも、マイクロレンズアレイ3の成形性に優れる紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂等の放射線硬化型樹脂やポリカーボネート、ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂が好ましい。また、基材層2としてポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム又はポリカーボネートフィルムを用い、その上に紫外線硬化性樹脂などでマイクロレンズ4を形成することもできる。
【0022】
基材層2の厚み(平均厚み)は、特には限定されないが、例えば10μm以上500μm以下、好ましくは35μm以上250μm以下、特に好ましくは50μm以上188μm以下とされる。基材層2の厚みが上記範囲未満であると、バックライトユニット等において熱に曝された際にカールが発生しやすくなってしまう、取扱いが困難になる等の不都合が発生する。逆に、基材層2の厚みが上記範囲を超えると、液晶表示装置の輝度が低下してしまうことがあり、またバックライトユニットの厚みが大きくなって液晶表示装置の薄型化の要求に反することにもなる。
【0023】
マイクロレンズアレイ3は、基材層2の表面に突設される多数のマイクロレンズ4から構成されている。マイクロレンズアレイ3は、基材層2と一体成形されてもよく、基材層2と別体に成形されてもよい。マイクロレンズアレイ3は、光線を透過させる必要があるので透明、特に無色透明の合成樹脂から形成されており、具体的には上記基材層2と同様の合成樹脂が用いられている。
【0024】
なお、基材層2及びマイクロレンズ4には、上記の合成樹脂の他、例えばフィラー、可塑剤、安定化剤、劣化防止剤、分散剤等が配合されてもよい。
【0025】
マイクロレンズ4は、楕円面5の部分的形状を有している。この楕円面5は、長軸6が当該光学シート1の法線方向と平行に、短軸7及び短軸8が当該光学シート1と平行に位置している。このように、マイクロレンズ4を長軸6が法線方向と平行な楕円面5の上側部分形状とすることで、マイクロレンズ4の球面収差が低減され、当該光学シート1の集光機能、拡散機能、変角機能等の光学的機能が高められる。
【0026】
マイクロレンズ4は、基材層2の表面に比較的密にかつ幾何学的に配設されている。マイクロレンズ4は、基材層2の表面において、正三角形格子パターンで配設されている。従って、マイクロレンズ4のピッチ及びレンズ間距離(S)は全て一定である。この配設パターンは、マイクロレンズ4を最も密に配設することができ、当該光学シート1の集光機能、拡散機能、変角機能等の光学的機能を向上することができる。
【0027】
マイクロレンズ4の高さ(H)の楕円面5の長軸半径(R)に対する高さ比(H/R)としては3/4以上1以下が好ましい。マイクロレンズ4の高さ比(H/R)を上記範囲とすることで、マイクロレンズ4におけるレンズ的屈折作用が効果的に奏され、上記球面収差の低減と相まって、当該光学シート1の集光、拡散、変角等の光学的機能が格段に向上される。
【0028】
マイクロレンズ4の楕円面5における長軸半径(R)の短軸半径(R)に対する扁平比(R/R)の下限としては1.05が好ましい。一方、この扁平比(R/R)のの上限としては1.7が好ましく、1.5が特に好ましい。ここで、「短軸半径(R)」とは、長軸6と垂直な2短軸7、8の半径(RS1)と半径(RS2)との平均値を意味する。マイクロレンズ4を扁平比(R/R)が上記範囲となる楕円面5から構成することで、球面収差が格段に低減され、当該光学シート1の集光、拡散、変角等の光学的機能が格段に向上される。
【0029】
マイクロレンズ4の楕円面5における長軸半径(R)の下限としては10μmが好ましく、30μmが特に好ましい。一方、この長軸半径(R)の上限としては1000μmが好ましく、400μmが特に好ましい。マイクロレンズ4を構成する楕円面5の長軸半径(R)が上記範囲より小さいと、回析の影響が大きくなり、光学的性能の低下や色分解が起こり易く、品質の低下を招来する。一方、楕円面5の長軸半径(R)が上記範囲を超えると、輝度ムラが生じやすく、同様に品質の低下を招来する。
【0030】
マイクロレンズ4の充填率の下限としては、40%、特に60%、さらに特に70%が好ましい。このようにマイクロレンズ4の充填率を上記下限以上とすることで、当該光学シート1表面におけるマイクロレンズ4の占有面積を高め、当該光学シート1の集光、拡散等の光学的機能が格段に向上される。
【0031】
マイクロレンズ4の表面粗さ(Ra)の上限としては10μmが好ましく、2μmが特に好ましい。マイクロレンズ4の表面粗さ(Ra)を上記上限以下とすることで、マイクロレンズ4表面での乱反射や乱屈折によるレンズ的光学作用の低下が低減され、当該光学シート1の集光、拡散、変角等の光学的機能が有効に発揮される。
【0032】
マイクロレンズアレイ3を構成する素材の屈折率の下限としては1.3が好ましく、1.45が特に好ましい。一方、この素材の屈折率の上限としては1.8が好ましく、1.6が特に好ましい。この範囲の中でも、マイクロレンズアレイ3を構成する素材の屈折率としては1.5が最も好ましい。このようにマイクロレンズアレイ3を構成する素材の屈折率を上記範囲とすることで、マイクロレンズ4におけるレンズ的屈折作用が効果的に奏され、当該光学シート1の集光、拡散等の光学的機能がさらに高められる。
【0033】
マイクロレンズ4の楕円面5における短軸7の半径(RS1)と短軸8の半径(RS2)とを略同一長さとするとよい。このように2短軸を略同一長さとする回転楕円面5からマイクロレンズ4を構成することで、当該光学シートは集光等の光学的機能が等方的に奏される。
【0034】
当該光学シート1は、上述のように球面収差の少ないマイクロレンズ4からなるマイクロレンズアレイ3によって優れた集光、拡散、変角等の光学的機能を有する。また、当該光学シート1は、マイクロレンズアレイ3を構成するマイクロレンズ4の高さ比(H/R)、扁平比(R/R)、長軸半径(R)、充填率等を調整することで、光学的機能が容易かつ確実に制御される。さらに、当該光学シート1は、マイクロレンズ4の高さ(H)を一定に調整することで、応力集中が抑制され、重ねられる他部材への傷付けが防止される。
【0035】
当該光学シート1の製造方法としては、上記構造のものが形成できれば特に限定されるものではなく、種々の方法が採用される。当該光学シート1の製造方法としては、基材層2を作成した後にマイクロレンズアレイ3を別に形成する方法と、基材層2とマイクロレンズアレイ3とを一体成形する方法とが可能であり、具体的には、
(a)マイクロレンズアレイ3の表面の反転形状を有するシート型に合成樹脂を積層し、そのシート型を剥がすこと当該光学シート1を形成する方法、
(b)マイクロレンズアレイ3の表面の反転形状を有する金型に溶融樹脂を注入する射出成型法、
(c)シート化された樹脂を再加熱して前記と同様の金型と金属板との間にはさんでプレスして形状を転写する方法、
(d)マイクロレンズアレイ3の表面の反転形状を周面に有するロール型と他のロールとのニップに溶融状態の樹脂を通し、上記形状を転写する押出しシート成形法、
(e)基材層に紫外線硬化型樹脂を塗布し、上記と同様の反転形状を有するシート型、金型又はロール型に押さえ付けて未硬化の紫外線硬化型樹脂に形状を転写し、紫外線をあてて紫外線硬化型樹脂を硬化させる方法、
(f)上記と同様の反転形状を有する金型又はロール型に未硬化の紫外線硬化性樹脂を充填塗布し、基材層で押さえ付けて均し、紫外線をあてて紫外線硬化型樹脂を硬化させる方法、
(g)紫外線硬化型樹脂の代わりに電子線硬化型樹脂を使用する方法
などがある。
【0036】
上記マイクロレンズアレイ3の反転形状を有する型(モールド)の製造方法としては、例えば基材上にフォトレジスト材料により斑点状の立体パターンを形成し、この立体パターンを加熱流動化により曲面化することで、マイクロレンズアレイ模型を作製し、このマイクロレンズアレイ模型の表面に電鋳法により金属層を積層し、この金属層を剥離することで製造することができる。
【0037】
上記製造方法によれば、任意形状のマイクロレンズアレイ3が容易かつ確実に形成される。そのため、マイクロレンズアレイ3を構成するマイクロレンズ4のサイズ(具体的には、高さ比(H/R)、扁平比(R/R)及び長軸半径(R))、マイクロレンズ4の充填率、配設パターン等が容易かつ確実に調整され、その結果当該光学シート1の光学的機能が容易かつ確実に制御される。
【0038】
図2に示すエッジライト型バックライトユニットは、導光板9と、この導光板9の対偶辺に配設される一対の線状ランプ10と、導光板9の表面側に重ねて配設される光学シート1とを備えている。ランプ10から発せられ、導光板9表面から出射される光線は法線方向に対して所定角度傾斜した比較的強いピークを有しているが、当該バックライトユニットは、正面側への集光機能、光拡散機能、法線方向側への変角機能等の光学的機能が格段に高い当該光学シート1により、エネルギー効率が高く、正面高輝度化及び輝度の均一化が図られ、適当な視野角を有している。従って、当該バックライトユニットは、従来必要であった光学シート(ビーズ塗工シート等)の装備枚数の低減化が図られ、薄型化、高品質化及び低コスト化が促進される。なお、エッジライト型バックライトユニットは、4本、6本等のランプ10が装備されることもある。
【0039】
図3の光学シート11は、基材層2と、この基材層2の表面に有するマイクロレンズアレイ3と、基材層2の裏面に積層されるスティッキング防止層12とを備えている。この基材層2及びマイクロレンズアレイ3は、上記図1の光学シート1と同様であるため、同一番号を付して説明を省略する。
【0040】
スティッキング防止層12は、バインダー13と、このバインダー13中に分散するビーズ14とから構成されている。このバインダー13は、基材ポリマーを含むポリマー組成物を硬化させることで形成される。このバインダー13によって、基材層2の裏面にビーズ14が略等密度に配置固定される。なお、このスティッキング防止層12の厚み(ビーズ14を除いたバインダー13部分の厚み)は特には限定されないが、例えば1μm以上10μm以下程度とされている。
【0041】
上記基材ポリマーとしては、特に限定されるものではなく、例えばアクリル系樹脂、ポリウレタン、ポリエステル、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、ポリアミドイミド、エポキシ樹脂、紫外線硬化型樹脂等が挙げられ、これらのポリマーを1種又は2種以上混合して使用することができる。特に、上記基材ポリマーとしては、加工性が高く、塗工等の手段で容易にスティッキング防止層12を形成することができるポリオールが好ましい。また、バインダー13に用いられる基材ポリマーは光線を透過させる必要があるので透明とされており、特に無色透明が好ましい。
【0042】
上記ポリオールとしては、例えば(a)水酸基過剰の条件で得られるポリエステルポリオールと、(b)水酸基含有不飽和単量体を含む単量体成分を重合して得られ、かつ、(メタ)アクリル単位等を有するアクリルポリオールとが好ましい。かかるポリエステルポリオール又はアクリルポリオールを基材ポリマーとするバインダー13は耐候性が高く、スティッキング防止層12の黄変等を抑制することができる。なお、このポリエステルポリオールとアクリルポリオールのいずれか一方を使用してもよく、両方を使用してもよい。
【0043】
なお、バインダー13を形成するためのポリマー組成物は、基材ポリマー以外に、例えば微小無機充填剤、硬化剤、可塑剤、分散剤、各種レベリング剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、粘性改質剤、潤滑剤、光安定化剤等が適宜配合されてもよい。
【0044】
ビーズ14の材料としては、無機フィラーと有機フィラーに大別される。無機フィラーとしては、具体的には、シリカ、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫化バリウム、マグネシウムシリケート、又はこれらの混合物を用いることができる。有機フィラーの具体的な材料としては、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド等を用いることができる。中でも、透明性が高く、光線の透過を阻害しないアクリル樹脂が好ましく、ポリメチルメタクリレート(PMMA)が特に好ましい。
【0045】
ビーズ14の平均粒子径の下限としては1μm、特に2μm、さらに特に5μmが好ましく、この平均粒子径の上限としては50μm、特に20μm、さらに特に15μmが好ましい。ビーズ14の平均粒子径が上記下限より小さいと、ビーズ14によって形成されるスティッキング防止層12の裏面の凸部が小さくなり、十分なスティッキング防止効果が得られないおそれがある。逆に、ビーズ14の平均粒子径が上記上限を越えると、光学シート11の厚さが増大し、かつ、裏面側に重ね合わされる他の光学部材に傷を付けるおそれがある。
【0046】
このビーズ14の配合量は比較的少量とされ、ビーズ14は互いに離間してバインダー13中に分散し、ビーズ14の多くはその下端がバインダー13からごく少量突出している。そのため、この光学シート11を導光板と積層すると、突出したビーズ14の下端が導光板等の表面に当接し、光学シート11の裏面の全面が導光板等と当接することがない。これにより、光学シート11と導光板等とのスティッキングが防止され、液晶表示装置の画面の輝度ムラが抑えられる。
【0047】
当該スティッキング防止層12の形成方法としては、例えば(a)バインダー13を構成するポリマー組成物にビーズ14を混合することでスティッキング防止層用塗工液を製造する工程と、(b)このスティッキング防止層用塗工液を基材層2の裏面に塗工することでスティッキング防止層12を積層する工程とを有する。
【0048】
なお、本発明の光学シートは上記実施形態に限定されるものではなく、例えば凹レンズのマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイも可能である。かかる凹レンズのマイクロレンズも、上記凸レンズのマイクロレンズと同様に優れた光学的機能を有する。また、マイクロレンズの配設パターンとしては、稠密充填可能な上記正三角形格子パターンに限定されず、正方形格子パターンやランダムパターンも可能である。ランダムパターンによれば、当該光学シートを他の光学部材と重ね合わせた際にモアレの発生が低減される。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光学シートによれば、集光、拡散、変角等の光学的機能が格段に高く、その光学的機能の制御が容易かつ確実であり、重ね合わされる他部材への傷付けが抑制される。また、当該光学シートを用いたバックライトユニットは、正面方向の高輝度化、輝度の均一化、視野角の適正化、薄型化等の品質の向上及び低コスト化が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る光学シートを示す模式的部分平面図及び模式的部分断面図である。
【図2】図1の光学シートを備えるエッジライト型バックライトユニットを示す模式的断面図である。
【図3】図1の光学シートとは異なる形態に係る光学シートを示す模式的部分断面図である。
【図4】(a)は従来の一般的なエッジライト型バックライトユニットを示す模式的斜視図、(b)は従来のビーズ塗工シートを示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 光学シート
2 基材層
3 マイクロレンズアレイ
4 マイクロレンズ
5 楕円面
6 長軸
7 短軸
8 短軸
9 導光板
10 線状ランプ
11 光学シート
12 スティッキング防止層
13 バインダー
14 ビーズ

Claims (12)

  1. 表面に複数のマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイを備え、
    このマイクロレンズが、長軸を法線方向に向けた楕円面の部分的形状を有している光学シート。
  2. 上記マイクロレンズの高さ(H)の楕円面の長軸半径(R)に対する高さ比(H/R)が3/4以上1以下である請求項1に記載の光学シート。
  3. 上記マイクロレンズの楕円面における長軸半径(R)の短軸半径(R)に対する扁平比(R/R)が1.05以上1.7以下である請求項1又は請求項2に記載の光学シート。
  4. 上記マイクロレンズの楕円面における長軸半径(R)が10μm以上1000μm以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の光学シート。
  5. 上記マイクロレンズの充填率が40%以上である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光学シート。
  6. 上記マイクロレンズの表面粗さ(Ra)が10μm以下である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の光学シート。
  7. 上記マイクロレンズアレイを構成する素材の屈折率が1.3以上1.8以下である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学シート。
  8. 上記マイクロレンズアレイにおけるマイクロレンズの配設パターンが正三角形格子パターン又はランダムパターンである請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光学シート。
  9. 上記マイクロレンズの楕円面における2短軸が略同一長さである請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光学シート。
  10. 上記マイクロレンズアレイを構成する素材として放射線硬化型樹脂又は熱可塑性樹脂が用いられている請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の光学シート。
  11. 裏面にバインダー中にビーズが分散したスティッキング防止層を備えている請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光学シート。
  12. ランプから発せられる光線を分散させて表面側に導く液晶表示装置用のバックライトユニットにおいて、
    請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の光学シートを備えていることを特徴とする液晶表示装置用のバックライトユニット。
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