JP2004189716A - 血中脂質改善又は血中ホモシステイン低下のための医薬組成物 - Google Patents

血中脂質改善又は血中ホモシステイン低下のための医薬組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】血中脂質を改善する安全な薬剤及び血中ホモシステイン量を低下させる安全な薬剤を提供すること。
【解決手段】
HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物(特に、血中脂質若しくは血中高ホモシステインを改善するための医薬組成物)に関する。
古くから「ヒトは血管とともに老いる」と言われてきたが、近年、動脈硬化の独立した危険因子として血中ホモシステイン量の増加が注目され、広く知られるようになってきた。
ホモシステインは、必須アミノ酸の一つであるメチオニンの代謝過程で生成するアミノ酸であるが、遺伝的素因、ビタミン補因子(葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12)の欠乏、加齢、性、腎機能低下、糖尿病、その他の疾患、薬剤、喫煙等により、血中ホモシステイン量が上昇することが判っており(例えば、非特許文献1参照。)、この症状は高ホモシステイン血症と呼ばれている。
現在のところ、高ホモシステイン血症に対する治療として、ホモシステイン代謝を円滑にすすめるための葉酸投与を第一段階治療とし、第二段階としてビタミンB6とビタミンB12の投与が行われている(例えば、非特許文献2参照。)。
一方、スタチン剤は、生体においてHMG−CoAリダクターゼを特異かつ拮抗的に阻害して血中コレステロール量を低下させる薬物であるが、血中ホモシステイン量に与える影響については、
1)16例の高コレステロール血症患者にプラバスタチンを8週間投与した結果、血中ホモシステイン量を減少させたという報告(非特許文献3参照。)、
2)ロバスタチンを1年間投与した20705例において、血中ホモシステイン量が平均3.7%減少した(偽薬群では1.9%減少)という報告(非特許文献4)、
3)7例の心血管疾患者で、3例にアトルバスタチンを、残り4例にシンバスタチンを6週間投与した結果、血中ホモシステイン量はアトルバスタチン投与群で増加、シンバスタチン群で減少したという報告(非特許文献5参照。)、
があり、必ずしも明確な結論は得られていない現状と言える。
また、動脈硬化症の進展リスクを防止又は軽減するために、スタチン剤と葉酸の併用療法が開示されている(特許文献1参照)。
なお、現在のところ、スタチン剤とピリドキシン類の併用に関する文献は、上記特許文献1において、スタチン剤と葉酸に加え、HMG−CoAシンセターゼ阻害剤、スクワレンエポキシダーゼ阻害剤、スクワレンシンセターゼ阻害剤、ACAT阻害剤、プロブコール、ナイアシン、フィブレート、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸吸着剤、LDL受容体誘導剤、ビタミンB6、ビタミンB12、アスピリン、ベターブロッカー、ビタミC、ビタミンE及びベータカロチンから選ばれるものを含む、と記載されている(特許文献2)。
しかし、特許文献2には本発明のHMG−CoAシンセターゼ阻害剤とピリドキシン類の2剤併用に関する記載はなく、また、本発明の効果、すなわち本発明の血中脂質の顕著な改善作用及び血中ホモシステイン量の顕著な低下作用の発現に関して、何ら記載も示唆もない。
また、心臓血管疾患のリスクを低減するための栄養補助食品として、HMG-CoAリダクターゼ阻害剤(スタチン剤)と7種のサプリメント(ω-3脂肪酸、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、カルシウム)を配合した組成物が開示されている(特許文献3参照)。しかしながら、これは、個々の成分の公知薬効すなわち、スタチン及びω-3脂肪酸が血清脂質を改善し、ビタミンE及びCが抗酸化作用を有し、葉酸とビタミンB6及びB12の組み合わせが血中ホモシステインレベルを減少させ、カルシウムが血圧を低下させるために心臓血管系の健康に有用であるという推測に基づいて考案された組成物であり、具体的な試験データ等の開示はなされておらず、したがって、特許文献3にも本願発明の効果、すなわち本発明の血中脂質の顕著な改善作用及び血中ホモシステイン量の顕著な低下作用の発現に関して、何ら記載も示唆もない。
プログレス・イン・メディシン(Progress in Medicine), Vol.19 No.8, 1999 p.49-52 プログレス・イン・メディシン(Progress in Medicine), Vol.19 No.8, 1999 p.52-53 日経メディカル 2001年11月号 p73 サーキュレーション(Circulation), Vol.105 No.15, 2002, p1778 第31回血友病シンポジウム・ハンブルグ(31st Hemophilia Symposium Hamburg) 2000, p258 国際公開WO 97/38694号公報 国際公開WO 97/38694号公報 p17 国際公開WO 02/43659号公報、クレーム1
本発明者らは、血中脂質を改善する安全な薬剤及び血中ホモシステイン量を低下させる安全な薬剤を見出すべく鋭意研究を重ねた結果、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類との併用で、顕著な血中脂質改善作用及び血中ホモシステイン量の低下作用が発現することを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、
(1)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物
に関する。
上記のうち、医薬組成物は、
(2)血中脂質若しくは血中高ホモシステイン量を改善するための、(1)に記載された組成物、
(3)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がプラバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチン、リバスタチン、アトルバスタチン、ピタバスタチン及びロスバスタチンからなる群から選ばれる1種又は2種以上である、(1)又は(2)に記載された組成物、
(4)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がプラバスタチン、シンバスタチン又はアトルバスタチンからなる群から選ばれる1種又は2種以上である、(1)又は(2)に記載された組成物、
(5)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がアトルバスタチンである、(1)又は(2)に記載された組成物、
(6)ピリドキシン類がピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン又はそれらの塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上である、(1)乃至(5)から選択されるいずれか1に記載された組成物、
(7)ピリドキシン類がピリドキシン又はその塩である、(1)乃至(5)から選択されるいずれか1に記載された組成物、
(8)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がアトルバスタチン又はその塩であり、ピリドキシン類がピリドキシン又はその塩である、(2)に記載された組成物、
(9)血中脂質を改善するための、(1)乃至(8)から選択されるいずれか1に記載された組成物、
(10)血中高ホモシステイン量を改善するための、(1)乃至(8)から選択されるいずれか1に記載された組成物、
(11)血中高ホモシステイン量に起因する疾病を治療または予防するための、(1)乃至(8)から選択されるいずれか1項記載された組成物、
(12)高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆、アルツハイマー病又はパーキンソン病を予防又は治療するための、(1)乃至(8)から選択されるいずれか1に記載された組成物、及び
(13)高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆、アルツハイマー病又はパーキンソン病を予防又は治療するための、(8)に記載された組成物
である。

更に、本発明は、
(14)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを、同時に又は時間をおいて別々に投与することにより血中脂質若しくは血中高ホモシステイン量を改善するための、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類との組み合わせ、及び
(15)血中脂質若しくは血中高ホモシステイン量を改善するための、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類との併用
を提供する。

更に、本発明は、
(16)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを、同時に又は時間をおいて別々に投与することによる、血中脂質若しくは血中高ホモシステイン量を改善する方法
を提供する。
上記(16)のうち、好適な方法は、
(17)血中脂質を改善するための、(16)に記載された方法、
(18)血中高ホモシステイン量を改善するための、(16)に記載された方法、
(19)血中高ホモシステイン量に起因する疾病を治療または予防するための、(16)に記載された方法、
(20)高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆、アルツハイマー病又はパーキンソン病を予防又は治療するための、(16)に記載された方法、
(21)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物を投与することからなる、(16)乃至(20)から選択されるいずれか1に記載された方法、及び
(22)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物を投与することからなる、(20)に記載された方法
である。

更に本発明は、
(23)HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する、血中脂質改善又は血中ホモシステイン低下のための医薬組成物を製造するための、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤及びピリドキシン類の使用
を提供する。

本発明の医薬組成物の成分の一つである「HMG−CoAリダクターゼ阻害剤」とは、コレステロール生合成系の律速酵素であるHMG(3−ヒドロキシ−3−メチルグリタリル)−CoA還元酵素を特異的かつ拮抗的に阻害する薬剤である。血中コレステロールを低下させることから、本来、高脂血症の治療剤として使用される。そのようなHMG−CoA還元酵素阻害剤としては、微生物由来の天然物質、それから誘導される半合成物質、及び全合成化合物のすべてが含まれ、例えば、特開昭57−2240号公報(USP4346227)に記載された、(+)−(3R,5R)−3,5−ジヒドロキシ−7−[(1S,2S,6S,8S,8aR)−6−ヒドロキシ−2−メチル−8−[(S)−2−メチルブチリルオキシ]−1,2,6,7,8,8a−ヘキサヒドロ−1−ナフチル]ヘプタン酸(以下、プラバスタチンと省略する。)、特開昭57−163374号公報(USP4231938)に記載された、(+)−(1S,3R,7S,8S,8aR)−1,2,3,7,8,8a−ヘキサヒドロ−3,7−ジメチル−8−[2−[(2R,4R)−テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソ−2H−ピラン−2−イル]エチル]−1−ナフチル (S)−2−メチルブチレート(以下、ロバスタチンと省略する。)、特開昭56−122375号公報(USP4444784)に記載された、(+)−(1S,3R,7S,8S,8aR)−1,2,3,7,8,8a−ヘキサヒドロ−3,7−ジメチル−8−[2−[(2R,4R)−テトラヒドロ−4−ヒドロキシ−6−オキソ−2H−ピラン−2−イル]エチル]−1−ナフチル 2,2−ジメチルブチレート(以下、シンバスタチンと省略する。)、特表昭60−500015号公報(USP4739073)に記載された、(±)(3R*,5S*,6E)−7−[3−(4−フルオロフェニル)−1−(1−メチルエチル)−1H−インド−ル−2−イル]−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸(以下、フルバスタチンと省略する。)、特開平1−216974号公報(USP5006530)に記載された、(3R,5S,6E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−2,6−ジ−(1−メチルエチル)−5−メトキシメチルピリジン−3−イル]−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘプテン酸(以下、リバスタチンと省略する。)、特開平3−58967号公報(USP5273995)に記載された、(3R,5S)−7−[2−(4−フルオロフェニル)−5−(1−メチルエチル)−3−フェニル−4−フェニルアミノカルボニル−1H−ピロ−ル−1−イル]−3,5−ジヒドロキシヘプタン酸(以下、アトルバスタチンと省略する。)、特開平1−279866号公報(USP5854259及びUSP5856336)に記載された、(E)−3,5−ジヒドロキシ−7−[4’−(4’’−フルオロフェニル)−2’−シクロプロピル−キノリン−3’−イル]−6−ヘプテン酸(以下、ピタバスタチンと省略する。)又は特開平5−178841号公報(USP5260440)に記載された、(+)−(3R,5S)−7−[4−(4−フルオロフェニル)−6−イソプロピル−2−(N−メチル−N−メタンスルフォニルアミノ)ピリミジン−5−イル]−3,5−ジヒドロキシ−6(E)−ヘプテン酸(以下、ロスバスタチンと省略する。)のようなスタチン化合物を挙げることができる。また、本発明の医薬組成物の成分であるHMG−CoAリダクターゼ阻害剤は、上記HMG−CoAリダクターゼ阻害剤が記載されている公報に開示されている他のHMG−CoAリダクターゼ阻害剤も含有する。
以下に、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤の代表的なものの平面構造式を示す。
Figure 2004189716
Figure 2004189716
本発明における医薬組成物の成分の一つである、ピリドキシン類とは、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン又はそれらの塩のことであり、好適には、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール又はリン酸ピリドキサミンであり,更に好適には、塩酸ピリドキシンである。
本発明において、含有される上記各成分は、薬理学上許容される塩として含有されていても良く、そのような塩としては、
成分が塩基性官能基を持つ場合には、例えばフッ化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩;硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級有機スルホン酸塩;ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩等のようなアリールスルホン酸塩;オルニチン酸塩、グルタミン酸塩のようなアミノ酸塩;及びフマル酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、マレイン酸のようなカルボン酸塩を挙げることができ、
成分が酸性官能基をもつ場合には、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジル−フェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩を挙げる事ができ、例えばプラバスタチンの場合、好適にはプラバスタチンナトリウムであり、例えばアトルバスタチンの場合、好適にはアトルバスタチンカルシウム水和物である。
含有される各成分が水和物又は溶媒和物を形成する場合には、それら水和物又は溶媒和物を含有する医薬組成物も本発明に包含されるものである。

本発明において、「血中脂質を改善する」とは、血中脂質を臨床上意義のある程度に低下させることを意味し、即ち、血中トリグリセライドを低下させること、血中LDLを低下させること又は血中総コレステロールを低下させることを意味する。
本発明において、「血中高ホモシステイン量を改善する」とは、血中高ホモシステイン量の上昇を抑制すること、及び、血中高ホモシステイン量を減少させることを意味する。なお、血中高ホモシステイン量の上昇を引き起こすものとして、例えば、加齢、喫煙、ホモシステイン代謝に関わる栄養障害、薬剤性、腎機能低下、慢性腎不全、糖尿病、インスリン抵抗性、悪性腫瘍、甲状腺機能低下、悪性貧血等が挙げられる。
本発明において、「血中高ホモシステイン量に起因する疾病」とは、血中のホモシステイン量が高まることに起因して発症する疾病であれば特に限定はないが、例えば、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病等の循環器疾患、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆等の脳血管障害、アルツハイマー病、パーキンソン病等の神経系疾患等を挙げることができる。
なお、上記疾患初期においては際立った自覚症状はなく、自己判断は容易ではないが、本発明における「血中高ホモシステイン量に起因する疾病」に関わる自覚症状としては、例えば、頭痛、偏頭痛、めまい、しびれ又はしびれ感、四肢の冷感、肩こり等が挙げられる。従って、これら自覚症状に対して本発明の医薬組成物を使用することで、上記疾患を初期段階で治療することができる。

本発明の医薬組成物に含まれるHMG−CoAリダクターゼ阻害剤、例えば、プラバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチン、リバスタチン、アトルバスタチン、ピタバスタチン又はロスバスタチンは、特開昭57−2240号公報(USP4346227)、特開昭57−163374号公報(USP4231938)、特開昭56−122375号公報(USP4444784)、特表昭60−500015号公報(USP4739073)、特開平1−216974号公報(USP5006530)、特開平3−58967号公報(USP5273995)、特開平1−279866号公報(USP5854259及びUSP5856336)又は特開平5−178841号公報(USP5260440)に記載の方法に従い、容易に製造することができる。
また、本発明の医薬組成物に含まれるピリドキシン類は市販されているものを入手するか、または公知の方法で製造したものを使用することができ、例えば塩酸ピリドキシンは、第14改正日本薬局方に収載されており容易に入手することが出来る。

本発明の「HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物」は、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤及びピリドキシン類とを必須の成分として含有し、所望により、製剤化のための添加物を含有していてもよく、更に、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類との併用作用に悪影響を与えない範囲で他の成分を含有していてもよい。好適には、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤及びピリドキシン類のみを有効成分として含有し、更に製剤化のための添加物を含有する医薬組成物である。
本発明の医薬組成物の具体的な剤形としては、例えば、錠剤、細粒剤(散剤を含む)、カプセル、液剤(シロップ剤を含む)等をあげることができ、各剤形に適した添加剤や基材を適宜使用し、日本薬局方等に記載された通常の方法に従い、製造することができる。
上記各剤形において、その剤形に応じ、通常使用される各種添加剤を使用することもできる。
例えば、錠剤の場合、乳糖、結晶セルロース等を賦形剤として、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム又は酸化マグネシウム等を安定化剤として、ヒドロキシプロピルセルロース等をコーテイング剤として、ステアリン酸マグネシウム等を滑沢剤として使用することができ、
細粒剤及びカプセル剤の場合、乳糖又は精製白糖等を賦形剤として、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム又は酸化マグネシウム等を安定化剤として、トウモロコシデンプン等を吸着剤として、ヒドロキシプロピルセルロース等を結合剤として、使用することができる。
上記各剤形において、必要に応じ、クロスポビドン等の崩壊剤;ポリソルベート等の界面活性剤;ケイ酸カルシウム等の吸着剤;三二酸化鉄、カラメル等の着色剤;安息香酸ナトリウム等の安定剤;pH調節剤;香料;等を添加することもできる。
本発明において、「併用」とは、二つ以上の有効成分を、同時に、又は時間をおいて別々に人体に投与する方法である。
本発明における医薬組成物を投与する際は、それぞれの成分を同時に又は時間をおいて別々に投与することが出来る。
上記の「同時に」投与するとは、全く同時に投与することの他、薬理学上許される程度に相前後した時間に投与することも含むものである。その投与形態は、ほぼ同じ時間に投与できる投与形態であれば特に限定はないが、単一の組成物とであることが好ましい。
また上記の「時間をおいて別々に」投与するとは、異なった時間に別々に投与できる投与形態であれば特に限定はないが、例えば、1の成分を投与し、次いで、決められた時間後に、他の成分を投与する方法が挙げられる。
また、投与する組成物の成分が、合わせて3種以上ある場合には、「同時に又は時間をおいて別々に」投与するとは、それらの全てを同時に投与する方法、各々時間をおいて別々に投与する方法、2種以上を同時に投与し時間をおいて残りの薬剤を投与する方法、又は、2種以上を時間をおいて投与して、残りの薬剤を同時に投与する方法等を含む。

本発明の医薬組成物は、顕著な血中脂質改善作用及び血中ホモシステイン量の低下作用を有するので、血中脂質若しくは血中高ホモシステインを改善するための医薬として用いることができ、例えば、高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆、アルツハイマー病又はパーキンソン病を予防又は治療するための医薬として用いることができる。
本発明において、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤の投与量は、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤の種類、剤形等により異なるが、通常、1日あたり1mg乃至200mgであり、好適には1日あたり5mg乃至160mgである。
本発明において、ピリドキシン類の投与量は、ピリドキシン類の種類、剤形等により異なるが、通常、1日あたり0.1mg乃至1200mgであり、好適には1日あたり1mg乃至800mgである。
本発明の医薬組成物が固形製剤の場合において含有される成分の重量%は、例えば、アトルバスタチン及びプラバスタチンの場合は通常、0.01乃至5%であり、好適には、0.05乃至3%であり、また、シンバスタチンの場合は通常、0.005乃至3%であり、好適には、0.03乃至2%であり、さらにまた、ピリドキシン類の重量%は通常、0.01乃至30%であり、好適には、0.1乃至20%である。
本発明の医薬組成物が液剤の場合において含有される成分の量は、例えば、アトルバスタチン及びプラバスタチンの含有量は通常、0.01乃至10mg/mLであり、好適には、0.05乃至5mg/mLであり、またシンバスタチンの含有量は通常、0.005乃至5mg/mLであり、好適には、0.03乃至3mg/mLであり、さらにまた、ピリドキシン類の含有量は通常、0.1乃至20mg/mLであり、好適には、1乃至10mg/mLである。
本発明のHMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類を含有する医薬組成物は、優れた血中脂質改善作用及び血中ホモシステイン低下作用を有するので、高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病等の循環器疾患、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆等の脳血管障害、アルツハイマー病、パーキンソン病等の神経系疾患等の予防又は治療等に有用である。又、加齢、喫煙、ホモシステイン代謝に関わる栄養障害、薬剤性、腎機能低下、慢性腎不全、糖尿病、インスリン抵抗性、悪性腫瘍、甲状腺機能低下、悪性貧血等により発現する血中ホモシステイン量の上昇の予防又は治療に有用である。
(実施例)
以下に、実施例等を示し、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
実施例1 錠剤
(1)成分
Figure 2004189716
(2)製法
上記成分及び分量をとり、日局製剤総則「錠剤」の項に準じて錠剤を製する。

実施例2 細粒剤
(1)成分
Figure 2004189716
(2)製法
上記成分及び分量をとり、日局製剤総則「顆粒剤」の項に準じて細粒剤を製する。

実施例3 カプセル剤
(1)成分
Figure 2004189716
(2)製法
上記成分及び分量をとり、日局製剤総則「顆粒剤」の項に準じて細粒剤を製した後、カプセルに充填して硬カプセル剤を製する。

実施例4 シロップ剤
(1)成分
Figure 2004189716
(2)製法
上記成分及び分量をとり、日局製剤総則「シロップ剤」の項に準じてシロップ剤を製した後、褐色ガラス瓶に充填してシロップ剤を製する。

実施例5 錠剤
(1)成分
Figure 2004189716
(2)製法
上記成分及び分量をとり、日局製剤総則「錠剤」の項に準じて錠剤を製する。

実施例6 細粒剤
(1)成分
Figure 2004189716
(2)製法
上記成分及び分量をとり、日局製剤総則「顆粒剤」の項に準じて細粒剤を製する。

実施例7 カプセル剤
(1)成分
Figure 2004189716
(2)製法
上記成分及び分量をとり、日局製剤総則「顆粒剤」の項に準じて細粒剤を製した後、カプセルに充填して硬カプセル剤を製する。

実施例8 シロップ剤
(1)成分
Figure 2004189716
(2)製法
上記成分及び分量をとり、日局製剤総則「シロップ剤」の項に準じてシロップ剤を製した後、褐色ガラス瓶に充填してシロップ剤を製する。

(試験例)
試験例1 血中脂質量の評価試験
(1)被験物質
プラバスタチンナトリウムは三共株式会社製造のものを、シンバスタチン及びアトルバスタチンカルシウムは(株)ケムテックラボ製造のものを、塩酸ピリドキシンは日本ロッシュ(株)製造のものを使用した。
(2)動物
試験動物としては、Covance Research Products Inc.からビーグル犬雄を5箇月齢で購入し、約1箇月間の検疫および馴化飼育後に使用した。
(3)投与剤形、製剤の調整方法および製剤の保存方法
試験動物毎の体重をもとに算出した必要量の被験物質を、TORPAC社のゼラチンカプセル(1/2オンス)に充填した。充填後、カプセルは動物毎に区分されたケースに入れ、投与時まで冷蔵保存した。
(4)投与経路および投与期間
被験物質を充填したカプセルは、1日1回9:00〜12:30の間に、試験動物に強制経口投与した。なお、試験動物は投与前2乃至3時間絶食させた。
投与期間は11日間とした。
(5)被験試料の調製
カプセル投与前−14および−7日(投与開始前第2週および第1週)、投与後4日、8日、12日に、橈側皮静脈から約10mL採血した。なお、採血前約18時間、試験動物は絶食させた。
得られた血液を試験管にとり、室温で30分から1時間放置後、遠心分離(約1600×g、10分間)して得られた血清を用いた。
(6)試験方法
検査結果は、総コレステロールは酵素的測定法、HDLはホモジニアス法、LDLは化学修飾酵素法、トリグリセライドは全酵素法を用いた。なお、測定には臨床化学自動分析装置(TBA-120FR、東芝製)を使用した。
(7)試験結果
塩酸ピリドキシンと、プラバスタチンナトリウム、シンバスタチン及びアトルバスタチンカルシウムそれぞれの各投与量における単剤および配合剤における各種血中脂質量を、投与2週間前および1週間前の各種血中脂質量の平均を100として換算して求めた。
得られた結果を表9から表14に示す。なお、各値とも1群5匹の平均値である。
Figure 2004189716
Figure 2004189716
Figure 2004189716
Figure 2004189716
Figure 2004189716
Figure 2004189716
シンバスタチン、プラバスタチン又はアトルバスタチンとピリドキシンを組み合わせることにより、顕著な血中脂質の改善効果が発現した。

試験例2 血中ホモシステイン量の評価試験
(1)被験物質
アトルバスタチンカルシウムは(株)ケムテックラボ製造のものを、塩酸ピリドキシンは日本ロッシュ(株)製造のものを使用した。
(2)動物
試験動物としては、Covance Research Products Inc.からビーグル犬雄を5箇月齢で購入し、約1箇月間の検疫および馴化飼育後に使用した。
(3)投与剤形、製剤の調整方法および製剤の保存方法
試験動物毎の体重をもとに算出した必要量の被験物質を、TORPAC社のゼラチンカプセル(1/2オンス)に充填した。充填後、カプセルは動物毎に区分されたケースに入れ、投与時まで冷蔵保存した。
(4)投与経路および投与期間
被験物質を充填したカプセルは、1日1回9:00〜12:30の間に、試験動物に強制経口投与した。なお、試験動物は投与前2乃至3時間絶食させた。
投与期間は11日間とした。
(5)被験試料の調製
カプセル投与前−14および−7日(投与開始前第2週および第1週)、投与後4日、8日、12日に、橈側皮静脈から約10mL採血した。なお、採血前約18時間、試験動物は絶食させた。
得られた血液を試験管にとり、室温で30分から1時間放置後、遠心分離(約1600×g、10分間)して得られた血清を用いた。
(6)試験方法
血中ホモシステイン量は、現在臨床検査にて常用されているHPLC法を用いて求めた。
(試験結果)
アトルバスタチンカルシウムと、塩酸ピリドキシンそれぞれの各投与量における単剤および配合剤における血中ホモシステイン量を、投与2週間前および1週間前の血中ホモシステイン量の平均を100として換算して求めた。
得られた結果を表15に示す。なお、各値とも1群5匹の平均値である。
Figure 2004189716
アトルバスタチンカルシウムと塩酸ピリドキシンを組み合わせることにより顕著な血中ホモシステイン量の低下作用が発現した。
本発明のHMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類を含有する医薬組成物は、優れた血中脂質改善作用及び血中ホモシステイン低下作用を有するので、高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病等の循環器疾患、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆等の脳血管障害、アルツハイマー病、パーキンソン病等の神経系疾患等の予防又は治療等に有用である。又、加齢、喫煙、ホモシステイン代謝に関わる栄養障害、薬剤性、腎機能低下、慢性腎不全、糖尿病、インスリン抵抗性、悪性腫瘍、甲状腺機能低下、悪性貧血等により発現する血中ホモシステイン量の上昇の予防又は治療に有用である。

Claims (23)

  1. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物。
  2. 血中脂質若しくは血中高ホモシステイン量を改善するための、請求項1に記載された組成物。
  3. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がプラバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチン、リバスタチン、アトルバスタチン、ピタバスタチン及びロスバスタチンからなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は請求項2に記載された組成物。
  4. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がプラバスタチン、シンバスタチン又はアトルバスタチンからなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は請求項2に記載された組成物。
  5. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がアトルバスタチンである、請求項1又は請求項2に記載された組成物。
  6. ピリドキシン類がピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン又はそれらの塩からなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1乃至請求項5から選択されるいずれか1項に記載された組成物。
  7. ピリドキシン類がピリドキシン又はその塩である、請求項1乃至請求項5から選択されるいずれか1項に記載された組成物。
  8. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がアトルバスタチン又はその塩であり、ピリドキシン類がピリドキシン又はその塩である、請求項2に記載された組成物。
  9. 血中脂質を改善するための、請求項1乃至請求項8から選択されるいずれか1項に記載された組成物。
  10. 血中高ホモシステイン量を改善するための、請求項1乃至請求項8から選択されるいずれか1項に記載された組成物。
  11. 血中高ホモシステイン量に起因する疾病を治療または予防するための、請求項1乃至請求項8から選択されるいずれか1項に記載された組成物。
  12. 高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆、アルツハイマー病又はパーキンソン病を予防又は治療するための、請求項1乃至請求項8から選択されるいずれか1項に記載された組成物。
  13. 高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆、アルツハイマー病又はパーキンソン病を予防又は治療するための、請求項8に記載された組成物。
  14. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを、同時に又は時間をおいて別々に投与することにより血中脂質若しくは血中高ホモシステイン量を改善するための、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類との組み合わせ。
  15. 血中脂質若しくは血中高ホモシステイン量を改善するための、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類との併用。
  16. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを、同時に又は時間をおいて別々に投与することによる、血中脂質若しくは血中高ホモシステイン量を改善する方法。
  17. 血中脂質を改善するための、請求項16に記載された方法。
  18. 血中高ホモシステイン量を改善するための、請求項16に記載された方法。
  19. 血中高ホモシステイン量に起因する疾病を治療または予防するための、請求項16に記載された方法。
  20. 高脂血症、動脈硬化、虚血性心疾患、心筋梗塞、血栓症、末梢血管障害、Burger病、Raynaud病、脳梗塞、脳循環不全、老年性痴呆、アルツハイマー病又はパーキンソン病を予防又は治療するための、請求項16に記載された方法。
  21. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物を投与することからなる、請求項16乃至請求項20から選択されるいずれか1項に記載された方法。
  22. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する医薬組成物を投与することからなる、請求項20に記載された方法。
  23. HMG−CoAリダクターゼ阻害剤とピリドキシン類とを含有する、血中脂質改善又は血中ホモシステイン低下のための医薬組成物を製造するための、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤及びピリドキシン類の使用。
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