JP2001520174A - 心血管疾患および脳血管疾患に関するリスクを低下させる併用療法 - Google Patents

心血管疾患および脳血管疾患に関するリスクを低下させる併用療法

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JP2001520174A JP2000516533A JP2000516533A JP2001520174A JP 2001520174 A JP2001520174 A JP 2001520174A JP 2000516533 A JP2000516533 A JP 2000516533A JP 2000516533 A JP2000516533 A JP 2000516533A JP 2001520174 A JP2001520174 A JP 2001520174A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、アテローム性動脈硬化およびアテローム性動脈硬化性疾患イベントの発生リスクの治療、予防、および/または低下に有用な、COX−2阻害剤と組み合わせたHMG−CoA還元酵素阻害剤からなる薬剤の組み合わせを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、シクロオキシゲナーゼ−2の阻害剤を組み合わせた3−ヒドロキシ
−3−メチルグルタリルコエンザイムA(HMG−CoA)還元酵素阻害剤(ま
たはHMG−CoA還元酵素阻害剤)を含む薬剤の組み合わせである。
【0002】 発明の背景 シクロオキシゲナーゼ−2の阻害剤は、非ステロイド性抗炎症剤(NSAID
)として知られているクラスのサブクラスである。NSAIDは、炎症過程に関
連するプロスタグランジン誘発性の疼痛および腫脹の緩和作用を有するが、炎症
過程に関連のない他のプロスタグランジン制御性過程にも影響を及ぼす。したが
って、最も一般的なNSAIDを高用量使用すると、生命を脅かす潰瘍など、治
療効果を制限する重篤な副作用が出現することがある。NSAIDの代わりにコ
ルチコステロイドが用いられるが、コルチコステロイドは、特に長期療法で使用
した場合には、NSAIDよりもさらに重篤な副作用が生じる。
【0003】 従来のNSAIDは、シクロオキシゲナーゼ(COX)と呼ばれる酵素を含む
、ヒトのアラキドン酸/プロスタグランジン経路の酵素を阻害することにより、
プロスタグランジンの産生を抑制することが明らかになっている。酵素COXに
は生理機能に関与するCOX−1と、炎症組織で誘発されるCOX−2の2種類
のアイソフォームが存在するという最近の発見により、新たなアプローチが開始
されている。従来のNSAIDはCOXのこれら2種類のアイソフォームを阻害
するが、炎症に関与する誘発性酵素COX−2が同定されたことにより、炎症を
より効果的に抑制するとともに、副作用が少なく、その程度も軽い、具体的な阻
害標的が明らかになった。COX−2阻害剤としての作用を有する化合物が数多
く同定されており、この分野の研究が続いている。
【0004】 最近N.Eng.J.Med.(1997年4月3日)に発表された研究によ
ると、低レベルの炎症が数年続くと、心臓発作を起こす危険性が3倍に、また脳
卒中を起こす危険性が2倍になることが明らかになった。この研究は、C反応性
蛋白(CRP)レベルが正常範囲内にあると考えられた男性1,086名を対象
に行われた。CRPレベルがグループの上位25%に入っていた男性は、下位2
5%に入っていた男性に比べ、6年以上後に心臓発作を起こす危険性が3倍に、
また脳卒中を起こす危険性が2倍であることを研究者は明らかにした。アスピリ
ンは、特にCRPレベルが最も高いグループで有益であり、これは心臓発作およ
び脳卒中の軽減にアスピリンの抗炎症作用が関与していることを示唆している。
【0005】 血中コレステロール値の上昇が冠動脈疾患(CHD)の主要なリスクファクタ
ーであることは過去数十年間明らかであり、脂質低下療法によりCHDイベント
のリスクを低下できることが多くの研究によって示されている。1987年以前
の脂質低下療法は、低飽和脂肪・低コレステロール食と、胆汁酸遮断剤(コレス
チラミンおよびコレスチポール)と、ニコチン酸(ナイアシン)と、フィブラー
ト系薬剤と、プロブコールとに本質的に限られていた。残念ながら、これらの治
療法はすべて有効性または忍容性あるいはその両方が不十分である。HDL(高
比重リポ蛋白)コレステロールの増加を伴うLDL(低比重リポ蛋白)コレステ
ロールの著しい減少は、脂質低下食と胆汁酸遮断剤との併用のみ、もしくはこれ
らの併用にニコチン酸を加えたまたは加えない治療によって可能であろう。しか
し、このような治療は実施が容易でなく、忍容性が高くないため、専門医の診療
所以外では不成功に終わることが多かった。フィブラート系薬剤はHDLコレス
テロールを増加させ、トリグリセリドを著しく減少させるとともに、LDLコレ
ステロールも中等度減少させる。フィブラート系薬剤は忍容性が良好であること
から、他の薬剤に比べて広く使用されている。プロブコールは、LDLコレステ
ロールの減少作用が弱く、HDLコレステロールも減少させてしまう。HDLコ
レステロールとCHDリスクは反比例の関係にあるため、HDLコレステロール
の減少は一般に好ましくないと考えられている。1987年に初のHMG−Co
A還元酵素阻害剤ロバスタチンの処方が認められたことにより、医師はほとんど
副作用なしに血漿コレステロールを大幅に減少させることが初めて可能になった
【0006】 最近の研究は、HMG−CoA還元酵素阻害剤クラスに属するロバスタチン、
シンバスタチン、プラバスタチンが冠動脈および頸動脈のアテローム性動脈硬化
巣の進展を遅延させることを明らかに示している。また、シンバスタチンおよび
プラバスタチンについては、冠動脈疾患イベントリスクを低下させることも示さ
れており、特にシンバスタチンの場合、冠動脈疾患死のリスクおよび総死亡率が
非常に有意に低下することがScandinavian Simbastati
n Survival Studyで確認されている。この研究では、脳血管イ
ベントの減少に関する証拠も示されている。
【0007】 シンバスタチンによって冠動脈疾患の罹患率および死亡率が著しく低下してい
るにもかかわらず、治療患者では依然としてリスクが高い。たとえば、Scan
dinavian Simvastatin Survival Studyで
は、冠動脈疾患による死亡率が42%低下しても、患者の5%がこの5年間の研
究の経過中に冠動脈疾患で死亡しており、さらなるリスク低下が明らかに必要で
ある。
【0008】 アテローム性動脈硬化、心血管イベント、脳血管イベント、およびこれらに関
連する障害などのリスクを有する多くの人々のために、これらの障害の治療、予
防、リスク低下を目的に改善された治療法が待ち望まれている。本発明は、CO
X−2阻害剤とHMG−CoA還元酵素阻害剤とからなる併用療法を提供するこ
とにより、この問題に取り組む。併用療法の一部として投与すると、COX−2
阻害剤はHMG−CoA還元酵素阻害剤と共に、HMG−CoA還元酵素阻害剤
またはCOX−2阻害剤のいずれか単独の投与より優れた治療法を提供する。
【0009】 発明の概要 本発明は、アテローム性動脈硬化およびアテローム性動脈硬化性疾患イベント
の発生リスクの治療、予防、および/または低下に有用な、COX−2阻害剤を
組み合わせたHMG−CoA還元酵素阻害剤からなる薬剤の新たな組み合わせを
提供する。
【0010】 本発明の目的の1つは、アテローム性動脈硬化の臨床徴候をまだ示していない
が、アテローム性動脈硬化およびアテローム性動脈硬化性疾患の発生リスクを有
する人々に前述の併用療法を行うことである。アテローム性動脈硬化の臨床徴候
には、(虚血性心疾患としても知られている)冠動脈疾患のようなアテローム性
動脈硬化性心血管疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患などがある。この目的に向か
って、本発明は、前記のリスクを有する人に前述の併用療法を行うことにより、
アテローム性動脈硬化性心血管疾患、冠動脈疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患の
発生リスクを予防または低下させる方法と、冠動脈疾患イベント、脳血管イベン
ト、および/または間欠性跛行の初発または続発のリスクを予防または低下させ
る方法を提供する。
【0011】 本発明の2番目の目的は、アテローム性動脈硬化の臨床徴候を有する人々に前
述の併用療法を提供することである。この目的に向かって、本発明は、臨床的に
アテローム性動脈硬化性疾患を示す前記の人々に前述の併用療法を行うことによ
り、アテローム性動脈硬化性心血管疾患、冠動脈疾患、虚血性心疾患、脳血管疾
患、末梢血管疾患の進行を停止または遅延させる方法と、冠動脈疾患イベント、
脳血管イベント、および/または間欠性跛行の初発または続発のリスクを予防ま
たは低下させる方法を提供する。
【0012】 本発明の3番目の目的は、1つまたは複数の追加的な活性薬剤の単独投与また
は併用投与を含む前述の方法を包含する。4番目の目的は、前述の方法で利用可
能な薬剤組成物を提供することである。更なる目的は、以下の詳細な説明から明
らかであろう。
【0013】 発明の詳細な説明 本発明は、アテローム性動脈硬化のリスクを有する哺乳動物またはアテローム
性動脈硬化性疾患をすでに有する哺乳動物に、治療上有効な量のHMG−CoA
還元酵素阻害剤をCOX−2阻害剤と共に投与することを含む、アテローム性動
脈硬化の発生リスクを予防または低下させる方法、ならびにアテローム性動脈硬
化性疾患が臨床的に明らかになった際にその進行を停止または遅延させる方法を
提供する。
【0014】 アテローム性動脈硬化には血管疾患と、関連する医学分野に従事する医師によ
って認識および理解される状態とが包含される。アテローム性動脈硬化性心血管
疾患、(冠動脈性心疾患または虚血性心疾患としても知られている)冠動脈疾患
、脳血管疾患、末梢血管疾患はすべてアテローム性動脈硬化の臨床徴候であり、
「アテローム性動脈硬化」および「アテローム性動脈硬化性疾患」という用語に
包含される。
【0015】 HMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤からなる組み合わせは
、冠動脈疾患イベント、脳血管イベント、および/または間欠性跛行の初発また
は再発(再発の可能性がある場合)のリスクの予防または低下のために投与でき
る。冠動脈疾患イベントにはCHD死、心筋梗塞(すなわち心臓発作)、冠動脈
血管再生術が含まれることとする。また、脳血管イベントには虚血性または出血
性脳卒中(脳血管障害としても知られている)および一過性脳虚血が含まれるこ
ととする。間欠性跛行は、末梢血管疾患の臨床症状である。本明細書で使用する
「アテローム性動脈硬化性疾患イベント」という用語には冠動脈疾患イベント、
脳血管イベント、間欠性跛行が含まれることとする。過去に1つまたは複数の非
致死性アテローム性動脈硬化性疾患イベントを経験したことのある人々は、この
イベントが再発する可能性を有する人々とする。
【0016】 したがって、本発明は、COX−2阻害剤と組み合わせた予防上有効な量のH
MG−CoA還元酵素阻害剤を、アテローム性動脈硬化性疾患イベントのリスク
を有する患者に投与することを含む、このイベントの初発または続発のリスクを
予防または低下させる方法をも提供する。患者は投与時にすでにアテローム性動
脈硬化性疾患を有する場合もあるし、あるいはこの疾患の発生リスクを有する場
合もある。
【0017】 また、本発明は、COX−2阻害剤と組み合わせた治療上有効な量のHMG−
CoA還元酵素阻害剤を、アテローム性動脈硬化およびアテローム性動脈硬化性
疾患イベントの治療が必要な患者に投与することを含む、アテローム性動脈硬化
およびアテローム性動脈硬化性疾患イベントの発生リスクを治療、予防、および
/または低下させる方法および総コレステロール値を低下させる方法を単独で、
もしくはCOX−2介在疾患または障害の治療と共に提供する。COX−2介在
疾患または障害には、非ステロイド性抗炎症剤による治療に反応する炎症性疾患
、慢性関節リウマチを始めとする関節炎、変性性関節疾患(変形性関節症)など
がある。
【0018】 本併用療法の治療対象者には、アテローム性動脈硬化性疾患の発生リスクを有
する者およびアテローム性動脈硬化性疾患イベントを有する者が含まれる。アテ
ローム性動脈硬化性疾患の標準的なリスクファクターは、関連する医学分野に従
事する通常の医師に知られている。医師に知られているリスクファクターには高
血圧、喫煙、糖尿病、高比重リポ蛋白(HDL)コレステロール低値、アテロー
ム性動脈硬化性心血管疾患の家族歴などがあるが、これらに限定されるものでは
ない。アテローム性動脈硬化性疾患の発生リスクを有する者を同定するためのガ
イドラインは、National Cholesterol Educatio
n Program,Second report of the Exper
t Panel on Detection,Evaluation,and
Treatment of High Blood Cholesterol
in Adults(Adult Treatment Panel II),
National Institute of Health,Nationa
l Heart Lung and Blood Institute,NIH
Publication No.93−3095,September 19
93; abbreviated version: Expert Pane
l on Detection,Evaluation,and Treatm
ent of High Blood Cholesterol in Adu
lts,Summary of the second report of
the national cholesterol education p
rogram(NCEP)Expert Panel on Detectio
n,Education,and Treatment of High Bl
ood Cholesterol in Adults(Adult Trea
tment Panel II),JAMA,1993,269,pp.301
5−23に発表されている。前述のリスクファクターを1つまたは複数有すると
判断される者には、アテローム性動脈硬化性疾患の発生リスクを有すると考えら
れる者のグループが含まれることとする。前述のリスクファクターを1つまたは
複数有すると判断される者、ならびにすでにアテローム性動脈硬化を有する者は
、アテローム性動脈硬化性疾患イベントのリスクを有すると考えられる者のグル
ープに含まれることとする。
【0019】 本発明を実施するため、HMG−CoA還元酵素を阻害する化合物をCOX−
2阻害剤と共に使用する。HMG−CoA還元酵素に対して阻害作用を有する化
合物は、当該分野でよく知られているアッセイを利用することにより容易に同定
可能である。たとえば、米国特許第4,231,938号のcol.6およびW
O84/02131のpp.30−33に記載、引用されたアッセイを参照。
【0020】 使用可能なHMG−CoA還元酵素阻害剤の例としてはロバスタチン(MEV
ACOR(R)、米国特許第4,231,938号参照)、シンバスタチン(Z
OCOR(R)、米国特許第4,444,784号参照)、プラバスタチン(P
RAVACHOL(R)、米国特許第4,346,227号参照)、フルバスタ
チン(LESCOL(R)、米国特許第5,354,772号参照)、アトルバ
スタチン(LIPITOR(R)、米国特許第5,273,995号参照)、セ
リバスタチン(リバスタチンとしても知られている。米国特許第5,177,0
80号参照)などがあるが、これらに限定されるものではない。これらのHMG
−CoA還元酵素阻害剤および本法で使用可能なHMG−CoA還元酵素阻害剤
の構造式は、M.Yalpani著「Cholesterol Lowerin
g Drugs」、Chemistry & Industry,pp.85−
89(1996年2月5日)の87頁に記載されている。HMG−CoA還元酵
素阻害剤という用語は、HMG−CoA還元酵素阻害作用を有する化合物の薬学
的に認容される塩、エステル、およびラクトンをすべて含むこととする。したが
って、このような塩、エステル、およびラクトンの使用は発明の範囲内に含まれ
る。HMG−CoA還元酵素阻害剤は、好ましくはロバスタチンおよびシンバス
タチンから、最も好ましくはシンバスタチンを選択する。
【0021】 本明細書において、「薬学的に認容される塩」という用語は、遊離酸を適切な
有機塩基または無機塩基に反応させることによって一般に調製される、本発明で
使用される化合物の非毒性塩を意味する。HMG−CoA還元酵素阻害剤の塩の
例としては、酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、硫酸水素
塩、酒石酸水素塩、ホウ酸塩、臭化物、カルシウム、エデト酸カルシウム、カム
シレート、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、ジヒドロ塩化物、エ
デト酸塩、エジシレート、エストレート、エシレート、フマル酸塩、グルセプテ
ート、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニル酸塩、ヘキシルレ
ゾニシン酸塩、ヒドラバミン、臭化水素酸塩、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩
、ヨウ化物、イソチオン酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リン
ゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシレート、メチル臭化物、メチル硝酸
塩、メチル硫酸塩、ムケート、ナプシレート、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸
塩、パモエート、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポ
リガラクツロン酸塩、カリウム、サリチル酸塩、ナトリウム、ステアリン酸塩、
塩基性酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクレート、トシレー
ト、トリエチオジド、および吉草酸塩などがあるが、これらに限定されるもので
はない。
【0022】 前述の化合物のエステル誘導体は、温血動物の血流に吸収されると薬剤を遊離
するような方法で分割して薬剤により高い治療効果を発揮させるプロドラッグと
して機能することが可能である。
【0023】 本明細書において「シクロオキシゲナーゼ−2の阻害剤」、「シクロオキシゲ
ナーゼ−2阻害剤」、「COX−2阻害剤」という用語は、シクロオキシゲナー
ゼ−1に優先してシクロオキシゲナーゼ−2を選択的に阻害する化合物を含む。
本明細書中で参考として援用されているC.Brideau他、Inflamm
.Res.45: 68−74(1996)に記載されているヒト全血COX−
1アッセイおよびヒト全血COX−2アッセイを使用し、COX−2阻害剤は、
ヒト全血COX−2アッセイにおいてシクロオキシゲナーゼ−2のIC50が約
2μM未満であり、しかもヒト全血COX−1アッセイにおいてシクロオキシゲ
ナーゼ−1のIC50が約5μM以上であることが好ましい。また、その化合物
のシクロオキシゲナーゼ−1阻害に対するシクロオキシゲナーゼ−2阻害の選択
の比率は少なくとも10であることが好ましく、少なくとも40であることがよ
り好ましい。その結果得られる選択性は、一般的なNSAIDが誘発する副作用
の発現率を低下させる能力を示すことができる。
【0024】 J.Talley,Exp.Opin.Ther.Patents(1997
),7(1),pp.55−62に説明されているように、COX−2選択的阻
害剤化合物では、構造の異なる3種類のクラスが同定されている。1つ目のクラ
スはメタンスルホンアニリドクラスの阻害剤で、NS−398、フロスリド、ニ
メスリド、L−745,337などがこれに属する。
【0025】
【化1】
【0026】 2つ目のクラスは三環系阻害剤で、これはさらに中央に炭素環を持つタイプ(
例:SC−57666、及び)、中央に単環複素環を持つタイプ(例:Du
P697、SC−58125、SC−58635、及び)、中央に二環
複素環を持つタイプ(例:、および10)などのサブクラスに分
けられる。化合物3、化合物4及び化合物5は米国特許第5,474,995号
に記載されている。
【0027】
【化2】
【0028】
【化3】
【0029】 3つ目のクラスはNSAIDを構造的に修飾したタイプと呼ぶことが可能で、
その例としてはL−761,066や構造11などがある。
【0030】
【化4】
【0031】 構造別クラスやサブクラス、特定のCOX−2阻害剤化合物の例、本明細書中
で参考として援用されているTalley刊行物に記載されている参考雑誌およ
び特許公報に加え、シクロオキシゲナーゼ−2を選択的に阻害する化合物の例は
下記の特許公報にも記載されており、これらの特許公報はすべて本明細書中で参
考として援用されている。米国特許第5,344,991号、第5,380,7
38号、第5,393,790号、第5,409,944号、第5,434,1
78号、第5,436,265号、第5,466,823号、第5,474,9
95号、第5,510,368号、第5,536,752号、第5,550,1
42号、第5,552,422号、第5,604,253号、第5,604,2
60号、第5,639,780号、国際特許明細書第94/13635号、第9
4/15932号、第94/20480号、第94/26731号、第94/2
7980号、第95/00501号、第95/15316号、第96/0338
7号、第96/03388号、第96/06840号、国際公開WO94/20
480、WO96/21667、WO96/31509、WO96/36623
、WO97/14691、WO97/16435。
【0032】 本発明の範囲に含まれる他のCOX−2阻害剤化合物には以下のものがある。
【0033】
【化5】
【化6】
【0034】 上記化合物の中には、以下の化学名で同定されるものもある。
【0035】 :3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H
)−フラノン; :3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)
フェニル)−2−(5H)−フラノン; :5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(
3−フルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; 12:5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−
(2−プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 13:5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(2−
メチル−5−ピリジニル)ピリジン; 14:2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)−2−シクロペンテン−1−オン; 15:5(S)−5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)
フェニル)−3−(2−プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 16:5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
−3−(3,4−ジフルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; 17:3−((2−チアゾリル)メトキシ)−4−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)−5,5−ジメチル−5H−フラン−2−オン; 18:3−プロピルオキシ−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5
,5−ジメチル−5H−フラン−2−オン; 19:3−(1−シクロプロピルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−
メチルスルホニル)フェニル)−5H−フラン−2−オン; 20:ナトリウム2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニ
ル)フェニル)−4−オキソ−2−ペンテン酸塩; 21:3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メ
チルスルホニル)フェニル)−5H−フラン−2−オン; 22:3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メ
チルスルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 23:3−イソプロポキシ−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニ
ル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 24:5,5−ジメチル−3−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−
4−(4−メチルスルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン; 25:5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(3−
ピリジニル)ピリジン。
【0036】 下記の刊行物は、以下に示す化合物の製造方法を記載および/または提供する
。化合物12、15、17、18、19および21はWO97/14691、化
合物22、23および24はWO97/16435、化合物20はWO96/3
6623、化合物14は米国特許第5,536,752号、化合物16は米国特
許第5,474,995号。化合物13および25については本明細書の実施例
を参照。
【0037】 また、WO96/41645に下図の構造式Iや定義、好ましい定義、種類を
有すると記載されている化合物は、本明細書中で参考として援用されている。
【0038】
【化7】
【0039】 構造式(I)の特に好ましい化合物には以下の化合物がある。
【0040】 5−(4−フルオロフェニル)−1−[4−(メチルスルホニル)フェニル]
−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−5−[4−(メチルスルホニル)フェニル]
−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール; 4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシフェニル)−1H−
ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(3,5−ビス(4−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル)
ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−クロロフェニル)−3−フェニル−1H−ピラゾール−1−
イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(3,5−ビス(4−メトキシフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル
)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メチルフェニル)−1H−ピ
ラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)−1H−ピ
ラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(5−クロロ−2−チエニル)−1
H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(4−クロロ−3,5−ジフェニル−1H−ピラゾール−1−イル)ベン
ゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピ
ラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−フェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1
−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−
ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−メトキシフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−
ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(ジフルオロメチル)−1H−ピラ
ゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピ
ラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(4−クロロ−5−(4−クロロフェニル)−3−(トリフルオロメチル
)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(3−(ジフルオロメチル)−5−(4−メチルフェニル)−1H−ピラ
ゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(3−(ジフルオロメチル)−5−フェニル−1H−ピラゾール−1−イ
ル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(3−(ジフルオロメチル)−5−(4−メトキシフェニル)−1H−ピ
ラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(3−シアノ−5−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−
イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(3−(ジフルオロメチル)−5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニ
ル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−(トリフルオロメ
チル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(4−クロロ−5−フェニル−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンス
ルホンアミド; 4−(5−(4−クロロフェニル)−3−(ヒドロキシフェニル)−1H−ピ
ラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(5−(4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル)−3−(トリフルオ
ロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 5−(4−フルオロフェニル)−6−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
スピロ[2.4]ヘプト−5−エン; 4−(6−(4−フルオロフェニル)スピロ[2.4]ヘプト−5−エン−5
−イル)ベンゼンスルホンアミド; 6−(4−フルオロフェニル)−7−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
スピロ[3.4]オクト−6−エン; 5−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)−6−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)スピロ[2.4]ヘプト−5−エン; 4−(6−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)スピロ[2.4]ヘプト−
5−エン−5−イル)ベンゼンスルホンアミド; 5−(3,5−ジクロロ−4−メトキシフェニル)−6−(4−(メチルスル
ホニル)フェニル)スピロ[2.4]ヘプト−5−エン; 5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−6−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)スピロ[2.4]ヘプト−5−エン; 4−(6−(3,4−ジクロロフェニル)スピロ[2.4]ヘプト−5−エン
−5−イル)ベンゼンスルホンアミド; 2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(4−フルオロフェニル)
−5−(4−メチルスルホニルフェニル)チアゾール; 2−(2−クロロフェニル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メ
チルスルホニルフェニル)チアゾール; 5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2
−メチルチアゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)−2
−トリフルオロメチルチアゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)−2
−(2−チエニル)チアゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)−2
−ベンジルアミノチアゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−メチルスルホニルフェニル)−2
−(1−プロピルアミノ)チアゾール; 2−((3,5−ジクロロフェノキシ)メチル)−4−(4−フルオロフェニ
ル)−5−(4−メチルスルホニル)フェニル)チアゾール; 5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2
−トリフルオロメチルチアゾール; 1−メチルスルホニル−4−(1,1−ジメチル−4−(4−フルオロフェニ
ル)シクロペンタ−2,4−ジエン−3−イル)ベンゼン; 4−(4−(4−フルオロフェニル)−1,1−ジメチルシクロペンタ−2,
4−ジエン−3−イル)ベンゼンスルホンアミド; 5−(4−フルオロフェニル)−6−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
スピロ[2.4]ヘプタ−4,6−ジエン; 4−(6−(4−フルオロフェニル)スピロ[2.4]ヘプタ−4,6−ジエ
ン−5−イル)ベンゼンスルホンアミド; 6−(4−フルオロフェニル)−2−メトキシ−5−(4−(メチルスルホニ
ル)フェニル)−ピリジン−3−カルボニトリル; 2−ブロモ−6−(4−フルオロフェニル)−5−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)−ピリジン−3−カルボニトリル; 6−(4−フルオロフェニル)−5−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
−2−フェニル−ピリジン−3−カルボニトリル; 4−(2−(4−メチルピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)
−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(2−(5−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)
−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(2−(2−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)
−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 3−(1−(4−メチルスルホニル)フェニル)−4−(トリフルオロメチル
)−1H−イミダゾール−2−イル)ベンゼンスルホンアミド; 2−(1−(4−メチルスルホニル)フェニル)−4−(トリフルオロメチル
)−1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン; 2−メチル−4−(1−(4−メチルスルホニル)フェニル)−4−(トリフ
ルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン; 2−メチル−6−(1−(4−メチルスルホニル)フェニル)−4−(トリフ
ルオロメチル)−1H−イミダゾール−2−イル)ピリジン; 4−(2−(6−メチルピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)
−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−(4−メチルスルホニル)フェニ
ル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール; 4−(2−(4−メチルフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イ
ミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−
4−メチル−1H−イミダゾール; 2−(4−クロロフェニル)−1−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−
4−フェニル−1H−イミダゾール; 2−(4−クロロフェニル)−4−(4−フルオロフェニル)−1−(4−(
メチルスルホニル)フェニル)−1H−イミダゾール; 2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−1−(4−(メチルスルホニ
ル)フェニル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール; 1−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−フェニル−4−トリフルオ
ロメチル−1H−イミダゾール; 2−(4−メチルフェニル)−1−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−
4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール; 4−(2−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−4−(トリフルオロメチル
)−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 2−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−1−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)−4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール; 4−(2−(3−フルオロ−5−メチルフェニル)−4−(トリフルオロメチ
ル)−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 2−(3−メチルフェニル)−1−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−
4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール; 4−(2−(3−メチルフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イ
ミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 1−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(3−クロロフェニル)−
4−トリフルオロメチル−1H−イミダゾール; 4−(2−(3−クロロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−1H−イ
ミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール−1
−イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(2−(4−メトキシ−3−クロロフェニル)−4−(トリフルオロメチ
ル)−1H−イミダゾール−1−イル)ベンゼンスルホンアミド; 1−アリル−4−(4−フルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール; 4−(1−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−5−(トリフルオロメチ
ル)−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゼンスルホンアミド; N−フェニル−(4−(4−フルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホ
ニル)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル
)アセトアミド; エチル−(4−(4−フルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)
フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)アセ
テート; 4−(4−フルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
−1−(2−フェニルエチル)−1H−ピラゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
−1−(2−フェニルエチル)−5−(トリフルオロメチル)ピラゾール; 1−エチル−4−(4−フルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール; 5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
−2−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール; 4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5−(2−チオフェニル)−2
−(トリフルオロメチル)−1H−イミダゾール; 5−(4−フルオロフェニル)−2−メトキシ−4−(4−(メチルスルホニ
ル)フェニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン; 2−エトキシ−5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニ
ル)フェニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン; 5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
−2−(2−プロピニルオキシ)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン; 2−ブロモ−5−(4−フルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)−6−(トリフルオロメチル)ピリジン; 4−(2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)−4,5−ジフルオロフェ
ニル)ベンゼンスルホンアミド; 1−(4−フルオロフェニル)−2−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
ベンゼン; 5−ジフルオロメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−フ
ェニルイソオキサゾール; 4−(3−エチル−5−フェニルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスル
ホンアミド; 4−(5−ジフルオロメチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル)ベ
ンゼンスルホンアミド; 4−(5−ヒドロキシメチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル)ベ
ンゼンスルホンアミド; 4−(5−メチル−3−フェニルイソオキサゾール−4−イル)ベンゼンスル
ホンアミド; 1−(2−(4−フルオロフェニル)シクロペンテン−1−イル)−4−(メ
チルスルホニル)ベンゼン; 1−(2−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)シクロペンテン−1−イル
)−4−(メチルスルホニル)ベンゼン; 1−(2−(4−クロロフェニル)シクロペンテン−1−イル)−4−(メチ
ルスルホニル)ベンゼン; 1−(2−(2,4−ジクロロフェニル)シクロペンテン−1−イル)−4−
(メチルスルホニル)ベンゼン; 1−(2−(4−トリフルオロメチルフェニル)シクロペンテン−1−イル)
−4−(メチルスルホニル)ベンゼン; 1−(2−(4−メチルチオフェニル)シクロペンテン−1−イル)−4−(
メチルスルホニル)ベンゼン; 1−(2−(4−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルシクロペンテン−1
−イル)−4−(メチルスルホニル)ベンゼン; 4−(2−(4−フルオロフェニル)−4,4−ジメチルシクロペンテン−1
−イル)ベンゼンスルホンアミド; 1−(2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロペンテン−1−
イル)−4−(メチルスルホニル)ベンゼン; 4−(2−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチルシクロペンテン−1−
イル)ベンゼンスルホンアミド; 4−(2−(4−フルオロフェニル)シクロペンテン−1−イル)ベンゼンス
ルホンアミド; 4−(2−(4−クロロフェニル)シクロペンテン−1−イル)ベンゼンスル
ホンアミド; 1−(2−(4−メトキシフェニル)シクロペンテン−1−イル)−4−(メ
チルスルホニル)ベンゼン; 1−(2−(2,3−ジフルオロフェニル)シクロペンテン−1−イル)−4
−(メチルスルホニル)ベンゼン; 4−(2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)シクロペンテン−1−イ
ル)ベンゼンスルホンアミド; 1−(2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)シクロペンテン−1−イル
)−4−(メチルスルホニル)ベンゼン; 4−(2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)シクロペンテン−1−イル
)ベンゼンスルホンアミド; 4−(2−(2−メチルピリジン−5−イル)シクロペンテン−1−イル)ベ
ンゼンスルホンアミド; エチル2−(4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)オキサゾール−2−イル)−2−ベンジル−アセテート; 2−(4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−(メチルスルホニル)フェ
ニル)オキサゾール−2−イル)酢酸; 2−(t−ブチル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−(メチルス
ルホニル)フェニル)オキサゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−(メチルスルホニル)フェニル)
−2−フェニルオキサゾール; 4−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−5−(4−(メチルスルホニル
)フェニル)オキサゾール;および 4−(5−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−2−トリフルオロメチ
ル−4−オキサゾリル)ベンゼンスルホンアミド; またはこれらの化合物の薬学的に認容される塩。
【0041】 本発明で使用する化合物は1つまたは複数のキラル中心を持つことがあり、ま
たラセミ化合物、ラセミ混合物として、個々のジアステレオマーまたはエナンチ
オマーとして生じることがある。したがって、このような異性体および混合物は
すべて本発明の範囲内に含まれる。さらに、本発明の化合物の結晶形には多形と
して存在するものもあり、このような結晶も本発明に含まれることとする。また
、本発明の化合物の中には、水または一般的な有機溶媒により溶媒和物を形成す
るものもある。このような溶媒和物および水和物ならびに無水化合物は本発明の
範囲内に含まれる。本明細書に記載されている化合物の中には、オレフィン二重
結合を有するものがあり、特に断わり書きがない限り、E幾何異性体およびZ幾
何異性体の双方を含むこととする。
【0042】 本発明で使用可能なCOX−2阻害剤には、この薬剤の薬学的に認容される塩
すべてが含まれる。COX−2阻害剤の塩の例としては、アルミニウム、アンモ
ニウム、カルシウム、銅、第二鉄、第一鉄、リチウム、マグネシウム、第二マン
ガン、第一マンガン、カリウム、ナトリウム、亜鉛などの塩を始めとする無機塩
基由来の塩が挙げられるが、これに限定されるものではない。特に好ましいのは
アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムの塩である。
薬学的に認容される非毒性有機塩基由来の塩には第1級アミン、第2級アミン、
第3級アミン、天然型を含む置換アミン、環状アミン、陰イオン交換樹脂、アル
ギニン、ベタイン、カフェイン、コリン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン
、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノ
ール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチ
ルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプ
ロピルアミン、リシン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジ
ン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、
トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなどがある。
【0043】 COX−2阻害剤を組み合わせたHMG−CoA還元酵素阻害剤を含む薬学的
組み合わせには、HMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤の両剤
を含有する単独製剤の投与、ならびに各々の製剤を用いた各活性薬剤の投与が含
まれる。個々の製剤を用いる場合、HMG−CoA還元酵素阻害剤とCOX−2
阻害剤は本質的に一緒に、すなわち同時に、もしくは時間をずらして、すなわち
逐次的に投与することができる。本発明の薬学的組み合わせは、これらの投与方
法をすべて含むこととする。このような多様な投与方法は、HMG−CoA還元
酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤の有益な薬学的作用がほぼ同時に患者に認識
される限り、本発明に適している。有益な作用は、各阻害剤の血中濃度がほぼ同
時に維持される場合に得られるのが好ましい。HMG−CoA還元酵素阻害剤お
よびCOX−2阻害剤は1日1回同時に投与するのが好ましい。しかし、HMG
−CoA還元酵素阻害剤を1日1回、COX−2阻害剤を1日1回または2回ま
たはそれ以上といった、様々な投与スケジュールも本明細書に含まれる。HMG
−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤の両剤からなる単独の経口剤が
好ましい。単独の製剤は患者にとって好都合であり、これは特に冠動脈疾患をす
でに有し、複数の薬剤を必要とする可能性のある患者で考慮すべき重要な事柄で
ある。
【0044】 「治療上有効な量」という用語は、研究者、獣医師、医師、その他の臨床家が
検討する組織や系統、動物、ヒトなどの生物学的反応または医学的反応を惹起す
る薬剤または製剤の量を意味することとする。「予防上有効な量」という用語は
、研究者、獣医師、医師、その他の臨床家が検討する組織や系統、動物、ヒトな
どにおいて生物学的または医学的イベントの発生リスクを予防または低下させる
製剤の量を意味することとする。COX−2阻害剤を組み合わせたHMG−Co
A還元酵素阻害剤を利用した投与方法は、タイプ、動物種、年齢、体重、性別、
患者の病態、治療を行う病態の重症度、投与経路、患者の腎機能および肝機能、
特殊な化合物またはその塩またはエステルなど、様々な要因に従って選択する。
併用療法では2種類の活性薬剤を一緒に用いるため、各々の薬剤の力価や、薬剤
を一緒に組み合わせることで生じる相互作用も考慮する必要がある。病態の進展
の予防や停止に必要な、治療上有効な量または予防上有効な量を決定する目的で
これらの要因を考慮することは、当分野の臨床家の範囲内にある。
【0045】 「患者」という用語には、本明細書に記載されている使用法のいずれについて
も、COX−2阻害剤を組み合わせたHMG−CoA還元酵素阻害剤を摂取する
哺乳動物、特にヒトが含まれる。患者に対するこれらの薬剤の組み合わせの投与
には、自己投与および他人による患者への投与が含まれる。
【0046】 具体的に、HMG−CoA還元酵素阻害剤の1日投与量は、抗高脂血症治療に
使用される量およびPhysicians’ Desk Reference(
PDR)に記載されている量と同一または同様の量とする。たとえば、PDRの
第50版、1996年(Medical Economics Co)を参照。
特に、この本の216頁の見出し「抗高脂血症薬」、小見出し「HMG−CoA
還元酵素阻害剤」およびここに引用されている参考頁を参照。HMG−CoA還
元酵素阻害剤の経口投与量は約1〜200mg/日からが好ましく、約5〜16
0mg/日からがより好ましい。しかし、投与量は、使用する特定のHMG−C
oA還元酵素阻害剤の力価ならびに前述の要因によって異なる。十分な力価を有
するHMG−CoA還元酵素阻害剤は、1ミリグラム未満の1日量を投与するこ
とができる。このようなHMG−CoA還元酵素阻害剤は1日1〜4回投与する
ことができるが、1日1回が好ましい。
【0047】 たとえば、シンバスタチンの1日投与量は5mg、10mg、20mg、40
mg、80mgおよび160mgから、ロバスタチンの1日投与量は10mg、
20mg、40mgおよび80mgから、フルバスタチンナトリウムの1日投与
量は20mg、40mgおよび80mgから、プラバスタチンナトリウムの1日
投与量は10mg、20mgおよび40mgから、アトルバスタチンカルシウム
の1日投与量は10mg、20mgおよび40mgから選択する。
【0048】 シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤は、NSAIDの従来の用量レベルまでの用
量レベルで投与することができる。適切な用量レベルは、選択するシクロオキシ
ゲナーゼ−2阻害剤の抗炎症作用によって異なるが、適切なレベルの典型例は1
日当たり約0.001〜50mg/kg、好ましくは1日当たり0.005〜3
0mg/kg、具体的には1日当たり0.05〜10mg/kgである。シクロ
オキシゲナーゼ−2阻害剤は1日6回まで、好ましくは1日1〜4回、具体的に
は1日1回投与することができる。
【0049】 HMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤に他の活性薬剤を追加
し、これらすべてを含有する単独の製剤として、あるいは別々の製剤として投与
することができる。これにより、同時投与または逐次投与が可能になる。1つま
たは複数の活性薬剤をHMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤と
共に投与することができる。追加する1つまたは複数の活性薬剤は、コレステロ
ール低下剤でもよい。追加可能な活性薬剤の例としては、HMG−CoAシンタ
ーゼ阻害剤、スクアレンエポキシダーゼ阻害剤、スクアレンシンセターゼ阻害剤
(別名:スクアレンシンターゼ阻害剤)、アシルCoA、コレステロールアシル
トランスフェラーゼ(ACAT)阻害剤、プロブコール、ナイアシン、クロフィ
ブラート、フェノフィブラート、ゲムフィブリゾールなどのフィブラート系薬剤
、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸遮断剤、LDL(低比重リポ蛋白)受容体
誘導物質、血小板凝集阻害剤、たとえば糖タンパクIIb/IIIaフィブリノ
ーゲン受容体拮抗薬、アスピリンなど、ビタミンB(別名:ピリドキシン)お
よびHCl塩などのその薬学的に認容される塩またはエステル、ビタミンB12 (別名:シアノコバラミン)、β遮断剤、葉酸若しくはナトリウム塩、メチルグ
ルカミン塩などのその薬学的に認容される塩若しくはエステル、ビタミンC、ビ
タミンE、βカロチンなどの抗酸化ビタミンなどがある。
【0050】 HMG−CoAシンターゼ阻害剤の例としては、米国特許第4,806,56
4号、第4,816,477号、第4,847,271号、第4,751,23
7号に開示されているβラクトン誘導体、米国特許第4,983,597号に開
示されているβラクタム誘導体、欧州特許公報EPO411703に開示されて
いる置換オキサシクロプロパンアナログがある。本明細書において使用に適した
スクアレンシンセターゼ阻害剤には、以下の式で示されるようなイソプレノイド
(ホスフィニルメチル)−ホスホネートなど、Biller等がJ.Med.C
hem.,1988,Vol.31,No.10,pp.1869−1871に
開示している阻害剤、
【0051】
【化8】
【0052】 ただし、Rは以下のとおりである。
【0053】
【化9】
【0054】 その三酸、そのトリエステル、そのトリカリウム塩やトリナトリウム塩、なら
びに係属中の米国特許第4,871,721号および第4924024号やBi
ller等のJ.Med.Chem.,1988,Vol.31,No.10,
pp.1869−1871に開示されている他のスクアレンシンセターゼ阻害剤
などがあるが、これに限定されるものではない。
【0055】 また、本明細書において使用に適した他のスクアレンシンセターゼ阻害剤には
、P.Ortiz de Montellano等がJ.Med.Chem.,
1977,20,243−249に開示しているテルペノイドピロリン酸、Co
reyおよびVolanteがJ.Am.Chem.Soc.1976,98,
1291−1293に開示しているファルネシル二リン酸アナログAおよびプレ
スクアレンピロリン酸(PSQ−PP)アナログ、McClard,R.W.等
がJ.A.C.S.,1987,109,5544に報告しているホスフィニル
ホスホネート、Capson,T.L.がPhD dissertation,
June 1987,Dept.Med.Chem.U.of Utah,Ab
stract,Table of Contents,pp.16,17,40
−43,48−51,Summaryに報告しているシクロプロパンがある。
【0056】 さらに、Takeda Chemical Industriesに付与され
たEP O 567 026に記載されているベンゾジアゼピンスクアレンシン
ターゼ阻害剤と、PCT公報WO94/03451、WO93/09115、W
O93/21183、WO93/21184、WO93/24486および米国
第5135935号に記載されているキヌクリジニルスクアレンシンセターゼ阻
害剤は、本発明のHMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤の組み
合わせと一緒に投与することができる。また、米国特許第5,284,758号
、第5,283,256号、第5,262,435号、第5,260,332号
、第5,264,593号、第5,260,215号、第5,258,401号
、第5,254,727号、第5,256,689号、第5,132,320号
、第5,278,067号およびPCT公報WO92/12156、WO92/
12157、WO92/12158、WO92/12159、WO92/121
60、WO93/18040、WO93/18039、WO93/07151、
および欧州特許公報EP O 512 865、EP O 568 946、E
P O 524 677、EP O 450 812に記載されているzara
gozic acidタイプのスクアレンシンターゼ阻害剤、ならびに米国特許
第5,254,727号の非環式トリカルボン酸化合物も使用できる。
【0057】 スクアレンエポキシダーゼ阻害剤の例示的なものとしての図は、欧州特許公報
EP O 318 860および日本特許公報JO2 169−571Aに開示
されている。LDL受容体遺伝子誘発分子は米国特許第5,182,298号に
開示されている。
【0058】 本発明の方法で使用可能な胆汁酸遮断剤の例としては、コレスチラミン、コレ
スチポール、ポリ[メチル−(3−トリメチルアミノプロピル)イミノ−トリメ
チレンジハロゲン化物]、Geltex Pharmaceuticals,I
nc.に付与されたWO95/34585およびHisamitsu Phar
maceutical Co.,Inc.に譲渡されたEP O 622 07
8に開示されているものがある。
【0059】 本発明の方法で使用可能なコレステロール吸収阻害剤の例としては、Pfiz
er Inc.に譲渡されたWO95/18143およびWO95/18144
、Schering Corp.に譲渡されたWO94/17038、WO95
/08532およびWO93/02048に記載されているものがある。
【0060】 HMG−CoA還元酵素阻害剤とCOX−2阻害剤との併用療法と共に使用で
き、追加可能な前述の活性薬剤は、たとえばPDRに指示されている量または参
考開示に指示されている量で使用することができる。
【0061】 この併用療法で使用する活性薬剤は、錠剤、カプセル剤(いずれも徐放性製剤
を含む)、丸剤、散剤、顆粒剤、エリキシル剤、チンキ剤、懸濁剤、シロップ剤
、乳剤などの経口剤として投与できる。本発明には、速放性製剤および放出制御
性製剤の双方の使用が含まれる。放出制御性経口剤の具体的な例は、米国特許第
5,366,738号に記載されている。経口剤が好ましい。経口剤は当業者に
知られている。たとえば、Remington’s Pharmaceutic
al Sciences,Mack Publishing Co.,East
on,PAを参照。
【0062】 本発明の方法において、活性薬剤は、意図する投与形態、すなわち内服用錠剤
やカプセル剤、エリキシル剤、シロップ剤などに関して適切に選択した、適切な
薬学的希釈剤や添加剤、担体(本明細書では集合的に「担体」材料と呼ぶ)と混
合し、従来の薬学的方法に従って投与する。
【0063】 たとえば、錠剤またはカプセル剤の形で経口投与する場合、活性薬剤の成分は
乳糖、デンプン、ショ糖、ブドウ糖、修飾糖類、修飾デンプン、メチルセルロー
スおよびその誘導体、二カルシウムリン酸塩、硫酸カルシウム、マンニトール、
ソルビトール、その他の還元糖類および非還元糖類、ステアリン酸マグネシウム
、ステアリン酸、フマル酸ステアリルナトリウム、ベヘン酸グリセリン、ステア
リン酸カルシウムなどの薬学的に認容される非毒性不活性担体と組み合わせるこ
とができる。液剤の形で経口投与する場合、活性薬剤の成分はエタノール、グリ
セロール、水などの薬学的に認容される非毒性不活性担体と組み合わせることが
できる。さらに、必要であれば、適切な結合剤や潤滑剤、崩壊剤、着色剤、香味
剤もこの混合物に組み入れることができる。剤形を安定させるために、抗酸化剤
(BHA、BHT、没食子酸プロピル、アスコルビン酸ナトリウム、クエン酸)
のような安定剤を追加することもできる。他の適切な成分には、ゼラチン、甘味
剤、天然ゴムおよび合成ゴム(アカシア、トラガカント、アルギン酸塩)、カル
ボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ロウなどがある。
【0064】 活性薬剤は、小さなユニラメラ・リポソームや大きなユニラメラ・リポソーム
、マルチラメラ・リポソームなどのリポソームデリバリーシステムの形で投与す
ることもできる。リポソームは、コレステロールやステアリルアミン、ホスファ
チジルコリンなど、様々なリン脂質から形成することができる。
【0065】 活性薬剤は、化合物の分子が結合する個々の担体としてモノクローナル抗体を
利用して投与することもできる。また、活性薬剤は、標的薬剤担体として溶解性
ポリマーと結合させることもできる。このようなポリマーにはポリビニルピロリ
ドン、ピラン共重合体、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミドフェノール、
ポリヒドロキシエチルアスパルトアミドフェノール、またはパルミトイル残基で
置換したポリエチレンオキサイドポリリシンがある。さらに、薬剤の放出制御に
有用な生体内分解性ポリマー、たとえばポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリ乳酸
グリコール酸共重合体、ポリイプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、
ポリオルソエステル、ポリアセタール、ポリジヒドロピラン、ポリシアノアクリ
ル酸塩、ヒドロゲルの架橋性または両親媒性ブロック共重合体に活性薬剤を結合
させることもできる。
【0066】 本発明の方法の活性薬剤は、たとえば1日2回または3回といった分割投与が
可能であるが、HMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤を各々1
日1回投与するのが好ましく、両剤を単独の製剤として1日1回投与するのが最
も好ましい。
【0067】 本発明には、HMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤と薬学的
に認容される担体との組み合わせからなる製剤、ならびにHMG−CoA還元酵
素阻害剤およびCOX−2阻害剤を薬学的に認容される担体とを組み合わせるこ
とによって作られる製剤の製造方法も含まれる。
【0068】 治療上有効な量のHMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤は、
アテローム性動脈硬化性疾患の発生リスクの予防または低下と、臨床的に発症し
たアテローム性動脈硬化性疾患の進行の遅延または停止と、アテローム性動脈硬
化性疾患イベントの初発リスクまたは再発リスクの予防または低下に有用な薬剤
の調製に一緒に用いることができる。たとえば、この薬剤は、約1mg〜200
mgのHMG−CoA還元酵素阻害剤、好ましくは約5mg〜160mgのHM
G−CoA還元酵素阻害剤と組み合わせたCOX−2阻害剤からなることができ
る。この薬剤で使用可能なHMG−CoA還元酵素阻害剤のより具体的な量には
1mg、5mg、10mg、20mg、40mg、80mg、および160mg
、ならびに十分な力価を有する1ミリグラム未満の量のHMG−CoA還元酵素
阻害剤がある。さらに、この薬剤は、約0.1〜20mgのCOX−2阻害剤を
組み合わせたHMG−CoA還元酵素阻害剤からなることができる。
【0069】 本発明には、アテローム性動脈硬化性疾患の発生リスクを予防または低下、ア
テローム性動脈硬化性疾患の進行を遅延または停止、もしくはアテローム性動脈
硬化性疾患イベントの初発リスクまたは再発リスクを予防または低下させるため
に、シクロオキシゲナーゼ−2阻害剤を組み合わせて使用する薬剤の調製にHM
G−CoA還元酵素阻害剤を使用すること、またアテローム性動脈硬化性疾患の
発生リスクを予防または低下、アテローム性動脈硬化性疾患の進行を遅延または
停止、もしくはアテローム性動脈硬化性疾患イベントの初発リスクまたは再発リ
スクを予防または低下させるために、HMG−CoA還元酵素阻害剤を組み合わ
せて使用する薬剤の調製にシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤を使用することも含
まれる。HMG−CoA還元酵素阻害剤およびCOX−2阻害剤からなる薬剤ま
たは薬学的組み合わせは、前述の活性薬剤を1つまたは複数追加して調製するこ
ともできる。
【0070】 本発明の実行において利用に適した製剤の例を以下に示す。
【0071】 実施例1 成分 1錠当たりの量 シンバスタチン 5.0mg BHA 0.02mg アスコルビン酸 2.50mg クエン酸 1.25mg 微結晶セルロース 5.0mg プレゲルデンプン 10.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg 乳糖 74.73mg
【0072】 ステアリン酸マグネシウムを除くすべての成分を適切な混合機内で混合する。
得られた粉末混合物に十分な量の造粒溶媒を加えて造粒する。適切な乾燥機で湿
塊を乾燥させる。乾燥させた造粒物を適切なふるいで分級する。打錠前に、分級
した造粒物をステアリン酸マグネシウムと混合する。必要であれば、錠剤にコー
ティングを施してもよい。上記の成分に追加可能な成分としては、適切な着色剤
および着色剤の混合物がある。
【0073】 実施例2 成分 1錠当たりの量 シンバスタチン 5.0mg BHA 0.04mg クエン酸 2.5mg 微結晶セルロース 10.0mg プレゲルデンプン 20.0mg ステアリン酸マグネシウム 1.0mg 乳糖 148.46mg 加水分解デンプン 8.0mg 製造方法は、本質的に上記の実施例1と同じである。
【0074】 実施例3 成分 1錠当たりの量 シンバスタチン 80.0mg BHA 0.16mg アスコルビン酸 20.0mg クエン酸 10.0mg 微結晶セルロース 40.0mg プレゲルデンプン 80.0mg 乳糖 550.0mg 着色剤 5.0mg ステアリン酸マグネシウム 4.8mg 製造方法は、本質的に上記の実施例1と同じである。
【0075】 実施例4 湿式法にて造粒した錠剤の組成 1錠当たりの量 成分 25mg COX−2阻害剤 79.7mg 微結晶セルロース 79.7mg 乳糖一水和物 6mg ヒドロキシプロピルセルロース 8mg 架橋カルメロースナトリウム 0.6mg 酸化鉄 1mg ステアリン酸マグネシウム
【0076】 力価5〜125mgの錠剤は、錠剤の総重量および最初の3つの成分の比率を
変化させることによって調節可能である。一般に、微結晶セルロースと乳糖一水
和物との比率は1:1に保つことが好ましい。
【0077】 実施例4A 湿式法にて造粒した錠剤の組成 1錠当たりの量 成分 12.5mg COX−2阻害剤 86mg 微結晶セルロース 86mg 乳糖一水和物 6mg ヒドロキシプロピルセルロース 8mg 架橋カルメロースナトリウム 0.6mg 酸化鉄 1mg ステアリン酸マグネシウム
【0078】 実施例4B 湿式法にて造粒した錠剤の組成 1錠当たりの量 成分 10mg COX−2阻害剤 87.2mg 微結晶セルロース 87.2mg 乳糖一水和物 6mg ヒドロキシプロピルセルロース 8mg 架橋カルメロースナトリウム 0.6mg 酸化鉄 1mg ステアリン酸マグネシウム
【0079】 実施例4C 湿式法にて造粒した錠剤の組成 1錠当たりの量 成分 5mg COX−2阻害剤 89.7mg 微結晶セルロース 89.7mg 乳糖一水和物 6mg ヒドロキシプロピルセルロース 8mg 架橋カルメロースナトリウム 0.6mg 酸化鉄 1mg ステアリン酸マグネシウム
【0080】 実施例5 直接打錠法にて圧縮成形した錠剤の組成 1錠当たりの量 成分 25mg COX−2阻害剤 106.9mg 微結晶セルロース 106.9mg 無水乳糖 7.5mg 架橋カルメロースナトリウム 3.7mg ステアリン酸マグネシウム
【0081】 力価5〜125mgの錠剤は、錠剤の総重量および最初の3つの成分の比率を
変化させることによって調節可能である。一般に、微結晶セルロースと無水乳糖
との比率は1:1に保つことが好ましい。
【0082】 実施例5A 直接打錠法にて圧縮成形した錠剤の組成 1錠当たりの量 成分 12.5mg COX−2阻害剤 113.2mg 微結晶セルロース 113.2mg 無水乳糖 7.5mg 架橋カルメロースナトリウム 3.7mg ステアリン酸マグネシウム
【0083】 実施例5B 直接打錠法にて圧縮成形した錠剤の組成 1錠当たりの量 成分 10mg COX−2阻害剤 42.5mg 微結晶セルロース 42.5mg 無水乳糖 4mg 架橋カルメロースナトリウム 1mg ステアリン酸マグネシウム
【0084】 実施例5C 直接打錠法にて圧縮成形した錠剤の組成 1錠当たりの量 成分 5mg COX−2阻害剤 45mg 微結晶セルロース 45mg 無水乳糖 4mg 架橋カルメロースナトリウム 1mg ステアリン酸マグネシウム
【0085】 実施例6 硬カプセル剤の組成 1錠当たりの量 成分 25mg COX−2阻害剤 37mg 微結晶セルロース 37mg 無水乳糖 1mg ステアリン酸マグネシウム 1カプセル 硬カプセル
【0086】 力価1〜50mgのカプセル剤は、総充填重量および最初の3つの成分の比率
を変化させることによって調節可能である。一般に、微結晶セルロースと無水乳
糖との比率は1:1に保つことが好ましい。
【0087】 実施例7 経口液剤 5mL当たりの量 成分 50mg COX−2阻害剤 ポリエチレンオキシド400を加えて5mLにする。
【0088】 力価1〜50mg/5mLの液剤は、2つの成分の比率を変化させることによ
って調節可能である。
【0089】 実施例8 経口懸濁剤 5mL当たりの量 成分 101mg COX−2阻害剤 150mg ポリビニルピロリドン 2.5mg モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 10mg 安息香酸 ソルビトール溶液(70%)を加えて5mLにする。
【0090】 力価1〜50mg/5mLの懸濁剤は、最初の2つの成分の比率を変化させる
ことによって調節可能である。
【0091】 実施例9 静脈内注射剤 200mL当たりの量 成分 1mg COX−2阻害剤 0.2mg ポリエチレンオキサイド400 1.8mg 塩化ナトリウム 200mLまで 精製水
【0092】 実施例10 5−クロロ−3−(4−メチルスルホニル)フェニル−2−(2−メチル−5
−ピリジニル)ピリジン(化合物13) 段階1:トリフルオロメタンスルホン酸2−メチルピリジン−5−イルエステ 0℃でジクロロメタン(100mL)に5−ヒドロキシ−2−メチルピリジン
(2g)およびピリジン(1.9mL)を混合した溶液に無水トリフルオロメタ
ンスルホン酸(3.4mL)を加えた。この混合液を0℃で15分間撹拌し、さ
らに室温で45分間撹拌した。酢酸アンモニウム(25%)を加え、有機化合物
を除去し、1NのHClで洗浄し、乾燥・濃縮した。表題の化合物はベージュ色
の液体(4g)として得られ、そのまま使用した。
【0093】 段階2:2−メチル−5−トリメチルスタニルピリジン トリフルオロメタンスルホン酸2−メチル−ピリジン−5−イルエステル(2
.1g)、ヘキサメチルジチン(2.85g)、塩化リチウム(1.1g)およ
びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(190mg)の混合液を
還流で180分間加熱し、その後室温まで冷却した。この混合液をセライトで濾
過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を5%フッ化カリウムで2回洗浄し、乾燥・
濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチルで溶離
、6:1v/v)にかけ、表題の化合物を淡黄色の油(1.3g)として得た。
【0094】 段階3:5−クロロ−3−(4−メチルスルホニル)フェニル−2−(2−メ チル−5−ピリジニル)ピリジン NMP(10mL)中に、実施例20の段階5で得られた2,5−ジクロロ−
3−(4−メチルスルホニル)フェニルピリジン(750mg)、2−メチル−
5−トリメチルスタニルピリジン(1.3g)、テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム(290mg)を混合した溶液を100℃で15時間加熱し
た。この混合液を室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過した。
濾液を水で洗浄し、5%フッ化カリウムで2回洗浄した後、1NのHClで抽出
した。水相を10Nの水酸化ナトリウムで中和し、酢酸エチルで抽出した。この
有機化合物を濃縮し、その残留物をフラッシュクロマトグラフィ(酢酸エチルで
溶離)にかけ、表題の化合物を白色固体(融点127〜128℃)として得た。
【0095】 実施例11 5−クロロ−3−(4−メチルスルホニル)フェニル−2−(2−ピリジニル
)ピリジン 段階1:3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシピリジン 酢酸(400mL)中の5−クロロ−2−ヒドロキシピリジン(100g)お
よび臭素(40.1mL)の混合液を室温で1時間撹拌した。この混合液を3L
の水に入れ、30分間撹拌した後に濾過した。残った固体を2Lの冷却水で洗浄
し、風乾させた後、トルエンで3回、ベンゼンで2回蒸発させた。こうして得ら
れた白色固体(81g)をその後の反応に用いた。
【0096】 段階2:2−ベンジルオキシ−3−ブロモ−5−クロロピリジン ベンゼン(1L)中の3−ブロモ−5−クロロ−2−ヒドロキシピリジン(8
1g)、臭化ベンジル(52mL)、炭酸銀(97g)の混合液を70℃で1時
間加熱した。この混合液を室温まで冷却し、セライトで濾過した。濾液を濃縮し
、残ったオフホワイト色の固体をヘキサンから再結晶化させ、表題の化合物を白
色固体(102g)として得た。
【0097】 段階3:2−ベンジルオキシ−5−クロロ−3−(4−メチルスルホニル)フ ェニルピリジン 実施例1の段階2および3に記載されている方法に従うが、段階2の2−アミ
ノ−3−ブロモ−5−トリフルオロメチルピリジンを2−ベンジルオキシ−3−
ブロモ−5−クロロピリジン(81g)で代用し、表題の化合物を白色固体(7
2g)として得た。
【0098】 段階4:5−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(4−メチルスルホニル)フェニ ルピリジン トリフルオロ酢酸(250mL)中の2−ベンジルオキシ−5−クロロ−3−
(4−メチルスルホニル)フェニルピリジン(72g)の溶液を40℃で15分
間撹拌し、氷水(〜1L)に入れた。10分間撹拌した後、白色固体を濾過し、
更に1Lの水で2回洗浄し、風乾させて表題の化合物を得た。
【0099】 段階5:2,5−ジクロロ−3−(4−メチルスルホニル)フェニルピリジン 段階4で得られた粗5−クロロ−2−ヒドロキシ−3−(4−メチルスルホニ
ル)フェニルピリジンを、POCl(400mL)と共に密閉bomb内で1
50℃で15時間加熱した。室温まで冷却した後、余分なPOClを真空下で
蒸留により除去した。残留物を酢酸エチルおよび水で希釈し、水酸化ナトリウム
(10N)で〜pH7に中和した。有機化合物を除去し、食塩水で洗浄し、濃縮
した。残った固体をエーテルから再結晶化させ、表題の化合物を白色固体(61
g)として得た。
【0100】 段階6:リチウムトリ−n−プロポキシ−2−ピリジルボロナート 実施例15の段階1に記載されている方法に従うが、3−ブロモピリジンを2
−ブロモピリジン(1.9mL)で代用し、表題の化合物をオフホワイト色の固
体(4.1g)として得た。
【0101】 段階7:5−クロロ−3−(4−メチルスルホニル)フェニル−2−(2−ピ リジニル)ピリジン トルエン(100mL)、イソプロパノール(10mL)および水(25mL
)中の2,5−ジクロロ−3−(4−メチルスルホニル)フェニルピリジン(1
g)、チリウムトリ−n−プロポキシ−2−ピリジルボロナート(1.22g)
、炭酸ナトリウム(5mL、2M)および二臭化ビス(トリフェニルホスフィン
)パラジウム(520mg)の混合液を還流で7時間加熱した。この混合液を室
温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、セライトで濾過した。6NのHClで濾液
を抽出し、水相を酢酸エチルで洗浄した。10Nの水酸化ナトリウムで水相を〜
pH10にアルカリ化し、酢酸エチルで抽出した。有機化合物を食塩水で洗浄し
、乾燥・濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィ(ヘキサン/酢酸エチ
ルで溶離、1:1v/v)にかけ、表題の化合物を白色固体(350mg,融点
134〜135℃)として得た。
【0102】 実施例12 リチウムトリ−n−プロポキシ−3−ピリジニルボロナート −90℃(内部温度)でエーテル(800mL)に3−ブロモピリジン(39
.5g)を加えた溶液に、内部温度が−78℃以上にならないような速度でn−
BuLi(100mL、2.5M)を加えた。得られた混合液を−78℃で1時
間撹拌し、ホウ酸トリイソプロポキシ(59mL)を加え、得られた混合液を0
℃まで暖めた。メタノールを加え、混合液をメタノールから3回、n−プロパノ
ールから2回蒸発させた。残留物を高真空下で3日間吸引し、得られた泡(表題
の化合物:n−プロパノールの1:1の混合物76g)をその後の反応でそのま
ま使用した。
【0103】 実施例13 5−クロロ−3−(4−メチルスルホニル)フェニル−2−(3−ピリジニル )ピリジン(化合物25) 実施例11の段階7に記載された方法に従うが、実施例12のリチウムトリ−
n−プロポキシ−2−ピリジニルボロナートをリチウムトリ−n−プロポキシ−
3−ピリジニルボロナートで代用し、表題の化合物を白色固体(融点168〜1
69℃)として得た。
【0104】 以上、本発明をある種の特別な実施形態に関して述べると共に図示したが、そ
の精神および範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更、修正、および代
用を加えることができることは、当業者なら理解するであろう。たとえば、上記
に示した本発明で使用される活性薬剤の適応症のために治療する哺乳動物の反応
性の変動の結果として、本明細書で前述した特別な用量以外の有効量を適用する
ことができる。同様に、観察される特殊な薬理学的反応は、選択する特別な活性
薬剤もしくは現在の薬学的担体の有無、ならびに製剤のタイプおよび使用する投
与方法によって異なり、結果で予測されるこのような変動や相違は、本発明の目
的および実施に従って熟慮する。したがって、本発明を後述の請求の範囲によっ
て規定し、この請求の範囲を可能な限り広く解釈することは理にかなっていると
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/40 A61K 31/40 4C206 31/404 31/404 31/427 31/427 31/444 31/444 A61P 9/10 101 A61P 9/10 101 103 103 C07D 307/33 C07D 307/60 Z 307/60 401/04 401/04 417/12 417/12 C07D 213/61 // C07D 213/61 (A61K 31/366 (A61K 31/366 31:444) 31:444) C07D 307/32 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CN,CU,CZ,EE,GD,GE,H R,HU,ID,IL,IS,JP,KG,KR,KZ ,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MK, MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,US ,UZ,VN,YU Fターム(参考) 4C037 KA07 4C055 AA01 BA02 BA27 BB01 CA03 CA08 CA21 CA39 CB15 DA01 4C063 AA01 BB03 CC29 DD04 EE01 4C084 AA20 NA14 ZA361 ZA362 ZA452 ZC202 ZC752 4C086 AA01 BA03 BA05 BB02 BC10 BC36 BC37 BC41 CB05 CB26 CB27 GA07 MA02 MA04 ZA36 ZA45 ZC20 ZC75 4C206 AA01 CB21 EA03 JA04 JA13 MA02 MA04 ZA36 ZA45 ZC20 ZC75

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予防上有効な量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤を組み合
    わせた、予防上有効な量のHMG−CoA還元酵素阻害剤を、アテローム性動脈
    硬化性疾患の発生リスクを有する患者に投与することを含む、アテローム性動脈
    硬化性疾患の発生リスクを予防または低下させる方法。
  2. 【請求項2】 アテローム性動脈硬化性疾患を心血管疾患、脳血管疾患、末
    梢血管疾患から選択する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 心血管疾患が冠動脈疾患である、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をロバスタチン、シンバスタ
    チン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン並
    びにこれらの薬学的に認容される塩、エステル及びラクトンから選択する、請求
    項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をロバスタチンおよびシンバ
    スタチンから選択する、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 HMG−CoA還元酵素阻害剤がシンバスタチンである、請
    求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 COX−2阻害剤を、 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(2−
    プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(2−メチル
    −5−ピリジニル)ピリジン; 2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−シクロペンテン−1−オン; 5(S)−5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニ
    ル)−3−(2−プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−
    (3,4−ジフルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; 3−((2−チアゾリル)メトキシ)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−5,5−ジメチル−5H−フラン−2−オン; 3−プロピルオキシ−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5,5−
    ジメチル−5H−フラン−2−オン; 3−(1−シクロプロピルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチル
    スルホニル)フェニル−5H−フラン−2−オン; 2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−
    4−オキソ−2−ペンテン酸ナトリウム; 3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−5H−フラン−2−オン; 3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 3−イソプロポキシ−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フ
    ェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 5,5−ジメチル−3−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−4−(
    4−(メチルスルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン; 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(3−ピリジ
    ニル)ピリジン; 3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−
    フラノン; 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−(5H)−フラノン; 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(3−
    フルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; およびこれらの薬学的に認容される塩から選択する、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 COX−2阻害剤を、 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(2−メチル
    −5−ピリジニル)ピリジン; 2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−シクロペンテン−1−オン; 3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−
    フラノン; 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−(5H)−フラノン; 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(3−
    フルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; およびこれらの薬学的に認容される塩から選択する、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 COX−2阻害剤が5−クロロ−3−(4−(メチルスルホ
    ニル)フェニル)−2−(2−メチル−5−ピリジニル)ピリジンまたはその薬
    学的に認容される塩である、請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 COX−2阻害剤が2−(3,5−ジフルオロフェニル)
    −3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−シクロペンテン−1−オン
    またはその薬学的に認容される塩である、請求項6に記載の方法。
  11. 【請求項11】 COX−2阻害剤が3−フェニル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−2−(5H)−フラノンまたはその薬学的に認容される
    塩である、請求項6に記載の方法。
  12. 【請求項12】 COX−2阻害剤が3−(3,4−ジフルオロフェニル)
    −4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−フラノンまたは
    その薬学的に認容される塩である、請求項6に記載の方法。
  13. 【請求項13】 COX−2阻害剤が5,5−ジメチル−4−(4−(メチ
    ルスルホニル)フェニル)−3−(3−フルオロフェニル)−5H−フラン−2
    −オンまたはその薬学的に認容される塩である、請求項6に記載の方法。
  14. 【請求項14】 HMG−CoAシンターゼ阻害剤、スクアレンエポキシダ
    ーゼ阻害剤、スクアレンシンセターゼ阻害剤、ACAT阻害剤、プロブコール、
    ナイアシン、フィブラート、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸遮断剤、LDL
    受容体誘導物質、血小板凝集阻害剤、ビタミンBおよびその薬学的に認容され
    る塩、ビタミンB12、β遮断剤、葉酸またはその薬学的に認容される塩若しく
    はエステル、ビタミンC、ビタミンE、βカロチンから選択した少なくとも1つ
    の追加活性薬剤を治療上有効な量で投与することをさらに含む、請求項1に記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 治療上有効な量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤を組み
    合わせた、治療上有効な量のHMG−CoA還元酵素阻害剤を、アテローム性動
    脈硬化性疾患を有する患者に投与することを含む、アテローム性動脈硬化性疾患
    の進行を遅延または停止させる方法。
  16. 【請求項16】 アテローム性動脈硬化性疾患を心血管疾患、脳血管疾患、
    末梢血管疾患から選択する、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 心血管疾患が冠動脈疾患である、請求項16に記載の方法
  18. 【請求項18】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をロバスタチン、シンバス
    タチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン
    並びにこれらの薬学的に認容される塩、エステル及びラクトンから選択する、請
    求項15に記載の方法。
  19. 【請求項19】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をロバスタチンおよびシン
    バスタチンから選択する、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 HMG−CoA還元酵素阻害剤がシンバスタチンである、
    請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 COX−2阻害剤を、 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(2−
    プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(2−メチル
    −5−ピリジニル)ピリジン; 2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−シクロペンテン−1−オン; 5(S)−5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニ
    ル)−3−(2−プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−
    (3,4−ジフルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; 3−((2−チアゾリル)メトキシ)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−5,5−ジメチル−5H−フラン−2−オン; 3−プロピルオキシ−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5,5−
    ジメチル−5H−フラン−2−オン; 3−(1−シクロプロピルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチル
    スルホニル)フェニル−5H−フラン−2−オン; 2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−
    4−オキソ−2−ペンテン酸ナトリウム; 3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−5H−フラン−2−オン; 3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 3−イソプロポキシ−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フ
    ェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 5,5−ジメチル−3−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−4−(
    4−(メチルスルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン; 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(3−ピリジ
    ニル)ピリジン; 3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−
    フラノン; 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−(5H)−フラノン; 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(3−
    フルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; およびこれらの薬学的に認容される塩から選択する、請求項15に記載の方法
  22. 【請求項22】 COX−2阻害剤を、 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(2−メチル
    −5−ピリジニル)ピリジン; 2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−シクロペンテン−1−オン; 3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−
    フラノン; 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−(5H)−フラノン; 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(3−
    フルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; およびこれらの薬学的に認容される塩から選択する、請求項21に記載の方法
  23. 【請求項23】 COX−2阻害剤が5−クロロ−3−(4−(メチルスル
    ホニル)フェニル)−2−(2−メチル−5−ピリジニル)ピリジンまたはその
    薬学的に認容される塩である、請求項20に記載の方法。
  24. 【請求項24】 COX−2阻害剤が2−(3,5−ジフルオロフェニル)
    −3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−シクロペンテン−1−オン
    またはその薬学的に認容される塩である、請求項20に記載の方法。
  25. 【請求項25】 COX−2阻害剤が3−フェニル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−2−(5H)−フラノンまたはその薬学的に認容される
    塩である、請求項20に記載の方法。
  26. 【請求項26】 COX−2阻害剤が3−(3,4−ジフルオロフェニル)
    −4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−フラノンまたは
    その薬学的に認容される塩である、請求項20に記載の方法。
  27. 【請求項27】 COX−2阻害剤が5,5−ジメチル−4−(4−(メチ
    ルスルホニル)フェニル)−3−(3−フルオロフェニル)−5H−フラン−2
    −オンまたはその薬学的に認容される塩である、請求項20に記載の方法。
  28. 【請求項28】 HMG−CoAシンターゼ阻害剤、スクアレンエポキシダ
    ーゼ阻害剤、スクアレンシンセターゼ阻害剤、ACAT阻害剤、プロブコール、
    ナイアシン、フィブラート、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸遮断剤、LDL
    受容体誘導物質、血小板凝集阻害剤、ビタミンBおよびその薬学的に認容され
    る塩、ビタミンB12、β遮断剤、葉酸またはその薬学的に認容される塩若しく
    はエステル、ビタミンC、ビタミンE、βカロチンから選択した少なくとも1つ
    の追加活性薬剤を治療上有効な量で投与することをさらに含む、請求項15に記
    載の方法。
  29. 【請求項29】 予防上有効な量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤を組み
    合わせた、予防上有効な量のHMG−CoA還元酵素阻害剤を、アテローム性動
    脈硬化性疾患イベントの発生リスクを有する患者に投与することを含む、アテロ
    ーム性動脈硬化性疾患イベントの初発または再発のリスクを予防または低下させ
    る方法。
  30. 【請求項30】 患者がアテローム性動脈硬化性疾患を有する、請求項29
    に記載の方法。
  31. 【請求項31】 患者がアテローム性動脈硬化性疾患の発生リスクを有する
    、請求項29に記載の方法。
  32. 【請求項32】 アテローム性動脈硬化性疾患イベントを冠動脈疾患イベン
    ト、脳血管イベント、間欠性跛行から選択する、請求項29に記載の方法。
  33. 【請求項33】 冠動脈疾患イベントを冠動脈疾患死、心筋梗塞、冠動脈血
    管再生術から選択する、請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 脳血管イベントを脳血管障害および一過性脳虚血から選択
    する、請求項32に記載の方法。
  35. 【請求項35】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をロバスタチン、シンバス
    タチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン
    並びにこれらの薬学的に認容される塩、エステル及びラクトンから選択する、請
    求項29に記載の方法。
  36. 【請求項36】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をロバスタチンおよびシン
    バスタチンから選択する、請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 HMG−CoA還元酵素阻害剤がシンバスタチンである、
    請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 COX−2阻害剤を、 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(2−
    プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(2−メチル
    −5−ピリジニル)ピリジン; 2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−シクロペンテン−1−オン; 5(S)−5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニ
    ル)−3−(2−プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−
    (3,4−ジフルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; 3−((2−チアゾリル)メトキシ)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−5,5−ジメチル−5H−フラン−2−オン; 3−プロピルオキシ−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5,5−
    ジメチル−5H−フラン−2−オン; 3−(1−シクロプロピルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチル
    スルホニル)フェニル−5H−フラン−2−オン; 2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−
    4−オキソ−2−ペンテン酸ナトリウム; 3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−5H−フラン−2−オン; 3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 3−イソプロポキシ−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フ
    ェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 5,5−ジメチル−3−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−4−(
    4−(メチルスルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン; 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(3−ピリジ
    ニル)ピリジン; 3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−
    フラノン; 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−(5H)−フラノン; 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(3−
    フルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; およびこれらの薬学的に認容される塩から選択する、請求項29に記載の方法
  39. 【請求項39】 COX−2阻害剤を、 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(2−メチル
    −5−ピリジニル)ピリジン; 2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−シクロペンテン−1−オン; 3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−
    フラノン; 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−(5H)−フラノン; 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(3−
    フルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; およびこれらの薬学的に認容される塩から選択する、請求項38に記載の方法
  40. 【請求項40】 COX−2阻害剤が5−クロロ−3−(4−(メチルスル
    ホニル)フェニル)−2−(2−メチル−5−ピリジニル)ピリジンまたはその
    薬学的に認容される塩である、請求項37に記載の方法。
  41. 【請求項41】 COX−2阻害剤が2−(3,5−ジフルオロフェニル)
    −3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−シクロペンテン−1−オン
    またはその薬学的に認容される塩である、請求項37に記載の方法。
  42. 【請求項42】 COX−2阻害剤が3−フェニル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−2−(5H)−フラノンまたはその薬学的に認容される
    塩である、請求項37に記載の方法。
  43. 【請求項43】 COX−2阻害剤が3−(3,4−ジフルオロフェニル)
    −4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−フラノンまたは
    その薬学的に認容される塩である、請求項37に記載の方法。
  44. 【請求項44】 COX−2阻害剤が5,5−ジメチル−4−(4−(メチ
    ルスルホニル)フェニル)−3−(3−フルオロフェニル)−5H−フラン−2
    −オンまたはその薬学的に認容される塩である、請求項37に記載の方法。
  45. 【請求項45】 HMG−CoAシンターゼ阻害剤、スクアレンエポキシダ
    ーゼ阻害剤、スクアレンシンセターゼ阻害剤、ACAT阻害剤、プロブコール、
    ナイアシン、フィブラート、コレステロール吸収阻害剤、胆汁酸遮断剤、LDL
    受容体誘導物質、血小板凝集阻害剤、ビタミンBおよびその薬学的に認容され
    る塩、ビタミンB12、β遮断剤、葉酸またはその薬学的に認容される塩若しく
    はエステル、ビタミンC、ビタミンE、βカロチンから選択した少なくとも1つ
    の追加活性薬剤を治療上有効な量で投与することをさらに含む、請求項15に記
    載の方法。
  46. 【請求項46】 治療上有効な量のHMG−CoA還元酵素阻害剤と、治療
    上有効な量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤と、薬学的に認容される担体とを
    含む薬剤組成物。
  47. 【請求項47】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をロバスタチン、シンバス
    タチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン
    、これらの薬学的に認容される塩、エステル、ラクトンから選択する、請求項4
    6に記載の組成物。
  48. 【請求項48】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をロバスタチンおよびシン
    バスタチンから選択する、請求項47に記載の組成物。
  49. 【請求項49】 HMG−CoA還元酵素阻害剤がシンバスタチンである、
    請求項48に記載の組成物。
  50. 【請求項50】 COX−2阻害剤を、 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(2−
    プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(2−メチル
    −5−ピリジニル)ピリジン; 2−(3,5−ジフルオロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−シクロペンテン−1−オン; 5(S)−5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニ
    ル)−3−(2−プロポキシ)−5H−フラン−2−オン; 5−エチル−5−メチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−
    (3,4−ジフルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; 3−((2−チアゾリル)メトキシ)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−5,5−ジメチル−5H−フラン−2−オン; 3−プロピルオキシ−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−5,5−
    ジメチル−5H−フラン−2−オン; 3−(1−シクロプロピルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチル
    スルホニル)フェニル−5H−フラン−2−オン; 2−(4−クロロフェニル)−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−
    4−オキソ−2−ペンテン酸ナトリウム; 3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−5H−フラン−2−オン; 3−(シクロプロピルメトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルス
    ルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 3−イソプロポキシ−5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フ
    ェニル)−2,5−ジヒドロフラン−2−オル; 5,5−ジメチル−3−(3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシ−4−(
    4−(メチルスルホニル)フェニル)−2,5−ジヒドロフラン; 5−クロロ−3−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(3−ピリジ
    ニル)ピリジン; 3−フェニル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−2−(5H)−
    フラノン; 3−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−(メチルスルホニル)フェ
    ニル)−2−(5H)−フラノン; 5,5−ジメチル−4−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−3−(3−
    フルオロフェニル)−5H−フラン−2−オン; およびこれらの薬学的に認容される塩から選択する、請求項46に記載の組成
    物。
  51. 【請求項51】 HMG−CoA還元酵素阻害剤をシクロオキシゲナーゼ−
    2阻害剤および薬学的に認容される担体とを組み合わせることを含む、請求項4
    6に記載の薬剤組成物を調製する方法。
  52. 【請求項52】 治療上有効な量のHMG−CoA還元酵素阻害剤と、治療
    上有効な量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤と、薬学的に認容される担体とを
    組み合わせることによってつくる薬剤組成物。
  53. 【請求項53】 予防上有効な量のHMG−CoA還元酵素阻害剤と、予防
    上有効な量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤と、薬学的に認容される担体とを
    含む薬剤組成物。
  54. 【請求項54】 有効な阻害量のシクロオキシゲナーゼ−2阻害剤を組み合
    わせた有効な阻害量のHMG−CoA還元酵素阻害剤を、このような治療薬を必
    要とする患者に投与することを含む、HMG−CoA還元酵素およびシクロオキ
    シゲナーゼ−2を阻害する方法。
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