JP2004189338A - タブ開け手段を設けた缶用キャップ - Google Patents

タブ開け手段を設けた缶用キャップ Download PDF

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Abstract

【課題】各種加工食品・調味料・食用油・育児用食品等用缶に使用されるものであって、タブ開け手段、開缶時における泡の飛散防止手段、缶開口部の保護手段等を備える缶用キャップを提供する。
【解決手段】プルタブ缶に用いる樹脂製のキャップであって、キャップには、プルタブ缶の開缶時における泡の飛散を防止する飛散防止部と、キャップ装着時において缶に設けられるタブを挿入するための挿入口と、キャップを缶に取り付けるためのキャップ保持部と、タブの引き起こしを補助するタブ起こし部とを設けて構成される。
【選択図】図1A

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種加工食品・調味料・食用油・育児用食品缶等、各種缶に用いることを目的とした缶用キャップの構成に関する。より詳細には、係る缶用キャップにおいて、タブ開け手段、開缶時における泡の飛散防止手段、缶開口部の保護手段等を設けた構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日広く普及している缶製品の多くはプルタブ缶を採用しているが、プルタブ缶は、安価に製造可能である、長期保存が可能であるという点で優れている反面、以下に示す点で改良の余地が存在していた。
▲1▼開缶後に缶開口部を閉じることができないので、開缶した缶を保管する場合には、缶の転倒時に缶内容物がこぼれたり、開放したままの開口部から缶内に埃等のいろいろなものが混入したりする可能性がある。
▲2▼缶開口部を閉じることができないので、屋外で開缶した時には、その場で全部飲んでしまうか、内容物を残したまま捨てることになる。
▲3▼商品によってはタブが固く開けにくいこともあり、爪を伸ばしている女性などは、開缶時に爪に欠けやめくれが生じかねない。
▲4▼炭酸系飲料の場合、時として開缶時に生じた泡が飛散して手や服を汚してしまう。
▲5▼販売時に剥き出しになっている開口部切片が開缶時に缶の内部に没入するため、不衛生であるだけでなく、犯罪等により缶開口部に毒物を塗布された場合には、これを缶内に引き込んでしまう。
【0003】
このような課題のうちいくつかを解消するものとして、例えば特開平08−324603号公報に開示される発明が挙げられる。
図16は、その構成を示しており、図16(A)は斜視図を、図16(B)は断面図を示している。
この発明は、軟質樹脂製の蓋であり、開缶したプルタブ缶の上部から被せることにより蓋周囲の保持部を缶の上部に嵌合して取付けられる。使用に際しては、蓋上面に設けられた開閉可能なキャップ付きの開口部から缶内容物を注ぐことができ、保管時には前記キャップを閉じることで缶内の清浄を保持可能としていた。これにより、上記課題のうち▲1▼及び▲2▼に関しては改善することが可能であった。
【0004】
しかしながら、前記発明による蓋は、缶を開けてからキャップを装着するものであったため、上記▲3▼乃至▲5▼に挙げられるタブ開けに関する種々の不便さや、購入時以前の缶の状態に関する問題は依然として解消されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、開缶済みプルタブ缶の保管時における缶内容物のこぼれ防止及び缶内の衛生さを保つことを可能とするだけでなく、タブ開けに関する種々の不便さや、購入時以前の缶の状態に関する問題を解消することのできる缶用キャップを提供することを課題としている。
即ち、本発明は、各種加工食品・調味料・食用油・育児用食品缶等に使用されるものであって、タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶できる構成として開缶時に爪に欠けやめくれが生じることを防止可能とし、プルタブ缶の開缶時に泡が飛散して手や服を汚してしまうことを防止可能とし、販売時にプルタブ缶の開口部が剥き出しにならないようにすることで、衛生さを保つだけでなく、犯罪等により毒物を缶開口部に塗布されることを防止可能とするプルタブ缶のキャップを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、プルタブ缶に用いる樹脂製キャップであって、
キャップには、プルタブ缶の開缶時における泡の飛散を防止する飛散防止部と、キャップ装着時において缶に設けられるタブを挿入するための挿入口と、キャップを缶に取り付けるためのキャップ保持部と、タブの引き起こしを補助するタブ起こし部とを設けて構成され、
タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能とし、プルタブ缶の開缶時に泡が飛散して手や服を汚してしまうことを防止可能とし、缶開口部が剥き出しになることを防止して開缶時に缶内部に開口部切片が没入しても衛生さを保ち、犯罪等により毒物を缶開口部に塗布されることを防止可能としたことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、上記構成により、開缶済みプルタブ缶の保管時における缶内容物のこぼれを防止し、缶内の衛生さを保つだけでなく、タブ開けに関する種々の不便さを解消可能な缶用キャップを提供することができる。即ち、以下記載する三点の効果を得る。▲1▼タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能とすることができる。また、▲2▼プルタブ缶の開缶時に泡が飛散して手や服を汚してしまうことを防止することができる。また、▲3▼缶開口部が剥き出しになることを防止し、開缶時に缶内部に開口部切片が没入しても衛生さを保ち、犯罪等により毒物を缶開口部に塗布されることを防止することができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1において、
キャップ周囲にはプルタブ缶の上縁部に嵌合するキャップ保持部を形成し、
キャップ上面にはミシン線を設け、該ミシン線を切断することにより、前記挿入口とタブ起こし部とを形成可能としたことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、上記構成により、缶への装着を容易とすることができる。即ち、キャップ周囲にプルタブ缶の上縁部に嵌合するキャップ保持部を形成したことにより、嵌合位置を合わせて軽く押すだけで缶に装着することができる。また、缶装着時において切断する必要がある部分にミシン線を設けたことにより、道具を用いることなく容易に加工して缶に装着することができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1において、
前記キャップには、タブの下方から挿入してタブを持ち上げるタブ起こし部を設けることにより、タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能としたことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、上記構成により、キャップ装着時においてこのタブ起こし部をタブの下から挿入することによりタブを持ち上げて、タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能とすることができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3において、
缶装着時において、缶開口部の上部に位置する部位に、ストロー挿入口または封止体により封止された開口部を設けたことを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、上記構成により、キャップを取外すことなく飲料を飲むことが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。即ち、キャップを取外すことなくストローをさしてジュースを飲むことや、開口部に貼付けられた封止体を剥がして開口部を開けることにより、飲料をカップに移し変えることが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4において、
前記キャップを缶に装着した際に缶開口部の近傍に位置する部位を、上方に折り曲げ可能とすることにより、缶からキャップを取外すことなく使用可能としたことを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、キャップを缶に装着した際に缶開口部の近傍に位置する部位を、上方に折り曲げて、キャップを取外すことなく缶内容物を使用することが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項4において、
キャップに設けられるタブ起こし部近傍を、一部切断したのち上方に折り曲げ可能とすることし、この一角を上方へ折り曲げることで形成される切欠き部が缶開口部と略同位置に来るようにキャップを180度回転させることにより、缶からキャップを取外すことなく使用可能としたことを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、タブ起こし部近傍を、一部切断したのち上方に折り曲げてキャップを180度回転させることにより、キャップを取外すことなく缶内容物を使用することが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0018】
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6において、
缶に装着されるキャップの上に重ねてキャップを嵌合し、
二重キャップとすることにより安全性を高め、缶内容物の漏れ防止性を向上したことを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、二重にキャップをすることにより、安全性を高め、缶内容物の漏れ防止性を向上したタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0020】
請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求項7において、
キャップから取外し可能な摘み部または封止体を配設し、
これら部材にプリントを施すか、その外形をキャラクタの形状に形成するか、またはこれら手段を組み合わせて実施することにより、消費者に摘み部または封止体を収集する楽しみを与えることを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、上記構成により、封止体または摘み部にプリントを施すか、これら部材の外形をキャラクタの形状に形成するか、またはこれらを組み合わせて実施し、封止体または摘み部をキャップから取外し可能とすることにより、消費者に封止体または摘み部を収集する楽しみを与えるタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0022】
請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8において、
前記キャップに小室を形成し、該小室を物品収容部または泡の一時貯留部としたことを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、キャップに小室を形成し、この小室を物品収容部または泡の一時貯留部とすることができるので、この小室内に景品を収納して提供したり、炭酸飲料などの開缶時に発生する泡を小室内に一時的に貯留することで外部に泡が飛散することを防止したりすることが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0024】
請求項10記載の発明は、
請求項1乃至請求項5または、請求項7乃至請求項9において、
キャップに設けたタブ起こし部側の一角をキャップから切り離し可能とし、この一角を切り離すことで形成される切欠き部が缶開口部と略同位置に来るようにキャップを180度回転させることにより、該切欠き部を缶内容物の注ぎ出し口として使用可能としたことを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、キャップに設けたタブ起こし部側の一角をキャップから切り離すことで形成される切欠き部が缶開口部と略同位置に来るようにキャップを180度回転させることにより、この切欠き部から缶内容物を注ぎ出し可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0026】
請求項11記載の発明は、請求項1乃至請求項10において、
前記キャップ保持部には、缶に一旦取付けられたキャップを破壊することなく缶から取外し困難とする再使用防止部を形成し、一旦取り外されたキャップを、取り外されたことが判別できないように再度取付けることを防止可能としたことを特徴とする。
【0027】
本発明によれば、一旦取付けられたキャップを破壊することなく缶から取外し困難な再使用防止部を前記キャップ保持部に形成しているので、一旦取り外されたキャップを、取り外されたことが判別できないように再度取付けることを防止することができる。これにより、毒物の混入による犯罪を防止する上で有用なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0028】
請求項12記載の発明は、請求項1乃至請求項11において、
前記キャップに形成されたミシン線の近傍に下方に突出した支持凸部を形成して飲料缶の上蓋とキャップの間に隙間を設けることにより、ミシン線近傍を上方から押下した際に、該ミシン線に剪断力が加えられるように構成し、ミシン線の破断を容易としたことを特徴とする。
【0029】
本発明によれば、キャップに形成されたミシン線の近傍に下方に突出した支持凸部を設けることにより、飲料缶の上蓋とキャップの間に隙間を形成している。そのため、ミシン線の近傍を上方から押下するとミシン線に剪断力が作用し、容易に破断することができる。
【0030】
請求項13記載の発明は、請求項1乃至請求項12において、
前記キャップの上面には、キャップの使用方法を示す挿絵と、使用手順を示す文字又は数字と、使用方法を述べた説明文と、キャップに設けられた部材の曲げ方向やキャッツプ本体の移動方向を示す記号のうち一つ以上のものが記載される表示部を設けたことを特徴とする。
【0031】
本発明によれば、キャップの使用方法を示す挿絵と、使用手順を示す文字又は数字と、使用方法を述べた説明文と、キャップに設けられた部材の曲げ方向やキャッツプ本体の移動方向を示す記号のうち一つ以上のものが記載される表示部をキャップの上面に設けているので、はじめて使用する者であっても使用方法を容易に理解することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明は、プルタブ缶に用いる樹脂製のキャップであって、
キャップには、プルタブ缶の開缶時における泡の飛散を防止する飛散防止部と、キャップ装着時において缶に設けられるタブを挿入するための挿入口と、キャップを缶に取り付けるためのキャップ保持部と、タブの引き起こしを補助するタブ起こし部とを設けて構成される。
これにより、タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能とし、プルタブ缶の開缶時に泡が飛散して手や服を汚してしまうことを防止可能とし、缶開口部が剥き出しになることを防止して開缶時に缶内部に開口部切片が没入しても衛生さを保ち、犯罪等により毒物を缶開口部に塗布されることを防止可能としている。
【0033】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本発明に係るタブ開け手段を設けた缶用キャップの実施例を詳細に説明する。
はじめに、図1及び図2を参照して、本発明に係る第一実施例を説明する。
図1は、本発明に係る第一実施例の構成を示しており、図1(A)・図1(B)・図1(C)は、それぞれ第一実施例の平面図・正面図・側面図を示している。
図2は、第一実施例に係るキャップを缶に装着してタブを開ける過程を示している。
【0034】
キャップ1は樹脂成型により一体形成されており、保持部11、挿入口12、ミシン線13、凸部14、斜面部15が設けられている。
【0035】
缶への装着に際しては、図2(A)・図2(B)に示すように、缶2の上部からキ
ャップ1を被せて本体の保持部11を缶の上縁21に嵌合する。すると、保持部11が缶の上縁21に係止してキャップ1が取付けられる。このとき、挿入口12を開けてタブ22を通しやすくするために凸部14を押下しつつ、図3(C)に示すようにタブ22を挿入口12に通す。すると、斜面部前部17(タブ起こし部)がタブ22の根元に食い込んでタブ22が若干持ち上げられる。これにより、タブ22が容易に引き起こし可能となり、比較的軽い力でもタブ22を引き起こして開缶することが可能となる。以上が缶への装着過程であるが、これは工場における製造時、または販売店において行うことができる。
そして、タブ22を引き起こすと、タブ上部のカバー16がタブと共に持ち上げられるので、スムーズなタブ操作が可能となる。開缶後は、キャップ1を外して容器に缶内容物を注ぐことができる。なお、本実施例における飛散防止部は、缶開口部の上部に位置する部位であり、符号18で示される。
【0036】
次に、図3及び図4を参照して、本発明に係る第二実施例を説明する。
図3は、本発明に係る第二実施例の構成を示す図であり、図3(A)・図3(B)・図3(C)は、それぞれ第二実施例の平面図・正面図・側面図を示している。
図4は、第二実施例に係るキャップを缶に装着してタブを開ける過程を示している。
【0037】
本体3は樹脂成型により一体的に形成されており、保持部31、タブ起こし部32、周方向のミシン線33とタブ起こし部長手方向のミシン線34が設けられている。
【0038】
缶への装着に際しては、まずタブ起こし部32を引き上げてミシン線34を切断し、図4(A)に示す状態とする。次に缶2の上部から本体3を被せて缶の上縁21に本体の保持部31を嵌合して取付ける。すると、保持部31が缶の上縁21に係止して本体3が取付けられる。このとき、タブ起こし部32を引き上げたことで本体に開いた挿入口37とタブ22の位置を合わせ、タブ起こし部32をタブ22の下から通して図4(B)に示す状態とする。そして、図3(C)に示すように、タブ22の下から挿入されたタブ起こし部32を引き起こすと容易に開缶することが可能となる。開缶時には、ミシン線33が切断されてタブ22上部のカバー35がタブ22と共に持ち上げられるので、スムーズなタブ操作が可能となる。開缶後は、キャップ3を外して容器に缶内容物を注ぐことができる。なお、本実施例における飛散防止部は、缶開口部上部に位置する部位であり、符号36で示される。
【0039】
次に、図5を参照して本発明に係る第三実施例を説明する。
図5は、本発明に係る第三実施例の構成を示しており、図5(A)は、第一実施例を基にした構成を、図5(B)は、第二実施例を基にした構成を示している。なお、本図は使用状態における外観図である。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。本実施例は、キャップ4、5にそれぞれストロー挿入口41、51を設け、キャップを外すことなくストローで飲料を飲むことを可能としている。
【0040】
次に、図6を参照して本発明に係る第四実施例を説明する。
図6は、本発明に係る第四実施例の構成を示しており、図6(A)は、第一実施例を基にした構成を、図6(B)は、第二実施例を基にした構成を示している。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
本実施例は、キャップ6、7にそれぞれ開口部を設け、その上に封止体61、71を設けて形成されている。封止体61は樹脂フィルムをキャラクタの形状にカットして成り、キャラクタの体がプリントされている。その一端には剥離可能な粘着剤が塗布されており、前記開口部に貼り付けてこれを封止している。また、封止体71は、キャラクタの形状に樹脂成型されており、表面にはプリントが施されている。底面には剥離可能な粘着剤が塗布されており、前記開口部に貼り付けてこれを封止している。封止体61、71は適宜選択したキャラクタの形状とすることができ、様々な種類のものを提供することで、消費者にこれを収集する楽しみを与えることができる。
【0041】
次に、図7を参照して本発明に係る第五実施例を説明する。
図7は、本発明に係る第五実施例の構成を示している。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
本実施例は、キャップを二重にすることにより、こぼれ防止性や缶内の衛生さを保つ力を強化したことを特徴としている。なお、キャップ8とキャップ9はそれぞれ前記第一実施例及び第二実施例に示すキャップ1と2に嵌合されるものであり、キャップ1と2より一回り大きく形成されている。キャップ8とキャップ9にはミシン線は設けられていない。また、キャップ上部には、それぞれキャップを外す場合に握る摘み部81及び91が設けられているが、この部材は前記封止体61及び71と共通である。
【0042】
次に、図8を参照して本発明に係る第六実施例を説明する。
図8は、本発明に係る第六実施例の構成を示しており、図8(A)は、上部キャップ10Bの外観を、図8(B)は、キャップの装着過程を示している。なお、図8(B)では、すでに缶2に下部キャップ10Aが取付けられた状態にある。
本実施例は、前記第五実施例と同様、二重キャップを構成している。缶側に装着される下部キャップ10Aの構成は前記第一実施例において説明したものと同様である。上部キャップ10Bは下部キャップ10Aと同様樹脂成型により形成されており、切欠き部101と小室102と嵌合部103が設けられている。
キャップ取付け時には、図8(B)に示すように上部キャップ10Bの小室内に形象体が収納され、下部キャップ10Aのリム104の内側に上部キャップ10Bの嵌合部103が嵌合される。このとき、プルタブ缶2のタブ22側に上部キャップ10Bの切欠き部101が位置し、上部キャップ10Bを装着したままの状態でタブを開けることが可能となる。
なお、本実施例においては、キャップ10Bの嵌合部103が下部キャップ10Aのリム104の内側に嵌合する構成を説明したが、これとは反対に嵌合部103がリム104の外側に嵌合する構成とすることもできる。また、嵌合部103またはリム104には上部キャップ10Bが不用意に脱落することを防止するため、嵌合部103とリム104の一方または双方に突起等による係止手段や、接着や粘着等による固定手段を設けてもよい。また、本実施例においては、二重キャップとした構成を説明しているが、キャップは必ずしも二重である必要はなく、一重であってもかまわない。この場合、形象体10Cを収納する小室102は下部キャップ10Aに設ければよく、その場所は図8(B)において形象体10Cが配置される位置105の近傍とすればよい。
【0043】
次に、図9を参照して本発明に係る第七実施例を説明する。
図9は、本発明に係る第七実施例の構成を示しており、図9(A)は、本実施例に係るキャップ20の外観を、図9(B)は、キャップ20の装着状態と部材を切り離す過程を示している。なお、図9(B)上図では、すでに缶2にキャップ20が取付けられた状態にある。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。本実施例の特徴は、装着時においてタブ側に位置する一角をキャップから切り離すことができるようにミシン線201を設けた点にある。使用時には、図9(B)に示すようにミシン線201を切断してキャップを180度回転させることにより、切欠き部202を缶開口部の上部に移動して、キャップ20を缶から取外すことなく缶内容物を注ぐことができる。
なお、本実施例においては、第一実施例に係るキャップ1を基にした構成を説明したが、本発明にあっては、基とするキャップは他の実施例に示すものであっても構わない。その場合、各実施例に示すキャップのタブ側に位置する一角がキャップから切り離し可能となるようにミシン線を設ければよい。
【0044】
次に、図10を参照して本発明に係る第八実施例を説明する。
図10は、本発明に係る第八実施例の構成を示しており、本図では、キャップ30はすでに缶2に取付けられた状態にある。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
本実施例の特徴は、キャップ周縁部に設けた保持部に一旦取付けられたキャップを破壊することなく缶から取外し困難とする再使用防止部301を形成し、一旦取り外されたキャップを、取り外されたことが判別できないように再度取付けることを防止可能とした点にある。再使用防止部301にはミシン線を設け、摘み部302を引くことで再使用防止部301を切断してキャップを取外し可能としている。キャップ30は熱収縮性樹脂で形成されており、缶装着時には過熱することでキャップの再使用防止部301を収縮させて缶に密着して装着している。
なお、本実施例においては、第一実施例に係るキャップ1を基にした構成を説明したが、本発明にあっては、基とするキャップは他の実施例に示すものであっても構わない。その場合、各実施例に示すキャップの保持部に再使用防止部301を設ければよい。
【0045】
次に、図11を参照して本発明に係る第九実施例を説明する。
図11は、本発明に係る第九実施例の構成を示している。図11(A)は、本実施例に係るキャップ40を缶に取付ける前の状態を、図11(B)は、キャップ40を缶に取付けた状態を示している。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
本実施例におけるキャップには二つの傾斜した凸部から成るタブ起こし部401とミシン線402が設けられている。缶2に装着する際にはまず、ミシン線402を切断して開口部を形成し、そこへタブ22を通すことにより装着される。このように、本実施例においては、ミシン線402を切断することにより形成される開口部からタブ22を入れることにより、タブ起こし部401がタブ22の下から楔のようにしてタブ22を持ち上げるので、タブが持ち上げられた状態となり、容易にタブを開けることが可能となる。このタブ起こし部401は、なだらかに傾斜した形状であるため、製造時に使用する金型を比較的容易に製造することができる。
【0046】
次に、図12を参照して本発明に係る第十実施例を説明する。
図12は、本発明に係る第十実施例の構成を示している。図12(A)は、本実施例に係るキャップ50を缶に取付ける前の状態を示しており、図12(B)は、キャップ50を缶に取付けた状態を示している。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
本実施例におけるキャップには二つの傾斜した凸部からなるタブ起こし部501と、ミシン線502・503が設けられている。缶2に装着する際には、まずミシン線502を切断して開口部を形成し、そこへタブ22を通すことにより装着される。
このように、本実施例においては、ミシン線502を切断することにより形成される開口部からタブ22を入れることにより、タブ起こし部501がタブ22の下から楔のようにしてタブ22を持ち上げるので、タブが持ち上げられた状態となり、容易にタブを開けることが可能となる。このタブ起こし部501は、なだらかに傾斜した形状であるため、製造時に使用する金型を比較的容易に製造することができる。
そして、開缶後は、図12(C)に示すように、ミシン線503を切断してキャップ前部504を折り曲げることにより、キャップ50を缶2から取外すことなく缶飲料を飲用することができる。また、飲みかけの缶を保存する場合には、キャップ前部504を閉じることにより、缶に蓋をして、缶にゴミが入るなどの問題を解消することができる。
【0047】
次に、図13を参照して本発明に係る第十一実施例を説明する。
図13は、本発明に係る第十一実施例の構成を示している。図13(A)は、本実施例に係るキャップ60を缶に取付ける前の状態を示しており、図13(B)は、本実施例に係るキャップ60を缶に取付けた状態を示している。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
本実施例におけるキャップ60には、二つの傾斜した凸部からなるタブ起こし部601とミシン線602・604が設けられている。缶2に装着する際にはまずミシン線602を切断して、開口部を形成しから、そこへタブ22を通すことにより装着される。
このように、本実施例においては、ミシン線602を切断することにより形成される開口部からタブ22を入れることにより、タブ起こし部601がタブ22の下から楔のようにしてタブ22を持ち上げるので、タブが持ち上げられた状態となり、容易にタブを開けることが可能となる。このタブ起こし部601は、なだらかに傾斜した形状であるため、製造時に使用する金型を比較的容易に製造することができる。
そして、飲用時にはキャップ60を180度回転してキャップ前部603を缶開口部の上に位置させてから、ミシン線604を図13(C)に示すように切り離すことにより、キャップ60を缶から外すことなく飲用することができる。本実施例においては、キャップ前部603が開閉可能な蓋となる。そのため、この蓋を閉じることにより、飲みかけの缶にゴミが入るなどの問題を解消することができる。
【0048】
次に、図14を参照して、本発明に係る第十二実施例を説明する。
図14(A)は本実施例に係る缶キャップの斜視図を示しており、図15(B)はその平面図を示している。図14(C)は、図14(B)のA−A・断面図である。
缶キャップ70は前記第11実施例をもとにして形成されており、便宜上前記実施例との共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
本実施例では、ミシン線703の破断を容易とするために、二つの支持凸部701・702を形成している。この支持凸部701・702は缶キャップ70と飲料缶の上蓋との間に一定の隙間を作るための支えであり、押下げ部704を押下した際にミシン線703に剪断力が作用するようにするものである。
本実施例は以上説明したように構成されるが、本発明はこれに限定されることなく応用発展させることが可能であり、他の実施例に示す缶キャップに支持凸部を形成して構成しても構わない。
【0049】
次に、図15を参照して、本発明に係る第十三実施例を説明する。
図15(A)は、本実施例に係る缶キャップの斜視図を示しており、図15(B)はその平面図を示している。
缶キャップ80は前記第11実施例をもとにして形成されており、便宜上前記実施例と共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
本実施例は、缶キャップ80の上面に缶キャップの使用方法を示す表示部を設けて構成されている。表示内容には操作手順に対応した▲1▼〜▲3▼番号を振り、各番号の近傍には、使用方法を示す挿絵と、これに対応した簡単な説明文を表示している。この表示部の形成方法としては、インクジェット印刷やシルクスクリーン印刷などの通常知られる印刷手段を用いることができる。他の方法としては、缶キャップを成形する金型に表示内容の絵柄や文字を彫刻した凹凸部を形成しておき、缶キャップの成型時にこれを転写することにより形成してもよい。
【0050】
次に、図16を参照して、キャップ80に設けられるキャップ保持部の構成を説明する。
図16は、図15に示すキャップの部分断面図であり、前記実施例に係るキャプに設けられるキャップ保持部の構造を拡大して示している。本図は、説明上必要な部分のみ記載しており、説明上必要ない部分は省略している。
以下、便宜上前記実施例に示すものと共通する部分の説明は省略し、相違点のみ簡潔に説明する。
図16(A)は、キャップ外周に尾根状の凸部801を形成して、この凸部によってプルタブ缶2の上縁部に係止するものである。図16(B)は、キャップ外周部802を内側へ曲げることにより、プルタブ缶2の上縁部に係止するものである。なお、本構成は、第十三実施例に示すキャップだけでなく、他の実施例に示すキャップにおいても使用することができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、次のような効果を奏する。
【0052】
本発明によれば、開缶済みプルタブ缶の保管時における缶内容物のこぼれを防止し、缶内の衛生さを保つだけでなく、タブ開けに関する種々の不便さを解消可能な缶用キャップを提供することができる。
即ち、以下記載する三点の効果を得る。▲1▼タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能とすることができる。また、▲2▼プルタブ缶の開缶時に泡が飛散して手や服を汚してしまうことを防止することができる。また、▲3▼缶開口部が剥き出しになることを防止し、開缶時に缶内部に開口部切片が没入しても衛生さを保ち、犯罪等により毒物を缶開口部に塗布されることを防止することができる。
【0053】
また、本発明によれば、キャップ周囲にプルタブ缶の上縁部に嵌合するキャップ保持部を形成しているので、嵌合位置を合わせて軽く押すだけで缶に装着することができる。また、缶装着時において切断する必要がある部分にミシン線を設けたことにより、道具を用いることなく容易に加工して缶に装着することができる。
【0054】
また、本発明によれば、キャップ装着時においてタブ起こし部をタブの下から挿入することによりタブを持ち上げて、タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能とすることができる。
【0055】
また、本発明によれば、キャップを取外すことなく飲料を飲むことが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。即ち、キャップを取外すことなくストローをさしてジュースを飲むことや、開口部に貼付けられた封止体を剥がして開口部を開けることにより、飲料をカップに移し変えることが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0056】
また、本発明によれば、キャップを缶に装着した際に缶開口部の近傍に位置する部位を、上方に折り曲げて、キャップを取外すことなく缶内容物を使用することが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0057】
また、本発明によれば、タブ起こし部近傍を、一部切断したのち上方に折り曲げてキャップを180度回転させることにより、キャップを取外すことなく缶内容物を使用することが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0058】
また、本発明によれば、二重にキャップをすることにより、安全性を高め、缶内容物の漏れ防止性を向上したタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0059】
また、本発明によれば、封止体または摘み部にプリントを施すか、これら部材の外形をキャラクタの形状に形成するか、またはこれらを組み合わせて実施し、封止体または摘み部をキャップから取外し可能とすることにより、消費者に封止体または摘み部を収集する楽しみを与えるタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0060】
また、本発明によれば、キャップに小室を形成し、この小室を物品収容部または泡の一時貯留部とすることができるので、この小室内に景品を収納して提供したり、炭酸飲料などの開缶時に発生する泡を小室内に一時的に貯留することで外部に泡が飛散することを防止したりすることが可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0061】
また、本発明によれば、キャップに設けたタブ起こし部側の一角をキャップから切り離すことで形成される切欠き部が缶開口部と略同位置に来るようにキャップを180度回転させることにより、この切欠き部から缶内容物を注ぎ出し可能なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0062】
また、本発明によれば、一旦取付けられたキャップを破壊することなく缶から取外し困難な再使用防止部を前記キャップ保持部に形成しているので、一旦取り外されたキャップを、取り外されたことが判別できないように再度取付けることを防止することができる。これにより、毒物の混入による犯罪を防止する上で有用なタブ開け手段を設けた缶用キャップを提供することができる。
【0063】
また本発明によれば、キャップに形成されたミシン線の近傍に下方に突出した支持凸部を設けることにより、飲料缶の上蓋とキャップの間に隙間を形成している。そのため、ミシン線の近傍を上方から押下するとミシン線に剪断力が作用し、容易に破断することができる。
【0064】
また本発明によれば、キャップの使用方法を示す挿絵と、使用手順を示す文字又は数字と、使用方法を述べた説明文と、キャップに設けられた部材の曲げ方向やキャッツプ本体の移動方向を示す記号のうち一つ以上のものが記載される表示部をキャップの上面に設けているので、はじめて使用する者であっても使用方法を容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1(A)〜(C)】本発明に係る第一実施例の構成を示す図である。
【図2(A)〜(C)】図1に示すキャップを缶に装着してタブを開ける過程を示す図である。
【図3(A)〜(C)】本発明に係る第二実施例の構成を示す図である。
【図4(A)〜(C)】図3に示すキャップを缶に装着してタブを開ける過程を示す図である。
【図5(A)〜(B)】本発明に係る第三実施例の構成を示す図である。
【図6(A)〜(B)】本発明に係る第四実施例の構成を示す図である。
【図7(A)〜(B)】本発明に係る第五実施例の構成を示す図である。
【図8(A)〜(B)】本発明に係る第六実施例の構成を示す図である。
【図9(A)〜(B)】本発明に係る第七実施例の構成を示す図である。
【図10】本発明に係る第八実施例の構成を示す図である。
【図11(A)〜(B)】本発明に係る第九実施例の構成を示す図である。
【図12(A)〜(C)】本発明に係る第十実施例の構成を示す図である。
【図13(A)〜(C)】本発明に係る第十一実施例の構成を示す図である。
【図14(A)〜(B)】本発明に係る第十二実施例の構成を示す図である。
【図15(A)〜(C)】本発明に係る第十三実施例の構成を示す図である。
【図16(A)〜(B)】図15に示すキャップの部分断面図である。
【図17(A)〜(B)】従来のプルタブ缶用キャップの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 キャップ
2 プルタブ缶
3 キャップ
4 キャップ
5 キャップ
6 キャップ
7 キャップ
8 キャップ
9 キャップ
10A 下部キャップ
10B 上部キャップ
10C 形象体
11 保持部
12 挿入口
13 ミシン線
14 凸部
15 斜面部
18 飛散防止部
20 キャップ
21 上縁
22 タブ
30 キャップ
31 保持部
32 タブ起こし部
33 ミシン線
34 ミシン線
35 カバー
36 飛散防止部
37 挿入口
40 キャップ
41 ストロー挿入口
50 キャップ
51 ストロー挿入口
60 キャップ
61 封止体
70 キャップ
71 封止体
81 摘み部
91 摘み部
101 切欠き部
102 小室
103 嵌合部
104 リム
201 ミシン線
202 切欠き部
301 再使用防止部
302 摘み部
401 タブ起こし部
402 ミシン線
501 タブ起こし部
502 ミシン線
503 ミシン線
504 キャップ前部
601 タブ起こし部
602 ミシン線
603 キャップ前部
604 ミシン線
701 支持凸部
702 支持凸部
801 凸部
802 外周部

Claims (13)

  1. プルタブ缶に用いる樹脂製のキャップであって、
    キャップには、プルタブ缶の開缶時における泡の飛散を防止する飛散防止部と、キャップ装着時において缶に設けられるタブを挿入するための挿入口と、キャップを缶に取り付けるためのキャップ保持部と、タブの引き起こしを補助するタブ起こし部とを設けて構成され、
    タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能とし、プルタブ缶の開缶時に泡が飛散して手や服を汚してしまうことを防止可能とし、缶開口部が剥き出しになることを防止して開缶時に缶内部に開口部切片が没入しても衛生さを保ち、犯罪等により毒物を缶開口部に塗布されることを防止可能としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  2. 請求項1において、
    キャップ周囲にはプルタブ缶の上縁部に嵌合するキャップ保持部を形成し、
    キャップ上面にはミシン線を設け、該ミシン線を切断することにより、前記挿入口とタブ起こし部とを形成可能としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  3. 請求項1において、
    前記キャップには、タブの下方から挿入してタブを持ち上げるタブ起こし部を設けることにより、タブが固く開けにくい缶であっても容易に開缶可能としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  4. 請求項1乃至請求項3において、
    缶装着時において、缶開口部の上部に位置する部位に、ストロー挿入口または封止体により封止された開口部を設けたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  5. 請求項1乃至請求項4において、
    前記キャップを缶に装着した際に缶開口部の近傍に位置する部位を、上方に折り曲げ可能とすることにより、缶からキャップを取外すことなく使用可能としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  6. 請求項1乃至請求項4において、
    キャップに設けられるタブ起こし部近傍を、一部切断したのち上方に折り曲げ可能とすることにより、この一角を上方へ折り曲げることで形成される切欠き部が缶開口部と略同位置に来るようにキャップを180度回転させることにより、缶からキャップを取外すことなく使用可能としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  7. 請求項1乃至請求項6において、
    缶に装着されるキャップの上に重ねてキャップを嵌合し、二重キャップとすることにより安全性を高め、缶内容物の漏れ防止性を向上したことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  8. 請求項1乃至請求項7において、
    キャップから取外し可能な摘み部または封止体を配設し、これら部材にプリントを施すか、その外形をキャラクタの形状に形成するか、またはこれら手段を組み合わせて実施することにより、消費者に摘み部または封止体を収集する楽しみを与えることを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  9. 請求項1乃至請求項8において、
    前記キャップに小室を形成し、該小室を物品収容部または泡の一時貯留部としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  10. 請求項1乃至請求項5または、請求項7乃至請求項9において、
    キャップに設けたタブ起こし部側の一角をキャップから切り離し可能とし、この一角を切り離すことで形成される切欠き部が缶開口部と略同位置に来るようにキャップを180度回転させることにより、該切欠き部を缶内容物の注ぎ出し口として使用可能としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  11. 請求項1乃至請求項10において、
    前記キャップ保持部には、缶に一旦取付けられたキャップを破壊することなく缶から取外し困難とする再使用防止部を形成し、一旦取り外されたキャップを、取り外されたことが判別できないように再度取付けることを防止可能としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  12. 請求項1乃至請求項11において、
    前記キャップに形成されたミシン線の近傍に下方に突出した支持凸部を形成して飲料缶の上蓋とキャップの間に隙間を設けることにより、ミシン線近傍を上方から押下した際に、該ミシン線に剪断力が加えられるように構成し、ミシン線の破断を容易としたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
  13. 請求項1乃至請求項12において、
    前記キャップの上面には、キャップの使用方法を示す挿絵と、使用手順を示す文字又は数字と、使用方法を述べた説明文と、キャップに設けられた部材の曲げ方向やキャッツプ本体の移動方向を示す記号のうち一つ以上のものが記載される表示部を設けたことを特徴とするタブ開け手段を設けた缶用キャップ。
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