JP2004188663A - 写真用台紙及び同写真用台紙を用いたアルバム並びに同写真用台紙を用いた写真展示用額縁 - Google Patents

写真用台紙及び同写真用台紙を用いたアルバム並びに同写真用台紙を用いた写真展示用額縁 Download PDF

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Abstract

【課題】写真を立体的に見せることができる写真用台紙及び同写真用台紙を用いたアルバム並びに同写真用台紙を用いた写真展示用額縁を提供する。
【解決手段】所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙において、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けた写真用台紙とする。かかる写真用台紙を用いてアルバム及び写真展示用額縁を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真用台紙及び同写真用台紙を用いたアルバム並びに同写真用台紙を用いた写真展示用額縁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラで撮影した写真は、所要の用紙にプリントし、アルバムや写真立て等を用いて閲覧可能としている。
【0003】
かかる写真は単なる平面的な画像であって立体感に欠ける場合が多く、そのため、写真に立体感を持たせるために写真の周囲の一部に縁取りを設けて立体感を表現可能としたアルバムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第3065897号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように写真の周囲の一部に縁取りを設けただけでは十分な立体感を得ることができず、さらなる立体感を生起する手法が求められていた。
【0006】
本発明者はこのような現状に鑑み、写真に立体感を付与可能な技術を日夜研究し、本発明をなすに至ったものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の写真用台紙では、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙において、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けた。
【0008】
さらに、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、
(1)フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたこと。
(2)フレーム用台紙表面の画像はモノトーンとしたこと。
(3)露出用開口側縁には、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたこと。
【0009】
また、本発明のアルバムでは、それぞれ写真を着設した複数の写真用台紙を綴じてなるアルバムにおいて、写真用台紙の少なくとも1つは、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙であって、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けた。
【0010】
さらに、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、
(1)フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたこと。
(2)フレーム用台紙表面の画像はモノトーンとしたこと。
(3)露出用開口側縁には、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたこと。
【0011】
また、本発明の写真展示用額縁では、外枠体に、表層板と、写真を着設した写真用台紙と、背板とを装着してなる写真展示用額縁において、写真用台紙は、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成し、さらに、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けた。
【0012】
さらに、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、
(1)フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたこと。
(2)フレーム用台紙表面の画像はモノトーンとしたこと。
(3)露出用開口側縁には、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたこと。
(4)表層板と写真用台紙との間には中間板を設け、同中間板に別の写真を着設可能に構成したこと。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の写真用台紙は、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙であって、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像としているものであり、1つの画像内に段差を設けているものである。
【0014】
このように、1つの画像内に段差を設けることによって画像に視覚的な奥行感を生起することができ、写真に立体感を付与することができる。
【0015】
また、本発明のアルバム及び写真展示用額縁は、上記の写真用台紙を用いて構成し、立体感を有する写真を掲示したアルバム及び写真展示用額縁としたものである。
【0016】
すなわち、本発明のアルバムでは、それぞれ写真を着設した複数の写真用台紙を綴じてなるアルバムにおいて、写真用台紙の少なくとも1つは、上記したように所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙であって、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けているものである。
【0017】
また、本発明の写真展示用額縁では、外枠体に、表層板と、写真を着設した写真用台紙と、背板とを装着してなる写真展示用額縁であって、写真用台紙を上記したように、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成し、さらに、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けているものである。
【0018】
上記の写真用台紙、及びアルバムに用いる写真用台紙、さらには、写真展示用額縁に用いる写真用台紙において、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせた場合には、より大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0019】
特に、フレーム用台紙表面の画像をモノトーンとした場合には、視点部分では焦点を合わせる一方で、視点以外の部分では焦点を合わせないという人間の視覚作用を利用して、露出用開口から露出した写真の画像部分を強調することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0020】
さらに、露出用開口側縁に、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けた場合には、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像との間における段差を傾斜面によって大きく見せることができるので、さらに大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0021】
従って、フレーム用台紙には薄手のシート材からなる厚紙を用いながらも十分な立体感を生起することができるので、写真用台紙、及び同写真用台紙を用いたアルバムあるいは写真展示用額縁の薄型化・軽量化を図ることができる。
【0022】
【実施例】
以下において図面に基づいて、本発明の実施例を説明する。
【0023】
図1は、本発明の写真用台紙Aの分解組立図である。写真用台紙Aは、所定形状とした支持台紙1と、同支持台紙1に着設するフレーム用台紙2とで構成しており、支持台紙1とフレーム用台紙2との間に写真3を介装すべく構成している。
【0024】
本実施例では、支持台紙1は所定の厚みを有する厚紙で構成しており、略矩形形状としている。ただし、支持台紙1は厚紙で構成するものに限定するものではなく、プラスチック板や木製板で形成してもよい。また、支持台紙1の形状は略矩形形状に限定するものではなく、丸型や星形等の任意の形状としてもよい。
【0025】
フレーム用台紙2には、所要の位置に所定形状の露出用開口21を設けており、同露出用開口21から支持台紙1とフレーム用台紙2との間に介装した写真3の画像を露出させている。
【0026】
本実施例では、フレーム用台紙2も所定の厚みを有する厚紙で構成しており、外周形状を支持台紙1と略同型の略矩形形状としている。ただし、支持台紙1は厚紙で構成するものに限定するものではなく、プラスチック板や木製板で形成してもよい。また、フレーム用台紙2の形状は必ずしも支持台紙1と略同一形状とする必要はなく、任意の形状としてもよい。
【0027】
また、本実施例では、露出用開口21を1つの略矩形状としているが、1つに限定するものではなく複数の露出用開口21を設けてもよいし、略矩形状に限定するものではなく丸型や楕円型、あるいは、星形等の任意の形状としてもよい。
【0028】
上記のフレーム用台紙2は、写真3の一部分の画像、すなわち、写真3の露出用開口21から露出した部分の画像の外周縁に位置する画像を被覆しており、フレーム用台紙2の表面には、フレーム用台紙2で被覆した写真3の被覆部分の画像22を設け、フレーム用台紙表面の画像22と、露出用開口21から露出した写真3の画像とで1つの画像としている。以下において、説明の便宜上、フレーム用台紙表面の画像22を外周画像22’と呼ぶことにする。
【0029】
このように外周画像22’をフレーム用台紙表面に設けていることにより、外周画像22’と露出用開口21から露出した写真3の画像とで構成した1つの画像は、露出用開口21の側縁に沿って段差が生じており、露出用開口21から露出した写真3の画像が、外周画像22’よりも奥まった位置に存在することによって画像に視覚的な奥行感を生起することができ、写真に立体感を付与することができる。
【0030】
外周画像22’は、フレーム用台紙2の表面に印刷することによって配設してもよいし、適宜の用紙に印刷し、それをフレーム用台紙2の表面に着設してもよい。
【0031】
また、外周画像22’は、露出用開口から露出した写真3の画像と色調を互いに異ならせておくことにより、より大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0032】
特に、外周画像22’をモノトーンとした場合には、視点部分では焦点を合わせる一方で、視点以外の部分では焦点を合わせないという人間の視覚作用を利用して、露出用開口から露出した写真3の画像部分を強調することができ、より強く立体感を生起することができる。この場合、モノトーンには白黒のモノトーンを用いることによって、白黒写真とカラー写真の合成状態とすることができ、かかる写真を見た人にフラッシュバック的な感覚を生起することができ、視覚的だけでなく、人間の心証的にもインパクトを与えることができる。
【0033】
フレーム用台紙2における露出用開口21の形成に当たっては、図2に示す図1のX−X断面模式図に示すように、露出用開口21の側縁に、露出用開口21がフレーム用台紙2の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面23を設けている。
【0034】
露出用開口21の側縁に傾斜面23を設けることによって、外周画像22’と、露出用開口2 1から露出した写真3の画像との間における段差を傾斜面23によって大きく見せることができるので、さらに大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0035】
従って、フレーム用台紙2には薄手の厚紙を用いながらも十分な立体感を生起することができるので、写真用台紙Aの薄型化・軽量化を図ることができる。
【0036】
以下において、上記した写真用台紙Aの形成方法の一例を説明する。
【0037】
本実施例では、支持台紙1とフレーム用台紙2には、それぞれ略同一形状の略矩形状とした厚紙を用いており、特に、フレーム用台紙2には表面が白地の厚紙を用いている。なお、フレーム用台紙2には、露出用開口21はまだ形成していない。写真3は、写真印刷専用の専用用紙に印刷したものを用いている。
【0038】
まず、写真用台紙Aに着設する写真の画像をパーソナルコンピュータ等の画像調整装置に入力し、既知のフォトレタッチ用の処理ソフトウェアを用いて適宜の補正処理を行なって、プリンタ等の印刷装置を用いて所要の用紙に印刷を行ない、写真3を形成する。写真3は、単なる白紙に印刷を行なって形成してもよいし、写真印刷専用の専用用紙に印刷して形成してもよい。あるいは、白以外の所要の色とした用紙を用いて形成してもよい。
【0039】
次いで、画像調整装置を用いて先に印刷した写真の色調を調整し、特に、ここでは白黒のモノトーンに調整してモノトーン画像を生成し、プリンタ等の印刷装置を用いてフレーム用台紙2に印刷を行なう。
【0040】
次いで、所要のモノトーン画像を印刷したフレーム用台紙2の所要の位置を、カッター等の適宜の切断具を用いて切り抜き、露出用開口21を形成している。このとき、露出用開口21の側縁には、露出用開口21がフレーム用台紙2の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面23を設けるようにして切り抜いている。
【0041】
次いで、露出用開口21から写真3の画像の一部を露出させながらフレーム用台紙2裏面に写真3を着設している。写真3のフレーム用台紙2裏面への着設には両面テープを用いてもよいし、適宜の接着剤を用いてもよく、フレーム用台紙2裏面に写真3を確実に着設できる方法であればいずれの方法を用いてもよい。
【0042】
なお、フレーム用台紙2裏面に写真3を着設する場合には、露出用開口21から露出させた写真3の画像と、フレーム用台紙2表面の外周画像22’とが略連続的となるように写真3を位置させて着設する必要があるが、露出用開口21の側縁に傾斜面23を設けたことによって、露出用開口21から露出させた写真3の画像と外周画像22’との間には、傾斜面23の幅寸法分の隙間が生じており、かかる隙間によって露出用開口21から露出させた写真3の画像と外周画像22’との多少の位置ズレを視覚的には認識できなくすることができ、厳密な位置合せをすることなくフレーム用台紙2裏面に写真3を着設することができる。従って、作業効率を向上させることができる。
【0043】
フレーム用台紙2裏面に写真3を着設した後、このフレーム用台紙2を支持台紙1に着設して写真用台紙Aを形成している。フレーム用台紙2の支持台紙1への着設には、両面テープを用いてもよいし、適宜の接着剤を用いてもよく、支持台紙1にフレーム用台紙2を確実に着設できる方法であればいずれの方法を用いてもよい。
【0044】
フレーム用台紙2を支持台紙1に着設した後、フレーム用台紙2と支持台紙1との外側縁に縁取り用の帯状シートを着設し、見栄えを良くしてもよい。
【0045】
上記のようにして形成した写真用台紙Aを複数枚重ね、必要に応じて表紙31、裏表紙32、背表紙33を設けて綴じることにより、図3に示すようにアルバムBを形成することができる。
【0046】
このアルバムBは、全ページが上記した写真用台紙Aである必要はなく、少なくとも1ページが上記した写真用台紙Aで構成されていればよい。なお、アルバムBの形成時には2枚の写真用台紙Aを背面同士で接合して両面に写真3を掲載した1枚の写真用台紙としてもよい。
【0047】
また、図4は、上記した写真用台紙Aを用いて形成した写真展示用額縁Cである。
【0048】
写真展示用額縁Cは、図4及び図4のY−Y断面模式図である図5に示すように、外枠体41に、表層板42と、写真3を着設した写真用台紙Aと、背板43とを装着して構成しているものである。図5中、44は背板43を支持する係止爪である。
【0049】
外枠体41は、本実施例では、写真用台紙Aを挿入可能な略矩形枠状としているが略矩形枠状に限定するものではなく、適宜の形状としてもよい。外枠体41の前面側端部には係止用鍔41aを内側方向に突設しており、同係止用鍔41aによって表層板42を係止すべく構成している。
【0050】
表層板42には、本実施例では略透明な合成樹脂製板を用いている。なお、合成樹脂製板ではなくガラス板を用いてもよい。
【0051】
背板43には、本実施例では厚肉の厚紙を用いている。なお、厚紙ではなく木製板や合成樹脂製板を用いてもよい。
【0052】
さらに、本実施例では、図4および図5に示すように、表層板42と写真用台紙Aとの間には中間板45を設け、同中間板45に別の写真46を着設すべく構成している。
【0053】
表層板42と写真用台紙Aとの間に中間板45を設けるべく、外枠体41内への表層板42の挿入後、外枠体41の内周面と接する第1内枠体47aを外枠体41内に挿入し、次いで、外枠体41内に中間板45を挿入し、さらに、外枠体41の内周面と接する第2内枠体47bを外枠体41内に挿入した後写真用台紙A及び背板43を外枠体41内に順次挿入し、係止爪44で背板43を係止している。
【0054】
すなわち、第1内枠体47a及び第2内枠体47bを介して中間板45を支持すべく構成している。
【0055】
中間板45は透明な素材で構成することが望ましく、本実施例では透明な合成樹脂製板を用いている。なお、合成樹脂製板ではなくガラス板を用いてもよい。
【0056】
中間板45を設けて同中間板45に別の写真46を着設することにより、この写真46が宙に浮いたように見せることができ、この視覚効果によってフレーム用台紙A表面の外周画像22’と、露出用開口21から露出した写真3の画像とからなる画像に視覚的に大きな奥行感を生起することができ、写真3により大きな立体感を付与することができる。
【0057】
特に、第1内枠体47a及び第2内枠体47bに所定の幅寸法を持たせ、中間板45を表層板42及び写真用台紙Aから離隔させていることによって、写真46には浮揚感を与えることができ、視覚的な立体感を強く感じさせることができる。
【0058】
本実施例では、中間板45は1枚だけであるが、1枚に限定するものではなく複数枚設けてもよい。また、中間板45には写真46だけでなく、所要の文字を表示したプレート、あるいは、押し花などの装飾品を着設してもよい。
【0059】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙において、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けたことによって、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とからなる画像に視覚的な奥行感を生起することができ、写真に立体感を付与することができる。
【0060】
請求項2記載の発明によれば、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたことによって、より大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0061】
請求項3記載の発明によれば、フレーム用台紙表面の画像をモノトーンとしたことによって、人間の視覚特性を利用して露出用開口から露出した写真の画像部分を強調することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0062】
請求項4記載の発明によれば、露出用開口側縁には、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたことによって、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像との間における段差を傾斜面によって大きく見せることができるので、大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。しかも、フレーム用台紙が薄手のシート材であっても十分な立体感を生起することができるので、写真用台紙の薄型化・軽量化を図ることができる。
【0063】
請求項5記載の発明によれば、それぞれ写真を着設した複数の写真用台紙を綴じてなるアルバムにおいて、写真用台紙の少なくとも1つは、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙であって、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けたことによって、請求項1記載の発明と同様に、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とからなる画像に視覚的な奥行感を生起することができ、写真に立体感を付与することができる。
【0064】
請求項6記載の発明によれば、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたことによって、請求項2記載の発明と同様に、より大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0065】
請求項7記載の発明によれば、フレーム用台紙表面の画像をモノトーンとしたことによって、請求項3記載の発明と同様に、人間の視覚特性を利用して露出用開口から露出した写真の画像部分を強調することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0066】
請求項8記載の発明によれば、露出用開口側縁に、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたことによって、請求項4記載の発明と同様に、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像との間における段差を傾斜面によって大きく見せることができるので、大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。しかも、フレーム用台紙が薄手のシート材であっても十分な立体感を生起することができるので、アルバムの薄型化・軽量化を図ることができる。
【0067】
請求項9記載の発明によれば、外枠体に、表層板と、写真を着設した写真用台紙と、背板とを装着してなる写真展示用額縁において、写真用台紙は、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成し、さらに、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けたことによって、請求項1記載の発明と同様に、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とからなる画像に視覚的な奥行感を生起することができ、写真に立体感を付与することができる。
【0068】
請求項10記載の発明によれば、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたことによって、請求項2記載の発明と同様に、より大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0069】
請求項11記載の発明によれば、フレーム用台紙表面の画像をモノトーンとしたことによって、請求項3記載の発明と同様に、人間の視覚特性を利用して露出用開口から露出した写真の画像部分を強調することができ、より強く立体感を生起することができる。
【0070】
請求項12記載の発明によれば、露出用開口側縁に、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたことによって、請求項4記載の発明と同様に、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像との間における段差を傾斜面によって大きく見せることができるので、大きな視覚的な奥行感を生起することができ、より強く立体感を生起することができる。しかも、フレーム用台紙が薄手のシート材であっても十分な立体感を生起することができるので、写真展示用額縁の薄型化・軽量化を図ることができる。
【0071】
請求項13記載の発明によれば、表層板と写真用台紙との間に中間板を設け、同中間板に別の写真を着設可能に構成したことによって、中間板に別の写真を着設することにより、この写真が宙に浮いたように見せることができ、この視覚効果によってフレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とからなる画像に視覚的に大きな奥行感を生起することができ、写真により大きな立体感を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる写真用台紙の分解組立図である。
【図2】図1のX−X断面模式図である。
【図3】本発明にかかるアルバムの説明図である。
【図4】本発明にかかる写真展示用額縁の説明図である。
【図5】図4のY−Y断面模式図である。
【符号の説明】
A 写真用台紙
1 支持台紙
2 フレーム用台紙
3 写真
21 露出用開口
22’ 外周画像
23 傾斜面

Claims (13)

  1. 所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙において、
    フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けたことを特徴とする写真用台紙。
  2. フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたことを特徴とする請求項1記載の写真用台紙。
  3. フレーム用台紙表面の画像はモノトーンとしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の写真用台紙。
  4. 露出用開口側縁には、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の写真用台紙。
  5. それぞれ写真を着設した複数の写真用台紙を綴じてなるアルバムにおいて、
    写真用台紙の少なくとも1つは、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成した写真用台紙であって、
    フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けたことを特徴とするアルバム。
  6. フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたことを特徴とする請求項5記載のアルバム。
  7. フレーム用台紙表面の画像はモノトーンとしたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のアルバム。
  8. 露出用開口側縁には、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のアルバム。
  9. 外枠体に、表層板と、写真を着設した写真用台紙と、背板とを装着してなる写真展示用額縁において、
    写真用台紙は、所定の露出用開口を設けたフレーム用台紙を支持台紙に着設するとともに、フレーム用台紙と支持台紙との間に写真を介装し、露出用開口から写真を露出させるべく構成し、
    さらに、フレーム用台紙の表面には、フレーム用台紙で被覆した写真の被覆部分の画像を設け、フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで1つの画像とし、1つの画像内に段差を設けたことを特徴とする写真展示用額縁。
  10. フレーム用台紙表面の画像と、露出用開口から露出した写真の画像とで、色調を互いに異ならせたことを特徴とする請求項9記載の写真展示用額縁。
  11. フレーム用台紙表面の画像はモノトーンとしたことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の写真展示用額縁。
  12. 露出用開口側縁には、露出用開口がフレーム用台紙の裏面から表面に向けて拡開状となる傾斜面を設けたことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の写真展示用額縁。
  13. 表層板と写真用台紙との間には中間板を設け、同中間板に別の写真を着設可能に構成したことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の写真展示用額縁。
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JP2010011925A (ja) * 2008-07-01 2010-01-21 Sanin Fuji Color:Kk 写真展示用パネル
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