JP2004187651A - 薬剤揮散装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モーター作動用電源として乾電池の使用を極力抑え、しかも、薬剤揮散性能や経済性、ならびに使用性はもちろんのこと、薬剤含浸体を収納するカートリッジの使用期限や好ましくは更に電池の残量を正確、かつ明瞭に知らせる機能を装填した薬剤揮散装置の提供。
【課題の解決手段】モーター作動用電源として、ACアダプターを介し交流電源から電圧ドロップして作成される3.0〜6.0Vの直流電源と3.0〜6.0Vの乾電池を何れも共用可能に配設するか、又は充電器を介し交流電源から作成される直流電源、もしくは太陽電池から供給される電源を蓄えるための2.0〜6.0Vの充電式電池を備え、モーターの作動により薬剤含浸体を収納するファン付カートリッジを回転させて前記薬剤を揮散せしめるとともに、液晶による目視可能な薬剤残量表示機能を装填してなる薬剤揮散装置。
【選択図】図3

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、送風式の薬剤揮散装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
害虫、例えば蚊や蚋などを駆除するために、薬剤を閉鎖空間(建築物や自動車の室内、アウトドアスポーツにおけるテント内など)全体に揮散、放出させる薬剤揮散方法として、熱エネルギーを利用した蚊取線香や電気蚊取マット、液体式電気蚊取(リキッド)が一般的であるが、乾電池を電源とし常温でファン等の風力を利用して薬剤を揮散、放出させる方法も実用化されている。後者の方法は必ずしも交流電源を必要とせず、持ち運びが可能であることから携帯用として有用であり、本発明者らも特開2001−247406号公報において、薬剤含浸体を収納するカートリッジをモーターで回転させ、遠心力と風力により薬剤を一層効率的に揮散、放出させる薬剤揮散方法を開示した。
しかしながら、特開2001−247406号公報に開示のものを含め、従来の送風式薬剤揮散装置は、薬剤含浸体を収納するカートリッジの使用期限を知らせる機能が十分満足のいくものとは言えない。例えば、薬剤含浸体に有効成分量と連動する色素などを配合して色の変化を利用する方法があるが終点が不明瞭であるし、またカートリッジの使用期限と乾電池の寿命を同一に設定する方法にしても、乾電池の性能が多岐にわたることから一致させることは難しい。
また、電源として乾電池を使用した場合、装置の構成はシンプルとなるものの、電圧の経時的降下とともにモーターの回転数が徐々に低下することは避けられず、殺虫効力を保持するために乾電池の交換を頻繁にするとコスト高となり、使用後の乾電池の処理やリサイクルも面倒である。これに対し、例えば太陽光発電に利用される太陽光は無尽蔵であるだけでなく、クリーンなエネルギー源でその開発が期待されているが、薬剤揮散装置への利用については、実開昭58−115979号公報や実開昭61−182273号公報にそのアイデアの記載があるのみで具体的な開示は全く知られていない。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−247406号公報
【特許文献2】
実開昭58−115979号公報
【特許文献3】
実開昭61−182273号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、モーター作動用電源として乾電池の使用を極力抑え、しかも、薬剤揮散性能や経済性、ならびに使用性はもちろんのこと、薬剤含浸体を収納するカートリッジの使用期限や好ましくは更に電池の残量を正確、かつ明瞭に知らせる機能を装填した薬剤揮散装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
上記課題を解決するため、本発明者らは、モーター作動用電源として、ACアダプターにより変圧された直流電源と乾電池を何れも共用可能に配設するか、又は充電器を介し交流電源から作成される直流電源、もしくは太陽電池から供給される電源を蓄えるための2.0〜6.0Vの充電式電池を備え、しかも液晶による目視可能な薬剤残量表示機能、好ましくは更に電池残量表示機能を装填することによって目的の薬剤揮散装置が得られることを知見し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち請求項1の発明は、モーター作動用電源として、ACアダプターを介し交流電源から電圧ドロップして作成される3.0〜6.0Vの直流電源と3.0〜6.0Vの乾電池を何れも共用可能に配設するか、又は充電器を介し交流電源から作成される直流電源、もしくは太陽電池から供給される電源を蓄えるための2.0〜6.0Vの充電式電池を備え、モーターの作動により薬剤含浸体を収納するファン付カートリッジを回転させて前記薬剤を揮散せしめるとともに、液晶による目視可能な薬剤残量表示機能を装填してなる薬剤揮散装置に関するものである。
【0007】
本発明の薬剤揮散装置の一形態は屋内使用を主用途とし、特に安定した薬剤揮散性能と経済性の確保を重視してACアダプターを用い交流電源を優先的に使用するもので、交流電源が得られない場面では乾電池の使用も可能な設計になっている。そして、他の形態では、充電器を介し交流電源から作成される直流電源、もしくは太陽電池から供給される電源を蓄えるための充電式電池が備えられる。これらは、乾電池からの電源供給を必要最低限に抑えるか、もしくは全く使用せず、薬剤揮散性能や経済性はもちろん、利便性等を含めたすべてを満足するものである。
【0008】
かかる状況のもとで、本発明の薬剤揮散装置は、薬剤含浸体を収納するファン付カートリッジを回転させて前記薬剤を揮散せしめる方式を採用するとともに、液晶による目視可能な薬剤残量表示機能を装填することを特徴とする。
この表示機能は、内蔵されたCPU(中央処理装置)やメモリーに制御されるが、例えば、有効使用時間が異なる2〜3種のカートリッジに対応して手動で表示具を切り替え、薬剤残量を表示するようにしてもよい。また、カートリッジに取り付けた磁気テープ又は金属部材からの信号を感知する磁気感応センサーあるいは光センサーを装置のカートリッジ対向面に付設し、CPUが前記センサーにより感知された信号の伝達を受けてカートリッジの種別を認識させるような方式も採用しうる。
なお、カートリッジの種別としては、有効使用時間を例えば、240時間(1日12時間として20日)、360時間(30日)、720時間(60日)の如く設定するのが適当である。
【0009】
また、薬剤残量表示機能の制御方式も種々可能であり、例えば所定量以上の電圧下でモーターが作動する際に固有の周波パルスを発振するRC発振回路を内蔵し、この発振パルスの感知とこれに基づくモーター作動時間の計測、ならびに薬剤残量への変換を制御する方式を採用することができる。通常、メモリーを備え、タイマーのデータは電源を切っても消失しないように保存される。また、カートリッジの取替え後にリセットスイッチを押せば、モーター作動時間の計測プログラムがリセットされる。
薬剤残量液晶表示器の形状や表示デザインも任意で、例えばカートリッジの種別に対応した個数の棒状の液晶表示器を設けてもよいし、一個の液晶表示器で切り替え可能に表示するようにしてもよい。
【0010】
本発明の薬剤揮散装置の一形態では、モーター、CPU、メモリー、液晶表示器用電源として、例えばAC100VにACアダプターを介し半波整流、電圧ドロップ、抵抗、コンデンサー等により作成した3.0〜6.0Vの直流電源、あるいは3.0〜6.0Vの乾電池を用いるが、好ましくは、AC/DC判別回路を内蔵し、AC電源から作成した直流電源を優先的に使用する。このため、例えばACアダプターの先端プラグが薬剤揮散装置のコネクターに接続されると同時に、乾電池からの電源供給が遮断される回路を配設しうる。一般に、薬剤揮散装置のファンを回転させるモーター用として必要な電流値は、カートリッジ負荷時において、初期値が40mA程度、安定値が10mA程度であり、他の機能を駆動させるための電流値を含めて常に20mA程度を供給するようにすればよい。ここで、モーター作動用電圧を例えば2.2V〜3.0Vとした場合のCPUの制御プログラムを例示すると以下の如くである。
(1)AC電源の場合:乾電池の未使用表示(又full表示)の制御、カートリッジの種別の識別とその液晶表示の制御、薬剤残量表示機能の制御、
(2)乾電池電源の場合:乾電池の残量電圧の計測とその液晶表示の制御(2.2V未満の場合警告表示)、カートリッジの種別の識別とその液晶表示の制御、薬剤残量表示機能の制御。
なお、乾電池の残量電圧については、電圧低下判別回路を内蔵し、CPUが電圧の認識と計測を行うようにすればよい。そして、その液晶表示器の形状や表示デザインは何ら限定されず、前述の薬剤残量液晶表示器と一体化されていても別体であっても構わない。
【0011】
本発明の薬剤揮散装置の他の形態では、モーター、CPU、メモリー、液晶表示器用電源として、充電器を介し交流電源から作成される直流電源、もしくは太陽電池から供給される電源を利用し、これを蓄えるための充電式電池が備えられる。この形態においては、前述のACアダプターと乾電池の共用タイプと異なり、CPU制御システムが電源切り替えのための負荷を必要としないので、装置作動用電圧を幾分低めに設定できうる。
充電式電池としては、たとえばNiバッテリー、Ni−Cdバッテリーなどがあげられるが、充電性能に支障を来たさない限りこれらに限定されない。また、充電式電池からの電流が逆流しないように制御する逆流防止ダイオードや、一定容量以上の充電を抑制するための過充電防止装置が一般に配設される。そして、本発明の薬剤揮散装置の如く、充電式電池の電圧が2.0〜6.0Vの場合、400〜8000mAh程度の蓄電量が可能であり、一旦満杯に充電すればその後電源の供給がなくとも、薬剤揮散装置の継続作動時間はおよそ20〜400時間と計算される。
【0012】
太陽電池を利用する形態の場合、ソーラーパネルは、薬剤揮散装置の用途や有効使用時間等に合わせて、供給電力として0.05〜1.0W程度のものから適宜採択し、薬剤揮散装置の外表面の太陽光を受光しやすい部位に付設される。太陽光は無尽蔵でクリーンなエネルギー源であり随時補給されうるので、かかる仕様の薬剤揮散装置は、本発明の好適な実施形態の一つである。
なお、照度が低い使用環境において、充電式電池からの電流がソーラーパネルに逆流しないように制御したり、更に使用環境が暗くなると光センサーが作動し、薬剤揮散装置を自動的に動作させるようにすることもできる。
【0013】
本発明の薬剤揮散装置には、薬剤含浸体を収納するカートリッジが備えられる。薬剤含浸体の材質としては、例えば紙、パルプ、ビスコースなどのセルロース系担体、エチレン−酢酸ビニール系樹脂、オレフィンポリマーなどの合成樹脂担体、ケイ酸カルシウムなどの無機質担体などがあげられるが、なかでも天然由来の紙、パルプ、ビスコースなどのセルロース系担体が好ましい。また、形状としては、これらを粒状もしくは略粒状で、その平均外径が3mm〜10mm程度となるように形成したものが好適であるが、含浸シートをひだ状、多層状、あるいはハニカム状に形成し薬剤含浸体として供してもよい。
【0014】
本発明で用いられる薬剤としては、1時間当たりの揮散量を0.01〜0.7mgに調整することができ、かつこの薬量で十分な殺虫効力を奏しえる揮散性ピレスロイド系殺虫剤を選択することが好ましい。このような薬剤としては、例えば、一般式(I)
【化1】
Figure 2004187651
(式中、X及びYは同一又は相異なって水素原子、メチル基、ハロゲン原子又はトリフルオロメチル基を表し、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物を例示することができる。
【0015】
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Aと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Bと称す)、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Cと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Dと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Eと称す)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジフルオロビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Fと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート(以後、化合物Gと称す)、4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Hと称す)、2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Iと称す)、又は4−プロパルギル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート(以後、化合物Jと称す)をあげることができる。これらの化合物は一種類を使用してもよいし、又は二種類以上の化合物を組み合わせて使用してもよい。なお、一般式(I)で表される化合物には、その不斉炭素や二重結合に基づく光学異性体や幾何異性体が存在するが、これらの各々やそれらの任意の混合物の使用も本発明に含まれるのは勿論である。
【0016】
本発明では、前記薬剤含浸体に前述の薬剤を全体で50mg以上含浸させることが好ましい。薬剤の含浸量が50mgより少ないと、殺虫効力の持続性に不足を生じる場合がある。薬剤の含浸に際しては、必要に応じ溶剤、希釈剤、界面活性剤、分散剤、徐放化剤などを用い、また従来から知られている各種含浸手段を採用することができる。更に、前記薬剤含浸体に、安定剤、香料、着色剤、帯電防止剤などを適宜配合してもよく、また薬剤組成物に、揮散性能に支障をきたさない程度において、揮散性の高い他の殺虫、忌避成分(例えば、ヒノキチオール、カルボン、サフロール、シトロネロール、ケイ皮アルデヒドなどの防虫香料など)、殺ダニ剤、殺菌剤、消臭剤などを添加して多目的組成物とすることもできる。
【0017】
本発明で使用するカートリッジに通気部を設ける方法としては、例えば開口スリットを多数並設する方法や、並設したホルダーにネットを固定して構成する方法などがあるがこれらに限定されるものではない。但し、薬剤の凝縮が揮散性能に影響を及ぼさないよう充分な通気性を確保すると同時に、薬剤含浸体の散逸を防止するために、開口スリットの場合、スリット幅を1mm以上でかつ薬剤含浸体の平均外径の0.7倍以下とするのが好ましい。一方ネットの場合、線間距離は、例えば1mm以上でかつ薬剤含浸体の平均外径の0.7倍以下に設定するのがよい。
【0018】
前記カートリッジの形状や大きさは、薬剤含浸体収納部の構造を考慮して任意に決定することができる。本発明の薬剤揮散布装置は、カートリッジを例えばシロッコファンの空気流出側及び/又は空気流入側に装着して回転させるものであるが、前記薬剤含浸体に遠心力が作用して薬剤の揮散効率を高めることができるので好適である。前記カートリッジの周囲には、スリット状、メッシュ状などの保護バーを装着し、指などが回転するカートリッジに触れないような構成にするとよい。前記カートリッジを収納する薬剤揮散装置の一部に前記保護バーの機能を持たせてもよい。また使用前に、カートリッジに収納した薬剤含浸体から薬剤が揮散することを防止するため、カートリッジの通気部には遮蔽部材(例えば、シールテープなど)を貼付することが好ましく、このような遮蔽部材は通常使用直前に剥離される。
【0019】
本発明で用いるモーターの仕様は、DC2.0V〜6.0V駆動で、500〜2500rpmの回転数を与えるものが適当であり、例えば100Vの交流電源は、ACアダプターを用いて電圧ドロップ、整流した後モーター用電源回路に供給される。ACアダプターは、薬剤揮散装置に内蔵してもよいが、コンセントプラグと一体化すると、プラグと薬剤揮散装置間の電源コードを軽量化できるというメリットを有する。また、ACアダプターは、薬剤揮散装置を載置可能な形状となして、他の実施形態で充電器として用いても構わないし、更に電源コードの先端プラグを薬剤揮散装置のコネクターと取り外し可能に構成してもよい。
ファンの形状や大きさも特に限定されないが、揮散性能の点からシロッコファンが好適であり、カートリッジを回転させる本発明の方式では、シロッコファンとカートリッジを一体化させたものが成型上有利である。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1の薬剤揮散装置において、有効使用時間の異なる2〜3種のカートリッジに対応する薬剤残量表示機能を装填したものである。
【0021】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の薬剤揮散装置において、モーターの作動に伴って固有の周波パルスを発振する回路を内蔵し、この発振パルスの感知とこれに基づくモーター作動時間の計測、ならびに薬剤残量表示を制御するCPUを備えたものである。
【0022】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの薬剤揮散装置において、電圧低下判別回路を内蔵し、乾電池又は充電式電池の電圧の認識とこれに基づく残量表示を制御するCPUを備えたものである。
【0023】
こうして得られた本発明の薬剤揮散装置は、交流電源を優先的に使用する一方乾電池の使用も可能とするか、又は充電器を介し交流電源から作成される直流電源、もしくは太陽電池を利用しているため、薬剤揮散性能や経済性はもちろん、利便性等にもすぐれている。更に、薬剤含浸体を収納するカートリッジの使用期限を、種別ごとに正確かつ明瞭に知らせる液晶表示機能を備え、また乾電池又は充電式電池の残量についても液晶表示により目視可能である。よって、本発明は、火や熱を使用せず、蚊、蚋、ユスリカなどの各種害虫に対してすぐれた殺虫、防虫効果を奏する、極めて有用かつ実用的な薬剤揮散装置を提供する。
【0024】
【実施例】
次に、具体的実施例ならびに試験例に基づいて、本発明の薬剤揮散装置を更に詳細に説明する。
【0025】
実施例1
図1は本発明の薬剤揮散装置の一形態の斜視図を、図2はその断面図を、図3はその電子回路図を示す。
薬剤揮散装置1は、薬剤含浸体2を収納する環状カートリッジ3とこの内側に配設されたシロッコファン4と、これらを回転させて薬剤含浸体2に含浸させた薬剤を揮散させるモーター5を備えている。モーター5を回転させると、シロッコファン4により遠心力と風力が生じ、上面吸気口6から流入した空気はカートリッジ3の内部を通り開口スリット(図示せず)から排気口7を経て流出するが、この空気の流れにのって薬剤含浸体2に含浸させた薬剤は空中に放散される。薬剤揮散装置1は、電源としてACアダプター8を介する交流電源(電源コード9及びコネクター10に接続)と乾電池11を両用し、外表面には電源スイッチ12、目視可能な棒状タイプの薬剤残量液晶表示器13や乾電池残量液晶表示器14、リセットスイッチ15が付設されている。これらはCPU用電源回路基盤16やモーター用電源回路基盤17に接続し制御される。
また、カートリッジ3に取り付けられた磁気テープ18を磁気感応センサー19が感知してカートリッジの種別を識別できるように設計されている。
【0026】
本実施例では、720時間用として、化合物B[2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート]300mgを、平均外径が約3mmの粒状発泡セルロースビーズ[商品名:ビスコパール(レンゴー株式会社製)]1.5gに含浸させて得られた薬剤含浸体2を、外径6.5cm、内径4cm、高さ2cmの環状カートリッジ3に収納した。なお、環状カートリッジ3は、側面に高さ方向ほぼ全長に幅2mmの開口スリットを3mmおきに備えている。
また、本実施例の薬剤揮散装置1は、モーター作動用電源がDC3.0Vで、薬剤残量液晶表示器13がカートリッジの有効使用時間として360時間(1日12時間として30日)及び720時間(1日12時間として60日)を示し、モーター5の回転数が1400rpm仕様のものを用いた。
【0027】
本薬剤揮散装置1に720時間用カートリッジ3を装填し、ACアダプター8を100V電源に接続して電源スイッチ12をオンにしたところ、モーター5の回転開始直後に、磁気感応センサー19がカートリッジ3に取り付けられた磁気テープ18を感知して薬剤残量液晶表示器13が「720時間用」を識別表示した。本薬剤揮散装置1は、6畳の部屋で60日間にわたり蚊の防除に有効で、更に、60日目に棒状の液晶が目盛「残量0時間」を示し表示機能として優れていた。
なお、カートリッジ3の識別は手動の切り替えスイッチでももちろん差し支えなく、あるいは磁気テープ18の替わりに金属部材を、また磁気感応センサー19の替わりに光センサーを備えた薬剤揮散装置1を用いた場合も同様にカートリッジ3の識別機能は満足のいくものであった。
【0028】
実施例2
実施例1の粒状薬剤含浸体2の替わりに、外径6cm、厚み2cmのハニカム状に形成したシート状不織布製薬剤含浸体2を360時間用環状カートリッジ3に収納した。薬剤含浸体2に、化合物G[4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−クリサンテマート]を240mg含浸させた。そして、磁気テープ18を取り付けず、またモーター作動用電源の電圧を6.0Vとした以外は、薬剤残量液晶表示器13や、モーター5の仕様は実施例1と同様にして本発明の薬剤揮散装置1を得た。
【0029】
ACアダプターを使用せず、本薬剤揮散装置1に360時間用カートリッジ3を装填し電源スイッチ12をオンにしたところ、モーター5の回転開始直後に、カートリッジ3からの未信号をCPUが認識して薬剤残量液晶表示器13が「360時間用」を識別表示した。また、乾電池残量液晶表示器14も作動し、「5.6V」であることを表示した。本薬剤揮散装置1を8畳のリビングルームで使用したところ、30日間にわたり蚊に悩まされることがなかった。30日目に液晶表示器13がはっきりとカートリッジ3の交換時期を示したので、新しいカートリッジ3を入れ替えリセットスイッチ15を押して使用を継続した。
【0030】
実施例3
図4は本発明の薬剤揮散装置の太陽電池を用いた形態の断面図を、図5はその電子回路図を示す。
0.08Wの電力供給能力を有するソーラーパネル20を薬剤揮散装置1の外表面に取り付け、装置内に1.2VのNi−Cd充電式電池21を3本(計3.6V)を内蔵した。平均外径が約3mmの粒状発泡セルロースビーズ[商品名:ビスコパール(レンゴー株式会社製)]1.2gに、化合物H[4−メトキシメチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート]200mgを含浸させて得られた薬剤含浸体2を環状カートリッジ3に収納した。環状カートリッジ3の形状は、実施例1で用いたものと同様とし、これを装填して本発明の薬剤揮散装置1を得た。なお、モーターやCPU作動システムは実施例1に準じ、また、薬剤残量液晶表示器13のカートリッジの種別は手動の切り替えスイッチとした。
【0031】
この薬剤揮散装置1を日差しの当たる屋外でしばらく充電後起動させ、その後12時間にわたり犬小屋で吊り下げて使用した。ソーラーパネル20からの電力供給は十分で、使用中モーターは正常に駆動し、一部余剰電力は蓄電された。また、蚊に対して延べ60日間にわたり高い防除効果を示し、効率的かつ経済的な薬剤揮散装置であることが確認された。
【0032】
実施例4
図6は本発明の薬剤揮散装置の充電器を用いた形態の斜視図を、図7はその電子回路図を示す。
実施例3のソーラーパネル20の代わりに充電器22を使用し、また装置内に1.2VのNi−Cd充電式電池21を2本(計2.4V)を内蔵した。また、セルロースビーズ1.2gに化合物Hを60mg含浸させ240時間用とした以外は実施例3に準じて作製し、充電器を介して交流電源を利用するタイプの本発明の薬剤揮散装置1を得た。
本装置は、充電器を介して一旦満杯に充電すると延べ24時間作動可能であり、
特に短時間の野外活動において、害虫から身を守るのに有効かつ実用的であった。
【0033】
試験例1
実施例1及び実施例2に準じ、モーター作動用電源がDC3.0Vで、薬剤残量液晶表示器13がカートリッジの有効使用時間として360時間(1日12時間として30日)及び720時間(1日12時間として60日)を示し、モーター5の回転数が1200rpm仕様の各種薬剤揮散装置を作製した。なお、薬剤含浸体には、化合物F[4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−2,2−ジメチル−3−(2,2−ジフルオロビニル)シクロプロパンカルボキシレート]を200mg含浸させて360時間用カートリッジ3を供試し、乾電池11を用いる場合は、単3電池2個(計3V)とした。
6畳の部屋で30日間使用し、殺虫効力の経過とカートリッジの交換時期の表示機能(30日目における表示の明瞭さの程度)について試験した。結果は、○、△、×で評価し、併せて表1に示した。
【0034】
【表1】
表1:薬剤揮散装置の性能試験
Figure 2004187651
* :乾電池を途中で交換すれば殺虫効力の低下を改善できるがコスト高となる。
【0035】
試験の結果、交流電源と乾電池の両用タイプでカートリッジを回転させる方式の本発明薬剤揮散装置は、薬剤の揮散性能が安定し長期にわたり優れた殺虫効力を保持する一方、液晶表示器によるカートリッジの交換時期表示機能も目視可能で、正確かつ明瞭であった。
これに対し、薬剤量と連動する色素を含浸体に配合する方法では、交換時期の表示機能は極めて不明瞭であった。また、電源として乾電池のみを使用すると、時間経過に伴い電圧が降下するため殺虫効力の低下を招く懸念があり、更にカートリッジの交換時期と乾電池の寿命を一致させるのは困難であった。
なお、比較例1において、カートリッジにコネクターを装着してカートリッジの種別を識別する方法も試みたが、接続不良を生じることがあり、また本発明のカートリッジ回転方式に適用できなかった。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、モーター作動用電源として、AC電源と乾電池を何れも共用可能に配設するか、又は充電器を介し交流電源から作成される直流電源、もしくは太陽電池から供給される電源を蓄えるための充電式電池を備え、薬剤揮散性能や経済性、ならびに使用性はもちろんのこと、薬剤含浸体を収納するカートリッジの使用期限や好ましくは更に電池の残量を正確、かつ明瞭に知らせる機能を備えた有用かつ実用的な薬剤揮散装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬剤揮散装置の一形態の斜視図を示す。
【図2】その断面図を示す。
【図3】その電子回路図を示す。
【図4】本発明の薬剤揮散装置の太陽電池を用いた形態の断面図を示す。
【図5】その電子回路図を示す。
【図6】本発明の薬剤揮散装置の充電器を用いた形態の斜視図を示す。
【図7】その電子回路図を示す。
【符号の説明】
1:薬剤揮散装置、
2:薬剤含浸体、
3:カートリッジ、
4:シロッコファン、
5:モーター、
6:吸気口、
7:排気口、
8:ACアダプター、
9:電源コード、
10:コネクター、
11:乾電池、
12:電源スイッチ、
13:薬剤残量液晶表示器、
14:乾電池残量液晶表示器、
15:リセットスイッチ、
16:CPU用電源回路基盤、
17:モーター用電源回路基盤、
18:磁気テープ、
19:磁気感応センサー、
20:ソーラーパネル、
21:充電式電池、
22:充電器

Claims (4)

  1. モーター作動用電源として、ACアダプターを介し交流電源から電圧ドロップして作成される3.0〜6.0Vの直流電源と3.0〜6.0Vの乾電池を何れも共用可能に配設するか、又は充電器を介し交流電源から作成される直流電源、もしくは太陽電池から供給される電源を蓄えるための2.0〜6.0Vの充電式電池を備え、モーターの作動により薬剤含浸体を収納するファン付カートリッジを回転させて前記薬剤を揮散せしめるとともに、液晶による目視可能な薬剤残量表示機能を装填してなることを特徴とする薬剤揮散装置。
  2. 有効使用時間の異なる2〜3種のカートリッジに対応する薬剤残量表示機能を装填したことを特徴とする請求項1に記載の薬剤揮散装置。
  3. モーターの作動に伴って固有の周波パルスを発振する回路を内蔵し、CPU(中央処理装置)がこの発振パルスの感知とこれに基づくモーター作動時間の計測、ならびに薬剤残量表示を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。
  4. 電圧低下判別回路を内蔵し、乾電池又は充電式電池の残量表示機能を装填するとともに、CPUが乾電池又は充電式電池の電圧の認識とこれに基づく残量表示を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の薬剤揮散装置。
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