JP2004187149A - 遠隔機器制御方法及び機器管理装置 - Google Patents

遠隔機器制御方法及び機器管理装置 Download PDF

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宏明 由雄
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拓 中村
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圭介 稲田
Hiroyasu Otsubo
宏安 大坪
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宅哉 今出
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks

Abstract

【課題】アクセス対象となる電子機器を管理する装置について、豊富な資源を有さない家電への実装を考慮し、宅外からのアクセスに対する処理をなるべく軽減させ、且つ安全に管理すること。
【解決手段】端末間で呼接続を行って通話する通話環境の下で、機器に接続された端末が、外部から一方の端末を通して前記機器の制御を行うもので、前記一方の端末からの制御情報取得要求を受け付け、前記機器の制御情報を前記一方の端末に転送し、前記一方の端末からの前記機器の制御要求を受信したときに、前記機器の制御を行い、制御結果を前記一方の端末に転送するようにした遠隔機器制御方法である。この方法によれば、他の端末から、対話中に自然な形で相手機器の制御が行うことができ、不正アクセスを防止できる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔から機器を制御する方法、及び機器管理を行う装置に関し、詳しくは、家庭の電子機器を宅外から安全に制御できるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭へのブロードバンド環境の普及に伴い、家庭のPCやSTB(Set Top Box)に代表される電子機器をインターネットに常時接続し、インターネット上の情報を閲覧する利用者が増えてきている。このような環境のもと、外部の情報を閲覧するだけではなく、宅外から自宅への機器の制御を行ったり、逆に自宅から他の家庭、宅外のサービス業者の機器を制御するといったサービスも実現されつつある。例えば、宅内の電子機器ネットワークは、IEEE1394、Ethernet(登録商標)、電灯線等で接続され、HAVi(Home Audio Video Interoperability)、UPnP(Universal Plug and Play)等の管理用ミドルウェアにより構成され、接続された機器を相互に制御することが可能になる。このような宅内ネットワークで接続された機器を宅外から制御するためには、宅外のネットワーク・・(インターネット)と宅内ネットワークを仲介するゲートウェイ装置を置く方式がある。この場合、ゲートウェイ装置上には、宅外からのアクセスを受け付けるためのHTTP(Hyper Text Transfer Protoco・・l)サーバ等のプログラムを稼動させておく必要がある。
【0003】
従来のHTTPサーバをゲートウェイ機能として利用している例では、制御可能な機器(サービス)情報を取得するために、HTTPのGETメソッドを用いサーバへアクセス要求を行い、応答として返るHTML(Hyper ・Text・Markup ・Language)文書にURL(Uniform Resource Locator)などのメタ情報として記載されたサービス情報を利用して制御を行う。この際サーバは、クライアントからのアクセスを受ける度にクライアント認証を行い、提示可能なサービスを応答として返す(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、アクセスする度にクライアント認証を行わなくてもよい例として、HTTPサーバにて一度認証を行ったクライアントに識別子となる対話IDを発行し、同一クライアントによる一連のアクセスを管理する方式も存在する。サーバが発行した対話IDを受け取ったクライアントは、以降のアクセスにこの対話IDを用いることで、サーバはその都度認証を行わなくてもよく、認証処理を軽減させると共に、対話IDを無効(対話を終了)にすることでアクセス制限も容易に行うこともできる(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
また、Microsoft社のWindows(登録商標)XPの一機能であるリモートアシスタンス機能においては、アクセスユーザ、非アクセスユーザの両者で文字によるチャットを行い、アクセスユーザは非アクセスユーザのPCの画面を自画面に表示させ制御権限を与えてもらうことで、自画面上に表示された相手の画面を操作し、遠隔制御を行うことができる(例えば、非特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−141954号公報
【特許文献2】
特開平9−146824号公報
【非特許文献1】
“Windows XP 技術概要”、[online]、平成13年11月20日、Microsoft、[平成14年9月13日検索]、インターネット<URL: http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/pro/techinfo/planning/techoverview/WindowsXPTechnicalOverview.doc>
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術における電子機器を管理する装置にあっては、特許文献2に記載された装置の場合、実際にサーバとクライアント間で人同士の対話を行うことは考慮されていない。すなわち、もしアクセスユーザであるクライアントが不正アクセスを行った場合、不正に気付きにくい、又は気付くのに遅れるといった課題がある。
【0008】
また、非特許文献1に記載された装置の場合、非アクセスユーザのPCの画面をそのままアクセスユーザのPCで表示させているため、情報量が多く処理に負担がかかる。特に、携帯電話や携帯端末のように画像処理や描画処理が遅い端末への実装が困難である。また、2端末間で相互に機器制御を行うことができない。更に、アクセスユーザに許可するアクセス範囲を動的に細かく設定することができず、特にあまり機器管理の知識のない非アクセスユーザにとってはセキュリティ面に不安がある。
【0009】
本発明は、上述のような従来の不具合に鑑みてなされたもので、アクセス対象となる電子機器を管理する装置について、PCのように豊富な資源を有さない家電への実装を考慮し、宅外からのアクセスに対する処理をなるべく軽減させ、且つ安全に管理することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、端末間で呼接続を行って通話する通話環境の下で、機器に接続された端末が、外部から一方の端末を通して前記機器の制御を行う遠隔機器制御方法であって、前記一方の端末からの制御情報取得要求を受け付け、前記機器の制御情報を前記一方の端末に転送し、前記一方の端末からの前記機器の制御要求を受信したときに、前記機器の制御を行い、制御結果を前記一方の端末に転送することを特徴とする、遠隔機器制御方法である。
【0011】
本発明によれば、他の端末から、対話中に自然な形で相手機器の制御を行うことができ、不正アクセスを防止できる。
【0012】
さらに、本発明は、前記制御情報において実行が許可されていない制御要求を受け付ける際、前記実行が許可されていない制御要求の制御内容を許可するか否かを判定し、許可する場合に、前記機器の制御情報を更新することにより、許可されていない制御を相手が要求してきたときに、容易にその是非を判断でき、かつ容易にその条件の変更が行える。
【0013】
さらに、本発明は、制御結果でない機器の情報の提供を求めるイベント配信要求を前記一方の端末から受け付け、前記制御結果でない機器の情報を前記一方の端末に転送するか否かを判定し、許可する場合、前記制御結果でない機器の情報を前記一方の端末に配信することにより、他の端末からの制御要求とは関係ないが有用な情報を他の端末に配信するかどうかの許可を決定でき、安全に自由度を高めることができる。
【0014】
さらに、前記通話が終了するときに、一連の情報のやり取りに関わる動作をリセットすることにより、対話の中で変更した情報をリセットし初期状態に戻すことにより、よりセキュリティ面の向上を図ることができる。
【0015】
また、上記課題を解決するために本発明は、呼接続による他の端末との通話環境の中で、前記他の端末からの制御要求に基づき、接続された機器を制御する機器管理装置であって、ユーザ認証手段と前記他の端末との情報を送受信するメッセージ送受信手段と、前記接続された機器に関する機器情報を記憶した記憶手段と、アクセス制御情報を記憶した記憶手段と、アクセス制御手段と、制御情報生成手段と、機器管理手段と、を少なくとも具備し、前記メッセージ送受信手段は、前記他の端末から制御情報取得要求を受信し、前記ユーザ認証手段は、前記他の端末を操作しているユーザのユーザ認証を行い、前記制御情報生成手段は、前記ユーザ認証に基づき、前記アクセス制御情報と前記機器情報とを参照して制御情報を生成し、前記メッセージ送受信手段は、前記他の端末に前記制御情報を生成し、前記機器管理手段は前記他の端末から機器の制御要求があったときに、対象機器の制御を行う、ことを特長とする機器管理装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本実施の形態1では、本発明の遠隔機器制御方法と機器管理装置の基本的な構成とその動作例について説明する。
【0017】
図1は、本実施の形態1における遠隔機器制御システムの全体構成を示している。このシステムは、遠隔からの制御対象機器である機器200と、制御対象機器を管理し、外部からのアクセスを監視し不正なアクセスを防止する機能、及び外部からのアクセスによる機器制御の要求を受け付け、該当する機器への制御を仲介するゲートウェイとしての機能を有する機器管理端末100と、外部から機器管理端末100が管理する機器200を制御するための機器制御端末300から構成される。機器管理端末100と機器制御端末300は、インターネットなどの外部ネットワークを通じて接続されており、お互いに通信し合うことが可能である。ここで、機器管理端末100は家庭内の機器を外部から制御するための管理端末であると想定し、以後、機器管理端末100を扱うユーザを家庭内の・・「管理ユーザ」と定義して説明する。同様に機器制御端末300を扱うユーザは、「アクセスユーザ」と定義する。
【0018】
各端末の詳細について説明する。まず、機器管理端末100の構成要素について説明する。ネットワーク接続手段101は、外部ネットワーク400と接続され、機器制御端末300と通信するための電子情報の送受信を行う。メッセージ送受手段111は、本発明における遠隔機器制御を行うための電子情報である機器制御情報、及び制御に付随する種々のメッセージをネットワーク接続手段101を介して送受信し、更に受信時にはメッセージ内容の判断を行い処理の振り分けも行う。制御情報生成手段112は、機器制御端末300へ送信するための機器制御情報の生成を行う。ユーザ認証手段113は、アクセス制御等に用いるために外部のアクセスユーザのユーザ認証を行う。アクセス制御手段114は、外部のアクセスユーザのユーザ情報を元に、制御対象機器200へのアクセスの許可判定を行う。
【0019】
機器管理手段115は、制御対象となる機器200を機器情報131として管理し、外部からのアクセスによる機器制御が行われた場合は、該当する機器への制御を行う。機器管理手段115は該当する機器に対応するプロトコルの情報を知っているものとし、適宜プロトコル変換し制御を行うものとする。なお、機器200は機器管理端末100からネットワーク経由で状態管理、及び制御可能なプロトコルで接続されており、外部の機器制御端末300から直接アクセスできないものとし、特にプロトコルは限定しない。セッション管理手段116は、管理ユーザとアクセスユーザ間で確立するセッションについて、その有無とセッションに関する情報の管理を行う。イベント管理手段117は、機器から制御時とは非同期に発生する状態変化等のイベントを、機器制御端末300へ配信するための情報の管理を行う。
【0020】
入出力手段121は、メッセージ送受手段111、ユーザ認証手段113、アクセス制御手段114、機器管理手段115、セッション管理手段116、およびイベント管理手段117の各手段が処理した内容をGUI(Graphical User Interface)として管理ユーザに伝えるために表示端末122へ表示させ、また管理ユーザが入力端末123を操作することで得られる入力情報をメッセージ送受手段111、ユーザ認証手段113、アクセス制御手段114、機器管理手段115、セッション管理手段116、およびイベント管理手段117へ伝えるといった処理を行う。
【0021】
機器情報131およびアクセス制御情報132は、メッセージ送受手段111、ユーザ認証手段113、アクセス制御手段114、機器管理手段115、セッション管理手段116、およびイベント管理手段117の各手段が扱う情報を示している。機器情報131は、機器管理端末100が管理する機器に関する情報である。例えば、機器200が家庭内ネットワークに接続された際に、機器管理手段115がこれを検知し、該当する機器の情報を取り出し機器情報131として登録する。なお、機器200は必ずしも家庭内ネットワークで接続されなくてもよく、例えば家庭外部のインターネット網に接続されていてもよい。
【0022】
機器情報131の例を図2に示す。図2において、「機器ID」135は、各機器を一意に識別するための登録情報である。「種別」136は、機器を機能別に分類するための情報で、例えば、ビデオの機能を有する機器は”VCR”、カメラの機能を有する機器は”CAMERA”といった種別に分類される。なお、単一の機器で複数の種別を有してもよい。「名称」137は、ユーザが各機器を直感的に見分け易くするための文字列で、機器の接続時などに機器管理端末100へ登録する。例えば、同一種の機器が複数存在した場合でも、設置場所を含めた名称として登録することで、ユーザはどの機器を示しているのか容易に判断することができる。「アドレス」138は、機器の接続先の場所を示す情報で、機器制御を行う際に必要となる。
【0023】
図2には例として、IPアドレスとポート番号を示している。「機能」139は、機器が有する機能の一覧情報を示す。機能139の詳細情報として、「I・・D」140は各機能を一意に識別するための登録情報、「名称」141は機器の名称と同様に、ユーザが各機能を直感的に見分け易くするための情報、「制御コード」142は機器制御する際に機器に実際に伝えるための情報である。なお、制御対象機器はこの制御コードを受け取ることで、機器制御端末100から制御されるものとする。「イベント」143は、各機器から、制御時とは非同期に発生するイベントの一覧情報を示す。イベントの詳細情報として、「ID」144は各イベントを一意に識別するための登録情報、「名称」145は機器の名称と同様に、ユーザが各イベントを直感的に見分け易くするための情報、「識別コード」146は機器から発生し機器管理端末100に届けられるイベントを一意に判断するための情報である。なお、図2に示す機器情報131は本実施の形態の説明で必要とされる項目について示しており、項目の名称、記述方法、及び項目数を制限するものではない。
【0024】
アクセス制御情報132は、アクセスユーザ毎の機器へのアクセス権を記載しており、アクセス制御時、及びユーザ認証時に用いられる。アクセス制御情報132の例を図3に示す。「ユーザ」151は、機器管理端末100へのアクセスを行うアクセスユーザを示しており、個人単位での分類や、図3に示すような、メンテナンス業者、友人/知人など、アクセスユーザのカテゴリ別に分類してもよい。「認証情報」152は、各アクセスユーザの認証を行う際に必要な情報で、アクセスユーザしか知りえないパスワードや、認証局が発行する電子証明書など、信頼性の高い情報を用いる。「機器ID」153は、各機器を一意に識別するための登録情報である。「機能」154は、機器が有する機能の一覧情報を示す。機能154の詳細情報として、「ID」155は各機能を一意に識別するための登録情報、「イベント」157は、各機器から、制御時とは非同期に発生するイベントの一覧情報を示す。イベント157の詳細情報として、「ID」158は各イベントを一意に識別するための登録情報である。「機器ID」153、「機能ID」、及び「イベントID」は機器情報131(図2)で示されるものと同一であり、各情報を一意に識別する際に用いる。
【0025】
機能154、イベント157毎に記載している「アクセス権」156、159は、各ユーザがアクセス可能な範囲を示している。例として、アクセス権には次のようなレベルがある。「実行可」と示される場合は、その機能を実行(制御)、又はイベントの配信要求が行える。「開示可」と示される場合は、該当する機器が持つ機能やイベントをアクセスユーザへ単に情報としての開示を許可することを意味し、実行することはできない。実行(制御)権を持たないユーザでもアクセス許可の要求を管理ユーザ又は機器管理端末100へ行うことで、実行権を付与してもらうことも可能である。実行権付与に関する詳細は後述する。「不可」は、実行、及び開示を許可しないことを意味する。すなわち、「不可」の場合、アクセスユーザは機器が持つ機能、イベントの情報を得ることができない。秘匿性の高い情報に対し「不可」の設定を行うことが考えられる。なお、図3に示すアクセス制御情報132は本実施の形態の説明で必要とされる項目について示しており、項目の名称、記述方法、及び項目数を制限するものではない。
【0026】
なお、機器情報131、アクセス制御情報132は、機器管理端末100外部の別のサーバ装置内に保存されていてもよく、必要な際に別装置へアクセスし、書き換え、読み取りを行ってもよいものとする。
【0027】
次に機器制御端末300の構成要素について説明する。ネットワーク接続手段301は、外部ネットワーク400と接続され、機器管理端末100と通信するための電子情報の送受信を行う。メッセージ送受手段311は、本発明における遠隔機器制御を行うための電子情報である機器制御情報、及び制御に付随する種々のメッセージをネットワーク接続手段301を介して送受信し、更に受信時にはメッセージ内容の判断を行い処理の振り分けも行う。制御情報生成手段312は、機器管理端末100へ送信するための機器管理情報の生成を行う。入出力手段321は、メッセージ送受手段311および制御情報生成手段312の各手段が処理した内容をGUI(Graphical User Interfac・・e)として管理ユーザに伝えるために表示端末322へ表示させ、また管理ユーザが入力端末323を操作することで得られる入力情報をメッセージ送受手段311または制御情報生成手段312へ伝えるといった処理を行う。
【0028】
本実施の形態における遠隔機器制御方法の動作例を図4に示す。以下、一連の動作例を説明する。なお、本実施の形態では、例としてSIP(SessionInitiation Protocol)を用いた方法について言及する。SIPとは、文字、音声、映像によるインタラクティブなメディアコミュニケーション(セッション)の開始、終了を行う呼制御のプロトコルであり、IETF(Internet Engineering Task Force)にてRFC3261として規格が定められている。本発明では、機器管理端末100を操作する管理ユーザと、機器制御端末300を操作するアクセスユーザ間でコミュニケーション(通話)を行うことが前提となる。つまり、図4の1001〜1002で通話セッションが開始されるが、アクセスユーザはこの通話が行われている間しか機器制御が行えないものとする。通話中のみアクセスを許可することで、管理ユーザは必ずアクセスユーザからの機器制御時に立ち会うことができ、安全性の面で効果的である。
【0029】
以下、機器制御の目的と本発明の有用性を明確にするため、機器200に異常が発生したため、機器の所有者である家庭のユーザ(管理ユーザ)が機器200の点検をメンテナンス業者に依頼するというシチュエーションを想定する。なお、メンテナンス業者は機器制御端末300を操作するアクセスユーザとする。
【0030】
まず、図4の1001〜1002の処理について説明する。家庭のユーザは、自身が所持する機器200のうちVCRに異常が発生したためメンテナンス業者の呼び出しを行う。この際管理ユーザは、業者のSIPアドレス、又はDNS・・(Domain Name Service)を利用したIP電話の電話番号の指定を行う。なお、SIPアドレスやIP電話番号の指定で、特定の端末の呼び出しが保障されるものとする。機器管理端末100の処理としては、セッション管理手段116で生成されるSIPのINVITEメソッドによるSIPメッセージをメッセージ送受手段111にて機器制御端末300宛てに送信する。SIPメッセージを受け取った機器制御端末300は、その情報をメンテナンス業者に通知し、メンテナンス業者が呼び出しに対し応答することで、2者間のセッションが確立され通話が開始される。この際、通話は文字/音声/映像のいずれか又はいずれかの組み合わせで行うものとする。ユーザ認証に関してはユーザ認証手段113にて行うが、通話先を管理ユーザ自ら呼び出し時に選択しているため、発信先情報が認証情報となる。更に、相手の認証直接相手と通話することで、成りすまし防止に有用であり、留守中のときなど知らぬ間に外部のユーザにアクセスされることを防ぐことができ、安全性の面で効果的である。また、より信頼性を高めるために、SIPのセキュリティ機構を用いて、パスワードによるユーザ認証や、認証局が発行した電子証明書などによる認証を行ってもよい。
【0031】
呼び出し方向を逆にした場合は、受け取るSIPアドレスや電話番号の発信元情報や、パスワード、電子証明書などで認証を行うことができる。また通話を行うことで安全性の向上も図ることができる。図3のアクセス制御情報132の例では、メンテナンス業者の認証情報から「ユーザA(メンテナンス業者)」と認証したものとする。
【0032】
ユーザ認証が終了した時点で、セッション管理手段116は、1001〜1002にて確立したセッションが「メンテナンス業者(ユーザA)」の機器制御のためのセッションであると理解し、セッション情報を管理する。図5に管理テーブルの例を示す。IDは、管理セッションの管理番号。セッション種別は、管理対象セッションのプロトコルで1001〜1002の処理ではSIPとなる。セッション情報は、セッションを識別するための情報で、SIPの場合は、Call−IDヘッダの値での識別が可能である。セッション先は、セッションを行う相手を示し、1001〜1002の例では、メンテナンス業者がセッション先となる。なお、この処理は1003の処理以降で機器制御に関わるメッセージを受信した時点で管理し始めてもよい。
【0033】
次に、図4の1003〜1004の処理について説明する。家庭のユーザはメンテナンス業者との通話セッションを開始しているが、機器制御を行うための、アクセス可能な機器とその機能、更に受信できる非同期イベントの詳細情報を知る必要がある。これらの情報は、家庭内の秘匿性の高い情報であるため、不特定多数の外部のユーザに公開してはならない。したがって、1001〜1002で認証したアクセスを許可するユーザのみに、限られた情報だけ公開した方がよい。まず、メンテナンス業者は、管理ユーザの機器管理端末100に対し機器制御情報取得の要求を行う。
【0034】
制御情報取得要求メッセージ1003の例を以下に示す。なお、本実施の形態で示すSIPアドレスは、管理ユーザの場合、
sip:home−user@home.net
とし、アクセスユーザの場合、
sip:access−user@outside.net
とする。
INFO sip:home−user@home.net SIP/2.0
To: <sip:home−user@home.net>
From: <sip:access−user@outside.net>
Call−ID: 12345
CSeq: 1003 INFO
Get−Device−Info: all
【0035】
上記メッセージは、SIPのセッション中のみ有効なメッセージとして認識されるINFOメソッドを利用したものであり、機器制御端末300の制御情報生成手段312で生成され、メッセージ送受手段311により機器管理端末100へ送付される。1001〜1002の処理で確立された通話セッションがSIPにて 12345 という識別子(Call−IDヘッダの値)が与えられている場合は、INFOメソッドのCall−IDヘッダも同様の値となる。また、機器制御情報取得要求のメッセージであることを両者で認識するために、
Get−Device−Info
というヘッダを定義する。
【0036】
制御情報取得要求メッセージを受け取った機器管理端末100は、メッセージ送受手段111にて、
Get−Device−Info
ヘッダを認識し、メンテナンス業者からの制御情報取得要求メッセージであることを認識する。更にCall−IDヘッダの情報から現在有効なセッションであることを、セッション管理手段116を通じて確認する。メンテナンス業者の要求内容を管理ユーザに知らせる手段として、入出力手段121を用いて図6に示すようなGUIを表示端末122に表示させてもよい。
Get−Device−Info: all
と指定した場合は、機器管理端末100は公開してもよいすべての情報を返すことを意味する。その他には、アクセスユーザが必要な機器種別を指定する手段として、
Get−Device−Info: type=VCR
といった記述を行ってもよい。
【0037】
図2の機器情報131の例では、種別が「VCR」に該当する機器ID、0x01、0x02の情報が返されることになる。管理ユーザにとっては、種別を指定されることでアクセスユーザに余分な情報を渡さなくてもよいという利点がある。
【0038】
制御情報取得要求メッセージ1003を受け取った機器管理端末100が返す制御情報応答メッセージ1004の例を以下に示す。
Figure 2004187149
Figure 2004187149
【0039】
上記メッセージは、SIPのセッション中のみ有効なメッセージとして認識されるINFOメソッドを利用したものであり、制御情報生成手段112が機器情報131、アクセス制御情報132を参照して生成し、メッセージ送受手段111により機器制御端末300へ送付される。例として、制御情報応答メッセージであることを両者で認識するために、
Device−Info
というヘッダを定義している。メッセージは、SIPのINFOメソッドのヘッダ部分と、XML(Extensible Markup Language)にて記述された機器制御の詳細情報を示すボディ部とで構成される。なお、本実施の形態で示すXML文書では、特に特筆すべき点がないためヘッダ部の記述は省略する。図2に示される機器情報131の各項目をそれぞれ、
device、name、id、function、event
といったタグを用いる。制御情報応答メッセージとして記述できる情報は、図3に示すアクセス制御情報132でのアクセス権に依存しており、アクセス権が・・「不可」の場合は、アクセスユーザに制御情報応答メッセージ1004として返さない。「開示可」の場合は、情報を開示するのみで実行権がないため、「実行可」の機能、イベントと見分けるために、例としてidタグを記述していない。
【0040】
制御情報応答メッセージ1004を受け取った機器制御端末300は、メッセージ送受手段311にて、Device−Infoヘッダを認識し、家庭のユーザ(機器管理端末100)からの制御情報応答メッセージであることを理解する。制御情報応答メッセージ1004の内容を機器制御端末300の表示端末322で表示したGUIの例を図7に示す。図7では、「居間のビデオ」の制御画面を示しており、実行権の有無が見分けられるように、枠線や文字の太さで区別して表示している。他の機器の制御画面を表示させるには、画面左のボタンを選択すればよい。GUIの表示方法は特に限定せず、機器制御端末300の入出力手段321が制御情報応答メッセージ1004のタグ情報を参照しGUIに変換する方法や、もし制御情報応答メッセージ1004にXMLスタイルシート等のGUI情報が埋め込まれている場合は、それを参照する方法などがある。
【0041】
なお、上記1003〜1004の処理の説明で用いたSIPメッセージのヘッダ名、
Get−Device−Info、Device−Info
とその値、またボディ部の情報は一例として示しており、特に記述方法を制限するものではない。また、管理ユーザ(家庭のユーザ)は、制御情報取得要求メッセージ1003を受け取らない場合でも一方的に制御情報応答メッセージ1004をアクセスユーザ(メンテナンス業者)へ送信し制御情報を知らせることが可能であり、アクセスユーザの制御情報取得要求メッセージ1003は省略することが可能である。
【0042】
次に、図4の1005〜1008の処理について説明する。メンテナンス業者は図7に示す表示画面を参照し、制御を行う機能を選択する。例えば、図7の・・「状態確認」機能を選択した場合は、機器制御要求メッセージ1005が制御情報生成手段312により生成され、メッセージ送受手段311により機器管理端末100へ送付される。
【0043】
機器制御要求メッセージ1005の例を以下に示す。
Figure 2004187149
【0044】
上記メッセージは、SIPのセッション中のみ有効なメッセージとして認識されるINFOメソッドを利用したものであり、制御情報生成手段312が制御情報応答メッセージ1004を参照して生成し、メッセージ送受手段311により機器管理端末100へ送付される。例として、機器制御要求メッセージであることを両者で認識するために、
Control
というヘッダを定義しており、
function
という値は機能を指定していることを意味する。メッセージは、SIPのINFOメソッドのヘッダ部分と、XMLにて記述された機器制御の詳細情報を示すボディ部とで構成される。ボディ部には、制御情報応答メッセージ1004に記載された「状態確認」機能に関する必要な情報である「0x01」(機器ID)と、「0x04」(機能ID)を記述する。なお、機器制御端末300は、受信した制御情報応答メッセージ1004からどの情報を機器制御要求メッセージとして送信すればよいか、XMLの記述を仕様化するなどしてあらかじめ理解しているものとする。
【0045】
図8のフロー図は、機器管理端末100が機器制御要求メッセージ1005を受信した際の一連の動作例を示している。まず、機器管理端末100はメッセージ送受手段111にて機器制御要求メッセージ1005を受信する(1101)。メッセージ送受手段111は、メッセージが機器制御要求メッセージであることを認識し、アクセス制御手段114へ処理を依頼する。アクセス制御手段114は、Call−IDヘッダから1001〜1002の処理で確立されたメンテナンス業者とのセッションであることを把握し、「機器ID:0x01」、「機能ID:0x04」のアクセス権を確認する。上記メッセージの例では、図3に示されるアクセス制御情報132を参照し、「状態確認」機能の実行権があることが確認される(1102)。実行権が確認された後、機器管理手段115にて該当する機器が制御される。この際、図2に示されるあらかじめ登録されてある機器情報131から、「機器ID:0x01」、「機能ID:0x04」に対応する機器制御に必要な制御コード「0x0041」を取得し、機器へ接続された家庭内ネットワークを通して制御コードを該当する機器200へ送信する。この制御コードを送信する処理は、図4の1006に相当する。なお、制御時に機器200が制御結果を機器管理端末100へ返す場合は、機器管理手段115がこれを受け取る。制御結果の返信処理は、図4の1007に相当する(1103)。制御後、制御情報生成手段112は、制御結果を加味し機器制御端末300へ返信する機器制御応答メッセージ1008を生成し、メッセージ送受手段311を介して機器制御端末300へ返信する。
【0046】
機器制御応答メッセージ1008の例を以下に示す。
Figure 2004187149
【0047】
上記メッセージは、SIPのセッション中のみ有効なメッセージとして認識されるINFOメソッドを利用したものであり、制御情報生成手段112が機器制御結果を参照して生成し、メッセージ送受手段111により機器制御端末300へ送付される。例として、機器制御応答メッセージであることを両者で認識するために、
Control−Response
というヘッダを定義しており、値である function は機器制御要求メッセージ1005のControlヘッダと同じ値である。メッセージは、SIPのINFOメソッドのヘッダ部分と、XMLにて記述された機器制御結果の詳細情報を示すボディ部とで構成される。
【0048】
例として、「居間のビデオ」の「状態確認」を行った結果が、「エラーコー・・ド:E06」という文字列でresponseタグに示される。受け取った機器制御端末300を扱うメンテナンス業者は、示される情報からビデオが故障していることとその箇所や原因などを知ることができる。メンテナンス業者が故障を修復する手段の例として、家庭のユーザからアクセスが許可されている図2に示す「居間のビデオ」の「データ更新」機能を利用する。メンテナンス業者は、ビデオの修復用のデータ、又は修復用データの取得アドレスを示すメタ情報などを機器管理端末100へ送付することで、機器管理手段115から修復対象の機器へ情報が伝わり修復することが可能となる。
【0049】
なお、上記1005〜1008の処理の説明で用いたSIPメッセージのヘッダ名、
Control、Control−Response
とその値、またボディ部の情報は一例として示しており、特に記述方法を制限するものではない。また、機器制御応答メッセージ1006の代わりに、単に機器制御要求メッセージであるSIPのINFOリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを用いてもよい。
【0050】
次に、図4の1009〜1010の処理について説明する。例として、1005〜1008の処理でビデオの故障を修復したメンテナンス業者は、ビデオが正常に修復されたかどうかを確認するために、現在実行権のない「再生」、「停・・止」の機能を扱いたい場合が考えられる。このように、現在アクセス不可の機能に対しアクセス可能とするため、例えば、メンテナンス業者が図7に示す表示画面から「再生」機能を選択することで、制御情報生成手段312がアクセス許可要求メッセージ1009を作成し、メッセージ送受手段311により機器管理端末100へ送付する。
【0051】
アクセス許可要求メッセージ1009の例を以下に示す。
Figure 2004187149
【0052】
上記メッセージは、SIPのセッション中のみ有効なメッセージとして認識されるINFOメソッドを利用したものであり、制御情報生成手段312が制御情報応答メッセージ1004を参照して生成し、メッセージ送受手段311により機器管理端末100へ送付される。例として、アクセス許可要求メッセージであることを両者で認識するために、
Access−Request
というヘッダを定義しており、値である function は機能を指定していることを意味する。メッセージは、SIPのINFOメソッドのヘッダ部分と、XMLにて記述された機器制御の詳細情報を示すボディ部とで構成される。ボディ部には、制御情報応答メッセージ1004に記載された「再生」機能に関する必要な情報である「0x01」(機器ID)と、「再生」(機能名)が記述されている。つまり、メンテナンス業者が、故障を修復した「居間のビデオ」の「再生」機能のアクセス許可を要求しているメッセージとなる。機器制御要求メッセージ1005との違いとして、アクセス許可要求メッセージ1009では、制御したい機能のIDを制御情報応答メッセージ1004にて受け取っていないため、「機器名」(この例では「再生」)を指定するためのキーとして用いる。なお、機器制御端末300は、受信した制御情報応答メッセージ1004からどの情報をアクセス許可要求メッセージとして送信すればよいか、XMLの記述を仕様化するなどしてあらかじめ理解しているものとする。
【0053】
機器管理端末100がアクセス許可要求メッセージ1009を受信した際の一連の動作例を説明する。まず、機器管理端末100はメッセージ送受手段111にてアクセス許可要求メッセージ1009を受信する。メッセージ送受手段111は、メッセージがアクセス許可要求メッセージであることを認識し、アクセス制御手段114へ処理を依頼する。アクセス制御手段114は、Call−IDヘッダから1001〜1002の処理で確立されたメンテナンス業者とのセッションであることを把握し、「機器ID:0x01」、「機能名:再生」のアクセス権が実行不可であることを、図3に示すアクセス制御情報132から確認する。アクセス許可要求の内容の承認を家庭のユーザが行う場合は、入出力手段121を用いて図9に示すようなGUIを表示端末122に表示させればよい。表示画面にて家庭のユーザが「はい」ボタンを選択した際に、メンテナンス業者からのアクセス許可要求が承認されたことになる。承認後は、図3に示すアクセス制御情報132の登録情報を「開示可」から「実行可」に変更され、制御情報生成手段112にてアクセス許可応答メッセージ1010を生成し、メッセージ送受手段111を介して機器制御端末300へ返信する。この際、メンテナンス業者からの一連の制御のためのセッションが終了した後のために、元の登録情報(「開示可」)は記憶しておいた方がよい。
【0054】
アクセス許可応答メッセージ1010の例を以下に示す。
Figure 2004187149
【0055】
上記メッセージは、SIPのセッション中のみ有効なメッセージとして認識されるINFOメソッドを利用したものであり、制御情報生成手段112がアクセス制御情報132を参照して生成し、メッセージ送受手段111により機器制御端末300へ送付される。例として、アクセス許可応答メッセージであることを両者で認識するために、
Access−Accept
というヘッダを定義しており、値である function はアクセス許可要求メッセージ1009のControlヘッダと同じ値である。メッセージは、SIPのINFOメソッドのヘッダ部分と、XMLにて記述されたアクセス許可に対する応答の詳細情報を示すボディ部とで構成される。「居間のビデオ」の・・「再生」機能は、元々「開示可」であったため、上記制御情報応答メッセージ例ではidタグの情報が含まれていなかったが、上記アクセス許可応答メッセージ例では、idタグの情報が含まれアクセス許可要求が承認されたことを示し、以後の機器制御処理時にこのidタグの情報を用いることができる。
【0056】
仮に、メンテナンス業者が「居間のビデオ」の「再生」機能を使用した例を以下に示す。ビデオを再生する際に、単に遠隔の機器を制御するだけではなく、画像情報を取得することも可能である。画像を扱える機能の場合、機器情報応答メッセージ1004、及びアクセス許可応答メッセージ1010にて、例えばXMLのfunctionタグ内の記述で画像を扱うためのセッション(プロトコ・・ル)情報を盛り込めばよい。画像を扱うためのプロトコルとしては、SIPの他にRTSP(Real Time Streaming Protocol)、HTTP、FTP(File Transfer Protocol)などが挙げられる。これらのプロトコルを用いて、機器制御のための通話セッション内で映像を扱う処理を行った場合は、追加の管理セッションとして、機器管理端末100のセッション管理手段116にて管理されることになる。
【0057】
図10に管理テーブルの例を示す。図5に示す管理テーブルの例とは異なり、新たに子セッションという項目が追加されている。この項目は、追加セッションに対し、機器制御を行うための通話セッションとの関連付けを行うことで、通話セッションと状態を共存させる(通話セッション終了時に合わせて子セッションも終了させる)目的で必要となる。図5の例では、ID:0x01として通話セッションが登録されており、ビデオの再生処理に伴う追加セッションとして、ID:0x02にSIPのセッションが登録されている。また、例としてRTSPでの追加セッションも示しており、セッション情報、セッション先の情報として、映像伝送に関連するIPアドレス、ポート番号が登録され管理される。
【0058】
なお、上記1009〜1010の処理の説明で用いたSIPメッセージのヘッダ名、
Access−Request、Access−Accept
とその値、またボディ部の情報は一例として示しており、特に記述方法を制限するものではない。また、管理ユーザ(家庭のユーザ)は、アクセス許可要求メッセージ1009を受け取らない場合でも一方的にアクセス許可応答メッセージ1010をアクセスユーザ(メンテナンス業者)へ送信し制御情報を知らせることが可能であり、アクセスユーザのアクセス許可要求メッセージ1009は省略することが可能である。
【0059】
次に、図4の1011〜1013の処理について説明する。機器制御時の処理結果とは別に、機器が非同期に発生させるイベントについて、アクセスユーザが取得するケースを考える。図2の機器情報131の例では、「居間のビデオ」のイベントとして「再生終了」イベントが登録されている。ただし、このイベントは図3のアクセス制御情報132で示す通り「開示可」のみのアクセス権が設定されているため、メンテナンス業者からはイベントを取得するためのイベント配信要求を行うことができない。そこで、メンテナンス業者はイベント配信要求を行うために、まず「再生終了」イベントのアクセス許可要求を行う必要がある。その手順は、上記1009〜1010にて、「居間のビデオ」の「再生終了」イベントを指定しアクセス許可要求メッセージ1009を機器管理端末100へ送付すればよく、ここでは処理の詳細は省略する。家庭のユーザ(機器管理端末100)からアクセス許可要求の承認を受けた後は、イベント配信要求を行うことができる。
【0060】
イベント配信メッセージ1011の例を以下に示す。
INFO sip:home−user@home.net SIP/2.0
To: <sip:home−user@home.net>
From: <sip:access−user@outside.net>
Call−ID: 12345
CSeq: 1011 INFO
Subscribe: event
Event: device=0x01; id=0x01
【0061】
上記メッセージは、SIPのセッション中のみ有効なメッセージとして認識されるINFOメソッドを利用したものであり、制御情報生成手段312が制御情報応答メッセージ1004を参照して生成し、メッセージ送受手段311により機器管理端末100へ送付される。例として、イベント配信要求メッセージであることを両者で認識するために、
Subscribe
というヘッダを定義しており、値である event はイベント配信を指定していることを意味する。また、具体的なイベントIDを指定するために、Eventヘッダを定義し、値であるdevice、idで機器ID、イベントIDをそれぞれ指定する。メッセージは、SIPのINFOメソッドのヘッダ部分のみで構成される。 機器管理端末100がイベント配信要求メッセージ1011を受信した際の一連の動作例を説明する。まず、機器管理端末100はメッセージ送受手段111にてイベント配信要求メッセージ1011を受信する。メッセージ送受手段111は、メッセージがイベント配信要求メッセージであることを認識し、アクセス制御手段114へ処理を渡す。アクセス制御手段114は、Call−IDヘッダから1001〜1002の処理で確立されたメンテナンス業者とのセッションであることを把握し、「機器ID:0x01」、「イベントI・・D:0x01」のアクセス権が実行可であることを、アクセス制御情報132から確認する。実行権が確認された後、図2に示されるあらかじめ登録されてある機器情報131から、「機器ID:0x01」、「イベントID:0x01」に対応するイベント配信に必要な識別コード「0x1031」を取得し、イベント管理手段117にてメンテナンス業者が配信要求したイベントとして情報が管理される。必要であれば、機器管理端末100は家庭内ネットワークを介し、該当する機器200へイベント配信要求の処理を行う。
【0062】
イベント配信要求メッセージ1011が受け付けられたかどうかの結果を機器制御端末300にて確認するには、SIPのINFOリクエストメッセージに対するレスポンスメッセージを用いる。機器管理端末100にて正常に処理が行われた場合は、例えば「200 OK」のレスポンスが返る。
【0063】
イベント配信要求を受けた機器200が自身の非同期イベントを発生させ、機器制御端末100まで伝わる一連の動作例を説明する。まず、該当する機器「居間のビデオ」は再生中であるものとする。ビデオテープの最後まで再生し終わったところで、「再生終了」イベントが機器から発生し、機器管理端末100の機器管理手段115まで伝わる。このイベントが管理状態にあるかは、イベント管理手段117にて確認される。具体的には、機器管理手段115で検知されたイベントの識別コードと、イベント管理手段117が管理するイベントコード(・・「再生終了」イベントの例だと「0x1031」)を比較することにより、確認される。確認されたイベントは、制御情報生成手段112にてイベント配信メッセージ1013に変換され、メッセージ送受手段111を介して機器制御端末300へ配信される。
【0064】
イベント配信メッセージ1013の例を以下に示す。
INFO sip:access−user@outside.net SIP/2.0To: <sip:access−user@outside.net>
From: <sip:home−user@home.net>
Call−ID: 12345
CSeq: 1012 INFO
Notify: event
Event: device=0x01; id=0x01
【0065】
上記メッセージは、SIPのセッション中のみ有効なメッセージとして認識されるINFOメソッドを利用したものである。例として、イベント配信メッセージであることを両者で認識するために Notify というヘッダを定義しており、値である event はイベント配信を指定していることを意味する。また、具体的なイベントIDを指定するために、Eventヘッダを定義し、値であるdevice、idで機器ID、イベントIDをそれぞれ指定する。メッセージは、SIPのINFOメソッドのヘッダ部分のみで構成される。必要であれば、付加情報をINFOメソッドのボディ部分として記述してもよい。
【0066】
なお、上記1011〜1013の処理の説明で用いたSIPメッセージのヘッダ名、
Subscribe、Notify
とその値は一例として示しており、特に記述方法を制限するものではない。また、INFOメソッドではなく、SIPの標準的なイベント配信用のメソッドである、Subscribe、Notifyの両メソッドを用いてもよい。ただし、Subscribe/Notifyメソッドでは1001〜1002で確立された通話セッション内のメッセージとして扱われず、別のセッションとして処理されるため、アクセスユーザのユーザ認証をメッセージが送信される度に行う必要があると共に、通話セッション中のみ有効とする場合は、その管理をイベント管理手段117等で行う必要がある。
【0067】
次に、図4の1014〜1015の処理について説明する。機器制御に関する一連の処理が終了した場合、1001〜1002で確立した家庭のユーザとメンテナンス業者間の通話セッションの終了を行う。この際、どちらからでもセッションの終了を行ってもよいのだが、例として家庭のユーザの方からセッションの終了を行う。
【0068】
図11のフロー図は、機器管理端末100がセッション終了の処理を行う際の一連の動作例を示している。まず家庭のユーザは、メンテナンス業者によるビデオの修復が完了したことから、通話の終了を行う、機器管理端末100の処理としては、セッション管理手段116で生成されるSIPのBYEメソッドによるSIPメッセージをメッセージ送受手段111にて機器制御端末300宛てに送信する(1201)。SIPメッセージを受け取った機器制御端末300は、その情報をメンテナンス業者に通知すると共に、BYEメソッドに対する応答を機器管理端末100へ返信し、2者間のセッションが終了される(1203)。返信を受け取った機器管理端末100は、これまでメンテナンス業者からの機器制御のために管理されていた情報をクリアする。クリアする情報としては、アクセス制御手段114が管理するアクセス制御情報132、セッション管理手段116が管理するセッション情報、イベント管理手段117が管理するイベント情報が挙げられる。セッション管理手段116が管理するセッションとして、図10に示すように複数のセッションが存在する場合は、通話セッションに関連する全てのセッションの終了処理も同時に行う(1203)。これまでの管理情報がクリアされたため、メンテナンス業者が再度機器制御を行うためには、1001の処理から再開する必要がある。
【0069】
(実施の形態2)
本実施の形態2では、図1に示す基本的な構成に対し、機能を分散配置させた構成とその動作例について説明する。図12は、本発明の実施の形態2における遠隔機器制御システムの全体構成を示している。本システムは、図1の実施の形態1の構成と異なり、機器管理端末100の入出力機能を入出力端末600として分散配置し、新たに機器管理端末100から入出力機能を除いた、第2の機器管理端末500も配置している。また、制御対象の機器は実施の形態1では家庭内ネットワーク上の200としていたが、新たに外部ネットワークに接続され、機器制御端末300から直接アクセス可能な外部機器700も配置している。なお、機器制御端末300は実施の形態1で説明したものと同一である。
【0070】
各端末の詳細について説明する。まず、第2の機器管理端末500は上記の通り実施の形態1記載の機器管理端末100から入出力機能を除いたもので、端末内の各要素は基本的な機能は機器管理端末100と同じである。すなわち、符号501〜532で示された各構成要素は、図1において符号101〜132で示された各構成要素にそれぞれ対応する。ただし、入出力機能を有さないため、511〜517のうち、管理ユーザからの直接の入出力を必要とする場合は、入出力に必要な電子情報を第2の機器管理端末500と入出力端末600のそれぞれのメッセージ送受手段511、611とで交換し合うことになる。なお、SIPでの実装を考慮すると、第2の機器管理端末置500はSIP Proxy、入出力端末600はSIP UA(User Agent)と置き換えることができる。
【0071】
機器200は、制御対象となる機器であり、第2の機器管理端末500にて機器200を制御するのに必要な機器情報が機器管理手段515により管理される。また、外部機器700も同様に第2の機器管理端末500にて管理される。
【0072】
機器制御端末300の構成要素である301〜323は、実施の形態1で説明した通りであるため、詳細な説明は省略する。
【0073】
本実施の形態2における遠隔機器制御方法の動作例を図13に示す。以下、一連の動作例を説明する。なお、基本的な動作は、実施の形態1と同様であり、1301〜1302の処理は、図4に示す1001〜1002に対応するため、ここでの説明は省略する。また、第2の機器管理端末500と入出力端末600間の処理も第1の実施形態記載の機器管理端末100と比べ特に特徴的ではないので、ここでの説明は省略する。
【0074】
まず、1303〜1305の処理について説明する。機器制御端末300を扱うアクセスユーザは、アクセス可能な機器とその機能などの情報を得るために制御情報取得要求1303を第2の機器管理端末500に送付する。前提として、アクセスユーザは外部機器700への制御権を持っているものとすると、アクセスユーザは外部ネットワーク経由で外部機器への直接的なアクセスを許可するため、第2の機器管理端末500は、外部機器700へアクセスユーザからの制御に関する必要な情報(アクセスユーザ情報、アクセス許可内容、等)をアクセス設定メッセージ1304として伝え、第2の機器管理端末置500と外部機器700間でアクセス許可の調停を行う。なお、アクセス設定メッセージ1304のフォーマット、及び伝送するためのプロトコルは特に制限しない。
【0075】
アクセス許可の調停が終了した後、第2の機器管理端末500は調停結果を反映させ、制御情報応答メッセージ1305を機器制御端末300へ返す。機器制御端末300は外部機器700へ直接アクセスするため、実施の形態1の制御情報応答メッセージ1004とは異なり、機器700のアドレス情報や制御可能なプロトコル等の情報を含めておく必要がある。例として、XMLで記述する場合、addressタグやprotocolタグを用意し、機器700の場所を一意に特定できるアドレスであるIPアドレス、ポート番号、対応プロトコルを示せばよい。
【0076】
次に、1306〜1307の処理について説明する。機器制御端末300は、得られた制御情報応答メッセーに1305を元に機器制御要求メッセージ1306を直接外部機器700に送付し、制御を行う。もし得られるのであれば、制御結果は外部機器700から直接機器制御応答メッセージ1307として返信される。なお、機器制御要求メッセージ1306、機器制御メッセージ1307のフォーマット、及び伝送するためのプロトコルは特に制限しない。また、外部機器700の制御に伴い、新たに機器制御端末300、外部機器700間でセッションが開始された場合、外部機器700はその旨を機器管理端末500へ伝え、機器管理手段515にて管理を行ってもよい。
【0077】
次に、1308〜1310の処理について説明する。図4に示す1009〜1010の処理と同様に、アクセスユーザは、制御権を持たない外部機器700の機能や配信要求権を持たない非同期イベントに対し制御権(配信要求権)を得るために第2の機器管理端末500へアクセス許可要求メッセージ1308を送付する。該当する機器が外部ネットワーク700であることを認識した第2の機器管理端末500は、外部機器700へアクセスユーザからの制御に関する必要な情報(アクセスユーザ情報、アクセス許可内容、等)をアクセス設定メッセージ1309として伝え、第2の機器管理端末500と外部機器700間でアクセス許可の調停を行う。なお、アクセス設定メッセージ1309のフォーマット、及び伝送するためのプロトコルは特に制限しない。アクセス許可の調停が終了した後、第2の機器管理端末500は調停結果を反映させ、アクセス許可応答メッセージ1310を機器制御端末300へ返す。
【0078】
次に、1311〜1312の処理について説明する。図4に示す1011〜1013の処理とは異なり、アクセスユーザは、外部機器700の非同期イベントを受信するために、外部機器700へ直接イベント配信要求メッセージ1311を送信する。以後、配信登録されたイベントが外部機器700にて発生した場合は、外部機器700から直接機器制御端末300へイベントが配信される。なお、イベント配信要求メッセージ1311、イベント配信メッセージ1312のフォーマット、及び伝送するためのプロトコルは特に制限しない。また、外部機器700と直接やり取りせずに、1011〜1013と同様に、第2の機器管理端末500を介した手段を用いてもよい。
【0079】
次に、1313〜1315の処理について説明する。図4に示す1014〜1015の処理と同様に、機器制御に関する一連の処理が終了した場合、1301〜1302で確立した通話セッションの終了を行う。この際、どちら側からセッションの終了を行ってもよい。セッションを終了すると同時に、1304、1309の処理でアクセスユーザに許可した制御権を元に戻すため、第2の機器管理端末500はアクセス設定メッセージ1314を外部機器700に送付する。もし、新たに機器制御端末300、外部機器700間でセッションが確立している場合は、実施の形態1と同様に、関連する全てのセッションの終了処理を行う。なお、アクセス設定メッセージ1314のフォーマット、及び伝送するためのプロトコルは特に制限しない。また、アクセス設定メッセージ1314と通話終了に伴う応答メッセージ1315の順序が逆になってもよいものとする。
【0080】
【発明の効果】
以上説明した通り本発明によれば、SIPによるアクセスユーザ、非アクセスユーザ双方の対話を基にした遠隔機器制御方法であり、アクセスユーザの確認を対話という自然な形で行うことができ、更に常にアクセスユーザの機器制御処理を監視できるところから、不正アクセスを防止する効果がある。
【0081】
また、機器制御に関する情報交換を、映像及び音声ではなくテキストベースのメッセージを用いることで、携帯端末、家電向けとして、処理が軽いという効果がある。
【0082】
また、アクセスユーザに対し常に機器制御を許すわけではなく、必要な機能を必要な時に許すという柔軟なアクセス許可、アクセス制御の方法を採用しており、セキュリティ性向上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における遠隔機器制御システムの全体構成を示すブロック図
【図2】前記実施の形態1における機器情報のフォーマットの一例を示す図
【図3】前記実施の形態1におけるアクセス制御情報のフォーマットの一例を示す図
【図4】前記実施の形態1における機器制御の一連の動作例を説明するためのシーケンス図
【図5】前記実施の形態1におけるセッション情報のフォーマットの一例を示す図
【図6】前記実施の形態1における機器制御情報取得の動作における表示端末への表示例を示す図
【図7】前記実施の形態1における機器制御情報取得の動作における表示端末への表示例を示す図
【図8】前記実施の形態1におけるアクセス制御の一連の動作例を説明するフローチャート
【図9】前記実施の形態1におけるアクセス許可要求の動作における表示端末への表示例を示す図
【図10】前記実施の形態1におけるセッション情報のフォーマットの一例を示す図
【図11】前記実施の形態1におけるセッション終了の一連の動作例を説明するフローチャート
【図12】本発明の実施の形態2における遠隔機器制御システムの全体構成を示すブロック図
【図13】前記実施の形態2における遠隔機器制御方法を実施するための動作例を説明するシーケンス図
【符号の説明】
100 機器管理端末
101 ネットワーク接続手段
111 メッセージ送受手段
112 制御情報生成手段
113 ユーザ認証手段
114 アクセス制御手段
115 機器管理手段
116 セッション管理手段
117 イベント管理手段
121 入出力手段
122 表示端末
123 入力端末
200 機器
300 機器制御端末
301 ネットワーク接続手段
301 ネットワーク接続手段
311 メッセージ送受手段
312 制御情報生成手段
321 入出力手段
322 表示端末
323 入力端末
400 外部ネットワーク
500 機器管理端末
501 ネットワーク接続手段
511 メッセージ送受手段
512 制御情報生成手段
513 ユーザ認証手段
514 アクセス制御手段
515 機器管理手段
516 セッション管理手段
517 イベント管理手段
600 入出力端末
601 ネットワーク接続手段
611 メッセージ送受手段
621 入出力手段
622 表示端末
623 入力端末

Claims (5)

  1. 端末間で呼接続を行って通話する通話環境の下で、機器に接続された端末が、外部から一方の端末を通して前記機器の制御を行う遠隔機器制御方法であって、
    前記一方の端末からの制御情報取得要求を受け付け、
    前記機器の制御情報を前記一方の端末に転送し、
    前記一方の端末からの前記機器の制御要求を受信したときに、前記機器の制御を行い、 制御結果を前記一方の端末に転送すること、
    を特徴とする、遠隔機器制御方法。
  2. 前記制御情報において実行が許可されていない制御要求を受け付ける際、
    前記実行が許可されていない制御要求の制御内容を許可するか否かを判定し、
    許可する場合に、前記機器の制御情報を更新することを特徴とする、
    請求項1に記載の遠隔機器制御方法。
  3. 制御結果でない機器の情報の提供を求めるイベント配信要求を前記一方の端末から受け付け、
    前記制御結果でない機器の情報を前記一方の端末に転送するか否かを判定し、
    許可する場合、前記制御結果でない機器の情報を前記一方の端末に配信することを特徴とする、請求項1に記載の遠隔機器制御方法。
  4. 前記通話が終了するときに、一連の情報のやり取りに関わる動作をリセットする、ことを特徴とする、請求項1から3いずれかに記載の遠隔機器制御方法。
  5. 呼接続による他の端末との通話環境の中で、前記他の端末からの制御要求に基づき、接続された機器を制御する機器管理装置であって、
    ユーザ認証手段と
    前記他の端末との情報を送受信するメッセージ送受信手段と、
    前記接続された機器に関する機器情報を記憶した記憶手段と、
    アクセス制御情報を記憶した記憶手段と、
    アクセス制御手段と、
    制御情報生成手段と、
    機器管理手段と、
    を少なくとも具備し、
    前記メッセージ送受信手段は、前記他の端末から制御情報取得要求を受信し、
    前記ユーザ認証手段は、前記他の端末を操作しているユーザのユーザ認証を行い、
    前記制御情報生成手段は、前記ユーザ認証に基づき、前記アクセス制御情報と前記機器情報とを参照して制御情報を生成し、
    前記メッセージ送受信手段は、前記他の端末に前記制御情報を生成し、
    前記機器管理手段は前記他の端末から機器の制御要求があったときに、対象機器の制御を行い、その制御結果を前記対象機器から受け取り、
    前記メッセージ送受信手段は、前記制御結果を前記他の端末に送信する、
    ことを特徴とする機器管理装置。
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