JP2010147748A - 遠隔制御システムおよび遠隔制御方法 - Google Patents

遠隔制御システムおよび遠隔制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】IP通信網に接続された制御装置と被制御装置の間において、IP通信網を介した簡便かつセキュリティーが高い遠隔制御システムおよび方法を提供する。
【解決手段】IP電話・通信網4に接続されている制御装置2と被制御装置3において、制御装置2から被制御装置3に対し、SIPに基づいた発呼により接続要求を行い、接続要求が着信した被制御装置3から制御装置2に対しIP通信用の通信路7の確立を要求し、要求を受けた制御装置2から被制御装置3に対して通信路7を確立する。そして通信路7を用いて制御装置2から被制御装置3の遠隔制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP通信網を介して遠隔地の装置を制御するのに好適な遠隔制御システムおよび遠隔制御方法に関する。
従来の技術において、IP通信網を介して遠隔地の装置を制御するにあたっては、制御装置と被制御装置との間でIPに基づいた通信路を常に確立しているものがほとんどである。これは、遠隔で制御を行う時にのみ通信路を確立するようにすると、通信相手の正規性を判断するなどの複雑な処理を、制御を行う度に実施する必要があり、制御装置および被制御装置に高い性能が必要なためである。
また、SIPに基づいた通信により遠隔の装置を制御する従来技術としては、呼の接続が可能な環境下にて制御装置と被制御装置の間で呼を用いて制御用の通信を行っている(特許文献1参照)。
特開2004−187149号公報
しかしながら従来の技術では、制御用通信を常時待ち受けるために制御を行わない時間でもIP通信の接続を確立したままであるため、制御装置および被制御装置に負荷がかかり続け、負荷に対応するために制御装置および被制御装置の性能を高くする必要があった。
また、IP通信網にも負荷がかかり続けるため、適用できる通信網が限定されていた。
また、制御用通信を常時待ち受けるためにIP通信の接続を確立したままであるため、IP通信網を介して正規の制御装置以外からの通信の影響を被制御装置が受け、セキュリティー面で危険性もある。
また、制御用通信を常時待ち受けるために制御を行わない時間でもIP通信の接続を確立したままであるため、制御装置が複数の被制御装置に接続されている場合は、IP通信網にトラブルが発生した後に復旧した際に複数の被制御装置が一斉に制御装置へ接続しようとし制御装置に負荷がかかり、遠隔での制御を接続することができなくなることがある。
また、制御装置及び被制御装置は保持している相手装置のIPアドレスを用いて通信路を確立するため、制御装置又は被制御装置の電源の再投入などによりIPアドレス等の設定が変更されると、遠隔での制御を接続することができなくなる。
また、制御装置及び被制御装置は保持している相手装置のIPアドレスを用いて通信路を確立するため、通信相手装置のIPアドレスを制御装置及び被制御装置において保持するために、制御装置及び被制御装置に保持用の記憶領域が必要になる。
また、制御装置から被制御装置に対して通信路の確立を行うシステムの場合は、通信路を確立するために被制御装置のファイヤーウォールの開放又は設定変更を行う必要がある。
また、制御装置と被制御装置の間にIP通信の接続を担う接続用サーバーを用いる場合があり、その場合、接続用サーバーでの遅延の発生や、サーバーの利用料金の発生や、接続用サーバーに接続できる制御装置及び被制御装置の限定が発生する。
また、制御用の通信を始めるにあたりIDとパスワードを制御装置に入力する必要があり、IDとパスワードの管理が必要になる。また、IDとパスワードが漏洩または解読されることで、不正規の制御を行われる危険性がある。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、その目的は、遠隔での制御を行いたい時にのみ通信路を確保でき、制御装置や被制御装置やIP通信網に常時の負荷をかけずに済み、不正規の端末から接続される危険性を減らし、
また、制御装置が複数の被制御装置に接続されている場合でも、IP通信網にトラブルが発生した後に復旧した際に複数の被制御装置が一斉に制御装置へ接続しようとし制御装置に負荷がかかることを防止し、
また、被制御装置のIPアドレス等の設定が変更されても遠隔での制御を継続でき、制御装置及び被制御装置に通信先のIPアドレスを保持するための記憶領域を確保する必要がなく、
また、SIPに基づいた呼の接続要求を受けた被制御装置から制御装置に対してIPに基づいた通信路の確立を要求するため、被制御装置のファイヤーウォールの開放や設定を行う必要がなく、
また、被制御装置のIPアドレス等の設定が変更されても遠隔での制御を継続でき、制御装置及び被制御装置に通信先のIPアドレスを保持するための記憶領域を確保する必要がなく、
また、通信路の確立に別途通信路確立用のサーバーを用いる必要が無く、サーバーでの遅延や利用料金の発生およびサーバーに接続できる装置を限定する必要が無く、
また、接続先の正規性の判断を制御装置および被制御装置が行い制御用の通信を始めるため、IDとパスワードを制御装置に入力する必要がなく、IDとパスワードの管理を不要にでき、
また、IDとパスワードの漏洩または解読を防止でき、不正規の制御が行われる可能性を無くすことができる遠隔制御システムおよび遠隔制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の遠隔制御システムは、制御装置と、この制御装置により制御される被制御装置とが、IP電話・通信網を介して遠隔で接続された遠隔制御システムにおいて、前記制御装置は、前記被制御装置に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信する制御側発呼部と、前記制御側発呼部から送信した接続要求に応答して、前記被制御装置から前記IP電話・通信網上に通信路を確立するための通信確立要求が送信されると、この要求に応答して前記被制御装置との間でIPに基づいた前記通信路を確立する制御側通信部と、前記制御側通信部で確立された通信路を用いて前記被制御装置の動作を要求するための制御信号を送信する動作要求部とを備え、前記被制御装置は、前記制御装置の制御側発呼部から送信された接続要求を、SIPに対応した第1のポートを介して受信する被制御側着呼部と、前記被制御側着呼部で受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて判断する被制御側正規性判断部と、前記被制御側正規性判断部で前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断されると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求をIPに対応した第2のポートを介して前記制御装置に送信し、この送信した通信確立要求に応じて前記制御側通信部との間で前記第2のポートを介して前記通信路を確立する被制御側通信部と、前記被制御側通信部で確立された通信路を用いて前記動作要求部から送信された制御信号に基づいて、自装置を動作させる動作部とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明の遠隔制御システムは、制御装置と、この制御装置により制御される被制御装置とが、公衆網およびIP通信網を介して遠隔で接続された遠隔制御システムにおいて、前記制御装置は、前記被制御装置に対してSIPに基づいた発呼により、SIPに対応した第3のポートから前記公衆網を介して接続要求を送信する制御側発呼部と、前記制御側発呼部から送信した接続要求に応答して、前記被制御装置から前記IP電話・通信網上に通信路を確立するための通信確立要求が送信されると、この要求に応答してIPに対応した第4のポートから前記IP通信網を介して前記被制御装置との間でIPに基づいた前記通信路を確立する制御側通信部と、前記制御側通信部で確立された通信路を用いて前記被制御装置の動作を要求するための制御信号を送信する動作要求部とを備え、前記被制御装置は、前記制御装置の制御側発呼部から送信された接続要求を、SIPに対応した第1のポートを介して受信する被制御側着呼部と、前記被制御側着呼部で受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて判断する被制御側正規性判断部と、前記被制御側正規性判断部で前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断されると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求をIPに対応した第2のポートから前記IP通信網を介して前記制御装置に送信し、この送信した通信確立要求に応じて前記制御側通信部との間で前記第2のポートを介して前記通信路を確立する被制御側通信部と、前記被制御側通信部で確立された通信路を用いて前記動作要求部から送信された制御信号に基づいて、自装置を動作させる動作部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明の遠隔制御方法は、制御装置と、遠隔でIP電話・通信網を介して接続された被制御装置を制御する遠隔制御方法であって、前記制御装置から前記被制御装置に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、前記制御装置から送信された接続要求を、前記被制御装置においてSIPに対応した第1のポートを介して受信するステップと、受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて前記被制御装置で判断するステップと、前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断すると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求を、前記被制御装置のIPに対応した第2のポートを介して前記被制御装置から前記制御装置に送信し、この送信した通信確立要求に応じて前記制御装置と前記被制御装置との間で前記第2のポートを介してIPに基づいた通信路を確立するステップと、確立された通信路を用いて前記被制御装置の動作を要求するための制御信号を前記制御装置から送信するステップと、前記制御装置から送信された制御信号に基づいて、前記被制御装置が動作するステップとを有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明の遠隔制御方法は、制御装置と、遠隔で公衆網およびIP通信網を介して接続された被制御装置を制御する遠隔制御方法であって、前記制御装置から前記被制御装置に対して、前記制御装置のSIPに対応した第3のポートから前記公衆網を介してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、前記制御装置から送信された接続要求を、前記被制御装置においてSIPに対応した第1のポートを介して受信するステップと、受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて前記被制御装置で判断するステップと、前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断すると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求を、前記被制御装置内のIPに対応した第2のポートから前記IP通信網を介して前記制御装置に送信し、この送信した通信確立要求に応じて前記制御装置のIPに対応した第4のポートと前記被制御装置の前記第2のポートとを介して前記IP通信網上にIPに基づいた通信路を確立するステップと、確立された通信路を用いて前記被制御装置の動作を要求するための制御信号を前記制御装置から送信するステップと、前記制御装置から送信された制御信号に基づいて、前記被制御装置が動作するステップとを有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明の遠隔制御方法は、制御装置から、SIPおよびIPに基づいて通信可能な状態でネットワークを介して接続された遠隔地の複数の被制御装置を制御する遠隔制御方法であって、前記複数の被制御装置から、それぞれの被制御装置のSIPに対応した第1のポートを介して前記制御装置に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、前記複数の被制御装置から送信された接続要求を、前記制御装置で受信するステップと、前記SIPに基づいた発呼による通信を切断するステップと、前記制御装置において、前記複数の被制御装置から受信した接続要求に基づいて、それぞれの被制御装置との接続を許可するか否かを予め設定された接続可能数に基づいて判断するステップと、前記制御装置において接続を許可すると判断した被制御装置に対して、前記制御装置からSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、前記制御装置から送信された接続要求を、前記被制御装置において前記第1のポートを介して受信するステップと、受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて前記被制御装置で判断するステップと、前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断すると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求を、前記被制御装置のIPに対応した第2のポートを介して前記被制御装置から前記制御装置に送信するステップと、前記被制御装置から送信された通信確立要求を、前記制御装置で受信するステップと、受信した通信確立要求の送信元が、前記SIPに基づいた発呼により接続要求を送信した送信先の被制御装置であるか否かを、当該発呼に用いた電話番号に基づいて前記制御装置で判断するステップと、前記通信確立要求の送信元が、前記接続要求を送信した送信先の被制御装置であると判断すると、前記通信確立要求に応じて前記制御装置と前記被制御装置との間で前記第2のポートを介してIPに基づいた通信路を確立するステップと、確立された通信路を用いて、前記制御装置の制御に要する情報を前記被制御装置から前記制御装置に送信するステップとを有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の本発明の遠隔制御方法は、制御装置から、SIPおよびIPに基づいて通信可能な状態でネットワークを介して接続された遠隔地の複数の被制御装置を制御する遠隔制御方法であって、前記複数の被制御装置から、それぞれの被制御装置のSIPに対応した第1のポートを介して前記制御装置に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、前記複数の被制御装置から送信された接続要求を、前記制御装置で受信するステップと、前記SIPに基づいた発呼による通信を切断するステップと、前記制御装置において、前記接続要求が送信された被制御装置の中で接続の優先順位を決定するステップと、前記IP通信網上の通信路を確立するための通信確立要求を、前記複数の被制御装置のIPに対応した第2のポートから前記制御装置に送信するステップと、前記被制御装置から送信された通信確立要求を、前記制御装置で受信するステップと、受信した通信確立要求の送信元が、正規の被制御装置であるか否かを、前記SIPに基づいた発呼に用いた電話番号により前記制御装置で判断するステップと、前記通信確立要求の送信元が正規の被制御装置であると判断するとともに、前記優先順位および予め設定された接続可能数に基づいて接続を許可する被制御装置であると判断すると、前記通信確立要求に応じて前記制御装置と前記被制御装置との間で前記第2のポートを介してIPに基づいた通信路を確立するステップと、確立された通信路を用いて、前記制御装置の制御に要する情報を前記被制御装置から前記制御装置に送信するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、遠隔での制御を行いたい時にのみ通信路を確保でき、制御装置や被制御装置やIP通信網に常時の負荷をかけずに済み、不正規の端末から接続される危険性を減らし、
また、制御装置が複数の被制御装置に接続されている場合でも、IP通信網にトラブルが発生した後に復旧した際に制御装置に一斉に接続負荷がかかることを防止し、
また、SIPに基づいた呼の接続要求を受けた被制御装置から制御装置に対して通信路の確立を要求して、被制御装置のファイヤーウォールの開放や設定を行う必要がなく、
また、被制御装置のIPアドレス等の設定が変更されても遠隔での制御を継続でき、制御装置及び被制御装置に通信先のIPアドレスを保持するための記憶領域を確保する必要がなく、
また、通信路の確立に別途通信路確立用のサーバーを用いる必要が無く、サーバーでの遅延や利用料金の発生およびサーバーに接続できる装置を限定する必要が無く、
また、接続先の正規性の判断を制御装置および被制御装置が行い制御用の通信を始めるため、IDとパスワードを制御装置に入力する必要がなく、IDとパスワードの管理を不要にでき、
また、IDとパスワードの漏洩または解読を防止でき、不正規の制御が行われる可能性を無くすことができる遠隔制御システムおよび方法を提供できる。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態1の遠隔制御システム1Aの構成図を示している。
この図1には、遠隔制御システム1Aを構成するために、SIP(Session Initiation Protocol)およびIPに対応した制御装置2と、制御対象となる被制御装置3と、被制御装置3にイーサネット(登録商標)等のLANにより電話回線8および通信回線9で接続されたルータ5と、制御装置2とルータ5との間に通信路7を必要に応じて構築し、通信可能に結ぶIP電話・通信網4と、電話回線8上に設置された交換機6が示されている。
また、制御装置2は、IP電話・通信網4に接続した制御側通信部27と、制御側発呼部21と、制御側着呼部22と、制御側着番号判断部23と、制御側正規性判断部24と、IP接続部25と、動作要求部26と、を備えている。
また、制御装置2から遠隔地に設置された被制御装置3は、SIPに対応した第1のポートであるポート38を介して交換機6に接続するとともにIPに対応した第2のポートであるポート37を介してルータ5に接続した被制御側通信部36と、被制御側着呼部31と、被制御側正規性判断部32と、被制御側発呼部33と、IP接続部34と、動作部35と、を備えている。
まず、遠隔制御システム1Aを用いた遠隔制御について、その基本動作を図2を参照して説明する。
制御装置2は、動作要求部26にて被制御装置3を遠隔で制御する必要があると判断すると、制御側発呼部21から被制御装置3に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信する(S1)。この送信には、制御装置2の制御側通信部27とルータ5との間で結ばれたIP電話・通信網4、およびルータ5と被制御装置3の被制御側通信部36のポート38との間で結ばれ交換機6が設置された電話回線8を用いる。
被制御装置3では、制御装置2から送信された接続要求をポート38および被制御側通信部36を介して被制御側着呼部31で受信し、発呼元の電話番号を被制御側正規性判断部32へ通知する。被制御側正規性判断部32はその発呼元の電話番号と予め記憶しておいた遠隔での制御を許可する制御装置2の電話番号を比較し、両者が一致する場合はIP接続部34へIPに基づいた通信路7の確立を要求することの許可を通知し、両者が一致しない場合はIP接続部34へIPに基づいた通信路7の確立を要求することの不許可を通知する(S2)。
IPに基づいた通信路7の確立の要求の許可を被制御側正規性判断部32から通知されたIP接続部34は、接続要求に含まれた制御装置2の情報を用いて通信路7を確立するための通信確立要求を制御装置2に送信する(S3)。この送信には、被制御装置3の被制御側通信部36のポート37とルータ5との間で結ばれた通信回線9、およびルータ5と制御装置2の制御側通信部27との間で結ばれたIP電話・通信網4を用いる。
被制御装置3からIPに基づいた通信確立要求を受けた制御側通信部27は要求元の情報を制御側正規性判断部24へ通知し、制御側正規性判断部24はその情報と制御側発呼部21から被制御装置3に対してSIPに基づいて発呼した際の発呼先の電話番号とを比較し、両者が一致しかつ前記IPに基づいた通信路の確立の要求の通信が発呼後任意の時間内(たとえば数十秒間といった所定時間内において)の通信である場合のみIP接続部25へIPに基づいた通信路7を確立することの許可を通知し、両者が一致しない、あるいは前記IPに基づいた通信路の確立の要求の通信が発呼後任意の時間を超えた通信である場合はIP接続部25へIPに基づいた通信路7を確立することの不許可を通知する(S4)。
なお、ここで実行される制御装置2での正規性判断は、IPに基づいた通信確立要求の要求元の情報と、接続要求に対する被制御装置3からの応答に含まれる被制御装置3の情報とを比較してもよい。
次に、IPに基づいた通信路7の確立の許可を制御側正規性判断部24から受けたIP接続部25は、通信路7の確立の要求に含まれた被制御装置3の情報を用いて、例えば、TCP層、IP層、MAC層におけるVPN接続手段を用いて接続を行う。具体的には、PPPoE、SSL−VPN、IPsec等により制御側通信部27とルータ5との間のIP電話・通信網4上にIPに基づいた通信路7の確立を行う(S5)。
なお、ここで実行される通信路7の確立は、接続要求に対する被制御装置3からの応答に含まれる被制御装置3の情報を用いてもよい。
確立した通信路7を用いて動作要求部26から動作部35に対して動作を要求するための制御信号をIPに基づいて送信し、遠隔の被制御装置3を制御する(S6)。この送信には、制御装置2の制御側通信部27とルータ5との間で結ばれたIP電話・通信網4、およびルータ5と被制御装置3の被制御側通信部36のポート37との間で結ばれた通信回線9を用いている。そして、所定の制御が終了した後は制御装置2から被制御装置3へ制御の終了が通知され(S7)、制御装置2により通信路7が切断される(S8)。
なお、制御装置2が被制御装置3を制御することにより、具体的には被制御装置3が備える動作部35に接続された図示しない各種装置やシステムが制御される。接続される装置やシステムとしては、各種セキュリティや監視、遠隔からの画像監視用カメラ、ホームコントローラーなどであり、これらが制御される。制御の内容としては、例えば監視用カメラの撮像画像のズームやパン、チルトであり、各種データの書きこみや電源のON/OFFなども行われる。
<第2の実施の形態>
図3は、本発明の実施の形態2の遠隔制御システム1Bの構成図を示している。
この図3には、遠隔制御システム1Bを構成するために、SIPおよびIPに対応した制御装置2と、制御対象となる被制御装置3と、被制御装置3にイーサネット(登録商標)等のLANにより電話回線12で接続された交換機6と、制御装置2と交換機6との間に必要に応じて通信路11を構築して通信可能に結ぶ公衆網10と、被制御装置にイーサネット(登録商標)等のLANにより通信回線15で接続されたルータ5と、制御装置2とルータ5との間を必要に応じて通信路14を構築して通信可能に結ぶIP通信網13とが示されている。
図3において制御装置2は、制御側通信部27が、SIPに対応し公衆網10に接続する第3のポートであるポート29と、IPに対応しIP通信網13に接続する第4のポートであるポート28との2つのポートを有することを除いては、第1の実施の形態の制御装置2の構成と同様である。
次に、遠隔制御システム1Bを用いた遠隔制御について、その基本動作を図4を参照して説明する。
制御装置2は、動作要求部26にて被制御装置3を遠隔で制御する必要があると判断すると、制御側発呼部21を用いて被制御装置3に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信する(S11)。この送信には、制御装置2の制御側通信部27のポート29と交換機6との間で結ばれた公衆網10、および交換機6と被制御装置3の被制御側通信部36のポート38との間で結ばれた電話回線12を用いる。
被制御装置3におけるステップS12の正規性判断の処理は、第1の実施形態におけるステップS2の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
IPに基づいた通信路14の確立の要求の許可を被制御側正規性判断部32から通知されたIP接続部34は、接続要求に含まれた制御装置2の情報を用いて通信路14を確立するための通信確立要求を制御装置2に送信する(S13)。ステップS13において送信される通信確立要求は、被制御装置3の被制御側通信部36のポート37とルータ5との間で結ばれた通信回線15、およびルータ5と制御装置2の制御側通信部27のポート28との間で結ばれたIP通信網13を用いて送信される。
制御装置2におけるステップS4の正規性判断の処理は、第1の実施の形態におけるステップS4の処置と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、IPに基づいた通信路14の確立の許可を制御側正規性判断部24から受けたIP接続部25は、通信路14の確立の要求に含まれた被制御装置3の情報を用いて、制御側通信部27のポート28とルータ5との間のIP通信網13上にIPに基づいた通信路14の確立を行う(S15)。
確立した通信路14を用いて動作要求部26から動作部35に対して動作を要求するための制御信号をIPに基づいて送信し、遠隔の被制御装置3を制御する(S16)。この送信には、制御装置2の制御側通信部27のポート28とルータ5との間で結ばれたIP通信網13、およびルータ5と被制御装置3の被制御側通信部36のポート37との間で結ばれた通信回線15を用いている。そして、所定の制御が終了した後は制御装置2から被制御装置3へ制御の終了が通知され(S17)、制御装置2により通信路14が切断される(S18)。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の実施の形態3の遠隔制御システムについて説明する。本実施形態における遠隔制御システムの構成は、制御装置2に複数の被制御装置3が接続されていることを除いては第1の実施の形態における遠隔制御システム1Aと同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態における遠隔制御システム1Aを用いた遠隔制御について、その基本動作を図5を参照して説明する。
被制御装置3は、自装置の状態の変化等により動作部35にて制御装置2への情報の送信が必要であると判断すると、被制御側発呼部33から制御装置2に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信する(S21)。制御装置2は各被制御装置3から接続要求を受信すると、制御側着呼部22において受信した接続要求の送信元を認識し、この接続要求に対する応答を各被制御装置3に送信する(S22)。
被制御装置3は接続要求に対する応答を受信すると、被制御側通信部36においてSIPに基づいた通信の切断要求を制御装置2に送信する(S23)。制御装置2は、切断要求を受信すると制御側通信部27においてSIPに基づいた通信を切断し、VPN接続数等の接続可能数に応じて、接続要求されたことを認識した複数の被制御装置の輻輳制御を行い、接続を許可するか否かをそれぞれ判断する(S24)。
次に、ステップS24の輻輳制御により接続を許可すると判断した被制御装置3に対して、制御装置2の制御側発呼部21からSIPに基づいた発呼により接続要求を送信する(S25)。被制御装置3におけるステップS26の正規性判断の処理は、第1の実施形態におけるステップS2の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ここまでのステップS21〜S26における通信には、制御装置2の制御側通信部27とルータ5との間で結ばれたIP電話・通信網4、およびルータ5と被制御装置3の被制御側通信部36のポート38との間で結ばれ交換機6が設置された電話回線8を用いる。
制御装置2から被制御装置3にSIPによる接続要求が送信された後のIPを用いた通信路7を確立するまでのステップS27〜S29の処理は、第1の実施形態におけるステップS3〜S5の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
通信路7が確立されると、この通信路7を用いて動作部35から制御装置2に対して、制御装置2の制御に必要な情報を送信する(S30)。この通信には、制御装置2の制御側通信部27とルータ5との間で結ばれたIP電話・通信網4、およびルータ5と被制御装置3の被制御側通信部36のポート37との間で結ばれた通信回線9を用いる。
<第4の実施の形態>
次に、本発明の実施の形態4の遠隔制御システムについて説明する。本実施形態における遠隔制御システムの構成は、第1の実施の形態における遠隔制御システム1Aと同様であるため、詳細な説明は省略する。
本実施形態における遠隔制御システム1Aを用いた遠隔制御について、その基本動作を図6を参照して説明する。図6のステップS41〜S43の処理は、第3の実施の形態におけるステップS21〜S23の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ここまでのステップS41〜S43における通信には、制御装置2の制御側通信部27とルータ5との間で結ばれたIP電話・通信網4、およびルータ5と被制御装置3の被制御側通信部36のポート38との間で結ばれ交換機6が設置された電話回線8を用いる。
制御装置2は、切断要求を受信すると制御側通信部27においてSIPに基づいた通信を切断し、受信した接続要求の送信元の被制御装置の中で接続の優先順位を決定する輻輳制御を行う(S44)。
ステップS41〜S44の処理が行われた後、被制御装置3のIP接続部34は、ステップS41で接続要求を送信した制御装置2に、通信路7を確立するための通信確立要求を送信する(S45)。この送信には、被制御装置3の被制御側通信部36のポート37とルータ5との間で結ばれた通信回線9、およびルータ5と制御装置2の制御側通信部27との間で結ばれたIP電話・通信網4を用いる。
被制御装置3からIPに基づいた通信確立要求を受けた制御装置2の制御側通信部27は要求元の情報を制御側正規性判断部24へ通知し、制御側正規性判断部24はその情報とステップS41におけるSIPに基づいた発呼で利用された電話番号とに基づいて当該被制御装置3の正規性を判断するとともに、ステップS44の輻輳制御で決定された優先順位に基づいて、VPN接続数等の接続可能数に応じて被制御装置3との接続を許可するか否かを判断する。制御側正規性判断部24は、被制御装置3が正規の被制御装置3であると判断されるとともにこの被制御装置3との接続が許可されると、IP接続部25へIPに基づいた通信路7を確立することの許可を通知し、被制御装置3が正規の被制御装置3ではない、または輻輳制御によりこの被制御装置3との接続が許可されないときにはIP接続部25へIPに基づいた通信路7を確立することの不許可を通知する(S46)。
次に、IPに基づいた通信路7の確立の許可を制御側正規性判断部24から受けたIP接続部25は、制御側通信部27とルータ5との間のIP電話・通信網4上にIPに基づいた通信路7の確立を行う(S47)。そして、確立した通信路7を用いて動作部35から制御装置2に対して、制御装置2の制御に必要な情報を送信する(S48)。この通信には、制御装置2の制御側通信部27とルータ5との間で結ばれたIP電話・通信網4、およびルータ5と被制御装置3の被制御側通信部36のポート37との間で結ばれた通信回線9を用いる。
上記の第3の実施の形態または第4の実施の形態においては、第1の実施の形態における遠隔制御システム1Aと同様の構成の遠隔制御システムに適用した場合について説明したが、第2の実施の形態における遠隔制御システム1Bと同様の遠隔制御システムにも適用することができる。これらの第3の実施の形態または第4の実施の形態を利用することにより、被制御装置から制御装置に対して情報を送信したい場合にも適用することができる。
以上説明した本発明の第1の実施の形態〜第4の実施の形態によれば、遠隔での制御を行いたい時にのみ通信路を確保するため、制御装置や被制御装置やIP通信網に常時の負荷がかからず、不正規の端末から接続される危険性も減る。また、遠隔での制御を行いたい時にのみ通信路を確保するため、制御装置が複数の被制御装置に接続されている場合でも、IP通信網にトラブルが発生した後に復旧した際に制御装置に一斉に接続負荷がかかることはない。
また、SIPに基づいた呼の接続要求を受けた被制御装置から制御装置に対して通信路の確立を要求するため、被制御装置のファイヤーウォールの開放や設定を行う必要がない。
また、SIPに基づいた呼の接続要求を受けた被制御装置から制御装置に対して通信路の確立を要求するため、被制御装置のIPアドレス等の設定が変更されても遠隔での制御を継続することができ、制御装置及び被制御装置に通信先のIPアドレスを保持する記憶領域も不要である。
通信路の確立に別途通信路確立用のサーバーを用いないため、サーバーでの遅延や利用料金の発生やサーバーに接続できる装置の限定が発生しない。
接続先の正規性の判断を制御装置および被制御装置が行い制御用の通信を始めるため、IDとパスワードを制御装置に入力する必要がなく、IDとパスワードの管理が不要になる。また、IDとパスワードが漏洩または解読されることで、不正規の制御が行われる可能性が無くなる。
また、SIPに基づく電話回線としてIP電話網を利用する場合でも、ISDN回線やアナログ回線などの公衆網を利用する場合でも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態による遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による遠隔制御システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態による遠隔制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態による遠隔制御システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態による遠隔制御システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施の形態による遠隔制御システムの動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
1A、1B…遠隔制御システム
2…制御装置
3…被制御装置
4…IP電話・通信網
5…ルータ
6…交換機
7…通信路
8…電話回線
9…通信回線
10…公衆網
11…通信路
12…電話回線
13…IP通信網
14…通信路
15…通信回線
21…制御側発呼部
22…制御側着呼部
23…制御側着番号判断部
24…制御側正規性判断部
25…IP接続部
26…動作要求部
27…制御側通信部
28、29…ポート
31…被制御側着呼部
32…被制御側正規性判断部
33…被制御側発呼部
34…IP接続部
35…動作部
36…被制御側通信部
37、38…ポート

Claims (6)

  1. 制御装置と、この制御装置により制御される被制御装置とが、IP電話・通信網を介して遠隔で接続された遠隔制御システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記被制御装置に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信する制御側発呼部と、
    前記制御側発呼部から送信した接続要求に応答して、前記被制御装置から前記IP電話・通信網上に通信路を確立するための通信確立要求が送信されると、この要求に応答して前記被制御装置との間でIPに基づいた前記通信路を確立する制御側通信部と、
    前記制御側通信部で確立された通信路を用いて前記被制御装置の動作を要求するための制御信号を送信する動作要求部と、
    を備え、
    前記被制御装置は、
    前記制御装置の制御側発呼部から送信された接続要求を、SIPに対応した第1のポートを介して受信する被制御側着呼部と、
    前記被制御側着呼部で受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて判断する被制御側正規性判断部と、
    前記被制御側正規性判断部で前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断されると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求をIPに対応した第2のポートを介して前記制御装置に送信し、この送信した通信確立要求に応じて前記制御側通信部との間で前記第2のポートを介して前記通信路を確立する被制御側通信部と、
    前記被制御側通信部で確立された通信路を用いて前記動作要求部から送信された制御信号に基づいて、自装置を動作させる動作部と、
    を備えることを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 制御装置と、この制御装置により制御される被制御装置とが、公衆網およびIP通信網を介して遠隔で接続された遠隔制御システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記被制御装置に対してSIPに基づいた発呼により、SIPに対応した第3のポートから前記公衆網を介して接続要求を送信する制御側発呼部と、
    前記制御側発呼部から送信した接続要求に応答して、前記被制御装置から前記IP電話・通信網上に通信路を確立するための通信確立要求が送信されると、この要求に応答してIPに対応した第4のポートから前記IP通信網を介して前記被制御装置との間でIPに基づいた前記通信路を確立する制御側通信部と、
    前記制御側通信部で確立された通信路を用いて前記被制御装置の動作を要求するための制御信号を送信する動作要求部と、
    を備え、
    前記被制御装置は、
    前記制御装置の制御側発呼部から送信された接続要求を、SIPに対応した第1のポートを介して受信する被制御側着呼部と、
    前記被制御側着呼部で受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて判断する被制御側正規性判断部と、
    前記被制御側正規性判断部で前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断されると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求をIPに対応した第2のポートから前記IP通信網を介して前記制御装置に送信し、この送信した通信確立要求に応じて前記制御側通信部との間で前記第2のポートを介して前記通信路を確立する被制御側通信部と、
    前記被制御側通信部で確立された通信路を用いて前記動作要求部から送信された制御信号に基づいて、自装置を動作させる動作部と、
    を備えることを特徴とする遠隔制御システム。
  3. 制御装置と、遠隔でIP電話・通信網を介して接続された被制御装置を制御する遠隔制御方法であって、
    前記制御装置から前記被制御装置に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、
    前記制御装置から送信された接続要求を、前記被制御装置においてSIPに対応した第1のポートを介して受信するステップと、
    受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて前記被制御装置で判断するステップと、
    前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断すると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求を、前記被制御装置のIPに対応した第2のポートを介して前記被制御装置から前記制御装置に送信し、この送信した通信確立要求に応じて前記制御装置と前記被制御装置との間で前記第2のポートを介してIPに基づいた通信路を確立するステップと、
    確立された通信路を用いて前記被制御装置の動作を要求するための制御信号を前記制御装置から送信するステップと、
    前記制御装置から送信された制御信号に基づいて、前記被制御装置が動作するステップと、
    を有することを特徴とする遠隔制御方法。
  4. 制御装置と、遠隔で公衆網およびIP通信網を介して接続された被制御装置を制御する遠隔制御方法であって、
    前記制御装置から前記被制御装置に対して、前記制御装置のSIPに対応した第3のポートから前記公衆網を介してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、
    前記制御装置から送信された接続要求を、前記被制御装置においてSIPに対応した第1のポートを介して受信するステップと、
    受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて前記被制御装置で判断するステップと、
    前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断すると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求を、前記被制御装置内のIPに対応した第2のポートから前記IP通信網を介して前記制御装置に送信し、この送信した通信確立要求に応じて前記制御装置のIPに対応した第4のポートと前記被制御装置の前記第2のポートとを介して前記IP通信網上にIPに基づいた通信路を確立するステップと、
    確立された通信路を用いて前記被制御装置の動作を要求するための制御信号を前記制御装置から送信するステップと、
    前記制御装置から送信された制御信号に基づいて、前記被制御装置が動作するステップと、
    を有することを特徴とする遠隔制御方法。
  5. 制御装置から、SIPおよびIPに基づいて通信可能な状態でネットワークを介して接続された遠隔地の複数の被制御装置を制御する遠隔制御方法であって、
    前記複数の被制御装置から、それぞれの被制御装置のSIPに対応した第1のポートを介して前記制御装置に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、
    前記複数の被制御装置から送信された接続要求を、前記制御装置で受信するステップと、
    前記SIPに基づいた発呼による通信を切断するステップと、
    前記制御装置において、前記複数の被制御装置から受信した接続要求に基づいて、それぞれの被制御装置との接続を許可するか否かを予め設定された接続可能数に基づいて判断するステップと、
    前記制御装置において接続を許可すると判断した被制御装置に対して、前記制御装置からSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、
    前記制御装置から送信された接続要求を、前記被制御装置において前記第1のポートを介して受信するステップと、
    受信した接続要求の送信元が正規の制御装置であるか否かを、前記発呼に用いられた電話番号に基づいて前記被制御装置で判断するステップと、
    前記接続要求の送信元が正規の制御装置であると判断すると、前記接続要求に応答した前記通信確立要求を、前記被制御装置のIPに対応した第2のポートを介して前記被制御装置から前記制御装置に送信するステップと、
    前記被制御装置から送信された通信確立要求を、前記制御装置で受信するステップと、
    受信した通信確立要求の送信元が、前記SIPに基づいた発呼により接続要求を送信した送信先の被制御装置であるか否かを、当該発呼に用いた電話番号に基づいて前記制御装置で判断するステップと、
    前記通信確立要求の送信元が、前記接続要求を送信した送信先の被制御装置であると判断すると、前記通信確立要求に応じて前記制御装置と前記被制御装置との間で前記第2のポートを介してIPに基づいた通信路を確立するステップと、
    確立された通信路を用いて、前記制御装置の制御に要する情報を前記被制御装置から前記制御装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする遠隔制御方法。
  6. 制御装置から、SIPおよびIPに基づいて通信可能な状態でネットワークを介して接続された遠隔地の複数の被制御装置を制御する遠隔制御方法であって、
    前記複数の被制御装置から、それぞれの被制御装置のSIPに対応した第1のポートを介して前記制御装置に対してSIPに基づいた発呼により接続要求を送信するステップと、
    前記複数の被制御装置から送信された接続要求を、前記制御装置で受信するステップと、
    前記SIPに基づいた発呼による通信を切断するステップと、
    前記制御装置において、前記接続要求が送信された被制御装置の中で接続の優先順位を決定するステップと、
    前記IP通信網上の通信路を確立するための通信確立要求を、前記複数の被制御装置のIPに対応した第2のポートから前記制御装置に送信するステップと、
    前記被制御装置から送信された通信確立要求を、前記制御装置で受信するステップと、
    受信した通信確立要求の送信元が正規の被制御装置であるか否かを、前記SIPに基づいた発呼に用いた電話番号により前記制御装置で判断するステップと、
    前記通信確立要求の送信元が正規の被制御装置であると判断するとともに、前記優先順位および予め設定された接続可能数に基づいて接続を許可する被制御装置であると判断すると、前記通信確立要求に応じて前記制御装置と前記被制御装置との間で前記第2のポートを介してIPに基づいた通信路を確立するステップと、
    確立された通信路を用いて、前記制御装置の制御に要する情報を前記被制御装置から前記制御装置に送信するステップと、
    を有することを特徴とする遠隔制御方法。
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