JP2004186739A - スキャナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のプッシュ型スキャナ装置などの、画像送信装置でTIFF形式のファイルを送信しようとした場合、ヘッダ部分にサイズを記述する必要があるが、このとき4メガバイト以上のサイズになると、1つのTIFF形式のファイルでは送信できずに、ユーザーの手作業により分割して2つ以上のTIFF形式のファイルとして相手先PCなどに送信していた。
【解決手段】画像メモリの送信する符号化画像データの合計サイズに応じて、1つの
TIFF形式のファイルで送信したり、2つ以上のTIFF形式のファイルで送信するかを行うスキャナ装置を用いて上記問題を解決する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像メモリの送信する符号化画像データの合計サイズに応じて、1つの
TIFF形式のファイルで送信したり、2つ以上のTIFF形式のファイルで送信するかを行うスキャナ装置を用いて上記問題を解決する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、原稿を読み取って画像データを出力するスキャナ装置に関し、とくに、ネットワークに接続されて共有されるネットワークスキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙文書を電子化するためにスキャナ装置が用いられる場合がある。スキャナ装置によって生成される画像データは、パーソナルコンピュータ等で運用される。この場合、複数枚に及ぶ原稿から順次画像を生成し、これを符号化した符号化画像データを生成し、この複数個の符号化された符号化画像データをパーソナルコンピュータなどで使用される一般的な画像フォーマットであるTIFF(TaggedImage File Format)形式のファイルに変換し、これを直相手先パーソナルコンピュータへ接送信したり、メール添付ファイルとして相手先ユーザーへ送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記TIFF形式ファイルは、ヘッダ情報にファイルサイズを記述する必要があるが、その制限サイズは4ギガバイトであり、これ以上のサイズになると送信できないので、ユーザーが手作業で符号化画像データの個数を減らすしてTIFF形式ファイルのサイズを小さくして2回以上に分けて送信していた。本願はこのような問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記のような問題を解決するために本願第1の発明は、情報処理装置へ画像データを送信可能なスキャナ装置において、原稿を読み取り、原稿の画像を画像データとして出力する原稿読取手段と、前記読み取られた画像データを符号化するCODECと、この符号化された符号化画像データを記憶する画像メモリと、この画像メモリ内の符号化画像データのサイズの合計を検知する符号化画像データサイズ検知手段と、この符号化画像データサイズの合計が所定のサイズより小さい場合は、1つのTIFF形式のファイルを作成し、この符号化画像データサイズの合計が所定のサイズより大きい場合は、2つ以上のTIFF形式のファイルを作成するTIFF形式ファイル作成手段と、このTIFF形式ファイルを上記情報処理装置に向けて送信する送信手段とを有することを特徴とするスキャナ装置を用いる。
【0005】
【作用】
本願第1の発明は、TIFF形式のファイルを作成する前に、符号化画像データの合計サイズを検知し、この結果に応じて1つのTIFF形式のファイルを生成して送信するか、2回以上に分けて送信するかを自動的に決定するので、いままでサイズオーバーにより手作業で送信を行っていた手間がなくなる。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、この発明の実施の形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係るプッシュ型スキャナ装置を含むネットワーク接続構造を示す図解的な図である。図1では、プッシュ型スキャナ装置として、ディジタル複写機1が使用されている。この複写機1はLAN20に接続されている。LAN20はたとえばオフィス内に配置された複数のパーソナルコンピュータPC1,PC2や文書管理サーバー3を相互に接続するネットワークである。LAN20には、メールサーバー5が接続されている。
【0007】
LAN20には、さらに必要に応じてゲートウェイやファイアウォール6を介してインターネットが接続されていて、インターネットを介して外部のパーソナルコンピュータ4a,4bが接続されている。インターネット上には、メールサーバー7が接続されている。かかるネットワーク接続構成において、ディジタル複写機1は読み取った原稿の画像データを所望のパーソナルコンピュータPC1へ送信(配信)することができる(矢印▲1▼)。この送信(配信)は、ディジタル複写機1を操作するだけで行え、パーソナルコンピュータPC1の操作は不要である。
【0008】
また、ディジタル複写機1は、たとえばオフィスに備えられた文書管理サーバー3に対して、読取った原稿の画像データを転送できる(矢印▲2▼)。この転送処理も、文書管理サーバー3の操作は不要で、ディジタル複写機1を操作することのみにより行える。文書管理サーバー3にストアされた画像データは、LAN20に接続されている各パーソナルコンピュータPC1,PC2から閲覧,検索が可能である(矢印▲3▼)。
【0009】
さらに、ディジタル複写機1は、読み取った原稿画像を、LAN20を介してメールサーバー5へ、メール形式で転送できる(矢印▲4▼)。この転送も、ディジタル複写機1の操作のみで行える。ディジタル複写機1からのメールを受信したメールサーバー5は、メールにより指定されたアドレスに従って、インターネット上のメールサーバー7へとメールおよびメールに添付された添付ファイルを配信する(矢印▲5▼)。インターネット上のパーソナルコンピュータ4a,4bが、メールサーバー7からメールおよびその添付ファイルを読み出すことによって、メールおよびその添付ファイルの配信が完了する(矢印▲6▼)。
【0010】
図2は、図1に示すディジタル複写機1の構成を示すブロック図である。このディジタル複写機1には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部11が備えられており、制御部11によって原稿読取部12および画像形成部18が制御される。また原稿読取部12で読取られた画像データをストアするための画像メモリ13が備えられており、この画像メモリ13は制御部11により制御されている。これにより、原稿読取部12によって読み取られた画像のデータが画像メモリ13に格納され、この画像メモリ13から画像形成部18に画像データが供給されることによって、原稿の複写像を担持した複写物(用紙)が得られる。
【0011】
制御部11は、ネットワークインタフェース17を介してLAN20に接続されている。このLAN20には、複数のパーソナルコンピュータPC1,PC2,・・・・・・,PCn(nは自然数)および文書管理サーバ3が接続されている。これにより、ディジタル複写機1は、複数のパーソナルコンピュータPC1,PC2,・・・・・・,PCnによって共有されたネットワークスキャナおよびネットワークプリンタとしての機能を果たすことができる。すなわち、ディジタル複写機1は、原稿読取部12によって読み取られた原稿の画像データを、ネットワークインタフェース17を介して、LAN20上の任意のパーソナルコンピュータPi(i=1,2,・・・・・・,n)に送信することができる(ネットワークスキャナ機能)。また、ディジタル複写機1は、LAN20上の任意のパーソナルコンピュータPiからの画像データの供給を受け、この画像データに対応する画像を、画像形成部18の働きによって用紙上に形成することができる(ネットワークプリンタ機能)。
【0012】
また、複写機1には、ユーザが種々の操作を行うための操作部14が備えられている。操作部14を操作することにより、アドレスを入力したり、アドレスを指定したり、パーソナルコンピュータを特定したりすることができる。操作部14の信号は制御部11へ与えられる。また操作データその他の内容を表示するに、液晶表示パネル等からなる表示器15が備えられており、表示器15は制御部11で制御される。操作部14は、テンキー等の入力キーの他に、表示器15の表示面に配置されたタッチパネルを含む。
【0013】
制御部11にはさらにアドレスメモリ16が備えられており、アドレスメモリ16には複数のアドレスがストアされる。制御部11にはネットワークインターフェース17が接続されていて、このインターフェース17を介してLAN20に接続されている。
【0014】
図3は、ディジタル複写機1とパーソナルコンピュータPC1,PC2等とをLAN20を介して接続して構成されるシステムの働きを説明するための概念図である。パーソナルコンピュータPC1は、CPU、ROM、RAM、外部記憶装置としてのハードディスク装置、キーボード等の入力装置、CRT等の表示装置およびCDーROM等の記録媒体31に記録されたプログラムを読み取るための読取装置を備えている。記憶媒体31には、ディジタル複写機1がネットワークスキャナとして利用されるときに、このディジタル複写機1から送信されてくる画像データ等を受信するためのスキャンデータ受信用ソフトウェアと、この受信されたデータに基づいてデータベース用のデータを生成するデータ変換用ソフトウェアが記録されている。この記録媒体31をパーソナルコンピュータPC1の読取装置に装填し、所定のインストール操作を行うことによって、パーソナルコンピュータPC1のハードディスク装置にスキャンデータ受信用ソフトウェアおよびデータ変換用ソフトウェアのための実行ファイル等が動作可能な状態で記録される。
【0015】
データベース32に登録されたデータは、入出力用アプリケーションソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータPC1〜PCnから閲覧し、データの検索等を行うことができる。ディジタル複写機1は、表示器15および操作部14を制御することにより、画像データに付加する付加情報としての分類情報および属性情報の入力を受け付けるように動作する。分類情報は、たとえば、データベース32が階層構造で分類してデータを蓄積するように構成されている場合に、各階層の分類名を含む。また、属性情報は、たとえばデータベース32が文字または記号等のキーワードまたは属性によりデータの検索を行うことができるように構成されている場合に、これらのキーワードまたは属性を含む。ディジタル複写機1において入力可能な分類情報または属性情報は、LAN20に接続されたパーソナルコンピュータPC1〜PCnから、管理/編集ツールソフトウェアを用いて、編集することができる。
【0016】
操作表示部から付加情報の設定を終え、スキャン条件の設定を終えた後に、操作者は、原稿読取部12に原稿をセットし、操作部14に設けられたスタートボタンを操作する。これによって、原稿読取部12により、原稿が光学的に読み取られ、画像データが生成される。この画像データは、CODECにより圧縮されて、PDF形式やJPEG形式等の適当な圧縮形式のファイルとして画像メモリ13に格納される。この画像メモリ13は所定サイズ毎に領域を分けておくと、以下の処理が行いやすい。例えば画像メモリ13の容量が20ギガバイト、所定のサイズを4ギガバイトとすると、画像メモリ13は第1〜5の領域に分割される。ここに、上記符号化された画像データが、第1の領域から順次格納されていく。このようにすればいちいち全ての符号化された画像データのサイズを検知せずとも、所定サイズ以下か否かがわかりやすく、かつ以下のTIFF形式のファイルを作成する手順も簡単にできる。その後、制御部11は、付加情報のファイルと、画像データのファイルとを対応づけ、これらをネットワークインターフェース17およびLAN20を介して、パーソナルコンピュータPC1へと送信する。
【0017】
図4のフロー図を用いて、本願のTIFF形式ファイルの作成手順を説明する。まず画像メモリ13の第1の領域から符号化画像データを全て送信するために、n=1をセットする(S101)。上述したようにここでは1つの領域は所定の容量以下である(例えば4ギガバイト以下に設定)。続いて、第nの領域の符号化画像データからTIFF形式のファイルを生成し(S102)、ヘッダにはそのサイズを付加し、指定された情報処理装置に送信する(S103)。続いて次の領域に符号化画像データがあるか否かを判断し(S104)、無ければ処理が終了し、有ればn=n+1として(S105)、S102に戻り、次のTIFF形式のファイルを生成、送信していく。
【0018】
ここでの実施例では、予め画像メモリ13を複数の所定サイズ以下の領域に分割した場合の処理で説明したが、画像メモリ13の送信したい画像データのサイズに応じて、分割する数を演算して送ってもよいし、また、同一サイズのTIFF形式ファイルができるように、各々のサイズを調整する演算を行っても良い。また、ここでは符号化された画像データからTIFF形式のファイルを作成しているが、ビットマップ形式の画像データからTIFF形式のファイルを作成してもよい。
【0019】
【発明の効果】
本願第1の発明を用いれば、TIFF形式のファイルを作成する前に、符号化画像データの合計サイズを検知し、この結果に応じて1つのTIFF形式のファイルを生成して送信するか、2回以上に分けて送信するかを自動的に決定するので、いままでサイズオーバーにより手作業で送信を行っていた手間がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るプッシュ型スキャナ装置(ディジタル複写機)を含むネットワーク接続構造を示す図解図である。
【図2】ディジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図3】ディジタル複写機とパーソナルコンピュータ等とをLANを介して接続して構成されるシステムの働きを説明するための概念図である。
【図4】本願発明のプッシュ型スキャナ装置でTIFF形式ファイルを送信するときの処理フローである。
【符号の説明】
1;ディジタル複写機
3;文書管理サーバ
PC1〜PCn;パーソナルコンピュータ
11;制御部
12;原稿読取部
13;画像メモリ
14;操作部
15;表示器
16;アドレスメモリ
17;ネットワークインタフェース
20;LAN
31;CD−ROM
32;データベース
【発明の属する技術分野】
この発明は、原稿を読み取って画像データを出力するスキャナ装置に関し、とくに、ネットワークに接続されて共有されるネットワークスキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙文書を電子化するためにスキャナ装置が用いられる場合がある。スキャナ装置によって生成される画像データは、パーソナルコンピュータ等で運用される。この場合、複数枚に及ぶ原稿から順次画像を生成し、これを符号化した符号化画像データを生成し、この複数個の符号化された符号化画像データをパーソナルコンピュータなどで使用される一般的な画像フォーマットであるTIFF(TaggedImage File Format)形式のファイルに変換し、これを直相手先パーソナルコンピュータへ接送信したり、メール添付ファイルとして相手先ユーザーへ送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記TIFF形式ファイルは、ヘッダ情報にファイルサイズを記述する必要があるが、その制限サイズは4ギガバイトであり、これ以上のサイズになると送信できないので、ユーザーが手作業で符号化画像データの個数を減らすしてTIFF形式ファイルのサイズを小さくして2回以上に分けて送信していた。本願はこのような問題を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記のような問題を解決するために本願第1の発明は、情報処理装置へ画像データを送信可能なスキャナ装置において、原稿を読み取り、原稿の画像を画像データとして出力する原稿読取手段と、前記読み取られた画像データを符号化するCODECと、この符号化された符号化画像データを記憶する画像メモリと、この画像メモリ内の符号化画像データのサイズの合計を検知する符号化画像データサイズ検知手段と、この符号化画像データサイズの合計が所定のサイズより小さい場合は、1つのTIFF形式のファイルを作成し、この符号化画像データサイズの合計が所定のサイズより大きい場合は、2つ以上のTIFF形式のファイルを作成するTIFF形式ファイル作成手段と、このTIFF形式ファイルを上記情報処理装置に向けて送信する送信手段とを有することを特徴とするスキャナ装置を用いる。
【0005】
【作用】
本願第1の発明は、TIFF形式のファイルを作成する前に、符号化画像データの合計サイズを検知し、この結果に応じて1つのTIFF形式のファイルを生成して送信するか、2回以上に分けて送信するかを自動的に決定するので、いままでサイズオーバーにより手作業で送信を行っていた手間がなくなる。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、この発明の実施の形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係るプッシュ型スキャナ装置を含むネットワーク接続構造を示す図解的な図である。図1では、プッシュ型スキャナ装置として、ディジタル複写機1が使用されている。この複写機1はLAN20に接続されている。LAN20はたとえばオフィス内に配置された複数のパーソナルコンピュータPC1,PC2や文書管理サーバー3を相互に接続するネットワークである。LAN20には、メールサーバー5が接続されている。
【0007】
LAN20には、さらに必要に応じてゲートウェイやファイアウォール6を介してインターネットが接続されていて、インターネットを介して外部のパーソナルコンピュータ4a,4bが接続されている。インターネット上には、メールサーバー7が接続されている。かかるネットワーク接続構成において、ディジタル複写機1は読み取った原稿の画像データを所望のパーソナルコンピュータPC1へ送信(配信)することができる(矢印▲1▼)。この送信(配信)は、ディジタル複写機1を操作するだけで行え、パーソナルコンピュータPC1の操作は不要である。
【0008】
また、ディジタル複写機1は、たとえばオフィスに備えられた文書管理サーバー3に対して、読取った原稿の画像データを転送できる(矢印▲2▼)。この転送処理も、文書管理サーバー3の操作は不要で、ディジタル複写機1を操作することのみにより行える。文書管理サーバー3にストアされた画像データは、LAN20に接続されている各パーソナルコンピュータPC1,PC2から閲覧,検索が可能である(矢印▲3▼)。
【0009】
さらに、ディジタル複写機1は、読み取った原稿画像を、LAN20を介してメールサーバー5へ、メール形式で転送できる(矢印▲4▼)。この転送も、ディジタル複写機1の操作のみで行える。ディジタル複写機1からのメールを受信したメールサーバー5は、メールにより指定されたアドレスに従って、インターネット上のメールサーバー7へとメールおよびメールに添付された添付ファイルを配信する(矢印▲5▼)。インターネット上のパーソナルコンピュータ4a,4bが、メールサーバー7からメールおよびその添付ファイルを読み出すことによって、メールおよびその添付ファイルの配信が完了する(矢印▲6▼)。
【0010】
図2は、図1に示すディジタル複写機1の構成を示すブロック図である。このディジタル複写機1には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部11が備えられており、制御部11によって原稿読取部12および画像形成部18が制御される。また原稿読取部12で読取られた画像データをストアするための画像メモリ13が備えられており、この画像メモリ13は制御部11により制御されている。これにより、原稿読取部12によって読み取られた画像のデータが画像メモリ13に格納され、この画像メモリ13から画像形成部18に画像データが供給されることによって、原稿の複写像を担持した複写物(用紙)が得られる。
【0011】
制御部11は、ネットワークインタフェース17を介してLAN20に接続されている。このLAN20には、複数のパーソナルコンピュータPC1,PC2,・・・・・・,PCn(nは自然数)および文書管理サーバ3が接続されている。これにより、ディジタル複写機1は、複数のパーソナルコンピュータPC1,PC2,・・・・・・,PCnによって共有されたネットワークスキャナおよびネットワークプリンタとしての機能を果たすことができる。すなわち、ディジタル複写機1は、原稿読取部12によって読み取られた原稿の画像データを、ネットワークインタフェース17を介して、LAN20上の任意のパーソナルコンピュータPi(i=1,2,・・・・・・,n)に送信することができる(ネットワークスキャナ機能)。また、ディジタル複写機1は、LAN20上の任意のパーソナルコンピュータPiからの画像データの供給を受け、この画像データに対応する画像を、画像形成部18の働きによって用紙上に形成することができる(ネットワークプリンタ機能)。
【0012】
また、複写機1には、ユーザが種々の操作を行うための操作部14が備えられている。操作部14を操作することにより、アドレスを入力したり、アドレスを指定したり、パーソナルコンピュータを特定したりすることができる。操作部14の信号は制御部11へ与えられる。また操作データその他の内容を表示するに、液晶表示パネル等からなる表示器15が備えられており、表示器15は制御部11で制御される。操作部14は、テンキー等の入力キーの他に、表示器15の表示面に配置されたタッチパネルを含む。
【0013】
制御部11にはさらにアドレスメモリ16が備えられており、アドレスメモリ16には複数のアドレスがストアされる。制御部11にはネットワークインターフェース17が接続されていて、このインターフェース17を介してLAN20に接続されている。
【0014】
図3は、ディジタル複写機1とパーソナルコンピュータPC1,PC2等とをLAN20を介して接続して構成されるシステムの働きを説明するための概念図である。パーソナルコンピュータPC1は、CPU、ROM、RAM、外部記憶装置としてのハードディスク装置、キーボード等の入力装置、CRT等の表示装置およびCDーROM等の記録媒体31に記録されたプログラムを読み取るための読取装置を備えている。記憶媒体31には、ディジタル複写機1がネットワークスキャナとして利用されるときに、このディジタル複写機1から送信されてくる画像データ等を受信するためのスキャンデータ受信用ソフトウェアと、この受信されたデータに基づいてデータベース用のデータを生成するデータ変換用ソフトウェアが記録されている。この記録媒体31をパーソナルコンピュータPC1の読取装置に装填し、所定のインストール操作を行うことによって、パーソナルコンピュータPC1のハードディスク装置にスキャンデータ受信用ソフトウェアおよびデータ変換用ソフトウェアのための実行ファイル等が動作可能な状態で記録される。
【0015】
データベース32に登録されたデータは、入出力用アプリケーションソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータPC1〜PCnから閲覧し、データの検索等を行うことができる。ディジタル複写機1は、表示器15および操作部14を制御することにより、画像データに付加する付加情報としての分類情報および属性情報の入力を受け付けるように動作する。分類情報は、たとえば、データベース32が階層構造で分類してデータを蓄積するように構成されている場合に、各階層の分類名を含む。また、属性情報は、たとえばデータベース32が文字または記号等のキーワードまたは属性によりデータの検索を行うことができるように構成されている場合に、これらのキーワードまたは属性を含む。ディジタル複写機1において入力可能な分類情報または属性情報は、LAN20に接続されたパーソナルコンピュータPC1〜PCnから、管理/編集ツールソフトウェアを用いて、編集することができる。
【0016】
操作表示部から付加情報の設定を終え、スキャン条件の設定を終えた後に、操作者は、原稿読取部12に原稿をセットし、操作部14に設けられたスタートボタンを操作する。これによって、原稿読取部12により、原稿が光学的に読み取られ、画像データが生成される。この画像データは、CODECにより圧縮されて、PDF形式やJPEG形式等の適当な圧縮形式のファイルとして画像メモリ13に格納される。この画像メモリ13は所定サイズ毎に領域を分けておくと、以下の処理が行いやすい。例えば画像メモリ13の容量が20ギガバイト、所定のサイズを4ギガバイトとすると、画像メモリ13は第1〜5の領域に分割される。ここに、上記符号化された画像データが、第1の領域から順次格納されていく。このようにすればいちいち全ての符号化された画像データのサイズを検知せずとも、所定サイズ以下か否かがわかりやすく、かつ以下のTIFF形式のファイルを作成する手順も簡単にできる。その後、制御部11は、付加情報のファイルと、画像データのファイルとを対応づけ、これらをネットワークインターフェース17およびLAN20を介して、パーソナルコンピュータPC1へと送信する。
【0017】
図4のフロー図を用いて、本願のTIFF形式ファイルの作成手順を説明する。まず画像メモリ13の第1の領域から符号化画像データを全て送信するために、n=1をセットする(S101)。上述したようにここでは1つの領域は所定の容量以下である(例えば4ギガバイト以下に設定)。続いて、第nの領域の符号化画像データからTIFF形式のファイルを生成し(S102)、ヘッダにはそのサイズを付加し、指定された情報処理装置に送信する(S103)。続いて次の領域に符号化画像データがあるか否かを判断し(S104)、無ければ処理が終了し、有ればn=n+1として(S105)、S102に戻り、次のTIFF形式のファイルを生成、送信していく。
【0018】
ここでの実施例では、予め画像メモリ13を複数の所定サイズ以下の領域に分割した場合の処理で説明したが、画像メモリ13の送信したい画像データのサイズに応じて、分割する数を演算して送ってもよいし、また、同一サイズのTIFF形式ファイルができるように、各々のサイズを調整する演算を行っても良い。また、ここでは符号化された画像データからTIFF形式のファイルを作成しているが、ビットマップ形式の画像データからTIFF形式のファイルを作成してもよい。
【0019】
【発明の効果】
本願第1の発明を用いれば、TIFF形式のファイルを作成する前に、符号化画像データの合計サイズを検知し、この結果に応じて1つのTIFF形式のファイルを生成して送信するか、2回以上に分けて送信するかを自動的に決定するので、いままでサイズオーバーにより手作業で送信を行っていた手間がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るプッシュ型スキャナ装置(ディジタル複写機)を含むネットワーク接続構造を示す図解図である。
【図2】ディジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【図3】ディジタル複写機とパーソナルコンピュータ等とをLANを介して接続して構成されるシステムの働きを説明するための概念図である。
【図4】本願発明のプッシュ型スキャナ装置でTIFF形式ファイルを送信するときの処理フローである。
【符号の説明】
1;ディジタル複写機
3;文書管理サーバ
PC1〜PCn;パーソナルコンピュータ
11;制御部
12;原稿読取部
13;画像メモリ
14;操作部
15;表示器
16;アドレスメモリ
17;ネットワークインタフェース
20;LAN
31;CD−ROM
32;データベース
Claims (1)
- 情報処理装置へ画像データを送信可能なスキャナ装置において、
原稿を読み取り、原稿の画像を画像データとして出力する原稿読取手段と、前記読み取られた画像データを符号化するCODECと、この符号化された符号化画像データを記憶する画像メモリと、この画像メモリ内の符号化画像データのサイズの合計を検知する符号化画像データサイズ検知手段と、この符号化画像データサイズの合計が所定のサイズより小さい場合は、1つのTIFF形式のファイルを作成し、この符号化画像データサイズの合計が所定のサイズより大きい場合は、2つ以上のTIFF形式のファイルを作成するTIFF形式ファイル作成手段と、このTIFF形式ファイルを上記情報処理装置に向けて送信する送信手段とを有することを特徴とするスキャナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002347889A JP2004186739A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | スキャナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002347889A JP2004186739A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | スキャナ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004186739A true JP2004186739A (ja) | 2004-07-02 |
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ID=32750947
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2004186739A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007096931A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Kyocera Mita Corp | 画像処理装置及び画像形成装置 |
-
2002
- 2002-11-29 JP JP2002347889A patent/JP2004186739A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007096931A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Kyocera Mita Corp | 画像処理装置及び画像形成装置 |
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