JP2004186425A - 半田付け装置および半田付け方法 - Google Patents

半田付け装置および半田付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半田付けの際に生じるガスを容易に排出することにより良好な半田付けを可能にし、半田ブリッジの発生を抑制することができ、また小型化が可能な半田付け装置、半田付け方法を提供する。
【解決手段】半田ディップ領域Dでは、基板1の傾斜状態14および水平状態16の変更が可能であり、また、半田ディップする溶融半田を収容したバケット4の水平状態19および傾斜状態17の変更が可能であり、バケットを上昇状態15および下降状態18の変更が可能である。さらに、フラックス塗布・基板冷却領域Bでは、基板1が前進後退運動11を行い、ノズル2が直角方向に往復運動12を行う。また、予備加熱領域Cでは、基板1が前進後退運動11を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半田付け装置および半田付け方法に係わり、特にプリント基板等の基板に搭載された電子・電気部品の電極部や銅線部品等と基板とを半田付けする田付け装置および半田付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器に用いられている電子部品の実装基板は、基板の回路上にコンデンサや抵抗体をはんだ付けして接続、固定している。又、回路基板には表面実装部品(以下、SMT部品)だけではなくめっき付軟銅線を電極とする部品(以下、リード部品)も数多く使用されており、一般的に、SMT部品とリード部品が混在するプリント基板に代表される実装基板は、図6に示すような半田ディップ方式や図7に示すような半田噴流方式が採られている。
【0003】
溶融半田の表面に基板を水平に接触浸漬させる半田ディップ方式の従来技術の半田付け装置は、例えば図6に示すように、溶融半田62を収容した半田槽63の前後でコンベア64の進入角度65と脱出角度66が決まっており、コンベア上の基板61は半田槽内でコンベアの動きに合わせて通過し、半田付け付け作業を完了させる。
【0004】
また特開平3−86372号公報には、押圧部材を溶融半田中に押し込むことにより、溶融半田の液面レベルを上下させる従来技術の半田ディップ方式の半田付け装置が開示されている。
【0005】
一方、図7に示す従来技術の半田噴流方式の半田付け装置では、ある傾斜角76を持ったコンベア75を介し、コンベア上の基板71が半田74を噴出している一次ノズル72、二次ノズル73上を通過することではんだ付け作業を完了させる。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−86372号公報(第1図、第2図および第3頁、右上欄、5行目乃至第3頁、右下欄、5行目)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来技術の半田ディップでは、基板も溶融半田の液面も常に水平状態を保っていたから、半田付けの際に生じるガスを排出することができず、このためにガスを含有した半田付けとなり半田強度等に不都合を生じていた。
【0008】
また、従来技術の半田ディップでは、基板も溶融半田の液面も常に水平状態を保っていたから、特にリード間が狭い箇所において、半田ブリッジ(半田によるリード間の不都合な短絡)が発生し易くなっている。
【0009】
また従来技術では、半田付け領域の前のフラックス塗布領域や予備加熱領域、あるいは、半田付け領域の後の基板冷却領域において、基板は前進・停止動作だけを行っていた。
【0010】
したがってこれらの領域の面積は使用する基板の大きさにより定められ、半田付け装置の小型化に制約を生じていた。
【0011】
電子部品の実装基板の半田付けに用いられる設備として、現在、その工程の大部分はリフロー半田付け設備によるSMT部品の作業工程が大半を占め、残る一部の工程を前述の噴流又はディップ方式による作業にて完成させている。このことは、移動体通信の携帯端末に代表される量産品の場合、専用設備として生産ラインの中に組入れることで特別な問題はない。
【0012】
一方、固定局或は基地局と呼ばれる衛星通信装置の製品は多品種少量生産が圧倒的であり、頻繁に製品の切替えが発生するため、近年のセル方式の生産システムにそぐわない設備形態となっている。通常の半田設備は固定式であり、レイアウト設計の自由度が全くと言っていいほど無い。これは、ダクト配管等の工場側での付帯工事が必ず必要であり、一旦設置した場合、これを移動させるのに余分な工数と費用を発生させなければならない。
【0013】
通常の半田付け工程においては、基板のセットエリア、フラックスの塗布エリア、予備加熱エリア、はんだ付けエリア、冷却エリアが必ず必要であり、各工程間の移動を考慮すると、例えばA4程度の大きさの基板をはんだ付けする場合、最低でも全長2m程度の設備が必要となる。このことは、前述したように一旦設置した場合、容易に変更ができないことにつながる。
【0014】
したがって本発明の目的は、半田付けの際に生じるガスを容易に排出することにより良好な半田付けを可能にし、かつ、半田ブリッジの発生を抑制することができる半田付け装置を提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、小型化をすることができ、これにより省スペース、かつ、自由な移動を可能にする半田付け装置を提供することである。
【0016】
本発明の別の目的は、半田付けの際に生じるガスを容易に排出することにより良好な半田付けを可能にし、かつ、前記基板冷却領域には半田ブリッジの発生を抑制することができる半田付け方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、基板に搭載された部品を半田付けする半田ディップ領域を具備する半田付け装置において、前記半田ディップ領域には、前記基板を傾斜状態および水平状態にする手段、半田ディップをする溶融半田を収容したバケットを水平状態および傾斜状態にする手段、前記バケットを上昇状態および下降状態にする手段を有する半田付け装置にある。ここで、前記バケットは固定半田槽内に設けられており、前記バケット内の前記溶融半田は、前記固定半田槽内の溶融半田を汲み上げて用いたものであることができる。また、前記半田ディップ領域の他にフラックス塗布領域、予備加熱領域および基板冷却領域を具備し、前記フラックス領域にはフラックス塗布ノズル、前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段および前記フラックス塗布ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有し、予備加熱領域には予備加熱器および前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段を有し、前記基板冷却領域には冷却用ノズル、前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段および前記冷却用ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有することができる。
【0018】
あるいは本発明の特徴は、半田付け領域と、フラックス塗布領域と、予備加熱領域と、基板冷却領域とを具備し、前記フラックス領域にはフラックス塗布ノズル、前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段および前記フラックス塗布ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有し、予備加熱領域には予備加熱器および前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段を有し、前記基板冷却領域には前記基板冷却用ノズル、前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段および前記冷却用ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有した半田付け装置にある。ここで、前記半田付け領域は半田ディップ領域であることができる。あるいは、前記半田付け領域は半田噴流領域であることができる。
【0019】
上記したいずれの半田付け装置においても、前記フラックス塗布領域と前記基板冷却領域とは同じ領域であり、かつ、前記フラックス塗布ノズルと前記基板冷却用ノズルとは同じノズルであることが好ましい。
【0020】
さらに上記したいずれの半田付け装置においても、それぞれの前記手段は、プログラム制御された制御装置からの制御信号により駆動するアクチエータであることが好ましい。
【0021】
また上記したいずれの半田付け装置においても、車輪および排気用のフィルターが取り付けられていることが好ましい。
【0022】
本発明の他の特徴は、基板に半田ディップを行う工程を有する半田付け方法において、前記半田ディップを行う工程は、前記基板を傾斜させる第1のステップと、溶融半田を収容したバケットを上昇させる第2のステップと、前記基板を水平にして半田ディップを行う第3のステップと、前記バケットを傾斜させる第4のステップと、前記バケットを下降させる第5のステップとを具備して構成している半田付け方法にある。
【0023】
ここで、前記半田ディップを行う工程の前に前記基板にフラックスを塗布する工程および前記基板を予備加熱する工程を有し、前記半田ディップを行う工程の後に前記基板を冷却する工程を有し、前記フラックスを塗布する工程では前記基板を進行方向に対して前進後退運動させ、かつ、フラックス塗布ノズルの先端を前記基板の進行方向に対して水平面で直角方向に往復運動させ、前記予備加熱領域では前記基板を進行方向に対して前進後退運動させ、前記基板を冷却する工程では前記基板を前進後退させ、かつ、前記冷却用ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させることが好ましい。この場合、前記フラックス塗布ノズルと前記基板冷却冷却用ノズルとは同じノズルであることができる。
【0024】
さらに上記した半田付け方法において、前記それぞれの動作はプログラム制御された制御装置からの制御信号により行われ、これにより半田付け装置への前記基板の取り付けから前記半田付け装置からの半田付け完了後の前記基板の取り出しまでの一連の作業が全て自動で行われることが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明を説明する。本発明の実施の形態の半田付け装置を図1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の半田付け装置100の全体を示した図であり、図2は図1の半田ディップ領域Dを拡大して示した図であり、本発明の実施の形態の各機能を示したブロック図である。
【0026】
半田付け装置100には、基板セット・取り出し領域A、フラックス塗布・基板冷却領域B、予備加熱領域C、半田ディップ領域Dを有している。
【0027】
さらに、後から説明するように本発明の半田付け装置100は小型化されることができるから、自由に移動可能にする車輪101が取り付けられ、また、排気用のフィルター102を設備内部に持っており、工場ダクトとつなぐ必要がないため、完全自立型で移動容易な設備となっている。
【0028】
基板セット・取り出し領域Aには、プログラム37による制御装置38からの制御信号により所定の動作する基板セット機構および基板取り出し機構が設けられている。
【0029】
フラックス塗布・基板冷却領域Bには、ノズル2と、第1の入力ポートをフラックスの配管に接続し、第2の入力ポートを冷却用空気の配管に接続し、出力ポートをノズル2に接続した電磁弁と、ノズル2の先端を基板の進行方向(図1の横方向)とは水平面で直角方向(図1の紙面に対して垂直方向)に往復運動12させる第1のアクチエータ31と、基板1を基板の進行方向に対して前進後退運動11をさせる第2のアクチエータ32とが設けられている。
【0030】
このノズル2は、フラックス塗布工程では塗布ノズルとなり、基板冷却工程では冷却ノズルとなり、いずれの場合でも第1のアクチエータ31によりノズル2の先端は直角方向(図1の紙面に対して垂直方向)に例えば300mmの範囲を、0〜400mm/秒の速度で往復運動12を行う。
【0031】
電磁弁、第1のアクチエータ31および第2のアクチエータ32は、プログラム37による制御装置38からの制御信号により所定の動作をする。
【0032】
ここで第1のアクチエータ31は、ノズル2の全体を直角方向に直線状に往復運動12させるものでも、あるいは、ノズル2の根元近傍を軸にして傾斜スイングさせることにより先端のみを直角方向に往復運動12させるものでもよい。
【0033】
予備加熱領域Cには、予備加熱器3と、この領域Cにおいて基板1を基板の進行方向に往復運動の前進後退運動13をさせる第3のアクチエータ33とが設けられている。
【0034】
予備加熱器3および第3のアクチエータ33は、プログラム37による制御装置38からの制御信号により所定動作をする。
【0035】
半田ディップ領域Dには、特に図2を参照して、溶融半田21を収容した半田槽5と、半田槽5内に設けられ、半田槽5から溶融半田21を汲み上げて内部に溶融半田21を収容しこの内部の溶融半田の表面で基板に半田ディップをするバケット4と、バケット4の上下運動15,18をさせる第4のアクチエータ34と、バケット4の傾斜・水平動作17,19をさせる第5のアクチエータ35と、この領域Dにおいて基板1の傾斜・水平動作14,16をさせる第6のアクチエータ36とが設けられている。
【0036】
第4のアクチエータ34、第5のアクチエータ35および第6のアクチエータ36は、プログラム37による制御装置38からの制御信号により所定の動作をする。
【0037】
バケットの上下動作範囲は例えば50mmであり、バケットの傾斜動作範囲は例えば5〜10度である。
【0038】
さらに、領域Aから領域Bへの基板1の受け渡し、領域Bから領域Cへの基板1の受け渡し、領域Cから領域Dへの基板1の受け渡し、半田ディップ後の領域Dから領域Bへの基板1の搬送、その後の領域Bから領域Aへの基板1の受け渡しを行う受け渡し・搬送機構39が設けられ、プログラム37による制御装置38からの制御信号により所定の動作をする。
【0039】
上記したアクチエータのうち、部材の左右および前進後退の水平往復移動に関するアクチエータは、例えば、サーボモータと工作機械に一般的によく使われるLNガイド(商標名)との組み合わせで構成することができる。また、上記したアクチエータのうち、部材の傾斜・水平移動に関するアクチエータは、例えば、電磁バルブとエアーシリンダーとマイクロスイッチとの組み合わせで構成することができる。
【0040】
次に、図4および図5に図1乃至図3を参照して、本発明の実施の形態の半田付け方法を説明する。図4は半田付け方法の各工程を順に示したフローチャートであり、図5は図4の半田ディップする工程における各ステップを順に示したフローチャートである。また、図3で示したように本発明の機能は全てプログラム37による制御装置38からの制御信号により所定の動作をするから、本発明の実施の形態の半田付け方法は全自動で行われる。
【0041】
先ず、工程41において、基板セット機構を用いて領域Aのステージにプリント基板に代表される基板1をセットする。
【0042】
次に、工程42において、受け渡し・搬送機構39により領域Bに移された基板1は、基板の進行方向に対して第2のアクチエータ32により前進後退の往復運動11を行う。
【0043】
また、電磁弁によりフラックスの配管に接続されたノズル2の先端は、第1のアクチエータ31により、基板の進行方向に対して水平面で直角方向(図1の紙面に対して垂直方向)に往復運動12を行って基板1上にフラックスを塗布する。基板の前進後退の往復運動11は必要な塗布がなされるまで行う。
【0044】
次に、工程43において、受け渡し・搬送機構39により領域Cに移された基板1は、基板の進行方向に対して第3のアクチエータ33により前進後退の往復運動13を行い、制御装置により所定の温度になっている予備加熱器3により加熱される。基板の前進後退の往復運動13は必要な加熱がされるまで行う。
【0045】
次に、工程44において、受け渡し・搬送機構39により領域Dに移された基板1は、基板1は第6のアクチエータ36により傾斜・水平動作が行われ、第4のアクチエータ34により半田槽内のバケット4の上・下運動が行われ、第5のアクチエータ35によりバケット4の傾斜・水平動作が行われて半田ディップが行われるが、この工程44については、後から図5を用いて詳細に説明する。
【0046】
次に、工程45において、受け渡し・搬送機構39により半田ディップ済みの基板1が領域Bに搬送される。領域Bに戻された基板1は、基板の進行方向に対して第2のアクチエータ32により前進後退の往復運動11を行う。また、電磁弁により冷却用空気の配管に接続されたノズル2の先端は第1のアクチエータ31により直角方向(図1の紙面に対して垂直方向)に速度で往復運動12を行ってノズル2の先端から噴出された冷却用空気により基板1の冷却が行われる。基板の前進後退の往復運動11は必要な冷却がされるまで行う。
【0047】
最後に、工程46において、受け渡し・搬送機構39により領域Aに戻された半田ディップ完了の基板1は、そのステージ上から基板取り出し機構により半田付け装置の外に取り出される。
【0048】
このように、フラックス塗布において、基板1を進行方向に対して前進後退運動させ、フラックスの噴出ノズル2の先端を基板の進行方向に対して水平面で直角方向にスイングさせているから、これにより、領域Bの基板の進行方向(図1で横方向)の長さは、基板の同方向の長さに関係なく、原理的にはノズル2から噴出したフラックスが基板に付着する直径分でいいことになる。同様に、基板冷却工程においても、基板1を進行方向に対して前進後退運動させ、冷却用空気の噴出ノズル2の先端を基板の進行方向に対して水平面で直角方向にスイングさせているから、これにより、領域Bの基板の進行方向(図1で横方向)の長さは、基板の同方向の長さに関係なく、原理的にはノズル2から噴出した冷却用空気が基板に当たる直径分でいいことになる。
【0049】
これにより、フラックス塗布・基板冷却領域Bの基板の進行方向の寸法を小にすることができる。また、フラックス塗布領域と基板冷却領域とが併用されているから全体的に寸法がさら小になる。
【0050】
また、基板予備加熱工程において、基板1を進行方向に前進後退を繰り返すことで、予備加熱領域Cの基板の進行方向の長さは、基板の同方向の長さに関係なく、必要とする予備加熱器3であるヒータの大きさだけで定めることができ、予備加熱領域Cの基板の進行方向の寸法を小にすることがきる。
【0051】
このように領域Bおよび領域Cの寸法を小にすることができ、かつ、フラックスの塗布と基板の冷却とを同じ領域Bで行っているから、半田付け装置100は小型化される。
【0052】
したがって、車輪101が取り付けることにより自由に移動可能にすることができる。また、半田付け装置100は小型化されるから、排気用のフィルター102をそこに取り付けることができ、この埋め込み式のフィルターを介して上方に排気を行う。予備加熱器に常時電源が入っている従来技術と比較して、本発明の予備加熱器は必要な場合にだけに電源を入れ、圧倒的にOFF状態にすることができ、これにより排気温度は室温とそれほど変わらない程度に低くなるから、排気が周りの環境に影響することがなく、一般的な空調環境の場所において任意に移動可能となる。これにより、工場ダクトとつなぐ必要がなくなり、この点からも完全自立型で移動容易な半田付け装置とすることができる。
【0053】
さらに、領域Bにおいて、ノズル2は電磁弁によりフラックスの配管への接続と冷却用空気の配管との接続を切り替えることができるようになっている。したがって、ノズルがフラックスで詰ることを防ぐ機能を併せ持っている。
【0054】
以下、図5を用いて領域Dにおける工程44を詳細に説明する。半田ディップする工程44は、基板1を傾斜状態に回転14させる第1のステップ51と、次に基板1が傾斜している状態において、傾斜基板の下端(図で左側の端)にバケット4内の溶融半田21の液面23が接するまでバケット4を上昇15させる第2のステップ52と、次に、液面23に基板の下端が接触した状態で下端を軸にして基板1を水平状態に回転16させて、水平状態で基板面の全体を溶融半田の液面23に接触浸漬させて半田ディップする第3のステップ53と、バッケット4を傾斜状態に回転17させてバッケット4内の溶融半田21を片方側(図で左側)から固定半田槽5に流れ落とす第4のステップ54と、次にバケット4を下降18させながら水平状態に回転19させる第5のステップ55とを具備して構成されている。
【0055】
このように本発明では、第1のステップ乃至第3のステップにおいて、半田ディップの前段階で基板を傾斜させておいてバケットを上昇(この位置は常に定位置で基板の底面)させ、次に基板を水平にする。
【0056】
この一連の動作が、半田付けとその際に生じるガスを排出する動作になる。すなわち、基板端(既にはんだ表面に接触)を支点としてはんだ表面に水平になる動作の間、次々にフラックス成分、他が半田熱によりガスを発生させるが、最終的に基板が水平状態ではんだ面に接触するまでに基板底面とはんだ面の隙間からガスは逃げていく。これにより高温ガスの存在による不都合な半田付けを回避することができる。
【0057】
さらに、第4のステップにより、半田ブリッジ(半田によるリード間の不都合な短絡)の発生を防止することができる。すなわち、バケットを傾斜させることにより半田の表面部分が傾き流れ落ちていく時に、電気部品のリードに付着している余分な半田を切る(現象的には流れ落ちる半田に連続的に吸寄せられる)ことで、結果的にそれぞれのリード根元にきれいなフィレット状の半田を得る事ができる。
【0058】
すなわち、従来技術のようにバケットを常に水平状態のままで下降させると、リード間の短い間隔の箇所では、半田の強い表面張力により半田は半球の状態を保って半田ブリッジを発生する。しかし、本発明ではバケットを傾斜させることにより半田ブリッジを解消する物理的な力、すなわち、半田が流れ落ちる力が得られ、この力によりリードの根元に付着している余分なはんだを吸寄せて除去することができる。
【0059】
さらに、本実施の形態のバケット方式であれば、固定半田槽5内の溶融半田21の液面22が低くても、ある程度の溶融半田22が固定半田槽5に補充されていれば、溶融ディップ時の溶融半田の液面は、固定半田槽5から汲み上げたバケット4内の溶融半田21の液面23であるから、そのレベル(高さ)の管理が容易となる。
【0060】
上記した実施の形態では、半田付けをする領域を半田ディップ領域Dとして、半田ディップ方式の場合を説明した。しかしながら、半田付けをする領域を半田噴流領域として、半田噴流方式を用いて場合でも、上記した本発明の領域B、領域Cを用いることにより小型化された半田付け装置にすることができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明はプリント基板等の基板に搭載された部品を半田付けする半田ディップ領域において、基板を傾斜状態および水平状態にする手段、半田ディップをする溶融半田を収容したバケットを水平状態および傾斜状態にする手段、バケットを上昇状態および下降状態にする手段を有しているから、基板に半田ディップを行う工程において、基板を傾斜させる第1のステップと、溶融半田を収容したバケットを上昇させる第2のステップと、基板を水平にして半田ディップを行う第3のステップと、バケットを傾斜させる第4のステップと、バケットを下降させる第5のステップとを具備して構成することができる。
【0062】
この第1のステップから第3のステップまでの一連の動作が、半田付けの際に生じるガスを排出する動作になる。すなわち、基板端(既にはんだ表面に接触)を支点としてはんだ表面に水平になる動作の間、次々にフラックス成分、他が半田熱によりガスを発生させるが、最終的に基板が水平状態ではんだ面に接触するまでに基板底面とはんだ面の隙間からガスは逃げていく。これにより高温ガスの存在による不都合な半田付けを回避することができる。
【0063】
さらに、第4のステップにより、半田ブリッジ(半田によるリード間の不都合な短絡)の発生を防止することができる。すなわち、バケットを傾斜させることにより半田の面が傾き流れ落ちていく時に、電気部品のリードに付着している余分な半田を切ることができ、それぞれのリード根元にきれいなフィレット状のはんだを得る事ができる。
【0064】
また本発明では、フラックス領域にはフラックス塗布ノズル、基板を進行方向に対して前進後退運動をさせる手段およびフラックス塗布ノズルの先端を基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有し、予備加熱領域には予備加熱器および基板を進行方向に対して前進後退運動をさせる手段を有し、基板冷却領域には、基板冷却冷却用ノズル、基板を進行方向に対して前進後退運動をさせる手段および冷却用ノズルの先端を基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有しているから、フラックス領域・基板冷却領域や予備加熱領域を、処理される基板の大きさに関係なく、基板大きさよりも小さい面積にすることができる。したがって、小型・廉価であり自由に移動可能は半田付け装置が得られるから、近年のセル方式の生産システムに非常にマッチする設備形態になる。
【0065】
例えば図1の実施の形態の半田付け装置の場合、装置全長(図で横方向)が1m、幅(図の紙面に垂直方向)が0.7mと小型になり、これは従来技術の同能力の半田付け装置と比較して、装置全長(図で横方向)で約32%、幅(図の紙面に垂直方向)で約65%の値である。
【0066】
そして本発明により、生産ラインに種々の大きさの基板が存在していても、半田付け領域(半田ディップ領域)だけをそれぞれの基板サイズに適した大きさのものを用意するだけで、フラックス領域・基板冷却領域や予備加熱領域は全ての基板サイズに対して共通にすることができるから、生産効率の良い生産システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の半田付け装置を示した図である。
【図2】図1の半田ディップ領域を拡大して示した図である。
【図3】本発明の実施の形態の各機能を示したブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態の半田付けの方法の各工程を順に示したフローチャートである。
【図5】図4の半田ディップする工程における各ステップを順に示したフローチャートである。
【図6】従来技術の半田ディップ方式における半田ディップ領域を示した図である。
【図7】従来技術の半田噴流方式における半田噴流領域を示した図である。
【符号の説明】
1 基板
2 ノズル
3 予備加熱器
4 バケット
5 半田槽
11 前進後退運動
12 往復運動
13 前進後退運動
14 基板の傾斜状態への回転
15 バケットの上昇運動
16 基板の水平状態への回転
17 バケットの傾斜状態への回転
18 バケットの下降運動
19 バッケットの水平状態への回転
21 溶融半田
22 半田槽内の液面
23 バケット内の液面
31 第1のアクチエータ
32 第2のアクチエータ
33 第3のアクチエータ
34 第4のアクチエータ
35 第5のアクチエータ
36 第6のアクチエータ
37 プログラム
38 制御装置
39 受け渡し・搬送機構
41〜46 工程
51 第1のステップ
52 第2のステップ
53 第3のステップ
54 第4のステップ
55 第5のステップ
61 基板
62 溶融半田
63 半田槽
64 コンベア
65 進入角度
66 脱出角度
71 基板
72 一次ノズル
73 二次ノズル
74 半田
75 コンベア
76 傾斜角
100 半田付け装置
101 車輪
102 排気用のフィルター
A 基板セット・取り出し領域
B フラックス塗布・基板冷却領域
C 予備加熱領域
D 半田ディップ領域

Claims (13)

  1. 基板に搭載された部品を半田付けする半田ディップ領域を具備する半田付け装置において、前記半田ディップ領域には、前記基板を傾斜状態および水平状態にする手段、半田ディップをする溶融半田を収容したバケットを水平状態および傾斜状態にする手段、前記バケットを上昇状態および下降状態にする手段を有することを特徴とする半田付け装置。
  2. 前記バケットは固定半田槽内に設けられており、前記バケット内の前記溶融半田は、前記固定半田槽内の溶融半田を汲み上げて用いたものであることを特徴とする請求項1記載の半田付け装置。
  3. 前記半田ディップ領域の他にフラックス塗布領域、予備加熱領域および基板冷却領域を具備し、前記フラックス領域にはフラックス塗布ノズル、前記基板を進行方向に対して前進後退運動をさせる手段および前記フラックス塗布ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有し、予備加熱領域には予備加熱器および前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段を有し、前記基板冷却領域には前記基板冷却用ノズル、前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段および前記冷却用ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有したことを特徴とする請求項1記載の半田付け装置。
  4. 半田付け領域と、フラックス塗布領域と、予備加熱領域と、基板冷却領域とを具備し、前記フラックス領域にはフラックス塗布ノズル、前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段および前記フラックス塗布ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有し、予備加熱領域には予備加熱器および前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段を有し、前記基板冷却領域には前記基板冷却用ノズル、前記基板を進行方向に対して前進後退運動させる手段および前記冷却用ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させる手段を有したことを特徴とする半田付け装置。
  5. 前記半田付け領域は半田ディップ領域であることを特徴とする請求項4記載の半田付け装置。
  6. 前記半田付け領域は半田噴流領域であることを特徴とする請求項4記載の半田付け装置。、
  7. 前記フラックス塗布領域と前記基板冷却領域とは同じ領域であり、かつ、前記フラックス塗布ノズルと前記基板冷却冷却用ノズルとは同じノズルであることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の半田付け装置。
  8. それぞれの前記手段は、プログラム制御された制御装置からの制御信号により駆動するアクチエータであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の半田付け装置。
  9. 車輪および排気用のフィルターが取り付けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項8のいずれかに記載の半田付け装置。
  10. 基板に半田ディップを行う工程を有する半田付け方法において、前記半田ディップを行う工程は、前記基板を傾斜させる第1のステップと、溶融半田を収容したバケットを上昇させる第2のステップと、前記基板を水平にして半田ディップを行う第3のステップと、前記バケットを傾斜させる第4のステップと、前記バケットを下降させる第5のステップとを具備して構成していることを特徴とする半田付け方法。
  11. 前記半田ディップを行う工程の前に前記基板にフラックスを塗布する工程および前記基板を予備加熱する工程を有し、前記半田ディップを行う工程の後に前記基板を冷却する工程を有し、前記フラックスを塗布する工程では前記基板を進行方向に対して前進後退運動させ、かつ、フラックス塗布ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させ、前記予備加熱領域では前記基板を進行方向に対して前進後退運動させ、前記基板を冷却する工程では前記基板を進行方向に対して前進後退運動させ、かつ、前記冷却用ノズルの先端を前記基板の進行方向とは水平面で直角方向に往復運動させることを特徴とする請求項10記載の半田付け方法。
  12. 前記フラックス塗布ノズルと前記基板冷却冷却用ノズルとは同じノズルであることを特徴とする請求項11に記載の半田付け方法。
  13. 前記それぞれの動作はプログラム制御された制御装置からの制御信号により行われ、これにより半田付け装置への前記基板の取り付けから前記半田付け装置からの半田付け完了後の前記基板の取り出しまでの一連の作業が全て自動で行われることを特徴とする請求項10乃至請求項12のいずれかに記載の半田付け方法。
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