JP2004184095A - 検査支援装置 - Google Patents
検査支援装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004184095A JP2004184095A JP2002347874A JP2002347874A JP2004184095A JP 2004184095 A JP2004184095 A JP 2004184095A JP 2002347874 A JP2002347874 A JP 2002347874A JP 2002347874 A JP2002347874 A JP 2002347874A JP 2004184095 A JP2004184095 A JP 2004184095A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- product
- image
- inspection
- inspection table
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
【課題】観察者が見本と実際の製品を見比べて検査を行う際、容易に検査を行うことができ、さらに、検査によって不具合箇所が発見された際に、当該製品を製造する機械装置を直ちに制御することができるようにする。
【解決手段】検査台11には製品が載置されるとともに、プロジェクタ13からこの製品に係る見本の映像が見本映像として投射される。検査台は照明装置12によって照明され、観察者は必要に応じてシャッターを備える光制御ゴーグル31を装着する。プロジェクタ及び照明装置は交互にオン/オフ制御され、光制御ゴーグルのシャッターはプロジェクタ又は照明装置のオン/オフ制御に同期してオン/オフ制御される。さらに、検査台を撮像する撮像装置16を備えて、プロジェクタに見本映像を与えるとともに製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、観察者による検査台上に投影された制御パネル映像の操作を撮像装置によって撮像した結果得られた画像に応じて、見本映像を変化させるか又は製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにしてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】検査台11には製品が載置されるとともに、プロジェクタ13からこの製品に係る見本の映像が見本映像として投射される。検査台は照明装置12によって照明され、観察者は必要に応じてシャッターを備える光制御ゴーグル31を装着する。プロジェクタ及び照明装置は交互にオン/オフ制御され、光制御ゴーグルのシャッターはプロジェクタ又は照明装置のオン/オフ制御に同期してオン/オフ制御される。さらに、検査台を撮像する撮像装置16を備えて、プロジェクタに見本映像を与えるとともに製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、観察者による検査台上に投影された制御パネル映像の操作を撮像装置によって撮像した結果得られた画像に応じて、見本映像を変化させるか又は製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにしてもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、各種製品の検査を支援するための検査支援装置に関し、特に、プロジェクタ等による製品映像と実際の製品とを同時に見比べて、各種製品の検査を行う際に容易に検査を行うことができる検査支援装置と当該検査に応じて各種製品を製造する機器の制御を支援する検査支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ヘッドマウンテッドディスプレイ(HMD)に小型CCDカメラを取り付けて、このCCDカメラから得られた画像情報を、HMDが有する表示素子にそのままの状態で又は画像処理を施した後、表示する表示装置が知られており、さらには、ハーフミラー等の光学的結合分離素子を用いて、表示素子に表示された画像とともに外界を直接、角倍率1で観察できる所謂シースルー型のHMDも知られている。
【0003】
このような形態のHMDとして、液晶ディスプレイ(LCD)からの光束を、観察者の眼球に導光するための表示光学系及び外界の画像情報をCCD素子面上に結像させる撮像光学系を備えて、LCDからの光束が撮像光学系の撮像面に入射することを防止して、双方の画像情報をパララックスがなく良好なる状態で観察及び結像するようにしたものがある。
【0004】
さらに、様々な光量が想定される使用環境においても、LCD等の表示手段による表示の濃度を外界光(シースルー光)に対して最適な状態に保つとともに、かつCCDのシャッタースピードも最適な状態に保つことことができるようにするため、表示手段からの光束を、観察者の眼球に導光する表示光学系及び外界からの光束を撮像手段に結像させる撮像光学系を備え、光路中に設けられた表示光学系の観察者の眼球に入射する光束の眼球光軸又は眼球光軸を延長した仮想眼球光軸と撮像光学系の外界から入射してくる光束の外界光軸とを一致させて、表示手段が画像情報を周期的かつ間欠的に表示して、撮像手段は、表示手段が画像情報を表示していない期間に周期的に外界からの画像の記録を行って、表示手段で画像情報の表示を行う表示期間及び/又は撮像手段が外界からの画像情報の記録を行う撮像期間を、外界光量等によって制御するようにしたものがある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−244077公報(段落(0040)〜(0045)、第1図及び第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上述のようなHMDにおいては、撮像手段(CCDカメラ)で撮像された画像を観察しつつ、外界を直接的に観察できる結果、種々の監視業務に適用することが可能であるものの、HMD等で実際に製造された製品を標準品(見本)と比べて検査する際等の場合、例えば、撮像手段で見本を撮像し、外界に置かれた製品を観察することになるが、見本及び製品が同時に見えてしまい、製品を検査することには適さない。また、作業者がHMDを装備する関係上、作業者の位置・環境によっては外界がうまく観察できないという課題もある。
【0007】
一方、プロジェクタ画面によって見本を表示して、この表示画面上の見本画像と実際の製品とを見比べて、製品をチェックするようにした仮想パネルが知られているが、目視評価との両立が極めて困難であり、検査作業を効率的に支援することが難しいという課題がある。
【0008】
さらに、前述のようにして、見本と実際の製品とを見比べて検査した後、製品に見本と異なる箇所等の不具合が存在する場合には、直ちに当該製品を製造(生産)する機械装置を制御することができれば、生産効率を向上させることができるものの、前述のHMD等ではそのような制御を行うことは極めて困難である。
【0009】
本発明の目的は、作業者が見本と実際の製品を見比べて検査を行う際、容易に検査を行うことができる検査支援装置を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、検査によって不具合箇所が発見された際に、当該製品を製造する機械装置を直ちに制御することのできる検査支援装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、製品の検査を支援するための検査支援装置であって、前記製品が載置されるとともに前記製品に係る見本の映像が見本映像として投射される検査台と、前記検査台を照明し光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変の照明手段と、前記検査台に前記見本映像を光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変で投射する投影手段と、前記検査台を目視する際に観察者が装着し前記照明手段及び投影手段の光物理特性に同調可能な観察手段と、前記照明手段、前記投影手段、及び前記観察手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は前記照明手段からの光と前記投影手段からの映像とを交互に切り換えるとともに、前記観察手段を選択的に前記照明手段及び前記投影手段に同調させるようにしたことを特徴とする検査支援装置が得られる。
【0012】
このようにして、照明手段からの光と投影手段からの映像とを交互に切り換えるとともに、観察手段を選択的に照明手段及び前記投影手段に同調させるようにすれば、観察者は選択的に製品及び見本映像を目視することができ、観察者が見本と実際の製品を見比べて検査を行う際、容易に検査を行うことができることになる。
【0013】
さらに、本発明の検査支援装置は、前記検査台を撮像する撮像手段を有し、前記制御手段は前記投影手段に前記見本映像を与えるとともに前記製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、前記投影手段は前記制御パネル映像を前記検査台に投影しており、前記観察者による前記検査台上に投影された前記制御パネル映像の操作を撮像した結果得られた画像に応じて、前記制御手段は前記見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成する。
【0014】
このようにして、観察者による検査台上に投影された制御パネル映像上の操作を撮像した結果得られた画像に応じて、見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにすれば、観察者は容易に見本映像を選択することができるばかりでなく、検査によって不具合箇所を発見した際、当該製品を製造する機械設備を直ちに制御することができることになる。
【0015】
本発明によれば、製品の検査を支援するための検査支援装置であって、前記製品が載置されるとともに前記製品に係る見本の映像が見本映像として投射される検査台と、前記検査台を照明する照明手段と、前記検査台に前記見本映像を投射する投影手段と、前記検査台を目視する際に観察者が装着しシャッターを備える観察手段と、前記照明手段、前記投影手段、及び前記観察手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は前記投影手段と前記照明手段とを交互にオン/オフ制御し、前記シャッターを前記投影手段又は前記照明手段のオン/オフ制御に同期してオン/オフ制御するようにしたことを特徴とする検査支援装置が得られる。
【0016】
そして、この検査支援装置では、例えば、前記検査台に前記製品が載置される第1のエリアと前記見本映像が投影される第2のエリアとを規定するようにしてもよい。
【0017】
また、この検査支援装置では、さらに前記検査台を撮像する撮像手段を有し、前記制御手段は前記投影手段に前記見本映像を与えるとともに前記製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、前記投影手段は前記制御パネル映像を前記検査台に投影しており、前記観察者による前記検査台上に投影された前記制御パネル映像上の操作を撮像した結果得られた画像に応じて、前記制御手段は前記見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにしてもよく、この際には、前記検査台に前記制御パネル映像が投影されるエリアを規定することが望ましい。
【0018】
また、本発明では、前記投影手段を互いに位置をずらして複数備えて、前記制御手段が前記複数の投影手段を交互にオン/オフ制御して、前記見本映像を3次元表示させるようにしてもよく、さらには、前記撮像手段を互いに位置をずらして複数配置して、前記製品を撮像し、前記制御手段が前記複数の撮像手段で撮像された画像に基づいて前記製品の3次元形状を計測するようにしてもよい。
【0019】
このようにして、複数の投影手段を交互にオン/オフ制御するようにすれば、見本映像を3次元表示させることができ、観察者は立体感をもって見本映像と製品とを見比べることができる。また、撮像手段を互いに位置をずらして複数配置して、製品を撮像し、複数の撮像手段で撮像された画像に基づいて製品の3次元形状を計測するようにすれば、製品の3次元形状を容易に計測できることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0021】
図1を参照して、図示の検査支援装置は、例えば、各種生産製品の検査を行う際に用いられる。検査支援装置10は検査台11を備えており、この検査台11には、後述するように、生産製品(以下単に製品)の見本(基準品)が投影されるとともに、各種操作パネルが表示される。さらに、検査支援装置10は照明装置(LED)12、映像発生装置(プロジェクタ)13、照明制御装置14、及び映像生成処理装置15を備えている。
【0022】
図2に示すように、検査台11の表面には、映像エリア11a、製品エリア11b、及びパネルエリア11cが規定されており、映像エリア11aにはプロジェクタ13によって見本の映像(以下見本映像と呼ぶ)が投影され、パネルエリア11cには各種操作ボタン及びモニター画面が投影される。一方、製品エリア11bには実際に生産された製品が載置される。
【0023】
なお、図1に破線で示すように、検査支援装置10は、撮像装置(CCDカメラ等)16、撮像制御装置17を備えるようにしてもよく、そして、映像生成処理装置15を機器制御装置18に接続するようにしてもよい。これら撮像装置16、撮像制御装置17、及び機器制御装置18については後述する。
【0024】
図3に示すように、検査台11は支持筐体21上に取り付けられており、支持筐体21の背面側からは鉛直方向上側に延びる支持板22が取り付けられている。そして、支持板22の上端には、検査台11と略平行に延びる天板23が取り付けられ、この天板23には前述した照明装置12、撮像装置16、及びプロジェクタ13が取り付けられ、後述するようにして、照明装置12によって、検査台11上が照明され、プロジェクタ13によって見本映像が検査台11上に投影される。また、撮影装置16によって後述するようにして撮影が行われる。
【0025】
なお、図3に破線で示すように、支持筐体21内にはコンピュータ24が配置されており、このコンピュータ24は前述の照明制御装置14、映像生成処理装置15、及び撮像制御装置17として機能する(つまり、コンピュータ24は制御手段である)。
【0026】
ここで、図1〜図6を参照して、いま、検査台11上に備えられた起動・選択スイッチ(図示せず)が、作業者(検査員)によって操作されると、照明制御装置14は照明装置12を起動して光を検査台11上に照射する。この際、照明制御装置14は、予め規定された周期で照明装置12をオン/オフ制御する。つまり、予め規定された周期で照明装置12は点滅制御されることになる(なお、このオン/オフ制御の速度は人間の眼には見えない程度以上の速さである)。
【0027】
一方、映像生成処理装置15は、例えば、各種製品見本に関する映像データが格納されたデータベース(図示せず)に接続されており、前述のようにして、起動・選択スイッチ(図示せず)がオンされると、映像生成処理装置15はデータベースを検索して、起動・選択スイッチで選択された製品に係る見本映像データを読みだして、見本映像を生成し、プロジェクタ13に映像信号として与える。
【0028】
プロジェクタ13には照明制御装置14から予め規定された周期でプロジェクタオン/オフ制御信号が与えられており、このプロジェクタオン/オフ制御信号によってプロジェクタ13はオン/オフ制御されて、オン状態の際、映像信号に応じて見本映像を映像エリア11aに投射することになる。
【0029】
図示の例では、照明制御装置14は照明装置12のオン/オフ制御と逆位相でプロジェクタ13をオン/オフ制御する。つまり、照明制御装置14は照明装置12をオンしている際には、プロジェクタオン/オフ制御信号としてオフ制御信号を送出して、プロジェクタ13をオフし、照明装置12をオフしている際には、プロジェクタオン/オフ制御信号としてオン制御信号を送出して、プロジェクタ13をオンすることになる。
【0030】
さらに、照明制御装置14には、光制御ゴーグル31が接続されており、この光制御ゴーグル31は作業者(検査者)が装着するものであり、この光制御ゴーグル31にはシャッター(図示せず)が備えられ、照明制御装置14によってシャッターが開閉制御される。このシャッターは後述するように、プロジェクタ13又は照明装置に同期して開閉(オン/オフ)制御される。
【0031】
いま、作業者が光制御ゴーグル31を装着した状態において、製品(図示せず)が製品エリア11bに載置され、前述のようにして、プロジェクタ13によって映像エリア11aに見本映像が投影された状態では、シャッターがオン状態のままとされるか又は照明装置12及びプロジェクタ13のオン/オフ制御に同期していないと(このような制御は照明制御装置14によって行われる)、照明装置12及びプロジェクタ13は人間の眼には見えない速さでオン/オフ制御されているから、図4に示すように、製品41及び見本映像42(及びパネル映像43(後述する))がともに見えることになる(なお、製品41及び見本映像43をともに見る場合には、光制御ゴーグル31を装着しないようにしてもよい)。
【0032】
作業者が光制御ゴーグル31を装着した状態で、照明制御装置14が照明装置12に同期させて、シャッターをオン/オフ制御すると、プロジェクタ13によって見本映像が映像エリア11aに投影された状態では、シャッターはオフされている状態であるから、図5に示すように、作業者には製品41のみが見えることになる。
【0033】
一方、作業者が光制御ゴーグル31を装着した状態で、照明制御装置14がプロジェクタ13に同期させて、シャッターをオン/オフ制御すると、照明装置12がオンされた際には、シャッターはオフされているから、図6に示すように、製品41は極めて暗く見え、本映像が映像エリア11aに投影された状態では、シャッターはオフされている状態で見本映像42が明るく見えることになって、実質的に見本映像のみを選択して見ることができることになる。
【0034】
このようにして、作業者は製品及び見本映像の内の一方を選択的に見ることもできるし、製品及び見本映像の両方を見ることもできるから、製品のみを確かめたい場合には、見本映像が見えると煩わしいから、製品のみが視認できる状態とし、見本映像を確かめたい場合には、製品が見えると煩わしいから、見本映像を視認できる状態とする。そして、製品と見本映像とを見比べる際には、製品及び見本映像をともに視認できる状態とすればよい。このようにすれば、作業者は容易に製品の検査ができることなる。
【0035】
なお、上述の例では、照明装置12、プロジェクタ13、及び光制御ゴーグル31のシャッターをオン/オフ制御して、製品及び映像見本を選択的に視認できる状態とする例について説明したが、照明装置12はその光の強度、波長、及び偏向等の物理的特性のうち少なくとも一つを切り替え制御できるものであればよく、この際には、切り替え対象となった物理的特性に応じて光制御ゴーグル31も制御されることになる。
【0036】
つまり、照明装置12が光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変であり、照明装置12からの光とプロジェクタからの映像(見本映像)とを交互に切り換えるとともに、光制御ゴーグルを選択的に照明装置12及びプロジェクタ13同調させるようにようにすればよい。
【0037】
再び、図1を参照して、前述したように、撮像装置16及び撮像制御装置17を備えている際には、映像生成処理装置15は当該製品を製造する際の制御要素を制御するための制御パネルに係る映像(以下制御パネル映像と呼ぶ)を、データベースから検索して、検査台11上のパネルエリア11cに、プロジェクタ13によって表示させることになる。
【0038】
一方、作業者の指先(又は指先に装着されたポインタ)が撮像装置16によって撮像される。この撮像装置16は撮像制御装置17によって制御されており、撮像制御装置17は照明制御装置14から撮像オン/オフ制御信号を受けて、撮像装置16をオン/オフ制御する。
【0039】
図示の例では、照明制御装置14は照明装置12のオン/オフ制御と同期した撮像オン/オフ制御信号を撮像制御装置17に与える。つまり、照明制御装置14は、照明装置12をオンしている際には、撮像オン/オフ制御信号としてオン制御信号を撮像制御装置17に与え、照明装置12をオフしている際には、撮像オン/オフ制御信号としてオフ制御信号を撮像制御装置17に与えることになる。これによって、撮像制御装置17は、照明装置12がオン状態の際には、撮像装置16をオンして撮像を行い、照明装置12がオフ状態の際には、撮像装置16をオフして撮像を停止することになる。
【0040】
いま、作業者が前述のようにして、見本映像と製品とを見比べて、製品の不具合を発見したとすると、作業者は制御パネル映像の各種ボタンを操作して、当該製品を製造する生産機械装置(図示せず)の制御要素を調整することになる。
【0041】
作業者が検査結果に応じたボタンを指(又はポインタ)で操作すると、その操作が撮像装置16で撮像されることになる(この際には、照明装置12がオンとなっているから撮像は良好に行われることになる)。撮像装置16で撮像された画像(以下操作画像と呼ぶ)は撮像制御装置17を介して映像生成処理装置15に送られる。
【0042】
映像生成処理装置15は、パネル制御映像上の各種ボタンの配置を知っているから(つまり、映像生成処理装置15には制御パネル映像上の各種ボタンの配置が記憶されているから)、操作画像に基づいてどのボタンが操作されたか否かを判断して、当該ボタン操作に応じた制御指令を生成する。この制御指令は機器制御装置18に与えられ、機器制御装置18は制御指令に応じて生産機械装置の制御要素を制御することになる。
【0043】
一方、映像生成処理装置15では、制御指令を送出した後、当該ボタン操作に応じて見本映像を変化させることになる。
【0044】
このようにして、検査結果に応じて制御パネル映像上の各種ボタンを操作することによって、直ちに生産機械装置を制御できることになる。つまり、検査によって不具合箇所が発見された際に、当該製品を製造する機械装置を直ちに制御することができることになる。
【0045】
ところで、図7に示すように、複数のプロジェクタ(例えば、2台のプロジェクタ)13を備えて、この2台のプロジェクタ13を選択的にオン/オフ制御するようにしてれば、3次元的な映像を表示することができる。つまり、2台のプロジェクタに同一の映像信号を、映像生成処理装置15から送出して、2台のプロジェクタを交互にオン/オフ制御するようにすれば、3次元的に映像を表示することができることになる。
【0046】
言い換えると、複数のプロジェクタ13を互いに位置をずらして配置して、これらプロジェクタを交互にオン/オフ制御すれば、見本映像を3次元表示させることができることになる。
【0047】
加えて、図8に示すように、撮像装置16を複数台配置して、製品をこれら複数台の撮像装置で撮像するようにすれば、例えば、4台の撮像装置をその位置をずらして配置して、4台の撮像装置で製品を撮像するようにすれば、三角測量の原理に基づいて製品の3次元的形状を計測することができることになる。つまり、複数の撮像装置16を互いに位置をずらして配置して、これら撮像装置16によって検査台11上の製品を撮像して得られた画像を三角測量の原理に応じて処理すれば、製品の3次元形状を計測することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、検査台を照明し光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変の照明手段と、検査台に見本映像を投射する投影手段とを備えるとともに、観察者が検査台を目視する際に照明手段の光物理特性に同調可能な観察手段(ゴーグル等)を装着して、照明手段からの光と投影手段からの映像とを交互に切り換えるとともに、観察手段を選択的に照明手段及び前記投影手段に同調させるようにしたから、観察者は選択的に製品及び見本映像を目視することができ、観察者が見本と実際の製品を見比べて検査を行う際、容易に検査を行うことができるという効果がある。
【0049】
本発明では、検査台を撮像する撮像手段を備えて、投影手段に見本映像を与えるとともに製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、投影手段に制御パネル映像を検査台に投影させて、観察者による前記検査台上に投影された制御パネル映像の操作に応じて、見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにしたから、観察者が容易に見本映像を選択することができるばかりでなく、検査によって不具合箇所を発見した際、当該製品を製造する機械設備を直ちに制御することができるという効果がある。
【0050】
本発明では、投影手段を互いに位置をずらして複数配置して、複数の投影手段を交互にオン/オフ制御するようにしたから、見本映像を3次元表示させることができ、観察者は立体感をもって見本映像と製品とを見比べることができるという効果がある。
【0051】
本発明では、撮像手段を互いに位置をずらして複数配置して、製品を撮像し、複数の撮像手段で撮像された画像に基づいて製品の3次元形状を計測するようにしたから、製品の3次元形状を容易に計測できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検査支援装置の一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す検査台上面の概略図である。
【図3】本発明による検査支援装置を概略的に示す斜視図である。
【図4】観察者(作業者)が装着する光制御ゴーグルのシャッターを制御しない状態(オン状態としたまま)又は観察者が光制御ゴーグルを装着しない状態で検査台を目視した状態を示す斜視図である。
【図5】観察者(作業者)が装着する光制御ゴーグルのシャッターを照明装置に同期して制御した場合において検査台を目視した状態を示す斜視図である。
【図6】観察者(作業者)が装着する光制御ゴーグルのシャッターをプロジェクタに同期して制御した場合において検査台を目視した状態を示す斜視図である。
【図7】複数のプロジェクタを備えて見本映像を立体的(3次元的)に表示した状態を示す斜視図である。
【図8】複数の撮影装置を備えて製品の3次元形状計測を行う状態と示す斜視図である。
【符号の説明】
10 検査支援装置
11 検査台
12 照明装置(LED)
13 映像発生装置(プロジェクタ)
14 照明制御装置
15 映像生成処理装置
16 撮像装置(CCDカメラ)
17 撮像制御装置
18 機器制御装置
【発明が属する技術分野】
本発明は、各種製品の検査を支援するための検査支援装置に関し、特に、プロジェクタ等による製品映像と実際の製品とを同時に見比べて、各種製品の検査を行う際に容易に検査を行うことができる検査支援装置と当該検査に応じて各種製品を製造する機器の制御を支援する検査支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ヘッドマウンテッドディスプレイ(HMD)に小型CCDカメラを取り付けて、このCCDカメラから得られた画像情報を、HMDが有する表示素子にそのままの状態で又は画像処理を施した後、表示する表示装置が知られており、さらには、ハーフミラー等の光学的結合分離素子を用いて、表示素子に表示された画像とともに外界を直接、角倍率1で観察できる所謂シースルー型のHMDも知られている。
【0003】
このような形態のHMDとして、液晶ディスプレイ(LCD)からの光束を、観察者の眼球に導光するための表示光学系及び外界の画像情報をCCD素子面上に結像させる撮像光学系を備えて、LCDからの光束が撮像光学系の撮像面に入射することを防止して、双方の画像情報をパララックスがなく良好なる状態で観察及び結像するようにしたものがある。
【0004】
さらに、様々な光量が想定される使用環境においても、LCD等の表示手段による表示の濃度を外界光(シースルー光)に対して最適な状態に保つとともに、かつCCDのシャッタースピードも最適な状態に保つことことができるようにするため、表示手段からの光束を、観察者の眼球に導光する表示光学系及び外界からの光束を撮像手段に結像させる撮像光学系を備え、光路中に設けられた表示光学系の観察者の眼球に入射する光束の眼球光軸又は眼球光軸を延長した仮想眼球光軸と撮像光学系の外界から入射してくる光束の外界光軸とを一致させて、表示手段が画像情報を周期的かつ間欠的に表示して、撮像手段は、表示手段が画像情報を表示していない期間に周期的に外界からの画像の記録を行って、表示手段で画像情報の表示を行う表示期間及び/又は撮像手段が外界からの画像情報の記録を行う撮像期間を、外界光量等によって制御するようにしたものがある(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−244077公報(段落(0040)〜(0045)、第1図及び第3図)
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】
ところで、上述のようなHMDにおいては、撮像手段(CCDカメラ)で撮像された画像を観察しつつ、外界を直接的に観察できる結果、種々の監視業務に適用することが可能であるものの、HMD等で実際に製造された製品を標準品(見本)と比べて検査する際等の場合、例えば、撮像手段で見本を撮像し、外界に置かれた製品を観察することになるが、見本及び製品が同時に見えてしまい、製品を検査することには適さない。また、作業者がHMDを装備する関係上、作業者の位置・環境によっては外界がうまく観察できないという課題もある。
【0007】
一方、プロジェクタ画面によって見本を表示して、この表示画面上の見本画像と実際の製品とを見比べて、製品をチェックするようにした仮想パネルが知られているが、目視評価との両立が極めて困難であり、検査作業を効率的に支援することが難しいという課題がある。
【0008】
さらに、前述のようにして、見本と実際の製品とを見比べて検査した後、製品に見本と異なる箇所等の不具合が存在する場合には、直ちに当該製品を製造(生産)する機械装置を制御することができれば、生産効率を向上させることができるものの、前述のHMD等ではそのような制御を行うことは極めて困難である。
【0009】
本発明の目的は、作業者が見本と実際の製品を見比べて検査を行う際、容易に検査を行うことができる検査支援装置を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、検査によって不具合箇所が発見された際に、当該製品を製造する機械装置を直ちに制御することのできる検査支援装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、製品の検査を支援するための検査支援装置であって、前記製品が載置されるとともに前記製品に係る見本の映像が見本映像として投射される検査台と、前記検査台を照明し光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変の照明手段と、前記検査台に前記見本映像を光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変で投射する投影手段と、前記検査台を目視する際に観察者が装着し前記照明手段及び投影手段の光物理特性に同調可能な観察手段と、前記照明手段、前記投影手段、及び前記観察手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は前記照明手段からの光と前記投影手段からの映像とを交互に切り換えるとともに、前記観察手段を選択的に前記照明手段及び前記投影手段に同調させるようにしたことを特徴とする検査支援装置が得られる。
【0012】
このようにして、照明手段からの光と投影手段からの映像とを交互に切り換えるとともに、観察手段を選択的に照明手段及び前記投影手段に同調させるようにすれば、観察者は選択的に製品及び見本映像を目視することができ、観察者が見本と実際の製品を見比べて検査を行う際、容易に検査を行うことができることになる。
【0013】
さらに、本発明の検査支援装置は、前記検査台を撮像する撮像手段を有し、前記制御手段は前記投影手段に前記見本映像を与えるとともに前記製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、前記投影手段は前記制御パネル映像を前記検査台に投影しており、前記観察者による前記検査台上に投影された前記制御パネル映像の操作を撮像した結果得られた画像に応じて、前記制御手段は前記見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成する。
【0014】
このようにして、観察者による検査台上に投影された制御パネル映像上の操作を撮像した結果得られた画像に応じて、見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにすれば、観察者は容易に見本映像を選択することができるばかりでなく、検査によって不具合箇所を発見した際、当該製品を製造する機械設備を直ちに制御することができることになる。
【0015】
本発明によれば、製品の検査を支援するための検査支援装置であって、前記製品が載置されるとともに前記製品に係る見本の映像が見本映像として投射される検査台と、前記検査台を照明する照明手段と、前記検査台に前記見本映像を投射する投影手段と、前記検査台を目視する際に観察者が装着しシャッターを備える観察手段と、前記照明手段、前記投影手段、及び前記観察手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は前記投影手段と前記照明手段とを交互にオン/オフ制御し、前記シャッターを前記投影手段又は前記照明手段のオン/オフ制御に同期してオン/オフ制御するようにしたことを特徴とする検査支援装置が得られる。
【0016】
そして、この検査支援装置では、例えば、前記検査台に前記製品が載置される第1のエリアと前記見本映像が投影される第2のエリアとを規定するようにしてもよい。
【0017】
また、この検査支援装置では、さらに前記検査台を撮像する撮像手段を有し、前記制御手段は前記投影手段に前記見本映像を与えるとともに前記製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、前記投影手段は前記制御パネル映像を前記検査台に投影しており、前記観察者による前記検査台上に投影された前記制御パネル映像上の操作を撮像した結果得られた画像に応じて、前記制御手段は前記見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにしてもよく、この際には、前記検査台に前記制御パネル映像が投影されるエリアを規定することが望ましい。
【0018】
また、本発明では、前記投影手段を互いに位置をずらして複数備えて、前記制御手段が前記複数の投影手段を交互にオン/オフ制御して、前記見本映像を3次元表示させるようにしてもよく、さらには、前記撮像手段を互いに位置をずらして複数配置して、前記製品を撮像し、前記制御手段が前記複数の撮像手段で撮像された画像に基づいて前記製品の3次元形状を計測するようにしてもよい。
【0019】
このようにして、複数の投影手段を交互にオン/オフ制御するようにすれば、見本映像を3次元表示させることができ、観察者は立体感をもって見本映像と製品とを見比べることができる。また、撮像手段を互いに位置をずらして複数配置して、製品を撮像し、複数の撮像手段で撮像された画像に基づいて製品の3次元形状を計測するようにすれば、製品の3次元形状を容易に計測できることになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0021】
図1を参照して、図示の検査支援装置は、例えば、各種生産製品の検査を行う際に用いられる。検査支援装置10は検査台11を備えており、この検査台11には、後述するように、生産製品(以下単に製品)の見本(基準品)が投影されるとともに、各種操作パネルが表示される。さらに、検査支援装置10は照明装置(LED)12、映像発生装置(プロジェクタ)13、照明制御装置14、及び映像生成処理装置15を備えている。
【0022】
図2に示すように、検査台11の表面には、映像エリア11a、製品エリア11b、及びパネルエリア11cが規定されており、映像エリア11aにはプロジェクタ13によって見本の映像(以下見本映像と呼ぶ)が投影され、パネルエリア11cには各種操作ボタン及びモニター画面が投影される。一方、製品エリア11bには実際に生産された製品が載置される。
【0023】
なお、図1に破線で示すように、検査支援装置10は、撮像装置(CCDカメラ等)16、撮像制御装置17を備えるようにしてもよく、そして、映像生成処理装置15を機器制御装置18に接続するようにしてもよい。これら撮像装置16、撮像制御装置17、及び機器制御装置18については後述する。
【0024】
図3に示すように、検査台11は支持筐体21上に取り付けられており、支持筐体21の背面側からは鉛直方向上側に延びる支持板22が取り付けられている。そして、支持板22の上端には、検査台11と略平行に延びる天板23が取り付けられ、この天板23には前述した照明装置12、撮像装置16、及びプロジェクタ13が取り付けられ、後述するようにして、照明装置12によって、検査台11上が照明され、プロジェクタ13によって見本映像が検査台11上に投影される。また、撮影装置16によって後述するようにして撮影が行われる。
【0025】
なお、図3に破線で示すように、支持筐体21内にはコンピュータ24が配置されており、このコンピュータ24は前述の照明制御装置14、映像生成処理装置15、及び撮像制御装置17として機能する(つまり、コンピュータ24は制御手段である)。
【0026】
ここで、図1〜図6を参照して、いま、検査台11上に備えられた起動・選択スイッチ(図示せず)が、作業者(検査員)によって操作されると、照明制御装置14は照明装置12を起動して光を検査台11上に照射する。この際、照明制御装置14は、予め規定された周期で照明装置12をオン/オフ制御する。つまり、予め規定された周期で照明装置12は点滅制御されることになる(なお、このオン/オフ制御の速度は人間の眼には見えない程度以上の速さである)。
【0027】
一方、映像生成処理装置15は、例えば、各種製品見本に関する映像データが格納されたデータベース(図示せず)に接続されており、前述のようにして、起動・選択スイッチ(図示せず)がオンされると、映像生成処理装置15はデータベースを検索して、起動・選択スイッチで選択された製品に係る見本映像データを読みだして、見本映像を生成し、プロジェクタ13に映像信号として与える。
【0028】
プロジェクタ13には照明制御装置14から予め規定された周期でプロジェクタオン/オフ制御信号が与えられており、このプロジェクタオン/オフ制御信号によってプロジェクタ13はオン/オフ制御されて、オン状態の際、映像信号に応じて見本映像を映像エリア11aに投射することになる。
【0029】
図示の例では、照明制御装置14は照明装置12のオン/オフ制御と逆位相でプロジェクタ13をオン/オフ制御する。つまり、照明制御装置14は照明装置12をオンしている際には、プロジェクタオン/オフ制御信号としてオフ制御信号を送出して、プロジェクタ13をオフし、照明装置12をオフしている際には、プロジェクタオン/オフ制御信号としてオン制御信号を送出して、プロジェクタ13をオンすることになる。
【0030】
さらに、照明制御装置14には、光制御ゴーグル31が接続されており、この光制御ゴーグル31は作業者(検査者)が装着するものであり、この光制御ゴーグル31にはシャッター(図示せず)が備えられ、照明制御装置14によってシャッターが開閉制御される。このシャッターは後述するように、プロジェクタ13又は照明装置に同期して開閉(オン/オフ)制御される。
【0031】
いま、作業者が光制御ゴーグル31を装着した状態において、製品(図示せず)が製品エリア11bに載置され、前述のようにして、プロジェクタ13によって映像エリア11aに見本映像が投影された状態では、シャッターがオン状態のままとされるか又は照明装置12及びプロジェクタ13のオン/オフ制御に同期していないと(このような制御は照明制御装置14によって行われる)、照明装置12及びプロジェクタ13は人間の眼には見えない速さでオン/オフ制御されているから、図4に示すように、製品41及び見本映像42(及びパネル映像43(後述する))がともに見えることになる(なお、製品41及び見本映像43をともに見る場合には、光制御ゴーグル31を装着しないようにしてもよい)。
【0032】
作業者が光制御ゴーグル31を装着した状態で、照明制御装置14が照明装置12に同期させて、シャッターをオン/オフ制御すると、プロジェクタ13によって見本映像が映像エリア11aに投影された状態では、シャッターはオフされている状態であるから、図5に示すように、作業者には製品41のみが見えることになる。
【0033】
一方、作業者が光制御ゴーグル31を装着した状態で、照明制御装置14がプロジェクタ13に同期させて、シャッターをオン/オフ制御すると、照明装置12がオンされた際には、シャッターはオフされているから、図6に示すように、製品41は極めて暗く見え、本映像が映像エリア11aに投影された状態では、シャッターはオフされている状態で見本映像42が明るく見えることになって、実質的に見本映像のみを選択して見ることができることになる。
【0034】
このようにして、作業者は製品及び見本映像の内の一方を選択的に見ることもできるし、製品及び見本映像の両方を見ることもできるから、製品のみを確かめたい場合には、見本映像が見えると煩わしいから、製品のみが視認できる状態とし、見本映像を確かめたい場合には、製品が見えると煩わしいから、見本映像を視認できる状態とする。そして、製品と見本映像とを見比べる際には、製品及び見本映像をともに視認できる状態とすればよい。このようにすれば、作業者は容易に製品の検査ができることなる。
【0035】
なお、上述の例では、照明装置12、プロジェクタ13、及び光制御ゴーグル31のシャッターをオン/オフ制御して、製品及び映像見本を選択的に視認できる状態とする例について説明したが、照明装置12はその光の強度、波長、及び偏向等の物理的特性のうち少なくとも一つを切り替え制御できるものであればよく、この際には、切り替え対象となった物理的特性に応じて光制御ゴーグル31も制御されることになる。
【0036】
つまり、照明装置12が光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変であり、照明装置12からの光とプロジェクタからの映像(見本映像)とを交互に切り換えるとともに、光制御ゴーグルを選択的に照明装置12及びプロジェクタ13同調させるようにようにすればよい。
【0037】
再び、図1を参照して、前述したように、撮像装置16及び撮像制御装置17を備えている際には、映像生成処理装置15は当該製品を製造する際の制御要素を制御するための制御パネルに係る映像(以下制御パネル映像と呼ぶ)を、データベースから検索して、検査台11上のパネルエリア11cに、プロジェクタ13によって表示させることになる。
【0038】
一方、作業者の指先(又は指先に装着されたポインタ)が撮像装置16によって撮像される。この撮像装置16は撮像制御装置17によって制御されており、撮像制御装置17は照明制御装置14から撮像オン/オフ制御信号を受けて、撮像装置16をオン/オフ制御する。
【0039】
図示の例では、照明制御装置14は照明装置12のオン/オフ制御と同期した撮像オン/オフ制御信号を撮像制御装置17に与える。つまり、照明制御装置14は、照明装置12をオンしている際には、撮像オン/オフ制御信号としてオン制御信号を撮像制御装置17に与え、照明装置12をオフしている際には、撮像オン/オフ制御信号としてオフ制御信号を撮像制御装置17に与えることになる。これによって、撮像制御装置17は、照明装置12がオン状態の際には、撮像装置16をオンして撮像を行い、照明装置12がオフ状態の際には、撮像装置16をオフして撮像を停止することになる。
【0040】
いま、作業者が前述のようにして、見本映像と製品とを見比べて、製品の不具合を発見したとすると、作業者は制御パネル映像の各種ボタンを操作して、当該製品を製造する生産機械装置(図示せず)の制御要素を調整することになる。
【0041】
作業者が検査結果に応じたボタンを指(又はポインタ)で操作すると、その操作が撮像装置16で撮像されることになる(この際には、照明装置12がオンとなっているから撮像は良好に行われることになる)。撮像装置16で撮像された画像(以下操作画像と呼ぶ)は撮像制御装置17を介して映像生成処理装置15に送られる。
【0042】
映像生成処理装置15は、パネル制御映像上の各種ボタンの配置を知っているから(つまり、映像生成処理装置15には制御パネル映像上の各種ボタンの配置が記憶されているから)、操作画像に基づいてどのボタンが操作されたか否かを判断して、当該ボタン操作に応じた制御指令を生成する。この制御指令は機器制御装置18に与えられ、機器制御装置18は制御指令に応じて生産機械装置の制御要素を制御することになる。
【0043】
一方、映像生成処理装置15では、制御指令を送出した後、当該ボタン操作に応じて見本映像を変化させることになる。
【0044】
このようにして、検査結果に応じて制御パネル映像上の各種ボタンを操作することによって、直ちに生産機械装置を制御できることになる。つまり、検査によって不具合箇所が発見された際に、当該製品を製造する機械装置を直ちに制御することができることになる。
【0045】
ところで、図7に示すように、複数のプロジェクタ(例えば、2台のプロジェクタ)13を備えて、この2台のプロジェクタ13を選択的にオン/オフ制御するようにしてれば、3次元的な映像を表示することができる。つまり、2台のプロジェクタに同一の映像信号を、映像生成処理装置15から送出して、2台のプロジェクタを交互にオン/オフ制御するようにすれば、3次元的に映像を表示することができることになる。
【0046】
言い換えると、複数のプロジェクタ13を互いに位置をずらして配置して、これらプロジェクタを交互にオン/オフ制御すれば、見本映像を3次元表示させることができることになる。
【0047】
加えて、図8に示すように、撮像装置16を複数台配置して、製品をこれら複数台の撮像装置で撮像するようにすれば、例えば、4台の撮像装置をその位置をずらして配置して、4台の撮像装置で製品を撮像するようにすれば、三角測量の原理に基づいて製品の3次元的形状を計測することができることになる。つまり、複数の撮像装置16を互いに位置をずらして配置して、これら撮像装置16によって検査台11上の製品を撮像して得られた画像を三角測量の原理に応じて処理すれば、製品の3次元形状を計測することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、検査台を照明し光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変の照明手段と、検査台に見本映像を投射する投影手段とを備えるとともに、観察者が検査台を目視する際に照明手段の光物理特性に同調可能な観察手段(ゴーグル等)を装着して、照明手段からの光と投影手段からの映像とを交互に切り換えるとともに、観察手段を選択的に照明手段及び前記投影手段に同調させるようにしたから、観察者は選択的に製品及び見本映像を目視することができ、観察者が見本と実際の製品を見比べて検査を行う際、容易に検査を行うことができるという効果がある。
【0049】
本発明では、検査台を撮像する撮像手段を備えて、投影手段に見本映像を与えるとともに製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、投影手段に制御パネル映像を検査台に投影させて、観察者による前記検査台上に投影された制御パネル映像の操作に応じて、見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにしたから、観察者が容易に見本映像を選択することができるばかりでなく、検査によって不具合箇所を発見した際、当該製品を製造する機械設備を直ちに制御することができるという効果がある。
【0050】
本発明では、投影手段を互いに位置をずらして複数配置して、複数の投影手段を交互にオン/オフ制御するようにしたから、見本映像を3次元表示させることができ、観察者は立体感をもって見本映像と製品とを見比べることができるという効果がある。
【0051】
本発明では、撮像手段を互いに位置をずらして複数配置して、製品を撮像し、複数の撮像手段で撮像された画像に基づいて製品の3次元形状を計測するようにしたから、製品の3次元形状を容易に計測できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検査支援装置の一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す検査台上面の概略図である。
【図3】本発明による検査支援装置を概略的に示す斜視図である。
【図4】観察者(作業者)が装着する光制御ゴーグルのシャッターを制御しない状態(オン状態としたまま)又は観察者が光制御ゴーグルを装着しない状態で検査台を目視した状態を示す斜視図である。
【図5】観察者(作業者)が装着する光制御ゴーグルのシャッターを照明装置に同期して制御した場合において検査台を目視した状態を示す斜視図である。
【図6】観察者(作業者)が装着する光制御ゴーグルのシャッターをプロジェクタに同期して制御した場合において検査台を目視した状態を示す斜視図である。
【図7】複数のプロジェクタを備えて見本映像を立体的(3次元的)に表示した状態を示す斜視図である。
【図8】複数の撮影装置を備えて製品の3次元形状計測を行う状態と示す斜視図である。
【符号の説明】
10 検査支援装置
11 検査台
12 照明装置(LED)
13 映像発生装置(プロジェクタ)
14 照明制御装置
15 映像生成処理装置
16 撮像装置(CCDカメラ)
17 撮像制御装置
18 機器制御装置
Claims (8)
- 製品の検査を支援するための検査支援装置であって、
前記製品が載置されるとともに、前記製品に係る見本の映像が見本映像として投射される検査台と、
前記検査台を照明し光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変の照明手段と、
前記検査台に前記見本映像を光の強度、波長、及び偏光の光物理特性の少なくとも一つが可変で投射する投影手段と、
前記検査台を目視する際に、観察者が装着し前記照明手段及び投影手段の光物理特性に同調可能な観察手段と、
前記照明手段、前記投影手段、及び前記観察手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記照明手段からの光と前記投影手段からの映像とを交互に切り換えるとともに、前記観察手段を選択的に前記照明手段及び前記投影手段に同調させるようにしたことを特徴とする検査支援装置。 - 前記検査台を撮像する撮像手段を有し、
前記制御手段は、前記投影手段に前記見本映像を与えるとともに、前記製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、
前記投影手段は、前記制御パネル映像を前記検査台に投影しており、
前記観察者による前記検査台上に投影された前記制御パネル映像の操作を、撮像した結果得られた画像に応じて、前記制御手段は、前記見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の検査支援装置。 - 製品の検査を支援するための検査支援装置であって、
前記製品が載置されるとともに、前記製品に係る見本の映像が見本映像として投射される検査台と、
前記検査台を照明する照明手段と、
前記検査台に前記見本映像を投射する投影手段と、
前記検査台を目視する際に、観察者が装着しシャッターを備える観察手段と、
前記照明手段、前記投影手段、及び前記観察手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記投影手段と前記照明手段とを交互にオン/オフ制御し、前記シャッターを前記投影手段又は前記照明手段のオン/オフ制御に同期してオン/オフ制御するようにしたことを特徴とする検査支援装置。 - 前記検査台には前記製品が載置される第1のエリアと前記見本映像が投影される第2のエリアとが規定されていることを特徴とする請求項3に記載の検査支援装置。
- 前記検査台を撮像する撮像手段を有し、
前記制御手段は、前記投影手段に前記見本映像を与えるとともに前記製品を生産する際の制御要素を規定する制御パネル映像を与えて、
前記投影手段は、前記制御パネル映像を前記検査台に投影しており、
前記観察者による前記検査台上に投影された前記制御パネル映像の操作を、撮像した結果得られた画像に応じて、前記制御手段は、前記見本映像を変化させるか又は前記製品を生産する機械設備を制御する制御信号を生成するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の検査支援装置。 - 前記検査台には前記制御パネル映像が投影されるエリアが規定されていることを特徴する請求項5に記載の検査支援装置。
- 前記投影手段は互いに位置をずらして複数備えられており、
前記制御手段は、前記複数の投影手段を交互にオン/オフ制御して、前記見本映像を3次元表示させるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の検査支援装置。 - 前記撮像手段は、互いに位置をずらして複数備えられ、前記製品を撮像しており、
前記制御手段は前記複数の撮像手段で撮像された画像に基づいて前記製品の3次元形状を計測するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の検査支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002347874A JP2004184095A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 検査支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002347874A JP2004184095A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 検査支援装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004184095A true JP2004184095A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32750936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002347874A Withdrawn JP2004184095A (ja) | 2002-11-29 | 2002-11-29 | 検査支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004184095A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007132818A1 (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 被検査基板の検査システム及び被検査基板の検査方法 |
WO2016084151A1 (ja) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 作業支援システム、作業支援装置及び作業支援方法 |
WO2017033561A1 (ja) * | 2015-08-21 | 2017-03-02 | 新日鉄住金ソリューションズ株式会社 | 表示システム、表示装置、表示方法及びプログラム |
CN107924585A (zh) * | 2015-08-25 | 2018-04-17 | 新日铁住金系统集成株式会社 | 作业辅助装置、作业辅助方法以及程序 |
CN109478769A (zh) * | 2016-07-26 | 2019-03-15 | 三菱电机株式会社 | 缆线可动区域显示装置、缆线可动区域显示方法和缆线可动区域显示程序 |
-
2002
- 2002-11-29 JP JP2002347874A patent/JP2004184095A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8111397B2 (en) | 2006-05-15 | 2012-02-07 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Plate inspection system and plate inspection method |
WO2007132818A1 (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | 被検査基板の検査システム及び被検査基板の検査方法 |
JPWO2016084151A1 (ja) * | 2014-11-26 | 2017-04-27 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 作業支援システム、作業支援装置及び作業支援方法 |
WO2016084151A1 (ja) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 作業支援システム、作業支援装置及び作業支援方法 |
JP2017182838A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-10-05 | 新日鉄住金ソリューションズ株式会社 | 表示システム、管理装置、情報処理方法及びプログラム |
JP6165362B1 (ja) * | 2015-08-21 | 2017-07-19 | 新日鉄住金ソリューションズ株式会社 | 表示システム、表示装置、表示方法及びプログラム |
WO2017033561A1 (ja) * | 2015-08-21 | 2017-03-02 | 新日鉄住金ソリューションズ株式会社 | 表示システム、表示装置、表示方法及びプログラム |
CN107850550A (zh) * | 2015-08-21 | 2018-03-27 | 新日铁住金系统集成株式会社 | 显示系统、显示装置、显示方法以及程序 |
US10539509B2 (en) | 2015-08-21 | 2020-01-21 | Ns Solutions Corporation | Display system, display device, display method, and non-transitory computer readable recording medium |
CN107850550B (zh) * | 2015-08-21 | 2020-11-03 | 日铁系统集成株式会社 | 显示系统、显示装置、显示方法以及存储介质 |
CN107924585A (zh) * | 2015-08-25 | 2018-04-17 | 新日铁住金系统集成株式会社 | 作业辅助装置、作业辅助方法以及程序 |
CN107924585B (zh) * | 2015-08-25 | 2021-03-09 | 日铁系统集成株式会社 | 作业辅助装置、作业辅助方法以及存储介质 |
CN109478769A (zh) * | 2016-07-26 | 2019-03-15 | 三菱电机株式会社 | 缆线可动区域显示装置、缆线可动区域显示方法和缆线可动区域显示程序 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5156014B2 (ja) | 眼科検査装置 | |
US5943118A (en) | Arrangement and method for illumination in a stereoscopic ophthalmic microscope | |
JP5889317B2 (ja) | デジタルイメージ出力を有する検眼装置 | |
CN1939208B (zh) | 眼底观察装置及眼底图像显示装置 | |
US20110080536A1 (en) | Stereoscopic image display apparatus | |
JP5846763B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
CN101268928B (zh) | 眼底观察装置以及眼科图像显示装置 | |
CN1977762B (zh) | 眼底图像的处理方法及装置 | |
CN110431465B (zh) | 用于拍摄和呈现样品的三维图像的显微镜装置 | |
TWI408361B (zh) | 外觀檢查裝置 | |
CA3037258A1 (en) | Optometry device | |
JP2013088490A (ja) | 顕微鏡、画像取得方法、プログラム、及び記録媒体 | |
JP4250721B2 (ja) | 眼検査用立体顕微鏡における照明装置及びその方法 | |
JP2004184095A (ja) | 検査支援装置 | |
KR101859197B1 (ko) | 실시간 입체 현미경 | |
JP5511317B2 (ja) | 眼科撮影装置 | |
US11209348B2 (en) | Hair observation method, phase contrast microscope system, and preparation | |
KR100293692B1 (ko) | 입체영상표시장치 | |
JP4795017B2 (ja) | 眼鏡レンズ評価装置 | |
JP2020086295A (ja) | 拡大観察装置 | |
JP7475248B2 (ja) | ステレオ撮影装置及び眼科装置 | |
JP2004015793A (ja) | 3次元映像表示装置 | |
JP2003088502A (ja) | 眼科撮影装置 | |
JP2013027615A (ja) | 眼科手術用顕微鏡 | |
CN208876481U (zh) | 光定位装置和系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060207 |