JP2020086295A - 拡大観察装置 - Google Patents
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Abstract
Description
第一対物レンズと、第二対物レンズと、結像レンズとを含む光学系と、
前記第一対物レンズと、前記第二対物レンズとを択一的に前記光学系の観察光路に配置するレンズ選択部と、
少なくともX方向とY方向とに前記光学系に対して相対的に移動可能なXYステージと、
前記XYステージに載置された観察対象物に対してそれぞれ異なる方向から照明光を照射する照明装置と、
前記光学系を介して前記観察対象物からの光を受光して前記観察対象物の輝度画像を生成する撮像部と、
前記照明装置と前記撮像部とを制御する制御部と
を有し、
前記照明装置は、
前記第一対物レンズを通過せずに照明光を前記観察対象物に照射する第一照明部と、
前記第二対物レンズを通過して照明光を前記観察対象物に照射する第二照明部と、
を有し、
前記第一照明部は、
前記観察対象物に対して第一照明方向から前記照明光を照射する第一光源と、
前記観察対象物に対して第二照明方向から前記照明光を照射する第二光源と、
を有し、
前記第二照明部は、
前記観察対象物に対して前記第一照明方向から前記照明光を照射する第三光源と、
前記観察対象物に対して前記第二照明方向から前記照明光を照射する第四光源と、
を有し、
前記制御部は、前記観察光路に配置されている対物レンズに応じて前記第一照明部と前記第二照明部とを選択的に使用することを特徴とする拡大観察装置を提供する。
図1は、拡大観察装置100を示している。拡大観察装置100は、例えば微小物体等の試料や電子部品、被加工物等のワーク(以下、これらを観察対象物という。)を拡大して表示する装置である。使用者は拡大観察装置100を使用して観察対象物の外観を検査したり、寸法計測等を行ったりすることができる。拡大観察装置100は、顕微鏡やデジタルマイクロスコープと呼ばれてもよい。観察対象物は、上述した例に限定されるものではなく、各種物体が観察対象物となりうる。
図2が示すように、制御部60は、CPU61や画像プロセッサ66、記憶部67などを有している。CPU61は記憶部67のROM領域に記憶されているプログラムを実行することで様々な機能を実現する。撮像制御部62は、ヘッド部22に設けられたレボルバ21を回転させるためにレボルバ駆動部24を制御する。これにより、対物レンズ23の倍率が変更される。つまり、ある倍率の対物レンズ23から他の倍率の対物レンズ23に切り替わる。撮像制御部62は、対物レンズ23と通信することで対物レンズ23を識別する識別部(認識部)を有していてもよい。ヘッド部22は複数の結像レンズ41を有してもよい。撮像制御部62は、結像レンズ駆動部42(例:モータ)を駆動することで、結像レンズ41を切り換える。これにより、対物レンズ23と結像レンズ41とを含む光学系の倍率が変更される。なお、複数の対物レンズ23と複数の結像レンズ41を区別する際には参照符号の末尾に小文字のアルファベットが付与される。電動絞り37はヘッド部22の内部や対物レンズ23の内部に設けられた可変絞りである。電動絞り37も撮像制御部62によって制御される。
図3が示すように、画像プロセッサ66において、輝度画像生成部31は、撮像制御部62を通じて撮像部25により取得された画像信号から輝度画像を作成する。HDR処理部32は、撮像制御部62を通じて撮像部25を制御することで、それぞれ露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、複数のサブ輝度画像をHDR処理することで輝度画像を生成する。HDRはハイダイナミックレンジの略称である。深度合成部33は、撮像制御部62を通じて撮像部25を制御することで、それぞれ合焦位置の異なる複数のサブ輝度画像を取得し、複数のサブ輝度画像を深度合成することで深度合成画像を生成する。なお、サブ輝度画像はHDR処理された輝度画像であってもよい。凹凸強調部34は、第一照明方向から照明された観察対象物Wの第一輝度画像と、第二照明方向から照明された観察対象物Wの第二輝度画像とを合成することで、観察対象物Wの表面の凹凸が強調された凹凸強調画像を作成する。第一照明方向と第二照明方向は相互に光軸A1を挟んで対称となっている。なお、第一輝度画像と第二輝度画像はそれぞれ深度合成された深度合成画像であってもよい。たとえば、凹凸強調部34は、第一深度合成画像と第二深度合成画像との輝度の差分に基づき凹凸強調画像を生成してもよい。第一深度合成画像における画素(座標x、y)の輝度値i1と、第二深度合成画像における画素(座標x、y)の輝度値i2とから凹凸強調画像における画素(座標x、y)の画素値Ixyは、次式から求められてもよい。
Ixy=(i1−i2)/(i1+i2) ・・・(1)
着色部36は、撮像部25により取得された観察対象物Wについてのカラー画像から色情報を取得して凹凸強調画像をカラー化する。高さ画像生成部35は、凹凸強調画像の各画素を積分することで各画素ごとに観察対象物Wの表面の高さを求め、当該高さを各画素とする高さ画像を生成する。高さ画像生成部35は、高さ画像の各画素を、各画素の高さに応じて着色することでカラー高さ画像を生成してもよい。
図4(A)はリング照明26の一部を点灯させることで第一照明方向から観察対象物Wに照明光を照射していることを示している。リング照明26は、四つの光源領域140A、140B、140C、140Dを有している。つまり、リング照明26は、四つの光源領域140A、140B、140C、140Dを選択的に点灯および消灯することで、四つの照明方向から照明光を観察対象物Wに照射できる。光源領域140Aの照明方向と光源領域140Cの照明方向とは光軸A1に対して対称となっている。光源領域140Bの照明方向と光源領域140Dの照明方向とは光軸A1に対して対称となっている。図4(A)では光源領域140Aだけが点灯している。
UI部65は、凹凸強調部34により生成された凹凸強調画像を表示部2に表示する。ユーザは観察対象物Wの一部を拡大観察するために凹凸強調画像を利用する。ここで、観察対象物Wの複数の箇所が拡大観察の対象となる場合がある。この場合に、ユーザはコンソール部3を操作することで、載置台30をX方向やY方向に移動させたり、θ方向に回転させたりする。CPU61はコンソール部3からX方向への移動指示が入力されると、載置台駆動部29により載置台30をX方向へ移動させ、CPU61はコンソール部3からY方向への移動指示が入力されると、載置台駆動部29により載置台30をY方向へ移動させる。このような移動指示が入力されている限り、CPU61は移動指示にしたがって連続的に載置台30を移動する。ユーザによる移動指示の入力が停止すると、CPU61は載置台駆動部29による載置台30の移動を停止させる。
凹凸強調画像を構成する各画素は、観察対象物Wの表面の凹凸を示しており、表面の色情報を含まない。そのため、ユーザは、観察部位の色と凹凸の位置との関係を把握しにくい。そこで、着色部36は、リング照明26の光源領域140A〜140Dをすべて点灯させ、撮像部25に観察対象物Wを撮像させる。こにより、輝度画像生成部31は観察対象物Wのカラー画像(輝度画像)を生成する。着色部36は、カラー画像から色情報を取得し、凹凸強調画像に色情報をマッピングして凹凸強調画像をカラー化し、表示部2に表示する。これによりユーザは、観察部位の色と凹凸の位置との関係を把握しやすくなる。
観察対象物Wの表面が金属である場合、輝度画像において白飛びした画素や黒つぶれした画素が発生することがある。このような場合に、最終的に生成される凹凸強調画像において凹凸を確認しにくくなる。そこで、HDR処理部32が採用されてもよい。HDR処理部32は、一つの合焦位置について、露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、当該複数のサブ輝度画像をHDR処理することで一つの輝度画像を生成する。HDR処理部32は、合焦位置が変更されるたびに、露光時間が異なる複数のサブ輝度画像を取得し、当該複数のサブ輝度画像をHDR処理することで一つの輝度画像を生成する。これにより、第一輝度画像I11〜I1nと第二輝度画像I21〜I2nはいずれもHDR処理された画像となる。よって、深度合成部33は、HDR処理された第一輝度画像I11〜I1nを深度合成して、第一深度画像I1aを生成し、HDR処理された第二輝度画像I21〜I2nを深度合成して、第二深度画像I2aを生成する。さらに、凹凸強調部34は、HDR処理された第一深度画像I1aおよびHDR処理された第二深度画像I2aを合成することで、HDR処理された凹凸強調画像を生成する。これにより、白飛びや黒つぶれが発生しにくくなるため、ユーザは、凹凸強調画像を確認することで、観察対象物Wにおける凹凸をより正確に把握しやすくなろう。
上述された凹凸強調画像は観察対象物Wの表面の高さ情報を含まない。そのため、クレーター錯視が発生する。クレーター錯視とは、画像として凹形状と凸形状とが区別できないために、観察者が凹部と凸部とを誤って認識してしまう現象である。そこで、高さ画像生成部35は、凹凸強調画像の各画素を積分することで各画素ごとに観察対象物Wの表面の高さを求め、当該高さを各画素とする高さ画像を生成し、表示部2に表示してもよい。さらに、高さ画像生成部35は、高さ画像の各画素の高さデータを色情報に変換し、凹凸強調画像に対して色情報をマッピングすることで、高さに応じて異なる色で着色された凹凸強調画像を生成し、表示部2に表示してもよい。これにより、ユーザは、色情報に基づき観察対象物Wの表面における凹形状と凸形状とを区別しやすくなろう。
図4においては光源領域140A、140Cについて説明されたが、この説明は光源領域140B、140Dにも適用可能である。つまり、画像プロセッサ66は、光源領域140A、140Cとのペアを用いて凹凸強調画像を生成してもよいし、光源領域140B、140Dとのペアを用いて凹凸強調画像を生成してもよい。光源領域140Bの照明方向は第三照明方向と呼ばれてもよい。光源領域140Dの照明方向は第四照明方向と呼ばれてもよい。第三照明方向と第四照明方向とは光軸A1を挟んで対称(線対称)となっている。
上述した実施形態では深度合成が実行された後で凹凸強調が実行されている。しかし、凹凸強調が先に実行され、その後に深度合成が実行されてもよい。
図5はUI部65が表示部2に表示するユーザーインタフェース70を示している。画像表示領域71は、画像プロセッサ66から表示制御部63を通じて出力される画像を表示する。この画像は、観察対象物Wのライブ画像、深度合成された凹凸強調画像、観察対象物Wの表面の色に応じて着色された凹凸強調画像、高さデータに基づき着色されたか凹凸強調画像(カラー高さ画像)などである。載置台30が移動していたり、対物レンズ23の切り替えが指示されたりしたことを検知部68が検知すると、UI部65は、観察対象物Wのライブ画像を画像表示領域71に表示する。倍率の変更が完了し、かつ、載置台30が静止したことを検知部68が検知すると、UI部65は、深度合成された凹凸強調画像を画像表示領域71に表示する。凹凸強調画像が表示されているときに載置台30が移動することが検知されると、UI部65は、ライブ画像を画像表示領域71に表示する。照明方向選択部72は、光源領域140A〜140Dに対応した四つのボタンを有している。上述したように、光源領域140Aと光源領域140Cとがペアを形成しているため、光源領域140Aに対応したボタンがポインタ74により選択されると、光源領域140Aの照明方向が第一照明方向に決定され、光源領域140Cの照明方向が第二照明方向に決定される。同様に、光源領域140Dに対応したボタンがポインタ74により選択されると、光源領域140Dの照明方向が第一照明方向に決定され、光源領域140Bの照明方向が第二照明方向に決定される。倍率選択部73は、レボルバ21に装着された複数の対物レンズ23のうち、いずれか一つの対物レンズ23を選択するためのプルダウンリストである。たとえば、UI部65は、レボルバ21に取り付けられた複数の対物レンズ23のそれぞれの倍率を対物レンズ23の設定情報から取得し、プルダウンリストを作成する。ユーザがポインタ74を操作していずれかの倍率を選択すると、UI部65は選択された倍率(対物レンズ23)をレボルバ駆動部24に通知する。レボルバ駆動部24は、通知された倍率の対物レンズ23が撮影光軸A1上に位置するようにレボルバ21を回転させる。レボルバ駆動部24は回転が終了すると、回転終了信号をCPU61に出力する。検知部68は、回転終了信号を受信すると、倍率変更が完了したと判定する。通常、倍率変更が完了すると、視野範囲内で観察部位の位置を調整することが必要となる。ユーザは、載置台30が移動することで、視野範囲内の所望の位置に観察部位を位置づける。載置台30が静止すると、UI部65は、画像プロセッサ66に凹凸強調画像の生成を指示する。UI部65は、ライブ画像に代えて深度合成された凹凸強調画像を画像表示領域71に表示する。
図7は拡大観察処理を示すフローチャートである。マウス4またはコンソール部3により開始が指示されると、CPU61は以下の処理を実行する。
図8はヘッド部22の内部構成を示している。レボルバ21は少なくとも三つのマウント50a、50b、50cを有している。マウント50a、50b、50cにはそれぞれ対物レンズ23a、23b、23cが接続されている。対物レンズ23aは、たとえば、低倍率の対物レンズである。対物レンズ23aの瞳位置には電動絞り37aが設けられている。電動絞り37aはモータなどにより駆動されて絞り量が変化する可変絞りである。この例では、対物レンズ23aが観察光軸A1に配置されている。対物レンズ23aの鏡筒の周囲にはリング照明26が設けられている。対物レンズ23bも電動絞り37bを有しているが、リング照明26を有していない。対物レンズ23cの瞳位置は鏡筒の外部に存在するため、鏡筒内には絞りが設けられていない。電動絞り37cは、対物レンズ23とハーフミラー38との間に配置された絞りである。ハーフミラー38は観察光軸A1に配置されており、同軸落射照明27からの照明光を対物レンズ23に導く。ハーフミラー38は、対物レンズ23からの入射光を、結像レンズ41などを介して撮像部25へ導く。同軸落射照明27とハーフミラー38との間には集光レンズ39が配置されている。同軸落射照明27と集光レンズ39との間には電動絞り37dが配置されている。電動絞り37a〜37dはCPU61の撮像制御部62により制御される。
図14、15は対物レンズ23とマウント50との関係を示している。対物レンズ23は接続部59を有している。接続部59はマウント50に対して嵌合することで、対物レンズ23をレボルバ21に固定する。図15が示すように、接続部59は、位置決め穴45と電子接点46とを有している。図14が示すように、レボルバ21に設けられた位置決めピン51が位置決め穴45に挿入されることで、対物レンズ23がレボルバ21に対して位置決めされる。電子接点46aはレボルバ21側の電子接点46bと電気的に接続する。電子接点46a、46bは電力供給用の接点や通信用の接点などを含む。制御基板47は、電子接点46a、46bを介してCPU61から制御信号を受信し、制御信号にしたがって電動絞り37aを駆動するモータ48やリング照明26を制御する。制御基板47は、CPU、通信回路およびメモリなどを有していてもよい。メモリは対物レンズ23の識別情報などを記憶している。
図16は同軸落射照明27における光源の配置を示している。光源群54aは第一照明方向から照明光を観察対象物Wに照射するための複数のLED53a、53e、53f、53i、53j、53k、53qを有している。光源群54cは第二照明方向から照明光を観察対象物Wに照射するための複数のLED53c、53e、53g、53h、53m、53n、53oを有している。光源群54bは第三照明方向から照明光を観察対象物Wに照射するための複数のLED53b、53e、53g、53l、53k、53mを有している。光源群54dは第四照明方向から照明光を観察対象物Wに照射するための複数のLED53d、53e、53h、53i、53o、53p、53qを有している。
図17は、低倍率の対物レンズ23に採用されるリング照明26の構造を示している。複数のLED55はリング状の基板上に取り付けられている。LED55から出力された照明光は集光レンズ56により集光され、照明レンズ57を介して観察対象物Wに照射される。集光レンズ56と照明レンズ57との間には拡散板58が採用されてもよい。LED55は一次光源として機能するが、拡散板58は二次光源として機能する。照明レンズ57は二次光源からの照明光をリレーするリレーレンズとして機能している。これらにより、リング照明26はケーラー照明に近い照明を実現している。照明レンズ57は径方向にのみ曲率を有するため、光量ロスが発生しうる。そこで、半径方向に曲率を持たせるために、集光レンズ56としてトロイダルレンズが採用されてもよい。これにより光量ロスが軽減される。
複数の種類の照明装置を有している拡大観察装置100ではユーザが点灯すべき照明装置を選択する作業が必要となる。しかし、対物レンズ23の倍率ごとに適切な照明装置は異なるため、ユーザにとって適切な照明装置を選択することは困難な場合があった。
図1などを用いて説明したように、ヘッド部22は対物レンズと結像レンズとを含む光学系として機能する。載置台30は少なくともX方向とY方向とに光学系に対して相対的に移動可能なXYステージの一例である。検知部68は光学系に対するXYステージの相対的な移動を検知する検知部として機能する。リング照明26は光学系の視野に載置された観察対象物Wに対してそれぞれ異なる方向から照明光を照射する照明部として機能する。撮像部25は光学系を介して観察対象物Wからの光を受光して観察対象物Wの輝度画像を生成する。Z方向駆動部28は、光学系の光軸A1に沿って光学系の合焦位置を変化させる変化部として機能する。制御部60は照明部、撮像部および変化部を制御する制御部として機能する。表示部2は観察対象物Wの画像である観察画像を表示する表示部として機能する。画像プロセッサ66は、(i)照明部を制御することで観察対象物に対して第一照明方向から照明光を観察対象物に対して照射し、変化部と撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物を撮像することで複数の第一輝度画像を取得し、(ii)照明部を制御することで観察対象物に対して第一照明方向に対して光軸を挟んで対称となる第二照明方向から照明光を観察対象物に対して照射し、変化部と撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで観察対象物を撮像することで複数の第二輝度画像を取得し、(iii)複数の第一輝度画像と複数の第二輝度画像とについて深度合成および凹凸強調することで観察対象物の表面の凹凸が強調され、かつ、撮像部により取得可能な単一の輝度画像と比較して被写界深度の広い凹凸強調画像を生成する画像生成部として機能する。表示部2は、観察画像として、凹凸強調画像を表示する。これにより、深度合成された凹凸強調画像が提供される。
Claims (10)
- 第一対物レンズと、第二対物レンズと、結像レンズとを含む光学系と、
前記第一対物レンズと、前記第二対物レンズとを択一的に前記光学系の観察光路に配置するレンズ選択部と、
少なくともX方向とY方向とに前記光学系に対して相対的に移動可能なXYステージと、
前記XYステージに載置された観察対象物に対してそれぞれ異なる方向から照明光を照射する照明装置と、
前記光学系を介して前記観察対象物からの光を受光して前記観察対象物の輝度画像を生成する撮像部と、
前記照明装置と前記撮像部とを制御する制御部と
を有し、
前記照明装置は、
前記第一対物レンズを通過せずに照明光を前記観察対象物に照射する第一照明部と、
前記第二対物レンズを通過して照明光を前記観察対象物に照射する第二照明部と、
を有し、
前記第一照明部は、
前記観察対象物に対して第一照明方向から前記照明光を照射する第一光源と、
前記観察対象物に対して第二照明方向から前記照明光を照射する第二光源と、
を有し、
前記第二照明部は、
前記観察対象物に対して前記第一照明方向から前記照明光を照射する第三光源と、
前記観察対象物に対して前記第二照明方向から前記照明光を照射する第四光源と、
を有し、
前記制御部は、前記観察光路に配置されている対物レンズに応じて前記第一照明部と前記第二照明部とを選択的に使用することを特徴とする拡大観察装置。 - 前記第一対物レンズが前記観察光路に配置されているときに、前記第一光源を点灯することで前記第一照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで第一輝度画像を取得し、前記第二光源を点灯することで前記第二照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで第二輝度画像を取得し、前記第一輝度画像と前記第二輝度画像とに基づき第一観察画像を生成し、
前記第二対物レンズが前記観察光路に配置されているときに、前記第三光源を点灯することで前記第一照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで第三輝度画像を取得し、前記第四光源を点灯することで前記第二照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで第四輝度画像を取得し、前記第三輝度画像と前記第四輝度画像とに基づき第二観察画像を生成する画像生成部
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の拡大観察装置。 - 前記画像生成部は、前記第一対物レンズが前記観察光路に配置されているときに、前記第一光源および前記第三光源を点灯することで前記第一照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで前記第一輝度画像を取得し、前記第二光源および前記第四光源を点灯することで前記第二照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで前記第二輝度画像を取得し、前記第一輝度画像と前記第二輝度画像とに基づき前記第一観察画像を生成するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の拡大観察装置。
- 前記観察光路に配置され、前記第三光源からの照明光と前記第四光源から照明光とを前記第二対物レンズへ導くハーフミラーをさらに有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
- 前記制御部は、前記第一光源、前記第二光源、前記第三光源および前記第四光源のうち同時に点灯する光源の数に応じて当該同時に点灯する光源の光量を制御することで、前記観察対象物に照射される照明光の光量を所定量に維持することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
- 前記第三光源および前記第四光源は、それぞれ複数の照明手段を有し、
前記レンズ選択部により選択された対物レンズに応じて、前記第三光源および前記第四光源においてそれぞれ点灯させる照明手段を切り替えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の拡大観察装置。 - 前記レンズ選択部は、
前記第一対物レンズが取り付けられる第一マウントと、
前記第二対物レンズが取り付けられる第二マウントと、
を有し、
前記制御部は、
前記第一マウントを介して前記第一対物レンズからレンズ識別情報を取得することで前記第一対物レンズを認識し、
前記第二マウントを介して前記第二対物レンズからレンズ識別情報を取得することで前記第二対物レンズを認識し、
前記レンズ識別情報に基づき前記第一光源、前記第二光源、前記第三光源および前記第四光源の点灯/非点灯を制御することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の拡大観察装置。 - 前記第一対物レンズのレンズ識別情報は、前記第一対物レンズの鏡筒の周囲に前記第一照明部が配置されていることを示す情報を含むことを特徴とする請求項7に記載の拡大観察装置。
- 前記画像生成部は、
前記照明装置を制御することで前記観察対象物に対して前記第一照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで前記観察対象物を撮像することで複数の第一輝度画像を取得し、
前記照明装置を制御することで前記観察対象物に対して前記第一照明方向に対して前記光学系の光軸を挟んで対称となる前記第二照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御してそれぞれ異なる複数の合焦位置のそれぞれで前記観察対象物を撮像することで複数の第二輝度画像を取得し、
前記複数の第一輝度画像と前記複数の第二輝度画像とについて深度合成および凹凸強調することで前記観察対象物の表面の凹凸が強調され、かつ、前記撮像部により取得可能な単一の輝度画像と比較して被写界深度の広い凹凸強調画像を前記第一観察画像および前記第二観察画像として生成することを特徴とする請求項2に記載の拡大観察装置。 - 観察画像における照明方向を選択する方向選択部をさらに有し、
前記第一照明部は、
前記観察対象物に対して第三照明方向から前記照明光を照射する第五光源と、
前記観察対象物に対して第四照明方向から前記照明光を照射する第六光源と、
を有し、
前記第二照明部は、
前記観察対象物に対して前記第三照明方向から前記照明光を照射する第七光源と、
前記観察対象物に対して前記第四照明方向から前記照明光を照射する第八光源と、
を有し、
前記制御部は、
前記第一対物レンズが前記観察光路に配置されているときに、前記第一光源を点灯することで前記第一照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで前記第一輝度画像を取得し、前記第二光源を点灯することで前記第二照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで前記第二輝度画像を取得し、前記第五光源を点灯することで前記第三照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで第五輝度画像を取得し、前記第六光源を点灯することで前記第四照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで第六輝度画像を取得し、
前記第二対物レンズが前記観察光路に配置されているときに、前記第三光源を点灯することで前記第一照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで前記第三輝度画像を取得し、前記第四光源を点灯することで前記第二照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで前記第四輝度画像を取得し、前記第七光源を点灯することで前記第三照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで第七輝度画像を取得し、前記第八光源を点灯することで前記第四照明方向から前記照明光を前記観察対象物に対して照射し、前記撮像部を制御して前記観察対象物を撮像することで第八輝度画像を取得し、
前記画像生成部は、さらに、前記第一照明方向、前記第二照明方向、前記第三照明方向および前記第四照明方向のうち前記方向選択部により選択された照明方向に対応した観察画像を、前記第一輝度画像、前記第二輝度画像、前記第三輝度画像、前記第四輝度画像、前記第五輝度画像、前記第六輝度画像、前記第七輝度画像、前記第八輝度画像のうち前記方向選択部により選択された照明方向に対応した複数の輝度画像を用いて生成することを特徴とする請求項2または9に記載の拡大観察装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018223949A JP7268992B2 (ja) | 2018-11-29 | 2018-11-29 | 拡大観察装置 |
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