JP2004183709A - 管路補修方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る管路補修方法は、複数本並列して敷設された管路10を補修するための管路補修方法である。管路10の内壁面に圧接して熱硬化することによって管路10の補修を行う筒状補修材13を各管路10内に施設する。筒状補修材13の施設が完了した後に、一の流体供給源14aより複数の管路10の一端10Aへ高温の流体を供給し、流体を管路10の他端10Bへと送流させる。送流された流体の熱によって複数の筒状補修材13が一斉に硬化されて管路の補修が行われる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数本並列して敷設された管路を補修するための管路補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、下水管路等の補修を行う方法として、熱硬化性樹脂を含浸させた筒状補修材を下水管路等に施設し、筒状補修材内に高温高圧の温水や水蒸気等の流体を流すことによって筒状補修材を下水管路の内壁面に圧接させつつ熱硬化させて補修を行う方法が知られている。(例えば、特許文献1参照)
下水道の本管1の補修を行う場合に筒状補修材2は、例えば図7に示すように、本管1の一の端部1a側のマンホール3aから本管1内に送り入れられて他の端部1b側のマンホール3bに端部2bが露呈するようにして施設される。筒状補修材2の一の端部2aは、マンホール3aの上部開口に設けられた連結蓋4に接続され、他の端部2bは閉じ塞がれる。
【0003】
筒状補修材2の中心には、連結蓋4から端部2b近傍へと延びる温水循環ホース5が設けられており、この温水循環ホース5には、連結蓋4を介して、ボイラー車6より温水が供給される温水供給ホース7が接続されている。また、連結蓋4には、筒状補修材2内を端部2bから連結蓋4側の端部2aへと流れて低温化した温水を回収するための温水回収ホース8が接続されており、温水回収ホース8により回収された温水はボイラー車6で高温高圧化され、温水供給ホース7を介して再度温水循環ホース5へ供給される。
【0004】
また、下水道の管径が小さくて温水循環ホース5を筒状補修材2の内部に設けることが困難な場合には、図8に示すように、筒状補修材2の端部2b側のマンホール3bに連結蓋4を設置して筒状補修材2の端部2bと温水回収ホース8とを接続させる。
【0005】
このような構成とすることによって、温水供給ホース7を介してボイラー車6より供給された温水が筒状補修材2及び温水回収ホース8を通ってボイラー車6へと循環され、循環された温水の熱によって筒状補修材2が熱硬化されて本管1の補修が行われる。
【0006】
【特許文献1】
特開平06−234159
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
今日では、電線や電話線の埋設化等により下水管よりも小径であって長尺である通信管が多数設置されるようになっており、電食や腐食等により劣化した通信管に対しても下水管と同様に補修を行う必要性が生じている。
【0008】
しかしながら、一般的に通信管が施設される箇所には、図9に示すように、複数本の通信管9が平行にかつ隣接して設けられているので、上述した下水管の補修作業のように通信管9を1本ずつ補修していたのでは、全ての通信管9を補修するのに相当の時間を要するという問題があった。
【0009】
また、一般的な下水管の管径はφ150〜φ1500程度であるのに対して、通信管9の管径は大きくても管径がφ90程度であるため、図7に示したように、通信管補修用の筒状補修材の中心に、温水循環用ホースを設置することができず、また、一般的な下水管の管長は20〜100メートルであるのに対して通信管9の管長は20〜200メートル程度であって一般的な下水管よりも長いため、図8に示したように、通信管の一端に温水供給ホース7を接続させ、通信管の他端に温水回収ホース8を接続させることによって温水を循環させる方法を用いることが容易ではない。
【0010】
本発明は上記の問題に鑑みて為されたものであり、複数本並列して敷設された管路を、短時間にかつ効率的に補修することができる管路補修方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、複数本並列して敷設された管路を補修するための管路補修方法であって、前記管路の内壁面に圧接して熱硬化することによって前記管路の補修を行う筒状補修材を各管路内に施設し、一の流体供給源より複数の前記管路の一端へ高温の流体を供給し、該流体を複数の前記管路の他端へと送流させることによって複数の前記筒状補修材を一斉に硬化させることを特徴とする。なお、「複数の前記筒状補修材を一斉に硬化させる」とは複数の筒状補修材を順番に硬化させるのではなく、各筒状補修材の硬化作業を並列処理的に行うことによって、複数の筒状補修材を一緒に硬化させることを意味する。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の管路補修方法において、他の流体供給源において、前記管路の他端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、前記一の流体供給源による流体供給処理終了後に、高温化された前記流体を複数の前記管路の他端に供給して複数の前記管路の一端へと送流させ、前記一の流体供給源において、前記管路の一端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、前記他の流体供給源による流体供給処理終了後に、高温化された前記流体を複数の前記管路の一端に供給して複数の前記管路の他端へと送流させることを前記一の流体供給源と前記他の流体供給源とにおいて繰り返し行うことによって前記筒状補修材に対して高温の流体を送流させ続けることを特徴とする。
【0013】
請求項3に係る発明は、複数本並列して敷設された管路を補修するための管路補修方法であって、前記管路の内壁面に圧接して熱硬化することによって前記管路の補修を行う筒状補修材を各管路内に施設し、複数の前記管路のうち一の管路に施設された筒状補修材の他端と、他の管路に施設された筒状補修材の他端とを連結させ、一の流体供給源より前記一の管路の一端へ高温の流体を供給して前記他の管路の一端へと流体を送流させることを特徴とする。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の管路補修方法において、前記一の流体供給源において、前記他の管路の一端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、高温化された前記流体を前記一の管路の一端へと供給することによって前記筒状補修材に高温の流体を供給させ続けることを特徴とする。
【0015】
請求項5に係る発明は、請求項3に記載の管路補修方法において、他の流体供給源において、前記他の管路の一端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、前記一の流体供給源による流体供給処理終了後に、前記他の流体供給源より高温化された前記流体を前記他の管路の一端へ供給して前記一の管路の一端へと送流させ、前記一の流体供給源において、前記一の管路の一端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、前記他の流体供給源による流体供給処理終了後に、前記一の流体供給源より高温化された前記流体を前記一の管路の一端へ供給して前記他の管路の一端へと送流させることを前記一の流体供給源と前記他の流体供給源とにおいて繰り返し行うことによって前記筒状補修材に対して高温の流体を送流させ続けることを特徴とする。
【0016】
請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の管路補修方法において、前記管路が下水管に較べて小径であることを特徴とする。ここで、「下水管に較べて小径であること」とは、一般的な下水管の管径はφ150〜φ1500程度であるのに対して、請求項6に係る管路の管径はφ90以下であることが望ましいので、相対的に下水管よりも管径が小さくなることを意味している。具体的には、管路の管径がφ50〜φ90程度であることが好ましい。
【0017】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の管路補修方法において、前記管路が下水管に較べて長尺であることを特徴とする。ここで、「下水管に較べて長尺であること」とは、一般的な下水管の管長は20〜100メートルであるのに対して請求項7に係る管路は管長が20〜200メートル程度のものが望ましいので、相対的に下水管よりも長尺となる。具体的には、管長が100〜200m程度であることが望ましい。
【0018】
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の管路補修方法において、前記管路が通信管であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明に係る管路補修方法について説明する。
【0020】
[実施例1]
通信管10は、図1に示すように、平行にかつ隣接して6本(2列×3段)埋設されている。通信管10は、管径φ75のダクタイル鋳鉄管であり、管長は約150メートルとなっている。通信管10の両端部10A、10Bには、作業者が通信管10に通信ケーブルを施設等する際に作業を行うためのマンホール11a、11bが形成されている。通信管10の端部はコンクリート根巻12、12により固定されており、各通信管10の配置間隔はこのコンクリート根巻12により一定に保たれている。6本の通信管10のうち2本には既に通信ケーブルが施設されている。
【0021】
通信ケーブルが施設されていない通信管10のうち3本の通信管には、通信管の内壁面の補修を行うための筒状補修材13が内設されている。筒状補修材13には、熱硬化性樹脂が含浸されており、後述するボイラー車より高圧高温の温水が供給されると、その温水の圧力により筒状補修材13が通信管10の内壁面に圧接するとともに温水の熱により硬化して通信管内の補修を行う。
【0022】
マンホール11aの周辺にはボイラー車14aが駐車されており、マンホール11aの上部開口に設けられた連結蓋15を介して温水の供給・回収を行うための温水用ホース16aがボイラー車14aから通信管10の端部10A近傍まで延設されている。温水用ホース16aの端部には分岐部材17が取り付けられており、この分岐部材17により温水用ホース16aが分岐されて3本の筒状補修材13の端部13Aに接続されている。また、マンホール11bの周辺にもボイラー車14bが駐車され、ボイラー車14bより延びる温水用ホース16bが分岐部材17を介して3本の筒状補修材13の端部13Bに接続されている。
【0023】
以下、通信管10の補修作業処理を説明する。ボイラー車14aより温水が供給されると、通信管10の一端10A(マンホール11a側)から筒状補修材13内に温水が流入して筒状補修材13の他端13Bへと送流され、温水の熱によって筒状補修材13に含浸させた熱硬化性樹脂が硬化し始める。熱硬化性樹脂を完全に硬化させるためには、温水を一定時間以上送流させ続ける必要性が生ずるため、筒状補修材13内を流れることにより温度の低下した温水をボイラー車14bで回収して高温高圧化し、ボイラー車14aの温水がなくなった後(温水供給処理終了後)に、ボイラー車14bによって高温高圧化された温水を通信管10の他端10B(マンホール11b側)から一端10aへと送流させて筒状補修材13に温水を供給させ続ける。以後、筒状補修材13が完全に硬化するまでこの処理を繰り返す。
【0024】
筒状補修材13が完全に硬化した後、他の通信管に設置されていた通信ケーブルを補修作業が終わった通信管10に施設し、通信ケーブルが設置されていた通信管を含む補修処理が施されていない通信管10に対して上述した補修作業を行う。
【0025】
このように、分岐部材17を用いて複数の通信管10の一端から他端へと温水を送流させることにより、一度の補修作業(熱硬化作業)で複数の通信管を一斉に補修することが可能となる。
【0026】
また、ボイラー車14a、14bをマンホール11a、11bの周辺に駐車し、2台のボイラー車14a、14bで温水の供給、回収、高温高圧化を交互に行うことによって、通信管10が小径であるために、図7に示したように、筒状補修材の中心に温水循環ホースを設置することが困難な場合であっても、通信管10の管長が長いために、図8に示したように、温水回収ホースを通信管10の端部10B側に連結させて温水を循環させることが困難な場合であっても、筒状補修材13に温水を供給させ続けることができ、通信管10の補修を行うことが可能となる。
【0027】
さらに、通信管10は複数本が平行に且つ隣接して設けられており、温水の熱が隣接する他の通信管10に伝わり易いので、複数本を一斉に熱硬化させることによって通信管全体の保熱効果を高めることが可能となる。
【0028】
[実施例2]
以下、図2を用いて、実施例2にかかる管路補修方法を説明する。なお、実施例1において説明した内容と同一機能を奏する部分については同一の符号を附し、その説明を省略する。
【0029】
通信ケーブルが施設されていない通信管のうち2本の通信管10a、10bに、通信管10の内壁面の補修を行うための筒状補修材13a、13bが内設されている。筒状補修材13aの一端13aAには、図2に示すように、ボイラー車14aより温水が供給される温水供給ホース18aが接続されており、筒状補修材13aの他端13aBと筒状補修材13bの他端13bBとは連結され、筒状補修材13bの一端13bAには、低温下した温水をボイラー車14aで回収するための温水回収ホース18bが接続されている。
【0030】
ボイラー車14aより温水が筒状補修材13aに供給されると、温水が筒状補修材13aの一端13aAから他端13aBへ送流され、筒状補修材13aの他端13aBから流出された温水は筒状補修材13bの他端13bBへと流れて筒状補修材13bの一端13bAへと送流される。その後、筒状補修材13bの一端13bAより流出された温水は温水回収ホース18bを介してボイラー車14aへと送られる。ボイラー車14aは回収された温水を高温高圧化して再度温水供給ホース18aより筒状補修材13aへと供給する。
【0031】
このように、温水がボイラー車14aより筒状補修材13a、13bへ供給され続けることによって、筒状補修材13a、13bが熱硬化され、通信管10a、10bが補修される。特に、一度の補修作業(熱硬化作業)により複数の通信管10a、10bを1台のボイラー車14aで補修することができるので作業設備を効率的に使用することができるとともに、作業時間の短縮化を図ることが可能となる。
【0032】
なお、筒状補修材13a、13bの熱硬化により温水の温度が低下するので、筒状補修材13aの一端13aAにおける温水の温度に較べて、筒状補修材13bの一端13bAにおける温水の温度は低くなり、筒状補修材13a、13bにおける熱硬化の完了時間が筒状補修材13aと筒状補修材13bとで異なってしまう。このため、ボイラー車14aより供給される温水が流れ込む筒状補修材の端部を、一定温水量ごとに、または一定時間毎に、筒状補修材13aの端部13aAと筒状補修材13bの端部13bAとで切り替えることによって、筒状補修材13aと筒状補修材13bとがほぼ同時間で硬化し終わるように調整することが可能である。
【0033】
[実施例3]
以下、図3を用いて、実施例3にかかる管路補修方法を説明する。なお、実施例1、2において説明した内容と同一機能を奏する部分については同一の符号を附し、その説明を省略する。
【0034】
通信ケーブルが施設されていない3本の通信管10a、10b、10cには、通信管10の内壁面の補修を行うための筒状補修材13a、13b、13cが内設されている。筒状補修材13aの一端13aAには、図3に示すように、ボイラー車14aより温水が供給される温水供給ホース18aが接続されており、筒状補修材13aの他端13aBと筒状補修材13bの他端13bBとは連結され、筒状補修材13bの一端13bAと筒状補修材13cの一端13cAとは連結され、筒状補修材13cの他端13cBには、筒状補修材13cの他端13cBより流出される水温を回収してボイラー車14bへ運ぶための温水回収ホース18bが接続されている。
【0035】
ボイラー車14aより筒状補修材13aに温水が供給されると、温水が筒状補修材13aの一端13aAから他端13aBへ送流され、筒状補修材13aの他端13aBから流出された温水は筒状補修材13bの他端13bBから筒状補修材13bの一端13bAへと送流される。その後、筒状補修材13bの一端13bAから流出された温水は筒状補修材13cの一端13cAへと流れ、筒状補修材13cの他端13cBへと送流される。筒状補修材13cの他端13cBより流出された温水は温水回収ホース18bを介してボイラー車14bで回収される。
【0036】
ボイラー車14bは、回収された温水を高温高圧化し、ボイラー車14aによる温水の供給が終了した後に、筒状補修材13cの他端13cBへ温水を供給する。このようにボイラー車14aとボイラー車14bとが、温水の供給、回収、高温高圧化を繰り返すことによって、筒状補修材13a、13b、13cに温水を供給し続けることができ、筒状補修材13a〜13cを熱硬化させることが可能となる。
【0037】
このように、通信管10a〜10cに内接された複数の筒状補修材13a〜13cの端部を互いに連結させることによって、一度の補修作業(熱硬化作業)により複数の通信管10a〜10cの補修を行うことが可能となる。
【0038】
また、2台のボイラー車14a、14bで温水の供給、回収、高温高圧化を交互に行うことによって、通信管10が小径であるために、図7に示したように、筒状補修材13の中心に温水循環ホースを設置することが困難な場合であっても、通信管10の管長が長いために、図8に示したように、温水回収ホースを通信管10の端部側(マンホール11b側)に連結させて温水を循環させることが困難な場合であっても、筒状補修材に温水を供給させ続けることができ、通信管10の補修を行うことが可能となる。
【0039】
なお、本発明に係る管路補修方法は実施例1〜3に開示した内容に限定されるものではない。例えば、上記実施例1〜3において図1〜図3を用いて説明した管路の補修方法を、図4〜図6に示すように他のマンホール11cを介して管路の長手方向に連設された通信管を一斉に補修する場合に用いても、上述した効果と同等の効果を奏することが可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る管路補修方法を用いることによって、複数本並列して敷設された管路を、短時間にかつ効率的に補修することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る管路補修方法を説明するための図である。
【図2】本発明の実施例2に係る管路補修方法を説明するための図である。
【図3】本発明の実施例3に係る管路補修方法を説明するための図である。
【図4】図1における変型例を示した図である。
【図5】図2における変型例を示した図である。
【図6】図3における変型例を示した図である。
【図7】下水管における管路補修方法を説明するための第一の図である。
【図8】下水管における管路補修方法を説明するための第二の図である。
【図9】通信管の構成を示した概略断面図である。
【符号の説明】
1 本管
2、13、13’、13a、13a’、13b、13b’、13c、13c’筒状補修材
3a、3b、11a、11b、11c マンホール
4、15 連結蓋
6、14a、14b ボイラー車(流体供給源)
7 18a 温水供給ホース
8、18b 温水回収ホース
9、10、10’、10a、10a’、10b、10b’、10c、10c’通信管
16a、16b 温水用ホース
17 分岐部材
Claims (8)
- 複数本並列して敷設された管路を補修するための管路補修方法であって、
前記管路の内壁面に圧接して熱硬化することによって前記管路の補修を行う筒状補修材を各管路内に施設し、
一の流体供給源より複数の前記管路の一端へ高温の流体を供給し、該流体を複数の前記管路の他端へと送流させることによって複数の前記筒状補修材を一斉に硬化させることを特徴とする管路補修方法。 - 他の流体供給源において、前記管路の他端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、前記一の流体供給源による流体供給処理終了後に、高温化された前記流体を複数の前記管路の他端に供給して複数の前記管路の一端へと送流させ、
前記一の流体供給源において、前記管路の一端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、前記他の流体供給源による流体供給処理終了後に、高温化された前記流体を複数の前記管路の一端に供給して複数の前記管路の他端へと送流させる
ことを前記一の流体供給源と前記他の流体供給源とにおいて繰り返し行うことによって前記筒状補修材に対して高温の流体を送流させ続けることを特徴とする請求項1に記載の管路補修方法。 - 複数本並列して敷設された管路を補修するための管路補修方法であって、
前記管路の内壁面に圧接して熱硬化することによって前記管路の補修を行う筒状補修材を各管路内に施設し、
複数の前記管路のうち一の管路に施設された筒状補修材の他端と、他の管路に施設された筒状補修材の他端とを連結させ、
一の流体供給源より前記一の管路の一端へ高温の流体を供給して前記他の管路の一端へと流体を送流させることを特徴とする管路補修方法。 - 前記一の流体供給源において、前記他の管路の一端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、高温化された前記流体を前記一の管路の一端へと供給することによって前記筒状補修材に高温の流体を供給させ続けることを特徴とする請求項3に記載の管路補修方法。
- 他の流体供給源において、前記他の管路の一端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、前記一の流体供給源による流体供給処理終了後に、前記他の流体供給源より高温化された前記流体を前記他の管路の一端へ供給して前記一の管路の一端へと送流させ、
前記一の流体供給源において、前記一の管路の一端より流出される低温化した流体を回収して高温化し、前記他の流体供給源による流体供給処理終了後に、前記一の流体供給源より高温化された前記流体を前記一の管路の一端へ供給して前記他の管路の一端へと送流させる
ことを前記一の流体供給源と前記他の流体供給源とにおいて繰り返し行うことによって前記筒状補修材に対して高温の流体を送流させ続けることを特徴とする請求項3に記載の管路補修方法。 - 前記管路は下水管に較べて小径であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の管路補修方法。
- 前記管路は下水管に較べて長尺であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の管路補修方法。
- 前記管路は通信管であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の管路補修方法。
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